JP2013508610A - 冷却流路を形成するテーパ状冷却構造体を組み込んだ翼 - Google Patents

冷却流路を形成するテーパ状冷却構造体を組み込んだ翼 Download PDF

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Abstract

ガスタービンエンジン(10)及びそれに用いられる翼(50)。翼(50)は、チャンバ(100)と、チャンバ(100)から供給される冷却流体(144)がそれを通じて翼(50)から流出する後縁(72)に沿って配置された一連の出口開口(78)との間に延びる複数の冷却流路(110、120)を含む構造体(128)を備えており、構造体(128)は、翼の圧力側壁(74)と吸込側壁(76)の間の厚さ(t)が冷却流路(110、120)に沿った位置の関数として変化することを特徴とし、これにより、複数の冷却流路のそれぞれが、チャンバ(100)からの距離の関数として減少する流通断面(170、174)を特徴とする。
【選択図】図2

Description

関連出願
本願は、参考までに本明細書で全体が援用されている2009年10月20日に提出された米国仮特許出願第61/253,120号に対する優先権を主張するものである。本願は、2010年7月8日に提出された同時係属中の特許出願第12/832,124号に関連するものである。
本発明は、ガスタービンの動翼及び静翼内に冷却流路を形成する構造体を備えたタービン翼に関するものである。
典型的なガスタービンエンジンには、共通の縦軸に沿って配置されたファン、圧縮機、燃焼器、及び、タービンが含まれている。圧縮機から放出される燃料及び圧縮空気は燃焼器で混合され、燃焼させられる。その結果生じる高温燃焼ガス(例えば、燃焼生成物と未燃空気を含む)は、導管セクションを介してタービンセクションに送られ、ガスが膨張して、タービンロータを回転させる。電力用途の場合、タービンロータは発電機に結合される。圧縮機を駆動する動力は、タービンロータから引き出される。
ガスタービンエンジンの効率は動作温度に比例して高まるので、燃焼ガスの温度を上げるのが望ましい。しかしながら、エンジン及びタービン構成部品を形成する材料の温度限界によって動作温度が制限される。翼がその典型である。本明細書で用いられる翼という用語は、動(回転)翼または静(固定)翼とすることが可能なタービン翼を表わしている。燃焼ガスが高温のため、複数の構成部品の完全な状態を保つには、動作中、翼を冷却しなければならない。一般に、これらの及びその他の構成部品は、圧縮機から分流され、これらの構成部品を通ってまたはこれらの構成部品に沿って送られる空気によって冷却される。圧縮機ではなくファンから放出される空気によって構成部品(例えばノズル)を冷却するのも一般的である。
タービン翼の有効な冷却には、例えばタービン動翼または静翼の後縁沿いの領域といった重要な領域に相対的に冷えた空気を供給することが必要になる。これに関連する複数の冷却孔は、例えば、翼内の上流の比較的高圧の空洞部とタービン動翼の外面の1つとの間に延在することが可能である。より少ない空気でより効率の良い冷却を生じることになるさらに有効な冷却設計及び方法を提供するのが当該技術における願望である。また、より高いパワー出力レベルで機械を作動させるべく、より強力に冷却するのも望ましい。一般に、冷却方式は、材料温度をより均一にするか、もしくは、材料からの熱伝達をより増大すべく、冷却効果を高めることが望ましい。
効果のない冷却は、冷却流体とその流体で冷却される材料との間における熱伝達特性が不良であるために生じることがある。翼の場合、壁面に沿ったフィルム冷却を施すことが知られている。壁面に沿って進む冷却エアフィルムは、冷却の均一性を高め、その近くを流れる高温コアガスの熱から壁を断熱するのに有効な手段である可能性がある。しかしながら、フィルム冷却は、ガスタービンの乱流環境内での維持が困難である。
従って、翼には、一般に、熱応力を最小限に抑えるため、圧力側壁及び吸込側壁から熱を除去する複数の内部冷却チャネルが含まれている。熱伝達率に基づく高冷却効率は、冷却のため圧縮機から分流される空気の量を最小限に抑えるのに重要な設計上の考慮事項である。比較すると、複数の内部冷却チャネルから複数の孔を介して翼の外面に沿って冷却エアフィルムを供給する前述のフィルム冷却は、必要になる孔数のため、さらに圧縮機から分流される冷却空気が結果として大量になるため、若干効率が良くない。従って、フィルム冷却は、選択的に、かつ他の冷却技法と組み合わせて用いられてきた。構成部品内に蛇行冷却チャネルを設けることも知られている。
しかしながら、ガスタービン翼の比較的狭い後縁には、翼外面積全体のほぼ1/3までが含まれる。後縁は、空力的効率のため比較的薄く造られている。従って、後縁が互いに比較的接近した2つの対向する壁面で入熱を受けるので、機械的完全な状態を維持するために必要な熱伝達率を得るには、比較的高い冷媒流速が望ましい。従来、後縁冷却チャネルは、熱伝達効率を高めるため、さまざまなやり方で設計されてきた。例えば、参考までに本明細書で援用されている先行技術の1つには(特許文献1参照)、後縁から出る複数の冷却チャネルから成るメッシュ構造の利用が開示されている。
米国特許第5,370,499号明細書
本発明によれば、タービン翼の後縁に配置された複数の流路により冷却の熱伝達効率及び均一性が高まる。
本発明については、図面に照らして下記説明で明らかにされる。
本発明の実施形態を組み込んだガスタービン発電システムの一部に関する断面図を例示した概略図である。 冷却流路の1つ以上のアレイが形成されるタービン動翼の正面図である。 図2に示すタービン動翼50の断面図である。 図3Aのライン3B−3Bに沿って描かれたチャンバと冷却流路アレイの断面図である。 図3A及び図3Bに示す実施形態の特徴を形成するための鋳造コア要素の斜視図である。 本発明の実施形態の1つによる流路開口の幅の変化を例示した断面図である。 本発明の代替実施形態の1つによる3つの流路アレイを組み込んだ図2の動翼の断面図である。 図4Aに示されたアレイの特徴をさらに例示した図2の動翼の断面図である。 図4A及び図4Bに示す実施形態の特徴を形成するための鋳造コアの要素の部分斜視図である。 本発明の実施形態の1つによるアレイにおけるメッシュパターンの相違を例示した図である。 本発明の実施形態の1つによるアレイにおけるメッシュパターンの相違を例示した図である。 本発明のもう1つの実施形態によるアレイにおけるメッシュパターンの密度の相違を例示した図である。 本発明のもう1つの実施形態によるアレイにおけるメッシュパターンの密度の相違を例示した図である。
図全体を通じて同様の特徴を示すため、同様の参照番号が用いられている。
図1は、断面が描かれた、本発明の実施形態を組み込んだガスタービン発電システム10の一部の概略図である。このシステム10には、間隔をあけて配置された本発明による1つ以上の冷却流路アレイが組み込まれている。システム10のガスタービンエンジン12には、燃焼室16に空気を供給する圧縮機14と、燃焼室から高温排気ガスを与えられるタービン18が含まれている。圧縮機14とタービン18の間に配置された中央フレームセクション20が、燃焼室16(例えば筒型環状燃焼器として示された)とトランジションダクト28とが収容されているプレナム26まわりに形成されたケーシング22によって部分的に形成されている。運転中、圧縮機14はプレナム26に圧縮空気を供給し、圧縮空気はプレナムを通じて燃焼室16に送られ、空気と燃料が混合される(不図示)。燃焼室16を出る燃焼ガスは、トランジションダクト28を通ってタービン18に達し、発電機(不図示)を回転させる回転を生じさせる。プレナム26は、周方向に間隔をあけて配置された複数の燃焼室16を保持する環状チャンバであり、それぞれの燃焼室は、高温排気ガスがそれを通ってタービン18に向かう下流の1つの排気トランジションダクト28に接続されている。タービン18は、一連の固定翼30と回転翼34とからなり、それに沿って排気ガスが流れる。
