JP2013518876A - 新規中間体を使用したボリコナゾールの製造方法 - Google Patents

新規中間体を使用したボリコナゾールの製造方法 Download PDF

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Abstract

化学式1で示されるボリコナゾールの製造方法を提供する。特に、化学式1で表されるボリコナゾールの製造方法は、化学式4で表されるケトン誘導体と、化学式5で表されるピリミジン誘導体とのReformatsky型カップリング反応を行い、化学式3で表される化合物を得ること;置換基ハロおよびオキシスルホニルを水素供与体と反応させ、化学式2で表されるラセミボリコナゾールを得ること;およびそこへ光学活性な酸を添加することによってラセミボリコナゾールの光学的分離を行い、高い費用効果および高収率で、高い光学純度を有するボリコナゾールを得ること、を含む。

Description

本発明は、新規のボリコナゾール製造方法に関する。特に、本発明は、以下の化学式1で示されるボリコナゾールの製造方法に関し、これは以下を含む:以下の化学式4で示されるケトン誘導体を、以下の化学式5で示される新規のピリミジン誘導体と反応させて、以下の化学式3で示される新規のボリコナゾール中間体を得る;化学式3で表される中間体から効果的に置換基を除去して、以下の化学式2で示されるラセミボリコナゾールを提供する;およびこれに光学活性な酸を添加し、結晶化を行い、光学異性体を分離する。
Figure 2013518876
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前記化学式3〜5において、XおよびXは独立してHまたはハロを示し;および、RはC〜Cアルキルまたは置換もしくは非置換フェニルであり、ここで置換フェニルはC〜Cアルキル、アルコキシ、ハロ、ニトロおよびオキソからなる群から選択される少なくとも1種の置換基で置換されていてもよい。
ボリコナゾールは、フルコナゾール誘導体に付加されたメチル基を有する、第二世代のトリアゾール薬であり、アスペルギルス感染症または他の糸状菌感染症に対する殺真菌活性、および広範囲の抗真菌活性を提供する。ボリコナゾールは、既存のアムホテリシンに比べて侵襲性アスペルギルス感染症の処置に高い効果を有し、酵母菌によって引き起こされる感染症の処置に優れた効果を提供し、哺乳動物の酵素と比較して真菌の酵素に対して250倍の強い活性を示す。また、ボリコナゾールは、糸状菌における14-ラノステロールの脱メチル化工程に対して、酵母菌における対応する結合能よりも高い結合能を有する。したがって、それはいくつかの糸状菌に対して殺真菌活性を示すが、酵母菌に対して細胞増殖抑制作用を示す。
ボリコナゾールは、フルコナゾール耐性菌を含むすべてのカンジダ種に対して、フルコナゾールよりも60〜100倍の高い効果を有する。アスペルギルスの場合において、ボリコナゾールはアムホテリシンに対して耐性があるアスペルギルステレウスを含むすべての種に効果がある。
ボリコナゾールの構造を参照すると、それは、具体的に2つの隣接する不斉炭素原子を有する。かかる不斉炭素構造を生成するための有機合成プロセスは、極めて限られており、その工業的用途においてはいくつかの問題を有している。さらに、既知のプロセスは、合成中に2つの不斉炭素原子の存在によって4種の立体異性体を産生し、かかる異性体の分離中に収率の低下をもたらす。したがって、ボリコナゾールをより効率よく製造するためには、2つの不斉炭素原子を形成する反応の立体選択性を向上させること、および所望の立体異性体の効率的な分離を実現することが必要である。
ボリコナゾールの合成において、2つの重要な工程は、工程i)後続するカップリング反応に使用するための中間体として、ピリミジン誘導体を高収率および高純度で調製すること、および工程ii)ピリミジン誘導体とケトン誘導体とのカップリング反応を行う際に、立体選択性を向上させ、得られる3級アルコールを高純度かつ高収率で得ること、と考えられる。
まず、ピリミジン誘導体は、韓国特許番号1993-0011039およびEP 0440372に従って、以下の反応スキーム1に記されるとおり、溶媒無し、還流下で調製されてきた。ピリミジン誘導体の収率は66%という低さであると報告されている。しかしながら、反応スキーム1の方法はその過酷な反応条件および低い収率のため、大量生産には適していない。
