JP2013510695A - 処理装置 - Google Patents

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Abstract

口腔の処理において用いるのに適した温度において非熱性ガスプラズマを発生させるための発生器(16)と非熱性プラズマのアプリケーター(18)を有する歯間処理装置。アプリケーター(18)は、非熱性プラズマの噴射を歯間に指向させるための中空の針状部材を有していてもよい。あるいは、アプリケーター(18)は、非熱性ガスプラズマを受け入れるための中空の頭部を有する歯間ブラシを有していてもよく、その頭部はプラズマを放出するための少なくとも一つの側方の開口を有する。発生器(16)とアプリケーター(18)は両者とも、手で持てるサイズの装置(10)の一部を形成していてもよく、この装置は、加圧されたガスを収容するカプセル(12)の形のそれ自体のガス供給源と、電池(20)の形のそれ自体の電源を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、歯を処理するための装置に関する。
歯間を効果的に清掃することは、高いレベルの口腔衛生を達成し、そして歯肉炎や歯周炎のような口腔の疾患の防止に取り組むために非常に重要であることが、歯科医らによって現在認識されている。従って、歯科医らは患者に対して、歯を定期的にデンタルフロスできれいにすることを勧めている。しかし、多くの患者は、フロスを効果的に使うことは困難なことであるか、あるいは不快なことであると感じている。フロスを使うことに対する主な代替法は、歯間用歯ブラシを用いることである。歯間用歯ブラシは、使用者の口の中でいずれかの隣接する歯の対の間の隙間に挿入することのできるものである。歯ブラシを用いる歯間の清掃を容易にするために、様々な形状の歯ブラシの頭部(ヘッド)と毛が知られている。しかし、一般に、歯間用歯ブラシは特に有効ではなく、デンタルフロスを使用することよりも効果が劣ると認識されている。
従って、歯の間を清掃するための改良された装置に対する必要性が存在する。
本発明によれば、歯間処理装置または道具が提供され、この装置は、口腔の処理において用いるのに適した温度において非熱性ガスプラズマを生成するための発生器と、非熱性ガスプラズマのアプリケーターを有し、アプリケーターは(i)非熱性プラズマの噴射を歯間に指向させるための中空の針状部材を有し、この針状部材は少なくとも一つの入口と少なくとも一つの出口を有し、あるいはアプリケーターは(ii)非熱性ガスプラズマを受け入れるための中空の頭部(ヘッド)を有する歯間ブラシを有し、前記頭部は非熱性ガスプラズマを放出するための少なくとも一つの側方の開口を有する。
針状部材は好ましくは、非熱性ガスプラズマの流れのための内部通路を有するハンドピースに、取り外し可能なように契合することができる。
「非熱性ガスプラズマ」という用語は、部分的にまたは完全に衰退または崩壊しているが、しかし基(radical)あるいは励起した原子または分子の形の活性種をなお含んでいる非熱性ガスプラズマを、その範囲の中に含む。励起した原子は周囲の空気と反応して、個々の酸素原子とヒドロキシル基を形成することができる。
「針状部材」という用語は、その部材のアスペクト比が針のものに相当することを表すために、ここで用いられている。
本発明に係る装置において用いるための二種類のアプリケーターがある。第一の種類として、アプリケーターは針状部材の形状をとる。この針状部材は歯の間に挿入することは意図されておらず、それはむしろ、歯から短い距離だけ離して保持されることが意図されていて、そしてそれは、非熱性ガスプラズマの高速度の流れを噴出するように改造される。針状部材を、順に処理される各々の歯間の空所に向けることができて、それにより、装置を作動させると、非熱性ガスプラズマの噴射がこれらの空所に向けて噴出される。非熱性ガスプラズマの幾らかが歯間の空所を貫通して、清掃効果が得られる。
本発明に係る組み立てられた装置において、針状の装置は、針状部材を受け入れるハンドピースの長軸に対して90°〜160°の角度でガスを指向させる出口を有する。
針状部材は好ましくは、曲線状であるか、あるいはひじの形を有する。それは例えば、かぎつめの形または猛禽類のつめの形であってもよい。
前記の入口は好ましくは、針状部材の近端部における単一の軸方向の開口である。
前記の出口は好ましくは、針状部材の末端部での単一の軸方向の部分である。この出口は好ましくは、2mm未満の、より好ましくは1mm未満の直径を有する。そのような小さな直径の出口を用いることによって、歯間の空所を貫通するのに有効な出口でのガス速度の生成が容易になる。典型的には、出口速度は20〜100ms−1の範囲である。あるいは、針状部材の末端部は閉じていてもよく、そして一つ以上の出口は、針状部材の軸に対してある角度をもって部材を貫いて形成されていてもよい。
針状部材は任意の使いやすい材料、例えばプラスチック材料、エラストマー材料、またはステンレス鋼のような合金で形成することができる。
あるいは、アプリケーターは歯間ブラシの形態をとってもよい。ブラシの頭部は、外側に延びる毛の配列を伴う中空ワイヤを有していてもよい。毛の少なくとも幾つかは中空で、それらの端部において開放されていてもよく、それにより非熱性ガスプラズマの歯間への噴出が可能になる。その代わりに、あるいはそれに加えて、ワイヤ自体にその頭部において貫通する穴があいていてもよく、あるいは、ワイヤにガスの出口としてのオリフィスが形成されていてもよい。
本発明に係る装置が歯の外科的処置において用いられる場合は、プラズマを形成するための圧力下でのガスの供給源、電力の供給源、電力をプラズマの発生に適した一連の電圧の「パルス」に変換するための電気信号発生器、およびプラズマ発生器それ自体は、全てハンドピースの外にあるようにしてもよい。
しかしながら、その代わりに、ハンドピースは、プラズマ発生器と、好ましくは圧力下でガスを貯蔵するためのガスカプセルであって、そこから放出されるガスの流れをプラズマ発生器に供給するためのガスカプセルと、電気エネルギーの供給源と、その電気エネルギーの供給源に電気的に連結されていて、プラズマ発生器の中のガスを活性化する(energize)ことによって前記非熱性ガスプラズマを形成するための活性化手段とを収容していてもよく、このとき装置は、装置を使用者が手で保持して操作することができるような寸法と重量を有する。代替の態様において、カプセルは、ハンドピースの外側からハンドピースに契合できるものであってもよい。さらなる態様において、プラズマ発生器と電気エネルギーの供給源と活性化手段は全て、外側からカプセルに契合する独立したハウジングの中に配置されていて、典型的にはカプセル自体がハンドピースを形成している。
非熱性プラズマは40℃未満の温度で発生されてもよい。
前記ガスの流れを形成するために、ガスカプセルからガスを選択的に放出するための制御手段を設けてもよい。そのような制御手段はさらに、電極の活性化を制御するための前記活性化手段に操作可能に接続されていてもよい。ガスカプセルから放出されるガスの流れを感知するためのセンサーを設けてもよく、このとき前記制御手段は、前記ガスの流れが所定の質量流量または体積流量を超えた場合か、あるいは前記ガスの流れが所定の時間にわたって通過した場合にのみ、活性化手段を作動させる。制御手段は、手動で操作できるボタンまたはスイッチのような使用者による入力手段を含んでいてもよく、これは前記プラズマ発生器へのガスの流れを生じさせるとともに活性化手段を作動させるために、使用者によって操作可能である。
