JP2013529208A - ケラチン繊維をメイクアップおよび/またはケアするための耐久性が改善された組成物 - Google Patents

ケラチン繊維をメイクアップおよび/またはケアするための耐久性が改善された組成物 Download PDF

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Abstract

本発明は、ケラチン繊維をメイクアップおよび/またはケアするための化粧品組成物であって、前記組成物が、少なくとも:a)少なくとも、イソドデカンと、イソドデカンよりも揮発性が低い少なくとも1種の油を、前記組成物の総重量に対し少なくとも4重量%と
から形成される油性相と;b)少なくとも1種の油溶性皮膜形成ポリマーの活性物質を、前記組成物の総重量に対し少なくとも9重量%と;c)顔料、真珠層、フィラー、およびワックスから選択される少なくとも1種の化合物を含む粒子相とを含む前記組成物を提供する。
【選択図】なし

Description

本発明は、ケラチン繊維をメイクアップおよび/またはケアするための化粧品組成物を提供する。
さらに本発明は、ケラチン繊維をメイクアップおよび/またはケアする方法も提供する。
より詳細には、本発明の組成物および方法は、付けまつ毛およびヘアピースを含む、まつ毛、眉毛、頭髪等の人間のケラチン繊維に用いるためのものである。
特に、本発明の組成物は、メイクアップ用組成物、メイクアップベース、メイクアップの上に施与するための組成物(「トップコート」としても知られる)とすることができ、さらにはケラチン繊維を処理するための美容処理組成物とすることもできる。より一般的には、本発明は、マスカラに関する。
コーティングを施した後のケラチン繊維(例えば、まつ毛)に見られる一般的な問題の1つに、生成した皮膜が時間と共に崩れやすくなることがある。施与した皮膜から粒子が脱落して上記ケラチン繊維の周囲に付着し、特にマスカラの場合は目の周りに汚い跡が残ってしまう。
さらなる問題点は、このようにして皮膜が弱くなると摩擦すなわち擦れに対する耐性が低下し、特に指で触れた場合や、それどころか水に(例えば入浴またはシャワー浴中に)触れただけでも耐えられなくなる。このようになると皮膜にもはや十分な耐性はなく、耐久性に劣ったものになる。
この問題を解決するために粘着付与化合物を使用し、これを含有する組成物の耐久性を粘着付与性によって改善することが既に知られている。
しかしながら、この粘着付与という性質は、ケラチン繊維同士を接着させるという欠点も有しており、当然のことながら消費者には受け入れられない。
本発明の目的は、上述した欠点を示すことのない、耐久性および摩擦に対する十分な耐性を示し、特に、上述の従来の処方に認められるものよりも接着性が明らかに大幅に低下している付着皮膜を形成することが可能な組成物を提案することにある。
本発明者らは、少なくとも1種の油性相、油溶性皮膜形成性ポリマー、および粒子相を含み、特に、イソドデカンの揮発性および上記油溶性皮膜形成性ポリマーの揮発性よりも揮発性が低い油が特定の含有量で存在する組成物を用いることによってこのような結果を効果的に達成できることを認めた。
したがって、本発明の第1の例示的な実施形態においては、ケラチン繊維をメイクアップおよび/またはケアするための化粧品組成物であって、少なくとも:
a)少なくとも、
イソドデカンと、
イソドデカンよりも揮発性が低い少なくとも1種の油を、組成物の総重量に対し少なくとも4重量%と
から形成される油性相と、
b)少なくとも1種の油溶性皮膜形成性ポリマーの活性物質を、組成物の総重量に対し少なくとも9重量%と、
c)顔料、真珠層、フィラー、およびワックスから選択される少なくとも1種の化合物を含む粒子相と
を含む、化粧品組成物を提供する。
より詳細には、本発明は、ケラチン繊維をメイクアップおよび/またはケアするための化粧品組成物であって、少なくとも:
a)少なくとも、
イソドデカンと、
イソドデカンよりも揮発性が低い少なくとも1種の油を、組成物の総重量に対し少なくとも4重量%と
から形成される油性相と、
b)少なくとも1種の油溶性皮膜形成性ポリマーの活性物質を、組成物の総重量に対し少なくとも9重量%と、
c)顔料、真珠層、フィラー、およびワックスから選択される少なくとも1種の化合物を含む粒子相を、組成物の総重量の少なくとも15重量%と
を含む、化粧品組成物を提供し、上記組成物は、その総重量に対し、イソドデカンを少なくとも20重量%含み、
イソドデカンよりも揮発性が低い油の含有重量は、粒子相の含有重量よりも低い。
本発明の組成物は、施与が容易であり、かつケラチン繊維、特にまつ毛を適切に被覆する。
付着皮膜は自然、快適、かつ耐久性が高い。
有利な実施形態においては、本発明の組成物は、ロジンエステル、特に、グリセロールおよびペンタエリスリトールエステルを5重量%未満、好ましくは2重量%未満含み、ロジンエステルを含まない場合さえある。
例示的な実施形態においては、本発明の組成物は、無水である。
「無水組成物」という用語は、水の含有量が2重量%未満、それどころか水の含有量が0.5重量%未満、特に水を含まない組成物も指す。
適切な場合は、この少量に相当する水が、特に、残存量の水を含み得る組成物の成分に由来する可能性もある。
本発明の組成物は、有利には、接着性の値が0ニュートン(N)以下、例えば、−0.3N〜0Nの範囲、好ましくは−0.2N〜0Nの範囲、より好ましくは−0.15N〜0Nの範囲にあり、端点は範囲に包含される。
特に、組成物の接着性は、以下に記載する手順に沿って評価することができる。
まず最初に、組成物をガラス板に、乾燥前の厚みが100マイクロメートル(μm)になるように塗工し、次いで20℃で24時間乾燥させる。
次いで、調製した組成物試料の接着強度をテクスチャーアナライザー(TAXT2i)を用いて評価する。ガラス板に20℃で両面粘着テープを貼付し、この板が両面粘着テープ上で所定の位置に保持されるように配置する。
測定パラメータは以下の通りである:
粘着プローブ(Tack probe):直径5ミリメートル(mm)のステンレス鋼製円柱(品番(reference)SMS P/5);
圧縮前の速度=0.1ミリメートル/秒(mm/s);
圧縮荷重(圧縮ステップ)=0.01メガパスカル(MPa)(20秒間);および
圧縮後の速度(引き剥がしステップ(traction step))=0.1mm/s。
このようにして6個の試料について引き剥がしステップを行い、その間の最大剥離力を評価する(負の値で表される)。この値はニュートンで表される。6個の試料の平均値を計算する。
測定は20℃、相対湿度(RH)30%の環境で実施する。
