JP2013534161A - 装具用の締付け装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、人体を支持してその機能を維持する為の装具用の、特に体躯に巻き付けられてそれを把持するようになっている脊椎用装具用の新規な締付け装置に関するものである。この締付け装置は、別個に構成された個々のテークルによって、セグメント単位での個々に応じた支持機能の適合が可能となっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、人体を支持してその機能を維持する為の装具用の、特に体躯に巻き付けられてそれを把持するようになっている脊椎用装具用の新規な締付け装置に関するものである。この締付け装置は、別個に構成された個々のテークルによって、セグメント単位での個々に応じた支持効果の適合が可能となっている。
装具は、例えば腰や脊柱等の身体各部の運動機能を安定化させたり支持する為の治療補助手段である。装具は、外傷後又は手術後又は保存療法の一環として直接使用できるものである。使用にあたり、装具は通例、身体部位の周りに、例えば腰周りにあてがわれて、ベルトのように閉じられることによって、安定化の対象である身体領域に一定の圧力を加えようになっている。例えば腰椎用装具では、脊柱にそれ以上の障害が生じることを防ぐ為に、又は術後の状態を安定化させる為、回復状態を改善する為に、脊柱の湾曲を特定の状態(脊椎前湾状態)に固定することが必要となる場合がある。
公知である装具、例えば腰椎ベルトの多くには、締付け装置が設けられ、これを利用して、体躯に巻き付けられた装具から身体部位に加えられる締付け力/圧力をチェックしながら増加できるようになっている。その為に、多くはテークル装置が設けられている。このテークル装置は、公然周知であるように、装具ベルトの全幅に亘って引締め力を一様にするために、実質的に装具の全幅に亘って延びている。その為に、公知であるテークルをベースとした締付け装置は、装具の片側に向かって延びている、弛んだ引締め用ロープを有している。そのように構成された装具には、使用に際して様々な短所が随伴することが判明している。公知であるテークル機構によって引締め力の一様化がもたらされる為、締付け力を個々に適合化させることも、又それにより支持効果を個々の治療目標に応じて適合化させることも不可能となっている。それと同時に、公知であるテークル装置は、片側の引締め用ロープを使用して引っ張られるために力が装具の片側に作用し、装具に歪みや位置ずれをもたらす。
本発明は、公知の短所を回避する為に、装具用の締付け装置を改良して発展させることを課題として成されたものである。本発明の根本的な技術的な問題は、特にその支持機能において治療又は予防の要求項目に良好に適合できるようにした、装具用の改良型締付け装置を提供することにある。それと同時に、装置が軽量化され、その取扱いも調節も確実に行われ、位置ずれやねじれも回避される。
この技術的な問題は、何よりも特に、相互に切り離されている、別個の、特に実質的に平行に延びる、互いに隣接する、特に直接接し合っている、実質的に同種の複数の締付けセグメントを有することを特徴とする、装具用の締付け装置によって完全に解決される。これらの締付けセグメントは、別個のテークルを利用して相互に独立して締め付けられるようになっている。
締付けセグメントはそれぞれ、締付け装置の第1の端部に配置される一つの第1の側部要素と、締付け装置のそれとは反対側の第2の端部に配置される一つの第2の側部要素とを有している。それらの間に、好ましくは第1及び第2の側部要素の間の中央に一つの中央要素が配置されている。その側部要素が、中央要素を介して機械的に、具体的には中央要素と第1の側部要素との間に延びる一つの第1のテークル及び中央要素と第2の側部要素との間に延びる一つの第2のテークルとを介して互いに接続されることによって、一つの締付けセグメントが形成されている。
締付け装置は、装具があてがわれた状態にある時には、装具と共に身体部位の周りにあてがわれ、締付け装置の両側の端部は、摩擦係合を利用して互いに接続されている。即ち、締付け装置は、ベルトのように身体部位の周りを取り巻いて閉じられている。本発明においては、個々の締付けセグメントの内部に、側部要素に向かって延びるテークルを中央要素の両側に一つずつ備えることが企図されている。締付けセグメントの反対側に相互に位置しているテークルは、あてがわれた装具を利用する際に、装具の両方の引締め用ロープの垂れ下がった端部の両側を逆方向に引っ張ることにより、輪を引き締めるように締め付けられる。締め付ける際には側部要素の相互の距離が短縮され、それに伴い締付け装置の両端の相互の距離も短縮されて、身体部位の周りに環状に作用する締付け力が発生される。それにより有利なことにも、中央要素に対して対称に作用する力が達成される。従って、中央要素の両側には直接、この環状の締付け力が対称かつ一様に作用されるようになる為、締付けに際して中央要素に位置ずれが生じることはない。締付け装置や締付け装置に接続される装具の締付け時におけるねじれや位置ずれは、効果的に阻止される。
