JP2013519827A5 - - Google Patents

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更なる実施例において、膨張機タービンは第1膨張機タービンであり且つ圧縮機タービンは第1圧縮機タービンであり、及び第1膨張機タービンは、前記第1圧縮機タービンを第1膨張機タービンに同期させて駆動するために、例えば共通の回転軸を有することにより、第1圧縮機タービンに対して機械的に接続される。
一実施例において、膨張機の出口は更なる膨張機の入口に対する膨張機流体接続を有し、及び更なる圧縮機の出口は圧縮機の入口に対する圧縮機流体接続を有する。故に、2つ以上の膨張機が直列接続され、2つ以上の圧縮機もそうである。
更なる実施例において、前記装置は、作動流体が圧縮機に進入する前に作動流体を蒸発させる更なる蒸発器を具備する。更なる蒸発器は、更なる蒸発器からの流体を圧縮機の出口からの流体に加えるために、圧縮機流体接続に対する流体接続を有する。故に、蒸発された流体は、直列接続された2つの圧縮機間に進入する。
図4におけるシステムは、2つの膨張機、7"及び2つの圧縮機9'、及び多数の熱交換器22、27、41を備えたシステムの回りにバッファタンク2を有している。膨張機及び圧縮機の第1の対は、同期駆動のために第1回転軸10'を介して接続され、及び膨張機7"及び圧縮機9'の第2の対は、同期駆動のために第2回転軸10"を介して接続されている。膨張機は、流体が膨張機から更なる膨張機7"へ流れるように管体26を介して更なる膨張機7"に接続されている。同様に、更なる圧縮機9'と圧縮機との間には、接続管6が配備されている。
ポンプ4から、作動流体は膨張機に供給され、その後に作動流体は、該流体が接続28を介してバッファタンク20に再び進入するために更なる膨張機7"、管体24、凝縮器13、管体3及び熱交換器40を通過して流れる前に、管体26及び熱交換器27に進入する。
バッファタンク20は液体分離器としても機能し、その場合に作動流体は、熱交換器22及び27における液滴に関する最小限のリスクで、流体取入部8から膨張機に進入する。
作動流体のための別個の圧縮機サイクル部は、閉サイクルであり、膨張機サイクル部との混合接続はなされていない。圧縮機サイクル部において、流体は更なる圧縮機9'から圧縮機流体接続6を通して圧縮機へ駆動され、その後に流体からの熱は、第1熱交換器22内の膨張機流体へ伝達され、前記流体からの熱はバッファタンク20内の液体に対しても熱を伝達し得る。熱交換器22の目的は、図1における先行技術システムに関しても説明されている。熱交換器22の後、圧縮機サイクル部における作動流体は管体23を通ると共に、該流体は、2つの膨張機、7"間の流体と熱的に連通している熱交換器27内へ搬送される。圧縮機流体は接続29を通りバッファタンクから出て、熱交換器40、凝縮器13b、管体31、及び熱交換器41を通り、更なる圧縮機に流入する。
熱交換器41は、装置の効率を最適化するために、液滴が更なる圧縮機9'に進入することを阻止する。これに加え、熱交換器41の効果は圧縮機からの吐出流体のより高い温度であり、これは熱交換器22及び27の効率を高めるものである。
図5は、圧縮機流体サイクル部において凝縮器13bの後の分離器15からの凝縮水に対して管体12を介して接続された追加の冷却サイクル部18aは別として、図4とほぼ同一である。管体12、凝縮器18a、及び管体17からの流体は分離器15Aにおいて蒸発して、管体14を通り、2つの圧縮機9'、間の圧縮機流体接続6における圧縮機流体と混合するために導かれる。追加の流体が管体26を介して分離器内へ供給される。
図9は、膨張機、7"が直列にではなく並列に駆動されるシステムを示している。示されたように、膨張機は、取入れシステム8から熱交換器22及び管体11を通して作動流体を受容し、及び更なる膨張機7"は、取入れシステム8から、同様の管体11'及び同様の熱交換器22'から流体を受容する。これにより、バッファタンクにおける+55℃までの低温エネルギの活用に対する可能性が与えられる。膨張機、7"からの吐出物は管体24内で互いに連結されて、更に凝縮器13aにおいて凝縮する。
