JP2013538158A - マグヌスロータ - Google Patents

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Abstract

【課題】気候条件にできるだけ依存せずに使用することのできるマグヌスロータを提供することである。
【解決手段】本発明は、マグヌスロータの内部に配置された支持体と、マグヌスロータの運転時に前記支持体を中心に回転するロータと、前記ロータを前記支持体の上に支持する支承部と、前記支持体の内部に加熱された空気を形成するために設けられた加熱装置とを有するマグヌスロータに関する。前記支持体は少なくとも1つの開口部をその外側に有し、この開口部は支持体の内室を、当該支持体とロータとの間の中間室と、これら2つの室の間を空気が流通することができるように接続する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、マグヌスロータに関する。
マグヌスロータは、フレットナロータまたは帆走ロータとも称される。
マグヌスロータは従来技術で公知である。とりわけ船舶駆動部としてのマグヌスロータは概念「フレットナロータ」の下で公知であり、刊行物「Die Segelmaschine」、Klaus D. Wagner著、Ernst Kabel Verlag GmbH, Hamburg, 1991には、船舶にそのようなフレットナロータまたはマグヌスロータを装備することが記載されている。
この種の船舶駆動部は、その固有の回転およびその周りに流れる風との共同作用の下で船舶の推進力を形成するから、マグヌスロータは、十分に風がある場所なら基本的にどこでも使用することができる。これは基本的に地球の周りのすべての海洋に当てはまる。すなわち地球のすべての気候ゾーンでそうである。
しかし地球の海洋および気候ゾーンは非常に異なる気候条件および天候条件を有しており、これらは季節のため地球の同じ場所でも大きく変動することがある。これらの気候条件は、マグヌスロータの使用を制限することになりえる。
一般的な従来技術として特許文献1を参照されたい。
ドイツ特許出願第102006025732号公報
「Die Segelmaschine」、Klaus D. Wagner著、Ernst Kabel Verlag GmbH, Hamburg, 1991
したがって本発明の基礎とする課題は、気候条件にできるだけ依存せずに使用することのできるマグヌスロータを提供することである。
本発明によればこの課題は、請求項1の発明特定事項を備えるマグヌスロータ、および請求項12の船舶、とりわけ貨物船によって解決される。有利な展開形態は従属請求項に記載されている。
したがって、マグヌスロータの内部に配置された支持体と、マグヌスロータの運転時に前記支持体を中心に回転するロータと、前記ロータを前記支持体の上に支持する支承部と、前記支持体の内部に加熱された空気を形成するために設けられた加熱装置とを有するマグヌスロータが提供される。前記支持体は少なくとも1つの開口部をその外側に有し、この開口部は支持体の内室を、当該支持体とロータとの間の中間室と、これら2つの室の間を空気が通過することができるように接続する。
空気を加熱する加熱装置が支持体の内室内に設けられており、加熱された空気が少なくとも1つの開口部を通って、支持体の外側かつ上方の領域へとロータにまで上昇することができると有利である。なぜなら、この加熱された空気によってロータが内側から加熱され、これによりロータの外壁に付着する氷を除氷することができるからである。この除氷によって、凍結したマグヌスロータを再び運転させることができる。なぜならロータに外側から氷が付着したマグヌスロータを運転するべきではないからである。すなわち付着した氷は、付加的に駆動しなければならないことになる付加的な質量であり、マグヌスロータ駆動の効率を悪化させる。さらに氷は非対称に外壁に付着し、これにより不平衡を形成することがあり、この不平衡は運転を阻害し、または不可能にすることがある。付着した氷が運転時にマグヌスロータの外壁から剥がれ、ロータから投げ出され、これにより投げ出された氷部分により周囲が脅かされるという危険性も存在する。したがって安全性の理由から、およびマグヌスロータの運転を復旧するために、凍結したマグヌスロータを可及的迅速に除氷(解氷)することのできる手段を設けることが必要である。
