JP2013531152A - 供出デバイスおよび製造方法 - Google Patents
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Abstract
ハンガーおよび処理組成物ブロックを備えるトイレボウル処理組成物供出デバイス。ハンガー(20)は、第1の端部および第2の端部を有する長尺な本体部(21)と、トイレボウルの縁からハンガー(20)を吊り下げるための第1の端部におけるフック部(22)と、第2の端部におけるブロック支持部(23)であって、支持部の表面から突出する少なくとも一つのフィンガー(25)を有するブロック支持部(23)とを備える。フック部(22)および少なくとも一つのフィンガー(25)は、本体部(21)の同じ長手方向面および本体部(21)の対向する長手方向面の一方から突出しており、かつ、処理組成物ブロック(10)は、この処理組成物ブロックの表面に差し込まれた少なくとも一つのフィンガーによってブロック支持部(23)上で保持される。
Description
本発明は、供出デバイスに対する、特に、トイレなどの衛生設備に対して処理組成物を供給するのに使用されるデバイスに対する改良に関する。
処理組成物は、一つ以上の化学構成成分、たとえば、ブロックの形態の、着色剤、洗浄剤、殺菌剤、石灰アカ防止剤を含む。処理組成物は、デバイスのブロックと接触する水が一つ以上の化学構成成分と接触状態となることで形成される。ブロックは、供出デバイスのブロックと接触する水とのその後の接触の間、一つ以上の活性剤を長期にわたって放出する。
パラジクロルベンゼンなどの第1の処理組成物が、通常、時間の経過に伴って溶解するルーズブロックとして衛生設備に添加される。ルーズブロックとして使用するためのトイレブロックは、それらはナフタレンベース製品であるだろうが、現在でも依然として一般的である。
通常、洗面所洗浄ブロックは洗面所の水槽内に漬けられ(インタンクあるいはインシスタンブロック)、あるいは洗面所ボウルのリムの下でケージ内で保持され(リムブロック)、あるいは、ときには、たとえば日本では、水槽の上端でケージ内で保持される(オンタンクブロック)。ブロックはゆっくりと溶解し、洗面所ボウル内に有効成分を放出する。
概して、そうしたブロックは、有効成分として、以下の一つ以上を含むことがある。
i) 洗浄作用を提供するための、そしてまたユーザーに対する目印として泡を提供するための界面活性剤
ii) 漂白成分
iii) 主にユーザーに対する目印としての着色剤
iv) 香料
v) 殺菌剤
vi) 石灰アカ調整剤
i) 洗浄作用を提供するための、そしてまたユーザーに対する目印として泡を提供するための界面活性剤
ii) 漂白成分
iii) 主にユーザーに対する目印としての着色剤
iv) 香料
v) 殺菌剤
vi) 石灰アカ調整剤
ブロックが洗浄作用それ自体を提供する程度は、使用される有効成分および水洗サイクルの間に洗面所ボウル内に投与される量に依存する。
ブロックはまた、押し出し、タブレット化などによるブロックの製造を助けるための処理助剤、フィラー、そしてさらに、ブロックの寿命を制御するための溶解度調整剤を含む。ブロックの使用寿命は、特に、ブロック内の物質の量および洗浄水中でブロックが溶ける速度に左右され、これは、主として、ブロックの組成に依存する。
さらに、ブロック寿命は、洗浄水の激しさ、環境温度、洗浄の頻度、そしてトイレ設計に部分的に依存する。これらの要因は、従来、よく知られており、ブロック組成物は、特定のマーケットのために好適な組成を決定する際に、条件の範囲に抗して試験されることがある。
トイレの各洗浄サイクルの間、トイレボウル内に供給される有効成分の量は、今度は、ブロックの、実際のそして認識される特性に、たとえば、界面活性剤あるいはトイレボウルの汚れを落とすための漂白剤の作用、そしてユーザーに対する泡あるいは色合いの外観、あるいは芳香の知覚に影響を与える。
家庭用衛生設備、特に現代的な水洗トイレにおいて使用される、処理組成物を供出するためのデバイスはよく知られている。二つの公知のタイプのデバイスは、そうした衛生設備、特にトイレボウルに、着色および/またはクリーニングおよび/または芳香および/または殺菌効果を提供するために、「インボウル」(ITB)あるいは「インシスタン」(ITC)デバイスとして使用されることを意図されている。従来公知のある共通のアプローチは、シスタンあるいはトイレのタンク内に少なくとも浸漬されるデバイス(これは、デバイス全体がタンクが満杯であるときに水に完全に漬かるようにトイレタンクの底に配置することでトイレの内部に完全に設置される)あるいはトイレタンク内に存在する水の中に少なくとも部分的に浸漬されるデバイス(そうしたデバイスは、タンクのリップあるいはリムなどのトイレタンクの一部から吊り下げられる)を提供することである。それは、一般に、ITCデバイスと呼ばれている。
従来公知のさらなる一般的なアプローチは、トイレボウルのリムから吊り下げられかつトイレボウルの内壁にあるいはその付近に配置されるデバイスの提供である。それは概してITBデバイスと呼ばれる。そうしたデバイスは、通常、ゲルあるいはブロック組成物が洗浄水と接触させられたとき、トイレの内部に処理組成物を供出するよう設計され、あるいは、これに代えて、悪臭を中和あるいは隠すよう意図された芳香組成物をトイレボウルに供出する。通常、現在の市場では、そうしたデバイスは、トイレボウルのリムからケージ部を吊り下げるために使用されるハンガー部を含み、ケージ部は、トイレの各洗浄操作によって供出される流水の経路内に配置される。ケージ部は、通常、デバイスのケージ内に洗浄水が入りそして出て行くことを可能とする複数の孔あるいは開口を備える。通常、固体ブロック組成物あるいはゲル組成物がケージ内に存在する。固体ブロック組成物および/またはゲル組成物は、通常、一つ以上の洗浄成分、たとえば良好な洗浄および/または発泡作用を提供する一つ以上の界面活性剤を含む。たいてい、固体ブロック組成物および/またはゲル組成物は、ある程度の悪臭抑制を実現するために提供された芳香成分を、同様に含む。ほとんどのそうしたデバイスに関して、特にゲル組成物との使用のためにケージの使用は望ましいと考えられており、なぜなら、ゲルは自立性がなく、ケージによって提供される物理的な支持構造体なしては役に立たないからである。固体ブロック組成物に関して、そうした組成物は時間の経過に伴って、一般に弱化しかつ軟化する傾向があり、そしてほとんどはその寿命の間に、特に、その有効寿命の終わりに近づいたときに、膨張しあるいは歪むことが知られている。ケージは、この場合、多孔質レセプタクルとして機能し、そして、さもなければ早期に軟化するか崩壊し、そしてトイレボウル内に落下し、その組成物が実質的に消費される前に流れ出してしまうであろうブロックを支持する。
ケージの使用はあるブロック組成物と共に使用するのに有益であるが、ケージの使用はまた欠点も有する。ケージの使用は、材料コストの増大、そしてさらなる製造ステップを必要とする。さらに、そうしたITBデバイスは、たいてい、使いきり型デバイスであり、ゲルあるいはブロック組成物が消費されるか使い尽くされると、消費者はITBデバイスを廃棄するが、これは不経済であり、適切な塵芥処理に関連する問題の一因となる。コストに関して、ハンガー部およびケージ部を備える最も一般的なリム吊り下げ式洗面所デバイスにおいては、通常、大量の素材がケージを形成するために使用される。そうしたケージは、通常、合成ポリマーから製造されるので、それは、リム吊り下げ式洗面所デバイスを形成し、そして使用あるいは販売前に固体ブロック組成物および/またはゲル組成物でケージを満たすために特別な成形作業を必要とする。
