JP2013537317A - 近視の進行を遅らせる方法及びシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒトの眼の近視の進行を遅らせる方法を提供すること。
【解決手段】この方法は、同心環状多ゾーン屈折レンズを用意する(41)ステップを含み、このレンズは、屈折異常を矯正する(42)光学屈折力の少なくとも1つの矯正ゾーンと、近視性の眼の成長を抑制するために、網膜の少なくとも一部分の前方に、焦点がずれた均質でない少なくとも1つの像を投影する(43)少なくとも1つの焦点ずれゾーンとを含む。この少なくとも1つの焦点ずれゾーンは、少なくとも1つのより弱い負の屈折力を有する。このレンズ内において矯正ゾーンと焦点ずれゾーンとは交互に並んでおり(45)、それらのゾーンは、組み込まれた漸進的な遷移曲線によって互いに接続されている(46)。ヒトの眼の近視の進行を遅らせるシステムも提供される。
【選択図】 図4

Description

本発明は、近視の進行を遅らせる方法及びシステムに関する。
近眼ないし近視はヒトの眼の一般的な屈折障害である。近視の人からある距離以上離れた物体は網膜の前方で焦点を結び、ぼやけた像として知覚される。一般的な近視は、眼のいくつかの光学要素の合成された焦点距離よりも大幅に長く眼が成長するときに進行する。ヒトの眼の近視は通常、時間とともに進行し、一般に、矯正用の眼鏡やコンタクトレンズの処方を定期的に更新することによって管理される。矯正用の眼鏡やコンタクトレンズは明視を提供するが、近視の進行を遅らせはしない。視力を脅かす望ましくない眼病も強度の近視に関係している。したがって、一般的な近視によって生じる経済的及び社会的負担を、明視と進行を遅らせる機能とを同時に提供することによって軽減する新しい技術が求められている。最近の科学文献によれば、発達中の眼の寸法成長は、網膜から離れた位置に像が投影されたときに起こる光学的な焦点のずれ(以後、焦点ずれ)によって調節される。眼の屈折能力の発達は、一方向の焦点ずれと反対方向の焦点ずれとの間の平衡によって促される。特に、人為的に生じさせた「近視性の焦点ずれ」(網膜の前方に像が投影される焦点のずれ)は近視のさらなる進行を遅らせる可能性があることが報告されている。
米国特許第7,025,460号[Smith]は、焦点が合った中心(軸上)の像に対して、周縁(軸外)に近視性の焦点ずれを導入して、近視の進行を制御する方法を教示している。この文献は、矯正された明視を提供するために網膜中心部には焦点ずれを投影しないことを教示している。この方法は、近視の進行を遅らせる最適な効果を達成できない可能性がある。同様の問題は、国際出願PCT/US2007/070419[Holden]の開示でも明らかである。Holdenは、焦点ずれを生み出す周縁の光学ゾーンが実質的に、患者の瞳孔の通常の直径の外側にあることを教示している。同様の問題は、米国特許仮出願第60/584894号[Phillips]の開示でも明らかである。Phillipsは、光学品質を低下させる非同心設計を提案している。
国際公開第2006/034652号パンフレット[To]は、あらゆる視距離にある目に見える物体について、軸上と周縁の両方に近視性の焦点ずれを生じさせる同心多ゾーン2焦点レンズの使用を教示している。この教示は、動物実験とヒトの臨床試験の両方で、近視の進行を遅らせるのに有効であることが示されている。しかしながら、ヒトの臨床試験では軽微な問題がいくつか見つかり、それらの問題の改善が待たれている。教示された2焦点レンズの使用は、焦点がずれた副次的な均質な単一の像を投影する。この像は時に、患者に不快感を与える明るい「ゴースト」像として知覚される。加えて、この焦点がずれた副次的な均質な像は、多くない一部の患者を、指定された主たる像の代わりにこの焦点がずれた副次的な像に焦点を合わせるように自らの調節習慣を調整し、選択するよう誤った方向へ導く恐れがあり、したがってこのような像は進行を遅らせる機能を危うくする。同様の問題は、同じ原理を使用するコンタクトレンズの形態の同心多ゾーン2焦点レンズが記載された米国特許仮出願第60/584894号[Phillips]でも明らかである。
米国特許第6,045,578号[Collins]は、球面収差を操作して近視を制御する方法を開示している。光学用語及び数学用語において、縦収差は、周辺光線が近軸光線よりも大きく又は小さく曲げられる程度を記述する。縦収差は、基準像平面(眼の網膜)からの像の距離を記述する光学的な焦点ずれとは異なる。焦点ずれの場合とは違い、この方法は科学文献の支持を得ておらず、球面収差の操作が、近視の進行を遅らせるのに有効であるとの報告も確認されていない。
米国特許第6,752,499号[Aller]は、近視に加えて近点内斜位及び調節ラグを示している若年患者に市販の2焦点コンタクトレンズを処方して、近視を制御することを教示している。第2の屈折力(近距離ゾーン)を使用するためには装着者が自身の焦点を切り換える必要があるため、近見視の間に内斜位及び調節ラグが軽減するとこの文献が教示するとき、主屈折力(遠距離ゾーン)によって、より大きな量の望ましくない遠視性の焦点ずれが生じるため、この方法の効果は疑わしい。加えて、これよりも後の文献で、内斜位が近視の進行に関係しているとの説を支持している文献はない。
第1の好ましい態様では、ヒトの眼の近視の進行を遅らせる方法であって、
同心環状多ゾーン屈折レンズを用意するステップを含み、このレンズが、
屈折異常を矯正する光学屈折力の少なくとも1つの矯正ゾーンと、
