JP2013511113A - 質量分光計内の多極に提供するためにrf信号およびac信号を結合する装置および方法 - Google Patents

質量分光計内の多極に提供するためにrf信号およびac信号を結合する装置および方法 Download PDF

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Abstract

RFおよびAC信号を結合するための装置および方法は、電力を質量分析計の多極に提供する。第1の回路は、異相電力を多極に提供する、RF電源と、多極と共振LC回路を形成し、RF信号に対する電圧利得を提供する、インダクタとと、二次タップを含み、二次タップに注入された信号が、共振LC回路に通信されるように、RF電源およびインダクタと並列に接続される、変圧器と、を含む。第2の回路は、同相電力を多極に提供する、AC電源と、同相電力が、第1の回路に注入され、多極が、同相および異相で同時に動作されるように、二次タップに接続された第2の回路からの出力と、変圧器を介して、多極と共振LC回路を形成し、AC信号に対する電圧利得を提供する、インダクタと、を含む。

Description

本明細書は、概して、質量分析計に関し、具体的には、RF信号およびAC信号を結合し、電力を質量分光計内の多極に提供するための装置および方法に関する。
概して、質量分析計システム内のデューティサイクル損失を低減させることが望ましい。デューティサイクル損失源の1つは、四重極等の多極イオンガイドから放出される異なる質量対電荷比(m/z)のイオンが、その目的地、概して、質量検出器(例えば、飛行時間(ToF)検出器)の入口点に到達するのを待機する際である。一般に、高m/zを伴うイオンは、より低いm/zを伴うイオンより低速で進行する。直交TOF器具では、デューティサイクルは、TOF抽出パルスの繰り返し率によって制限され、これは、順に、重イオンが進行する速度によって制限される。繰り返し率が、最適値を超えて増加する場合、より重いイオンは、適切にサンプリングされず、および/または損失する。本問題は、空間内の所望の場所に、例えば、ToF検出器の抽出領域に、同一運動エネルギーで同時に到着するように、所望のシーケンスにおいて、例えば、より重いイオンから開始するm/z比の順番において、四重極イオンガイド内にトラップされるイオンを放出させることによって、解決することができる。そのような技法は、充填イオントラップ(例えば、FT−ICRトラップ、Orbitrap、および四重極イオントラップ)等の他の用途でも使用することができる。いずれの場合も、そのような解決策は、無線周波数(RF)および交流(AC)電圧の両方を四重極電極に同時に印加することによって、提供することができることが分かっている。しかしながら、四重極へのRFおよびAC電流の同時印加のための回路は、非常に複雑であり得る。
本明細書の第1の側面は、RFおよびAC信号を結合し、電力を質量分析計内の多極に提供するための装置を提供する。装置は、第1の回路を含む。第1の回路は、RF信号を介して、異相電力を多極に提供するためのRF電源と、RF信号に対する電圧利得を提供するために、多極と少なくとも1つの共振LC回路を形成するための少なくとも1つのインダクタと、二次タップを含む、変圧器であって、二次タップに注入される信号が、少なくとも1つの共振LC回路に通信されるように、RF電源に並列に接続され、さらに、少なくとも1つのインダクタに接続される、変圧器と、を含む。装置はさらに、を第2の回路含む。第2の回路は、AC信号を介して、同相電力を多極に提供するためのAC電源と、同相電力が、第1の回路に注入され、多極が、同相および異相で同時に動作され得るように、二次タップに接続された第2の回路からの出力と、変圧器を介して、多極と共振LC回路を形成し、AC信号に対する電圧利得を提供する、少なくとも1つのインダクタと、を含む。
装置はさらに、RF信号の振幅を制御するために、第1の回路に接続される、少なくとも1つの波形発生器回路を含むことができる。
装置はさらに、AC信号の振幅を制御するために、第2の回路に接続される、少なくとも1つの波形発生器回路を含むことができる。
第2の回路はさらに、AC信号に対する電圧利得を提供するための変圧器と、AC信号に対する電圧利得を提供するために、多極と少なくとも1つの共振LC回路を形成するための少なくとも1つのさらなるインダクタと、のうちの少なくとも1つを含むことができる。
第1の回路の変圧器は、RF信号に対するさらなる電圧利得を提供するように有効にすることができる。
RF電源は、1〜10MHzの範囲内で動作することができる。
AC電源は、1〜10MHzの範囲内で動作することができる。