従来公知であるのが、パラジクロルベンゼンの洗面所ブロックであるリム吊り下げ式洗面所デバイスであるが、これはクリーニングの利益を提供せず、芳香の利益のみを提供する。そうしたブロックは、通常、パラジクロルベンゼンの昇華によって、かつ/または線浄水との接触によって侵食される。パラジクロルベンゼンのそうしたリム吊り下げ式洗面所ブロックは、通常、一方側から突出する折り曲げ可能なワイヤのループを有する固体ブロックあるいはケークとして包装される。折り曲げ可能なワイヤの一部は、パラジクロルベンゼンブロック内に埋め込まれる。消費者は、パラジクロルベンゼンブロックがトイレボウルの内部に配置されるように、そのトイレの特定の形状に適したハンガーへとワイヤを成形することが求められる。
特許文献1は、衛生設備、好ましくはトイレボウルに、少なくとも一つの処理組成物、好ましくはクリーニング組成物および/または殺菌組成物を供給するのに役立つ洗面所供出デバイスの製造プロセスを開示しており、このプロセスは、押し出し機に組成物を提供し、組成物から押し出し物を形成し、この押し出し物内にハンガーの一部を差し込み、ハンガーの当該部分を被覆あるいはコーティングするために押し出し物を圧縮し、これによって洗面所デバイスを形成することを備える。
特許文献2および特許文献3は、あるケージレス洗面所供出デバイスを開示しており、これは、洗面所処理組成物の塊を押し出し、その後、固体ブロック組成物を高密度化しかつ同時にそれをハンガーに対して取り付けるために、型枠あるいは型枠の対内で押し出し物を型押しあるいは圧縮することによって形成された固体ブロックを含む。当該デバイスは適切に機能するが、組成物は高温での長期保管に関して安定性が十分でないことが判明しており、型押しされた固体ブロック組成物は包装される際に変形しあるいは崩れることが観察された。さらに、ブリスター型パッケージング内に包装する際の当該デバイスの雑な扱いによって、消費者の観点から魅力的でないブリスター型パッケージングとの接触ポイントにおける変形が生じることが観察された。そうした変形は、デバイスがブリスターのキャビティ内に装填されるが、キャビティ内で自由に移動できるという事実に起因する。キャビティの形状に、そして型押しされた固体ブロック組成物の形状に依存して、たとえば型押しされた固体ブロック組成物のエッジにおいて一つ以上の接触ポイントが存在し、キャビティの制限内で動くデバイスは変形し、あるいは、魅力的でない外観をもたらす、そうした接触ポイントでの汚れとなり、そしてまた、ブロックの組成および、デバイスがブリスター型パッケージから取り出される環境の雰囲気温度のそれに依存して、パッケージのブリスターと型押しされた固体ブロック組成物との間の望ましくない張り付きあるいは付着が生じ得る。
したがって、ある公知の従来供出デバイスは有益な処理硬化をもたらすが、それにもかかわらず、衛生製品に有用な処理利益を、好ましくは有用な洗浄利益を提供でき、そして従来デバイスの欠点の一つ以上を克服する、さらに改良されたデバイスを提供することが現実にそして依然として求められている。
特許文献4は、衛生製品の一部から、特にトイレシスタンあるいはトイレタンクの一部から吊り下げられるよう構成された、その一部を有するハンガーと、一つ以上の化学組成物を含む成形固体ブロックとを備えたケージレスの洗面所供出デバイスの製造方法を開示しているが、このデバイスは上記システンあるいはタンクの内部に吊り下げられるよう構成される。関連出願である特許文献5は、衛生製品の一部、好ましくはトイレボウルのリムから吊り下げられるよう構成されたフック端部を有するハンガーと、衛生製品の内部に吊り下げられるよう構成された少なくとも一つの化学剤からなる成形固体ブロックとを備えるケージレス洗面所供出デバイスを開示している。
上記文献は、特許文献6ないし特許文献13に開示されたもののような公知のケージレス供出デバイスの現代の等価物に関する。
特許文献9は、ITB用のケージレスブロックの基本コンセプトが、1960年台から、よく知られていることを示している。
特許文献12は、ブロックがフックに取り付けられたバック内に収容された製品を開示している。
特許文献10は、組成物が過度に素早く崩壊するのを防ぐためにトッププレートを有する埋め込まれたプラスチックフックを開示している。ハンガーのステムおよびプレートは、型枠内のバーのための高温混合物内に挿入され、混合ツールハンドルステムの周囲でかつプレートの下方で固まることができる。この文献は、ハンガー上の(キャスト)ブロック(すなわちトイレブロックのためのケージレス供出デバイス)は1970年台前から周知であることを示唆している。特許文献14は類似の製品を開示している。
特許文献15は、ボウル内に吊り下げるケイージレス・パラジクロルベンゼンブロックの使用が一般的であることを示唆している。パラジクロルベンゼンブロックは、ハンガーに対して押し付けられ、あるいはモールドされる。
特許文献16は、物質と係合しかつそれを保持する複数の突起を有する長尺な弾性部材からなるトイレボウル内に物質をリリースするためのディスペンサーを開示している。リリースされる物質は、ゲル、ソープあるいは結晶塩であってもよく、スケルトンに対して押し出されてもよい。
特許文献17は、ソリッドバーを支持するためのスケルトンを含む、クリーニングデバイスを開示している。ソリッドバーは透明である。
したがって、「ケージレス」ITBデバイス、そしてまた「ケージレス」ITCデバイスを歴史的に避ける動きがあった。ハンガー上のトイレブロックは、ケージが存在しない場合、もはや一般的ではなく、なぜなら、それらは商業的に望ましいと考えられなかったからである。さらに、高いレベルの界面活性剤および新しいゲル組成物を含む最新の組成物の出現によって、ケージは、ボウル内での見苦しい外観を阻止するために有用であると考えられた。なぜなら、いくつかの組成物は、ドロドロになる傾向があるからである。当業者が新しい物質を含む有効な組成物が可能であることに疑いを持っていたことは明らかではない。だが、ケージ式デバイスを製造する強い商業的動機が存在していた。
本発明は、特に、ハンガー設計、製造方法ならびにトイレブロックの組成に関して、ケージレス供出デバイスの分野の、さまざまな改良を提供する。
本発明のある実施形態では、上記ブロックは、所望の組成物を押し出し、ハンガー上で押し出されたブロックを支持するためにブロックに直接、ハンガー上のピンを差し込むことによって製造される。本発明は、ハンガーにピン留めされた衛生ブロックを有する供出デバイスを提供する。ハンガーの一部分は、それを経てフィンガーがピン留めされる衛生ブロックの外面に当接する。
本発明はトイレボウル処理組成物供出デバイスを提供するが、これは、ハンガーおよび処理組成物ブロックを備え、ハンガーは、第1および第2の端部を有する長尺な本体部と、トイレボウルの縁からハンガーを吊り下げるための第1の端部におけるフック部と、第2の端部におけるブロック支持部であって、支持部の表面から突出する少なくとも一つのフィンガーを有するブロック支持部とを備え、フック部および少なくとも一つのフィンガーは、本体部の同じ長手方向面および本体部の対向する長手方向面の一方から突出しており、かつ、処理組成物ブロックは、この処理組成物ブロックの表面に差し込まれた少なくとも一つのフィンガーによってブロック支持部上で保持される。
本体部は供出デバイスの長手方向軸線を規定してもよく、フック端部は、本体部の一端から延在すると共に長手方向軸線と整列し、かつ、支持部は逆側端部から延在し、やはり長手方向軸線と整列する。フック部は、主として、デバイスの後部を形成するステム部の一方側に配置可能であり、ステム部の反対側はデバイスの前面である。支持部は、処理ブロックの縁に当接するための平坦面を含んでいてもよい。
