JP2013523420A - 疎水性添加剤及び多糖被覆の粒子を作成するための方法、並びに、疎水性添加剤及び多糖被覆の粒子を含むタバコ製品 - Google Patents

疎水性添加剤及び多糖被覆の粒子を作成するための方法、並びに、疎水性添加剤及び多糖被覆の粒子を含むタバコ製品 Download PDF

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Abstract

カプセル化された香味料又は化学感覚剤の粒子を提供する方法は、(i)1つ又はそれ以上の多糖を含む第1の水溶液、及び(ii)疎水性添加剤を含む乳濁液を形成することと、乳濁液を噴霧器において霧化して液滴にすることと、1つ又はそれ以上の金属カチオンを含む第2の水溶液の中に液滴を導入し、1つ又はそれ以上の架橋多糖とその中にカプセル化された添加剤とを含む粒子を形成することと、粒子を第2の水溶液から取り出すことと、粒子を乾燥させることとを含む。
【選択図】図2

Description

添加剤材料、特に、メントールのような香味料及び/又は化学感覚剤(chemesthetic agents)を、喫煙物品の中に、例えば紙巻タバコ内の喫煙組成物のロッド内に組み込むことなどによって組み込んだ場合、添加剤の早すぎる放出及び移動が問題になることがある。添加剤材料は揮発性であることが多いので、製造中又は保管中に紙巻タバコから移動し、及び/又は抜け出てしまうことがあり、そのため、ユーザが紙巻タバコを吸うときには添加剤の所望の効果が低減していることがあり、あまり望ましくない経験がもたらされる。この添加剤の損失を補償しようとして、製造業者らは、しばしば、より多くの添加剤材料を紙巻タバコに含めるが、これはその価格に上乗せされる。さらに、活性炭のような吸着剤を含むフィルタシステムを有する喫煙物品においては、添加剤が吸着剤へと移動すること、そして、そこに吸着することの両方が、ユーザにとって有効な添加剤の量を減らすことがあり、そして、目的成分の除去のために利用可能な吸着サイトのレベルの低減をもたらすことがある。
米国特許第6,026,820号明細書 米国特許第5,988,176号明細書 米国特許第5,915,387号明細書 米国特許第5,692,526号明細書 米国特許第5,692,525号明細書 米国特許第5,666,976号明細書 米国特許第5,499,636号明細書 米国特許第5,388,594号明細書 米国特許第4,966,171号明細書 米国特許第5,143,098号明細書
本明細書に記載される方法、この方法により生成されるカプセル化された添加剤、及びこれらのカプセル化された添加剤を含む喫煙物品は、添加剤の移動によるこれらの潜在的な問題を最小化すること又は減らすこと企図するものである。
本発明によれば、カプセル化された香味料又は化学感覚剤の粒子を作成する方法が提供され、この方法は、
(i)1つ又はそれ以上の多糖を含む第1の水溶液、及び
(ii)疎水性添加剤
を含む乳濁液を形成することと、
乳濁液を噴霧器において霧化して液滴にすることと、
1つ又はそれ以上の金属カチオンを含む第2の水溶液の中に液滴を導入し、1つ又はそれ以上の架橋多糖とその中にカプセル化された添加剤とを含む粒子を形成することと、
粒子を第2の水溶液から取り出すことと、
粒子を乾燥させることと、
を含む。
本発明の好ましい実施形態において、ある量の乾燥された上記粒子が、喫煙物品及び経口用パウチ製品の1つ又はそれ以上に添加される。
本発明によれば、本発明の方法により生成された1つ又はそれ以上の粒子を含む喫煙物品又は経口用感覚製品もまた提供される。
本明細書に記載された微粒子を作成するためのプロセスの1つの実施形態を概略的に示すフローチャートである。 本明細書に記載されたアルギン酸塩−メントール微粒子の走査型電子顕微鏡による顕微鏡写真である。 本明細書に記載されたアルギン酸塩−メントール微粒子の走査型電子顕微鏡による顕微鏡写真である。 本明細書に記載のように形成された微粒子を含む喫煙物品を示す図である。 本明細書に記載のように形成された微粒子を含む経口用パウチ製品を示す図である。 本明細書に記載のように形成された微粒子を含む図5Aの経口用パウチ製品の断面図である。 図5Aのパウチ製品を形成するための機械の概略図である。
