JP2013541261A - 協調マルチセルmimoシステムのためのスケジューリング - Google Patents

協調マルチセルmimoシステムのためのスケジューリング Download PDF

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Abstract

セル内のユーザ機器とのマルチセル多入力/多出力通信に用いるための、セルラ無線ネットワークのセル間の協調をスケジューリングする方法であって、第1のスケジューリング処理がセルにローカルが第1のスケジューラにより実行され、セル内のユーザ機器の中から、前記ネットワーク内の協調セルグループにより供されるべき少なくとも1つのユーザ機器を選択し、前記第1のスケジューリング処理と異なる第2のスケジューリング処理が、前記セル及び前記ネットワーク内の少なくとも1つの他のセルに関連付けられた第2のスケジューラにより実行され、前記第2のスケジューリング処理では、少なくとも1つのセルグループが、前記第1のスケジューラにより選択された前記ユーザ機器に供する協調セルグループになるよう、前記ネットワーク内のB(B≧1)個のセルの測定セットの中から選択され、前記ネットワークへ測定値が前記選択されたユーザ機器により送信され、前記第2のスケジューリング処理は、 所定のグループサイズB(B≦B)の前記測定セット内の全部で
【数79】
Figure 2013541261

個の異なる可能なセルグループを有するセットAから、どのセルグループcが最大値の選択パラメータW(c)を提供するか、どの選択パラメータが少なくとも前記セルグループ内のユーザ機器間の長期間リンク電力結合重みPW(c)及び空間相関重みd(c)に依存するかを決定し、ここでPW(c)は、グループc内で前記第1のスケジューリング処理で選択された各ユーザ機器によりグループc内の全てのセルに関して測定された長期間干渉電力の合計であり、d(c)は、グループc内の各セルに関連付けられたユーザ機器から明示的又は間接的チャネル状態情報に基づき引き出された空間相関行列に基づき決定される、決定ステップ、グループcが前記選択されたユーザ機器の協調セルグループになるよう選択される、選択ステップ、を有する、方法。

Description

本発明は、協調マルチセル多入力/多出力(multiple-input/multiple-output:MIMO)システムのためのスケジューリングに関する。
基地局が該基地局の範囲内にある複数の加入者局又はユーザと通信する無線通信システムは、広く知られている。1つの基地局によりカバーされる領域はセルと呼ばれ、通常、多くの基地局は適切な場所に設けられ、広範な地理的領域を事実上、隣接セルとシームレスにカバーする。従来のこのようなセルラ無線ネットワークでは、各ユーザの機器(「ユーザ機器」又は「UE」)は、同時に1つの基地局(BS)によってのみサービスを供される。しかしながら、これは、セル端での高いセル間干渉のために、セル端のデータレート及びカバレッジを低くする。セル端干渉を低減するために、複数の基地局によりセル端UEにサービスを供することは有利である。これは、「multi-cell multiple-input/multiple-output」又は「マルチセルMIMO」と称される。マルチセルMIMOを用いることにより、近隣セルからの有害な干渉は、有用な信号に変えられうる。それにより、セル端スループット、システムスループット及びカバレッジを向上しうる。3GPP及びIEEE802.16m(WiMAX)の両者における標準化活動は、マルチセルMIMO送信を考慮している。これらの標準化活動では、複数のセル間のスケジューリング協調が用いられ、セル端UEのデータレートを向上させるために、これらの複数のセルは特定のUEへ信号を一緒に送信し得る。
セルラネットワークでは、最適なマルチセル協調ストラテジは、全ての基地局(BS)が相互接続され単一の協調クラスタを形成することが必要である。しかしながら、MIMO(multiple-input multiple-output)送信を複数の基地局間で調整するには、協調する基地局間で共有されるチャネルの知識及びデータの情報が必要であり、結果として、帰路容量に追加の要件を課してしまう。さらに、FDDシステムでは、チャネルの知識は、主にUEフィードバックにより得られる。複数のセルが協調送信に参加するので、ネットワーク側で必要なチャネルの知識の量は、協調するセルの数と共に線形に増加し、これはアップリンクチャネルにとって重い負担となる。したがって、実際には、帰路の負荷を緩和し、協調マルチセル送信の効率を向上させるために、ネットワーク全体が複数の協調クラスタに分けられ、各協調クラスタは各協調クラスタ内でUEに協調してサーブする限られた数のBSを有する。このような場合には、どのセルが一緒にグループ化されて協調クラスタを形成すべきか、及び各クラスタ内のどのUEがサーブされるために選択されるべきかを決定する必要がある。
現実的なシステムでは、マルチセルMIMO送信を用い、グローバルに最適なスケジューリング決定を見付けること(つまり、最適な基地局及び該基地局により供されるUEのセットを選択すること)が考慮すべきセル及びUEのプールが膨大なためにコンピュータ的に非常に複雑になり得るとき、データ/チャネル状態情報(data/channel stateinformation:CSI)共有の量及び許容可能な実装の複雑性のために、限られた数のBSしか協調できない。したがって、スケジューリングの複雑性を低減しつつ良好な性能を達成できる次善のスケジューリングストラテジを開発することが望ましい。
3GPP標準化団体は、協調多地点送信/受信(coordinated multi-point transmission/reception:CoMP)を、高データレートのカバレッジ、セル端スループットを向上させるための及び/又はシステムスループットを増大させるためのLTE−A研究項目に含まれる主要技術として認定している。基本的に、CoMPは、協調マルチセルMIMO送信/受信スキームであり、3GPP LTE−A標準化プロセス(3GPP TR 36.814「Further Advancements for E-UTRA Physical Layer Aspects (Release 9)」V1.4.1, 2009-09)によると、そのダウンリンクスキームは主に次の2つのカテゴリで特徴付けられる。
−「協調スケジューリング及び/又はビーム形成(Coordinated scheduling and/or beamforming:CS/CB」
−「共同処理/送信(Joint Processing/Transmission:JP/JT)」
CS/CBのカテゴリでは、「単一のUEへのデータは、1つの送信地点から即時に送信されるが、ユーザのスケジューリング/ビーム形成の決定はCoMP協調セットに対応するセル間の協調により行われる」。一方で、JPのカテゴリでは、「単一のUEへのデータは、複数の送信地点から同時に(コヒーレントに又は非コヒーレントに)送信され、受信信号品質を向上させ及び/又は多のUEに対する干渉を除去する」(3GPP TR 36.814「Further Advancements for E-UTRA Physical Layer Aspects (Release 9)」V1.4.1, 2009-09)。
図1は、マルチセルMIMOシステムのスケジューリング方法を示し、3GPPLTE−A(3GPP TR 36.814「Further Advancements for E-UTRA Physical Layer Aspects (Release 9)」V1.4.1, 2009-09)で用いられる用語及び定義を用いている。留意すべき点は、LTE−Aシステムが単に例として供されること、本発明がIEEE802.16m(WiMAX)等のようなマルチセルMIMO送信に対応する任意の他のセルラ無線ネットワークに適用できることである。
図1では、「測定セット」と称されるセル1、2、3、4のセットについての測定は、ユーザ機器UE1及びユーザ機器UE2の両方で可能であると仮定する。示したスケジューリング決定では、セル3、4はUE1及びUE2へ活発に送信しており(これらは送信点である)、セル3、4により用いられる送信間隔中に、セル1、2は他のUEへ送信しているか又は送信していないかも知れない。セル1、2、3、4内のスケジューリング決定は協調されるので、セル1、2、3、4のセットは「CoMP協調セット」と称されるが、セル1、2、3、4は特定の送信間隔中に必ずしも同一のUEセットへ送信する必要はない。セクタ端に沿った数字1〜21は、セクタインデックスを表す。
3GPP標準のcontribution R1-091903 「Adaptive Cell Clustering for CoMP in LTE-A」、Hitachi Ltd.、2009-05は、CoMP送信のための集中型セルクラスタリング方法を提案している。この方法では、全ての可能なセルクラスタはクラスタ内干渉に従ってランク付けされる。次に、セルがクラスタに未だ割り当てられていない場合に、クラスタが、クラスタ内干渉の観点で最良のクラスタから形成される。
3GPP標準のcontribution R1-101431 「CoMP performance evaluation」、Nokia Siemens Networks, 2010-02は、UE間のチャネル直交性に基づく単一セルに対するUEペアリングと理論的容量メトリックに基づくマルチセルユーザのペアリングを議論している。