本発明に従った構成形態の一例においては、テークルが何度も転向されるように構成されている。これらのテークルはそれぞれ、同じ一つの締付けセグメントの中央要素と第1の側部要素若しくは第2の側部要素とに係留されている。ある締付けセグメントのテークルは、別の締付けセグメント、特に隣接する締付けセグメントに、係留点又は転向点を一切有していない。即ち本発明においては、それぞれの締付けセグメントが固有の、別の締付けセグメントに対して切り離されているテークルを有している。
即ち本発明においては、従来技術に反して、複数のテークルが、好適には相互に実質的に平行に、独立して、別個の締付けセグメントに配置されている。それぞれのテークルはいずれも、一つの締付けセグメントのテークルが割り当てられている中央要素及び側部要素だけを把持している。即ちこの構成形態においては、それぞれの個々の締付けセグメントに対して、唯一の個別に調節自在な一対のテークルだけが配置されている。それぞれのテークルは、その反対側に位置し且つ他端の方を向いているテークルとの接続により、セグメント毎に個々に合わせて調節自在な対称な締付け力が環状に作用することを可能としている。
本発明においては特に、中央要素に取り付けられて両側に向かって延びるテークルの形態を有するロープドライブを実現する為に、セグメント毎にそれぞれ好ましくは正確に一つの、各テークルの引締め用ロープの向きを変える為のロープ転向要素が設けられるか、又は選択により、又は追加して、好ましくは正確に一つのロープ端部係留点が設けられている。本発明により、従来技術に反して、公知の左右に並べて配置される複数のロープ転向要素やロープ係留点においてもたらされる、テークルに作用する力の装具ベルトの大部分若しくは全幅に亘る一様化が回避される。本発明に従ったテークルは、それよりもむしろ、締付けセグメントの中央要素と側部要素に係留される係留点を、好ましくはいずれも正確に一つ有している。係留点はそれぞれ、ロープ転向要素として、好ましくは転向用ローラとして、又は引締め用ロープが固定式に取り付けられる係留点として構成されている。即ち本発明においては、一つの締付けセグメントについてそれぞれ唯一の力の作用点だけで、テークルを介して力が作用している。この力の作用点は、テークルの配置構成に応じて、ロープ転向点として構成されるか、又はその代わりに、又はそれに追加して、ロープ係留点として構成されている。本発明の特殊な実施形態の一例においては、オプションとして、締付け装置を個々に応じて適合させる為に、いずれも代わりの力の作用点として選択され得る、離間して配置される少なくとも二つの係留点が、中央要素及び/又は側部要素に用意されることが企図されている。
特殊な構成形態においては、締付け装置が少なくとも二つ、好ましくは三つ、又は四つ、又は五つの、別個の締め付け自在な締付けセグメントを有している。好ましい変形例は、正確に三つ、四つ、又は五つの互いに接し合う締付けセグメントを有しており、その締付けセグメントに対してそれぞれテークルが一対ずつ配置されている。即ち、これらの変形例は、三つ、四つ、又は五つのセグメントに対して別個に締付け自在である。
セグメント単位で力がセグメントの内部の唯一の力の作用点だけに導入されることによって、何よりも脊椎用装具の表面又は内部に取り付けた締付け装置の使用と関連して、脊椎セグメントに力が正確に導入される。本発明のこの構成形態においては、好適にも少なくとも一つの椎骨又は椎骨群に対して一つの締付けセグメントが割り当てられる。個々の締付けセグメントから、正確に一つの椎骨又は椎骨部分、若しくは椎骨廻り又は椎骨部分廻りに作用する力の圧倒的な部分がもたらされ、又、別の締付けセグメントから、正確に一つの別の椎骨又は椎骨部分、若しくは別の椎骨廻り又は椎骨部分廻りに作用する力の圧倒的な部分がもたらされることが好ましい。
特殊な構成形態においては、それに加えて、本発明に従ってセグメント毎に力を作用させる為に、身体部位に面する側に配置される、好ましくは弾性クッション材料から成る少なくとも一つのパッドが、少なくとも一つの締付けセグメントに、好ましくはその中央要素又は中央要素廻りに追加して設けられている。このパッドは、締付けセグメントの作用力が特定の身体領域に対して狙い通りに向けられるように構成されることが好ましい。好ましい変形例においては、このパッドは、締付け装置に個々に応じて取り付けたり又は取り外したりできるようになっている。このパッドは、締付けセグメントに作用する力を変更し、それにより様々な効果を達成し得るように、その形状及び/又は材料が交換及び/又は調節されるようになっている。特殊な変形例においては、締付けセグメントの狙い通りの調節自在な作用力と抱き合わせて、身体部位の特定の軟部組織を個々に合わせて揉み解して、これに刺激を与えるようになっている一つのパッドが、一つの締付けセグメントに対して配置されると良い。例えば筋肉の狙い通りの緊張や緊張緩和を達成するように、例えば筋肉のツボに適切に刺激を与えて良い。公知である締付け式装具によっては、そのような、身体部位にセグメント単位で狙い通りの調節自在な及び付与自在な作用を達成するのは不可能である。