ガスカプセルが前記ガスの流れを形成するためのガスを放出するために操作可能となるように、前記ガスカプセルを前記ハンドピースの中または上に据え付けるための手段をハンドピースが収容していてもよく、このとき、前記ガスカプセルをハンドピースから取り去ることができて、それにより代替の前記ガスカプセルを前記据付け手段によって前記ハンドピースの中に据え付けることができるように、前記据付け手段が改造される。前記据付け手段によって前記ガスカプセルが前記ハンドピースの中に据え付けられるとき、ガスカプセルからガスを放出するためのガス放出機構を操作してもよい。ガスカプセルは圧力解放弁(例えばシュレーダーバルブ)を有していてもよく、これは、ガスカプセルからのガスの放出を防ぐために負荷がかかっているもので、そして前記ガス放出機構は、ガスカプセルからガスを放出させるために、前記負荷に対抗して前記圧力解放弁の上で作動するための手段を有する。
ハンドピースは、前記ガスカプセルから放出されたガスの流れをプラズマ発生器へ送るために、ガスカプセルとプラズマ発生器の間に延びる導管を有していてもよい。流れ弁は、開いているときに、導管を通してガスカプセルからプラズマ発生器へ前記ガスの流れを通し、そして閉じたときに前記流れを妨げるものである。その代わりに、あるいはそれに加えて、ガスカプセルとプラズマ発生器の間のガスの流れ、および/またはプラズマ発生器からアプリケーターへのガス種の流れを調節するために、流量調節器を設けてもよい。このようにして、プラズマ室に入るガスの流れを制御することによってプラズマを発生させ、また装置から射出されるガス種の流れを制御することによって処理を実施することができる。
ガスをオリフィスプレートを通して制御された放出量でガスカプセルから放出することのできる膨張室を、ガスカプセルとプラズマ発生器のすぐ近くに設けてもよい。膨張室はガスカプセルからの流れの速度を低下させる。
有益な歯間の掻き取り効果が達成されるのに十分な時間にわたってプラズマ種を発生させるために、使用する前に、ガスカプセルは十分な量のガスを収容している。この点について、ガスカプセルは好ましくは、少なくとも2分間にわたってプラズマを発生させるのに十分な量のガスを収容している。有益な歯間の掻き取り効果が達成された領域(例えば口腔内の歯)を与えるのに十分なプラズマ種を発生させるには、大気圧において1分間当り概ね半リットルのガスを必要とするだろう。従って、ガスカプセルは、少なくとも60バールの圧力において貯蔵される場合に、大気圧において4リットル以下のガスに相当する量を収容するようにしてもよい。ガスカプセルの内容積(水の容積)は10ml〜100mlの範囲であってもよい。ガスカプセルは概ね円筒形であって、長さが約100mm未満で直径が35mmであってもよい。
活性化手段は、前記プラズマ発生器の中で電場を発生させるための少なくとも一つの電極と、前記少なくとも一つの電極を駆動させる電気信号を発生させるための信号発生器を有していてもよい。活性化手段は、好ましくは使用者によって耐えられる10℃〜40℃の範囲の温度において非熱性プラズマを発生させるように構成されていてもよい。前記電極のうちの少なくとも一つは、誘電体によってプラズマ発生器の中のガスから絶縁されていてもよく、それによってアークの発生が低減され、従ってガス種の加熱が制限される。二つ以上の電極が用いられる場合、それらは、プラズマ発生器の実質的に全体において電場を発生させるために、互いに分離していてもよい。電極のうちの一つをプラズマ発生器の周辺に形成してもよい。電極のうちの一つは、プラズマ発生器の中に延びるプローブによって形成されていてもよい。プローブはその端部において先細にされていてもよく、それにより前記プラズマ発生器の中でのプラズマの発生を増大させるための先端が形成される。
前記信号発生器は、前記電極を駆動させるためのAC信号、パルス化されたDC信号またはRF信号を発生するように構成することができて、この信号は、使用周期の25%未満について複数の電極または各々の電極にエネルギーを供給する低い使用周期信号であろう。典型的には、使用周期の10〜20%についてエネルギーが供給される。
前記活性化手段は、電極を駆動させるための信号を増幅するための増幅器と、負荷と電源のインピーダンスを整合させるための整合回路を有していてもよい。
電気エネルギーの供給源は、一つ以上の使い捨ての電池または再充電可能な電池であってもよい。好ましくは、電池は再充電可能なものであり、そして前記ハウジングは、主電源につながるプラグを受けるためのソケットと、電池を再充電するための再充電回路を有する。あるいは、装置は、再充電のために電池を再充電ユニットに誘導的に結合するための手段を有していてもよい。ハウジングは、電池をハウジングの中に設置するための囲いと電気端子を有していてもよく、その端子は、前記活性化手段にエネルギーを供給するために前記囲いの中に設置される場合に電池に連結される。
あるいは、電気エネルギーの供給源は変圧器を有していてもよく、また前記ハウジングは変圧器を電力の供給源に連結するための手段を有し、このとき前記変圧器は、前記活性化手段にエネルギーを供給するように改造される。
前記装置の状態を表す値を表示するためのディスプレーを設けてもよく、そのような状態とは、カプセルのガスの内容量、電気エネルギーの供給源の中に残っている充電量、または装置から放出されるプラズマの温度のうちの一つ以上のものであろう。前記装置の状態が所定の量よりも減少したときに、使用者に警告を出すための手段(例えば使用者に聞こえる音または警告灯)を設けてもよい。
ガスカプセルは、前記反応室においてプラズマを形成するための低いエネルギー要件を有するガスを収容していてもよい。そのようにすることによって、反応室の中へ射出されるエネルギーの量を低減することができて、それによりガスまたはガス種の過度の加熱が防がれる。ガスはヘリウムまたはアルゴンのような貴ガスであってもよい。そのような貴ガスは通常は非反応性であるが、それらがプラズマの形態にあるときはプラズマの集合になることができて、そして人間の口の中の酸素分子および水蒸気の分子と反応して、それぞれが酸素やヒドロキシルの遊離基を形成し、そのような遊離基は有効な抗細菌性の種類であり、従って歯間の清掃に寄与する、と我々は考える。
装置を手で使用することを可能にするために、それは、長さが300mm未満で、幅が50mm、そして質量が1kg未満であるのが好ましい。
本発明は、前記の装置と再充填ユニットを有する機器も提供し、再充填ユニットは、装置のガスカプセルへガスを供給するためにガスを収容している再充填ガスの圧力容器、および/または前記装置における前記電気エネルギーの供給源を再充電するための電気再充電手段を有する。
再充填ユニットと装置のガスカプセルは、それぞれ再充填弁を有していてもよく、これらの弁は、装置とユニットが連結されてガスカプセルへガスを供給させるときに開くことができて、そしてそれらが連結されないときに閉じられる。
再充填ユニットは、装置を据えつけるための台座を有していてもよく、装置が再充填ユニットに据えつけられると、ガスカプセルと再充填圧力容器は連結されて、それによりガスカプセルへガスが供給される。ガスカプセルの再充填弁と契合していてこれを開くように改造された第一の端部と、装置の圧力容器の再充填弁と契合していてこれを開くための第二の端部とを有する導管を設けてもよい。あるいは、再充填ユニットは、ガスカプセルが前記装置から取り外されたときにガスカプセルを据えつけるための台座を有していてもよく、この場合、ガスカプセルが再充填ユニットに据えつけられると圧力容器が連結されて、それによりガスカプセルへガスが供給される。この配置においては、少なくとも二つのガスカプセルを有していてもよく、任意の一回について、一つのカプセルを、再充填を行なうために再充填ユニットに据えつけることができて、そして一つのカプセルを、非熱性プラズマ種を発生させるのに使用するために前記装置のハウジングの中に収容することができる。
