JP2013528355A - 強直性脊椎炎診断用プライマー及びこれを用いた強直性脊椎炎診断方法 - Google Patents

強直性脊椎炎診断用プライマー及びこれを用いた強直性脊椎炎診断方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、強直性脊椎炎診断用プライマーセット及びこれを用いて強直性脊椎炎を診断する方法などに関する。具体的に、本発明は下記の強直性脊椎炎診断用プライマーセットを提供する:(a)配列番号7で表されるプライマーと95%以上の配列相同性を有するプライマー、及び配列番号9〜配列番号13で表されるプライマーからなる群より選択された1つ又は2つ以上のプライマーを含むプライマーセット;(b)配列番号15〜17で表されるプライマーからなる群より選択された1つ又は2つ以上のプライマー、及び配列番号19で表されるプライマーと95%以上の配列相同性を有するプライマーを含むプライマーセットと、(c)配列番号18で表されるプライマーと95%以上の配列相同性を有するプライマー、及び配列番号20で表されるプライマーと95%以上の配列相同性を有するプライマーを含むプライマーセット。本発明の強直性脊椎炎診断用プライマーセット及びこれを含む強直性脊椎炎診断用キットは、強直性脊椎炎の早期診断を可能にし、強直性脊椎炎の経過追跡及び予後判定に効果的に利用され得ることが期待される。

Description

本発明は、強直性脊椎炎診断用プライマー及びこれを用いて強直性脊椎炎を診断する方法などに関する。
強直性脊椎炎(Ankylosing Spondylitis、AS)は、脊椎関節炎(spondyloarthroapthy、SpA)が重症化した疾患の一形態であって、通常、10代後半〜20代前半から始まって30、40代に典型的な脊椎強直を示し、仙腸関節及び脊椎の慢性炎症及び末梢関節あるいは目、心臓、腸管侵入を特徴とする慢性進行性全身疾患である。脊椎関節炎の有病率は国によって異なるが、通常1〜2%程度であることが知られており、運動性の制限により患者及び社会に社会的、経済的に不利な影響を及ぼす。最近、この疾患に対する経過と治療に対して新たな知識が蓄積されることにより、早期治療が疾患の治療と経過を防ぐのに効果的であることが明らかになり、早期診断が重要な課題として浮上している。
疾病の原因は明確になっていないが、関節リウマチや全身性エリテマトーデスのような全身性リウマチ疾患と類似するように、遺伝的異常、感染、免疫炎症反応が発病に関与するものと推定する。遺伝的には「HLA-B27」という組織適合性抗原遺伝子が発病に関与するものと推定しており、その他、最近の研究ではERAP1(endoplasmic reticulum aminopeptidase 1)とIL23R(interleukin 23 receptor)遺伝子が係るということが示唆されている。強直性脊椎炎による腰と仙骨の痛みは徐々に始まり、場合によっては、膝、足首などにも間欠的に関節炎が伴う。症状が曖昧であり、悪化と好転を繰り返すため、一般的な腰痛や非特異的な関節痛と区別し難い。欧州の研究によれば、脊椎関節炎の症状発現から強直性脊椎炎の診断まで平均10年がかかるという。従って、患者は疾病がある程度進行した状態で専門医を訪れるようになり、その際には既に初期治療の時期を逃してしまったケースが頻繁にある。
強直性脊椎炎の古典的な診断は、患者の症状、病歴、仙腸関節及び脊椎の放射線学的な所見に基づいて行われているが、放射線学的な異常は病気がある程度進行した患者からのみ発見されるので、早期診断は不可能である。最近、MRI撮影を活用して早期診断に役立っているが、この検査は高価なうえ、時間がかかることから、制限的に用いられている。血液における「HLA-B27」遺伝子検査も早期診断に利用されてはいるものの、患者の15%で陰性の結果を示し、健常者の相当数で仮陽性の結果が出る。また、HLA-B27は、患者の予後や経過追跡にはこれといった情報を提供できない。
一般に、多くのリウマチ疾患でESR(赤血球沈降速度)やCRP(C反応性蛋白)のような炎症の指標が疾患の活動性を追跡する指標として活用されているのに対し、強直性脊椎炎ではESRやCRPが疾患の活動性を反映していない。強直性脊椎炎の場合、疾患の経過や治療に対する反応はまだ主に患者の主観的な訴えの程度に依存して評価している。