上記供出デバイスは、それぞれ、支持部から同じ方向に延在している複数のフィンガーを備えていてもよい。支持部には二つのフィンガーが存在してもよい。
上記少なくとも一つのフィンガーは、細長い断面を有する支持部の一部の上に配置されてもよい。
上記少なくとも一つのフィンガーは、支持部から、本体部の、ハンガーと同じ長手方向面に向かって突出してもよい。これに代えて、上記少なくとも一つのフィンガーおよびハンガーは、本体部の対向する長手方向面において突出してもよい。
上記少なくとも一つのフィンガーは処理組成物ブロックの表面に差し込まれ、それによって、そこから少なくとも一つのフィンガーが突出する支持部の表面は、そこにフィンガーが差し込まれる処理組成物ブロックの表面に当接してもよい。この当接面は平坦であってもよい。
ブロックは円柱形であってもよい。
上記ブロックは、切断処理が施された二つの対向面を有し、かつ、少なくとも一つのフィンガーは、対向する面以外のブロックの表面に差し込まれてもよい。
上記少なくとも一つのフィンガーは、グリップを改善するために、鋸歯状にされるか、返しが付けられるか、あるいは凹凸が形成された表面を有する少なくとも一部分を有してもよい。
上記あるいは各フィンガーは、ブロックの厚みの少なくとも20%であり、かつ100%以下の、好ましくは50ないし95%、より好ましくは60ないし85%、最も好ましくは70ないし80%の長さを有していてもよい。
上記処理組成物は、その中にピンが差し込まれた表面にチャネルを備え、かつ、このチャネルは、ブロックの表面とオーバーラップする支持部のプロファイルに一致してもよい。
上記処理組成物ブロックは押し出しブロックであってもよい。上記処理組成物ブロックは同時押し出しブロックであってもよい。
上記処理組成物ブロックは、好ましくはアニオン性界面活性剤を含む、20ないし80wt%の少なくとも一つの界面活性剤と、任意選択で、一つ以上の顔料あるいは染料、寿命延長あるいは寿命短縮剤として作用する一つ以上の添加剤、一つ以上の香料、およびフィラーとを含んでいてもよい。
上記処理組成物ブロックは、20ないし60wt%の少なくとも一つの第1の界面活性剤と、可塑剤として作用する3ないし20%の少なくとも一つの第2の界面活性剤とを含んでいてもよい。
上記処理組成物ブロックは、AOS(80%)の20ないし60wt%の、好ましくは25ないし40wt%の、さらに好ましくは28ないし35wt%の等価物を含んでいてもよい。
上記処理組成物ブロックは、SAS(92%)の3ないし20wt%の、好ましくは3ないし15wt%の、さらに好ましくは4ないし12wt%の等価物を含んでいてもよい。
本発明はまた、トイレボウル処理組成物供出デバイスを製造するための方法を提供するが、これは、ハンガーを提供するステップであって、このハンガーは、第1および第2の端部を有する長尺な本体部と、トイレボウルの縁からハンガーを吊り下げるための第1の端部におけるフック部と、第2の端部における衛生ブロック支持部であって、処理組成物ブロックを受けるためのかつ平坦部から突出する少なくとも一つのフィンガーを有する衛生ブロック支持部とを備え、フック部および少なくとも一つのフィンガーは、本体部の同じ長手方向面および本体部の対向する長手方向面の一方から突出している、ステップと、処理組成物ブロックの表面に少なくとも一つのフィンガーを差し込むステップとを備える。
上記処理組成物ブロックは、押し出し処理、タブレット化処理およびホットメルト処理のうちの一つによって形成されてもよい。
上記方法は、処理組成物を押し出し、そしてブロックへと切断することを含んでいてもよい。この押し出し処理は同時押し出し処理であり、かつ、ブロックは、異なる組成を有する少なくとも二つの別個の部分を有していてもよい。
上記少なくとも一つのフィンガーを差し込む前に、ブロックには型枠内で成形処理が施されてもよい。
上記方法は、水溶性フィルムでブロックを包装するステップを含んでいてもよい。
本発明のデバイスは、ブロックに対してハンガーを、あるいはハンガーに対してブロックを単にピン留めすることによって組み立てられるので、ハンガーに対してブロックを押し付ける必要はなく、かつ、ピン留めプロセスはブロックに物質的影響を及ぼさず、高密度化は生じない。
図面を参照すると、図1には、本明細書に開示されたケージレス供出デバイスを製造するためのプロセスが大まかに示されている。
ブロック組成物を形成するために必要な、予混合トイレブロック組成物あるいは構成成分は、押し出し機1の投入ホッパー2に供給される。押し出し機1は、シングルスクリュー押し出し機であってもマルチスクリュー押し出し機であってもよい。複数のスクリューが存在する場合、スクリューは共回転しても、あるいは逆回転してもよい。押し出し機への投入に先立って予め混合あるいはブレンドされない場合、ブロック組成物は概ね均一な塊へと形成され、そして適切な寸法のオリフィスプロファイルを有する適当なダイ3を経て押し出し機の外に出る。通常、押し出し物4は円形断面および約50mmの直径を有する。ダイ3を出た後、押し出し物4は測定された長さ、すなわち塊へと切断されて、プリフォーム5を形成するために一つ以上の切断ブレード6を用いて分離させられる。押し出し物4をプリフォーム5へと分離させるために、いかなる適当な手段が使用されてもよい。
上記の本実施形態のプロセスは、国際公開第2007/107755号に開示されたそれと類似しており、あるいはそれと同じであってもよい。だが、二つのプロセスは、この点で異なっている。国際公開第2007/107755号のプロセスにおいては、ダイは、ハンガーの少なくともプレートを収容するのに適切な寸法の押し出し物内に、キャビティ、チャネルあるいはリセスを含むように押し出し物を成形し、あるいはこれに代えて、付加的なプロセスステップ、たとえばチャネル切削手段を用いたチャネル切削ステップが実施され、たとえば、ハンガーの一部を後に収容するのに適したサイズのチャネルあるいはリセスを提供するのに適切であるように押し出し物あるいは長さを分割あるいは成形するために、回転ウイングカッター、ノコ、プラウ、ブレードあるいはその他の切断デバイスが押し出し物に、あるいはプレフォームに作用させられるか、それを通過させられる。そうしたチャネルあるいはリセスは、次のプロセスステップにおいてハンガーのプレートの位置決めのために、押し出し物および/またはプリフォームを通って長手方向に延在している。代替プロセスステップにおいては、押し出しに続いて、ハンガーの少なくとも一部、特にハンガーのプレートを続いて収容するのに十分な幅および厚みを有するキャビティあるいはスロットを提供するために押し出し物の小片すなわち切断長に部分的に分割するために使用される、適切な寸法のプランジングプレートなどの、適当なツール手段を用いて部分的に裂かれたようなキャビティが、押し出し物すなわちプレフォームに設けられる。そうしたブレードによって形成されたそうしたキャビティは、プレフォームの長さにわたって、あるいはその端部を経て延在している必要はない。国際公開第2007/107755号の好ましいプロセスにおいては、押し出し物がダイ114を出るとき、チャネルがダイを通過する押し出しによって設けられるが、これは、ダイの開口断面内へと延在するブレードあるいは別なカッター手段を含み、したがって押し出し物がダイを出るとき、それには、押し出し物を「V」の脚(これは各脚のベースに取り付けられたままである)へと部分的に分割するそうしたチャネルが設けられる。そうしたチャネルはプレフォームの長さにわたってかつその端部を経て延在してもよい。続いて、国際公開第2007/107755号においては、ハンガーのプレートがチャネルあるいはキャビティの内部に差し込まれ、これによってプレートはプレフォームの内部に埋め込まれる。
