JP2013514621A - 直列に接続されたoledデバイスを生成するための方法 - Google Patents

直列に接続されたoledデバイスを生成するための方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013514621A
JP2013514621A JP2012543948A JP2012543948A JP2013514621A JP 2013514621 A JP2013514621 A JP 2013514621A JP 2012543948 A JP2012543948 A JP 2012543948A JP 2012543948 A JP2012543948 A JP 2012543948A JP 2013514621 A JP2013514621 A JP 2013514621A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
material layer
electrode material
oled
oled device
oled devices
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012543948A
Other languages
English (en)
Inventor
ホルゲル シュワブ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Koninklijke Philips NV
Koninklijke Philips Electronics NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koninklijke Philips NV, Koninklijke Philips Electronics NV filed Critical Koninklijke Philips NV
Publication of JP2013514621A publication Critical patent/JP2013514621A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K50/00Organic light-emitting devices
    • H10K50/10OLEDs or polymer light-emitting diodes [PLED]
    • H10K50/11OLEDs or polymer light-emitting diodes [PLED] characterised by the electroluminescent [EL] layers
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K71/00Manufacture or treatment specially adapted for the organic devices covered by this subclass
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K50/00Organic light-emitting devices
    • H10K50/10OLEDs or polymer light-emitting diodes [PLED]
    • H10K50/11OLEDs or polymer light-emitting diodes [PLED] characterised by the electroluminescent [EL] layers
    • H10K50/125OLEDs or polymer light-emitting diodes [PLED] characterised by the electroluminescent [EL] layers specially adapted for multicolour light emission, e.g. for emitting white light
    • H10K50/13OLEDs or polymer light-emitting diodes [PLED] characterised by the electroluminescent [EL] layers specially adapted for multicolour light emission, e.g. for emitting white light comprising stacked EL layers within one EL unit
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K59/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one organic light-emitting element covered by group H10K50/00
    • H10K59/80Constructional details
    • H10K59/86Series electrical configurations of multiple OLEDs
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K71/00Manufacture or treatment specially adapted for the organic devices covered by this subclass
    • H10K71/10Deposition of organic active material
    • H10K71/16Deposition of organic active material using physical vapour deposition [PVD], e.g. vacuum deposition or sputtering
    • H10K71/166Deposition of organic active material using physical vapour deposition [PVD], e.g. vacuum deposition or sputtering using selective deposition, e.g. using a mask
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K71/00Manufacture or treatment specially adapted for the organic devices covered by this subclass
    • H10K71/40Thermal treatment, e.g. annealing in the presence of a solvent vapour
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K2102/00Constructional details relating to the organic devices covered by this subclass
    • H10K2102/301Details of OLEDs
    • H10K2102/302Details of OLEDs of OLED structures

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Abstract

本発明により、OLEDデバイスの直列接続を準備する方法であって、キャリア基板を設けるステップと、前記キャリア基板上に第1の電極材料層を堆積するステップと、前記第1の電極材料層上に有機光電子活性材料層を堆積するステップと、前記有機光電子活性材料層上に第2の電極材料層を堆積するステップと、前記のキャリア表面上に分離されたOLEDデバイスを形成する溝を作るために、少なくとも選択されたエリアにおいて、少なくとも前記第2電極材料層及び前記有機光電子活性材料層を除去するステップと、第1のOLEDデバイスのアノードを隣接する第2のOLEDデバイスのカソードに接続することにより隣り合うOLEDデバイスを電気的に相互接続するステップとを有し、前記有機光電子活性材料層及びカソード層を堆積するステップにおいて、前記キャリア基板の表面は、これらの層により機能エリア全体に渡ってカバーされ、前記隣り合うOLEDデバイスの電気的相互接続は、前記除去するステップにおいて作られた前記溝を導電性材料で少なくとも部分的に満たすことにより実行される、方法が提案される。更に、直列に接続されたOLEDデバイスを有する発光体が提供される。

