JP2013504282A - 間接的な給電アンテナ - Google Patents

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Abstract

【解決手段】本発明は間接的な給電アンテナシステムを開示している。ある実施形態において、結合器が給電部に電気的に結合する。前記結合器が共振素子に容量結合し、前記共振素子が接地面に電気的に結合する。前記システムが帯域幅を改善することができ、前記システムによるアンテナ設計によって、共振周波数と、アンテナの帯域幅と、スミスチャートにおけるカールの位置と、関連したインピーダンス整合ネットワークが別々に調整されることができる。
【選択図】図2

Description

本出願は、2009年9月8日に出願された米国仮出願61/240,644、2009年10月28日に出願された米国仮出願61/255,609、及び2010年3月31日に出願された米国仮出願61/319,514の優先権を主張し、それらの内容を引用して、ここに組み込まれているものとする。
本発明は、一般的にアンテナおよびアンテナ給電配列に関し、特に無線電子機器に適用するアンテナおよびアンテナ給電配列に関する。
無線信号を受信するのに適した現代的なデバイスには、発散することを要求されている。デバイスのサイズとコストとを削減するための一定の圧力がある一方、性能を改善するための一定の意欲がある。この点に関して、最適化する必要のある分野の一つはアンテナである。
アンテナを含むデバイスの製造には、アンテナが各環境条件において効率的に動作することを期待されているほかに、小型化と安価化も要求されている。従来には、アンテナが所望の周波数(例えば、850MHzまたは2.3GHz)で効率的に機能するように、所望の共振周波数を持っているアンテナを提案したが、アンテナ素子のサイズは依然として重要な課題である。性能の観点から、広い周波数の範囲(例えば、十分な周波数帯域幅を持っている)において効率的に動作できるアンテナを構成することが望ましい。特に信号を送信するアンテナのためには、十分なインピーダンス帯域幅を持つことが有益である。その理由は、適切な周波数範囲外の伝送が、反射電力の増加を引き起こす可能性があるほかに、給電部や送信部を損傷する可能性もあるというものである。アンテナのインピーダンス帯域幅に対応する方法の一つは、グランドへの距離を増加することである。しかし、アンテナが使用できる空間の大きさは、通常に制限されている。結果的に、アンテナのインピーダンス帯域幅を向上させるための既存技術の原因で、アンテナ設計の段階においてある妥協が必要である。したがって、アンテナ設計のさらなる向上を望まれている。
アンテナシステムの実施形態は、電気的に接地面に結合されている共振素子が含まれている。この共振素子は、結合器に容量結合されているように構成されている。また、この結合器は、電気的に給電部に結合されていて、この給電部は電気的に送信機(トランシーバーであってもよい)に結合されるように配置されている。したがって、当該共振素子は、間接的にこの給電部に結合されている。この結合器が給電部と、結合器素子と共振素子との間の容量結合と、結合器と接地面との間の容量結合とを介して送信機から信号を受信する時に、相当するサイズの共振素子や直接給電を使用していたシステムに対して改善された帯域幅を持つアンテナシステムを提供していることに寄与する。
本発明の実行及び構造の組成および方式は、その一層の目的及び利点とともに、以下の説明と添付した図面を組み合わせて参照することでさらに明らかになるであろう。当該図面には、類似した参照符号が類似したパーツを指す。
高インピーダンス間接給電スロットアンテナの実施例の斜視図である。 図1に示されているアンテナの実施例の回路の代表図である。 インピーダンス整合の前に図1のアンテナのインピーダンス特性を示すスミスチャートである。 インピーダンス整合の後に図1のアンテナのインピーダンス特性を示すスミスチャートである。 直接給電アンテナのインピーダンス特性を示すスミスチャートである。 ローインピーダンス間接給電スロットアンテナの実施形態の斜視図である。 ローインピーダンス間接給電スロットアンテナの別の実施形態の斜視図である。 図5Aに示されているアンテナの回路の代表図である。 図5Bに示されているアンテナの回路の代表図である。 インピーダンス整合の前に図5Aのアンテナのインピーダンス特性を示すスミスチャートである。 インピーダンス整合の後に図5Aのアンテナのインピーダンス特性を示すスミスチャートである。 直接給電アンテナのインピーダンス特性を示すスミスチャートである。 ローインピーダンス間接給電スロットアンテナの別の実施形態の斜視図である。 ローインピーダンス間接給電スロットアンテナの別の実施形態の斜視図である。 ローインピーダンス間接給電スロットアンテナの別の実施形態の斜視図である。 ローインピーダンス間接給電スロットアンテナの別の実施形態の斜視図である。 ローインピーダンス間接給電スロットアンテナの別の実施形態の斜視図である。 ローインピーダンス間接給電スロットアンテナの別の実施形態の斜視図である。 図14Aのローインピーダンス間接給電スロットアンテナの断面図である。 アンテナの実施形態の斜視図であり、当該アンテナがローインピーダンス給電スロットアンテナと寄生共振素子を設けた高インピーダンススロット給電アンテナを含む。 図15に示されているアンテナの実施形態のインピーダンス整合ネットワークの回路の代表図である。 低周波数範囲での図15のアンテナのアンテナインピーダンスを示すスミスチャートである。 高周波数範囲での図15のアンテナのアンテナインピーダンスを示すスミスチャートである。 図15のアンテナの周波数範囲の隔離を説明するプロット図である。
例示的な実施形態への下記具体説明は、明瞭的に開示されたもの組合せに対する限定ではない。そして、説明しなければ、ここで開示された特徴を組み合わせてほかの組合せを形成してもよいだろうが、簡潔のために、省略されている。
上記実施形態では、新型のアンテナを提供されていて、上記新型のアンテナが所定のアンテナボリュームにインピーダンス帯域幅を改善できる。高インピーダンススロット給電アンテナ(HISFA)と低インピーダンス給電スロットアンテナ(LISFA)によって、アンテナ給電の新しい技術を使用できるようになっている。携帯通信機器内にアンテナの利用できるスペースに限りがあるため、上記アンテナは、携帯通信機器内に利用できる。これらのHISFAとLISFAとは、アンテナシステムのさまざまな特性が個別に調整されることを許可できる。これによって、上記システムの特性の一方を調整しても、他のシステムの特性に大きな影響を引き起こさないため、開発サイクルの大幅な改善を提供することができる。
第1の実施形態は、図1に示すように、高インピーダンススロット給電アンテナ(HISFA)10である。このHISFAは、回路基板12と接続されている。この回路基板12が接地面13および送受信器15を提供している。このHISFA10は、共振素子14と結合器18を含んでいる。この共振素子14が接地アーム16を介して当該接地面13に接続されている。この結合器18が回路基板12と共振素子14との両方から離間されている。給電部20は、伝送線15aを介して、この送受信器15と電気的に接続されている。この給電部20は回路素子21(それは、送受信器15とアンテナ10との間の優れたインピーダンス整合が許可できる1つまたは複数の素子かもしれない。)を有することがあり、この給電部20がアンテナ10に信号を送信させる入力を提供する。
図1に当該回路基板12の一部を示している。回路基板12の寸法および当該接地面13(点線に示す)と送受信器15(この送受信器15が伝送線15bを介して当該接地面13に結合できる)の位置、構成は、特定のデバイスの設計パラメータに応じて変化することができる。通常、送信と受信の統合機能を持っている送受信器が当該回路基板12に配置されているモジュール(モデュール)である。また、典型的な送受信器が送信と受信の統合効用を持っているが、注意すべきなのは、ここに使用されている送受信器という名詞が受信作用と送信作用を具備する効用モジュールのことを指し、この効用モジュールが送信部品と受信部品とを直接に統合している部品であるかどうかにかかわらない。なお、この送受信器が給電部に結合した伝送経路と接地面に結合した第二伝送経路を有する。
