JP2013540824A5 - - Google Patents
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Description
一部の実施形態において、上記多小胞リポソームがシクロデキストリンをさらに含む。さらなる実施形態において、上記シクロデキストリンが、前記多小胞リポソーム内で前記非ステロイド性抗炎症薬と複合体を形成して、約10mg/ml〜約400mg/mlの濃度で存在する。特定の実施形態において、上記シクロデキストリンが、(2,6−ジ−O−)エチル−β−シクロデキストリン、(2−カルボキシエチル)−β−シクロデキストリンナトリウム塩、(2−ヒドロキシエチル)−β−シクロデキストリン、(2−ヒドロキシプロピル)−α−シクロデキストリン、スルホブチルエーテル−β−シクロデキストリン、(2−ヒドロキシプロピル)−β−シクロデキストリン、6−モノデオキシ−6−モノアミノ−β−シクロデキストリン、6−O−α−マルトシル−β−シクロデキストリン、ブチル−β−シクロデキストリン、ブチル−γ−シクロデキストリン、カルボキシメチル−β−シクロデキストリン、メチル−β−シクロデキストリン、スクシニル−α−シクロデキストリン、スクシニル−β−シクロデキストリン、トリアセチル−β−シクロデキストリン、α−シクロデキストリン β−シクロデキストリンおよびγ−シクロデキストリンからなる群より選択される。
特定の実施形態では、例えば以下が提供される:
(項目1)
1種類以上の非ステロイド性抗炎症薬の処方物であって、該処方物は:
1種類以上の非ステロイド性抗炎症薬;および
多小胞リポソーム、を含み、
ここで、該1種類以上の非ステロイド性抗炎症薬は、該多小胞リポソーム中に封入されている、処方物。
(項目2)
前記非ステロイド性抗炎症薬が、インドメタシン、スリンダク、エトドラク、メフェナム酸、メクロフェナム酸、メクロフェナム酸ナトリウム、フルフェナム酸、トルメチン、ケトロラク、ジクロフェナク、ジクロフェナクナトリウム、イブプロフェン、ナプロキセン、ナプロキセンナトリウム、フェノプロフェン、ケトプロフェン、フルルビプロフェン、オキサプロジン、ピロキシカム、メロキシカム、アンピロキシカム、ドロキシカム、ピボキシカム、ロルノキシカム、シンノキシカム、スドキシカムおよびテノキシカムからなる群より選択される、項目1に記載の処方物。
(項目3)
前記非ステロイド性抗炎症薬がジクロフェナクである、項目1に記載の処方物。
(項目4)
前記非ステロイド性抗炎症薬がピロキシカムである、項目1に記載の処方物。
(項目5)
前記非ステロイド性抗炎症薬がメロキシカムである、項目1に記載の処方物。
(項目6)
前記非ステロイド性抗炎症薬がケトロラクである、項目1に記載の処方物。
(項目7)
前記多小胞リポソームが、コレステロール、1種類以上のリン脂質であって、該リン脂質の塩を含む、リン脂質、および1種類以上のトリグリセリドをさらに含む、項目1に記載の処方物。
(項目8)
前記リン脂質が、ホスファチジルコリン、ホスファチジルグリセロールおよびその塩、またはそれらの組み合わせである、項目7に記載の処方物。
(項目9)
前記ホスファチジルグリセロールがDPPGである、項目8に記載の処方物。
(項目10)
前記ホスファチジルコリンがDEPCである、項目8に記載の処方物。
(項目11)
前記トリグリセリドが、トリオレイン、トリカプリリン、またはこれら2つの組み合わせである、項目7に記載の処方物。
(項目12)
前記多小胞リポソームがpH修飾剤をさらに含む、項目1に記載の処方物。
(項目13)
前記pH修飾剤が、リジンもしくはグルタミン酸、またはそれらの組み合わせである、項目12に記載の処方物。
(項目14)
前記pH修飾剤が無機酸である、項目12に記載の処方物。
(項目15)
前記pH修飾剤が有機塩基である、項目12に記載の処方物。
(項目16)
前記pH修飾剤が無機塩基である、項目12に記載の処方物。
(項目17)
前記多小胞リポソームがシクロデキストリンをさらに含む、項目1に記載の処方物。
(項目18)
前記シクロデキストリンが、前記多小胞リポソーム内で前記非ステロイド性抗炎症薬と複合体を形成して、約10mg/ml〜約400mg/mlの濃度で存在する、項目17に記載の処方物。
(項目19)
前記シクロデキストリンが、(2,6−ジ−O−)エチル−β−シクロデキストリン、(2−カルボキシエチル)−β−シクロデキストリンナトリウム塩、(2−ヒドロキシエチル)−β−シクロデキストリン、(2−ヒドロキシプロピル)−α−シクロデキストリン、スルホブチルエーテル−β−シクロデキストリン、(2−ヒドロキシプロピル)−β−シクロデキストリン、6−モノデオキシ−6−モノアミノ−β−シクロデキストリン、6−O−α−マルトシル−β−シクロデキストリン、ブチル−β−シクロデキストリン、ブチル−γ−シクロデキストリン、カルボキシメチル−β−シクロデキストリン、メチル−β−シクロデキストリン、スクシニル−α−シクロデキストリン、スクシニル−β−シクロデキストリン、トリアセチル−β−シクロデキストリン、α−シクロデキストリン β−シクロデキストリンおよびγ−シクロデキストリンからなる群より選択される、項目17に記載の処方物。
(項目20)
疼痛および炎症を処置する方法であって、該方法は、項目1に記載の処方物を、疼痛および炎症の処置を必要とする被験体に投与する工程を包含する、方法。
(項目21)
前記非ステロイド性抗炎症薬が、インドメタシン、スリンダク、エトドラク、メフェナム酸、メクロフェナム酸、メクロフェナム酸ナトリウム、フルフェナム酸、トルメチン、ケトロラク、ジクロフェナク、ジクロフェナクナトリウム、イブプロフェン、ナプロキセン、ナプロキセンナトリウム、フェノプロフェン、ケトプロフェン、フルルビプロフェン、オキサプロジン ピロキシカム、メロキシカム、アンピロキシカム、ドロキシカム、ピボキシカム、ロルノキシカム、シンノキシカム、スドキシカムおよびテノキシカムからなる群より選択される、項目20に記載の方法。
(項目22)