本明細書に記載される1つの実施形態において、添加剤をカプセル化する方法は、1つ又はそれ以上の添加剤が中にカプセル化された1つ又はそれ以上の粒子を生成することを含む。特定の実施形態において、これらの粒子は、粉末、顆粒、凝集物、又はこれらの組み合わせの形態とすることができる。特定の実施形態において、粒子は、1つ又はそれ以上の添加剤材料が中にカプセル化された1つ又はそれ以上の架橋多糖のマトリックスを含む。
より具体的には、1つの実施形態において、粒子を生成する方法は、1つ又はそれ以上の架橋性多糖を含む第1の水溶液とさらに添加剤とを含む乳濁液を形成することと、噴霧器を用いてこの乳濁液を1つ又はそれ以上の金属カチオンを含む第2の水溶液の中に噴霧することと、1つ又はそれ以上の架橋性多糖の少なくとも一部を架橋させることとを含み、それによって、架橋多糖とその中にカプセル化された添加剤とを含む架橋粒子が形成される。
本明細書において用いられる「乳濁液」という用語は、2つ又はそれ以上の不混和性の液体が懸濁状態で保持された安定した混合物を意味する。乳濁液は、必須ではないが、追加の乳化剤を含むことができる。
本明細書において用いられる「水溶液」という用語は、溶媒が水を含むが、必ずしもそれに限定されない溶液を意味する。
本明細書において用いられる「架橋性多糖」という用語は、グリコシド結合により互いに連結した単糖の組み合わせであって、適切な架橋剤により架橋することができるものを意味する。この用語は、一価又は多価金属カチオンにより架橋可能なペクチン、アルギン酸塩、及びカラギーナンのような多糖を含むことが意図される。特に適した架橋性金属カチオンは、ナトリウムイオン、カリウムイオン、カルシウムイオン、及びアルミニウムイオンを含む。
本明細書において用いられる「添加剤」という用語は、喫煙可能組成物が加熱され又は燃焼したときに得られる煙の1つ又はそれ以上の特性を改変するために喫煙物品に含まれる材料を意味する。好ましくは、疎水性添加剤は、1つ又はそれ以上の香味料又は化学感覚剤を含み、これらは好ましくは油に溶解する。好ましい香味料は、メントール、油ベースの香味料、例えば、ペパーミント油、スペアミント油、ローズマリー油、チェリー油、柑橘系香味料、及びサリチル酸メチル又はエチルのような冬緑油系香味料などを含む。メントールは、本明細書に記載されるカプセル化のために特に好ましい香味料である。好ましくは、メントールは溶融メントールを含む。柑橘系香味料は、典型的には短めの貯蔵寿命を有しており、それを明細書に開示される方法及び組成により延長することができるので、柑橘系香味料もまた、特に適している。
本明細書において用いられる「霧化する」という用語は、溶融材料、溶液、乳濁液、又はこれらの組み合わせを含むことができる液体又はゲルを、噴霧器内の1つ又はそれ以上のオリフィスを通して流し、分断して液滴にするプロセスを意味する。
本明細書において用いられる「粒子」という用語は、比較的小さいサイズを有する固体、ゲル、又は半固体の材料を意味する。望ましくは、粒子は、含水率が約4重量%未満の、固体の易流動性粉末である。
本明細書において用いられる「金属カチオン」という用語は、架橋性多糖を架橋することができる金属元素の金属カチオンを意味する。この用語は、一価及び多価金属カチオン、並びに、1つより多くの原子価状態をとることができるカチオンを含むことが意図される。この用語は、周期表の1、2、8、11、12及び13族内の元素のカチオンを含むことが特に意図され、特に、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、及びアルミニウムのカチオンを含むことが意図される。
本明細書に記載される方法の例示的な実施形態は、図1を参照して提示される。この図は、多糖−メントール微粒子の調製を概略的に示すフローチャートであるが、図示されたステップは、フローチャート内のメントールの一部又は全部を置き換えることが可能なその他の香味料を含む多糖微粒子の調製にも等しく適用することができる。
図1に示されるように、メントール又はその他の香味料のような疎水性添加剤を、1つ又はそれ以上の多糖を含む第1の水溶液に加え、得られた混合物を加熱(例えば、約60℃まで)又はそれ以外の方法で処理して、乳濁液が形成される(例えば、ホモジナイザ中での高速混合により)。所望により又は必要であれば、得られる乳濁液の安定性を高めるため又は形成をさらに容易にするために、1つ又はそれ以上の乳化剤を加えることができる。