また、韓国特許番号10-0269048およびEP 0871625には、ピリミジン誘導体が溶媒の存在下で、反応スキーム1の方法を介して調製され、目標生成物の収率が90%であることが記載されている。しかしながら、この場合において、過度の量で使用される塩化ホスホリルがほとんど除去されず、得られる生成物が低純度であるという問題がある。
Figure 2013518876
一方、韓国未審査特許文献番号10-2009-0014468には、以下の反応スキーム2に示されるとおり、チオール基をピリミジン誘導体に導入することによって置換チオピリミジン誘導体を調製し、ピリミジン誘導体の純度を向上させる方法が開示されている。
Figure 2013518876
しかしながら、上記プロセスは、反応スキーム1と比較して工程数の増加、高価なチオール誘導体の使用、およびチオールを使用する工程中に発生する悪臭により、工業的な大量生産には適していない。
次に、韓国特許番号1993-0011039およびEP 0440372には、ピリミジン誘導体とケトン誘導体とのカップリング反応を行うためのプロセスが開示されている。ここでは、以下の反応スキーム3に示されるとおり、カップリング反応させるために、強塩基であるLDA(リチウムジイソプロピルアミド)、またはナトリウムビス(トリメチルシリル)アミドが使用される。
Figure 2013518876
しかしながら、上記方法は、それらが爆発性の高い強塩基を使用し、および低温反応ができる装置を必要とする点に問題がある。とりわけ、前記方法は低立体選択性および異性体分離の困難性により、極めて低い収率を提供し、したがって大量生産には適さない。
上述した問題を解消するために、韓国特許番号10-0269048およびEP 0871625には、以下の反応スキーム4に記されているようにReformatsky型カップリング反応を介して立体選択性を向上させる方法が開示され、エナンチオマ対(2R,3S/2S,3R)は、結晶化によってそれらの塩酸塩の形態で分離され、これにより収率が向上する。
Figure 2013518876
しかしながら、同方法は、9:1(2R,3S/2S,3R:2R,3R/2S,3S)という高いエナンチオマ対の比にもかかわらず、65%という比較的低い収率をもたらす。同方法は、塩酸塩が塩基で処理された後のハロの除去に関する別の問題を有する。
EP 0069442には、以下の反応スキーム5による、ボリコナゾールの主な中間体の1つ、1−(2,4−ジフルオロフェニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)エタノンの調製方法が開示されている。
Figure 2013518876
しかしながら、上記方法は40%という低い収率を提供する。
このような状況下、本発明者らは鋭意研究を行い、ボリコナゾールの製造方法を開発し、これは高純度および高収率で中間体としての新規のピリミジン誘導体を形成すること、該中間体とケトン誘導体とのReformatsky型カップリング反応を行い、立体選択性を向上させることおよび結晶化を行い、ボリコナゾールを高収率および高純度で大規模に得ることを含む。新規中間体を使用するボリコナゾールの製造方法は、非常に経済的および効率的であり、高収率および高純度を提供する。
本発明の課題は、化学式1で表されるボリコナゾールの製造方法を提供することであり、これは、効率的な反応経路を通じて高収率で導入されたスルホナート基を有する化学式5で表される新規ピリミジン誘導体を製造すること、およびピリミジン中間体と化学式4で表される新規ケトン誘導体とのReformatsky型カップリング反応を行い、3級アルコールを高光学活性および大量生産に適した高収率で得ることを含む。
1つの一般的な側面において、以下の化学式1で表されるボリコナゾールの製造方法が提供され、本方法は以下を含む:
1)以下の化学式4で表される化合物と以下の化学式5で表される化合物とのReformatsky型カップリング反応を行い、以下の化学式3で表される化合物を得ること;
2)化学式3で表される化合物から置換基X、XおよびOSORを除去し、以下の化学式2で表されるラセミボリコナゾールを得ること、但しXおよびXは、その両方がHを示す場合には除去されない;および
3)化学式2で表される化合物の異性体を光学活性な酸で分離すること:
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式中、XおよびXは、独立してHまたはハロを示し;および
Rは、C〜Cアルキルあるいは置換または非置換フェニルであり、ここで置換フェニルは、C〜Cアルキル、アルコキシ、ハロ、ニトロおよびオキソからなる群から選択される少なくとも1種の置換基で置換されていてもよい。
