JP2013510644A - 先端部が拡大された水晶体超音波乳化吸引術用チップ - Google Patents
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Abstract
様々な実施形態では、水晶体超音波乳化吸引術用チップは、水晶体超音波乳化吸引術用ハンドピースに繋止されるように構成された近位端部と、五つの角を備えた五辺の多角形として成形された遠位端部とを備えて構成されうる。いくつかの実施形態では、五辺の多角形の五つの角のうちの少なくとも二つは実質的に直角を形成し、五つの角のうちの一つは、他の四つのいずれの角よりも五辺の多角形の回転軸線から離間された主要点を形成することができる。例えば、遠位端部はホームベース形態に成形される。主要点の回転軸線からのずれによって、水晶体物質を切断し且つ/又は取り除くことが改善されうる。いくつかの実施形態では、主要点は他の四つの角のうちの少なくとも一つよりも鋭い縁を形成することができる(例えば、他の四つの角は丸みを帯びている)。
Description
本発明は概して水晶体超音波乳化吸引術に関する。限定されるものではないが、本発明は特に水晶体超音波乳化吸引術用切断チップに関する。
人間の眼は、角膜と呼ばれる透明な外側部分を通して光を透過させて水晶体によって網膜上に像の焦点を合わせることによって視力を提供することができる。焦点が合わされる像の質は、眼の大きさ及び形状、並びに角膜及び水晶体の透明度を含む多くの要因に依存しうる。
加齢又は病気によって水晶体の透明度が低下すると、網膜に透過されうる光が減少するので、視力が悪化しうる。眼の水晶体におけるこの欠陥は白内障と称されることがある。この疾患についての一つの治療法は、外科的に水晶体を取り除いて水晶体の機能を眼内レンズ(IOL)に置き換えることである。
白内障水晶体は、水晶体超音波乳化吸引術と呼ばれる外科技術によって取り除かれることができる。この処置の間、細い水晶体超音波乳化吸引術用切断チップが、病気に冒された水晶体内に挿入されて超音波振動されうる。振動する切断チップは、水晶体が眼の外に吸引されうるように水晶体を液化し又は乳化することができる。病気に冒された水晶体は、一旦取り除かれると、(IOLのような)人工水晶体によって置き換えられることができる。
眼科処置に適した超音波手術装置は、超音波駆動されるハンドピースと、付属の切断チップと、灌流スリーブと、電気制御コンソールとを含むことができる。ハンドピース組立体は電気ケーブル及び可撓チューブによって制御コンソールに取り付けられうる。コンソールは、電気ケーブルを通して、ハンドピースによって付属の切断チップに伝えられる出力レベルを変化させることができ、可撓チューブは眼に灌流流体を供給し且つハンドピース組立体を通して眼から吸引流体を引き出すことができる。
ハンドピースの作動部分には、一組の圧電結晶体に直接取り付けられた中空の共振棒(resonating bar)又は中空の共振ホーンが中央に配設されうる。結晶体は、水晶体超音波乳化吸引術の間、ホーン及び付属の切断チップの両方を駆動するのに必要とされる所要の超音波振動を供給し且つコンソールによって制御されうる。結晶体/ホーン組立体は、柔軟な設置(flexible mounting)によって、ハンドピースの中空の本体またはハンドピースの外郭(shell)において遊動状態で支持されうる。ハンドピースの本体は、本体の遠位端部における小径部分または円錐状頭部(nosecone)において終端しうる。円錐状頭部には灌流スリーブを受け入れるべく雄ネジが切られうる。同様に、ホーンのボアには切断チップの雄ネジを受容すべく遠位端部において雌ネジが切られうる。灌流スリーブは、円錐状頭部の雄ネジに螺合される雌ネジが切られたボアも有することができる。切断チップは、灌流スリーブの開いた端部を越えて予め定められた量だけ突出するように調整されうる。