WO2007083185A2では、アップリンクの単一セル・マルチユーザMIMO(MU−MIMO)システムのスケジューリング方法が開示されている。ユーザは、良く知られたアプローチであるチャネル伝達関数の直交性に基づきスケジューリングのために対にされる。
US2009238292A1では、単一セルからの送信を有するがマルチセル協調のためのスケジューリング方法が開示されている。スケジューラは、合計データレート基準に基づき複数の基地局に対応する目標ユーザセットに関する決定を行うことにより、セル間干渉を考慮する。
EP2051401Aは、単一セルからの送信を有するがマルチセルのためのプリコーディング行列情報(Precoding Matrix Information:PMI))協調方法を開示している。この特許文献は、セル中心のUEのチャネル伝達関数のランク不足を考慮することにより、協調セル内でスケジューリングされるべきUEを選択することを提案している。
CN101389115Aでは、マルチセル協調システムのためのBS動的クラスタリング及びUEペアリングアプローチが開示される。BS及びUEの協調セットは、受信基準信号強度基準を用いることにより、UEとBSの間の両方向選択アプローチに基づき決定される。
WO2009024018A1は、マルチセル協調システムにおいて1つのUEに対して複数の協調BSを決定するスケジューリング方法を開示している。スケジューラは、複数のセルからの干渉電力に関するUEフィードバック情報を収集する。UEに供すべき協調BSは、複数のBSからの受信電力の差の閾を用いることにより決定される。
Agisilaos Papadogiannis, David Gesbert, Eric Hardouin,「A dynamic clustering approach in wireless networks with multi-cell cooperative processing」, International Conference on Communications (ICC) 2008, Beijing, China, May 2008では、各協調クラスタの容量を最大化する基準に基づく動的クラスタリングアプローチがマルチセル協調システムのために提案されている。
協調マルチセルMIMOシステムのためのスケジューリング方法及び装置を提供する。
本発明の第1の態様の一実施形態によると、セル内のユーザ機器とのマルチセル多入力/多出力通信に用いるための、セルラ無線ネットワークのセル間の協調をスケジューリングする方法であって、第1のスケジューリング処理がセルにローカルが第1のスケジューラにより実行され、セル内のユーザ機器の中から、前記ネットワーク内の協調セルグループにより供されるべき少なくとも1つのユーザ機器を選択し、前記第1のスケジューリング処理と異なる第2のスケジューリング処理が、前記セル及び前記ネットワーク内の少なくとも1つの他のセルに関連付けられた第2のスケジューラにより実行され、前記第2のスケジューリング処理では、少なくとも1つのセルグループが、前記第1のスケジューラにより選択された前記ユーザ機器に供する協調セルグループになるよう、前記ネットワーク内のB(B≧1)個のセルの測定セットの中から選択され、前記ネットワークへ測定値が前記選択されたユーザ機器により送信され、前記第2のスケジューリング処理は、所定のグループサイズB(B≦B)の前記測定セット内の全部で
Figure 2013541261
個の異なる可能なセルグループを有するセットAから、どのセルグループcが最大値の選択パラメータW(c)を提供するか、どの選択パラメータが少なくとも前記セルグループ内のユーザ機器間の長期間リンク電力結合重みPW(c)及び空間相関重みd(c)に依存するかを決定し、ここでPW(c)は、グループc内で前記第1のスケジューリング処理で選択された各ユーザ機器によりグループc内の全てのセルに関して測定された長期間干渉電力の合計であり、d(c)は、グループc内の各セルに関連付けられたユーザ機器から明示的又は間接的チャネル状態情報に基づき引き出された空間相関行列に基づき決定される、決定ステップ、グループcが前記選択されたユーザ機器の協調セルグループになるよう選択される、選択ステップ、を有する、方法が提供される。
本発明の一実施形態では、各UEと各BSとの間の長期間リンク電力は、経路損失及びシャドウフェージングのような送信チャネルに対するチャネルの大規模なフェージングの影響のみを考慮することにより、受信信号強度として定められても良い。
UE間の空間相関は、異なるUEのMIMOチャネルの空間構造情報における相関を特徴付ける。ここで、空間構造情報は、明示的又は間接的CSIの形式で各UEにより提供される。
本発明を具現化するスケジューリングシステム及び方法では、スケジューリング決定は、ローカル(基地局毎の)UE選択及び複数のセルを考慮した後続の集中型UEペアリング/セルクラスタリング段階に基づく。UE選択とUEペアリングを分離することにより、スケジューリングアルゴリズムの複雑性が効率的に低減される。
本発明を具現化する方法は、協調BS及びUEが比較的単純な方法でクラスタリングされるようにし、同時にマルチセルマルチユーザ(MU)MIMO送信システムのシステム合計レートにおいて良好な性能を達成する。このような方法では、多数のBSは、複数の協調セットにグループ化され、複数のセル内のUE間の結合重み及びチャネル転送の直交性に基づき各協調セット内のUEに供する。複数のセル内のUE間の結合重み及びチャネル転送の直交性のような、合計レートの最大化に貢献する重要な因子を考慮することにより、システム合計レートは、固定協調セットを用いるときに比べて向上できる。UEのスケジューリングは、ローカル(BS毎の)UE選択及び複数のセルを考慮した後続の集中型UEペアリング/セルクラスタリング段階に基づく。UE選択とUEペアリングを分離することにより、スケジューリングアルゴリズムの複雑性が効率的に低減される。
3GPP R1-091903 “Adaptive Cell Clustering for CoMP in LTE-A”では集中型処理のみが用いられるが、本発明を具現化する方法は、ローカルな及び集中型決定処理を用いる。さらに、3GPP R1-091903 “Adaptive Cell Clustering for CoMP in LTE-A”は干渉重みに依存して、CoMPスケジューリングのためのセル/UEを選択するが、本発明を具現化する方法は、複数のセル内のUE間の結合重み及びチャネル転送の直交性に依存する。
3GPP R1-101431 “CoMP performance evaluation”は論理的容量表現に依存して、セルクラスタを形成するが、本発明を具現化する方法は、複数のセル内のUE間の結合重み及びチャネル転送の直交性に依存する。
WO2007083185A2と比べると、WO2007083185A2では、チャネル伝達関数の直交性が異なる方法を用いて測定され、スケジューリング方法は単一セルシナリオのために設計されるが、本発明を具現化する方法では、MIMOチャネル間の直交性の測定は、相関行列距離(Correlation Matrix Distance:CMD)を用いて実行される。本発明を具現化する方法は、多くの異なる種類のチャネル情報を測定でき、スケジューリングが複数のセル内のUE間のチャネル結合の重みに依存する。
US2009238292A1と比較すると、US2009238292A1では、合計レート基準を用いるが、本発明を具現化する方法は、チャネル結合の重み及びチャネル伝達関数の直交性基準に依存するシステム合計レートを間接的に最大化する。
EP2051401Aと比較すると、EP2051401Aでは、チャネル伝達関数の欠如は単一セル伝送シナリオに対してUEをペアリングするために検討されるが、本発明を具現化する方法は、複数セル内のUE間の直交性及びチャネル結合の重み基準を間接的に利用する。
CN101389115A及びWO2009024018A1と比較すると、これらは受信基準信号強度基準及び複数のBSからの受信電力間の差の閾値の基準にそれぞれ基づくが、本発明を具現化する方法は、結合の重み及び空間的相関重み基準の両方を用いる。
さらに、Agisilaos Papadogiannis, David Gesbert, Eric Hardouin, 「A dynamic clustering approach in wireless networks with multi-cell cooperative processing」は、クラスタ容量の直接最大化に基づくが、本発明を具現化する方法は、結合重み及びチャネル伝達関数の直交性基準を用いてシステム容量を間接的に最大化する。
本発明を具現化する方法では、第1のスケジューリング処理は、ラウンドロビンスケジューリング、比例公正スケジューリング、及び最大レートスケジューリングを有するグループから選択されたスケジューリング基準を用いても良い。
本発明を具現化する方法は、望ましくは、空間的相関重みd(c)の計算において、相関行列距離メトリックを用いる。
本発明を具現化する方法では、選択パラメータW(c)は次式に等しい。
Figure 2013541261