RF電源およびAC電源はそれぞれ、実質的に、同一周波数で動作することができる。RF電源およびAC電源はそれぞれ、各RF信号およびAC信号の追加が、AC信号の位相および振幅を変動させることによって制御可能である、多極にRF不平衡をもたらすように、実質的に、同一周波数および所定の位相差で動作することができる。
多極は、四重極、六重極、および八重極のうちの少なくとも1つを含むことができる。
本明細書の第2の側面は、RFおよびAC信号を結合し、電力を質量分析計内の多極に提供するための方法を提供する。方法は、第1の回路を動作させ、RF信号を生成するステップであって、第1の回路は、RF信号を介して、異相電力を多極に提供するためのRF電源と、RF信号に対する電圧利得を提供するために、多極と少なくとも1つの共振LC回路を形成するための少なくとも1つのインダクタと、二次タップを含む、変圧器であって、二次タップに注入される信号が、少なくとも1つの共振LC回路に通信されるように、RF電源に並列に接続され、さらに、少なくとも1つのインダクタに接続される、変圧器と、を含む、ステップを含む。方法はさらに、第2の回路を動作させ、AC信号を生成するステップであって、第2の回路は、AC信号を介して、同相電力を多極に提供するためのAC電源と、同相電力が、第1の回路に注入され、多極が、同相および異相で同時に動作され得るように、二次タップに接続された第2の回路からの出力と、変圧器を介して、多極と共振LC回路を形成し、AC信号に対する電圧利得を提供する、少なくとも1つのインダクタと、を含む、ステップを含む。方法はさらに、二次タップを介して、同相電力を第1の回路に注入し、同相および異相で同時に多極を動作させるステップを含む。
方法はさらに、少なくとも1つの波形発生器回路を介して、第1の回路のRF信号の振幅を制御するステップを含むことができる。
方法はさらに、少なくとも1つの波形発生器回路を介して、第2の回路のAC信号の振幅を制御するステップを含むことができる。
方法はさらに、第2の回路内の変圧器および多極と少なくとも1つの共振LC回路を形成するための第2の回路内の少なくとも1つのさらなるインダクタのうちの少なくとも1つを介して、AC信号を増幅するステップを含むことができる。
方法はさらに、第1の回路内の変圧器を使用して、RF信号に対するさらなる電圧利得を提供するステップを含むことができる。
RF電源は、1〜10MHzの範囲内で動作することができる。
AC電源は、1〜10MHzの範囲内で動作することができる。
方法はさらに、RF電源およびAC電源のそれぞれを実質的に同一周波数で動作させるステップを含むことができる。方法はさらに、各RF信号およびAC信号の追加が、AC信号の位相および振幅を変動させることによって制御可能である、多極にRF不平衡をもたらすように、RF電源およびAC電力のそれぞれを実質的に同一周波数および所定の位相差で動作させるステップを含むことができる。
多極は、四重極、六重極、および八重極のうちの少なくとも1つを含むことができる。
実施形態が、以下の図を参照して説明される。
図1は、非限定的実施形態による、少なくとも1つの四重極が、所望のシーケンスにおいて、イオンを放出するように制御することができる、質量分析計を描写する。 図2は、非限定的実施形態による、RF信号およびAC信号を結合し、電力を質量分析計内の四重極に提供するための装置の回路の概略図を描写する。 図3は、非限定的実施形態による、四重極のため回路内に導入されるキャパシタンスを含む、図2の装置の回路の概略図を描写する。 図4は、非限定的実施形態による、RF信号およびAC信号を結合し、電力を質量分析計内の四重極に提供するための装置の回路の概略図を描写する。 図5は、非限定的実施形態による、RF信号およびAC信号を結合し、電力を質量分析計内の四重極に提供するための方法を描写する。 図6は、非限定的実施形態による、RF信号およびAC信号を結合し、電力を質量分析計内の四重極に提供するための装置の回路の概略図を描写する。
図1は、質量分析計を描写し、質量分析計は、イオンガイド130と、四重極140と、衝突セル150(例えば、フラグメンテーションモジュール)と、飛行時間(ToF)検出器160と、イオン源120から、ToF検出器160へとイオンビームを伝送するように有効にされた質量分析計100と、を含む。いくつかの実施形態では、質量分析計100はさらに、イオン源120を制御し、イオン性材料をイオン化するステップと、質量分析計100のモジュール間のイオンの転送を制御するステップと、を含むが、それらに限定されない、質量分析計100の動作を制御するためのプロセッサ185を含むことができる。動作時、イオン性材料は、イオン源120に導入される。