本発明の一側面によれば、加熱装置が少なくとも1つの空気ガイド部を介して支持体開口部と、加熱装置により加熱された空気が支持体とロータとの間の中間室に放出され得るように接続される。これにより加熱された空気が、部分的にだけでなく、可及的に完全にこの中間室に放出されることが達成される。(なお、部分的にだけ放出される場合とは、加熱された空気が加熱装置から支持体の内室に放出されることとなり、加熱空気の一部だけがこの中間室を上昇することとなる場合のことである。)これによりロータを加熱し、除氷するために加熱された空気の熱をより効率的に使用することができる。さらに支持体の内室が付加的に加熱されることが望ましくない場合もあり、これに関しても加熱された空気が、可及的に完全に支持体とロータとの間の中間室に放出されると有利である。
本発明の別の側面によれば、ロータが接続エレメントを介して支承部の上に支持される。接続エレメントは少なくとも1つの開口部を有し、この開口部は、支持体とロータとの間の中間室を前記接続エレメントの上方の室と、空気がこれら2つの室の間を通過することができるように接続する。ロータの外壁を支承部に接続し、かつこの外壁をマグヌスロータの中央軸上の駆動部に接続する支持エレメントにある開口部によって、ロータの内室内で上方に向かう空気交換が可能になり、マグヌスロータをできるだけ完全にその上端部まで加熱し除氷することができる。
本発明の一側面によれば、加熱装置は複数の空気ガイド部を有し、および/または支持体は複数の開口部を有し、および/または接続エレメントは複数の開口部を有する。これにより一方ではロータ内を上方に向かう空気交換が増大され、これにより同時にロータの外壁を強力かつ迅速に加熱および除氷することが達成される。他方では複数の開口部により空気流がロータ内部で均等に分散され、これによっても均等で迅速な加熱と除氷が達成される。
本発明の別の側面によれば、接続エレメントは、接続エレメントの開口部が水平面において当該接続エレメント自体よりも大きな面積を占めるように構成されている。このような大きな開口部(複数)によって接続エレメントの下方と上方とで室が互いに接続され、これにより可及的に大きな一体的な室が得られ、この室内を加熱された空気が、妨げとなるかまたはチャネル流を成す分離流を生ずることなく、迅速かつ均等に分散することができる。
本発明の一側面によれば、加熱装置の複数の空気ガイド部が、および/または支持体の複数の開口部が、および/または接続エレメントの複数の開口部が、支持体の周囲および/または接続エレメントの周囲に実質的に均等に分散して設けられている。これにより加熱され上昇する空気が可及的に均等に分散される。なぜなら支持体または接続エレメントの周囲に均等に複数の開口部が同じように分散して設けられており、これらの開口部を通って加熱された空気がロータの内室を上昇することができるからである。
本発明の別の側面によれば、加熱装置の複数の空気ガイド部が、および/または支持体の複数の開口部が、および/または接続エレメントの複数の開口部が、支持体の周囲および/または接続エレメントの周囲に、マグヌスロータの中央軸から半径方向にできるだけ離れ、距離を置いて設けられている。これにより加熱された空気はロータの外壁の直接内側に直接沿って上昇することができ、したがってその熱エネルギーを可及的に迅速かつ完全にこの外壁に放出することができる。
本発明の一側面によれば、加熱装置の複数の空気ガイド部が、および/または支持体の複数の開口部が、および/または接続エレメントの複数の開口部の面が、周方向において半径方向よりも大きくなるよう構成されている。この幾何形状により開口部はスリット等として構成され、これらの開口部は、加熱された空気が上昇する際にロータの外壁の内側とできるだけ大量の空気流が直接接触するようにする。これによりロータの外壁への熱放出が促進される。
本発明の別の側面によれば、ロータはアルミニウムから作製されている。アルミニウムは例えばスチールよりも比較的良好な熱伝導率を有しているから、加熱された空気からの熱エネルギーを比較的良好かつ迅速に吸収することができる。これによりロータの迅速な除氷が促進される。
本発明の一側面によれば、支持体はスチールから作製されている。スチールは例えばアルミニウムよりも比較的劣る(低い)熱伝導率を有する。したがってスチールから作製された支持体は、ロータよりも比較的に少ない熱エネルギーを加熱された空気から吸収する。このようにして、加熱された空気の熱をロータの除氷のために可及的に良好に使用することができる。