α及びβは重み付け係数であり、α,β∈[0,1]、α≠0、β≠0、α+β=1である。
セルのグループにより供されるべきユーザ機器のアンテナ数がそのグループ内のBSの合計アンテナ数よりも少ないとき、選択パラメータW(c)は、そのグループにより供されるべきユーザ機器からのランク情報に依存しても良い。この場合、選択パラメータW(c)は次式に等しい。
Figure 2013541261
α、β及びμは重み付け係数であり、α,β,μ∈[0,1]、α≠0、β≠0、μ≠0、α+β+μ=1であり、r(c)はグループc内のユーザ機器間の送信ランク重みを表し、r(c)はグループc内のセルにより供される各ユーザ機器により提供されるランク情報の合計であっても良い。
第2のスケジューリング処理の決定ステップは、セットA内の
Figure 2013541261
個全てのグループを、選択基準W(c)に従って降順にランク付けするステップ、及びランク内にある第1のグループをグループcとして識別するステップを有しても良い。この場合には、第2のスケジューリング処理は、グループサイズBの残りの可能なセルグループから1又は複数の更なるグループcを決定し選択するために、可能な協調セルグループが識別されるまで、決定するステップ及び選択するステップを繰り返し実行する。
代替として、第2のスケジューリング処理の決定ステップは、セットA内の
Figure 2013541261
個全てのグループを、選択基準W(c)に従って降順にランク付けするステップ、ランク内にある第1のグループを第1の協調グループcとして識別するステップ、次に、セットA内の各々の残りのグループについて順々に、第2のグループから最後のグループまで(i=2から
Figure 2013541261
まで)、該グループが前に識別された協調グループに属するセルインデックスを有しない場合に該グループを別の協調グループとして識別するステップ、を有しても良い。
本発明の第2の態様の一実施形態によると、マルチセル多入力/多出力通信スキームにおいてセルラ無線ネットワーク内のセル間のスケジューリングの協調で用いられるスケジューリング装置であって、前記装置は、前記ネットワーク内の少なくとも2つのセルに関連付けられるよう構成され、前記ネットワーク内のB(B≧1)個のセルの測定セットの中から、少なくとも1つのセルグループを、ユーザ機器に供する協調セルグループになるよう選択するよう動作し、前記ネットワークへ測定値が予め選択された該ユーザ機器により送信され、前記スケジューリング装置は、所定のグループサイズB(B≦B)の前記測定セット内の全部で
Figure 2013541261
個の異なる可能なセルグループを有するセットAから、どのセルグループcが最大値の選択パラメータW(c)を提供するか、どの選択パラメータが少なくとも前記セルグループ内のユーザ機器間の長期間リンク電力結合重みPW(c)及び空間相関重みd(c)に依存するかを決定し、ここでPW(c)は、グループc内で予め選択された各ユーザ機器によりグループc内の全てのセルに関して測定された長期間干渉電力の合計であり、d(c)は、グループc内の各セルに関連付けられたユーザ機器から明示的又は間接的チャネル状態情報に基づき引き出された空間相関行列に基づき決定される、よう構成された決定手段、グループcを前記予め選択されたユーザ機器の協調セルグループになるよう選択するよう構成された選択手段、を有する、装置が提供される。
上述の装置では、相関行列距離メトリックが空間相関重みd(c)の計算において用いられても良い。
前記決定手段は、次式に等しい選択パラメータW(c)を用いるよう構成されても良く、
Figure 2013541261
α及びβは重み付け係数であり、α,β∈[0,11]、α≠0、β≠0、α+β=1である。
セルのグループにより供されるべきユーザ機器のアンテナ数がそのグループ内のBSの合計アンテナ数よりも少ないとき、選択パラメータW(c)は、そのグループにより供されるべきユーザ機器からのランク情報に依存しても良い。この場合、前記決定手段は次式に等しい選択パラメータW(c)を用いるよう構成され、
Figure 2013541261
α、β及びμは重み付け係数であり、α,β,μ∈[0,1]、α≠0、β≠0、μ≠0、α+β+μ=1であり、r(c)はグループc内のセルにより供される各ユーザ機器により提供されるランク情報の合計であっても良い。
決定手段は、セットA内の全部で
Figure 2013541261
個のグループを、選択基準W(c)に従って降順にランク付けし、ランク内にある第1のグループをグループcとして識別するよう動作しても良い。この場合には、決定手段及び選択手段は、全ての可能な協調セルグループが識別されるまで、グループサイズBの残りの可能なセルグループから1又は複数の更なるグループcを決定し選択するよう動作する。
代替として、決定手段は、セットA内の全部で
Figure 2013541261
個のグループを、選択基準W(c)に従って降順にランク付けし、ランク内にある第1のグループを第1の協調グループcとして識別するよう動作しても良い。そして、セットA内の残りのグループの各々について順々に、2番目のグループから最後のグループまで(i=2から
Figure 2013541261
まで)、該グループが前に識別された協調グループに属するセルインデックスを有しない場合に該グループを別の協調グループとして識別するよう動作しても良い。
本発明の第3の一実施形態によると、セル内のユーザ機器とのマルチセル多入力/多出力通信に用いるための、セルラ無線ネットワークのセル間のスケジューリングを協調するスケジューリングシステムであって、セルにローカルな第1のスケジューリング装置であって、前記第1のスケジューリング装置は、第1のスケジューリング処理を実行して、該セル内のユーザ機器の中から、前記ネットワーク内の協調セルグループにより供されるべき少なくとも1つのユーザ機器を選択するよう構成される、第1のスケジューリング装置、前記セル及び前記ネットワーク内の少なくとも1つの他のセルに関連付けられた第2のスケジューリング装置であって、前記第2のスケジューリング装置は、前記第1のスケジューリング処理と異なる第2のスケジューリング処理を実行するよう構成され、前記第2のスケジューリング処理では、少なくとも1つのセルグループが、前記第1のスケジューリング処理により選択された前記ユーザ機器に供する協調セルグループになるよう、前記ネットワーク内のB(B≧1)個のセルの中から選択され、前記ネットワークへ測定値が前記選択されたユーザ機器により送信される、第2のスケジューリング装置、を有し、前記第2のスケジューリング処理は、所定のグループサイズB(B≦B)の測定セット内の全部で
Figure 2013541261
個の異なる可能なセルグループを有するセットAから、どのセルグループcが最大値の選択パラメータW(c)を提供するか、どの選択パラメータが少なくとも前記セルグループ内のユーザ機器間の長期間リンク電力結合重みPW(c)及び空間相関重みd(c)に依存するかを決定し、ここでPW(c)は、グループc内で前記第1のスケジューリング処理で選択された各ユーザ機器によりグループc内の全てのセルに関して測定された長期間干渉電力の合計であり、d(c)は、グループc内の各セルに関連付けられたユーザ機器から明示的又は間接的チャネル状態情報に基づき引き出された空間相関行列に基づき決定される、ステップ、グループcを前記選択されたユーザ機器の協調セルグループになるよう選択するステップ、を有する、システムが提供される。
上述のシステムでは、第1のスケジューリング処理は、ラウンドロビンスケジューリング、比例公正スケジューリング、及び最大レートスケジューリングを有するグループから選択されたスケジューリング基準を用いても良い。
望ましくは、前記選択されたユーザ機器が位置する前記セルの基地局は、前記第1のスケジューリング装置として機能する。
前記第2のスケジューリング装置は、望ましくは、本発明の第2の態様を具現化する装置である。
本発明の第4の態様の一実施形態によると、セルラ無線ネットワークのセルで用いられる基地局であって、前記基地局は、前記基地局及び前記ネットワーク内の少なくとも1つの他の基地局に関連付けられたスケジューリング装置に、前記セル内のユーザ機器間の長期間リンク電力結合重み及び空間相関重みに関する情報を送信するよう動作し、前記長期間リンク電力結合重みに関する情報は、前記ユーザ機器により測定された長期間干渉電力を有し、前記空間相関重みに関する情報は、前記ユーザ機器により引き出された空間相関行列を有する、基地局が提供される。
上述の基地局では、相関行列距離メトリックが空間相関重みの計算において用いられても良い。
前記基地局は、前記セル内のユーザ機器からのランク情報を前記スケジューリング装置へ送信するよう動作しても良い。
本発明の第5の態様の一実施形態によると、コンピュータプログラムであって、コンピュータで実行されると、該コンピュータを本発明の第2の態様を具現化する装置、又は本発明の第4の態様を具現化する基地局、又は本発明の第3の態様を具現化するシステムの一部にし、或いは、該コンピュータに本発明の第1の態様を具現化する方法を実行させる、コンピュータプログラムが提供される。
