JP2013531137A - 縦長の繊維の供試品におけるパラメータの規則正しい目標値偏差の検査 - Google Patents
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Abstract
縦長の繊維の供試品における規則正しい事象の検査方法において、供試品の長手方向に沿う供試品の特性の測定値が検出される。測定値から供試品の少なくとも1つのパラメータの値が求められる。供試品における事象の少なくとも2つの異なるけれども関連する点集合(71〜79)が規定される。供試品(9)において求められる事象(92〜94)が、点のパラメータ値に従って点集合の1つに対応せしめられることによって、事象(92〜94)の集合が形成される。目標値とは異なるパラメータ値を持つ事象が、長手方向における規則正しい出現に関して統計的に検査される。検査は各集合(71,72)において別々に行われる。こうして規則正しい糸事象を従来技術とは異なるやり方で判断しかつ確認することができる。
【選択図】図2
【選択図】図2
Description
本発明は、独立請求項の上位概念に記載の縦長の繊維供試品における規則正しい事象の検査方法及び装置に関する。このような方法及び装置は、主として紡糸機又は巻取り機のヤーンクリヤラにおいて使用される。
“規則正しい事象”、“規則正しさ”のような概念は、ここでは“周期的事象”又は“周期性”と同義的に使用される。従って第1の概念が優先される。なぜならば、それは数学的に厳密な“周期性”より若干多い余地を空け、従って繊維の慣習に対して一層良く適しているからである。
糸品質を保証するため、紡糸機又は巻取り機においていわゆるヤーンクリヤラが使用される。このような装置は例えば米国特許出願公開第5537811号明細書から公知である。これは、動かされる糸を走査する少なくとも1つのセンサを持つ測定ヘッドを含んでいる。しばしば使用されるセンサ原理は容量原理(例えば欧州特許出願公開第0924513号明細書参照)又は光学原理(例えば国際公開第93/13407号参照)である。走査の目的は、太い個所、細い個所又は糸にある異物のような欠点個所を検出することである。センサの出力信号は、例えば欠点除去限界のような所定の評価基準により連続的に評価される。欠点除去限界の例は米国特許出願公開第5537811号明細書にも示されている。欠点個所が欠点除去限界より下にあると、それは許容できる。それが欠点除去限界より上にあると、許容されず、糸から除去されるか又は単に記録される。欠点個所は、通常のように横軸に沿って欠点長さが記入されかつ縦軸に沿って欠点の大きさ(糸長さ当たりの質量、糸断面、糸反射率等の目標値偏差)が記入されている二次元分類図において分類することができる。このような分類図の例は、米国特許出願公開第5537811号明細書及び、Uster Technologie社のUSTER QUANTUM2適用マニュアルの3.2.4章の“分類値”に記載されている。
糸欠点が欠点除去限界より下にある時にも有害な糸欠点即ち周期的な糸欠点がある。これは常に等間隔で現れる太い個所又は細い個所である。周期的な糸欠点は、織物又は編物にモアレ効果を生じるので、好ましくない。例えばリング精紡機の丸くないフロントシリンダにより糸案内素子に欠陥があると、紡糸過程中に周期的な糸欠点が生じる。
電子ヤーンクリヤラが現れてから、周期的な糸欠点も検出することが試みられた。これは、一方では周期的糸欠点の除去により糸品質を高め、他方では望ましくない周期を生じる欠陥要素の推論を行うために、行われた。その早い例を米国特許出願公開第2950435号明細書が与える。この明細書及び米国特許出願公開第5592849号明細書又は欧州特許出願公開第2090538号明細書のような新しい明細書は、ヤーンクリヤラの時間(又は場所)に関係する出力信号をフーリエ変換により時間(又は場所)周波数空間に変換する。大きい振幅を持つ時間(又は場所)周波数空間において代表される周波数は周期的な糸欠点を示唆し、他の周波数の振幅は非周期的な糸不均質さの尺度である。ドイツ連邦共和国特許出願公開第3928417号明細書によれば、糸欠点の分類も規則正しい糸欠点の検出も、フーリエ変換により互いに無関係に行われる。フーリエ変換で動作するこのような方法は、周期的な糸欠点の存在についての後での表出を可能にするが、製造過程中におけるその除去を可能にしない。
