JP2013540784A5 - - Google Patents

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JP2013540784A5
JP2013540784A5 JP2013535301A JP2013535301A JP2013540784A5 JP 2013540784 A5 JP2013540784 A5 JP 2013540784A5 JP 2013535301 A JP2013535301 A JP 2013535301A JP 2013535301 A JP2013535301 A JP 2013535301A JP 2013540784 A5 JP2013540784 A5 JP 2013540784A5
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真空下での蒸発によりTHFを除去し、得られた式(ex−7h3)の化合物をRP−
HPLC−ESMS(方法の説明B2、5〜100の移動相B、[(M+H)/2]+:
679、ここでMは式(ex−7h3)の化合物のMWである)により分析した。
Figure 2013540784
本願発明の実施態様は以下のとおりである。
(1)
ペプチドC−PEPの調製のための方法(C−PEP)であって、
C−PEPはペプチジルラジカルPEP−Cを含み、PEP−CのC末端は保護基DKP−PGにより保護され、DKP−PGはハンドル基HG、必要に応じてスペーサー基SG、およびジケトピペラジン残基DKPを含み;
SGはペプチド化学において従来用いられるスペーサー基であり;
DKPはジペプチド残基DPRから誘導されたジケトピペラジン残基であり;
DPRはαアミノ酸残基Xaa1およびXaa2を含み;
Xaa1はDPRのC末端アミノ酸残基であり;
Xaa2はDPRのN末端アミノ酸残基であり、またXaa2は側鎖を有し、前記側鎖は官能基FGによって置換されており;
PEP−CはXaaC (1) を介してHGに接続しており;
XaaCはPEP−Cのアミノ酸残基であり;
Xaa (1) における指数(1)はPEP−CのC末端位置を表し;
XaaC (1) はPEP−CのC末端アミノ酸残基であり;
HGは、ペプチドのC末端を固相に接続するための固相ペプチド合成SPPSにおいて従来用いられるハンドル基であり、ペプチド中の2個のアミノ酸残基を接続するアミド結合を切断しない条件下でHGからC末端の切断を可能とし;
HGはFGに直接接続しているか、またはSGが存在する場合、HGはSGに接続しており、SGはFGに接続しており;
方法(C−PEP)は、ステップ(iii)を含み;
ステップ(iii)は反応(INRIFO)を含み;
反応(INRIFO)は、ペプチドPEP−C−DKP−L−樹脂A中での分子内環形成および同時切断反応を含む反応であり;
PEP−C−DKP−L−樹脂Aは、C−PEPの前駆体であり、PEP−Cおよび樹脂DKP−L−樹脂Aを含み、PEP−CはDKP−L−樹脂Aに接続しており;
DKP−L−樹脂Aは、樹脂AおよびDKP−PG形成リンカーDKP−Lを含み、樹脂AはDKP−Lに接続しており、
樹脂Aは、SPPSにおける固相として従来用いられる樹脂であり、
DKP−Lは、HG、必要に応じてSG、およびDPRを含み、Xaa1のカルボン酸基であるDPRのC末端カルボン酸基は樹脂Aに接続しており;
反応(INRIFO)における分子内環形成は、Xaa2のαアミノ基であるDPRのN末端アミノ基と、DPRのC末端カルボン酸基との反応であり、それによってDKPを形成し、それによってXaa1が樹脂Aから同時に切断され、DKP−PGが形成され;
HGは、HGとXaaC (1) との間の結合が反応(INRIFO)中に切断されないように選択される、前記方法。
(2)
PEP−Cが、ステップ(iii)の前に固相ペプチド合成SPPS(PEP−C)により調製され;樹脂Aが、樹脂AとXaa1との間の結合がSPPS(PEP−C)の間に切断されないように選択される、請求項1に記載の方法(C−PEP)。
(3)
DKP−PG形成リンカーDKP−Lの調製のための方法(DKP−L)であって、方法(DKP−L)が、ステップ(DKP−L−i)、ステップ(DKP−L−iii)および必要に応じて、ステップ(DKP−L−ii)を含み;
ステップ(DKP−L−i)において、Xaa2がXaa1にカップリングされ;