明示的チャネル状態情報が本発明の実施形態で空間相関行列を決定するのに用いられる場合、例えば、MIMOチャネルのチャネル行列、チャネル空間相関行列、固有値又は固有ベクトルであっても良い。間接的チャネル状態情報が本発明の実施形態で空間相関行列を決定するのに用いられる場合、例えば、プリコーディング行列情報(Precoding Matrix Information:PMI)であっても良い。
例として、添付の図面を参照する。
マルチセルMIMOシステムのスケジューリング方法を説明するのに使用する図である。 本発明を理解するのに使用するシステムモデルを示す。 本発明を具現化する第1の方法を示すフローチャートである。 本発明を具現化する第2の方法を示すフローチャートである。 本発明を具現化するスケジューリングアルゴリズムを纏めた図である。 本発明を具現化するスケジューリングシステムを示す。 シミュレーションシナリオの第1の部分のシミュレーション結果を示すグラフである。 シミュレーションシナリオの第2の部分のシミュレーション結果を示すグラフである。
以下では、1つのBSが1つのセクタに供すると仮定して、用語セル及びBSは同義に用いられる。しかしこれは必ずしも実情ではない。
本発明を具現化する方法は、以下のシステムモデルを検討することにより理解できる。本例では、CoMP JP送信モードが用いられるとする。N個のBSを有するネットワーク全体は、それぞれB個のBSを有する複数の測定セットに分けられる。測定セット内のBSに関して、BS協調セットを形成するために、B個のBSが用いられる。図2は、2つの協調セットを想定したシステムモデルを示す。
各BSは、n個のアンテナを備え、各UEはn個のアンテナを有する。BS協調セットにより同時に供されることが可能なUEの最大数Kは、B、n及びnの全てにより決定される。つまり、次式の通りである。
Figure 2013541261
Ωを1つの測定セット内の互いに素なBS協調クラスタのセット、ΘをΩ個のBS協調セットにより供される互いに素なUEグループのセットであるとする。

同じBSに属するアンテナは、所与の時間−周波数リソースブロック内で異なる協調セットで同時に動作できないとする。特定の測定セットに属するUEは、その測定セットに属する全てのセルのチャネルを測定することができる。明示的チャネル状態情報(explicit channel state information:CSI)(例えば、MIMOチャネルのチャネル行列、チャネル空間相関行列、固有値及び固有ベクトル)のような測定されたチャネル情報、又は間接的CSI(例えば、プリコーディング行列情報(Precoding Matrix Information:PMI)は、各UEによりネットワークへフィードバックされる。このフィードバックに基づき、マルチセルMUスケジューリングアルゴリズムが適用され、複数のBS協調セットに割り当てられたUEに供するために、該複数のBS協調セットを形成できる。
測定セットの形成が長期間ベースでネットワークにより決定されると想定することは妥当である。本発明を具現化する方法は、測定セット毎に実行されるので、以下では、1つの測定セット内のBS及びUEを用いることにより説明する。線形プリコーディングは、性能と複雑性の間の良好なトレードオフを提供するので、各BS協調セット内で考慮される。S(S∈Θ)を特定の時間スロットでBS協調セットV(V∈Ω)により供されるようスケジューリングされたUEのセットであるとする。ダウンリンクマルチセルMU MIMO送信では、あるBS協調セットにより供されているUEの受信信号は、以下のように表すことができる。
Figure 2013541261
ここで、H(V,S)は、BS協調セットV及びUE協調グループSに関連するn×nのチャネル行列であり、各協調UEと該協調セット内の全てのBSとの間のチャネル行列を有し、次式で表される。
Figure 2013541261
ここで、H(V)は、BS協調セットVにより供されるi番目のUEのn×nのチャネル行列である。各本発明を具現化する方法は、単一UEアンテナ及び複数UEアンテナシステムの両方に適用できるが、以下では単に説明のために、各UEが単一アンテナを有するとする(n=1)。したがって、H(V,S)は次のように書き換えられる。
Figure 2013541261
ここで、h(V)は、BS協調セットVにより供されるi番目のUEの大きさ1×nのチャネルベクトルである。各
式(1)では、W(V,S)は線形プリコーディング行列であり、各UEが単一アンテナを備える場合、W(V,S)の大きさはn×Kである。プリコーディング行列W(V,S)は次のように書き換えられる。
Figure 2013541261
ここで、W(V)は、UE協調グループS内のi番目のUEのためのn×1のプリコーダである。プリコーディング行列は、Zero-Forcing原則を満たすよう選択される。H(V,S)W(V,S)=IKuであり、IKuはBS協調セットにより供されるUEの数に等しい次元を有する単位行列である。したがって、選択されたプリコーディング行列は、チャネル行列のMoore-Penrose疑似反転であり、次式の通りである。
Figure 2013541261
留意すべき点は、プリコーディングの他の選択(MMSE等)も考えられることである。実際には、W(V,S)の各列は、1(unity)に正規化される。
A(V,S)は、BS協調セットVにより供されるUEグループSに関する対角電力割り当て行列を表す。現実的なアンテナ毎の電力の制約が考慮される。各送信アンテナは平均電力制限Pを有すると仮定する。したがって、次式である。
Figure 2013541261
各アンテナの電力制限が常に満たされることを保証するためには、電力割り当て行列は次式の通りである。
Figure 2013541261
ここで、W[k](V,S)は、W(V,S)の行ベクトルであり、BS協調セットV内のk番目のアンテナに対応する。
式(1)では、
Figure 2013541261
は、全ての他のBS協調セットからの有害なクラスタ間同一チャネル干渉(co-channel interference:CCI)を表し、u(S)は、単位分散を有する独立複素ガウス送信シンボルのベクトルであり、つまりE{uu}=IKuであり、n(S)は独立複素循環対称付加ガウス雑音成分n〜NC(0,σ)であり、したがってE{nn}=σKuである。
したがって、i∈Sとして、i番目のUEの干渉及び雑音対信号比(signal to interference plus noise ratio:SINR)は、線形プリコーディングが用いられるとき、次式の通りである。
Figure 2013541261
ここで、h(Q)は、BS協調セットQからUEグループS内のi番目のUEへの干渉チャネルベクトルを表し、W(Q)は、BS協調セットQにより供されるUEグループZ内のl番目のプリコーダである。したがって、次項はクラスタ内干渉に対応し、
Figure 2013541261
次の部分はクラスタ間干渉を表す。
Figure 2013541261
Zero-Forcingプリコーディングでクラスタ内干渉は除去されるが、クラスタ間干渉は依然として存在する。
評価メトリックは、1つの測定セットの平均達成合計レートである。これは、次式により与えられる。
Figure 2013541261
式(7)及び(8)を一緒に分析すると、システムの合計レートを向上させるために重要な幾つかの要因が特定できる。明らかに、送信電力だけを増大すると、システムの合計レートを特定レベルまで向上するのを助けることができる。しかしながら、システムが限られた干渉になると、システムの合計レートの向上は減少するだろう。送信電力の因子に加え、MU−MIMOチャネルのプロパティは、システムの合計レートと密接な関係を有する。長期間のフェージングの観点から、これは、各UEが該UEのサービングBS協調クラスタとの強力なチャネルリンクを有し、干渉BS協調クラスタとの弱いチャネルリンクを有する場合、システムの合計レートに有用である。空間構造の観点から、特定のBS協調クラスタとの強力なチャネルリンクを有するUEでは、該UEのMIMOチャネルの空間構造がBS協調セットに対して相関が少ないほど、データストリームの該UEへの送信はより独立している。したがって、合計レートが向上できる。
したがって、システムの合計レートを向上させるために、MIMOチャネルの長期間フェージングプロパティ及び空間構造プロパティが、本発明を具現化するマルチセルMUスケジューラを設計するときに考慮される。
本発明を具現化する方法は、以下に説明するように、長期間リンク電力結合重み及び空間相関重みに依存するスケジューリングアルゴリズムを用いる。
先ず、上述の長期間リンク電力結合重みを検討する。各UEは、該UEの測定セット内の全てのBSからの基準信号に基づきチャネル情報を測定できる。各UEと各BSとの間の長期間リンク電力は、経路損失及びシャドウフェージングのような送信チャネルに対するチャネルの大規模フェージングの影響のみを考慮することにより、受信信号強度として定められる。UEにより測定された長期間リンク電力を次式で表す。
Figure 2013541261
ここで、1×Bのリンク電力ベクトルLPは、UEと測定セット内の各BSとの間の長期間リンク電力結合重みを含む。BSに関連付けられたUEでは、BSから受信した長期間干渉電力は、IPxyと表せる。例えばUE及びUEkが、BSに関連付けられる場合、これら2つのUEについてBSから得た長期間干渉電力は、次式で計算される。
Figure 2013541261