好ましい構成形態においては、中央要素が、テークル用として、一つの力の作用点のところに、引締め用ロープの為の一つのロープ係留点も第2の転向点としての一つのロープ転向点も有している。そこでは、三重のテークルを形成する為に、側部要素は相応に、力の作用点として一つのロープ転向点を引締め用ロープの転向点として備えている。当然ながらそれとは別の、一つの係留点と一つ又は複数の転向点とを備えるテークルの具体的な構成形態も、本発明が関するところである。締付けセグメントのこの一つの力の作用点に、それが中央要素に配置される力の作用点であれ、側部要素に配置される力の作用点であれ、複数のロープ転向点が備えられるようにする場合、これらの転向点が、共通軸を有する積み重ねられた転向用ローラとして、この唯一の力の作用点に設けられる一つのローラブロックを形成することが好ましい。
特殊な構成形態においては、それに加えて、締付け装置の少なくとも二つの隣接する締付けセグメントが互いに機械的に接続されている。ここでは、剛性のある一つの連結部が設けられることが好ましい。その代わりに、柔軟な連結部、特に柔軟性テープ、例えば弾性テープの形態を有する連結部であることが好ましい。特殊な構成形態においては、少なくとも二つの側部要素から成る少なくとも一つの一体型側部ブリッジを形成する為に、直接隣接する二つのセグメントの少なくとも側部要素が互いに機械的に接続される。一つの特殊な構成形態においては、存在している全てのセグメントの側部要素がそのように互いに接続されて唯一の側部ブリッジが形成される。一つの特殊な変形例においては、側部ブリッジが一体型に構成されている。
その代わりに、又はそれに追加して、特殊な構成形態においては、少なくとも二つの中央要素から成る少なくとも一つの一体型中央ブリッジを形成する為に、直接隣接する二つのセグメントの少なくとも中央要素が互いに機械的に接続される。一つの特殊な構成形態においては、存在している全てのセグメントの中央要素がそのように互いに接続されて唯一の中央ブリッジが形成される。中央ブリッジは一体型に構成されたものであるとよい。
特殊な構成形態においては、それに追加して、一体型中央ブリッジが、テークルの力の向きに対して垂直に延びる、少なくとも一つの身体部位用の支持要素を有しているか、又は少なくとも一つの身体部位用の支持要素から成っている。この支持要素は、中央要素に接して、又は中央要素内に、又は特に中央要素として形成されている。この支持要素は、比較的非弾性の硬くて脆い材料製の仕様となっている。この支持要素は、一本の単純な棒の形態で、例えば個々に合わせて成形される金属棒として、又は熱可塑成形されるプラスチック棒として構成されるとよい。支持機能若しくは治療目的での成形機能を可能にする為に、本発明に従ってセグメント単位で加えられる締付け力により、この支持要素が個々に合わせて身体部位にあてがわれて良い。特にこの支持要素は、解剖学上も治療上も目的に適うように成形され、身体部位、特に脊柱を直接支持する為に利用されるようになっており、即ちこの支持要素は、脊椎用装具の例では脊柱に沿って延びることにより、その支持に利用される。
その代案においては、個々の支持棒の代わりに、中央要素の切欠き部の間に形成されるクロスブリッジを介して互いに接続されている、相互に離間して配置される二つの棒状の支持要素が設けられている。それにより、特に脊椎用装具の場合は、脊柱が直接脊椎骨棘突起の左右で支持され、脊柱の櫛状の突起構造に圧力が直接かかることが回避される。
本発明においては、一つの第1の締付けセグメントのテークルの引締め用ロープがいずれも一緒に取り廻されるものの、これに隣接する一つの第2のセグメントの引締め用ロープからは切り離されて離間して取り廻されている。一つの特殊な構成形態においては、その為に、中央要素と側部要素との間にそれぞれ配置される格子型フレームが設けられているが、一つのテークルの引締め用ロープを一緒に、一つの別のテークルの引締め用ロープからは切り離して離間して保持するようになっている。その為に、引締め用ロープは、格子型フレームの網の目に適宜通して取り廻される。その際、特に脊椎用装具の場合は、同時に格子型フレームが、回転運動の安定化作用を同時にもたらす、安定化された骨盤ハーネスとして構成されることが好ましい。
