JP2013535483A - P24タンパク質の産生を阻害するか又は排出を促進する医薬組成物及び方法 - Google Patents
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Abstract
本発明は、CD4に対する活性化増強型抗体を含む医薬組成物、及びP24タンパク質の産生を阻害するか又は排出を促進する方法に関する。
【選択図】なし
【選択図】なし
Description
本発明は、P24タンパク質の産生を阻害するか又は排出を促進する医薬組成物及び方法に関する。
本発明は、医学分野に関し、タンパク質P24の産生を阻害するか又は排出を促進するために用いることができる。
ヒトの体内で検出されるP24タンパク質は、当技術分野において公知である(特許文献1を参照されたい)。
HIV−1を治療するために抗ケモカイン受容体とコンジュゲートしているCD4分子に対する抗体を使用することは、当技術分野において公知である(特許文献1)。しかし、上記文献には、この薬物の治療有効性についての実験データが記載されていない。
ホメオパシー技術によって増強された極度に希釈された型(又は超低型)の抗体(活性化増強型)の治療効果は、Dr.Oleg I.Epshteinによって発見された。例えば、特許文献2は、ホメオパシーによって活性化された型の前立腺特異的抗原(PSA)に対する抗体の投与によって、良性前立腺肥大症又は前立腺炎を治療するための医薬を開示している。超低用量のγインターフェロンに対する抗体は、ウイルス性病因の疾患の治療及び予防において有用であることが示されている。参照することにより全文が本願に援用される特許文献3を参照されたい。
CD4(表面抗原分類4)又は免疫細胞のCD4受容体は、白血球、ヘルパーT細胞、制御性T細胞、単球、マクロファージ、及び樹状細胞等の免疫細胞の表面上で発現する糖タンパク質である。多くの細胞表面受容体/マーカーと同様に、CD4は、免疫グロブリンスーパーファミリーのメンバーである。CD4は、抗原提示細胞と共にT細胞受容体(TCR)を補助する共受容体である。T細胞の内部に位置する部分を用いて、CD4は、活性化T細胞のシグナル伝達カスケードに関与する多くの分子の活性化に必須である酵素(リンパ球特異的タンパク質チロシンキナーゼとして知られている)を動員することによってTCRの産生するシグナルを増幅する。また、CD4は、その細胞外ドメインを用いて抗原提示細胞の表面上のMHCクラスII分子と直接相互作用する。HIV−1は、CD4を用いてホストのT細胞に侵入するが、この侵入は、gp120として知られているウイルス外被タンパク質とCD4との結合により達成される。CD4に対する結合は、gp120の立体構造を変化させて、ホスト細胞で発現する共受容体にHIV−1が結合することを可能にする。これら共受容体は、ケモカイン受容体CCR5又はCXCR4であり、感染中にこれら共受容体のうちのどちらが使用されるかは、ウイルスがマクロファージに感染するか又はヘルパーT細胞に感染するかに依存する。別のウイルスタンパク質(gp41)における構造変化に続いて、HIVは、融合ペプチドをホスト細胞に挿入して、ウイルスの外膜が細胞膜と融合することを可能にする。非特許文献2を参照されたい。
Papadopulos−Eleopulos E,Turner VF,Papadimitriou JM.Is a positive western blot proof of HIV infection? Biotechnology(NY).1993 Jun;11(6):696−707
Miceli MC,Parnes JR(1993)."Role of CD4 and CD8 in T cell activation and differentiation".Adv.Immunol.53:59−122
本発明は、P24タンパク質の産生を阻害するか又は排出を促進する医薬組成物及び方法に関する。
既存の問題に対する解決策を、CD4に対する活性化増強型抗体を含む、P24タンパク質の産生を阻害するか又は排出を促進する医薬組成物の形態で提示する。