関節リウマチの場合、患者から発見されるリウマチ因子(rheumatoid factor)や抗CCP抗体(anti-cycliccitrullinated peptide antibody)は、患者の予後を予測させる指標としても活用される。即ち、前記指標が陽性である患者は関節炎の発生及び進行速度が速いということが知られ、陽性結果は早期に積極的な治療対象として選定するのに考慮されている。しかし、強直性脊椎炎の場合には、まだ予後を反映する指標がない。
結論として、現在、制限的に活用されるHLA-B27以外には強直性脊椎炎を早期診断するのに利用されるバイオマーカーはない。また、経過を追跡するのに活用される活動性指標や予後を反映するバイオマーカーもない。従って、このようなバイオマーカーの発見(名)は、強直性脊椎炎の診断、追跡、予後を決定するのに独歩的な影響を及ぼすことになることは間違いなく、強直性脊椎炎を早期診断する手段の開発が急務となっているのが現状である。
本発明の目的は、強直性脊椎炎を早期に診断できる方法を提供することにある。具体的に、本発明は強直性脊椎炎診断用プライマーセット及びこれを含む診断キット、強直性脊椎炎診断用バイオマーカーなどを提供する。
本発明は、下記を含む強直性脊椎炎診断用プライマーセットを提供する:
(a)配列番号7で表されるプライマーと95%以上の配列相同性を有するフォワードプライマーと、(b)配列番号9〜配列番号13で表されるプライマーからなる群より選択された1つ又は2つ以上のリバースプライマー。
また、本発明は、下記を含む強直性脊椎炎診断用プライマーセットを提供する:(a)配列番号15〜17で表されるプライマーからなる群より選択された1つ又は2つ以上のフォワードプライマーと、(b)配列番号19で表されるプライマーと95%以上の配列相同性を有するリバースプライマー。
更に、本発明は下記を含む強直性脊椎炎診断用プライマーセットを提供する:(a)配列番号18で表されるプライマーと95%以上の配列相同性を有するフォワードプライマーと、(b)配列番号20で表されるプライマーと95%以上の配列相同性を有するリバースプライマー。
また、本発明は前記プライマーセットを用いて強直性脊椎炎を診断する方法を提供する。前記方法は、下記の段階を含むことができる:(a)患者の生物試料からcDNAを合成する段階と、(b)第1項〜第3項の何れか一項によるプライマーセットと80%以上の配列相同性を有するプライマーセット、及び前記合成cDNAを用いてPCRを行う段階と、(c)前記PCR 産物の塩基配列を確認する段階。
更に、本発明は、前記本発明のプライマーセットと80%以上の配列相同性を有するプライマーセットを含む強直性脊椎炎診断キットを提供する。
また、本発明は、配列番号21の塩基配列の全部あるいは一部を含む強直性脊椎炎診断用バイオマーカーを提供する。
更に、本発明は、配列番号21の塩基配列の全部あるいは一部を用いて強直性脊椎炎を診断する方法を提供する。前記方法は、下記段階を含むことができる:(a)患者の生物試料からcDNAを合成する段階と、(b)第1項〜第3項の何れか一項によるプライマーセットと80%以上の配列相同性を有するプライマーセット、及び前記合成cDNAを用いてPCRを行う段階と、(c)配列番号21の塩基配列の全部あるいは一部を含むPCR産物を確認する段階。
また、本発明は、配列番号21の塩基配列の全部あるいは一部を含む強直性脊椎炎診断キットを提供する。本発明の一実現例として、前記診断キットは配列番号21と80%以上の配列相同性を有する塩基配列を含むことができる。
本発明は、強直性脊椎炎診断用プライマーセット及びこれを用いて強直性脊椎炎を診断する方法を提供する。
前記本発明のプライマーセットを利用することで、強直性脊椎炎を早期に診断でき、更に強直性脊椎炎の経過追跡及び予後判断を可能にするという効果を奏する。究極には、本発明は強直性脊椎炎の早期診断及び治療用情報の提供に大きく貢献できることが期待される。