本発明の特殊な構成形態においては、一つのテークルの引締め用ロープが、一つのロープトンネルの内部に取り廻されている。このロープトンネルは、側部要素と中央要素との間に延びていることが好ましい。このロープトンネルは、柔軟なプラスチック材料製の仕様であることが好ましいが、弾性編物であると非常に好ましい。この為、本発明により、セグメント毎に個々のテークルが、コンパクトでしかも使い勝手に優れるように実現される。また、それにより、隣接するテークルの引締め用ロープ同士が接触したり、衣服の一部や装具の他の部材がこれに引っ掛かることが効果的に阻止される。
この構成形態の一つの特殊な変形例においては、それに加えてロープトンネルが、側部要素と中央要素との間に延びる途中で分岐する一つのトンネル分岐路を有している。その内部にはそれぞれ、一つのテークルの引締め用ロープの垂れ下がった端部が取り廻される。ロープトンネルと同様にプラスチック材料又は柔軟性材料から構成可能なトンネル分岐路により垂れ下がった端部を取り廻すことによって、隣接するテークルの引締め用ロープの端部が絡まり合う恐れや結び目ができる恐れが阻止され、装具をあてがって締め付ける際の締付け装置の取り扱いがより簡便となる。それに代わる、又はそれに追加される一つの構成形態においては、テークルの引締め用ロープがそれぞれ切り離された状態で、一つのスペーサファブリックの内部に取り廻されている。
一つ特殊な構成形態においては、引締め用ロープが、装具のニット素地の内部に直接挿入されている。装具のニット素地は、引締め用ロープを他から切り離して取り廻せるようにする為の、トンネル状の切欠き部又は留め具を有している。この構成形態においては、上述の構成形態において隣接するテークルの引締め用ロープの間の間隔を保持する為に設けられる格子型フレームのような追加対策が不要となる。ニット製装具の内部に既に組み込まれているという、本発明に従った締付け装置のこの簡素化された構成形態においては、この締付け装置を、慣用の、特に従来構造の装具、特にニット製装具に取り付けたり取り外すことができるようにするには及ばない。本発明に従ったこの締付け装置は、それよりもむしろ、ここに説明される本発明に従った相応に新規な装具の一体型の構成部品となっている。
一つの特殊な構成形態においては、引締め用ロープの垂れ下がった端部が、一つのグリップの内部に差し込まれ且つそこで固定されている。利用者は、テークルの引締め用ロープの垂れ下がった端部を、このグリップを利用して引っ張ることができる。この引っ張られた状態が維持されるように、グリップは、テークルが接続される側部要素の領域に、即ち締付け装置のそれぞれの端部領域に、解除自在に固定できるようになっている。引締め用ロープの端部の引締め長さを予め設定するように、グリップ部分はクランプ装置を有している。それにより、装具の個々に対する適合化を保証する為に、それぞれのテークルの「動作点」の位置をセグメント毎に調節できて良い。締付け装置へのグリップのこの一時的な固定は、それ自体としては公知であるように面ファスナを利用するか、結び付けることにより行われる。
一つの特殊な変形例においては、隣接する締付けセグメントのテークルの引締め用ロープの垂れ下がった端部がそれぞれ、一つの共通のグリップの内部へ取り廻され且つその内部で相互に離間して固定されている。本発明は、この構成形態において、グリップを回す又は傾けることによって、一つの又は他の引締めロープにかかる引締め力を個々に応じて決定できるようになっている。その為に、この共通グリップは、回した状態又は傾けた状態で締付け装置に固定可能であることが好ましい。それにより、締付け装置の調節機能及び操作性が更に一段と改善される。その代案として、側部要素の領域内でその位置が可変に固定されるこのグリップに代わり、好適にはロック可能な巻取り機構が、それぞれの引締め用ロープに対して設けられるようにしてもよい。
側部要素及び/又は中央要素は、場合によっては解除自在に装具に接続されるようにする為の接続手段を有している。従って、本発明により、締付け装置は、既存の装具にも取り付けたり取り外すことができるようになっている。本発明は、締付け装置の装着若しくは解除が既存の装具上でも可能である。この既存の装具は、特に従来のニット製装具、特に固有弾性率により身体部位の周りに巻き付けられて、それ自体としては公知である留め具を使用して閉じられるようになっている、バータイプの装具(Staborthese)である。脊椎用装具である場合は、本発明に従った締付け装置が、背側及び腰側の領域で装具に取り付けられるようにするとよい。