1つの態様では、本発明は、CD4受容体に対する活性化増強型抗体を含む医薬組成物を提供する。1つの実施形態では、医薬組成物は、固体担体を更に含み、前記CD4受容体に対する活性化増強型抗体を前記固体担体に浸透させる。1つの変形例では、医薬組成物は、錠剤の形態である。
好ましくは、CD4受容体に対する活性化増強型抗体を含む医薬組成物は、C12、C30、及びC200のホメオパシー希釈物の混合物の形態である。具体的には、C12、C30、及びC200のホメオパシー希釈物の混合物を固体担体に浸透させることが意図される。
好ましくは、CD4受容体に対する活性化増強型抗体を含む医薬組成物は、C12、C30、及びC50のホメオパシー希釈物の混合物の形態である。具体的には、C12、C30、及びC50のホメオパシー希釈物の混合物を固体担体に浸透させることが意図される。
CD4受容体に対する活性化増強型抗体は、モノクローナル抗体、ポリクローナル抗体、又は天然抗体であってよい。具体的には、CD4受容体に対する活性化増強型抗体は、ポリクローナル抗体であることが意図される。本発明は、明細書に記載され、添付の特許請求の範囲に請求される配列を有する抗原に対する活性化増強型抗体を提供する。
1つの変形例では、医薬組成物は、希釈するごとに振盪しながら連続的に100倍希釈することにより調製されるCD4受容体に対する活性化増強型抗体を含む。具体的には、垂直方向の振盪が意図される。
別の態様では、本発明は、P24タンパク質の産生を阻害するか又は排出を促進する方法であって、CD4受容体に対する活性化増強型抗体を投与して、P24タンパク質の産生を阻害するか又は排出を促進することを含む方法を提供する。好ましくは、CD4受容体に対する活性化増強型抗体は、医薬組成物の形態で投与される。
1つの実施形態では、医薬組成物は、薬学的に許容される担体と、前記担体に浸透しているCD4受容体に対する活性化増強型抗体とを含む固体経口剤形の形態で投与される。1つの変形例では、固体経口剤形は、錠剤である。変形例及び実施形態が提供される。
本発明の方法の態様によれば、医薬組成物は、1つ〜2つの単位剤形で投与してよく、前記剤形は、それぞれ1日1回〜1日4回投与される。変形例では、医薬組成物は、1日2回投与され、各投与は、2つの経口剤形からなる。変形例では、医薬組成物は、1つ〜2つの単位剤形で投与され、前記剤形は、それぞれ1日2回投与される。本発明の組成物の態様に関して記載される全ての変形例及び実施形態を、本発明の方法の態様に使用してよい。
本発明は、添付の特許請求の範囲と関連して定義される。特許請求の範囲に関して、以下の用語解説によって関連する定義がもたらされる。
「抗体」という用語は、本明細書で使用される場合、別の分子の特定の空間的な極性の構成に特異的に結合し、それにより、それと相補的であると定義される免疫グロブリンを意味するものとする。特許請求の範囲において列挙されている抗体は、完全な免疫グロブリン又はその断片を含んでよく、天然、ポリクローナル又はモノクローナルであってよく、例えば、IgA、IgD、IgE、IgG1、IgG2a、IgG2b及びIgG3、IgM等の種々のクラス及びアイソタイプを挙げることができる。その断片としては、Fab、Fv及びF(ab’)2、Fab’等を挙げることができる。単数形の「抗体(antibody)」は、複数形の「抗体(antibodies)」を含む。
「活性化増強型」又は「増強型」という用語はそれぞれ、本明細書において列挙されている抗体に関しては、任意の抗体の最初の溶液のホメオパシーポテンタイゼーション(potentization)の生成物を示すために使用される。「ホメオパシーポテンタイゼーション」とは、ホメオパシーの方法を用いて最初の関連物質の溶液にホメオパシーポーテンシーを付与することを示す。そのように限定するものではないが、「ホメオパシーポテンタイゼーション」は、例えば、連続した希釈を、外部からの処理、特に垂直方向の(機械的な)振盪と組み合わせて繰り返すことを伴ってよい。言い換えれば、ホメオパシーの技術に従って、抗体の最初の溶液を連続して繰り返し希釈し、得られた溶液をそれぞれ多数回、垂直方向に振盪する。溶媒、好ましくは水又は水とエチルアルコールとの混合物中の抗体の最初の溶液の好ましい濃度は、約0.5mg/mLから約5.0mg/mLまでにわたる。