JP2013523288A - 脊椎牽引装置 - Google Patents

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Abstract

脊椎牽引装置(50)は、使用者の頸部の周囲にぴったりと装着されるように適合されたカラー(52)を備え、カラー(52)は、使用者の頸部の両側の周りをそれぞれ通過して使用者の頸部及び顎後部に対して把持力を提供する、一対の延長カラー部材(56)を備える。吊り下げ手段(58)は、使用者の頭部の上方の固定繋留点からカラー(52)を吊り下げるために提供される。使用時には、使用者が頸部の周りにカラー(52)を装着し、少なくとも体重の一部を繋留点からカラー(52)により吊り下げることを可能にするとき、装置(50)は使用者の脊椎を牽引することができる。
【選択図】図9

Description

本発明は、使用者の脊椎及び頸筋を伸長する脊椎牽引装置に関し、特に、牽引力を提供するために重力に依存するしかる装置に関するが、これに限定されない。
多くの人々は、健康であるか又は損傷を受けているか、活動的であるか又は座りがちであるかにかかわらず、遅かれ早かれ、脊椎の背中上部、背中下部及び頸部の領域のあたりに不快感又は疼痛を経験している。活動的な個人もスポーツ選手も同様に、筋肉又は椎骨の背中上部、背中下部及び頸部領域への緊張の結果、不快感又は疼痛をしばしば経験している。多くのスポーツ選手は、筋痛及び筋肉痛、並びに椎間板の圧迫又はヘルニアによりもたらされる疼痛又は問題のために常に治療を必要とする。頸部、背中上部及び背中下部は、効果的に治療することが最も困難な領域である。伸長や脊髄減圧術は、緊張を緩和し、将来的な損傷を防止する最も効果的な手段のうちの一つである。
1日中コンピューターの前に座っている多くの人々は、一般的に悪い坐勢姿によってもたらされる頸部硬直及び筋肉硬化のような有害な作用を経験する。
脊椎及び関連する筋肉の伸長が、多くの観点からヨガの治療効果に類似した優れた弛緩運動であることを見いだした人々も多く存在する。脊椎及び頸部は、装置の助けを借りてのみ伸長することができる数少ない体の領域のうちの1つである。
一晩の睡眠の後、人は、腹臥の減圧効果のために寝ついた時よりも1〜3cm身長が高く目覚める。このことは、脊椎の垂直高さをある程度操作できることを証明している。一部の人々は、脊柱を伸長して垂直高さを増加しようと努めている。高さの増加は一時的に可能なだけであるが、このことが達成できることを示唆する証拠が存在する。
脊髄減圧術は、全ての種類の背部痛の治療に何十年間も広く使用されてきた。圧迫椎骨のような問題によりもたらされる軽症の脊椎損傷及び背部痛を有する人々は、多くの場合、脊椎牽引及び減圧術が効果的で、比較的費用効果の高い治療であることを見いだしている。
脊椎牽引は、脊柱を減圧し、それによってそれぞれの椎骨の間の空間を増加させる。このことは二重の効果を有する。第一には、脊椎から圧力を直ちに取り去り、神経根への圧力により生じた疼痛を緩和する。第二には、減圧が特定の時間、例えば20分間維持される場合、それぞれの椎間板の周囲の圧力勾配における変化により、椎間板が周囲の間質液を取り込み、大きく膨張し、治癒を高める極めて重要な栄養素を取り込むことを可能にする。この椎間板の増大は、減圧が停止した後も長く続き、これにより、圧力の緩和に伴い増加したあらゆる快適性を長く持続させることができる。
人体の任意の部分と同様に、脊椎は、柔軟性を保ち、緊張を緩和し、損傷を防止するために、定期的に動かし、伸長し、牽引しなければならない。
多数の従来技術の牽引装置が、脊椎及び/又は頸部を牽引するために利用可能である。これらの従来技術の装置は、一般的には、反転して脊椎を伸長するように設計されたテーブル、ベンチ又は他の1つの装置の上に横たわる必要がある。反転装置の欠点は、頭部の血管における過剰な血圧の危険性であり、不快感をもたらし、血管の破裂の可能性をもたらす。他の装置は、使用者の頭蓋又は胸部に取り付けられたハーネスを用い、多様な大きさの重りを用いて、牽引力を提供する。大部分の従来技術の装置の欠点は、頸部から尾骨までの脊椎の全ての椎骨に別々に作用しないことである。他の脊髄減圧術治療は、専門家の診察を受け、牽引機械に乗せられることが必要であり、極めて費用が高く、不便である。
