JP2013538505A - 複合プレゼンテーションのストーリーボード表現を提示および編集するためのツール - Google Patents

複合プレゼンテーションのストーリーボード表現を提示および編集するためのツール Download PDF

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Abstract

ある実施形態は、メディア編集アプリケーション内で複合プレゼンテーションを形成するメディアクリップ群のストーリーボード表現を表示したり編集したりするためのストーリーボードツールを提供する。ストーリーボードツールは、複合表示領域内のクリップ群に対応するサムネイル群を、ストーリーボード表示領域に表示する。ストーリーボード表示領域内のサムネイルの各々は、複合プレゼンテーションの特定のクリップを表すとともに、複合表示領域内の特定のクリップに関連付けられる ストーリーボードツールにより、ユーザは、複合プレゼンテーションの全体的な流れを、複合表示領域内のクリップ群のストーリーボード表現として視覚化することができる。ある実施形態は、複合表示領域内のクリップ群に影響を与えずにストーリーボード表示領域内のサムネイルの順序を変更する、非破壊的編集を提供する。ストーリーボードツールは、クリップの編集された順序を、複合表示領域へ同期させることができる。

Description

デジタルグラフィックデザイン、画像編集、オーディオ編集、及びビデオ編集アプリケーション(以下、まとめてメディアコンテンツ編集アプリケーションまたはメディア編集アプリケーションと呼ぶ)は、グラフィカルデザイナー、メディアアーティスト、および他のユーザに、様々なメディアコンテンツを創作するためのツールを提供する。例えば、アップル社が販売するFinal Cut Pro(登録商標)およびiMovie(登録商標)は、そういったアプリケーションの一例である。これらのアプリケーションによりユーザは、様々なメディアコンテンツをバラエティに富んだ方法で編集、結合、遷移、重ね合わせ、および繋ぎ合わせてメディアプロジェクトを創作することができる。得られるメディアプロジェクトは、任意数のテキスト、オーディオクリップ、画像、またはメディアプレゼンテーションを創作するために用いられるビデオコンテンツの、特定の順序の複合体を規定する。
様々なメディア編集アプリケーションが、電子的な手段を通じてそのような複合化を容易にしている。具体的には、プロセッサおよびコンピュータ読み取り可能な記録媒体を有するコンピュータや他の電子機器は、メディアコンテンツ編集アプリケーションを実行する。その際、コンピュータは、所望の結果を生成するためにメディアコンテンツをグラフィック的に表現したものをデザイナーがデジタル的に操作できるようなグラフィカルインタフェースを生成する。
メディア編集における1つの問題は、複合メディアプレゼンテーションを形成するクリップを、全体的な流れの中で意味のある方法(contextually meaningful way)で容易に見ることができないことである。一般にメディア編集アプリケーションは、それらクリップを、タイムライン表示領域内の特定のトラック上における個別のグラフィックオブジェクト(例えば方形ブロック)で提示する。しかし、このクリップ提示方法は、複合メディアプレゼンテーションの流れについての全体的な視覚的文脈(visual context)を提供しない。そのため、クリップがタイムラインで提示されている際、複合メディアプレゼンテーション内の文脈上重要なイベントをユーザが視覚的に評価することは困難である。
複合プレゼンテーションを生成するメディア編集アプリケーションに関し、いくつかの実施形態は、複合プレゼンテーションを形成するクリップ群のストーリーボード表現をメディア編集アプリケーション内で表示ならびに編集するための新規なストーリーボードツールを提供する。ある実施形態に係るメディア編集アプリケーションは、タイムラインにおけるある特定のトラック上のクリップ群の様々なグラフィック表現を表示するための複合表示領域を含んでいる。時系列順にグループ化された際、ある実施形態におけるクリップ群はクリップシーケンスと呼ぶことができる。
複合表示領域(以下ではタイムライン表示領域とも呼ぶ)内のクリップシーケンスについて、ある実施形態に係るストーリーボードツールは、そのシーケンスを順次表す一連のグラフィック表現(例えばサムネイル画像)として、ストーリーボード表現を表示する。ある実施形態において、ストーリーボードツールは一連のグラフィック表現を、クリップに対応するサムネイル画像群(「サムネイル」または「複数のサムネイル」)として、複合表示領域とは別個のストーリーボード表示領域に表示することができる。ある実施形態において、ストーリーボード表示領域における各サムネイルは、複合プレゼンテーション内の特定のクリップのフレームのサムネイル画像であり、それぞれ、タイムライン表示領域内の特定のクリップと関連付けられる。
ストーリーボードが開かれている際、ストーリーボードは、タイムライン表示領域内のメディアクリップシーケンスの時系列順に従って、複数のサムネイルを順次的な配列でストーリーボード表示領域に表示する。このようにして、ユーザは、メディアクリップシーケンスのストーリーボード表現を視覚化するためにストーリーボードツールを用いることができる。
他の実施形態では、ストーリーボード表示領域およびサムネイル群を別の方法で配列してもよい。例えば、ある実施形態では、ストーリーボード表示領域でサムネイル画像がスクロールできるようにする。ある実施形態では、ストーリーボード表示領域に表示されるサムネイル画像の大きさを調整するためのズーム制御手段を提供する。ある実施形態では、サムネイル画像群を一行、複数行、一列、複数列、または複数の行及び列に提示する。
ユーザは、クリップの既存のタイムライン表示領域に破壊的な影響を与えることなく、ストーリーボード表示領域内のサムネイル画像群を編集するための操作を実行するためにストーリーボードツールを用いることができる。これら操作の例は、(1)ストーリーボード表示領域内のサムネイル群の移動と、(2)ストーリーボード表示領域内へのクリップの追加と、(3)ストーリーボード表示領域内のサムネイル群の除去とを含む。例えば、サムネイルの順序を編集するためにユーザがサムネイルをストーリーボード表示領域内で移動した場合、ストーリーボードツールは編集された順序に従ってサムネイルを表示することができる。ユーザがストーリーボード表示領域に新たなクリップを追加した場合、ストーリーボードツールはそのクリップのサムネイルをストーリーボード表示領域内に含めることができる。ユーザが除去するために特定のサムネイルを選択した場合、ストーリーボードツールは選択されたサムネイルをストーリーボード表示領域から除去することができる。ある実施形態におけるストーリーボードツールは、タイムライン表示領域内のクリップの順序に影響を与えることなく上述の操作を実行する。そのため、ストーリーボードツールによりユーザは、ストーリーボード表示領域内のサムネイル群を非破壊的な方法で操作することができる。
ある実施形態によれば、ユーザはタイムライン表示領域内の特定のクリップをナビゲートすることができる。ユーザがストーリーボード表示領域内の特定のサムネイルを選択すると、ある実施形態のストーリーボードツールは複合表示領域内のナビゲーション要素(例えば再生ヘッド)を、タイムライン表示領域内に存在する対応するクリップの位置に移動させる。このようにして、ストーリーボードツールは、ユーザが、ストーリーボード表示領域内で選択されたサムネイルに従ってタイムライン表示領域内のクリップをナビゲートすることを可能にする。
ストーリーボード表示領域内のサムネイルの順序を編集した後、ある実施形態では、ストーリーボード表示領域内のサムネイルの順序を反映するために、ストーリーボード表示領域内のサムネイルの順序をタイムライン表示領域内へ同期させてもよい。具体的には、ある実施形態においてストーリーボードツールは、ストーリーボード表示領域内の表示順序を常に反映するため、タイムライン表示領域内に存在する対応するクリップを並び替えてもよい。ストーリーボード表示領域に表示されているが、タイムライン表示領域には存在しない特定のサムネイルに関し、ある実施形態におけるストーリーボードツールは、(例えばメディアライブラリから)対応するメディアクリップをタイムライン表示領域内の、ストーリーボード表示領域内のサムネイルの位置を反映する位置に転送する。
ストーリーボードを編集するための上述した操作に加え、ある実施形態のストーリーボードツールは、ストーリーボード表示領域内のサムネイルの異なる視覚化を提供するため、ストーリーボード表示領域内のサムネイルの順序をランダムにするシャッフル操作を実行することができる。ある実施形態においてユーザは、除外されなかったサムネイルだけがシャッフル操作の対象となるように、シャッフル操作から所定のサムネイルを除外することができる。
ある実施形態では、ストーリーボード表示領域内のサムネイルを、個々のサムネイルに関連付けられているメディアクリップのメタデータとともに表示することができる。例えば、ある実施形態のストーリーボードツールは、特定のクリップのメタデータを、ストーリーボード表示領域内の対応するサムネイル上に透明なオーバレイとして表示する。ある実施形態のメタデータは、サムネイルに関連付けされているクリップを記述するテキストデータを含む。ある実施形態において、ストーリーボードツールは、サムネイル上のメタデータ(例えばテキストデータ)を編集するためにも提供される。
ある実施形態のストーリーボードツールは、クリップストーリーボードと呼ばれる新たな空のストーリーボードを作ることができる。これらの実施形態において、ユーザはクリップストーリーボードに含めるために(例えばメディアライブラリから)クリップ群を追加することができる。クリップストーリーボードに追加されたクリップはストーリーボード表示領域内にサムネイルとして表示され、ストーリーボード表現を形成する。そして、ストーリーボードツールは、ストーリーボード表示領域内に表示されたクリップストーリーボード内のサムネイルの順序を変更するために、上述した操作のいずれかを実行することができる。ある実施形態では、ストーリーボードツールが、サムネイルに関連付けられているクリップをメディア編集アプリケーションのタイムライン表示領域に転送することにより、クリップストーリーボード内のサムネイル群をタイムライン表示領域に反映する。この方法の代わりに、あるいはこの方法とともに、ある実施形態のストーリーボードツールは、ユーザが(例えばホットキーなどをクリックしたり押下したりすることにより)クリップストーリーボード内のクリップをタイムライン表示領域に反映させるためのUI項目を選択すると、クリップストーリーボードからタイムライン表示領域にクリップを自動転送する。
ストーリーボード表示領域内のサムネイル群として示されるストーリーボード表現を出力するための様々な方法が様々な実施形態によって提供される。ある実施形態では、(ポータブルドキュメントフォーマット、XMLなどの)標準ドキュメントフォーマットに印刷することで、ストーリーボード表示を出力してもよい。さらに、ある実施形態では、ストーリーボード表現を共有シーケンスまたはクリップストーリーボードとしてネットワーク上で共有してもよい。そして、そのストーリーボード表示を見るために、他のユーザは共有ストーリーボードにアクセスすることができる。
本技術分野に属する当業者は、上述した機能の全てが本発明の全ての実施形態で必ずしも実行されなくてもよいことを理解するであろう。例えば、ある実施形態では、タイムライン表示領域に複合表現を表示しなくてもよい。また、ある実施形態のストーリーボードツールが、他の多くのタイプのプログラム(例えばオペレーティングシステム、アプリケーションなど)において用いられてもよいことを当業者は理解するであろう。
上述した要約は、本発明の実施形態の一部についての簡単な導入としての役割を果たすことを意図したものであって、本明細書に開示されている全ての発明事項の導入又は概要としての意味は無い。以下の、発明の詳細な説明の欄および発明の詳細な説明の欄で参照される図面には、発明の概要の欄に記載した実施形態のみならず他の実施形態も説明されるであろう。従って、本明細書に記載されている全ての実施形態を理解するには、発明の概要、発明の詳細な説明、および図面の全てについて精査する必要がある。さらに、請求主題はその概念の範囲内で様々な形態で実施することが可能であるため、発明の概要、発明の詳細な説明、および図面における例示的な詳細に限定されず、特許請求の範囲によって規定されるべきである。
本発明の新規な特徴は、特許請求の範囲に説明されている。しかし、説明を目的として、本発明のいくつかの実施形態を以下の図面に示す。
既存のタイムライン表示領域内のクリップ群のストーリーボード表現を表示するためのストーリーボードツールを含んだ、メディア編集アプリケーションのグラフィカルユーザインタフェース(GUI)を示す図である。 実施形態に係るストーリーボードツールを有するメディア編集アプリケーションのGUIを示す図である。 実施形態に係る、複合プレゼンテーションのストーリーボード表現を表示するメディア編集アプリケーションの別の例示的なGUIを示す図である。 実施形態に係る、複合プレゼンテーションのストーリーボード表現をナビゲートするメディア編集アプリケーションの別の例示的なGUIを示す図である。 実施形態に係るシーケンスストーリーボードを生成するための方法を示す図である。 実施形態に係る、異なるシーケンスストーリーボード間を切り替える方法を示す図である。 実施形態に係る、シーケンスストーリーボードの選択されたサムネイル画像を移動させる方法を示す図である。 実施形態に係る、シーケンスストーリーボードに新たなメディアクリップを追加する方法を示す図である。 実施形態に係る、シーケンスストーリーボードに関心領域を有する新たなメディアクリップを追加する方法を示す図である。 シーケンスストーリーボードにメディアクリップの関心領域だけを追加する例を示す図である。 実施形態において、メディアクリップ内の関心領域へのマーキングを示す過程での例示的なメディアクリップを示す図である。 実施形態において、メディアクリップ内の関心領域へのマーキングを示す過程での例示的なメディアクリップを示す図である。 実施形態に係る、シーケンスストーリーボードから選択されたサムネイル画像を除去する方法を示す図である。 実施形態に係る、ストーリーボード表現に関して編集操作を実行するための処理を概念的に示した図である。 実施形態に係る、上述した図に記載したようなストーリーボード表現に操作を実行するストーリーボードツールについての様々な状態と状態間の遷移を反映した状態図である。 実施形態に係る、シーケンスストーリーボード内のサムネイル画像の順序をシャッフルする方法を示す図である。 実施形態に係る、ストーリーボード表現にシャッフル操作を実行するための処理を概念的に示した図である。 実施形態に係る、シーケンスストーリーボードの編集された順序を同期させる方法を示す図である。 実施形態に係る、ストーリーボード表現に同期操作を実行するための処理を概念的に示す図である。 タイムライン表示領域内の一連のクリップのシーケンシャルな順序と合致するようにシーケンスストーリーボードを戻すための方法を示す図である。 実施形態に係る、ストーリーボード表現のサムネイル画像群のインデックスビューを表示するための方法を示す図である。 実施形態に係る、クリップストーリーボードを生成するための方法を示す図である。 実施形態に係る、クリップストーリーボードにクリップ群を追加する方法を示す図である。 実施形態に係る、クリップストーリーボードから選択されたサムネイル画像を除去する方法を示す図である。 実施形態に係る、クリップストーリーボードの選択されたサムネイル画像を移動させる方法を示す図である。 実施形態に係る、複合表示領域のタイムライン表示領域にクリップストーリーボードを反映させるための方法を示す図である。 ストーリーボード表現をドキュメントとして出力する方法を示す図である。 ストーリーボード表現をネットワーク上で共有する方法を示す図である。 実施形態に係るメディア編集アプリケーションの複合プロジェクトファイルに含まれる様々なデータ属性およびデータ構造を概念的に示す図である。 複合プレゼンテーションのストーリーボード表現を提示するための、実施形態に係るアプリケーションのソフトウェア構造を概念的に示す図である。 実施形態を実施する電子システムを概念的に示す図である。
以下の、本発明の詳細な説明では、本発明の非常に多くの詳細、例、および実施形態が説明並びに記載される。しかし、説明される実施形態に本発明が限定されないこと、またここで検討される具体的な詳細や例の一部を用いることなく実施可能であることは、本技術分野に属する当業者には明らかであろう。
複合プレゼンテーションを生成するメディア編集アプリケーションに関し、本発明の実施形態のいくつかは、メディア編集アプリケーション内で複合プレゼンテーションを形成するメディアクリップ群のストーリーボード表現を表示したり編集したりするための新規なストーリーボードツールを提供する。メディアクリップは、メディア編集アプリケーションが実行されるコンピュータ機器またはメディア編集アプリケーションがアクセス可能なコンピュータ機器、に保存されている1つのメディアコンテンツのグラフィカルな表現である。このようなコンテンツには、例えば写真データ、音声データ、映像データ、テキストデータ、および他のメディアデータの1つ以上が含まれる。ストーリーボードツールが用いられる複数のメディアクリップは、写真または映像コンテンツを含んでいる。
本発明の実施形態のいくつかに関し、図1に、そのようなストーリーボードツールを有するメディア編集アプリケーションのグラフィカルユーザインタフェース(”GUI”)100を示す。具体的には図1は、実施形態において、既存のタイムライン表示領域内のクリップ群のストーリーボード表現を表示したり編集したりするために、ストーリーボードツールをどのように利用することができるかを示す6つの異なる段階110,120,130,140,150,および160でGUI100を図示している。これらステージの各々は、GUI100の要素を紹介した後で詳細に説明する。
図示の通り、GUI100はプレビュー表示領域132、複合表示領域126、ストーリーボード表示領域128、同期GUI項目124、ストーリーボード起動GUI項目122、複合表示領域126内の1つ以上のトラック(例えばトラック118)、およびトラック118上のメディアクリップ群116を含んでいる。プレビュー表示領域132はアプリケーションがいくつかのメディアクリップを合成して生成する複合プレゼンテーションのプレビューを表示する。
複合表示領域126はユーザが作成中の複合プレゼンテーションの視覚的な表現(visual representation)を提供する。具体的には、複合表示領域126は複合プレゼンテーションの一部である1つ以上のメディアクリップを表す1つ以上の幾何学図形を表示する。複合表示領域126は1つ以上の音声および映像トラックを含み、トラックには複合プレゼンテーションを形成するために1つ以上の音声クリップおよび映像クリップを配置することができる。各トラック上では、複数のクリップが、規定中の複合プレゼンテーションの一部であるシーケンスを形成している。
ストーリーボード表示領域は、複合プレゼンテーションを形成する複数のメディアクリップのストーリーボード表現を表示する。タイムライン表示領域内の1トラック上のクリップ(例えば映像クリップ)シーケンスのそれぞれについて、ある実施形態に係るストーリーボードツールは、そのシーケンスのストーリーボード表現を、シーケンスの異なる部分を順次表す一連のグラフィック表現(例えば複数のサムネイル画像)として表示することができる。ある実施形態では、ストーリーボードツールは一連のグラフィック表現を、ストーリーボード表示領域内の複数のクリップに対応するサムネイル画像群(「サムネイル」または「複数のサムネイル」)として表示することができる。ある実施形態では、ストーリーボード表示領域内のサムネイルの各々が、複合プレゼンテーションの特定のクリップを表すとともに、タイムライン表示領域内の特定のクリップに関連付けられる
ストーリーボードツールは、起動されると、タイムライン表示領域内の一連のメディアクリップの時系列順に従って、ストーリーボード表示領域内に一列に配置された複数のサムネイルを表示する。このようにして、ユーザは、タイムライン内の一連のメディアクリップを視覚化するためにストーリーボードツールを用いることができる。