電気再充電手段は、この電気再充電手段に前記電気エネルギーの供給源が連結されたときに、供給源から電気エネルギーを受け取るとともに、前記装置における前記電気エネルギーの供給源を再充電するために前記電気エネルギーを供給するための再充電回路を有していてもよい。再充填ユニットは、装置を据えつけるための台座を有していてもよく、装置が再充填ユニットに据えつけられると、前記電気エネルギーの供給源は前記電気再充電手段に連結されて、前記電気エネルギーの供給源を再充電する。
あるいは、再充填ユニットは、前記電気エネルギーの供給源が前記装置から取り外されたときに、この供給源を据えつけるための台座を有していてもよく、前記供給源が再充填ユニットに据えつけられると、前記電気エネルギーの供給源は前記電気再充電手段に連結されて、前記電気エネルギーの供給源を再充電する。
好ましくは、針状部材は、歯間の清掃以外の口腔のヘルスケア(健康管理)の用途に適した形態を有する少なくとも一つの他のアプリケーターに取り替えることができる。好ましくは、ハンドピース内には、針状部材またはその他のアプリケーターがハンドピースに契合したときにだけプラズマ発生器を作動させるための作動手段が存在する。
アプリケーターとハンドピースのうちの一方は固定用の突起を有し、そしてアプリケーターとハンドピースのうちの他方は、固定位置を凹所にするとともにアプリケーターをハンドピースに固定するための固定用の凹所を有していてもよい。装置において用いるためのひと組のアプリケーターにおいて、各々のアプリケーターは、異なる形状の固定用の凹所または固定用の突起を有していてもよい。
本発明に係る装置の別の態様において、第一の針状部材と、この第一のものとは異なる形状の第二の針状部材であって第一のものと取り替えることのできる針状部材が用いられる。例えば、第一の針状部材を前歯の歯間の処理のための形状にして、第二の針状部材を奥歯の歯間の処理のための形状にしてもよい。
本発明に係る歯間の処理装置は、一つ以上の追加のアプリケーターを含むキットとして販売されてもよい。その装置は、キットにおいて完全に組み立てられている必要はない。
アプリケーターとハンドピースのうちの一方は固定用の突起を有していてもよく、そして装置において用いるためのひと組のアプリケーターにおいて、アプリケーターをハンドピースに固定するために、各々のアプリケーターは、異なる形状の固定用の凹所または固定用の突起を有していてもよい。
本発明に係る装置の別の態様において、第一の針状部材と、この第一のものとは異なる形状の第二の針状部材であって第一のものと取り替えることのできる針状部材が用いられる。例えば、第一の針状部材を前歯の歯間の処理のための形状にして、第二の針状部材を奥歯の歯間の処理のための形状にしてもよい。
本発明に係る歯間の処理装置は、一つ以上の追加のアプリケーターを含むキットとして販売されてもよい。その装置は、キットにおいて完全に組み立てられている必要はない。
本発明が十分に理解されるように、その実施態様が添付図面を参照して以下で説明されるが、それらは例としてのみ提示されるものである。
図1は、非熱性プラズマを発生させるための装置と再充填ユニットを含む機器を概略的に示す。 図1aは、改変された装置を示す。 図2は、装置の透視断面図を示す。 図3は、装置の圧力容器の断面図を示す。 図4は、プラズマ発生器と、この発生器においてガスを活性化させるための手段を概略的に示す。 図5は、装置を操作するための簡略化された機械的結合を示す。 図6は、装置を操作するための簡略化された機械的結合を示す。 図7は、装置の第一のアプリケーターを示す。 図8は、装置のハンドピースに対する、図7に示されるアプリケーターの修正を例示する。 図9は、装置の第二のアプリケーターを示す。 図10は、ハンドピースに対する、図7に示されるアプリケーターの修正を概略的に示す。 図11は、他の側から充填ユニットに据えつけられた装置を示す。 図12は、一方の側から充填ユニットに据えつけられた装置を示す。 図13は、装置の第三のアプリケーターを示す。
図1と図2を参照すると、装置10が示されていて、これは、この装置から放出されるガスプラズマ柱または噴射の形でのガスプラズマの流れであろう非熱性プラズマ24を発生させるためのものである。ガスプラズマの流れは、通常大気圧において発生され、そして装置から放出される。この装置は、加圧下で(単数または複数種の)ガス14を保持するためのガスカプセル、すなわち圧力容器12を有し、またそのカプセルは、カプセルから放出されるときにプラズマ発生器16を介してアプリケーター18へのガスの流れを形成するためのものである。ガスカプセルから放出されたガスはプラズマ発生器において活性化され(エネルギーを付与され)、それによりガスプラズマが形成される。
図1aに示される変更された装置において、高圧のガスをカプセルからオリフィスプレート13を介して膨張室15の中へ流すことができ、これによって流れは遅くなり、次いでガスは制御された形で反応発生器16へ放出される。
装置はさらに、電気エネルギーの供給源20と、この電気エネルギーの供給源に電気的に接続されていて、プラズマ発生器16の中でガス14を活性化することによってガスプラズマ24を形成するためのガスプラズマ活性化手段22を有する。アプリケーター18は、アプリケーターにおける開口26からガスプラズマ柱を発生させるために、プラズマ発生器16からのプラズマの流れを指向させる。
ハンドピース(取っ手)28は、ガスカプセル12、プラズマ発生器16、電気エネルギーの供給源20、およびプラズマ活性化手段22を収容している。装置は保持することのできる寸法と重量にされ、使用者によって手動で操作され、そしてプラズマ24は物体あるいは人間または動物の身体の処理領域を処置するために使用者によって容易に指向される。この点について、装置は、それをガス供給源へガスラインによって接続することを要せずに操作される。そのような先行技術の配置は扱いにくいものであり、また、装置を持ち運びできるものにはしない。装置10のこの自蔵式の配置により、家庭の環境の中、例えば浴室の中で容易に使用できる。装置10は、装置を電気ケーブルで主電源に接続することを要せずに、供給源から電力を受けることができる。しかしながら、典型的な電気ケーブルは、家庭の環境の中で使用するのにガスラインよりは障害にはなりにくい。というのは、装置10を使用するときに装置において電気ケーブルを必要としないけれども、ケーブルは通常は可撓性かつ軽量だからである。
装置を手で保持して操作するのに適するように、寸法と重量がある上限を超えてはならない。装置を用いて処理領域を処置することが、装置を手で持つ場合であって、それが比較的軽量である場合にだけ実行可能な複雑で微妙な動きを要するかもしれない、ということも認識されよう。一例として、装置は典型的な電気歯ブラシとほぼ同じ寸法と質量のものである。装置10の寸法と質量を理解するのを助けるものとしてここで提示する、他の分野の公知の手で持って操作される装置は、例えばコードレスの電気ドリルまたはスクリュードライバーである。従って、ハンドピース28すなわち装置の全体としての上限の寸法は、長さが約30cmで幅が5cmである。幅の上限は、装置を持つ手の能力によって決定される。直径が50mmをはるかに超えるハウジングのいかなる寸法も、装置を保持して使用するのを心地よくないものにする。長さの上限は、扱いにくくならないように装置を用いる使用者の能力によって決定され、装置は歯を処理するために用いられるのであるから、装置は通常、腕の長さよりも短く、好ましくは約20cmの範囲であることも認識されよう。好ましくは、ハンドピース28は、手のひらで心地よく保持することができるような輪郭にされる。ハウジングすなわち装置の全体としての質量は、好ましくは1キログラム未満である。