近視性の眼の成長を抑制するために、網膜の少なくとも一部分の前方に、焦点がずれた均質でない少なくとも1つの像を投影する少なくとも1つの焦点ずれゾーン(defocusing zone)であり、少なくとも1つのより弱い負の屈折力を有する、少なくとも1つの焦点ずれゾーンと
を含み、
レンズ内において矯正ゾーンと焦点ずれゾーンとが交互に並んでおり、これらのゾーンが、組み込まれた漸進的な遷移曲線によって互いに接続されている、
方法が提供される。
レンズはコンタクトレンズの形態をとることができ、レンズの光学面は、2〜40個の交互に並んだ矯正ゾーン及び焦点ずれゾーンを含む。
レンズは中心ゾーンを有することができ、この中心ゾーンは、明所視照明下における眼の瞳孔よりも小さな直径を有する円形の第1の矯正ゾーンである。
この第1の矯正ゾーンを、環形の第1の焦点ずれゾーンが直接に取り囲むことができる。
この第1の焦点ずれゾーンを、環形の第2の矯正ゾーンが直接に取り囲むことができる。
この第2の矯正ゾーンを、付加的な焦点ずれゾーン及び矯正ゾーンが交互に取り囲むことができる。
レンズは中心ゾーンを有することができ、この中心ゾーンは、明所視照明下における眼の瞳孔よりも小さな直径を有する円形の第1の焦点ずれゾーンである。
この第1の焦点ずれゾーンを、環形の第1の矯正ゾーンが直接に取り囲むことができる。
この第1の矯正ゾーンを、環形の第2の焦点ずれゾーンが直接に取り囲むことができる。
この第2の焦点ずれゾーンを、付加的な焦点ずれゾーン及び矯正ゾーンが交互に取り囲むことができる。
前記少なくとも1つの矯正ゾーンの屈折力と前記少なくとも1つの焦点ずれゾーンのピーク屈折力との間の最大差を約0.5〜10.0ジオプトリの間とすることができる。
この方法は、
前記少なくとも1つの矯正ゾーンを使用して、見る目的であらゆる距離にある目に見える物体に焦点を合わせるステップと、
近くを見る作業のために眼の調節を使用するステップと
をさらに含むことができる。
中心ゾーンの直径は約2.0mm〜4.5mmとすることができる。
前記少なくとも1つの焦点ずれゾーンの少なくとも一部分と矯正ゾーンの少なくとも一部分とが同時に瞳孔の上に位置することができる。
この方法は、前記少なくとも1つの焦点ずれゾーンに対してある範囲の複数の屈折力を使用するステップをさらに含むことができる。
前記少なくとも1つの焦点ずれゾーンの屈折力プロファイルを漸進的とすることができ、それによって隣接する曲線間の遷移が漸進的になる。
この漸進的な屈折力プロファイルは、レンズの前側の屈折面の曲率半径を調整することによって、又はレンズの後面の曲率若しくはレンズの屈折率を調整することによって生み出すことができる。
この方法は、レンズの隣合うゾーン間で、組み込まれた漸進的な遷移曲線を使用するステップをさらに含むことができる。
この方法は、前記少なくとも1つの矯正ゾーンの全体にわたって同じ単一の均質な屈折力を維持するステップをさらに含むことができる。
ある範囲の瞳孔サイズ及び照明条件に対して矯正ゾーンと焦点ずれゾーンの面積比を比較的に安定した大きさに維持するために、レンズは、7つの矯正ゾーン及び6つの焦点ずれゾーンを有することができる。
レンズは、2つの矯正ゾーン及び1つの焦点ずれゾーンを有することができる。
第2の態様では、ヒトの眼の近視の進行を遅らせるシステムであって、
同心環状多ゾーン屈折レンズを備え、このレンズが、
屈折異常を矯正する光学屈折力の少なくとも1つの矯正ゾーンと、
近視性の眼の成長を抑制するために、網膜の少なくとも一部分の前方に、焦点がずれた均質でない少なくとも1つの像を投影する少なくとも1つの焦点ずれゾーンであり、少なくとも1つのより弱い負の屈折力を有する、少なくとも1つの焦点ずれゾーンと
を含み、
レンズ内において矯正ゾーンと焦点ずれゾーンとが交互に並んでおり、これらのゾーンが、組み込まれた漸進的な遷移曲線によって互いに接続されている、
システムが提供される。
第3の態様では、ヒトの眼の近視の進行を遅らせる方法であって、
ヒトの眼の網膜上に焦点が合った像を生み出して、眼の屈折異常を矯正し、明視を提供するステップと、
同時に、網膜中心部の前方に、焦点がずれた均質でない少なくとも1つの像を生み出して近視性の焦点ずれを生じさせ、それによって近視の進行を遅らせるステップと
を含む、方法が提供される。
第4の態様では、部分的に正弦曲線状の特性屈折力プロファイルを有する同心多ゾーン多焦点レンズであって、
屈折異常を矯正する光学屈折力の少なくとも1つの矯正ゾーンと、
近視性の眼の成長を抑制するために、網膜の少なくとも一部分の前方に、焦点がずれた均質でない少なくとも1つの像を投影する少なくとも1つの焦点ずれゾーンであり、少なくとも1つのより弱い負の屈折力を有する、少なくとも1つの焦点ずれゾーンと
を含み、
レンズ内において矯正ゾーンと焦点ずれゾーンとが交互に並んでおり、これらのゾーンが、組み込まれた漸進的な遷移曲線によって互いに接続されている、
同心多ゾーン多焦点レンズが提供される。
ヒトの眼の近視の進行を処置するこの方法は、ヒトの眼の網膜上に、焦点が合った少なくとも1つの像を生み出し、近視性の焦点ずれを生じさせるために、網膜の前方に、焦点がずれた均質でない少なくとも1つの像(又は焦点がずれた不均質な像とも呼ぶ)を生み出すステップを含む。
ヒトの眼の近視の進行を処置するこの方法は、矯正ゾーン及び焦点ずれゾーンを有する同心環状多ゾーンレンズを用意するステップを含む。
矯正ゾーンは、眼の屈折異常を矯正する屈折力を提供する。焦点ずれゾーンは、焦点ずれを生じさせるために、ある範囲の複数のより弱い負の屈折力及び/又は正の屈折力を含む。