各成分、すなわち、抗体溶液を調製するための好ましい手順は、それぞれ100倍単位ホメオパシー希釈物(C12、C30、及びC200)に相当する、抗体の一次マトリックス溶液(母液)を10012倍希釈、10030倍希釈及び100200倍希釈した3種の水希釈物若しくは水−アルコール希釈物の混合物を使用することであるか、或いは、それぞれ100倍単位ホメオパシー希釈物(C12、C30、及びC50)に相当する、抗体の一次マトリックス溶液を10012倍希釈、10030倍希釈及び10050倍希釈した3種の水希釈物若しくは水−アルコール希釈物の混合物を使用することである。ホメオパシーポテンタイゼーションの例は、その全体が参照により明示された目的で本明細書に組み込まれる、米国特許第7,572,441号及び同第7,582,294号に記載されている。特許請求の範囲では「活性化増強型」という用語が使用され、実施例では「超低用量」という用語が使用される。「超低用量」という用語は、ホメオパシーにより希釈され、増強された型の物質の研究及び使用によって創出された技術分野における専門用語になった。「超低用量(ultra−low dose)」又は「超低用量(ultra−low doses)」という用語は、特許請求の範囲において使用される「活性化増強」型という用語を完全に支持し、それと主に同義であるものとする。
言い換えれば、抗体は、3つの因子が存在すれば、「活性化増強」型又は「増強」型である。第1に、「活性化増強」型抗体は、ホメオパシーの技術分野では広く受け入れられている調製プロセスの生成物である。第2に、「活性化増強」型抗体は、現代薬理学において広く受け入れられている方法によって決定される生物活性を有さなければならない。第3に、「活性化増強」型抗体により示される生物活性は、ホメオパシーのプロセスの最終生成物に分子型抗体が存在することによっては説明することができない。
例えば、活性化増強型抗体は、最初の、単離された分子型抗体を、機械的な振盪等の外部からの衝撃と併せて連続して多数回希釈することによって調製することができる。濃度低下の過程における外部からの処理は、例えば、超音波、電磁気、又は他の物理的因子に曝露させることによって実現することもできる。その全体が参照により明示された目的で本明細書に組み込まれるV.Schwabe“Homeopathic medicines”M.,1967、米国特許第7,229,648号及び同第4,311,897号には、ホメオパシーの技術分野において広く受け入れられているホメオパシー増強の方法であるそのようなプロセスが記載されている。この手順により、最初の分子型抗体の分子濃度が均一に低下する。所望のホメオパシーポーテンシーが得られるまでこの手順を繰り返す。個々の抗体について、所要のホメオパシーポーテンシーは、中間希釈物を所望の薬理学的モデルにおいて生物学的試験に供することによって決定することができる。そのように限定するものではないが、「ホメオパシーポテンタイゼーション」は、例えば、外部からの処理、特に垂直方向の(機械的な)振盪と組み合わせて連続した希釈を繰り返すことを伴ってよい。言い換えれば、ホメオパシーの技術に従って、抗体の最初の溶液を連続して繰り返し希釈し、得られた溶液をそれぞれ多数回、垂直方向に振盪する。溶媒、好ましくは水又は水とエチルアルコールとの混合物中の抗体の最初の溶液の好ましい濃度は、約0.5mg/mLから約5.0mg/mLにわたる。各成分、すなわち、抗体溶液を調製するための好ましい手順は、それぞれ100倍単位ホメオパシー希釈物C12、C30及びC200に相当する、抗体の一次マトリックス溶液(母液)を10012倍希釈、10030倍希釈及び100200倍希釈した3種の水希釈物若しくは水−アルコール希釈物の混合物を使用すること、又は、それぞれ100倍単位ホメオパシー希釈物C12、C30及びC50に相当する、抗体の一次マトリックス溶液(母液)を10012倍希釈、10030倍希釈及び10050倍希釈した3種の水希釈物若しくは水−アルコール希釈物の混合物を使用することである。所望のポーテンシーをどのように得るかの例も、例えば、明示された目的で参照により組み込まれる、米国特許第7,229,648号及び同第4,311,897号において提供される。本明細書に記載の「活性化増強」型抗体に適用可能な手順は、下に詳しく記載されている。
