JP2013521901A - 走査電気インピーダンス断層撮影装置用の電極、および走査電気インピーダンス断層撮影装置 - Google Patents

走査電気インピーダンス断層撮影装置用の電極、および走査電気インピーダンス断層撮影装置 Download PDF

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Abstract

EIT走査装置(11)用の電極アセンブリは、電極(15)と、電流供給ユニット(17)と、電圧バッファユニット(19)と、スイッチ論理ユニット(21)と、異なる素子を接続するためのラインとを含み、スイッチ論理ユニット(21)は、第1のシフトレジスタの少なくとも1つの素子(27)と、第2のシフトレジスタの少なくとも1つの素子(29)とを含む。ベルト状装置は複数の前記電極アセンブリを含む。EIT画像を測定する方法は、好ましくはそのようなベルト状装置に配置されたそのような電極アセンブリを用いる。

Description

この発明は、請求項1の前提部に記載の電気インピーダンス断層撮影(electrical impedance tomography:EIT)走査装置用の電極アセンブリと、複数の前記電極アセンブリを含むベルト状装置と、請求項24の前提部に記載の電気インピーダンス断層撮影画像を測定する方法とに関する。
先行技術
電気インピーダンス断層撮影(EIT)は、生存種を含む不透明体の組成および機能を調査し、測定するために使用される、非侵襲性の撮像手法である。近年、EITは順調に患者に適用されてきた。集中治療担当医、呼吸器科医、および理学療法士にとって、電気インピーダンス断層撮影(EIT)は、局所的な肺換気およびかん流(血液の流れ)についてのリアルタイム情報を提供する撮像法である。従来の方法とは異なり、EITは、患者がセンサを通して呼吸することを必要とせず、電離x線を適用せず、また、長時間、たとえば24時間またはそれ以上の間、使用可能である。したがって、EITは連続して使用可能であり、そのためリアルタイムで長期にわたって治療効果を監視するのに適している。EITは最初、呼吸機能を監視するために1983年に使用され、肺容量、血流、および心臓活動における局所的変化の連続した非侵襲性測定を可能にする唯一の臨床法であり続けている。この手法についてのさらなる詳細は、ここに引用により援用される、コスタ(Costa)EL、リマ(Lima)RG、アマト(Amato)MBによる論文「電気インピーダンス断層撮影」(Electrical impedance tomography)、Curr Opin Crit Care、2009年2月;15(1):18−24に見つけることができる。
EITでは、米国特許第5,626,146号に開示されているように、通常8〜32個の複数の電極が、被験者の胸の周囲に配置される。制御ユニットは、電気信号、たとえば電流が、皮膚上の電極の1つまたはいくつかの対に印加されて電界を構築し、それが次に他の電極によって測定される、ということを確実にする。電流を印加するために使用される電極は「電流注入電極」と呼ばれるが、それらのうちの1つは、基準電位、たとえば接地として機能する場合がある。通常、3〜10mAが50〜200kHzで注入される。残りの電極を用いて、結果として生じる電圧が測定され、次に胸部内の電気インピーダンスの分布を推定するために使用される。電圧の組を画像に変換するために、特定のアルゴリズムが開発された。インピーダンス推定の不良設定性質を克服するために、多くのEIT撮像アルゴリズムは、先験的情報および正規化として公知である付加的仮定を活用している。先験的情報は、たとえば、被験者の胸についての幾何学的情報であってもよい。ある典型的な正規化仮定は、胸部内インピーダンス分布が急変しない、ということである。別の仮定は、すべての電極が患者の皮膚に適正に接続されている、ということである。結果として生じる画像は、胸部内の真のインピーダンス分布の妥当な推定を提供する。
ユーザ、たとえば臨床医にとって有用となるために、算出されたインピーダンス分布画像は、空気の有無、または空気量の変化、血量の変化、および/または身体空間への筋肉変位を示す画像へと変換される。EITでは、空気の代わりに、呼吸可能なガス混合物を使用できる。これらの画像は、1秒に数回、映画のように迅速に次々とプロットされて、各肺領域を出入りするガスおよび血液の流れの視覚的表示を作成し、医師が肺機能および/または心臓機能をリアルタイムで評価できるようにする。EITの広範な使用に対する現在の主な障害は、低い信頼性と高いコストである。
電極は容易に切断するおそれがあり、また、皮膚との電気的接触は500オームと同程度から10000オームまで何桁も変わる場合がある。接続不良の電極は、電圧供給制限のため、予め規定された必要な電流を注入できない。したがって、結果として生じる画像はしばしば、不均質な電流注入によるアーチファクトを含む。そのようなアーチファクトは生理学的信号と間違われて、間違った診断および不適切な治療につながるおそれがある。電極の接触不良によるアーチファクトの一例を図6bに示す。ユーザは、電極の接触が不良であることを知っていたとしても、どのような適切な是正処置を講じればよいか知らない場合がある。
リゴー(Rigaud)らは、論文「活性電極アプローチを用いたインピーダンス断層撮影用の試験的取得システム」(Experimental acquisition system for impedance tomography with active electrode approach)(Med Biol Eng & Comput、1993年11月、31:593−599)において、複数のいわゆる「活性電極」と、基準電圧源および取得回路を含む制御ユニットとを備える試験的EIT測定システムを記載している。活性電極は各々、取得システムによって制御される、電圧バッファ、1組のスイッチ、およびスイッチ論理ユニットを備える。電極の近くで、電流源、電圧バッファ、および1組のスイッチが接続される。これらの手段により、電極は多機能となる。
リゴーでは、電極のスイッチ論理ユニットはデータラインに並列接続される。このため、各電極は、適切なアドレス指定、デジタル保存、および同期化を必要とする。各電極は一意的なアドレスを有する必要があるため、この目的のために、プログラム可能なマイクロチップまたは特殊な配線によるアドレス指定を使用しなければならない。これは、電極用の制御回路の製造を高価にする。
リゴーが提案した解決策は、すべての電極が常に良好に機能している、ということを仮定している。彼らの論文には、電極の適正な機能をチェックすることは開示されていない。また、皮膚と良好に接触していない電極を識別する方法は述べられていない。しかしながら、皮膚との接触が不良である、適正に機能していない電極は、結果に悪影響を与えるため、勘案する必要がある。
リゴーでは、2つの電極の差動電圧が、次のローパスフィルタを用いてハードウェア復調器に配線結合されている。これは、復調が迅速であるという利点を有する。欠点は、アナログ復調器のハードウェア実現化が高価であり、柔軟性に欠ける、ということである。
リゴーが開示した装置は、電極と同数の電流源を含む。これらの電流源は、中央コンピュータによってオンおよびオフに切換えられる。理論上および事実上、2つ以上の電流源が同時に活性となる場合があり、それにより、命を脅かすおそれのあるレベルの電流を注入する。リゴーは、分布された電極構成において電流の同時注入を防止する方法を何ら開示していない。