代表的に、接地面13が当該回路基板12の一つや複数の層に提供されている。また、説明のために、点線で分離領域を示す。一般的に、接地面13が基本的に回路基板の全体を通過するように延伸するとともに、信号トレースが接地面を通って延ばせるために、様々なボイド(voids )を提供する。例えば、上記の実施形態からわかるように、当該接地面13が当該回路基板12の大部分に沿って配置されていて、且つ当該接地面13の配置する箇所が共振素子14の位置されている領域に近い箇所である。また、この接地面13が回路基板の縁部に延伸している。回路基板における上記接地面の作用は、当該技術分野で知られているので、特定の接地面設計における完全な形や大きさに対する討論も、簡潔さのために省略されます。そして、特定の回路基板の設計に応じて、異なる接地面の構成が適切に使用できる場合があると認識された。この接地面13が縁22を含み、一つの実施形態に、この縁22が相対的な端部24a、24bの間の距離によって定義された長さを延伸することができる。
この共振素子14は接地アーム16を介して、当該回路基板12に連続されていて、当該回路基板12の接地面13に結合された。上記共振素子14は、矩形状、平面であり、反対側の自由の端部24a、24bとを含んでいる。共振素子14の長さは両端24a、24bの間の距離によって定義されている。この共振素子14は、接地面13の縁22から離間されている。なお、この共振素子14は回路基板12が配置されている平面の上方に配置されている。実施形態では、共振素子14は回路基板12の縁22から約3mm離間し、回路基板22の上方に約5mmに位置されている。共振素子14は、共振素子として使用するのに適した任意の望ましい導電性材料で形成することができる。
上記接地アーム16は、L字型であるが、必要に応じて他の形状(例えば、ばねやポゴクリップ(pogo clip )など)にすることもできる。好ましくは、上記接地アーム16がインダクタンスを最小限に抑えるために短くされており、第1部26と第2部28を含む。接地アーム16の第1部26は、当該回路基板12から延びており、基本的には回路基板12に直交する。第2部28は反対側の第1、2端部29a、29bを含む。第2部28の第1端部29aが第1部26の上端に固定されている。第2部28は、一般的に第1部26から垂直に延びている。この共振素子14は、接地アーム16の第2の端部29bでその第2部28に固定されている。接地アーム16も、望ましい導電性材料で形成されることができ、この導電性材料が共振素子14に使用されている材料と類似や異なる可能性がある。共振素子の性能に対する多い制御を提供するために、インダクタ(inductor)25は、共振素子14と直列に配置することができる。また、ある実施形態に、当該インダクタ25は、接地アーム16と接地面13の間に配置してもよい。
上記結合器18は、矩形状、平面形状を有し、アンテナと接地面との間によく適合する。また、上記結合器18はほかの形状も使用できる。上記結合器18が当該接地面13の縁22とこの共振素子14との間に示されていて、この縁22と離間する。なお、この結合器18は、接地面13と共振素子14との間に配置されなくてもよい、その代わりに接地面と共振素子との間に所望の結合が発生させるように配置することができる。結合器18も任意の望ましい導電性材料で製造することができる。後述するように、結合器18は、必要に応じて調整できる長さを持っている。
給電部20は、伝送線路15aを経由して送受信器15と電気的に通信し、一般的に回路基板12から結合器18に延伸されている。給電部20は、任意の適切な導電性素子から構成できる。また、給電部20は、約50Ohmsのインピーダンスを持つことができる。
給電部が直接に共振素子に接続されて前記直接給電接続を提供する先行技術のアンテナとは異なり、図1に示すように、共振素子14は、間接的に給電されている。具体的には、信号がアンテナ10を介してワイヤレスでリモートの場所に送信されている場合に、直接接続は、給電部20と共振素子14との間に提供されていない。むしろ、給電部20が送受信器15(伝送線路15aを経由して)から信号を受信し、結合器18に当該信号を送信する。結合器18は、容量的に共振素子14に結合され、これはその結合器に伝送されたエネルギーを当該共振素子に提供できるようになった(従来のアンテナのように、順番に信号を放射するように構成する)。共振素子14の性能は、接地面13と、結合器と共振素子の両方との間の容量結合に影響されている。同様に、信号がアンテナ10によって受信されている場合には、この共振素子14に受信される信号が、結合器18を経由して電磁または容量結合と接地アーム16によって提供された接地面13への接続とを介して送受信器15に送信される。アンテナ10の全体の性能は、パスに配置された回路素子21、25の値を変えることに応じて調整することができ(可能性のある場所は、図1に示されている)、同様に、アンテナ10の全体的な性能は容量結合されているアンテナの素子の間隔と向きを変えることによって調整することができる。言い換えれば、結合器18と共振素子14との間の間隔、縁22と結合器18との間の間隔及び縁22と共振素子14との間の間隔は、アンテナ10の性能に影響を与える。さらに、結合器18のサイズは、特定のアンテナ構成の性能に影響を与える可能性もある。当該縁22が共振素子の全体の長さを延長しなかった場合、これは当然それらの間の容量結合に影響を与える。詳細は後に説明する。
図1のHISFAと同等である回路30は、図2に示されている。回路30は、回路基板12の接地面13と同等である接地面32と、共振素子14と同等である共振素子34と、図1に示す給電部20と同等である給電部36とを含む。さらに、図2の等価回路30はまたCcoupling1 38、Ccoupling2 40、Ccoupling3 42、Lresonant44とLmatch 46を含む。
coupling1 38、Ccoupling2 40とCcoupling3 42は図1のHISFAに存在する容量結合を表している。結合キャパシタCcoupling1 38は共振素子14と結合器18の間の容量結合を表している。結合キャパシタCcoupling2 40は結合器18と接地面13との間の容量結合を表している。結合キャパシタCcoupling3 42は接地面13と共振素子14との間の容量結合を表している。Ccoupling1 38、Ccoupling2 40とCcoupling3 42との間の関係は、アンテナ10の性能を最適化する(特定のアプリケーションのために)ように共振の周波数範囲の幅を調整するために使用されている。
共振インダクタンスLresonant44は、共振素子14を支持する接地アーム16と回路基板12の接地面13の間のインダクタンスを表している。当該インダクタンスは、図1に示す回路素子25によって提供され、離散インダクタンス(discrete inductance )を提供する。この離散インダクタンスはある値を持っている。本文に述べるように、この値は共振素子34、14を特定の周波数で共振させるように選択して使用される。
具体的には、共振素子のサイズはその周波数応答に関連する。所望の周波数応答を提供するために共振素子のサイズを十分に増加させることを望まれていない(スペースの理由またはコスト上の理由)アプリケーションに応じて、共振インダクタンス(例えばLresonant44)を有する共振素子の長さを電気的に増加させるように、共振素子と接地面の間にインダクタを直列に配置することができる。理解できるように、スミスチャートを観察する時、カールの位置が低周波数(例えば、プロット図の右に向かって)に向かってシフトする傾向がある。
次に、以上のように、容量結合器の長さを調整することができる。容量結合器18の長さを増加することが、共振素子(後述する)の周波数応答のプロット位置を時計回りにシフトさせることができる。従って、結合器18の長さを変更することで、スミスチャートに示された全体プロット(カールとともに)の位置を変化することもできる。結合器の長さのみを変更することなどは、結合器と共振素子との間の容量結合及び結合器と接地面との間の容量結合の結合比に影響を及ぼす傾向がない。これによって、カールの位置を別々に調整することができるようになった。当業者は理解できるように、スミスチャートにおけるカールの合成位置は、アンテナシステムのインピーダンスと送受信器のインピーダンス(一般的に、約50Ohmsであるが、任意の望ましい値を目的値にできる)との整合を確保するために、異なる部品(と数値)を使用することが許可できる。そして、SWRが関心のある周波数に応じて、所望のレベルに達成する。