燃焼室26、及び高温排気ガスがそれに沿って流れる他の構成部品(例えば静翼及び動翼)は、そうしなければ構成部品材料に及ぼすであろう高温の影響に対処するため冷却される。一般に、タービン18内における少なくとも動翼の初段は、高温排気ガスの流路内にある材料の外面に沿って冷却流体を流すのに適した圧力及び温度で圧縮機14の各段から抽出される空気を利用して冷却される。例えば、動翼の圧力側壁及び吸込側壁に複数の冷却開口を形成することが可能である。従来のやり方によれば、動翼のベースを通って翼部分に流れる冷却流体は、翼内の蛇行流路を辿って開口に達することが可能である。
本発明の既述の実施形態の場合、冷却流体はさらに複数のメッシュ冷却流路を通って流れる。先行技術文献の1つには(特許文献1参照)、メッシュ冷却流路の従来の設計が記載されている。本発明の特徴は、タービン18内の高温排気ガス流路に沿って翼内に配置されたさまざまな冷却流路アレイを設けることである。熱エネルギが、翼の圧力側壁及び吸込側壁からアレイの冷却流路を通る冷却流体に伝達される。例えば、関連構成部品の完全な状態を保つために温度を制限しなければならない壁を備えた翼のような、冷却を必要とする翼に対して1つ以上のモジュール化されたアレイを配置することが可能である。
本明細書に記載された本発明のいくつかの実施形態に言及すると、斜視図2に示された回転タービン動翼50は、タービン18内の高温排気ガス流路に沿って1つ以上の冷却流路アレイを組み込んだ翼の典型である。動翼50には、プラットホーム54が含まれており、このプラットホームは、通常のダブテール翼基部60の上部のベース56に形成されている。翼形部64は、プラットホーム54から動翼の上部近くまたは上部の上端68まで上方へ延びている。翼は、比較的広い前縁領域70から比較的狭い後縁72まで水平に(プラットホーム54の面に沿って)延びている。翼には、圧力側壁74と、圧力側壁に対向する吸込側面76が含まれており、それぞれ、前縁領域70と比較的狭い後縁72の間に延びている。後縁72に沿って一連の出口開口78が設けられており、圧縮機14の各段から抽出され、さらにタービン動翼50を通過させられる冷却流体が、それらを通じて動翼内部の流路から出る。これらの出口開口78は、細長い溝の形状で例示されているが、この出口開口は、さまざまな任意の形状をとることが可能である。上述のように、圧力側壁74及び吸込側壁76を通る複数の冷却開口80が形成されている。これらの冷却開口80は、高温排気ガスの流路における外面すなわち側壁74、76の部分に沿って冷却流体を通すべく、動翼50内の1つ以上のチャンバ(不図示)と流体的に通じている。
周知のように、タービン動翼は、冷却流体の流れを促進すべく、一般に複雑な内部構造を備えるように形成された鋳造物である。本発明の多様な実施形態による冷却流路アレイは、こうした鋳造プロセスでタービン動翼50の圧力側壁74と吸込側壁76の間に、例えばセラミックコアから形成することが可能であるが、他の適合する材料を用いることもできる。典型的な製造プロセスは、バージニア州シャーロッツビルのMikro Inc.のものを利用することができる。参考までに本明細書で援用されている米国特許第7,141,812号明細書を参照されたい。また、図に例示の実施形態の場合、これらの冷却流路アレイは、鋳造プロセスにおいて互いに一体成形することが可能である。鋳造プロセスにおいて複数の冷却流路アレイを形成して、動翼50の内部に沿って延びる一連の冷却アレイを設けることが可能である。例示の実施形態の特徴について述べると、各アレイの流路は、平行な複数の対向壁対で形成された矩形の空間をなすが、多様な他の幾何学形状を備える各種流路の形成が可能であり、こうした各種流路の断面形状及びサイズを変えることによって、例えば冷却ガスの流量を計測することが可能である。
本発明の応用例の1つにおいて、冷却流路アレイ100は、タービン動翼50の圧力側壁74と吸込側壁76の間に形成され、プラットホーム54の近くから動翼の上端68の近くまで延びている。図2のラインA−Aに沿って描かれた動翼50の断面図を示す図3Aを参照されたい。
アレイ100は、タービン動翼50の壁74、76及び他の構造物の金属鋳造物と一体成形されている。タービン動翼50は、前縁領域70と後縁72との中間に内部チャンバ102を備えている。不図示の他の複数のチャンバを、前縁領域70とチャンバ102の間に配置することが可能である。チャンバ102は、例えば圧縮機14から冷却流体流を供給されるように構成されている。一連の出口開口78が後縁72に沿って形成されているので、チャンバ102から供給される冷却流体は流路アレイ100を通過し、出口開口78を通って動翼から流出する。鋳造プロセスにおいて、このアレイの第1と第2の一連の冷却流路が、チャンバ102と出口開口78の間に延びるように形成される。さらに、図3Aのライン3B−3Bに沿って描かれたチャンバ102とアレイ100の断面図を示す図3Bも参照されたい。
アレイ100には、第1の方向112に沿って延びる第1の一連の冷却流路110と、第2の方向122に沿って延びる第2の一連の冷却流路120が含まれている。第1の一連の冷却流路110と第2の一連の冷却流路120は、互いに交差している。アレイ100には、それぞれ、第1の一連の冷却流路110のうちの隣接する一対と第2の一連の冷却流路120のうちの隣接する一対によって形成される複数の中実領域124が含まれている。中実領域124は、圧力側壁74と吸込側壁76が作られることになる金属鋳造物の一部として一体成形される。その結果生じる構造体128、すなわち、複数の中実領域124と関連流路110及び120とを含むマトリックスによって、冷却流体が動翼50の内面に沿って進み、圧力側壁74及び吸込側壁76から冷却流体に熱エネルギが伝達される接続経路が形成される。構造体128によって、流路110及び120への一連の入口130を備え、基本的にこれらの流路に冷却流体144を分配するためのマニホルドとなるチャンバ102の壁140が形成される。
図3に示す実施形態に含まれる本発明の特徴は、複数の中実領域124と関連流路110及び120とによって形成された結果生じる構造体128が、圧力側壁と吸込側壁の間において、それらの側壁に沿って変化する厚さを特色とするという点にある。その厚さは冷却流路に沿った位置の関数として変化し、第1及び第2の一連の複数冷却流路のそれぞれが、チャンバからの距離の関数として減少する流通断面を特徴とするようになっている。図3Aに示すように、圧力側壁74と吸込側壁76の間で測定した構造体128の厚さは、壁140に沿ってt1、後縁72に近い位置に相当するチャンバから離れた位置でt2である。すなわち、t1>t2であり、構造体128は、壁140に沿った最大厚と後縁72に近い位置の最小厚を備え、壁と後縁の間で厚さが連続して変化するテーパ状である。例示のテーパ状の幾何学形状は、壁140から出口開口78までの流路に沿って、その構造体の単位長当りの厚さ変化が一定の形状である。従って、流路110及び120の流通断面も、壁140と出口開口78との間における位置の関数として変化し、流路のサイズは壁140の近くで最大になり、例えば出口開口78に最も近い、壁から最も遠い位置で最小になる。