この同心環状多ゾーンレンズはコンタクトレンズの形態で提供されることが好ましい。特に、コンタクトレンズは、瞳孔が比較的に大きい近視の未成年者及び若年成人に非常によく適している。
ヒトの眼の近視の進行を処置するこの方法は、最大の効果を達成するため、軸上の網膜及び周縁の網膜を含む網膜全体に焦点ずれを生じさせるステップを含む。
本発明の多ゾーンレンズは、矯正ゾーンと焦点ずれゾーンの両方を有し、これらのゾーンは、中心視野内の物体から発せられた軸方向の光線が、両方のゾーンによって捕捉されて、網膜上に鮮明な像を投影し、同時に、網膜の前方に、焦点がずれた1つ又は複数の像を投影するように、瞳孔の上に位置する。
実験によれば、同心環状多ゾーンレンズを使用することによって生じる近視性の焦点ずれは、ニワトリ、モルモット及び未成年のヒトで近視の進行を効果的に遅らせる。明視の提供を維持し、同時に、光学品質が高く明るい均質な単一の像になるように投影された焦点がずれた副次的な像によって引き起こされる望ましくない視覚障害を排除することも望ましい。本発明では、望ましくない視覚障害を排除するため、以下の技法が可能である。
(i)焦点ずれゾーンに対して、単一の屈折力の代わりに、ある範囲の複数の屈折力を使用すること
(ii)焦点ずれゾーンに対して、漸進的な(例えば正弦曲線状の)屈折力プロファイルを使用すること
(iii)隣合うゾーン間で、組み込まれた漸進的な遷移曲線を使用すること
(iv)矯正ゾーンの全体にわたって同じ単一の均質な屈折力を維持すること
(v)矯正ゾーンの単一の屈折力と焦点ずれゾーンのピーク屈折力との間のより大きな差を使用すること
この漸進的な遷移曲線は、焦点ずれゾーンの漸進的な屈折力プロファイルに組み込まれる。
焦点ずれゾーンの漸進的な(例えば正弦曲線状の)屈折力プロファイルは、レンズの前側の屈折面の曲率半径を操作することによって達成することが好ましい。レンズの後面の曲率又はレンズの屈折率を操作することによって、それぞれの焦点ずれゾーンに対する漸進的な屈折力プロファイルを達成することも可能である。
網膜中心部に焦点がずれた像が形成されることを保証するため、焦点ずれゾーンの少なくとも一部分と矯正ゾーンの少なくとも一部分とが同時に瞳孔の上に位置する。この効果を提供するため、中心の第1の矯正/焦点ずれゾーンは、明所視照明条件下で測定した瞳孔よりも小さい。ターゲット母集団の瞳孔サイズは、明所視条件下で4.0mm〜5.0mmの間、薄暗い照明条件下で6.0mm〜7.8mmの間であることが分かっている。レンズは、測定されたパラメータを使用して一人ひとりに合わせて製作することが望ましいが、レンズの大量生産を容易にするため、年齢及び民族に基づく母集団平均を使用して適当なゾーン幅を推定することも可能である。
次に、添付図面を参照して本発明の一例を説明する。
(A)は本発明の一実施形態に基づく7ゾーン同心多ゾーン多重焦点ずれコンタクトレンズの正面図である。(B)は図1の(A)のレンズを横切る方向の、本発明の一実施形態に基づく望ましい屈折力プロファイルを示す図である。(C)は先行技術の同心多ゾーンレンズを横切る方向の、より望ましくない屈折力プロファイルを示す図である。 (A)は本発明の一実施形態に基づく3ゾーン同心多ゾーンコンタクトレンズの正面図である。(B)は図2の(A)のレンズを横切る方向の、本発明の一実施形態に基づく望ましい屈折力プロファイルを示す図である。(C)は先行技術の同心多ゾーンレンズを横切る方向の、より望ましくない屈折力プロファイルを示す図である。 (A)は本発明の一実施形態に基づく同心多ゾーン多重焦点ずれレンズが装着された近視眼を示す図である。(B)は先行技術の同心多ゾーン2焦点レンズが装着された近視眼を示す図である。 ヒトの眼の近視の進行を遅らせる本発明の好ましい一実施形態に基づく方法のプロセス流れ図である。
ヒトの眼の近視の進行を遅らせる2つの例を説明する。この方法を実施するために使用する装置は、眼の焦点のずれの平衡を変化させて、正視となる方向への眼の寸法成長を促す。特に、眼の近視性の焦点ずれを生じさせて近視の進行を遅らせる。近視性の焦点ずれは、さまざまな方法及び装置、例えば眼鏡レンズ、眼鏡レンズアドオン、コンタクトレンズ、角膜レンズ又は眼内レンズによって導入することができる。近視性の焦点ずれは、処置の間中、正視が維持されるときに導入することが重要である。このことは、処置の間、網膜中心部において焦点の合った均質な像が維持されなければならないことを意味する。同心2焦点レンズは入来光線を分割し、それらの光線を2つの像に集束させる。したがって、同心2焦点レンズは、明視と近視性の焦点ずれとを同時に提供する有効な手段である。重要な次のステップは、最適な遅延効果を達成している間、焦点が合った網膜上の像に焦点がずれた均質な像が重なることによって生じる望ましくない視覚障害を低減させるステップである。
焦点がずれた多数の像を網膜の前方に導入し、焦点が合った均質な単一の像を網膜上に導入する処置法が提供される。この方法は、部分的に正弦曲線状の特性屈折力プロファイルを有する同心多ゾーン多焦点レンズを使用して達成することが好ましい。