本発明の別の側面によれば、支持体の内部には電気モータが設けられている。加熱装置には電気線路を介して電気エネルギーが供給され、この電気線路を介してマグヌスロータの運転時には電気モータが給電される。
電気モータまたは加熱装置へのこの択一的な電力供給部の構成によって、この2つの機器を同時には駆動しないことが利用される。なぜならロータの除氷は、これが凍結のため電気モータによって駆動できない場合に実施されるからである。したがってこの2つの機器の電気供給の設置コストを低減することができる。なぜならこの電気供給は同じ線路を介して十分に行うことができるからである。
本発明の実施例および利点を、以下の図面を参照して詳細に説明する。
複数のマグヌスロータを有する一船舶の斜視図である。 マグヌスロータの斜視図である。 マグヌスロータの概略的側面の詳細図である。 加熱装置を有する第1実施例でのマグヌスロータの簡素化した概略的側面図である。 加熱装置を有する第2実施例でのマグヌスロータの簡素化した概略的側面図である。 第1および第2実施例におけるマグヌスロータのハブへの概略的平面図である。 第1実施例におけるマグヌスロータの支持体への概略的平面図である。 第2実施例における加熱装置を有するマグヌスロータの簡素化した概略的側面図である。 マグヌスロータの概略的断面図である。
図1は、複数のマグヌスロータ2を有する船舶の概略図である。ここで船舶は、水中領域16と水上領域15からなる胴体を有する。さらに船舶は4つのマグヌスロータ2ないしフレットナロータ2を有し、これらは胴体の(矩形を成す)4つの角に配置されており、好ましくは円筒状に構成されている。ここで4つのマグヌスロータ2は、本発明の船舶のための風力駆動部である。船舶は船首に配置された、ブリッジ30を備えるデッキハウス40を有する。船舶は水中にスクリュー50ないしプロペラ50を有する。さらに操船性を改善するために、船舶は同様にサイドスラスターを有し、好ましくは1つのサイドスラスターが船尾に、1つまたは2つのサイドスラスターが船首に設けられている。好ましくはこれらのサイドスラスターは電気的に駆動される。宿泊所、キッチン、食料庫、食堂等はデッキハウス40に配置されている。ここでオーバ(露天)デッキ14より上のデッキハウス40、ブリッジ30およびすべての建造物には、風の抵抗を低減するために空気力学的形状が付与されている。このことはとりわけ鋭利な角および尖った構造物を実質的に回避することにより達成される。風の抵抗を最小にし、空気力学的形状を付与するために、可能な限り少数の上甲板構造物が設けられる。
図2は、マグヌスロータ2の概略的斜視図である。マグヌスロータ2は、ロータ8としての上方回転部分と、支持体4としての下方定置部分とを有し、これらは支承部6を介して互いに結合されている。ロータ8の上端部では端板10がこれに取り付けられている。マグヌスロータ2の支持体4は、ボルトまたはネジ9を介して基台プレート20上に固定されている。マグヌスロータ2が例えば船舶のデッキ等に取り付けられている場合、対応する基台プレート20は支持体4の固定のために必要ない。なぜなら基台プレートは船舶デッキ等自体によって形成されるからである。ここで支持体4はマグヌスロータ2の内部に配置されている。この支持体4の上では上方ロータ8が、支承部6を介在して回転する。この支承部6は、公知の転がり軸受けまたはベアリングの他の適切な構成とすることができる。
図3は、マグヌスロータ2の概略的側面の詳細図である。マグヌスロータ2の内部には、駆動用の駆動部15、すなわちロータ8を回転させるための駆動部と、この駆動部15の制御用の制御部16と、駆動部15に給電するためのインバータ17とが設けられている。これらは支持体4の内側に設けられている。ここでロータ8の駆動部15は起立(直立)した支持体の上方領域に配置されており、したがって駆動部15の駆動軸15aは支承部6を通って案内される。上方ロータ8はハブ7を介して駆動軸15aと結合されている。マグヌスロータ2は、ボルトまたはネジ9によって基台プレート20上にまたは船舶デッキ等に取り付けられている。マグヌスロータ2は、図2に図示し、説明したように内側支持体4、支承部6、上方ロータ8並びに端板10を有する。
図4は、加熱装置3を有する第1実施例でのマグヌスロータ2の簡素化した概略側面図である。端板10とハブ7とをマグヌスロータ2の運転時に運動する部分として有するロータ8が図示されている。これらは同様に回転する軸シャフト15a(図示せず)を介して支持体4の支承部6に支持される。