得られた多糖−添加剤乳濁液は次に、噴霧器を通して第2の水溶液の中に噴霧され、この第2の水溶液は、乳濁液中に存在する多糖の少なくとも一部のイオン性ゲル化又は架橋を生じさせることが可能な、塩化カルシウム又はその他の金属カチオンを含むことができる。噴霧器は、バルクの液体乳濁液を適切なサイズの液滴に分断して、粒子、特に平均直径が約400μmと約550μmとの間の範囲の微粒子、さらにより特定するとおよそ479μmの微粒子を形成する。噴霧器は、典型的には、多かれ少なかれ球形を有する液滴の噴霧を生じさせ、これらの形状は、主として液滴内の液体乳濁液の表面張力の結果生じる。圧力(又は無気)噴霧、空気噴霧、遠心噴霧、静電噴霧、及び超音波噴霧を含む幾つかの異なるタイプの噴霧器を用いて、液滴の噴霧を得ることができる。
圧力又は無気噴霧は、比較的高い圧力を用いて液体を強制的に小さいノズルに通し、その結果、気体、典型的には空気中を通って高速で移動する液体流又はシートを生じさせる。この高速の流れは、ノズルから出ると、より低速の空気を通って移動するので、その中を通って液体流が移動する空気によって液体流にかかる抵抗が流れを乱し、これを小さい液滴に分断する。このような噴霧器における液滴のサイズは、一般に、噴霧器のノズルオリフィスの直径、液体流がその中に出ていく気体の密度、及び液体流と気体との間の速度差の結果である。一般に、オリフィス直径が大きいほど、より大きい平均液滴サイズ、及び、噴霧器内の液体圧の低下を生じさせ、これは、一般に同じノズルオリフィスサイズについて液体速度を低下させ、やはり、より大きい平均液滴サイズを生じさせる。
空気噴霧器は、相対的に低速の液体を、相対的に高速の気体流、典型的には空気流で取り囲まれたノズルに強制的に通す。液体と空気との間の相互作用が液体を加速させて乱し、液滴の噴霧を形成する。ここでも、液体と気体との間の相対的な速度差が霧化を生じさせる。空気噴霧は、液体流(圧力及びノズルオリフィスサイズの制御により)及び空気流(空気圧の制御により)の両方の流量を別々に制御することを可能にするので、この技術は、液滴サイズをより良く制御することが可能であり、本明細書に記載のプロセスを用いて微粒子を形成するのに適した、微細な液滴の生成を可能にする。
遠心噴霧器は、回転するカップの中又は回転する円盤上にノズルを通して液体を導入する。液体は、カップの口又は盤の縁まで移動し、そこから、流れ又はシートの形で放たれ、これが分断されて微細な液滴になる。ノズルを通る液体の流量及びカップ又は円盤の回転速度の両方を独立して制御して液滴サイズを制御することができ、この技術を既に形成された液滴への静電荷の付与と組み合わせて、それら液滴を接地された標的物質(例えば架橋剤水溶液)に引き寄せることができる。さらに、液滴の方向を修正してこれらをより迅速に軸方向に移動させるために、液滴が放たれる周囲領域に空気流を当てることができる。
静電噴霧器は帯電しており、液体を噴霧器と行先(例えば、架橋剤水溶液)との間の電場に曝露する。液体は帯電させられ、この電荷が、噴霧器から遠ざかる方向に電場を通って液体を移動させて、液体の流れを生じさせ、分断させて液滴にする。所与の流体について、液滴サイズは、電場の強さ及び/又は液体の流量を変更することにより変更することができる。
超音波噴霧器は、高周波で振動する超音波トランスデューサを用いて、近くを通る流体流を分断して液滴にする。液滴のサイズは、トランスデューサの振動数を変更することにより変更することができる。超音波噴霧器は、一般に、低粘度のニュートン流体にのみ用いられる。
特定の霧化技術により達成することができる液滴のサイズは、霧化される液体にも依存し、特に、液体の表面張力、粘度、及び密度特性に依存する。
一般に、高い表面張力は、液体を安定させる傾向があり、液体が分断されて液滴になることを妨げる助けとなる。高い表面張力を有する液体ほど、特定の霧化プロセスを受けた後で、より大きい平均液滴サイズを有する傾向がある。液体の表面張力は、表面活性剤、洗剤、乳化剤、又はその他の界面活性剤を加えることにより低下させることができる。さらに、表面張力は、液体の温度が上がると低下する傾向がある。