図1は、本発明のプライマーを用いた正常群と強直性脊椎炎患者群のVH2*の発現様相の差を確認するPCR結果の表である(NO:正常群、AS:強直性脊椎炎患者群、VH:プライマー組み合わせ)。 図2は、組換えDNAが入った菌株の選別のためのコロニー重合酵素連鎖反応を行った結果の例である(N数字:コロニー番号、A:選択されたコロニー、B:バンドが弱くて除外されたコロニー)。 図3は、E.coliに正常に入った強直性脊椎炎患者のVH2*ファージミをシークエンシングしてVH2*断片の塩基配列を導き出した結果である。 図4は、染色体14上でのCDC42 BPB(binding protein kinase beta)遺伝子と免疫グロブリン遺伝子の位置である。 図5は、CDC42 BPBの遺伝子地図である。 図6は、強直性脊椎炎患者群の抗体断片の一定のパターン模式図である。 図7は、本実験に用いられたプライマーセットのグループが複製する抗体断片を示すものである。 図8は、グループ1のプライマーセットを用いた定量的PCR結果をグラフで示すものである。 図9は、グループ1のプライマーセットを用いた定量的PCR結果の各群別の平均値をグラフで示すものである。 図10は、グループ1のプライマーセットを用いた定量的PCR結果をサンプル別に示すものである。 図11は、グループ2のプライマーセットを用いた定量的PCR結果をグラフで示すものである。 図12は、グループ2のプライマーセットを用いた定量的PCR結果の各群別の平均値をグラフで示すものである。 図13は、グループ2のプライマーセットを用いた定量的PCR結果をサンプル別に示すものである。 図14は、グループ3のプライマーセットを用いた定量的PCR結果をグラフで示すものである。 図15は、グループ3のプライマーセットを用いた定量的PCR結果の各群別の平均値をグラフで示すものである。 図16は、グループ3のプライマーセットを用いた定量的PCR結果をサンプル別に示すものである。
発明を実施するための具体的な内容
本発明者らは、強直性脊椎炎を診断するための新たな手段について研究を行っていたところ、本発明のプライマーセットが強直性脊椎炎患者で特定のPCR産物を特異的に製造することを確認し、これに基づいて本発明を完成するに至った。
本発明は、強直性脊椎炎診断用プライマーセットを提供することを特徴とする。健常者ではPCR増幅産物を生産せず、強直性脊椎炎患者でのみ特異的にPCR増幅産物を生産するプライマーセットは、本発明で初めて提供するものである。本発明において、「プライマー」とは、コピーしようとする核酸鎖に相補的な単一鎖オリゴヌクレオチド配列のことをいい、プライマー延長産物の合成のための開始点として作用できる。前記プライマーの長さ及び配列は、延長産物の合成開始を可能にするものであれば、特に制限はない。好ましくは、前記プライマーの長さは約5〜50ヌクレオチドである。具体的な長さ及び配列は、要求されるDNA又はRNA標的の複合度(complexity)だけでなく、温度及びイオン強度のようなプライマーの利用条件に応じて変化し得る。
発明のプライマーセットは、強直性脊椎炎患者で特異的に発現する遺伝子を増幅できるプライマーセットであれば何でもよい。好ましくは、本発明のプライマーセットは、下記を含むことができる:
(1)配列番号7で表されるプライマーと95%以上の配列相同性を有するフォワードプライマーと、配列番号9〜配列番号13で表されるプライマーからなる群より選択された1つ又は2つ以上のリバースプライマー。
(2)配列番号15〜17で表されるプライマーからなる群より選択された1つ又は2つ以上のフォワードプライマーと、配列番号19で表されるプライマーと95%以上の配列相同性を有するリバースプライマー。
(3)配列番号18で表されるプライマーと95%以上の配列相同性を有するフォワードプライマーと、配列番号20で表されるプライマーと95%以上の配列相同性を有するリバースプライマー。
本発明で用いられるプライマーは、前記それぞれのプライマーと80%以上、好ましくは、90%以上の配列相同性を有する機能的同等物のプライマーを含むものである。前記機能的同等物は、実質的に前記プライマーセットによって生成される産物と同等な産物を強直性脊椎炎患者でのみ特異的に作り出すものをいう。前記機能的同等物は、前記プライマーの塩基配列のうちの一部が付加、置換又は欠失の結果として生成されたものであり得る。前記で塩基配列の置換は、好ましくは保存的置換である。