注射のための薬学的に受容可能なキャリアをさらに含む、項目21に記載の方法。
(項目23)
前記多小胞リポソームが、コレステロール、1種類以上のリン脂質であって、該リン脂質の塩を含む、リン脂質、および1種類以上のトリグリセリドをさらに含む、項目20に記載の方法。
(項目24)
前記多小胞リポソームが、DPPG、DEPCおよびトリカプリリンをさらに含む、項目20に記載の方法。
(項目25)
前記多小胞リポソームがリジンをさらに含む、項目20に記載の方法。
(項目26)
前記多小胞リポソームがグルタミン酸をさらに含む、項目20に記載の方法。
(項目27)
前記投与が皮下注射である、項目20に記載の方法。
(項目28)
前記投与が筋肉内注射である、項目20に記載の方法。
(項目29)
前記投与が関節内注射である、項目20に記載の方法。
(項目30)
前記投与が、創傷の縁への局所注射、もしくは切創への点滴注入、またはこれらの組み合わせによる創傷への浸潤である、項目20に記載の方法。
(項目31)
前記投与が局部投与である、項目20に記載の方法。
(項目32)
前記局部投与が眼におけるものである、項目31に記載の方法。
(項目33)
前記局部投与が鼻におけるものである、項目31に記載の方法。
(項目34)
前記局部投与が耳におけるものである、項目31に記載の方法。
(項目35)
前記投与が眼内におけるものである、項目20に記載の方法。
(項目36)
投与が1日毎〜7日毎のものである、項目20に記載の方法。
(項目37)
多小胞リポソーム処方物を調製するためのプロセスであって、該プロセスは:
第1の水相と揮発性の水非混和性溶媒相とを混合することによって第1のエマルジョンを提供する工程であって、該溶媒相が、少なくとも1種の両親媒性脂質および少なくとも1種の中性脂質を含む、工程;
該第1のエマルジョンと第2の水相とを混合および乳化して第2のエマルジョンを提供する工程であって、該第2のエマルジョンは連続的な水相を含む、工程;
該第2のエマルジョンから該揮発性の水非混和性溶媒を除去して、空の多小胞リポソーム粒子の組成物を形成する工程;ならびに
1種類以上の非ステロイド性抗炎症薬を該多小胞リポソームに遠隔充填する工程;を包含し、
ここで、該多小胞リポソームの外側の低いpH〜該多小胞リポソームの内側の高いpHの勾配が存在し、該1種類以上の非ステロイド性抗炎症薬を該多小胞リポソームの中に移動させる、プロセス。
(項目38)
前記多小胞リポソームがpH修飾剤をさらに含む、項目37に記載のプロセス。
(項目39)
前記pH修飾剤が、リジンもしくはグルタミン酸、またはそれらの組み合わせである、項目38に記載のプロセス。
(項目40)
前記pH修飾剤が無機酸である、項目38に記載のプロセス。
(項目41)
前記pH修飾剤が有機塩基である、項目38に記載のプロセス。
(項目42)
前記pH修飾剤が無機塩基である、項目38に記載のプロセス。
(項目43)
前記グルタミン酸が、約4.7〜約9.2のpHに調整される、項目39に記載のプロセス。
(項目44)
前記非ステロイド性抗炎症薬がジクロフェナクである、項目37に記載のプロセス。
(項目45)
前記非ステロイド性抗炎症薬がピロキシカムである、項目37に記載のプロセス。
(項目46)
前記非ステロイド性抗炎症薬がメロキシカムである、項目37に記載のプロセス。
(項目47)
前記非ステロイド性抗炎症薬がケトロラクである、項目37に記載のプロセス。
(項目48)
前記勾配が、約1pH単位〜約2pH単位である、項目37に記載のプロセス。
(項目49)
多小胞リポソーム処方物を調製するためのプロセスであって、該プロセスは:
少なくとも1種の非ステロイド性抗炎症薬と第1の水相と揮発性の水非混和性溶媒相とを混合することによって第1のエマルジョンを提供する工程であって、該溶媒相が、少なくとも1種の両親媒性脂質および少なくとも1種の中性脂質を含む、工程;
該第1のエマルジョンと第2の水相とを混合および乳化して第2のエマルジョンを提供する工程であって、該第2のエマルジョンは連続的な水相を含む、工程;ならびに
該第2のエマルジョンから該揮発性の水非混和性溶媒を除去して、空の多小胞リポソーム粒子の組成物を形成する工程;を包含する、プロセス。
(項目50)
前記非ステロイド性抗炎症薬が、混合する工程の前に前記第1の水溶液に添加される、項目49に記載のプロセス。
(項目51)
前記非ステロイド性抗炎症薬が、混合する工程の前に前記揮発性の水非混和性溶媒相に添加される、項目49に記載のプロセス。
(項目52)
前記非ステロイド性抗炎症薬が、混合する工程の前に前記第1の水溶液および前記揮発性の水非混和性溶媒相の両方に添加される、項目49に記載のプロセス。
(項目53)
前記多小胞リポソームがpH修飾剤をさらに含む、項目49に記載のプロセス。
(項目54)
前記pH修飾剤が、リジンもしくはグルタミン酸、またはそれらの組み合わせである、項目53に記載のプロセス。
(項目55)
前記pH修飾剤が無機酸である、項目53に記載のプロセス。
(項目56)
前記pH修飾剤が有機塩基である、項目53に記載のプロセス。
(項目57)
前記pH修飾剤が無機塩基である、項目53に記載のプロセス。
(項目58)
前記非ステロイド性抗炎症薬がジクロフェナクである、項目49に記載のプロセス。
(項目59)
前記非ステロイド性抗炎症薬がピロキシカムである、項目49に記載のプロセス。
(項目60)
前記非ステロイド性抗炎症薬がメロキシカムである、項目49に記載のプロセス。
(項目61)
前記非ステロイド性抗炎症薬がケトロラクである、項目49に記載のプロセス。
(項目62)
項目1に記載の処方物であって、該処方物は、以下:
第1の水相と揮発性の水非混和性溶媒相とを混合することによってある容積の第1のエマルジョンを提供する工程であって、該溶媒相が、少なくとも1種の両親媒性脂質および少なくとも1種の中性脂質を含む、工程;
該第1のエマルジョンと第2の水相とを混合および乳化することによって、連続的な水相を含むある容積の第2のエマルジョンを提供する工程;