GUI100のストーリーボード起動GUI項目122は、メディア編集アプリケーションが自身のストーリーボードツールを起動することを可能にする、1つ以上のUIを概念的に示したものである。本発明の別の実施形態では、このUI項目は違った実装となる。ある実施形態ではUIボタンとして実装し、他の実施形態ではプルダウンまたはドロップダウンメニューで選択可能なコマンドとして実装し、さらに別の実施形態では1つ以上のキー操作を通じて呼び出し可能なコマンドとして実装する。従って、ストーリーボード起動GUI項目122の選択は、カーソルコントローラ(例えばマウス、タッチパッド、トラックパッド、トラックボールなど)から、タッチスクリーン(例えばユーザがタッチスクリーン上のUI項目をタッチするユーザ)から、またはキーボード入力(例えばホットキーまたはキーシーケンス)から、といったように受信されてよい。さらに別の実施形態では、ここで例示した方法もしくは他の方法で実装されたUIの2つ以上を通じてユーザはストーリーボードツールを起動することができる。
起動されると、ある実施形態のストーリーボードツールは、タイムライン表示領域内の複数のメディアクリップと対応するサムネイル画像群138とともにストーリーボード表示領域を提示する。サムネイル画像は別の方法で生成されてもよい。例えば、特定の映像クリップについてのサムネイル画像を生成する際、ある実施形態ではまずそのクリップの代表映像フレームを特定し、その後その特定したフレームからサムネイル画像を生成する。別の実施形態では、1つのクリップまたはクリップ群についての代表映像フレームを別の方法で特定する。例えば、ある実施形態では、クリップ内での位置や、クリップの解析などに基づいてフレームを特定する。ある実施形態では、クリップのための代表映像フレームをユーザが手動で選択できる。
図1に示した例では、ストーリーボード表示領域128およびそのサムネイル画像群138が複合表示領域およびプレビュー表示領域に隣接して配置され、複合表示領域の一部に沿って、タイムライン表示領域内でメディアクリップが配置される方向に延びている。また、図示した例では、ストーリーボード表示領域128はサムネイル画像を複数行に表示している。これらの行においてサムネイル画像138は、複合表示領域内の、関連付けられたクリップと同じシーケンシャルな順序に従って配列されている。既に述べたように、ストーリーボード表示領域128のサムネイル画像の各々は、複合表示領域内の複合プレゼンテーション内の個々のクリップか、ストーリーボード表現がタイムライン表示領域の表現とが同期された際に複合プレゼンテーション内に配置されるかもしれない潜在的なクリップを表す。例えば、ストーリーボード表示領域内のある行において、2番目のサムネイル画像の左に存在する1番目のサムネイル画像は、複合表示領域内で第2のサムネイルに対応する他のクリップよりも時間が先行しているクリップに対応する。さらに、図1の例で、他のサムネイル画像よりも上の行に配置されたサムネイルはいずれも、下の行におけるサムネイル画像に対応する他のクリップよりも時間的に先行したクリップに対応する。
ストーリーボード表示領域内のサムネイルのサイズまたは数が所定のサイズまたは数を超えた場合、ある実施形態では一部のサムネイルはストーリーボード表示領域外にスクロール(scroll off)する。この状況に対応するため、ある実施形態ではスライドバーや同様のUI項目(不図示)を提供し、ストーリーボード表示領域内のサムネイルをユーザがスクロールできるようにする。この方法の代わりに、またはこの方法と組み合わせて、ある実施形態は、ストーリーボード表示領域に表示されているサムネイル画像のサイズを調整するためのズームコントロールを提供する。
上述の通り、メディア編集アプリケーションは同期GUI124をさらに含んでいる。ある実施形態では、この項目はメディア編集アプリケーションがストーリーボード表現を複合表示領域内の特定のトラック上の特定のクリップシーケンスに同期させることを可能にする。この項目は、この機能を可能にするための1つ以上のUI項目の概念的な表現である。UI項目122と同様、UI項目124はUIボタン、プルダウンまたはドロップダウンメニュー、「ホットキー」操作などとして実装することができる。
ストーリーボードツールの操作について、図1に示す第1〜第6段階の間のGUI100の状態を参照して説明する。例における第1段階では、タイムライン表示領域内のクリップシーケンス116のためのストーリーボードツールを起動するために、ユーザがポップアップメニューを開き、ストーリーボード起動GUI項目122を選択する。ストーリーボードツールの起動は、選択状態の「ストーリーボードで開く」コマンドによって示されている。
第2段階120は、ストーリーボードツールが起動された後のGUI100を示している。この段階で、GUI100はストーリーボード表示領域128に表示されているサムネイル画像群138を示している。この例では、サムネイル画像群138は、左から右へ、上から下へのシーケンシャルな昇順で2行に配置されている。各サムネイル画像は、タイムライン表示領域内の対応するクリップとそれぞれ関連付けられている。具体的には、サムネイル画像142,144,146,148,152,および154はタイムライン表示領域のクリップ12,14,16,18,112,および114とそれぞれ関連付けられており、これらサムネイル画像の初期の順序はシーケンス116内の対応するクリップと同一である。このようにして、サムネイル画像群138は複合表示領域内のクリップシーケンス116のストーリーボード表現を形成する。
第3段階130は、ユーザがサムネイル画像142を選択し、サムネイル画像144と146の間に移動した後の状態を示している。第4段階140は、このユーザ入力に応答して、ストーリーボードツールが編集されたサムネイルの順序を反映するようにサムネイル画像群を再配置している状態を示している。この例では、ストーリーボード表示領域はサムネイル画像142を同じ行のサムネイル画像144と146の間に表示する。
第4段階はまた、×印によって示されているように、ストーリーボード表示領域から除去するためにユーザがサムネイル148を選択した状態も示している。第5段階150は、ストーリーボード表示領域内のサムネイル群からサムネイル148が除去された後のGUI100を示している。除去に応答して、サムネイル152および154がそれぞれ1つずつ左に移動されている。
第5段階150は、(強調表示されているように)同期UI項目124がユーザに選択されている状態も示している。この選択は、ストーリーボードツールが、タイムライン表示領域内の関連付けられているクリップを、ストーリーボード表示領域内のサムネイル群の順序に従って同期することを可能にする。同期操作を実行するため、ある実施形態のストーリーボードツールは、ストーリーボード領域に含まれるサムネイルを判別し、ストーリーボードによって表されるクリップのシーケンシャルな順序を反映するようにタイムライン表示領域内のクリップを変更する。
ストーリーボードツールは、ストーリーボード表現にタイムライン表示領域内のクリップを同期させるための別の操作を実行する。ある実施形態では、タイムライン表示領域内のメディアクリップを、複合プレゼンテーションとして別のシーケンスを形成するように並び替える。ある実施形態では、タイムライン表示領域にメディアクリップ群を追加したり、タイムライン表示領域からメディアクリップ群を除去したりする。例における第5段階150は、ストーリーボードツールは複合表示領域からメディアクリップ18を除去し、メディアクリップの編集されたシーケンスを形成するように残りのメディアクリップを並び替える。
第6段階160は、第5段階150で開始された同期操作後のGUI100を示している。第6段階に示すように、この段階でのタイムライン表示領域は、ストーリーボードツールからの編集されたメディアクリップシーケンスを形成するメディアクリップ群162を含んでいる。図示のように、メディアクリップ群162に含まれるクリップの順序は、ストーリーボード表示領域内のサムネイル画像と一致している。例えば、ストーリーボードツールは、編集されたシーケンス内の第1および第2のクリップ間となるよう、メディアクリップ14および12の位置を交換する。ストーリーボードツールはまた、ストーリーボード表示領域で対応するサムネイルが第4段階140で除去されているため、クリップ18をタイムライン表示領域から除去している。
以下に、本発明のより詳細な実施形態を説明する。第I章はストーリーボードツールの実施形態を説明する。第II章はそのようなストーリーボードツールを用いてシーケンスストーリーボードを作成ならびに変更する例を説明する。次に第III章はクリップストーリーボードの実施形態の例を説明する。第IV章は実施形態に係るストーリーボードの出力および共有の例を説明する。第V章はメディア編集アプリケーションのソフトウェアアーキテクチャの実施形態を説明する。最後に、第VI章は本発明の実施形態を実施するコンピュータシステムを説明する。
I.ストーリーボードツール
上述の通り、ある実施形態では、メディア編集アプリケーション内のメディアクリップシーケンスのストーリーボード表現を視覚化し、整理し、編集するためのストーリーボードツールを提供する。メディアクリップシーケンスは、複合プレゼンテーションもしくはその一部を形成もしくは形成可能なメディアクリップ群のシーケンシャルな順序を表す。ある実施形態では、メディア編集アプリケーションはメディアクリップシーケンスのストーリーボード表現を表示するためのストーリーボード表示領域を含む。
ある実施形態について、図2はそのようなストーリーボードツールを有するメディア編集アプリケーションのGUI200を示す。具体的には、この図は、ストーリーボードツールを有する1つの例示的なメディア編集アプリケーションのユーザインタフェースに含まれる様々な部品のレイアウトを示す。
図2に示すように、GUI200はプレビュー表示領域210、メディアライブラリ220、複合表示領域230、様々なボタン240、メニューバー260、メディアクリップ群265、複合表示領域内の1つ以上の音声および映像トラック(例えばトラック270)、再生ヘッド280、ストーリーボード表示領域275、ストーリーボードツール選択GUI項目285、およびブラウザ295を有している。
プレビュー表示領域210はいくつかのメディアクリップを合成してアプリケーションが生成する複合プレゼンテーションのプレビューを表示する。以下でさらに説明するように、ある実施形態においてプレビュー表示領域は、メディア編集アプリケーションが複合プレゼンテーションを再生していない際に、複合プレゼンテーションの代表フレームを表示する。
GUI200内の領域であるメディアライブラリ220を通じて、アプリケーションのユーザは、自身がアプリケーションを用いて作成しているプレゼンテーションに選択するためにメディアクリップを選択することができる。図2の例において、メディアライブラリ内のクリップは、(例えばドラッグアンドドロップ操作やメニュー選択操作を通じて)選択および複合表示領域230に追加が可能なサムネイル画像として表されている。メディアライブラリ内のクリップはリスト、アイコン群、またはユーザがライブラリ内の様々なクリップを閲覧ならびに選択可能な他の表示として提示されてもよい。ある実施形態において、メディアライブラリ220は音声クリップ、映像クリップ、テキストオーバレイ、写真、および/または他のメディアを含むことができる。メディアライブラリ220は、アプリケーションを実行する装置内にローカル記憶されたメディアもしくは(例えばネットワークを通じてアクセスされる)集中位置にリモート記憶されたメディアへのアクセスを提供する。また、ある実施形態においてメディアライブラリは、アプリケーションのデータベースや、ローカルもしくはリモートで実行されている他のアプリケーションのデータベースに格納されたメディアコンテンツへのアクセスを提供することができる。アプリケーションのデータベースに格納されたメディアコンテンツはブラウザ295を通じてアクセス可能であるため、他の実施形態においてメディアライブラリは、ローカルもしくはリモートで実行されている他のアプリケーションのデータベースに格納されたメディアコンテンツへのアクセスだけを提供する。
ある実施形態において、メディアコンテンツはメディアライブラリ220またはGUI200より外の場所から選択されてもよい。例えば、ある実施形態において、ユーザは(例えばメニューバー260が提供するメニューコマンドを用いたり、複合表示領域230に表示されているクリップをコピーしたり、他の方法により、)GUI200の他の部品を用いてメディアクリップを選択する。さらに、ある実施形態においてユーザは、GUI200よりも外側の場所(例えば、デスクトップ、メディアコンテンツを含んだフォルダ、ブラウザウィンドウ、別のアプリケーションが提供するGUIなど)からメディアクリップを選択し、コンテンツをGUI内部(例えばメディアライブラリ220、複合表示領域230内の位置、など)に配置することができる。
複合表示領域230は、複合プレゼンテーションの一部である1つ以上のメディアクリップを表示する。図2に示す例では、複合表示領域230はタイムラインに延びる複数のトラック(例えばトラック270)を含む領域である。1つ以上のメディアクリップ265のシーケンスを各トラックに配置することができる。ある実施形態では、映像クリップの1シーケンスだけを保持可能な映像トラックが1つだけタイムライン上に表示される(同時に2つ以上は表示されない)。
メニューバー260は、メディア編集アプリケーション用の、グループ化されたメニューコマンド群およびオプション群をいくつか提供する。図示の通り、メニューバー260は様々なボタン240を含んでおり、これらは(例えば様々なコマンドなどを実行することにより)ユーザがメディア編集アプリケーションの様々な態様を制御するこをと可能にするUI項目の概念的な表現である。ボタン240はメニューバー上に示されているが、本技術分野に属する当業者は、別の実施形態ではボタンの異なった表示が可能であることを理解するであろう。例えば、ある実施形態では、ツールバーやフローティングパレットなどの中に含めることができる。
カーソル290は、ユーザにフィードバックを提供するとともに、GUI200に含まれる様々な選択項目または他のコントロールを操作する。本例では、ドロップダウンメニュー「ツール」内の「ストーリーボードツール」メニュー項目が強調されているように、カーソル290がストーリーボードツール選択GUI項目285を選択している状態を示している。ある実施形態では、マウス、トラックパッド等のカーソル制御デバイスによってカーソルが制御される。しかし、タッチスクリーンコントロールを有する機器で実行される実施形態の中には、タッチスクリーンコントロールを通じてカーソルが制御されるものがあってもよい。これらの実施形態では、機器のディスプレイ上におけるタッチの存在および位置を検出可能な入力デバイスを通じてタッチコントロールが実施される。そのようなデバイスの一例は、タッチスクリーンデバイスである。タッチコントロールを用いる、ある実施形態において、ユーザは、タッチスクリーンデバイスのディスプレイに表示されているUIを対話的に操作することにより、オブジェクトを直接操作することができる。例えばユーザは、UI内のある特定のオブジェクトを、タッチスクリーンデバイスのディスプレイ上のその特定のオブジェクトをタッチするだけで選択できる。そのため、タッチコントロールが用いられる場合、実施形態によっては、UIのオブジェクトの選択を可能にする目的ではカーソルが提供されないことすらあるだろう。しかし、UI内にカーソルが提供される場合、そのカーソルの制御にタッチコントロールが利用可能な実施形態があってもよい。
ストーリーボードツール選択GUI項目285は、ある実施形態の、ストーリーボードツールを起動するための1つ以上のUI項目を概念的に表現したものである。図では、ストーリーボードツール選択GUI項目285がメニュー項目として示されているが、実施形態によっては、ストーリーボードツール選択GUI項目285の異なる表現が可能である。例えば、他の実施形態では、ストーリーボードツール選択GUI項目285を選択可能なボタン、コンテキストメニュー又はドロップダウンリスト内の選択可能な項目、ホットキーコントロールなどとして提供することができる。
ストーリーボード表示領域275は、メディアクリップのシーケンス(例えば複合表示領域230からの映像クリップシーケンス)のストーリーボード表現を表示することができる。実施形態によっては、ストーリーボードツールの起動前、ストーリーボード表示領域275は空である。この例において、ストーリーボード表示領域275はGUI200内において複合表示領域230と別個の表示領域である。他の実施形態では、例えばGUI200とは別のウィンドウとして、といったように、ストーリーボード表示領域275の表示を異ならせてもよい。また、他の実施形態では、以下でより詳しく説明するように、ストーリーボード表示領域275におけるクリップの配置変更は、ユーザがストーリーボード表示領域275とタイムライン表示領域230とのクリップ配置を同期させるまで、タイムライン表示領域230内のクリップの配置に影響しない。しかし、他の実施形態(例えばストーリーボード表示領域275をGUI200とは別個に表示する実施形態)では、ストーリーボード表示領域275とGUI200とが連携して様々な操作を実行してもよい(例えば、ストーリーボード表示領域275内の項目の変更が、GUI200やGUI200でアクティブな複合プロジェクトに含まれるデータなどの表示に影響を与えてもよい)。
再生ヘッド280は、複合表示領域で提示中の複合プレゼンテーションにおけるある時間を強調している。この時間の強調は、様々な理由により有用である。例えば、プレビュー表示領域210で複合プレゼンテーションのプレビューを表示している際、再生ヘッド280は、複合表示領域230における複合プレゼンテーションの、プレビュー表示領域210で現在表示されている位置を特定するために、タイムラインと交差しながらスクロールする。さらに、再生ヘッド280の位置は、クリップ、エフェクト、他のメディアをプロジェクトに追加する差異の挿入点としても機能する。
ブラウザウィンドウ295は、プロジェクトの1つ以上のシーケンス内のクリップを見たり編成したりするための代替領域を提供する。図2に示す例では、ブラウザ295は映像クリップのリストを、この映像クリップに関するメタデータ(例えば個々のクリップの開始及び終了時刻についてのタイムコード情報)とともに整理するためのフォルダ構造を含んでいる。ある実施形態では、ブラウザウィンドウおよびGUIとが共同して様々な操作を実行してもよい(例えばブラウザウィンドウおよびGUI内の項目への変更が、GUI200、GUI200でアクティブな複合プロジェクトに含まれるデータ、などの表示に影響を与えてもよい)。
図2に示す例では、ブラウザウィンドウ295がストーリーボードのリストを整理するためのフォルダ構造も含んでいる。ある実施形態では、映像クリップのリストは、特定の映像クリップシーケンス内の映像クリップのリストであり、メタデータはそれら映像クリップについてのイン点、アウト点、継続期間などを記述する。ある実施形態において、ストーリーボードのリストは、それぞれのストーリーボード表現を含むストーリーボード群である。ある実施形態においてブラウザウィンドウ295は、ある実施形態のメディア編集アプリケーションのメディアコンテンツデータベースにインポートされたメディアコンテンツへのアクセスも提供する。
図3は、メディア編集アプリケーションのGUI200の別の例を示している。この例では、GUIはある実施形態の複合プレゼンテーションのストーリーボード表現を表示している。具体的には、図3は、複合表示領域のタイムライン表示領域内のメディアクリップシーケンス265のストーリーボード表現を表示するためにストーリーボードツールが起動された後のGUI200の例を示している。ある実施形態では、ユーザがストーリーボードツール選択GUI項目を選択した後でストーリーボードツールが起動される。
この図のGUI200は、図2に関して上述したGUIと同一である。さらに、図2に関して説明した要素に加え、図3のGUI200はサムネイル画像群310、同期GUI項目320、およびシーケンスストーリーボードGUI項目330を含んでいる。
サムネイル画像群310は、複合表示領域のタイムライン表示領域内のメディアクリップシーケンスのストーリーボード表現を形成する。この例では、サムネイル画像群310は、複合表示領域のタイムライン表示領域内のメディアクリップシーケンスのストーリーボード表現を形成する。
ある実施形態でサムネイル画像群310は、タイムライン表示領域に現在表示されているメディアクリップシーケンスを開くためにストーリーボードツールが起動された後で、ストーリーボード表示領域に表示される。サムネイル画像はそれぞれ、タイムライン表示領域内の対応するクリップと関連付けられている。例えば、図3に示すClip 1-1のサムネイルは、複合表示領域のタイムライン表示領域内の対応するClip 1-1に関連付けられている。