Description

本発明は、直列に接続されたOLEDデバイス(有機発光ダイオード)を製造する分野に関する。一の態様において、本発明は、キャリア基板表面上にOLEDデバイスを形成して相互接続する構造化プロセスが改良される、直列に接続されたOLEDデバイスを準備するための方法に関する。他の態様において、本発明は、直列に接続されたOLEDデバイスを有する発光体に関する。
OLEDデバイスは、従来から知られている。一般に、OLEDデバイスは、少なくとも、キャリア基板上に設けられた第1の電極材料、第1の電極材料上に堆積された有機光電子活性材料、及び、有機光電子活性材料を少なくとも部分的にカバーする第2の電極材料からなる。電極材料の一方は、カソード層として機能する一方で、他方の電極材料は、アノード層として機能する。光電子活性材料として、poly(p-phenylenevinylene)(PPV)等の発光ポリマ、又は、アルミニウムトリス(8-hydroxyquinoline)等の発光低分子重量材料のような、エレクトロルミネッセンス材料が用いられ得る。
キャリア基板として、ガラス又はプラスチック等の絶縁材料が用いられ得る。電極材料として、透明導電酸化物(TCO)等の化合物、又は、銅、銀、金若しくはアルミニウム等の金属が用いられ得る。また、PEDOT/PSS層(poly(3,4-ethylenedioxythiopene/polystryrolsulfonate))又はPANI/PSS層(polyaniline/polystyrolsulfonate)等のような、電極材料と光電子活性材料との間にいわゆるホール輸送層を配置することが従来から知られており、これは、ホールの注入バリアを低下させる。
動作において、電力は、第1の電極材料層と第2の電極材料層との間に印加される。印加された電力は、光電子活性材料の励起状態をもたらし、非励起状態に対する緩和により、光子が放出される。OLEDデバイスは、例えば表示又は照明のために用いられ得る。
大面積OLEDデバイスを形成するために、直列に接続されたアーキテクチャが用いられる。これを行うために、以下で説明されるプロセスにより、相互接続されたOLEDデバイスを製造することが従来から知られている。
第1のステップとして、基板がパターニングステップにおいて製造される。このパターニングステップにおいて、第1の電極材料が、キャリア基板上にパターン的に塗布される。このパターニングステップの主要な機能は、後にカソードとアノードとが電気的に接続される、電気的に分離されたエリアを生成することである。このパターニングは、例えばシャドーマスクを介して印刷又はスパッタリングすることにより、例えば機能層を堆積することにより、行われ得る。
後のステップにおいて、光電子活性材料により形成されたOLED機能層が塗布される。小さな分子機能層が真空中の熱蒸発により堆積される。有機材料の堆積は、少なくともカソード接点がコーティングされないような態様で制限されなければならない。多くの場合、アノード接点も、後に良好な電気接触を実現するために、コーティングから保護される。この構造化された堆積は、シャドーマスクにより実現される。このマスクは、各OLED設計に対して特有であり、有機層堆積の間に基板の上部に配置される。マスキングは、物理接触において、又は、基板とマスクとの間の小さなギャップにより行われ得る。堆積プロセスの間、シャドーマスクは、有機材料でコーティングされるだろう。
次のステップにおいて、反対の電極は、第2の電極材料層の堆積により形成される。これも、真空熱蒸着プロセスにおいて塗布される。また、このステップにおいて、前記層は、2つの電極材料層の間、即ち、カソードとアノードとの間に短絡回路が生じるように構造化されなければならない。また、このステップにおいて、前記マスクは、材料でコーティングされ、カソード材料は、典型的には、銅、銀、アルミニウム、金等のような金属である。
有機物及びカソードのためのコーティングされたエリアは異なるので、マスクの異なるセットは、述べられたプロセスステップのそれぞれにおいて用いられなければならない。
個々のOLEDデバイスの直列接続が実現される必要がある場合には、最初のOLEDデバイス、例えばピクセルのアノードが次のOLEDデバイスのカソードと接続される必要があるので、シャドーマスクの非常に複雑なセットが必要とされる。そして、個々のOLEDデバイスの最小分離は、マスクプロセスの配列精度並びに有機物及びカソードの堆積の間のマスク及び基板の熱膨張により決定される。それ故、従来から知られた技術は、幾つかの欠点をもつ。マスクはデザイン特有であるので、デザイン変更は、マスクの新たなセットを必要とする。これは、デザイン変更のためのスループットタイムを制限し、コストを増大させる。マスクは、堆積の間にコーティングされる。これは、規則的なクリーニングを必要とし、追加のコストを誘発する。マスクから失われた粒子は、短絡回路をもたらし、歩留まりを削減し得る。実現され得る最小形状は、マスクの熱膨張及び配列精度により制限される。これは、基板のサイズに対応し、典型的には、>200μmである。少なくとも、真空中で取り扱うマスクは、非常に高価である。
本発明の目的は、OLEDデバイスを製造するための改良された方法を提供することにある。
この目的は、OLEDデバイスの直列接続を準備する方法であって、
− キャリア基板を設けるステップと、
− 前記キャリア基板上に第1の電極材料層を堆積するステップと、
− 前記第1の電極材料層上に有機光電子活性材料層を堆積するステップと、
− 前記有機光電子活性材料層上に第2の電極材料層を堆積するステップと、