ヨーク(York)らにより「本質的に安全な電気断層撮影システム」(An Intrinsically Safe Electrical Tomography System)、インダストリアル・エレクトロニクス(Industrial Electronics)、2003、ISIE’03、2003 IEEE国際シンポジウム、2003年6月9〜11日、第2巻、946〜951頁、および/または「加圧濾過を監視するためのプロセス断層撮影に向けて」(Towards Process Tomography for Monitoring Pressure Filtration)、IEEEセンサーズジャーナル(Sensors Journal)、第5巻、第2号、2005年4月に開示されているような、加圧濾過中の進展を監視するための本質的に安全なEITの一実現化例では、通常16〜24個の複数の電極が対象物の周囲に配置され、この場合、前記対象物は、固相からの液体の分離用の化学工場における加圧濾過用の容器である。ヨークらによるこの装置では、所与の電極の電気信号を制御するために4つのリレーが割当てられ、1つは電極を電流源の正線に接続し、1つは電流源の負線に接続し、1つは電圧計の正線に接続し、1つは電圧計の負線に接続する。これら4つのリレーの制御は、それらをデイジーチェーンにおける1つの単一ビットシフトレジスタとして配置し、接続されたPCでデイジーチェーンを制御することによって行なわれる。言及された測定の遅さ、すなわち毎分約1〜2個の画像という速度は、加圧濾過プロセスを監視する目的にとっては欠点とはならない。ヨークらが記載したEITシステムは加圧濾過中の進展の監視以外の目的に容易に適用され得る、ということが述べられているが、前記システムを医療用途に適用した場合、多くの問題が生じるであろう。理由のうちのいくつかは、以下のとおりである:(a)電圧測定用増幅器と電極との間の大きな距離(通常50メートル)が、干渉およびノイズに関する問題を引き起こす;(b)生体での変化ははるかにより迅速な速度(たとえば呼吸数または心拍数)で起こるため、低い画像速度は受け入れられない;および(c)ヨークが使用する電気機械式リレーの寿命は、部品の機械的使用により、通常500万周期に限定されており、それは医療測定には受け入れられない。
米国出願第2005/0059901 A1号は、周波数領域での測定の信頼性を向上させる方法を開示している。この方法は、最適な信号対ノイズ比を提供する注入電流の周波数を探すことを提案している。それは、電極が皮膚と接触しないかもしれないということを考慮していない。前記開示された方法はしたがって、電極が皮膚と接触していない場合には機能しないであろう。
接触インピーダンスは、測定された電圧および電流の商として算出され得る、ということは公知である。しかしながら、そのような測定は、信頼できるEIT画像を得るために電極がいつ十分に接触しているかを判断する手助けにはならない。予想されるインピーダンスとの比較も役に立たない。なぜなら、電流注入装置はその動作範囲を超えて測定アーチファクトを誘発するかもしれないためである。
不良の電極をグラフィカルユーザインターフェイス上に表示すること、および/またはユーザに状況を知らせるために警告音を作動させることが、これまで提案されてきた。これらの装置はいずれも、誤解を招くおそれがある画像の算出を防止しない。
現在のEITシステムの別の欠点は、高いコストである。EITシステムは、測定値に内在するノイズを平均化するために、各電極についての電圧を別個に測定する。そのような実現化は、電極と同じ数の測定チャネルを必要とするため、かなり高価である。はるかにより安価な一実現化例は、胸の周囲で電圧を1つずつ測定すること、すなわち多重化を採用することであろう。この手法は当該技術分野において公知であり、高価な差動増幅器および迅速なアナログ−デジタル変換器といった重要なリソースの共有を可能にする。しかしながら、測定値には平均化によって排除可能な著しいノイズがある。この理由により、測定時間を最大化することが有利である。たとえば、電極のうちの1つが不良である場合、そのような不良電極に割当てられた時間は完全に浪費される。機能している電極用の時間を最大化するために、機能していない電極を測定シーケンスから除外する方法を有することが、非常に有利であろう。
接触していない電極が存在する場合に信頼できるEIT画像を提供できる装置はまだ記載されておらず、このため現在利用可能ではない。上述の理由により、画像の誤った解釈および不適切な治療を避けるために、そのような頑強な装置に対する明らかな要望が存在する。
発明の目的
したがって、この発明の目的は、低コストで製造可能な信頼できる電極アセンブリを提供することである。別の目的は、事前のアドレス指定および高価な電子部品を必要としない、電極用のアセンブリ回路を提供することである。さらに別の目的は、機能していない電極を測定シーケンスから除外可能な装置および方法を提案することである。別の目的は、機能していない、または機能不良の電極による誤ったデータが存在する場合に、信頼できるEIT画像を作成する装置および方法を提供することである。別の目的は、特に肺および心臓の診察のために信頼できるEIT画像を作成する装置および方法を提供することである。別の目的は、特に診察のためにEIT法の汎用性を高めることである。さらに、別の目的は、電流注入のパターンおよび電圧読出のパターンを独立して制御することである。
発明の説明
上述の目的は、この発明の請求項1および請求項13に記載の電極と、請求項16に記載のベルト状装置と、請求項25に記載の方法とによって解決される。
この発明のEIT走査装置用の電極アセンブリは、
電極と、
電流供給ユニットと、
電圧バッファユニットと、
スイッチ論理ユニットと、
電流供給ユニットおよび電圧バッファユニットを電極と接続するためのラインと、
電流供給ユニットおよび電圧バッファユニットをスイッチ論理ユニットと接続するためのラインとを含み、
スイッチ論理ユニットは、スイッチ論理ユニットから受信したデータに従って、すなわち基づいて、電流供給ユニットおよび電圧バッファユニットを作動させるためのスイッチと接触しており、
電極アセンブリは、スイッチ論理ユニットが、第1のシフトレジスタの少なくとも1つの素子と、第2のシフトレジスタの少なくとも1つの素子とを含むことを特徴とする。
有利には、この電極アセンブリ構成は、たとえばベルト状構造上に整列された複数の電極の順次起動を可能にする。電極がマイクロプロセッサによってアドレス指定される特定のアドレスを各電極に提供する必要はない。個別のアドレスがないため、電極ドライバの製造コストは低く保たれ得る。したがって、使い捨ての電極およびベルト状構造の生産が可能になる。
一方の要素が第1のシフトレジスタの(すなわち、第1のデイジーチェーンの)一部であり、一方の素子が第2のシフトレジスタの(すなわち、第2のデイジーチェーンの)一部である、少なくとも2つのシフトレジスタ素子により、スイッチ論理ユニットは2つの異なるコマンド構造を異なる間隔で進めることを可能にする。これは、この発明によって、第1の電流注入コマンド構造が第1の間隔でトリガされ、第2の測定コマンド構造が好ましくはより迅速な第2の間隔でトリガされて、特定の電流印加構成中の多くの測定を可能にする、という有利な状況をもたらす。
人体の異なる対象領域の監視は、異なる電流注入および電圧読出のパターンを必要とする場合がある。前胸壁の直近に位置する心臓を監視するには、たとえば、主として心臓の近傍に電流注入を適用し、背部では電流を注入しないことが有利である。同時に、結果として生じる電圧は、すべての電極を用いて測定されるべきである。これは、少なくとも2つのシフトレジスタを有する電極アセンブリ設計により可能である。それに比べ、たった1つのパターンの電流注入および電圧読出は、単一のシフトレジスタを介して(すなわち、1つのデイジーチェーンを介して)動かされ得る。
二重のシフトレジスタ構成は、不良電極が存在する場合、測定の時間効率をより良くする。1つの電極が故障している場合、電流注入電極を切換えることなく、この不良電極を迅速に巡回し、それによりそれを効果的に抜かして次の電極へと測定を進めることが有利である。これは、この発明による2つのシフトレジスタ構成によって可能となる。これに対し、上に引用されたようなヨークらによる公知の装置では、走査パターン全体を何度も再ロードする必要がある。同時に、より多い量の測定値が不良である。
この発明の電極アセンブリの二重シフトレジスタ構成は、電気機械式リレーを使用する従来のシステムよりもはるかに速く(通常、1000倍速く)、通常、16個の電極のシステムでは30秒ごとに1つの画像フレームをもたらす。
好ましくは、第1のシフトレジスタの前記少なくとも1つの素子および第2のシフトレジスタの前記少なくとも1つの素子(すなわち、シフトレジスタの素子)は、2つの異なるクロック、クロック速度、および/またはクロックラインによって制御される。
好ましくは、第1のシフトレジスタの前記少なくとも1つの素子および第2のシフトレジスタの前記少なくとも1つの素子は、電極の直近に、好ましくは1センチメートル以内に、より好ましくは電極上に直接、位置する。
