JP2013532863A - マルチメディアサービスに対する消費権限管理方法及び装置 - Google Patents

Abstract

複数のステージ又はエピソードを含むサービスに対するステージ別消費権限を管理する方法及び装置を開示する。権限発行サーバは、ステージ別に上記権限オブジェクトへのアクセスを許容するアクセス条件を段階的マルチメディアサービスに対する消費権限を示す権限オブジェクト（ＲＯ）に含ませた後に上記権限オブジェクトを上記デバイスに送信する。段階的マルチメディアサービスを実行する場合に、上記デバイスは、対応するステージに対応するアクセス条件を満足するアクセス情報を権限発行サーバ又はサービスプロバイダーから取得した後に、上記アクセス情報をＲＯに送信することによりユーザがＲＯにアクセスすることができるようにし、ＲＯを用いて対応するステージのサービスを実行する。

Description

本発明は、マルチメディアサービスに対するユーザの消費権限に関し、特に、様々なステップ又はエピソードを含むサービスに対するステージ別消費権限を管理する方法及び装置に関する。

ブロードキャスティングサービス又は注文型コンテンツ送信のようなマルチメディアサービスを受信するために、デバイスは、基本的にコンテンツを提供するサーバにアクセスする。サービスプロバイダーは、マルチメディアサービスコンテンツを提供し、デバイスのサービス提供サーバにアクセスした時間又はサービスを受信したデータ量だけの使用料を提供する。サービスプロバイダーは、マルチメディアサービス又はコンテンツの保護又は正当な課金のためにサービスに対する消費権限を管理する。

ディジタル権限管理（Digital Rights Management：ＤＲＭ）は、マルチメディアサービスの保護のための技術であり、不法な流通及び配布からサービス又はコンテンツを保護する。ＤＲＭは、有料サービス又はコンテンツの安全な配布を保証し、不法配布を防止するために開発された。ＤＲＭは、サービスプロバイダー又はコンテンツプロバイダーの権利及び利益を安全に保護し、不法複製を防止し、課金、及び支払い代行のようなサービス又はコンテンツの生成、流通、及び管理を一括してサポートする。

マルチメディアサービスは、ゲーム又は一連のエピソードを有する連続ドラマのような複数のエピソード又は複数のステージを含む段階的サービスを含む。ＤＲＭは、このような段階的サービスを保護するためにも使用される。

ＤＲＭ技術を図１に示す。図１は、従来の権限オブジェクト（Right object：ＲＯ）を提供する過程を示す。ＲＯは、対応するサービスに対するユーザの消費権限を示す。図１において、デバイス１０は、実行されるマルチメディアサービスを受信するユーザデバイスである。権限発行サーバ（right issuer）２０は、各種マルチメディアサービスに対応する消費権限を示すＲＯを発行するサーバである。認証サーバ（すなわち、オンライン認証状況プロトコル（online certificate status protocol））サーバ）３０は、デバイス１０がマルチメディアサービスを使用する場合に認証を担当する。

デバイス１０のユーザが段階的マルチメディアサービス、例えば、ゲームサービスを実行するためにデバイスを操作することに従って、デバイス１０は、ステップ１０１において、ＲＯ要請メッセージを使用してユーザが選択したゲームサービスのＲＯを権限発行サーバ２０に要請する。

したがって、権限発行サーバ２０は、ステップ１０３において、ＲＯを要請するデバイス１０がＲＯに要請する権限を有する適切なデバイスであるか否かについて問い合せる。（ＯＣＳＰ要請）。認証サーバ３０は、デバイスに対する公開キー又は認証書情報を有し、デバイス１０の認証を実行する認証プロトコルを有する。認証サーバ３０は、デバイス１０が提供する公開キー又は認証書情報に基づいて認証作業を実行した後に、ステップ１０５において、その認証作業の結果をＯＣＳＰ応答メッセージ（OCSP response message）を使用して権限発行サーバ２０に送信する。

ＯＣＳＰ応答メッセージを受信した権限発行サーバ２０は、ＯＣＳＰ応答メッセージ（RO Response message）が肯定である場合に、すなわち、デバイス１０に対する認証が適切に完了する場合に適正なＲＯを生成し、ステップ１０７においてＲＯ応答メッセージを使用して生成されたＲＯをデバイス１０に送信する。

ステップ１０９において、デバイス１０は、ステップ１０７で受信したＲＯが正常に設置されたことをＲＯ確認要請メッセージ（RO confirm Request message）を使用して権限発行サーバ２０に通知する。権限発行サーバ２０は、ＲＯ確認要請メッセージを正常に受信したことをステップ１１１でＲＯ確認応答メッセージ（RO confirmation response message）を介してデバイス１０に通知する。