イオン源120は、概して、イオン性材料をイオン化し、イオンガイド130(また、イオンガイド130が、質量分析に関与しないことを示す、Q0として識別される)に転送される、イオンビームの形態として、イオン190を生成する。イオン190は、イオンガイド130から、質量フィルタとして動作することができる、四重極140(また、Q1として識別される)に転送される。次いで、フィルタリングされた、またはフィルタリングされていない、イオンは、後述のように、所望のシーケンスにおいて、イオン191を放出するように制御することができる、また、Q2として識別される、衝突セル150に流入する。いくつかの実施形態では、イオン191は、衝突セル150内で分裂することができる。衝突セル150は、四重極、六重極、および八重極を含むが、それらに限定されない、任意の好適な多極を含むことができることを理解されたい。次いで、イオン191は、質量スペクトルの生成のために、ToF検出器160に転送される。そうすることによって、イオン191は、ToF検出器160を通して、経路197を辿り、好適な検出器表面198に衝突し、経路197を進行するのにかかる飛行時間は、イオンの質量対電荷比の平方根に比例する。いくつかの実施形態では、衝突セル150は、四重極140に機械的に類似する、四重極を含む。
さらに、図示されていないが、質量分析計100は、イオン源120、イオンガイド130、四重極質量フィルタ140、衝突セル150、および/またはToF検出器160に好適な真空を提供するために、任意の好適な数の真空ポンプを含むことができる。いくつかの実施形態では、真空差を質量分析計100のある要素間に生成することができることを理解されたい。例えば、真空差は、概して、イオン源120が、圧力大気圧にあって、イオンガイド130が、真空下にあるように、イオン源120とイオンガイド130との間に印加される。同じく図示されていないが、質量分析計100は、任意の適切な数のコネクタと、電源と、RF(無線周波数)電源と、DC(直流)電源と、ガス源(例えば、イオン源120および/または衝突セル150用)と、質量分析計100の動作を可能にするための任意の他の好適な構成要素とをさらに含むことができる。
特に、質量分析計は、RFおよびAC信号を結合し、電力を質量分析計100内の四重極に提供する、具体的には、電力を衝突セル150に提供するための装置199を含む。装置199は、衝突セル150等の四重極に、所望のシーケンスにおいて、例えば、m/z比の順番において、最も重いイオン(すなわち、高m/z比を伴うイオン)が最初に放出され、最も軽いイオン(すなわち、低m/z比を伴うイオン)が最後に放出されるように、イオン191を放出するように制御させる。描写される実施形態では、装置199は、分裂したイオンが、m/z比の順番で放出され、分裂したイオンが、実質的に同時に、ToF検出器160に到達するように、衝突セル150に接続される。
図2は、RFおよびAC信号を結合し、電力を質量分析計100等の質量分析計内の四重極201(断面として示される)に提供するための装置199を描写する。さらに、図3は、装置199の種々の回路に導入される等価静電容量を含み、RFおよびAC電圧を四重極201に供給する、装置199の概略ブロック図を描写する。例えば、いくつかの実施形態では、衝突セル150は、四重極201を含むことができる。しかしながら、四重極201は、単に、例示であって、他の実施形態では、装置199は、装置199に接続される、2セットの相互接続された電極を特徴とする、質量分析計内の任意の好適な多極(四重極、六重極、および八重極を含むが、それらに限定されない)に、電力を提供することができることを理解されたい。例えば、多極イオンガイドは、一般に、2セットの電極、例えば、「A」セットおよび「B」セットを伴う、四重極に類似する様式において、給電される。そのようなAおよびBセットにかかる電圧は、四重極内の交差接続された電極対にかかる電圧に類似する。例えば、多極が、六重極を含む実施形態では、AおよびBセットはそれぞれ、各セット内に3つの電極を含み、セットA内の各電極は、セットBからの電極と対合される。故に、四重極201は、単に、多極の種類の非限定的実施例であって、他の実施形態では、任意の好適な多極が、所望のシーケンスにおいて、イオンを放出するように、装置199によって、制御することができることを理解されたい。
いずれの場合も、RFおよびAC信号の両方を四重極201に結合することによって、四重極201は、m/z比の順番において、イオンを放出するように制御することができる。例えば、四重極が、m/z比の順番において、イオンを放出するように制御されるシステムは、米国特許第7,456、388号に説明され、参照することによって本明細書に組み込まれる。一般に、RF信号は、異相電力を四重極201の極(例えば、電極)に提供し、AC信号は、同相電力を四重極201の極に提供すると理解されたい。同相電力は、四重極201のすべての極が、同相AC信号によって動作されるモードを含むと理解されたい。