ヒト対象のホメオパシー治療に関してはかなりの量の議論がなされてきた。本発明は、「活性化増強」型抗体を得るために、受け入れられているホメオパシーのプロセスに依拠するが、本発明は、活性を証明するためにはヒト対象におけるホメオパシー単独に依拠するのではない。驚いたことに、本出願の発明者は、認められている薬理学的モデルにおいて、出発分子型抗体を連続して多数回希釈することから最終的に得られた溶媒が、標的希釈物中に分子型抗体の痕跡が存在することとは無関係の決定的な活性を有することを発見し、十分に実証した。本明細書で提供される「活性化増強」型抗体を、生物活性について、広く受け入れられている活性の薬理学的モデルにおいて試験した。更に以下に提供される実験により、そのようなモデルにおける生物活性の証拠がもたらされた。これは、より高い抗ウイルス活性に加えて、恐らく、イムノトロピック作用、CD4リンパ球の活性化の強化、及びCD4細胞の表面における受容体数の増加に関連している。
また、特許請求された「活性化増強」型抗体は、その生物活性が、最初の出発溶液から残っている分子型抗体が存在することによっては説明することができない溶液又は固体調製物のみを包含する。言い換えれば、「活性化増強」型抗体は、最初の分子型抗体の痕跡を含有してよいことが意図されているが、連続して希釈した後に残った分子型抗体は非常に低濃度であるので、当業者は、認められている薬理学的モデルにおいて観察される生物活性が、いかなる程度の妥当性でも残りの分子型抗体に起因すると考えることができない。本発明は特定の理論に限定されるものではないが、本発明の「活性化増強」型抗体の生物活性は、最初の分子型抗体には起因しない。その中に含まれる最初の分子型抗体の濃度が、認められている分析的な技法、例えば、キャピラリー電気泳動及び高速液体クロマトグラフィー等の検出限界を下回る、液体又は固体の形態の「活性化増強」型抗体が好ましい。その中に含まれる最初の分子型抗体の濃度がアボガトロ数未満である液体又は固体の形態の「活性化増強」型抗体が特に好ましい。分子型の治療用物質の薬理学において、薬理学的反応のレベルが、対象に投与される、又はインビトロで試験される活性薬物の濃度に対してプロットされた用量反応曲線を作成することは一般的である。任意の検出可能な反応を生じる薬物の最小レベルは、閾値用量として公知である。「活性化増強」型抗体は、もしあれば、所与の生物学的モデルにおける分子型抗体の閾値用量を下回る濃度で分子抗体を含有することが具体的に意図されており、それが好ましい。
本発明は、以下により詳細に記載する通り、連続した希釈と中間の振盪による外部からの処理とを繰り返すことによってホメオパシーポテンタイゼーションの技術に従って調製される、CD4受容体に対する活性化増強型抗体を含む医薬組成物を提供する。本発明の医薬組成物は、P24タンパク質の産生の阻害又は排出の促進において特に有用である。実施例に示す通り、本発明の医薬組成物は、予想外の治療効果を有し、これは、特に、P24タンパク質の産生増加に関連する疾患の治療における治療有効性として現れる。
本発明の医薬組成物は、P24タンパク質の産生の阻害又は排出の促進に利用可能な調製物の選択肢を広げる。
本発明のこの態様に従った医薬組成物は、液体形又は固体形とすることができる。医薬組成物に含まれる活性化増強型抗体は、ホメオパシー分野において受け入れられているプロセスを通して、抗体の最初の分子形態から調製する。開始抗体は、例えば、どちらも参照により本明細書に組み込まれている、Immunotechniques,G.Frimel,M.,“Meditsyna”,1987,p.9−33;“Hum.Antibodies.Monoclonal and recombinant antibodies,30years after”by Laffly E.,Sodoyer R.−2005−Vol.14.−N1−2.P.33−55において記載されている、既知のプロセスに従って調製されるモノクローナル抗体又はポリクローナル抗体とすることができる。