一般に、高い粘度も、同様に液体を安定させる傾向があり、より大きい平均粒径をもたらす。粘度が低い液体ほど、より高粘度の流体よりもノズルオリフィスにより近い距離で霧化し、より小さい液滴を形成する傾向がある。
一般に、液体密度が高いほど、液体を、液滴形成プロセスの一部である加速に抵抗させる傾向がある。表面張力及び粘度と同様に、密度が高いほど平均液滴粒径が大きくなる傾向がある。密度及び粘度は両方とも液体の組成の性状であり、表面張力よりも変化させるのが難しい。
特定の実施形態において、液滴の噴霧方向、並びに、液滴及びそれらから形成される粒子の平均サイズの両方をより良く制御するために、用いる噴霧器は空気噴霧器とする。
図1に示されるように、乳濁液は霧化され、乳濁液中の多糖の少なくとも一部を架橋するのに適した塩化カルシウム又はその他の金属カチオンであるイオン性架橋剤の水溶液に向けた噴霧が形成される。液滴は、このゲル化又は架橋の結果として、第2の水溶液中で粒子を形成する。粒子は、疎水性添加剤を取り囲む又はカプセル化する、多糖のシェルを含む。これらの粒子は次に、第2の水溶液から取り出され、蒸留水などの第1の水性洗浄液で洗浄される。洗浄された粒子は、乾燥させて用いることもでき、又は、疎水性添加剤を取り囲む多糖シェルを厚くするために、又は、多層の多糖シェルを設けるために、1つ又はそれ以上の多糖を含む第3の水性溶液に懸濁させることができる。粒子は次に、この第3の水性溶液から取り出され、蒸留水などの第2の水性洗浄液で洗浄することができる。
これらの洗浄された粒子を次に乾燥させて、疎水性の香味料を必要とする製品の中に組み込むことができる。任意の適切な乾燥プロセスを用いることが可能であり、乾燥は、一般に、粒子が易流動性の粉末形態になるまで行われる。特定の実施形態においては、粒子は、含水率が約4重量%未満になるまで乾燥される。多糖としてアルギン酸塩、疎水性添加剤としてメントール、そして架橋剤として塩化カルシウムを用いて調製された粒子のSEM顕微鏡写真を図2及び図3に示す。粒子は、約15μmから約20μmまでの範囲の壁厚と、およそ479±68μmの平均直径とを有する固体シェルを含んでいた。特に図3において見ることができるのは、固体シェルで取り囲まれたランダムな内部細孔構造である。これらの細孔は、SEM手順のための試料調製中に生じた、トラップされたメントールの昇華の結果として形成されるものと考えられる。本明細書で用いられる具体的な多糖、疎水性添加剤、及び架橋剤は例示的なものであり、本明細書の開示に従って変更することができることが理解されるであろう。
このような製品は、喫煙物品、タバコ及び/又はタバコ代替品を含む無煙製品のような経口用感覚製品、特にパウチ製品又は噛みタバコ、食品、化粧品処方物、栄養補助食品、及び医薬品を含むことができる。特定の実施形態においては、製品は、喫煙物品、並びにタバコ及び/又はタバコ代替品を含む無煙製品を含む。
特に好ましい実施形態において、ある量の、本明細書に記載されるように形成された微粒子が、図4に示されるように、紙巻タバコのような喫煙物品10の中に組み込まれる。紙巻タバコは、古典的な紙巻タバコとすることができ、一般に包装紙などの喫煙可能な包装材の中に包まれた、タバコ又はタバコ代替品のような喫煙可能材料のロッド12を含むことができる。随意に、古典的な紙巻タバコは、フィルタ14を含むことができ、フィルタは、典型的には、トリアセチンで処理された酢酸セルロースなどの繊維状材料のプラグを含み、これはチップペーパーによって喫煙可能材料のロッドに取り付けられる。このような製品において、粒子は、喫煙可能材料のロッド12、フィルタプラグ14、チップペーパー18、包装材16、又はこれらの組み合わせの中に組み込むことができる。あるいは、喫煙物品10は、非古典的な紙巻タバコとすることができる。非古典的な紙巻タバコは、例えば、電気加熱式タバコ及び/又は燃料要素加熱式タバコを含むことができる。