他の例示的な実施形態においては、本発明は、ケラチン繊維をメイクアップおよび/またはケアするための方法にも関し、上記方法は、少なくとも、上に定義した少なくとも1種の組成物を上記ケラチン繊維に施与することを含む。
油性相
本発明の組成物は、油(すなわち室温(25℃)および大気圧(760水銀柱ミリメートル(mmHg)すなわち105パスカル(Pa))で液体である脂肪)または有機溶媒から形成される少なくとも1種の油性相を含む。
この油性相は、少なくともイソドデカンおよびイソドデカンよりも揮発性が低い少なくとも1種の油から形成される。
イソドデカン
本発明の組成物は、組成物の総重量に対し少なくとも25重量%、例えば、少なくとも30重量%含むことができる。
本発明によれば、組成物中のイソドデカンの含有重量は、イソドデカンよりも揮発性が低い油の含有重量を超える。
イソドデカンよりも揮発性が低い油
本発明の意味において、「イソドデカンよりも揮発性が低い油」という用語は、揮発速度が室温(25℃)および大気圧(760mmHg)において0.8マイクログラム毎平方センチメートル毎分(mg/cm/分)未満である油を意味する。
好ましくは、油の蒸発速度は、0.1mg/cm/分未満、好ましくは0.01mg/cm/分未満とすることができる。
特に、本発明の油の蒸発速度は、国際公開パンフレット第06/013413号明細書に記載された手順、より詳細には、以下に記載する手順によって評価することができる。
温度制御(25℃)および湿度調整(相対湿度50%)された約0.3立方メートル(m)のチャンバ内の天秤に載置された結晶皿(直径:7センチメートル(cm))に油15グラム(g)を装入する。
換気扇で換気しながら(PAPST−MOTOREN、品番8550 N、2700回転毎分(rpm)に調整を油を含む結晶皿の真上(結晶皿の底からの距離20cm)に配置し、羽根を結晶皿の方向に向けて、液体を撹拌せずに自由に蒸発させる。
結晶皿に残留している油の質量を一定間隔で測定する。
このようにして、時間(分)に応じて蒸発した物質の量(mg/cm)を示す曲線をプロットすることにより溶媒の蒸発プロファイルを得る。
次いで、結果として得られた曲線の起点における接線に相当するものとして蒸発速度が求められる。蒸発速度は単位面積(cm)および単位時間(分)当たりに蒸発した油をmgで表したものである。
イソドデカンよりも揮発性が低い油は、炭化水素油、シリコーン油、およびフッ素系油から選択することができる。
好ましくは、これは、炭化水素油、例えば、以下に記載するものである。
炭化水素油
炭化水素油は、直鎖または分岐の、揮発性を有する、少なくとも13個の炭素原子、特に13〜16個の炭素原子を有する炭化水素油から選択することができる。これは不揮発性炭化水素油であってもよい。
13〜16個の炭素原子を有する炭化水素油の具体的な例としては、C13〜C16分岐アルカン(C13〜C16イソアルカン(イソパラフィンとも称される)等)を挙げることができる。好ましくは、13〜16個の炭素原子を含む揮発性炭化水素油は、イソヘキサデカンである。
本発明に好適な直鎖アルカンの例としては、n−トリデカン(C13)、n−テトラデカン(C14)(特に、SasolからPARAFOL 14−97の品番で販売されているもの)およびこれらの混合物を挙げることができる。
使用可能な、イソドデカンよりも揮発性が低い炭化水素油の例は:流動パラフィン(またはワセリン)、スクワラン、水添ポリイソブチレン(Parleam oil)、ペルヒドロスクワラン、ミンク油、タートル油、大豆油、スイートアーモンド油、カロフィラム油、パーム油、グレープシード油、ゴマ種子、トウモロコシ油、アララ油、菜種油、ヒマワリ油、綿実油、アプリコット油、ヒマシ油、アボカド油、ホホバ油、オリーブ油、または穀物胚芽油;ラノリン酸、オレイン酸、ラウリル酸、ステアリン酸のエステル;脂肪酸エステル、特に、C12〜C36脂肪酸エステル(ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、アジピン酸ジイソプロピル、イソノナン酸イソノニル、パルミチン酸2−エチル−ヘキシル、ラウリン酸2−ヘキシル−デシル、パルミチン酸2−オクチル−デシル、ミリスチン酸または乳酸2−オクチル−ドデシル、コハク酸ジ(2−エチルヘキシル)、リンゴ酸ジイソステアリル、トリイソステアリン酸グリセリンまたはジグリセリン等;ベヘン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、またはイソステアリン酸;高級脂肪族アルコール、特に、C16〜C22高級脂肪族アルコール(セタノール、オレイルアルコール、リノレイルまたはリノレニルアルコール、オクチルドデカノール、またはイソステアリルアルコール);およびこれらの混合物。好ましくは、不揮発性炭化水素油は水添ポリイソブチレンである。
シリコーン油
本発明の組成物は、その変形として、またはこれに加えて、化粧品用途に適合し、かつイソドデカンよりも揮発性が低い少なくとも1種の揮発性シリコーン油を含むことができる。
「シリコーン油」という用語は、少なくとも1個のケイ素原子を含み、特に、Si−O基を含む油を意味する。
一実施形態においては、上記組成物は、不揮発性シリコーン油を、組成物の総重量に対し10重量%未満、より好ましくは5重量%未満含み、それどころかシリコーン油を含まなくてもよい。
揮発性シリコーン油としては、環状ポリシロキサン、線状ポリシロキサン、およびこれらの混合物を挙げることができる。
揮発性線状ポリシロキサンの例としては、ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、テトラデカメチルヘキサシロキサン、およびヘキサデカメチルヘプタシロキサンを挙げることができる。
揮発性環状ポリシロキサンの例としては、ヘキサメチルシクロトリシロキサン、オクタメチルシロテトラシロキサン(octamethylcylotetrasiloxane)、デカメチルシクロペンタシロキサン、およびドデカメチルシクロヘキサシロキサンを挙げることができる。
一実施形態においては、本発明の組成物は、環状ポリジメチルシロキサン、特に、デカメチルシクロペンタシロキサンを5重量%未満、例えば2重量%未満含み、それどころか環状ポリジメチルシロキサンを含まなくてもよい。
フッ素系油
本発明の組成物は、その変形として、またはこれに加えて、イソドデカンよりも揮発性が低い少なくとも1種の揮発性フッ素系油を含むことができる。
「フッ素系油」という用語は、少なくとも1個のフッ素原子を含む油を意味する。