図11は、バッファタンク20への入口の前の配管3内の流体に伝達される熱交換器40における圧縮機サイクル部からの余熱を使用したときにおける、膨張機及び圧縮機サイクル部のそれぞれに関する、凝縮器を有する圧縮機及び膨張機過程を示すH/logP図である。熱交換器22及び27の後における圧縮機9'、からの蒸気内の残存エネルギを利用することが、熱交換器40における凝縮器13a、13bからの戻り流体の加熱という結果になる。これにより、装置の効率が更に高められると共に、太陽熱パネルからの必要なエネルギ要求量が3〜4%だけ低減される。

Claims (18)

  1. 加熱サイクル部(5、7、24、16、4、3)を通して流体を移動させる手段(4)と、
    前記加熱サイクル部(5、7、24、16、4、3)における前記流体を加熱するための外部熱源(1、2)と、
    膨張機ハウジングの内側の第1膨張手段に面する内側面及び反対側の外側面を有する膨張機ハウジングを備える膨張機(7)であって、流体を膨張させることにより該膨張機()を駆動するために、前記外部熱源(1)により加熱された気相の流体を受容する、前記加熱サイクル部(5、7、24、16、4、3)に接続された膨張機入口を有する膨張機(7)と、
    圧縮機ハウジングの内側の第1圧縮手段に面する内側面及び反対側の外側面を有する圧縮機ハウジングを備える圧縮機(9)であって、圧縮機入口及び圧縮機出口を有し、作動流体を低圧の圧縮機入口気体から高圧の圧縮機出口気体へ圧縮するために前記膨張機(7)により駆動される圧縮機(9)と、
    前記膨張機(7)からの作動流体、又は前記圧縮機(9)からの作動流体、又は両方を、熱交換器における低温の第2流体に対するエネルギ伝達により凝縮させる凝縮器(13、13a、13b)と、
    前記凝縮器(13、13a、13b)からの作動流体を更なる熱交換器において第3流体(19)からのエネルギ伝達により蒸発させて、前記第3流体(19)における所望の冷却効果を生成するための蒸発器(18)と、を具備する冷却用装置において、
    外部熱源(1、2)は、前記膨張機(7)のハウジングの外側面に対する加熱手段の熱接触により該膨張機(7)のハウジングに対して熱を伝達すべく配備されることを特徴とする、冷却用装置。
  2. 前記外部熱源(1、2)と熱接続された液体であって、前記膨張機(7)のハウジングに対して熱を伝達するために前記膨張機(7)のハウジングの前記外側面に熱接触する液体を収容する液体バッファタンク(20)の内側に前記膨張機(7)が配備される、請求項1に記載の装置。
  3. 前記圧縮機(9)もまた前記液体バッファタンク(20)の内側に配備され、前記液体は前記圧縮機(9)のハウジングに対して熱を伝達するために前記圧縮機(9)のハウジングの前記外側面に熱接触する、請求項2に記載の装置。
  4. 前記膨張手段は膨張機タービンであり且つ前記圧縮手段は圧縮機タービンである、請求項2又は3に記載の装置。
  5. 前記バッファタンク内の前記液体から前記加熱サイクル部(5、7、24、16、4、3)内の流体へ熱を供給するために、前記バッファタンク(20)の内側に配備された第1熱交換器(22)であって、前記バッファタンク(20)内の前記液体と、前記膨張機(7)の入口への流体接続(21)とに対して熱接触する第1熱交換器(22)を更に有する、請求項4に記載の装置。
  6. 前記第1熱交換器(22)は、前記高圧の圧縮機(9)の出口気体からの熱を前記加熱サイクル部内の流体へ伝達するために、前記圧縮機(9)の出口に対する流体接続(21)も有する、請求項5に記載の装置。
  7. 前記外部熱源(1)は、前記膨張機(7)の入口の上流において前記加熱サイクル部(5、7、24、16、4、3)内の流体を加熱するために、前記第1熱交換器(22)に接続された電気ヒータを具備する、請求項6に記載の装置。
  8. 前記膨張機タービンは第1膨張機タービンであり且つ前記圧縮機タービンは第1圧縮機タービンであり、及び
    前記第1膨張機タービンは、前記第1圧縮機タービンを前記第1膨張機タービンに同期させて駆動するために、前記第1圧縮機タービンに対して機械的に接続される、請求項4乃至7のいずれか一項に記載の装置。