化学式1で表されるボリコナゾールの製造方法の一態様によれば、工程1)におけるReformatsky型カップリング反応は、−15℃〜0℃の温度範囲で行う。
化学式1で表されるボリコナゾールの製造方法の別の態様によれば、工程2)はPd/C、ラネーニッケルまたは亜鉛を触媒として使用することによって行う。ここで、Pd/Cは化学式3で表される化合物の量に対して2〜30重量%の量で使用する。
化学式1で表されるボリコナゾールの製造方法のまた別の態様によれば、工程2)を、水素供与体として水素またはギ酸アンモニウムを使用することによって行う。
化学式1で表されるボリコナゾールの製造方法のまた別の態様によれば、工程2)を、反応溶媒としてトルエン、ベンゼン、キシレンまたはそれらを2または3以上含む混合物を使用することによって行う。
化学式1で表されるボリコナゾールの製造方法のさらに別の態様によれば、化学式4で表される化合物は、塩基性条件下で、以下の化学式6で示される化合物を、以下の化学式7で示される化合物と反応させることによって得られる:
Figure 2013518876
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式中、XおよびXは、独立してHまたはハロを示す。
本発明によるボリコナゾールの製造方法において、XおよびXが、独立してハロであるのが好ましく、臭素がより好ましい。
別の一般的な側面において、以下の化学式5で示される化合物を提供する:
Figure 2013518876
式中、Rは、C〜Cアルキルまたは置換もしくは非置換フェニルであり、ここで置換フェニルは、C〜Cアルキル、アルコキシ、ハロ、ニトロおよびオキソからなる群から選択される少なくとも1種の置換基で置換されていてもよい。好ましくは、RはC〜Cアルキルである。好ましくは、化学式5で表される化合物は6−(1−ブロモエチル)−5−フルオロピリミジン−4−イルメタンスルホナートである。
または別の一般的な側面において、以下の化学式3で示される化合物を提供する:
Figure 2013518876
式中、XおよびXは、独立してHまたはハロを示し;および
Rは、C〜Cアルキルまたは置換もしくは非置換フェニルであり、ここで置換フェニルは、C〜Cアルキル、アルコキシ、ハロ、ニトロおよびオキソからなる群から選択される少なくとも1種の置換基で置換されていてもよい。好ましくは、化学式3で表される化合物は、6−[(2R,3S/2S,3R)−4−(3,5−ジブロモ−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−3−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−ヒドロキシブタン−2−イル]−5−フルオロピリミジン−4−イルメタンスルホナートである。
本発明によれば、ボリコナゾールの合成に使用される化学式4および化学式5で表される新規の中間体化合物の効率的な製造、続く化学式4で表される化合物と化学式5で表される化合物とのReformatsky型カップリング反応を介して、化学式3で表される化合物を高純度および高収率で製造することができる。その後、得られた3級アルコール化合物中のトリアゾールおよびピリミジン構造上に存在する置換基を除去すること、および光学活性な酸で光学的分離を行うことによって、ボリコナゾールを大規模に、高純度および高収率で得ることができる。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明の態様を詳細に記載する。本発明のいくつかの態様によれば、新規の中間体は以下の反応スキーム6および7によって得ることができる。最終的に、ボリコナゾールは以下の反応スキーム8に従って得ることができる。
Figure 2013518876
反応スキーム6によって、3,5−ジブロモ−1H−1,2,4−トリアゾールを出発材料として使用し、不純物の生成を最小にしながら、少なくとも99%の純度で、少なくとも85%の収率で新規の中間体を得る。また、エナンチオマ対(2R,3S/2S,3R)が互いから容易に分離し得るようにReformatsky型カップリング反応後の結晶化を促進することができる。このように純度および収率を同時に向上することができる。
しかしながら、本発明の範囲は反応スキーム6に記された構造に限定されるものではない。例えば、臭素以外のハロゲン原子で置換されているトリアゾールも使用し得る。
Figure 2013518876