ステップ１０７において、権限発行サーバ２０が生成するＲＯは、ゲームサービスのすべてのステージを実行することができるＲＯ暗号化キー及び権限をＲＯに与えるか、またはゲームサービスの各ステージを実行することができる個別の暗号化キー及び権限をＲＯに与えることにより構成することができる。

図１を参照した１番目の方法では、ＲＯが１回だけ送信されることによりゲームサービスの使用にあたりにＲＯの送信を最小にする。しかしながら、ユーザは、すべてのステージに対する暗号化キーが送信されるために不必要なコストを支払う可能性がある。例えば、ユーザが第１のステージを実行した後に、これ以上ゲームを実行することに興味を持っていない場合があるが、すべてのステージを実行することができるＲＯを受信したので、それに従うコストをすでに支払った状態である。

２番目の方法では、ユーザが希望するステージ別にＲＯを受信することができ、これによりユーザのコストを最小にすることができる。しかしながら、各ステージを実行するたびに図１に示したすべての過程を反復しなければならないという短所がある。すなわち、ＲＯが毎回送信されなければならないので、それによるデバイス１０のリソース、権限発行サーバ２０のリソース、及び認証サーバ３０のリソースが浪費される。

複数のステージ又は複数のシリーズを含むマルチメディアサービスを保護するためにコンテンツ保護技術であるＤＲＭを使用する必要があるが、ユーザがＤＲＭに基づいてサービスを使用する場合にユーザの不便を最小にし、ＤＲＭシステム管理オーバーヘッドを最小にする方案が必要とされる。

現在のＤＲＭ技術を用いて段階的マルチメディアサービスを保護することが可能であるが、ステージ別に消費権限であるＲＯを生成してステージごとにコンテンツとともにＲＯを送信するために、ユーザが必要なＲＯを取得するまで多くの時間を過ごさなければならないという不便さがある。また、ＲＯの送信に従うオーバーヘッドが発生することがある。他の方式において、１つのサービスに対応する１つのＲＯを発生することもあるが、この場合に、各ステージに対する個別コンテンツの保護又は課金を効率的に実現することができないという短所がある。

したがってユーザの不便及びＤＲＭのＲＯ管理オーバーヘッドを最小にする方法が必要である。

本発明の目的は、少なくとも上述した問題点及び／又は不都合に取り組み、少なくとも以下の便宜を提供することにある。すなわち、本発明の目的は、段階的マルチメディアサービスを保護することができる消費権限管理方法及び装置を提供することにある。

本発明の他の目的は、ユーザが段階的マルチメディアサービスに対する消費権限を便利に取得することができる方法及び装置を提供することにある。

本発明のまた他の目的は、段階的マルチメディアサービスに対する消費権限を効率的に管理し、最小のオーバーヘッドで消費権限を提供することができる方法及び装置を提供することにある。

上記のような目的を達成するために、本発明の実施形態の一態様によれば、デバイスがマルチメディアサービスに対するユーザの消費権限を管理する方法が提供される。上記方法は、特定のマルチメディアサービスに対する実行要請をユーザから受信するステップと、上記特定のマルチメディアサービスに対応する上記ユーザの消費権限に対するアクセス条件が上記消費権限に設定されている場合に、上記アクセス条件に対応するアクセス情報をサービスネットワークに要請するステップと、上記アクセス情報を上記サービスネットワークから受信するステップと、上記アクセス情報が上記アクセス条件を満足する場合に、上記消費権限により定義された範囲だけ上記特定のマルチメディアサービスに対するコンテンツを上記ユーザに提供するステップとを有することを特徴とする。

本発明の実施形態の他の態様によれば、デバイスにおけるマルチメディアサービスに対するユーザの消費権限を管理する装置を提供する。上記装置は、特定のマルチメディアサービスの実行に対応する特定のコンテンツに対する要請をマルチメディアプレーヤーから受信する結果として、上記特定のマルチメディアサービスに対応する上記ユーザの消費権限に対するアクセス条件が上記消費権限に設定される場合に上記アクセス条件に対応するアクセス情報を上記マルチメディアプレーヤーに要請し、上記マルチメディアプレーヤーから送信された上記アクセス情報が上記アクセス条件を満足する場合に、上記消費権限により定義された範囲だけ上記特定のマルチメディアサービスに対するコンテンツを上記マルチメディアプレーヤーに提供するエージェントと、上記特定のマルチメディアサービスに対する実行要請を上記ユーザから受信する場合に、上記特定のコンテンツに対する要請を上記エージェントに送信し、上記エージェントの上記アクセス情報の要請に従ってサービスネットワークへの上記アクセス情報の要請又は受信を行い、上記アクセス情報を上記エージェントに送信し、上記エージェントから送信された上記コンテンツを実行する上記マルチメディアプレーヤーとを有することを特徴とする。