モノクローナル抗体は、例えば、ハイブリドーマ技術を用いて得ることができる。プロセスの最初の段階は、ポリクローナル抗血清の調製の過程で既に開発された原理に基づく免疫化を含む。作業の別の段階は、同一の特異性を有する抗体のクローンを生み出すハイブリッド細胞の作製を伴う。それらの別々の単離は、ポリクローナル抗血清の調製の場合と同じ方法を使用して行う。
ポリクローナル抗体は、動物の能動免疫化を通して得ることができる。この目的で、例えば、適切な動物(例えばウサギ)に、適切な抗原(CD4受容体)の一連の注入を与える。動物の免疫系は、既知の様式で動物から採取される、対応する抗体を生み出す。この手順は、単一特異性の抗体を多量に含んだ血清の調製を可能にする。
所望であれば、抗体を含有する血清は、例えば、アフィニティークロマトグラフィー、塩析による分画、又はイオン交換クロマトグラフィーを使用することによって精製することができる。精製されて抗体が濃縮された血清を、活性化増強型の抗体を調製するための出発材料として使用することができる。得られた、溶媒、好ましくは水又は水とエチルアルコールとの混合物中の抗体の最初の溶液の好ましい濃度は、約0.5mg/mLから約5.0mg/mLまでにわたる。
本発明に係る組み合わせ薬の各成分を調製するための好ましい手順は、それぞれ100倍単位ホメオパシー希釈物C12、C30及びC50に相当する、抗体の一次マトリックス溶液を10012倍、10030倍及び10050倍に希釈した3種の水−アルコール希釈物の混合物、又はそれぞれ100倍単位ホメオパシー希釈物C12、C30及びC200に相当する、抗体の一次マトリックス溶液を10012倍、10030倍及び100200倍に希釈した3種の水−アルコール希釈物の混合物を使用することである。固体剤形を調製するために、固体担体を、ホメオパシーのプロセスによって得られた所望の希釈物で処理する。本発明の組み合わせの固体単位剤形を得るために、担体塊に各希釈物を浸透させる。どちらの浸透の階数も、所望の組み合わせ剤形を調製するために適している。
好ましい実施形態では、本発明の医薬組成物を含む活性化増強型を調製するための出発材料は、動物に産生させた、対応する抗原、即ちCD4受容体に対するポリクローナル抗体である。CD4受容体に対するポリクローナル活性化増強型抗体を得るために、所望の抗原を免疫原として実験動物、好ましくはウサギに注射してよい。CD4受容体に対するポリクローナル抗体は、以下の配列のヒトCD4受容体の分子全体を使用して得ることができる。
CD4受容体に対するポリクローナル抗体は、例えば、以下のアミノ酸配列から選択されるCD4受容体のポリペプチド断片を用いて得ることができる。
CD4受容体に対する出発ポリクローナル抗体を調製するための例示的な手順は、以下の通り説明することができる。血液試料を採取する7日間〜9日間前に、所望の抗原を、ウサギに1回〜3回静脈内注射して、ウサギの血流中のポリクローナル抗体のレベルを上昇させる。免疫化したら、抗体レベルを検査するために血液試料を取得する。一般には、可溶性抗原の免疫応答の最大レベルは、抗原を最初に注射した後40日間〜60日間以内に実現される。第1の免疫化サイクルが完了したら、ウサギを30日間のリハビリテーション期間におき、その後、更に1回〜3回静脈内注射して再免疫化を実施する。
所望の抗体を含有する抗血清を得るために、ウサギから、免疫化されたウサギの血液を採取し、50mLの遠心管に入れる。管の側面に形成された生成物である血餅を木べらで除去し、管の中心の血餅にロッドを入れる。次いで、血液を冷蔵庫に約40℃の温度で一晩置く。次の日に、へらの上の血餅を除去し、残りの液体を1分間当たり13,000回転で10分間遠心分離する。上清の流体が標的抗血清である。得られた抗血清は一般には黄色である。抗血清に、20%のNaN3(重量濃度)を最終濃度が0.02%になるまで加え、使用する前に、−20℃の温度で凍結した状態で保管するか、又はNaN3を添加せずに−70℃の温度で保管する。γインターフェロンに対する標的抗体を抗血清から分離するためには、以下の固相吸収の連続が適している:
ウサギの抗血清10mLを0.15MのNaClで2倍希釈し、その後、6.26gのNa2SO4を加え、混合し、4℃で約12時間〜16時間インキュベートする。沈渣を遠心分離によって除去し、リン酸緩衝液10mLで希釈し、同じ緩衝液に対して周囲温度で一晩透析する。沈渣を除去した後、溶液をリン酸緩衝液によって平衡させたDEAE−セルロースカラムに適用する。溶出液の280nmにおける光学濃度を測定することによって抗体画分を決定する。