好ましくは、シフトレジスタの少なくとも1つの素子はフリップフロップである。より好ましくは、シフトレジスタの少なくとも1つの素子は2ビットフリップフロップである。2ビットフリップフロップは、コマンド構造において最大4つの異なる設定を割当てることを可能にする。有利には、2ビットフリップフロップは、2つの並列フリップフロップ、特に2つのエッジトリガ型Dフリップフロップまたは2つのマスタースレーブDフリップフロップで構成される。
好ましくは、スイッチ論理ユニットは、少なくとも第1のスイッチを介して電流供給ユニットを電極と接続するための第1のシフトレジスタの少なくとも1つの素子、たとえばフリップフロップと、少なくとも第2のスイッチを介して電圧バッファユニットをアナログラインA1およびA2と接続するための第2のシフトレジスタの少なくとも1つの素子、たとえばフリップフロップとを含む。
好ましくは、電極を基準電位と、たとえば、必要であると考えられ、装置によって提供される接地または任意の他の電圧レベルと接続するために、第1のシフトレジスタの少なくとも1つの素子によって制御される第3のスイッチが設けられる。この接地は、定電圧である必要はない。それは、たとえば交流電圧であってもよい。
好ましくは、第1のシフトレジスタの少なくとも1つの素子(たとえば、2ビットフリップフロップ)は、第1および第3のスイッチと接続されている。これにより、選択された任意の電極対に対し、注入電流回路を、注入源と基準電圧、たとえば接地との間で閉じることができる。
好ましくは、電圧バッファユニットは、第1および第2の電圧バッファと、第1および第2の電圧バッファのうちの一方または双方を第1および第2のアナログラインA1およびA2にそれぞれ接続するための前記第2のスイッチおよび第4のスイッチとを含む。これにより、選択された任意の電極対間で、電圧差、ひいては電圧が測定可能である。
好ましくは、第2のシフトレジスタの少なくとも1つの素子(たとえば、2ビットフリップフロップ)は、第2および第4のスイッチと接続されている。
個々のスイッチの作動は、異なる測定パターンが実現され得るという利点を有する。1つの好ましいパターンは、複数の電極対間の電圧降下を時計回りまたは反時計回りに測定することである。好ましくは、前記複数の電極対は、測定平面における円の中心からの角度として測定される場合、互いから少なくとも60度離れている。いずれの場合も、複数の電極対は、たとえば隣接する電極の複数の対であってもよい。
電圧読出シーケンスとは異なり得る電流注入パターンを選択できるということは、特に有利である。1つの重要な用途は、不良電極を測定から除外し、測定用に節約された時間を適正に機能する電極に再割当てすることである。この発明のアセンブリの別の用途は、特定の器官、たとえば心臓に分析を集中させることである。すべての電極の測定値を考慮しながら、心臓に近い電極に電流注入が集中される。さらに別の用途は、ある所与の電流注入パターンで、次の走査における異なる電圧パターンを測定することである。そのような第2の測定走査は、後の分析段階におけるノイズ低減手法にとって役立つ、本質的に独立した1組の測定値を作り出す。
好ましくは、通常正弦波である基準信号ラインを電流供給ユニットと接続するために、さらに別のまたは第5のスイッチが設けられる。(実際には第1のスイッチの設定に対応する)第5のスイッチの設定は、選択された電極に正弦波が印加されるかどうかを判断する。正弦波は、注入電流の振幅および周波数を決定する。正弦波の周波数は、電圧測定値の選択された周波数を構成する。
好ましくは、電流供給ユニット、電圧バッファユニット、第1のシフトレジスタの少なくとも1つの素子、第2のシフトレジスタの少なくとも1つの素子、および/またはスイッチは、集積回路に集積される。すなわち、集積回路として設計される。好ましくは、シフトレジスタの素子(すなわち、少なくとも、第1のシフトレジスタの少なくとも1つの素子および第2のシフトレジスタの少なくとも1つの素子)が、集積回路に集積される。そのような集積回路は、各電極の上またはその直近に搭載されるのに十分なほど小さい。
好ましくは、集積回路は、電極上に配置され、または電極に取付けられる。これは、複数の電極アセンブリを含むベルト状構成の最適に小型の設計を可能にする。
有利には、安全性ユニット、たとえば比較器回路が設けられ、それは、第2の電流源の両端の電圧降下を測定するために、前記第2の電流源と接続している。この安全性回路は、注入された電流(すなわち、検査されるサンプルまたは身体を通過する全電流の合計)が予め定められた最大しきい値レベルを超えて増加する状況を防止できる制御機能を有する。このため、危険なほど高い注入電流レベルが回避される。
好ましくは、安全性ユニットは少なくとも抵抗器とスイッチとを含み、スイッチはスイッチ論理ユニットと接触しており、スイッチは、電極が注入電極として作用している場合はいつでも、抵抗器を介して第2の電流源を接地に接続するよう制御可能である。
好ましくは、測定された電圧は、復調前にデジタルフォーマットに変換される。このため、復調前にA/D変換が起こる。これは、測定された信号が、復調前に修正されることなく直接分析され、評価され得るという利点を有する。
この発明の代替的なEIT走査装置用の電極アセンブリは、
電極と、
電流供給ユニットと、
電圧バッファユニットと、
スイッチ論理ユニットと、
電流供給ユニットおよび電圧バッファユニットを電極と接続するためのラインと、
電流供給ユニットおよび電圧バッファユニットをスイッチ論理ユニットと接続するためのラインとを含み、
スイッチ論理ユニットは、スイッチ論理ユニットから受信したデータに従って電流供給ユニットおよび電圧バッファユニットを作動させるためのスイッチと接触しており、
電極アセンブリは、安全性ユニット、たとえば比較器回路が設けられ、それは、第2の電流源の両端の電圧降下を測定するために、前記第2の電流源と接続していることを特徴とする。
有利には、この電極アセンブリは、複数の同一の電極アセンブリと組合せて使用する場合、電流を1つの注入電極に1度だけ注入することによるEIT測定の安全な実行を可能にする。何らかのエラーのためにいくつかの電極が注入電極として作用する場合、患者が電流にさらされる危険が高くなりすぎる。この場合、第2の電流源の両端の電圧降下が、予め定められたしきい値レベル未満に低下する。この時点で、予防措置として、安全性回路のスイッチが起動され、すべての電流注入が停止される。
好ましくは、スイッチ論理ユニットは、第1のシフトレジスタの少なくとも1つの素子、たとえばフリップフロップと、第2のシフトレジスタの少なくとも1つの素子、たとえばフリップフロップとを含む。
好ましくは、この代替的な電極アセンブリは、任意の他の電極アセンブリに対し、ここに開示された好ましい特徴のいずれかを単独でまたは組合せて含む。
この発明のベルト状装置は、支持ストラップ要素上に間隔をあけた関係で配置された複数の前記電極アセンブリを含み、前記支持ストラップ要素は、複数の電極アセンブリの電流供給ユニット、電圧バッファユニット、およびスイッチ論理ユニットを制御回路と接続するための接続ラインも含む。そのようなベルト状装置は安価で製造され得る。したがって、使い捨て可能な装置として使用されてもよい。
好ましくは、隣接する電極アセンブリのスイッチ論理ユニットは、互いに直列接続されている。
好ましくは、異なる電極アセンブリの電流供給ユニットおよび電圧バッファユニットは、互いに並列接続されている。
好ましくは、ベルト状装置には、複数の注入電流源による同時電流注入を検出するために、第2の電流源をすべての電極と接続する安全性接続ラインが設けられる。この安全性ラインは、注入された電流が予め定められた最大しきい値レベルを超えて増加する状況を防止できる制御機能を有する。このため、危険なほど高い注入電流レベルが回避される。
好ましくは、走査ユニットと、測定ユニットと、支援機能ユニットと、計算ユニットとを含む制御回路が設けられ、前記ユニットは、接続ラインを介して電極アセンブリと接触している。
好ましくは、測定ユニットは、第1および第2の差動増幅器と、前記第1および第2の差動増幅器に接続された第1および第2のA/D変換器とを含む。これにより、一方の増幅器が小さい電圧差を正確に測定でき、他方の増幅器が高い電圧差を正確に測定できる。検査されるサンプル、すなわち身体の伝導度は比較的良好なため、通常、小さい電圧差が予想され、たとえば比較的高い利得を有する第1の増幅器で測定される。しかしながら、対のうちの一方または双方の電極が不良である場合、予想される電圧差は大きく、たとえば比較的低い利得を有する第2の増幅器によって確実に判断され得る。