該第2のエマルジョンから該揮発性の水非混和性溶媒を除去して、多小胞リポソーム粒子の組成物を形成する工程;ならびに
1種類以上の非ステロイド性抗炎症薬を該多小胞リポソームに遠隔充填する工程であって、ここで、該多小胞リポソームの外側の低いpH〜該多小胞リポソームの内側の高いpHの勾配が存在し、該1種類以上の非ステロイド性抗炎症薬を該多小胞リポソームの中に移動させる、工程;
を包含するプロセスによって調製される、処方物。
(項目63)
前記多小胞リポソームがpH修飾剤をさらに含む、項目62に記載の処方物。
(項目64)
前記pH修飾剤が、リジンもしくはグルタミン酸、またはそれらの組み合わせである、項目63に記載の処方物。
(項目65)
前記pH修飾剤が無機酸である、項目63に記載の処方物。
(項目66)
前記pH修飾剤が有機塩基である、項目63に記載の処方物。
(項目67)
前記pH修飾剤が無機塩基である、項目63に記載の処方物。
(項目68)
前記グルタミン酸が、約4.7〜約9.2のpHに調整される、項目64に記載の処方物。
(項目69)
前記非ステロイド性抗炎症薬がジクロフェナクである、項目62に記載の処方物。
(項目70)
前記非ステロイド性抗炎症薬がピロキシカムである、項目62に記載の処方物。
(項目71)
前記非ステロイド性抗炎症薬がメロキシカムである、項目62に記載の処方物。
(項目72)
前記非ステロイド性抗炎症薬がケトロラクである、項目62に記載の処方物。
(項目73)
前記勾配が、約1pH単位〜約2pH単位である、項目62に記載の処方物。
(項目74)
項目1に記載の処方物であって、該処方物は、以下:
少なくとも1種の非ステロイド性抗炎症薬と第1の水相と揮発性の水非混和性溶媒相とを混合することによってある容積の第1のエマルジョンを提供する工程であって、該溶媒相が、少なくとも1種の両親媒性脂質および少なくとも1種の中性脂質を含む、工程;
該第1のエマルジョンと第2の水相とを混合および乳化することによって、連続的な水相を含むある容積の第2のエマルジョンを提供する工程;ならびに
該第2のエマルジョンから該揮発性の水非混和性溶媒を除去して、多小胞リポソーム粒子の組成物を形成する工程;
を包含するプロセスによって調製される、処方物。
(項目75)
前記非ステロイド性抗炎症薬が、混合する工程の前に前記第1の水溶液に添加される、項目74に記載の処方物。
(項目76)
前記非ステロイド性抗炎症薬が、混合する工程の前に前記揮発性の水非混和性溶媒相に添加される、項目74に記載の処方物。
(項目77)
前記非ステロイド性抗炎症薬が、混合する工程の前に前記第1の水溶液および前記揮発性の水非混和性溶媒相の両方に添加される、項目74に記載の処方物。
(項目78)
前記多小胞リポソームがpH修飾剤をさらに含む、項目74に記載の処方物。
(項目79)
前記pH修飾剤が、リジンもしくはグルタミン酸、またはそれらの組み合わせである、項目78に記載の処方物。
(項目80)
前記pH修飾剤が無機酸である、項目78に記載の処方物。
(項目81)
前記pH修飾剤が有機塩基である、項目78に記載の処方物。
(項目82)
前記pH修飾剤が無機塩基である、項目78に記載の処方物。
(項目83)
前記非ステロイド性抗炎症薬がジクロフェナクである、項目74に記載の処方物。
(項目84)
前記非ステロイド性抗炎症薬がピロキシカムである、項目74に記載の処方物。
(項目85)
前記非ステロイド性抗炎症薬がメロキシカムである、項目74に記載の処方物。
(項目86)
前記非ステロイド性抗炎症薬がケトロラクである、項目74に記載の処方物。
(項目87)
創傷への浸潤によって長期間にわたり疼痛および炎症を処置する方法であって、該方法は、創傷の縁への局所注射、もしくは切創への点滴注入、またはこれらの組み合わせによって多小胞リポソーム(MVL)処方物を投与する工程を包含し、該処方物は:
1種類以上の非ステロイド性抗炎症薬;および
多小胞リポソーム、を含み、
該1種類以上の非ステロイド性抗炎症薬は、該多小胞リポソーム中に封入されている、方法。
(項目88)
前記非ステロイド性抗炎症薬が、インドメタシン、スリンダク、エトドラク、メフェナム酸、メクロフェナム酸、メクロフェナム酸ナトリウム、フルフェナム酸、トルメチン、ケトロラク、ジクロフェナク、ジクロフェナクナトリウム、イブプロフェン、ナプロキセン、ナプロキセンナトリウム、フェノプロフェン、ケトプロフェン、フルルビプロフェン、オキサプロジン ピロキシカム、メロキシカム、アンピロキシカム、ドロキシカム、ピボキシカム、ロルノキシカム、シンノキシカム、スドキシカムおよびテノキシカムからなる群より選択される、項目87に記載の方法。
(項目89)
前記非ステロイド性抗炎症薬がジクロフェナクである、項目87に記載の方法。
(項目90)
前記非ステロイド性抗炎症薬がピロキシカムである、項目87に記載の方法。
(項目91)
前記非ステロイド性抗炎症薬がメロキシカムである、項目87に記載の方法。
(項目92)
前記非ステロイド性抗炎症薬がケトロラクである、項目87に記載の方法。
(項目93)
前記多小胞リポソームが、コレステロール、1種類以上のリン脂質であって、該リン脂質の塩を含む、リン脂質、および1種類以上のトリグリセリドをさらに含む、項目87に記載の方法。
(項目94)
前記リン脂質が、ホスファチジルコリン、ホスファチジルグリセロールおよびその塩、またはそれらの組み合わせである、項目93に記載の方法。
(項目95)
前記ホスファチジルグリセロールがDPPGである、項目94に記載の方法。
(項目96)
前記ホスファチジルコリンがDEPCである、項目94に記載の方法。
(項目97)
前記トリグリセリドが、トリオレイン、トリカプリリン、またはこれら2つの組み合わせである、項目93に記載の方法。
(項目98)
前記多小胞リポソームがpH修飾剤をさらに含む、項目87に記載の方法。
(項目99)
前記pH修飾剤が、リジンもしくはグルタミン酸、またはそれらの組み合わせである、項目98に記載の方法。
(項目100)
前記pH修飾剤が無機酸である、項目98に記載の方法。