任意選択のステップ(DKP−L−ii)において、SGがDKP−L中に存在する場合、SGがXaa2にカップリングされ;
ステップ(DKP−L−iii)において、HGが、SGがDKP−Lに存在する場合はSG、またはXaa2のいずれかにカップリングされ;
DKP−PG、DKP−L、DKP、Xaa2、Xaa1、HGおよびSGが、請求項1に記載の通りである、方法。
(4)
DKP−L−樹脂Aの調製のための方法(DKP−L−樹脂A)であって、方法(DKP−L−樹脂A)が、方法(X1)または方法(X2)であり;
方法(X1)が、ステップ(X1−i)、ステップ(X1−ii)、ステップ(X1−iv)および必要に応じてステップ(X1−iii)を含み;
ステップ(X1−i)において、アミノ酸Xaa1が樹脂Aにカップリングされ;
ステップ(X1−ii)において、アミノ酸Xaa2がXaa1にカップリングされ;
任意選択のステップ(X1−iii)において、SGがDKP−L−樹脂A中に存在する場合、SGがXaa2の側鎖にカップリングされ;
ステップ(X1−iv)において、HGが、SGがDKP−L−樹脂A中に存在する場合はSG、またはXaa2のいずれかにカップリングされ;
方法(X2)が、ステップ(X2−i)を含み;
ステップ(X2−i)において、DPK−Lが樹脂Aにカップリングされ;
DKP−L−樹脂A、樹脂A、DKP−PG、DKP−L、DKP、Xaa2、Xaa1、HGおよびSGが、請求項1に記載の通りである、方法。
(5)
HGが、式(HGF−I)のハンドル基、式(HGF−II)のハンドル基、式(HGF−III)のハンドル基、式(HGF−IV)のハンドル基、式(HGF−V)のハンドル基および式(HGF−VI)のハンドル基、
Figure 2013540784
Figure 2013540784
からなる群より選択されるハンドル基であり、
式中、
)は、方法(C−PEP)におけるPEP−CのC末端のC原子と、HGとの間の結合を示すか、または
方法(C−PEP)におけるPEP−CのC末端アミノ酸残基が側鎖を有し、この側鎖を介してHGに接続される場合、方法(C−PEP)におけるPEP−CのC末端アミノ酸残基の側鎖と、HGとの間の結合を示し、
** )は、nが1である場合、HGとSGとの間の結合を示すか、またはnが0である場合、HGとFGとの間の結合を示し;
R1、R2、R3、R4、R10およびR11は、同一であるか、または異なり、水素およびO−C 1〜4 アルキルからなる群より互いに独立に選択され、
s1−1、s2、s3、s4およびs6は、同一であるか、または異なり、1、2、3および4からなる群より互いに独立に選択され、
s5−1は、0、1、2、3または4であり、
s1−2、s5−2およびs5−3は、同一であるか、または異なり、互いに独立に0または1であり、
T1−1は、OまたはNHであり、
T1−2およびT5−1は、Oであり、
ここで、n、SG、FG、PEP−Cおよび方法(C−PEP)は、請求項1に記載の通りである、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
(6)
SGが、式(SG−I)のスペーサー基、式(SG−II)のスペーサー基、式(SG−III)のスペーサー基、式(SG−IV)のスペーサー基および式(SG−V)のスペーサー基;
Figure 2013540784
Figure 2013540784
からなる群より選択されるスペーサー基であり、
式中、
m1、m5、m6、m7、m9、m10、m11およびm12は同一であるか、または異なり、互いに独立に1〜500の整数であり;
m2、m3およびm4は、同一であるか、または異なり、互いに独立に1、2、3または4であり、
*** )は、nが1である場合、SGからHGへの結合であり、
**** )は、nが1である場合、SGとXaa2との間の結合であり、
ここで、HG、Xaa2およびnは請求項1に記載の通りである、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
(7)
Xaa1が、天然αアミノ酸残基、α−N−メチルアミノ酸残基、L−Hpr残基、D−Hpr残基、DL−Hpr残基、2−(C 1〜5 −アルキル)−D−アミノ酸残基、2−(C 1〜5 −アルキル)−L−アミノ酸残基、2−(C 1〜5 −アルキル)−DL−アミノ酸残基および式(HypX);