送受信器を配置されているアンテナシステムのインピーダンスを調整、整合するために、回路素子21に提供された整合部品Lmatch 46が、給電部36と送受信器15との間に、適当な値を提供する。ある実施形態において、整合部品Lmatch 46は、選択されている離散インピーダンスであり、結合器18と給電部20とのインピーダンスを整合するために給電部20と直列に配置する。図2に、スミスチャートにおけるカールの位置の原因で、インピーダンス整合部品46を直列のインダクタとして例示されている。なお、理解できるように、そのカールがスミスチャートの右上部分に位置されていれば、インピーダンス整合部品46の代わりに、直列キャパシタCmatch を使用してもよい。一方、カールがスミスチャートの左下または左上部分に位置された場合に、インピーダンス整合部品は、並列インダクタまたはキャパシタであってもよい。
HISFA10は、様々な通信規格の接続に利用されることができる。例えば、ある実施形態において、HISFAは、GSM850、GSM900標準のカバレッジを提供するために利用することができ、約−6dB以下のリターンロス(return loss )を持っている。しかし、そのHISFAは、必要に応じてさまざまな周波数範囲に使用され得ることに留意すべきである。
周知するように、GSM850標準は、情報を送信するために824から849MHzまでの周波数を利用し、情報を受信するために869から894MHzまでの周波数を利用している。GSM900標準は、情報を送信するために890から915MHzまでの周波数を利用し、情報を受信するために935から960MHzまでの周波数を利用している。従って、GSM850とGSM900標準を利用する場合に、共振素子の周波数応答の中心は約890MHzであるときに、HISFAの性能が最適化することができる。890MHzの程度で、当該共振素子14の共振を提供するために、アンテナ10の周波数応答がインダクタを使用して、また接地アーム16と接地面13との間に分離インダクタを直列配置することによって同調されることができる。例えば、これは、共振インダクタンス44を調整してこの共振素子14を所望の周波数890MHzに共振させることができる。理解できるように、使用されている(所望されていれば)インダクタの値は共振素子の周波数応答の所望のシフトによって変化する。
図3Aのスミスチャート50は、図1に示すアンテナ10の一実施形態のさまざまな周波数でのインピーダンスのプロット56を提供する。従来と同様に、スミスチャート50はゼロのアンテナインピーダンスを表する左側の基準点52と無限大のインピーダンスを表す右側の基準点54を提供る。曲線56は、第一または先頭点58及び第二または終点60を含む。グラフ50の上半分のポイントが正の虚数成分の有するインピーダンスを表し、グラフ50の下半分のポイントが負の虚数成分の有するインピーダンスを表す。第一点58は、約500MHzの周波数でのアンテナのインピーダンス標識を提供している。第二点60が約3GHzの周波数でのアンテナのインピーダンス標識を提供している。一般的に、周波数が増加することにつれて、アンテナのインピーダンスが高インピーダンスのポイントから、ローインピーダンスのポイントに時計回りに移動する。曲線56は、カール62を含む。カール62が交点63を有し、インピーダンスプロット56は、この交点63でそれ自身と交差する。カール62に沿った点は、この共振素子14が共鳴する周波数を表する(例えば、このアンテナの周波数帯域)。
図示のように、共振素子14の共振しようとする周波数は、アンテナの使用目的によって決定される。従って、この共振素子14が十分的に低い周波数に共振していないと、この共振素子14の共振周波数は、インダクター(上述したように)を増設することによって、比較的にローになる。それはカール62をスミスチャートに示されたプロットに沿って反時計回りにシフトさせることができる。デザイナーに対して、共振素子14のサイズが増えなければならないようなことを避けることができる。
上述した実施形態において、この共振素子14の共振周波数は、当該接地面13、32とこの共振素子14、34との間の共振インダクタンスLresonant44を提供することによってシフトされる。例えば、インダクタ25/共振インダクタンスLresonant44が当該接地面13、32と共振素子14、34との間に位置されている場合に、この共振素子14、34の共振する周波数は減少される(例えば、スミスチャートに示されたプロットにおける、カール62の配置されている位置が変更された)。例えば、所望の共振周波数が890MHzであり、また共振素子14のサイズが890MHzで共振するには小さすぎると、この共振素子14は、接地面13と共振素子14の接地アーム16との間にインダクタ25を適用することにより、890MHzで強制に共振させることができる。所望の共振周波数になるようにする共振素子の共振周波数の微調整は、Lresonant44の値を増加するか減少することによって達成できる。例えば、設計者は共振素子14が低い周波数で共振させれば、Lresonant44の値を増やすことができる。一方、設計者は共振素子14がより高い周波数で共振させければ、この設計者がLresonant44の値を減少させることができる。所望の周波数で共鳴を提供するようにアンテナ10を調整することの他に、後述するように、アンテナ10の性能もアンテナの帯域幅を増加させることによって最適化することができる。
カールが所望のサイズであれば、結合器18のインピーダンスを送受信器のインピーダンスに整合させるようにこのシステムをより最適化させることができる。図3Bのスミスチャート70に表示されているアンテナインピーダンスのプロット74を利用して、このインピーダンス整合による調整を説明する。インピーダンス不整合が存在していなければ、何のエネルギーも反射していない他に、このアンテナが1.0の定在波比を提供している。インピーダンス不整合が存在していれば、エネルギーが反射しているほかに、定在波比が増加する。代表的に、給電部20の所望のインピーダンスが50Ohmsである。従って、インピーダンス不整合の減少に寄与して、送受信器と結合器18との間のインピーダンス不整合を減少させるために、Lmatch 46(インダクターであってもよい、図1の回路素子21に表示される)を結合器の前に直列に位置させることができる。スミスチャートにおいて、主要中心点66に中心点を有する円が、定在波比(standing wave ratio )を示す。1.0の定在波比が主要中心点66自体で表示され、例えば、ゼロに等しい半径の円である。中心点66において、給電部20のインピーダンスが完全に結合器18のインピーダンスと整合して、例えば、何の反射エネルギーもない。任意のアンテナにおいても、若干のインピーダンス不整合が存在しているが、その目標は、アンテナのインピーダンスを給電部にできるだけ近く一致させることでもあり、アンテナインピーダンス66のプロットを主要中心点66にできるだけ近く一致させることでもある。代表的に、3.0や3.0より低い定在波比が反射の許容範囲を提供できることと考えられている。従って、SWRが3である円72は図3Aと3Bのスミスチャート50、70に示され、そのアンテナのSWRが3であることを示す。従って、アンテナ10の帯域幅はSWRが3である円72内のプロット74の部分を観察することと、プロット72のその部分に関連付けられている周波数を決定することとにより決定できる。