支持体4の内部には加熱装置3としてのヒートファン3が図示されており、これは支持体4の上方領域に設けられている。ヒートファン3は、空気を周りから、すなわち支持体4の内室50から吸引し、これを例えば電流によって加熱されたコイルを通過させることにより熱い空気を形成する。このとき吸引された空気は、流れの通過するコイルから熱を吸収する。次にこの加熱された空気はヒートファン3から吹き出される。このことは本発明では、少なくとも1つのヒートファンパイプ3aを介して行われ、このヒートファンパイプはヒートファン3の吹き出し開口部と接続されている。このヒートファンパイプ3aは少なくとも1つの支持体開口部4aに至っており、この支持体開口部は支持体4内に設けられていて、支持体4の内室50を支持体4とロータ8との間の中間室51、52に接続する。ここでこの中間室51、52は、支持体4と、ハブ7と、ハブ7の下方のロータ8の部分との間の容積により実質的に形成された中間室51を有し、ならびにハブ7と、ハブ7の上方のロータ8の部分と、端板10との間の容積により実質的に形成された中間室52を有する。したがってこの支持体開口部4aを介して、ヒートファン3の加熱された空気が、ヒートファンパイプ3aを介し支持体4から中間室51、52に吹き出される。
択一的に加熱装置3として熱交換器3等を使用することもできる。この熱交換器は熱エネルギーを空気の加熱のために別の液体から取り出し、そこから得られた熱エネルギーを少なくとも部分的に空気に放出し、この空気がヒートファンパイプ(空気ガイド部)3aから流出する。したがって例えばスクリュー50ないしプロペラ50を直接駆動するか、またはスクリュー50ないしプロペラ50を駆動するための電気モータのための電気エネルギーを形成する船舶の燃焼機関の排気ガスから、熱エネルギーを熱交換器3により獲得し、少なくとも部分的に加熱された空気を形成するために利用することができる。
加熱された空気は上方に上昇するから、ロータ8の外壁は実質的に支持体開口部4aの高さから(より上方で)加熱され、これにより支持体開口部4aが設けられた高さで除氷される。とりわけ空気流は上方においてハブ7によって制限されており、このハブはロータ8の外壁を軸シャフト15aに接続する。したがってハブ7にも、加熱された空気がさらに上方に上昇することができ、これによりロータ8の上方領域全体を加熱して除氷するために、少なくとも1つのハブ開口部7aを同様に設ける必要がある。言い替えると、加熱された空気は支持体開口部4aから中間室51に放出される。しかしこの中間室51はハブ7によって中間室52から分離されているから、2つの中間室51と52を互いに接続し、これらの間での空気交換を可能にするためにハブ開口部7aが必要である。
図5は、第2実施例の加熱装置3を有するマグヌスロータ2の簡素化した側面を示す概略図である。図示されているのは、実質的に図4のエレメントである。その他に、基台プレート20または船舶デッキ等が図示されており、この上にマグヌスロータ2がボルトまたはネジ9によって固定されている。
この第2実施例では、加熱装置3が支持体4の下方領域に配置されており、ヒートファンパイプ3aと支持体開口部4aとが半径方向に配向されてマグヌスロータ2の領域に設けられている。この領域では、ロータ8の外壁が支持体4を取り囲んでいる。したがってこの実施例では、熱い空気が、ロータ8のほぼ全高にわたってロータ8の外壁を通過する。これにより外壁を、その全高まで加熱し、除氷することができる。しかしこの実施形態で熱い空気の熱の一部は、すでにロータ8の下方領域で、ロータの外壁に沿って放出され、そのためロータ8の上方領域には、まだ暖かい空気が、すなわちヒートファンパイプ3aの出口に対しては格段に冷えた空気が到来する。対応してロータ8の上方領域は下方領域よりもわずかしか加熱されず、したがってロータ8の上方領域が激しく凍結した場合、不利な条件下ではこれを完全に除去できないか、または第1実施例よりも少なくとも緩慢にしか除去できない。それと引き替えに第2実施例は第1実施例に対して、ここではロータ8の全高を加熱し、除氷することができるという利点を有し、これに対して第1実施例では、支持体開口部4aのほぼ上方の領域しか加熱されず、除氷されない。なぜなら熱い空気はこの支持体開口部4aから上方に上昇するからである。それと引き替えに、第1実施例ではとりわけロータ8のこの上方領域の加熱が、第2実施例の場合よりも強力である。