好ましくは、前記第1および第2の差動増幅器は、2つの異なる利得を含み、好ましくは、第1の増幅器は、100〜1000の範囲の利得を有し、第2の増幅器は1〜100の範囲の利得を有する。
好ましくは、走査ユニットは、第1のシフトレジスタの少なくとも1つの素子および第2のシフトレジスタの少なくとも1つの素子を制御するためのデータ信号と、第1のシフトレジスタの少なくとも1つの素子および第2のシフトレジスタの少なくとも1つの素子をクロック制御するためのクロック信号とを提供するために設計される。
好ましくは、第1のシフトレジスタの少なくとも1つの素子および第2のシフトレジスタの少なくとも1つの素子は、2つの異なる間隔でクロック制御される。したがって、スイッチ論理ユニットは、2つの異なるコマンド構造を異なる間隔でトリガできる。
好ましくは、支援機能ユニットは、注入電流源用の供給電圧および基準信号を提供するために設計される。
より好ましくは、支援機能ユニットは、注入電流源用の供給電圧、基準信号、および励起信号を提供するために設計される。
好ましくは、計算ユニットは測定ユニットに接続されており、測定ユニットから受信したデータを用いて所望のEIT走査画像を計算するために設計される。
この発明のEIT走査システムは、上述のようなベルト状装置と、制御回路に接続された画像算出装置とを含む。
この発明のEIT画像を測定する方法は、間隔をあけた関係で配置された複数の電極アセンブリの使用を含み、各電極アセンブリは、
電極と、
電流供給ユニットと、
電圧バッファユニットと、
スイッチ論理ユニットと、
電流供給ユニットおよび電圧バッファユニットを電極と接続するためのラインと、
電流供給ユニットおよび電圧バッファユニットをスイッチ論理ユニットと接続するためのラインとを含み、
スイッチ論理ユニットは、スイッチ論理ユニットから受信したデータに従って電流供給ユニットおよび電圧バッファユニットを作動させるためのスイッチと接触しており、
複数の電極アセンブリは、電流供給ユニット、電圧バッファユニット、およびスイッチ論理ユニットを制御回路と接続するための接続ラインによって接続され、
前記方法は、スイッチ論理が、第1のシフトレジスタの少なくとも1つの素子(27)と第2のシフトレジスタの少なくとも1つの素子(29)とで制御されることを特徴とする。オプションで、前記方法はさらに、電極による電流注入が、1度に2つ以上の電極を介した同時電流注入を防止するための安全性回路によって制御されることを特徴とする。
代替的な一実施例によれば、この発明のEIT画像を測定する方法は、間隔をあけた関係で配置された複数の電極アセンブリの使用を含み、各電極アセンブリは、
電極と、
電流供給ユニットと、
電圧バッファユニットと、
スイッチ論理ユニットと、
電流供給ユニットおよび電圧バッファユニットを電極と接続するためのラインと、
電流供給ユニットおよび電圧バッファユニットをスイッチ論理ユニットと接続するためのラインとを含み、
スイッチ論理ユニットは、スイッチ論理ユニットから受信したデータに従って電流供給ユニットおよび電圧バッファユニットを作動させるためのスイッチと接触しており、
複数の電極アセンブリは、電流供給ユニット、電圧バッファユニット、およびスイッチ論理ユニットを制御回路と接続するための接続ラインによって接続され、
前記方法は、電極による電流注入が、1度に2つ以上の電極を介した同時電流注入を防止するための安全性回路によって制御されることを特徴とする。オプションで、前記方法はさらに、スイッチ論理が、第1のシフトレジスタの少なくとも1つの素子(27)と第2のシフトレジスタの少なくとも1つの素子(29)とで制御されることを特徴とする。
双方の前記方法は、EIT測定の安全で確実な適用を可能にする。スイッチ論理は、1度に1つの単一電極が注入電極として作用するような測定の制御を可能にする。安全性回路は、不良の電極アセンブリまたは制御回路によって2つ以上の電極が電流注入電極として同時に作用する場合に、すべての電流注入が停止されることを確実にするよう、さらなるセキュリティを提供する。
好ましくは、前記第1のシフトレジスタ(27)および前記第2のシフトレジスタ(29)の各々は、異なるクロック、異なるクロック速度、または異なるクロックラインによって制御される。
好ましくは、前記安全性回路は、上述のような安全性ユニット(22)を含む。
好ましくは、安全性ユニットは少なくとも抵抗器とスイッチとを含み、スイッチはスイッチ論理ユニットと接触しており、スイッチは、電極が注入電極として作用している場合はいつでも、第2の電流源を抵抗器に接続するよう制御可能である。
発明の詳細な説明
従来のEITシステムと同様に、電流が注入されて電界を構築し、次にこの電界が、胸の周囲に配置された複数の電極によって測定される。最大の柔軟性を得るために、各電極は電流を注入するために使用可能である。たとえば、8個の電極の構成では、これは、8ヶ所の異なる電流注入の場所、および電流注入の各場所につき8回の測定をもたらす。通常、全部で8×8=64個の測定値が結果として生じ、以下の章で測定ベクトルbと呼ばれる。また、これに代えて、他の走査パターンでは、より多い、またはより少ない測定値が結果として生じてもよい。
この発明では、患者の胸部の周囲のベルト状構造上に、複数の電極が配置される。そのようなベルトの両端は、固定長または可変長で、コネクタにおいて接合される。コネクタは好ましくは、たとえば歪ゲージを用いてベルトの伸びを測定する。次に、ベルト状構造の伸縮力が、接触不良の電極についての情報とともにユーザに有利に提供される。後者は、以下のように測定される。
患者の胸の周囲の同じベルト状構造上に搭載された複数の電流源が、RMSが1〜10mA、好ましくは5〜10mAのAC電流を、50kHz〜200kHzの周波数で印加する。注入電流源は、電圧制御された高出力インピーダンスの電流源である。電極のうちの1つは、接地電極、基準電位、または電流シンクとして作用する。電極と皮膚との間の可変接触インピーダンスを介して電流を駆動するために、各電流源は閉ループ制御モードで動作している。その結果、時間的に変化する異なる電極−皮膚インピーダンスに対処するように、出力電圧が変化するであろう。正常動作では、この電圧は通常、供給電圧の50%未満であろう。電流源が予め設定された電流を身体を通るように駆動できない場合、それは、通常供給電圧の80%よりも高い、供給電圧に近い電圧を出力するであろう。この発明の一局面によれば、好ましくはすべての電極の第1の完全走査で、すべての電極上のすべての電圧が測定される。この目的のため、電極上に配置された電圧バッファが使用可能である。それらは測定された電圧をアナログ測定ユニットに伝え、それは、測定された電圧に従って、特定の電極が適正に機能しているか否かを判断する。
たとえば8個の電極が胸の周囲に配置されている場合、各電極の接触品質を評価するために8回の測定が必要となるであろう。ある電極が皮膚と十分に接触していない場合、対応する電流源は設定された電流を身体を通るように駆動できず、電極の電圧は供給電圧に近づくであろう。対応する電流シンク(基準電位)電極が良好に接触していない場合も、同様である。このため、所与の電極対の両端で、測定された電圧があるしきい値、通常供給電圧の80%よりも高い場合、2つの電極のうちの一方が機能していないと指定され得る。前記しきい値は、検査される身体と無関係である。それは電極−皮膚インピーダンスと無関係であり、電力供給能力の関数にすぎない。2つの電極のうちのどちらが、またはおそらくは双方が、高い電圧測定値をもたらし、ひいては良好に接触していないのかが不明なため、双方の電極が独立した電極に接続された状態で評価手順を繰返す必要がある。そのような手順は、典型的なEIT走査において、すなわち、隣接し合う電極であるかまたは測定すべき2つの電極間の任意の数の電極を抜かした電極である2つの電流注入電極を、総当たりパターンで身体中を動かす場合において、暗示される。このため、EIT測定の開始時に、適正に機能していない電極をすべて選別することが可能である。接触不良を2回起こした各電極は、「機能していない」として安全に指定され得る。次の段階で、機能していない電極で測定されたすべての値が、さらなる分析から除外される。