前述したように、図3Aがインピーダンス整合の前におけるアンテナ10のインピーダンスを示している。図3Aに示されているように、間接的な給電アンテナ10のアンテナインピーダンスが、スミスチャート50の高インピーダンス領域で開始され、例えば、高インピーダンス基準点54に近接する。図3Aに示す実施形態から理解できるように、インピーダンス整合が提供されていない場合には、プロット56は、SWRが3である円72内にない場合がある。図3Bが間接給電部を示し、Lmatch を利用することによってHISFAインピーダンスが50Ωに整合した。図3Bに示されたアンテナインピーダンスのプロット74の部分が第一の点76から開始し、第二の点78で終わる。プロット74の示されている部分は実質的にアンテナインピーダンスプロットのカール部分だけが含まれている。従って、インピーダンス整合を利用して、プロット74のカールは、所望されているように、SWRが3である円の範囲内になる。ある実施形態において、プロット74の第一の点76が820MHzの周波数に対応し、第二の点78が960MHzの周波数に対応し、これは、インピーダンス整合したアンテナ10の帯域幅が約820MHzから960MHzまでの周波数を含んでいる。
注意されているように、共振素子の帯域幅が不十分であるため、単にスミスチャートの中心に向かってカールをシフトするだけでは十分ではない。言い換えれば、カールで覆われた周波数の範囲が小さすぎる。判断されたように、周波数範囲を拡大する一つの方法は、結合器と共振素子との間の容量結合と、結合器と接地面との間の容量結合との比率を変化させることである。この比率を増加させると、カールの周波数範囲を増加させる(例えば、カールのサイズを増加する)。決定されているように、通常には、カールのサイズを増やすことによる利点には制限があり、このカールがSWRが3である円にあることが依然として所望されているからである。SWRが3である円より大きいカールは、実際にアンテナシステムの利用可能な帯域幅を減らすことがある可能性もある。従って、適切な整合ネットワークにより、容量結合比率を調整することとカールの位置を中心に向かって移動させることによって、カールのサイズをあるサイズに増加させることは、有益であるかもしれない。
比較例として、図4のスミスチャート80がインピーダンスプロット82を含み、このインピーダンスプロット82がアンテナシステムのインピーダンス性能を表示し、このアンテナシステムが図3Aと3Bのプロットを生じさせるための同様の共振素子14を有し、標準直接給電を利用する。図3Bに示されているインピーダンスプロット74のカール全体はSWRが3である円72にある場合と異なり、図4において、インピーダンスプロット82のカールの一部だけはSWRが3である円72にある。具体的には、インピーダンスプロット82はSWRが3である円72と交差する第一の点84と、SWRが3である円72と交差する第二の点86がある。第一の交差点84が831MHzの周波数に対応し、第二の交差点86が920MHzの周波数に対応する。従って、図4に示されているように、同等的な直接給電アンテナの帯域幅が約831MHzから920MHzにかけてある。それは、上記範囲以外の周波数でアンテナを使用しようとすると、望ましくないSWR比率を持っている傾向があり、送受信器を損傷する可能性がある。
下記の表1は、標準直接給電方法による帯域幅と図1に示されたHISFA10の間接給電方法による帯域幅との比較を提供されている。表1に示されているように、標準直接給電アンテナが89MHzの帯域幅を有する。相反的に、間接給電HISFA10の帯域幅が170MHzである。HISFAのインピーダンス特性はチェビシェフ整合(Chebychev )のインピーダンス特性によく似ている。
Figure 2013504282
表1から分かるように、図1のアンテナの新たな間接給電技術が利用されている場合に、170MHzの帯域幅が達成できる(周波数の観点から91%増加する)。好ましくは、間接給電方法の使用は、直接給電アンテナの周波数応答の少なくとも130%(例えば、少なくとも105MHz)を提供し、より好ましくは、直接給電アンテナの周波数応答の160%以上(例えば、少なくとも130MHz)を提供することができる。さらに、HISFA10の適切な構成で提供される帯域幅は、GSM850とGSM900の両方をカバーするのに十分である。従って、所定の共振素子14(例えば、所定のボリューム)に対し、実質的により大きい帯域幅が、間接給電技術を使用して実現する可能性がある。注意できるよう、図1の共振素子14の上記の述べた形状は、複数の可能な形状のいずれかの一つであり、特に説明するほかに、上記形状がこれに限定されていない。
理解できるように、図1の特徴が特定の周波数のために構成されるように限定されない、その代わりに一般的周波数の範囲に適用可能である。上記デザインの利点の一つは、共振素子の周波数応答、カールの位置、カールのサイズ、アンテナインピーダンスを送受信器と整合させる整合ネットワークの構成が別々に調整されることである。これはシステムデザイナーに実質的な利点を提供し、慣用のシステムと異なり、複数の他の特性を変更せずに、これらの特性の何れかを調整することが可能になる(少なくとも他の特性が大幅に変更される必要はない)。
第2および第3の実施形態は、それぞれ図5Aと5Bに示されている。図5Aが低インピーダンススロット給電アンテナ(LISFA)100の実施形態を示し、図5Bが低インピーダンススロット給電アンテナ(LISFA)140の他の実施形態を示す。図1のHISFA10と類似するように、図5Aと5Bのアンテナ100、140も間接給電されている。上記LISFAアンテナが高帯域アンテナを提供するように構成され、高帯域アンテナの可能の目的の一つはGSM1800、GSM1900と−6dBのリターンロスがあるUMTS帯域をカバーすることである。しかし、LISFAも任意の所望周波数で機能するように構成されていることに注意すべきである(例えば、必要に応じて、低帯域またはいくつかの他の所望の周波数で動作することができる)。
図5AのLISFA100と図5BのLISFA140がそれぞれ回路基板102に連続されているように設ける。両方の実施形態では、この回路基板102が実質的に同じである。回路基板102が接地面113を有し、送受信器115を支持している。接地面113と送受信器115の位置や構成は、特定のデバイスの設計パラメータに従って変化しようとする(上述した図1に関する説明のように)。
回路基板102は、一般的に平面であり、部分的に図5Aと図5Bに示されている。回路基板102の寸法が特定のデバイスの設計パラメータに従って変化できる。スロット108は回路基板102における回路基板102の縁110と分離しているように回路基板102に設置されている。またこのスロット108はスロット108の側面を形成する縁部114によって指状部117を限定するのに役立つ。接地面113が指状部117に沿って延伸し、第1の縁116、第2の縁120とエンド縁118を含む。この第1の縁116が回路基板102の縁部114の沿って延伸する。この接地面113における第2の縁120が回路基板102の本体部112に支持される。このエンド縁118が第1の縁116と第2の縁120との間において延伸する。しかし、注意できるように、上記実施形態にスロット108を回路基板102に設置するが、ある実施形態において、接地面113だけが上記ボイドがあり、上記ボイドが上記スロットと類似にそのスロットを限定する。このように、スロット108の開放部は、給電部106を介してスロット108の第1の側に供給される信号が送受信器115(スロット108の第二の側にある)に返す前に縁116、118に限定された距離を通すことを要求している。例えば、スロット108の寸法(説明したように、ある実施形態に、接地面にしかない)が約1mmの幅、12mmの長さである。ある実施形態において、スロット108が回路基板102の縁110から約1mmに位置され、よって指状部117の幅が約1mmであり、長さが約12mmである。しかし、特定共振素子の配置に所望のシステム性能を提供するために、下記のようにそれらの寸法を調整することができる。