− 前記のキャリア表面上に分離されたOLEDデバイスを形成する溝を作るために、少なくとも選択されたエリアにおいて、少なくとも前記第2電極材料層及び前記有機光電子活性材料層を除去するステップと、
− 第1のOLEDデバイスのアノードを隣接する第2のOLEDデバイスのカソードに接続することにより隣り合うOLEDデバイスを電気的に相互接続するステップとを有し、
前記有機光電子活性材料層及びカソード層を堆積するステップにおいて、前記キャリア基板の表面は、これらの層により機能エリア全体に渡ってカバーされ、前記隣り合うOLEDデバイスの電気的相互接続は、前記除去するステップにおいて作られた前記溝を導電性材料で少なくとも部分的に満たすことにより実行される、方法により実現される。
本発明の意味において機能エリアは、発光構造体が形成されるキャリア基板のエリアとして理解されるべきである。本発明によれば、キャリア基板表面の他のエリア、例えば、OLEDデバイスの固定のために用いられるリムエリアは、例えば、電極材料及び光電子活性材料の堆積を機能エリアのみに制限することにより、又は、各エリアをマスキングすることにより、カバーされないままであってもよい。
最大で基板の全体エリアに渡ってOLEDデバイスを形成するために必要とされる異なる層を塗布し、特定のエリアにおいて特定の層を除去することにより必要とされるパターンの少なくとも大部分を形成することが本発明の思想である。これは、微細なパターン整列の必要性を回避し、これは、OLED製品の生産性を向上させる。更に、例えばレーザ切断又は同様のもののような、除去する方法は、より正確であり、これは、より小さなパターンを形成することを可能にする。本発明の方法の利点は、切断ステップが、真空チャンバ内で実行される必要がないことである。これは、製造全体を取り扱うのを容易にし、大きな真空製造チャンバの必要性を除く。
本発明の第1の実施形態によれば、前記除去するステップにおいて、少なくとも前記第2の電極材料層、前記有機光電子活性材料層及び前記第1の電極材料層は、分離したOLEDデバイスを形成する溝を作るために少なくとも部分的に除去される。これらの層の全てを除去することは、カバー又はマスク特定エリアを必要とすることなく、異なる層が基板エリア全体に渡って堆積され得るので、本方法を更に改良する。OLEDデバイスの必要とされる分離は、堆積された層をキャリア基板まで除去することを生ずる。除去は、例えば、レーザ切断、熱切断、プラズマエッチング、機械的除去等により行われ得る。例えばレーザ切断又はプラズマエッチングを用いる利点は、非常に小さなパターンが形成され得ることであり、これは、OLEDデバイス全体のより高い分解能をもたらす。それ故、<200μmのパターンサイズが実現され得る。
本発明の他の実施形態において、前記第1の電極材料層は、前記キャリア基板上に、前記OLEDデバイスの基本構造を形成するパターンで堆積される。本発明の意味において基本構造は、キャリア基板上に堆積された第1の電極材料層の構造及び/又はサイズとして理解されるべきである。
本発明の他の実施形態において、分離されたOLEDデバイスを相互接続する導電性材料は、溝内に配置された後に焼鈍される。本発明の意味において焼鈍は、熱又はUVで誘発された焼鈍及び/又は硬化プロセスであり得る。焼鈍は、例えば構造全体に熱を付与することにより、溝エリアのみの局所的加熱により、UV光源に対する構造全体の暴露により、溝エリアのみでの局所的UV照射により、若しくは、相互接続する材料を焼鈍するための任意の他の方法により、又は、組み合わせにより、誘発され得る。局所的な熱及び/又はUV照射は、適切な波長をもつレーザの使用により与えられる。
本発明の一実施形態において、一のレーザシステムが、前記の除去及び焼鈍のために用いられる。斯様な実施形態において、レーザシステムは、異なるレーザ光源並びに/又は調節可能な出力及び/若しくは波長をもつレーザ光源を有し得る。
本発明の方法によれば、分離されたOLEDデバイスを相互接続する導電性材料は、金属ペースト、導電性ポリマ、導電性接着剤、又は、ガルバニック若しくは自己触媒堆積のような電気化学的方法により塗布される金属層であり得る。代わりに、分離されたOLEDデバイス間の電気接続は、配線することにより、又は、適切なパターンで絶縁体を印刷し、イオン液体を用いて金属層を電気化学的に堆積することにより実現され得る。
本発明の他の実施形態において、分離されたOLEDデバイスを相互接続する導電性材料の塗布の前に、絶縁材料が少なくとも部分的に塗布される。これは、短絡回路を回避することにより本方法を更に改良し得る。
本方法のバリエーションにおいて、有機光電子活性材料は、印刷プロセスにより、例えば、印刷ソリューションプロセスが可能な機能材料の使用により、塗布され得る。本発明の方法は、例えば上部電極がアノードである反転されたLEDデバイス、又は、上部電極及び/若しくは底部電極が透明である上部発光若しくは透明のOLEDデバイスのような、異なる種類のOLEDデバイスの製造プロセスにおいて適用可能である。後者に関して、TCOが電極材料として使用されてもよい。
本方法の他のバリエーションにおいて、前記の除去は、基板側から行われる。
提案された方法の利点の1つは、コスト削減の他に、印刷精度しかOLEDデバイスの最小空間を制限しないので、小さな形状を生成する可能性である。加えて、OLEDアレイの全ての配列は、OLEDの形状にあまり制限されることなく実現され得る。
他の態様において、本発明は、少なくとも2つの直列に接続されたOLEDデバイスを有する発光体に関し、各OLEDデバイスは、少なくとも第1の電極材料層、光電子活性材料層及び第2の電極材料層を有し、少なくとも2つのOLEDデバイスは、200μmよりも小さいパターンサイズをもつパターンで共通キャリア基板上に形成される。斯様な発光体は、前述された本発明の方法を用いることにより生成される。200μmよりも小さいパターンサイズは、有利に高い分解能をもつOLEDデバイスに基づいて発光体を形成することを可能とする。