これらサムネイル画像の最初の順序は、シーケンス内でそれらが対応するクリップの順序と同じである。本例のサムネイル画像群310は、順番に配置された複数行に、左から右へ、上から下へという順序で、昇順でストーリーボード表示領域に配列されている。図3にはサムネイル画像群が特定の配列で示されているが、別の実施形態ではストーリーボード表示領域とそのサムネイル画像群を異なる配列とする。例えば、ある実施形態では、サムネイル画像群を一行に、一列に、複数列に、または複数の行及び列などに提示する。上述した順序とは異なる順序で提示する実施形態があってもよい。例えば、サムネイル画像群を降順で左から右に、上から下に提示することができる。
ストーリーボード表示領域内のサムネイル群のサイズ又は数が所定のサイズ又は数を超える場合、ある実施形態では一部のサムネイルがストーリーボード表示領域外にスクロールする。この状況を解決するため、ある実施形態では、ユーザがストーリーボード表示領域内のサムネイルをスクロールすることを可能にする、スライドバーや同様のUI項目(不図示)が提供される。この方法の代わりに、またはこの方法に加えて、ある実施形態では、ストーリーボード表示領域に表示されているサムネイル画像の大きさを調整するためのズームコントロールを提供する。
同期GUI項目230は、クリップシーケンスのストーリーボード配列と、複合表示領域内のクリップシーケンスの配列とを同期させる。ある実施形態においてストーリーボードツールは、図18を参照して以下に詳述するような方法で、同期GUI項目320が選択された際に同期操作を実行する。
シーケンスストーリーボードGUI項目330は、メディア編集アプリケーションの現在のプロジェクトに含まれるシーケンスストーリーボード(「シーケンス10(Sequence 10)」)を表している。この図では、シーケンスストーリーボードGUI項目330が、ブラウザウィンドウの特定のフォルダ(「ストーリーボード」)の下に表示されている。シーケンスストーリーボードGUI項目330は、本例のストーリーボード表示領域に示されるサムネイル画像の表示(すなわち、ストーリーボード表現)に関連付けられている。ある実施形態では、ユーザはストーリーボード表示領域にストーリーボード表現を表示させるためにシーケンスストーリーボードGUI項目330を選択することができる。
図4は、メディア編集アプリケーションのGUI200の別の例を示している。この例は、ある実施形態において、複合表示領域に表示されている複合プレゼンテーションをナビゲートするためにストーリーボード表現を用いる例を示している。具体的には、この図では、ストーリーボード表示領域内の特定のサムネイルが選択された後のGUIの例を示しており、ある実施形態ではそれによってストーリーボードツールのナビゲーション機能が起動する。GUI200は、図2および図3に関して上述したGUIと同一である。この例では、図4のGUI200は、サムネイル画像420が選択され、再生ヘッド280が図2および図3に示されるものとはタイムライン表示内で異なる位置に存在し、複合表示領域における再生ヘッドの新たな位置を反映するため、プレビュー表示領域210が異なる代表フレームを表示している状態を示している。
図4に示す例において、強調されたサムネイル画像420が示しているように、ユーザが(例えばカーソルの左クリック操作、キーボードカーソルコントロール操作、タッチスクリーン操作、または他のUI選択操作を通じて)ストーリーボード表示領域内のサムネイル画像420を選択した状態を示している。この選択に応答して、ある実施形態のストーリーボードツールは、選択されたサムネイル画像に関連付けられたメディアクリップに対応するタイムライン表示領域の位置に再生ヘッドの位置を移動させる。この例において、選択されたサムネイル画像420は複合表示領域のタイムライン内のClip 1-5に対応している。そのため、この例におけるストーリーボードツールは、図4に示されるように再生ヘッド280の位置をタイムライン表示領域内のClip 1-5の位置に移動させる。
本技術分野に属する当業者は、図2〜図4に概念的に表現されたものと、様々なメディア編集アプリケーションでの実際の実装とが異なりうることを理解するであろう。例えば、ある特定の実装では、表示領域、メニュー、コントロールなどが、図2〜図4に示されるものとは異なっていたり、追加されていたり、その両方であったりしてよい。さらに、以下に説明する様々な例は特定のコントロール、選択オプションなどを示すが、本技術分野に属する当業者は、様々な異なる方法で、他の具体的なコントロール、選択オプション、および他の部品の少なくとも1つが、様々な方法で実装されうることを理解するであろう。例えば、GUI200にボタン240として示されるが、そのようなボタン240に関連付けられた操作が、(例えば、プルダウンメニュー、一連のキーストローク、または音声コマンドなどの)様々な他のコントロールおよび操作の少なくとも1つに関連付けられてもよい。
II. シーケンスストーリーボード
以下、図5〜9,12,15,17,19,及び20を参照して、メディアクリップシーケンスのストーリーボード表現を生成および変更するための例示的な操作のいくつかの例を示す。これらの図面は、ブラウザウィンドウ295が、以下でより詳細に説明するサイドバー表示領域540に置き換えられていることを除き、図2〜図4に関して上述したものと同一のGUI200を示している。
図5は、ある実施形態のシーケンスストーリーボードを生成するための方法を示している。具体的には、この図は、GUI200の様々なGUI要素を用いてシーケンスのストーリーボードを生成する例を示している。図2〜図4に関して上述した要素に加え、図5のGUI200は、ストーリーボード表示領域に隣接するサイドバー表示領域540を有している。図示の通り、図5はシーケンスストーリーボードを生成するための2つの段階510および520でのGUI200を示している。これら段階の各々については、サイドバー表示領域540を紹介した後、より詳細に説明する。
ある実施形態におけるサイドバー表示領域540は、異なるタイプのストーリーボードを表すいくつかの選択可能な項目を表示するGUI200の領域である。これらのストーリーボードタイプは、シーケンスストーリーボードおよびクリップストーリーボードを含むであろう。ある実施形態において、シーケンスストーリーボードは、(例えば複合表示領域内の)タイムラインに沿って表示されるシーケンスに対応するストーリーボードである。例えば、ある実施形態において、メディア編集アプリケーションがタイムライン560に沿ってクリップシーケンスを1つだけ表示するように設計されている場合、そのシーケンスを表す1つの選択可能な項目がサイドバー表示領域540に表示されるであろう。また、メディア編集アプリケーションがクリップシーケンスを表示していない場合、サイドバー表示領域540はシーケンスストーリーボードに対応するいかなる項目もリストアップしないであろう。
シーケンスストーリーボードと異なり、ある実施形態におけるクリップストーリーボードは、タイムラインに沿って表示されているシーケンスとは対応しないストーリーボードを表す。つまり、クリップストーリーボードは、タイムライン内のシーケンスを変更もしくは置換するために適用されてもよい、配列されたクリップのキャンバスを表す。アプリケーションのユーザは、複数の異なるクリップストーリーボードを定義したり、それらを任意の1シーケンスに関連付けたりすることができる。以下の第III章で説明するように、ストーリーボードが一度定義されると、ユーザは、ストーリーボードツールを用いて、タイムラインに沿って表示されているシーケンスにクリップストーリーボードを適用することができる。これにより、タイムライン内のシーケンスに対応するシーケンスストーリーボードが変更されてもよい。
ある実施形態において、サイドバー表示領域540は、ストーリーボード(例えばシーケンスストーリーボード、クリップストーリーボード)及び/又はタイムラインに沿って表示されているクリップシーケンスに追加することが可能なアセットのライブラリを表示する。ある実施形態において、これらのアセットはメディア編集アプリケーションを用いて追加及び/又はインポートされた様々なメディアコンテンツのデータベースを表す。一方、ある実施形態におけるメディアライブラリ330は、アプリケーションのデータベース及び/又はローカル又はリモートで実行されている他のアプリケーションのデータベースに格納されているメディアコンテンツへのアクセスを提供するアプリケーション間(cross-application)ライブラリを表す。
図5に示す例で、サイドバー表示領域540は、メディアを体系化された構造(例えばカテゴリー構造)で一覧表示している。具体的には、サイドバー表示領域540は、3つのメディアクリップをメディアカテゴリに表示し、シーケンスストーリーボードをストーリーボードカテゴリに表示している。しかし、サイドバー表示領域内の項目は、異なる方法で提示されても良い。例えば、サイドバー表示領域540はアイテムの異なるカテゴリ(例えばライブラリ、音声クリップ、映像クリップ、写真、イベント、など)を表示したり、異なる体系化構造(例えばフォルダのような階層化構造)表示したり、他の表示を行ったりしてもよい。ある実施形態において、ライブラリ項目のようなある項目の選択により、GUI200の表示領域(例えばストーリーボード表示領域275)が、選択された項目に関連付けられた各アセットを表示するように構成されてもよい。ある実施形態では、サイドバー表示領域のストーリーボードセクションがアプリケーションのユーザが作成もしくは編集中の特定のプロジェクトに関連付けられ、メディアセクション内の項目がそのプロジェクトに用いることのできるアセットのライブラリを提示する。
以下に説明する多くの例において、サイドバー表示領域540はブラウザウィンドウ295の代わりに表示される。しかし、メディア編集アプリケーションはブラウザウィンドウ295のみを提供しても、ブラウザウィンドウとサイドバー表示領域540の両方を提供してもよい。例えば、あるい実施形態では、GUI200がブラウザウィンドウ及び/又はサイドバー表示領域を表示するための様々な選択可能項目(例えばメニュー項目、ツールバー項目)を含んでもよい。また、以下に説明する例において、ストーリーボードは、対応する選択可能項目がサイドバー表示領域540から選択された際にストーリーボード表示領域275に表示される。ある実施形態において、メディア編集アプリケーションは、ストーリーボードを表示するための同様の選択可能項目(例えばシーケンスストーリーボードに対応するフォルダ構造)をブラウザウィンドウ295に提供する。
サイドバー表示領域540の説明が終わったので、図5に示した2つの段階510および520の間の、このGUI200の状態を参照して、動作について説明する。具体的には、シーケンス項目530はユーザが選択可能な項目であり、選択されるとシーケンスストーリーボードがストーリーボード表示領域275に表示される。シーケンスストーリーボードは複合表示領域に現在表示されているメディアクリップシーケンス555を表している。図5に示したこの例で、シーケンス項目は、メディアクリップシーケンス555のタイトルに対応したタイトル(すなわち「シーケンス7(Sequence 7)」)を有している。あるいは、またはさらに、シーケンス項目は他のテキストまたはグラフィック指標とともに表示されても良い。
図示の通り、第1段階510において、サイドバー表示領域540は、複合表示領域に表示されているシーケンスに対応するストーリーボードについての1つの選択可能項目だけを表示している。しかし、サイドバー表示領域540は他の選択可能項目を表示してもよい。例えば、サイドバー表示領域は、図21〜図25に関して以下で詳述するように、異なる複数のクリップストーリーボードを表すいくつかの異なる選択項目を表示してもよい。
第1段階510において、シーケンス項目530上にカーソルが置かれている。カーソルクリック操作を通じて、ユーザはシーケンスストーリーボードを開くためにシーケンス項目を選択することができる。本技術分野に属する当業者は、サイドバー表示領域から特定のストーリーボードを選択するために、他の操作を使用可能なことを理解するであろう。例えば、ユーザは、特定のシーケンスストーリーボードなどを選択するために、キーストロークの組み合わせを実行したり、ホットキーを用いたりすることができる。ある実施形態では、サイドバー表示領域540内の特定のシーケンスストーリーボードの選択に応じて、ストーリーボードツールを起動する。起動されると、ある実施形態のメディア編集アプリケーションは、ストーリーボード表示領域275に特定のストーリーボード表現を提示する。
第2段階520は、ユーザがシーケンス項目530を選択した後のGUI200を示している。シーケンス項目530の選択により、シーケンスストーリーボード表現550がストーリーボード表示領域275に表示される。図示の通り、ストーリーボード表現550は複合表示領域230内のシーケンスを構成するメディアクリップを表すサムネイル画像群を含んでいる。具体的には、この例では、サムネイル画像群は、左から右へ、上から下へ、昇順で3行に配列されている。各サムネイル画像は、メディアクリップシーケンス555内の対応するクリップに関連付けられている。例えば、シーケンスストーリーボード表現550のサムネイル画像群は、複合表示領域230内のClip 1-1から1-9に対応するクリップの順序を反映するように、ストーリーボード表示領域275に並べられている。
上述した例において、ストーリーボード表示領域540は、複合表示領域内のメディアクリップシーケンスに対応するシーケンスストーリーボード550を開くためのただ1つのシーケンス項目しか表示しない。ある実施形態では、クリップストーリーボードがタイムラインに適用される(例えばブラウザウィンドウ内のフォルダ構造に関連付けられる)と、そのクリップストーリーボードをシーケンスストーリーボードとしてサイドバー表示領域に表示する。図6は、様々な項目のリストからシーケンス項目を選択する例を示している。具体的には、図6は、シーケンス項目630を選択することによる、第1のシーケンスストーリーボード645から第2のシーケンスストーリーボード665への切り替えを示している。GUI200の2つの動作段階610および620を図6に示している。GUI200は図5に関して上述したものと同一である。
第1段階610は、GUI200が「シーケンス7」に対応するシーケンスストーリーボード645をストーリーボード表示領域275に表示している状態を示している。この例において、ストーリーボード表示領域275に表示されているシーケンスストーリーボード645は、図5の第2段階520で図示されたものと同じである。具体的には、シーケンスストーリーボード645を表示するため、ユーザが(例えばカーソルクリック操作やタッチ操作を通じて)シーケンス項目530を選択している。サイドバー表示領域もまた、シーケンス項目630を含んでいる。
第1段階610において、シーケンスストーリーボード645を開くためにカーソルがシーケンス項目630の上に置かれている。ストーリーボード630は、現在はストーリーボード表示領域275に表示されていない、別のシーケンスストーリーボードを表している。図6に示した例において、ユーザは、サイドバー表示領域内のシーケンス項目630の上にカーソルを置いた後にカーソルクリック操作を行うことで、当該別のシーケンスストーリーボードを開く。しかし、シーケンス項目630の選択は、タッチスクリーンを通じて(例えば、タッチスクリーン上のUI項目のユーザによるタッチ)、キーボード入力(例えばホットキー又はキーシーケンス)を通じてなどによっても受付可能である。
第2段階620は、シーケンス項目630がユーザに選択された後のGUI200を示している。シーケンス項目630の選択により、シーケンスストーリーボード表現665がストーリーボード表示領域275に表示される。ある実施形態では、この選択により、さらに、シーケンスストーリーボード665に関連付けられたクリップシーケンスが複合表示領域230に表示される。これは、第2段階において、複合表示領域230がクリップ5−1から5−9についてのメディアクリップシーケンス670を表示していることで表されている。このメディアクリップシーケンス670は、ストーリーボード表示領域275に表示されているストーリーボード表現665に対応している。メディアクリップシーケンス670は、ストーリーボード表示領域275に表示されているサムネイル画像群の順序を反映した順序で並んでいる。
図6に示した例では、2つの異なるシーケンス項目がサイドバー表示領域540に表示されている。しかし、本技術分野に属する当業者は、サイドバー表示領域には任意の数のシーケンス項目を表示できることを理解するであろう。そして、ユーザは、ある特定のストーリーボードシーケンスをストーリーボード表示領域に表示するとともに、対応するメディアクリップシーケンスをGUI200の複合表示領域に表示させるために、それら異なるストーリーボードシーケンスの1つを選択することができる。
ある実施形態において、メディア編集アプリケーションは、ストーリーボード表示領域275内のサムネイル画像を並び替えてユーザが複合プレゼンテーションを編集することを可能にする。例えば、ユーザがストーリーボード表示領域275内でサムネイルの順序を編集するためにサムネイルを移動させると、メディア編集アプリケーションは編集されたサムネイルの順序に従ってサムネイルを表示する。
図7は、シーケンスストーリーボード760のサムネイル画像の並び替え例を示す。具体的には、図7は、シーケンスストーリーボードのサムネイル画像730の、5番目の位置から1番目の位置への移動を示している。図7にはGUI200の2つの動作段階710および720が示されている。GUI200は図5および図6に関して説明したものと同一である。
第1段階710はサムネイル画像730の選択及び移動の例を示している。具体的には、ユーザがカーソルを用いて(例えば、カーソルクリック操作やタッチ操作を通じて)サムネイル画像730を選択している。ユーザはさらに、サムネイル画像730を5番目の位置から、サムネイル画像740に隣接する1番目の位置に(例えばドラッグアンドドロップ操作を通じて)移動している。サムネイル画像730の移動を概念的に図示するため、第1段階710では5番目の位置を1番目の位置に接続する破線を示している。
第2段階720は、メディア編集アプリケーションがサムネイル画像730の移動に応答してストーリーボード表示領域275を更新した状態を示している。図示の通り、ストーリーボードシーケンス760内の5番目の位置の代わりに、サムネイル画像730は1番目の位置に表示されている。サムネイル画像730の位置は、そのサムネイル画像が現在、Clip 1-1に対応する隣接サムネイル画像よりも先行した順番にあることを示している。しかし、第2段階で図示しているように、サムネイル画像の移動は、複合表示領域のタイムライン表示領域内の関連するメディアクリップの配列又は順序には影響を与えていない。このように、ある実施形態のストーリーボードツールは、複合表示領域230内の複合プレゼンテーションについて被破壊的な方法で、ユーザがストーリーボード表示領域275内のサムネイルを並び替えることを可能にする。
図7に示した例においては、ストーリーボードシーケンス760を再配列するために、1つのサムネイル画像730が選択および移動された。ある実施形態では、ストーリーボードシーケンスを再配列するために、同時に複数のサムネイル画像を選択して別の位置に移動させることが可能である。例えば、3番目のサムネイル画像770および5番目のサムネイル画像730の両方を選択し、それらをまとめて1番目の位置に移動させることにより、それらを1番目と2番目のサムネイルとして再配置することができる。
図8は、ある実施形態のシーケンスストーリーボードに、新たなメディアクリップを追加するための方法を示している。具体的には、図8は、GUI200のストーリーボード表示領域に表示されているシーケンスストーリーボードに、新たなメディアクリップを追加する例を示している。図示の通り、図8は、ストーリーボード表示領域に新たなメディアクリップを追加するための2つの段階810および820におけるGUI200を示している。
第1段階810において、メディアライブラリは異なる複数のメディアクリップに対応するいくつかのサムネイル画像を表示している。しかし、メディアライブラリ内のクリップは、リスト、アイコン群、またはライブラリ内の様々なクリップをユーザが閲覧および選択可能な他の表現によって提示されてもよい。上述の通り、ある実施形態では、(例えばドラッグアンドドロップ操作やメニュー選択操作を通じて)メディアライブラリ内のクリップを選択して複合表示領域に追加することができる。この選択及び移動により、メディアクリップが複合プレゼンテーションに追加される。ある実施形態では、同様の方法により、1つまたは複数のクリップがストーリーボードシーケンスに追加できるようにしてもよい。