揮発性フッ素系油の例としては、ノナフルオロメトキシブタンまたはパーフルオロメチルシクロペンタンおよびこれらの混合物を挙げることができる。
本発明に使用することができる具体的な不揮発性フッ素系油は、フッ素系シリコーン油、フッ素系ポリエーテル、および欧州特許出願公開第0847752A号明細書に記載されているものなどのフッ素系シリコーンがある。
本発明の組成物においては、イソドデカンよりも揮発性が低い油は、組成物の総重量に対し4重量%以上の含有率で存在する。
特にこれは、上記組成物の総重量に対し5重量%以上、例えば、5重量%〜90重量%の範囲、例えば、10重量%以上、例えば、10重量%〜50重量%の範囲の含有率で存在することができる。
例示的な実施形態においては、イソドデカンよりも揮発性が低い油は、水添ポリイソブチレン、イソヘキサデカン、およびこれらの混合物から選択される。
好ましくは、イソドデカンよりも揮発性が低い油は、イソヘキサデカンである。
一実施形態においては、本発明の組成物は、油性相中に、イソドデカンおよび先に定義したイソドデカンよりも揮発性が低い油に加えて、イソドデカンよりも揮発性が低い第2の油を含む。
この第2のイソドデカンよりも揮発性が低い油は、好ましくは、不揮発性油とすることができる。
好ましくは、不揮発性油は、不揮発性炭化水素油であり、より具体的には水添ポリイソブチレンである。
特に、本発明の組成物は、イソドデカンよりも揮発性が低い第2の油を、好ましくは、組成物の総重量の10重量%未満、特に5重量%未満含み、それどころか第2の油を含まなくてもよい。
したがって、本発明の組成物は、好ましくは、水添ポリイソブチレンを組成物の総重量の10重量%未満、特に5重量%未満含み、それどころか水添ポリイソブチレンを含まなくてもよい。
一実施形態においては、本発明の組成物は、イソドデカン、イソヘキソデカン(isohexodecane)、および水添ポリイソブチレンから形成された油性相を少なくとも含む。
他の例示的な実施形態においては、イソドデカンおよびイソドデカンよりも揮発性が低い油は、少なくとも1.5、好ましくは2を超える重量比(イソドデカンの重量をイソドデカンよりも揮発性が低い油の重量で除したもの)で存在する。
一実施形態においては、本発明は、ケラチン繊維をメイクアップおよび/またはケアするための化粧品組成物であって、少なくとも:
a)少なくとも、
イソドデカンと、
イソヘキサデカンおよび水添ポリイソブチレンの組合せを、組成物の総重量に対し少なくとも4%と
から形成される油性相と;
b)少なくとも1種の油溶性皮膜形成性ポリマーの活性物質を、組成物の総重量に対し少なくとも9重量%と;
c)顔料、真珠層、フィラー、およびワックスから選択される少なくとも1種の化合物を含む粒子相を、組成物の総重量の少なくとも15重量%と;
を含み、前記組成物は、その総重量に対し、イソドデカンを少なくとも20重量%含み;
イソヘキソデカンおよび水添ポリイソブチレンの組合せの含有重量は、粒子相の含有重量よりも低い、化粧品組成物を提供する。
油溶性皮膜形成性ポリマー
上に示したように、本発明の組成物は、少なくとも1種の油溶性、すなわち有機油または上述した溶媒等の油性相に可溶な皮膜形成性ポリマーを含む。
有利には、本発明の油溶性ポリマーは、炭化水素系「粘着付与」樹脂である。特に、この種の樹脂は、Handbook of Pressure Sensitive Adhesive,Donatas Satas編,第3版,1989,pp.609−619に記載されている。
上記親油性ポリマーは、好ましくは、オレフィンポリマーもしくはコポリマーまたは芳香族炭化水素モノマーのポリマーもしくはコポリマー等の炭化水素ポリマー、好ましくは、例えば以下に記載するインデン系炭化水素樹脂である。上記ポリマーは、水素化、一部水素化、または非水素化物であってもよい。
好ましくは、上記ポリマーは、軟化点が120℃未満、好ましくは110℃未満である。
本発明においては、軟化点は、ASTM D36標準に準拠して環球法を用いて測定される。これを行うために、Normalabより入手可能なNBA 440自動試験機が利用される。この測定には流体としてグリセリンが使用される。
本発明の炭化水素樹脂は、含有するモノマーの種類に応じて、以下に分類することができるポリマーから選択される。
・インデン系炭化水素樹脂(インデンモノマー(高比率)と、スチレン、メチルインデン、メチルスチレン、およびこれらの混合物から選択されるモノマー(低比率)との重合により得られる樹脂等)。これらの樹脂は水素化されていてもよい。これらの分子量は290グラム毎モル(g/mol)〜1150g/molの範囲とすることができる。
インデン樹脂の例として、供給業者Cray ValleyからNORSOLENE S95、NORSOLENE S105、NORSOLENE S115の品番で販売されているもの、または供給業者Eastman Chemicalから「REGALITE」、特にREGALITE C6100、REGALITE C6100L、REGALITE R1090、REGALITE R1100、REGALITE R7100、REGALITE R9100、REGALITE S1100、REGALITE S5100の名称で販売されている水素化インデン/メチルスチレン/スチレンコポリマー、または供給業者荒川化学工業株式会社(Arakawa)からアルコン(ARKON)P−90、アルコンP−100、アルコンP−115、アルコンM−90、アルコンM−100、アルコンM−115の名称で販売されているものを挙げることができる。
・脂肪族ペンタジエン樹脂(大半部分である1,3−ペンタンジエン(トランスまたはシスピペリレン)と、少量部分であるイソプレン、ブテン、2−メチル−2−ブテン、ペンテン、1,4−ペンタジエン、およびこれらの混合物から選択されるモノマーとの重合から誘導されたもの等)。これらの樹脂は、1000g/mol〜2500g/molの範囲の分子量で存在することができる。
この種の1,3−ペンタジエン樹脂の一例として、供給業者Eastman ChemicalからPICCOTAC 95、供給業者Exxon ChemicalsからESCOREZ 1102、ESCOREZ 1304、ESCOREZ 1310LC、ESCOREZ 1315、供給業者Cray ValleyからWINGTACK 95の品番で販売されているものが挙げられる。