ボリコナゾールの合成において、1つの重要な要因は、Reformatsky型カップリング反応に使用される別の主要な中間体である、ピリミジン誘導体を高純度および高収率で製造することである。これに関し、関連技術による方法は、過剰量で使用されるPOClをほとんど除去できず、および得られる生成物が80%以下の低純度であるという問題を有する。かかる問題を解決するために、反応スキーム7に示されているように、置換塩化スルホニルを、1.1当量の量で、経済的なおよび温和な反応条件下で使用する。このように、不純物の生成を最小にしながら、化学式5で表される化合物を少なくとも90%の純度でおよび少なくとも97%の全収率で得ることができる。
Figure 2013518876
反応スキーム8に示すとおり、工程1)において、化学式4および5(R=メチル(Me))で示される新規化合物を、Reformatsky型カップリング反応させ、3級アルコール基を有する化学式3で表される化合物を提供する。
この場合において、Reformatsky型カップリング反応から生成されたエナンチオマ対は10:1(2R,3S/2S,3R:2R,3R/2S,3S)の比で存在し、したがって有機溶媒における結晶化によって容易に分離される。このように、化学式3で表される化合物を、少なくとも99%の純度で、少なくとも75%の収率で得ることができる。
また、工程2)は、水素供与体として水素ガスまたはギ酸アンモニウムを使用することによって、パラジウム触媒の存在下で、化学式2で表されるラセミボリコナゾールを製造することを含む。前記反応生成物は少量の不純物しか生成しない。したがって、化学式2で表されるラセミボリコナゾールを少なくとも99%の純度で、少なくとも90%の収率で得ることができる。
工程3)は、化学式2で表される化合物を、適当な光学活性な酸と反応させ、化学式1で示されるボリコナゾールを得ることを含む。好ましくは、既知のR−(−)−10−ショウノウスルホン酸を光学活性な酸として使用する。
上述したプロセスによって、少なくとも99.95%の純度で、高収率でボリコナゾールを得ることができる。
ここで例を記載する。以下の例および実験は例示のみを目的とするものであって、本発明の範囲を限定することを意図するものではない。
例1 2−(3,5−ジブロモ−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1−(2,4−ジフルオロフェニル)エタン−1−オンの調製
まず、3,5−ジブロモ−1H−1,2,4−トリアゾール43.7gをテトラヒドロフラン(THF)200mLに導入し、得られた混合物を攪拌し、そこへさらに2−クロロ−2,4−ジフルオロアセトフェノン40.4gを導入する。次に、炭酸カリウム36.3gを反応混合物に導入し、得られた混合物を室温で7時間攪拌する。反応終了後、反応混合物をろ過し、テトラヒドロフラン(THF)100mLで洗浄し、室温で濃縮する。その後、精製水437mLを、結晶がスラリー化されるように導入し、続いてろ過する。ろ過した結晶をイソプロパノール175mLで再スラリー化し、再度ろ過する。結晶をイソプロパノール44mLで洗浄し、50℃の熱風で乾燥し、白色固体として表題化合物63.8gを得る(収率87%、純度99.2%、HPLC、256nmの波長で検出、18C 4.6×250mm、移動相60%ACN、流速1mL/min)。
Figure 2013518876
例2 6−エチル−4−フルオロピリミジン−4−イルメタンスルホナートの調製
まず、6−エチル−5−フルオロピリミジン−4−オール100gを塩化メチレン(MC)1000mLに導入し、続いて攪拌する。次に、そこへトリエチルアミン196mLを室温で導入し、これにメタンスルホニルクロリド59.9mLを滴加する。反応混合物を室温で5時間攪拌した後、反応混合物を5℃に冷却し、そこへ酢酸126.75gを導入する。反応混合物を精製水1,000mLで2回洗浄し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮し、表題化合物153.4gを得る(収率99%、純度93.5%、HPLC、256nmの波長で検出、18C 4.6×250mm、移動相60%ACN、流速1mL/分)。
Figure 2013518876
例3 6−(1−ブロモエチル)−5−フルオロピリミジン−4−イルメタンスルホナートの調製