本発明の発光体の一実施形態において、前記OLEDデバイスは、溝により分離され、第1のOLEDデバイスの第1の電極材料層は、前記溝を少なくとも部分的に満たす導電性材料により第2のOLEDデバイスの第2の電極材料層に接続される。前記溝を少なくとも部分的に満たすことは、導電性材料が、縦断面全体に渡って前記溝を満たす一方で、横断面全体に渡って前記溝を満たすものではないものと理解されるべきである。換言すれば、前記溝の一方側だけが導電性材料により満たされる。
本発明の発光体の他の実施形態において、前記導電性材料は、焼鈍され得るペーストである。これは、有利には、溝の部分的な充填を容易に行う。導電性材料は、好ましくは、金属ペースト、導電性ポリマ及び導電性接着剤からなるグループから選択される。更に、導電性材料は、好ましくは、熱及び/又はUV照射により焼鈍され得る。
本発明のこれらの及び他の態様は、後述される実施形態から明らかになりこれらを参照して説明されるだろう。
従来のOLEDの製造に関するプロセスの概要を示す。 本発明の一態様によるプロセスの概要を示す。
図1において、従来のOLEDの製造のプロセスの概要が示されている。ステップ1Aにおいて、キャリア基板1上に、透明導体層2が、後のOLEDデバイス構造体を規定する特定のパターンで堆積される。パターニングは、例えばシャドーマスクを介したスパッタリング又は印刷方法によるような、前記の堆積によりカバーされていないエリアをマスキングすることにより行われ得る。透明導体は、ZnO、ITO及び/又はPEDOT/PSS層であり得る。この透明導体層2上に、オプション的な金属線3が堆積される。パターン構造は、光電子活性材料4によりステップ1Bにおいて満たされる。小分子光電子活性材料は、一般に、真空中の熱蒸発により堆積される。有機材料の堆積は、少なくともカソード接点5がコーティングされないような態様で制限されなければならない。多くの場合、アノード接点も、後に良好な電気接触を実現するためにコーティングから保護される。ステップ1Cにおいて見えるように、この構造化された堆積は、シャドーマスク6により実現される。これらのマスク6は、各OLEDデザインに対して特有であり、有機光電子活性材料堆積の間に基板の上部に配置される。ステップ1Dにおいて、カソード層7が堆積される。これも、真空熱蒸発プロセスにおいて起こる。この層7も、カソード層7とアノード層2との間の短絡回路が生じるので、構造化されなければならない。それ故、カソード堆積において、シャドーマスク8は、ステップ1Eにおいて示されるように、堆積からデバイス中のエリアを保護するために用いられる。ここでも、マスク8は、材料でコーティングされるだろう。カソード材料は、典型的には、銅、銀、アルミニウム、金等のような金属である。ステップ1Fにおいて見られるように、個々のOLEDセグメント9の直列接続が実現される必要があるときには、一のピクセルのアノード10が次のピクセルのカソード11に接続される必要があるので、シャドーマスクの非常に複雑なセットが必要とされる。
図2において、本発明の一態様によるプロセスの概要が示されている。ステップ2Aにおいて、キャリア基板1上に、導体層2がパターン的に堆積される。この導体層2上に、有機光電子活性材料が、如何なるマスキング技術を用いることなく、エリア全体に渡って堆積される。この有機光電子活性材料層4上に、第2の電極材料層が堆積され、これは、後にOLEDデバイスのカソード層7を形成するだろう。ステップ2Aが不純物を避けるために真空中で実行され得る一方で、ステップ2B〜2Cは、真空チャンバ外で実行され得る。ステップ2B〜2Dにおいて、薄板OLED構造体は、層4及び/又は7の少なくとも部分的な除去により、分離されたOLEDデバイスに分割される。除去は、レーザビーム13により実行され得る。前記の除去により、溝11が形成され、隣接するOLEDデバイス12を分離する。示されていない本発明の方法の派生において、層2も非パターン的な態様で堆積され、導体材料層2の構造化も除去手法により実行される。ステップ2Eにおいて、溝11は、導電性材料14により少なくとも部分的に満たされ、材料13は、第1のOLEDデバイスの層1を隣接する第2のOLEDデバイスの層3に電気的に相互接続する。導電性材料14はペーストであってもよい。これらのペーストは、個々のOLEDデバイス間の溝11に延在するカソード層3上に印刷される。堆積の後、焼鈍するステップが、良好な伝導性を実現するために適用される。これは、レーザシステムを用いて、それ故にOLEDデバイスを局所的に加熱するだけで行われてもよく、従って、過度の熱消散による構造体の損傷を回避する。
前述された方法により、少なくとも2つの直列に接続されたOLEDデバイス12,15を有し、各OLEDデバイス12,15は、少なくとも第1の電極材料層2、光電子活性材料層4及び第2の電極材料層7を有し、少なくとも2つのOLEDデバイス12,15は、200μmよりも小さいパターンサイズをもつパターンで共通キャリア基板1上に形成される、発光体が提供され得る。OLEDデバイス12,15は、溝11により分離され、第1のOLEDデバイス12の第1の電極材料層2が、前記溝11を少なくとも部分的に満たす導電性材料14により第2のOLEDデバイス15の第2の電極材料層7に接続される。導電性材料14は、焼鈍され得るペーストであり、好ましくは、金属ペースト、導電性ポリマ、導電性接着剤からなるグループから選択され、導電性材料は、熱及び/又はUV照射により焼鈍され得る。