・上述したようなペンタジエンおよびインデンモノマーの混合物の重合から誘導された、ペンタジエンおよびインデンの混合樹脂、例えば、供給業者Exxon Chemicalsから、ESCOREZ 2101、ESCOREZ 2105、ESCOREZ 2173、ESCOREZ 2184、ESCOREZ 2203LC、ESCOREZ 2394、ESCOREZ 2510の品番で、供給業者Cray ValleyからNORSOLENE A 100の品番で販売されている樹脂、供給業者Cray ValleyからWINGTACK 86、WINGTACK EXTRA、およびWINGTACK PLUSの品番で販売されている樹脂等。
・ポリシクロペンタジエン(供給業者KOBOからKOBOGUARD 5400の品番で販売されているものなど)。
・シクロペンタジエン二量体から得られるジエン樹脂(インデンおよびスチレンから選択される第1モノマーと、ジシクロペンタジエンやメチルジシクロペンタジエン等のシクロペンタジエンの二量体、他のペンタジエンの二量体、およびこれらの混合物から選択される第2モノマーとの重合から誘導されたもの等)。これらの樹脂は、通常、500g/mol〜800g/molの範囲の分子量で存在し、例えば、供給業者Exxon Mobil ChemからESCOREZ 5380、ESCOREZ 5300、ESCOREZ 5400、ESCOREZ 5415、ESCOREZ 5490、ESCOREZ 5600、ESCOREZ 5615、ESCOREZ 5690の品番で販売されているもの、供給業者Kolonからの樹脂であるSUKOREZ SU 90、SUKOREZ SU 100、SUKOREZ SU 110、SUKOREZ SU 100S、SUKOREZ SU 200、SUKOREZ SU 210、SUKOREZ SU 490、SUKOREZ SU 400等がある。
・イソプレン二量体から得られるジエン樹脂(α−ピネン、β−ピネン、リモネン、スチレン、およびこれらの混合物から選択される少なくとも1種のモノマーの重合から誘導されたテルペン樹脂等)。これらの樹脂は、300g/mol〜2000g/molの範囲の分子量で存在することができる。この種の樹脂の一例として、供給業者HerculesからPICCOLYTE A115の名称で、供給業者ARIZONA ChemからZONAREZ 7100またはZONATAC 105 LITEの名称で販売されているものがある。
主としてペンタジエンを重合させることにより得られる水素化樹脂(供給業者Eastman Chemical CoからEASTOTAC H 100E、EASTOTAC H 115E、EASTOTAC C 100L、EASTOTAC C 115L、EASTOTAC H 100L、EASTOTAC H 115L、EASTOTAC C 100R、EASTOTAC C 115R、EASTOTAC H 100R、EASTOTAC H 115R、EASTOTAC C 100W、EASTOTAC C 115W、EASTOTAC H 100W、EASTOTAC H 115Wの名称で販売されているもの等)も挙げることができる。
具体的な例示的実施形態においては、樹脂は、供給業者Cray ValleyからNORSOLENE S95、NORSOLENE S105、NORSOLENE S115の名称で、供給業者Eastman Chemicalから「REGALITE」、特に、REGALITE C6100、REGALITE C6100L、REGALITE R1090、REGALITE R1100、REGALITE R7100、REGALITE R9100、REGALITE S1100、REGALITE S5100の名称で、および供給業者荒川化学工業株式会社からアルコンP−90、アルコンP−100、アルコン−115、アルコン M−90、アルコンM−100、アルコンM−115の名称で販売されているインデン系炭化水素樹脂から選択される。
油溶性ポリマーの例としては、ビニルエステル(ビニル基がエステル基の酸素原子に直接結合しており、このビニルエステルは、エステル基のカルボニルに結合している、1〜19個の炭素原子を有する直鎖または分岐の飽和炭化水素基を有する)と、ビニルエステル(既に存在するビニルエステルとは異なる)、α−オレフィン(8〜28個の炭素原子を含む)、アルキルビニルエーテル(アルキル基が2〜18個の炭素原子を含む)、またはアリルもしくはメタアリルエステル(エステル基のカルボニルに結合した1〜19個の炭素原子を含む飽和、直鎖、または分岐炭化水素基を含む)であってもよい少なくとも1種の他のモノマーとのコポリマーも挙げることができる。
これらのコポリマーは、テトラアリルオキシエタン、ジビニルベンゼン、オクタン二酸ジビニル、ドデカン二酸ジビニル、またはオクタデカン二酸ジビニル等の、ビニル型またはアリルもしくはメタアリル型のいずれかであってもよい架橋剤を用いることにより架橋することができる。
このようなコポリマーの例として、以下のコポリマーを挙げることができる:酢酸ビニル/ステアリン酸アリル、酢酸ビニル/ラウリン酸ビニル、酢酸ビニル/ステアリン酸ビニル、酢酸ビニル/オクタデセン、酢酸ビニル/オクタデシルビニルエーテル、プロピオン酸ビニル/ラウリン酸アリル、プロピオン酸ビニル/ラウリン酸ビニル、ステアリン酸ビニル/オクタデセン1、酢酸ビニル/ドデセン1、ステアリン酸ビニル/エチルビニルエーテル、プロピオン酸ビニル/セチルビニルエーテル、ステアリン酸ビニル/酢酸アリル、2,2−ジメチルオクタン酸ビニル/ラウリン酸ビニル、2,2−ジメチルペンタン酸アリル/ラウリン酸ビニル、ジメチルプロピオン酸ビニル/ステアリン酸ビニル、ジメチルプロピオン酸アリル/ステアリン酸ビニル、ジビニルベンゼン0.2%で架橋したプロピオン酸ビニル/ステアリン酸ビニル、ジビニルベンゼン0.2%で架橋したジメチルプロピオン酸ビニル/ラウリン酸ビニル、deテトラアリルオキシエタン0.2%で架橋した酢酸ビニル/オクタデシルビニルエーテル、ジビニルベンゼン0.2%で架橋した酢酸ビニル/ステアリン酸アリル、ジビニルベンゼン0.2%で架橋した酢酸ビニル/オクタデセン1、およびジビニルベンゼン0.2%で架橋したプロピオン酸アリル/ステアリン酸アリル。
油溶性皮膜形成性ポリマーの例としては、油溶性コポリマー、特に、9〜22個の炭素原子を有するビニルエステルまたはアクリル酸エステルもしくはメタクリル酸アルキル(アルキル基は10〜20個の炭素原子を有する)の共重合により得られるものも挙げることができる。
この種の油溶性コポリマーは、ポリステアリン酸ビニルのコポリマー、ジビニルベンゼン、ジアリルエーテル、またはフタル酸ジアリルで架橋したポリステアリン酸ビニル、ポリ(メタ)アクリル酸ステアリル、ポリラウリン酸ビニル、ポリ(メタ)アクリル酸ラウリルのコポリマーから選択することができ;これらのポリ(メタ)アクリル酸エステルは、エチレングリコールジメタクリレートまたはテトラエチレングリコールで架橋されていてもよい。