使用時において、切断チップ及び灌流スリーブの端部は、角膜又は強膜内の予め定められた幅の小さな切開創に挿入されうる。切断チップは、結晶駆動された超音波ホーンによって灌流スリーブ内において切断チップの長手方向の軸線に沿って超音波振動され、このことによって、その場所で、選択された組織を乳化することができる。切断チップの中空のボアがホーン内のボアと連通することができ、順に、ホーン内のボアは、ハンドピースからコンソールまでの吸引ラインと連通することができる。減圧又はコンソール内の真空源によって、乳化された組織が、切断チップの開いた端部、切断チップのボア、ホーンのボア、及び吸引ラインを通って眼から収集装置内に引き出され又は吸引されうる。乳化された組織の吸引は生理食塩水洗浄溶液(saline flushing solution)又は洗浄剤(irrigant)によって補助されることができ、生理食塩水洗浄溶液又は洗浄剤は、灌流スリーブの内面と切断チップとの間の小さな環状間隙を通って手術部位内に注入される。
様々な実施形態では、水晶体超音波乳化吸引術用チップが、水晶体超音波乳化吸引術用ハンドピースに繋止されるように構成された近位端部と、五つの角を備えた五辺の多角形として成形された遠位端部とを備えて構成されうる。いくつかの実施形態では、五辺の多角形の五つの角のうちの少なくとも二つが直角を形成することができ、五つの角のうちの一つが、他の四つのいずれの角よりも五辺の多角形の回転軸線から離間された主要点(dominant point)を形成することができる。例えば、遠位端部はホームベース形態に成形される。主要点の回転軸線からのずれによって、水晶体物質を切断し且つ/又は取り除くことが改善されうる。いくつかの実施形態では、主要点は他の四つの角のうちの少なくとも一つよりも鋭い縁を形成することができる(例えば、他の四つの角は丸みを帯びている)。いくつかの実施形態では、遠端部は五辺の多角形の形状を備えた枠を含み、五辺の多角形の内部は枠から吸引ルーメンまで中空である。代替的に、遠位端部は五辺の多角形の形状を備えた中実構造を含んでもよく、吸引ルーメンは中実構造内に開口を形成してもよい。ホームベース形状に対する修正も考えられる。例えば、遠位端部は、ホームベース形状であって、主要点の両側且つ主要点よりも上においてホームベース形状の底部から二つの正方形部分が取り除かれたホームベース形状を含む。
本発明のより完全な理解のために、添付の図面と併せて以下の記述が参照される。上記の一般的な記述及び以下の詳細な記述の両方が、模範的なものであり且つ説明のためにのみあり、特許請求の範囲に記載の本発明の更なる説明を提供することを意図していることが理解されるべきである。
図1aは超音波ハンドピース100の一つの実施形態を示す。ハンドピース100はコンソール140に連結されうる。コンソール140はフットスイッチ150のような入力装置に連結されうる。いくつかの実施形態では、ハンドピース100は、切断チップ110、ホーン120、及び一組の圧電性結晶体130を含むことができる。チップ接合部115がホーン120の小径部分125に切断チップ110を連結することができる(例えば切断チップ110の近位端部117が、チップ接合部115の内部上のネジと嵌合するように構成されたネジを含むことができる)。図1bは、外側のハンドピース外郭180と、灌流スリーブ190とを備えたハンドピース180を示す。外側のハンドピース外郭及び灌流スリーブの他の形態も考えられる。
いくつかの実施形態では、チップ110は、チタン又はステンレス鋼(他の材料も考えられる)から作られた細いニードルを含むことができ、この細いニードルは超音波振動されると水晶体を乳化するように設計される。チップ110は円筒形のシャフト205を含むことができ、円筒形のシャフト205は約20〜30ゲージの小さな直径を有しうる。いくつかの実施形態では、チップ110は、眼の前房内に挿入されるときに水晶体を取り除くのに適した長さを有することができる。
ホーン120は医療用途に適した(チタン合金のような)剛性材料から製造されうる。ホーン120は、チップ接合部115に接続される小径区域125を含むことができる。チップ接合部115は、チップ110を受容するネジ接続部を含むことができる。この態様では、チップ110はチップ接合部115においてホーン120上に螺合されうる。このことによってチップ110とホーン120との間に堅固な接続が提供されうるので、振動がホーン120からチップ110に伝達されることができる。