出願人のヤーンクリヤラUSTER QUANTUM2は、USTER QUANTUM2適用マニュアルの6章の“周期的糸欠点”に記載されている別の方策を説明している。それは時間(又は場所)空間を放棄せず、“パールチェイン”と称される周期的糸欠点をオンラインで糸から除去するのを可能にする。そのためヤーンクリヤラはいわゆるパールチェインチャネルを持っている。パールチェインチャネルにおいて糸切断を行うため、次の基準を満たさねばならない。
%での感度=最小の糸欠点大きさ
cmでの長さ=最小の糸欠点長さ
cmでの欠点間隔=糸欠点から糸欠点への間隔
欠点数=切断に至る欠点の数
等式符号のそれぞれ右にある4つの固定閾値は、利用者により規定されねばならない。この方法は、具象的に言えば、分類図において最小の糸欠点大きさ及び最小の糸欠点長さにより限定されている同じポットにあるすべての周期的な糸欠点を放棄する。この方法は、異なる周期的糸欠点の区別を可能にしない。更にこの方法は、求められる周期的な糸欠陥例えば欠点間隔についての認識を前提とするが、これらの糸欠陥は必ずしも存在していない。
%での感度=最小の糸欠点大きさ
cmでの長さ=最小の糸欠点長さ
cmでの欠点間隔=糸欠点から糸欠点への間隔
欠点数=切断に至る欠点の数
等式符号のそれぞれ右にある4つの固定閾値は、利用者により規定されねばならない。この方法は、具象的に言えば、分類図において最小の糸欠点大きさ及び最小の糸欠点長さにより限定されている同じポットにあるすべての周期的な糸欠点を放棄する。この方法は、異なる周期的糸欠点の区別を可能にしない。更にこの方法は、求められる周期的な糸欠陥例えば欠点間隔についての認識を前提とするが、これらの糸欠陥は必ずしも存在していない。
国際公開第2007/056883号は飾り糸の特徴づけ方法を開示している。飾り糸は、意図的に形成される太い個所(いわゆる飾り)の連続とその間にある基本糸を持つ糸である。連続は規則正しくなくてもよい。いずれにせよ厳密な周期性が回避される。なぜならば、それが織物にモアレ効果を生じるからである。国際公開第2007/056883号の実施形態によれば、飾り糸に沿って記録される測定値は、飾りのみを示す第1の理想化される曲線と、飾りなしの基本糸のみを示す第2の曲線とに分割することができる。両方の曲線はフーリエ変換され、それにより飾りのみのための第1のスペクトログラムと基本糸のための第2のスペクトログラムが形成される。この方法は糸実験室における抜取り検査に適用され、飾り形成における障害又は紡糸過程における糸欠点を後で局限化するのに適している。しかしこの方法は、場合によっては巻取り機での欠点除去の際規則正しい事象のオンライン検査には適していない。
本発明の課題は、従来技術の欠点を回避する、繊維供試品における規則正しい事象を検査する方法及び装置を提示することである。特に規則正しい事象の異なる処理が可能にされ、求められる規則正しい事象についてのできるだけ少ない予備知識しか必要でないようにすることである。この方法及び装置は、場合によっては巻取り機における糸欠点除去の際、規則正しい事象のオンライン検査に適しているようにする。
この課題及び別の課題は、独立請求項に規定されているように、本発明による方法及び本発明による装置によって解決される。有利な実施形態は従属請求項に示されている。
本発明は、事象の長さ及び/又は大きさのような異なる特性を考慮することによって、課題を解決する。本発明によれば、規則正しい出現に関して“類似な”事象のみが検査される。この目的のため事象が複数の異なる集合に区分され、各集合が類似な特性を持つ事象を含んでいる。これは、求められる事象を供試品の少なくとも1つのパラメータにより形成されるパラメータ領域にある関連する点集合に対応させることによって行われる。異なる事象集合において、別々の統計的検査が行われる。検査はなるべく空間領域又は時間領域においてのみ行われる。
従って本発明は供試品の個々の事象を確認して考察するということができる。求められる事象は、類似する事象の集合に対応せしめられる。互いに異なる個々の事象集合内の類似する事象が、規則正しい出現に関して検査される。個々の事象へのこの集中は、製造過程中又は加工過程中における供試品の速やかなオンライン検査を可能にする。これに反し従来技術例えば国際公開第2007/056883号では、多くの異なる事象を含むもっと長い測定曲線が考察される。測定曲線は濾波及びフーリエ変換のような演算を受ける。これらの演算の結果から、従来技術では規則正しい事象が確認される。
“関連する”という概念は、ここでは完全に数学分野の意味で解釈される。一般的な関係又は特殊な方法関係が定義のために使用されるか否かは、実際には役割を果たさないであろう。しかし点集合は単純に関連している必要はない。