(10)に基づき、BSとBSとの間の長期間リンク電力結合重みは次式で表せる。
Figure 2013541261
上式は、BSに関連付けられBSにより干渉を受けたUEと、BSに関連付けられBSにより干渉を受けたUEとの長期間リンク電力の合計を表す。
次に、空間相関重みを検討する。UE間の空間相関重みは、異なるUEのMIMOチャネルの空間構造情報における相関を特徴付ける。ここで、空間構造情報は、明示的又は間接的CSIの形式で各UEにより提供される。UEにより測定された長期間フェージング因子を考慮に入れないチャネル空間構造情報を次式で表す。
Figure 2013541261
ここで、Ψ及びΦijは、種々のチャネル空間構造情報、例えば明示的チャネル状態情報又はPMIのような間接的CSIを表す。Ψは、UEと該UEの測定セット内の全てのBSとの間の1×nBの連結チャネル情報ベクトルである。Φijは、UEと該UEの測定セット内の各BSとの間の1×nのチャネル情報ベクトルである。したがって、BS協調クラスタVにより供される特定のUEでは、該UEの1×nの空間構造情報ベクトルは次式で表される。
Figure 2013541261
(13)では、明示的チャネル状態情報が各UEによりネットワークへフィードバックされる場合、Ψ(V)は、個々の協調BSに関する複数のチャネルベクトルを有する。しかしながら、PMIのような間接的チャネル空間構造情報がフィードバックされる場合、Ψ(V)は、BS協調セット全体に関するPMIを表す。
チャネル状態情報又はPMI情報のような空間構造情報における類似性を測定するために、CMD(Correlation Matrix Distance)メトリックが採用される(M.Herdin, N.Czink, H.Ozcelik,及びE.Bonekによる「Correlation matrix distance, a meaningful measure for evaluation of non-stationary MIMO channels」, IEEE 61st Vehicular Technology Conference 2005 (VTC Spring 2005), Stockholm, Sweden, vol.1, May 2005, pp.136-140を参照)。CMDは、MIMOチャネルR及びRの2つの空間相関行列の間の距離であり、次式により定められる。
Figure 2013541261
ここで、送信機側の空間相関行列は、次式のように計算される。
Figure 2013541261
ここで、Hはn×nのMIMOチャネル行列の汎用的な例である。
CMDの値は、0と1の間の範囲である。空間相関が同一のとき(スカラ因子は別とする)、CMDは0である。一方、空間相関が完全に無関係な場合、最大値は1である。CMDメトリックは、2つの検討中の相関行列の間の直交性を単一パラメータにより測定することを可能にすると同時に、単一の値と行列の部分空間との両方を比較する。本例でCMDメトリックを用いるために、次を含む幾つかの適応が行われる。(1)(15)においてHをΨ(V)で置換する。(2)(15)において期待値演算子を除去する。これにより、(14)において、平均ではなく瞬間空間相関行列を用いる。瞬間空間相関行列は単に一例として用いられ、本発明が平均を用いる場合にも適用できることが理解されるべきである。Ψ(V)自体がUEによりフィードバックされるチャネル空間相関行列を表す場合、式(15)に基づく計算は必要なく、Ψ(V)はCMDを計算するために式(14)で直接用いられる。
システムがCoMP JP送信モードを用いるという仮定に基づき、BS及びBSに関連付けられたUE間の空間構造相関重みは次式のように定められる。
Figure 2013541261
ここで、Ξ及びΞは、それぞれBS及びBSに関連付けられたUEから引き出された空間相関行列であり、次のように算出される。
Figure 2013541261
Figure 2013541261
ここで、それぞれ次の通りである。
Figure 2013541261
Figure 2013541261
UE1とUE2がBSに関連付けられ、UE3とUE4がBSに関連付けられるとする。
さらに、2つより多いBSからUE間の空間相関重みを計算する方法を説明するために、UEが3個のBSからの場合の例を挙げる。
第一に、BS及びBSに関連付けられたUE間の空間構造相関重み
Figure 2013541261
は、(16)乃至(20)を用いることにより算出される。
第二に、
Figure 2013541261
ここで、Ξxyは、UE1とUE2がBSに関連付けられ、UE3とUE4がBSに関連付けられるとして、BS及びBSに関連付けられたUEからひき
空間相関行列を表す。つまり、次式の通りである。
Figure 2013541261
ここで、次式の通りである。
Figure 2013541261
ここで、Ξは、UE5とUE6がBSに関連付けられるとして、BSに関連付けられたUEから引き出された空間相関行列を意味する。よって、次式の通りである。
Figure 2013541261
Figure 2013541261
第三に、3個のBSからのUE間の合計空間相関重みは、次式で与えられる。
Figure 2013541261
図3Aは、本発明を具現化する第1の方法を示すフローチャートである。提案されるスケジューリングアルゴリズムは、ローカルな(BS毎の)UE選択と、複数のセルを考慮する後続の集中型UEペアリング段階とに基づき、UE選択とUEペアリング処理を分離する。UEは最も強力な広域的電力を受信するBSに関連付けられるとする。クラスタリングされていないBSを含むBSセットはGと表され、ΩはクラスタリングされたBS協調セットを表すために用いられる。方法は以下の段階を有する。
(1)ステップ1:
ラウンドロビン、比例公正及び最大レートのような既知の単一セルスケジューリング基準を用いることにより、あるタイムスロットで供されるべきローカル(BS毎の)UEを選択する。BS当たりの選択されるUEの数は、次式に等しい。
Figure 2013541261
(2)ステップ2:
BS協調クラスタのサイズBを特定する。
(3)ステップ3:
(a)セットG={1,2,3,...,B}、且つΩ=φ
(b)ネットワーク中央スケジューラは、サイズB
Figure 2013541261
個全ての可能な協調クラスタを次式のセットにランク付けする。
Figure 2013541261
ランク付けは、包括的結合重み及び空間相関重み基準に従って降順に行われ、次式の通りである。
Figure 2013541261
ここで、α及びβは、それぞれ長期間リンク電力結合重み基準及び空間相関重み基準の重み付け係数である。PW(c)は、クラスタci内のBSから引き出された長期間リンク電力結合重みを表す。d(c)は、BS協調クラスタc内のUE間の空間相関重みを意味する。
(4)ステップ4:
最大のWPCを有するcは、1つのBS協調クラスタとして編成される。
(5)ステップ5:
セットΩ=Ω+c、G=G−c、且つB=B−B
(6)ステップ6:
G=φかどうかを決定する。G=φである場合、アルゴリズムを終了する。そうでない場合、ステップ3(b)乃至ステップ5を繰り返す。
代替として、図3Bに示すように、ステップ5及び6は、ステップ5’乃至8’により繰り返されても良い。これにより、ランク付けするステップを繰り返すことなく、全ての可能な協調クラスタが形成できる。ステップ5’乃至8’では、グループが前に識別された協調クラスタに属するセルインデックスを有しない場合、そのグループは別の協調クラスタとして識別され、セットA内の残りのグループの各々について順々に、2番目のグループから最後のグループまでループする。(i=2から
Figure 2013541261
まで)ステップ8’で、グループがセットA内の最後のグループである(i=
Figure 2013541261
)場合、アルゴリズムは終了する。
提案したスケジューリングアルゴリズムは、CoMP JPシステムモデルに基づき説明したが、CoMP CS/CBシナリオにも適用可能である。これは、UEへ送信されるデータが1つのサービングBSからのみだが、プリコーディング/スケジューリングはBS協調セット内のセル間で協調されるCoMP CS/CB送信の場合には、クラスタ間及びクラスタ内干渉の低減、並びにUEのサービングチャネルとBS協調セット内の他のセルから得られるUEの干渉チャネルとの間の空間直交性の増大は、システムの合計レートの向上に非常に重要だからである。しかしながら、提案したスケジューリングアルゴリズムをCoMP CS/CBシナリオに適用するとき、(27)で空間相関重みを計算する方法はCoMP JPシナリオの場合と異なることに留意すべきである。つまり、CoMPダウンリンクCS/CB送信の場合には、BS及びBSに関連付けられたUE間の空間相関重みは次のように定められる。BSからBSに関連付けられたUEへの干渉チャネル及びBSからBSに関連付けられたUEへのサービングチャネルから生成された空間相関重みと、BSからBSに関連付けられたUEへの干渉チャネル及びBSからBSに関連付けられたUEへのサービングチャネルから得られた空間相関重みと、の和である。具体的には次式の通りである。
Figure 2013541261