上に定義した油溶性コポリマーは知られており、特に、仏国特許出願公開第2232303A号明細書に記載されており;これらの質量平均分子量は2000〜500,000の範囲、好ましくは4000〜200,000の範囲とすることができる。
本発明に使用することができる油溶性皮膜形成性ポリマーの例として、ポリアルキレン、特にC〜C20アルケン(ポリブテン等)のコポリマー、直鎖または分岐の飽和または不飽和のC〜Cアルキル基を有するアルキルセルロース(エチルセルロースまたはプロピルセルロース等)、ビニルピロリドン(VP)のコポリマー、特に、ビニルピロリドンおよびC〜C40、より好ましくはC〜C20アルケンのコポリマーも挙げることができる。本発明に使用することができるVPコポリマーの例としては、VP/酢酸ビニルコポリマー、VP/メタクリル酸エチルのコポリマー、ブチル化ポリビニルピロリドン(PVP)のコポリマー、VP/メタクリル酸エチル/メタクリル酸のコポリマー、VP/エイコセンのコポリマー、VP/ヘキサデセンのコポリマー、VP/トリアコンテンのコポリマー、VP/スチレンのコポリマー、およびVP/アクリル酸/メタクリル酸ラウリルのコポリマーを挙げることができる。
親油性皮膜形成性ポリマーは、酢酸ビニル/ステアリン酸アリルコポリマー(特に、ChimexからMexomere PQの名称で販売されているもの)、ポリラウリン酸ビニル(特に、ChimexからMexomere PPの名称で販売されているもの)、ビニルピロリドンエイコセンコポリマー(特に、ISPからAntaron V 220の名称で販売されているもの、およびこれらの混合物から選択することができる。
シリコーン油にほぼ可溶であるかまたは膨潤性を有するシリコーン樹脂も挙げることができ、これは、架橋ポリオルガノシロキサンポリマーである。シリコーン樹脂の命名法は、樹脂に含まれる様々なシロキサンモノマー単位に応じて表される「MDTQ」の名称で知られており、「MDTQ」の各文字が1種類の単位の特徴を表している。
市販のポリメチルシルセスキオキサン樹脂の例としては、供給業者Wackerから品番Resin MK(Belsil PMS MK等)として、および供給業者SHIN−ETSU(信越シリコーン)から品番KR 220Lとして販売されているものを挙げることができる。
市販のポリプロピルシルセスキオキサン樹脂の例としては、供給業者Dow Corningから品番DC670として販売されているものを挙げることができる。
シロキシケイ酸樹脂としては、トリメチルシロキシケイ酸樹脂(TMS)(供給業者General Electricより品番SR1000として販売されているものまたは供給業者Wackerより品番TMS 803として販売されているもの等)を挙げることができる。シクロメチコン等の溶媒中混合物として販売されているトリメチルシロキシケイ酸樹脂(供給業者信越シリコーンから「KF 7312J」の名称で、または供給業者Dow Corningから「DC 749」、「DC 593」の名称で販売されているもの等)挙げることができる。
上述したようなポリジメチルシロキサンを含むシリコーン樹脂コポリマー(感圧接着性コポリマー、特に、供給業者Dow Corningから品番BIO−PSAとして販売されているもの、および米国特許第5162410号明細書に記載されているもの)、またはシリコーン樹脂(上述したものなど)とジオルガノシロキサン(国際公開パンフレット第2004/073626号明細書に記載されたものなど)との反応により得られるシリコーンコポリマーも挙げることができる。
親油性皮膜形成性ポリマーはまた、カルボシロキサンデンドリマーから誘導された少なくとも1種の構成単位(motif)を含むビニルポリマーとすることもできる。
カルボシロキサンデンドリマーから誘導された構成単位を含むビニルポリマー、例えば、国際公開パンフレット第2006/058793号明細書および欧州特許出願公開第1862162号明細書に記載されたものなども本発明に使用するのに好適である。
特に、このビニルポリマーは、骨格と、カルボシロキサンデンドリマー構造を含む少なくとも1個の側鎖とを有することができる。本発明の文脈における「カルボシロキサンデンドリマー構造」という用語は、高分子量の分岐基を有する分子構造を表し、上記構造は、骨格への結合を始点とする放射方向に高い規則性を有する構造である。この種のカルボシロキサンデンドリマー構造は、日本国特許出願平第9−171154号明細書に高分岐シロキサン−シリルアルキレンコポリマー形態のものが記載されている。
本発明に特に好適な、カルボシロキサンデンドリマーから誘導された少なくとも1個の構成単位がグラフトしたビニルポリマーは、供給業者Dow CorningからTIB 4−100、TIB 4−101、TIB 4−120、TIB 4−130、TIB 4−200、FA 4002 ID(TIB 4−202)、TIB 4−220、およびFA 4001 CM(TIB 4−230)の名称で販売されているポリマーである。
米国特許第5874069A号明細書、米国特許第5919441A号明細書、米国特許第6051216A号明細書、および米国特許第5981680A号明細書に記載されているものなどのポリオルガノシロキサン型のシリコーンポリアミドを使用することも可能である。
このようなシリコーンポリマーは、以下の2種類に分類することができる:
・水素相互作用を確立することができる少なくとも2個の基を有するポリオルガノシロキサン(これらの2個の基はポリマー鎖内に位置する)および/または
・水素相互作用を確立することができる少なくとも2個の基を有するポリオルガノシロキサン(これらの2個の基はグラフトまたは分岐鎖に位置している)。
本発明に使用することができる油溶性皮膜形成性ポリマーの例としては、ポリアルキレン、特に、C〜C20アルケン(ポリブテン等)、直鎖または分岐の飽和または不飽和のC〜Cアルキル基を有するアルキルセルロース(エチルセルロース、プロピルセルロース等)のコポリマーも挙げることができる。
本発明の例示的な実施形態においては、皮膜形成性ポリマーは、好ましくは、ガラス転移温度(Tg)が異なる少なくとも1種の第1ブロックおよび少なくとも1種の第2ブロックを含む皮膜形成性直鎖状エチレンブロックポリマーであり、上記第1および第2ブロックは、第1ブロックの少なくとも1種の構成モノマーおよび第2ブロックの少なくとも1種の構成モノマーを含む中間ブロックを介して互いに一つに結合している。
有利には、ブロックポリマーの第1および第2ブロックは互いに非相溶性である。