Figure 2013540784
(式中、
Xは、O、S、またはC(R13)R14であり;
R5、R7、R12、R13およびR14は同一であるか、または異なり、水素、C 1〜4 アルキルおよびO−R8からなる群より互いに独立に選択され;
R8は、ペプチド化学において側鎖保護のために従来用いられる保護基、または式(Sub−R8)の置換基;
Figure 2013540784
(式中、
m8は、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり;
R9は、C 1〜4 アルキルである))
の化合物から誘導された残基からなる群より選択される、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
(8)
Xaa2が、L−Lys残基、D−Lys残基、DL−Lys残基、L−Orn残基、D−Orn残基、DL−Orn残基、L−4−アミノプロリン残基、D−4−アミノプロリン残基、DL−4−アミノプロリン残基、L−α,γ−ジアミノブタン酸残基、D−α,γ−ジアミノブタン酸残基、DL−α,γ−ジアミノブタン酸残基、L−α,β−ジアミノプロパン酸残基、D−α,β−ジアミノプロパン酸残基、DL−α,β−ジアミノプロパン酸残基、L−Ser残基、D−Ser残基、DL−Ser残基、L−Thr残基、D−Thr残基、DL−Thr残基、L−Cys残基、D−Cys残基、DL−Cys残基、L−ホモシステイン残基、D−ホモシステイン残基、DL−ホモシステイン残基、L−Asp残基、D−Asp残基、DL−Asp残基、L−Glu残基、D−Glu残基およびDL−Glu残基からなる群より選択される、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
(9)
樹脂Aが、ヒドロキシメチルポリスチレン(HMPS)樹脂、ポリエチレングリコール(PEG)に基づく樹脂、PEGがPEG樹脂とは異なる樹脂上にグラフトされた樹脂、ポリスチレン樹脂、p−ベンジルオキシベンジルアルコール樹脂、クロロメチルポリスチレン−ジビニルベンゼン樹脂、ポリ(ビニルアルコール)グラフトポリ(エチレングリコール)(PVA−g−PEG)樹脂からなる群より選択される、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
(10)
ペプチドPEPの調製のための方法(PEP−HSPPS)であって、
方法(PEP−HSPPS)が、ステップ(i−pep)およびステップ(ii−pep)を含み、
ステップ(i−pep)において、ペプチドC−PEPが請求項1に記載の方法(C−PEP)に従って調製され;次いで、
ステップ(ii−pep)において、ステップ(i−pep)で得られたC−PEPが、均一液相ペプチド合成HSPPSにより、N末端保護されたアミノ酸またはN末端保護されたペプチドPEP−Nとカップリングされ;
方法(C−PEP)およびC−PEPが、請求項1に記載の通りである、方法。
(11)
C−PEP、PEP−C−DKP−L−樹脂A、DKP−L−樹脂AおよびDKP−Lが請求項1に記載の通りである、C−PEP、PEP−C−DKP−L−樹脂A、DKP−L−樹脂AおよびDKP−Lからなる群より選択される化合物。
(12)
C−PEP、PEP−C−DKP−L−樹脂A、DKP−L−樹脂A、DKP−LおよびDKP−PGが請求項1に記載の通りである、ペプチド化学におけるC−PEP、PEP−C−DKP−L−樹脂A、DKP−L−樹脂AおよびDKP−Lからなる群より選択される化合物の使用;またはDKP−PG形成リンカーとしてのDKP−Lの使用。

Claims (13)

  1. ペプチドC−PEPの調製のための方法(C−PEP)であって、
    C−PEPはペプチジルラジカルPEP−Cを含み、PEP−CのC末端は保護基DK
    P−PGにより保護され、DKP−PGはハンドル基HG、必要に応じてスペーサー基S
    G、およびジケトピペラジン残基DKPを含み;
    SGはペプチド化学において従来用いられるスペーサー基であり;
    DKPはジペプチド残基DPRから誘導されたジケトピペラジン残基であり;
    DPRはαアミノ酸残基Xaa1およびXaa2からなり
    Xaa1はDPRのC末端アミノ酸残基であり;
    Xaa2はDPRのN末端アミノ酸残基であり、またXaa2は側鎖を有し、前記側鎖