本発明は、従来技術の装置よりも包括的な脊椎の減圧を提供し、使用が簡単である脊椎牽引装置を提供するという観点から開発された。
本明細書における従来技術の参照は、例示目的においてのみ提供され、そのような従来技術がオーストラリア又は他の場所における周知の一般知識の一部であることを容認するものとして考慮されるべきではない。
本発明の一つの態様によると、使用者の脊椎を伸長する脊椎牽引装置であって、
使用者の頸部の周囲にぴったりと装着されるように適合され、使用者の顎及び頸部と接触する緩衝手段を有するカラーと;
使用者の頭部の上方の固定繋留点からカラーを吊り下げる吊り下げ手段とを含み、使用時に、ユーザーがカラーを頸部の周りに装着し、体重の少なくとも一部が繋留点からカラーにより吊り下げられることを可能にしたとき、装置が使用者の脊椎を牽引することができる、使用者の脊椎を伸長する脊椎牽引装置が提供される。
好ましくは、装置は、カラーに連結され、使用者の腋窩の下から胸郭上部に接して伸びるように適合された一対の腋の下支持手段を更に含む。腋の下支持手段は、好ましくはパッドが付けられており、使用者に追加的な支持を提供するように適合されている。
好ましくは、一対の腋の下支持手段は、枢軸点で互いに枢動的に結合されてシザーフレームを形成している一対の延長支持フレーム部材を備える。一般的には、各支持フレーム部材の一方の端部は、使用者の体の腋窩の下から胸郭上部に接して合うように形成された腋の下支持体を有する。好ましくは、各支持フレーム部材の他方の端部は、吊り下げ手段に結合されている。有利には、装置が繋留点から吊り下げられているとき、シザーフレームは各支持フレーム部材の腋の下支持体を胸郭上部に対して押し下げる。
好ましくは、カラーは、使用者の頸部の両側の周りをそれぞれ通過して使用者の頸部及び顎後部に対して把持力を提供する、一対の延長カラー部材を備える。好ましくは、カラーは、カラーの大きさを調整する調整手段も備える。好ましくは、各カラー部材の前端部は、使用者の顎先に隣接して位置する調整可能な張力ストラップにより他方と結合している。張力ストラップを緩める及び締めることにより、使用者の頸部及び顎に対するカラーの把持力を調整する。
好ましくは、各カラー部材の後端部は、シザーフレームに機械的に結合している。好ましくは、カラー部材の後端部は、一緒になって、シザーフレームの枢軸点と結合している。有利には、枢軸点は、両方の支持フレーム部材を枢動的に受ける枢軸ハブを備える。好ましくは、枢軸ハブは、カラーが摺動可能に結合している、直径方向に装着したカラー支持部材を有する。有利には、カラー支持部材に対するカラーの垂直位置は調整可能である。
本発明の一つの実施態様において、使用者が頸部の周りにカラーを装着し、使用者が実質的に全体重を繋留点からカラーにより吊り下げることを可能にするとき、装置は使用者の脊椎を牽引することができる。
代替的な実施態様において、カラーは、使用者が頸部の周りに付けることを可能にするカラーの開放手段を前部に備え、カラーが使用者の頸部の周りに装着されると開放手段を確実に閉める締結手段を有する。一般的には、締結手段は複数の締結クリップ又はホックを備える。
本実施態様において、カラーは、好ましくは成形プラスチック材料から作製される外側カラーシェルを備える。有利には、カラーシェルは、狭くなった頸部分が成形され、上方に漏斗状に広がって、使用者の顎先及び顎を支持することができる拡大上側開口部を形成する。好ましくは、上側開口部は、傾斜角で配置され、頭蓋の底部に接触する開口部の後部は、使用者の顎先に接触する前部よりも高い。
一般的には、吊り下げ手段は、2つの集束ストラップにより装置に固定されている主要第一ストラップを備える。
本明細書の全体を通して、文脈から必要とされない限り、語「備える」又は「備え」若しくは「備えている」のような変形は、記述される整数又は整数の群を含めることを意味するが、他のあらゆる整数又は整数の群を除外しないことを意味することが理解される。同様に、語「好ましくは」又は「好ましい」のような変形は、記述される整数又は整数の群は望ましいが、本発明の作用において必須ではないことを意味することが理解される。