まず、6−エチル−4−フルオロピリミジン−4−イルメタンスルホナート153.4gを、塩化メチレン(MC)100mLに溶解させる。次に、これにN−ブロモスクシンイミド(NBS)186gおよびアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)5.7gを室温で導入する。反応混合物を45〜50℃まで加温し、12時間攪拌する。反応終了後、反応混合物に精製水1000mLを導入し、続いて洗浄する。その後、メタ重亜硫酸ナトリウム66.2gを精製水1000mLに導入し、完全に溶解して溶液を提供し、これを次に反応混合物に洗浄のために導入する。次いで、5%重炭酸ナトリウム1000mLを導入し、反応混合物を洗浄する。その後、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮し、表題化合物218.3gを得る(収率104.7%、純度93.1%、HPLC、256nmの波長で検出、18C 4.6×250mm、移動相60%ACN、流速1mL/分)。
Figure 2013518876
例4 6−[(2R,3S/2S,3R)−4−(3,5−ジブロモ−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−3−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−ヒドロキシブタン−2−イル]−5−フルオロピリミジン−4−イルメタンスルホナートの調製
窒素雰囲気下、亜鉛粉末68.7gを乾燥したテトラヒドロフラン(THF)300mLに導入し、続いて撹拌する。次に、そこへ鉛粉5.4gを導入する。室温で、ヨウ素33.3gを導入し、得られた混合物を1時間撹拌する。反応混合物を−15℃に冷却する。別の容器において、2−(3,5−ジブロモ−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1−(2,4−ジフルオロフェニル)エタン−1−オン100gおよび6−(1−ブロモエチル)−5−フルオロピリミジン−4−イルメタンスルホナート102.1gを室温で、テトラヒドロフラン(THF)700mLに溶解させ、得られた溶液を反応混合物に1時間滴加する。得られた混合物をさらに−10℃で1時間攪拌する。反応終了後、精製水500mLを導入し、反応混合物をさらに室温で1時間攪拌する。固体残渣を、セライトパッドを通してろ過し、続いて塩化メチレン(MC)2000mLで洗浄する。ろ過された有機層を1NのHCl1000mLで洗浄し、さらに生理食塩水1000mLで洗浄する。
有機層は硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮する。その後、そこへ酢酸エチル(EA)600mLを導入し、加熱することによって完全に溶解させる。次いで、これにn−ヘキサン1800mLをさらに導入し、混合物を60℃で撹拌しながら、種結晶(seeds)を導入する。結晶が形成されたら、n−ヘキサン1200mLをさらに導入し、その後、室温で混合物を徐々に冷却し、ろ過する。得られた生成物を50℃の熱風で乾燥させ、表題化合物118.5gを白色固体として得る(収率75.1%、純度99.2%、HPLC、256nmの波長で検出、18C 4.6×250mm、移動相60%ACN、流速1mL/分)。
Figure 2013518876
例5 (2R,3S/2S,3R)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(5−フルオロピリミジン−4−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オール(ラセミボリコナゾール)の調製
まず、6−[(2R,3S/2S,3R)−4−(3,5−ジブロモ−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−3−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−ヒドロキシブタン−2−イル]−5−フルオロピリミジン−4−イルメタンスルホナート100gをトルエン1000mLに導入し、続いて撹拌する。次に、Pd/C(50%ウェット)30gおよびギ酸アンモニウム105gを導入し、反応混合物を80℃まで加温し、3時間撹拌する。反応終了後、反応混合物を室温まで冷却し、そこへ精製水1000mLを導入し、続いてろ過する。得られた生成物をトルエン500mLで洗浄し、層分離を行い、さらにトルエン1000mLで洗浄する。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮する。その後、イソプロピルエーテル500mLを導入し、混合物を70℃まで加温し、1時間撹拌し、さらに5℃で1時間攪拌し、続いてろ過する。得られた生成物を50℃の熱風で乾燥し、表題化合物53.7gを白色固体として得る(収率92.5%、純度99.5%、HPLC、256nmの波長で検出、18C 4.6×250mm、移動相ACN:MeOH:HO=1:1:2、流速1.5mL/分)。