本発明は、ステージ別にＲＯへのアクセスを許容するアクセス条件を１つの段階的マルチメディアサービスのコンテンツに対応するＲＯに含ませることにより、デバイスが対応するステージごとにアクセス条件を満足させる情報を取得するようにすることにより、段階的マルチメディアサービスに対する消費権限を効率的に管理することができるようにする。また、ユーザは、ステージ別消費権限を便利に取得することができ、消費権限は、最小のオーバーヘッドで提供されることができる。

したがって、段階的マルチメディアサービスに対する消費権限を効率的に管理する。

さらに、本発明は、オペレータの様々なサービスモデルをサポートすることができる適切な保安性を提供することができる方案を提供する。

従来の消費権限提供過程を示す図である。 本発明の一実施形態によるＤＲＭシステムの構成を示す図である。 本発明の一実施形態による消費権限管理過程を示す図である。

以下、本発明の好適な実施形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。図面における同様な構成要素に対しては、他の図面に表示されても、同様な参照番号及び符号を付けてあることに注意されたい。また、明瞭性及び簡潔性の観点から、本発明に関連した公知の機能や構成に関する具体的な説明が本発明の要旨を不明瞭にすると判断される場合には、その詳細な説明を省略する。

後述する詳細な説明には、上述した技術的課題をなすための本発明において代表的な実施形態を提示する。本発明の説明の便宜のために、携帯放送応用標準団体であるオープンモバイルアライアンス（Open Mobile Alliance：ＯＭＡ）のディジタル権限管理（Digital Right Management：ＤＲＭ）で定義している技術及び個体の名称を同一に使用する。しかしながら、このような標準及び名称が本発明の範囲を限定するのではなく、類似の技術的背景を有する消費権限管理システムに適用することができる。

ブロードキャスティングサービス又は注文型コンテンツ送信サービスのようなマルチメディアサービスは、ステージ別に遊ばれるゲーム又は複数のエピソードを含むドラマシリーズのようにステップ別に個別コンテンツを提供する段階的マルチメディアサービスを含む。このような段階的マルチメディアサービスにおいて、１つのサービスに対して複数の個別コンテンツが存在するために、ユーザがそれぞれの個別コンテンツに対して消費権限を取得できるようにすることがコンテンツ保護及び課金の観点で望ましい。

例えば、ゲームは、複数のステージを含み、１つのステージを完了した後に次のステージに進入するように構成されることができる。この時に、ユーザがステージ別に消費権限を取得するために、ステージ別に課金を策定することができる。複数のエピソードを含むドラマシリーズにおいて、ユーザは、次のエピソードを視聴するためにエピソード別に消費権限を取得することもできる。

したがって、従来のＤＲＭシステムにおいて、ＲＯは、ステージごとにユーザの消費権限に関する情報を含む権限オブジェクト（Right Object：ＲＯ）の生成及び送信のための一連の過程、すなわち、図１に示す過程を通してＲＯをデバイスに送信するか、又は最初のサービスが提供される時にすべてのＲＯをデバイスに送信する。したがって、不必要な課金又は追加のリソース消費が発生するという問題があった。

本発明は、このような問題を解決するためのものであって、権限発行サーバは、段階的マルチメディアサービスに対する消費権限を示すＲＯにステージ別にＲＯへのアクセス条件を含ませた後にＲＯをデバイスに送信する。段階的マルチメディアサービスを実行する場合に、デバイスは、対応するステージに対応するアクセス条件を満足させることができるアクセス情報を権限発行サーバ又はサービスプロバイダーから取得した後に、このアクセス情報をＲＯに送信することによりＲＯにアクセスすることができ、対応するステージのサービスを実行する。

この時に、ＲＯへのアクセス条件は特定のアクセスコードを含むことができる。すなわち、各ステージに対応する１つ以上のアクセスコードは、アクセス条件としてＲＯに含まれる。デバイスは、特定のステージに対応するマルチメディアサービスを使用するために特定のステージに対応するアクセスコードを取得した後に、このアクセスコードをＲＯに送信する。適正なアクセスコードをＲＯに送信する場合に、デバイスは、マルチメディアサービスに対する消費権限を使用することができる。

図２は、本発明の実施形態によるＤＲＭシステムの構成を示す。図２を参照すると、サービスネットワーク３００は、コンテンツ発行サーバ（content issuer）３１０及び権限発行サーバ（right issuer）３２０を含み、デバイス２００は、マルチメディアプレーヤー２１０及びＤＲＭエージェント２２０を含む。ネットワーク１００は、マルチメディアサービス又はコンテンツを供給するオペレータ及びコンテンツプロバイダーの領域であり、デバイス２００は、マルチメディアサービス又はコンテンツを消費するユーザの領域である。