(項目101)
前記pH修飾剤が有機塩基である、項目98に記載の方法。
(項目102)
前記pH修飾剤が無機塩基である、項目98に記載の方法。
(項目103)
前記多小胞リポソームがシクロデキストリンをさらに含む、項目87に記載の方法。
(項目104)
前記シクロデキストリンが、前記多小胞リポソーム内で前記非ステロイド性抗炎症薬と複合体を形成して、約10mg/ml〜約400mg/mlの濃度で存在する、項目103に記載の方法。
(項目105)
前記シクロデキストリンが、(2,6−ジ−O−)エチル−β−シクロデキストリン、(2−カルボキシエチル)−β−シクロデキストリンナトリウム塩、(2−ヒドロキシエチル)−β−シクロデキストリン、(2−ヒドロキシプロピル)−α−シクロデキストリン、スルホブチルエーテル−β−シクロデキストリン、(2−ヒドロキシプロピル)−β−シクロデキストリン、6−モノデオキシ−6−モノアミノ−β−シクロデキストリン、6−O−α−マルトシル−β−シクロデキストリン、ブチル−β−シクロデキストリン、ブチル−γ−シクロデキストリン、カルボキシメチル−β−シクロデキストリン、メチル−β−シクロデキストリン、スクシニル−α−シクロデキストリン、スクシニル−β−シクロデキストリン、トリアセチル−β−シクロデキストリン、α−シクロデキストリン β−シクロデキストリンおよびγ−シクロデキストリンからなる群より選択される、項目103に記載の方法。
特定の実施形態では、例えば以下が提供される:
(項目1)
1種類以上の非ステロイド性抗炎症薬の処方物であって、該処方物は:
1種類以上の非ステロイド性抗炎症薬;および
多小胞リポソーム、を含み、
ここで、該1種類以上の非ステロイド性抗炎症薬は、該多小胞リポソーム中に封入されている、処方物。
(項目2)
前記非ステロイド性抗炎症薬が、インドメタシン、スリンダク、エトドラク、メフェナム酸、メクロフェナム酸、メクロフェナム酸ナトリウム、フルフェナム酸、トルメチン、ケトロラク、ジクロフェナク、ジクロフェナクナトリウム、イブプロフェン、ナプロキセン、ナプロキセンナトリウム、フェノプロフェン、ケトプロフェン、フルルビプロフェン、オキサプロジン、ピロキシカム、メロキシカム、アンピロキシカム、ドロキシカム、ピボキシカム、ロルノキシカム、シンノキシカム、スドキシカムおよびテノキシカムからなる群より選択される、項目1に記載の処方物。
(項目3)
前記非ステロイド性抗炎症薬がジクロフェナクである、項目1に記載の処方物。
(項目4)
前記非ステロイド性抗炎症薬がピロキシカムである、項目1に記載の処方物。
(項目5)
前記非ステロイド性抗炎症薬がメロキシカムである、項目1に記載の処方物。
(項目6)
前記非ステロイド性抗炎症薬がケトロラクである、項目1に記載の処方物。
(項目7)
前記多小胞リポソームが、コレステロール、1種類以上のリン脂質であって、該リン脂質の塩を含む、リン脂質、および1種類以上のトリグリセリドをさらに含む、項目1に記載の処方物。
(項目8)
前記リン脂質が、ホスファチジルコリン、ホスファチジルグリセロールおよびその塩、またはそれらの組み合わせである、項目7に記載の処方物。
(項目9)
前記ホスファチジルグリセロールがDPPGである、項目8に記載の処方物。
(項目10)
前記ホスファチジルコリンがDEPCである、項目8に記載の処方物。
(項目11)
前記トリグリセリドが、トリオレイン、トリカプリリン、またはこれら2つの組み合わせである、項目7に記載の処方物。
(項目12)
前記多小胞リポソームがpH修飾剤をさらに含む、項目1に記載の処方物。
(項目13)
前記pH修飾剤が、リジンもしくはグルタミン酸、またはそれらの組み合わせである、項目12に記載の処方物。
(項目14)
前記pH修飾剤が無機酸である、項目12に記載の処方物。
(項目15)
前記pH修飾剤が有機塩基である、項目12に記載の処方物。
(項目16)
前記pH修飾剤が無機塩基である、項目12に記載の処方物。
(項目17)
前記多小胞リポソームがシクロデキストリンをさらに含む、項目1に記載の処方物。
(項目18)
前記シクロデキストリンが、前記多小胞リポソーム内で前記非ステロイド性抗炎症薬と複合体を形成して、約10mg/ml〜約400mg/mlの濃度で存在する、項目17に記載の処方物。
(項目19)
前記シクロデキストリンが、(2,6−ジ−O−)エチル−β−シクロデキストリン、(2−カルボキシエチル)−β−シクロデキストリンナトリウム塩、(2−ヒドロキシエチル)−β−シクロデキストリン、(2−ヒドロキシプロピル)−α−シクロデキストリン、スルホブチルエーテル−β−シクロデキストリン、(2−ヒドロキシプロピル)−β−シクロデキストリン、6−モノデオキシ−6−モノアミノ−β−シクロデキストリン、6−O−α−マルトシル−β−シクロデキストリン、ブチル−β−シクロデキストリン、ブチル−γ−シクロデキストリン、カルボキシメチル−β−シクロデキストリン、メチル−β−シクロデキストリン、スクシニル−α−シクロデキストリン、スクシニル−β−シクロデキストリン、トリアセチル−β−シクロデキストリン、α−シクロデキストリン β−シクロデキストリンおよびγ−シクロデキストリンからなる群より選択される、項目17に記載の処方物。
(項目20)
疼痛および炎症を処置する方法であって、該方法は、項目1に記載の処方物を、疼痛および炎症の処置を必要とする被験体に投与する工程を包含する、方法。
(項目21)
前記非ステロイド性抗炎症薬が、インドメタシン、スリンダク、エトドラク、メフェナム酸、メクロフェナム酸、メクロフェナム酸ナトリウム、フルフェナム酸、トルメチン、ケトロラク、ジクロフェナク、ジクロフェナクナトリウム、イブプロフェン、ナプロキセン、ナプロキセンナトリウム、フェノプロフェン、ケトプロフェン、フルルビプロフェン、オキサプロジン ピロキシカム、メロキシカム、アンピロキシカム、ドロキシカム、ピボキシカム、ロルノキシカム、シンノキシカム、スドキシカムおよびテノキシカムからなる群より選択される、項目20に記載の方法。
(項目22)