以下で装置10の構成要素を、その関連する変更や代替のものを示しながら、さらに詳細に説明する。
ガスカプセルからガスを選択的に放出してガスの流れを形成するために、概略的に30で示される制御手段が設けられる。この例で示されるように、制御手段には弁32が含まれ、これは開いたときに導管を通してガスカプセルからプラズマ室へガスを流し、そして閉じたときに流れを妨げる。制御手段30には、弁32を制御するために使用者が操作することのできる機械式押しスイッチ34が含まれる。あるいは、弁を操作するための使用者による他の作動手段を設けてもよく、そのようなものとしては、例えば機械式スライドスイッチ、あるいは例えば電磁弁を開くために閉じることのできる電子スイッチがある。さらに、使用者による最初の入力に応答してガスカプセルからの流れを活性化し、そして使用者による二回目の入力に応答して非活性化させることができるように、使用者による活性化手段を改造してもよい。あるいは、処理領域を処置するのに十分な所定の時間にわたってガスを流すために、使用者による一回の入力によってタイマー回路(図示せず)を作動させるようにしてもよい。例えば、装置10が歯の白化のために用いられる場合、所定の時間とは、各々の歯について5秒であるかもしれない。
弁32は、ガスカプセルとプラズマ発生器の間で流れを開閉するためのいかなる適当な手段であってもよい。さらに、弁は、完全に開いた状態と完全に閉じた状態との間で流れを調節するための可変的なもの(例えば蝶形弁)であってもよい。
ハンドピース28は、ガスの流れを形成するためにガスカプセル12がガスを放出するのを操作できるように、ガスカプセルをハウジングの中に据え付けるための手段36を有する。例えば、ガスカプセル12の中に収容されたガスが消耗するかあるいは少なくなったときに、満杯の代替ガスカプセルをハウジングの中に装着可能にするといった場合のように、ガスカプセル12をハウジングから取り外しできるように、据付け手段36を改造してもよい。この点について、据付け手段は、ガスカプセルを受け入れるための形状にした室(chamber)と、ガスカプセルが室の中に設置されたときに室を閉じるための閉鎖部材(図示せず)を有していてもよい。別の例として、ガスカプセルは室の中に押して嵌め込むか、あるいはねじ込むようにしてもよい。
ハンドピースは、据付け手段によってガスカプセルが室の中に据え付けられたときに、ガスカプセルからガスを放出させるために作動可能な構成またはその他のガス放出機構を有していてもよい。ガスカプセルは、圧力容器からのガスの放出を防ぐように負荷がかかった圧力解放弁を有していてもよい。ガス放出機構は、カプセルからガスを放出させるために、負荷に対抗して圧力解放弁の上で作動する。
ガス放出機構と圧力解放弁の一例を図3に示す。ハウジングは、ガスカプセル12とこのガスカプセルから放出されるガスの流れを指向させるためのプラズマ発生器16との間に延びる導管38を有する。ガスカプセル12は、カプセルの頭部(ヘッド)42において弁40を有する。この例において、据付け手段は、圧力容器を所定の位置に据え付けるためにハウジングの相補的にねじ山を切った表面と契合するようにねじ山が設けられた頭部42の外表面を有する。弁40は、圧力容器の首における滑り動作を受けるとともに、負荷手段(この例では、ばね46)によって閉じられた位置に負荷を受けている滑り部材44を有する。圧力容器12をハウジングに据え付けると、構成物、すなわち突起48が滑り部材44と契合して、それを容器内へ押し込み(図3において矢印で示す)、そして弁が開いて容器からガスが流れる。弁40は、容器の最大圧力(例えば80バール)において圧力容器内にガスを保持するのに十分なだけの封止強度を有する。弁はシュレーダーバルブであってもよい。
図1においては、圧力解放弁40に加えて、プラズマ発生器16へガスを選択的に流すための別の弁32が示されているが、代替の配置においては、ガスの流れの制御を圧力解放弁によってのみ行って膨張室15の中へ任意に送り、そしてオリフィスプレートを介して制御されたやり方で放出するように、弁32を省いてもよい。
プラズマ室16に入るガスの質量流量または体積流量を調節することによって、プラズマの発生を制御してもよい。例えば、流量によって、プラズマ室の中でのガスの滞留時間を制御する。従って、装置10は、ガスカプセルとプラズマ発生器の間でガスの流れを調節するための流量調節器50を有していてもよい。加えて、あるいは代替的に、流量調節器は、プラズマ発生器からのガスとプラズマの流れを調節するように配置することができる。流量調節器は、流れセンサー72(図4を参照されたい)とともにフィードバックループ内に配置された可変式流量制御弁であってもよい。流量調節器の代わりに、プラズマ発生器内のガスの圧力を調節するための圧力調節器を設けてもよい。好ましくは、流量調節器は、ガスカプセル内のガスの圧力範囲(すなわち、カプセルが満杯のときは比較的高い圧力で、カプセルが空になったときは比較的低い圧力)の全体にわたってプラズマ発生器へのガスの一定の流れが達成されるように作動する。
歯間の処理領域をプラズマ(またはプラズマによって発生される他のガス種)に曝露するのに必要な量は、使用者の歯の間の隙間の寸法によって変化する。ガスカプセルは好ましくは、プラズマを発生させるために使用する前に、十分な量のガスを収容している。
ガスカプセルは、プラズマ柱または噴射を少なくとも2分間にわたって発生させるのに十分な量のガスを収容していてもよい。
圧力容器、すなわちガスカプセル内に収容することのできるガスの量は、圧力容器の設計および装置の全体の重量と寸法によって限定される。この後者の点について、比較的重い圧力容器は多くの量のガスを貯蔵することができるかもしれないが、しかし、そのような重い容器は装置10のためには適していない。というのは、装置を手で持って操作することができなくなるからである。適当なガスカプセルは、少なくとも80バールの圧力において貯蔵される場合に、大気圧において約4リットルのガスに相当する量を収容するようにできることが見いだされた。ガスカプセルは、10ml〜100mlの水を収容するのに十分な内容積を有していてもよい。ガスカプセルは概ね円筒形であって、長さが100mm未満で直径が35mmであってもよい。図2に示される例において、ガスカプセルは、長さが約100mmで直径が35mmである。容器は、アルミニウムまたはステンレス鋼、または軟鋼、あるいは任意の他の適当な強靭な材料から作られていてもよい。
図1に示し、そして以下でより詳細に説明するように、装置10は、ガスをガス供給源からガスカプセル12に再充填するための充填剤弁52を有する。充填剤弁52は、通常の使用において、ガスカプセルからのガスの排気を防ぐために閉じられて、そして容器を再充填したいときに開くことができる。弁52は図3に示される配置と類似していてもよく、再充填ユニットが弁52と契合することにより、弁が開かれてガスの再充填を行う。さらに、ガスカプセルはハウジング28と一体に形成されて、その一部を構成していてもよく、空になったときに再充填される。あるいは、使用者がガスカプセル12を装置10から取り出して、再充填ユニット134の中に挿入することができる。