本発明に従った締付け装置により、装具の締付け力を広い範囲に亘って個々に適合化させることができる。締付け装置が装具の安定化効果若しくは固定効果を実質的に完全に受け持つことになるため、締付け装置の下側に位置する、弾性を示す、それ自体としては公知であるように構成されるニット製装具が、締付け効果や支持効果を完全に発揮する必要は最早なくなる。従って有利なことにも、個々の身体サイズに適合したニット製装具を用意する必要なく、胴回り領域の幅広い範囲に亘って、脊椎用装具の場合は例えばくびれたウェストも、太い腹周り若しくは大きな胸周りも、装着可能なニット製品を使用することができる。この場合は身体サイズに対する適合化が、いずれも好ましくはテークルの調節だけを通じて、即ち特にテークルの垂れ下がった端部の「動作点」の位置をセグメント毎に調節することによって、行われるようにするとよい。
二本の引締め用ロープを一つの共通グリップの内部で個別に挟持する為のロープクランプ、特に、隣接する二つのテークルの少なくとも二つの引締め用ロープが相互に離間してこの共通グリップの内部で終端している本発明に従った締付け装置の構成形態と関連して使用されるロープクランプも、本発明の更なる一つの対象となっている。このロープクランプは、特定の締付けセグメントを、これに隣接する締付けセグメントに対して、狙い通りに予め締め付け、又は解放することを可能にする為に、本発明においてはグリップの表面又は内部に設けられ、隣接する締付けセグメントの引締めロープの長さとは関係なく、このロープクランプが割り当てられている締付けセグメントの引締め用ロープの有効長を個別に調整できるようにする。これにより、この締付け装置を利用して装具の支持機能を更に改善することができる。
本発明に従ったロープクランプは、相互に離間して配置され、それぞれが一つの締付け用ロープ端部を受け入れる、少なくとも二つのロープ受入れ部を有している。本発明においては、これらのロープ受入れ部がそれぞれ、グリップ部材の内部で解除自在に引締め用ロープを挟持し得るように構成されている。
好ましい構成形態の一例において、このクランプ装置は、相互に離間して配置される二本の引締め用ロープの挟持がもたらされるようにする為の、二つの相互に離間して配置されたロープ受入れ部を有している。その為に、ロープクランプは二分割式に構成されることが好ましく、本体要素で構成されるロープ受入れ部を備える一つの本体要素と、この本体要素の上からはめ合わせられる一つのキャップとから成る。その際、キャップと本体要素とは、両者をはめ合わせた状態にある時に互いに係合し、本体要素のロープ受入れ部の内部で引締め用ロープが挟持されることにより解除自在に固定される。その為に、本体要素は、少なくとも一つのクランプコーンを有しており、引締め用ロープはこのクランプコーンに沿って取り廻される。これは、このクランプコーンが一つの開口部又はボアを有し、ロープをこの開口部又はボアに通し、ロープが開口部又はボアから出る際にクランプコーンの表面に沿って取り廻されることで、実現されることが好ましい。本体のこのクランプコーンは、本体がキャップとはめ合わされてクランプ装置が機能できる状態にある時に、キャップに設けられた一つのボア、溝、又は切欠きと接触して係合することによって、クランプコーンに沿って取り廻される引締め用ロープが、好ましくは構造化された表面に確実に挟持されるようにしている。その為に、キャップには、本体要素のクランプコーンの外寸に対応した寸法を有する一つの円錐形状のボアが設けられることが好ましい。
キャップが本体に解除自在に固定される為に、本体は少なくとも一つの係止要素を有しているが、この係止要素は、少なくとも一つの、好ましくは複数のスナップオン式の係止部材を担持しており、この係止部材が、この係止部材に対応する形状を有するキャップに設けられた被係止部との係合状態に入ることで、機械的な抵抗にも外力の作用にも逆らって、キャップが本体要素にしっかりと保持されるようになっている。引締め用ロープの長さを調整する為にキャップを本体要素から取り外す為に、キャップは、キャップ内に生じる係止部の機械的な抵抗に反して引き抜かれるようになっている。
受入れ用のグリップの特殊な構成形態の一例においては、上述のクランプ装置が織物材料から作製された一つのポケットの内部に支承されている。このポケットは、グリップを利用する為に閉じられるようになっており、クランプ装置は、グリップを利用している間は覆い隠されたままとなっている。装具又は締付け装置へのグリップの取付けは、このグリップポケットを介して行われることになる。
本発明は、以下の図面及び図面に関する説明により詳しく描写されるが、本発明はそれらに限定されるものではないと理解される。
本発明に従った締付け装置の構成形態の一例を示す図である。 本発明に従った締付け装置の特殊な構成形態の細部を示す概略図である。 図2に示す締付け装置の変形形態を示す概略図である。 本発明に従った締付け装置の更なる特殊な構成形態を示す概略図である。 グリップの使用方法を示す詳細図である。 グリップの別の構成形態を示す図である。