従って本発明により縦長の繊維の供試品における規則正しい事象の検査方法では、供試品の長手方向に沿う供試品の特性の測定値が検出される。測定値から供試品の少なくとも1つのパラメータの値が求められる。目標値とは異なるパラメータ値を持つ供試品における事象が、長手方向における規則正しい出現に関して統計的に事象の少なくとも2つの異なる集合において別々に検査される。統計的検査の結果が、事象の少なくとも2つの集合の各々について別々に出力される。少なくとも2つの異なるけれども関連する点集合が、少なくとも1つのパラメータにより形成されるパラメータ領域において規定される。供試品において求められる事象が、そのパラメータ値に従って点集合の1つに対応せしめられることによって、事象の集合が形成される。1つより多い事象を含む少なくとも2つの事象において、統計的検査が行われる。
点集合が、二次元事象領域において関連する面として規定されるのがよい。パラメータ領域が、供試品の横寸法により、供試品の単位長さ当たりの質量により、かつ/又は長手方向における事象の長さにより形成される。事象領域が、横軸に供試品の長手方向における事象の長さを示し、かつ縦軸に供試品の横寸法又は単位長さ当たりの質量を示す二次元直角座標系の1つの象限又はその一部を含んでいる。好ましい実施形態では、点集合が、水平なクラス限界及び垂直なクラス限界により事象領域の少なくとも一部を小分けすることによって形成される事象のための四角形クラスである。このようなクラスは、従来技術例えばUster Technologie社のUSTER QUANTUM2適用マニュアルの3.2.4章の“分類値”又は米国特許出願公開第5537811号明細書から公知である。これらのクラスは、今まで糸欠点の量的分類のために、特に出願人の分類システムCLASSIMAT(登録商標)において使用された。本発明による集合はCLASSIMATクラスに一致するか、又は複数のこのようなクラスの統合から成っている。
統計的検査が空間領域又は時間領域においてのみ行われると、有利である。これにより、生じるデータの大きい集合の速やかな処理、従って供試品の製造及び加工中における規則正しい事象のオンライン検査が可能になる。従って大きい長さの供試品の測定を前提としかつ多くの時間及び計算能力を必要とする空間周波数領域又は時間周波数領域へのフーリエ変換は必要でない。
各集合内の統計的検査の際、種々の方法を使用することができる。その1つは従来技術から公知の上述したパールチェイン方法であるが、本発明によればこの方法は各集合において使用せねばならない。別の方法によれば、供試品上で隣接する事象の距離が関係する集合から求められる。この関係する集合に属する距離が互いに比較される。これらの距離が所定の公差内で同じである時、関係する集合において事象の規則正しい出現が推論される。その際関係する周期において、類似する距離から周期を例えば類似する距離の平均値として計算することができる。第1の方法に対してこの第2の方法の利点は、各集合において起こり得る周期を求めて出力することができることである。少なくとも1つの集合において、適当な統計的方法により、1つの周期だけでなく場合によっては1つより多い周期を求めて場合によっては出力することによって、第2の方法を拡張することができる。統計的検査のために最大数の規則正しい事象が規定され、最大数の達成が供試品における規則正しい事象の確認のための基準として用いられる。
規則正しい事象の確認後、規則正しい事象を含む供試品の部分が供試品から除去される。
本発明により縦長の繊維供試品における規則正しい事象を検査する装置は、供試品の長手方向に沿う供試品の特性の測定値を検査するセンサを含んでいる。更に装置は、測定値から供試品の少なくとも1つのパラメータの値を求めるために設けられてセンサに接続される評価装置を含んでいる。評価装置は、目標値とは異なるパラメータ値を持つ供試品における事象の長手方向に沿う規則正しい出現に関して事象の少なくとも2つの異なる集合の各々について別々に統計的な検査のためにも設けられている。同様に評価装置は、少なくとも2つの集合の各々について統計的検査の結果を別々に出力するために設けられている。更に評価装置が、少なくとも1つのパラメータにより形成されるパラメータ領域における少なくとも2つの異なるけれども関連する点集合を規定するため、事象の集合を形成するため供試品において確認される事象をパラメータ値による点集合の1つに対応させるため、及び1つより多い事象を含む少なくとも2つの事象の集合において統計的検査を行うために設けられている。