Figure 2013518876
例6 光学異性体の単離
(2R,3S)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(5−フルオロピリミジン−4−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オール(R)−カンシラートの調製
まず、例5から得られた(2R,3S/2S,3R)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(5−フルオロピリミジン−4−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オール10gをアセトン225mLに溶解させる。次に、そこへメタノール75mLに溶解させたR−(−)−10−ショウノウスルホン酸13.3gを添加する。反応混合物を1時間還流し、徐々に室温に冷却し、結晶化を行う。結晶が沈殿したら、反応混合物をさらに12時間攪拌し、ろ過し、アセトン10mLで洗浄し、50℃の熱風で12時間乾燥させ、表題化合物6.7gを白色固体として得る(収率40%、光学純度99.9%以上)。
例7 (2R,3S)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(5−フルオロピリミジン−4−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オール(ボリコナゾール)の調製
ジクロロメタン500mL中に、例6から得られた(2R,3S)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(5−フルオロピリミジン−4−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オール(R)−カンシラートを溶解させ、そこへ飽和炭酸水素ナトリウム500mLを導入し、続いて30分間撹拌する。有機層を分離し、飽和炭酸水素ナトリウム500mLで洗浄し、その後、精製水500mlで洗浄する。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮する。得られた生成物をイソプロパノール50mLおよびイソプロピルエーテル250mLを用いる結晶化の対象とし、5℃で2時間撹拌し、その後ろ過する。
得られた生成物を減圧下、50℃で12時間乾燥させ、表題化合物11.1gを白色固体として得る(収率92%、純度99.95%以上)。
Figure 2013518876
前記例1〜7の結果を以下の表1にまとめる。
Figure 2013518876
比較例1
窒素雰囲気下、亜鉛粉末9.35gおよび鉛0.47gを、乾燥したテトラヒドロフラン(THF)53mLに導入し、混合物を還流下で3時間攪拌する。反応混合物を25℃に冷却し、16時間連続して攪拌する。別の容器において、ヨウ素7.42gを乾燥テトラヒドロフラン(THF)21mLに溶解し、得られた溶液を80分以上反応混合物に滴下する。次に、反応混合物を45℃に加温し、その後0℃に冷却する。
室温で、1−(2,4−ジフルオロフェニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)エタノン6.53gおよび6−(1−ブロモエチル)−4−クロロ−5−フルオロピリミジン7.01gを、テトラヒドロフラン(THF)53mLに溶解し、反応温度を5℃以下に維持しながら、得られた溶液を反応混合物に徐々に滴加する。反応混合物を25℃に加温し、精製水84mLに溶解させた氷酢酸8.84gを反応混合物に滴加する。固体金属残渣をろ過によって除去し、溶媒を減圧下で留去し、反応生成物を酢酸エチル(EA)84mLで2回抽出する。抽出物を精製水161mLに溶解させたエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム二水和物3.22gで洗浄し、さらに生理食塩水30mLで洗浄する。有機層を最終容量56mLに濃縮し、これにイソプロパノール6mL中塩酸1.2gを含有する溶液を25℃で滴加する。得られた結晶をろ過し、EA5mLで洗浄し、減圧下、50℃で12時間乾燥し、表題化合物5.99gを得る(収率48.7%、純度96.2%、HPLC、256nmの波長で検出、18C 4.6×250mm、移動相60%ACN、流速1mL/分)。