ネットワーク３００は、コンテンツ又はサービスを提供するコンテンツプロバイダー(図示せず)を含む。コンテンツプロバイダーは、マルチメディアサービスを介して提供される各種コンテンツをコンテンツ発行サーバ３１０に提供する。コンテンツ発行サーバ３１０は、コンテンツプロバイダーから提供されたコンテンツを適切な形態でコンテンツを作る装置である。コンテンツ発行サーバ３１０は、ＤＲＭ技術が適用されたシステムでコンテンツに対する承認、ユーザが送信したコンテンツを提供するための要請に対する処理、権限発行サーバ３２０との協約に従って暗号化されたコンテンツの再生に必要な暗号化キー及びコンテンツの再生及び消費権限を示すＲＯをユーザのデバイス２００に送信する。

権限発行サーバ３２０は、ＤＲＭを使用するユーザデバイス２００の登録及び認証、ユーザデバイス２００から要請されたコンテンツに対するＲＯの生成及び送信を行う装置である。また、権限発行サーバ３２０は、ＲＯに設定された権限に従ってコンテンツが消費されているか否かをモニタリングし、コンテンツ消費の現在の状態に対する報告をデバイス２００から受信する。

権限発行サーバ３２０は、デバイス２００とのデータを送受信することができる送受信部（図示せず）と下記で説明するようにＲＯを管理する管理部（図示せず）とを含む。

デバイス２００は、マルチメディアプレーヤー２１０及びＤＲＭエージェント２２０を含み、ハードウェア、ソフトウェア、又はそれらの組み合せで構成することができる。デバイス２００は、ＤＲＭ技術を用いてネットワーク３００から提供されるコンテンツを消費することができる。

メディアプレーヤー２１０は、コンテンツ及び広告を再生することができるエンティティーである。メディアプレーヤー２１０は、ＤＲＭエージェント２２０から復号されたコンテンツを受信することにより再生する。また、メディアプレーヤー２１０は、ＤＲＭエージェント２２０から暗号化されたコンテンツを復号することができるキーを受信し、このコンテンツを復号した後に再生することができる。

ＤＲＭエージェント２２０は、コンテンツ管理部（Content Processing Engine）２２１及び権限管理部（Right Manager）２２３を含む。コンテンツ管理部２２１は、コンテンツを提供するための要請に従って暗号化されたコンテンツを復号化し、この復号化されたコンテンツをメディアプレーヤー２１０に提供し、復号動作のために復号化過程で使用されるキーを権限管理部２２３から持ってくる。

権限管理部２２３は、デバイス２００の権限発行サーバ３２０に対する登録、デバイス１１０が消費するコンテンツに対するＲＯの取得、及びＲＯの消費を管理する役割を実行する。

図２におけるネットワーク３００及びデバイス２００上のエンティティーは、相互に異なるエンティティーを含むこともでき、又は複合エンティティーを含むこともできる。

図３は、本発明の一実施形態による消費権限管理過程を示す図である。図３において、説明の便宜のために、段階的マルチメディアサービスがゲームサービスであると仮定するが、本発明は、類似の構造を有する様々なエピソードを含むドラマサービスのようなマルチメディアサービスにも適用することができる。

図３を参照すると、デバイス２００のマルチメディアプレーヤー２１０は、特定のゲームサービスの実行の要請がユーザからある場合に、ゲームサービスを実行することができるアプリケーションを実行する。マルチメディアプレーヤー２１０は、ステップ４０１において、ユーザの要請に応じてゲーム実行メッセージ（Game Execution message）に対する要請をＤＲＭエージェント２２０に送信することにより、特定のゲームサービスを実行することができるように暗号化されたゲームデータに対する復号を要請する。暗号化されたゲームデータは、ゲーム全体が暗号化された状態である場合もあり、ゲームの実行に必要な実行ファイル又はメタデータだけが暗号化された状態である場合もある。

ＤＲＭエージェント２２０は、マルチメディアプレーヤー２１０から要請されたゲームサービスに対するＲＯがあるか否かを判定する。対応するＲＯが存在しない場合に、ＤＲＭエージェント２２０は、ステップ４０３において、ゲーム実行のためのＲＯ要請メッセージ（RO request for Game Execution message）を権限発行サーバ３２０に送信し、対応するゲームサービスを実行することができるようにするＲＯを権限発行サーバ３２０に要請する。ＲＯは、ＤＲＭエージェント２２０にすでに存在することができるが、図３のステップ４０１において、ＤＲＭエージェント２２０がゲーム実行に対する要請メッセージを受信した後に要請されることを仮定する。