本明細書に記載の構造体128及び他の構造物の上述のテーパ状の特徴、及び、関連流路の変動サイズについては、動翼50が造られる鋳造コアの要素150に言及することによってより明確な理解が得られるであろう。要素150は、チャンバ102、流路110、120、及び、中実領域124を形成するコア部分(中ご)である。中実のセラミックセクション102Cに隣接したメッシュセクション100Cを含む図3Cの要素150の斜視図を参照されたい。メッシュセクション100Cには、それぞれ、流路110及び120を形成している開口に対応する十字交差した構造をなすように配列された一連の格子部材110C及び120Cが含まれている。中実セクション102Cは、チャンバ102に対応する。交差部材110Cと120Cの間のくぼみ124Cは、動翼50の他の部分と一体成形される中実領域124に対応する。
格子部材110C及び120Cは、中実部分102Cからエッジ領域154Cまで延びており、エッジ領域154Cは、アレイ42の後縁72に沿った一連の出口開口78への移行部に対応する。鋳造要素150は、ほぼくさび形状またはテーパ状であり、チャンバ壁140に対向し、且つ前縁領域70に最も近い壁160に対応するエッジ160Cに沿って最大厚を有し、出口開口78に隣接するエッジ領域154Cに沿って最小厚を有している。従って、格子部材110、120の厚さは、エッジ160Cに沿った最大厚tc1からエッジ154に沿った最小厚tc2へと減少する。この幾何学形状の場合、鋳造の結果、流路110及び120のそれぞれにおける開口サイズが変動する。すなわち、流路の断面積が、チャンバ102と出口開口78に対する位置の関数として減少する。本明細書で用いられる断面という用語は流路を横切る断面を表わしており、この断面は流路の方向に対して直交する平面に関してその平面内にある。円形断面を備えた流路の場合、断面積は円の面積になる。図3Dは、入口130に近い位置における流路の矩形開口の一部172に関する第1のサイズ170(すなわち断面積)と後縁72またはその近くにおける矩形開口の一部176に関する第2のサイズ174(すなわち断面積)を例示した、流路110及び120を代表とする典型的な流路の断面図である。これらの開口は、同じ高さhであるが、幅wが異なり、開口の一部172の幅は厚さt1にほぼ等しく、開口の一部176の幅は鋳造コアの厚さtc2にほぼ等しい。
本発明の代替実施形態の1つによれば、タービン動翼50の圧力側壁74と吸込側壁76の間に、冷却流路の第1、第2、及び、第3のアレイ200A、200B、及び、200Cが形成され、プラットホーム54の近くから動翼の上端68の近くまで延びている。アレイ100の代わりにアレイ200A、200B、及び、200Cが形成された動翼50の断面図を示す図4Aを参照されたい。図4Aは図2のラインA−Aに沿って描かれている。
アレイ200A、200B及び200Cは、タービン動翼50の壁74、76及び他の構造物の金属鋳造物と一体成形されている。タービン動翼50は、前縁領域70と後縁72との中間に内部チャンバ102を備えている。不図示の他のチャンバを前縁領域70とチャンバ102の間に配置することが可能である。アレイ200A及び200Bは、互いに並んで配置され、チャンバ200Cは、1対のチャンバ200A、200Bと出口開口78との間に配置されている。チャンバ102は、例えば圧縮機14から冷却流体流を供給されるように構成されている。一連の出口開口78が後縁72に沿って形成されているので、チャンバ102から供給された冷却流体は、まず流路アレイ対200A及び200Bのそれぞれを通って並行する複数の経路に沿って進み、次に中間チャンバすなわち合流チャンバ204に流入する。冷却流体は、合流チャンバ204から流路アレイ200Cに流入し、次に、出口開口78を通って動翼50から流出する。鋳造プロセスにおいて、各アレイ200A、200B及び200Cの第1及び第2の一連の冷却流路が、チャンバ102と出口開口78の間に延びる複数の流路によって形成される。例えば、チャンバ102の、アレイ200Aと200Bの一方の、及び、アレイ200Cの断面を例示した図4Bも参照されたい。図4Bの説明図は、アレイ200A及び200Cの特徴を例示するため図4Aのライン4B−4B1に沿って描かれた断面図に対応し、また、アレイ200B及び200Cの特徴を例示するため図4Aのライン4B−4B2に沿って描かれた断面図にも対応する。
アレイ200Aには、第1の方向112aに沿って延びる第1の一連の冷却流路110aと、第2の方向122aに沿って延びる第2の一連の冷却流路120aとが含まれている。第1の一連の冷却流路110aと第2の一連の冷却流路120aは互いに交差している。アレイ200Aには、それぞれ、第1の一連の冷却流路110aのうちの隣接する一対と第2の一連の冷却流路120aのうちの隣接する一対によって形成される複数の中実領域124aも含まれている。中実領域124aは、圧力側壁74及び吸込側壁76が作られることになる金属鋳造物の一部として一体成形される。その結果生じる構造体128a、すなわち、複数の中実領域124aと関連流路110a及び120aとを含むマトリックスによって、冷却流体が動翼50の内面に沿って進み、圧力側壁74及び吸込側壁76から冷却流体に熱エネルギが伝達される接続経路が形成される。構造体128aによって、流路110a及び120aへの一連の入口130aを備え、事実上アレイ200Aの流路に冷却流体144を分配するためのマニホルドとなるチャンバ102の壁部分210aが形成される。また、構造体128aによって、流路110a及び120aからの一連の出口216aを備える、アレイ200Cに対向するチャンバ204の壁部分212aも形成される。
アレイ200Bには、第1の方向112bに沿って延びる第1の一連の冷却流路110bと、第2の方向122bに沿って延びる第2の一連の冷却流路120bとが含まれている。第1の一連の冷却流路110bと第2の一連の冷却流路120bは互いに交差している。アレイ200Bには、それぞれ、第1の一連の冷却流路110bのうちの隣接する一対と第2の一連の冷却流路120bのうちの隣接する一対によって形成される複数の中実領域124bも含まれている。中実領域124aは、圧力側壁74及び吸込側壁76が作られることになる金属鋳造物の一部として一体成形される。その結果生じる構造体128b、すなわち、複数の中実領域124bと関連流路110b及び120bとを含むマトリックスによって、冷却流体が動翼50の内面に沿って進み、圧力側壁74及び吸込側壁76から冷却流体に熱エネルギが伝達される接続経路が形成される。構造体128bによって、流路110b及び120bへの一連の入口130bを備え、基本的にアレイ200Bの流路に冷却流体144を分配するためのマニホルドとなるチャンバ102の壁部分210bが形成される。また、構造体128bによって、流路110a及び120aからの一連の出口216bを備える、アレイ200Cに対向するチャンバ204の壁部分212bも形成される。