図1の(A)を参照すると、13ゾーンコンタクトレンズ9が、部分的に正弦曲線状の特性屈折力プロファイルを有する同心多ゾーン多焦点レンズとして示されている。7つの矯正ゾーンと6つの焦点ずれゾーンとが同心に交互に並んでいる。交互に並ぶゾーンの数をこのようにすると、ある範囲の瞳孔サイズ及び照明条件の下で、これらの2つのゾーン間の面積比を、適度に安定した大きさに維持することができる。したがって、異なる照明条件において、安定した明視及び遅延効果を維持することができる。中心の矯正ゾーン12の直径は2.8mmであり、この値は、未成年者及び若年成人の一般的な瞳孔サイズ(4.0〜5.0mm)よりも小さい。したがって、瞳孔の上には常に、連続したいくつかの環状の焦点ずれゾーン及び矯正ゾーンが存在し、それらのゾーンが、中心の軸上の領域を含む網膜上に、焦点がずれた像を導入する。交互に並んだそれぞれの環状ゾーンの幅は0.3mmである。装着者の既存の近視(例えば距離処方)を中立にするため、7つの矯正ゾーンは全て同じ屈折力を有する。例えば、装着者の近視が3Dである場合には矯正ゾーンの屈折力を−3Dにすることができる。矯正ゾーンの均質な屈折力プロファイルは、形成される像が均質であり、形成される像の明視に対する光学品質が高いことを保証する。一方、6つの焦点ずれゾーンはそれぞれ、ある範囲の複数のより弱い負の屈折力及び/又は正の屈折力を含む。焦点ずれゾーンの漸進的な(例えば正弦曲線状又は階段状の)屈折力プロファイル10は、焦点がずれた副次的な均質な像は導入しないが、互いにわずかに分離されたより強度の低い焦点がずれた均質でない多数の像を提供する。これは、先行技術のレンズの方形の屈折力プロファイル11とは対照的である。
矯正ゾーンと焦点ずれゾーンの間の5Dの屈折力の差は、生み出される焦点のずれが、最適な遅延効果を達成するのに十分に有効なものであることを保証する。例えば、装着者の近視が3Dである場合、近視性の焦点ずれを導入するためのそれぞれの焦点ずれゾーンの屈折力の範囲は−3〜+2Dの間である。焦点ずれゾーンの屈折力プロファイルが正弦曲線状であることの付加的な利点は、隣接する曲線間の遷移が漸進的になり、これにより、先行技術の設計の方形の屈折力プロファイル中の屈折力の急激な変化13によって生じる望ましくない回折が生じないことである。漸進的な遷移曲線は、隣合うゾーンを横切る屈折力の変化が連続している場合に起こる。漸進的な遷移とみなすことができる可能な多くの形状があり、これには、限定はされないが、シグモイド、多項式、正弦曲線、円錐、放物線が含まれる。記載の実施形態では、この方法を、レンズ全体の屈折力プロファイルに対して、部分的に正弦曲線状の形状を使用する例に関して説明する。
レンズを安定させるため、レンズ9の縁は非光学ゾーンからなる。この例のレンズ9の直径は全体で13.6mmである。この交互の正弦曲線状の屈折力プロファイルは、レンズ9の前面の曲率半径を操作し、後面を、乱視を矯正するための円環レンズ操作用に残しておくことによって達成されることが好ましい。
図1の(B)では、それぞれの焦点ずれゾーンの屈折力プロファイルが漸進的であり、正弦曲線パターンに似ている。対照的に、図1の(C)には、先行技術のそれぞれの焦点ずれゾーンの屈折力プロファイルが均質であり、レンズのこの方形の屈折力プロファイルが屈折力の急激な変化13を引き起こすことが示されている。
図2の(A)を参照すると、3ゾーンコンタクトレンズ19が、部分的に正弦曲線状の特性屈折力プロファイルを有する同心多ゾーン多焦点レンズとして示されている。2つの矯正ゾーンと1つの焦点ずれゾーンとが同心に交互に並んでいる。交互に並ぶゾーンの数をこのようにすると、製造上の複雑さが低減し、それにもかかわらず、網膜全体を覆う焦点がずれた均質でない多数の像を導入する能力は維持される。中心の矯正ゾーン22の直径は3mmであり、この値は、未成年者及び若年成人の一般的な瞳孔サイズ(4.0mm〜5.0mm)よりも小さい。したがって、瞳孔の上には常に、周囲を直接に取り囲む環状の第1の焦点ずれゾーン23が位置し、このゾーンが、(網膜の中心の軸上の領域を含む)網膜上に、焦点がずれた像を導入する。焦点ずれゾーン23の環の幅は1.5mmであり、焦点ずれゾーン23は、環幅2.0mmの第2の矯正ゾーン24によって取り囲まれている。この場合も、装着者の既存の近視(例えば距離処方)を中立にするため、2つの矯正ゾーン22、24は同じ均質な屈折力を有する。例えば、装着者の近視が4Dである場合には、矯正ゾーン22、24の屈折力を−4Dとすることができる。矯正ゾーン22、24の均質な屈折力プロファイルは、形成される像が均質であり、形成される像の明視に対する光学品質が高いことを保証する。一方、焦点ずれゾーン23は、ある範囲の複数のより弱い負の屈折力及び/又は正の屈折力を含む。
図2の(B)を参照すると、焦点ずれゾーンの正弦曲線状の屈折力プロファイル20は、図3の(A)に示すように互いにわずかに分離されたより強度の低い焦点がずれた多数の像を導入する。矯正ゾーンと焦点ずれゾーンの間の6Dの屈折力の差は、生み出される焦点のずれが、最適な遅延効果を達成するのに十分に有効なものであることを保証する。例えば、装着者の近視が4Dである場合、近視性の焦点ずれを導入するためのそれぞれの焦点ずれゾーンの屈折力の範囲は−4〜+2Dの間である。レンズを安定させるため、レンズの縁は非光学ゾーンからなる。この例のレンズの直径は全体で13.6mmである。
図2の(B)を参照すると、先行技術の方形の屈折力プロファイル21は、焦点がずれた副次的な均質な像を導入する。さらに、先行技術は、屈折力プロファイルの一部として、漸進的な遷移曲線を含まない。したがって、隣合うゾーンを横切る屈折力の変化は不連続であり、突然であり、急激であり、階段状である。
図2の(B)では、それぞれの焦点ずれゾーンの屈折力プロファイルが漸進的であり、正弦曲線パターンに似ている。対照的に、図2の(C)には、先行技術のそれぞれの焦点ずれゾーンの屈折力プロファイルが均質であることが示されている。