本発明の性質は、例としてのみ提示され、添付の図面を参照することによって、脊椎牽引装置の幾つかの特定の実施態様の以下の詳細な説明からより良好に理解される。
本発明の脊椎牽引装置の第一実施態様の側面図である。 図1の脊椎牽引装置の正面図である。 図1の脊椎牽引装置が使用者により装着されている様子を示す側面図である。 図1の脊椎牽引装置が使用者により装着されている様子を示す背面図である。 図1の脊椎牽引装置を使用する一つの可能な方法を示す。 本発明の脊椎牽引装置の第二実施態様の前方平面斜視図である。 図6の脊椎牽引装置の別の前方斜視図である。 図6の脊椎牽引装置の後方平面斜視図である。 使用者に装着された図6の脊椎牽引装置を示す。
図1〜5に例示されている本発明の脊椎牽引装置10の第一実施態様は、使用者の頸部の周囲にぴったりと装着されるように適合されたカラー12を備える。カラー12は、使用者の顎、顎先及び頸部と接触する内部緩衝手段14を有する。好ましくは、緩衝手段14は、例えば発泡プラスチック材料又はラテックスから作製される発泡緩衝材料の層を備える。好ましくは、発泡緩衝材料は、使用者の顎、顎先及び頸部に適切な支持を提供するために比較的高い剛性を有する。
好ましくは、カラー12は、例えば副子を作製するときに使用される種類の熱可塑性材料である成形プラスチック材料から好ましく作製される、外側カラーシェル16を更に備える。図1及び2によって最も明白に分かるように、カラーシェルは、狭くなった頸部分18が成形され、次に上方に漏斗状に広がって、使用者の顎先及び顎を支持することもできる拡大上側開口部20を形成する。一般的には、上側開口部20は、カラー12の前部及び後部の両方において一面で漏斗状に広がり、カラー12が使用者の頭部の後部で頭蓋の底部にも接触できるように適合される。このために、上側開口部20は、好ましくは傾斜角で配置され、頭蓋の底部に接触する開口部20の後部は、使用者の顎先に接触する前部よりも高い(図3も参照)。上側開口部20の傾斜角度は、使用者の頭部が牽引の際に正確な角度で支持されることを確実にするように設計される。
脊椎牽引装置10は、使用者の頭部の上方の固定繋留点からカラー12を吊り下げる吊り下げ手段22を更に備える。使用時には、使用者が頸部の周りにカラー12を装着し、少なくとも体重の一部を繋留点からカラーにより吊り下げることを可能にするとき、装置は使用者の脊椎を牽引することができる。本実施態様において、使用者が頸部の周りにカラー12を装着し、実質的に全体重を繋留点からカラーにより吊り下げることを可能にするとき、装置10は使用者の脊椎を牽引することができる(図5参照)。一般的には、吊り下げ手段22は、主要第一ストラップ24のそれぞれの端部に結合されている2つの集束ストラップ26によりカラーシェル16に固定されている、主要第一ストラップ24を備える(図1参照)。集束ストラップ26のそれぞれの端部は、好ましくは、適切なボルト28によりカラーシェル16に留められている。主要ストラップ24は、一般的には、繋留点と連結している別のロープ又はケーブル30に取り付けられている(図4及び5参照)。
好ましくは、カラー12は、使用者が頸部の周りに付けることを可能にする開放手段32を更に備える。例示実施態様において、開放手段は、カラー12の前面を開けて使用者の頸部を受け入れることができる隙間を形成することを可能にする、カラーシェル16の前面に備え付けられた切れ目32を備える。カラーシェル16は、使用者の頸部の周りに装着されるとカラー12の前面を確実に閉める締結手段34を備える。一般的には、締結手段は、スキーブーツに使用されるように設計されたものと類似しうる複数の締結クリップ又はホック34を備える。
好ましくは、装置10は、カラーに連結され、使用者の腋窩の下から胸郭上部に接して伸びるように適合された一対の腋の下支持手段を更に備える。本実施態様において、腋の下支持手段は、図4及び5に示されているように、カラー12の下側縁に連結し、使用者の腋窩の下から胸郭上部に接して輪を作るように適合された一対の腋の下ストラップ36を備える。腋の下ストラップ36は、好ましくはパッドが付けられ、全体重の重圧に頸部が耐えることができない場合に、使用者に追加の支持を提供するように適合されている。