第1段階810に示されるように、クリップサムネイル830をユーザが選択及び移動することにより、サムネイル画像840がシーケンスストーリーボードに追加される。具体的には、クリップサムネイル830に関連付けられたクリップを追加するため、ユーザはクリップサムネイル840を選択し、シーケンスストーリーボード860の最後の位置に移動させる。本技術分野に属する当業者は、この実施形態が、メディアライブラリ内のメディアクリップを選択するために別の操作を利用可能であることを理解するであろう。例えば、ユーザは、特定のメディアクリップをメディアライブラリから選択してストーリーボード表示領域に移動したりするために、キーストロークの組み合わせ(例えばカットアンドペースト)を実行したり、ホットキーを用いたりすることができる。この例では、1つのクリップがメディアライブラリからストーリーボードに移動される場合を示しているが、ある実施形態では、複数のクリップをストーリーボードシーケンスに追加するために、それら複数のクリップを同時に移動できるようにしてもよい。
第2段階820は、ストーリーボードツールがサムネイル画像840を含むように更新された後のGUI200を示している。この例では、第1段階のサムネイル画像840に対応するサムネイル画像850がGUI200のストーリーボード表示領域内のサムネイル画像の3番目の行に含められた状態を示している。
ある実施形態では、ストーリーボード表示領域275内の全サムネイル画像を同時に表示するように、メディア編集アプリケーションがサムネイル画像を自動的に配列する。例えば、サムネイル画像はリサイズによって配列され、それによってある特定の行により多くのサムネイル画像が表示される。これは、第2段階820において、シーケンスストーリーボード860内のサムネイル画像がリサイズされていることによって示されている。さらに、ある特定の行内のサムネイル画像の数が、1行あたり3つから4つに増やされている。具体的には、シーケンスストーリーボード860が、3行目のサムネイル画像850がストーリーボード表示領域内のストーリーボード表現の最後の順番を占める3行4列を含むように、サムネイル画像が順番に配置される。全てのサムネイル画像を表示する代わりに、メディア編集アプリケーションは、ストーリーボード表示領域275に表示されていない画像をスクロールさせるための、選択可能なユーザインタフェースコントロールを提供してもよい。あるいは、またはさらに、ある実施形態では、ストーリーボード表示領域に表示されるサムネイル画像の数を徐々に調整するための、調整可能なズームUIコントロール(例えばスライダー)を提供する。
図8に示した例では、選択されたクリップのシーケンスストーリーボードへの追加は、複合プレゼンテーションにおけるクリップ数には影響を与えない。つまり、複合表示領域230内のメディアクリップシーケンス870によって示されるように、クリップの数は変化しない。図17に関して後でより詳細に説明するように、あるい実施形態では、シーケンスストーリーボードが複合表示領域内のメディアクリップシーケンスと同期されることを可能にしてもよい。
図8の例において、メディアライブラリから選択されたメディアクリップの全時間長が、シーケンスストーリーボードに追加される。しかし、シーケンスストーリーボードに追加するために、メディアクリップの一部の時間長をユーザは選択したいかもしれない。そのため、ある実施形態では、メディアクリップの関心領域だけがシーケンスストーリーボードに追加されるように、ユーザがメディアクリップの関心領域をマークできるようにする。マーキングされた関心領域は、メディアクリップのうち、ユーザに選択された時間部分である。関心領域のマーキングは、多くの異なる方法によって提供することができる。例えば、メディア編集アプリケーションは、選択されたメディアクリップについて、ユーザが相対的な開始点および終了点を指定できるようにしてもよい。これは、選択されたクリップについての関心領域を規定するための編集またはトリミングツールを提供することによって実現できる。関心領域のマーキングの後、ユーザは選択されたメディアクリップのマーキングされた関心領域をストーリーボードに追加することができる。図9Aおよび9Bを参照して、いくつかの例について説明する。具体的には、図9Aは、マーキングされた関心領域を有するクリップ全体をストーリーボードに追加する場合を、図9Bは、メディアクリップの関心領域だけをシーケンスストーリーボードに追加する場合を示している。これらの図に続く図10及び11は、メディアクリップの関心領域にマーキングするための2つの方法例を記載している。
図9Aは、予め規定された関心領域を有するメディアクリップの全体をシーケンスストーリーボードに追加する例を示している。GUI200の3つの動作段階910、920および930が図9Aに示されている。GUI200は図5〜図8を参照して上述したものと同一である。第1段階910は、ストーリーボード表示領域275内のシーケンスストーリーボード990を示している。シーケンスストーリーボード990は、複合表示領域230内のメディアクリップシーケンス905と関連付けられている。また、いくつかのクリップを表示するため、カーソルがメディア項目950上に置かれている。ある実施形態では、メディア項目950のアクティベーションにより、ストーリーボード表示領域がいくつかのメディアクリップを表示するようになる。ある実施形態において、これらのメディアクリップは、選択され、メディア編集アプリケーションのシーケンスストーリーボード及び/又は複合表示領域に追加可能なメディアクリップの内部ライブラリを表す。例えば、メディアクリップは、ユーザの指定した関心領域を有する所定のメディアクリップからなる所定のメディアクリップ群を含んでも良い。
第2段階920はメディア項目がアクティベーションされた後のGUI200を示している。具体的には、メディア項目950の選択により、ストーリーボード表示領域が、いくつかのメディアクリップを表すいくつかのサムネイル画像を表示するようになっている。また、第2段階920において、サムネイル画像群960は、マーキングされた関心領域970を有するメディアクリップ2−1を表すサムネイル画像965を含んでいる。図9Aの第2段階920はまた、関心領域970を有するサムネイル画像965のユーザによる選択と、サイドバー表示領域540内に表示されたシーケンス項目へのサムネイル画像965のユーザによる移動(例えばドラッグアンドドロップ操作による)についても示している。このようにして、ユーザは、関心領域を有するメディアクリップの全体を、シーケンスストーリーボードに追加することができる。
第3段階930は、関心領域を有するメディアクリップを第2段階からシーケンスストーリーボード990に追加した後のGUI200を示している。例えば、ユーザがサイドバー表示領域540でシーケンス項目917を選択している。シーケンス項目917を選択した後、メディア編集アプリケーションは、追加されたクリップに対応するサムネイル画像980を有するシーケンスストーリーボード表現990を表示する。図示の通り、サムネイル画像980は、クリップ2−3に間するサムネイル画像の右隣に、シーケンスのストーリーボード内の最後の順番のクリップとして配置される。また、この例において、サムネイル画像980は、対応するクリップがマーキングされた関心領域を有することを示す視覚的な指標とともに表示されている。ある実施形態において、クリップ全体がストーリーボードに追加される場合、メディア編集アプリケーションはそのような視覚的な指標を表示しないか、及び/又はメディアクリップのうち、マーキングされた関心領域に対応する部分だけがストーリーボードに追加される際にだけ表示することができる。
先の例では、マーキングされた関心領域を有するメディアクリップの全体がシーケンスストーリーボード990に追加された。図9Bは、メディアクリップのうち、マーキングされた関心領域に対応する部分だけがストーリーボード990に追加される場合を示している。図9Bには、GUI200の3つの動作段階935、945および975が示されている。これらの動作段階は図9Aで説明した例と類似している。しかし、第2段階945において、サムネイル画像965を選択する代わりに、マーキングされた関心領域970が選択され、サイドバー表示領域540内のシーケンスストーリーボードに移動される。第3段階975では、マーキングされた関心領域に対応する時間部分だけがシーケンスストーリーボード990に追加されているため、その時間部分に含まれるフレームを表すサムネイル画像985がストーリーボード表示領域に表示されている。第3段階975において、サムネイル画像985は、そのサムネイルが対応するクリップの一部を表していることを示す水平バーとともに表示されている。しかし、メディア編集アプリケーションは、他のグラフィックまたはテキストによる指標(例えば、時間部分の開始点および終了点を特定する継続期間(time duration))を表示してもよい。
図9A及び図9Bに示した例では、利用可能ないくつかのクリップを表すサムネイル画像960がストーリーボード表示領域に表示されている。しかし、ストーリーボード表示領域の代わりに、これらのクリップ表現を別の表示領域(例えばポップアップウィンドウ)に表示してもよい。そのような実施形態においてユーザは、(1)選択されたメディアクリップを別個の表示領域からサイドバー表示領域に表示されているシーケンスストーリーボードに移動するか、(2)選択されたメディアクリップを別個の表示領域からシーケンスストーリーボード表現を表示しているストーリーボード表示領域に移動することにより、メディアクリップをシーケンスストーリーボードに追加することができる。
メディアクリップ内の関心領域へのマーキングは、多くの異なる方法で実現することができる。上述の通り、関心領域は、メディアクリップのうち、ユーザに選択された時間部分である。図10及び11は、メディアクリップ内の関心領域にマーキングする様々な方法を示している。これら各図は、あるメディアクリップ(1000または1100)を、3段階にわたって示している。具体的には、図10において、ユーザは、(例えば再生ヘッドを用いて)段階1010〜1030にわたってメディアクリップ1000を移動しながら関心領域を選択する。また、図11において、ユーザは、1110〜1130の3段階にわたってメディアクリップを再生させながら関心領域を選択する。段階1010は、ユーザがカーソルを用いて再生ヘッドをドラッグすることにより、メディアクリップの中を移動している状態を示している。段階1110は、ユーザがメディアクリップの再生を開始した状態を示している。
ユーザはまず、関心領域について、メディアクリップに開始点を設定する。開始点はそのメディアクリップの時間長における任意の場所であってよい。段階1020は、再生ヘッドがメディアクリップ内の第1の位置(全体のおよそ2/5の位置)に移動された状態を示している。この時点で、ユーザはメディアクリップのマーキングを指示する入力を実行する。ある実施形態では、ユーザはホットキーとともにマウスボタンを押下した状態で、再生ヘッドをメディアクリップを横断させるようにドラッグする。
段階1120は、メディアクリップの再生中に、再生ヘッドが全体のおよそ2/5の位置にある状態を示している。この時点で、ユーザはメディアクリップのマーキングを指示する入力を実行する。ある実施形態でユーザは、関心領域を選択するために、再生中にホットキーを押下し続けるか、他の入力を実行する。
次に、ユーザは関心領域に関するメディアクリップの終了点を設定する。終了点はそのメディアクリップの時間長における、開始点より後の任意の場所であってよい。段階1030は、再生ヘッドがメディアクリップ内の第2の位置(全体のおよそ5/6の位置)に移動された状態を示している。この時点でユーザは、終了点をマーキングするために、ホットキー及び/又はマウスボタンを離す。同様に、段階1130では、メディアクリップの再生中に関心領域の終了点をマーキングするためにユーザが入力を実行した(例えばホットキーの押下を終了した)状態を示している。
ある実施形態において、メディアクリップ表現上の選択可能なマーカが、メディアクリップとともに表示されても良い。段階1030(および段階1130)に示すように、選択された関心領域にわたるマーカ1025(又は1125)が表示されている。図示されたマーカは、メディアクリップを表すサムネイルのうち、関心領域の時間的な位置に対応する部分にわたっている。マーカはバーとして示されているが、本技術分野に属する当業者は、メディア編集アプリケーションが1つ以上の他の視覚的な指標を表示可能であることに気付くであろう。例えば、バーの代わりに、指定されている関心領域を表すために、開始点および終了点に対応する2つのマーカーを表示してもよい。
ある実施形態において、メディアクリップ1000が選択されてシーケンスストーリーボードに追加されると、ストーリーボードツールは関心領域に関する情報(例えばソースファイルのタイムコードにおける開始点および終了点)を処理し、マーキングされた時間部分だけを、ストーリーボードに追加するために選択する。例えば、ストーリーボード表示領域に表示するサムネイルを選択する際、ストーリーボードツールは、関心領域内のフレームに対応するサムネイル画像を選択してもよい。
先の例では、いくつかの異なるクリップがシーケンスストーリーボードに追加された。図12は、メディアクリップに対応する、選択されたサムネイル画像を、ある実施形態に従ってシーケンスストーリーボードから削除する例を示す。具体的には、図12は、選択されたサムネイル画像の、GUI200内のシーケンスストーリーボードからの除去を示している。GUI200の2つの動作段階1210〜1220を図12に示している。GUI200は図5〜9に関して上述したものと同一である。
本例の第1段階1210は、ストーリーボード表示領域275から除去するためのサムネイル画像1230の選択を示している。ある実施形態において、ユーザは、所望のサムネイル上にカーソルを位置させた後のカーソルクリック操作を用い、そしてキーストロークコマンドを実行することにより所望のサムネイルを選択する。本技術分野に属する当業者は、除去するための特定のクリップの選択に、別の操作を用いることができることに気付くであろう。例えば、ユーザは、キーストロークの組み合わせ、カーソル操作の組み合わせ(例えば左クリックして右クリックする)、などを実行することができる。さらに、この例では除去するための1つのサムネイルの選択について示したが、ある実施形態では除去するために複数のサムネイルが選択できるようにしてもよい。
ある実施形態では、シーケンスストーリーボードから除去するためのサムネイル画像の選択により、ストーリーボード表示領域275におけるサムネイル画像が異なった方法で表示される。これは、第1の段階1210において、サムネイル画像の選択が、そのサムネイル画像上に「X」が重畳表示されることによって示されている。この例では、除去のために選択されたサムネイルを示すために、「X」が図示されているが、ある実施形態では1つ以上の他の視覚的な指標を用いる。例えば、メディア編集アプリケーションは、選択されたサムネイル画像を特定の色(例えば赤)や別のシンボル(例えばチェックマーク)などを用いて強調してもよい。
第2段階1220は、選択されたサムネイル画像を第1段階からストーリーボードツールが除去した後のストーリーボード表示領域275を表示しているGUI200を示している。図示の通り、GUI200は第1段階1210からClip 1-9のサムネイル画像1230が除去されたストーリーボード表示領域を表示している。この例において、メディア編集アプリケーションは、除去されたサムネイル画像が以前存在していた位置に、クリップ4−1のサムネイル画像1250を移動させている。
図13は、ある実施形態に係る、ストーリーボード表現に対する編集操作を実行するための処理1300を概念的に示している。ある実施形態において、処理1300はメディア編集アプリケーションによって実行される。また、編集操作は、上述した様々な編集操作のいずれかあってよい。例えば、編集操作は選択されたサムネイル画像の移動、新たなメディアクリップの追加、選択されたサムネイルの削除、などであってよい。ある実施形態における処理1300は、ストーリーボードツールが起動された後で開始する。ある実施形態において、ストーリーボードツールは、ユーザがブラウザウィンドウからシーケンスストーリーボードを開いた際、またはメディア編集アプリケーションのサイドバー表示領域からシーケンスストーリーボードを選択した際に自動的に起動される。ある実施形態では、メディア編集アプリケーションのGUI内の起動項目を通じてストーリーボードツールを起動してもよい。
図示の通り、処理1300は、処理が(1305で)、ストーリーボード表現に特定の編集操作を実行するためのコマンドを受信した際に開始する。例えば、メディア編集アプリケーションは、ストーリーボード表示領域のサムネイル画像を再配列するための入力、選択されたサムネイル画像をストーリーボード表示領域から除去するための入力、または新たなクリップをストーリーボード表示領域内のストーリーボード表現に追加するための入力を受信するかもしれない。
そして、処理1300は、ユーザ入力に従って、ストーリーボード表現に編集操作を実行する(1310)。ストーリーボード表示領域内のメディアクリップを再配置してストーリーボードを編集する例は、図1及び図7に関して上述した。また、メディアクリップを異なる複数のストーリーボードに追加するいくつかの例は、図8および図9に関して上述した。さらに、ストーリーボード表現からクリップを除去するいくつかの例は図1および図12に関して上述した。
次に、処理1300は特定の編集操作を実行した後、(1315で)ストーリーボード表現を表示する。上述したように、ある実施形態において、メディア編集アプリケーションはストーリーボード表現内のサムネイル画像を再配置及び/又はリサイズしてもよい。そして処理1300は終了する。
図14は、実施形態に係る先の図面において説明したような操作をストーリーボード表現に実行するストーリーボードツールについての、様々な状態と状態間の遷移を反映した状態図を示している。ストーリーボードツールは、図1〜図12に関して説明したような、複合プレゼンテーションを構成するメディアクリップ群のストーリーボード表現を表示したり変更したりするツールであってよい。図14の状態図は、カーソルコントローラ入力(例えばマウスカーソル)または(タッチスクリーン入力、キーボード入力、などのような)他のタイプの入力に適用可能である。
図示の通り、最初、ストーリーボードツールは起動されていない(状態1405)。ある実施形態では、ツールが起動されていない場合、ユーザは無数の他のユーザインタフェース操作を実行し続けることができる。例えば、メディア編集アプリケーションの場合、ユーザは複合メディアプレゼンテーションの編集を実行していてもよい。起動入力が受信されると(例えばユーザによるホットキーまたはキーストロークの組み合わせの押下、特定のタッチスクリーン入力、GUI内の特定位置へのカーソル移動、など)、ストーリーボードツールは状態1410に遷移し、起動する。ストーリーボードツールによって実行される複数の操作のどれかが呼び出されなければ、ストーリーボードツールは状態1410(起動はされているが、操作は実行していない状態)を維持する。起動後の別のユーザ入力に応答して、ストーリーボードツールは、図4、7、8及び12に関して上述したような、ストーリーボードを変更するための操作のいずれかを実行することができる。
ストーリーボードツールが起動された後、ストーリーボードツールは、状態1420でのクリップ追加および再描画操作を起動するための追加コマンドについてのユーザ入力を受信することができる。ある実施形態における、状態1420でのクリップ追加および再描画操作は、ユーザが特定のメディアクリップを選択し、選択されたメディアクリップをストーリーボード表示領域上に移動させた際に起動される。ユーザが選択されたメディアクリップをストーリーボード表示領域に配置しない限り、ストーリーボードツールは状態1420に留まる。選択されたメディアクリップがストーリーボード表示領域に配置されると、ストーリーボードツールはクリップをストーリーボード表示領域に追加し、新たに追加されたクリップを含むようにストーリーボード表示領域を再描画して、追加及び再描画操作を完了する。追加及び再描画操作を実行した後、ストーリーボードツールは、起動状態で操作を実行しない状態1410に戻る。