注射のための薬学的に受容可能なキャリアをさらに含む、項目21に記載の方法。
(項目23)
前記多小胞リポソームが、コレステロール、1種類以上のリン脂質であって、該リン脂質の塩を含む、リン脂質、および1種類以上のトリグリセリドをさらに含む、項目20に記載の方法。
(項目24)
前記多小胞リポソームが、DPPG、DEPCおよびトリカプリリンをさらに含む、項目20に記載の方法。
(項目25)
前記多小胞リポソームがリジンをさらに含む、項目20に記載の方法。
(項目26)
前記多小胞リポソームがグルタミン酸をさらに含む、項目20に記載の方法。
(項目27)
前記投与が皮下注射である、項目20に記載の方法。
(項目28)
前記投与が筋肉内注射である、項目20に記載の方法。
(項目29)
前記投与が関節内注射である、項目20に記載の方法。
(項目30)
前記投与が、創傷の縁への局所注射、もしくは切創への点滴注入、またはこれらの組み合わせによる創傷への浸潤である、項目20に記載の方法。
(項目31)
前記投与が局部投与である、項目20に記載の方法。
(項目32)
前記局部投与が眼におけるものである、項目31に記載の方法。
(項目33)
前記局部投与が鼻におけるものである、項目31に記載の方法。
(項目34)
前記局部投与が耳におけるものである、項目31に記載の方法。
(項目35)
前記投与が眼内におけるものである、項目20に記載の方法。
(項目36)
投与が1日毎〜7日毎のものである、項目20に記載の方法。
(項目37)
多小胞リポソーム処方物を調製するためのプロセスであって、該プロセスは:
第1の水相と揮発性の水非混和性溶媒相とを混合することによって第1のエマルジョンを提供する工程であって、該溶媒相が、少なくとも1種の両親媒性脂質および少なくとも1種の中性脂質を含む、工程;
該第1のエマルジョンと第2の水相とを混合および乳化して第2のエマルジョンを提供する工程であって、該第2のエマルジョンは連続的な水相を含む、工程;
該第2のエマルジョンから該揮発性の水非混和性溶媒を除去して、空の多小胞リポソーム粒子の組成物を形成する工程;ならびに
1種類以上の非ステロイド性抗炎症薬を該多小胞リポソームに遠隔充填する工程;を包含し、
ここで、該多小胞リポソームの外側の低いpH〜該多小胞リポソームの内側の高いpHの勾配が存在し、該1種類以上の非ステロイド性抗炎症薬を該多小胞リポソームの中に移動させる、プロセス。
(項目38)
前記多小胞リポソームがpH修飾剤をさらに含む、項目37に記載のプロセス。
(項目39)
前記pH修飾剤が、リジンもしくはグルタミン酸、またはそれらの組み合わせである、項目38に記載のプロセス。
(項目40)
前記pH修飾剤が無機酸である、項目38に記載のプロセス。
(項目41)
前記pH修飾剤が有機塩基である、項目38に記載のプロセス。
(項目42)
前記pH修飾剤が無機塩基である、項目38に記載のプロセス。
(項目43)
前記グルタミン酸が、約4.7〜約9.2のpHに調整される、項目39に記載のプロセス。
(項目44)
前記非ステロイド性抗炎症薬がジクロフェナクである、項目37に記載のプロセス。
(項目45)
前記非ステロイド性抗炎症薬がピロキシカムである、項目37に記載のプロセス。
(項目46)
前記非ステロイド性抗炎症薬がメロキシカムである、項目37に記載のプロセス。
(項目47)
前記非ステロイド性抗炎症薬がケトロラクである、項目37に記載のプロセス。
(項目48)
前記勾配が、約1pH単位〜約2pH単位である、項目37に記載のプロセス。
(項目49)
多小胞リポソーム処方物を調製するためのプロセスであって、該プロセスは:
少なくとも1種の非ステロイド性抗炎症薬と第1の水相と揮発性の水非混和性溶媒相とを混合することによって第1のエマルジョンを提供する工程であって、該溶媒相が、少なくとも1種の両親媒性脂質および少なくとも1種の中性脂質を含む、工程;
該第1のエマルジョンと第2の水相とを混合および乳化して第2のエマルジョンを提供する工程であって、該第2のエマルジョンは連続的な水相を含む、工程;ならびに
該第2のエマルジョンから該揮発性の水非混和性溶媒を除去して、空の多小胞リポソーム粒子の組成物を形成する工程;を包含する、プロセス。
(項目50)
前記非ステロイド性抗炎症薬が、混合する工程の前に前記第1の水溶液に添加される、項目49に記載のプロセス。
(項目51)
前記非ステロイド性抗炎症薬が、混合する工程の前に前記揮発性の水非混和性溶媒相に添加される、項目49に記載のプロセス。
(項目52)
前記非ステロイド性抗炎症薬が、混合する工程の前に前記第1の水溶液および前記揮発性の水非混和性溶媒相の両方に添加される、項目49に記載のプロセス。
(項目53)
前記多小胞リポソームがpH修飾剤をさらに含む、項目49に記載のプロセス。
(項目54)
前記pH修飾剤が、リジンもしくはグルタミン酸、またはそれらの組み合わせである、項目53に記載のプロセス。
(項目55)
前記pH修飾剤が無機酸である、項目53に記載のプロセス。
(項目56)
前記pH修飾剤が有機塩基である、項目53に記載のプロセス。
(項目57)
前記pH修飾剤が無機塩基である、項目53に記載のプロセス。
(項目58)
前記非ステロイド性抗炎症薬がジクロフェナクである、項目49に記載のプロセス。
(項目59)
前記非ステロイド性抗炎症薬がピロキシカムである、項目49に記載のプロセス。
(項目60)
前記非ステロイド性抗炎症薬がメロキシカムである、項目49に記載のプロセス。
(項目61)
前記非ステロイド性抗炎症薬がケトロラクである、項目49に記載のプロセス。
(項目62)
項目1に記載の処方物であって、該処方物は、以下:
第1の水相と揮発性の水非混和性溶媒相とを混合することによってある容積の第1のエマルジョンを提供する工程であって、該溶媒相が、少なくとも1種の両親媒性脂質および少なくとも1種の中性脂質を含む、工程;
該第1のエマルジョンと第2の水相とを混合および乳化することによって、連続的な水相を含むある容積の第2のエマルジョンを提供する工程;