プラズマ活性化手段22は、プラズマ発生器16の中で電場を発生させるための二つの電極54、56を有する。特定の構成において、単一の電極を設けてもよいし、また二つよりも多い電極を設けてもよく、例えば二つの電極が駆動信号を受けて、一つの電極が接地されるようにする。信号発生器58は、電極を駆動させるか、または電極を活性化(energise)させるための電気信号を発生させる。電極のうちの少なくとも一つ、そして好ましくは両者すなわち全てが、誘電体によってプラズマ室の中のガスから絶縁された絶縁遮断放電電極であり、それによって、連続するかまたは時間の長いアークの発生によって起こるプラズマの過熱が防がれる。適当な誘電体材料はセラミック、プラスチックまたはガラスである。一つの電極または各々の電極を絶縁することによって、プラズマまたはガスを通して一つの電極から他の電極または他の電極の各々へ電流が流れるときに、プラズマ室の中でのアーク発生の持続時間が短くなる。
図4を参照すると、電極54、56は、プラズマ室16の実質的に全体において電場線60で示される電場を発生させるために、互いに分離している。このようにすることによって、プラズマ室の全ての部分におけるガスが電場と相互に作用するので、プラズマの形成を増大させることができる。
電極のうちの一つ56はプラズマ発生器の周囲に形成される。プラズマ発生器が誘電体から形成される場合、電極はプラズマ発生器の壁の構造物の中に埋められるか、または壁の外表面にあってもよい。プラズマ発生器が導電体から形成される場合、プラズマ発生器の壁自体が電極として作用するだろう。
電極のうちの一つ54がプラズマ発生器の中に延びるプローブによって形成される場合、プラズマの発生が促進されることが見いだされた。プローブはその端部において先細にされ、それによりプラズマ発生器の中でのプラズマの発生を増大させるための先端が形成される。この点について、電場の密度は、プローブの先端に近接するプラズマ発生器の領域において特に増大する。プローブは、その長手に沿って誘電体で電気的に絶縁されてもよい。
プラズマ活性化手段は、高い電圧のパルスを与えるように作動してもよい。パルスを分離するために、調時回路62によって、必要な使用周期にわたって信号出力をオンとオフに切り替えてもよい。
一つの配置において、信号発生器58は、電極54、56を駆動するために1kVおよび30〜80kHzにおいてAC信号出力を発生するように構成される。この範囲は20kHzよりも大きく、これは典型的に、使用中に信号発生器の音が人間に聞こえないようにするためである。20kHz未満の使用は、聞き取れる「スー音」を発生させるだろう。
示されているACの例において、プラズマ活性化手段22は、電極を駆動させるための信号発生器からの出力を増幅する増幅器64を有する。負荷と電源のインピーダンスを整合させるために、適当な整合回路66を設けてもよい。
代替の配置において、パルス化されたDC信号が12Vの電池から発生される。信号発生器は、幾つかの構成要素と回路(個々のものは示されていない)を通して、非熱性プラズマの発生に適した2〜10kHzの周波数において12Vの電池からの電流を4〜6kVの範囲のパルス化された出力電圧に変換することができる。そのような回路と構成要素は電子工学と電気工学の分野において周知であり、ここで詳細に説明する必要はない。本質的には、キセノン閃光灯で用いられる種類の回路を、例えば320V以下のコンデンサーを電池で充電することを可能にするために用いることができる。電圧を生じさせて、4〜6kVの望ましい範囲の電圧パルスを発生させることを可能にするために、変圧器を用いることができる。明瞭で十分に画定されたパルスを発生させるために、変圧器の巻き線の数とインダクタンスを低いレベルに維持し、そして中程度の昇圧比を用いるのが望ましい。この方法は、漏れインダクタンスの望ましくない寄生要素と漂遊巻き線キャパシタンス(これらは両者ともパルスの歪みに寄与する)を最小に維持することに役立つ。
パルス変圧器は低い一次巻き線インダクタンスを有するので、コアに作用磁束を発生させる磁化電流は重要であり、これにより、パルスが発生する間に変圧器において相当の蓄積された磁気エネルギーがもたらされる。効率的な設計のために、この磁気エネルギーはパルスの最後で回復され、そして別の形で(通常はコンデンサーでの電荷として)一時的に保持されて、次のパルスを発生させる用意がされる。
いずれにせよ、コアにおける磁束は、次のパルスが発生する前にゼロに戻される必要があり、さもなければ、連続するパルスに伴って磁束が蓄積して最後にコアが飽和し、その時点で変圧器の作動が停止して、駆動用電子装置に対する短絡として作用する。
開閉モードの電力供給変圧器において磁気エネルギーを回復させる一般的な方法(本件においてこれを用いてもよい)は、いわゆる「フライバック」巻き線を使用することによる。これは通常、一次巻き線と同一のものであり、両者は同時にコア上に巻かれ(二極式巻き線)、それによりそれら二つの間で高レベルの磁気結合が確保される。フライバック巻き線は、逆止ダイオードを介して接地とDC給電器の平滑コンデンサーとの間を連結する。
パルスが発生している間、一次巻き線に固定電圧が供給され、そして電流が増加して、コアにおいて磁束が増大する。これにより、フライバック巻き線を横切って同等で正反対の電圧が誘導される(しかし、逆止ダイオードのために電流は全く流れない)。パルスの最後で一次電流が中断することにより磁場が崩壊し始め、これによりフライバック巻き線を横切っている誘導電圧が逆転し、そして電流が給電コンデンサーへ逆流する。磁束と電流は滑らかにゼロまで降下し、次のパルスのための準備がされる。
別の適当な変圧器の構成はプッシュプル構造であり、これにおいては、同じ二本線を巻いた二つの一次巻き線がDC給電器へ交互に連結される。巻き線の位相は、コアにおける磁束が反対方向に発生し、それらの各々が交互に駆動されるようにされる。
プッシュプル構造においても、フライバック方式と極めて類似したやり方で蓄積された磁気エネルギーが回復されて、給電コンデンサーへ戻されるが、この場合は、逆止ダイオードが有効なトランジスタースイッチとなる。いずれの方式についても、同じ変圧器の設計を用いることができる。
プッシュプル構造においては追加の開閉トランジスターと制御が必要となるが、正と負の両方の磁束の偏位を用いることによって、コアの限度内で磁束の変化を2倍にすることができる。上で略述したフライバック構造においては、単極性の磁束の偏位だけが生じる。
所定の磁束の傾斜率について、プッシュプル構造は、同じ変圧器を用いるときにフライバック方式の2倍の持続時間の連続したパルスを生成する能力を有する。ここで図4を参照すると、制御手段68は、電極の活性化を制御するためにプラズマ活性化手段22へ操作可能に連結されている。この例において、制御手段68は、閉じられたときに電極54、56を活性化させる電気スイッチ70を有する。スイッチ70は、先に言及したボタンスイッチ34(これは弁32も作動させる)を用いて、使用者によって手動で操作できる。あるいは、スイッチ70を操作するために、使用者による別の入力装置を用いてもよい。プラズマ室へのガスの流れと電極54、56の活性化を制御するために、使用者による同じ入力装置を用いるのが望ましい。何故ならば、ガスの流れと電極の活性化は同時に起こるのが好ましいからであり、さもなければ、ガスの流れと活性化との間に所定の時間の遅延が生じるかもしれない。さらに、ガスの流れが所定の最少必要流量を超えない限り、電極の活性化が起こらないのが好ましい。従って、制御手段68と制御手段30は統合されて、これらが、ガス14を流すための流量弁32と電極を活性化させるためのスイッチ70を有していてもよい。
図4に示すように、圧力容器12から放出されるガス14の流れを感知するためのセンサー72が設けられる。制御手段68は、ガスの流れが所定の質量流量または体積流量を超えた場合にのみ、あるいはガスの流れが選択された時間の長さにわたって行われた場合にのみ、電極を活性化させる。