装置は更に評価装置に接続される制御装置を含むことができる。制御装置は、横軸に長手方向における事象の長さを示しかつ縦軸に供試品の横寸法又は単位長さ当たりの質量を示す二次元直角座標系の1つの象限又はその一部を含む事象領域を記憶する記憶装置を含んでいる。更に制御装置は、事象領域を出力する出力装置、及び統計的検査のための設定値を入力する入力装置を含んでいる。
出力装置はなるべく画面として構成されている。それは入力装置と共にセンサ画面として実現することができる。制御装置が繊維加工機械例えば紡糸機又は巻取り機に組込まれていると有利である。装置が、規則正しい事象を含む繊維の供試品の部分を除去するため評価装置に接続される切断装置を含んでいる。
本発明により、規則正しい事象が従来技術より洗練されて評価されかつ確認される。まれであるが規則正しい事象を求められないという事態が回避される。なぜならば、これらの事象は多分推計学的に分布する頻繁な事象に重畳されるからである。求めるべき事象についての予備知識は実際に不必要である。規則正しい事象の検査は、供試品の製造又は加工中に、例えば糸の巻戻し中に例えばヤーンクリヤラで行うことができる。
本発明の別の利点は、規則正しいけれども厳密的に周期的ではない事象を検査できることである。この特性は、例えば飾り糸の検査の際、その飾りがある程度の規則性を持っている場合に有用である。本発明は望ましくない規則的欠点個所の存在の検査に対して適用できるだけでなく、望ましい飾りの不存在の検査にも適用できる。事象領域における飾り群の場所はしばしばわかっている(例えば国際公開第2007/056883号参照)。少なくとも2つの点集合は、それらが飾り群の予想される場所と一致するように選ぶことができる。さて本発明による検査により、1つの集合に規則正しい事象が存在しないことがわかると、これは関係する飾りがないか又は望ましい頻度で現れないことを示す。この場合飾り糸の製造過程を適当に変えることができる。
概略的な図面により、本発明が以下に詳細に説明される。実施例は、一般性の限定なしに巻取り機の巻取り個所にあるヤーンクリヤラに関する。
図1に非常に概略的に、複数の巻取り個所51.1,51.2,・・・51.nを持つ本発明による巻取り機5が示されている。本発明による装置1は巻取り機5に組込まれている。巻取り個所51.1,51.2,・・・51.nにおいて、巻返し過程中に、本発明による装置1の測定ヘッド2により糸9が監視される。
測定ヘッド2は、欠点のない部分91及び欠点個所又は糸事象を持ち長手方向xに動かされる糸9を走査する走査装置21を含んでいる。ここで“走査”という概念は、糸9の異なる個所なるべく等間隔の個所における多数の測定値の連続的な記録を意味する。このような走査装置21は公知であり、従ってこれ以上説明する必要はない。走査装置21は容量センサ、光センサ又は他のセンサを備えることができ、操作装置21内に複数の同じ又は異なるセンサを設けることもできる。走査装置21は、測定データを前もって評価する評価手段を備えていてもよい。それは、糸9の質量、太さ又は他の特性の尺度である電気信号をデータ線路に出力する。データ線路は、測定値から糸パラメータ例えば単位長さ当たりの糸質量を求めるために設けられている。この目的のため評価装置22は、適当なアナログ及び/又はディジタル評価手段例えばマイクロプロセッサ又はディジタル信号プロセッサ(DSP)を含んでいる。それはデータを記憶する記憶手段のような別の手段も含むことができる。評価装置22は独立した装置として実現するか、又はなるべく単一の印刷配線板上の走査装置21を持つ共通な測定ヘッドハウジングに統合することができる。
なるべく各測定ヘッド2に切断装置23も設けられている。切断装置により、許されない欠点を持つ糸部分が切離される。切断装置23は、評価装置22から適当な切断指令を受ける。切断装置23は独立した装置として実現するか、又は走査装置21及び/又は評価装置22を持つ共通な測定ヘッドハウジングに収容することができる。