好ましくは、カラー12は、カラーの大きさを調整する調整手段38も備える。調整手段38は、好ましくは、使用者が頸部の周りに装着する前にカラーシェル16の大きさの調整を可能にする、複数の大きさ調整スクリュー40を備える。調整スクリュー40は、カラー12の内側周囲、したがって直径を調整して、異なる人々の頸部への適応を可能にする。
脊椎牽引装置10を使用する一般的な方法を、ここで図4及び5を参照しながら記載する。使用者は、一般的には、カラー12を頸部に装着し、ぴったり装着することを確実にするために必要な大きさ調整を行い、頸部、顎及び顎先に完全な支持を提供する。次にカラー12を、締結ホック34を閉めることにより固定する。必要であれば、腋の下ストラップ36を腕の下に付け、調整して追加の支持を提供する。
ケーブル又はロープ30を繋留点(図5の垂木40)に固定する。ロープ30の長さは、主要ストラップ24が取り付けられているとき、カラー12が、使用者の足が地面と接触することができない高さで吊り下げられるように選択される。次に使用は、踏み台又は椅子の上に乗り、主要ストラップ24をロープ30に引っかける。次に使用者は、注意深く踏み台又は椅子から降りる。使用者の全体重によりストラップに張力が徐々にかかる(図5参照)。
あるいは、ロープ30は、到達可能ハンドル44を有する簡単なつめ車装置42を備えることができる(図5も参照)。踏み台又は椅子から降りる代わりに、使用者は、追歯ハンドル44を回転して、ストラップ24への張力を徐々に増加する。これにより、使用者の全身が完全に吊り下げられて脊椎を牽引するまで、使用者が地面から徐々に持ち上げられる。つめ車装置42の使用により、使用者は、足を地面に接触させたままにして、脚を介して体重の一部を支えるので、脊椎の牽引量を全体重よりも少なく調整できるというさらなる利点がある。
繋留点が、持ち上げられる人の全体重を支持するよう十分に固定されているならば、脊椎牽引装置は、垂木、懸垂バー、ボクシングバッグ固定具、さらには頑丈な木の枝を含む多様な頭上繋留点を通って輪になっているロープ又はケーブルに取り付けることができる。
脊椎牽引装置50の第二実施態様を、ここで図6〜9を参照しながら記載する。脊椎牽引装置50は、使用者の頸部の周囲にぴったりと装着されるように適合され、使用者の顎及び頸部と接触する緩衝手段54を有するカラー52を備える。本実施態様において、カラー52は、使用者の頸部の両側の周りをそれぞれ通過して使用者の頸部及び顎後部に対して把持力を提供する、一対の延長カラー部材56を備える(図9参照)。各カラー部材56は、厚さが2mmの25mm鋼管から作製されており、フォームコアで覆われ、次に軟質綿で覆われて、使用者の皮膚と接触する緩衝手段54を提供する。
装置は、使用者の頭部の上方の固定繋留点からカラー52を吊り下げる吊り下げ手段58を更に備える。使用時には、使用者が頸部の周りにカラー52を装着し、少なくとも体重の一部を繋留点からカラー52により吊り下げられるようにするとき、装置10は使用者の脊椎を牽引することができる。
好ましくは、装置は、カラー52に連結され、使用者の腋窩の下から胸郭上部に接して伸びるように適合された一対の腋の下支持手段60を更に備える。腋の下支持手段60は、好ましくはパッドが付けられており、使用者に追加的な支持を提供するように適合されている。本実施態様において、一対の腋の下支持手段60は、枢軸点64で互いに枢動的に結合されてシザーフレーム66を形成している一対の延長支持フレーム部材62(62a及び62bとして示されている)を備える。
各支持フレーム部材62の一方の端部には、腋窩の下及び胸郭上部に接して使用者の体に合うように形成された腋の下支持体68が固定されている。一般的には、各腋の下支持体68は、フォームコア及び軟質綿で覆われて緩衝を提供する。好ましくは、各支持フレーム部材62の他方の端部は、吊り下げ手段58に結合されている。本実施態様の吊り下げ手段58は、それぞれの端部が各支持フレーム部材62の他方の端部に取り付けられているケーブル70を備える。したがって、張力がケーブル70に加わるとき、2つの支持フレーム部材62が枢軸点64を中心に回転するので、シザーフレーム66の支持フレーム部材62に押上力のみならず、内向力も加えられる。