一般に、装置199は、第1の回路210および第2の回路220を含む。第1の回路210は、RF信号を介して、異相電力を四重極201に提供するためのRF電源230を含む。第1の回路210はさらにRF電源230からのRF信号に対する電圧利得を提供するために、四重極201と少なくとも1つの共振LC回路を形成するための少なくとも1つのインダクタ232、234を含む。例えば、図3を参照すると、少なくとも1つのインダクタ232、234は、四重極201の極極間静電容量236と共振LC回路を形成する。図3にさらに描写されるように、四重極201はさらに、装置が、四重極201と接続されると、極接地間静電容量238、240を第1の回路220に導入する。他の実施形態では、図4を参照して後述のように、装置199はさらに、RF電源230からのRF信号に対するさらなる電圧利得を提供するために、少なくとも1つのLC回路を含むことができる。
第1の回路はさらに、変圧器250と、二次タップ252を含む、変圧器250と、を含む。変圧器250は、二次タップ252に注入される信号が、少なくとも1つのインダクタ232、234および静電容量236によって形成される、共振LC回路に通信されるように、RF電源230と並列に接続され、さらに、少なくとも1つのインダクタ232、234に接続される。いくつかの実施形態では、変圧器250は、RF電源230からのRF信号に対するさらなる電圧利得を提供するように有効にされる。例えば、変圧器250は、RF電源230からのRF信号を漸増(または、所望に応じて、漸減)するように、RF電源230と並列に接続される。
いくつかの実施形態では、装置199は、四重極201への接続のために、任意の好適な数のコネクタ251を含むことができる。四重極201内の各対向する対の極は、それぞれのコネクタ251に接続されることを理解されたい。描写される実施形態では、装置199は、2つのコネクタ251を含むが、代替実施形態では、装置250は、四重極201内の対向する対の極に類似RF電力信号を置くための装置199内に好適な内部配線を伴い、四重極201内の各極に対して1つと、4つのコネクタを含むことができる。
第2の回路220は、AC電源260から、AC信号を介して、同相電力を四重極201に提供するためのAC電源260を含む。第2の回路220からの出力262は、同相電力(すなわち、第2の回路220からの出力)が、第1の回路210に注入されるように、変圧器250の二次タップ252に接続される。故に、四重極201は、同相および異相で同時に動作することができる。異相電力は、四重極201の対向する極が、RF信号によって動作されるモードを含み、1対の極上のRF信号の極性が、他の対の極上の極性に対向すると理解されたい。
第2の回路220はさらに、変圧器250を介して、、四重極201と共振LC回路を形成し、AC電源260からAC信号に対する電圧利得を提供する、少なくとも1つのインダクタ264を含む。
いくつかの実施形態では、RF電源230は、1〜10MHzの範囲内で動作する。いくつかの実施形態では、AC電源260は、1〜10MHzの範囲内で動作する。さらなる実施形態では、RF電源230およびAC電源260はそれぞれ、実質的に同一周波数で動作する。これらの実施形態のいくつかでは、RF電源230およびAC電源260はそれぞれ、RF電源230からのRF信号およびAC電源260からのAC信号の追加が、四重極201上にRF不平衡をもたらし、RF不平衡が、AC信号の位相および振幅を変動させることによって制御可能であるように、実質的に同一周波数および実質的に一定の位相シフトで動作する。しかしながら、一般に、RF電源230およびAC電源260はそれぞれ、任意の好適な周波数、振幅、および位相で動作し、所望のシーケンス、例えば、最も重いイオンから最も軽いイオン(すなわち、最高m/z比から最低m/z比)において、イオンを放出するように四重極201を制御することができることを理解されたい。
一般に、回路210および220は、任意の好適な回路モデル化パッケージを使用して、モデル化することができることを理解されたい。さらに、いくつかの実施形態では、インダクタ232、234はそれぞれ、数μHから数十μHの範囲内の値を有することができる一方、インダクタ264は、数十μHから数百μHの範囲内の値を有することができる。これらの実施形態では、四重極201のキャパシタンス(例えば、キャパシタンス236)は、10から100pFの範囲内であることができる。さらに、変圧器250は、抵抗およびインダクタンスの範囲の任意の好適な組み合わせを有することができ、非限定的実施形態では、一次側および二次側のそれぞれのインダクタンスは、1,000μHの範囲内である。しかしながら、回路210および220の要素の例示的範囲は、過度の限定と見なされず、実際、抵抗、インダクタンス、およびキャパシタンスの範囲の任意の好適な組み合わせは、本実施形態の範囲内である。