測定ヘッド2は、インタフェース変換器24を介して、本発明による装置1の中央制御装置4に接続されている。この接続を介して測定ヘッド2が制御装置4により制御され、測定ヘッド2は求められた糸パラメータのようなデータを制御装置4へ伝送する。すべてのインタフェース変換器24と制御装置4との間の接続線路3は、例えばRS−485のような直列バスとして構成することができる。インタフェース変換器24は更に巻取り個所51.1,51.2,・・・51.nの巻取り個所計算機52に接続することもできる。制御装置4は中央計算機41を備え、この中央計算機が一方では測定ヘッド2から出る測定データを集めて更に処理するために用いられ、他方では測定ヘッド2の設定に用いられる。更に制御装置4は操作員のための出力装置42及び入力装置43を持っている。出力装置42は、測定データ及び評価の結果の出力及び/又は入力されるデータの表示に用いられる。それは例えば画面及び/又はプリンタとして構成することができる。入力装置43は操作員によるデータの入力に用いられ、特に糸9における規則正しい事象の別々の統計的検査が行われる(更に後述する)集合を事象領域6において入力しかつ/又は処理するために用いられる。入力装置43は例えばキーボード又はコンピュータマウスを含むことができる。出力装置42及び入力装置43は一緒にセンサ画面(タッチスクリーン)として構成することができる。出力装置42及び入力装置43はデータ線路により中央計算機41に接続されている。従って評価装置22は少なくとも間接に同様に出力装置42及び入力装置43に接続されているということができる。
制御装置4は巻取り機5の制御計算機53に接続されている。中央計算機41、出力装置42及び/又は入力装置43は、制御装置4ではなく巻取り機5例えば制御計算機53に組込むことができる。データ線路はケーブルとして又は無線で実現することができる。
出力装置42上に、図2に示すように事象領域6における糸事象を表示することができる。事象領域6は二次元直角座標系である。縦軸62に沿って、目標値からの、糸パラメータ例えば単位長さ当たりの糸質量の正の偏差の値が記入され、また横軸61に沿って、糸事象(図1参照)の長手方向xにおける範囲又は長さが記入されている。糸パラメータは例えば単位長さ当たりの糸質量又は糸直径であってもよい。糸パラメータの偏差は通常百分率で示され、目標値は値0%を持っている。別の単位例えば絶対単位も可能である。横軸61は、特定の糸事象92又は特定の糸パラメータ偏差がどんな長さにわたって延びているかを示す。従って事象領域6が2つのパラメータ即ち質量偏差及び事象長さによって形成されるパラメータ領域である。この事象領域6に、糸事象92即ち測定される糸パラメータ偏差及びその長さを点として記入することがけきる。多くの事象92の場合、図4に示すように点群(散乱プロット)が生じる。必要な場合このような事象領域6は多数のヤーンクリヤラ測定ヘッドのために出力し、例えば画面42を表示することができる。
更に図2の事象領域6に、欠点除去曲線8の形で欠点除去限界が記入されている。欠点除去曲線8は、事象領域6を2つの範囲81,82、即ち偏差が許容される第1の範囲81、及び第1の範囲81に対して相補的で偏差が切除されるか又は少なくとも許されない欠点として記録される第2の範囲82に分割する。従って欠点除去曲線8は、与えられる長さの事象92が目標値とはどれ位相違していてよいか、又は与えられる偏差を持つ事象92がまだ許容されるためにとれ位長くてよいかを示す。
本発明によれば、糸9における規則正しい事象を検査するため、糸事象92の少なくとも2つの異なる点集合71,72が規定される。各点集合は、数学的トポロジーの意味で関連している。糸において求められる糸事象92は、その測定されるパラメータ値により点集合71,72の1つに対応せしめられる。その場合糸事象92は、統計的に規則正しい出現に関して、点集合71,72の各々において別々に検査される。統計的検査は測定ヘッド2の評価装置22において行うことができる。図2の実施例では、両方の点集合は、部分的に重なる長方形の形状を持っている。しかし他の形状も可能であり、重なっていることも必要でない。各集合71,72は、欠点除去曲線8より下の許容事象の範囲81に少なくとも部分的に重なっているようにする。この下の範囲81においてのみ、規則正しい欠点個所の検査が行われる。いずれにせよ上の範囲82ではすべての糸事象は許されない。
図3により、従来技術に対する本発明による方法の利点を明らかにする。図は、中央に2種類の糸事象93,94を持つ糸9を概略的に示す。ここで短くて太い事象93は、糸長手方向xに沿って頻繁に現れ、推計学的に分布している。これに対し長くて小さい太さの事象94は、糸長手方向xに沿ってまれに現れ、かなり規則的に分布している。