アレイ200Cには、第1の方向112cに沿って延びる第1の一連の冷却流路110cと、第2の方向122cに沿って延びる第2の一連の冷却流路120cとが含まれている。第1の一連の冷却流路110cと第2の一連の冷却流路120cは互いに交差している。アレイ200Cには、それぞれ、第1の一連の冷却流路110cのうちの隣接する一対と第2の一連の冷却流路120cのうちの隣接する一対によって形成される複数の中実領域124cも含まれている。中実領域124cは、圧力側壁74及び吸込側壁76が作られることになる金属鋳造物の一部として一体成形される。その結果生じる構造体128c、すなわち、複数の中実領域124cと関連流路110c及び120cを含むマトリックスによって、冷却流体が動翼50の内面に沿って進み、圧力側壁74及び吸込側壁76から冷却流体に熱エネルギが伝達される接続経路が形成される。構造体128cによって、構造体128a及び128bの壁部分212a及び212bに対向するチャンバ204の壁220が形成される。壁220に沿って、流路110c及び120cへの一連の入口130cが形成され、基本的にアレイ200Cの流路に冷却流体144を分配するためのマニホルドをなす。流路110c及び120cは、一連の出口開口78に隣接するかまたはそれと結合する一連の出口230に終端がくる。
図4に示す実施形態に含まれる本発明の特徴は、複数の中実領域124とこれに関連する流路110及び120とによって形成される、図3の構造体128と同様の結果生じる構造体128a、128b及び128cが、圧力側壁と吸込側壁との間の厚さ及びそれらの側壁に沿った厚さの変動を特徴とするという点にある。その厚さは、冷却流路に沿った位置の関数として変化するので、各アレイの第1及び第2の一連の複数の冷却流路のそれぞれが、チャンバからの距離の関数として減少する流通断面を特徴とするようになる。図4Aに示すように、圧力側壁74と吸込側壁76の間で測定された構造体128aの厚さは、チャンバ204における壁部分212aに沿った同じ構造体の厚さよりも構造体の壁部分210aに沿った個所の厚さが厚くなる。同様に、圧力側壁74と吸込側壁76の間で測定された構造体128bの厚さは、チャンバ204における壁部分212bに沿った同じ構造体の厚さよりも構造体の壁部分210bに沿った個所の厚さが厚くなる。構造体128a及び128bの厚さ変化は、アレイ100のt1>t2の特性に類似しており、構造体128a及び128bはテーパ状であって、チャンバ102の壁に沿った厚さが最大で、後縁72に最も近い位置における厚さが最小であり、チャンバ102の壁と後縁の間で厚さが連続して変化する。例示のテーパ状幾何学形状は、チャンバ102の壁からチャンバ204までの流路に沿って、構造体128aまたは128bの単位長当りの厚さ変化が一定の形状である。従って、流路110a、110b及び120a、120bの流通断面も、チャンバ102とチャンバ204との間における位置の関数として変化するので、流路のサイズはチャンバ102の近くで最大になり、チャンバ204の近く、すなわちチャンバ102から最も遠い位置で最小になる。
図4に示す本発明の実施形態のもう1つの特徴は、複数の中実領域124cと関連流路110c及び120cとによって形成される、構造体128cが、図3の構造体128と同様に、圧力側壁と吸込側壁との間の厚さ及びそれらの側壁に沿った厚さの変動を特徴とするという点にある。その厚さは、冷却流路に沿った位置の関数として変化するので、アレイ200Cの第1及び第2の一連の複数の冷却流路のそれぞれが、チャンバ204からの距離の関数として減少する流通断面を特徴とするようになる。図4Aに示すように、圧力側壁74と吸込側壁76の間で測定された構造体128cの厚さは、一連の出口230に沿った同じ構造体の厚さよりも壁220に沿って厚くなる。
構造体128cに沿った厚さ変化は、t1>t2のアレイ100の特性に類似しており、構造体128cはテーパ状であって、チャンバ102の壁220に沿った厚さが最大で、後縁72に最も近い位置における厚さが最小であり、壁220と後縁72の間で厚さが連続して変化する。例示のテーパ状幾何学形状は、チャンバ204の壁220から出口230までの流路に沿って、構造体128cの単位長当りの厚さ変化が一定の形状である。
従って、流路110c及び120cの流通断面も、チャンバ204と出口230との間における位置の関数として変化するので、流路のサイズはチャンバ204の近くで最大になり、出口230の近く、すなわちチャンバ204から最も遠い位置で最小になる。流路110c及び120cのこうした流通断面の変化のため、流体が動翼の最も狭い部分を通って、すなわち、後縁72に隣接した壁の部分に沿って進むと、冷却流体の速度が増すことになる。速度が増すと、翼外部表面積全体の約1/3を占める可能性のあるガスタービン翼の比較的狭い後縁部分における熱伝達率が高まる可能性があるので、これはとりわけ有利になる。後縁は空力効率のために比較的薄く造られていて、互いに比較的接近している2つの対向壁面で入熱にさらされるので、機械的完全状態を維持するために必要な熱伝達率を得るには、比較的高い冷媒流速が望ましい。本発明によれば、流路110c及び120cの流通断面の変化によって、流体が動翼の最も狭い部分を通って進むと冷却流体の速度が増し、壁74及び76から流路を通る冷却流体への熱伝達率が最大になる。
構造体128a、128b及び128cに流路アレイ200A、200B、及び、200Cを組み込むタービン動翼50の上述の特徴、及び、関連する流路の可変サイズについては、動翼50のこの代替実施形態が造られる鋳造コアの要素250に言及することによって、より明確な理解が得られるであろう。要素250は、チャンバ102、流路110a、110b、110cと120a、120b、120c、チャンバ204、及び、中実領域124a、124b、124cを形成するコア部分(中ご)である。中実のセラミックセクション102Cに隣接する1対の間隔をあけて配置されたメッシュセクション300A及び300Bを含む図4Cにおける要素250の部分斜視図を参照されたい。メッシュセクション300Aは、流路アレイ200A及びそれから鋳造される構造体128aに対応し、メッシュセクション300Aは、流路アレイ200B及びそれから鋳造される構造体128bに対応する。メッシュセクション300Bは、格子部材のアレイ260であり、メッシュセクション300Aは、格子部材のアレイ270である。アレイ260及び270の格子部材は、図3Cの鋳造コア要素150の一連の格子部材110C及び120Cと同様である。すなわち、各アレイ260、270の格子部材は、それぞれ、流路110a、120a、及び、110b、120bを形成する開口に対応した十字交差する構造をなすように配置される。中実セクション102Cはチャンバ102に対応する。アレイ260における交差部材間のくぼみは、動翼50の他の部分と一体成形される中実領域124aに対応し、アレイ270における交差部材間のくぼみは、やはり動翼50の他の部分と一体成形される中実領域124bに対応する。格子部材のアレイ260及び270は、それぞれ、中実部分102Cからチャンバ204に対応する第2の中実セクション204Cまで延びる。
第3のメッシュセクション300Cは、中実セラミックセクション204Cに隣接し、流路のアレイ200Cと構造体128cに対応する。メッシュセクション300Cには、それぞれ、図3Cの鋳造コア要素150の一連の格子部材110C及び120Cにおける部材と同様の部材である格子部材のアレイ280が含まれている。すなわち、アレイ280の格子部材は十字交差する構造をなすように配列され、それぞれ、流路110c及び120cを形成する開口に対応する。中実セラミックセクション204Cから最も遠いメッシュセクション300Cのエッジ領域290Cは、アレイ200Cの後縁72に沿った一連の出口開口78への移行部に対応する。
鋳造要素250は、ほぼくさび形状またはテーパ状であり、中実セクション102Cから1対の間隔をあけて配置されたメッシュセクション300A及び300Bへの移行部に沿ってまたはその近くで最大厚を有し、エッジ領域290Cに沿って最小厚を有している。