該第2のエマルジョンから該揮発性の水非混和性溶媒を除去して、多小胞リポソーム粒子の組成物を形成する工程;ならびに
1種類以上の非ステロイド性抗炎症薬を該多小胞リポソームに遠隔充填する工程であって、ここで、該多小胞リポソームの外側の低いpH〜該多小胞リポソームの内側の高いpHの勾配が存在し、該1種類以上の非ステロイド性抗炎症薬を該多小胞リポソームの中に移動させる、工程;
を包含するプロセスによって調製される、処方物。
(項目63)
前記多小胞リポソームがpH修飾剤をさらに含む、項目62に記載の処方物。
(項目64)
前記pH修飾剤が、リジンもしくはグルタミン酸、またはそれらの組み合わせである、項目63に記載の処方物。
(項目65)
前記pH修飾剤が無機酸である、項目63に記載の処方物。
(項目66)
前記pH修飾剤が有機塩基である、項目63に記載の処方物。
(項目67)
前記pH修飾剤が無機塩基である、項目63に記載の処方物。
(項目68)
前記グルタミン酸が、約4.7〜約9.2のpHに調整される、項目64に記載の処方物。
(項目69)
前記非ステロイド性抗炎症薬がジクロフェナクである、項目62に記載の処方物。
(項目70)
前記非ステロイド性抗炎症薬がピロキシカムである、項目62に記載の処方物。
(項目71)
前記非ステロイド性抗炎症薬がメロキシカムである、項目62に記載の処方物。
(項目72)
前記非ステロイド性抗炎症薬がケトロラクである、項目62に記載の処方物。
(項目73)
前記勾配が、約1pH単位〜約2pH単位である、項目62に記載の処方物。
(項目74)
項目1に記載の処方物であって、該処方物は、以下:
少なくとも1種の非ステロイド性抗炎症薬と第1の水相と揮発性の水非混和性溶媒相とを混合することによってある容積の第1のエマルジョンを提供する工程であって、該溶媒相が、少なくとも1種の両親媒性脂質および少なくとも1種の中性脂質を含む、工程;
該第1のエマルジョンと第2の水相とを混合および乳化することによって、連続的な水相を含むある容積の第2のエマルジョンを提供する工程;ならびに
該第2のエマルジョンから該揮発性の水非混和性溶媒を除去して、多小胞リポソーム粒子の組成物を形成する工程;
を包含するプロセスによって調製される、処方物。
(項目75)
前記非ステロイド性抗炎症薬が、混合する工程の前に前記第1の水溶液に添加される、項目74に記載の処方物。
(項目76)
前記非ステロイド性抗炎症薬が、混合する工程の前に前記揮発性の水非混和性溶媒相に添加される、項目74に記載の処方物。
(項目77)
前記非ステロイド性抗炎症薬が、混合する工程の前に前記第1の水溶液および前記揮発性の水非混和性溶媒相の両方に添加される、項目74に記載の処方物。
(項目78)
前記多小胞リポソームがpH修飾剤をさらに含む、項目74に記載の処方物。
(項目79)
前記pH修飾剤が、リジンもしくはグルタミン酸、またはそれらの組み合わせである、項目78に記載の処方物。
(項目80)
前記pH修飾剤が無機酸である、項目78に記載の処方物。
(項目81)
前記pH修飾剤が有機塩基である、項目78に記載の処方物。
(項目82)
前記pH修飾剤が無機塩基である、項目78に記載の処方物。
(項目83)
前記非ステロイド性抗炎症薬がジクロフェナクである、項目74に記載の処方物。
(項目84)
前記非ステロイド性抗炎症薬がピロキシカムである、項目74に記載の処方物。
(項目85)
前記非ステロイド性抗炎症薬がメロキシカムである、項目74に記載の処方物。
(項目86)
前記非ステロイド性抗炎症薬がケトロラクである、項目74に記載の処方物。
(項目87)
創傷への浸潤によって長期間にわたり疼痛および炎症を処置する方法であって、該方法は、創傷の縁への局所注射、もしくは切創への点滴注入、またはこれらの組み合わせによって多小胞リポソーム(MVL)処方物を投与する工程を包含し、該処方物は:
1種類以上の非ステロイド性抗炎症薬;および
多小胞リポソーム、を含み、
該1種類以上の非ステロイド性抗炎症薬は、該多小胞リポソーム中に封入されている、方法。
(項目88)
前記非ステロイド性抗炎症薬が、インドメタシン、スリンダク、エトドラク、メフェナム酸、メクロフェナム酸、メクロフェナム酸ナトリウム、フルフェナム酸、トルメチン、ケトロラク、ジクロフェナク、ジクロフェナクナトリウム、イブプロフェン、ナプロキセン、ナプロキセンナトリウム、フェノプロフェン、ケトプロフェン、フルルビプロフェン、オキサプロジン ピロキシカム、メロキシカム、アンピロキシカム、ドロキシカム、ピボキシカム、ロルノキシカム、シンノキシカム、スドキシカムおよびテノキシカムからなる群より選択される、項目87に記載の方法。
(項目89)
前記非ステロイド性抗炎症薬がジクロフェナクである、項目87に記載の方法。
(項目90)
前記非ステロイド性抗炎症薬がピロキシカムである、項目87に記載の方法。
(項目91)
前記非ステロイド性抗炎症薬がメロキシカムである、項目87に記載の方法。
(項目92)
前記非ステロイド性抗炎症薬がケトロラクである、項目87に記載の方法。
(項目93)
前記多小胞リポソームが、コレステロール、1種類以上のリン脂質であって、該リン脂質の塩を含む、リン脂質、および1種類以上のトリグリセリドをさらに含む、項目87に記載の方法。
(項目94)
前記リン脂質が、ホスファチジルコリン、ホスファチジルグリセロールおよびその塩、またはそれらの組み合わせである、項目93に記載の方法。
(項目95)
前記ホスファチジルグリセロールがDPPGである、項目94に記載の方法。
(項目96)
前記ホスファチジルコリンがDEPCである、項目94に記載の方法。
(項目97)
前記トリグリセリドが、トリオレイン、トリカプリリン、またはこれら2つの組み合わせである、項目93に記載の方法。
(項目98)
前記多小胞リポソームがpH修飾剤をさらに含む、項目87に記載の方法。
(項目99)
前記pH修飾剤が、リジンもしくはグルタミン酸、またはそれらの組み合わせである、項目98に記載の方法。
(項目100)
前記pH修飾剤が無機酸である、項目98に記載の方法。
(項目101)