Claims (12)

  1. OLEDデバイスの直列接続を準備する方法であって、
    キャリア基板を設けるステップと、
    前記キャリア基板上に第1の電極材料層を堆積するステップと、
    前記第1の電極材料層上に有機光電子活性材料層を堆積するステップと、
    前記有機光電子活性材料層上に第2の電極材料層を堆積するステップと、
    前記のキャリア表面上に分離されたOLEDデバイスを形成する溝を作るために、少なくとも選択されたエリアにおいて、少なくとも前記第2電極材料層及び前記有機光電子活性材料層を除去するステップと、
    第1のOLEDデバイスのアノードを隣接する第2のOLEDデバイスのカソードに接続することにより隣り合うOLEDデバイスを電気的に相互接続するステップとを有し、
    前記有機光電子活性材料層及びカソード層を堆積するステップにおいて、前記キャリア基板の表面は、これらの層により機能エリア全体に渡ってカバーされ、前記隣り合うOLEDデバイスの電気的相互接続は、前記除去するステップにおいて作られた前記溝を導電性材料で少なくとも部分的に満たすことにより実行される、方法。
  2. 前記除去するステップにおいて、前記第2の電極材料層、前記有機光電子活性材料層及び前記第1の電極材料層は、分離したOLEDデバイスを形成する溝を作るために除去される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1の電極材料層は、前記キャリア基板上に、パターン的に堆積される、請求項1に記載の方法。
  4. 前記の分離されたOLEDデバイスを相互接続する前記導電性材料は、溝内に配置された後に焼鈍される、請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記の分離されたOLEDデバイスを相互接続する前記導電性材料は、電気化学的手法により塗布される、請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の方法。
  6. 少なくとも一方の電極材料は、透明導電性酸化物である、請求項1〜5のうちいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記の分離されたOLEDデバイスを相互接続する前記導電性材料の塗布の前に、絶縁材料が少なくとも部分的に塗布される、請求項1〜6のうちいずれか一項に記載の方法。
  8. 少なくとも2つの直列に接続されたOLEDデバイスを有する発光体であって、
    各OLEDデバイスは、少なくとも第1の電極材料層、光電子活性材料層及び第2の電極材料層を有し、前記少なくとも2つのOLEDデバイスは、200μmよりも小さいパターンサイズをもつパターンで共通キャリア基板上に形成される、発光体。
  9. 前記OLEDデバイスは、溝により分離され、第1のOLEDデバイスの第1の電極材料層は、前記溝を少なくとも部分的に満たす導電性材料により第2のOLEDデバイスの第2の電極材料層に接続される、請求項8に記載の発光体。
  10. 前記導電性材料は、焼鈍され得るペーストである、請求項9に記載の発光体。
  11. 前記導電性材料は、金属ペースト、導電性ポリマ及び導電性接着剤からなるグループから選択される、請求項9又は請求項10に記載の発光体。
  12. 前記導電性材料は、熱及び/又はUV照射により焼鈍され得る、請求項10又は請求項11に記載の発光体。
JP2012543948A 2009-12-16 2010-12-08 直列に接続されたoledデバイスを生成するための方法 Pending JP2013514621A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP09179513.8 2009-12-16
EP09179513 2009-12-16
EP10150297.9 2010-01-08
EP10150297 2010-01-08
PCT/IB2010/055665 WO2011073856A1 (en) 2009-12-16 2010-12-08 Method for creating serial connected oled-devices