第1および第2実施例では図4と5に、2つのヒートファンパイプ3a、2つの支持体開口部4aおよび2つのハブ開口部7aが示されている。しかしここでは1つのヒートファンパイプ3a、1つの支持体開口部4aおよび1つのハブ開口部7aだけを設けることもできる。2つより多くのヒートファンパイプ3a、支持体開口部4aおよびハブ開口部7aを設けることもできる。1つだけのヒートファンパイプ3aと複数の支持体開口部4aおよび/または複数のハブ開口部7aを設けることもできる。ここで重要なのは、できるだけ大量の加熱された空気を支持体4から、マグヌスロータ2のロータ8の上方領域全体に、すなわち中間室52に搬送し、そこでロータの外壁でできるだけ均等に分散させることである。したがってヒートファンパイプ3a、支持体開口部4aおよびハブ開口部7aの種々異なる構成および組み合わせが可能である。
図6は、第1および第2実施例でのマグヌスロータ2のハブ7の概略的平面図を示す。ハブ7はこの図では、リブを介してロータ8の外壁を軸シャフト15aと接続するように構成されている。これにより開口部7aをとりわけ大きく形成することができ、ほぼ貫通した中間室51、52が、ロータ8の内室で支持体4の上側からロータ8の端板10までに形成される。ここでは熱い空気が支持体開口部からほとんど妨げられずに真っすぐに垂直に端板10まで上昇することができる。
ここで第1および第2実施例で有利には、複数のヒートファンパイプ3a、支持体開口部4aおよびハブ開口部7aが支持体4またはハブ7の周囲に均等に設けられている。これによりできるだけ大量の熱き空気を上方に吹き出し、この熱い空気を中間室51、52内で支持体4から端板10まで、できるだけ均等にも分散させることができ、ひいてはロータ8の外壁の均等な加熱も達成することができる。
支持体開口部4aおよび/またはハブ開口部7aも、これらが上昇する熱い空気の空気流を所期のように偏向し、ロータ8の内室で分散するように構成することができる。例えば支持体開口部4aおよび/またはハブ開口部7aは、中央軸、すなわちマグヌスロータ2の回転軸から半径方向で外側にできるだけ離れて設けることができる。これは、ヒートファンパイプ3aからの出口から熱い空気をロータ8の外壁にできるだけ接近して通過、上昇させ、これにより上昇する熱い空気からロータ8の外壁へのできるだけ完全な熱放出を達成するためである。支持体開口部4aおよび/またはハブ開口部7aはスリット等として構成することもできる。これは熱い空気の空気流をロータ8の外壁に沿ってできるだけ平坦に通過させ、これによりロータ8の外壁の加熱を最適化するためである。これにより急速凍結の除氷も可及的に迅速かつ完全に行うことができる。
図7は、第1実施例のマグヌスロータ2の支持体の概略的平面図を示す。この図で支持体開口部4aはスリット状に構成されており、半径方向にできるだけ外側に離れて、すなわちロータ8の外壁にできるだけ接近して支持体4の上方領域に配置されている。これにより熱い空気はロータ8の外壁の内側に対して可及的に平行に支持体開口部4aから流出する。
ロータ8の外壁の加熱を支援するために、ロータ8はアルミニウム製に構成することができる。アルミニウムは、例えばスチールより格段に良く熱を吸収し、伝熱するからである。ロータ8の外壁は自分の重量だけを支持し、外から襲ってくる風力を吸収しなければならないから、ロータ8の構造の所要の安定性を損なうことなく、マグヌスロータ2においてこのような構造が可能である。ここではハブ7と固定部分、すなわちマグヌスロータ2の運転時に回転しない部分とをスチールから作製することができ、これにより高剛性の構造を達成することができる。なぜならこの部分は、熱い空気から熱を吸収する必要がなく、熱い空気の熱をできるだけ完全にロータ8の外壁に放出する必要もないからである。
ここで有利には、ヒートファン3には、マグヌスロータ2の運転時には駆動部15に供給される電気エネルギーを給電する。なぜならマグヌスロータ2は、ロータ8が凍結した場合には、駆動部15によって駆動することはできないからである。これにより、電気エネルギーを駆動部15に供給する他に別の電気的設備が必要なく、それによりヒートファン3を設置する際に設置コストを節約することができる。電気的設備も1つの機器、すなわち駆動部15またはヒートファン3の消費電力に合わせて設計すべきであり、2つの機器の同時の消費電力に合わせる必要はない。なぜならこれらの機器が同時に駆動されることはないからである。