ここで、四重極に接続されると、装置199の回路に導入される、等価静電容量/抵抗とともに、非限定的実施形態による、装置199の回路400の代替実施形態を描写する、図4を参照する。
具体的には、回路400は描写されないが、静電容量C2によって表される、四重極にRF信号を提供するように有効にされる、第1の回路410を含む。第1の回路410は、RF電源V1と、インダクタL1、L2と、キャパシタC1と、を含み、抵抗器R1、R2とともに、RF電源V1からのRF信号に利得を提供するための第1の共振LC回路を形成する。第1の共振LC回路は、RF電源V1からのRF信号にさらなる利得を提供するための変圧器TX4の一次巻線にカスケード接続される。変圧器TX4の二次巻線は、キャパシタC6、C7、抵抗器R6、R7、およびインダクタL3、L4に接続され、C2の極極間四重極静電容量と、RF電源V1からのRF信号に利得を提供するための別のLC回路を形成する。実際、L3とR7およびL4とR6はそれぞれ、RFタンクコイル回路を表す。四重極の極接地間静電容量C3、C4もまた、描写される。一般に、第1の回路410は、異相電力を四重極に提供し、種々のLC回路および変圧器TX4は、RF電源V1からのRF信号に対する利得を提供することを理解されたい。
さらに、キャパシタC1、C6、C7、インダクタL1、L2、L3、L4、および抵抗器R1、R2、R6、R7は、任意の好適な値であることができ、前述のように、回路210に類似する、任意の好適な回路モデル化プログラムを介して、決定することができることを理解されたい。非限定的例示的実施形態では、抵抗R1、R2、R6、R7はそれぞれ、約0.1オームから数オームの範囲内であって、静電容量C1は、約数千pFの範囲内であって、静電容量C6、C7はそれぞれ、約数千nFの範囲内であって、静電容量C3、C4はそれぞれ、約数十pFの範囲内であって、インダクタL1、L2はそれぞれ、約数十nHから数百nHsの範囲内であって、インダクタL3、L4はそれぞれ、約数十から数百μHの範囲内である。しかしながら、回路400の要素の例示的範囲は、過度の限定と見なされず、実際、抵抗、インダクタンス、およびキャパシタンスの範囲の任意の好適な組み合わせは、本実施形態の範囲内である。
装置199の回路400はさらに、第1の回路410に接続される、RF電源V1からのRF信号にさらなる制御を提供するために、少なくとも1つの回路410a、410bを含むことができる。各回路410a、410bは、描写されるように、好適なインピーダンス整合を第1の回路410に提供するように配設される、好適なそれぞれのパルス発生器V4、V5、それぞれの抵抗器R10、R9、インダクタL7、L8、L9、L10、およびキャパシタC8、C9、C10、C11を含む。回路410a、401bはそれぞれ、変圧器TX4の四重極側の第1の回路410に接続されることを理解されたい。各回路410a、410bは、RF電源V1からのRF信号の振幅を制御するように動作することができることを理解されたい。さらに、抵抗器R10、R9、インダクタL7、L8、L9、L10、およびキャパシタC8、C9、C10、C11は、任意の好適な値であることができ、任意の好適な回路モデル化プログラムを介して、決定することができることを理解されたい。非限定的例示的実施形態では、抵抗R9、R10はそれぞれ、約数千から数キロオームの範囲内であって、静電容量C8、C9、C10、C11はそれぞれ、約数nFの範囲内であって、インダクタL7、L8、L9、L10はそれぞれ、約数十mHから数百mHの範囲内である。しかしながら、回路400の要素の例示的範囲は、過度の限定と見なされず、実際、抵抗、インダクタンス、およびキャパシタンスの範囲の任意の好適な組み合わせは、本実施形態の範囲内である。
装置199の回路400はさらに、AC信号を四重極に提供するように有効にされる、第2の回路420を含む。描写される非限定的例示的実施形態では、第2の回路420は、AC電源V2と、抵抗器R3と、インダクタL6と、を含むことができる。第2の回路420はさらに、抵抗器R8と、インダクタL8と、を含み、四重極のC3およびC4の極接地間静電容量と別のLC回路を形成する、ACタンクコイルを表し、回路420の出力は、変圧器TX4の二次タップに接続され、前述の変圧器250の二次タップ252に接続される、第2の回路220の出力262に類似する。一般に、第2の回路420は、同相電力を四重極に提供し、種々のLC回路は、AC電源V2からのAC信号に対する利得を提供することを理解されたい。さらに、キャパシタC3、インダクタL5、L6、および抵抗器R3、R8は、任意の好適な値であることができ、任意の好適な回路モデル化プログラムを介して、決定することができることを理解されたい。