ウサギの抗血清10mLを0.15MのNaClで2倍希釈し、その後、6.26gのNa2SO4を加え、混合し、4℃で約12時間〜16時間インキュベートする。沈渣を遠心分離によって除去し、リン酸緩衝液10mLで希釈し、同じ緩衝液に対して周囲温度で一晩透析する。沈渣を除去した後、溶液をリン酸緩衝液によって平衡させたDEAE−セルロースカラムに適用する。溶出液の280nmにおける光学濃度を測定することによって抗体画分を決定する。
単離された粗製の抗体を、アフィニティークロマトグラフィー法を使用し、得られた抗体を、クロマトグラフィー媒体の不溶性マトリックス上にあるCD4抗原に付着させることによって精製し、その後濃縮した水性塩類溶液により溶出させる。
得られた緩衝溶液を、活性化増強型抗体を調製するために用いるホメオパシー希釈プロセスの最初の溶液として使用する。CD4受容体に対する抗原精製ポリクローナルウサギ抗体の最初のマトリックス溶液の好ましい濃度は、0.5mg/mL〜5.0mg/mL、好ましくは、2.0mg/mL〜3.0mg/mLである。
CD4受容体の活性化増強型は、最初の溶液からホメオパシーポテンタイゼーションによって、好ましくは、約0.5mg/mLから約5.0mg/mLまでにわたる、溶媒、好ましくは水又は水とエチルアルコールとの混合物中の抗体の最初の溶液の濃度から出発して、(最初の溶液から開始する)前の溶液のそれぞれの1部を9部(10倍希釈)、又は99部(100倍希釈)、又は999部(1,000倍希釈)の中性の溶媒で段階希釈することによる比例的な濃度低下の方法を外部からの衝撃と併せて用いて調製することができる。外部からの衝撃は、各希釈物を多数回垂直方向に振盪すること(ダイナマイゼーション)を伴うことが好ましい。その後の、所要のポーテンシーレベル、又は希釈因子に至るまでの希釈のそれぞれには別々の容器を使用することが好ましい。この方法は、ホメオパシーの技術分野では広く受け入れられている。例えば、明示された目的で参照により本明細書に組み込まれるV.Schwabe“Homeopathic medicines”,M.,1967,p.14−29を参照されたい。
例えば、12−100倍単位希釈物(C12と示される)を調製するために、3.0mg/mLの濃度のCD4受容体に対する抗体の最初のマトリックス溶液1部を、中性の、水を含む又は水−アルコールを含む溶媒(好ましくは、15%エチルアルコール)99部中に希釈し、次いで何回も(10回以上)垂直方向に振盪して、第1の100倍単位希釈物(C1と示される)を創出する。第1の100倍単位希釈物C1から第2の100倍単位希釈物(C2)を調製する。この手順を11回繰り返して第12の100倍単位希釈物C12を調製する。したがって、第12の100倍単位希釈物C12は、異なる容器内で、3.0mg/mLの濃度のγインターフェロンに対する抗体の最初のマトリックス溶液1部を中性の溶媒99部中に12回段階希釈することによって得られる溶液を表し、100倍単位ホメオパシー希釈物C12に相当する。関連する希釈因子を用いて同様の手順を実施して希釈物C30、C50及びC200を得る。中間希釈物を所望の生物学的モデルにおいて試験して活性を確認することができる。本発明の組成物の好ましい活性化増強型は、C12、C30、及びC50希釈物の混合物、又はC12、C30及びC200希釈物の混合物である。活性な物質の種々のホメオパシー希釈物(主に100倍単位希釈物)の混合物を生物活性のある液体成分として使用する場合、組成物の各成分(例えば、C12、C30、C50、C200)は、上記の手順に従って、最後から二番目の希釈物が得られるまで(例えば、それぞれC11、C29、及びC199まで)別々に調製し、次いで各成分1部を、混合物の組成に従って1つの容器に加え、所要量(例えば、100倍希釈するためには97部)の溶媒と混合する。
例えば、10倍単位及び/又は100倍単位(D20、C30、C100又はC12、C30、C50又はC12、C30、C200等)等、種々のホメオパシー希釈物の混合物として活性な物質を使用することが可能である。その効率は、適切な生物学的モデル、例えば、本明細書の実施例に記載するモデルにおいて希釈物を試験することによって実験的に決定される。