ある実施形態で、ストーリーボードツールは、状態1430での移動および再描画操作を起動するための移動コマンドについてのユーザ入力を受信することができる。ある実施形態における、状態1430でのクリップ移動および再描画操作は、ユーザがストーリーボード表示領域内の特定のサムネイル画像を選択し、選択されたサムネイル画像をストーリーボード表示領域内の特定の方向に移動させた際に起動される。ユーザが、選択されたサムネイル画像をストーリーボード表示領域内の別の位置に配置せずにストーリーボード表示領域内で移動させている限り、ストーリーボードツールは状態1430に留まる。選択されたサムネイル画像がストーリーボード表示領域内に配置された後、ストーリーボードツールはサムネイル画像の位置が更新されたストーリーボード表示領域を再描画することにより移動及び再描画操作を完了する。移動及び再描画操作を実行した後、ストーリーボードツールは、起動状態で操作を実行しない状態1410に戻る。
ストーリーボードツールは、状態1440での削除及び再描画操作を起動する削除コマンドについての入力を受信することができる。削除及び再描画操作は、ユーザがストーリーボード表示領域内のサムネイル画像を削除のために選択した際に起動される。サムネイル画像が選択されると、ユーザは選択されたサムネイル画像を削除するため、削除コマンドに対応するキーストロークコマンドを入力することができる。選択されたサムネイル画像が削除された後、ストーリーボードツールは削除されたサムネイル画像をストーリーボード表示領域から除去し、削除されたサムネイル画像を含まないストーリーボード表示領域を再描画して、削除及び再描画操作を完了する。移動及び再描画操作を実行した後、ストーリーボードツールは、起動状態で操作を実行しない状態1410に戻る。
ある実施形態で、ストーリーボードツールは、状態1450でのナビゲートおよび再描画操作を起動するための移動コマンドについてのユーザ入力を受信することができる。ナビゲートおよび再描画操作は、ユーザが再生ヘッドの位置を、複合表示領域内の、サムネイル画像に関連付けられたクリップの位置に移動させるために、ストーリーボード表示領域内のサムネイル画像を選択した際に起動される。サムネイル画像が選択された後、ストーリーボードツールは、複合表示領域内の再生ヘッドの位置を、複合表示領域内のサムネイル画像に関連付けられたクリップの位置に移動させ、複合表示領域を再描画して、ナビゲート及び再描画操作を完了する。ある実施形態では、カーソルの移動により、関連付けられたクリップのフレームがメディア編集アプリケーションのプレビュー表示領域に表示される。ナビゲート及び再描画操作を実行した後、ストーリーボードツールは、起動状態で操作を実行しない状態1410に戻る。
ストーリーボードツールが状態1410にあるときに、ツール終了(deactivation)入力を受信すると、ストーリーボードツールは起動されていない状態1405に戻る。終了入力は、ストーリーボードツールと関係しない他のGUI項目又はコマンドの選択を含んでよい。この時点で、いずれかの操作を実行するためには、再度起動入力を受信する必要がある。
上述した例では、いくつかのサムネイル画像を再配置したり、サムネイル画像を追加したり、サムネイル画像を除去したりしてストーリーボード表現を変更していた。ある実施形態において、ストーリーボードツールは、ストーリーボード表示領域275に表示されているサムネイル画像をシャッフルする(例えば無作為に並び替える)ための選択可能な項目を提供する。これによりユーザは、シーケンスストーリーボードに関連付けられたクリップを用いて、複合プレゼンテーションのストーリーボードプレビューを動的に生成することが可能になる。
図15は、シーケンスストーリーボード1540内のサムネイル画像の順番をシャッフルする例を示す。具体的には、図15は、GUI200のストーリーボード表示領域275内のサムネイル画像群をシャッフルする例を示している。図15には、GUI200の2つの動作段階1510〜1520が示されている。GUI200は図5〜9および12に関して上述したものと同じである。しかし、本例では、シャッフル操作を開始するための選択可能項目1530がGUI200に表示されている。
図示の通り、第1段階1510においてストーリーボード表示領域は、複合表示領域230内のクリップシーケンスに対応する、9個のサムネイル画像を含んだストーリーボードシーケンスを表示している。この例ではシャッフル操作がカーソルクリック操作によって起動される場合を示しているが、本技術分野に属する当業者は、ストーリーボードツールのシャッフル機能を起動するために他の操作を用いることができることに気付くであろう。例えば、ユーザは、ホットキー又はキーストロークの組み合わせ、カーソル操作の組み合わせ(例えば左クリックして右クリックする)、特定のタッチスクリーン入力などを通じてシャッフル機能を起動することができる。
第2段階1520は、ストーリーボード表示領域内のサムネイル画像が再配置された後のストーリーボード表示領域275を示している。図示の通り、シャッフル操作はストーリーボード表示領域内のサムネイル画像群を並び替えている。具体的には、メディア編集アプリケーションは、(1)3番目のサムネイル画像(Clip 1-2)を1番目と2番目のサムネイル画像(Clip 1-5および1-1)の間に移動し、(2)4番目のサムネイル画像(Clip 1-3)を1行目から2行目の7番目と8番目のサムネイル画像の間に移動し、(3)9番目のサムネイル画像(Clip 4-1)を3行目から2行目の6番目と7番目のサムネイル画像(Clip 1-6および1-7)の間に移動することにより、サムネイル群をシャッフルしている。本技術分野に属する当業者は、サムネイル画像群を任意の順番にシャッフル可能であることを理解するであろう。
サムネイル画像群をシャッフルした後、本例の第2段階1520は、第1段階の順序とは異なる、無作為化された順序のサムネイル群を有するストーリーボード表示領域を表示するGUI200を示している。例えば、ストーリーボード表示領域は、1行目にClip 1-5, 1-2, 1-1および1-4に関するサムネイルを、2行目にClip 1-6, 4-1, 1-7および1-3に関するサムネイルを、3行目にClip 1-8に関するサムネイルを表示している。このように、ストーリーボードツールはストーリーボード表示領域275にサムネイル画像群の異なる視覚化を提供することができる。
図16は、ある実施形態に係る、ストーリーボード表現に対するシャッフル操作を実行するための処理1600を概念的に示している。ある実施形態において、処理1600は、ストーリーボードツールを含んだメディア編集アプリケーションによって実行される。
図示の通り、処理1600は(すなわち、ストーリーボードツールのシャッフル操作を起動するユーザを通じて)サムネイル群を無作為に並び替えるためのコマンドを受信する(1605)ことによって開始する。図15に示した例では、シャッフル操作はユーザによる選択可能項目1530の選択を通じて起動されている。しかし、シャッフル操作は多数の異なる方法で(例えばホットキーの選択、キーの組み合わせ、メニュー項目などを通じて)起動されても良い。
そして、処理はストーリーボード表示領域内のサムネイル画像群を選択する(1610)。これらは、メディア編集アプリケーションによって無作為に並び替えられる(メディアクリップを表す)サムネイル画像である。ある実施形態は、(表示領域内に入りきらないサムネイル画像があるため)表示されていないサムネイル画像があっても、ストーリーボード全体を無作為化するが、別の実施形態では、現在表示されている画像群もしくはユーザが選択した画像群だけを無作為化する。
処理は次に、選択されたサムネイルのいずれかが、無作為化処理から除外するために選択されているかどうかを判定する(1615)。ユーザは、所定のサムネイル画像群が所望の分類を有しているかを判定しても良い。ユーザは、サムネイル画像群から、任意の画像をシャッフル操作から除外するために選択することができる。例えば、ユーザはまず1回サムネイル画像をシャッフルし、まとめたままにしておきたいサムネイルのペア(又はより多い集団)を特定し、再度シャッフル操作を起動することができる。処理は、そのような選択されたサムネイルを、無作為化のためのサムネイル群から除外する(1620)。
次に、処理1600はサムネイル群の順番を無作為化する(1625)。ある実施形態において、ストーリーボードツールは、サムネイル群の各サムネイルの位置を順序づける予め定めたシャッフル手法を用いてサムネイル画像の順序を無作為化することができる。例えば、ストーリーボード表現においてi番目の位置に現れる特定のサムネイルについて、シャッフル手法はその位置がn番目になるように入れ替えることができる(ただしn≦ストーリーボード内の最後のサムネイルの位置)。ある実施形態において、処理1600は、シーケンスの中心付近にあるいくつかのクリップをシャッフルし、残りのクリップは変更しない。例えば、4つのクリップのシーケンスにおいて、処理1600は中の2つのクリップを並び替えるが、最初と最後のクリップは並び替えない。
サムネイル画像群をシャッフルした後、処理1600はサムネイル群のサムネイル画像群を無作為化された順序で表示する(1630)。無作為化された順序でサムネイル群を表示する例は、図15の第2段階1520に関して説明した。
上述した例では、いくつかのサムネイル画像を(例えばサムネイル画像をシャッフルして)再配置したり、サムネイル画像を追加したり、サムネイル画像を除去したりしてストーリーボード表現を変更していた。しかし、これら各例において、変更は複合プレゼンテーション内の対応するメディアクリップシーケンスには影響を与えない。ある実施形態において、ストーリーボードツールは、ユーザがシーケンスストーリーボードを複合プレゼンテーション内のメディアシーケンスと同期させることを可能にする。
図17は、シーケンスストーリーボード1750と複合表示領域230内のメディアクリップシーケンス1760とを同期させる例を示している。具体的には、図17は、ストーリーボード表示領域275内の再配置されたサムネイル画像群が、GUI200の複合表示領域230内の関連付けられたメディアクリップのシーケンスの様に見えるように同期させる場合を示している。図17には2つの動作段階1710〜1720が示されている。GUI200は図5〜9、12および15を参照して説明したものと同じである。しかし、本例では、同期操作を開始するための選択可能項目1730がストーリーボード表示領域275に表示されている。
第1段階1710は、強調された同期GUI項目で示されるように、ユーザが同期操作を起動するためにカーソルを用いて同期GUI項目1730を選択している状態のGUI200を示している。同期操作が起動されると、メディア編集アプリケーションは、ストーリーボード表示領域275内に表示されているサムネイル画像の順序を反映するように複合表示領域230内のメディアクリップシーケンス1760を変更するため、同期操作を実行する。この例では同期操作がカーソルを用いて起動される場合を示しているが、本技術分野に属する当業者は、この操作を起動するための異なる方法を提供する複数の実施形態を理解するであろう。
第2段階1720は、ストーリーボードツールがストーリーボード表示領域275から複合表示領域230へサムネイル画像群を同期させた後の、複合表示領域230内のメディアクリップ群1740を表示している状態のGUI200を示している。メディアクリップ群1740の順序は、ストーリーボード表示領域275に表示されているシーケンスストーリーボード1750におけるサムネイル画像群の順序と一致している。例えば、複合表示領域230に表示されているClip 1−5, 1−2, 1−1, 1−4, 1−6, 4−1, 1−7, 1−3および1−8という順序は、ストーリーボード表示領域275内のサムネイル画像群の順序と一致している。
上述の例において、メディア編集アプリケーションは、第1段階1710から複合表示領域230内のメディアクリップシーケンス1760を並び替えるために一式の操作を実行した。これらの操作について、図18を参照してより詳細に説明する。あるいは、ある実施形態のメディア編集アプリケーションは、上述した同期操作を実行する代わりに、新たなシーケンスストーリーボードを生成する。この実施形態において、メディア編集アプリケーションは、ストーリーボード表示領域に表示されているストーリーボード表現を、新たに生成されたシーケンスストーリーボードに複製する。この、新たなシーケンスストーリーボードは、サイドバー表示領域540(例えばストーリーボードカテゴリ下)に現れてもよいし、上述したブラウザウィンドウに現れてもよい。
図18は、ある実施形態に係る、ストーリーボード表現に対する同期操作を実行するための処理1800を概念的に示している。ある実施形態において、処理1800はメディア編集アプリケーションによって実行される。ある実施形態の処理1800は、ストーリーボード表示領域内のサムネイル群と複合表示領域とを同期させるためのコマンドを受信すると(1805)開始する。ある実施形態において、この同期コマンドは、図17のGUI200の同期GUI項目1730のような選択可能項目をユーザが選択すると受信される。
処理1800は、ストーリーボード表示領域内のサムネイル群からサムネイル画像を選択する(1810)。ある実施形態では、ストーリーボード表示領域内の、最初の順番の位置に対応したサムネイル画像がまず選択される。そして、処理1800は、選択されたサムネイルに関連付けられたメディアクリップが複合表示領域に含まれているかどうかを判定する(1815)。ユーザがストーリーボード表示領域に新たなメディアクリップを追加しているために、複合表示領域が、サムネイル画像に関連付けられたメディアクリップを有さない場合がある。このような場合、処理1800はそのメディアクリップを(例えばメディアライブラリから)、ストーリーボードにおけるサムネイル画像の順序に従って、1820で複合表示領域へ転送する。そして、処理1800は、ストーリーボードに、処理すべきサムネイル画像がまだ残っているか判定する1835へ進む。
あるいは、選択されたサムネイル画像に関連付けられたメディアクリップが複合表示領域内に存在すると処理1800が1815において判定した場合、処理は1825で、そのメディアクリップが複合表示領域内で正しい位置にあるかどうかを判定する。そのメディアクリップが正しい位置になければ、処理1800は1830で、そのクリップを複合表示領域内で正しい位置に移動させる。例えば、選択されたストーリーボード内のサムネイル画像がストーリーボード表現のi番目(i>1)の位置を表しており、関連付けられたメディアクリップがn番目の位置にあれば、処理は複合表示領域内のメディアクリップを、メディアクリップシーケンスの(n−1)番目の位置に隣接する位置となるように移動する。換言すれば、処理1800は、クリップを、メディアクリップシーケンスの(n−1)番目の位置にある任意のクリップの直後に現れるように移動する。
そして、処理1800は1835で、ストーリーボードに、処理すべきサムネイル画像がまだ存在するか判定する。もし処理すべきサムネイル画像があれば、処理1800はストーリーボード表示領域から次のサムネイル画像を選択するために1810へ継続し、引き続く処理を、全てのサムネイル画像が処理され、複合表示領域がストーリーボード表示領域内の各サムネイル画像の位置に従って同期されるまで繰り返す。ある実施形態では、次に選択されるサムネイル画像は、ストーリーボード表示領域内に表示されているストーリーボード表現の順序における次のサムネイル画像である。
全てのサムネイル画像が処理された後、処理1800は(1840で)複合表示領域内のクリップの数が、ストーリーボード表示領域のサムネイル画像の数と等しいかどうか判定する。複合表示領域内のクリップ数がサムネイル画像の数に等しければ、処理1800は終了する。
しかし、複合表示領域内のクリップ数がサムネイル画像の数と等しくないと1840で判定された場合、処理1800は複合表示領域から、無関係なクリップ表現を除去する。ストーリーボード表示領域からサムネイル画像が既に除去されている場合、これら除去されたサムネイルに対応するクリップは複合表示領域内にまだ存在しうる。そのような場合、ある実施形態における処理1800は、それらクリップをそれぞれ特定し、対応する表現を複合表示領域内のメディアクリップシーケンスから除去する。そして、処理1800は、複合表示領域内で、ストーリーボード表示領域内の最後のサムネイル画像に関連付けられたクリップよりもライムライン表示領域内で後の位置にあるクリップを全て除去する(1845)。クリップの除去後、処理1800は終了する。
上述した同期操作に加え、ある実施形態ではストーリーボード表示領域と複合表示領域とを結びつける他の操作を提供する。例えば、ある実施形態は、複合表示領域内のメディアクリップシーケンスに表されるクリップの順序を反映するように、ストーリーボード表示領域をリセットする復帰操作を実行する。図19は、シーケンスストーリーボード1960を、複合表示領域230内のクリップシーケンス1940の順序に合致するよう復元させる方法を示している。この図は、既に説明した図17と類似しているが、同期操作の代わりに復帰操作を起動し、ストーリーボード表示領域275内のサムネイル群に対して復帰操作を実行するための復帰GUI項目ボタン1930が追加されている。図示の通り、図19は、ストーリーボード表示領域に表示されているようなストーリーボード表現に復帰操作を実行するための2つの段階1910および1920におけるGUI200を示している。
この例の第1段階1910は、ストーリーボードツールの復帰操作を起動するためにユーザが復帰GUI項目ボタン1930を選択している状態を表示しているGUI200を示している。起動されると、ある実施形態のメディア編集アプリケーションは、複合表示領域230内のクリップシーケンス1940の順序を反映するようにストーリーボード表示領域275内のサムネイルを変更する。この例では、ストーリーボード表示領域内のサムネイル画像の順序を、この段階で示されているメディアクリップ群1940の順序と合致するようにメディア編集アプリケーションが変更する。
第2段階1920は、ストーリーボードツールがストーリーボード表示領域275内のサムネイル画像群に対して復帰操作を実行した後のGUI200を示している。ストーリーボード表示領域275は、複合表示領域230内のメディアクリップシーケンス1940の順序を反映した順序で配列されたサムネイル群1950を表示している。例えば、複合表示領域230のタイムラインに沿って表示されているクリップの順番を反映するように、サムネイル画像群は、1行目にClip 1-1から1-3、2行目にClip 1-4から1-6、3行目にClip 1-7から1-9というように順番に並べられている。
メディアクリップシーケンスについてのストーリーボード表現をストーリーボード表示領域に提示するのに加え、ある実施形態のストーリーボードツールは、特定のメディアクリップに関連付けられたメタデータをストーリーボード表示領域内に提示するインデックスビューを提供する。図20は、ある実施形態のにおいて、ストーリーボード表現のサムネイル画像群のインデックスビューを提示する方法を示している。具体的には、図20は、GUI200のストーリーボード表示領域に表示されるストーリーボード表現のサムネイル画像のインデックスビューの例を示している。GUI200は図5〜図9に関して上述したものと同じである。図示の通り、図20は、ストーリーボード表示領域にストーリーボード表現のインデックスビューを表示するための2つの段階2010および2020を示している。
この例の第1段階2010は、インデックスビューGUI項目2030の、カーソルを用いた選択を示している。この例では、メニューバーの「ビュー」タブ下のメニューUI項目にアクセスすることにより、ユーザはインデックスビュー選択GUI項目2030を選択している。GUI項目2030の選択後、ある実施形態のストーリーボードツールは、ストーリーボード表示領域275内に表示されるサムネイル群に関するインデックスビューを提示するための操作を実行する。この例は、メニューUI項目を用いてインデックスビューにアクセスする場合を示しているが、本技術分野に属する当業者は、異なる様々な方法でインデックスビューにアクセス可能であることを理解するであろう。例えば、ユーザは、ホットキー又はキーストロークの組み合わせ、カーソル操作の組み合わせ、音声コマンド、または特定のタッチスクリーン入力などを通じてインデックスビューにアクセス可能である。