本発明のプライマーとして用いられたオリゴヌクレオチドは、ヌクレオチド類似体(analogue)、例えば、ホスホロチオエート(phosphorothioate)、アルキルホスホロチオエート又はペプチド核酸(peptide nucleic acid)を含むことができるか、又は挿入物質(intercalating agent)を含むことができる。
また、本発明のプライマーは、シグナルを提供できる標識が付着されたものであり得る。前記シグナルを提供できる標識は、蛍光、燐光又は放射線を発する物質であり得るが、これに制限されるものではない。好ましくは、前記標識物質はCy-5又はCy-3であり得る。
本発明で提供される強直性脊椎炎診断用プライマーセットは、強直性脊椎炎を早期診断するのに有用に使用され得る。
従って、本発明は、前記強直性脊椎炎診断用プライマーセットを用いて強直性脊椎炎を診断する方法を提供する。前記方法は、(a)生物試料からcDNAを合成する段階と、(b)第1項〜第3項の何れか一項によるプライマーセットと80%以上の配列相同性を有するプライマーセット、及び前記合成cDNAを用いてPCRを行う段階と、(c)前記PCR産物の塩基配列を確認する段階を含むことができる。
前記(a)段階では生物試料からcDNAを合成する。前記生物試料は、唾液、生検、血液、皮膚組織、液体培養物、糞便又は小便などであり得るが、これに制限されず、好ましくは、血液であってもよく、より好ましくは、末梢血液であってもよい。前記cDNAの合成は、当業界において通常用いられる方法又は商業的に販売されるcDNA製作キットを用いて行うことができる。
また、前記(b)段階では、前記(a)段階のcDNA及び本発明のプライマーセットを用いてPCRを行う。
プライマーセットについては、前述した通りである。前記PCRは、PCR反応に必要な当業界に公知された多様な成分を含むPCR反応混合液を用いて実行され得る。前記PCR反応混合液は、分析しようとする前記cDNAと本発明で提供される強直性脊椎炎診断用プライマーセット以外に適当量のDNA重合酵素、dNTP、PCR緩衝溶液及び水(dH2O)などを含むことができる。前記PCR緩衝溶液は、トリス-HCl(Tris-HCl)、MgCl、KClなどを含む。このとき、MgClの濃度は、増幅の特異性と数量に大きく影響を与え、好ましくは、1.5〜2.5mMの範囲で使用され得る。一般に、Mg2+が過量である場合、非特異的なPCR増幅産物が増加し、Mg2+が足りない場合、PCR産物の算出率が減少する。前記PCR緩衝溶液には、適当量のトライトンX-100(Triton X-100)が追加で含まれることもできる。また、PCRは94〜95℃で鋳型DNAを前変性させた後、変性(denaturation);結合(annealing);増幅(extension)のサイクルを経た後、最終的に、72℃で延長(elongation)させる一般的なPCR反応条件で実行され得る。
前記で変性及び増幅は、94℃〜95℃及び72℃でそれぞれ実行され得、結合時の温度は、プライマーの種類によって変わり得る。好ましくは、52℃〜65℃であり、より好ましくは、60℃である。各段階の時間とサイクル数は、当業界において一般に行われる条件に応じて定められ得る。本発明に係る強直性脊椎炎診断用プライマーセットを用いたPCR実行時の最適の反応条件は、以下の通りである:95℃で3分間鋳型DNAを前変性させた後、94℃で30秒;60℃で30秒;及び72℃で1分を30サイクル繰り返し行った後、最終的に、72℃で5分間反応させる。
また本発明は、本発明に係る強直性脊椎炎診断用プライマーセットを含む強直性脊椎炎診断キットを提供する。診断方法は、前述した通りである。この他にPCR反応を容易に行えるようにするために、DNA重合酵素及び前記で記載した組成のPCR反応緩衝溶液が追加で含まれ得、PCR産物の増幅如何を確認できる電気泳動の実行に必要な構成成分が本発明のキットに追加で含まれ得る。