権限発行サーバ３２０は、適切な認証過程の後にステップ４０５で対応するゲームサービスに対する消費権限を示すＲＯを生成することにより、ＲＯをデバイス２００のＤＲＭエージェント２２０に送信する。この生成されたＲＯは、対応するマルチメディアサービスに対する消費権限を示す情報及びＲＯに対するアクセス条件を含む。本発明において、アクセス条件としてアクセスコードを使用する。すなわち、ＲＯは、対応するマルチメディアサービスの全コンテンツのうちで各ステップで使用される一部のコンテンツデータに対応するステップ別アクセスコード値を含む。したがって、デバイス２００は、ＲＯを使用するためには、ＲＯに対するアクセス情報として対応するアクセスコードを取得しなければならない。このようなＲＯに含まれる情報は、表１乃至表４に示すように定義することができる。

表１は、ＯＭＡ ＤＲＭでＲＯを生成するために使用されるＲＥＬ（Right Expression Language）で使用する許可エレメント（permission element）に本発明で提案するアクセス条件を含ませることにより生成された新たな許可エレメントの一例を示す。

許可エレメント（permission element）は、許可エレメントを含むＲＯの権限範囲を設定する。一般的に、許可エレメントに対する基本的な制約事項、許可エレメントが使用されるコンテンツ識別子、コンテンツが実行されるか又は表示されるか、実行されることができるか、印刷可能であるか、又はＲＯが他のデバイスに送信されることができるかを示す構成因子を含んでいる。許可エレメントは、本発明に従って新たなエレメントであるアクセスエレメントを含む。アクセスエレメント（Access element）は、関連するＲＯにアクセスするためのアクセス条件があることを意味し、提案されたアクセスエレメントの構造を表２に示すようである。

表２において、アクセスエレメントは、制約エレメント（Constraint element）及び要請エレメント（Requirement element）を含む。制約エレメントは、アクセスエレメントに関連した様々な制約事項を含み、制約事項の一例は、アクセスエレメントの有効期間を含むことができる。要請エレメントは、ＲＯを使用するために必要な条件を示す。要請エレメントを満足させない場合には、許可エレメントを実行することができない。
表２の要請エレメントは、表３に示すようである。

表３を参照すると、要請エレメントは、ＲＯにアクセスするためにユーザ又はＤＲＭエージェント２２０に入力されるべき値であるアクセスコードエレメントを含む。適切な値がユーザ又はＤＲＭエージェント２２０に入力されない場合に、ＤＲＭエージェント許可エレメントに接続されたＲＯに対するアクセスは許容されない。アクセスコードエレメントは、キー情報エレメント（key info element）を含み、キー情報エレメントが指定するキーに暗号化され記憶される。アクセスコードエレメントは、表４に示すようである。

上記のようなエレメントを含むＲＯがデバイス２００に送信される場合に、ユーザは、関連するマルチメディアサービスコンテンツを実行するために、ＲＯに含まれたアクセスコードエレメントに記憶されたアクセスコードと同一のアクセスコードを取得することにより、取得されたアクセスコードがＤＲＭエージェント２２０に送信されるようにしなければならない。

アクセスコードをユーザ又はデバイス２００に送信する方式は多様であり得る。例えば、アクセスコードを送信するためには、移動通信で使用される短文メッセージ又はマルチメディアメッセージを使用することもでき、又はＨＴＴＰ（Hypertext Transport Protocol）を使用することもできる。

ユーザが取得した又は入力したアクセスコードがアクセスコードエレメントに記憶されている値と一致しない場合には、対応するＲＯを使用することができず、その結果、対応するマルチメディアサービスを実行することができない。このようなアクセスコードの使用方法は様々である。第１のステージでのマルチメディアサービスコンテンツの実行の時に使用することができ、ユーザの便宜のために特定のステージでのマルチメディアサービスコンテンツの実行の時に使用することができる。

図３において、上述したように、生成されたＲＯは、ステップ４０５において、デバイス２００のＤＲＭエージェント２２０に送信される。この時に使用されるメッセージは、ＲＯ応答メッセージであることができる。ＤＲＭエージェント２２０は、ステップ４０７で受信されたＲＯを解析した後に第１のステージのゲームを実行するゲームデータをマルチメディアプレーヤー２１０に送信する。第１のステージに対応するゲームデータは、上述したように、復号されたゲーム、ゲームを実行する実行ファイル、又は第１のステージのゲームに使用されるメタデータであることができる。第１のステージに対応するゲームデータに対する消費権限は、アクセスコードなくてもアクセスすることができるか、又は必要なアクセスコードは、ステップ４０５で送信されたＲＯに含まれることもある。

第１のステージのゲームプレーを完了したユーザは、第２のステージ実行をマルチメディアプレーヤー２１０に要請することができる。従って、マルチメディアプレーヤー２１０は、第２のステージのゲームのためのデータを取得するための動作を実行する。すなわち、マルチメディアプレーヤー２１０は、ステップ４０９で送信されたデータに含まれた内容に従って２つの異なる方法で動作する。