第2段階2020は、ストーリーボード表示領域275内に、インデックスビューで提示されたストーリーボード表現2040を表示しているGUI200を示している。図示の通り、ある実施形態のインデックスビューは、ストーリーボード表現のサムネイル画像の各々について、関連付けられたメタデータをオーバレイ表示する。メタデータは、ストーリーボード表示領域275内の個々のサムネイルに対応する各メディアクリップに関連付けることが可能である。従って、ストーリーボードツールは、ユーザが、ストーリーボード表現のサムネイル画像群と並行して、メディアクリップの関連付けされたメタデータを閲覧することを可能にする。この例において、インデックスビューは複合表示領域内のクリップに関連付けられた各サムネイル画像について、メタデータを表示している。例えば、インデックスビューは、クリップを「ゴルフシーン」として記述するメタデータを含んだClip 1-5と、クリップを「カーチェイス」として記述するメタデータを含んだClip 1-2を表示している。
ある実施形態において、インデックスビューの間、ユーザは、ストーリーボード表示領域275内の各サムネイル画像上に表示されている、関連付けられたメタデータを編集することができる。例えば、ユーザは、オーバレイ表示されたメタデータテキストについての編集モードを開くためにインデックスビュー内の特定のサムネイル画像を選択し、選択されたサムネイル画像についてのメタデータテキストを(例えばキーストロークを通じて)編集することができる。そして、ストーリーボードツールは、編集されたメタデータをストーリーボード表示領域内のサムネイル画像上に表示するため、インデックスビューを更新する。上述の例において、メタデータはストーリーボード表示領域275内の各サムネイル画像上に表示されていた。しかし、メタデータはGUI200の別の場所に表示されてもよい。例えば、メタデータはストーリーボード表示領域275内の、各サムネイル画像の下や近くに表示されてもよい。メタデータはまた、複合表示領域内(例えば、複合表示領域230内のクリップシーケンス上もしくはその近く)にも表示されてよい。
III. クリップストーリーボード
これまで、タイムラインに沿って表示されているクリップシーケンスに対応するシーケンスストーリーボードを用いて行ういくつかの操作例について説明した。シーケンスストーリーボードと異なり、ある実施形態におけるクリップストーリーボードは、タイムラインに沿って表示されているシーケンスとは対応しないストーリーボードを表す。つまり、クリップストーリーボードは、タイムライン内のシーケンスを変更もしくは置換することで得られるものであってよい、配列されたクリップのキャンバスを表す。
ある実施形態においてユーザは、ストーリーボードツールによって新たな空のストーリーボードを作成及び変更することができる。ある実施形態におけるクリップストーリーボードは、指定された再生順序に従ってクリップ群をグループ化することを可能にするプレイリストと、概念的には類似している。クリップストーリーボードに含まれるクリップ群は、新規の複合プレゼンテーションのストーリーボード表現を形成することができる。図21〜図25は、クリップストーリーボードに実施される操作の例をいくつか示している。図21〜図25はまた、先に説明したものと同じGUI200を記載している。
図21は、ある実施形態に係る、クリップストーリーボードの作成例を示している。具体的には図21は、GUI200の様々なGUI要素を用いたクリップストーリーボードの作成を示している。図示の通り、図21のGUI200はクリップストーリーボード選択GUI項目210を含んでいる。ある実施形態のクリップストーリーボード選択GUI項目2130は、新規クリップストーリーボードを作成するための操作を実行するため、ストーリーボードツールを起動する。図21は、クリップストーリーボードを作成するための2つの段階2110および2120でのGUI200を示している。
第1段階2110は、新規クリップストーリーボードを作成するために、カーソルを用いてクリップストーリーボード選択GUI項目2130を選択している状態を示している。クリップストーリーボード選択GUI項目2130の選択後、ある実施形態のストーリーボードツールは新規クリップストーリーボードを作成するための操作を実行する。最初に作成される際、クリップストーリーボードはメディアクリップを表すサムネイル画像を含んでいない。この例では、クリップストーリーボード選択GUI項目2130がメニューバー内のメニュー項目として示されている。しかし、本技術分野に属する当業者は、新規クリップストーリーボードを作成するために他の操作を利用可能であることに気付くであろう。例えば、ユーザは、新規クリップストーリーボードを作成するために、キーストロークの組み合わせを実行したり、ホットキーを用いたり、といった操作を行うことができる。
ある実施形態では、この段階で示しているようにクリップストーリーボード選択GUI項目2130が選択された後、作成されるクリップストーリーボードがサイドバー表示領域内にクリップストーリーボードGUI項目2135としてリストアップされる。本技術分野に属する当業者は、クリップストーリーボードGUI項目2135が別の方法(例えばテキストのみ、アイコンのみ、など)で表示されてもよいことを理解するであろう。
ある実施形態では、(例えばキーカーソルを表示することにより)クリップストーリーボードGUI項目2135のテキストをユーザが編集できるようにする。例えば、クリップストーリーボードGUI項目2135のテキストをユーザがキーストローク編集することを可能にするキーカーソルを起動するため、ユーザはカーソルをクリップストーリーボードGUI項目2135上に載せてカーソル操作を実行することができる。編集後、GUI200はユーザの編集を反映するためにクリップストーリーボードGUI項目2135の更新されたテキストを表示することができる。
第2段階2120は、GUI200のサイドバー表示領域内のクリップストーリーボードGUI項目2140の選択を示している。ある実施形態において、クリップストーリーボードGUI項目2140が選択されると、GUI200は空のストーリーボード表現2150としてストーリーボード表示領域275を表示するとともに、クリップストーリーボードの潜在的なクリップ群を複合表示領域230のタイムライン表示領域に適用するための同期GUI項目2160を表示する。
関連付けられたメディアクリップを持たない新規クリップストーリーボードについて、ある実施形態ではユーザがクリップストーリーボードにメディアクリップ群を追加することを許す。図22は、ある実施形態における、クリップストーリーボードに新たなメディアクリップを追加するための方法を示している。具体的には、図22は、GUI200内の空のクリップストーリーボードにメディアクリップ群を追加する例を示している。図示の通り、図22は空のクリップストーリーボード用のストーリーボード表示領域にメディアクリップ群を追加するための3つの段階2210〜2230でのGUI200を示している。
第1段階2210は、メディアクリップのサムネイル画像と点線の矢印の軌跡によって示されるように、ユーザがカーソルを用いてGUI200の特定のメディアライブラリからメディアクリップ2210を選択し、そのメディアクリップをストーリーボード表示領域275内の位置にドラッグしていることを表している。この例では、ユーザはClip 4-1を最初のクリップとして空のストーリーボード表示領域に追加している。この例はクリップをストーリーボード表示領域275に追加するために、カーソルを用いてメディアクリップを選択することを示しているが、本技術分野に属する当業者は、メディアライブラリ内のメディアクリップを選択するために別の操作を利用可能であることを理解できる。例えば、ユーザは、特定のメディアクリップをメディアライブラリから選択してストーリーボード表示領域に移動するために、キーストロークの組み合わせ(例えばカットアンドペースト)を実行したり、ホットキーを用いたり、タッチスクリーン入力を用いたりすることができる。この例はまた、メディアライブラリから1つのクリップを選択してストーリーボード表示領域275に追加する場合を示しているが、メディアライブラリから複数のクリップを選択し、ストーリーボード表示領域に一度に追加することも可能である。
第2段階2220は、(メディアクリップの個々のサムネイル画像と、2つの点線矢印の軌跡で示すように)ユーザがカーソルを用いてGUI200の異なるメディアライブラリからメディアクリップ2250および2260を選択し、選択されたメディアクリップをストーリーボード表示領域275内の異なる複数の位置にドラッグしている状態を示している。そして、メディアクリップ2250および2260は、クリップストーリーボードを表示するストーリーボード表示領域275に追加されるであろう。第2段階2220はさらに、第1段階2210でストーリーボード表示領域に追加されたメディアクリップ(Clip 4-1)が、ストーリーボード表現における最初の順番のメディアクリップとして表示されている状態を示している。
第3段階2230は、第1および第2段階でクリップストーリーボードに追加されたメディアクリップを有するストーリーボード表示領域275を表示するGUI200を示している。この例に示すように、ストーリーボード表示領域は、第1および第2段階から追加されたメディアクリップのそれぞれについての順番を表す特定の配列でサムネイル画像群2270を表示している。例えば、ストーリーボード表示領域275に示されるストーリーボード表現について、Clip 4-1についてのサムネイル画像は順序の最初の順番を、Clip 2-3についてのサムネイル画像は最後の順番を表している。
この例ではストーリーボード表示領域275内のサムネイル画像群が1行で昇順に配列されている場合を示しているが、別の実施形態ではサムネイル画像を違った方法で配列する。例えば、サムネイル画像群を一列に、複数列に、または複数の行及び列などに提示することができる。また、上述したものとは異なる順序でサムネイル群を提示してもよい。例えば、サムネイル画像群を左から右に、降順で提示することができる。
ストーリーボード表示領域275内のサムネイル群のサイズ又は数が所定のサイズ又は数を超える場合、1つ以上のサムネイル画像がストーリーボード表示領域外にスクロールするかもしれない。この状況を解決するため、ある実施形態では、ユーザがストーリーボード表示領域内のサムネイル画像をスクロールすることを可能にする、調整可能なスライダーや同様のUI項目(不図示)が提供される。この方法の代わりに、またはこの方法に加えて、ある実施形態では、ストーリーボード表示領域に表示されているサムネイル画像の大きさを調整するためのズームコントロールを提供する。
先の例では、いくつかの異なるクリップがクリップストーリーボードに追加された。図23は、選択されたサムネイル画像をクリップストーリーボードから除去するための方法の実施形態を示す。具体的には、図23は、GUI200のストーリーボード表示領域275に表示されているクリップストーリーボード2530から、選択されたサムネイル画像2330を除去する例を示している。図示の通り、図23は、選択されたサムネイル画像をストーリーボード表示領域275から除去するための2つの段階2310および2320でのGUI200を示している。
本例の第1段階2310は、ストーリーボード表示領域275から除去するためのサムネイル画像2330の選択を示している。ある実施形態において、ユーザは、所望のサムネイル上にカーソルを位置させた後のカーソルクリック操作を用いて所望のサムネイルを選択する。本技術分野に属する当業者は、除去するためのサムネイル画像を選択するために他の操作を用いることができることを理解するであろう。例えば、ユーザは、キーストロークの組み合わせ、カーソル操作の組み合わせ(例えば左クリックして右クリックする)、などを実行することができる。
ある実施形態において、クリップストーリーボードから除去するサムネイル画像の選択は、ストーリーボード表示領域275において別に表示されてもよい。これは、第1段階2310において、サムネイル画像の選択により、「X」がサムネイル画像2330に重畳表示されていることにより図示されている。この例では「X」が除去するために選択されたサムネイルを示しているが、他の実施形態では1つ以上の別の視覚的な指標を用いる。例えば、メディア編集アプリケーションは、選択されたサムネイル画像を特定の色(例えば赤)や別のシンボル(例えばチェックマーク)などを用いて強調してもよい。
第2段階2320は、選択されたサムネイル画像2330を第1段階からストーリーボードツールが除去した後のサムネイル画像群2340を有するストーリーボード表示領域275を表示しているGUI200を示している。この段階に示すように、ストーリーボード表示領域275は、第1段階にあったClip 2-1のサムネイル画像2330を有さずに表示されている。この例では、Clip 2-2およびClip 2-3が元の位置から左にずらされており、特にClip 2-2は除去されたサムネイル画像の以前の位置を占めている。さらに、Clip 2-3はClip 2-2の前の位置を占めている。
ある実施形態におけるストーリーボードツールは、ユーザがストーリーボード表示領域275内のサムネイル画像を並び替えてクリップストーリーボード表現を編集することを可能とする。例えば、ユーザがストーリーボード表示領域内で順序を編集するためにサムネイルを移動した場合、ストーリーボードツールは編集されたサムネイルの順序に従ってサムネイルを表示することができる。
図24は、クリップストーリーボードの選択されたサムネイル画像を移動するための方法の実施形態を示す。具体的には、図24は、GUI200のストーリーボード表示領域275に表示されているクリップストーリーボード2460の選択されたサムネイル画像2430(Clip 4-2)を移動する例を示している。図示の通り、図24は、選択されたサムネイル画像をストーリーボード表示領域内で移動するための2つの段階2410および2420でのGUI200を示している。
第1段階2410は、ユーザがカーソルを用いてサムネイル画像2430を選択し、(例えばドラッグアンドドラッグ操作を通じて)そのサムネイルをストーリーボード表示領域275内の2番目の位置から最後の位置に移動した状態を示している。具体的には、点線の矢印で示すように、ユーザはサムネイル画像2430をサムネイル画像2440の右に隣接する位置に移動している。この例では1つのサムネイル画像2430の選択および移動を示しているが、ある実施形態のメディア編集アプリケーションでは、ストーリーボード表示領域275内でいくつかのサムネイルをグループとして選択および移動することが可能である。
第2段階2420は、サムネイル画像2430の2番目の位置から最後の位置への移動に応答してメディア編集アプリケーションがストーリーボード表示領域275を更新した後のGUI200を示している。この例では、サムネイル2450が、移動された後のサムネイル画像2430を表している。Clip 4-2についてのサムネイル画像2450の位置は、このサムネイル画像がクリップストーリーボード2460内の最後の位置にあること、またClip 2-3に対応する左隣のサムネイルの次の順番であることを表している。
上述した例では、サムネイル画像を移動したり、サムネイル画像を追加したり、サムネイル画像を除去したりしてストーリーボード表現を変更していた。しかし、これらの例の各々において、複合表示領域230には複合プレゼンテーションを形成するメディアクリップシーケンスはまだプリセットされていない。ある実施形態において、ストーリーボードツールは、クリップストーリーボードの関連メディアクリップを、対応するクリップシーケンスとして複合表示領域に現れるようにユーザが適用することを可能にする。
図25は、複合表示領域にクリップストーリーボードを適用するための方法を示している。具体的には図25は、GUI200の複合表示領域230にメディアクリップシーケンス2540として現れるよう、ストーリーボード表示領域275内のクリップストーリーボード2570のサムネイル画像群を同期する例を示している。図示の通り、図25は、ストーリーボード表示領域275に表示されているクリップストーリーボード2570のストーリーボード表現に対して同期操作を実行するための2つの段階2510および2520でのGUI200を示している。
第1段階2510は、強調された同期GUI項目で示されるように、ユーザが同期操作を起動するためにカーソルを用いて同期GUI項目2530を選択している状態を示している。起動されると、ストーリーボードツールは、対応するメディアクリップ群をメディアクリップシーケンスとして複合表示領域に適用するため、ストーリーボード表示領域275内のサムネイル群に同期操作を実行する。この段階2510で、複合表示領域はメディアクリップをまったく含んでいない。この例ではカーソル選択を用いて同期操作が起動される場合を示したが、本技術分野に属する当業者は、他の実施形態ではこの操作を起動するために他の方法を提供することを理解するであろう。例えば、同期操作は、カーソルの代わりに、キーコマンド群、音声コマンド、タッチスクリーン入力などや、他のタイプのユーザ入力を用いて選択されてよい。
第2段階2520は、ストーリーボードツールがストーリーボード表示領域275内とサムネイル画像群を複合表示領域230のタイムライン表示領域とを同期させた後の、複合表示領域230のメディアクリップ群2540を表示しているGUI200を示している。メディアクリップ群2540は、ストーリーボード表示領域に表示されているサムネイル画像の順番に従って複合表示領域230に並べられている。この例では、Clip 4-1がストーリーボード表示領域275における最初のクリップであり、かつ複合表示領域230におけるメディアクリップシーケンスの最初のメディアクリップである。Clip 4-2はストーリーボード表示領域275における最後のクリップであり、かつ複合表示領域230におけるメディアクリップシーケンスの最後のメディアクリップである。ある実施形態において、ストーリーボードツールは、関連付けられたメディアクリップを複合表示領域230のタイムライン表示領域に適用するため、図18に関して説明したような一式の操作を実行する。
ストーリーボード表示領域275に表示されているクリップストーリーボード2570が複合表示領域に適用される場合、ある実施形態のメディア編集アプリケーションは、再生ヘッドが現在位置しているメディアクリップのフレームをプレビュー表示領域内に表示する。これは、第2段階2520において、再生ヘッド280の位置に対応するメディアクリップ2550(Clip 4-1)のフレーム2560がGUI200のプレビュー表示領域210に表示されていることで示されている。
あるいは、ストーリーボードツールは、上述した同期操作の代わりに新規クリップストーリーボードを作成することができる。この実施形態においてストーリーボードツールは、メディアクリップを複合表示領域に適用する代わりに、クリップストーリーボードを新たに生成されたクリップストーリーボードに複製する。この新規クリップストーリーボードは、サイドバー表示領域に(例えばストーリーボードのリスト中に)現れてもよい。図21〜図25に記載した例において、ある実施形態のストーリーボードツールはクリップストーリーボードに対して別の操作を実行することができる。ある実施形態では、これら操作は図13および図14に関して上述したような方法で実行される。
IV. ストーリーボードの出力
ある実施形態において、メディア編集アプリケーションはシーケンスストーリーボード及び/又はクリップストーリーボードについてのストーリーボード表現を様々な方法で出力する。図26及び図27を参照して、ストーリーボード表現を出力するためのいくつかの例を説明する。具体的には、図26はストーリーボード表現をドキュメントとして出力する例を示している。また、図27は、ネットワーク(例えばインターネット、LAN)上にストーリーボード再配列を送信する例を示している。これらの図は図5に関して上述したものと同じGUI200を示している。
図26は、ストーリーボード表現をドキュメントとして出力する例を示している。具体的には、図26は、シーケンスストーリーボードのストーリーボード表現を、予め定められた形式のドキュメントとして出力する例を示している。図26におけるGUI200は、複合表示領域230内のメディアクリップシーケンス2640を示している。図示の通り、図26はシーケンスストーリーボードをドキュメントとして出力するための2つの段階2610および2620を示している。
この例の第1段階2610は、GUI200において出力ストーリーボード選択GUI項目2630の選択を示している。出力ストーリーボード選択GUI項目が選択されると、ある実施形態のストーリーボードツールは、ストーリーボード表示領域275に表示されているストーリーボード表現をドキュメントとして出力するための一式の操作を実行する。ある実施形態において、ストーリーボードツールは、後でアクセスするためにそのドキュメントをローカルストレージまたはリモートストレージに保存しても良い。この例では、出力ストーリーボード選択GUI項目2630がメニューバー内のメニュー項目として示されている。しかし、本技術分野に属する当業者は、シーケンスストーリーボードを出力するために他の操作を利用可能であることに気付くであろう。例えば、ユーザは、シーケンスストーリーボードなどを出力するために、キーストロークの組み合わせを実行したり、ホットキーを用いたりすることができる。