図1には、脊柱を安定させる為の脊椎用装具における使用に適した、本発明に従った締付け装置の構成形態の一例が示されている。この図には、図を見易くする為に、全ての繰り返し構造が完全に示されている訳ではない。各締付けセグメント10には、テークルの形態を有する二つのロープドライブ14、15が中央要素13の左右に接続され、テークルのそれぞれがこの図において左奥側に示される側部要素11及び右手前側に示される第2の側部要素12に機械的に接続されている。これらのテークル14、15はそれぞれ、ロープ転向点17及びロープ係留点18を有し、何重にも巻き付けられるテークルを形成する。従って、それぞれのテークル14、15は、各締付けセグメントにおいて、中央要素13及び側部要素11、12にいずれも正確に一つの力の作用点17、18で係留されている。この図においては、仕切り線を書き込むことによって、側部ブリッジ31、32を形成するように接続される側部要素、及び一つの中央ブリッジ40を形成するように接続される中央要素が互いに区別される。第1の締付けセグメント10のテークル14、15はそれぞれ、垂れ下がったロープ端部16を有しており、これを利用してテークルが締め付けられ、それにより中央要素13と側部要素11、12との間の距離がそれぞれ、ロープを張り渡す為に短縮される。
隣接する締付けセグメント20も相応に、引締め用ロープ29と垂れ下がった端部26とを有するテークル24、25を有している。これらのテークル24、25はそれぞれ、第1及び第2の側部要素21、22を、中央要素23を介して互いに接続している。
上下に配置される別個の締付けセグメント10、20は、機械的に互いに連結されている。その際、第1の締付けセグメント10の第1の側部要素11が第2の締付けセグメント20の第1の側部要素21と連結されて一つの共通の一体型側部ブリッジ31を形成する。第1の締付けセグメントの第2の側部要素12は相応に第2の締付けセグメント20の第2の側部要素22と連結されて一つの一体型側部ブリッジ32を形成する。同様に、第1の締付けセグメント10の中央要素13も第2の締付けセグメント20の中央要素23と連結されて一つの一体型中央ブリッジ40を形成する。機械式締付けセグメント10、20が側部ブリッジ31、32と中央ブリッジ40とを介して互いに機械的に連結されているにも関わらず、セグメント単位で切り離されて取り廻されるテークルを利用して、締付け力のセグメント単位での個々に対する適合が可能となっている。
脊椎用装具として構成される場合は、中央ブリッジ40が、装具があてがわれた状態にある時に、脊柱又は脊柱周りに位置するようになっている、解剖学的に脊柱に合わせて成形される脊柱サポートを形成する。その為に、この構成形態においては、この中央ブリッジ40に開口部41と、それに代わる又はそれに追加される膨出部42とを備え、脊柱に加えられる圧力を、脊柱の左右の領域の複数の場所に分散し、脊椎骨棘突起に圧力が直接かかるのを回避することが更に企図されている。
個々の締付けセグメント10、20のテークルの右側及び左側の垂れ下がった端部16、26は、相互に離間した状態で一つの共通グリップ70の内部に差し込まれる。このグリップ70は、側部要素/側部ブリッジ11、12、31、32の領域に解除自在に固定できるようになっている。固定時にこのグリップ70を回すことによって、締付け力が個々に応じて両方の締付けセグメントに分散されるようになっている。図示する構成形態においては、形成される側部ブリッジ31、32がいずれも留め具80となって終端しており、この留め具はベルト又は帯具の形態を有する装具を身体にあてがう際に、摩擦係合を利用して互いに接続され、それにより本発明に従った、セグメント単位での環状の摩擦係合が達成される。
図2には、本発明に従った締付け装置の特殊な構成形態の細部が概略図で示されている。そこには締付け装置の片側(左側)だけが示されている。この締付け装置では、中央要素の右側が鏡面対称に構成されている。個々の締付けセグメント10、20の中央要素13、23は連結されて一つの一体型中央ブリッジ40を形成する。一点鎖線で示す仕切り線は、締付けセグメントの連結部位を示している。この図においては、中央ブリッジ40が一体型に構成されている。同様に、締付けセグメント10、20の第1の側部要素11、21は連結されて一つの一体型の側部ブリッジ31を形成する。中央要素13と側部要素11との間には、セグメント毎に正確に一つのテークル14が構成されている。一つの中央要素13及び/又は一つの側部要素11には、ロープ係留点18及びロープ転向点17用の代替となる幾つかの地点が設けられるようにするとよい。これにより、それぞれ個々の締付けセグメントの内部で、引締め方向を個々に応じて適合させることができる。締付けセグメント10のテークル14の引締め用ロープ19は、近辺に又は上下に重なり合うように延び、しかし隣接する締付けセグメント20のテークル24の引締め用ロープ29から空間的に切り離され及び離間したところに延びている。図を見易くする為に、ここでも隣接する更なる締付けセグメント30のテークルは図示されていない。