ステップ４０９において、第２のステージを実行するためのアクセスコードに対する要請を含む内容がマルチメディアプレーヤー２１０に送信される場合に、マルチメディアプレーヤー２１０は、アクセスコード要請メッセージを権限発行サーバ３２０に直接送信することができる。ステップ４０９において、コンテンツ実行のためのデータだけが送信される場合に、マルチメディアプレーヤー２１０は、第２のステージを実行するためのデータをＤＲＭエージェント２２０に要請する。図３において、２番目の場合を一例として説明する。

したがって、マルチメディアプレーヤー２１０は、ステップ４１１において、第２のステージの実行のためのデータをＤＲＭエージェント２２０に要請する。ＤＲＭエージェント２２０は、ステップ４１３において、アクセスコードをマルチメディアプレーヤー２１０に送信するための要請を行う。

アクセスコードに対する必要性は、ポップアップウィンドウ又は個別のメッセージを介してユーザに通知されることができ、ユーザは、直接動作を介して適合したアクセスコードを取得することができる。あるいは、マルチメディアプレーヤー２１０は、マルチメディアプレーヤー２１０の設定を使用してアクセスコードを権限発行サーバ３２０に自動で要請することができる。権限発行サーバ３２０の位置（アドレス）は、ＤＲＭエージェント２２０がマルチメディアプレーヤー２１０に通知することもでき、又は個別の方法を介してマルチメディアプレーヤー２１０に入力されることもできる。個別の方法の一例は、マルチメディアプレーヤー２１０の設置の時に権限発行サーバ３２０のアドレスを入力することができる。

図３におけるマルチメディアプレーヤー２１０は、ＤＲＭエージェント２２０の要請に従ってアクセスコードを権限発行サーバ３２０に要請する。要請を受信した権限発行サーバ３２０は、ステップ４１７において、アクセスコードに対する要請を処理するためにマルチメディアプレーヤー２１０又はデバイス２００のユーザ情報を必要とする。必要な情報が提供されていない場合には、権限発行サーバ３２０がマルチメディアプレーヤー２１０又はユーザの適合性を判定することができる根拠がない。マルチメディアプレーヤー２１０の認証又はユーザに対する認証が完了した後に、権限発行サーバ３２０は、ステップ４１９においてアクセスコードをデバイス２００に送信する。上述したように、アクセスコードの送信のために様々な方法が使用されることができる。

図３において、権限発行サーバ３２０は、アクセスコードを発行する主体として説明されるが、コンテンツ発行サーバ３１０もアクセスコードを発行することができる。コンテンツ発行サーバ３１０がアクセスコードを発行する場合に、コンテンツ発行サーバ３１０は、権限発行サーバ３２０間で予め定められた値でアクセスコードを発行するか又はコンテンツ発行サーバ３１０が指定したアクセスコードを権限発行サーバ１２０に送信するように要請する。

ステップ４１９において、アクセスコードの送信を受信したマルチメディアプレーヤー２１０は、ステップ４２１において、第２のステージのマルチメディアサービスの実行のためのアクセスコードをＤＲＭエージェント２２０に送信する。

ＤＲＭエージェント２２０は、表１乃至表４のエレメントを有するＲＯで表４のアクセスコードエレメントに記憶されている値をマルチメディアプレーヤー２１０から送信されたアクセスコードと比較する。送信されたアクセスコードがＲＯに記憶されたアクセスコードに一致する場合に、ＤＲＭエージェント２２０は、ステップ４２３において、第２のステージの実行のためのデータを復号した後に、復号されたデータをマルチメディアプレーヤー２１０に送信する。マルチメディアプレーヤー２１０は、受信されたデータを用いて第２のステージに対応するゲームを実行し、このゲームをユーザに提供する。次のステージのマルチメディアサービスコンテンツを実行するためにステップ４１１乃至ステップ４２３を反復する。

上述したように、本発明は、ステージ別にＲＯへのアクセスを許容するアクセス条件を１つの段階的マルチメディアサービスのコンテンツに対応するＲＯに含ませ、デバイスが対応するステップごとにアクセス条件を満足させる情報を取得するようにすることにより、段階的マルチメディアサービスに対する消費権限を効率的に管理する。また、ユーザは、ステージ別消費権限を便利に取得することができ、最小のオーバーヘッドで消費権限を提供することができるようにする。

したがって、段階的マルチメディアサービスに対する消費権限を効率的に管理する。

また、本発明は、オペレータの様々なサービスモデルをサポートすることができる適切な保安性を提供する方案を提供する。

以上、本発明を具体的な実施形態を参照して詳細に説明してきたが、本発明の範囲及び趣旨を逸脱することなく様々な変更が可能であるということは、当業者には明らかであり、本発明の範囲は、上述の実施形態に限定されるべきではなく、特許請求の範囲の記載及びこれと均等なものの範囲内で定められるべきである。