参考までに、前記で言及した公知の方法は、次の文献を参照できる(Maniatis et al., Molecular Cloning:A Laboratory Manual, Cold Spring Harbor Laboratory, Cold Spring Harbor, N.Y.(1982);Sambrook et al. Molecular Cloning:A Laboratory Manual, 2d Ed., Cold Spring Harbor Laboratory Press(1989);Deutscher, M., Guide to Protein Purification Methods Enzymology, vol. 182. Academic Press. Inc., San Diego, CA(1990))。
本発明の一実施例では強直性脊椎炎患者と健常者の血液を採取してcDNAを合成し、多様なプライマーを用いて強直性脊椎炎患者で特異的にPCR産物を合成するプライマーを選別した。その結果、配列番号7で表されるプライマーをフォワードプライマーとし、配列番号9〜13で表されるプライマーの混合物をリバースプライマーとして用いた場合、強直性脊椎炎患者で特異的にPCR産物が合成されることを確認した(実施例1参照)。
本発明の他の一実施例では、前記合成される産物を確認するために、前記産物をPIT2ファージミドベクトルに挿入し、E.coliに電気注入させて培養する方法により前記産物を増幅した(実施例2参照)。
本発明の更に他の実施例では、前記培養されたE.coliのうち、前記産物が正常に入った菌株を選別してDNAを分離して塩基配列を獲得し、配列番号21で表した(実施例3参照)。
更に本発明の別の実施例では、前記獲得された塩基配列がいかなる遺伝子であるか、遺伝子データベースの検索を通じて究明し、強直性脊椎炎患者で同一に前記部分が現れるか否かを確認した。その結果、前記配列番号21の塩基配列は、CDC 42 BPBのイントロン部分の塩基配列と一致するという結果が得られ、39人の強直性脊椎炎患者の血液を採取して同じ過程で実験を行って獲得した塩基配列を互いに比較した結果、本発明のプライマーセットは強直性脊椎炎患者で安定的に同一のPCR産物を合成することを確認した(実施例4参照)。前記から、配列番号21の塩基配列は、強直性脊椎炎を診断するバイオマーカー遺伝子になり得る。
従って、本発明は、配列番号21の塩基配列の全部又は一部を用いて強直性脊椎炎を診断する方法を提供する。
前記方法は、下記段階を含むことができる:(a)患者の生物試料からcDNAを合成する段階と、(b)前記本発明のプライマーセットのうちの1つと80%以上の配列相同性を有するプライマーセット、及び前記合成cDNAを用いてPCRを行う段階と、(c)配列番号21の塩基配列の全部あるいは一部を含むPCR産物を確認する段階。前記生物試料は、前述した通りである。
本発明の他の実施例では、前記実施例4で明らかになった強直性脊椎炎患者で特異的に増幅される産物の塩基配列を分析した結果に基づいて強直性脊椎炎患者で特異的にPCR産物を作り出すプライマーセットを追加で製作した。製作されたプライマーセットを用いて試験した結果、これらも強直性脊椎炎患者で特異的にPCR産物を作り出すことを確認した(実施例5参照)。
以下、本発明の理解を促進するために、好適な実施例を提示する。しかし、下記の実施例は、本発明をより容易に理解するために提供されるだけであって、下記実施例により本発明の内容が限定されるものではない。
実施例1.VH地域遺伝子の増幅
まず、強直性脊椎炎患者と正常対照群から血液を採取して分離培地(Histopaque-sigma、UK)の密度勾遠心分離法を利用してPBMC(peri-pheral blood mononuclear cells)と血清を抽出してcDNAを合成し、ここで合成されたcDNAからVH(immunoglobulin heavy chain variable region)フォワードプライマー及びJH(immunoglobulin heavy chain joining region)リバースプライマーを用いてそれぞれサンプルのVH地域遺伝子を増幅させた。プライマーのデザインは、優先的にcDNAからHuman VH地域を増幅するのに一般に用いられるプライマーを根幹として設定し(Van et al.,(2003)Clin. Exp. Immunol. 131(2):364-376)、IgBLASTのHuman遺伝子の抗体VH配線遺伝子(Immunoglobulin Blast Human VH germline gene)配列との比較を通じて3つのプライマーを追加した(配列番号6、配列番号7及び配列番号13のプライマー)