この種のポリマーは、例えば、欧州特許出願公開第1411069号明細書および国際公開パンフレット第04/028488号明細書に記載されている。
本発明の組成物に使用することができる皮膜形成系の他の例としては、組成物または組成物の混合物を施与するとその場で皮膜を形成する、接触すると互いに反応する2種のシリコーン化合物を含む系を挙げることができる。このような系は、特に特許出願である国際公開パンフレット第2007/071706号明細書に記載されている。この種の系はまた、特許出願である米国特許出願公開第2007/142575号明細書および米国特許出願公開第2007/142599号明細書にも記載されている。
上述したように、本発明の組成物においては、油溶性皮膜形成性ポリマーは、活性物質の含有率が組成物の総重量に対し9重量%以上となるように存在する。
特に、活性物質は、含有率が上記組成物の総重量に対し10重量%〜30重量%の範囲、例えば、12重量%以上、例えば、12重量%〜25重量%の範囲になるように存在することができる。
好ましい実施形態の変形においては、本発明の組成物は、イソドデカンを少なくとも30重量%〜40重量%と、イソドデカンよりも揮発性が低い少なくとも1種の油、好ましくは炭化水素油を5重量%〜20重量%と、少なくとも1種のインデン樹脂を、活性物質の重量で表して9重量%〜20重量%との組合せである。
粒子相
本発明の組成物はまた、顔料、真珠層、フィラー、およびワックスから選択される少なくとも1種の化合物を含む少なくとも1つの粒子相も含む。
特に、粒子相は、顔料、真珠層、フィラー、および/またはワックスのみから構成される。
本発明の意味における「粒子相」という表現には、変性粘土(例えば、ベントナイトクレーとして知られているものなど)等の親水性または親油性のゲル化剤は含まれない。
粒子相は、特に、組成物の総重量に対し少なくとも20重量%、例えば、少なくとも25重量%とすることができる。
ワックス
ワックスは、組成物中に、組成物の総重量に対し0.1重量%〜50重量%の範囲、好ましくは1重量%〜25重量%の範囲、好ましくは5重量%〜15重量%の範囲の含有率で存在することができる。
好ましい例示的な実施形態においては、顔料、真珠層、およびフィラーの含有重量は、ワックスの含有重量を超えることができる。
本発明におけるワックスという用語は、室温(25℃)下で固体であり、固体/液体状態の変化が可逆的であり、融点が30℃以上かつ120℃までである親油性化合物を意味する。
ワックスの融点は、示差走査熱量計(DSC)、例えば、供給業者METLERからDSC 30の名称で販売されている熱量計を用いて測定することができる。
ワックスは、炭化水素系、フッ素系、および/またはシリコーンワックスとすることができ、植物由来、鉱物由来、動物由来、および/または合成のものとすることができる。特に、ワックスの融点は、25℃を超え、45℃を超えるものがより良好である。
特に、ミツロウ、ラノリンロウ、イボタロウ;コメヌカロウ、カルナウバロウ、カンデリラロウ、オウリキュリーロウ、エスパルトグラスワックス(alfa wax)、コルクファイバーワックス(cork fiber wax)、サトウキビロウ、モクロウ(Japan wax、sumac wax);モンタンロウ、マイクロクリスタリンワックス、パラフィンワックス、およびオゾケライトワックス;ポリエチレンワックス、フィッシャー・トロプシュ合成由来のワックス、ならびにロウ状のコポリマーおよびそのエステル等の炭化水素系ワックスを使用することが可能である。
直鎖または分岐のC〜C32脂肪鎖を有する動物または植物油の接触水素化により得られるワックスも挙げることができる。
上記ワックスの中でも特に、水添ホホバ油、異性化ホホバ油(供給業者Desert Whaleから商品名(trade reference)ISO−JOJOBA−50(登録商標)で製造または販売されているトランス異性化部分水添ホホバ油等)、水添ヒマワリ油、水添ヒマシ油、水添ヤシ油、水添ラノリン油、供給業者HETERENEからHEST 2T−4Sの名称で販売されているテトラステアリン酸ジ−(1,1,1−トリメチロールプロパン)エステル、供給業者HETERENEよりHEST 2T−4Bの名称で販売されているテトラベヘン酸ジ−(1,1,1−トリメチロールプロパン)を挙げることができる。
16〜45個の炭素原子を有するアルキルまたはアルコキシジメチコン等のシリコーンワックス、およびフッ素系ワックスも挙げることができる。
供給業者SOPHIMからPHYTOWAX Olive 18 L 57の名称で販売されている、ステアリルアルコールでエステル化されたオリーブ油を水素化することにより得られるワックスを使用することも、あるいはPHYTOWAX ricin 16L64および22L73の名称で販売されている、セチルアルコールでエステル化されたヒマシ油を水素化することにより得られるワックスを使用することさえ可能である。この種のワックスは、特許出願である仏国特許出願第2792190A号明細書に記載されている。
本組成物は、少なくとも1種の極性ワックスを含むことができる。
「極性ワックス」という用語は、その化学構造中に、炭素および水素原子に加えて、O、N、P等の少なくとも1種の電気陰性度が非常に高いヘテロ原子を含むワックスを意味する。
好ましくは、ワックスは、カルナウバロウ、カンデリラロウ、天然(またはサラシ)ミツロウ、および合成ミツロウから選択される。合成ミツロウの例としては、Evonik GoldschmidtからCyclochem 326 Aの名称で販売されているワックス(INCI名:Synthetic Beeswax(合成ミツロウ))を挙げることができる。
組成物は、硬度が0.05MPa〜15Mpaの範囲、好ましくは6Mpa〜15MPaの範囲にある少なくとも1種のワックスを含むことができる。
硬度の測定は、供給業者RHEOよりTA−TX2iの名称で販売されているテクスチュロメーター(texturometer)を用いて、ワックスに侵入深さ0.3mmまで侵入する直径2mmのステンレス鋼製円筒を取り付けて測定速度0.1ミリメートル毎秒(mm/s)で移動させ、20℃で圧縮力を測定することにより行われる。
フィラー
フィラーは、組成物中に、組成物の総重量に対し0.01重量%〜50重量%の範囲、好ましくは0.1重量%〜30重量%の範囲、例えば、1重量%〜25重量%の範囲、例えば5重量%〜20重量%の範囲で存在することができる。
「フィラー」という用語は、任意の形状を有する、無色または白色の、無機または合成の、組成物の製造温度に拘わらず組成物の媒体に不溶な粒子を意味し、繊維は除外される。これらのフィラーは、特に、組成物のレオロジーまたはテクスチャを改質する役割を果たす。