図1のプロセスにおいては、国際公開第2007/107755号のプロセスとは反対に、キャビティあるいはチャネルはプリフォーム内に設けられない。以下で説明する実施形態においては、チャネルはブロックの主面に設けることができ、この結果、ハンガーはブロック内で奥まった所におかれるが、ハンガーにはプレートに関する要求は存在しない。なぜなら、本発明では、国際公開第2007/107755号のように、ブロック内にプレートを埋め込みかつブロックを圧縮することによってブロックはハンガーに対して固定されないからである。国際公開第2007/107755号では、ダイ圧縮ステップにおいて、差し込まれたハンガーを有するプリフォーム122が対向するダイ130間に導入され、そして対向するダイは、そこから圧縮された固体ブロック50が形成される押し出し物の密度よりも、少なくとも1.5%だけ、好ましくは2%、圧縮された固体ブロックの組成物を高密度化するだけでなく、圧縮された固体ブロック組成物を形成すると共にそれをプレート30に対して張り付けるために互いに近接させられる。形成されたケージレス手洗所デバイス10は続いてダイから取り出されて、直ぐ使用できる状態となり、あるいは、これに代えて、販売可能な製品を形成するために適当なパッケージ内に包装されてもよい。
図1のプロセスにおいて、プリフォーム5は実質的に続いて型内に装填されるが、これは対向するダイ7からなっていてもよい。プリフォーム5は、たとえばラム8およびアンビル9などの適当な圧縮手段によって、ダイ7間で圧縮される。任意選択で、次のプロセスステップでのダイ内へのプリフォーム5の装填に先立って、型の内面の一つ以上に離型剤あるいは鉱油あるいはパラフィン油などのその他の潤滑剤がスプレーされてもよい。
成形ブロック10を形成するためにプリフォーム5が圧縮された後、成形ブロック10は型から取り出され、そして任意選択で、冷却可能となる。ケージレストイレブロックの形態の、処理組成物を含む供出デバイス100を形成するために、(以下で説明する)ハンガーのピンが続いてブロック10の表面に直接差し込まれる。このデバイスは、販売可能な製品を形成するために包装されてもよい。供出デバイスとの用語はまた、トイレブロックと組み合わせる前のハンガーを指すのに使用されることもある。
最も基本的な形態では、本発明は成形ステップを必要としない。なぜなら、押し出しおよび分離プロセスによる製品は、円柱形であってもよい完成したトイレブロックであってもよいからである。円形断面は、市販のトイレブロックに関して、公知の形状であるが、その他の形状も公知である。成形プロセスの一つの利点は、ブロックを、図2a、図2bおよび図4aに示すもののような、より人目を引く三次元デザインへと再成形できることである。ある組成物はまた、成形/圧縮ステップの間の、組成物の高密度化によって利益を得ることができる。
ある実施形態では、ハンガーのピンは、切断の後、あるいは、成形ステップが存在する場合には、成形の後にブロックの表面に直接差し込まれる。トイレブロックの組成に依存して、ハンガーピンの差込前の時間の長さは調整可能である。ある組成はハンガーピンを直ちに差し込むことを可能とし、ほとんどの場合には、組成物がブロックに対するダメージを伴わずにピンを受け容れることができるように、ハンガーピンはブロックが完全に冷えるかあるいは固まる前に差し込まれるべきである。ピンを差し込む際に組成物が固すぎる場合、ブロックへの内部ダメージによって、ブロックは使用時に直ぐに壊れてしまう。逆に、ある組成物に関して、ピンを差し込む前にブロックが完全に固まっていない場合、さらなる凝固あるいは硬化は、ハンガーに対するブロックの固定を改善するために、ブロック組成物がピンの形状に合致することを、そしてピンに対して収縮することを可能とする。
ダイから成形製品を取り出すための多くの技術が知られているが、ある実施形態では、ダイの一方は、表面仕上げを損傷させたりあるいはそれに悪影響を与えることなく、ダイから成形されたブロックを放出するために、手動あるいは自動で動作させることが可能な可動部を有していてもよい。
図1は、ある可能なプロセス手順を示しているが、その他も可能である。たとえば、
(1)成形されたバーを形成するために押し出し、そしてある厚みあるいは重量へと切断する。ハンガーは簡素なジグを介してブロックに差し込まれる。
(2)成形されたバーを形成するために押し出し、そしてある厚みあるいは重量へと切断し、再成形すなわち3Dパターンを付与するために型枠内に押し込み、リリースし、その後、簡素なジグを介してフックを差し込む。
(3)成形されたバーを形成するために押し出し、そしてある厚みあるいは重量へと切断し、水溶性フィルムを密着状態で巻き付け、再成形すなわち3Dパターンを付与するために型枠内に押し込み、リリースし、その後、簡素なジグを介してフックを差し込む。任意選択で、水溶性フィルムは、ピンの挿入を助けるために、予め裂け目が形成されていてもよい。
(4)成形されたバーを形成するために押し出し、そしてある厚みあるいは重量へと切断し、簡素なジグに、あるいは型枠に、フックのピンあるいはハンガーを装填し、再成形すなわち3Dパターンを付与するために型枠内に押し込み、リリースし、その後、組み立てられたユニットを包装する。
(1)成形されたバーを形成するために押し出し、そしてある厚みあるいは重量へと切断する。ハンガーは簡素なジグを介してブロックに差し込まれる。
(2)成形されたバーを形成するために押し出し、そしてある厚みあるいは重量へと切断し、再成形すなわち3Dパターンを付与するために型枠内に押し込み、リリースし、その後、簡素なジグを介してフックを差し込む。
(3)成形されたバーを形成するために押し出し、そしてある厚みあるいは重量へと切断し、水溶性フィルムを密着状態で巻き付け、再成形すなわち3Dパターンを付与するために型枠内に押し込み、リリースし、その後、簡素なジグを介してフックを差し込む。任意選択で、水溶性フィルムは、ピンの挿入を助けるために、予め裂け目が形成されていてもよい。
(4)成形されたバーを形成するために押し出し、そしてある厚みあるいは重量へと切断し、簡素なジグに、あるいは型枠に、フックのピンあるいはハンガーを装填し、再成形すなわち3Dパターンを付与するために型枠内に押し込み、リリースし、その後、組み立てられたユニットを包装する。
上記プロセスは全て一続きであってもよいが、同様に、圧縮と共に裂け目が形成されてもよく/3−D成形プロセスなどは後で実施されてもよい。
上記選択肢3に関して、トイレブロック用の水溶性フィルムが周知である。驚くべきことに、そうしたフィルムは、成形の後、ブロックの取り出しを助けることができることが分かっている。フィルムは、ピンの差し込みを容易にするために、そして成形されたブロック上に正確なポジションでフィルムが定着することを可能とするために、分割することができる。
さらに、上記供出デバイスは、トイレブロック内にハンガーのピンを差し込むことによって簡単に組み立てることができるので、押し出しプロセスはただ一つの実施可能なプロセスである。上記ブロックはまた、従来よく知られたような、タブレット化プロセスあるいはキャスティング(ホットメルト)プロセスによって形成することができる。
図2aおよび図2bは、押し出しに続く成形ステップにおいて得られた成形形状を有するブロックを含む完成製品を示している。ブロック10はハンガー20に対してピン留めされている。ハンガー20は、飾りステム部21およびハンガーあるいはフック部22を含む。