前記pH修飾剤が有機塩基である、項目98に記載の方法。
(項目102)
前記pH修飾剤が無機塩基である、項目98に記載の方法。
(項目103)
前記多小胞リポソームがシクロデキストリンをさらに含む、項目87に記載の方法。
(項目104)
前記シクロデキストリンが、前記多小胞リポソーム内で前記非ステロイド性抗炎症薬と複合体を形成して、約10mg/ml〜約400mg/mlの濃度で存在する、項目103に記載の方法。
(項目105)
前記シクロデキストリンが、(2,6−ジ−O−)エチル−β−シクロデキストリン、(2−カルボキシエチル)−β−シクロデキストリンナトリウム塩、(2−ヒドロキシエチル)−β−シクロデキストリン、(2−ヒドロキシプロピル)−α−シクロデキストリン、スルホブチルエーテル−β−シクロデキストリン、(2−ヒドロキシプロピル)−β−シクロデキストリン、6−モノデオキシ−6−モノアミノ−β−シクロデキストリン、6−O−α−マルトシル−β−シクロデキストリン、ブチル−β−シクロデキストリン、ブチル−γ−シクロデキストリン、カルボキシメチル−β−シクロデキストリン、メチル−β−シクロデキストリン、スクシニル−α−シクロデキストリン、スクシニル−β−シクロデキストリン、トリアセチル−β−シクロデキストリン、α−シクロデキストリン β−シクロデキストリンおよびγ−シクロデキストリンからなる群より選択される、項目103に記載の方法。
Claims (56)
- 多小胞リポソーム処方物であって、該処方物は、
1種類以上の活性な薬学的成分;
多小胞リポソーム;
1種類以上のpH修飾剤;および
1種類以上の浸透圧剤
を含み、
ここで、該活性な薬学的成分は、1種類以上の非ステロイド性抗炎症薬からなる群より選択され、
ここで、該1種類以上の活性な薬学的成分、該1種類以上のpH修飾剤、および該1種類以上の浸透圧剤は、該多小胞リポソーム中に封入されており、そして
該pH修飾剤と該浸透圧剤とは同じであってもよい、処方物。 - 前記非ステロイド性抗炎症薬が、インドメタシン、スリンダク、エトドラク、メフェナム酸、メクロフェナム酸、メクロフェナム酸ナトリウム、フルフェナム酸、トルメチン、ケトロラク、ジクロフェナク、ジクロフェナクナトリウム、イブプロフェン、ナプロキセン、ナプロキセンナトリウム、フェノプロフェン、ケトプロフェン、フルルビプロフェン、オキサプロジン、ピロキシカム、メロキシカム、アンピロキシカム、ドロキシカム、ピボキシカム、ロルノキシカム、シンノキシカム、スドキシカムおよびテノキシカムからなる群より選択される、請求項1に記載の処方物。
- 前記非ステロイド性抗炎症薬がジクロフェナクである、請求項1に記載の処方物。
- 前記非ステロイド性抗炎症薬がピロキシカムである、請求項1に記載の処方物。
- 前記非ステロイド性抗炎症薬がメロキシカムである、請求項1に記載の処方物。
- 前記非ステロイド性抗炎症薬がケトロラクである、請求項1に記載の処方物。
- 前記多小胞リポソームが、1種類以上のリン脂質または該リン脂質の塩、および1種類以上のトリグリセリド、および場合によってコレステロールを含む、請求項1に記載の処方物。
- 前記リン脂質が、ホスファチジルコリン、ホスファチジルグリセロールもしくはその塩、またはそれらの組み合わせである、請求項7に記載の処方物。
- 前記ホスファチジルグリセロールがDPPGである、請求項8に記載の処方物。
- 前記ホスファチジルコリンがDEPCである、請求項8に記載の処方物。
- 前記トリグリセリドが、トリオレイン、トリカプリリン、またはこれら2つの組み合わせである、請求項7に記載の処方物。
- 前記pH修飾剤が、リジンもしくはグルタミン酸、またはそれらの組み合わせである、請求項1に記載の処方物。
- 前記pH修飾剤が無機酸である、請求項1に記載の処方物。
- 前記pH修飾剤が有機酸または有機塩基である、請求項1に記載の処方物。
- 前記pH修飾剤が無機塩基である、請求項1に記載の処方物。
- 前記多小胞リポソームがシクロデキストリンをさらに含む、請求項1に記載の処方物。
- 前記シクロデキストリンが、前記多小胞リポソーム内で前記非ステロイド性抗炎症薬と複合体を形成して、約10mg/ml〜約400mg/mlの濃度で存在する、請求項16に記載の処方物。
- 前記シクロデキストリンが、(2,6−ジ−O−)エチル−β−シクロデキストリン、(2−カルボキシエチル)−β−シクロデキストリンナトリウム塩、(2−ヒドロキシエチル)−β−シクロデキストリン、(2−ヒドロキシプロピル)−α−シクロデキストリン、スルホブチルエーテル−β−シクロデキストリン、(2−ヒドロキシプロピル)−β−シクロデキストリン、6−モノデオキシ−6−モノアミノ−β−シクロデキストリン、6−O−α−マルトシル−β−シクロデキストリン、ブチル−β−シクロデキストリン、ブチル−γ−シクロデキストリン、カルボキシメチル−β−シクロデキストリン、メチル−β−シクロデキストリン、スクシニル−α−シクロデキストリン、スクシニル−β−シクロデキストリン、トリアセチル−β−シクロデキストリン、α−シクロデキストリン β−シクロデキストリンおよびγ−シクロデキストリンからなる群より選択される、請求項17に記載の処方物。
- 疼痛および炎症の処置における使用のための、請求項1に記載の処方物。
- 前記非ステロイド性抗炎症薬が、インドメタシン、スリンダク、エトドラク、メフェナム酸、メクロフェナム酸、メクロフェナム酸ナトリウム、フルフェナム酸、トルメチン、ケトロラク、ジクロフェナク、ジクロフェナクナトリウム、イブプロフェン、ナプロキセン、ナプロキセンナトリウム、フェノプロフェン、ケトプロフェン、フルルビプロフェン、オキサプロジン ピロキシカム、メロキシカム、アンピロキシカム、ドロキシカム、ピボキシカム、ロルノキシカム、シンノキシカム、スドキシカムおよびテノキシカムからなる群より選択される、請求項19に記載の使用のための処方物。
- 前記多小胞リポソームが、1種類以上のリン脂質または該リン脂質の塩、1種類以上のトリグリセリド、および場合によってコレステロールを含む、請求項19に記載の使用のための処方物。