本明細書に用いられる「電気加熱式タバコ」という用語は、電気喫煙システムにおいて用いられる、古典的な紙巻タバコの代替品を意味する。電気喫煙システムは、一般に、電気ライターと、このライターと協働するように構成することができる、一般に喫煙組成物のロッド又はカラムを含む電気加熱式タバコとを含むことができる。電気喫煙システムは、ごく少量の副流煙しか発生させず、そしてまた消費者が所望通りに喫煙を中断し、再開することを可能にする。例示的な電気喫煙システムは、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6、特許文献7、及び特許文献8に記載される。その他の非古典的な紙巻タバコは、特許文献9に記載されているような、タバコロッド内に燃料要素を有するものを含む。
本明細書に記載される「喫煙可能材料」という用語は、タバコ(すなわち、刻みフィラー、タバコ粉末等)、タバコ代用材料(すなわち、裁断されたレタスなどのような、野菜又は植物製品)、又はその両方の混合物を含むことが意図される。喫煙組成物の具体的な例は、黄色種タバコ、バレー種タバコ、メリーランドタバコ、オリエント種タバコ、レートタバコ(rate tobacco)、特殊タバコ、再構成タバコ、遺伝子組み換えタバコ、及びこれらのブレンドを含むことができるが、これらに限定されない。喫煙組成物は、これらの材料を任意の適切な形態で含むことができ、それには、タバコラミナのような葉身、体積膨張又は膨らませた(puffed)タバコのような処理された材料、粉砕タバコのような粉砕された材料、刻んで巻き上げられた又は刻んで膨らませたタバコの茎のような処理された茎、再構成タバコのような再構成材料、及びこれらのブレンドが含まれるがそれらに限定されない。
古典的又は非古典的な紙巻タバコのフィルタの中に組み込まれた場合、粒子は、フィルタ材料全体にわたって、例えば、繊維状フィルタの繊維間の隙間内に分散させることもでき、又は、主として「プラグ−空間−プラグ」フィルタ構成内のチャンバ又は空間内に配置することもでき、又はこれらの組み合わせとすることもできる。
上述のように、フィルタロッド14には、その形状の維持を助けるために、外層18(例えば、プラグラップ又はチップペーパー)を設けることができる。外層18は、シガレットペーパー又はその他のシート材料のラッピングを含むことができ、外層の材料は、フィルタ材料を取り巻くのに適した任意のラッピングを含むことができ、亜麻、ヘンプ、ケナフ、アフリカハネガヤ、稲わら、セルロースなどを含む包装材が含まれる。随意のフィルタ材料、風味添加剤及び燃焼添加剤をタバコ包装材に含めることができる。包装材は、同一出願人による特許文献10に開示される二層包装材のように、断面内に1より多くの層を有するものとすることができる。
得られる紙巻タバコは、標準的な又は修正された紙巻タバコ作成技術及び装置を用いて、所望の仕様に合わせて製造することができる。特定の実施形態において、紙巻タバコは、一般に、長さが約50mmから約120mmまでの範囲にあり、円周は、約15mmから約30mmまでの範囲、好ましくはおよそ25mmである。タバコの充填密度は、典型的には、約100mg/cm3と約300mg/cm3との間であり、好ましくは、約150mg/cm3と約275mg/cm3との間である。
タバコが喫煙組成物内に存在する場合には、典型的には、少なくとも一部は、刻みフィラーとして加えられる。タバコの刻みフィラーは、通常、細片又はストランドの形態であり、これらは、一般に約1/10インチから約1/40インチまでの範囲、より特定すれば約1/10インチから1/20インチまでの範囲の幅を有するように裁刻又はそれ以外の方法により処理されたものである。ストランドの長さは、一般に約0.25インチから約3インチまでの範囲である。紙巻タバコは、1つ又はそれ以上の香味料又はその他の添加剤(例えば、燃焼添加剤、燃焼改質剤、湿潤剤、甘味剤、エーロゾル形成剤、着色剤、バインダ等)をさらに含むことができる。
製品が、図5A及び図5Bに示されるような無煙タバコ又はタバコ代用パウチ製品のような無煙経口用感覚製品20である場合は、粒子は、タバコ若しくはタバコ代用品又はその他の植物材料を含むことができる充填材料24に添加することができる。さらに、タバコ又はその他の植物材料が少なくとも部分的にポリマー製又は紙製の包装材22内に包まれたパウチ型製品においては、粒子は、充填材料に加えて又は代替的に、包装材22内に、例えば不織ポリマー材料の繊維間の隙間の中に粒子を導入することによって組み込むことができる。