図3の(A)及び(B)では、明視を提供するため、網膜29上に、共通の物体32によって投影された焦点が合った均質な像33、35が形成されている。
図3の(A)を参照すると、同心多ゾーン多重焦点ずれレンズ(concentric multi−zone multi−defocusing lens)30が装着された近視眼は、部分的に正弦曲線状の屈折力プロファイルを有する。この多重焦点ずれレンズ30によって生み出される焦点がずれた均質でない多数の像34は、網膜29上の焦点が合った像33に比べて不均質であり、ぼやけている。したがって、像は、視覚障害の重大な原因とはならず、網膜29の全体にわたって、治療のためのある範囲の近視性の焦点ずれ37を維持することができる。
共通の物体32は、網膜29上の焦点が合った均質な像33として、及び網膜29の前方の焦点がずれた均質でない多数の像34として投影される。焦点面39は網膜29の全体にわたって広がるため、網膜29の上方の軸上と周縁の両方に、ある範囲の焦点ずれ37が生じる。
図3の(B)を参照すると、先行技術の同心多ゾーン2焦点レンズ31が装着された近視眼は、方形の屈折力プロファイルを有する。網膜29上の焦点が合った均質な像35と比較すると、2焦点レンズ31によって生み出される焦点がずれた副次的な像36はかなり均質である。網膜29の全体にわたって、治療のためのある量の近視性の焦点ずれ38が維持されるが、焦点がずれた均質な像36は視覚障害の原因となる。
共通の物体32は、網膜29上の焦点が合った均質な像35として、及び網膜29の前方の焦点がずれた均質な別の像36として投影される。焦点面28は網膜29の全体にわたって広がるため、網膜29の前方の軸上と周縁の両方に、均質なある大きさの焦点ずれ38が生じる。
図4を参照すると、記載された方法は、ヒトの眼の近視の進行を遅らせる。同心環状多ゾーン屈折レンズを用意する(41)。このレンズは、屈折異常を矯正する(42)光学屈折力の少なくとも1つの矯正ゾーンを有する。この矯正ゾーンによって屈折異常が矯正されると、あらゆる距離にある物体に対する明視が提供され、近くの作業に対しては眼の自然の調節が使用される。このレンズはさらに、近視性の眼の成長を抑制するために、網膜の少なくとも一部分の前方に、焦点がずれた均質でない少なくとも1つの像を投影する(43)少なくとも1つの焦点ずれゾーンを有する。この焦点ずれゾーンを使用することによって、視距離に関係なく、均質でない近視性の焦点ずれが網膜上に常に導入される。この少なくとも1つの焦点ずれゾーンは、少なくとも1つのより弱い負の屈折力を有する。焦点ずれゾーンの漸進的な屈折力プロファイルを使用して近視性の焦点ずれを不均質にすることによって、近視性の焦点ずれの視覚障害を軽減する(44)。焦点がずれた像を不均質にすることによって、焦点ずれゾーンを、物を見る目的に誤って使用することが回避される。さらに、均質でない近視性の焦点ずれは眼の成長を抑制する。レンズ内において矯正ゾーンと焦点ずれゾーンとを交互に並べる(45)。組み込まれた漸進的な遷移曲線によって、矯正ゾーンと焦点ずれゾーンとを互いに接続する(46)。このことは、ゾーン間の遷移部における光散乱を低減する(47)ことによって光学性能を向上させる。
眼の屈折障害を治療し進行を遅らせるという特定の用途について説明したが、病的な近視性の眼の変性を防ぐなどの他の用途においても本発明を使用することができることが予想される。
広く説明した本発明の範囲又は趣旨から逸脱することなく、本明細書に記載の実施形態に示された発明に数多くの変更及び/又は改変を加えることができることを当業者は理解するであろう。したがって、本明細書に記載された実施形態は、あらゆる点で本発明を例示するものであり、本発明を限定するものではないと考えるべきである。

Claims (84)

  1. ヒトの眼の近視の進行を遅らせる方法であって、
    同心環状多ゾーン屈折レンズを用意するステップを含み、
    前記レンズが、
    屈折異常を矯正する光学屈折力の少なくとも1つの矯正ゾーンと、
    近視性の眼の成長を抑制するために、網膜の少なくとも一部分の前方に、焦点がずれた均質でない少なくとも1つの像を投影する少なくとも1つの焦点ずれゾーンであり、少なくとも1つのより弱い負の屈折力を有する、少なくとも1つの焦点ずれゾーンと
    を含み、
    前記レンズ内において前記矯正ゾーンと前記焦点ずれゾーンとが交互に並んでおり、複数の前記ゾーンが、組み込まれた漸進的な遷移曲線によって互いに接続されている、方法。
  2. 前記レンズがコンタクトレンズの形態をとり、前記レンズの光学面が、2〜40個の交互に並んだ矯正ゾーン及び焦点ずれゾーンを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記レンズが中心ゾーンを有し、前記中心ゾーンが、明所視照明下における前記眼の瞳孔よりも小さな直径を有する円形の第1の矯正ゾーンである、請求項2に記載の方法。
  4. 前記第1の矯正ゾーンが、環形の第1の焦点ずれゾーンによって直接に取り囲まれている、請求項3に記載の方法。
  5. 前記第1の焦点ずれゾーンが、環形の第2の矯正ゾーンによって直接に取り囲まれている、請求項4に記載の方法。
  6. 前記第2の矯正ゾーンが、付加的な焦点ずれゾーン及び矯正ゾーンによって交互に取り囲まれている、請求項5に記載の方法。
  7. 前記レンズが中心ゾーンを有し、前記中心ゾーンが、明所視照明下における前記眼の瞳孔よりも小さな直径を有する円形の第1の焦点ずれゾーンである、請求項2に記載の方法。