図3においては、引締め用ロープ19、29がそれぞれ、ロープトンネル60の内部に取り廻されている。図示する実施形態においては、これらの引締め用ロープ19、29が、いずれもロープトンネル60の端部から外部に取り廻され、ロープ転向点17に掛けて取り廻されるか、若しくはロープ係留点18に係留される。トンネル分岐路61がそれぞれのロープトンネル60から分岐され、その内部にはいずれも引締め用ロープ端部16、26が取り廻される。図示する実施形態においては、この引締め用ロープ端部は、両方の引締め用ロープを引っ張る為に一つの共通グリップ70の内部に差し込まれている。
図4には、従来のニット製装具に取り付けることができる、本発明に従った締付け装置の特殊な構成形態の概略図が示されている。側部ブリッジ31、32を形成するように接続される側部要素と一つの中央ブリッジ40を形成するように接続される中央要素とによって、実質的に機械的に剛直な、締付け装置の全体構造を維持する要素が形成される。この中央ブリッジ40は同時に支持要素として構成されており、図示する脊椎用装具があてがわれた状態にある時に、脊椎骨棘突起の両側に位置することによって、脊椎骨棘突起に圧力が直接かかることを回避している。中央要素から側部要素に向かって延びるテークル14、15の引締め用ロープは、弾性を有する柔軟性材料から成るロープトンネル60の内部に延びている。それに加えて、これらのロープトンネルは、中央要素と側部要素との間に取り付けられている格子型フレーム50に通して取り廻され、相互に離間して保持されている。図示する実施形態においては、これらの格子型フレーム50は硬質の材料から構成され、同時に腰サポートとして利用される。図4に示す締付け装置の両側は留め具80となって終端している。これらの留め具80は、締付け装置自体の構成部品であるか、又はその代わりに締付け装置が取り付けられることになる従来のニット製装具に直属する構成部品であるとよい。図4に示す実施形態の特殊な構成形態においては、両側の側部ブリッジ31、32から連続している留め具80が締付け装置に備えられることによって、従来のニット製装具を締付け装置の下に使用する必要はなく、締付け装置自体を装具として直接使用できる。この限りにおいて、図4には既に、本発明に従った締付け装置が含まれ、実質的に本発明に従った締付け装置から成る、直接的に使用可能な装具が示されていることになる。
図5には、一つの共通のグリップ部材70の内部に差し込まれて終端している垂れ下がった端部16、26によって、隣接する締付けセグメントのテークル15、25の引締め用ロープ19、29を同時に張り渡す為のグリップ70の使用方法が詳細に示されている。図示する実施形態においては、ぴんと張られた状態又はだらりと垂れ下がった状態で、このグリップ70が、側部要素32に対して配置され且つ側部要素32に機械的に接続されている留め具80に解除自在に固定される。この固定は、例えばグリップ70の留め具80と面する側に設けられ、留め具80の織地表面に食い込む面ファスナの係合用の突起により行われる。張り渡したり緩める為に、グリップ70は留め具80から持ち上げられる。図示される二つの締付けセグメントのうち一つの締付け効果を狙い通りに増加させる場合は、グリップ70が回され、相当する締付けセグメントの引締め用ロープのその時々の垂れ下がった端部にグリップ70から加えられる引締め力が、これに隣接する締付けセグメントのテークルの垂れ下がった端部に加えられる引締め力よりも強くなるか、若しくはこのもう一方の垂れ下がった端部に加えられる引締め力が弱くなる。
図6には、隣接する二つのテークルのロープ端部16、26を解除自在に固定する為のクランプ装置として構成される、グリップ70の構成形態が示されている。このクランプ装置は、相互に離間して配置される二つのクランプコーン72が構成され、一つの本体要素71から成っている。クランプコーン72は、引締め用ロープを受け入れる為のボアを有している。更に一つのキャップ73が設けられており、このキャップを本体要素71の上から押し込むことによって、引締め用ロープがクランプコーン72に挟持される。キャップ73は、本体に形成されている一つの係止要素74と、これに対応する形状を有するキャップ73に設けられた相方の被係止部(不図示)とを介して、スナップオン式に係止されるようになっている。

Claims (17)

  1. 相互に独立して締め付けられるようになっている複数の別個の締付けセグメント(10)を備え、各締付けセグメント(10)が、第1の端部に設けられる第1の側部要素(11)と、これとは反対側の第2の端部に設けられる第2の側部要素(12)と、それらの間に配置される中央要素(13)とを有している、装具用の締付け装置において、