いくつかの実施形態では、圧電性結晶体130は水晶体超音波乳化吸引術の間ホーン120及び付属の切断チップ110の両方を駆動すべく超音波振動を供給することができる。圧電性結晶体130はホーン120に固着されうる。結晶体130は、リング形状であり、中空の円筒に似ており、且つ複数の結晶部分から構築されうる。他の結晶体の形態も考えられる。結晶体130は、コンソール140からの信号によって励起されると、共振してホーン120内に振動を生成することができる。ホーン120に接続されたチップ110も振動することができる。チップ110は、眼の前房内に挿入されて振動されると、白内障の水晶体を乳化するように作用することができる。コンソール140は信号発生器160を含むことができ、信号発生器160は圧電性結晶体130を駆動すべく信号を生成する。コンソール140は、信号発生器160を制御すべく、適切なマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、コンピュータ又はデジタル論理制御器(例えばマイクロプロセッサ1001)も含むことができる。
図2a〜gは、ハンドピース100のためのチップ110の実施形態の側面図及び正面図を示す。切断チップ110の端部は、(例えば野球のホームベースに似た形状の)主要点220と吸引ルーメンを形成する区域215とを有する不規則な多角形の形状でありうる。いくつかの実施形態では、中央の吸引ルーメン区域215は区域210によって囲まれる。図2aにおいて見られるように、区域210は中空である。図2bにおいて見られるように、区域210は中実であってもよい。図2bの矢印は吸引ルーメンを通した吸引の流れ方向を示す。水晶体物質は、超音波振動されて吸引ルーメン区域215を通して吸引されるとき、チップ110の主要点220によって切断されうる。主要点220の回転軸線225からのずれによって、水晶体物質を切断し且つ/又は取り除くことが改善されうる。いくつかの実施形態では、「ホームベース」形状は、湾曲チップを使用することなく(いくつかの実施形態では、湾曲チップが使用されてもよい)、(直線チップと同様な)超音波捻れ運動を使用して主要点220の円弧動作を提供することができる。ずらされた主要点220は、回転軸線225からずらされた捻れ切断縁を提供することができる。いくつかの実施形態では、切断チップ110は約5°の角度に沿って回転軸線225上で往復回転される。他の角度(例えば3°〜10°の間、10°〜40°の間等)も考えられる。他の動作方向(例えば回転軸線に沿った長手方向の動作)も考えられる。図2a〜bにおいて見られるように、チップシャフト205は拡大区域230を通して「ホームベース」形状に徐々に拡大することができる。いくつかの実施形態では、シャフト205は回転軸線225よりも主に下に拡大することができる。しかしながら、いくつかの実施形態では、シャフト205は回転軸線225よりも上及び下の両方に拡大してもよい。回転軸線225からずれた主要点220の偏心配置によって、シャフト205が湾曲することなくチップ110の遠い縁において横方向の動作が可能となる。いくつかの実施形態では、「ホームベース」形状のチップ110は湾曲シャフト205と共に使用されてもよい。
「ホームベース」形状は、回転軸線からほぼ等距離にある四つの点240a〜dを含むことができ、一つの主要点220はチップ110上において任意の他の点240a〜dよりも回転軸線225から遠くに配置される。いくつかの実施形態では、回転軸線225は円筒形のシャフト205の中心線と同一直線上にある。回転軸線225の他の配置場所も考えられる。いくつかの実施形態では、四つの角240a〜dのうち少なくとも二つ(例えば上側の二つの角240a〜b)は実質的に直角を形成する(「実質的に」とは90°±10°の角度を含む)。最も遠くに配置された点(「ホームベース」形状の底部)が五つの点のうち最大の偏心動作を提供することができるので、外科医は、水晶体超音波乳化吸引術の処置の間、主要点220の配置に集中することができる。端部の開口がオフセットされうるので、シャフトの捻れ運動が左右方向の切断縁(side-to-side cutting edge)に変換されることができる。いくつかの実施形態では、主要点220は他の四つの点240a〜dよりも鋭い(例えばより鋭角になる)。例えば、(例えば図2aにおいて示されるように)他の四つの点240a〜dは主要点220よりも鈍角にされるように丸みを帯びている。いくつかの実施形態では、他の四つの点240a〜dは主要点220と同等に又は主要点220よりも鋭い。