図8は、第2実施形態の加熱装置3を備えるマグヌスロータ2の簡素化した概略側面図を示す。この図ではロータ8の内部に、有利にはシリンダ状の別の物体が内側シリンダ8aとして設けられている。この内側シリンダの下方にある好ましくは実質的に円形の端部は、前記ハブ開口部7aがロータ8と内側シリンダ8aとの間に配置されるようにハブ7に接続される。これにより、ハブ7と端板10との間の中間室52は、内側シリンダ8a内の中間室52aと、内側シリンダ8aとロータ8との間の中間室52とに分割される。
この実施例では、ハブ開口部7aから流出する熱い空気がロータ8の内面に沿って案内され、その熱をそこで可及的に迅速かつ完全にこの内面に放出し、これによりロータ8を加熱し、除氷する。同時に熱い空気をロータ8の上方部分の内部で、すなわち中間室52内で自由に循環させないこともできる。なぜなら内側シリンダ8aの内部、すなわち中間室52aは内側シリンダ8aとロータ8との間の中間室52から内側シリンダ8aによって分離されているからである。これにより熱い空気の熱をより良好にロータ8の加熱と除氷のために使用することができる。なぜなら、熱い空気が中間室52aの容積内には蓄積されず、したがって(中間室52a内では)ロータ8の加熱と除氷のために使用されないからである。
場合により氷がロータ8の外壁に形成されたことを確認するために、天気データを利用することができる。ここでこの種の天気データは、データ伝送部を介して受信することができる。さらに例えばマグヌスロータ2によって駆動される船舶上のマグヌスロータ2の環境の気象学的データも求めることができる。これらのデータは、風向、風力、気温、相対湿度、気圧およびそれらの変化等であり、ロータ8の回転速度およびロータ8の表面の温度も含まれる。これらのデータおよび他のデータから、ロータ8の外壁での氷結が気候的にまったく可能であるか、または可能であるかも知れないかを推定することができる。
さらにロータ8の場合による不平衡を検出することができる。そのためにロータ8の回転軸に対して垂直に軸方向にずらされた少なくとも2つの平面で、不平衡を検出することができる。好ましくは不平衡は、例えば各平面に取り付けられた歪みゲージストライプによって検出される。ここで有利には、例えば推進力を測定するためにロータ8に持続的に取り付けられすでに存在する歪みゲージストライプを使用することができる。
図9は、マグヌスロータ2の概略的断面を示す。マグヌスロータ2は、ロータ8内に支持体4を有する。支持体4の内面4bには測定装置の一部として、第1の歪みセンサ9と第2の歪みセンサ11とが配置されている。測定装置は、ロータ8への力作用によって支承部6に実質的に半径方向で力負荷が生じたことによるロータ収容部の曲げ応力を検出するように構成されている。測定装置は2つの歪みセンサ9、11を有し、これらは本実施例では互いに90゜の角度で配置されている。第1の歪みセンサ9は支持体4の中点から見て、第1の軸13a上にある。この第1の軸13aは、船舶の長手軸3に対して角度βで経過している。とくに好ましい実施例では、角度β=0°である。第2の歪みセンサ11は、支持体4の中点から見て、第2の軸17に沿って支持体4の内面4bに配置されている。とくに好ましい実施例では、第1の軸13aと第2の軸17との間の角度はα=90゜である。
第1の歪みセンサ9は、信号線路19によってデータ処理装置23と接続されている。第2の歪みセンサ11は、第2の信号線路21によってデータ処理装置23と接続されている。データ処理装置23は、第3の信号線路25によって表示装置27と接続されている。表示装置27は、支持体4に作用する推進力の方向と大きさを表示するように構成されている。
測定装置の歪みセンサ9、11および測定装置自体は、支持体4に作用する推進力を検出する前記機能に加えてまたはその代わりに、ロータ8の不平衡を検出するためにも使用することができ、これにより付着した氷を気象学的データによって検出することに加えてまたはその代わりに、氷を確認し、該当するマグヌスロータ2の運転を調整し、氷を本発明により除氷することができる。
本発明の技術思想は、例えばカナダのような気候地域で急速凍結が発生しても運転することのできるマグヌスロータに関するものである。この種の急速凍結は、氷点以下の温度で突然発生することがあり、これによりマグヌスロータが氷点以下に冷却されている場合には、雨または雪がマグヌスロータに付着する。この急速凍結はマグヌスロータの上方領域に発生する傾向があり、相当に大きな重量を伴う大きな質量を占めることがある。この付加的重量によって、マグヌスロータをそれ以上駆動できなくなることもある。