図5A及び図5Bに示されるように、包装材22は、浸透性又は半浸透性の材料で形成され、唾液が包装材22を通過してパウチ製品20の内部に入り、パウチ製品20の内部に収容された充填材料24からの風味及び汁がパウチの外に引き出されてユーザの口の中に入ることができるようになっている。
好ましい実施形態においては、包装材22は、一般に「スヌース」又は嗅ぎタバコと呼ばれる経口用パウチ製品に適した紙を含む。例えば、包装材は、ティーバッグ材料、又はスヌースのパウチを形成するのに典型的に用いられる材料のような、セルロース繊維材料で形成することができる。望ましくは、包装材22は、食品の包装又は取り扱いに用いられる材料のような、食品との接触に適した材料から作られる。好ましい多孔性材料は、フィルム、ゼラチン、食品用ケーシング、カラギーナン、バイオポリマー、布地(織布又は不織布)、及び/又は紙、例えば、フィルタ紙、ティーバッグ、コーヒーフィルタなどを構成するために用いられる紙などを含むが、これらに限定されない。好ましくは、包装材22を形成するために用いられる材料は、無味であるか又は快い味又は芳香を有する。好ましくは、包装材22を形成するために用いられる材料は、耐汚染性、水透過性及び/又は多孔性、及び/又は水不溶性の所望の特性を有するように選択される。
さらに、包装材22を形成するために用いられる材料には、製造動作、保管及び使用中の包装材22の破損の発生を減らすために、所定レベルの坪量及び湿潤強さを与えることができる。例えば、包装材22には、最終的な使用要件に応じて、約5から約25g/m2、例えば5−10、10−15、15−20又は20−25グラム/メートル2(g/m2)の坪量、及び/又は、最終的な使用要件に応じて、約15から約75N/m、例えば15−30、30−45、45−60又は60−75ニュートン/メートル(N/m)の湿潤幅方向(CD)引張強さを与えることができる。1つの例示的な材料は、約16.5g/m2の坪量及び68N/mの湿潤CD引張強さを有するティーバッグ材料である。
包装材22の厚さは、包装材22全体にわたって所望のレベルの溶解性を達成するように変更することができる。例えば、紙は、約0.1mmから約0.125mmの厚さ、又は約0.07mmから約0.08mmの厚さのものとすることができる。
好ましい実施形態において、包装材22は、充填材料24が中に保持されるように、包装材22が用いられる期間中にわたって十分な構造一体性を維持する。実施形態において、ユーザにさらなる風味を提供するために、香味料を包装材22に添加することができる。例えば、使用中に風味を送達するためにペパーミント油を包装材22に塗布することができる。
好ましくは、経口用パウチ製品20は、約0.1gから約5.0gまでの重さである。これらの重さの範囲は、(a)約0.1gから約1.0gまで、(b)約1.0gから約2.0gまで、(c)約2.0gから約3.0gまで、(d)約3.0gから約4.0gまで、又は(e)約4.0gから約5.0gまでにさらに限定することができる。また、好ましくは、経口用パウチ製品20は、幅が約0.25インチから約2.0インチまで、長さが約0.25インチから約2.0インチまで、及び厚さが約0.05インチから約2.0インチまでのものである。実施形態において、経口用パウチ製品20は、幅が約0.1インチから約2.0インチまで、長さが約0.1インチから約2.0インチまで、及び厚さが約0.05インチから約1.0インチまでのものである。
経口用パウチ製品20は、正方形、矩形、四辺形、円形、月形、三日月形、又は長円形の形状を有することができる。経口用パウチ製品20は、半月又はD字の形状のように成形することもでき、又は、限定しないが、楕円形、パウチ形、ロッド形、円筒形、茶葉形、涙滴形、又は砂時計形を含めて、他の形をとることもできる。幾つかの実施形態において、パウチ形は、ラビオリ又は枕の形に似たものとすることができる。その形がユーザの口に快適かつ目立たずに適合する限り、他の形を用いることができる。
好ましくは、とがった角部は、口中の不快感をもたらすことがあるので避けられる。好ましい実施形態において、包装材22は、充填材料24が包装材22内に収容されるように1つ又はそれ以上の縁の周りで封止される。