フィラーは、有機物または無機物であってもよく、結晶形状に拘わらず(例えば、板状、立方晶、六方晶、オルソロンビック(orthorombic)等)、任意の形状を有し、薄片状、球状、または長円状であってもよい。
雲母、カオリン、ポリ−β−アラニン、およびポリエチレン粉末、テトラフルオロエチレンポリマー粉末(Teflon(登録商標))、ラウロイルリジン、スターチ、窒化ホウ素、中空ポリマー微小球(Expancel(登録商標)(Nobel Industrie)等の、ポリ塩化ビニリデン/アクリロニトリルから形成されるものなど)、アクリル酸コポリマー(供給業者Dow CorningからのPolytrap(登録商標))、およびシリコーン樹脂マイクロビーズ(例えば、供給業者東芝シリコーン(Toshiba)からのトスパール(Tospearls)(登録商標))、ポリオルガノシロキサンエラストマーの粒子、沈降炭酸カルシウム、炭酸および重炭酸マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、中空シリカ微小球(供給業者MaprecosからのSilica Beads(登録商標))、ガラスまたはセラミックマイクロカプセル、8〜22個の炭素原子、好ましくは12〜18個の炭素原子を有する有機カルボン酸から誘導された金属塩、例えば、ステアリン酸亜鉛、マグネシウム、またはリチウム、ラウリン酸亜鉛、およびミリスチン酸マグネシウムを挙げることができる。
特にこれらは、好ましくは、タルク、シリカ、コメデンプン、ポリアミド粉末(nylon(登録商標))、およびポリメタクリル酸メチル粉末(特に、供給業者LCWからCOVABEAD(登録商標)LH85の名称で販売されているもの)から選択することができる。
顔料および真珠層
顔料および真珠層は、組成物中に、組成物の総重量に対し0.01重量%〜50重量%の範囲、例えば、0.1重量%〜30重量%の範囲、例えば、1重量%〜20重量%の範囲、例えば、3重量%〜10重量%の範囲の含有率で存在することができる。
顔料は、白色または着色顔料であっても、無機および/または有機顔料であっても、場合により被覆されていてもよい。
無機顔料の中では、場合により表面処理された二酸化チタン、酸化ジルコニウム、亜鉛、またはセリウム、酸化鉄またはクロムに加えて、マンガンバイオレット、ウルトラマリン、クロム水和物(chromium hydrate)、およびアイアンブルーを挙げることができる。
有機顔料の中では、カーボンブラック、D&C系顔料、コチニール・カルミン、バリウム、ストロンチウム、カルシウム、またはアルミニウムをベースとするレーキを挙げることができる。
「真珠層」または「真珠層顔料」という用語は、特定の軟体動物の貝殻の中で産生されるかまたは合成される任意の形態の有色粒子であって、光の干渉により「真珠光沢」を付与する効果のある、場合により虹色であってもよい粒子を意味する。
真珠層は、チタン被覆された雲母やオキシ塩化ビスマス等の白色真珠層顔料、酸化鉄を含む雲母チタン、フェリックブルー(ferric blue)または酸化クロムを含む雲母チタン、上述した種類の有機顔料を含む雲母チタン等の有色真珠層顔料、およびオキシ塩化ビスマスをベースとする真珠層顔料から選択することができる。
特に例示的な実施形態においては、酸化鉄が、上記組成物の総重量に対し0.01重量%〜15重量%の範囲、好ましくは0.01重量%〜10重量%の範囲で存在する。
本発明の好ましい例示的な実施形態においては、油溶性皮膜形成性ポリマーと粒子相の重量比は、0.25〜1の範囲、例えば、0.33〜0.75の範囲、例えば0.5〜0.67の範囲とすることができる。
本発明の他の好ましい例示的な実施形態においては、イソドデカンよりも揮発性が低い油の含有重量は、粒子相の含有重量未満とすることができる。
添加剤
本発明の組成物は、化粧料に通常使用される任意の添加剤をさらに含むことができる。
当然のことながら、当業者は、任意の補助的な化粧品用添加剤および/またはその量を、想定された添加によって本発明の組成物の有利な性質が(仮に低下するとしても)ほとんど低下しない方法で選択するように留意する。
特定の添加剤の例として、酸化防止剤、防腐剤、香料、中和剤、増粘剤、ビタミン類、繊維、およびこれらの混合物を挙げることができる。
「繊維」という用語は、長さLおよび直径D(Dは繊維の断面に内接する円の直径である)に関し、LがDを上回り、好ましくはDを大幅に上回るような物体を意味する。特に、L/D比(すなわち形状因子)は、3.5〜2500の範囲、好ましくは5〜500の範囲となるように選択され、5〜150の範囲であればより良好である。
本発明の組成物に使用される繊維は、合成または天然の、鉱物または有機物由来の繊維とすることができる。これらは短くても長くても、単一でも組織化(例えば編組)されていても、中空でも中実であってもよい。これらは想定される具体的な用途に応じて任意の形状を有することができ、特に断面が円形または多角形(正方形、六角形、八角形)を有することができる。特に、これらの末端は負傷しないように丸められており、かつ/または研磨されている。
特に、繊維の長さは、1μm〜10mmの範囲、好ましくは0.1mm〜5mmの範囲にあり、0.3mm〜3mmの範囲にあるものがより良好である。これらの断面は、直径が2ナノメートル(nm)〜500μmの範囲、好ましくは100nm〜100μmの範囲にある円の中に含まれるものとすることができ、1μm〜50μmの範囲であればより良好である。繊維の重量または細さは、通常、デニールまたはデシテックスで表され、これは、フィラメント9kmの重量をグラム数で表したものである。好ましくは、本発明の繊維の重量は、0.01〜10デニールの範囲、好ましくは0.1〜2デニールの範囲から選択され、0.3〜0.7デニールの範囲であればより良好である。
本発明の組成物に使用することができる繊維は、合成または天然の有機または無機物由来であってもよい剛性または非剛性繊維から選択することができる。
さらに、繊維は、場合により表面処理されたものであっても、被覆または無被覆であっても、有色または無色であってもよい。
本発明の組成物中に使用することができる繊維の例としては、ポリアミド繊維(Nylon(登録商標))等の非剛性繊維またはポリイミド−アミド繊維等の剛性繊維(供給業者RHODIAからKERMEL(登録商標)、KERMEL TECH(登録商標)の名称で販売されているもの等)またはポリ−(p−フェニレン−テレフタルアミド)(すなわちアラミド)(特に、供給業者DUPONT DE NEMOURSからKevlar(登録商標)の名称で販売されているもの)を挙げることができる。