増強及び濃度低下の過程では、垂直方向に振盪する代わりに、超音波、電磁場又はホメオパシーの技術分野で受け入れられている任意の類似の外部からの衝撃手順に曝露してもよい。
好ましくは、本発明の医薬組成物は、液体の形態又は固体単位剤形とすることができる。好ましい液体担体は、水又は水とエチルアルコールとの混合物である。
本発明の医薬組成物の固体単位剤形は、活性化増強型の活性成分の水溶液又は水−アルコール溶液の混合物を、薬学的に許容される固体担体に浸透させることによって調製することができる。あるいは、必要な希釈物のそれぞれを継続的に担体に浸透させることができる。どちらの浸透の階数も受け入れられる。
好ましくは、固体単位剤形での医薬組成物は、CD4受容体に対する活性化増強型抗体の水希釈物又は水−アルコール希釈物を予め染み込ませた薬学的に許容される担体の顆粒剤から調製する。固体剤形は、錠剤、カプセル剤、ロゼンジ、及びその他を含めた製薬技術分野で公知の任意の形態であってよい。不活性な医薬成分として、医薬品の製造において使用されるグルコース、スクロース、マルトース、デンプン、イソマルトース、イソマルト及び他の単糖、オリゴ糖及び多糖、並びに上記の不活性な医薬成分と、潤滑剤、崩壊剤、結合剤及び着色料を含めた他の薬学的に許容される賦形剤、例えばイソマルト、クロスポビドン、シクラミン酸ナトリウム、サッカリンナトリウム、無水クエン酸等)との技術的混合物を使用することができる。好ましい担体は、ラクトース及びイソマルトである。医薬剤形は、標準の製薬用賦形剤、例えば、結晶セルロース、ステアリン酸マグネシウム、及びクエン酸を更に含んでよい。
固体経口形態を調製するために、ラクトースの100μm〜300μmの顆粒を、CD4受容体に対する活性化増強型抗体の水溶液又は水−アルコール溶液に、ラクトース5kg又は10kgに対して抗体溶液1kg(1:5〜1:10)の比率で浸透させる。浸透を行うために、ラクトース顆粒を、煮沸ベッドプラント(例えば、Huttlin GmbHの「Huttlin Pilotlab」)中の流動煮沸ベッド中で染み込ませるための注水に曝露させ、その後、40℃未満の加熱した空気の流れによって乾燥する。活性化増強型抗体を染み込ませた乾燥顆粒(10重量部〜34重量部)の推定量をミキサーに入れ、25重量部〜45重量部の「染み込ませていない」純粋なラクトース(処理効率を低下させることなく科学技術的なプロセスの費用を縮小し、それを単純化及び加速するために使用する)と、0.1重量部〜1重量部のステアリン酸マグネシウム、及び3重量部〜10重量部の結晶セルロースと一緒に混合する。得られた錠剤集団を均一に混合し、(例えば、Korsch−XL400打錠機において)直接乾式プレスすることによって錠剤化して、150mg〜500mg、好ましくは、300mgの丸剤を形成する。錠剤化した後、100倍単位ホメオパシー希釈物C12、C30及びC50の混合物、又は100倍単位ホメオパシー希釈物C12、C30及びC200の混合物の形態のCD4受容体に対する活性化増強型抗体の水−アルコール溶液(丸剤1粒当たり3.0mg〜6.0mg)を染み込ませた丸剤300mgを得る。
本発明は、任意の特定の理論に縛られるものではないが、本明細書に記載する抗体の活性化増強型抗体は、このような分子型に起因する生物活性を有するのに十分な量の分子型抗体を含有するものではないと考えられる。本発明の組み合わせ薬(医薬組成物)の生物活性は、添付の実施例に詳細に記載される。
好ましくは、本発明の組み合わせ物は、1日1回〜1日4回、好ましくは1日2回投与され、各投与は、1つ又は2つの組み合わせ単位剤形を含む。
本発明は、添付の非限定的な実施例を参照して更に例示される。
実施例1
超低用量のCD4受容体に対するウサギポリクローナル抗体(ホメオパシー希釈物の混合物C12+C30+C50)(ULD Ab CD4))によるタンパク質P24の産生の阻害又は排出の促進の効果を、インビトロでHIV−1LAI株に感染させたヒト末梢血単核細胞を用いて評価した。