したがって、装置50がケーブル70を介して繋留点から吊り下げられるとき、シザーフレーム66は、各支持フレーム部材62の腋の下支持体68を胸郭上部に対して押し下げる。これによって、垂直力だけで腕の下が支持されている不快感をいくらか取り除くことができる。また、カラー52がシザーフレーム66に取り付けられているので、ケーブル70の張力が支持フレーム部材62を近接させて、頸部を体から押しのける。したがってカラー52と腋の下支持体68の間の垂直距離が10%〜20%の間のいずれかの程度で増加しうるので、追加の牽引が体ではなく頸部に加えられる。
好ましくは、カラー52は、カラーの大きさを調整する調整手段も備える。各カラー部材56の前端部は、使用者の顎先に隣接して位置する調整可能な張力ストラップ(図示されず)により他と結合している。適切な締結具72が、張力ストラップを保持するために、それぞれのカラー部材56の前端部に備わっている。張力ストラップを緩める及び締めることにより、使用者の頸部及び顎に対するカラー52の把持力を調整する。ストラップが締められるとき、カラー部材56を内側に曲げて、使用者の頸部及び顎後部の周りにちょうど良い把持力をもたらす。カラー52の後部及び前部で調整することができるので、異なる頸部直径を有する人々に適応することができる。
各カラー部材56の後端部は、シザーフレーム66に機械的に結合している。本実施態様において、それぞれのカラー部材56の後端部は、一緒になって、シザーフレーム66の枢軸点64と結合している。有利には、枢軸点は、両方の支持フレーム部材62を枢動的に受ける枢軸ハブ74を備える。各支持フレーム部材62は、その長さの中間に備えられた円形開口を有し、そこに枢軸ハブ74の外側周囲を受ける。好ましくは、枢軸ハブ74は、カラー52が摺動可能に結合している、直径方向に装填されたカラー支持部材76を有する。
有利には、カラー支持部材76に対するカラー52の垂直位置は調整可能である。シザーフレーム66に対して配置されているカラー52の垂直調整により、異なる頸部長さの人々が装置を適切に使用することが可能となる。調整は遠隔制御装置の使用により実施することが可能である。したがって、使用者は、脊椎牽引装置50を装着している間に正確に調整をおこなうことができる。調整の他の選択肢として、手動ポンプにより駆動するスプリング若しくは流体作動装置又は単に手動設定である。
吊り下げ手段58が留め具に固定されると、使用者はかかとが地面から離れている高さで、足の指の付け根で立ちながら脊椎牽引装置50に入ることができる。必要な調整を全て行った後、使用者は、かかとを下げることができ、張力を装置50にかけることが可能である。こうすることで、使用者の脊椎が牽引され、減圧が促進され、また、関連する頸部及び背部筋肉も伸長する。使用者が吊り下げられることを望む程度は使用者次第である。完全な吊り下げを達成することができる。脊椎牽引装置50は、長時間、例えば5分間から1時間使用するのに十分快適である。
装置50は、頸部に過剰な張力がかけられるのを防止するために、カラー調整に張力制限器を含むことが可能である。これは安全措置である。別の安全機能は緊急解除ノブでありうる。
ここで、脊椎牽引装置の幾つかの実施態様を詳細に記載してきたが、記載された実施態様は従来技術に対して多数の利点を提供することが明白であり、以下が含まれる:
(i)頸椎(頸部)から尾椎(尾骨)までのあらゆる椎間板が互いに離れることを可能にし、これによって、他の任意の方法よりも包括的な伸長を提供する。
(ii)使用者を立位に保つことにより、反転装置により引き起こされる不快感及び潜在的な問題がない。
(iii)椎骨の減圧を提供し、背部及び頸部筋肉を伸長することによって、疼痛及び不快感のより効果的な緩和を提供する。
(iv)簡単及び安全に使用することができ、自宅で個人的な使用が可能であり;大型又は扱いにくいものではなく;専門的な指導は必要なく;スポーツ療法にとって良好である。