LISFA100が共振素子104を含み、この共振素子104がスロット108の第二の側に回路基板102の接地面113と連続している。図示のように、共振素子104が固定端部122と自由端部124を含む。この固定端部122が電気的に接地面113に結合する。この自由端部124がスロット108の第1の側にある。一般的に、共振素子104は支持部126、延長部128と本体部130を含む。給電部106が回路基板102の送受信器115に結合し(明瞭にする目的のために、図1に示されたような伝送線路が、ここに示されていない)、スロット108の第1の側に延伸する。従って、送受信器からの信号が給電部を通過し、スロットを周って送受信器に返す。接地面113が磁気的に共振素子104に結合し、自由端部124で電気的に接地面113から絶縁する。この分離は、指状部で生成された電流の逆方向の流れを持つような誘導電流が発生することを引き起こし、これによって、共振素子104のインピーダンスを増加する。上記のように、共振素子の周波数応答を調整するために、インダクターを直列に共振素子と接地面の間に設置することができる。注意できるように、この共振素子が矩形に描かれているが、任意の形状も使用できる。さらに、共振素子と接地面が実質的に平行していると図示されているが、共振素子と接地面とが必ず平行に配置する必要がない。
共振素子104の支持部126は接地面113に取り付けられる。図示のように、支持部126が接地面113に結合し、それがスロット108に近接する。共振素子104の延長部128が支持部126から本体部130に延伸する。図5Aに示すように、LISFA100の延長部128がスロット108を横切って延びる。共振素子104の本体部130が延長部128から延伸し、通常に、指状部117の上方に、並行に設置する。図示のように、共振素子104の支持部126、延長部128と本体部130は一体的に形成されている。ある実施形態において、必要に応じて間隔を調整できれば、共振素子104の支持部126が指状部117と本体部130との間に約5mmのギャップを提供するように構成される。しかし、注意できるように、本体部130と指状部117との間の厳密なアライメントが必要ではなく、その代わりに、指状部に提供された本体部130と接地面113との間の容量結合の値は、アンテナシステムの性能を調整するために使用される。
給電部106は送受信器115に結合し、回路基板102のスロット108を横切て延伸し、スロット108の開放端119に近接する。給電部106が回路基板102の本体部112から接地面113の第1の縁116に延伸する。例えば、給電部106は同軸ケーブルによって提供される可能性がある。スロット108が給電部106によって給電される。指状部117と本体部130が容量結合されているので、送受信器115から給電部106を通過して、スロットを横切って、指状部117に沿って送受信器に返す出力(従って、これは、電流経路がスロットの一つの縁に沿った第1の方向とスロットの相対的な縁に沿った第2の方向を通させる)は、共振素子104が電磁波を放射させることを引き起こす(アンテナとして動作する)。指状部117と本体部130との間の距離(と指状部および/または本体部の幅)を変更することは、共振素子104の周波数応答に影響を与える可能性がある。さらに、スロットの寸法を変更することによって共振素子104の周波数応答を修正することができる。
例えば、スロットの長さを増加させることと図1に示す結合器18の長さを増加させることと同様に作用していて、これは、スミスチャートにおけるプロット(カールも同様に)の位置を調整することが許可できる。指状部117と共振素子104の本体との間の容量結合の値の比率をスロット108にわたった容量結合の値の以上に増やすことは、カールのサイズを増やすことができる。さらに、カールの位置は適当な整合ネットワークによってスミスチャートの中心に向かってシフトできる。また、共振素子の周波数応答は、一つのインダクタを添加して電気的な長さを変えることによって調整することができる。従って、図1に示されたアンテナシステムのように、図5Aに示すアンテナシステムは個別に調整できる様々な特性を有する。
注意できるように、両方のシステムの機能が類似しているが、図5Aのシステムが接地面に結合器の代わりにスロットを利用している。特定の構成のために、スロットの所望の長さは、アンテナシステムをパッケージ化することを困難にさせる可能性がある。従って、分離結合器(separate coupler)を使用することが望ましいかもしれない。しかし、スロットを使用する利点は、結合器が必要とされていないことである。
図5Bに示す実施形態を説明しよう。LISFA140が固定端部144で電気的に接地面113に連続する共振素子142を含み、この固定端部144が回路基板102の接地面113と自由端部146に取り付けられている。図5BのLISFA140の共振素子142は支持部148と本体部150とを含んでいるが、延伸部を含んでいない。図示のように、共振素子142の支持部148が第1の端144で電気的に接地面113に結合して、所望の位置に本体部150を支持する。図5Bの共振素子142の本体部150が支持部148から延伸し、指状部117で提供されている接地面113に容量結合するように構成されている。ある実施形態において、所望の距離は、システムの要件に応じて、システムごとにまたはアンテナごとに異なるものの、共振素子142の本体部150と指状部117で提供されている接地面113との間の5mmのギャップを提供するために、この共振素子142の支持部148の長さが約5mmである。
図5AのLISFAのアンテナ実施形態100を代表する回路160が図6Aに示されている。回路160が、回路基板102の接地面113を表示する接地面162と、共振素子104を表示する共振素子164と、給電部106を表示する給電部166を有する。代表的な回路160が素子Ccoupling168、Lresonant170、Lmatch 172、Lreturn174、Cslot176とLslot178をも含む。
coupling168が、LISFA100に存在する、共振素子104、164と接地面113、162との間の容量結合を表示する。共振インダクタンスLresonant170が接地面113、162と共振素子104、164との間にインピーダンスを提供する。図5Aに示されていないが、共振インダクタンス170は一つまたは複数の離散素子になれる。この離散素子を選択して共振素子104を所望の周波数で共振させることができる。
インピーダンス整合部品Lmatch 172が送受信器115と給電部106、166とに直列するインピーダンスを提供する。図5Aに示されていないが、インピーダンス整合Lmatch 172が離散素子や給電部106のインピーダンスを送受信器115のインピーダンスに整合するための素子であることがある。例えば、図6Aに、インピーダンス整合部品172がインダクターとして図示されている。しかし、上述から理解できるように、インピーダンス整合部品172はスミスチャートのカールの位置によって、所望に応じて配置することができる。
電流回流経路が共振素子104に提供されている。共振素子104の電流回流経路におけるインダクタンスがインダクターによって図示されている。スロット108のインピーダンスはCslot176とLslot178によって図示されている。
図5BのLISFA140を表示する回路180が図6Bに図示されている。回路は、回路基板102の接地面113に相当する接地面182と、この共振素子142に相当する共振素子184と、給電部106に相当する給電部186とを含む。回路180が素子Ccoupling190、Lresonant192、Lreturn194、Lmatch 196、Lslot198とCslot200をも含む。
coupling190が、LISFA140に存在する、共振素子142と接地面113、182との間の容量結合を表示する。上記のように、共振インダクタンスLresonant192が回路基板102と共振素子142、184の間のインダクタンスを提供して、共振素子の電気的な長さを増やす。
電流回流経路が共振素子142、184によって提供される。共振素子142の電流回流経路におけるインダクタンスがインダクターLreturn194によって図示されている。スロット106のインピーダンスがCslot200とLslot198によって図示されている。等価回路180のトランスフォーマー202は、Lreturn194とLslot198との間の相互結合を示している。
インピーダンス整合部品Lmatch 196が給電部106、186と共振素子142、184と直列にするインピーダンスを提供する。図5Bに示されていないが、インピーダンス整合部品Lmatch 196が離散素子(前に討論したように)であってもよい。給電部106のインピーダンスと送受信器115のインピーダンスとを整合させるように、この離散素子はカールのスミスチャートにおける位置に基づいて選択されて、これによってSWRを減少する。