成形プロセスから得られたトイレブロックの形状はブロックの溶解の速度に影響を与える。不規則な形状は、バラつきのある溶解を生じるであろう。図示する形状は均一な溶解と、良好な寿命終了ポイントとを実現する。
図3aは、図2aおよび図2bのデバイスに基づく実施形態に基づくハンガーを示している。ハンガー20はブロック支持部23を含み、これはステム21の単なる延在部であってもよいが、この例では、ブロック10が使用時に支持部上で支持されたとき、ブロック10がトイレボウルあるいはその他の衛生設備の壁に適切に載るようにステム21の平面からオフセットして配置される。支持部は拡大部24で終わっているが、これは、ブロックが固定されるときブロックに当接し、さらなるサポートを提供する。拡大部24は、この実施形態では、二つのフィンガーあるいはピン25を支持するが、これはブロックの表面に差し込まれる。この実施形態では、ブロックは向き合う主面を有し、その一方に装飾が施され、そしてデバイスがトイレボウルリム上のポジションにあるときに外側に面するよう意図されている。他の面は実質的に平坦であり、かつ、支持部23および/または拡大部24の平坦面に当接する。この実施形態では、ピン25はブロック10の非装飾主面に差し込まれる。もちろん、ブロックの両面に装飾が施されてもよい。最も簡単な形態では、ブロックには装飾が施される必要はなく、さらに成形されてなくてもよい。ピン25はブロックの適当な表面に差し込むことができる。
変形例を図3bに示すが、これは拡大部24を含んでいない。図3bの支持部23は直線状であり、やはり二つのピン25を支持している。
図3aおよび図3bのハンガー20のそれぞれは二つのピン25を備える。各ピンは、ブロックがサポートから滑り落ちる可能性を低減するために、鋸歯状にされるか、あるいは凹凸が形成される。ピンは返しが付けられても、あるいは単に凹凸が形成されてもよい。ピンは、互いに平行に、そして支持部23の平面に対して直交するように延在するよう示されている。だが、ピン25はまた、支持部の平面に対して斜めに、そして互いに広がるかあるいは収束するように形成されてもよい。平行なピンはブロック内に差し込むのが容易である。
ピンの数は二つである必要はなく、ただ一つのピンでもブロックをハンガーに対して固定するのに十分である。二つのピンはハンガー上でのブロックの保持を改善し、サポート部23に対するブロックの回転を阻止し、そして不均一な溶解およびその他の好ましくない製品特性を抑制することが判明している。別なピン形態が可能であり、とくに、三つのピンが好ましいであろう。ピンの長さは重要であり、(対向する面にピンが挿入される面から)トイレブロックの厚みの概ね半分超のピン長さは、サポート上でのブロックの保持と、ピン差し込み時のブロックへのダメージ抑制との間の妥当なバランスを提供する。ピンは、ブロックの厚みの少なくとも20%で100%以下の、好ましくは50ないし95%、さらに好ましくは60ないし85%、最も好ましくは70ないし80%の長さを有するべきである。特定の例では、ブロックは13mmの厚みであり、かつ、ピンは10mmの長さである。
図3aおよび図3bのハンガー20のそれぞれは、スタンドオフピン26を含むが、これは、ブロックがトイレボウル上に載らないが洗浄水の流れの中に存在するように構成されてもよい。いくつかの組成物は、デバイスが動かされるとき、衛生製品に張り付き、後を残す。部分26は、図2および図3に示すそれとは反対の方向に面するようにモールドされてもよく、そして、そうした形態では、部分26はブロックをハンガーに対して結合させるためのガイドとして機能する。これに関しては、図4の実施形態も参照されたい。特定の実施形態では、ブロックは12.5mmの厚みであり、かつ、ピンは10mmの長さである。
ハンガーは長尺であり、ステム部はフック部22を備えたハンガーの長手方向軸線を規定しており、かつ、支持部23は概してステム部の軸線と整列している。すなわち、部分21,22および23のそれぞれの軸線は同じ平面内に存在する。
図2および図3の後方ピン留めトイレディスペンサーの利点は、おそらく僅かではない拡大部24が、使用時に、ブロックの後方に隠れることである。ピンは、使用時、前方に突出するので、ブロックが消耗するとき、ピンは露出状態となり、この時点でディスペンサーを廃棄しようとするであろうユーザーに対して寿命終了の目安を提供する。図3および図4の後方ピン留めトイレディスペンサーはまた、たとえば図4の前方ピン留めバージョンよりも、より幅狭な(トイレブロックの前面からハンガーの後部までの)全幅を有する。後方ピン留めバージョンは、したがって、よりスペース効率のよい様式で包装できる。
図4aおよび図4bは、図2および図3の実施形態に対する代替例を示している。図4において、ブロック10は前部(すなわちブロックの装飾側)にピン留めされ、かつ、ピンは、フック部22の方向に支持部から「後方」に突出する。使用時、したがって、支持部は、デバイス100がトイレボウルリムに対して掛止されるとき、ユーザーから見てブロックの前方にある。この実施形態では、スタンドオフ部26はトイレボウルに作用しないが、その代わりに、ピンと同じ方向に突出し、かつ、サポート上のブロックを保持するのを助ける役割を果たす。そうした例では、単一のピンが使用される。なぜなら、ブロックは、スタンドオフ部26によってピン上で回転しないように保持されるからである。
図4aはブロック10内に埋め込まれたシングルピンを示し、そして図4bは二つのピンを有するハンガー20を示している。図4aおよび図4bに示す前方マウントブロックデバイスは、ボウル壁に対してブロックのさらに多くの安定した位置決めを実現し得る。
図2および図3の後方マウントデバイスは改良された外観についての利点を有する。というのは、ハンガーのサポート部23が成形されたトイレブロックを覆い隠さないからである。ブロックの前面にはプラスチックは、そして中心にはピンは存在しない。一方で、後方マウントブロックは、サポート部の周囲の水流のために、ムラのある溶解を防止することに関して、設計問題を生じるという欠点を有するかもしれないことが考えられる。さらに、図4の前方ピン留めバージョンは、より安定的にハンガー上でブロックを保持することが判明している。なぜなら、ハンガーは、使用時、拡大部24とトイレボウルとの間でブロックに対して圧力を加えるからである。
試験の際に、前方ピン留めデバイスは、後方ピン留めデバイスに比べて、良好な溶解プロファイルに関して、優れた機能を発揮した。拡大部24は、どの程度ブロックが均一に溶解するかに関して重要な役割を果たすシールドを提供する、と考えられる。これに代えて、トイレボウルに向かってブロックに加えられる圧力は、よりバラつきのない位置決めを可能とするであろう。
二つのピンデバイスはまた、一つのピンデバイスよりも、さらに安定でかつ均一な溶解特性を示す。
前方ピン留めデバイスのピンは、使用時、トイレボウルに向かって後方に突出するので、このピンは、ブロックが溶けるとき、拡大部24によって見えないように隠れる。このピンは、使用時、ユーザー側を向かないように安全に突出する。
図5はさらなる実施形態を示しており、ここで、形成ブロックは、ハンガー20のサポート部23を受けるためのチャネル27を表面に含む。チャネル27の深さは、図5bに示すように、サポート部23の奥行きと概ね同じであり、製品の背面は実質的に平坦である。サポート部材が、チャネル27を持たないブロック10の表面に当接しかつサポート部の厚みだけそこから突出する場合、洗浄水はサポート部材の側方を流れ落ちようとし、この作用は、水流集中状態を変化させ、特にサポート部23の周囲でより集中した状態とさせる。トイレブロックの表面のチャネル27あるいはリセス内にサポート部23を配置することで、こうした作用が軽減され、そしてブロックの改善された溶解が実現される。より深いチャネルは、より長い間、有害な作用を遅らせるであろう。