いくつかの実施形態では、第2の回路420はさらに、付加的電圧利得をAC電源V2からのAC信号に提供するために、少なくとも1つの好適な変圧器を含むことができ、少なくとも1つの好適な変圧器の一端は、R3とL6との間の任意の好適な点に接続され、他端は、接地に接続される。
回路400はさらに、第2の回路420に接続され、AC電源V2からのAC信号のさらなる制御を提供するための少なくとも1つの回路420aを含むことができる。回路420aは、波形発生器V3およびDC源V6のうちの少なくとも1つを含むことができる。波形発生器V3は、AC信号のエンベロープの変動を制御することができる一方、DC源V6は、AC信号に一定のエンベロープを追加することができる。回路420aは、任意の好適な点において、第2の回路420に、例えば、信号ミキサを介して、AC電源V2の出力に接続される。
次に、RFおよびAC信号を結合し、電力を質量分析計内の四重極に提供するための方法500を描写する、図5を参照する。方法500の説明を補助するために、方法500は、装置199を使用して行われることが想定されるであろう。さらに、方法500の以下の議論は、システム100およびその種々の構成要素のさらなる理解につながるであろう。しかしながら、システム100および/または方法500は、可変であることができ、相互に関連して、本明細書に論じられるように正確に作用する必要はなく、そのような変形例は、本実施形態の範囲内であることを理解されたい。
ステップ510では、第1の回路210、410は、RF信号を生成するように動作され、第1の回路210、410は、RF信号を介して、四重極210等の四重極に異相電力を提供するためのRF電源230、V1と、AC信号に対する電圧利得を提供するために、四重極と少なくとも1つの共振LC回路を形成するための少なくともインダクタ232、234、L3、L4と、TX4、二次タップ252を含む変圧器250、TX4であって、RF信号に対するさらなる電圧利得を提供する、変圧器250、TX4と、を含む。
ステップ520では、第2の回路220、420は、AC信号を生成するように動作され、第2の回路220、420は、AC信号を介して、四重極に同相電力を提供するためのAC電源260、V2と、二次タップ252に接続された第2の回路からの出力262と、変圧器250、TX4を介して、四重極と共振LC回路を形成し、AC信号に対する電圧利得を提供するための少なくとも1つのインダクタ264、L5と、を含む。
ステップ530では、第2の回路220、420からの同相電力は、二次タップ252を介して、第1の回路210、410に注入され、同相および異相で同時に、四重極を動作させる。
一般に、ステップ510〜530は、四重極201等の四重極が、所望のシーケンスにおいて、イオンを放出するように動作されるように、並行して行うことができることを理解されたい。
さらに、RF電源230、V1およびAC電源260、V2はそれぞれ、任意の好適な周波数、振幅、および位相で動作することができることを理解されたい。いくつかの実施形態では、RF電源230、V1は、1〜10MHzの範囲内で動作される。他の実施形態では、AC電源260、V2は、1〜10MHzの範囲内で動作される。さらなる実施形態では、RF電源230、V1およびAC電源260、V2はそれぞれ、実質的に同一周波数で動作される。これらの実施形態のいくつかでは、方法500はさらに、各RF信号およびAC信号の追加が、四重極上にRF不平衡をもたらすように、RF電源230およびAC電源260のそれぞれを実質的に同一周波数および一定位相差(例えば、一定の所定の位相差)で動作するステップと、AC信号の位相および振幅を変動させることによって、RF不平衡を制御するステップと、を含む。一定の位相差は、任意の好適な回路モデル化ソフトウェアを使用して、および/または所望のRF不平衡が達成されるまで、プロビジョニングプロセスにおいて、RF電源230とAC電源260との間の位相差を制御し、次いで、所望のRF不平衡における、RF電源230とAC電源260との間の位相差に対して、一定の位相差を設定することによって、決定することができる。