多数の電流源を介したAC電流の偶発的注入を防止するために、オプションの安全性接続部が実現される。この安全性接続部は、通常2mAの別個のDCまたはAC電流源によって供給される(図7を比較)。各電極上で、基板搭載AC電流源を制御するスイッチが、たとえば1kオームの抵抗器を安全性ラインに接続する別のスイッチと接続され得る(図5)。電極の機能がAC電流を注入することである場合、この第2のスイッチは抵抗器を安全性接続部に接続し、それによりDC電流をすべて流し出す。第2の電極が偶然にAC電流を同時に注入しようとした場合、DC電流もこの第2の電極によって分流されるであろう。その結果、安全性接続部の電圧は50%、たとえば2ボルトから1ボルトに降下するであろう。中央制御ユニットは好ましくは、この電圧をチェックするよう設計されており、電圧が1ボルト以下に降下した場合、すべての電極への供給をオフに切換え、それにより危険なほど高いAC電流の注入を防止する。
身体区分のインピーダンスマップを再構成する問題は、好ましくは、当該技術分野において公知の手法である有限要素法(Finite Element Method:FEM)を用いることによって解決される。FEMは三角形メッシュを用いて対象空間または表面を説明し、次に問題の物理特性がメッシュに適用され、問題はある境界条件を用いることによって解決される(すなわち、メッシュを無限の空間に拡張することはできないため、調査される対象媒体にメッシュを制限し、メッシュの境界で何が起こるかを説明する必要がある)。
EITの順問題は、所与の1組の電流注入電極および所与の伝導度分布について、電圧測定電極で電位を計算することである。
通常、EIT順問題について、再構成問題は、
によって解かれ、式中、Yは伝導度sに依存するコンダクタンス行列であり、Vは1組の電圧分布であり、Cは1組の印加電流である。
媒体境界の、演算子Dが導入された所与の場所(すなわち電極)でのみ、電圧を測定できると仮定する。それは、所与のシステムおよび走査パターンに対応する電圧測定値のベクトルを返す。
測定値の所与の変化Δvに対し、伝導度の変化Δσが得られる。画像再構成プロセスでは、意図は、測定値の所与の変化Δvから伝導度の変化Δσを求めることである。
なお、ユークリッドノルム(2乗)の使用は必須ではない。別のノルムを使用してもよい。
この段階で、再構築行列MEDは、3つの基底行列M、EおよびDを乗算することによって、およびEの正規化λ因数を変更することによって、ほぼオンザフライで算出可能である。これにより、EITシステムは、要求される画質を得るために正規化項を適応させることができる。
最適なλ因数を求める1つの方法は、(ハンセン、1998年)に記載されたようなLカーブ法であってもよい。
好ましい一実施例によれば、たとえば機能していない、またはエラーがある電極の所与の部分集合から生じるデータを除外することが有利である。この目的のため、式Iでの算出手順を再度開始することによって、および却下された電極に対応する電圧測定値のAおよびbの行列ラインを除去することによって、上述の算出が繰返される。手順の残りは、上述のものと全く同じである。
以下にこの発明を、図面を参照して説明する。
データラインおよびアナログラインを含むバスシステムを介して互いに接続された32個の単一電極と、センサベルトの一部であってもよく、またはそれと解除可能に接続されてもよい制御回路と、制御回路に接続された画像算出装置とを含む、この発明のEIT走査システムの概略図である。 電流供給ユニットと、電圧バッファユニットと、スイッチ論理ユニットとを含む、電極駆動ユニットの概略図である。 電極を電流供給ユニットまたは基準電位と接続するための1組のコマンドスイッチを有する、電流供給ユニットの図である。 第1および第2の電圧バッファと、電圧バッファをアナログサンプリングラインA1およびA2と接続するためのコマンドスイッチとを有する、電圧バッファユニットの図である。 電流供給ユニットおよび電圧バッファユニットのスイッチを制御するための2対のフリップフロップを含む、スイッチ論理ユニットの概略図である。 電流供給ユニットおよび電圧バッファユニットのスイッチを制御するための2対のフリップフロップを含むスイッチ論理ユニット、ならびにスイッチ論理に関する安全ユニットの概略図である。 すべての電極が適正に機能している元のEIT画像を示す図である。 電極1、10、および24が機能しておらず、電極1がX=1、Y=0に位置し、電極番号が反時計回りに増加している場合の画像結果を示す図である。 この発明に従った、補正された画像を示す図である。 主要構成要素、すなわち、走査ユニットと、測定ユニットと、支援機能ユニットと、計算ユニットとを示す、図1の制御回路をより詳細に示す図である。 図7の測定ユニットをより詳細に示す図である。
図1のEIT走査システム11は、通常8〜32個の複数の電極15を含み、それらは検査される人体、たとえばヒトの胸の表面上に配置され得る。各電極15は好ましくは、ユーザが患者の胸の周囲に電極15を便利に配置できるよう、ベルト13の上に搭載されている。図2に示すように、各電極15のすぐ近傍に、注入電流供給ユニット17と、電圧バッファユニット19と、スイッチ論理ユニット21と、オプションの安全性ユニット22とが配置される。これにより、電極15と、電流供給ユニット17と、電圧バッファユニット19と、スイッチ論理ユニット21とのアセンブリが、電極ドライバまたはアセンブリ31を構成する。電極ドライバ31は好ましくは、集積された電子機器33、すなわち集積回路を有する電極15として設計される。電極ドライバ31は、外部の制御回路30(図1および図2)によって制御される。注入電流供給ユニット17は好ましくは、電圧制御された高出力インピーダンスの電流源に基づいている。電流供給ユニット17は、RMSで5〜10mAの電流を、通常50kHz〜200kHzの周波数で印加する。より高い、またはより低い周波数も可能である。電圧バッファユニット19は、各電極15で電圧を直接測定し、この電圧をバスシステム25へと伝える。バスシステム25は被験者、たとえば患者の胸部の周囲に置かれ、すべての電極ドライバ31を制御回路30と接続する。
図2に示すように、外部の制御回路30は、デジタル通信データラインI0、I1、M0、M1とアナログ信号ラインA1、A2とからなる複合バス25を介して、各電極15およびその集積電子機器33と通信する。制御回路30はまた、ベルトによって加えられる力を測定するセンサ(図には図示せず)も含んでいてもよい。好ましくは、このセンサは、制御回路ボックス30に接続されたセンサベルト13の双方のアームまたは端45、47に機械的に接続する歪ゲージである。
図1は、32個の電極の構成用のその実施例における原理的設計を示す。すべての電極は、データバスラインI0、I1、M0、M1およびアナログバスラインA1、A2を介して接続される。前記バスラインによって転送されたデータにより、各電極の機能が決定され得る。好ましい実施例では、データバスは、1つの電極から次の電極へと走るデイジーチェーンとして実現される。
図5aは、デジタルフリップフロップを用いたこの発明のスイッチ論理ユニットの好ましい実現化例を示す。好ましくは、2つの2ビットフリップフロップ27、29が実現され、一方の2ビットフリップフロップ27は電極15の電流注入機能を決定し、他方の2ビットフリップフロップ29は測定機能を決定する。2つのクロック、すなわち電流注入機能用のクロックIと測定機能用のクロックMとが、走査手順を異なる速度で駆動する(図5)。クロックIはクロックMよりはるかに遅くてもよく、たとえば32個の電極を有する構成では32倍遅くてもよい。16個の機能する電極を有する場合、クロックIはクロックMより16倍遅くてもよい。32個の電極のうちn個の電極がたとえば皮膚との接触不良により機能せず、したがって測定周期において抜かされる場合、クロックIの周波数はクロックMの周波数より(32−n)倍遅くてもよい。しかしながら、特殊な走査手順については、双方のクロックが同じ速度で走ってもよく、または、クロックIは短時間、たとえば1秒の何分の1かの間、クロックMより速くなってもよい。