[前記Aは、a(Adenine);Cはc(Cytosine);Gはg(Guanine);Tはt(Thymine);Uはu(Uracil);Yはc又はt(u);Rはa又はg;Mはa又はc;Kはg又はt(u);Sはg又はc;Wはa又はc又はt(u);Bはg又はt(u)又はc;Vはg又はc又はa;Dはg又はa又はt(u);Nはg、a、c又はt(u)である。以下、塩基配列でも同一である。]
強直性脊椎炎患者と正常対照群のcDNAサンプルを、以下のような条件でPCRを行ってVH地域の断片を得た。
50の全体反応液にそれぞれのVHフォワードプライマー(HuVH1For、HuVH2For、HuVH3For、HuVH4For、HuVH5For、HuVH6For、HuVH2*For、又はHuVH4*For)2.5とリバースプライマー混合物(HuJH1-2Rev、HuJH3Rev、HuJH4-5Rev、HuJH6Rev、HuJH7Revの同一濃度混合液)2.5を添加し、dNTP1、サンプルDNA1、そしてPCR重合酵素1を入れて十分に混ぜた後、94℃で30秒、60℃で30秒、72℃で1分間30回サイクルを繰り返してDNAを増幅した。増幅されたDNAを寒天ゲルで電気泳動した後、予測した大きさのDNAを加熱抽出技法により精製した。
この結果、正常対照群と強直性脊椎炎患者群でHuVH1For、HuVH2For、HuVH3For、HuVH4For、HuVH5For、HuVH6For及びHuVH4*Forフォワードプライマーを用いた場合の発現様相は差がないが、HuVH2*Forをフォワードプライマーとして用いた場合の発現様相は、正常対照群と強直性脊椎炎患者群とで差があることを確認した(図1参照)。
これにより正常対照群と患者の抗体断片を得た(正常対照群のVH1、VH3、VH5断片と患者のVH1、VH3、VH5及びVH2*断片)。
実施例2.VH2*に形質転換されたバクテリアの製造
前記実施例1で得たVH2*断片とPIT2ファージミドベクトルを100の全体反応液に4の制限酵素NcoIと十分に混合した後、4時間間37℃で恒温反応した後、精製し、続いて4の制限酵素XhoIを加えた後、37℃で4時間間恒温反応した後、これを寒天ゲルに電気泳動して加熱抽出方式によりDNAを分離した。
PIT2ファージミドベクトルの場合は、NcoIとXhoI処理を終了した後、これに2の脱リン酸酵素を添加して37℃で1時間間恒温反応をした後、精製した。制限酵素により切断されたVH2*断片と制限酵素及び脱リン酸酵素により処理されたPIT2ファージミドベクトルを全体反応液20にそれぞれ3と4ずつ加えた後、これに1の連結酵素(ligase)を入れて十分に混ぜた後、16℃で18時間間恒温反応を行った。
恒温反応の結果物を精製し、予め準備したE.coli TG1菌株に電気衝撃法を利用して注入した。電気衝撃法の反応条件は、12.5kV/cm、200Ω、25mFとした。
電気衝撃作業が終了した後、アンピシリンを含有した寒天培地プレートにE.coliを塗抹して37℃で16時間間培養した。
実施例3.形質転換菌株の塩基配列分析
前記実施例2での組換えDNAの注入により、アンピシリンが含有された培地で成長する菌株を選び、LB培地に入れて16時間培養した後、その中で組換えDNAを精製し、これをLMB3プライマー(配列番号14;5’-CAG GAA ACA GCTATG AC-3’)を用いてシークエンシングを行ってVH2*断片が組換えDNAに入ったかを確認した。
コロニー重合酵素連鎖反応を通じて選別されたクローンのDNAシークエンシングの結果、VH2*断片が組換えDNAに入ったことを確認することができた。前記実施例2での組換えDNAの注入により、アンピシリンが含有された培地で成長した菌株のみを対象に、正常に組換えDNAが入った菌株を選別するために、コロニー重合酵素連鎖反応を行った。コロニー重合酵素連鎖反応は、前記実施例1でVH2*を増幅するプライマーセットを用いて同一のPCR条件でPCRを行い、鋳型DNA(template DNA)は、前記アンピシリンが含有された培地で成長したコロニーを選別投与して行った。