繊維は、組成物の総重量に対し0.01重量%〜10重量%の範囲、特に0.1重量%〜5重量%、より詳細には0.3重量%〜3重量%の範囲の含有率で存在することができる。
本発明の組成物はまた、油溶性着色剤および水溶性着色剤から選択される少なくとも1種の着色物質も含むことができる。
油溶性着色剤の例としては、スーダンレッド、D&Cレッド17、D&Cグリーン6、β−カロテン、大豆油、スーダンブラウン、D&Cイエロー11、D&Cバイオレット2、D&Cオレンジ5、キノリンイエロー、およびアナトーが挙げられる。
着色物質は、組成物の総重量に対し0.01重量%〜30重量%の範囲の含有率で存在することができる。
本発明の組成物は、化粧品分野に一般に用いられている周知の方法で製造することができる。
以下の実施例を用いて本発明をより詳細に例示するが、これは例示を目的とするものであって、本発明を限定するものではない。
実施例1:
Figure 2013529208
摩擦または擦れに対する耐性:
本明細書における「摩擦に対する耐性」という用語は、以下の手順を用いて評価される、生体外における摩擦に対する耐性を意味する:
それぞれ30個の結び目(長さ1cmのまつ毛60本)が長さ2cmの房を形成する白人の直毛試料3組に、組成物を2分間隔で10回×3セット施与し、組成物を10回毎に取り出した。次いで、各試料を室温で1時間乾燥させた。
次いで、メイクアップを施した試料を紙のシートの上に垂直に配置し、Keracils(登録商標)タイプの硬質ブラシで擦った(30往復)。こうすることにより生じた、紙の羊の上に回収された粒子の量を評価した。
粒子の量を0〜6の範囲の評点で分類した;0は紙のシートに全く粒子が回収されないことを示す評点であり、6は非常に多量の粒子が回収されたことを示す評点である。
本発明のマスカラ組成物は摩擦に対する非常に高い耐性を示す(評点=1)。

Claims (15)

  1. ケラチン繊維をメイクアップおよび/またはケアするための化粧品組成物であって、前記組成物が、少なくとも:
    a)少なくとも、
    イソドデカンと、
    イソドデカンよりも揮発性が低い少なくとも1種の油を、前記組成物の総重量に対し少なくとも4重量%と
    から形成される油性相と;
    b)少なくとも1種の油溶性皮膜形成性ポリマーの活性物質を、前記組成物の総重量に対し少なくとも9重量%と;
    c)顔料、真珠層、フィラー、およびワックスから選択される少なくとも1種の化合物を含む粒子相を、前記組成物の総重量の少なくとも15重量%と
    を含み、
    前記組成物が、その総重量に対し少なくとも20重量%のイソドデカンを含み、
    前記イソドデカンよりも揮発性が低い油の含有重量が前記粒子相の含有重量よりも低い、組成物。
  2. 前記粒子相が、前記組成物の総重量に対し少なくとも20重量%、例えば、少なくとも25重量%である、請求項1に記載の組成物。
  3. その総重量に対しイソドデカンを少なくとも25重量%、例えば、少なくとも30重量%含む、請求項1または2のいずれか一項に記載の組成物。
  4. 前記イソドデカンよりも揮発性が低い前記油が、前記組成物の総重量に対し5重量%以上、例えば、5重量%〜90重量%の範囲、例えば、10重量%以上、例えば、10重量%〜50重量%の範囲の含有率で存在する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 前記イソドデカンよりも揮発性が低い油が、少なくとも13個の炭素原子を有する直鎖または分岐の揮発性炭化水素油から選択される油である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 前記イソドデカンよりも揮発性が低い油が、水添ポリイソブチレン、イソヘキサデカン、およびこれらの混合物から選択される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の組成物。
  7. 前記油溶性皮膜形成性ポリマーが、活性物質の含有率が前記組成物の総重量に対し12重量%以上、例えば、12重量%〜25重量%の範囲となるように存在する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の組成物。
  8. 前記油溶性皮膜形成性ポリマーが、炭化水素ポリマー、例えば、オレフィンポリマーもしくはコポリマー、または芳香族炭化水素モノマーのポリマーもしくはコポリマー、好ましくはインデン系炭化水素樹脂である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の組成物。
  9. イソドデカンの含有重量が、前記イソドデカンよりも揮発性が低い油の含有重量よりも高い、請求項1〜8のいずれか一項に記載の組成物。
  10. 前記油溶性皮膜形成性ポリマーと前記粒子相の重量比が、0.25〜1の範囲、例えば、0.33〜0.75の範囲、例えば、0.5〜0.67の範囲にある、請求項1〜9のいずれか一項に記載の組成物。
  11. 顔料、真珠層、およびフィラーの含有重量が、ワックスの含有重量よりも高い、請求項1〜10のいずれか一項に記載の組成物。
  12. マスカラであることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載の組成物。
  13. 前記組成物の前記油性相が、イソドデカンおよびイソドデカンよりも揮発性が低い油に加えて、イソドデカンよりも揮発性が低い第2の油、好ましくは不揮発性油、特に、不揮発性炭化水素油、より具体的には水添ポリイソブチレンを含む、請求項1〜12のいずれか一項に記載の組成物。
  14. 前記イソドデカンよりも揮発性が低い第2の油が、前記組成物の総重量の10重量%未満、特に5重量%未満であるかまたは前記組成物が前記油を含まない、請求項1〜13のいずれか一項に記載の組成物。
  15. ケラチン繊維をメイクアップおよび/またはケアする方法であって、請求項1〜14のいずれか一項に記載の少なくとも1種の組成物を前記ケラチン繊維に施与することを少なくとも含む、方法。
JP2013510713A 2010-05-17 2011-05-17 ケラチン繊維をメイクアップおよび/またはケアするための耐久性が改善された組成物 Withdrawn JP2013529208A (ja)

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