通常、電極ドライバ31の論理ユニット21の第1の2ビットフリップフロップ、たとえば第1の2ビットフリップフロップ27は、次の電極ドライバ上の第2の2ビットフリップフロップにカスケード接続され、そのため、第1の2ビットフリップフロップの出力は第2の2ビットフリップフロップの入力に接続される。次に、第1の2ビットフリップフロップの出力は、第1の所与の電極ドライバ用の論理信号として使用され、第2の2ビットフリップフロップの出力は、次の第2の電極ドライバ用の論理信号として使用される。このように、一系列の2ビットフリップフロップがベルト全体にわたってデイジーチェーン接続されて、大きいシフトレジスタを形成する。また、これに代えて、2ビットフリップフロップの代わりに1ビットフリップフロップが、さらにより単純なカスケード接続されたデイジーチェーンデータ伝搬回路を作成するよう機能してもよい。さらに別の代替例では、より大きいビットのフリップフロップが使用されてもよい。2ビットフリップフロップの代わりに、ラッチが、カスケード接続されたデイジーチェーンデータ伝搬回路を作成するよう機能してもよい。一般に、フリップフロップの代わりにラッチを使用することは、当該技術分野において公知である。
シフトレジスタを使用する他の可能な実現化例とは対照的に、ここでは、符号を1つの電極から他方の電極に伝搬するのに、1つのクロックサイクルしか必要ではない。次のものにカスケード接続される、各電極において符号ビットごとに1つのフリップフロップは、この発明を単純かつ頑強にする。
別の実施例では、電極から電極へと符号を伝搬するためにラッチが使用される。
好ましくは、および図5aに示すように、2つの異なるクロックサイクルが使用されてもよく、一方は注入様式用(クロックI)、他方は測定様式用(クロックM)である。このため、電極ドライバ31上の論理ユニット21の2つの2ビットフリップフロップ、すなわち、第1の2ビットフリップフロップ27と第2の2ビットフリップフロップ29とは、次の電極ドライバ上の第3および第4の2ビットフリップフロップにカスケード接続され、そのため、第1の2ビットフリップフロップの出力は第3の2ビットフリップフロップの入力に接続され、第2の2ビットフリップフロップの出力は第4の2ビットフリップフロップの入力に接続される。次に、第1および第2の2ビットフリップフロップの出力は、第1の所与の電極ドライバ用の論理信号として使用され、第3および第4のフリップフロップの出力は、次の第2の電極ドライバ用の論理信号として使用される。このように、2つの異なるクロックサイクルを有する2系列の2ビットフリップフロップが、ベルト全体にわたってデイジーチェーン接続されて、シフトレジスタを形成する。ここでも、他のタイプのフリップフロップ、またはフリップフロップの代わりにラッチが、カスケード接続されたデイジーチェーンデータ伝搬回路を作成するために使用されてもよい。
有利に使用されるフリップフロップの種類は、エッジトリガ型Dフリップフロップおよび/またはマスタースレーブDフリップフロップである。
図1および図7から、制御回路30は、複数の電極ドライバ31を相互接続するバスライン25を駆動することがわかる。支援機能ユニット35は、(例示的な本実施例では、2つの電圧供給ラインと2つの接地ラインとからなる)すべての供給電圧と、基準正弦波とを提供して電流供給ユニット17を制御し、それは各電極15上で個々の注入電流源として動作される。「安全」というラインは、さらに別の電流源(41)によって駆動される。電極ドライバ31のうちの1つがその基板搭載注入電流源を「オン」に切換えた場合、「安全」ラインは(たとえば、図5bに示すような1kオームの)抵抗器36へと切換えられる。スイッチ34および抵抗36はともに、電極ドライバ31の集積電子機器33の一部である安全性ユニット22を形成する。いくつかの電極ドライバ31が偶然にそれらの基板搭載注入電流源を同時にオンに切換えた場合、「安全」ライン上の電流はいくつかのそれぞれの抵抗器を介して分流され、その結果、「安全」ライン上の電圧はしきい値未満に降下するであろう。そのような状況は、図7に示す支援機能ユニット35によって検出され、それは、その結果、過度の電流注入を防止するように電力供給ラインを切断する。
好ましい一実施例では、各電極ドライバ31は、表1および表2に示すような異なる機能性を呈してもよい。電極ドライバ31は、注入電流源として、基準電位として作用してもよく、電極をアナログバスラインA1またはA2に接続してもよく、またはこれらの機能をすべて組合せてもよい。図3に、電流供給ユニット17の好ましい実現化例を示す。この電流供給ユニット17は、電極を注入電流源または基準電位(たとえば接地)と接続するための1組のコマンドスイッチを含む。図3に示す例示的な電流供給ユニット17は、10キロオーム(10kと表示)または82オーム(82Rと表示)の抵抗素子と、100ナノファラド(100nと表示)の静電容量を有するキャパシタとを含む。図4に、電圧バッファユニット19の好ましい実現化例を示す。この電圧バッファユニット19は、第1および第2の電圧バッファと、電極バッファをアナログサンプリングラインA1およびA2にそれぞれ接続するための2つのそれぞれのコマンドスイッチとを含む。
また、これに代えて、電極ドライバ31は、電極が受動的であるよう、すなわち、電極がすべてのアナログ信号ライン(すなわちA1、A2)および電極から切断されるように、切換えられる。
この発明の好ましい一実施例では、電極ドライバ31は、図7に示すような4つの機能ブロック、すなわち、走査ユニット23と、アナログ測定ユニット37と、支援機能ユニット35と、計算ユニット39とを含む制御回路30によって制御される。走査ユニット23は、各電極ドライバ31につき2つの2ビットコマンドを準備する。一方の2ビットコマンドは、電極ドライバ31の電流注入機能を規定し、他方の2ビットコマンドは、表1および表2に示すようなその測定機能を規定する。
たとえば、8個の電極15と毎秒20画像という画像速度とを有するシステムでは、すべての電極15が同じ量の測定時間を利用可能であると仮定すると、クロックIは160Hzで循環し、一方、クロックMは1280Hzで循環する。
32個の電極と毎秒50画像という画像速度とを有するシステムは、クロックIについては1600Hz、クロックMについては51200Hzという速度を必要とするであろう。
好ましい実施例では、クロックMの各サイクル中、アナログ測定ユニット37は2つのアナログラインA1とA2との差を増幅し、結果を第1のA/D変換器、たとえば12ビットで10メガサンプル/秒のA/D変換器(図8に示す)に転送する。また、これに代えて、より精密なA/D変換器が使用されてもよい(たとえば、16ビット)。計算ユニット(39)(図7に示す)は、当該技術分野において公知であるように、および以下の段落に示すように、0度および90度で励起信号を用いて乗算することにより、測定値を振幅および位相に復調する。
アナログ測定ユニット37はさらに、上述の第1のA/D変換器と同じ仕様であり得る第2の変換器(図8に示す)を用いて、ラインA1上の電圧を測定する。計算ユニット39は、測定値が供給電圧に近いかどうか、通常供給電圧の80%よりも大きいかどうかをチェックする。これが当てはまる場合、対応する電極は、機能していない可能性があるとしてタグ付けされる。
この発明の別の局面によれば、偶発的な複数のAC電流注入を防止するために、安全性接続部が提供される。この目的のために、DC電流源41がすべての電極15に電気的に接続される。この接続部は「安全」(図5および図7)と呼ばれる。典型的なDC電流は、2mAである。電極15の機能がAC電流を注入することとなるや否や、各電極ドライバ31上の追加のスイッチ(スイッチ6)が、抵抗器を介してこのDC電流源41を接地に接続する(図5)。この抵抗器の典型的な値は、1kオームである。電圧計、たとえば制御回路30の一部としての比較器が、結果として生じる電圧を測定する。1つの電極15が電流を注入する場合、「安全」接続部上の電圧はたとえば2ボルトである。2つ以上の電極15がAC電流の注入を開始する場合、「安全」接続部上の電圧は通常、1ボルトに降下する。好ましい実施例では、「安全」コネクタ上の電圧が、1.1〜1.9ボルトの選択されたしきい値未満、好ましくは1.5ボルト未満に降下すると、比較器は電極15へのすべての供給ラインをオフに切換え、それにより、危険なほど高いAC電流の注入を防止する。