図7Aと7Bのスミスチャート220、222が、図5Aと5Bとに類似する、LISFAのインピーダンスのプロットを提供する。低インピーダンス基準点224が各スミスチャート220、222の左に設置され、高インピーダンス基準点226がスミスチャート220、222の右に設置される。アンテナインピーダンスが各チャートの周波数の範囲でプロットされている。
HISFA10の共振素子14と同様に、より効果的にするために、LISFA100、140の共振素子104、142が所望の周波数で共振すべきである。例えば、携帯電話が共振するための所望の周波数の例が1850MHzである。理解できるように、所望の周波数がアプリケーションによって異なる。図7Aに示されたアンテナインピーダンスプロット228が約500MHzの周波数で第一の点230を有し、約2500MHzの周波数に関連する第二の点232に延伸する。第一/低周波数の点230で、アンテナインピーダンスが相対的に低く、また正の虚数成分(imaginary component )を含む。アンテナに適用する信号の周波数が増加する場合に、共振素子104のインピーダンスが増加し、最大インピーダンスがスミスチャートの極右端側に基準点226に近接して達するまでである。周波数をより高くすることは、アンテナのインピーダンスを減少することと負の虚数成分とを引き起こす。
上記図3Aと3Bに関して、素子の共振周波数はある点に表示されていて、プロット228がこの点で自身と交差してプロット228内のカールを形成する。プロット228が交差点237を有するカール236を含む。カール236に沿っている周波数はLISFA100、142の素子104、142が共振しようとする周波数の範囲を表示する。図7Aに示されたプロット228のカール236が約1741MHzの周波数で開始し、約2048MHzの周波数で終わる。上記の例のように、所望の共振周波数が1850MHzであり、従って、アンテナ100に提供された共振周波数の範囲に落ちることが容易である。素子104、142が所望の周波数で共振することに対して、素子104、142が使用できるボリュームが小さすぎると、回路基板102の接地面113と共振素子104、142との間に離散インダクターLresonant170、192を設置することによって、共振素子104、142を共振させることができる。従って、カール236や交差の点の発生する周波数が、離散インダクターLresonantの値を変更することによって、調整される。
図示のように、カールの位置が、対応するスロットの長さを増やすことによって調整することができ、これは、スミスチャートを回ってプロットの位置を時計回りに移動させる傾向がある。さらに、共振素子と指状部との間の容量結合の、スロットを横切る容量結合に対する比率を増やすことで、カールのサイズが増加できる。所望の周波数で共振を提供するためにアンテナを調整する他には、給電部106のインピーダンスを送受信器に整合することによって、アンテナ100、140の性能を最適化することができる。これによって、カールが図7Aと7Bにおいて3のSWRを表示する円240に位置されている。
図示のように、図7Aのスミスチャート220がLISFAに関連して、例えば、インピーダンス整合前のLISFA100や140である。アンテナインピーダンス228のプロットのカール236はほとんど完全にSWRが3である円140の外側にある。これは、ほとんど顕著な反射を有しない共振周波数が提供されていない。
図5Aと5BのLISFA100、140のインピーダンス整合が、離散整合回路Lmatch 172、196を利用することで達成できる。しかし、注意できるように、適切整合回路の選択がスミスチャートにおけるカールの位置に依存する。図7Bのスミスチャート222が別々にカールのスミスチャートにおけるサイズと位置を最適化することのもたらす潜在的な利益を表示している。アンテナインピーダンスのプロット242が、約1710MHzの周波数に対応する第一の点244と約2170MHzの周波数に対応する第二の点246を含む。インピーダンス整合の結果として、プロット242のカール248が全部SWRが3である円240内に位置されている。カールが1741MHzから2048MHzまでの周波数範囲を含んでいる。整合したLISFAのインピーダンス特性が非常にチェビシェフ整合のインピーダンス特性に似ている。これは、改善されたインピーダンスの帯域幅に寄与する。
対比するために、図8のスミスチャート250が標準直接給電アンテナのプロット252を提供する。図8に表示されたアンテナの標準共振素子の寸法はアンテナ140の共振素子142の寸法によく似ている。しかし、回路基板102のスロット106は、スロット106と同じ寸法を有する切り欠き部によって置き換えられた。従って、標準直接給電アンテナにスロットが設けられていない。図8に示されているように、プロット252が標準直接給電アンテナの共振周波数を表示するカールの一部だけを含む。プロット252とSWRが3である円240との間の第一の交差点256が約1798MHzの周波数に対応し、第二の交差点258が約1972MHzの周波数に対応する。従って、アンテナの帯域幅が1798MHzから1972MHzまでである。
下記の表2に示されているように、整合したLISFAのインピーダンス特性が、改善したアンテナの帯域幅に寄与している。整合したLISFAを使用して達成される帯域幅の改善は標準直接給電アンテナで達成される帯域幅と比較することがある。標準直接給電アンテナが174MHzの帯域幅を有するが、間接給電かつインピーダンス整合した同様なアンテナが307MHzの帯域幅に達成して、周波数が76%増えた。従って、標準直接給電アンテナに比べて、ある実施形態において、LISFAが少なくとも50MHzの広い帯域幅を提供することができ、ある実施形態において、100MHz以上の改善を提供することができる。
Figure 2013504282
図9−14にLISFA概念のほかの可能性のある配置を示している。各実施形態において、アンテナが図5Aと5Bに示された実施形態と類似に動作する。従って、簡明のためにその機能を詳細に説明しない。しかし、通常に、特定の配置に対して、共振素子を所望の周波数で共振させるためにLresonantの値を変更することが可能であり(例えば、共振素子の潜在の帯域幅を増やすように、カールのサイズを変える)、スロットの長さを変更することによってスミスチャートにおけるプロットの位置を調整することが可能であり、容量の比率を調整することによってカールのサイズを調整することが可能であり、アンテナシステムのインピーダンスを調整するようにLmatch を変更して送受信器のインピーダンスに対応することも可能である(これによって、所望のSWRの値を提供する)。図示のように、ある点でカールのサイズをさらに増やすことはこれが所望のSWRの値内に落ちないことを引き起こす場合があるから、各アンテナのために利用可能な帯域幅には限界があり、そして、減少したリターンを提供する。
図9がLISFAアンテナ280を示し、アンテナ280はスロット294を有する回路基板290、共振素子282と給電部283を含む。回路基板290が接地面289を含み、図1に示されたように送受信器291を含むこともある。それによって、給電部283が送受信器と通信する。共振素子282が、回路基板290の接地面289と電気的に通信し、支持部284と延伸部286と本体部288を含む。共振素子282の支持部284が第1の端で回路基板290で支持され、且つこの支持部284が基本的に回路基板290と直交して延伸する。支持部284はスロット294に近接して回路基板290の主要部分292に取り付けられている。共振素子282の延長部286が支持部284から延伸し、基本的に回路基板290と平行するように位置されている。LISFA280の延長部286がスロット294を横切って、回路基板290の縁部296を横切って延伸する。共振素子282の本体部288が延長部286から延伸し、基本的に回路基板290の縁部296の外に位置されていて、その縁部296と平行している。従って、理解できるように、本体部288は直接に接地面289上ではなく、まだそれと容量結合している。