従って、アレイ280の格子部材の厚さは、アレイの移行部に沿ったまたはその近くの最大厚からエッジ領域290Cに沿ったまたはその近くの最小厚へと減少する。この幾何学形状の場合、鋳造要素250によって、流路110c及び120cのそれぞれにおける開口サイズが変化する。すなわち、流路110c及び120cの断面積が、チャンバ204と出口開口78に対する位置の関数として減少する。
図3Dに示す断面図(開口の一部に関する第1のサイズと第2のサイズを例示した、流路110及び120を代表とする典型的な流路の)と類似して、アレイ200Cにおける流路の入口130cに近い開口とアレイ200Cにおける流路の出口230に近い開口は、同じ高さhであるが、幅wが異なり、出口230に近い開口の一部の幅は、入口130cに近い開口の一部の幅より狭い。
図4に示す実施形態の利点は、アレイ200Bにおける流路より大きい体積流量を送るサイズの複数の流路がアレイ200Aに形成されるようにコア要素250を設計することができるという点にある。アレイ200Aはアレイ200Bから間隔をあけて配置されているので、両アレイ間には中間区画252が位置し、これらのアレイは、密度の異なる複数の流路、すなわち一方アレイにおいて互いにより近接して配置された複数の流路、あるいは、もう一方のアレイにおける流路より大きい流通開口を備えて、より大きい流量に適応する流路、を備えることが可能である。この特徴によって、吸込側壁76に沿った熱伝達率よりも圧力側壁74に沿った熱伝達率を高くすることが可能になる。
この設計の融通性の第1の例として、図5A及び5Bは、アレイ200Aとアレイ200Bの設計のバリエーションを例示した動翼50の断面図である。アレイのメッシュパターンの相違を明らかにするため、図5Aの図は、アレイ200Aを貫いて(例えば図4Aのライン4B−4B1に沿って)描かれ、図5Bの図は、アレイ200Bを貫いて(例えば図4Aのライン4B−4B2に沿って)描かれている。図3Dに関連して既述のように、アレイ構造体128a及び128bがテーパ状のため、流路の幅wは動翼の前縁領域と後縁との間の位置の関数として変化することになる。図5A及び5Bに示すように、流路の高さはアレイ間で異なり、一方のアレイの流路における体積流量がもう一方のアレイに対して異なる。すなわち、アレイ200Aの流路の高さh1は、アレイ200Bの流路の高さh2よりも高い。
この設計の融通性の第2の例として、図6A及び6Bは、アレイ200A及び200Bの設計のバリエーションを例示した動翼50の部分断面図である。アレイのメッシュパターンの密度の相違を明らかにするため、図6Aの図は、アレイ200Aを貫いて(例えば図4Aのライン4B−4B1に沿って)描かれ、図6Bの図は、アレイ200Bを貫いて(例えば図4Aのライン4B−4B2に沿って)描かれている。簡略に例示するため、構造体128aの流路110a及び120aは、構造体128bの流路110b及び120bと同じ高さhを備えるように示されているが、これらは、図5に示す例に従って変化することができる。構造体128a及び128bの中実領域124a及び124bは、同じ四辺形として示されているが、領域124aが領域124bより小さくなるように寸法が異なっている。すなわち、領域124aの辺は、それぞれ、領域124bの辺の長さl2より短い長さl1を備えている。従って、構造体128aに設けられた流路110a及び120aの数は、構造体128bに設けられた流路110b及び120bの数より多い。すなわち、流路110a及び120aのピッチは、流路110b及び120bのピッチより細かい。このため、構造体128aは、構造体128bが吸込側壁76に対して行うよりも高いレベルの熱交換を圧力側壁74に対して行うことが可能になる。
本発明の説明は、タービン動翼のような翼、及び、圧縮機、燃焼器、及び、翼を含むタービンを備えたガスタービンエンジンに関連して行ってきた。各文脈において、翼の実施形態の1つは、前縁及び後縁と、前縁と後縁の間に延びる対向する圧力側壁及び吸込側壁と、前縁と後縁の中間の内部チャンバとを備えている。また、この実施形態例によれば、チャンバは冷却流体流を供給されるように構成されており、翼は、チャンバと後縁に沿って配置された一連の出口開口との間に延びる複数の冷却流路を含む第1の構造体を備え、チャンバから供給される冷却流体は出口開口を通じて翼から流出する。第1の構造体には、第1の方向に沿って延びる第1の一連の冷却流路と、第2の方向に沿って延びる第2の一連の冷却流路が含まれている。第2の一連の冷却流路は、第1の一連の冷却流路と交差している。第1の構造体には、それぞれ、第1の一連の冷却流路のうちの隣接する一対と第2の一連の冷却流路うちの隣接する一対によって形成される複数の中実領域が含まれており、この構造体は、圧力側壁と吸込側壁の間において、冷却流路に沿った位置の関数として変化する厚さを特色とする。第1及び第2の一連の複数の冷却流路のそれぞれは、チャンバからの距離の関数として減少する流通断面を特徴とする。また、開示例によれば、第1の一連の冷却流路は、第1の方向に沿って互いにほぼ平行に延び、第2の一連の冷却流路は、第2の方向に沿って互いにほぼ平行に延びている。
図4A及び4Bに例示のように、翼には、それぞれ、第1の構造体並びに圧力側壁及び吸込側壁と一体成形され、さらに圧力側壁と吸込側壁の間に延びる1つ以上の追加の構造体を含むことが可能である。従って、1つ以上の追加構造体のそれぞれには、第1の方向に沿って延びる第1の一連の冷却流路と、第2の方向に沿って延びる第2の一連の冷却流路が含まれており、第2の一連の冷却流路は第1の一連の冷却流路と交差している。図4Aには、並んで配列されたこうした2つの構造体128a及び128bが例示されており、これに構造体128cが後続しているが、構造体128cが後続する2つの構造体128a、128bの代わりに、オンアレイ構造体(on array structure)を設けるといった他の構成も考えられる。
図4A及び4Bに例示のように、第1の構造体及び第2の構造体は、それぞれ、チャンバの壁に沿って形成された第1及び第2の構造体における冷却流路のうちの複数流路に対する入口を備えたチャンバの壁の一部を形成することが可能である。追加された構造体の一つ、例えば構造体128cは、第1及び第2の構造体のそれぞれと後縁に沿って配置された一連の出口開口との間に延びることが可能である。これにより追加された構造体における冷却流路は、第1及び第2の構造体の一方または両方から冷却流体を供給されて、その冷却流体を出口開口に通すように配置されている。図に例示のように、例えば構造体128cのような追加された構造体は、第1及び第2の構造体から間隔をあけて配置し、翼の圧力側壁と吸込側壁の間でそれらの構造体と一体成形することが可能である。
第2の構造体には、それぞれ、第1の一連の冷却流路のうちの隣接する一対と第2の一連の冷却流路うちの隣接する一対によって形成された複数の中実領域が含まれており、この構造体は、圧力側壁と吸込側壁の間において、冷却流路に沿った位置の関数として変化する厚さを特色とする。もう一度図4A及び4Bを参照されたい。第1及び第2の一連の複数冷却流路のそれぞれは、チャンバからの距離の関数として減少する流通断面を特徴とする。