図5および図6に示す一つの配置において、統合された制御手段30、68は機械的な結合を有していてもよく、このとき、使用者による入力装置34の操作により、弁32における弁プレートの移動とスイッチ70における電気接点の連結が起こる。より詳細には、入力装置、すなわち滑りスイッチ34は、ピボットアームによって弁プレート74と電気接点76に連結されている。図5に示される機械的な結合の状態において、弁プレート74は弁座78に対して封止されていて、それによりガスの流れが閉ざされている。電気接点76は第二の電気接点80から離れている。図6に示される状態において、弁プレート74は弁座78から離れていて、それによりガスの流れが開放されていて、そして接点76と接点80の間の電気接点が閉じられていて、それにより電気エネルギーの供給源20がプラズマ活性化手段22を活性化している。
電気エネルギーの供給源20は一つ以上の電池であってもよく、好ましくはその電池は再充電可能なものである。この場合、ハウジング28は、主電源につながるプラグを受けるための電気ソケットと、電池を再充電するための再充電回路82を有していてもよい。あるいは、装置は例えば、再充電ユニットにおける一次巻き線の手段と、再充電のために電池を再充電ユニットに誘導的に結合するための、電池に結合された装置における二次巻き線の手段を有する。
ハンドピース28は、電池をハウジングの中に設置するための囲い84と電気端子(図示せず)を有し、端子は、それらがプラズマ活性化手段22にエネルギーを供給するために囲いの中に設置される場合に電池に連結される。
使用者による装置の自由な範囲の移動を可能にするために、電気エネルギーの供給源は、使用中に主電源またはその他の供給源に連結されないのが好ましい。また、装置は例えば浴室のような湿気の多い環境の中で用いられるかもしれないので、ケーブルの使用を避けるのが有利であるということも認められるだろう。さらに、浴室には電気ソケットを備えていないものもある。しかしながら、装置10は、使用中に電気ケーブルによってソケットに連結されてもよい。この場合、電気エネルギーの供給源20は変圧器を有していてもよく、またハウジングは電力の供給源に連結されたプラグを受けるためのソケットを有していてもよい。変圧器は、プラズマ活性化手段22に適した形でエネルギーを供給するように改造される。プラグと変圧器を、乗り物のエネルギー供給源に接続させるように改造してもよく、例えば、プラグを乗り物のシガレットライターのソケットに挿入し、そしてプラズマ活性化手段に適当な電力を送るようにする。
アプリケーター18は、プラズマ発生器16から使用者の口の歯間領域へガスとプラズマを指向させるための針状の部材の形態をとる。図1に概略的に示すように、アプリケーター18は、プラズマ柱または噴射24を形成するための出口26と、プラズマ発生器16から出口26へガスまたはプラズマを送るためのダクト88を有する。ダクトは、好ましくはその直径を1mm未満とし、これは処理領域へのプラズマの速い通過流れを生じさせるのに十分に小さなものである。典型的には、20m/s〜100m/sの範囲の速度が、歯間への使用のために適当である。ダクトは、示されているように真っ直ぐなものであってもよいが、しかし使用者の口の処理領域への十分な接近を可能にするように曲線をなすものとするのが好ましい。アプリケーターは典型的に、約10cm未満の長さを有する。
出口26は、プラズマを発生させるのに用いられる高い電圧から使用者を保護するとともに、プラズマ室が汚染されるリスクを低下させるのに十分なほどに、プラズマ発生器から離れている。
歯間用のアプリケーターの二つの例を、図7〜9を参照して以下で説明する。
最初に図7を参照すると、アプリケーター90は曲線で中空の針状部材92を有し、これは近端部と末端部の両方で開放されていて、それにより入口94と出口96が設けられている。針状部材92の近端部は典型的に、アダプター98の中で結合または固定されている。アダプターの機能と形状については後述する。針状部材92の穴は曲線状の通路100を形成している。
針状部材92の曲がり度合いは、装置を垂直に持った場合に、出口がプラズマ噴射を10時の方向へ向ける程度とする。この配置により、使用者の前歯の歯間を清掃するのが容易になる。
針状部材92の長さは5〜10cmとしてよい。通路100は好ましくは、その近端部から末端部へ向かって先細になっている。入口94の直径は典型的に2〜4mmの範囲とし、出口96の直径は典型的に0.5〜1mmの範囲としてよい。通路100が先細になっていることと、入口94と出口96の間で直径に差があることにより、歯間の清掃に適した高速度(20m/s〜100m/s)のプラズマ噴射を生み出すことが容易になる。高速度の噴射は低速度の噴射よりも使用者の歯の間の空所を貫通しやすい。使用者は、アプリケーター90を装着した本発明に係る装置を彼(または彼女)自身の歯の近くに持って、プラズマを各々の隙間に順に向けるだけでよい。針状部材92が湾曲していることにより、使用者がアプリケーター90を彼(または彼女)自身の口の中に挿入して、プラズマ噴射を歯の裏側に当てることが可能になる。
非熱性プラズマを形成する元となるガスは、典型的にはヘリウムである。ヘリウムには特に二つの利点がある。第一に、そのイオン化エネルギーは、他の大部分のガス(気体)よりも低いエネルギー消費でその中に非熱性プラズマを形成することができるものである。その結果、使用者が熱すぎないし冷たすぎないとも感じる非熱性プラズマを形成することが容易になる。第二に、ヘリウムは小さな原子サイズを有し、従って、狭い歯間の空所であっても容易に貫通することができる。プラズマ中のヘリウムイオンは、歯間の空所に存在する酸素や水蒸気の分子と容易に反応して、有効な抗細菌剤である一量状態(singlet)の酸素原子やヒドロキシル遊離基を形成する。従って、非熱性ヘリウムプラズマは、歯間の空所に存在する細菌を破壊することができる。
針状部材92は本質的に硬質のものであるか、あるいは部材に幾分かの可撓性を付与することのできる材料で形成されていてもよい。例えば、針状部材92はプラスチック材料または合金で形成されていてもよい。別の代替物としては、外側の被覆材またはスリーブ(図示せず)を有する針状部材を形成することである。例えば、針状部材92をステンレス鋼で形成し、そしてポリウレタンまたはポリセン(polythene)からなる密着した被覆材を設けてもよく、そのように密着していることにより、被覆材はステンレス鋼の部材から容易には分離しない。
アダプター98は、図8においてより詳細に示される。
アダプター98は、アプリケーター90をハンドピース28に固定するために、ハンドピース28の一端において相補的な連結部分102と契合するように構成される。アダプター98は複数の構成、すなわち、連結部分102における複数の凹部すなわちかぎ穴の部分112の各々に嵌め込まれるかぎ形の部分110を有する。凹部に嵌め込んだら、アプリケーターとハンドピースを相対的に回転させると、アプリケーターは所定の位置に固定される。
アダプター98と連結部分102は、連結されたときに装置10の一つ以上の機能が有効となり、そして連結されていないときに機能が有効とならないように構成される。同様に、ハウジングへの一つのアプリケーターの連結は一組の機能を有効にし、一方、ハンドピースへの別のアプリケーターの連結は別の組の機能を有効にするだろう。ハンドピース28へのアプリケーター90の連結は、(再び図1を参照すると)使用者による入力装置34が作動したときに、プラズマ活性化手段22が有効となり、またプラズマ室16へのガスの流れが有効となるように設定される。そのような連結がなければ、使用者による入力装置の操作によっては、これらの機能を有効化することができない。