    は官能基FGによって置換されており;

    Xaa1は、天然αアミノ酸残基、α−N−メチルアミノ酸残基、L−Hpr残基、D−Hpr残基、DL−Hpr残基、2−(C 1〜5 −アルキル)−D−アミノ酸残基、2−(C 1〜5 −アルキル)−L−アミノ酸残基、2−(C 1〜5 −アルキル)−DL−アミノ酸残基および式(HypX);
    Figure 2013540784
    (式中、
    Xは、O、S、またはC(R13)R14であり;
    R5、R7、R12、R13およびR14は同一であるか、または異なり、水素、C 1-4 アルキルおよびO−R8からなる群より互いに独立に選択され;
    R8は、ペプチド化学において側鎖保護のために従来用いられる保護基、または式(Sub−R8);
    Figure 2013540784
    (式中、
    m8は、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり;
    R9は、C 1-4 アルキルである)
    の置換基である)
    の化合物から誘導された残基
    からなる群より選択され、

    Xaa2は、L−Lys残基、D−Lys残基、DL−Lys残基、L−Orn残基、D−Orn残基、DL−Orn残基、L−4−アミノプロリン残基、D−4−アミノプロリン残基、DL−4−アミノプロリン残基、L−α,γ−ジアミノブタン酸残基、D−α,γ−ジアミノブタン酸残基、DL−α,γ−ジアミノブタン酸残基、L−α,β−ジアミノプロパン酸残基、D−α,β−ジアミノプロパン酸残基、DL−α,β−ジアミノプロパン酸残基、L−Ser残基、D−Ser残基、DL−Ser残基、L−Thr残基、D−Thr残基、DL−Thr残基、L−Cys残基、D−Cys残基、DL−Cys残基、L−ホモシステイン残基、D−ホモシステイン残基、DL−ホモシステイン残基、L−Asp残基、D−Asp残基、DL−Asp残基、L−Glu残基、D−Glu残基およびDL−Glu残基からなる群より選択され、

    PEP−CはXaaC(1)を介してHGに接続しており;
    XaaCはPEP−Cのアミノ酸残基であり;
    Xaa(1)における指数(1)はPEP−CのC末端位置を表し;
    XaaC(1)はPEP−CのC末端アミノ酸残基であり;

    HGはFGに直接接続しているか、またはSGが存在する場合、HGはSGに接続しており、SGはFGに接続しており;
    Gは、式(HGF−I)のハンドル基、式(HGF−II)のハンドル基、式(HGF−III)のハンドル基、式(HGF−IV)のハンドル基、式(HGF−V)のハンドル基および式(HGF−VI)のハンドル基、
    Figure 2013540784
    Figure 2013540784
    からなる群より選択されるハンドル基であり、
    式中、
    )は、方法(C−PEP)におけるPEP−CのC末端のC原子と、HGとの間の結合を示し、
    または、方法(C−PEP)におけるPEP−CのC末端アミノ酸残基が側鎖を有し、この側鎖を介してHGに接続している場合、方法(C−PEP)におけるPEP−CのC末端アミノ酸残基の側鎖と、HGとの間の結合を示し、
    ** )は、SGが存在する場合、HGとSGとの間の結合を表すか、もしくはSGが存在しない場合、HGとFGとの間の結合を表し;
    R1、R2、R3、R4、R10およびR11は、同一であるか、または異なり、水素およびO−C 1-4 アルキルからなる群より互いに独立に選択され、
    s1−1、s2、s3、s4およびs6は、同一であるか、または異なり、1、2、3および4からなる群より互いに独立に選択され、
    s5−1は、0、1、2、3または4であり、
    s1−2、s5−2およびs5−3は、同一であるか、または異なり、互いに独立に0または1であり、
    T1−1は、OまたはNHであり、
    T1−2およびT5−1は、Oであり;

    方法(C−PEP)は、ステップ(iii)を含み;
    ステップ(iii)は反応(INRIFO)を含み;
    反応(INRIFO)は、ペプチドPEP−C−DKP−L−樹脂A中での分子内環形成および同時切断反応を含む反応であり;