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013514621A true JP2013514621A (ja) 2013-04-25

Family

ID=43728796

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012543948A Pending JP2013514621A (ja) 2009-12-16 2010-12-08 直列に接続されたoledデバイスを生成するための方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US8816335B2 (ja)
EP (1) EP2513999A1 (ja)
JP (1) JP2013514621A (ja)
KR (1) KR20120104347A (ja)
CN (1) CN102652371B (ja)
TW (1) TW201203644A (ja)
WO (1) WO2011073856A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6235475B2 (ja) 2011-10-28 2017-11-22 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 構造化された陰極を備える透明oledデバイス及びかかるoledデバイスの製造方法
CN104094431B (zh) * 2012-02-03 2018-03-27 皇家飞利浦有限公司 Oled设备及其制造
KR101971202B1 (ko) * 2012-11-22 2019-04-23 삼성디스플레이 주식회사 유기 발광 표시 장치 및 그 제조방법
EP2983209A1 (en) 2014-08-07 2016-02-10 Koninklijke Philips N.V. Organic electronics device, method and system for producing the same
KR102413365B1 (ko) * 2015-11-03 2022-06-27 엘지디스플레이 주식회사 유기발광다이오드표시장치 및 이의 제조방법

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1140362A (ja) * 1997-07-15 1999-02-12 Casio Comput Co Ltd 電界発光素子及びその製造方法
JP2005142002A (ja) * 2003-11-06 2005-06-02 Toyota Industries Corp 照明装置及び表示装置
JP2006511073A (ja) * 2002-12-20 2006-03-30 ケンブリッジ ディスプレイ テクノロジー リミテッド 光学装置の電気接続
JP2007523368A (ja) * 2004-02-06 2007-08-16 イーストマン コダック カンパニー 改善された耐故障性を有するoled装置
JP2007234555A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 照明装置
JP2009520347A (ja) * 2005-12-19 2009-05-21 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 有機led素子