第2段階2620は、ドキュメント2650の例を示す。ドキュメント2650は第1段階2610から、メディアクリップシーケンス2640およびストーリーボード表示領域275内のストーリーボード表現を反映している。この例において、ドキュメント2650はポータブルドキュメントフォーマット(すなわちPDF)形式を有するものとして表されている。しかし、本技術分野に属する当業者は、本発明の範囲を超えることなく別のドキュメントフォーマットを利用可能であることを理解するであろう。例えば、ある実施形態ではストーリーボード表現を拡張可能マークアップ言語(XML)ドキュメントとして出力することができる。上述の説明はシーケンスストーリーボードの出力に関するものであったが、ある実施形態では上述した操作をクリップストーリーボードを出力するためにも同様に実行してもよい。
図27は、ストーリーボード表現をネットワーク上で共有する例を示している。具体的には、図27は、GUI200における、ネットワーク上でのクリップストーリーボードのストーリーボード表現の共有と、その後の、リモートユーザによる共有ストーリーボードへのアクセスを示している。図示の通り、図27は、ネットワーク(例えばインターネット、LAN)上でクリップストーリーボードを共有およびアクセスするための3つの段階2710〜2730を示している。
本例の第1段階2710は、GUI項目2740の選択を示している。GUI項目2740が選択されると、ある実施形態のストーリーボードツールは、ストーリーボード表示領域275に表示されているストーリーボード表現をネットワーク上で共有するための一式の操作を実行する。ある実施形態において、ネットワークはローカルネットワーク、リモートネットワーク、又は複数のネットワークのネットワーク(例えばインターネット)であってよい。この例では、共有ストーリーボード選択GUI項目2740がメニューバー内のメニュー項目として示されている。しかし、本技術分野に属する当業者は、クリップストーリーボードを共有するために他の操作を利用可能であることを理解するであろう。例えば、ユーザは、クリップストーリーボードを共有するために、キーストロークの組み合わせを実行したり、ホットキーを用いたり、などの操作を行うことができる。
第2段階2720は、別のリモートユーザ用のGUI2700を除いて第1段階2710に示したGUI200と同様の、ストーリーボードツールを有するメディア編集アプリケーションのGUI2700を示している。この例は、リモートユーザがGUI2700のメニューバーの、共有ストーリーボードを開く選択GUI項目2750を選択した状態を示している。ある実施形態において、リモートユーザがこの選択GUI項目2750を選択すると、ストーリーボードツールは、共有クリップストーリーボードGUI項目2770を含んだGUIウィンドウ2760を表示する。この共有クリップストーリーボードGUI項目は、ネットワークからアクセス可能な、第1段階2710の共有ストーリーボードに対応している。GUIウィンドウ2760が表示された後、この図は(強調されたGUI項目によって示されているように)リモートユーザがカーソルを用いて共有クリップストーリーボード2770を選択している状態を示している。選択されると、ある実施形態のストーリーボードツールは、対応する共有ストーリーボードにネットワークを通じてアクセスする。
第3段階2730は、GUI2700のストーリーボード表示領域275内のサムネイル画像群を表示するGUI2700を示している。サムネイル画像群は、第1段階2710に示されたクリップストーリーボードと同一のクリップストーリーボードを形成する。換言すれば、この段階で示されているクリップストーリーボードは、第1段階におけるクリップストーリーボードと同一のサムネイル画像群を同一の順序で含んでいる。
ある実施形態は、ストーリーボード表示領域2775に表示されるクリップストーリーボードからのサムネイル画像群に対応する、関連付けられたメディアクリップ群2790を、複合表示領域2735のタイムライン表示領域内のシーケンスとして提示する。このようにして、ストーリーボードツールは、上述した操作のいずれかを用いてクリップストーリーボードを合作したり編集したりするために、リモートユーザが共有ストーリーボードにアクセスすることを可能にする。従って、ストーリーボードツールのこの共有機能は、ユーザ間の共同作業に関する取り組みを支援する。上述の説明はクリップストーリーボードの共有に関するものであったが、ある実施形態では上述した操作をシーケンスストーリーボードを共有するためにも同様に実行してもよい。
V. ソフトウェアアーキテクチャ
図28は、ある実施形態に係る、メディア編集アプリケーションの複合プロジェクトファイル2800を概念的に示している。複合プロジェクトファイルは、ユーザがメディア編集アプリケーションを用いて作成したプロジェクトに関する全てのデータを格納している。図示の通り、プロジェクトファイル2800はプロジェクト情報データ要素2805を含んでいる。プロジェクト情報データ要素2805は、プロジェクトの名前と、作者(例えば著者、ディレクター、など)を示す属性を含んでいる。実施形態により、プロジェクト情報データ要素内には他の情報を含むことができる(例えば作成日など)。これら属性はプロジェクトファイル2800内で1つのデータ構造2805として表されているが、ある実施形態では個々の属性を別個のデータ要素に格納する。
さらに、プロジェクトファイル2800は、異なるトラックに配置されている様々なクリップに対応する情報を格納するための映像トラックデータ要素2810と音声トラックデータ要素2815を含んでいる。ある実施形態では、1つのプロジェクトが複数の音声トラックおよび複数の映像トラックを含んでもよい。音声及び映像トラックデータ要素に加え、ある実施形態のプロジェクトファイルは他のタイプのトラック要素(例えばエフェクトトラックデータ要素、オーバーレイトラックデータ要素、など)を含む。音声および映像トラックデータ要素2810および2815を、拡大部2820でさらに詳細に示す。
図示の通り、ある実施形態において、各トラックデータ要素2820は、トラックに配置されている各クリップ(例えば複合表示領域に表示されている各クリップ)への参照リスト2825を含んでいる。各トラックデータ要素2820における各クリップ参照2830は、プロジェクトファイル2800の一部である、ある独立したクリップデータ要素2835を参照している。ある実施形態において、クリップは、トラック内における時系列順序に従って、トラックデータ要素2820内に配列されている。これらのクリップデータ要素2835を、拡大部2850により詳細に示す。
図28に示すように、各クリップデータ要素2850は位置識別子、クリップ識別子、ソースイン点およびソースアウト点、およびタイムラインイン点およびタイムラインアウト点を含んでいる。クリップ識別子は、特定のメディアクリップを識別する(すなわち、ある実施形態において、トラックデータ要素はクリップIDのリストを含んでいる)。位置識別子は、そのクリップに関するソースメディア(つまり、ソース音声ファイル、ソース映像ファイルなどのファイル)の位置を識別する。ソースイン点およびソースアウト点は、ソースメディア内でそのクリップが開始する時間を特定する。クリップがメディアファイル全体を含む必要はない。例えば、映像クリップは5分の映像ファイルの中の3秒であってもよい。タイムラインイン点およびタイムラインアウト点は、プロジェクトタイムライン内でそのクリップが開始および終了する時間である。当業者は、クリップデータ要素が個々に示したもの以外のデータを含むことができること、また概念図2850に示したデータのうち含まないものがあってもよいことに気付くであろう。例えば、タイムラインイン点およびタイムラインアウト点ではなく、ある実施形態ではタイムラインイン点のみを含み、タイムラインアウト点はソースイン点およびソースアウト点から取得する。
クリップデータ要素2835への参照に加え、ある実施形態のプロジェクトファイル2800はストーリーボードクリップセットデータ要素群2845を有している。各ストーリーボードクリップセットデータ要素は、先の章で説明したようなストーリーボードを表す。ある実施形態のストーリーボードクリップセットデータ要素の例を、拡大部2855により詳しく示す。図示の通り、各ストーリーボードクリップセットデータ要素2855はクリップへの参照(例えばストーリーボードクリップデータ要素への参照)および各クリップについてのストーリーボード位置を含んでいる。ある実施形態において、ストーリーボードクリップデータ要素は、タイムラインイン点およびタイムラインアウト点以外、クリップデータ要素2850と同じ情報を含んでいる。ストーリーボードが上述したようにタイムラインシーケンスから生成される場合、ある実施形態においては、タイムラインシーケンス内のクリップデータ要素から、新規ストーリーボードクリップデータ要素群が作成される。ストーリーボードクリップセットデータ要素2855は1つのデータ構造として図示されているが、別の実施形態ではストーリーボードクリップセットデータ要素を異なる方法で実装する。例えば、ある実施形態において、ストーリーボードクリップセットデータ要素2855は、トラックデータ要素2820の同様に個々のクリップデータ要素2835への参照のリストを単に含んでもよい。
ある実施形態において、上述した処理はコンピュータやハンドヘルド機器のような特定の装置上で稼働するソフトウェア、もしくはコンピュータが読み取り可能な媒体に格納されるソフトウェアとして実施される。図29は、先の章で説明したような複合プレゼンテーションのストーリーボード表現を提示するための、実施形態に係るアプリケーション2900のソフトウェアアーキテクチャを概念的に示している。ある実施形態においてアプリケーションはスタンドアロンアプリケーションまたは他のアプリケーションに組み込まれ(例えば、アプリケーション2900はビデオ編集アプリケーションの一部であってよい)、他の実施形態ではアプリケーションはオペレーティングシステム内に実装されてよい。さらに、ある実施形態において、アプリケーションはサーバベース(例えばウェブベース)のソリューションの一部として提供される。そのような実施形態の一部において、アプリケーションはシンクライアントを介して提供される。つまり、アプリケーションはサーバ上で稼働し、一方でユーザはそのサーバから離れた別個のクライアント装置を介して(例えばクライアント装置上のブラウザを介して)そのアプリケーションとやりとりする。他の実施形態において、アプリケーションはシッククライアントを介して提供される。つまり、アプリケーションはサーバからクライアント装置に配布され、クライアント装置上で稼働する。
メディア編集アプリケーション2900は、ユーザとの間でデータを送受信するユーザインタフェースインタラクションモジュール2915と、複合プロジェクトへの編集を受信並びに処理する編集モジュール2920と、複合プレゼンテーションの表示用プレビューを生成するプレビュー生成器2925と、複合プレゼンテーションを作成するレンダリングエンジン2930と、アプリケーション2900に用いられるデータを保存する記憶装置群2935とを含んでいる。記憶装置群2935は、プロジェクトデータ2940、コンテンツデータ2945ならびに他のデータ2950(例えば映像シーンにおけるメディアオブジェクトに関するデータ)のための記憶装置を含む。
ある実施形態のオペレーティングシステム2910は、1つ以上の入力デバイス(例えば、キーボード、カーソルコントローラ、タッチスクリーンなど)を用いたユーザ操作からアプリケーション2900がデータを受信することを可能にする1つ以上の入力ドライバと、音声デバイス(例えば音声カードおよびスピーカ)に供給される音声データを処理するための音声再生モジュール2985と、表示デバイス(例えばモニタ)に供給される映像データを処理するための表示モジュール2990とを含む。
ユーザは、カーソルコントローラ(例えばマウス、タッチパッド、トラックパッドなど)、キーボード、タッチスクリーンなどの入力デバイス(不図示)を介して、メディア編集アプリケーションのユーザインタフェース内の項目とやりとりする。これらデバイスからの入力は、入力ドライバ2975によって処理され、ユーザインタフェースインタラクションモジュール2915に渡される。
本願では、様々な操作及び機能を実施するための多くの方法をユーザに提供するグラフィカルユーザーインターフェースを説明した。ある実施形態では、これら操作及び機能は、様々な入力デバイス(例えばキーボード、トラックパッド、タッチパッド、マウスなど)を通じてユーザから受信される様々なコマンドに基づいて実行される。例えば、本願では、グラフィカルユーザーインターフェース内のオブジェクトをコントロール(例えば選択、移動)するために、グラフィカルユーザーインターフェースにおけるカーソルの利用を説明した。しかし、ある実施形態では、グラフィカルユーザーインターフェース内のオブジェクトは、タッチコントロールのような他のコントロールを通じても制御又は操作されてもよい。ある実施形態では、機器のディスプレイに対するタッチの存在および位置を検出可能な入力デバイスを通じてタッチコントロールが実施される。そのようなデバイスの一例は、タッチスクリーンデバイスである。タッチコントロールを用いる、ある実施形態において、ユーザは、タッチスクリーンデバイスのディスプレイに表示されているグラフィカルユーザーインターフェースを対話的に操作することにより、オブジェクトを直接操作することができる。例えば、ユーザは、グラフィカルユーザーインターフェース内の特定のオブジェクトを、タッチスクリーンデバイスのディスプレイ上のその特定のオブジェクトを触るだけで選択できる。そのため、タッチコントロールが用いられる場合、実施形態によっては、グラフィカルユーザーインターフェースのオブジェクトの選択を可能にする目的ではカーソルが提供されないことすらあるだろう。しかし、グラフィカルユーザーインターフェース内にカーソルが提供される場合、そのカーソルの制御にタッチコントロールが利用可能な実施形態があってもよい。
ユーザインタフェースインタラクションモジュール2915はドライバ2975からのデータをメディア編集アプリケーション2900に対するユーザが望む結果に変換する。例えば、ある実施形態において、ユーザがメディア編集アプリケーションの表示領域内のコンテンツを編集した場合、ユーザインタフェースインタラクションモジュール2915はそれらの編集を、編集モジュール2920が処理する命令に変換する。他の実施形態において、その編集は、プロジェクトデータ2940や、アプリケーション2900が記憶装置群2935に保存している他のデータに直接適用されてもよい。ユーザがコンテンツを直接編集する一例は、メディア編集アプリケーション2900の表示領域内のメディアクリップをユーザがカットする場合である。ユーザインタフェースインタラクションモジュール2915はまた、プレビュー表示領域内の視覚的コンテンツをプレビューするための命令に変換される入力データを受信する(例えば、メディアプロジェクトを編集中にユーザが再生コントロールをクリックした場合)。ある実施形態において、この情報は編集モジュール2920を通じてプレビュー生成器2925に渡される。
ある実施形態の編集モジュール2920は、ユーザインタフェースインタラクションモジュール2915から受信した編集命令と、データ記憶装置群2935から読み出したデータとを処理する。編集モジュール2920はまた、プロジェクトデータ2940、コンテンツ2945、または他の格納されたデータ2950に影響を与える、受信された命令に基づいて、データ記憶装置群2935内に格納されるデータを作成及び/又は更新することができる。さらに、ある実施形態において、編集モジュール2920はデータ及び/又は命令をレンダリングエンジン2930に送ることができる。ある実施形態において、編集モジュール2920は、ストーリーボードモジュール2922およびシャッフルモジュール2927を有する。
ストーリーボードモジュール2922は、図1〜図27に関して上述したような様々なシナリオに従ってストーリーボード表示領域にストーリーボード表現を提示するモジュールである。ある実施形態において、UI項目の選択は、ストーリーボードモジュールがストーリーボード表現のサムネイル画像群を作成及び/又は変更するセッションを呼び出すきっかけとなり得る。(ボタン、メニューUI項目、一連のキーストロークなどのような)ストーリーボードUI項目、上述したストーリーボード表示領域、ストーリーボードモジュール(例えばストーリーボードモジュール2922)、及びシャッフルモジュール2927は、ある実施形態のストーリーボード機能を提供するストーリーボードツールを共同で形成する。このストーリーボードツールにおいて、UI項目はストーリーボード表現を作成もしくは変更するためのセッションを呼び出したり終了させたりする項目である。このUI項目(または一連のキーストローク、ホットキー選択、など)以外に、ある実施形態ではセッションを開始するための別の手法を、例えばシーケンス又はクリップストーリーボードUI項目(例えば、メディア編集アプリケーションのブラウザウィンドウ内に示したようなもの)のカーソル選択を通じて提供する。ストーリーボードモジュール2922を用いたストーリーボード機能の実行に加え、編集モジュール2920はある実施形態においてプレビュー生成器2925に命令及び/又はデータを送ることができる。
シャッフルモジュール2927は、図15および図16に関して上述したような様々なシナリオに従って、ストーリーボード表示領域内のストーリーボード表現にシャッフル操作を実行するモジュールである。ある実施形態においてシャッフルモジュール2927は、シャッフルUI項目の選択(又は一連のキーストローク、ホットキー選択など)を通じて起動される。ある実施形態においてシャッフルモジュール2927は、ストーリーボード表現内のサムネイル画像の順序をシャッフルするため、ストーリーボードモジュール2922にデータを転送することができる。
ある実施形態のプレビュー生成器2925は、編集モジュール2920及び/又はユーザインタフェースインタラクションモジュール2915から受信した命令と、記憶装置2940に格納されたプロジェクトデータ2940、記憶装置2945に格納されたコンテンツ、及び/又は記憶装置2950に格納された他のデータとに基づいてプレビューを生成する。ある実施形態においてプレビュー生成器2925は、プレビューを生成した後、さらに(ユーザインタフェースインタラクションモジュール2915を通じて)プレビューウィンドウを生成し、プレビューウィンドウの移動を管理する。これら実施形態の一部において、プレビュー生成器2925はさらに、ユーザインタフェースインタラクションモジュール2915に表示用のコンテンツを提供することができる。
レンダリングエンジン2930は、メディア編集アプリケーション2900からの音声および映像の保存又は出力を可能にする。レンダリングエンジン2930は編集モジュール2920及び/又は記憶装置群2935からプロジェクトデータを受け取り、記憶装置2945に格納されているソースコンテンツから複合メディアプレゼンテーションを作成する。そして、複合メディアプレゼンテーションは記憶装置群2935に格納されたり、外部記憶装置に送信されたり、表示モジュール2990および音声再生モジュール2985を通じて表示及び/又は再生されたりすることができる。
機能の多くが1つのモジュール(例えばUIインタラクションモジュール2915やプレビュー生成器2925)によって実行されるものとして説明してきたが、実施形態によっては、ある特定の操作を複数のモジュールに分割されうること、また1つの機能の性能が複数のモジュールを必要とするかもしれないことを、当業者は理解するであろう。例えば、ある実施形態において、ストーリーボードモジュール2922は編集モジュール2920とは別個の(1つ以上の)モジュールであって良い。
さらに、アプリケーション2900およびその機能をいくつかの具体的な実施形態を用いて説明してきたが、別の実施形態では、様々なモジュールを異なる特定の場所に配置することにより、異なるリソースを用いてアプリケーションまたはその機能を実施してもよい。例えば、ある実施形態において、アプリケーションは、特定のユーザ機器で稼動するために必要な全ての機能及びデータアクセスを含んだスタンドアロンアプリケーションである。
VI. 電子システム