  8. 前記第1の焦点ずれゾーンが、環形の第1の矯正ゾーンによって直接に取り囲まれている、請求項7に記載の方法。
  9. 前記第1の矯正ゾーンが、環形の第2の焦点ずれゾーンによって直接に取り囲まれている、請求項8に記載の方法。
  10. 前記第2の焦点ずれゾーンが、付加的な焦点ずれゾーン及び矯正ゾーンによって交互に取り囲まれている、請求項9に記載の方法。
  11. 前記少なくとも1つの矯正ゾーンの前記屈折力と前記少なくとも1つの焦点ずれゾーンのピーク屈折力との間の最大差が約0.5ジオプトリから約10.0ジオプトリまでの間である、請求項1に記載の方法。
  12. 前記少なくとも1つの矯正ゾーンを使用して、見る目的であらゆる距離にある目に見える物体に焦点を合わせるステップと、
    近くを見る作業のために眼の調節を使用するステップと
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  13. 前記中心ゾーンの直径が約2.0mm〜4.5mmである、請求項3又は7に記載の方法。
  14. 前記少なくとも1つの焦点ずれゾーンの少なくとも一部分と前記矯正ゾーンの少なくとも一部分とが同時に瞳孔の上に位置する、請求項1に記載の方法。
  15. 前記少なくとも1つの焦点ずれゾーンに対してある範囲の複数の屈折力を使用するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  16. 前記少なくとも1つの焦点ずれゾーンの屈折力プロファイルが漸進的であり、それによって隣接する曲線間の遷移が漸進的になる、請求項1に記載の方法。
  17. 前記漸進的な屈折力プロファイルが、前記レンズの前側の屈折面の曲率半径を調整することによって、又は前記レンズの後面の曲率若しくは前記レンズの屈折率を調整することによって生み出される、請求項16に記載の方法。
  18. 前記レンズの隣合うゾーン間で、組み込まれた漸進的な遷移曲線を使用するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  19. 前記少なくとも1つの矯正ゾーンの全体にわたって同じ単一の均質な屈折力を維持するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  20. ある範囲の瞳孔サイズ及び照明条件に対して前記矯正ゾーンと前記焦点ずれゾーンの面積比を比較的に安定した大きさに維持するために、前記レンズが、7つの矯正ゾーン及び6つの焦点ずれゾーンを有する、請求項1に記載の方法。
  21. 前記レンズが、2つの矯正ゾーン及び1つの焦点ずれゾーンを有する、請求項1に記載の方法。
  22. ヒトの眼の近視の進行を遅らせるシステムであって、
    同心環状多ゾーン屈折レンズを備え、
    前記レンズが、
    屈折異常を矯正する光学屈折力の少なくとも1つの矯正ゾーンと、
    近視性の眼の成長を抑制するために、網膜の少なくとも一部分の前方に、焦点がずれた均質でない少なくとも1つの像を投影する少なくとも1つの焦点ずれゾーンであり、少なくとも1つのより弱い負の屈折力を有する、少なくとも1つの焦点ずれゾーンと
    を含み、
    前記レンズ内において前記矯正ゾーンと前記焦点ずれゾーンとが交互に並んでおり、複数の前記ゾーンが、組み込まれた漸進的な遷移曲線によって互いに接続されている、システム。
  23. 前記レンズがコンタクトレンズの形態をとり、前記レンズの光学面が、2〜40個の交互に並んだ矯正ゾーン及び焦点ずれゾーンを含む、請求項22に記載のシステム。
  24. 前記レンズが中心ゾーンを有し、前記中心ゾーンが、明所視照明下における前記眼の瞳孔よりも小さな直径を有する円形の第1の矯正ゾーンである、請求項23に記載のシステム。
  25. 前記第1の矯正ゾーンが、環形の第1の焦点ずれゾーンによって直接に取り囲まれている、請求項24に記載のシステム。
  26. 前記第1の焦点ずれゾーンが、環形の第2の矯正ゾーンによって直接に取り囲まれている、請求項25に記載のシステム。
  27. 前記第2の矯正ゾーンが、付加的な焦点ずれゾーン及び矯正ゾーンによって交互に取り囲まれている、請求項26に記載のシステム。
  28. 前記レンズが中心ゾーンを有し、前記中心ゾーンが、明所視照明下における前記眼の瞳孔よりも小さな直径を有する円形の第1の焦点ずれゾーンである、請求項27に記載のシステム。
  29. 前記第1の焦点ずれゾーンが、環形の第1の矯正ゾーンによって直接に取り囲まれている、請求項28に記載のシステム。
  30. 前記第1の矯正ゾーンが、環形の第2の焦点ずれゾーンによって直接に取り囲まれている、請求項29に記載のシステム。
  31. 前記第2の焦点ずれゾーンが、付加的な焦点ずれゾーン及び矯正ゾーンによって交互に取り囲まれている、請求項30に記載のシステム。
  32. 前記少なくとも1つの矯正ゾーンの前記屈折力と前記少なくとも1つの焦点ずれゾーンのピーク屈折力との間の最大差が約0.5ジオプトリから約10.0ジオプトリまでの間である、請求項22に記載のシステム。
  33. 前記中心ゾーンの直径が約2.0mm〜4.5mmである、請求項24又は28に記載のシステム。
  34. 前記少なくとも1つの焦点ずれゾーンの少なくとも一部分と前記矯正ゾーンの少なくとも一部分とが同時に瞳孔の上に位置する、請求項22に記載のシステム。
  35. 前記少なくとも1つの焦点ずれゾーンに対するある範囲の複数の屈折力をさらに含む、請求項22に記載のシステム。