このために本発明のマグヌスロータは除氷機能を有する。ここではマグヌスロータの支持体の内部で加熱によって熱い空気が形成され、内側から支持体にある開口部を通って、急速凍結が形成されたマグヌスロータのロータの外壁に導かれる。この熱い空気によりロータは加熱され、急速凍結は溶解される。ここではアルミニウム製のロータが、熱い空気の熱をとくに良好に外部に伝熱し、このようにして除氷がとくに良好に実現される。さらに加熱機器による空気の加熱のために、マグヌスロータの駆動部の電気エネルギーを使用することができる。なぜなら、凍結したマグヌスロータを駆動することはできないから、2つの機器、すなわち加熱機器とマグヌスロータの駆動部とを同時に運転することはないからである。
2 マグヌスロータ
3 加熱装置
3a 空気ガイド部
4 支持体
4a 支持体開口部
6 支承部
7 接続エレメント
7a 開口部
8 ロータ
15 モータ
50 内室
51 中間室
本発明によればこの課題は、請求項1の発明特定事項を備えるマグヌスロータ、および請求項12の船舶、とりわけ貨物船によって解決される。本発明の第1の視点において、下記のマグヌスロータが提供される。すなわち、支持体と、マグヌスロータの運転時に前記支持体を中心に回転するロータと、前記ロータを前記支持体の上に支持する支承部と、前記支持体の内室内に設けられており、加熱された空気を形成するために加熱装置と、を有するマグヌスロータであって、前記支持体は少なくとも1つの開口部を外側に有し、該開口部は、前記支持体の内室を、前記支持体と前記ロータとの間の中間室に、前記加熱装置によって加熱された空気が前記内室と前記中間室との間を流通できるように接続する、マグヌスロータ(基本形態1)。また第2の視点において、第1の視点によるマグヌスロータを有する船舶、とりわけ貨物船が提供される。なお、特許請求の範囲に付記した図面参照番号は専ら理解を助けるためであり、図示の態様に限定することを意図するものではない。有利な展開形態は従属請求項に記載されている。
本発明において、以下の展開形態が可能である。
(形態2)本発明のマグヌスロータにおいて、加熱装置は、少なくとも1つの空気ガイド部を介して支持体開口部に、前記加熱装置により加熱された空気が支持体とロータとの間の中間室に放出され得るように接続されているマグヌスロータが好ましい。
(形態3)前記ロータは、接続エレメントを介して支承部の上に支持されており、前記接続エレメントは少なくとも1つの開口部を有し、該開口部は、前記支持体と前記ロータとの間の中間室を前記接続エレメントの上方にある室に、空気が当該2つの室の間を流通することができるように接続するマグヌスロータが好ましい。
(形態4)前記加熱装置は複数の空気ガイド部を有し、および/または前記支持体は複数の開口部を有し、および/または前記接続エレメントは複数の開口部を有するマグヌスロータが好ましい。
(形態5)前記接続エレメントは、当該接続エレメントの開口部が水平面において当該接続エレメント自体よりも大きな面積を占めるように構成されているマグヌスロータが好ましい。
(形態6)前記加熱装置の複数の空気ガイド部および/または前記支持体の複数の開口部および/または前記接続エレメントの複数の開口部は、前記支持体および/または前記接続エレメントの周囲に実質的に均等に分散して設けられているマグヌスロータが好ましい。
(形態7)前記加熱装置の複数の空気ガイド部および/または前記支持体の複数の開口部および/または前記接続エレメントの複数の開口部は、前記支持体および/または前記接続エレメントの周囲に、前記マグヌスロータの中央軸から半径方向にできるだけ離して設けられているマグヌスロータが好ましい。
(形態8)前記加熱装置の複数の空気ガイド部および/または前記支持体の複数の開口部および/または前記接続エレメントの複数の開口部は、その面が周方向において半径方向よりも大きくなるよう構成されているマグヌスロータが好ましい。
(形態9)前記ロータはアルミニウム製であるマグヌスロータが好ましい。
(形態10)前記支持体はスチール製であるマグヌスロータが好ましい。
(形態11)前記支持体の内側に電気モータが設けられており、前記加熱装置には電気線路を介して電気エネルギーが供給され、当該電気線路を介してマグヌスロータの運転時には前記電気モータが給電されるマグヌスロータが好ましい。
(形態12)上述のマグヌスロータを少なくとも1つ有する船舶、とりわけ貨物船。