アナログ測定ユニット37は有利には、ベルト13の2つのアーム45、47の牽引力も測定する。好ましくは、これは単純な歪ゲージによって行なわれる。このセンサのベースラインは、電流接触を改良するようにユーザに指導を提供するために使用される。この力が小さすぎる場合、ベルトはおそらく緩みすぎて、電極15は適正に接触していない。この力が強すぎる場合、患者はおそらく呼吸を制限されるであろう。この力が強すぎ、かつ電極15が依然として接触していない場合、髪または非常に乾燥した皮膚といった別の問題があるかもしれない。
作成すべきすべてのEIT画像について、制御回路30は、すべての電極15を順次用いて完全走査を行なう。たとえば、電極が8個ある場合、そのような完全走査は、電流注入の各場所につき8回の測定をもたらすであろう。前記完全走査は、電流注入電極および基準電位を印加する電極で行なわれる測定を含む、8*8=64個の測定値を生み出す。電極1が電流を注入し、電極2が基準電位を印加する第1の部分走査を、表3に示す。クロックMの8サイクル後、クロックIは1拍を提供し、その結果、電極2は電流注入電極となるであろう。クロックMの次の8サイクルで、表3に従って測定が再度循環するであろう。このパターンは、すべての電極が1度、電流注入電極として、および基準電位として機能するまで繰返される。電極が8個の場合、この走査手順は64個の測定値をもたらす。32個の電極の場合、測定値の数は1024である。これらの測定は、計算ユニット39によって作成される測定ベクトルbを構成する。この好ましい走査シーケンスは、隣接−隣接(隣接する電極上の電流注入、隣接する電極上の測定)として公知である。なお、この発明のシステムはこのシーケンスに限定されておらず、電極15の任意の組合せの選択を可能にするデイジーチェーンにより、任意の順次走査構成を実現可能である。
表3は、毎秒20画像の8電極構成の部分走査シーケンスを示す。これは、完全走査用に50msを残し、すなわち64個の測定値用に50ms、または単一の測定用に0.78125msを残す。電流注入は電極1で起こる。表3の各マス目の内容は、クロックMの異なるサイクルでの各それぞれの電極の状態を示す。電流源として作用している電極は、I源として示される。Ref−GNDという表現は、それぞれの電極が基準電位に、たとえば基準接地または交流基準電位に接続することを意味する。NOPは「無演算」を意味する。
クロックMの♯Startおよび♯0と番号づけされたサイクルは、準備サイクルである。クロックMのこれら2つのサイクルにともない、クロックIも2つのサイクル(♯Startおよび♯0)を発行する。電流注入がクロックIのサイクル♯1で始まる。これにより、電極1と電極2との間に電流が印加される。付随測定がクロックMのサイクル♯1で始まる。前記電極間に電流が印加される間、隣接する各電極対間で電圧が少なくとも1度、順次測定される(クロックMのサイクル♯1〜♯8で示す)。それから、クロックIのサイクル♯2によって示すように、次の電極、すなわち電極2が電流注入電極として接続され、そのさらに隣接する電極、すなわち電極3が基準電位に接続される。8回の順次測定の新しい一巡が、クロックMのサイクル♯9で始まる。このシーケンスは、注入電極およびそれぞれの基準電位電極として機能する隣接する各電極対について、アナログラインA1およびA2とそれぞれ接触する隣接する各電極対間の電圧差が少なくとも1度測定されるまで、繰返される(ここには図示せず)。
好ましくは、各完全走査のあと、計算ユニット39は、機能していない電極によって測定されたかもしくは機能していない電極が電流注入器または基準電位として作用した場合のすべての値を排除することによって、測定ベクトルbを修正する。この算出はベクトルbrをもたらす。計算ユニット39はさらに、機能していない電極(たとえば、接触していない、または接触不良の電極もしくは除去された電極)により無効となる測定値に対応するすべてのラインが除去された恒等行列である行列Qを作成する。brおよびQの双方は、画像算出装置43、たとえばマイクロプロセッサに転送され、それは上述のような画像再構成アルゴリズムを実現し、最終的な画像を算出する。この目的のために、式Iにおいて、bをベクトルbrに置き換え、AにQを予め乗算する。機能していない電極の数は、ベルト上で測定された力とともに表示されてもよい。この力があるしきい値未満である場合、ユーザはベルトを締めるよう指示される。この力があるしきい値よりも強い場合、ユーザはベルトを緩めるかまたはベルトを変えるよう指示される。
オプションの支援機能ユニット35は、電極ドライバ31上の注入電流源用の制御信号を提供する。各電極15は、通常周波数が50〜200kHzの正弦波である前記信号によって制御される、それ自体の電流供給ユニット17を有する。支援機能ユニット35はまた、計算ユニット39に、測定値の復調に関する情報を提供する(上記を参照)。
図示されていない別の実施例では、アナログバスは3つ以上のアナログラインを含む。たとえば、3つのアナログラインは、3つの電極の同時測定を可能にする。3つのアナログラインはまた、2つの差動電圧の同時測定も可能にする。それは1秒につきより多くの画像を測定することを可能にし、またはより長い時間にわたって信号を平均化することを可能にして、信号対ノイズ比を改良するため、これは1つの利点である。より多くのアナログラインは、より多くの同時測定を可能にし、手順をより迅速にする。
さらに別の実施例では、各電極15のスイッチ論理ユニット21のデジタル制御論理は、それがデイジーチェーンの一部として作用せず、単にデータを次の電極に転送する状態にされてもよい。このように、機能していない電極は事実上、走査手順から除外され得る。このように、1つの電極の排除はより多くの時間を他の電極上での測定用に残すため、電極の損失は時間的利点となり得る。
この発明の好ましい一実施例によれば、電極ドライバ31は、電極15の直近に、好ましくは電極自体の上に搭載された、アプリケーション特有の集積回路33に集積される。
図に示すすべてのスイッチは必ずしもそれらが図面に現れているユニットにあるとは限らず、集積回路33上の、またはより一般的には電極ドライバ31上の任意の便利な場所に配置されてもよい。
この発明を、そのある好ましい実施例を参照してかなり詳細に説明してきたが、他の実施例が可能である。したがって、添付された請求項の精神および範囲は、ここに含まれる好ましい態様の説明に限定されるべきではない。
読者の注意は、この明細書と同時に出願され、またこの明細書で公開されたすべての論文および文献に向けられており、そのようなすべての論文および文献の内容をここに引用により援用する。(添付された請求項、要約書、および図面を含む)この明細書に開示されたすべての特徴は、特に明示的に記載されない限り、同じ、均等な、または類似する目的に適う代替的な特徴によって置換えられてもよい。特に明示的に記載されない限り、開示された各特徴は、包括的な一連の均等なまたは類似する特徴の単なる一例である。
凡例
11 EIT走査システム、13 センサベルト、15 電極、17 電流供給ユニット、19 電圧バッファユニット、21 スイッチ論理ユニット、22 安全性ユニット、23 走査ユニット、25 バスシステム、27 第1のシフトレジスタの素子、ここではたとえば2ビットフリップフロップ(フリップフロップI)、29 第2のシフトレジスタの素子、ここではたとえば2ビットフリップフロップ(フリップフロップM)、30 制御回路、31 電極ドライバ(電極アセンブリ)、33 集積電子機器、すなわち集積回路(IC)、34 アナログスイッチ、35 支援機能ユニット、36 抵抗器(たとえば1kOの抵抗を有する)、37 アナログ測定ユニット、39 計算ユニット、41 さらに別の電流源、安全性接続部用の電流源、43 画像算出装置、45、47 ベルト端。

Claims (27)

  1. EIT走査装置(11)用の電極アセンブリであって、
    電極(15)と、
    電流供給ユニット(17)と、
    電圧バッファユニット(19)と、
    スイッチ論理ユニット(21)と、
    電流供給ユニット(17)および電圧バッファユニット(19)を電極(15)と接続するためのラインと、
    電流供給ユニット(17)および電圧バッファユニット(19)をスイッチ論理ユニット(21)と接続するためのラインとを含み、