糸9の上には、2006年11月、Uster Technologie A.G.のUSTER QUANTUM2適用マニュアルの6章“周期的欠点”によりパールチェインチャネルがこの糸6をどのように処理するかが示されている。この従来技術によれば、すべての糸事象93,94が同じに処理され、即ち糸事象の2つの形式93,94は区別されない。パールチェインチャネルに欠点間隔aが規定される。最初の事象93が現れると、動作しているカウンタが1にセットされる。欠点間隔a内に別の事象94が起こる場合、動作しているカウンタが1だけ高められる。そうでない場合動作しているカウンタは1だけ減少される。動作しているカウンタが糸事象の所定の最大数より大きいと、パールチェインが存在し、糸切断が開始される。図3の例が示すように、動作しているカウンタは高い値へ殆ど達しない。なぜならば、欠点93,94なしの糸部分が再三生じて、係数を減少するからである。頻繁な短く太い糸事象93がまれの長く太さの小さい糸事象94を重ねるので、後者の事象の規則性は確認できない。長く小さい太さの糸事象94は、織物又は編物の画像において、短く太い事象93より大抵の場合大きい障害を生じる。
従来技術とは異なり本発明による方法は、異なる特性を持つ糸事象93,94の存在を考慮する。例えば図3に概略的に記入されているように、両方の形式の糸事象93,94を区別することができる。区別は、なるべく図2に示す両方の点集合71,72により行われる。短く太い糸事象93が第1の点集合71に対応せしめられ、長くて小さい太さの糸事象94が第2の点集合72に対応せしめられる。これらの対応により、糸事象93,94の2つの異なる集合が形成され、簡単にするため以下同様に符号71,72で示す。糸事象93,94の規則性の統計的検査は、各集合71,72において別々に行われる。
本発明による方法の第1の実施形態では、両方の集合71,72に対して異なるが各集合71,72内では一定な欠点間隔a及びbが規定される。1つの糸事象93,94が確認されると、まずこの糸事象が両方の集合71,72の1つに区分される。図3において、糸9の上に第1の集合71用の動作するカウンタが示され、糸9の下に第2の集合72用の動作するカウンタが示されている。第1の動作するカウンタは第1の集合71の糸事象93の規則性を確認しない。これに反し第2の動作するカウンタは、第2の集合72における糸事象94の規則性を示唆する高い値に速やかに達する。従って本発明による方法は、従来技術とは異なり、長く小さい太さの事象94の規則性を確認することができる。
本発明による方法において使用できるように、糸事象の規則性の第2の統計的検査方法が図4に示されている。ここでも求められる各糸事象93,94は、まず2つの集合71,72に区分される。先行する糸事象93,94に対する距離は、同じ集合71,72から求められる。図4においてこれらの間隔は、第1の集合71からの短く太い糸事象93に対してc1,c2・・・で示され、第2の集合72から長く小さい太さの糸事象94に対してd1,d2・・・で示されている。同じ集合71又は72に属する間隔c1,c2・・・又はd1,d2・・・が互いに比較される。これらの間隔が所定の公差内で同じであると、それぞれの集合71又は72において糸事象93又は94の規則正しい出現がある。これらの間隔が著しく相違していると、規則性はない。図4の例において明白に
c1≠c2≠・・・c10
なので、第1の集合72における規則正しい事象の検査は否定的な結果になり、換言すれば、短く太い糸事象93は推計学的に分布している。これに反し規定可能な特定の公差内で
が成立し、これは第2の集合72の長く小さい太さの糸事象94のある程度の規則性を示
持つ糸事象94の超過されねばならない最大数を規定することができる。最大数を超過す
d=(d1+d2+d3)/3
として計算することができる。周期は中央制御装置4(図1参照)の出力装置42において出力することができる。
c1≠c2≠・・・c10
なので、第1の集合72における規則正しい事象の検査は否定的な結果になり、換言すれば、短く太い糸事象93は推計学的に分布している。これに反し規定可能な特定の公差内で
が成立し、これは第2の集合72の長く小さい太さの糸事象94のある程度の規則性を示
持つ糸事象94の超過されねばならない最大数を規定することができる。最大数を超過す
d=(d1+d2+d3)/3
として計算することができる。周期は中央制御装置4(図1参照)の出力装置42において出力することができる。
上記の検査方法は、統計的検査の意識的に簡単な例である。その代わりに又はそれに加えて、他の複雑な方法を使用することができる。例えば関係する集合72内で測定される間隔d1,d2・・・の頻度分布を考察し、それから場合によっては2つの異なる周期の存在を推論することができる。