図2f〜gはいくつかの例示的な寸法を示す。いくつかの実施形態では、チップ110の表面は、ほぼ0.69〜1.27mm(0.027〜0.05インチ)の範囲の寸法W1と、ほぼ0.69〜1.27mm(0.027〜0.05インチ)の範囲の寸法W2と、ほぼ0.25〜0.64mm(0.01〜0.025インチ)の範囲の寸法W3と、ほぼ0.25〜1.14mm(0.01〜0.045インチ)の範囲の内径(ID)とを含むことができる。他の寸法及び形態も考えられる。例えば、図2gにおいて示される実施形態に見られるように、寸法W4はほぼ0.89〜1.78mm(0.035〜0.07インチ)の範囲であり、IDはほぼ0.51〜1.65mm(0.02〜0.065インチ)の範囲である。いくつかの実施形態では、回転軸線225は、主要点220がチップ面上においてその他の点よりも回転軸線225から更にずらされるように、吸引ルーメン215の中心線と同一直線上にある。
図2c〜dにおいて見られるように、チップ110は斜めにされてもよい(例えば所定の角度で切断され、鋳造される等)。例えば、20°の角度が使用されてもよい(他の角度も可能である)。いくつかの実施形態では、(例えば図2a〜bにおいて見られるように)チップ110は斜めにされなくてもよい。追加の実施形態が図4a〜bにおいて示される。図4a〜4bにおいて見られるように、いくつかの実施形態では、チップの基本的な「ホームベース」形状は形状から材料/形状を加え又は引くことによって修正されてもよい。例えば、「ホームベース」形状は、チップの底部から二つの長方形部分が取り除かれてもよい。いくつかの実施形態では、図4bにおいて見られるように、四つの点240a〜dは、その形状が主要点220と共に涙滴形状に近似するように、完全に丸みを帯びていてもよい。他の修正も考えられる。
図3は、水晶体超音波乳化吸引術用チップ110が挿入された状態の眼310の断面図を示す。眼310は、強膜312、視神経314、網膜316、水晶体318、水晶体嚢319、虹彩320、角膜322及び瞳孔324を含む。水晶体318は、角膜322及び瞳孔324を通過する光の焦点を網膜316上に合わせることができる。網膜316は、光を神経インパルスに変換して、視神経314に沿って脳に送ることができる。虹彩320は瞳孔324及び水晶体318を通る光の量を調節することができ、このことによって眼310は様々なレベルの光に適合することができる。水晶体嚢319は、水晶体318を所定の位置に保持することができ、且つ光が水晶体嚢319を通過することができるように透明である。このため、視神経314に沿って進む神経インパルスは、眼310に可視化される景色に対応しうる。
しかしながら、様々な病気、疾患、損傷等によって、水晶体318が、曇り、半透明等になり、眼310から水晶体318を摘出することが望ましいレベルにまで至る。斯かる状況では、罹患患者は「白内障」を有すると言われることがある。水晶体318が眼310から取り除かれる(すなわち白内障が摘出される)とき、外科医は、水晶体318を人工水晶体に置換し、このことによって、罹患患者の視力を回復させることができる。(テキサス州フォートワースの)アルコンラボラトリーズインコーポレイティドがアクリソフ(登録商標)眼内レンズのような典型的な人工水晶体を提供する。外科医は、水晶体318を取り除くべく、水晶体超音波乳化吸引術用チップ110を備えたハンドピース100を使用することができる。図1a〜bにおいて示されるように、ハンドピース100はチップ110を含み且つ接続材170を通してコンソール140に接続されうる(接続材170は、灌流スリーブ190のための灌流流体を提供する眼チューブ171と、眼310から吸引された物質をコンソール140へ戻す眼チューブ173と、超音波の制御/電力のための電気ケーブル175とを含むことができる)。ハンドピース100には、チップ110上において眼チューブ171と灌流スリーブ190との間に流体チャネルが設けられうる。加えて、ハンドピース100は、灌流スリーブ190に連結し且つチップ110に間接的に(一つ以上の内部部品を介して)連結することができ、このことによって、(チップ110がスリーブ190から独立して振動せしめられるように(スリーブ190はチップ110に対して固定されて保持されてもよい))互いに対して作動可能な固定関係においてこれら部品190、110を保持することができる。
図5は、水晶体を取り除くべく水晶体超音波乳化吸引術用チップを使用するための方法の一つの実施形態のフローチャートを示す。フローチャートに提供される要素は単なる例示である。提供される様々な要素は省かれてもよく、追加の要素が加えられてもよく、且つ/又は様々な要素が下記に提供される順序とは異なる順序において実行されてもよい。