本発明の基本的な発明概念から逸脱することなく、既に記載されたものに加えて多様な変更及び改善を前述の実施態様に対して実施できることが、関連する当業者にとって容易に明らかである。例えば、カラーの設計を示されたものから大きく変えることができる。したがって、本発明の範囲は、記載された特定の実施態様に限定されないことが理解される。

Claims (22)

  1. 使用者の脊椎を伸長する脊椎牽引装置であって、
    使用者の頸部の周囲にぴったりと装着されるように適合され、使用者の顎及び頸部と接触する緩衝手段を有するカラーと;
    使用者の頭部の上方の固定繋留点からカラーを吊り下げる吊り下げ手段とを含み、使用時に、ユーザーがカラーを頸部の周りに装着し、体重の少なくとも一部が繋留点からカラーにより吊り下げられることを可能にしたとき、装置が使用者の脊椎を牽引することができる、使用者の脊椎を伸長する脊椎牽引装置が提供される。
  2. カラーに連結され、使用者の腋窩の下から胸郭上部に接して伸びるように適合された一対の腋の下支持手段を更に備える、請求項1記載の脊椎牽引装置。
  3. 腋の下支持手段が、パッドが付けられており、使用者に追加の支持を提供するように適合されている、請求項2記載の脊椎牽引装置。
  4. 一対の腋の下支持手段が、枢軸点で互いに枢動的に結合されてシザーフレームを形成している一対の延長支持フレーム部材を備える、請求項2又は3記載の脊椎牽引装置。
  5. 各支持フレーム部材の一方の端部が、使用者の体の腋窩の下から胸郭上部に接して合うように形成された腋の下支持体を有する、請求項4記載の脊椎牽引装置。
  6. 各支持フレーム部材の他方の端部が吊り下げ手段に結合している、請求項5記載の脊椎牽引装置。
  7. 装置が繋留点から吊り下げられているとき、シザーフレームが各支持フレーム部材の腋の下支持体を胸郭上部に対して押し下げる、請求項6記載の脊椎牽引装置。
  8. カラーが、使用者の頸部の両側の周りをそれぞれ通過して使用者の頸部及び顎後部に対して把持力を提供する、一対の延長カラー部材を備える、請求項4記載の脊椎牽引装置。
  9. カラーが、カラーの大きさを調整する調整手段も備える、請求項8記載の脊椎牽引装置。
  10. 各カラー部材の前端部が、使用者の顎先に隣接して位置する調整可能な張力ストラップにより他方と結合している、請求項9記載の脊椎牽引装置。
  11. 張力ストラップを緩める及び締めることにより、使用者の頸部及び顎に対するカラーの把持力を調整する、請求項10記載の脊椎牽引装置。
  12. 各カラー部材の後端部がシザーフレームに機械的に結合している、請求項8〜11のいずれか1項記載の脊椎牽引装置。
  13. カラー部材の後端部が一緒になってシザーフレームの枢軸点と結合している、請求項12記載の脊椎牽引装置。
  14. 枢軸点が、両方の支持フレーム部材を枢動的に受ける枢軸ハブを備える、請求項13記載の脊椎牽引装置。
  15. 枢軸ハブが、カラーが摺動可能に結合している、直径方向に装填されたカラー支持部材を有する、請求項14記載の脊椎牽引装置。
  16. カラー支持部材に対するカラーの垂直位置が調整可能である、請求項15記載の脊椎牽引装置。
  17. カラーが、使用者が頸部の周りに付けることを可能にするカラーの開放手段を前部に備え、カラーが使用者の頸部の周りに装着されると開放手段を確実に閉める締結手段を有する、請求項1〜3のいずれか1項記載の脊椎牽引装置。
  18. 締結手段が複数の締結クリップ又はホックを備える、請求項17記載の脊椎牽引装置。
  19. カラーが、好ましくは成形プラスチック材料から作製される外側カラーシェルを備える、請求項17又は請求項18記載の脊椎牽引装置。
  20. カラーシェルが、狭くなった頸部分が成形されて上方に漏斗状に広がり、使用者の顎先及び顎を支持することができる拡大上側開口部を形成する、請求項19記載の脊椎牽引装置。
  21. 上側開口部が傾斜角で配置され、頭蓋の底部に接触する開口部の後部が使用者の顎先に接触する前部よりも高い、請求項20記載の脊椎牽引装置。
  22. 1つ以上の添付図面のいずれかにより参照及び例示された、本明細書に実質的に記載されている脊椎牽引装置。
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