  9. 該装置は、第2膨張機タービン及び第2圧縮機タービンを夫々備える更なる膨張機(7")及び更なる圧縮機(9')を具備し、前記各第2タービンは、前記第1膨張機タービン及び前記第1圧縮機タービンの回転から独立したそれらの互いに同期した回転のために機械的に接続され、
    記膨張機()の出口は前記更なる膨張機(7")の入口に対する膨張機流体接続(26、27)を有し、及び前記更なる圧縮機(9')の出口は前記圧縮機()の入口に対する圧縮機流体接続(6)を有する、請求項8に記載の装置。
  10. 作動流体が圧縮機(9")に進入する前に該作動流体を蒸発させる更なる蒸発器(18a)を具備する、請求項9に記載の装置であって、
    前記更なる蒸発器(18a)は、前記更なる蒸発器(18a)からの流体を前記第1圧縮機(9')の出口からの流体に加えるために、前記圧縮機流体接続(6)に対する流体接続(14)を有する、請求項9に記載の装置。
  11. 前記加熱サイクル部(8、4、22、26、24、13、3、40)は、前記燃料タンク(20)内の液体に対する第1流体接続(8)を、前記膨張機()の入口の上流において前記液体タンク(20)内の液体から作動流体を受容するために有する、請求項2乃至10のいずれか一項に記載の装置。
  12. 前記加熱サイクル部(8、4、22、26、24、13、3、40)は、前記膨張機()の出口の下流における前記液体タンク(20)への第2流体接続(28)であって、作動流体を前記液体タンク(20)内の液体中へ戻し与える第2流体接続(28)を具備し、
    前記加熱サイクル部(8、4、22、26、24、13、3、40)は、前記液体タンク(20)の外部に更なる熱交換器(40)を具備し、
    前記熱交換器(40)は、一方の側において、前記第2流体接続(28)を介して前記燃料タンク(20)に接続され、及び他方の側において、前記圧縮機()の出口からの作動流体から、前記加熱サイクル部(8、4、22、26、24、13、3、40)の作動流体が前記液体タンク(20)に再進入する前に該作動流体に対して熱を伝達するために、前記圧縮機()の出口に至る更なる流体接続(29)を有する、請求項11に記載の装置。
  13. 該装置は、前記膨張機()の出口からの作動流体を凝縮するための第1凝縮器(13a)と、前記圧縮機()の出口からの作動流体を凝縮するための第2凝縮器(13b)とを含み、
    前記更なる熱交換器(40)は、前記第1凝縮器(13a)の下流で且つ前記第2凝縮器(13b)の上流に配備される、請求項12に記載の装置。
  14. 前記液体タンク(20)に対する流体接続(1a、1b)であって、太陽熱式加熱パネルからの加熱された液体を前記タンク(20)に供給するための流体接続(1a、1b)を備える太陽熱式加熱パネルを前記外部熱源(1)が具備するか、又は
    前記液体タンク(20)の内側の熱交換器(42)であって、前記太陽熱式加熱パネルの流体から熱を前記液体タンク(20)内の液体へ伝達するための熱交換器(32)に対する液体接続を前記太陽熱パネルが有する、請求項2乃至13のいずれか一項に記載の装置。
  15. 前記外部熱源は、燃焼機関からの余熱、又は燃焼機関からの排気ガスの熱、又は両方を含む、請求項2乃至14のいずれか一項に記載の装置。
  16. 前記燃焼機関は、車両の一部としてのモータであると共に、該車両の推進手段に接続されるモータである、請求項15に記載の装置。
  17. 車両と組み合わされた請求項16に記載の装置であって、
    前記膨張機は、発電機を駆動して電力を生成するために前記発電機に接続されたタービンを具備し、
    前記発電機は電気モータに対して電気的に接続され、
    前記電気モータは、前記発電機により生成された電力により前記推進手段を駆動するために前記推進手段に接続される、装置。
  18. 蒸留水を生成する、請求項1乃至17のいずれか一項に記載の装置の使用方法。
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