図10において概略的に示すように、アダプター98と連結部分102は、特定の選択された機能を有効にするように閉じられる相補的な電気接点を有していてもよい。アダプター98は、アプリケーターをハンドピースに固定させるために連結部分102の中で回転できる。固定されたときに、アダプター98の上の電気接点114は、連結部分102の上の電気接点116と接触し、それによりそれぞれの電子スイッチが閉じて、弁32によるガスの流れの活性化、およびスイッチ70によるプラズマ活性化手段の作動が行われる。
異なるアプリケーターがハウジングに連結されると、装置の別の機能が可能になる。異なるアプリケーターを、特定の口腔ケアの機能を行うように改造するか、または構成することができる。例えば、図9に示すアプリケーター120は、図7に示すものに概ね類似しているが、使用者が彼(または彼女)の口の中に挿入して、(アプリケーター120をハンドピース28に連結したときに)歯の裏側の歯間の処理を行うのに適するように構成される。
従って、図9に示すアプリケーターの針状部材92は、図7に示すアプリケーター90の対応する針状部材92よりも曲がり度合いが大きい。他の主な相違点は、アプリケーター120はその遠端部において閉じているが、しかしその遠端部または先端に近い位置で針状部材92の側部を通して三つの側面穴124を有することである。この配置は、歯の裏側の歯間の清掃を容易にすることを意図している。
使用者は、一つのハンドピース28と、それぞれが異なる口腔ケアの機能を有するように改造または構成された一式の交換可能なアプリケーターとを含むキットを適宜に用意してもよい。
再び図1を参照すると、装置10は、装置の状態を表す値、例えばガスカプセル12の一つ以上のガスの内容量、電気エネルギー20の供給源の中に残っている充電量、またはアプリケーターから放出されるプラズマ柱の温度を表示するためのディスプレー130を有していてもよい。ディスプレーは図示式のLCDであってもよい。さらに、あるいは代替的に、装置の状態、例えば圧力容器のガスの内容量、電気エネルギーの供給源の中の充電量、またはプラズマ柱の温度が所定の量を超えて減少または増大したときに、使用者に警告を出すための手段132を設けてもよい。警告手段132は、使用者に聞こえる音または警告灯(例えばLED)を発し、ガスカプセルまたはエネルギー供給源を再充電または交換すること、あるいは傷害を回避するために処理領域から装置を取り去ることを使用者に促すための手段を有していてもよい。
図11と図12を参照すると、装置10と再充填ユニット134を有する機器が示されている。再充填ユニットは、装置10のガスカプセル12へガスを供給するためのガスを収容している再充填圧力容器136と、装置における電気エネルギーの供給源20を再充電するための電気再充電手段138を有する。代替の配置において、再充填ユニットは、再充填圧力容器136と電気再充電手段138のうちの一つだけを有していてもよい。装置において使用することによって前の容器のガスが消耗したとき、取替えの圧力容器12を用いてもよく、あるいは放電したときに、供給源20を交換するために新しい電池が用いられる。
再充填ユニットと装置のガスカプセル12は、それぞれ再充填弁140、142を有し、これらの弁は、図示されているようにガスカプセルが連結されて装置のガスカプセル12へガスを供給させるときに開くことができて、圧力容器が連結されないときに閉じる。弁の配置は図3に示される配置と類似していてもよい。
再充填ユニット134は、再充填圧力容器136を収納するための直立部分144を有するスタンドからなる。再充填圧力容器は比較的大きなもので、大きな圧力容積を有していてもよく、そして装置に多数回(おそらく20回程度)補充するのに十分なガスを収容することができる。再充填ユニットは、装置を据えつけるための台座146も有する。装置10が再充填ユニットに据えつけられると、圧力容器12、136は、装置のガスカプセル12へガスが供給されるように連結される。この点について、装置のガスカプセル12の再充填弁140と契合していてこれを開くように改造された第一の端部と、再充填圧力容器136に連結された第二の端部とを有する導管148(これは場合により弁150を有する)が設けられる。従って、装置10が再充填ユニット134に据えつけられているとき、装置10の圧力容器12は自動的に補充される。
代替の配置において、再充填を行なうために再充填ユニットの上に装置10の全体を据えつけるのではなく、装置のガスカプセル12が装置から取り外されたときに、台座146がカプセル12を収容するようにする。従って、装置のガスカプセル12が再充填ユニットに据えつけられると、圧力容器12、136は、装置のガスカプセルへガスが供給されるように連結される。
この場合、装置は、少なくとも二つの装置のガスカプセル12を有していてもよい。任意の一回について、一つ以上の装置のガスカプセル12を、再充填を行なうために再充填ユニット134に据えつけることができて、そして一つの装置のガスカプセル12を、ガスの流れを発生させるのに使用するために装置のハウジング28の中に収容することができる。
図12に示すように、電気再充電手段138は、例えばプラグ154を介して主電源から電気エネルギーを受けるとともに、電気エネルギーの供給源20が電気再充電手段138に連結されたときに装置10におけるエネルギーの供給源20を再充電するために電気エネルギーを供給するための制御回路152を有する。再充填ユニットが主電源に連結されている場合には、装置が台座146において再充填ユニットに据えつけられると、エネルギーの供給源20は電気再充電手段に自動的に連結される。
台座146と装置10のうちの一方は構成物、すなわち突起154を有し、他方は契合するための凹所156を有していてもよく、これにより例えば、供給源20に充電するための誘電的に結合した充電手段の一次コイルと二次コイルを近接させる。
代替の配置において、供給源20を装置10から取り出して、それを台座146の上に置くことによって供給源に再充電をしてもよく、これにより、供給源は再充填ユニットに連結され、そして再充電手段138を用いて供給源に再充電する。
ここで図13を参照すると、本発明に係る装置において用いるための第三のアプリケーターが示されている。図13においてアプリケーターは符号200で示されているが、これは中空のブラシホルダー202を有する。ブラシホルダー202は、その近端部においてアダプター204を有し、これによりブラシホルダー202をハンドピース(図13においては示されていない)に連結することができる。アダプター204は、図10を参照して説明したアダプター98に類似している。ブラシホルダー202の遠端部は歯間ブラシ206に、取り外すことができるように契合している。ブラシ206は中空で変形可能な長い中空ワイヤ208を有し、このワイヤには、その頭部すなわち末端部210において放射状かまたは側方に延びるアーム212の配列が設けられていて、アームの各々は毛214の配列を保持している。ブラシ206の寸法は、それを個人が彼(または彼女)の歯の間に挿入することができる程度にされている。ワイヤ208は変形可能であり、それにより、もしブラシ206が使用者の歯の間で動かなくなった場合は、加わるいかなる力もワイヤ208が吸収してブラシ206を解放するので、使用者の歯は損傷しないだろう。ブラシ206は、それが歯間の空所の中で前後に動くならば、通常の清掃効果を有する。本発明によれば、ハンドピース(図示せず)からブラシホルダー202を通してブラシ206自体へ非熱性ガスプラズマを供給することによって、この清掃効果がさらに高まる。ブラシ206の頭部には、プラズマを放出するための多数のオリフィス220が形成されている。オリフィス220はワイヤ208に形成されていてもよい。非熱性ガスプラズマは、前述したように、典型的にはヘリウムで形成されていてもよい。ヘリウムプラズマは、酸素やヒドロキシル基のような反応性で抗細菌性の種の形成を媒介する。これらの基は、歯の間の空所に存在する全ての有害な口腔内細菌の細胞を破壊または損傷することができる。