  36. 前記少なくとも1つの焦点ずれゾーンの屈折力プロファイルが漸進的であり、それによって隣接する曲線間の遷移が漸進的になる、請求項22に記載のシステム。
  37. 前記漸進的な屈折力プロファイルが、前記レンズの前側の屈折面の曲率半径を調整することによって、又は前記レンズの後面の曲率若しくは前記レンズの屈折率を調整することによって生み出される、請求項36に記載のシステム。
  38. 前記レンズの隣合うゾーン間に、組み込まれた漸進的な遷移曲線をさらに含む、請求項22に記載のシステム。
  39. 前記少なくとも1つの矯正ゾーンの全体にわたって同じ単一の均質な屈折力をさらに含む、請求項22に記載のシステム。
  40. ある範囲の瞳孔サイズ及び照明条件に対して前記矯正ゾーンと前記焦点ずれゾーンの面積比を比較的に安定した大きさに維持するために、前記レンズが、7つの矯正ゾーン及び6つの焦点ずれゾーンを有する、請求項22に記載のシステム。
  41. 前記レンズが、2つの矯正ゾーン及び1つの焦点ずれゾーンを有する、請求項22に記載のシステム。
  42. ヒトの眼の近視の進行を遅らせる方法であって、
    前記ヒトの眼の網膜上に焦点が合った像を生み出して、前記眼の屈折異常を矯正し、明視を提供するステップと、
    同時に、網膜中心部の前方に、焦点がずれた均質でない少なくとも1つの像を生み出して近視性の焦点ずれを生じさせ、それによって近視の進行を遅らせるステップと
    を含む、方法。
  43. 部分的に正弦曲線状の特性屈折力プロファイルを有する同心多ゾーン多焦点レンズであって、
    屈折異常を矯正する光学屈折力の少なくとも1つの矯正ゾーンと、
    近視性の眼の成長を抑制するために、網膜の少なくとも一部分の前方に、焦点がずれた均質でない少なくとも1つの像を投影する少なくとも1つの焦点ずれゾーンであり、少なくとも1つのより弱い負の屈折力を有する、少なくとも1つの焦点ずれゾーンと
    を含み、
    当該同心多ゾーン多焦点レンズ内において前記矯正ゾーンと前記焦点ずれゾーンとが交互に並んでおり、複数の前記ゾーンが、組み込まれた漸進的な遷移曲線によって互いに接続されている、同心多ゾーン多焦点レンズ。
  44. コンタクトレンズの形態をとり、当該レンズの光学面が、2〜40個の交互に並んだ矯正ゾーン及び焦点ずれゾーンを含む、請求項43に記載の同心多ゾーン多焦点レンズ。
  45. 中心ゾーンを有し、前記中心ゾーンが、明所視照明下における前記眼の瞳孔よりも小さな直径を有する円形の第1の矯正ゾーンである、請求項44に記載の同心多ゾーン多焦点レンズ。
  46. 前記第1の矯正ゾーンが、環形の第1の焦点ずれゾーンによって直接に取り囲まれている、請求項45に記載の同心多ゾーン多焦点レンズ。
  47. 前記第1の焦点ずれゾーンが、環形の第2の矯正ゾーンによって直接に取り囲まれている、請求項46に記載の同心多ゾーン多焦点レンズ。
  48. 前記第2の矯正ゾーンが、付加的な焦点ずれゾーン及び矯正ゾーンによって交互に取り囲まれている、請求項47に記載の同心多ゾーン多焦点レンズ。
  49. 中心ゾーンを有し、前記中心ゾーンが、明所視照明下における前記眼の瞳孔よりも小さな直径を有する円形の第1の焦点ずれゾーンである、請求項48に記載の同心多ゾーン多焦点レンズ。
  50. 前記第1の焦点ずれゾーンが、環形の第1の矯正ゾーンによって直接に取り囲まれている、請求項49に記載の同心多ゾーン多焦点レンズ。
  51. 前記第1の矯正ゾーンが、環形の第2の焦点ずれゾーンによって直接に取り囲まれている、請求項50に記載の同心多ゾーン多焦点レンズ。
  52. 前記第2の焦点ずれゾーンが、付加的な焦点ずれゾーン及び矯正ゾーンによって交互に取り囲まれている、請求項51に記載の同心多ゾーン多焦点レンズ。
  53. 前記少なくとも1つの矯正ゾーンの前記屈折力と前記少なくとも1つの焦点ずれゾーンのピーク屈折力との間の最大差が約0.5〜10.0ジオプトリの間である、請求項43に記載の同心多ゾーン多焦点レンズ。
  54. 前記中心ゾーンの直径が約2.0mm〜4.5mmである、請求項45又は49に記載の同心多ゾーン多焦点レンズ。
  55. 前記少なくとも1つの焦点ずれゾーンの少なくとも一部分と前記矯正ゾーンの少なくとも一部分とが同時に瞳孔の上に位置する、請求項43に記載の同心多ゾーン多焦点レンズ。
  56. 前記少なくとも1つの焦点ずれゾーンに対するある範囲の複数の屈折力をさらに含む、請求項43に記載の同心多ゾーン多焦点レンズ。
  57. 前記少なくとも1つの焦点ずれゾーンの屈折力プロファイルが漸進的であり、それによって隣接する曲線間の遷移が漸進的になる、請求項43に記載の同心多ゾーン多焦点レンズ。
  58. 前記漸進的な屈折力プロファイルが、当該レンズの前側の屈折面の曲率半径を調整することによって、又は前記レンズの後面の曲率若しくは当該レンズの屈折率を調整することによって生み出される、請求項47に記載の同心多ゾーン多焦点レンズ。
  59. 当該レンズの隣合うゾーン間に、組み込まれた漸進的な遷移曲線をさらに含む、請求項43に記載の同心多ゾーン多焦点レンズ。
  60. 前記少なくとも1つの矯正ゾーンの全体にわたって同じ単一の均質な屈折力をさらに含む、請求項43に記載の同心多ゾーン多焦点レンズ。
  61. ある範囲の瞳孔サイズ及び照明条件に対して前記矯正ゾーンと前記焦点ずれゾーンの面積比を比較的に安定した大きさに維持するために、7つの矯正ゾーン及び6つの焦点ずれゾーンを有する、請求項43に記載の同心多ゾーン多焦点レンズ。