図10が共振素子302を有するLISFA300を示し、この共振素子302が回路基板310に設置されている接地面309と容量結合しているように配置されている。接地面309(と図示した回路基板310)がスロット308を有し、ここに指状部311(部分の接地面309をも含む)を形成して、給電部303も設置された。回路基板(上述したように)がアンテナと一緒に動作するように配置された送受信器を支持できる。給電部303は送受信器と通信し、共振素子302は回路基板310の接地面309と容量結合する。共振素子302は支持部304と本体部306を含み、その中に、素子302の本体部306が基本的に回路基板310と平行している面にある。共振素子302の本体部306は、一般的に回路基板310のスロット308に垂直に配置されて、回路基板310のスロット308を横切って延伸する。注意できるように、スロットに対して垂直や並行する方向の共振素子の実施形態が示されたが、他の方向も考えられている。また、他の共振素子の形状に対しても、明確な方向が予期できない。
図11が回路基板322、給電部324、結合素子326と共振素子328を含むLISFA320を示す。この共振素子328が支持部330と本体部332とを含む。回路基板322が接地面321と送受信器323(上述したように配置できる)を含む。給電部324が第1/低い端と第2/高い端を含む。給電部324の第1/低い端が送受信器323と通信する。給電部324が回路基板322の外側に延伸して、結合素子326(“L”状に示されている)まで延伸する。この結合素子326は一般的に共振素子328と平行に延伸し、図示のように、指状部に接地面として動作し(例えば、共振素子328に容量的に結合する)、接地面を回流経路として利用する。従って、例えば、結合素子326と共振素子328の本体部332との間の容量結合が図9における接地面と共振素子との間の容量結合と同等である。同様に、接地面321と結合素子326との間の容量結合が図9におけるスロットを横切る容量結合と同等である。図11の実施形態の利点は、結合素子326が接地面とは別に設計できることであり、また、この結合素子の長さの大部分が実質的に他の部品から分離しているため、潜在的にシステムの調整することを容易にした。これは、共振素子328を接地面から遠く移動させることができ、共振素子の帯域幅を向上する傾向にもなる。
図12がLISFA350を示す。このLISFA350が回路基板352に支持されている共振素子356、一般的に回路基板352の中心に位置されているスロット354とスロット354をクロースして接地面351の縁354aから縁354bに延伸する給電部358を含む。回路基板352が上述したように送受信器(図示せず)を支持することもできる。共振素子356が回路基板353の接地面351と電気的に通信している。共振素子356が支持部357と本体部359を含み、この本体部359が接地面351と容量結合する。支持部357がスロット354の第1の縁354aに固定されていて、スロットをクロースして延伸する本体部を支持する。従って、前の実施形態のように、システム性能を所望のように調整することができる。図示のように、支持部357の第1/低い端が一般的にスロット354の長さに沿って、ほぼ中心に位置されている。スロット354の周りの最短距離は給電部358のインピーダンスに影響を与えることがあり、これによって、共振素子が中心に位置されていれば、中心にする必要がないが、短いスロットが使用できる。注意できるように、給電部358から送受信器(これがある実施形態において、縁354aに対応するスロットの一側に位置される)に返す電流経路が縁354cを周って渡すことができるが、直接に共振素子356の方向に揃えていない。しかし、上記のように、共振素子356が部分の本体部359上に給電部358に揃えている。
図13がLISFA360アンテナシステムを示し、接地面351、第1の側364aと第2の側364bを有するスロット364、給電部366と共振素子368を含み、図12に説明したアンテナシステムと類似に動作する(共振素子368の本体部369が接地面351に結合している)。LISFA350に基本的に線形であるスロット354を提供することでなく、このLISFA360が基本的にU状であるスロット364を含む。スロット364が相対的な第1と第2の端の有する中央部370を含む。第1の延伸部372が第1の端でスロットの中央部370から延伸し、第2の延伸部372が第2の端でスロット364の中央部370から延伸する。第1と第2の延伸部372は大体中央部370に垂直である。図示のように、スロットの長さを増加することによって、スミスチャートにおけるプロットの位置を調整することができ、U状が接地面にスロットを含むことによって影響された領域を最小限にすることに役に立てる。
従って、図9−13から分かるように、間接的に共振素子に給電するための多数の可能な構成がある。特定の構成では、共振素子は、主に接地面(図9、10、12と13に示されているように)に結合し、他の構成では、共振素子は主に接地面とは区別されている結合器に結合する(図11に示されているように)。所望の構成は、回路基板の設計と、使用可能なスペースと、離散結合器でシステムの性能を調整することが必要かどうかということに依存する。
図14、14Aと14BがLISFAのほかの実施形態380を示す。この実施形態380が回路基板382、回路基板382におけるスロット384、給電部387、空洞385と接地アーム390に支持されている共振素子389を含む。回路基板382が接地アームを介して共振素子389と通信する接地面377及び給電部387と通信する送受信器379を含む(図1に説明したように、接地面が基本的に全体の領域を延伸する)。前の実施形態において、給電部が共振素子389と容量結合している接地面に直接に行く。図5A、5Bと9−13に示されたLISFAが、各LISFAのスロットが回路基板のすべての層を貫通し(例えば、このスロットが回路基板におけるスロットであるから)、これと違って、この実施形態380のスロット384が単に回路基板382の層の一部を貫通し、接地面377を透過して延伸するだけが必要であり、そして一つや複数のビア386を介して、第二の接地面378に結合する。好ましくは、図14Bに示されているように、回路基板382のスロット384が回路基板382における空洞385と通信する。空洞385が回路基板382の上面381と回路基板382の下面383との間に設置されている。空洞385(示されているように、これは通常の回路基板材料などの誘電体材料で充填することができるが、接地面377と接地面378との間の電気的な接続を持っていない)の長さがLcavityで、幅がWcavityである。細長い開口部が上面381と接地面377を通過するように提供され、スロット385を空洞385と通信させるように、細長い開口部の長さが空洞385の周長に近似する。スロット384の長さがLslotであり、幅がWslotである。給電部387がスロット384の幅を横切って延伸する。スロットの長さLslotがスロットの幅Wslotより大きい。空洞385とスロット384を設計しているとき、空洞の周りに延びる信号の電気的な長さLcavityは、スロットの周りに行く電気的な長さLslotより長いことは利益のあることである。両方の中の最短距離(例えば、空洞385の長さとスロット384の長さ)が長さLslotを決定する。