方法500はさらに、少なくとも1つのDCオフセット回路410a、410bを介して、DCオフセットをRF信号に提供するステップを含むことができる。方法500はさらに、DCオフセット回路420aを介して、DCオフセットをAC信号に提供するステップを含むことができる。
方法500はさらに、第2の回路220、420内の変圧器TX3を介して、AC信号を増幅するステップを含むことができる。
図2、3、および4に描写される実施形態では、変圧器252およびTX4は、一次および二次巻線を有する変圧器を含むが、他の実施形態は、他の好適な種類の変圧器を含むことができる。例えば、「2」ではなく、「6」によって先行される、同一番号を有する同一要素を伴う、図2に実質的に類似する、図6を参照する。例えば、インダクタ632は、インダクタ232に実質的に類似する。しかしながら、変圧器650は、自動変圧器を含み、回路620の出力662は、変圧器652の中心タップ652に接続され、電源630の出力は、自動変圧器の巻線の端部におけるタップに接続される。
故に、回路は、RFおよびAC信号を結合し、電力を質量分析計内の四重極に提供するために提供される。これらの回路は、空間内の所望の場所に、例えば、ToF検出器の抽出領域に、同一運動エネルギーによって、同時に到着するように、四重極から、所望のシーケンス、例えば、より重いイオンから開始するm/z比の順番において、イオンを放出するように、四重極を制御するために使用することができ。これらの回路はまた、四重極からのイオンの質量選択的軸方向放出、充填イオントラップ(例えば、FT−ICRトラップ、Orbitrap)、ACバリア(極性独立である)を使用した線形四重極イオントラップ内における陽および陰イオンの同時捕捉、およびRF/DCフィルタを使用した四重極の向上を含むが、それらに限定されない、用途において、四重極を制御するために使用することができる。しかしながら、そのような用途は、単に、例示と見なされ、そのような用途は、非限定的であって、任意の他の好適な用途は、本実施形態の範囲内であることを理解されたい。
当業者であれば、いくつかの実施形態において、装置199の機能性は、予めプログラムされたハードウェアもしくはファームウェア要素(例えば、特定用途向け集積回路(ASIC)、電気的消去可能プログラマブル読取専用メモリ(EEPROM)等)、または他の関連する構成要素を使用して実装できることを理解するであろう。他の実施形態において、装置199の機能性は、計算装置の動作のためのコンピュータ読み取り可能プログラムコードを記憶する、コードメモリ(図示せず)へのアクセスを有する計算装置を使用して達成することができる。コンピュータ読み取り可能プログラムコードは、固定され、有形であり、かつこれらの構成要素によって直接的に読み取り可能である、コンピュータ読み取り可能記憶媒体に記憶することができる(例えば、可撤性ディスケット、CD−ROM、ROM、固定ディスク、USBドライブ)。代替として、コンピュータ読み取り可能プログラムコードは、遠隔で記憶することができるが、伝送媒体上でネットワーク(インターネットが挙げられるが、これに限定されない)に接続されたモデムまたは他のインターフェースデバイスを介して、これらの構成要素に伝送可能であり得る。伝送媒体は、非無線媒体(例えば、光、および/またはデジタル、および/またはアナログ通信線)もしくは無線媒体(例えば、マイクロ波、赤外線、自由空間光学、または他の伝送スキーム)、またはそれらの組み合わせであることができる。
当業者であれば、実施形態を実装するためのさらに多くの代替実装例および修正例があること、ならびに前述の実装例および実施例は、1つ以上の実施形態の例証に過ぎないことを理解するであろう。したがって、範囲は、本明細書に添付される特許請求の範囲によってのみ限定される。

Claims (20)

  1. RFおよびAC信号を結合し、電力を質量分析計内の多極に提供するための装置であって、
    該RF信号を介して、異相電力を該多極に提供するためのRF電源と、
    該RF信号に対する電圧利得を提供するために、該多極と少なくとも1つの共振LC回路を形成するための少なくとも1つのインダクタと、
    二次タップを含む変圧器であって、該二次タップに注入される信号が、該少なくとも1つの共振LC回路に通信されるように、該RF電源に並列に接続され、さらに、該少なくとも1つのインダクタに接続される、変圧器と、
    を含む、第1の回路と、
    該AC信号を介して、同相電力を該多極に提供するためのAC電源と、
    該同相電力が、該第1の回路に注入され、該多極が、同相および異相で同時に動作され得るように、該二次タップに接続された該第2の回路からの出力と、
    該変圧器を介して、該多極と共振LC回路を形成し、該AC信号に対する電圧利得を提供する、少なくとも1つのインダクタと