ここで、Ξ(x)は、BSによりBSに関連付けられたUEに与えられる干渉チャネルを用いて生成された空間相関行列を表す。Ξ(y)は、BSによりBSに関連付けられたUEに与えられたサービングチャネルを用いて得られた空間相関行列を表す。Ξ(y)及びΞ(x)は、それぞれΞ(x)及びΞ(y)と同様の意味を有する。UE1とUE2がBSに関連付けられ、UE3とUE4がBSに関連付けられるとする。したがって次式の通りである。
Figure 2013541261
ここで、
Figure 2013541261
ここで、
Figure 2013541261
ここで、
Figure 2013541261
ここで、
Figure 2013541261
CoMP CS/CBアップリンク送信の場合には、BS及びBSに関連付けられたUE間の空間相関重みは次のように定められる。
Figure 2013541261
ここで、Ξ(y)、Ξ(y)、Ξ(x)及びΞ(x)は、(29)乃至(36)により与えられたのと同じ定義を有する。2つより多いBSからのBU間の空間相関重みを計算するとき、先ず、任意のBS対からのUE間の空間相関重みが、式(28)又は(37)(及び(29)乃至(36))を用いて計算され、次に、合計空間相関重みは各BS対間の個々の空間相関重みの合計である。
纏めると、2つのCoMP、つまりCoMP JP及びCoMP CS/CBの場合に、結合重み基準を用いることに差はない。しかしながら、空間相関重み基準を用いるとき、空間相関重みは、異なるCoMPの場合に従って計算されるべきである。
BS協調セットにより供されていないUEがBS協調セットにおける合計アンテナ数より少ないアンテナを有する状況では、BS協調セットにより送信される独立データストリームの数は、BS協調セットにおける合計アンテナ数より少ない。このような場合、結合重み及び空間相関重み基準に加え、UEペアリング及びセルクラスタリングのために第3の基準が用いられても良い。第3の基準は、送信ランク基準と称される。これは、BS協調セットにより送信される複数の独立データストリームをサポートする潜在能力を推定するために、各UEによりフィードバックされたランク情報を用いる。UEによりフィードバックされたランク情報は、種々の形式であり得る。例えば、3GPP LTEシステムにより採用されたランクインジケータ(RI)は、このような情報の類である。CoMP JPの場合に、各UEに関連付けられたランク情報は、各BS協調セットに関する。CoMP CS/CBの場合に、UEに関連付けられたランク情報は、特定のBS協調セット内にある、該UEのサービングBSに関する。したがって、この変更された実施形態によると、送信ランクを考慮する包括的スケジューリング基準が次式のように提案される。
Figure 2013541261
ここで、r(c)は、BS協調クラスタcにより潜在的にサポートできる独立データストリームの数を表す。
Figure 2013541261
ここで、rankは、BS協調セットc内のUEにより与えられるランク情報を示し、Kは、BS協調セットcにより実際に供されるUEの数を表す。
通常、式(27)及び(38)中の重み付け係数α、β及びγは、特定のネットワーク形状に対して最適化される必要がある。例えば、協調BS間の距離が短い場合、空間相関重み係数βは、結合重み係数αよりも大きくなければならない。これは、結合重みが小さい場合よりも、チャネルが空間的に相関している可能性が高いからである。係数μの決定は、供されるべき選択されたUEがグループ内のBSアンテナ総数よりも少ないアンテナを有するか否かに基づき得る。このような協調グループが存在する場合、第3の基準がオンにされ、相対的に高い値に設定される。その他の場合、第3の基準は必要なく、ゼロに設定できる。
提案したスケジューリングアルゴリズムは、図4の図に纏められる。図5は、本発明を具現化するスケジューリングシステムSSを示す。スケジューリングシステムSSは、第1及び第2のスケジューリング装置LS、CSを有する。第1のスケジューリング装置LSは、各基地局BSについてローカルであり、第1のスケジューリング処理を実行して、基地局BSにより供されるセル内のユーザ機器UEの中から、ネットワーク内の基地局/セルの協調グループにより供されるべき少なくとも1つのユーザ機器UEを選択するよう構成される。第2のスケジューリング装置CSは、セル及びネットワーク内の少なくとも1つの他のセルに関連付けられた集中型スケジューラであり、第1のスケジューリング処理と異なる第2のスケジューリング処理を実行するよう構成された決定手段DM及び選択手段SMを有する。第2のスケジューリング処理では、少なくとも1つのセルグループが、ユーザ機器UEに供するための協調セルグループになるよう、測定値が選択されたユーザ機器UEから送信されるネットワーク内のB個のセル(B≧1)の中から選択される。スケジューリングシステムは、図3A又は3B及び図4に示した方法を実行するよう構成される。特に、決定手段DMは、所定のグループサイズBの測定セット内の合計
Figure 2013541261
個異なる可能なセルグループを有するセットAから(ここで、B≦B)、どのセルグループcが、選択パラメータW(c)(式(27)又は(28))の最大値を提供するかを決定するよう構成される。また、選択手段SMは、第1のスケジューリング処理により選択されたユーザ機器のための協調セルグループになるべきグループcを選択するよう構成される。決定手段DMは、セットA内の全部で
Figure 2013541261
個のグループを、選択基準W(c)に従って降順にランク付けし、ランク内にある第1のグループをグループcとして識別するよう動作し得る。この場合には、決定手段DM及び選択手段SMは、全ての可能な協調セルグループが識別されるまで、グループサイズBの残りの可能なセルグループから1又は複数の更なるグループcを決定し選択するよう動作し得る。代替として、決定手段DMは、セットA内の全部で
Figure 2013541261
個のグループを、選択基準W(c)に従って降順にランク付けし、ランク内にある第1のグループを第1の協調グループcとして識別するよう動作しても良い。そして、セットA内の残りのグループの各々について順々に、2番目のグループから最後のグループまで(i=2から
Figure 2013541261
まで)、該グループが前に識別された協調グループに属するセルインデックスを有しない場合に該グループを別の協調グループとして識別するよう動作しても良い。
モンテカルロシミュレーションが、提案したスケジューリング方法の性能を評価するために用いられた。評価は2つの部分に分けられる。第1の部分では、CMDメトリックに基づく提案した空間相関重み基準の有効性が、一般的なレーリーフェージングMIMOチャネルを用いて評価された。第2の部分では、提案したスケジューリング方法の性能が、平均システム合計レートの観点で、固定クラスタリングアプローチを用いる場合と比較された。第1及び第2の部分で評価に用いたシミュレーションパラメータは、それぞれ表1及び表2に示される。留意すべき点は、第2の部分では、用語セクタは、本願明細書を通じて使用される用語セル又はBSと等価に用いられることである。
パート1:
以下のシミュレーションシナリオは、UEのチャネル間の空間相関のシステム合計レートに与える影響を検証するために用いられた。異なる空間相関重みを有する2つの場合がシミュレーションされた。一方の場合では、1つのBS協調セットにより供されるUEは、異なるBSに関連付けられたUEに属するMIMOチャネル行列から引き出されたCMD値が0.9乃至1.0の範囲になるように選択された。これは、低空間相関シナリオに対応する。他方の場合は、高空間相関シナリオを表し、異なるセルからのUEが、異なるBSに関連付けられたUEに属するMIMOチャネル行列から引き出されたCMD値が0.1乃至0.2の範囲になるようにペアリングされた。
各チャネル係数は、超関数NC(0,1)を有する複素ガウス係数である。これは、任意の大規模フェージング係数を考慮せずに小規模フェージングのみをモデル化する。システム合計レートの計算は、MIMOブロードキャストチャネル(BC)のDirty Paper領域とMIMOマルチアクセスチャネル(MAC)のCapacity領域との間の冗長性プロパティを用いる(Sriram Vishwanath, Nihar Jindal, Andrea Goldsmith, “Duality, achievable rates, and sum-rate capacity of Gaussian MIMO broadcast channels”, IEEE Transactions on Information Theory, vol.49, no.10, Oct. 2003を参照のこと)。したがって、MACのシステム合計レートがプロットされる。図6にシミュレーション結果を示す。x軸は各UEにおけるアップリンク送信電力を表し、y軸はシステム合計レートである。合計レートは、3個のBSにより一緒に供されている6個のUEを有するシステムから得られた。付加的な白色ガウスノイズの分散は1であり、クラスタ間干渉はないとする。図6から、異なるUEのMIMOチャネルの空間構造間の直交性は、システム合計レートにおいて重要な役割を果たすことが分かる。0dB送信電力の点で、低相関の場合は、高相関の場合を35%だけ超えている。送信電力の増大に伴い、低相関曲線と高相関曲線との間のキャップが増大している。したがって、シミュレーション結果は、システム合計レートを向上するために、MIMOチャネルが低空間相関を有するUEを互いにペアリングすることが望ましいことを立証している。