    PEP−C−DKP−L−樹脂Aは、C−PEPの前駆体であり、PEP−Cおよび樹脂DKP−L−樹脂Aを含み、PEP−CはDKP−L−樹脂Aに接続しており;
    DKP−L−樹脂Aは、樹脂AおよびDKP−PG形成リンカーDKP−Lを含み、樹脂AはDKP−Lに接続しており、
    樹脂Aは、SPPSにおける固相として従来用いられる樹脂であり、
    DKP−Lは、HG、必要に応じてSG、およびDPRを含み、Xaa1のカルボン酸基であるDPRのC末端カルボン酸基は樹脂Aに接続しており;

    反応(INRIFO)における分子内環形成は、Xaa2のαアミノ基であるDPRのN末端アミノ基と、DPRのC末端カルボン酸基との反応であり、それによってDKPを形成し、それによってXaa1が樹脂Aから同時に切断され、DKP−PGが形成される;
    前記方法。
  2. PEP−Cが、ステップ(iii)の前に固相ペプチド合成SPPS(PEP−C)により調製され;樹脂Aが、樹脂AとXaa1との間の結合がSPPS(PEP−C)の間に切断されないように選択される、請求項1に記載の方法(C−PEP)。
  3. DKP−PG形成リンカーDKP−Lの調製のための方法(DKP−L)であって、方法(DKP−L)が、ステップ(DKP−L−i)、ステップ(DKP−L−iii)および必要に応じて、ステップ(DKP−L−ii)を含み;
    ステップ(DKP−L−i)において、Xaa2がXaa1にカップリングされ;
    任意選択のステップ(DKP−L−ii)において、SGがDKP−L中に存在する場合、SGがXaa2にカップリングされ;
    ステップ(DKP−L−iii)において、HGが、SGがDKP−Lに存在する場合はSG、またはXaa2のいずれかにカップリングされ;
    DKP−PG、DKP−L、DKP、Xaa2、Xaa1、HGおよびSGが、請求項1に記載の通りである、方法。
  4. DKP−L−樹脂Aの調製のための方法(DKP−L−樹脂A)であって、方法(DKP−L−樹脂A)が、方法(X1)または方法(X2)であり;
    方法(X1)が、ステップ(X1−i)、ステップ(X1−ii)、ステップ(X1−iv)および必要に応じてステップ(X1−iii)を含み;
    ステップ(X1−i)において、アミノ酸Xaa1が樹脂Aにカップリングされ;
    ステップ(X1−ii)において、アミノ酸Xaa2がXaa1にカップリングされ;
    任意選択のステップ(X1−iii)において、SGがDKP−L−樹脂A中に存在する場合、SGがXaa2の側鎖にカップリングされ;
    ステップ(X1−iv)において、HGが、SGがDKP−L−樹脂A中に存在する場合はSG、またはXaa2のいずれかにカップリングされ;
    方法(X2)が、ステップ(X2−i)を含み;
    ステップ(X2−i)において、DPK−Lが樹脂Aにカップリングされ;
    DKP−L−樹脂A、樹脂A、DKP−PG、DKP−L、DKP、Xaa2、Xaa1、HGおよびSGが、請求項1に記載の通りである、方法。
  5. HGが、式(HGF−I)のハンドル基、式(HGF−IV)のハンドル基および式(HGF−VI)のハンドル基からなる群より選択され、式(HGF−I)のハンドル基、式(HGF−IV)のハンドル基および式(HGF−VI)のハンドル基は、請求項1において記載のとおりである、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. HGは、式(HG−Ia)のハンドル基、(HG−Ib)のハンドル基、(HG−Ic)のハンドル基、(HG−Id)のハンドル基、式(HG−II)のハンドル基、式(HG−III)のハンドル基、式(HG−IVa)のハンドル基、式(HG−IVb)のハンドル基、式(HG−Va)のハンドル基、式(HG−Vb)のハンドル基および式(HG−VI)のハンドル基、
    Figure 2013540784
    Figure 2013540784
    Figure 2013540784
    からなる群より選択されるハンドル基であり、
    * )および( ** )は請求項1で定義されたとおりである、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  7. SGが、式(SG−I)のスペーサー基、式(SG−II)のスペーサー基、式(SG−III)のスペーサー基、式(SG−IV)のスペーサー基および式(SG−V)のスペーサー基;