１０ デバイス
２０ 権限発行サーバ（ｒｉｇｈｔ ｉｓｓｕｅｒ）
３０ 認証サーバ
１００ ネットワーク
１２０ 権限発行サーバ
２００ ユーザデバイス
２１０ マルチメディアプレーヤー
２２０ エージェント
２２１ コンテンツ管理部（Ｃｏｎｔｅｎｔ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｅｎｇｉｎｅ）
２２３ 権限管理部（Ｒｉｇｈｔ Ｍａｎａｇｅｒ）
３００ サービスネットワーク
３１０ コンテンツ発行サーバ（ｃｏｎｔｅｎｔ ｉｓｓｕｅｒ）
３２０ 権限発行サーバ（ｒｉｇｈｔ ｉｓｓｕｅｒ）

Claims (15)

1. デバイスがマルチメディアサービスに対するユーザの消費権限を管理する方法であって、
   特定のマルチメディアサービスに対する実行要請をユーザから受信するステップと、
   前記特定のマルチメディアサービスに対応する前記ユーザの消費権限に対するアクセス条件が前記消費権限に設定されている場合に、前記アクセス条件に対応するアクセス情報をサービスネットワークに要請するステップと、
   前記アクセス情報を前記サービスネットワークから受信するステップと、
   前記アクセス情報が前記アクセス条件を満足する場合に、前記消費権限により定義された範囲だけ前記特定のマルチメディアサービスに対するコンテンツを前記ユーザに提供するステップと
   を有することを特徴とする消費権限管理方法。
2. 前記特定のマルチメディアサービスは、段階的に提供される複数のコンテンツを含み、前記アクセス条件が前記複数のコンテンツのそれぞれに対応するように設定されることを特徴とする請求項１に記載の消費権限管理方法。
3. 前記アクセス条件に対応するアクセス情報を前記サービスネットワークに要請するステップは、
   前記特定のマルチメディアサービスに対する実行要請に応じて前記複数のコンテンツのうちで前記ユーザから要請されたコンテンツを判定するステップと、
   前記特定のアクセス条件が前記消費権限に設定される場合に、前記要請されたコンテンツに応じて、前記特定のアクセス条件に対応する特定のアクセス情報を前記サービスネットワークに要請するステップとを有し、
   前記特定のマルチメディアサービスに対するコンテンツをユーザに提供するステップは、前記サービスネットワークから受信された前記特定のアクセス情報が前記特定のアクセス条件を満足するか否かを確認するステップと、前記特定のアクセス情報が前記特定のアクセス条件を満足する場合に、前記要請されたコンテンツを前記ユーザに提供するステップとを含むことを特徴とする請求項２に記載の消費権限管理方法。
4. 前記アクセス条件及び前記アクセス情報はアクセスコードであり、前記アクセス条件に対応するアクセスコードが前記アクセス情報に対応するアクセスコードに一致する場合に前記アクセス条件が満足することを特徴とする請求項３に記載の消費権限管理方法。
5. 前記消費権限に関連した情報は、権限発行サーバにより生成される権限オブジェクト（ＲＯ）に含まれた後に前記デバイスに送信され、前記アクセス条件は、前記権限オブジェクトで前記消費権限の範囲を設定する許可エレメントに従属するアクセスエレメントに含まれ、前記アクセスエレメントは、前記アクセスエレメントの有効期間を示す制約エレメントと前記アクセス条件の内容を含む要請エレメントとを含むことを特徴とする請求項４に記載の消費権限管理方法。
6. 前記アクセス情報に対応するアクセスコードは、短文メッセージ、マルチメディアメッセージ、及びハイパーテキスト転送プロトコル（ＨＴＴＰ）のうちのいずれか１つの方式を介して前記デバイスに送信されることを特徴とする請求項４に記載の消費権限管理方法。
7. 前記アクセス情報に対応するアクセスコードは、前記サービスネットワークに含まれた権限発行サーバ及びコンテンツ発行サーバのうちのいずれか１つから受信されることを特徴とする請求項４に記載の消費権限管理方法。
8. デバイスにおけるマルチメディアサービスに対するユーザの消費権限を管理する装置であって、
   特定のマルチメディアサービスの実行に対応する特定のコンテンツに対する要請をマルチメディアプレーヤーから受信する結果として、前記特定のマルチメディアサービスに対応する前記ユーザの消費権限に対するアクセス条件が前記消費権限に設定される場合に、前記アクセス条件に対応するアクセス情報を前記マルチメディアプレーヤーに要請し、前記マルチメディアプレーヤーから送信された前記アクセス情報が前記アクセス条件を満足する場合に、前記消費権限により定義された範囲だけ前記特定のマルチメディアサービスに対するコンテンツを前記マルチメディアプレーヤーに提供するエージェントと、