    を含む、第2の回路と
    を含む、装置。
  2. 前記RF信号の振幅を制御するために、前記第1の回路に接続される、少なくとも1つの波形発生器回路をさらに含む、請求項1に記載の装置。
  3. 前記AC信号の振幅を制御するために、前記第2の回路に接続される、少なくとも1つの波形発生器回路をさらに含む、請求項1に記載の装置。
  4. 前記第2の回路は、
    前記AC信号に対する電圧利得を提供するための変圧器と、
    該AC信号に対する電圧利得を提供するために、前記多極と少なくとも1つの共振LC回路を形成するための少なくとも1つのさらなるインダクタと
    のうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項1に記載の装置。
  5. 前記変圧器は、前記RF信号に対するさらなる電圧利得を提供するように有効にされる、請求項1に記載の装置。
  6. 前記RF電源は、1〜10MHzの範囲内で動作する、請求項1に記載の装置。
  7. 前記AC電源は、1〜10MHzの範囲内で動作する、請求項1に記載の装置。
  8. 前記RF電源および前記AC電源は、実質的に、同一周波数で動作する、請求項1に記載の装置。
  9. 各前記RF信号および前記AC信号の追加が、該AC信号の位相および振幅を変動させることによって制御可能である前記多極にRF不平衡をもたらすように、前記RF電源および前記AC電源はそれぞれ、実質的に、同一周波数および所定の位相差で動作する、請求項7に記載の装置。
  10. 前記多極は、四重極、六重極、および八重極のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の装置。
  11. RFおよびAC信号を結合し、電力を質量分析計内の多極に提供するための方法であって、
    第1の回路を動作させ、該RF信号を生成することであって、該第1の回路は、該RF信号を介して、異相電力を該多極に提供するためのRF電源と、該RF信号に対する電圧利得を提供するために、該多極と少なくとも1つの共振LC回路を形成するための少なくとも1つのインダクタと、二次タップを含む、変圧器であって、該二次タップに注入される信号が、該少なくとも1つの共振LC回路に通信されるように、該RF電源に並列に接続され、さらに、該少なくとも1つのインダクタに接続される、変圧器とを含む、ことと、
    第2の回路を動作させ、該AC信号を生成することであって、該第2の回路は、該AC信号を介して、同相電力を該多極に提供するためのAC電源と、該同相電力が、該第1の回路に注入され、該多極が、同相および異相で同時に動作され得るように、該二次タップに接続された該第2の回路からの出力と、該変圧器を介して、該多極と共振LC回路を形成し、該AC信号に対する電圧利得を提供する、少なくとも1つのインダクタと、を含む、ことと、
    該二次タップを介して、該同相電力を該第1の回路に注入し、同相および異相で同時に該多極を動作させることと
    を含む、方法。
  12. 少なくとも1つの波形発生器回路を介して、前記第1の回路のRF信号の振幅を制御することをさらに含む、請求項11に記載の方法。
  13. 少なくとも1つの波形発生器回路を介して、前記第2の回路のAC信号の振幅を制御することをさらに含む、請求項11に記載の方法。
  14. 前記第2の回路内の変圧器と、
    前記多極と少なくとも1つの共振LC回路を形成するための前記第2の回路内の少なくとも1つのさらなるインダクタと
    のうちの少なくとも1つを介して、前記AC信号を増幅することをさらに含む、請求項11に記載の方法。
  15. 前記変圧器を使用して、前記RF信号に対するさらなる電圧利得を提供することをさらに含む、請求項11に記載の方法。
  16. 前記RF電源は、1〜11MHzの範囲内で動作する、請求項11に記載の方法。
  17. 前記AC電源は、1〜11MHzの範囲内で動作する、請求項11に記載の方法。
  18. 前記RF電源およびAC電源のそれぞれを実質的に同一周波数で動作させることをさらに含む、請求項11に記載の方法。
  19. 各前記RF信号および前記AC信号の追加が、該AC信号の位相および振幅を変動させることによって制御可能である前記多極にRF不平衡をもたらすように、前記RF電源および前記AC電力のそれぞれを実質的に同一周波数および所定の位相差で動作させることをさらに含む、請求項18に記載の方法。
  20. 前記多極は、四重極、六重極、および八重極のうちの少なくとも1つを含む、請求項11に記載の方法。
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