PCRの結果物を寒天ゲルで泳動した後、予測した大きさのDNAが正確に現れたクローンのみを選別した。図2から分かるように、DNA bandが正確に現れたクローンは、N(コロニー番号)3、6、及び9(Aで示す)であり、N4及びN10はバンドが弱くて除外されたクローンである(Bで示す)。
コロニー重合酵素連鎖反応により選別されたコロニーのDNAをEurofins MWG Operon社(ドイツ)に依頼して塩基配列を獲得し、獲得したDNAシークエンシングの結果をVector NTI Suite 6プログラム(Invitrogen、米国)を用いて分析した。
分析結果、選別された計100個のクローンの遺伝子塩基配列シークエンシングの結果、48%のクローンから特定の連続塩基配列を得た(図3参照)。
実施例4.強直性脊椎炎バイオマーカー遺伝子の究明
前記過程を通じて得られた連続塩基配列をヌクレオチド配列データベース(GenBank、EMBL及びRefSeq)を用いていかなる遺伝子に属するかを検索した。
検索結果、本発明のVH2*断片は、CDC42 BPBのイントロン部分の塩基配列と一致するという結果を得た。CDC42 BPBは、染色体14に(4q32 83660K)位置し、長さが計1278K bpであり(図4参照)、実験を通じて得られた塩基配列はイントロン部分(図5参照)であって、36.09K bpから36.35K bp部分である。前記塩基配列を配列番号21で示した。
次に、強直性脊椎炎患者群のVH2*断片の塩基配列間の類似性検査を行った。計9人の強直性脊椎炎患者の血液でcDNAを合成して配列番号7をフォワードプライマーとし、配列番号9〜13で表されるプライマーの同一濃度混合物をリバースプライマーとしてPCRを行った後、実施例2及び実施例3と同一の方法で塩基配列を獲得し、獲得したDNAシークエンシングの結果をVector NTI Suite 6プログラム(Invitrogen、米国)を用いて分析した。
その結果、強直性脊椎炎患者群でVH2*断片の塩基配列が保存的に存在することを確認した。また、図6から分かるように、実験を通じて得られた強直性脊椎炎患者群のVH2*断片は一定のパターンでCDC42BPBの塩基配列と噛み合っていることが確認できた(図6:強直性脊椎炎患者群の抗体断片の一定のパターン模式図)。
実施例5.強直性脊椎炎診断用プライマーの追加の究明
実施例4で明確にした構造によってCDC42 BPBのintronのうちの一部がchromosomal inversionによりVH2抗体遺伝子(antibody gene)の間に入ったことを確認した。このような点に基づいて抗体heavy鎖のvariable region leader sequence(VH-L)、CDC42 BPBのintron及び抗体constant regionでプライマーを製作して前記実施例1〜3の方法により強直性脊椎炎患者でのみ特異的に産物を作り出すプライマーセットを追加的に発掘した。
その結果、配列番号15〜17からなる群より選択された何れか1つのプライマーと配列番号19のプライマーからなるプライマーセット、配列番号18及び配列番号20からなるプライマーセットを用いてPCRを行う場合、強直性脊椎炎患者で特異的にPCR産物を作り出すことを確認した。
下記表3に本実験で用いらたプライマーセットを3つのグループに分けて示した。
前記3つのグループのプライマーセットがそれぞれ複製する抗体断片を図7に示した。図7から分かるように、グループ1のプライマーセットが複製する領域は、抗体VH配線遺伝子地域と抗体JH配線遺伝子との間であり、グループ2のプライマーセットが複製する領域は、抗体VH配線遺伝子先導地域とCDC42 BPB DNAのイントロン部分との間であり、グループ3のプライマーセットが複製する領域は、CDC42 BPB DNAのイントロン部分と抗体Cepsilon配線遺伝子との間である。
図8は、グループ1のプライマーセットを用いた定量的PCR結果をグラフで示すものであり、図9は、前記定量的PCR結果の各群別の平均値をグラフで示すものである。また、図10は、グループ1のプライマーセットを用いた定量的PCR結果をサンプル別に示すものである。