- 前記多小胞リポソームが、DPPG、DEPCおよびトリカプリリンをさらに含む、請求項19に記載の使用のための処方物。
- 前記多小胞リポソームがリジンをさらに含む、請求項19に記載の使用のための処方物。
- 前記多小胞リポソームがグルタミン酸をさらに含む、請求項19に記載の使用のための処方物。
- 前記処方物が皮下注射によって使用するためのものである、請求項19に記載の使用のための処方物。
- 前記処方物が筋肉内注射によって使用するためのものである、請求項19に記載の使用のための処方物。
- 前記処方物が関節内注射によって使用するためのものである、請求項19に記載の使用のための処方物。
- 前記処方物が、創傷の縁への局所注射、もしくは切創への点滴注入、またはこれらの組み合わせによる創傷への浸潤によって使用するためのものである、請求項19に記載の使用のための処方物。
- 前記処方物が局部投与によって使用するためのものである、請求項19に記載の使用のための処方物。
- 前記局部投与が眼におけるものである、請求項29に記載の使用のための処方物。
- 前記局部投与が鼻におけるものである、請求項29に記載の使用のための処方物。
- 前記局部投与が耳におけるものである、請求項29に記載の使用のための処方物。
- 前記投与が眼内におけるものである、請求項19に記載の使用のための処方物。
- 前記処方物が1日毎〜7日毎に投与されることを特徴とする、請求項19に記載の使用のための処方物。
- 多小胞リポソーム処方物を調製するためのプロセスであって、該プロセスは:
第1の水相と揮発性の水非混和性溶媒相とを混合することによって第1のエマルジョンを提供する工程であって、該溶媒相が、少なくとも1種の両親媒性脂質および少なくとも1種の中性脂質を含む、工程;
該第1のエマルジョンと第2の水相とを混合および乳化して第2のエマルジョンを提供する工程であって、該第2のエマルジョンは連続的な水相を含む、工程;
該第2のエマルジョンから該揮発性の水非混和性溶媒を除去して、空の多小胞リポソーム粒子の組成物を形成する工程;ならびに
1種類以上の非ステロイド性抗炎症薬を該多小胞リポソームに遠隔充填する工程;を包含し、
ここで、該多小胞リポソームの外側の低いpH〜該多小胞リポソームの内側の高いpHの勾配が存在し、該1種類以上の非ステロイド性抗炎症薬を該多小胞リポソームの中に移動させる、プロセス。 - 前記非ステロイド性抗炎症薬が、インドメタシン、スリンダク、エトドラク、メフェナム酸、メクロフェナム酸、メクロフェナム酸ナトリウム、フルフェナム酸、トルメチン、ケトロラク、ジクロフェナク、ジクロフェナクナトリウム、イブプロフェン、ナプロキセン、ナプロキセンナトリウム、フェノプロフェン、ケトプロフェン、フルルビプロフェン、オキサプロジン ピロキシカム、メロキシカム、アンピロキシカム、ドロキシカム、ピボキシカム、ロルノキシカム、シンノキシカム、スドキシカムおよびテノキシカムからなる群より選択される、請求項35に記載のプロセス。
- 前記多小胞リポソームがpH修飾剤をさらに含む、請求項36に記載のプロセス。
- 前記pH修飾剤が、リジンもしくはグルタミン酸、またはそれらの組み合わせである、請求項37に記載のプロセス。
- 前記pH修飾剤が無機酸、有機酸もしくは有機塩基、または無機塩基から選択される、請求項37に記載のプロセス。
- 前記グルタミン酸が、約4.7〜約9.2のpHに調整される、請求項38に記載のプロセス。
- 前記非ステロイド性抗炎症薬がジクロフェナク、ピロキシカム、メロキシカムまたはケトロラクから選択される、請求項35に記載のプロセス。
- 前記勾配が、約1pH単位〜約2pH単位である、請求項35に記載のプロセス。
- 多小胞リポソーム処方物を調製するためのプロセスであって、該プロセスは:
少なくとも1種の非ステロイド性抗炎症薬と第1の水相と揮発性の水非混和性溶媒相とを混合することによって第1のエマルジョンを提供する工程であって、該溶媒相が、少なくとも1種の両親媒性脂質および少なくとも1種の中性脂質を含む、工程;
該第1のエマルジョンと第2の水相とを混合および乳化して第2のエマルジョンを提供する工程であって、該第2のエマルジョンは連続的な水相を含む、工程;ならびに
該第2のエマルジョンから該揮発性の水非混和性溶媒を除去して、多小胞リポソーム粒子の組成物を形成する工程;を包含する、プロセス。 - 前記非ステロイド性抗炎症薬が、混合する工程の前に前記第1の水相に添加される、請求項43に記載のプロセス。
- 前記非ステロイド性抗炎症薬が、混合する工程の前に前記揮発性の水非混和性溶媒相に添加される、請求項43に記載のプロセス。
- 前記非ステロイド性抗炎症薬が、混合する工程の前に前記第1の水相および前記揮発性の水非混和性溶媒相の両方に添加される、請求項43に記載のプロセス。
- 前記多小胞リポソームがpH修飾剤をさらに含む、請求項43に記載のプロセス。
- 前記pH修飾剤が、リジンもしくはグルタミン酸、またはそれらの組み合わせである、請求項47に記載のプロセス。
- 前記pH修飾剤が無機酸である、請求項47に記載のプロセス。
- 前記pH修飾剤が有機酸または有機塩基である、請求項47に記載のプロセス。
- 前記pH修飾剤が無機塩基である、請求項47に記載のプロセス。
- 前記非ステロイド性抗炎症薬がジクロフェナクである、請求項43に記載のプロセス。
- 前記非ステロイド性抗炎症薬がピロキシカムである、請求項43に記載のプロセス。
- 前記非ステロイド性抗炎症薬がメロキシカムである、請求項43に記載のプロセス。
- 前記非ステロイド性抗炎症薬がケトロラクである、請求項43に記載のプロセス。
- 創傷の縁への局所注射、もしくは切創への点滴注入、またはこれらの組み合わせによる創傷への浸潤による長期間にわたる疼痛および炎症の処置における使用のための、請求項1〜18のいずれか一項に記載の多小胞リポソーム(MVL)処方物。
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