冷却流体によってタービンセクションにおける翼の圧力側壁から熱伝達を生じさせる、ガスタービンエンジンの運転方法についても説明する。上述の翼は、前縁、後縁、及び、後縁に沿った冷却流体を放出するための一連の出口開口を備えるタイプである。この方法には、冷却流体を供給されるチャンバを翼内に設けるステップと、チャンバと出口開口の間に延びる一連の流路を設けるステップが含まれている。複数の流路は、チャンバからの距離の関数として断面積が変化するので、チャンバに供給された流体が流路を進むとき、流体がチャンバから離れて出口開口に向かうにつれて、流体の流速が増すことになる。この方法の実施形態例の1つでは、流路を設けるステップには、第1の一連の流路が第1の方向に沿って延び、第2の一連の流路が第2の方向に沿って延びて、第2の一連の流路が第1の一連の流路と交差するように流路を形成することが含まれる。
また、図3Cを参照すると(さらに図4Cも参照されたい)、上述の翼を製造するための鋳造コアの要素が例示されている。この要素には、冷却流体を供給される翼チャンバを形成する中実セラミックセクションと、一連の格子部材を含む中実セラミックセクションに隣接したメッシュセクションが含まれている。格子部材は、十字に交差する構造をなすように配列され、それぞれ、翼における冷却流体の移動する流路に対応する。メッシュ構造には、交差する格子部材間のくぼみアレイが含まれており、それぞれ、翼の交差する流路間に配置された中実領域に対応する。格子部材は、中実部分から、流路が後縁に沿った冷却流体を放出するための一連の出口開口に移行する後縁に比較的近い翼部分に対応したエッジ領域まで延びている。鋳造要素のメッシュセクションはテーパ状であり、その厚さは中実セラミックセクションに隣接した末端のエッジに沿ってより厚く、出口開口への流路の移行部に対応するエッジ領域に沿ってより薄くなっている。従って、格子部材の厚さは、末端エッジに沿った第1の厚さから、出口開口への流路の移行部に対応するエッジ領域に沿ったより薄い厚さへと減少する。
本明細書では、本発明のさまざまな実施形態について示し、記載してきたが、こうした実施形態が説明のためだけに示されたものであることは明白である。当業者には、多くの修正及び変更が明らかであろう。これを考慮すると、本発明から逸脱することなく多様な改変、変更、及び、置換を施すことが可能である。従って、本発明は付属の請求項の精神及び範囲による制限しか受けないように意図されている。
10 ガスタービン発電システム
12 ガスタービンエンジン
14 圧縮機
16 燃焼室
18 タービン
20 中央フレームセクション
22 ケーシング
26 プレナム
28 トランジションダクト
30 固定翼
34 回転翼
50 翼(タービン動翼)
54 プラットホーム
56 ベース
60 ダブテール翼基部
70 翼の前縁
72 翼の後縁
74 翼の圧力側壁
76 翼の吸込側壁
78 出口開口
80 冷却開口
100 冷却流路アレイ
100C メッシュセクション
102 内部チャンバ
102C 中実セラミックセクション
110 冷却流路
110C 格子部材
120 冷却流路
120C 格子部材
124 中実領域
124C くぼみ
128 構造体
130 冷却流路への入口
140 チャンバ壁
144 冷却流体
150 鋳造要素
154C エッジ領域
170 冷却流路の流通断面
174 冷却流路の流通断面
200A 第1の冷却流路アレイ
200B 第2の冷却流路アレイ
200C 第3の冷却流路アレイ
204 合流チャンバ
204C 中実セラミックセクション
220 チャンバの壁
230 出口
250 コア要素
252 中間区画
260 格子部材アレイ
270 格子部材アレイ
280 格子部材アレイ
290C メッシュセクション300Cのエッジ領域
300A メッシュセクション
300B メッシュセクション
300C メッシュセクション
本発明は、圧縮機、燃焼器、及び、タービンを含むガスタービンエンジンであって、前記タービンは翼を備え、この翼は、前縁及び後縁と、前記前縁と前記後縁の間に延びる対向する圧力側壁及び吸込側壁と、前記前縁と前記後縁の中間の内部チャンバを有し、前記チャンバが、冷却流体流を供給されるように構成されており、前記翼に、前記チャンバと前記後縁に沿って配置された一連の出口開口との間に延びる複数の冷却流路を含む第1の構造体が含まれており、前記チャンバから供給される冷却流体がそれらの出口開口を通じて前記翼から流出するものにおいて、前記第1の構造体に、第1の方向に沿って延びる第1の一連の冷却流路と、第2の方向に沿って延びる第2の一連の冷却流路が含まれており、前記第2の一連の冷却流路が前記第1の一連の冷却流路と交差しており、前記第1の構造体に、それぞれ、前記第1の一連の冷却流路のうちの隣接する一対と前記第2の一連の冷却流路のうちの隣接する一対によって形成された複数の中実領域が含まれており、該構造体が、前記圧力側壁と前記吸込側壁との間の厚さが前記冷却流路に沿った位置の関数として変化することを特徴とし、それにより、前記第1及び第2の一連の複数冷却流路のそれぞれが、前記チャンバからの距離の関数として減少する流通断面となるようにしたことを特徴とする。
また本発明は、詳細は後述するように、好適なガスタービンエンジンの運転方法や、ガスタービンエンジンに用いる翼ならびに翼を作製するための鋳造コアの要素を提供する。
本発明によれば、タービン翼の後縁に配置された複数の流路により冷却の熱伝達効率及び均一性が高まる。
燃焼室16、及び高温排気ガスがそれに沿って流れる他の構成部品(例えば静翼及び動翼)は、そうしなければ構成部品材料に及ぼすであろう高温の影響に対処するため冷却される。一般に、タービン18内における少なくとも動翼の初段は、高温排気ガスの流路内にある材料の外面に沿って冷却流体を流すのに適した圧力及び温度で圧縮機14の各段から抽出される空気を利用して冷却される。例えば、動翼の圧力側壁及び吸込側壁に複数の冷却開口を形成することが可能である。従来のやり方によれば、動翼のベースを通って翼部分に流れる冷却流体は、翼内の蛇行流路を辿って開口に達することが可能である。
この設計の融通性の第2の例として、図6A及び6Bは、アレイ200A及び200Bの設計のバリエーションを例示した動翼50の部分断面図である。アレイのメッシュパターンの密度の相違を明らかにするため、図6Aの図は、アレイ200Aを貫いて(例えば図4Aのライン4B−4B1に沿って)描かれ、図6Bの図は、アレイ200Bを貫いて(例えば図4Aのライン4B−4B2に沿って)描かれている。簡略に例示するため、構造体128aの流路110a及び120aは、構造体128bの流路110b及び120bと同じ高さhを備えるように示されているが、これらは、図5に示す例に従って変化することができる。構造体128a及び128bの中実領域124a及び124bは、同じ四辺形として示されているが、領域124aが領域124bより小さくなるように寸法が異なっている。すなわち、領域124aの辺は、それぞれ、領域124bの辺の長さl 1 より短い長さl 2 を備えている。従って、構造体128aに設けられた流路110a及び120aの数は、構造体128bに設けられた流路110b及び120bの数より多い。
すなわち、流路110a及び120aのピッチは、流路110b及び120bのピッチより細かい。このため、構造体128aは、構造体128bが吸込側壁76に対して行うよりも高いレベルの熱交換を圧力側壁74に対して行うことが可能になる。

Claims (30)

  1. 圧縮機、燃焼器、及び、タービンを含むガスタービンエンジンであって、前記タービンは翼を備え、この翼は、前縁及び後縁と、前記前縁と前記後縁の間に延びる対向する圧力側壁及び吸込側壁と、前記前縁と前記後縁の中間の内部チャンバを有し、前記チャンバが、冷却流体流を供給されるように構成されており、前記翼に、前記チャンバと前記後縁に沿って配置された一連の出口開口との間に延びる複数の冷却流路を含む第1の構造体が含まれており、前記チャンバから供給される冷却流体がそれらの出口開口を通じて前記翼から流出するものにおいて、