上述した機能およびアプリケーションの多くは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体(コンピュータ読み取り可能媒体とも呼ばれる)に記録された命令群として特定されるソフトウェアプロセスとして実施される。これら命令が1つ以上の処理ユニット(例えば1つ以上のプロセッサ、プロセッサのコア、又は他の処理ユニット)によって実行される際、これらの命令は処理ユニットに、命令に指定された動作を実行させる。コンピュータ読み取り可能媒体の非限定的な例は、CD−ROM、フラッシュドライブ、RAMチップ、ハードディスクドライブ、EPROMなどを含む。コンピュータ読み取り可能媒体は、搬送波および、無線で通過する電気信号又は有線コネクションを通過する電気信号を含まない。
本明細書において「ソフトウェア」という用語は、プロセッサによって処理のためにメモリに読み出し可能な、読み出し専用メモリ内に常駐するファームウェアや磁気記憶装置に格納されたアプリケーションを含む意味で用いられている。また、ある実施形態において、複数のソフトウェア発明は、ソフトウェア発明として明確に区別可能な状態で、より大きなプログラムの一部として実施されてもよい。ある実施形態において、複数のソフトウェア発明は別個のプログラムとして実装されてもよい。最後に、ここで説明したソフトウェア発明を共同して実現する、個別のプログラムのいかなる組み合わせもまた本発明の範囲に含まれる。ある実施形態において、ソフトウェアプログラムは、1つ以上の電子システムで動作するようにインストールされた際に、そのソフトウェアプログラムの動作を実行ならびに遂行する1つ以上の具体的な装置としての実施形態を規定する。
図30は、本発明の実施形態の一部が実施される電子システム3000を概念的に示している。電子システム300は、コンピュータ、電話機、PDA、又は他のいかなる種類の電子機器であってもよい。そのような電子システムは様々なタイプのコンピュータ読み取り可能媒体およびその媒体のためのインタフェースを含む。電子システム3000は、バス3005、1つ以上の処理ユニット3010、システムメモリ3015、読み出し専用メモリ3020、固定記憶装置3025、入力デバイス3030、出力デバイス3035、およびネットワーク3040を含んでいる。
バス3005は、電子システム3000の多数の内部デバイスを通信可能に接続するシステムバス、周辺バス、およびチップセットバスをまとめて表している。例えば、バス3005は1つ以上の処理ユニット3010を、読み出し専用メモリ3020、システムメモリ3015、および固定記憶装置3025と通信可能に接続している。
これら様々な記憶部から、処理ユニット3010は本発明の処理を実施するために、実行する命令および処理するデータを読み出す。処理ユニットは、実施形態により、1つのプロセッサであってもマルチコアプロセッサであってもよい。
読み出し専用メモリ(ROM)3020は、処理ユニット3010および電子システムの他のモジュールが必要とする静的データ及び命令を記憶する。一方、固定記憶装置3025は、読み書き可能な記憶装置である。この装置は、電子システム3000がオフのときでも命令及びデータを記憶する不揮発性メモリユニットである。本発明の一部の実施形態は、(磁気または光学ディスクおよび対応するディスクドライブのような)大容量記憶装置を、固定記憶装置3025として用いる。
他の実施形態では、(フレキシブルディスク、フラッシュドライブ、またはZIP(登録商標)ディスクと対応するディスクドライブのような)リムーバブル記憶装置を固定記憶装置3025として用いる。固定記憶装置3025のように、システムメモリ3015は読み書き可能な記憶装置である。しかし、記憶装置3025と異なり、システムメモリ3015はランダムアクセスメモリのような揮発性の読み書き可能なメモリである。システムメモリ3015は実行時にプロセッサが必要とする命令及びデータの一部を記憶する。ある実施形態において、本発明の処理はシステムメモリ3015、固定記憶装置3025、及び/又は読み出し専用メモリ3020に記憶される。例えば、様々な記憶部はいくつかの実施形態に従ってマルチメディアアイテムを処理するための命令を含む。これら様々な記憶部から、処理ユニット3010はいくつかの実施形態の処理を実行するために、実行する命令および処理するデータを読み出す。
バス3005はまた、入力デバイス3030および出力デバイス3035に接続している。入力デバイスは、ユーザが電子システムと情報を通信したりコマンドを選択したりすることを可能にする。入力デバイス3030は英数字キーボードおよびポインティングデバイス(「カーソルコントロールデバイス」とも呼ばれる)を含む。出力デバイス3035は電子システム3000が生成した画像を表示する。出力デバイス3035はプリンタおよび、陰極線管(CRT)や液晶ディスプレイ(LCD)のような表示デバイスを含む。ある実施形態は、入力デバイスとしても出力デバイスとしても機能するタッチスクリーンのようなデバイスを含む。
最後に、図30に示すように、バス3005はさらに、電子システム3000とネットワーク3040とをネットワークアダプタ(不図示)を通じて接続する。このようにして、コンピュータは(ローカルエリアネットワーク(「LAN」)、ワイドエリアネットワーク(「WAN」)やイントラネットのうな)コンピュータのネットワークや、インターネットのような複数ネットワークのネットワークの一部となりうる。電子システム3000のいかなる構成要素も、本発明に関連して用いることができる。
上述したこれら機能は、デジタル電子回路、コンピュータソフトウェア、ファームウェアまたはハードウェアで実施することができる。方法は、1つ以上のコンピュータプログラム製品を用いて実施することができる。プログラマブルプロセッサおよびコンピュータは、モバイル機器に含まれたり、モバイル機器としてパッケージされてもよい。処理及び論理フローは、1つ以上のプログラマブルプロセッサおよび1つ以上のプログラマブル論理回路によって実行されてもよい。汎用および特定用途向けのコンピュータ機器および記憶装置は、通信ネットワークを通じて相互接続されてよい。
ある実施形態は、マイクロプロセッサのような電子部品、記憶装置、およびコンピュータプログラム命令を装置が読み取り可能もしくはコンピュータが読み取り可能な媒体(コンピュータ読み取り可能な記憶媒体、装置読み取り可能媒体、または装置読み取り可能記憶媒体とも呼ばれる)に記憶するメモリを含む。そのようなコンピュータ読み取り可能媒体の例は、RAM、ROM、読み出し専用コンパクトディスク(CD-ROM)、書き込み可能コンパクトディスク(CD-R)、書き換え可能コンパクトディスク(CD-RW)、読み出し専用デジタルバーサタイルディスク(例えば、DVD-ROM、二層DVD-ROM)、様々な書き込み可能/書き換え可能DVD(例えば、DVD-RAM、DVD-RW、DVD+RW、など)、フラッシュメモリ(例えばSDカード、miniSDカード、microSDカード、など)、磁気及び/又は半導体ハードドライブ、読み出し専用および書き込み可能Blu-Ray(登録商標)ディスク、ウルトラデンシティ光ディスク、他の任意の光又は磁気メディア、およびフレキシブルディスクを含む。コンピュータ読み取り可能媒体は、少なくとも1つの処理ユニットで実行可能で、様々な動作を実行するための命令セットを含んだコンピュータプログラムを格納可能である。コンピュータプログラムまたはコンピュータコードの例は、コンパイラが生成するような機械語、インタプリタを用いるコンピュータ、電子部品、またはマイクロプロセッサで実行される高レベルコードを含んでいるファイルを含む。
上述の説明では、ソフトウェアを実行するマイクロプロセッサやマルチコアプロセッサについて主に言及したが、ある実施形態は特定用途向け集積回路(ASIC)やフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)のような集積回路の1つ以上によって実施される。ある実施形態において、そのような集積回路は回路自身に記憶された命令を実行する。
本願の明細書および特許請求の範囲で用いられる場合、「コンピュータ」、「サーバ」、「プロセッサ」、および「メモリ」という用語は全て、電子デバイスまたは他の技術的装置を指す。これらの用語は人間や人間の集団を含まない。本明細書において、表示という用語は、電子機器への表示を意味する。本願の明細書及び特許請求の範囲において用いられる場合、「コンピュータ読み取り可能な媒体」という用語は、コンピュータが読み取り可能な形態で情報を格納する有形かつ物理的な物体に完全に限定される。これらの用語は、無線信号、有線ダウンロード信号、及びいかなる一時的な信号も含まない。
本発明を多数の具体的な詳細に関して説明してきたが、本技術分野に属する当業者は、本発明の技術思想の範囲内で、他の具体的な形態で本発明を実施可能であることを理解するであろう。例えば、複数の図面は処理を概念的に図示している。これら処理の具体的な動作は、図示並びに説明された通りの順序で実施されなくてもよい。具体的な動作は、1つの連続した動作として実行されなくてもよく、別の実施形態では別の具体的な動作が実施されてもよい。さらに、処理はいくつかのサブプロセスを用いて実施されたり、より大きなマクロプロセスの一部として実施されてもよいかもしれない。
また、上述したいくつかの実施形態は、複合表示領域内の1つのトラック上に見えている、または見えるべき1つのクリップシーケンスだけをストーリーボード表示領域に開いている。しかし、他の実施形態では、複合表示領域内の複数のトラックからの、あるいは複数のトラック用の、複数のクリップシーケンスからのクリップをストーリーボード表示領域に同時に開く。従って、本技術分野に属する当業者は、本発明が上述した例示的な詳細に限定されるべきものではなく、添付の特許請求の範囲によって規定されるべきものであることを理解するであろう。

Claims (21)

  1. 少なくとも1つのプロセッサで実行された際に、メディアクリップ群から複合メディアプレゼンテーションを作成するコンピュータプログラムを格納するコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    前記コンピュータプログラムは、
    複合メディアプレゼンテーションを形成するために、第1の順序で配列された複数のメディアクリップ表現を複合表示領域に表示する工程と、
    ストーリーボードツールが起動されると、前記複合表示領域に示されている特定のクリップに対応するサムネイル画像が前記第1の順序で配列されたサムネイル画像群をストーリーボード表示領域に表示する工程と、
    前記ストーリーボード表示領域内の前記サムネイル画像群の順序を、前記複合表示領域内の、前記複合プレゼンテーションを規定する前記複数のメディアクリップ表現の順序に影響を与えることなく、前記第1の順序とは異なる第2の順序に変更するためのユーザ入力を受信する工程と、
    前記複合表示領域を前記ストーリーボード表示領域に同期させるためのGUI項目の選択を受信すると、前記複合表示領域内の前記複数のメディアクリップ表現の順序を、前記ストーリーボード表示領域内の前記サムネイル画像群の前記第2の順序に一致するように自動的に変更する工程と、
    を実行するための命令群を有することを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  2. 前記サムネイル画像群の順序を変更するための前記ユーザ入力が、特定のサムネイル画像を除去するための入力を含み、前記同期させるためのGUI項目の前記選択を受信後、前記特定のサムネイル画像に対応する前記メディアクリップ表現が前記複合表示領域から除去されることを特徴とする請求項1記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  3. 前記サムネイル画像群の順序を変更するための前記ユーザ入力が、特定のサムネイル画像を前記ストーリーボード表示領域内の第1の位置から第2の位置へ移動するための入力を含むことを特徴とする請求項1記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  4. 前記サムネイル画像群の順序を変更するための前記ユーザ入力が、前記ストーリーボード表示領域内の第1の位置に新たなクリップを追加するためのユーザ入力を含み、前記同期させるためのGUI項目の前記選択の受信後、前記複合表示領域内の前記複数のメディアクリップ表現が前記新たなクリップの表現を含むことを特徴とする請求項1記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  5. 前記コンピュータプログラムがさらに、
    前記ストーリーボード表示領域内の特定のサムネイル画像の選択を受信する工程と、
    前記サムネイル画像の前記選択に応じて、前記複合表示領域内の再生ヘッドを前記特定のサムネイル画像に対応するメディアクリップ表現の位置に移動する工程と、
    を実行するための命令群を有することを特徴とする請求項1記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  6. 前記GUIにおいて、前記ストーリーボード表示領域が前記複合表示領域とは別個の領域であることを特徴とする請求項1記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  7. 前記サムネイル画像群が、前記複合メディアプレゼンテーションのストーリーボード表現を含むことを特徴とする請求項1記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  8. 前記コンピュータプログラムがさらに、前記複合表示領域を前記ストーリーボード表示領域に同期させるための前記GUI項目の選択を受信する工程を実行するための命令群を有することを特徴とする請求項1記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  9. 前記複数のメディアクリップ表現の順序を自動的に変更する工程を実行するための命令群が、
    前記ストーリーボード表示領域内の前記サムネイル画像群からサムネイル画像を選択する工程と、
    前記複合表示領域内の対応するメディアクリップ表現を特定する工程と、
    前記対応するメディアクリップ表現が、前記複合表示領域内の正しい位置にあるかどうかを判定する工程と、
    を実行するための命令群を有することを特徴とする請求項8記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  10. 前記コンピュータプログラムがさらに、
    メディアクリップを有さない新たな複合メディアプレゼンテーションの新たなストーリーボード表現を前記ストーリーボード表示領域内に作成する工程と、
    前記新たなストーリーボード表現に含めるための第1のメディアクリップ群を受信する工程と、
    前記新たなストーリーボード表現に含めるための第2のメディアクリップ群を受信する工程と、
    前記第1および第2のメディアクリップ群のサムネイル画像を、前記ストーリーボード表示領域に表示する工程と、
    を実行するための命令群を有することを特徴とする請求項1記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  11. 前記コンピュータプログラムがさらに、
    前記第2のストーリーボード表現におけるサムネイル画像群の順序を編集するためのユーザ入力を受信する工程と、
    前記第2のストーリーボード表現を前記受信した入力に従って変更する工程と、
    を実行するための命令群を有することを特徴とする請求項10記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  12. 前記コンピュータプログラムがさらに、
    前記複合表示領域を前記ストーリーボード表示領域に同期させるための前記GUI項目の選択を受信する工程と、
    前記第2のストーリーボード表現における前記サムネイル画像群に対応するメディアクリップ表現を、前記第2のストーリーボード表現の前記変更された順序の配列で表示する工程と、
    を実行するための命令群を有することを特徴とする請求項11記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  13. 少なくとも1つのプロセッサで実行された際に、メディアクリップ群から複合メディアプレゼンテーションを作成するコンピュータプログラムを格納するコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    前記コンピュータプログラムは、
    ストーリーボード表示領域にサムネイル画像群を特定の順序で表示する工程と、
    シャッフルコマンドの選択を受信すると、前記サムネイル画像群の順序を無作為化する工程と、
    前記サムネイル画像群を前記無作為化された順序で前記ストーリーボード表示領域に表示する工程と、
    を実行するための命令群を有し、
    前記サムネイル画像群の各サムネイル画像は、複合表示領域に示されている複合プレゼンテーションのメディアクリップに対応することを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  14. 前記コンピュータプログラムがさらに、前記サムネイル画像群の一部のサムネイル画像の選択を前記シャッフルコマンドの選択に先だって受信する工程を実行するための命令群を有し、
    前記順序を無作為化するための命令群が、前記選択されたサムネイル画像を前記無作為化から除外する工程を実行するための命令群を有することを特徴とする請求項13記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  15. 少なくとも1つのプロセッサに実行されるためのメディア編集アプリケーションを格納するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記メディア編集アプリケーションはグラフィカルユーザインタフェース(GUI)を有し、前記GUIが、
    タイムラインに沿って順序づけられるとともに複合プレゼンテーションを形成するメディアクリップ群の表現を表示するための複合表示領域と、
    ストーリーボードツールを起動するための第1のユーザインタフェース項目と、
    前記複合表示領域に提示されている前記メディアクリップ群のストーリーボード表現を表示するためのストーリーボード表示領域と、を有し、
    前記ストーリーボード表現は前記複合表示領域内における提示に基づく順序で表示されるサムネイル画像群を有することを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  16. 前記グラフィカルユーザインタフェースがさらに、前記ストーリーボード表現における前記サムネイル画像群をシャッフルするためのシャッフルユーザインタフェース項目を有することを特徴とする請求項15記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  17. 前記グラフィカルユーザインタフェースがさらに、前記ストーリーボード表現と前記複合表示領域とを同期させるための同期ユーザインタフェース項目を有することを特徴とする請求項15記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  18. 前記グラフィカルユーザインタフェースがさらに、前記ストーリーボード表現をドキュメントとして出力するための出力ユーザインタフェース項目を有することを特徴とする請求項15記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  19. 前記グラフィカルユーザインタフェースがさらに、前記ストーリーボード表現をネットワークを通じて共有するための共有ストーリーボードユーザインタフェース項目を有することを特徴とする請求項15記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  20. 前記ストーリーボード表示領域は、前記サムネイル画像群の順序に対する変更についても受信することを特徴とする請求項15記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  21. 前記サムネイル画像群の順序に対する変更は、前記複合表示領域内に提示されている前記クリップ群の順序には影響を与えないことを特徴とする請求項20記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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