超低用量のCD4受容体に対するウサギポリクローナル抗体(ホメオパシー希釈物の混合物C12+C30+C50)(ULD Ab CD4))によるタンパク質P24の産生の阻害又は排出の促進の効果を、インビトロでHIV−1LAI株に感染させたヒト末梢血単核細胞を用いて評価した。
ヒト末梢血単核細胞は、Ficoll−Hypaque密度勾配における遠心分離によって健常血清学的陰性ドナーの血液から単離した。1μg/mLのフィトヘマグルチニンP及び5IU/mLの組換えヒトインターロイキン2を用いて、細胞を3日間刺激した。
タンパク質P24の産生の阻害又は排出の促進の効果を評価するために、100TCID50(HIV−1−LAI株の接種材料50μL)の用量でHIV−1−LAI株を細胞に感染させる24時間前又は15分間後に、100μLの活性化単核を含有するウェルに生成物を入れた。ウェルに添加する前に、ULD Ab CD4(12.5μL)をRPMI1640培地(DIFCO)と混合して、最終プローブ容積を50μLにした。
細胞の感染後7日目に、上清流体を回収した。Retrotek Elisaキットを用いて、ヒト末梢血単核細胞に由来する上清流体中のコアヌクレオカプシドp24タンパク質のレベルの阻害によって生成物の活性を測定した。
ULD Ab CD4は、HIV−1LAI株を細胞に感染させる24時間前にウェルに添加したとき、P24タンパク質を86±10%阻害し、15分間後にウェルに添加したとき、51±3%阻害することが示された。したがって、この実験モデルは、タンパク質P24の産生の阻害又は排出の促進における超低用量のCD4に対するウサギポリクローナル抗体(ホメオパシー希釈物の混合物C12+C30+C50)の活性を実証した。
Claims (12)
- P24タンパク質の産生を阻害するか又は排出を促進する方法であって、CD4受容体に対する活性化増強型抗体を投与して、P24タンパク質の産生を阻害するか又は排出を促進することを含むことを特徴とする方法。
- CD4受容体に対する活性化増強型抗体が、配列番号1のCD4受容体全体に対する活性化増強型抗体である請求項1に記載の方法。
- CD4受容体に対する活性化増強型抗体が、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6からなる群より選択される配列を有するCD4受容体の断片に対する活性化増強型抗体である請求項1に記載の方法。
- CD4受容体に対する活性化増強型抗体が、希釈するごとに振盪しながら連続的に100倍希釈することにより調製される請求項1に記載の方法。
- CD4受容体に対する活性化増強型抗体が、固体担体に浸透しているC12、C30、及びC50のホメオパシー希釈物の混合物の形態である請求項1に記載の方法。
- CD4受容体に対する活性化増強型抗体が、固体担体に浸透しているC12、C30、及びC200のホメオパシー希釈物の混合物の形態である請求項1に記載の方法。
- P24タンパク質の産生を阻害するか又は排出を促進するための医薬組成物であって、CD4受容体に対する活性化増強型抗体を含むことを特徴とする医薬組成物。
- CD4受容体に対する活性化増強型抗体が、配列番号1のCD4受容体全体に対する活性化増強型抗体である請求項7に記載の医薬組成物。
- CD4受容体に対する活性化増強型抗体が、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6からなる群より選択される配列を有するCD4受容体の断片に対する活性化増強型抗体である請求項7に記載の医薬組成物。
- CD4受容体に対する活性化増強型抗体が、希釈するごとに振盪しながら連続的に100倍希釈することにより調製される請求項7に記載の組み合わせ医薬組成物。
- CD4受容体に対する活性化増強型抗体が、固体担体に浸透しているC12、C30、及びC50のホメオパシー希釈物の混合物の形態である請求項7に記載の組み合わせ医薬組成物。
- CD4受容体に対する活性化増強型抗体が、固体担体に浸透しているC12、C30、及びC200のホメオパシー希釈物の混合物の形態である請求項7に記載の組み合わせ医薬組成物。
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