501において、眼内に切開創が作られうる。例えば、水晶体318にアクセスすべく角膜332を通して水晶体嚢319まで切開創を作るのに外科用ナイフが使用される。
503において、チップ110及び灌流スリーブ190は切開創を通して挿入されて水晶体318と接触することができる。
505において、「ホームベース」形状のチップ110は水晶体318を乳化すべく超音波振動されうる。チップ110においてずらされた主要点220は、回転軸線225からずらされた捻れ切断縁を提供することができる。チップ110において主要点220が回転軸線225からずらされることによって、水晶体物質を切断し且つまたは取り除くことが改善されうる。
507において、チップ110が水晶体318を乳化するので、水晶体物質が吸引ルーメン215を通して吸引されうる。
509において、水晶体物質の吸引を補助すべく灌流スリーブ190を通して灌流流体が提供されうる。
511において、チップ110及び灌流スリーブ190が眼から取り出されうる。
いくつかの実施形態では、コンソール140は一つ以上のプロセッサ(例えばプロセッサ1001)を含むことができる。プロセッサ1001は単一の処理装置又は複数の処理装置を含むことができる。斯かる処理装置は、マイクロプロセッサ、(マイクロコントローラでありうる)コントローラ、デジタル・シグナル・プロセッサ、マイクロコンピュータ、中央演算処理ユニット、フィールド・プログラマブル・ケート・アレイ、プログラマブル・ロジック・デバイス、ステートマシン、論理回路、制御回路、アナログ回路、デジタル回路、及び/又は操作指令に基づいて(アナログ及び/又はデジタル)信号を操作する任意の装置である。プロセッサ1001に連結され且つ/又は組み込まれたメモリ1003は単一のメモリ装置又は複数のメモリ装置である。斯かるメモリ装置は、ROM、RAM、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、スタティックメモリ、ダイナミックメモリ、フラッシュメモリ、キャッシュメモリ、及び/又はデジタル情報を記憶する任意の装置である。プロセッサ1001が、ステートマシン、アナログ回路、デジタル回路、及び/又はロジック回路を介してその一つ以上の機能を実施するとき、対応する操作指令を記憶するメモリ1003が、ステートマシン、アナログ回路、デジタル回路、及び/又はロジック回路を含む回路内に又は回路の外部に組み込まれうることに留意されたい。図5に関連して示され且つ記述された要素の少なくともいくつかに対応する操作指令を、メモリ1003が記憶してプロセッサ1001が実行することができる。
与えられた実施形態に対して様々な修正が当業者によってなされうる。本明細書及び本明細書に開示された本発明の実施例を考慮すると、本発明の他の実施形態が当業者に明らかであるだろう。本明細書及び例が単なる模範例としてみなされ、本発明の真の範囲及び思想が以下の特許請求の範囲及びその均等物によって示されることが意図されている。
Claims (20)
- 水晶体超音波乳化吸引術用チップであって、
水晶体超音波乳化吸引術用ハンドピースに繋止されるように構成された近位端部と、
五つの角を備えた五辺の多角形として形成された遠位端部であって、前記五つの角のうちの少なくとも二つが実質的に直角を形成し、前記五つの角のうちの一つが、他の四つのいずれの角よりも当該水晶体超音波乳化吸引術用チップの回転軸線から離間された主要点を形成する、遠位端部と
を具備する、水晶体超音波乳化吸引術用チップ。 - 前記遠位端部がホームベースの形態に成形される、請求項1に記載の水晶体超音波乳化吸引術用チップ。
- 前記主要点が他の四つの角のうちの少なくとも一つよりも鋭い縁を形成する、請求項1に記載の水晶体超音波乳化吸引術用チップ。
- 前記主要点が鋭い縁を形成し、他の四つの角が丸みを帯びている、請求項1に記載の水晶体超音波乳化吸引術用チップ。
- 前記遠位端部が前記五辺の多角形の形状を備えた枠を具備し、前記五辺の多角形の内部が前記枠から吸引ルーメンまで中空である、請求項1に記載の水晶体超音波乳化吸引術用チップ。
- 前記遠位端部が前記五辺の多角形の形状を備えた中実構造を具備し、吸引ルーメンが前記中実構造内に開口を形成する、請求項1に記載の水晶体超音波乳化吸引術用チップ。