図11は、グループ2のプライマーセットを用いた定量的PCR結果をグラフで示すものであり、図12は、前記定量的PCR結果の各群別の平均値をグラフで示すものである。また、図13は、グループ2のプライマーセットを用いた定量的PCR結果をサンプル別に示すものである。
図14は、グループ3のプライマーセットを用いた定量的PCR結果をグラフで示すものであり、図15は、前記定量的PCR結果の各群別の平均値をグラフで示すものである。また、図16は、グループ3のプライマーセットを用いた定量的PCR結果をサンプル別に示すものである。
図8〜図16に示すように、本発明のプライマーセット(グループ1〜グループ3)を用いた場合、強直性脊椎炎患者で特異的にPCR産物を作り出すことが明確に分かる。
結論として、本発明のプライマーセットを用いて強直性脊椎炎患者を早期に診断することが可能になる。
本発明の強直性脊椎炎診断用プライマーセット及び強直性脊椎炎診断用バイオマーカーを用いた診断方法は、強直性脊椎炎の早期診断を可能にするだけでなく、強直性脊椎炎の経過追跡及び予後判定に効果的に利用され得ることが期待される。

Claims (14)

  1. 強直性脊椎炎診断用プライマーセットであって、
    (a)配列番号7で表されるプライマーと95%以上の配列相同性を有するフォワード(forward)プライマーと、及び
    (b)配列番号9〜配列番号13で表されるプライマーからなる群より選択された1つ又は2つ以上のリバース(reverse)プライマーとを備えてなる、プライマーセット。
  2. 強直性脊椎炎診断用プライマーセットであって、
    (a)配列番号15〜17で表されるプライマーからなる群より選択された1つ又は2つ以上のフォワードプライマーと、及び
    (b)配列番号19で表されるプライマーと95%以上の配列相同性を有するリバースプライマーとを備えてなる、プライマーセット。
  3. 強直性脊椎炎診断用プライマーセットであって、
    (a)配列番号18で表されるプライマーと95%以上の配列相同性を有するフォワードプライマーと、及び
    (b)配列番号20で表されるプライマーと95%以上の配列相同性を有するリバースプライマーを備えてなる、プライマーセット。
  4. 強直性脊椎炎診断方法であって、
    (a)患者の生物試料からcDNAを合成する段階と、
    (b)第1項〜第3項の何れか一項によるプライマーセットと80%以上の配列相同性を有するプライマーセット、及び前記合成cDNAを用いてPCR(Polymerase Chain Reaction)を行う段階と、及び
    (c)前記PCR 産物の塩基配列を確認する段階とを備えてなる、診断方法。
  5. 前記生物試料が、唾液(saliva)、生検(biopsy)、血液、皮膚組織、液体培養物、糞便、及び小便からなる群より選択されるものである、請求項4に記載の方法。
  6. 前記生物試料が血液である、請求項1〜4の何れか一項に記載の方法。
  7. 請求項1〜3の何れか一項に記載のプライマーセットと、80%以上の配列相同性を有するプライマーセットを備えてなる、強直性脊椎炎診断キット。
  8. 配列番号21の塩基配列の全部あるいは一部を備えてなる、強直性脊椎炎診断用バイオマーカー。
  9. 配列番号21の塩基配列の全部あるいは一部を用いて強直性脊椎炎を診断する方法。
  10. (a)患者の生物試料からcDNAを合成する段階と、
    (b)第1項〜第3項の何れか一項によるプライマーセットと80%以上の配列相同性を有するプライマーセット、及び前記合成cDNAを用いてPCRを行う段階と、及び
    (c)配列番号21の塩基配列の全部あるいは一部を含むPCR産物を確認する段階とをさらに含んでなる、請求項9に記載の方法。
  11. 前記生物試料が、唾液、生検、血液、皮膚組織、液体培養物、糞便、及び小便からなる群より選択されるものである、請求項10に記載の方法。
  12. 前記生物試料が、血液である、請求項11に記載の方法。
  13. 配列番号21の塩基配列の全部あるいは一部を備えてなる、強直性脊椎炎診断キット。
  14. 前記塩基配列が、配列番号21と80%以上の配列相同性を有するものである 第13項に記載の診断キット。
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