JP2013534964A5

JP2013534964A5 -

Info

Publication number: JP2013534964A5
Application number: JP2013508287A
Authority: JP
Filing date: 2011-04-29
Publication date: 2014-05-22
Anticipated expiration: 2031-04-29

Claims

チタン合金製品を鋳造する方法であって、
（ａ）４．０から５．５重量％のアルミニウム、０から１．０重量％のスズ、２．５から３．５重量％のバナジウム、１．０から２．０重量％のモリブデン、１．０から２．０重量％のクロム、０．３０から０．５５重量％の鉄、０．２５から０．３重量％の酸素、０から０．００５重量％のホウ素、並びに０から０．２重量％の他の偶発的元素及び不純物を含んで残りの重量パーセントはチタンを含む溶融物を形成することと、
（ｂ）前記溶融物を鋳造物に鋳造することと、
（ｃ）前記鋳造物を冷却することと
を含む方法。
鋳造された前記合金に、９００℃及び１００ＭＰａのＡｒにおいて２時間の熱間静水圧圧縮成形を受けさせることと、
前記合金を焼き鈍ししてβ相の単相微細構造を形成することと、
かご織りモルフォロジにあるα相ラスを形成するべく、前記合金をβ相からα相まで一の冷却速度で冷却することと
をさらに含む、請求項１に記載の方法。
前記焼き鈍しは、前記合金のβ変態温度を超える温度において行われる、請求項２に記載の方法。
前記冷却速度は０．０３℃／秒から１０℃／秒である、請求項２又は３に記載の方法。
熱間加工なしで前記鋳造物を前記製品として初期形成することを含む、請求項１から４のいずれか一項に記載の方法。
前記冷却するステップは、前記鋳造物を２気圧まで加圧されたガスにより冷却することを含む、請求項１から５のいずれか一項に記載の方法。
焼き鈍しは９５０℃までの温度において行われる、請求項２から６のいずれか一項に記載の方法。
チタン合金であって、
４．０から５．５重量％のアルミニウム、０から１．０重量％のスズ、２．５から３．５重量％のバナジウム、１．０から２．０重量％のモリブデン、１．０から２．０重量％のクロム、０から０．２０重量％の酸素、０から０．００５重量％のホウ素、０から０．２０重量％の他の偶発的元素及び不純物、０．３０から０．５５重量％の鉄、並びにチタンを含む残りの重量パーセントを含み、
前記合金は、実質的なかご織りα相ラス構造、少なくとも１０％の引張伸び、及び９６０ＭＰａよりも大きい引張強さを特徴とする合金。
前記ラス構造のラスは、最長寸法で１００ミクロン以下のサイズである、請求項８に記載の合金。
前記α相ラスはかご織りモルフォロジを含む、請求項８又は９に記載の合金。
チタン合金から形成される製造物品であって、
前記チタン合金は、
Ａ．４．０から５．５重量％のアルミニウム、０から１．０重量％のスズ、２．５から３．５重量％のバナジウム、１．０から２．０重量％のモリブデン、１．０から２．０重量％のクロム、０．３０から０．５５重量％の鉄、０．２５から０．３重量％の酸素、０から０．００５重量％のホウ素、０から０．２重量％の他の偶発的元素及び不純物、並びにチタンを含む残りの重量パーセントを含むか又は、
Ｂ．４．０から５．５重量％のアルミニウム、０から１．０重量％のスズ、２．５から３．５重量％のバナジウム、１．０から２．０重量％のモリブデン、１．０から２．０重量％のクロム、０から０．２０重量％の酸素、０から０．００５重量％のホウ素、０から０．２０重量％の他の偶発的元素及び不純物、０．３０から０．５５重量％の鉄、並びにチタンを含む残りの重量パーセントを含み、
合金組成Ａを有する物品は、請求項１から７のいずれか一項に記載の方法によって形成され、
合金組成Ｂを有する物品は、実質的なかご織りα相ラス構造、少なくとも１０％の引張伸び、及び９６０ＭＰａよりも大きい引張強さを特徴とする物品。