図6a、図6b、図6cおよび図6dは供出デバイスの変形例を示している。図示する例において、フックは平坦であるが、さもなければ、上述したフックあるいはハンガーに一致する。ある実施形態と関連付けて説明した本発明の要素は、当業者には自明であるように、別な要素と組み合わせることができる。図6において、実施例は、押し出された物質を切断した後、それに続く成形ステップを必要としない、押し出しプロセスのみによって製造された異なるブロック形状を有する。
図6aは同時押し出しブロック10を示しており、ここで、内側部分が装飾的パターンを提供するように成形され、一方、ブロック自体の輪郭は単純な円である。このようにして、デバイスの水流特性に有害であるかもしれないブロックの外側輪郭を持たずに、複雑かつ不規則なパターンをブロックのために実現できる。この特性はデバイスの性能にとって重要であり、そして、水流特性に影響を与えるデバイス要因は、主として、ハンガー設計(ピンの数およびピンのポジションを含む)ならびにブロックデザインである。複雑化されたあるブロック形状は、使用時に、均一な溶解につながる良好な水流特性を発揮し得る。だが、通常の形状は、同様に、そうした良好な水流特性を発揮しかつ均一な溶解を実現することが分かっている。前方ピン留めデバイスはその他の要因によって影響され難く、安定した溶解特性を発揮し得るであろうことが分かっている。
図6bは、D形状プロファイルを備えた別な単純な押し出しブロックを示している。この形状の利点は、サポート部のピンが押し出しブロックの平滑な側壁に差し込まれ、切断部分は図6bにおいてブロックの上端および下端に配置されることである。対照的に、図6aのブロックは切断面に直に差し込まれるピンを有しており、これは、ブロックの溶解に関して、あまり望ましくない特性をもたらす可能性がある。切断面は、概して、美観的に好ましくないかもしれない。なぜなら、切断面は内部的な欠陥を露出させるからである。押し出し素材の事前処理(たとえばZブレード混合)は、内部欠陥の重大性を低減するであろう。図6cおよび図6dは後方ピン留めバージョンを示す。
図7はブロックのさらなる変形例を示しており、これは、二つの組成ブロックを製造するために同時押し出しプロセスによって製造されている。内側および外側部分は、異なる色、芳香、洗浄作用、作用物質あるいは寿命を有する、異なる組成を有し得る。同時押し出しされた2部分ブロックおよびその製造方法は国際公開第2006/070209号に開示されている。図7の供出デバイスは後方ピン留め型として示されているが、先に説明したような前方ピン留め型であってもよい。図7のブロックの形状は、同時押し出し切断プリフォームのそれに続く成形によって形成でき、あるいは、押し出しブロックは、図7に示す断面あるいはその他の所望の断面を有することができる。図7のブロックの外部輪郭は複雑で、ブロックの不均一な溶解につながり得る多くの凹部を有する。水は凹部に沿って流れるので、ブロックは凹部において素早く消耗し、そしてボウル内での位置などのランダムな要因は、ブロックの形状が均一であってもブロックを不均一に溶解させがちである。D形状あるいは円などの簡単な輪郭は、満足できる特性をより発揮するであろう。だが、複雑な形状は極めて良好な特性を発揮でき、そして、たとえば図2aおよび2bに、そして以下で図8示す形状は、驚くべきことに、均一な溶解に関して、優れた特性を有することが判明した。
図8は、いわゆる3−Dプロファイルを有する成形された製品の実施例を示している。すなわち、ブロックの形状は周縁のみで規定されるだけでなく、起伏パターンもまた少なくとも一つのブロックの前面に存在する。型押しされた面は、図1に関して説明したように、それに続く成形ステップにおいて形成される。図8のブロックはまた、外側部分とは異なる組成を有する中心部分を有する同時押し出しブロックである。
上記ハンガーのいずれかが、何らかの適当な組み合わせで、上記ブロックのいずれかと共に使用されてもよい。
押し出しプロセスに関して実施形態を説明したきたが、トイレブロックを型を用いて形成するのは非常に一般的であり、上記フックのいずれかは、潜在的に、型を用いて形成されるかあるいはタブレット状とされたブロックと共に使用することも可能である。
[実施例]
押し出し製品のための組成物は以下の範囲で製造された。
アニオン界面活性剤/発泡剤 20〜60%
(たとえばアルファオレフィンスルフォン酸塩(AOS)(80%))
アニオン界面活性剤/可塑剤 3〜20%
(たとえば硫酸第二アルキル(SAS)(92%))
顔料および染料 0〜0.5%
香料 0〜8%
ライフエクステンダー、たとえばNeodol91あるいはパイン油 0〜5%
ライフショートナー、たとえばミネラル油 0〜5%
フィラー、たとえば硫酸ナトリウム 残り
ここで、AOS80%は、HuntsmanからのNansa LSS480である。
ここで、SAS92%は、ClariantからのHostapur SAS93Gである。
Neodolは、ShellからのC9-C11第一アルコール(ライフエクステンダーとして使用される疎水性油)である。その他の疎水性油が寿命の延長あるいは短縮するために使用できる。たとえばミネラル油はブロックの寿命を短縮するであろう。ライフエクステンダー(あるいはショートナー)の使用は任意であり、その使用は、たとえば、コストおよび香料濃度に依存する。
押し出し製品のための組成物は以下の範囲で製造された。
アニオン界面活性剤/発泡剤 20〜60%
(たとえばアルファオレフィンスルフォン酸塩(AOS)(80%))
アニオン界面活性剤/可塑剤 3〜20%
(たとえば硫酸第二アルキル(SAS)(92%))
顔料および染料 0〜0.5%
香料 0〜8%
ライフエクステンダー、たとえばNeodol91あるいはパイン油 0〜5%
ライフショートナー、たとえばミネラル油 0〜5%
フィラー、たとえば硫酸ナトリウム 残り
ここで、AOS80%は、HuntsmanからのNansa LSS480である。
ここで、SAS92%は、ClariantからのHostapur SAS93Gである。
Neodolは、ShellからのC9-C11第一アルコール(ライフエクステンダーとして使用される疎水性油)である。その他の疎水性油が寿命の延長あるいは短縮するために使用できる。たとえばミネラル油はブロックの寿命を短縮するであろう。ライフエクステンダー(あるいはショートナー)の使用は任意であり、その使用は、たとえば、コストおよび香料濃度に依存する。
顔料、染料、香料、ライフエキステンダーあるいはショートナー、およびフィラーは全て任意のものである。最も商品として適した組成物は、顔料および染料、香料およびフィラーを含む。
ある香料は100%芳香物質であり、一方、他のものは45%までの、ジプロピレングリコール(DPG)などのキャリアを有する。当業者にとって明らかであるように、正確な押し出し固さ、寿命および芳香特性を実現するために、香料の油含有量に依存して、さらなる油、たとえばライフエキステンダーあるいはショートナーの添加が選択される。
組成物は、同様に、付加的な油を使用せずに、香料のみを使用できる。選択は、純粋に、商品プライスターゲットあるいは所望の寿命を満たすことである。
上記組成物は、以下のようにして完成品を形成するために使用された。
i)パウダー混合、油添加、そしてプラウシェアあるいはZブレード混合システム内での混合
ii)50mm直径円柱ブロックの押し出し