したがって、マグヌスロータの内部に配置された支持体と、マグヌスロータの運転時に前記支持体を中心に回転するロータと、前記ロータを前記支持体の上に支持する支承部と、前記支持体の内部に加熱された空気を形成するために設けられた加熱装置とを有するマグヌスロータが提供される。前記支持体は少なくとも1つの開口部をその外側に有し、この開口部は支持体の内室を、当該支持体とロータとの間の中間室と、これら2つの室の間を空気が通過することができるように接続する。

Claims (12)

  1. 支持体(4)と、
    マグヌスロータ(2)の運転時に前記支持体(4)を中心に回転するロータ(8)と、
    前記ロータ(8)を前記支持体(4)の上に支持する支承部(6)と、
    前記支持体(4)の内室(50)内に設けられており、加熱された空気を形成するために加熱装置(3)と、を有するマグヌスロータ(2)であって、
    前記支持体(4)は少なくとも1つの開口部(4a)を外側に有し、
    該開口部は、前記支持体(4)の内室(50)を、前記支持体(4)と前記ロータ(8)との間の中間室(51)に、前記加熱装置(3)によって加熱された空気が前記内室(50)と前記中間室(51)との間を流通できるように接続する、マグヌスロータ(2)。
  2. 前記加熱装置(3)は、少なくとも1つの空気ガイド部(3a)を介して前記支持体開口部(4a)に、前記加熱装置(3)により加熱された空気が前記支持体(4)と前記ロータ(8)との間の中間室(51)に放出され得るように接続されている、請求項1に記載のマグヌスロータ(2)。
  3. 前記ロータ(8)は、接続エレメント(7)を介して前記支承部(6)の上に支持されており、
    前記接続エレメント(7)は少なくとも1つの開口部(7a)を有し、該開口部は、前記支持体(4)と前記ロータ(8)との間の中間室(51)を前記接続エレメント(7)の上方にある室(52)に、空気が当該2つの室の間を流通することができるように接続する、請求項1または2に記載のマグヌスロータ(2)。
  4. 前記加熱装置(3)は複数の空気ガイド部(3a)を有し、および/または前記支持体(4)は複数の開口部(4a)を有し、および/または前記接続エレメント(7)は複数の開口部(7a)を有する、請求項1から3までのいずれか一項に記載のマグヌスロータ(2)。
  5. 前記接続エレメント(7)は、当該接続エレメント(7)の開口部(7a)が水平面において当該接続エレメント(7)自体よりも大きな面積を占めるように構成されている、請求項4に記載のマグヌスロータ(2)。
  6. 前記加熱装置(3)の複数の空気ガイド部(3a)および/または前記支持体の複数の開口部(4a)および/または前記接続エレメント(7)の複数の開口部(7a)は、前記支持体(4)および/または前記接続エレメント(7)の周囲に実質的に均等に分散して設けられている、請求項4または5に記載のマグヌスロータ(2)。
  7. 前記加熱装置(3)の複数の空気ガイド部(3a)および/または前記支持体の複数の開口部(4a)および/または前記接続エレメント(7)の複数の開口部(7a)は、前記支持体(4)および/または前記接続エレメント(7)の周囲に、前記マグヌスロータ(2)の中央軸から半径方向にできるだけ離して設けられている、請求項4から6までのいずれか一項に記載のマグヌスロータ(2)。
  8. 前記加熱装置(3)の複数の空気ガイド部(3a)および/または前記支持体の複数の開口部(4a)および/または前記接続エレメント(7)の複数の開口部(7a)は、その面が周方向において半径方向よりも大きくなるよう構成されている、請求項4から7までのいずれか一項に記載のマグヌスロータ(2)。
  9. 前記ロータ(8)はアルミニウム製である、請求項1から8までのいずれか一項に記載のマグヌスロータ(2)。
  10. 前記支持体(4)はスチール製である、請求項1から9までのいずれか一項に記載のマグヌスロータ(2)。
  11. 前記支持体(4)の内側に電気モータ(15)が設けられており、前記加熱装置(3)には電気線路を介して電気エネルギーが供給され、当該電気線路を介してマグヌスロータ(2)の運転時には前記電気モータが給電される、請求項1から10までのいずれか一項に記載のマグヌスロータ(2)。
  12. 請求項1から11までのいずれか一項に記載のマグヌスロータ(2)を有する船舶、とりわけ貨物船。
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