   前記特定のマルチメディアサービスに対する実行要請を前記ユーザから受信する場合に、前記特定のコンテンツに対する要請を前記エージェントに送信し、前記エージェントの前記アクセス情報の要請に従ってサービスネットワークに前記アクセス情報の要請又は受信を行い、前記アクセス情報を前記エージェントに送信し、前記エージェントから送信された前記コンテンツを実行する前記マルチメディアプレーヤーと
   を有することを特徴とする消費権限管理装置。
9. 前記特定のマルチメディアサービスは、段階的に提供される複数のコンテンツを含み、前記アクセス条件が前記複数のコンテンツのそれぞれに対応するように設定されることを特徴とする請求項８に記載の消費権限管理装置。
10. 前記エージェントは、前記複数のコンテンツのうちで前記特定のコンテンツに対応するコンテンツに対応して設定された特定のアクセス条件に対応する特定のアクセス情報を前記マルチメディアプレーヤーに要請し、前記マルチメディアプレーヤーは、前記複数のコンテンツのうちでアクセス条件が設定されたコンテンツに関連した情報を前記エージェントから受信し、前記アクセス条件が設定されたコンテンツに対する実行要請がある場合に、対応するアクセス情報を前記サービスネットワークから取得することを特徴とする請求項９に記載の消費権限管理装置。
11. 前記アクセス条件及び前記アクセス情報はアクセスコードであり、前記アクセス条件に対応するアクセスコードが前記アクセス情報に対応するアクセスコードに一致する場合に、前記アクセス条件が満足することを特徴とする請求項１０に記載の消費権限管理装置。
12. 前記消費権限に関連した情報は、権限発行サーバにより生成される権限オブジェクト（ＲＯ）に含まれた後に前記デバイスに送信され、前記アクセス条件は、前記権限オブジェクトで前記消費権限の範囲を設定する許可エレメントに従属するアクセスエレメントに含まれ、前記アクセスエレメントは、前記アクセスエレメントの有効期間を示す制約エレメントと前記アクセス条件の内容を含む要請エレメントとを含み、前記要請エレメントは、前記アクセス条件に対応するアクセスコードを含むことを特徴とする請求項１１に記載の消費権限管理装置。
13. マルチメディアサービスに対するユーザの消費権限を発行する権限発行サーバが消費権限を管理する方法であって、
    複数のコンテンツを段階的に提供する特定のマルチメディアサービスに対する消費権限発行の要請をデバイスから受信するステップと、
    前記特定のマルチメディアサービスに対するユーザの消費権限の範囲を示す情報と、前記複数のコンテンツのそれぞれに対応して前記消費権限に対するアクセスが許容されるか否かを決定するアクセス条件とを含む権限オブジェクト（ＲＯ）を生成した後に、前記生成された権限オブジェクトを前記デバイスに送信するステップと、
    前記複数のコンテンツのうちのいずれか１つのコンテンツに対応するアクセス条件を満足するアクセス情報に対する要請を前記デバイスから受信するステップと、
    前記アクセス情報を前記デバイスに送信するステップと
    を有することを特徴とする消費権限管理方法。
14. 前記アクセス条件及び前記アクセス情報はアクセスコードであり、前記アクセス条件に対応するアクセスコードが前記アクセス情報に対応するアクセスコードに一致する場合に前記アクセス条件が満足し、
    前記アクセス条件は、前記権限オブジェクトで前記消費権限の範囲を設定する許可エレメントに従属するアクセスエレメントに含まれ、前記アクセスエレメントは、前記アクセスエレメントの有効期間を示す制約エレメントと前記アクセス条件の内容を含む要請エレメントとを含み、前記要請エレメントは、前記アクセス条件に対応するアクセスコードを含むことを特徴とする請求項１３に記載の消費権限管理方法。
15. マルチメディアサービスに対するユーザの消費権限を発行する権限発行サーバで消費権限を管理する装置であって、
    複数のコンテンツを段階的に提供する特定のマルチメディアサービスに対する消費権限を発行する要請をデバイスから受信する送受信部と、
    前記特定のマルチメディアサービスに対するユーザの消費権限の範囲を示す情報と、前記複数のコンテンツのそれぞれに対応して前記消費権限に対するアクセスが許容されるか否かを決定するアクセス条件とを含む権限オブジェクト（ＲＯ）を生成した後に、前記生成された権限オブジェクトを前記デバイスに送信し、前記複数のコンテンツのうちのいずれか１つのコンテンツに対応するアクセス条件を満足するアクセス情報に対する要請を前記デバイスから受信し、前記アクセス情報を前記デバイスに送信する管理部と
    を有することを特徴とする消費権限管理装置。

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