表1:段階1のシミュレーションパラメータ
Figure 2013541261
パート2:
このパートで生成されるチャネル係数は、大規模フェージング係数を考慮する。i番目のUE(各UEに単一アンテナがあるとする)とj番目のネットワークアンテナとの間のチャネル係数は、次式により生成される。
Figure 2013541261
ここで、Γijは小規模フェージングをモデル化する複素ガウス係数であり、Pは各BSアンテナの送信電力を表し、gはBSアンテナ電力利得であり、γijはチャネルのシャドウイングをモデル化する対応する対数正規係数を表し、eはチャネルの侵入損を示し、Lijはi番目のUEとj番目のネットワークアンテナとの間の経路損失である。
このシミュレーションでは、提案したスケジューリング方法について、各タイムスロットで、各BSに関連付けられたローカルUEがラウンドロビン基準を用いて選択され、次に、BSクラスタリング及びUEペアリングが提案した基準を用いて達成される。あるタイムスロットから次のタイムスロットへ、1つの測定セット内のBSは動的にクラスタリングされる。固定クラスタリングアプローチでは、各タイムスロットで、各BSに関連付けられたローカルUEがラウンドロビン基準を用いて選択され、次に、BSクラスタリング及びUEペアリングが固定された所定のクラスタリングパターンを用いて実現される(表2を参照)。
表2:パート2のシミュレーションパラメータ
Figure 2013541261
両方の場合に、式(7)及び(8)は、1つの測定セットの平均達成合計レートを計算するために用いられた。式(8)で用いられる平均演算は、2つのステップを通じて実現される。先ず、各タイムスロットで、協調セット全体に含まれるUEの特定セットについて、これら全てのUEの小規模フェージングチャネルの組合せに渡って合計レートが平均化される。次に、各タイムスロットで1つの測定セット内のBSから得た合計レートは、一連のタイムスロットに渡り平均化される。異なるタイムスロットにおいて、ネットワークは種々の長期間チャネルフェージングプロパティを有する異なるUEセットを有するので、第2の段階の平均は、実際にはUEの大規模フェージングチャネルの組合せに渡って行われる。
図7は、異なるクラスタリングアプローチを用いた平均達成システム合計レートの比較を示す。図7で、x軸は各BSにより用いられる送信電力を示し、y軸は1つの測定セット内のBSから得られた合計レートを表す。単位帯域幅が本シミュレーションで仮定され、雑音の現実的な電力スペクトル密度が用いられた。結合重み基準αの重み付け係数及び空間相関基準βは、共に0.5である。同じBS協調クラスタサイズでは、提案した動的クラスタリング方法は、固定クラスタリングアプローチに比べて有意な合計レート利得を提供することが分かる。これは、BSクラスタの形成及び協調UEのペアリングにおいてMIMOチャネルの特性を利用しているからである。システム合計レートの利得は、高送信電力領域で一層顕著である。これは、システムの干渉が一層限定され、提案したスケジューリング方法を用いる価値が固定クラスタリングアプローチに比べて増大するからである。LTE−Aシステムにおける標準的な例である、送信電力として46dBmを用いるBSについて、図7は、提案したスケジューリング方法が固定クラスタリングアプローチに比べて14.4%の性能利得を有することを示す。
提案したスケジューリング方法の性能利得は、エネルギ削減係数に直接マッピングできる。ここで、向上した合計レートを、送信帯域幅又は送信期間の減少と相殺し、同時に固定クラスタリングアプローチの容量を維持する。これらの仮定では、固定クラスタリングアプローチと比較して提案した方法のエネルギ削減は、14.4%である。
したがって、本発明を用いるマルチセルMIMOスケジューリング方法では、UE選択及びUEペアリング段階が分離されることにより、完全なサーチを通じて全体的に最適なスケジューリング決定を見出すスケジューリング方法と比べて、スケジューリングアルゴリズムの複雑性を効率的に低減する。これは、バックボーンコネクションで交換される情報量、及びスケジューリング処理の計算上の複雑性を低減する。複雑性の低減にも関わらず、上述の方法は、固定BSクラスタを用いる関連アプローチよりも効率が良く、関連アプローチで得られるのと同じスループットを維持しながら、BSのエネルギ消費を削減するために用いることができる。
本発明の実施形態は、ハードウェア、1若しくは複数のプロセッサで動作するソフトウェアモジュールとして又はそれらの組合せで実施されてもよい。つまり、当業者は、マイクロプロセッサ又はデジタルシグナルプロセッサ(DSP)が実際には用いられて、上述の機能の一部又は全部を実施してもよいことを理解するだろう。
本発明は、1又は複数の装置若しくは機器の、本願明細書に記載された方法の一部又は全部を実行するプログラム(例えば、コンピュータプログラム及びコンピュータプログラムプロダクト)として具現化されてもよい。このような本発明を具現化するプログラムは、コンピュータ可読媒体又はクラウドに、例えば1又は複数の信号の形式で格納されてもよい。このような信号は、インターネットのウェブサイトからダウンロード可能なデータ信号であってもよく、又はキャリア信号で若しくはどんな他の形式で提供されてもよい。
本発明の実施形態が任意のマルチセルMIMOシステムに適用できることが理解される。

Claims (27)

  1. セル内のユーザ機器とのマルチセル多入力/多出力通信に用いるための、セルラ無線ネットワークのセル間のスケジューリングを協調する方法であって、
    第1のスケジューリング処理がセルにローカルな第1のスケジューラにより実行され、セル内のユーザ機器の中から、前記ネットワーク内の協調セルグループにより供されるべき少なくとも1つのユーザ機器を選択し、
    前記第1のスケジューリング処理と異なる第2のスケジューリング処理が、前記セル及び前記ネットワーク内の少なくとも1つの他のセルに関連付けられた第2のスケジューラにより実行され、前記第2のスケジューリング処理では、少なくとも1つのセルグループが、前記第1のスケジューラにより選択された前記ユーザ機器に供する協調セルグループになるよう、前記ネットワーク内のB(B≧1)個のセルの測定セットの中から選択され、前記ネットワークへ測定値が前記選択されたユーザ機器により送信され、
    前記第2のスケジューリング処理は、
    所定のグループサイズB(B≦B)の前記測定セット内の全部で
    Figure 2013541261
    個の異なる可能なセルグループを有するセットAから、どのセルグループcが最大値の選択パラメータW(c)を提供するか、どの選択パラメータが少なくとも前記セルグループ内のユーザ機器間の長期間リンク電力結合重みPW(c)及び空間相関重みd(c)に依存するかを決定し、ここでPW(c)は、グループc内で前記第1のスケジューリング処理で選択された各ユーザ機器によりグループc内の全てのセルに関して測定された長期間干渉電力の合計であり、d(c)は、グループc内の各セルに関連付けられたユーザ機器から明示的又は間接的チャネル状態情報に基づき引き出された空間相関行列に基づき決定される、決定ステップ、
    グループcが前記選択されたユーザ機器の協調セルグループになるよう選択される、選択ステップ、
    を有する、方法。
  2. 前記第1のスケジューリング処理は、ラウンドロビンスケジューリング、比例公正スケジューリング、及び最大レートスケジューリングを有するグループから選択されたスケジューリング基準を用いる、請求項1に記載の方法。
  3. 相関行列距離メトリックが空間相関重みd(c)の計算において用いられる、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記選択パラメータW(c)は次式に等しく、
    Figure 2013541261
    α及びβは重み付け係数であり、α,β∈[0,1]、α≠0、β≠0、α+β=1である、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方法。
  5. セルグループにより供されるべきユーザ機器のアンテナ数が該グループ内の合計BSアンテナ数よりも少ないとき、前記選択パラメータW(c)は、該グループにより供されるべきユーザ機器からのランク情報に依存する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記選択パラメータW(c)は次式に等しく、
    Figure 2013541261
    α、β及びμは重み付け係数であり、α,β,μ∈[0,1]、α≠0、β≠0、μ≠0、α+β+μ=1であり、r(c)はグループc内のユーザ機器間の送信ランク重みを表す、請求項5に記載の方法。
  7. r(c)はグループc内のセルにより供される各ユーザ機器により提供されるランク情報の合計である、請求項6に記載の方法。
  8. 前記第2のスケジューリング処理の決定ステップは、セットA内の全部で
    Figure 2013541261
    個のグループを、選択基準W(c)に従って降順にランク付けするステップ、
    ランク内にある第1のグループをグループcとして識別するステップ、