    締付けセグメント(10)の第1及び第2の側部要素(11、12)が、前記締付けセグメントの中央要素(13)を介して、中央要素(13)と第1の側部要素(11)の間に延びる第1のテークル(14)及び中央要素(13)と第2の側部要素(12)の間に延びる第2のテークル(15)によって互いに接続されている締付け装置。
  2. 前記テークル(14、15)により前記側部要素(11、12)の相互の距離を縮小することによって、前記締付けセグメント(10)の締付け効果が達成されるようになっている、請求項1に記載の締付け装置。
  3. 前記テークル(14、15)の引締め用ロープの垂れ下がった端部(16)を引っ張ることによって、前記テークル(14、15)が短縮されるようになっている、請求項2に記載の締付け装置。
  4. 前記テークル(14、15)が、少なくとも一つのロープ転向点(17)及びロープ係留点(18)を有する一重又は多重のテークルとして構成されている、請求項1から3のいずれか一項に記載の締付け装置。
  5. 締付けセグメント(10)の内部の、第1の側部要素(11)と中央要素(13)の間及び第2の側部要素(12)と中央要素(13)の間にそれぞれ、テークル(14、15)が正確に一つずつ配置されている、請求項1から4のいずれか一項に記載の締付け装置。
  6. 第1の締付けセグメント(10)の第1の側部要素(11)が隣接する第2の締付けセグメント(20)の第1の側部要素(21)と接続されて第1の一体型側部ブリッジ(31)を形成し、第1の締付けセグメント(10)の第2の側部要素(12)が隣接する第2の締付けセグメント(20)の第2の側部要素(22)と接続されて第2の一体型側部ブリッジ(32)を形成している、請求項1から5のいずれか一項に記載の締付け装置。
  7. 第1の締付けセグメント(10)の中央要素(13)が隣接する第2の締付けセグメント(20)の中央要素(23)と接続されて一体型中央ブリッジ(40)を形成している、請求項1から6のいずれか一項に記載の締付け装置。
  8. 第1の締付けセグメント(10)のテークル(14、15)の引締め用ロープ(19)が、隣接する第2の締付けセグメント(20)のテークル(24、25)の引締め用ロープ(29)から離間して延びている、請求項1から7のいずれか一項に記載の締付け装置。
  9. 前記引締め用ロープ(19、29)がそれぞれ、中央要素(13)と側部要素(11、12)の間に配置される格子型フレーム(50)の内部に延びている、請求項8に記載の締付け装置。
  10. 前記テークル(14、15)の引締め用ロープ(19)が、側部要素(11、12)と中央要素(13)の間に延びていて柔軟なプラスチック材料から成るロープトンネル(60)の内部に延びている、請求項1から9のいずれか一項に記載の締付け装置。
  11. 側部要素と中央要素の間の前記ロープトンネル(60)が、その途中に更なるトンネル分岐路(61)を有しており、その内部に前記引締め用ロープの垂れ下がった端部(16)が取り廻されるようになっている、請求項10に記載の締付け装置。
  12. 引締め用ロープの垂れ下がった端部(16)が、前記引締め用ロープを引締める為のグリップ(70)の内部に差し込まれ且つそこで固定されており、前記グリップ(70)が、締付け装置(10)の表面又は締付け装置(10)の領域に解除自在に固定されている、請求項1から11のいずれか一項に記載の締付け装置。
  13. 前記グリップ(70)が、前記引締め用ロープ(16、19)の引締め長さを予め設定するように設けられたクランプ装置(71、72、73)を有している、請求項12に記載の締付け装置。
  14. 隣接する締付けセグメント(10、20)のテークル(14、24、15、25)の引締め用ロープの垂れ下がった端部(16)がそれぞれ、共通グリップ(75)の内部に差し込まれ且つその内部で相互に離間して固定されており、前記共通グリップ(75)を回す又は傾けることによって、第1の締付けセグメント(10)に付属するテークル(14、15)と第2の締付けセグメント(20)に付属するテークル(24、25)に作用する引締め力が個々に応じて分散されるようになっている、請求項1から13のいずれか一項に記載の締付け装置。
  15. 前記締付け装置が、前記側部要素(11、12)及び/又は前記中央要素(13)の領域内に解除自在に設けられた機械的な接合手段を介してニット製装具に取り付けられるように特殊に構成されている、請求項1から14のいずれか一項に記載の装具用の締付け装置。
  16. 請求項1から15のいずれか一項に記載の締付け装置を有する装具。
  17. 装具の締付け機能又は支持機能をセグメント単位で制御する、請求項1から15のいずれか一項に記載の締付け装置の使用。
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