ブラシ206は典型的に、ブラシホルダー202に押して嵌め込まれる。ブラシ206は、これを歯間に繰返し挿入することによってかなり変形するかもしれないので、使用寿命が短いかもしれない。従って、本発明に係る装置は、ひと組になっているブラシ206とともに提供されてもよい。
10 装置(非熱性プラズマを発生させるための装置)、 12 ガスカプセル、 14 ガス、 13 オリフィスプレート、 15 膨張室、 16 プラズマ発生器、 18 アプリケーター、 20 電気エネルギーの供給源、 22 ガスプラズマ活性化手段、 24 非熱性プラズマ、 26 開口(出口)、 28 ハンドピース(ハウジング)、 30 制御手段、 32 弁、 34 押しスイッチ、 36 据付け手段、 38 導管、 40 弁、 42 頭部、 44 滑り部材、 46 ばね、 48 突起、 50 流量調節器、 52 充填剤弁、 54 電極、 56 電極、 58 信号発生器、 60 電場線、 62 調時回路、 64 増幅器、 66 整合回路、 68 制御回路、 70 電気スイッチ、 72 流れセンサー、 74 弁プレート、 76 電気接点、 78 弁座、 82 再充電回路、 88 ダクト、 90 アプリケーター、 92 針状部材、 94 入口、 96 出口、 98 アダプター、 100 通路、 102 連結部分、 110 かぎ形の部分、 112 かぎ穴の部分、 114 電気接点、 116 電気接点、 120 アプリケーター、 124 側面穴、 130 ディスプレー、 132 警告手段、 134 再充填ユニット、 136 再充填圧力容器、 138 電気再充電手段、 140 再充填弁、 142 再充填弁、 144 直立部分、 146 台座、 148 導管、 150 弁、 152 制御回路、 154 プラグ、 154 突起、 156 凹所、 200 アプリケーター、 202 ブラシホルダー、 204 アダプター、 206 歯間ブラシ、 208 中空ワイヤ、 210 頭部、 212 アーム、 214 毛、 220 オリフィス。

Claims (27)

  1. 歯間処理装置であって、口腔の処理において用いるのに適した温度において非熱性ガスプラズマを生成するための発生器と、非熱性ガスプラズマのアプリケーターを有し、アプリケーターは(i)非熱性プラズマの噴射を歯間に指向させるための中空の針状部材を有し、この針状部材は少なくとも一つの入口と少なくとも一つの出口を有し、あるいはアプリケーターは(ii)非熱性ガスプラズマを受け入れるための中空の頭部を有する歯間ブラシを有し、前記頭部は非熱性プラズマを放出するための少なくとも一つの側方の開口を有する、前記歯間処理装置。
  2. アプリケーターと契合することのできるハンドピースを有する、請求項1に係る歯間処理装置。
  3. ハンドピースはプラズマ発生器を収容している、請求項2に係る歯間処理装置。
  4. ハンドピースは、圧力下でガスを貯蔵するとともにガスの流れをプラズマ発生器に供給するためのガスカプセルを収容している、請求項3に係る歯間処理装置。
  5. プラズマを発生させるためのハンドピースまたはハウジングは、圧力下でガスを貯蔵するための外部のガスカプセルと契合することができて、この配置により、必要なときにガスをプラズマ発生器に供給することができる、請求項2または3に係る歯間処理装置。
  6. ガスカプセルは、ガスカプセルがハンドピースと契合されるか、あるいはハンドピースを用いずにガスカプセルが据付け手段の中に据え付けられるときにガスをガスカプセルから放出させるように操作することのできるガス放出機構を有する、請求項4または5に係る歯間処理装置。
  7. ガスカプセルとプラズマ発生器の間に延びる導管が設けられていて、導管には流れ弁または流量調節器が配置されている、請求項4から6のいずれかに係る歯間処理装置。
  8. ガスカプセルとプラズマ発生器の中間に膨張室を有する、請求項4から7のいずれかに係る歯間処理装置。
  9. ハンドピースはさらに、電気エネルギーの供給源と、その電気エネルギーの供給源に電気的に連結されていて、プラズマ発生器の中のガスを活性化することによって前記非熱性ガスプラズマを形成するための活性化手段とを収容している、請求項2から8のいずれかに係る歯間処理装置。
  10. 活性化手段は、前記プラズマ発生器の中で電場を発生させるための少なくとも一つの電極と、前記電極を駆動させる電気信号を発生させるための信号発生器を有する、請求項9に係る歯間処理装置。
  11. 前記電極は、誘電体によってプラズマ発生器の中のガスから絶縁されている、請求項10に係る歯間処理装置。
  12. 電気エネルギーの供給源は、一つ以上の使い捨ての電池または再充電可能な電池である、請求項9から11のいずれかに係る歯間処理装置。
  13. ハンドピース内には、アプリケーターがハンドピースに契合したときにだけプラズマ発生器を作動させるための作動手段が存在する、請求項2から12のいずれかに係る歯間処理装置。
  14. アプリケーターとハンドピースのうちの一方は固定用の突起を有し、そしてアプリケーターとハンドピースのうちの他方は、固定用の突起を受け入れるための固定用の凹所を有し、それによりアプリケーターをハンドピースに固定することができる、請求項13に係る歯間処理装置。
  15. アプリケーターは、ハンドピースに取り外し可能なように契合することができる、請求項2から4のいずれかに係る歯間処理装置。
  16. 装置は、長さが300mm未満で、幅が50mm、そして質量が1kg未満である、請求項1から15のいずれかに係る歯間処理装置。
  17. 針状部材は曲線状である、請求項1から16のいずれかに係る歯間処理装置。
  18. 針状部材は、かぎつめの形または猛禽類のつめの形である、請求項17に係る歯間処理装置。
  19. 前記の入口は、針状部材の近端部における単一の軸方向の開口である、請求項1から18のいずれかに係る歯間処理装置。
  20. 前記の出口は、針状部材の末端部における単一の軸方向の開口である、請求項1から19のいずれかに係る歯間処理装置。
  21. ブラシの頭部は、外側に延びる毛の配列を伴う中空ワイヤを有する、請求項1から16のいずれかに係る歯間処理装置。
  22. ブラシの頭部は、それ自体が、その中に形成されたガスプラズマ放出用のオリフィスを有する、請求項21に係る歯間処理装置。
  23. 請求項1から22のいずれかに係る歯間処理装置と追加のアプリケーターとを有する歯間処理用キット。
  24. 追加のアプリケーターは、歯間の清掃以外の口腔のヘルスケアの用途に適した形態を有する、請求項23に係る歯間処理用キット。
  25. 追加のアプリケーターは、歯間の清掃に適した形態を有する、請求項23に係る歯間処理用キット。
  26. 歯間処理装置は請求項14に係るものであるか、あるいは請求項14に係る場合の請求項15から22のいずれかに係るものであり、このとき各々のアプリケーターは、固定用の凹所または固定用の突起が異なっているセットを有する、請求項24から26のいずれかに係る歯間処理用キット。
  27. 歯間処理装置は完全には組み立てられていない、請求項23から26のいずれかに係る歯間処理用キット。
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