    を有する、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記第2のスケジューリング処理の決定ステップは、
    セットA内の全部で
    Figure 2013541261
    個のグループを、前記選択基準W(c)に従って降順にランク付けし、ランク内にある第1のグループを第1の協調グループcとして識別するステップ、
    セットA内の各々の残りのグループについて順々に、2番目のグループから最後のグループまで(i=2から
    Figure 2013541261
    まで)、該グループが前に識別された協調グループに属するセルインデックスを有しない場合に該グループを別の協調グループとして識別するステップ、を有する、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記第2のスケジューリング処理は、グループサイズBの残りの可能なセルグループから1又は複数の更なるグループcを決定し選択するために、可能な協調セルグループが識別されるまで、前記決定ステップ及び前記選択ステップを繰り返し実行する、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の方法。
  11. マルチセル多入力/多出力通信スキームにおいてセルラ無線ネットワーク内のセル間のスケジューリングの協調で用いられるスケジューリング装置であって、前記装置は、前記ネットワーク内の少なくとも2つのセルに関連付けられるよう構成され、前記ネットワーク内のB(B≧1)個のセルの測定セットの中から、少なくとも1つのセルグループを、ユーザ機器に供する協調セルグループになるよう選択するよう動作し、前記ネットワークへ測定値が予め選択された該ユーザ機器により送信され、前記スケジューリング装置は、所定のグループサイズB(B≦B)の前記測定セット内の全部で
    Figure 2013541261
    個の異なる可能なセルグループを有するセットAから、どのセルグループcが最大値の選択パラメータW(c)を提供するか、どの選択パラメータが少なくとも前記セルグループ内のユーザ機器間の長期間リンク電力結合重みPW(c)及び空間相関重みd(c)に依存するかを決定し、ここでPW(c)は、グループc内で予め選択された各ユーザ機器によりグループc内の全てのセルに関して測定された長期間干渉電力の合計であり、d(c)は、グループc内の各セルに関連付けられたユーザ機器から明示的又は間接的チャネル状態情報に基づき引き出された空間相関行列に基づき決定される、よう構成された決定手段、
    グループcを前記予め選択されたユーザ機器の協調セルグループになるよう選択するよう構成された選択手段、
    を有する、装置。
  12. 相関行列距離メトリックが空間相関重みd(c)の計算において用いられる、請求項11に記載の装置。
  13. 前記決定手段は、次式に等しい選択パラメータW(c)を用いるよう構成され、
    Figure 2013541261
    α及びβは重み付け係数であり、α,β∈[0,11]、α≠0、β≠0、α+β=1である、請求項11又は12に記載の装置。
  14. セルグループにより供されるべきユーザ機器のアンテナ数が該グループ内の合計BSアンテナ数よりも少ないとき、前記選択パラメータW(c)は、該グループにより供されるべきユーザ機器からのランク情報に依存する、請求項11又は12に記載の装置。
  15. 前記決定手段は次式に等しい選択パラメータW(c)を用いるよう構成され、
    Figure 2013541261
    α、β及びμは重み付け係数であり、α,β,μ∈[0,1]、α≠0、β≠0、μ≠0、α+β+μ=1であり、r(c)はグループc内のユーザ機器間の送信ランク重みを表す、請求項14に記載の装置。
  16. r(c)はグループc内のセルにより供される各ユーザ機器により提供されるランク情報の合計である、請求項15に記載の装置。
  17. 前記決定手段は、セットA内の全部で
    Figure 2013541261
    個のグループを、選択基準W(c)に従って降順にランク付けし、ランク内にある第1のグループをグループcとして識別するよう動作する、請求項11乃至16のいずれか一項に記載の装置。
  18. 前記決定手段は、セットA内の全部で
    Figure 2013541261
    個のグループを、選択基準W(c)に従って降順にランク付けし、ランク内にある第1のグループを第1の協調グループcとして識別し、セットA内の残りのグループの各々について順々に、2番目のグループから最後のグループまで(i=2から
    Figure 2013541261
    まで)、該グループが前に識別された協調グループに属するセルインデックスを有しない場合に該グループを別の協調グループとして識別するよう動作する、請求項11乃至16のいずれか一項に記載の装置。
  19. 前記決定手段及び前記選択手段は、可能な協調セルグループが識別されるまで、グループサイズBの残りの可能なセルグループから1又は複数の更なるグループcを決定し選択するよう動作する、請求項11乃至17のいずれか一項に記載の装置。
  20. セル内のユーザ機器とのマルチセル多入力/多出力通信に用いるための、セルラ無線ネットワークのセル間のスケジューリングを協調するスケジューリングシステムであって、
    セルにローカルな第1のスケジューリング装置であって、前記第1のスケジューリング装置は、第1のスケジューリング処理を実行して、該セル内のユーザ機器の中から、前記ネットワーク内の協調セルグループにより供されるべき少なくとも1つのユーザ機器を選択するよう構成される、第1のスケジューリング装置、
    前記セル及び前記ネットワーク内の少なくとも1つの他のセルに関連付けられた第2のスケジューリング装置であって、前記第2のスケジューリング装置は、前記第1のスケジューリング処理と異なる第2のスケジューリング処理を実行するよう構成され、前記第2のスケジューリング処理では、少なくとも1つのセルグループが、前記第1のスケジューリング処理により選択された前記ユーザ機器に供する協調セルグループになるよう、前記ネットワーク内のB(B≧1)個のセルの中から選択され、前記ネットワークへ測定値が前記選択されたユーザ機器により送信される、第2のスケジューリング装置、
    を有し、
    前記第2のスケジューリング処理は、
    所定のグループサイズB(B≦B)の測定セット内の全部で
    Figure 2013541261
    個の異なる可能なセルグループを有するセットAから、どのセルグループcが最大値の選択パラメータW(c)を提供するか、どの選択パラメータが少なくとも前記セルグループ内のユーザ機器間の長期間リンク電力結合重みPW(c)及び空間相関重みd(c)に依存するかを決定し、ここでPW(c)は、グループc内で前記第1のスケジューリング処理で選択された各ユーザ機器によりグループc内の全てのセルに関して測定された長期間干渉電力の合計であり、d(c)は、グループc内の各セルに関連付けられたユーザ機器から明示的又は間接的チャネル状態情報に基づき引き出された空間相関行列に基づき決定される、ステップ、
    グループcを前記選択されたユーザ機器の協調セルグループになるよう選択するステップ、
    を有する、システム。
  21. 前記第1のスケジューリング処理は、ラウンドロビンスケジューリング、比例公正スケジューリング、及び最大レートスケジューリングを有するグループから選択されたスケジューリング基準を用いる、請求項20に記載のシステム。
  22. 前記選択されたユーザ機器が位置する前記セルの基地局は、前記第1のスケジューリング装置として機能する、請求項20又は21に記載のシステム。
  23. 前記第2のスケジューリング装置は、請求項11乃至19のいずれか一項に記載の装置である、請求項20、21又は22に記載のシステム。
  24. セルラ無線ネットワークのセルで用いられる基地局であって、前記基地局は、前記基地局及び前記ネットワーク内の少なくとも1つの他の基地局に関連付けられたスケジューリング装置に、前記セル内のユーザ機器間の長期間リンク電力結合重み及び空間相関重みに関する情報を送信するよう動作し、前記長期間リンク電力結合重みに関する情報は、前記ユーザ機器により測定された長期間干渉電力を有し、前記空間相関重みに関する情報は、前記ユーザ機器により引き出された空間相関行列を有する、基地局。
  25. 相関行列距離メトリックが空間相関重みの計算において用いられる、請求項24に記載の基地局。
  26. 前記基地局は、前記スケジューリング装置へ、前記セル内のユーザ機器からのランク情報を送信するよう動作する、請求項24又は25に記載の基地局。
  27. コンピュータプログラムであって、コンピュータにより実行されると、該コンピュータが請求項11乃至19のいずれか一項に記載の装置、又は請求項24乃至26のいずれか一項に記載の基地局、又は請求項20乃至23のいずれか一項に記載のシステムの一部になるようにするか、或いは、該コンピュータに請求項1乃至10のいずれか一項に記載の方法を実行させる、コンピュータプログラム。
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