    Figure 2013540784
    Figure 2013540784
    からなる群より選択されるスペーサー基であり、
    式中、
    m1、m5、m6、m7、m9、m10、m11およびm12は同一であるか、または異なり、互いに独立に1〜500の整数であり;
    m2、m3およびm4は、同一であるか、または異なり、互いに独立に1、2、3または4であり、
    ***)は、SGが存在する場合、SGからHGへの結合であり、
    ****)は、SGが存在する場合、SGとXaa2との間の結合であり、
    ここで、HGおよびXaa2は請求項1に記載の通りである、請求項1からのいずれか一項に記載の方法。
  8. Xaa1は、L−N−メチルグリシン残基、D−N−メチルグリシン残基、DL−N−メチルグリシン残基、L−N−メチルフェニルアラニン残基、D−N−メチルフェニルアラニン残基、DL−N−メチルフェニルアラニン残基、L−Pro残基、D−Pro残基、DL−Pro残基、側鎖保護されたL4−Hyp残基、側鎖保護されたD4−Hyp残基、側鎖保護されたDL4−Hyp残基、L4−Hpr残基、D−Hpr残基およびDL−Hpr残基からなる群より選択される;
    請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. Xaa2は、L−Lys残基、D−Lys残基、DL−Lys残基、L−Orn残基、D−Orn残基、DL−Orn残基、L−4−アミノプロリン残基、D−4−アミノプロリン残基、DL−4−アミノプロリン残基、L−α,γ−ジアミノブタン酸残基、D−α,γ−ジアミノブタン酸残基、DL−α,γ−ジアミノブタン酸残基、L−α,β−ジアミノプロパン酸残基、D−α,β−ジアミノプロパン酸残基、DL−α,β−ジアミノプロパン酸残基、L−Ser残基、D−Ser残基、DL−Ser残基、L−Thr残基、D−Thr残基、DL−Thr残基、L−Cys残基、D−Cys残基、DL−Cys残基、L−ホモシステイン残基、D−ホモシステイン残基、DL−ホモシステイン残基、L−Asp残基、D−Asp残基、DL−Asp残基、L−Glu残基、D−Glu残基およびDL−Glu残基からなる群より選択される;
    請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 樹脂Aが、ヒドロキシメチルポリスチレン(HMPS)樹脂、ポリエチレングリコール(PEG)に基づく樹脂、PEGがPEG樹脂とは異なる樹脂上にグラフトされた樹脂、ポリスチレン樹脂、p−ベンジルオキシベンジルアルコール樹脂、クロロメチルポリスチレン−ジビニルベンゼン樹脂、ポリ(ビニルアルコール)グラフトポリ(エチレングリコール)(PVA−g−PEG)樹脂からなる群より選択される、請求項1からのいずれか一項に記載の方法。
  11. ペプチドPEPの調製のための方法(PEP−HSPPS)であって、
    方法(PEP−HSPPS)が、ステップ(i−pep)およびステップ(ii−pep)を含み、
    ステップ(i−pep)において、ペプチドC−PEPが請求項1または2に記載の方法(C−PEP)に従って調製され;次いで、
    ステップ(ii−pep)において、ステップ(i−pep)で得られたC−PEPが、均一液相ペプチド合成HSPPSにより、N末端保護されたアミノ酸またはN末端保護されたペプチドPEP−Nとカップリングされ;
    C−PEPが、請求項1に記載の通りである、方法。
  12. C−PEP、PEP−C−DKP−L−樹脂A、DKP−L−樹脂AおよびDKP−Lが請求項1に記載の通りである、C−PEP、PEP−C−DKP−L−樹脂A、DKP−L−樹脂AおよびDKP−Lからなる群より選択される化合物。
  13. C−PEP、PEP−C−DKP−L−樹脂A、DKP−L−樹脂A、DKP−LおよびDKP−PGが請求項1に記載の通りである、ペプチド化学におけるC−PEP、PEP−C−DKP−L−樹脂A、DKP−L−樹脂AおよびDKP−Lからなる群より選択される化合物の使用;またはDKP−PG形成リンカーとしてのDKP−Lの使用。
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