図5は、図2に類似な表示で、中央制御装置4の出力装置42(図1参照)において出力できるような事象領域6の拡大された表示を示す。ここで事象領域6は、第1象限だけでなく更に第4象限を含んでいる。両方の象限の縦軸61は一致する。第1象限には、局部的な質量増大により生じる太い個所が、また第4象限には、局部的な質量減少により生じる細い個所が、それぞれの事象長さに対して記入されている。求められる偏差及びその長さは、事象領域6にある点69を規定しかつそこに例えば正方形記号で表示することができる糸事象92(図1参照)の座標を形成している。すれての事象92はいわゆる点群を形成している。縦軸61の周りに、“糸本体”と称されて図5に灰色で記入されている範囲83がある。糸本体83は、“糸に属し”かつ図示されず全く欠点除去される必要がない非常に高い密度の糸事象92により際立っている。糸本体83はなるべく密度曲線即ち一定の事象密度の線により区画される。糸本体83は、縦軸61に関して必ずしも対称でない。長さ及び質量増大又は質量減少についての軸61,62は、なるべく対数的、殆ど対数的又は一部対数的に区画されている。図5の事象領域6には、欠点除去曲線8も記入されている。欠点除去曲線9は密度線に従うことができるけれども、これに従う必要はない。
事象領域6の少なくとも一部は、水平なクラス限界63と垂直なクラス限界64により、糸事象92の長方形クラス71〜79に小分けされている。このようなクラス71〜79は従来技術から公知であり、類似な事象92の一層良好な検出のために用いられた。例えば各クラス71〜79において確認された事象92が計算され、結果がクラスごとに出力された。本発明によれば、これらのクラス71〜79により点集合を規定し、これらの点集合において規則正しい糸事象の統計的検査が行われる。
本発明が上述した実施例に限定されないことは明らかである。特に規則正しい出現についての糸事象の統計的検査は、上述したのとは異なる方法で行うことができる。本発明を知れば、独立請求項に規定されているような本発明の対称に属する別の実施例も当業者は推論することができる。
1 装置
2 測定ヘッド
21 走査装置
22 評価装置
23 切断装置
3 データ線路
4 制御装置
41 中央計算機
42 出力装置
43 入力装置
5 巻取り機
51.1,51.2,・・・51.n 巻取り個所
52 巻取り個所計算機
53 制御計算機
6 事象領域
61 横軸
62 縦軸
63 水平なクラス限界
64 垂直なクラス限界
69 事象点
71〜79 点集合又は事象集合
8 欠点除去曲線
81 許容事象の範囲
82 不許容事象の範囲
83 糸本体
9 糸
91 欠点のない糸部分
92 糸事象
93 短く太い糸事象
94 長く小さい太さ糸事象
a,b 所定の欠点間隔
c,d 求められる事象間隔
x 糸長手運動方向
2 測定ヘッド
21 走査装置
22 評価装置
23 切断装置
3 データ線路
4 制御装置
41 中央計算機
42 出力装置
43 入力装置
5 巻取り機
51.1,51.2,・・・51.n 巻取り個所
52 巻取り個所計算機
53 制御計算機
6 事象領域
61 横軸
62 縦軸
63 水平なクラス限界
64 垂直なクラス限界
69 事象点
71〜79 点集合又は事象集合
8 欠点除去曲線
81 許容事象の範囲
82 不許容事象の範囲
83 糸本体
9 糸
91 欠点のない糸部分
92 糸事象
93 短く太い糸事象
94 長く小さい太さ糸事象
a,b 所定の欠点間隔
c,d 求められる事象間隔
x 糸長手運動方向
Claims (14)
- 縦長の繊維の供試品(9)における規則正しい事象の検査方法であって、
供試品(9)の長手方向に沿う供試品(9)の特性の測定値が検出され、
測定値から供試品(9)の少なくとも1つのパラメータの値が求められ、
目標値とは異なるパラメータ値を持つ供試品(9)における事象(92〜94)が、長手方向(x)における規則正しい出現に関して統計的に事象(92〜94)の少なくとも2つの異なる集合において別々に検査され、
統計的検査の結果が、事象(92〜94)の少なくとも2つの集合の各々について別々に出力されるものにおいて、
少なくとも2つの異なるけれども関連する点集合(71〜79)が、少なくとも1つのパラメータにより形成されるパラメータ領域において規定され、
供試品(9)において求められる事象(92〜94)が、そのパラメータ値に従って点集合(71〜79)の1つに対応せしめられることによって、事象(92〜94)の集合が形成され、
1つより多い事象(92〜94)を含む少なくとも2つの事象(92〜94)の集合において、統計的検査が行われる