  62. 2つの矯正ゾーン及び1つの焦点ずれゾーンを有する、請求項43に記載の同心多ゾーン多焦点レンズ。
  63. ヒトの眼の近視の進行を遅らせる方法であって、
    光学屈折力の少なくとも1つの矯正ゾーン及び少なくとも1つのより弱い負の屈折力を有する少なくとも1つの焦点ずれゾーンを備える同心環状多ゾーン屈折レンズを用意するステップと、
    屈折異常を矯正する光学屈折力の前記少なくとも1つの矯正ゾーンによって前記近視を矯正するステップと、
    前記少なくとも1つの焦点ずれゾーンによって、網膜の少なくとも一部分の前方に、焦点がずれた均質でない少なくとも1つの像を生み出して、近視性の眼の成長を抑制するステップと
    を含み、
    前記レンズ内において前記矯正ゾーンと前記焦点ずれゾーンとが交互に並んでおり、複数の前記ゾーンが、組み込まれた漸進的な遷移曲線によって互いに接続されている、方法。
  64. 屈折異常を矯正する光学屈折力の矯正ゾーンと、
    近視性の眼の成長を抑制するために、網膜の少なくとも一部分の前方に、焦点がずれた均質でない少なくとも1つの像を投影する焦点ずれゾーンであり、少なくとも1つのより弱い負の屈折力を有する、焦点ずれゾーンと
    を備えるレンズであって、
    当該レンズ内において前記矯正ゾーンと前記焦点ずれゾーンとが交互に並んでおり、複数の前記ゾーンが、組み込まれた漸進的な遷移曲線によって互いに接続されている、レンズ。
  65. ヒトの眼の近視の進行を遅らせるレンズキットであって、
    屈折異常を矯正する光学屈折力の矯正ゾーンと、近視性の眼の成長を抑制するために、網膜の少なくとも一部分の前方に、焦点がずれた均質でない少なくとも1つの像を投影する焦点ずれゾーンであり、少なくとも1つのより弱い負の屈折力を有する、焦点ずれゾーンとを備えるレンズを具備し、
    前記レンズ内において前記矯正ゾーンと前記焦点ずれゾーンとが交互に並んでおり、複数の前記ゾーンが、組み込まれた漸進的な遷移曲線によって互いに接続されている、レンズキット。
  66. 前記レンズがコンタクトレンズの形態をとり、前記レンズの光学面が、2〜40個の交互に並んだ矯正ゾーン及び焦点ずれゾーンを含む、請求項65に記載のレンズキット。
  67. 前記レンズが中心ゾーンを有し、前記中心ゾーンが、明所視照明下における前記眼の瞳孔よりも小さな直径を有する円形の第1の矯正ゾーンである、請求項66に記載のレンズキット。
  68. 前記第1の矯正ゾーンが、環形の第1の焦点ずれゾーンによって直接に取り囲まれている、請求項67に記載のレンズキット。
  69. 前記第1の焦点ずれゾーンが、環形の第2の矯正ゾーンによって直接に取り囲まれている、請求項68に記載のレンズキット。
  70. 前記第2の矯正ゾーンが、付加的な焦点ずれゾーン及び矯正ゾーンによって交互に取り囲まれている、請求項69に記載のレンズキット。
  71. 前記レンズが中心ゾーンを有し、前記中心ゾーンが、明所視照明下における前記眼の瞳孔よりも小さな直径を有する円形の第1の焦点ずれゾーンである、請求項70に記載のレンズキット。
  72. 前記第1の焦点ずれゾーンが、環形の第1の矯正ゾーンによって直接に取り囲まれている、請求項71に記載のレンズキット。
  73. 前記第1の矯正ゾーンが、環形の第2の焦点ずれゾーンによって直接に取り囲まれている、請求項72に記載のレンズキット。
  74. 前記第2の焦点ずれゾーンが、付加的な焦点ずれゾーン及び矯正ゾーンによって交互に取り囲まれている、請求項73に記載のレンズキット。
  75. 前記少なくとも1つの矯正ゾーンの前記屈折力と前記少なくとも1つの焦点ずれゾーンのピーク屈折力との間の最大差が約0.5ジオプトリから約10.0ジオプトリまでの間である、請求項65に記載のレンズキット。
  76. 前記中心ゾーンの直径が約2.0mm〜4.5mmである、請求項57又は61に記載のレンズキット。
  77. 前記少なくとも1つの焦点ずれゾーンの少なくとも一部分と前記矯正ゾーンの少なくとも一部分とが同時に瞳孔の上に位置する、請求項65に記載のレンズキット。
  78. 前記少なくとも1つの焦点ずれゾーンに対するある範囲の複数の屈折力をさらに含む、請求項65に記載のレンズキット。
  79. 前記少なくとも1つの焦点ずれゾーンの屈折力プロファイルが漸進的であり、それによって隣接する曲線間の遷移が漸進的になる、請求項65に記載のレンズキット。
  80. 前記漸進的な屈折力プロファイルが、前記レンズの前側の屈折面の曲率半径を調整することによって、又は前記レンズの後面の曲率若しくは前記レンズの屈折率を調整することによって生み出される、請求項69に記載のレンズキット。
  81. 前記レンズの隣合うゾーン間に、組み込まれた漸進的な遷移曲線をさらに含む、請求項65に記載のレンズキット。
  82. 前記少なくとも1つの矯正ゾーンの全体にわたって同じ単一の均質な屈折力をさらに含む、請求項65に記載のレンズキット。
  83. ある範囲の瞳孔サイズ及び照明条件に対して前記矯正ゾーンと前記焦点ずれゾーンの面積比を比較的に安定した大きさに維持するために、前記レンズが、7つの矯正ゾーン及び6つの焦点ずれゾーンを有する、請求項65に記載のレンズキット。
  84. 前記レンズが、2つの矯正ゾーン及び1つの焦点ずれゾーンを有する、請求項65に記載のレンズキット。
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