    前記第1の構造体に、
    第1の方向に沿って延びる第1の一連の冷却流路と、
    第2の方向に沿って延びる第2の一連の冷却流路が含まれており、
    前記第2の一連の冷却流路が前記第1の一連の冷却流路と交差しており、
    前記第1の構造体に、それぞれ、前記第1の一連の冷却流路のうちの隣接する一対と前記第2の一連の冷却流路のうちの隣接する一対によって形成された複数の中実領域が含まれており、該構造体が、前記圧力側壁と前記吸込側壁との間の厚さが前記冷却流路に沿った位置の関数として変化することを特徴とし、それにより、前記第1及び第2の一連の複数冷却流路のそれぞれが、前記チャンバからの距離の関数として減少する流通断面となるようにしたことを特徴とする、
    ガスタービンエンジン。
  2. 前記第1の一連の冷却流路が、前記第1の方向に沿って互いにほぼ平行に延びており、前記第2の一連の冷却流路が、前記第2の方向に沿って互いにほぼ平行に延びていることを特徴とする、請求項1に記載のガスタービンエンジン。
  3. 前記構造体が、前記圧力側壁及び前記吸込側壁と一体成形されていて、前記圧力側壁と前記吸込側壁の間に延びることを特徴とする、請求項1に記載のガスタービンエンジン。
  4. それぞれが前記第1の構造体と前記圧力側壁及び前記吸込側壁とに一体成形されて、やはり前記圧力側壁と前記吸込側壁との間に延びる1つ以上の追加の構造体が含まれており、該1つ以上の追加構造体に、第1の方向に沿って延びる第1の一連の冷却流路と、第2の方向に沿って延びる第2の一連の冷却流路とが含まれており、前記第2の一連の冷却流路が前記第1の一連の冷却流路と交差することを特徴とする、請求項3に記載のガスタービンエンジン。
  5. 前記第1の構造体と第2の構造体が、それぞれ前記チャンバの壁の一部を形成し、このチャンバ壁の一部が、前記チャンバの壁に沿って形成された前記第1及び第2の構造体における冷却流路のうちの複数流路への入口を備えることを特徴とする、請求項4に記載のガスタービンエンジン。
  6. 前記複数の構造体のうちの1つの追加構造体が、前記第1及び第2の構造体のそれぞれと前記後縁に沿って配置された前記一連の出口開口との間に延び、該追加構造体における冷却流路が、前記第1及び第2の構造体の一方または両方から冷却流体を供給されて、その冷却流体を前記出口開口に通すように配置されることを特徴とする、請求項5に記載のガスタービンエンジン。
  7. 前記追加構造体が、前記第1及び第2の構造体から間隔をあけて配置され、同時に、前記翼の前記圧力側壁と前記吸込側壁との間でそれらの構造体と一体成形されることを特徴とする、請求項6に記載のガスタービンエンジン。
  8. 前記第2の構造体に、それぞれ、前記第1の一連の冷却流路のうちの隣接する一対と前記第2の一連の冷却流路のうちの隣接する一対によって形成された複数の中実領域が含まれ、該構造体の前記圧力側壁と前記吸込側壁との間の厚さが前記冷却流路に沿った位置の関数として変化することを特徴とし、これにより、前記第1及び第2の一連の複数冷却流路のそれぞれが、前記チャンバからの距離の関数として減少する流通断面となるようにしたことを特徴とする、請求項4に記載のガスタービンエンジン。
  9. 前記追加構造体に、それぞれ、前記第1の一連の冷却流路のうちの隣接する一対と前記第2の一連の冷却流路のうちの隣接する一対によって形成された複数の中実領域が含まれ、該構造体の前記圧力側壁と前記吸込側壁との間の厚さが前記冷却流路に沿った位置の関数として変化することを特徴とし、これにより、前記第1及び第2の一連の複数冷却流路のそれぞれが、前記チャンバからの距離の関数として減少する流通断面となるようにしたことを特徴とする、請求項7に記載のガスタービンエンジン。
  10. 前記第1の構造体の前記中実領域及び前記追加構造体の前記中実領域が、前記第1の一連の冷却流路のうちの隣接する流路対と前記第2の一連の冷却流路のうちの隣接する流路対との間の面積によって特徴付けられ、前記第1の構造体の前記中実領域の1つの面積が、前記追加構造体の前記中実領域の1つの面積より大きいことを特徴とする、請求項9に記載のガスタービンエンジン。
  11. 前記第1の構造体の前記中実領域のうちの複数領域のそれぞれの面積が、前記追加構造体の前記中実領域のうちの複数領域のそれぞれの面積より大きいことを特徴とする、請求項10に記載のガスタービンエンジン。
  12. 前記第1の構造体の前記中実領域のそれぞれの面積が、前記追加構造体の前記中実領域のそれぞれの面積より大きいことを特徴とする、請求項10に記載のガスタービンエンジン。
  13. 圧縮機、燃焼器及びタービンを含むガスタービンエンジンであって、前記タービンは翼を備え、この翼は、前縁及び後縁と、前記前縁と前記後縁の間に延びる対向する圧力側壁及び吸込側壁と、前記前縁と前記後縁の中間の内部チャンバを備え、前記チャンバが冷却流体流を供給されるように構成されているものにおいて、
    前記翼に、前記後縁に沿って配置され前記チャンバから供給される冷却流体がそれらを通じて翼から流出する一連の出口開口と前記チャンバとの間に延びる、間隔をあけて配置された複数の冷却流路アレイを備える1つの構造体が含まれており、
    前記各アレイに、
    第1の方向に沿って延びる第1の一連の冷却流路と、
    第2の方向に沿って延びる第2の一連の冷却流路が含まれていて、前記第2の一連の冷却流路が前記第1の一連の冷却流路と交差しており、
    前記各アレイが、それぞれ、前記第1の一連の冷却流路のうちの隣接する一対と前記第2の一連の冷却流路のうちの隣接する一対によって形成された複数の中実領域のまわりに形成され、前記アレイの少なくとも1つが、前記圧力側壁と前記吸込側壁との間の厚さが前記冷却流路に沿った位置の関数として変化することを特徴とし、これにより、前記第1及び第2の一連の複数冷却流路のそれぞれが、前記チャンバからの距離の関数として減少する流通断面となるようにしたことを特徴とする、
    ガスタービンエンジン。
  14. 前記エンジンの運転中、前記アレイの少なくとも1つの冷却流路を通る冷却流体が、前記出口開口よりも前記チャンバに近い流路部分における比較的低い速度と、前記チャンバよりも前記出口開口に近い流路部分における比較的高い速度によって特徴付けられることを特徴とする、請求項13に記載のガスタービンエンジン。
  15. 前記構造体に、それぞれ、前記チャンバと前記一連の出口開口の間に延びる、間隔をあけて配置された少なくとも第1と第2の冷却流路アレイが含まれることと、前記第1及び第2のアレイのそれぞれの流路が前記チャンバまで延びており、前記第1のアレイが前記圧力側壁に隣接し、前記第2のアレイが前記吸込側壁に隣接し、前記第1のアレイが、前記圧力側壁とそこを通る冷却流体との間において、前記吸込側壁と前記第2のアレイを通る冷却流体の間における熱伝達率よりも高い熱伝達率をもたらすように構成されていることを特徴とする、請求項13に記載のガスタービンエンジン。
  16. 前記構造体に、それぞれが前記チャンバと前記一連の出口開口の間に延びる、間隔をあけて配置された少なくとも第1と第2の冷却流路アレイが含まれ、前記第1のアレイの複数の流路が前記チャンバまで延びており、前記第2のアレイの複数の流路が、前記出口開口まで延びており、前記第2のアレイの複数の流路が、前記出口開口に比較的近い前記圧力側壁及び吸込側壁の第1の領域を冷却するように配置されており、前記第1のアレイの複数の流路が、前記出口開口から前記第1の領域よりも遠くに位置する前記圧力側壁及び吸込側壁の第2の領域を冷却するように配置されており、