ことを特徴とする、方法。 - 点集合(71〜79)が、二次元事象領域(6)において関連する面として規定される、請求項1に記載の方法。
- パラメータ領域が、供試品(9)の横寸法により、供試品(9)の単位長さ当たりの質量により、かつ/又は長手方向(x)における事象の長さにより形成される、先行する請求項の1つに記載の方法。
- 事象領域(6)が、横軸(61)に供試品(9)の長手方向(x)における事象の長さを示し、かつ縦軸(62)に供試品(9)の横寸法又は単位長さ当たりの質量を示す二次元直角座標系の1つの象限又はその一部を含んでいる、請求項2又は3に記載の方法。
- 点集合(71〜79)が、水平なクラス限界(63)及び垂直なクラス限界(64)により事象領域(6)の少なくとも一部を小分けすることによって形成される事象(92〜94)のための四角形クラスである、請求項4に記載の方法。
- 統計的検査が空間領域又は時間領域においてのみ行われる先行する請求項の1つに記載の方法。
- 供試品(9)上で隣接する事象(94)の距離(d1,d2,d3)が関係する集合(72)から求められ、この関係する集合(72)に属する距離(d1,d2,d3)が互いに比較され、これらの距離(d1,d2,d3)が所定の公差内で同じである時、関係する集合(72)において事象(94)の規則正しい出現が推論されることによって、事象(92〜94)の少なくとも2つの集合の各々において統計的検査が行われる、請求項6に記載の方法。
- 関係する集合(72)において周期(d)が、類似な距離(d1,d2,d3)からこれら類似の距離(d1,d2,d3)の平均値として計算される、請求項7に記載の方法。
- 統計的検査のために最大数の規則正しい事象が規定され、最大数の達成が供試品(9)における規則正しい事象の確認のための基準として用いられる、先行する請求項の1つに記載の方法。
- 規則正しい事象の確認後、規則正しい事象を含む供試品(9)の部分が供試品(9)から除去される、先行する請求項の1つに記載の方法。
- 縦長の繊維供試品(9)における規則正しい事象を検査する装置(1)であって、
供試品(9)の長手方向(x)に沿う供試品(9)の特性の測定値を検出するセンサ(21)、
測定値から供試品(9)の少なくとも1つのパラメータの値を求めるため、目標値とは異なるパラメータ値を持つ供試品(9)における事象(92〜94)の長手方向に沿う規則正しい出現に関して事象(92〜94)の少なくとも2つの異なる集合(71〜79)の各々について別々に統計的な検査のため、及び少なくとも2つの集合の各々について統計的検査の結果を別々に出力するため、センサ(21)に接続される評価装置(22)
を含んでいるものにおいて、
評価装置(22)が、少なくとも1つのパラメータにより形成されるパラメータ領域における少なくとも2つの異なるけれども関連する点集合(71〜79)を規定するため、事象(92〜94)の集合を形成するため供試品(9)において確認される事象(92〜94)をパラメータ値による点集合(71〜79)の1つに対応させるため、及び1つより多い事象(92〜94)を含む少なくとも2つの事象(92〜94)の集合において統計的検査を行うために設けられている
ことを特徴とする装置。 - 横軸(61)に長手方向における事象の長さを示しかつ縦軸(62)に供試品(9)の横寸法又は単位長さ当たりの質量を示す二次元直角座標系の1つの象限又はその一部を含む事象領域(6)を記憶する記憶装置、事象領域(6)を出力する出力装置(42)、及び統計的検査のための設定値を入力する入力装置(43)を持ちかつ評価装置(22)に接続される制御装置(4)を更に含んでいる、請求項11に記載の装置。
- 制御装置(4)が繊維加工機械例えば紡糸機又は巻取り機に組込まれている、請求項12に記載の装置。
- 装置(1)が、規則正しい事象を含む繊維の供試品(9)の部分を除去するため評価装置(22)に接続される切断装置(23)を含んでいる、請求項11〜13の1つに記載の装置。
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CH683350A5 (de) | 1991-09-11 | 1994-02-28 | Peyer Ag Siegfried | Verfahren und Vorrichtung zum Klassifizieren und Reinigen von Garnen. |
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