iii)所要の厚みへのブロックの切断。この例では約13mm(40g)
iv)熱い状態でのブロックへのフックの取り付け。使用されるフックは図4bに示すそれと類似の二つのピンを有する前方ピン留めフックである。
i)パウダー混合、油添加、そしてプラウシェアあるいはZブレード混合システム内での混合
ii)50mm直径円柱ブロックの押し出し
iii)所要の厚みへのブロックの切断。この例では約13mm(40g)
iv)熱い状態でのブロックへのフックの取り付け。使用されるフックは図4bに示すそれと類似の二つのピンを有する前方ピン留めフックである。
組成物1ないし12が使用時のその特性をモニターするために試験された。組成物1ないし12に関する結果は以下の表1に示す。
組成物のそれぞれは、15ないし20度C、12洗浄/日で、主水流中においてボウル内で試験されたとき、4週間までの寿命があった。全ての組成物は最初の洗浄から使用時にかなりの発泡レベルをもたらし、そして硬水および軟水において同等の寿命を呈した。各組成物は、ゲル段階を経て均一に溶解した。
例1ないし9は、押し出し時に全く塑性体であり、かつ、直ちに「硬化」しない組成物である。ハンガーのピンは直ちに差し込まれる必要はないが、それは製造プロセスにとって好都合であろう。これらの例は、使用寿命を変更するために、どの程度、組成を容易に変更可能であるかを示しており、そして、どの程度、異なる香料がまた寿命に影響し得るかを示している。たとえば、例1および4は香料を除いて同じ組成を有する。例1は、IFFから得られかつキャリア油を含まないOrange sparkleを利用し、一方、例4は約41%DPGを含むGivaudanからの香料GreenHytheを利用する。例2および3は、必要ならば、Mineral油の添加が製品の寿命をどの程度短くできるかを示している。例4および5は、Neodolおよびパイン油の使用に関する差を示している。例6および9は、DPGを含まないGivaudanからの香料KeyLimePieの使用と、キャリア油を含まないGivaudanからの香料TotallyEve05concmodの使用との差を示している。例8は例4と比較でき、IFFから得られかつ10%DPGを有するLavendarSparkle香料は、Givaudanからの香料GreenHytheの利用よりも十分に長い寿命をもたらすことを示している。香料中のキャリア油の含有量は可塑性に影響し得るが、使用される特定の香料は、寿命に関して、さらなる影響を及ぼすであろう。
例10ないし12は、押し出し時間に僅かに可塑性を有するが冷却時には素早く硬化する組成物であり、そうした組成物に関しては、製品が熱いうちに、ハンガーのピンを差し込むことが好ましい。例12は香料LimeTimeDを含むが、これはSymriseから得ることができる。
本発明者が実施した試験から、香料キャリア(DPG他)のパーセンテージは、直接、ブロック硬度、硬化速度あるいは可塑性とは結び付かず、そして実際の香料成分がおそらく大きな作用を有することが明らかである。実際、必要な油の総量は、選択された可塑剤/押し出し助剤、この例ではSASに依存する。
上記範囲内でAOSおよびSASを使用する本実施例においては、全油含有量(香料、ライフエクステンダー、ショートニング剤など)は約5.5%以下であるべきことが判明した。だが、添加可能な香料の量は、界面活性剤およびフィラーなどの量に依存して変化する。
香料物質の同一性(キャリアに関係なく)は硬化速度およびブロック硬度に影響を与えるので、異なる芳香タイプの範囲にわたって処理条件を標準化できるように組成物間の類似の物理的特性を維持するために、異なる香料に関して組成は変化する。
表1の例においては、円柱ブロックが使用されたが、図6aおよび図6bの「D」形状ブロックによっても良好な結果が得られた。この形状の利点は、それらは円形製品用であるためにピンが切断面に差し込まれないことである。切断面は概して平滑さに欠け、そして表面不完全性のために不均一な溶解につながることがある。もちろん、多くのその他の形状が可能であり、良好な水流を実現する形状は、最もバラつきがないように溶解する。
したがって、ブロックの形状は非常に重要である。その他の要因としては、ピンポジションおよびピン配置が挙げられる。ハンガーに対する第2のピンの付加は、ハンドリングおよび使用時の進行中位置、すなわちハンガー上でのブロックの保持を助ける。
本発明のディスペンサーと共に使用可能なその他の組成物は、国際公開第2007/107750号および国際公開第2007/107755号に開示されたものを含む。これらの文献に開示された組成物は非常に特殊なフック設計、そしてブロックの本体部内に拡大プレート部を埋め込むこと、そしてブロックの適切な保持を保証するためにプレートに対して組成物を押し付けることを含むプロセスと共に使用される。だが、そうした組成物は、本明細書に開示されたディスペンサーのハンガーと効果的に機能し得る。本発明のハンガー設計は、したがって、プロセス簡素化の、そして材料使用量の削減の利点を有する。なぜなら、本明細書に開示されたハンガーはプラスチック使用量が約20%少ないからである。
国際公開第2007/107750号および国際公開第2007/107755号に開示された組成物は、ココナツモノエタノールアミド(CME)あるいはラウリルモノエタノールアミド(LME)を、SASの代わりに使用する。SASの使用は可塑性を持つ傾向があり、これは、押し出しのために、そしてフックピン保持のために有利である。SASを用いたブロックは、硬化しても僅かに可塑性を維持したままであるが、製造時のあるいは消費者による取り扱いのために粘着性を持たない。たとえば脂肪族アルコールエトキシレート(FA30EO)、あるいはCMEなどの、その他の物質を、添加剤として、あるいはSASの代わりに使用することは、押し出しの助けとなる。なぜなら、それらは溶解するからである(ただし、低温のブロックは非常に固く、脆化して、特に保持ピンの周囲で破損が生じることがあることが判明している)。これら代替的な押し出しの助けを使用するためには非常に注意深い組成が必要となるであろう。さらに、SASの使用は、高い温度および湿度でより安定な吸湿性の低い製品をもたらす。
国際公開第2007/107750号および国際公開第2007/107755号は、アニオン界面活性剤として直鎖アルコールベンゼンスルフォン酸塩(LABS)を開示している。だが、LABSの使用は、使用時に「マッシュ」に至るブロックの傾向を増大させがちである。LABSに代えて、SASを代表的組成物において使用することは、高に温度および湿度でより安定である吸湿性の低い製品をもたらす。結果的に、AOS/LABSに基づく組成物は、そうした厳重なパッケージング要求、ここでは輸送あるいは保管の際に水分の浸入を阻止するために高価なバリアパッケージングを必要としない。
さらに、こうした従来の組成物は、その製造プロセスを助けるために、そしてまた、組成物に可塑性を持たせるのを助けるために、いぶしたシリカあるいはシリカのほかの形態を使用する傾向がある。
本発明のさまざまな実施形態について実施例および図面を参照して説明してきたが、特許請求の範囲において規定される本発明の範囲から逸脱しない変形例は当業者にとって自明である。さらに、さまざまな実施例を提示したが、ある実施例に関して説明した特徴は、適切ならば、別な実施例の特徴と組み合わせて使用できる。
1 押し出し機
2 投入ホッパー
3 ダイ
4 押し出し物
5 プリフォーム
6 切断ブレード
7 ダイ
8 ラム
9 アンビル
10 成形ブロック
20 ハンガー
21 飾りステム部
22 ハンガー(フック部)
23 ブロック支持部
24 拡大部