- 前記遠位端部まで通じる当該チップのシャフトが円筒形であり、当該チップの遠位端部が前記シャフトの直径よりも大きな少なくとも一つの寸法を含み、当該チップが前記円筒形のシャフトと前記遠位端部との間に移行領域を含む、請求項1に記載の水晶体超音波乳化吸引術用チップ。
- 前記遠位端部が、ホームベース形状であって、前記主要点の両側且つ該主要点よりも上において該ホームベース形状の一部から二つの長方形部分が取り除かれたホームベース形状を有する、請求項1に記載の水晶体超音波乳化吸引術用チップ。
- 眼科手術ハンドピースであって、
ホーンと、
該ホーンに連結された一組の圧電性結晶体であって、前記ホーンを駆動すべく超音波振動を提供するように構成された一組の圧電性結晶体と、
前記ホーンに連結された水晶体超音波乳化吸引術用切断チップであって、前記ホーンによって超音波振動されるように構成され、且つ、
水晶体超音波乳化吸引術用ハンドピースに繋止されるように構成された近位端部と、
遠位端部であって、該遠位端部上において前記水晶体超音波乳化吸引術用切断チップの回転軸線からその他の点よりも離間された主要点を含むように成形された遠位端部とを具備する水晶体超音波乳化吸引術用チップと
を具備する、眼科手術ハンドピース。 - 前記遠位端部が、五つの角を有する五辺の多角形を備えたホームベース形態に成形され、前記五つの角のうちの少なくとも二つが実質的に直角を形成し、前記五つの角のうちの一つが前記主要点を形成する、請求項9に記載の眼科手術ハンドピース。
- 前記主要点が他の四つの角のうちの少なくとも一つよりも鋭い縁を形成する、請求項10に記載の眼科手術ハンドピース。
- 前記遠位端部が、前記主要点の反対側に丸みを帯びた端部を有する涙滴として成形される、請求項9に記載の眼科手術ハンドピース。
- 前記遠位端部が前記五辺の多角形の形状を備えた枠を具備し、前記五辺の多角形の内部が前記枠から吸引ルーメンまで中空である、請求項9に記載の眼科手術ハンドピース。
- 前記遠位端部が前記五辺の多角形の形状を備えた中実構造を具備し、吸引ルーメンが前記中実構造内に開口を形成する、請求項9に記載の眼科手術ハンドピース。
- 前記ハンドピースに連結される灌流スリーブであって、前記水晶体超音波乳化吸引術用チップと相互に作用し合う前記眼の一部に灌流流体を向けるように構成された灌流スリーブを更に具備する、請求項9に記載の眼科手術ハンドピース。
- 前記遠位端部まで通じる前記チップのシャフトが円筒形であり、前記チップの遠位端部が前記シャフトの直径よりも大きな少なくとも一つの寸法を含み、前記チップが前記円筒形のシャフトと前記遠位端部との間に移行領域を含む、請求項9に記載の眼科手術ハンドピース。
- 前記遠位端部が、ホームベース形状であって、前記主要点の両側且つ該主要点よりも上において該ホームベース形状の一部から二つの長方形部分が取り除かれたホームベース形状を有する、請求項9に記載の眼科手術ハンドピース。
- 水晶体超音波乳化吸引術用チップを眼内に挿入するステップであって、該水晶体超音波乳化吸引術用チップは、水晶体超音波乳化吸引術用ハンドピースに繋止されるように構成された近位端部と、五つの角を備えた五辺の多角形として成形された遠位端部であって、前記五つの角のうちの少なくとも二つが実質的に直角を形成し、前記五つの角のうちの一つが、他の四つのいずれの角よりも前記水晶体超音波乳化吸引術用チップの回転軸線から離間された主要点を形成する、遠位端部とを具備する、ステップと、
前記眼内において前記水晶体超音波乳化吸引術用チップを超音波振動させるステップであって、該超音波振動が前記眼内において水晶体を乳化すべく前記主要点の捻れ運動を引き起こす、ステップと、
前記水晶体超音波乳化吸引術用チップと流体連通する吸引ルーメンを通して前記乳化された水晶体から水晶体物質を吸引するステップと
を含む、方法。 - 前記水晶体超音波乳化吸引術用チップを挿入するステップの前に、外科用ナイフで前記眼内に切開創を作るステップを更に含む、請求項18に記載の方法。
- 水晶体の乳化場所において前記眼に灌流流体を向けるように構成された灌流スリーブを通して灌流流体を提供するステップを更に含む、請求項18に記載の方法。
Applications Claiming Priority (3)
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