    スイッチ論理ユニット(21)は、スイッチ論理ユニット(21)から受信したデータに従って電流供給ユニット(17)および電圧バッファユニット(19)を作動させるためのスイッチと接触しており、
    前記電極アセンブリは、スイッチ論理ユニット(21)が、第1のシフトレジスタの少なくとも1つの素子(27)と、第2のシフトレジスタの少なくとも1つの素子(29)とを含むことを特徴とする、電極アセンブリ。
  2. シフトレジスタの素子(27、29)は、2つの異なるクロック、クロック速度、および/またはクロックラインによって制御されることを特徴とする、請求項1に記載の電極アセンブリ。
  3. シフトレジスタの素子(27、29)は、電極の直近に位置することを特徴とする、前述の請求項のいずれかに記載の電極アセンブリ。
  4. 第1のシフトレジスタの少なくとも1つの素子(27)および/または第2のシフトレジスタの少なくとも1つの素子(29)は、フリップフロップ、好ましくは2ビットフリップフロップであることを特徴とする、前述の請求項のいずれかに記載の電極アセンブリ。
  5. スイッチ論理ユニット(21)は、少なくとも第1のスイッチを介して電流供給ユニット(17)を電極(15)と接続するための第1のシフトレジスタの少なくとも1つの素子と、少なくとも第2のスイッチを介して電圧バッファユニット(19)をアナログラインA1、A2と接続するための第2のシフトレジスタの少なくとも1つの素子(29)とを含むことを特徴とする、前述の請求項のいずれかに記載の電極アセンブリ。
  6. 電極(15)を基準電位と接続するために、第1のシフトレジスタの素子(27)によって制御される第3のスイッチが設けられることを特徴とする、請求項5に記載の電極アセンブリ。
  7. 第1のシフトレジスタの少なくとも1つの素子(27)は、第1および第3のスイッチと接続されていることを特徴とする、前述の請求項のいずれかに記載の電極アセンブリ。
  8. 電圧バッファユニット(19)は、第1および第2の電圧バッファと、第1および第2の電圧バッファのうちの一方または双方を第1および第2のアナログラインA1およびA2にそれぞれ接続するための前記第2のスイッチおよび第4のスイッチとを含むことを特徴とする、請求項5〜7のいずれかに記載の電極アセンブリ。
  9. 第2のシフトレジスタの少なくとも1つの素子(29)は、第2および第4のスイッチと接続されていることを特徴とする、請求項8に記載の電極アセンブリ。
  10. 通常正弦波である基準信号ラインを電流供給ユニット(17)と接続するために、さらに別のまたは第5のスイッチが設けられることを特徴とする、前述の請求項のいずれかに記載の電極アセンブリ。
  11. 電流供給ユニット(17)と、電圧バッファユニット(19)と、シフトレジスタの素子(27、29)と、スイッチとは、集積回路(33)に集積されることを特徴とする、前述の請求項のいずれかに記載の電極アセンブリ。
  12. 集積回路(33)は、電極(15)上に配置され、または電極(15)に取付けられることを特徴とする、請求項11に記載の電極アセンブリ。
  13. 安全性ユニット(22)、たとえば比較器回路が設けられ、それは、第2の電流源(41)の両端の電圧降下を測定するために、前記第2の電流源(41)と接続していることを特徴とする、前述の請求項のいずれかに記載の電極アセンブリ。
  14. 安全性ユニット(22)は少なくとも抵抗器とスイッチとを含み、スイッチはスイッチ論理ユニット(21)と接触しており、スイッチは、電極(15)が注入電極として作用している場合はいつでも、第2の電流源(41)を抵抗器に接続するよう制御可能であることを特徴とする、請求項13に記載の電極アセンブリ。
  15. 支持ストラップ要素上に間隔をあけた関係で配置された請求項1〜14に記載の複数の電極アセンブリ(31)を含むベルト状装置(13)であって、前記支持ストラップ要素は、複数の電極アセンブリ(31)の電流供給ユニット(17)、電圧バッファユニット(19)、およびスイッチ論理ユニット(21)を制御回路(30)と接続するための接続ライン(25)も含む、ベルト状装置。
  16. 隣接する電極アセンブリ(31)のスイッチ論理ユニット(21)は、互いに直列接続されていることを特徴とする、請求項15に記載のベルト状装置。
  17. 異なる電極アセンブリ(31)の電流供給ユニット(17)および電圧バッファユニット(19)は、互いに並列接続されていることを特徴とする、請求項15および16のいずれかに記載のベルト状装置。
  18. 複数の注入電流源(17)による同時電流注入を検出するために、第2の電流源(41)をすべての電極(15)と接続する安全性接続ラインが設けられることを特徴とする、請求項15〜17のいずれかに記載のベルト状装置。
  19. 走査ユニット(23)と、
    測定ユニット(37)と、
    支援機能ユニット(35)と、
    計算ユニット(39)とを含む制御回路(30)が設けられ、前記ユニットは、接続ライン(25)を介して電極アセンブリ(31)と接触していることを特徴とする、請求項15〜20のいずれかに記載のベルト状装置。
  20. 測定ユニットは、第1および第2の差動増幅器と、前記第1および第2の差動増幅器に接続された第1および第2のA/D変換器とを含むことを特徴とする、請求項19に記載のベルト状装置。
  21. 前記第1および第2の差動増幅器は、2つの異なる利得を含むことを特徴とする、請求項20に記載のベルト状装置。
  22. 走査ユニット(23)は、第1のシフトレジスタの少なくとも1つの素子(27)および第2のシフトレジスタの少なくとも1つの素子(29)を制御するためのデータ信号と、第1のシフトレジスタの少なくとも1つの素子(27)および第2のシフトレジスタの少なくとも1つの素子(29)をクロック制御するためのクロック信号とを提供するために設計されることを特徴とする、請求項19〜21のいずれかに記載のベルト状装置。
  23. 支援機能ユニット(35)は、注入電流源(17)用の供給電圧および基準信号を提供するために設計されることを特徴とする、請求項19〜22のいずれかに記載のベルト状装置。
  24. 間隔をあけた関係で配置された複数の電極アセンブリ(31)を用いることにより、EIT画像を測定する方法であって、各電極アセンブリは、
    電極(15)と、
    電流供給ユニット(17)と、
    電圧バッファユニット(19)と、
    スイッチ論理ユニット(21)と、
    電流供給ユニット(17)および電圧バッファユニット(19)を電極(15)と接続するためのラインと、
    電流供給ユニット(17)および電圧バッファユニット(19)をスイッチ論理ユニット(21)と接続するためのラインとを含み、
    スイッチ論理ユニット(21)は、スイッチ論理ユニット(21)から受信したデータに従って電流供給ユニット(17)および電圧バッファユニット(19)を作動させるためのスイッチと接触しており、
    複数の電極アセンブリは、電流供給ユニット(17)、電圧バッファユニット(19)、およびスイッチ論理ユニット(21)を制御回路(30)と接続するための接続ライン(25)によって接続され、
    前記方法は、スイッチ論理が、第1のシフトレジスタの少なくとも1つの素子(27)と第2のシフトレジスタの少なくとも1つの素子(29)とで制御されることを特徴とする、方法。
  25. 前記第1のシフトレジスタ(27)および前記第2のシフトレジスタ(29)の各々は、異なるクロック、異なるクロック速度、および/または異なるクロックラインによって制御されることを特徴とする、請求項24に記載の方法。
  26. 電極による電流注入は、1度に2つ以上の電極(15)を介した同時電流注入を防止するための安全性ユニット(22)によって制御されることを特徴とする、請求項24または25に記載の方法。
  27. 安全性ユニット(22)は少なくとも抵抗器とスイッチとを含み、スイッチはスイッチ論理ユニット(21)と接触しており、スイッチは、電極(15)が注入電極として作用している場合はいつでも、第2の電流源(41)を抵抗器に接続するよう制御可能であることを特徴とする、請求項26に記載の方法。
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