25 フィンガー(ピン)
26 スタンドオフピン
27 チャネル
100 供出デバイス
2 投入ホッパー
3 ダイ
4 押し出し物
5 プリフォーム
6 切断ブレード
7 ダイ
8 ラム
9 アンビル
10 成形ブロック
20 ハンガー
21 飾りステム部
22 ハンガー(フック部)
23 ブロック支持部
24 拡大部
25 フィンガー(ピン)
26 スタンドオフピン
27 チャネル
100 供出デバイス
Claims (26)
- トイレボウル処理組成物供出デバイスであって、ハンガーおよび処理組成物ブロックを備え、前記ハンガーは、
第1の端部および第2の端部を有する長尺な本体部と、
トイレボウルの縁から前記ハンガーを吊り下げるための前記第1の端部におけるフック部と、
前記第2の端部におけるブロック支持部であって、前記支持部の表面から突出する少なくとも一つのフィンガーを有するブロック支持部と、を備え、
前記フック部および前記少なくとも一つのフィンガーは、前記本体部の同じ長手方向面および前記本体部の対向する長手方向面の一方から突出しており、かつ、前記処理組成物ブロックは、この処理組成物ブロックの表面に差し込まれた前記少なくとも一つのフィンガーによって前記ブロック支持部上で保持されることを特徴とする供出デバイス。 - それぞれが、前記支持部から同じ方向に延在している複数のフィンガーを備えることを特徴とする請求項1に記載の供出デバイス。
- 前記支持部には二つのフィンガーが存在することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の供出デバイス。
- 前記支持部には三つのフィンガーが存在することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の供出デバイス。
- 前記少なくとも一つのフィンガーは、細長い断面を有する前記支持部の一部分の上に配置されることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の供出デバイス。
- 前記少なくとも一つのフィンガーは、前記支持部から、前記本体部の、前記ハンガーと同じ長手方向面に向かって延在していることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の供出デバイス。
- 前記少なくとも一つのフィンガーおよび前記ハンガーは、前記本体部の対向する長手方向面において突出していることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の供出デバイス。
- 前記少なくとも一つのフィンガーは前記処理組成物ブロックの表面に差し込まれ、それによって、そこから前記少なくとも一つのフィンガーが突出する前記支持部の表面は、そこに前記フィンガーが差し込まれる前記処理組成物ブロックの表面に当接することを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の供出デバイス。
- 前記当接面は平坦であることを特徴とする請求項8に記載の供出デバイス。
- 前記ブロックは円柱形であることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の供出デバイス。
- 前記ブロックは、切断処理が施された二つの対向面を有し、かつ、前記少なくとも一つのフィンガーは、前記対向する面以外の前記ブロックの表面に差し込まれていることを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれか1項に記載の供出デバイス。
- 前記少なくとも一つのフィンガーは、グリップを改善するために、鋸歯状にされるか、返しが付けられるか、あるいは凹凸が形成された表面を有する少なくとも一部分を有することを特徴とする請求項1ないし請求項11のいずれか1項に記載の供出デバイス。
- 前記少なくとも一つのフィンガーは、前記ブロックの厚みの少なくとも20%でありかつ100%以下の、好ましくは50ないし95%、より好ましくは60ないし85%、最も好ましくは70ないし80%の長さを有することを特徴とする請求項1ないし請求項12のいずれか1項に記載の供出デバイス。
- 前記処理組成物ブロックは、その中にピンが差し込まれた前記表面にチャネルを備え、かつ、前記チャネルは、前記ブロックの前記表面とオーバーラップする前記支持部の前記プロファイルに一致することを特徴とする請求項1ないし請求項13のいずれか1項に記載の供出デバイス。
- 前記処理組成物ブロックは押し出しブロックであることを特徴とする請求項1ないし請求項14のいずれか1項に記載の供出デバイス。
- 前記処理組成物ブロックは同時押し出しブロックであることを特徴とする請求項15に記載の供出デバイス。
- 前記処理組成物ブロックは、好ましくはアニオン性界面活性剤を含む、20ないし80wt%の少なくとも一つの界面活性剤と、任意選択で、一つ以上の顔料あるいは染料、寿命延長あるいは寿命短縮剤として作用する一つ以上の添加剤、一つ以上の香料、およびフィラーを含むことを特徴とする請求項1ないし請求項16のいずれか1項に記載の供出デバイス。
- 前記処理組成物ブロックは、20ないし60wt%の少なくとも一つの第1の界面活性剤と、可塑剤として作用する3ないし20%の少なくとも一つの第2の界面活性剤と、を含むことを特徴とする請求項17に記載の供出デバイス。
- 前記処理組成物ブロックは、20ないし60wt%の、好ましくは25ないし40wt%の、さらに好ましくは28ないし35wt%のAOS(80%)を含むことを特徴とする請求項17または請求項18に記載の供出デバイス。
- 前記処理組成物ブロックは、3ないし20wt%の、好ましくは3ないし15wt%の、さらに好ましくは4ないし12wt%のSAS(92%)を含むことを特徴とする請求項17ないし請求項19のいずれか1項に記載の供出デバイス。
- トイレボウル処理組成物供出デバイスを製造するための方法であって、
ハンガーを提供するステップであって、前記ハンガーは、第1の端部および第2の端部を有する長尺な本体部と、トイレボウルの縁から前記ハンガーを吊り下げるための前記第1の端部におけるフック部と、前記第2の端部におけるブロック支持部であって、処理組成物ブロックを受けるための、平坦部から突出する少なくとも一つのフィンガーを有するブロック支持部と、を備え、前記フック部および前記少なくとも一つのフィンガーは、前記本体部の同じ長手方向面および前記本体部の対向する長手方向面の一方から突出している、ステップと、
前記処理組成物ブロックの表面に前記少なくとも一つのフィンガーを差し込むステップと、を備えることを特徴とする方法。 - 前記処理組成物ブロックは、押し出し処理、タブレット化処理およびホットメルト処理のうちの一つによって形成されることを特徴とする請求項21に記載の方法。
- 前記方法は、前記処理組成物を押し出し、そしてブロックへと切断することを含むことを特徴とする請求項22に記載の方法。
- 前記押し出し処理は同時押し出し処理であり、かつ、前記ブロックは、異なる組成を有する少なくとも二つの別個の部分を有することを特徴とする請求項23に記載の方法。
- 前記少なくとも一つのフィンガーを差し込む前に、前記ブロックには型枠内で成形処理が施されることを特徴とする請求項21ないし請求項24のいずれか1項に記載の方法。
- 前記方法は、水溶性フィルムで前記ブロックを包装するステップを含むことを特徴とする請求項21ないし請求項25のいずれか1項に記載の方法。
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