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3940902B2 (ja) 2002-04-22 2007-07-04 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、情報処理装置の制御プログラム及び情報処理装置の制御プログラムを記録した記録媒体
US6693296B1 (en) 2002-08-07 2004-02-17 Eastman Kodak Company OLED apparatus including a series of OLED devices
US7034470B2 (en) * 2002-08-07 2006-04-25 Eastman Kodak Company Serially connecting OLED devices for area illumination
GB2416621A (en) 2004-07-27 2006-02-01 Cambridge Display Tech Ltd Laminated interconnects for opto-electronic device modules
US7709050B2 (en) * 2004-08-02 2010-05-04 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Surface treatment for OLED material
EP2408268A1 (fr) * 2006-11-17 2012-01-18 Saint-Gobain Glass France Electrode pour dispositif electroluminescent organique, sa gravure acide, ainsi que dispositif electroluminescent organique l'incorporant
CN102341932B (zh) * 2009-03-05 2015-09-02 皇家飞利浦电子股份有限公司 串联连接的oled

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1140362A (ja) * 1997-07-15 1999-02-12 Casio Comput Co Ltd 電界発光素子及びその製造方法
JP2006511073A (ja) * 2002-12-20 2006-03-30 ケンブリッジ ディスプレイ テクノロジー リミテッド 光学装置の電気接続
JP2005142002A (ja) * 2003-11-06 2005-06-02 Toyota Industries Corp 照明装置及び表示装置
JP2007523368A (ja) * 2004-02-06 2007-08-16 イーストマン コダック カンパニー 改善された耐故障性を有するoled装置
JP2009520347A (ja) * 2005-12-19 2009-05-21 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 有機led素子
JP2007234555A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 照明装置

Also Published As

Publication number Publication date
US8816335B2 (en) 2014-08-26
US20120248472A1 (en) 2012-10-04
WO2011073856A1 (en) 2011-06-23
KR20120104347A (ko) 2012-09-20
EP2513999A1 (en) 2012-10-24
CN102652371A (zh) 2012-08-29
CN102652371B (zh) 2015-10-07
TW201203644A (en) 2012-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102144314B (zh) 用于制造发射辐射的有机器件的方法以及发射辐射的有机器件
US8791490B2 (en) Organic light-emitting diode, contact arrangement and method for producing an organic light-emitting diode
EP2355199B1 (en) A method for producing an organic light emitting device
KR20120125280A (ko) 마스크 없이 oled 소자를 제조하는 방법
WO2011041050A1 (en) Monolithic parallel interconnect structure
JP2009511940A (ja) 大面積有機ダイオードデバイス及びその製造方法
KR20110082030A (ko) 커버된 션트 라인을 갖는 oled 장치
RU2626996C2 (ru) Устройство на органических светодиодах и его изготовление
JP2013514621A (ja) 直列に接続されたoledデバイスを生成するための方法
EP2333859B1 (en) A method for forming an organic light emitting diode
EP2315252A2 (en) Organic electronic devices and methods for manufacturing the same
KR20130061138A (ko) 공간적으로 분리된 발광 영역을 갖춘 oled 장치의 제조 방법
KR20090111530A (ko) 박막 패터닝 방법 및 이를 이용한 전기 광학 소자
CN112002816A (zh) 钙钛矿发光膜层及其制备方法、显示面板
CN102468450A (zh) 一种有机发光显示器件制备方法
JP2011129368A (ja) 有機発光装置の製造方法および有機発光装置
TWI376827B (en) Radiation emitting device and method of manufacturing radiation emitting device
EP3496175B1 (en) Oled panel for lighting device and method of manufacturing the same
EP3011612B1 (en) Light-emitting device with alternating arrangement of anode pads and cathode pads
WO2011161610A2 (en) Optoelectronic device with vertical connections

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140730

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140805

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20141105

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20141112

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150714

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20151014

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20151014

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20151014

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160114

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20160219

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20160426

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160719

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161118

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20161129

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20170106