Figure 2013518876
比較例1の結果を以下の表2にまとめる。
Figure 2013518876

Claims (14)

  1. 以下の化学式1で表されるボリコナゾールの製造方法であって、以下の工程:
    1)以下の化学式4で表される化合物と以下の化学式5で表される化合物とのReformatsky型カップリング反応を行い、以下の化学式3で表される化合物を得ること;
    2)化学式3で表される化合物から置換基X、XおよびOSORを除去し、以下の化学式2で表されるラセミボリコナゾールを得ること、但しXおよびXは、その両方がHを示す場合には除去されない;および
    3)化学式2で表される化合物の異性体を光学活性な酸で分離すること:
    Figure 2013518876
    Figure 2013518876
    Figure 2013518876
    Figure 2013518876
    Figure 2013518876
    式中、XおよびXは、独立してHまたはハロを示し;および
    Rは、C〜Cアルキルまたは置換もしくは非置換フェニルであり、ここで置換フェニルは、C〜Cアルキル、アルコキシ、ハロ、ニトロおよびオキソからなる群から選択される少なくとも1種の置換基で置換されていてもよい、
    を含む、前記方法。
  2. 工程1)におけるReformatsky型カップリング反応が、−15℃〜0℃の温度範囲で行われる、請求項1に記載の方法。
  3. 工程2)が、Pd/C、ラネーニッケルまたは亜鉛を触媒として使用することによって行う、請求項1に記載の方法。
  4. Pd/Cが、化学式3で表される化合物の量に対して2〜30重量%の量で使用される、請求項3に記載の方法。
  5. 工程2)が、水素供与体として水素またはギ酸アンモニウムを使用することによって行われる、請求項1に記載の方法。
  6. 工程2)が、反応溶媒としてトルエン、ベンゼン、キシレンまたはそれらを2もしくは3以上含む混合物を使用することによって行われる、請求項1に記載の方法。
  7. 化学式4で表される化合物が、塩基性条件下で、以下の化学式6で示される化合物を、以下の化学式7で示される化合物と反応させることによって得られる、請求項1に記載の方法:
    Figure 2013518876

    Figure 2013518876
    式中、XおよびXは、独立してHまたはハロを示す。
  8. およびXが、独立して臭素を示す、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 以下の化学式5:
    Figure 2013518876

    式中、Rは、C〜Cアルキルまたは置換もしくは非置換フェニルであり、ここで置換フェニルは、C〜Cアルキル、アルコキシ、ハロ、ニトロおよびオキソからなる群から選択される少なくとも1つの置換基で置換されていてもよい、で示される化合物。
  10. RがC〜Cアルキルである、請求項9に記載の化合物。
  11. 化学式5で表される化合物が6−(1−ブロモエチル)−5−フルオロピリミジン−4−イルメタンスルホナートである、請求項9に記載の化合物。
  12. 以下の化学式3:
    Figure 2013518876
    式中、XおよびXは、独立してHまたはハロを示し;および
    Rは、C〜Cアルキルまたは置換もしくは非置換フェニルであり、ここで置換フェニルは、C〜Cアルキル、アルコキシ、ハロ、ニトロおよびオキソからなる群から選択される少なくとも1つの置換基で置換されていてもよい、で示される化合物。
  13. RがC〜Cアルキルである、請求項12に記載の化合物。
  14. 化学式3で表される化合物が、6−[(2R,3S/2S,3R)−4−(3,5−ジブロモ−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−3−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−ヒドロキシブタン−2−イル]−5−フルオロピリミジン−4−イルメタンスルホナートである、請求項12に記載の化合物。
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