図5Aに示されるように、経口用パウチ製品20は、長手方向継目70を含む。長手方向継目70は、包装材22の重なり区域を含むことができる。好ましくは、経口用パウチ製品20は、少なくとも1つの横方向継目60も含む。横方向継目60は、包装材22の内面が包装材22の内面の別の部分と接触して横方向継目60を形成するようにして、形成することができる(図5Bに示される)。
図6に示されるように、パウチ形成動作は、包装材22のリボンを、独国、LichのMerz Verpackungsmaschinen GmbHにより製造されるパウチ製造機のようなパウチ製造機50を通して給送することにより実行することができる。実施形態において、包装材22は、パウチ形成機50を通して給送することができる。このようなシステムは、典型的には、折り畳みホーン又はシュー55と、カッター65と、フィーダ61とを含み、これらは協働して、繰り返し、包装材料のリボンを折り畳んで管にし、この管の端部を閉じて封止し、閉じられた管の中に計測された量のパウチ充填材料を給送して充填された管の部分を生成し、この充填された管の部分を封止して切断し、個別のパウチ20を繰り返し形成する。
好ましくは、充填材料は、ばらの充填材料として供給される。最も好ましくは、充填材料は、1立方フィート当たり約10から約50ポンド、又は1立方フィート当たり約15から約30ポンドの密度でパウチの中に供給される。充填材料24は、本明細書において形成される微粒子を含むことができる。他の実施形態において、微粒子は、経口用パウチ製品20の形成前及び/又は形成後に包装材24に付与することができる。
経口用パウチ製品20は、所定量の充填材料24を横方向継目の上方の管状形態の中に導入し、この充填の上方に上側横方向継目を形成し、この管状形態をこの管状形形態の長さに沿った位置で切断して個々のパウチを形成することによって、連続的に形成される。
封止は、例えば、接着剤又は相互封止による方法のような任意の適切な封止方法によって達成することができる。相互封止は、熱的又は音波的なものとすることができる。好ましくは、封止は熱的封止により達成される。好ましくは、内側のウェブは、片側に風味剤被覆を備えた紙であり、長手方向の継目の一部にならないような大きさにされる。
本明細書に記載された粒子は、紙巻タバコ又は無煙経口用感覚製品において用いられた場合、メントールのような揮発性香味料の移動及び損失が低減されるので、優れた風味安定性をもたらす。さらに、粒子の放出特性を多糖被覆の量又は種類、架橋又はゲル化の程度などを変更することによって制御することができるので、パウチ製品及び噛みタバコのような無煙経口用感覚製品においては特に、粒子は、制御された又は持続性のある香味料の放出も提供する。
本明細書において、「約」という語は、しばしば、数値との関連で用いられ、そのような値の数学的正確さは意図されていないことを示す。従って、「約」が数値と共に用いられる場合、その数値に対して10%の許容差が想定されることが意図される。さらに、幾何学的用語の使用は、正確な幾何学的形状だけでなく、例えば、丸みが付けられた又は面取りされた角部、直線ではない辺、及び厳密な幾何学的形状の定義からの類似の逸脱を有し得る、類似の幾何学的形状もまた含まれることが意図される。
上記の説明は、好ましい実施形態に関してのものであり、従って、物品及びそれを製造する方法の単なる代表に過ぎないことが理解されるであろう。上述の教示を鑑みた様々な実施形態のバリエーション及び修正が当業者には容易に明らかとなることを理解することができる。
10:喫煙物品
12:ロッド
14:フィルタ
16、22:包装材
18:チップペーパー
20:無煙経口用感覚製品
24:充填材料
50:パウチ製造機
55:折り畳みホーン又はシュー
60:横方向継目
61:給送機
65:カッター
70:長手方向継目

Claims (19)

  1. 香味料又は化学感覚剤のカプセル化された粒子を作成する方法であって、
    (i)1つ又はそれ以上の多糖を含む第1の水溶液、及び
    (ii)疎水性添加剤
    を含む乳濁液を形成するステップと、
    前記乳濁液を噴霧器において霧化して液滴にするステップと、
    1つ又はそれ以上の金属カチオンを含む第2の水溶液の中に前記液滴を導入し、1つ又はそれ以上の架橋多糖とその中にカプセル化された前記添加剤とを含む粒子を形成するステップと、