    前記第2のアレイが、前記圧力側壁及び吸込側壁の第1の領域と前記第2のアレイの複数の流路を通る冷却流体との間において、前記圧力側壁及び吸込側壁の第2の領域と前記第1のアレイを通る冷却流体の間における熱伝達率より高い熱伝達率をもたらすように構成されていることを特徴とする、請求項13に記載のガスタービンエンジン。
  17. 間隔をあけて配置された前記アレイのうちの前記第1と第2のアレイのそれぞれが、前記圧力側壁と前記吸込側壁との間の厚さが前記冷却流路に沿った位置の関数として変化することを特徴とし、これにより、前記第1及び第2の一連の複数冷却流路のそれぞれが、前記チャンバからの距離の関数として減少する流通断面となるようにしたことを特徴とする、請求項16に記載のガスタービンエンジン。
  18. ガスタービンエンジンの運転方法であって、冷却流体によってタービンセクションにおける前縁、後縁、及び、前記冷却流体を放出するための前記後縁に沿った一連の出口開口を備えた翼の圧力側壁から熱伝達を生じさせる方法において、
    前記冷却流体を供給されるチャンバを前記翼内に設けるステップと、
    前記チャンバと前記出口開口の間に延びる一連の流路を設けるステップが含まれており、前記複数の流路は、前記チャンバからの距離の関数として断面積が変化するので、前記チャンバに供給された流体が流路を進むとき、前記流体がチャンバから離れて前記出口開口に向かうにつれて、前記流体の流速が増すようになっていることを特徴とする、
    方法。
  19. 前記流路を設けるステップには、第1の一連の流路が第1の方向に沿って延び、第2の一連の流路が第2の方向に沿って延びて、前記第2の一連の流路が前記第1の一連の流路と交差するように前記流路を形成するステップが含まれることを特徴とする、請求項18に記載の方法。
  20. ガスタービンエンジンに用いられるタイプの、前縁領域、後縁、圧力側壁、及び、吸込側壁を備えた翼を作製するための鋳造コアの要素であって、
    この要素に、
    冷却流体を供給される前記翼のチャンバを形成する中実セラミックセクションと、
    十字交差構造をなすように配列され、それぞれが前記冷却流体の移動する1つの流路に対応する一連の格子部材を含む、中実セラミックセクションに隣接したメッシュセクションが含まれており、前記メッシュセクションに、それぞれが前記翼の交差した流路間に配置された中実領域に対応する交差格子部材間のくぼみアレイとが含まれ、
    前記格子部材が、前記中実部分から、前記流路が前記冷却流体を放出する前記後縁に沿った一連の出口開口へと移行する前記後縁に比較的近い翼部分に対応するエッジ領域まで延びており、
    前記鋳造要素の前記メッシュセクションがテーパ形状であり、その厚さは前記中実セラミックセクションに隣接した末端エッジに沿ってより厚く、前記出口開口への流路の移行部に対応する前記エッジ領域に沿ってより薄くなっており、
    前記格子部材の厚さが、前記末端エッジに沿った第1の厚さから、前記出口開口への流路の移行部に対応する前記エッジ領域に沿ったより薄い厚さへと減少することを特徴とする、
    鋳造コアの要素。
  21. 圧縮機、燃焼器、及び、タービンを含むガスタービンエンジンに用いるのに適した翼であって、前縁及び後縁と、前記前縁と前記後縁の間に延びる対向する圧力側壁及び吸込側壁と、前記前縁と前記後縁の中間にあって冷却流体流を供給されるように構成された内部チャンバを具備する翼において、
    前記チャンバと、前記チャンバから供給される冷却流体がそれを通じて前記翼から流出する前記後縁に沿って配置された一連の出口開口との間に延びる複数の冷却流路を含む第1の構造体が含まれており、該第1の構造体に、
    第1の方向に沿って延びる第1の一連の冷却流路と、
    第2の方向に沿って延びる第2の一連の冷却流路が含まれていて、前記第2の一連の冷却流路が前記第1の一連の冷却流路と交差しており、
    前記第1の構造体に、それぞれ、前記第1の一連の冷却流路のうちの隣接する一対と前記第2の一連の冷却流路のうちの隣接する一対によって形成される複数の中実領域が含まれており、該構造体が、前記圧力側壁と前記吸込側壁との間の厚さが前記冷却流路に沿った位置の関数として変化することを特徴とし、これにより、前記第1及び第2の一連の複数冷却流路のそれぞれが、前記チャンバからの距離の関数として減少する流通断面となるようにしたことを特徴とする、
    翼。
  22. 前記第1の一連の冷却流路が、前記第1の方向において互いにほぼ平行に延び、前記第2の一連の冷却流路が、前記第2の方向において互いにほぼ平行に延びていることを特徴とする、請求項21に記載の翼。
  23. 前記構造体が前記圧力側壁及び吸込側壁と一体成形され、前記圧力側壁と前記吸込側壁の間に延びていることを特徴とする、請求項21に記載の翼。
  24. それぞれが前記第1の構造体と前記圧力側壁及び吸込側壁に一体成形され、やはり前記圧力側壁と前記吸込側壁の間に延びる1つ以上の追加の構造体が含まれており、前記1つ以上の追加構造体のそれぞれに、第1の方向に沿って延びる第1の一連の冷却流路と、第2の方向に沿って延びる第2の一連の冷却流路が含まれていて、前記第2の一連の冷却流路が前記第1の一連の冷却流路と交差していることを特徴とする、請求項23に記載の翼。
  25. 前記第1の構造体と第2の構造体が、それぞれ、前記チャンバの壁に沿って形成された前記第1及び第2の構造体における冷却流路のうちの複数流路への入口を備える、前記チャンバの壁の一部を形成することを特徴とする、請求項24に記載の翼。
  26. 1つの追加構造体が、前記第1および第2の構造体のそれぞれと前記後縁に沿って配置された前記一連の出口開口との間に延び、該追加構造体における複数の冷却流路が、前記第1及び第2の構造体の一方または両方から冷却流体を供給されて、その冷却流体を前記出口開口に通すように配置されていることを特徴とする、請求項25に記載の翼。
  27. 前記追加構造体が、前記第1及び第2の構造体から間隔をあけて配置され、同時に、前記翼の圧力側壁及び吸込側壁の間でそれらの構造体と一体成形されていることを特徴とする、請求項26に記載の翼。
  28. 前記追加構造体に、それぞれ、前記第1の一連の冷却流路のうちの隣接する一対と前記第2の一連の冷却流路のうちの隣接する一対によって形成される複数の中実領域が含まれており、該構造体が、前記圧力側壁と前記吸込側壁との間の厚さが前記冷却流路に沿った位置の関数として変化することを特徴とし、これにより、前記第1及び第2の一連の複数冷却流路のそれぞれが、前記チャンバからの距離の関数として減少する流通断面となるようにしたことを特徴とする、請求項27に記載の翼。
  29. 前記第1の構造体の前記中実領域及び前記追加構造体の前記中実領域が、前記第1の一連の冷却流路のうちの隣接する流路対と前記第2の一連の冷却流路のうちの隣接する流路対との間の面積によって特徴付けられ、前記第1の構造体の前記中実領域の1つの面積が、前記追加構造体の前記中実領域の1つの面積より大きいことを特徴とする、請求項28に記載の翼。
  30. 前記第1の構造体の前記中実領域のうちの複数領域のそれぞれの面積が、前記追加構造体の前記中実領域のうちの複数領域のそれぞれの面積より大きいことを特徴とする、請求項29に記載の翼。
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