    前記粒子を前記第2の水溶液から取り出すステップと、
    前記粒子を乾燥させるステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記第2の水溶液から取り出した前記粒子を、1つ又はそれ以上の多糖を含む第3の水溶液の中に、前記粒子をさらに被覆するのに十分な時間にわたって導入し、前記第3の水溶液から取り出すステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記第2の水溶液から取り出した前記粒子を、該粒子を前記第3の水溶液に導入する前記ステップの前に、第1の水性洗浄液で洗浄するステップをさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記噴霧器が、圧力噴霧器、空気噴霧器、遠心噴霧器、静電噴霧器、及び超音波噴霧器からなる群から選択されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記乳濁液が、界面活性剤をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 前記界面活性剤が、乳化剤又は湿潤剤を含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 前記第3の水溶液から取り出された前記粒子を第2の水性洗浄液中で洗浄して、洗浄された粒子を得るステップをさらに含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
  8. 前記第2の水性洗浄液を前記洗浄された粒子から除去して、乾燥された粒子を得るステップをさらに含むことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 前記乳濁液を形成する前記ステップが、前記水溶液と前記疎水性添加剤との混合物をホモジナイザ内で均質化することを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  10. 前記粒子が、約400μmと約550μmとの間の範囲の平均直径を有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  11. 前記粒子が、前記疎水性添加剤を含む内部を取り囲む固体シェルを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  12. 前記固体シェルが、約15μmと約20μmとの間の範囲の厚さを有することを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 喫煙物品を作成する方法であって、
    請求項1の方法により生じる粒子を生成するステップと、
    前記粒子をフィルタ内、又は喫煙組成物を含むロッド内、又はその両方に導入するステップと、
    前記フィルタ又は前記喫煙組成物のロッドを喫煙物品に形成するステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  14. 請求項1により生成されたことを特徴とする1つ又はそれ以上の粒子。
  15. (a)喫煙可能組成物を含むロッドと、
    (b)請求項14に記載の1つ又はそれ以上の粒子と、
    を含むことを特徴とする喫煙物品。
  16. 前記1つ又はそれ以上の粒子が、前記ロッド内に配置されることを特徴とする請求項15に記載の喫煙物品。
  17. (a)充填材料と、
    (b)請求項14に記載の1つ又はそれ以上の粒子と、
    を含むことを特徴とする経口用感覚製品。
  18. 前記充填材料を少なくとも部分的に取り囲む包装材をさらに含むパウチ製品であることを特徴とする請求項17に記載の経口用感覚製品。
  19. 前記1つ又はそれ以上の粒子が、前記充填材料、前記包装材、又はこれらの組み合わせの中に又は上に配置されることを特徴とする請求項17に記載の経口用感覚製品。
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