アンテナ設計の1つの傾向は、伝統的な単一ポートの代わりに、アンテナに2つの別々のポートを有する前端モジュール(FEM)を利用することである。2ポートFEMでは、一方のポートは、第1の周波数範囲に使用することができ(例えば、GSM850とGSM900などの低周波数帯)、もう一方のポートは、第2の周波数範囲に使用することができる(例えば、GSM1800、GSM1900とUMTS帯域Iなどの高周波数帯)。ある実施形態において、デュアルアンテナシステムは図1に示されるような2つのHISFA(それぞれは異なる周波数範囲に構成されている)や図5Aに示すような2つのHISFA(それぞれは異なる周波数範囲に構成されている)を使用して提供することができる。他の実施形態において、図1に示されるようなHISFAは、図5A、5Bと9−14Aに示されているようなLISFAと組み合わせて使用することができる。従って、アンテナシステムは、両方の組み合わせを提供することができる。理解できるように、このような設計は2ポートFEMに適当し、コンパクトで効率的なアンテナ設計を許可できる。このようなデザインもポートの間に非常に良好な絶縁を持つことが期待されている(800MHzから2.4GHzまでの間で−20dBの絶縁よりも良い可能性がある)。注意できるように、LISFAおよび/またはHISFAの任意の望ましい構成は提供されることができるが、簡明のために、様々な実施形態を組み合わせて説明することが省略された。また、利用するLISFAとHISFAの特定な構成がアプリケーションによって決定することは当然である。
単一のLISFAを使用してHISFAと組み合わせることは、特定のアプリケーションに受け入れ可能な解決策を提供することができるが、さらなる改善が可能であることが決定されている。例えば、図15に示したようなさらなる高帯域性能のあるアンテナシステム400は、LISFAがより大きな帯域幅を持つことができるようにHISFAとLISFAを組み合わせることによって達成できる。
図示のように、アンテナシステム400が回路基板402に支持され、この回路基板402が2ポート送受信器403をも支持している。一つのポートが伝送線路415aを介して給電部406に結合し、LISFAを駆動する。もう一つのポートが伝送線路415bを介して給電部414に結合し、HISFAを駆動する。LISFAは回路基板402を全体にクロースして延伸するように描かれている接地面401に容量結合した共振素子408を含み、スロット431を提供している。このスロット431が指状部430を規定することに寄与し、図9に示された実施形態と類似しているように動作する(縁424、426によって規定された接地面における切り欠きがLISFAの帯域幅を改善するためである)。指状部430での接地面401が本体部448に容量結合し、支持部444とアーム446によって支持されている。従って、LISFAは上述したように動作し、また、縁432、434の間の距離を調整して、その間の容量結合を変更することもできる。さらにスロット431の長さ(縁436によって規定する)を変更してスミスチャートにおける対応するプロットの位置を調整することができる。HISFAは図1に説明したように動作し、共振素子410を含み、この共振素子410が結合器素子412と容量結合する他に、支持部416を介して接地面401にも電気的に結合する。しかし、共振素子410が第1の共振素子410aと第2の共振素子410bを含み、これらは、共振素子410の所望の周波数応答を提供するための合計の長さを提供している。この共振素子410は、その長さがLISFAにサポートされている高周波数帯域(1950MHz)の中心周波数の約半分の波長になるように構成されている。従って、この共振素子410が寄生共振素子として動作できる。
例えば、図17Bにおいて、第2のカールを見ることができる。これは高域周波数のために寄生共振素子とする共振素子410によって提供された。理解できるように、第二のカールを持つことは所望のSWR値を超えることなくより大きな周波数応答を許可できる。寄生素子は、望ましい効果を提供するために、共振素子410の長さ(その一部分がLISFA本体部に揃えて配置される)は、LISFAの所望の共振周波数の約半分の波長になるように設定されている。実際には、第二共振素子410bが関心(インタレスト)のある周波数の増幅器として働いていることによって、高帯域アンテナの帯域幅を改善することに寄与する。
従って、操作において、送受信器403は送受信器403の第1のポートを介して(例えば、FEMの第1のポート456を介して)給電部406に印加する第1の駆動周波数(例えば、高帯域周波数)を発生する。これは共振素子408が共振することを引き起こせる。共振素子410の長さのために、スミスチャートは二重カール(そのサイズを上述した容量の比率を調整することによって大きくすることができる)を持ち、このことによって、共振素子が周波数の広い範囲で共振し、帯域幅を増加する。一方、第2の駆動周波数が送受信器403の第2のポートから給電部414に提供され、これによって、共振素子410が上述した様態と類似しているように動作する。
図16に示されているように、その入力は送受信器によって送信や受信されていて、低帯域結合器412は、FEMポート−1 456によって供給され、SWRが関心のある周波数の望ましい範囲になるように、インダクタL2(36nHの値を持つことができる)によってインピーダンス整合を調整することができる。低帯域アンテナの周波数応答を調整するために、アンテナと接地面401の間でC1とL1の並列回路を配置することによって共振インダクタンスを調整することができる。特定の実施形態に対して決定されたように、周波数応答がL1によって調整される可能性があり、高帯域(1950MHz)の中心で(L1と)並列共振器を作成するようにC1の値を調整することができ、そして、この周波数範囲で合成寄生素子を地面から絶縁させることになる。高帯域アンテナがポート2に駆動された給電部406を含み、所望のインピーダンス整合を提供するために、キャパシタC2が直列に設置する。周波数応答が所望の関心のある周波数の中心で発生することを確保するように、高帯域アンテナはその自身と接地面の間に設置されているインダクターを有する。上記寄生素子には、LISFAの共振素子が共振する周波数の範囲を増大する傾向があること(これによって帯域幅を増加する)を除いて、アンテナの実際の周波数応答は、上記のようにすることができる。理解できるように、スミスチャートにおけるプロットの位置及びカールのサイズと位置を調整することのさまざまな変化は、上述したように調整できる。
ある実施形態において、例えば、アンテナシステム400が高周波数で動作するようにチューナされることができる。この高周波数が例えば、1710MHzから2170MHzまでの範囲にあるもので、その中に、約1950MHzで中心周波数になる。従って、寄生共振素子410が共振素子408を励起させるために、本体部448と揃えて示された寄生素子410の長さが、1950MHzの信号の約半分の波長であるように構成することができる。
図17Aと17Bのスミスチャート480と482は、2つの周波数範囲で図15に示されるアンテナシステム400のインピーダンスのプロットを提供し、当該2つの周波数範囲にLISFA408のインピーダンスとHISFA410のインピーダンスが整合されている。上述したように、共振素子408の共振周波数はカールに沿っている周波数で表示される。図17Aは、低周波数帯域におけるHISFA405のインピーダンスのプロット484を提供している。プロット484はカールの一部を含み、このカールが824MHzの周波数に関する第一の点486と960MHzの周波数に関する第二の点488を含む。図17Bのプロット490が二つのカールを含み、第2のカールが寄生素子によって生成され、インピーダンスプロットが1710MHzから2170MHzまでの範囲における共振素子408の共振周波数を表す。従って、図17Aと17Bから理解できるように、従来のアンテナ設計と比べて、HISFAとLISFAとを有するシステムが上述したように構成されて、非常に小さなボリュームを使用して帯域幅の要求を満たすことができる。
アンテナシステム400が2つの独立した給電接続406、414を使用しているため、給電部406と給電部414との間に十分な絶縁を提供することに対しては有益である。アンテナシステム400のための絶縁は図18に示されている。図示のように、−20dB以上の絶縁は周波数範囲全体にわたって実現できる。部分的に、これは低帯域アンテナへの間接的な給電が結合器を介して提供されているためであり、この結合器が、優れた絶縁を提供することに寄与できる。
好ましい実施形態が説明されているが、当業者なら、添付の特許請求の範囲に定義されているような発明の趣旨または範囲を逸脱することなしに、各種の変更および修正が実施可能である。

Claims (20)

  1. アンテナシステムにおいて、
    縁を有する接地面と、
    前記縁に沿って延伸する本体部と、支持アームとを有し、該支持アームが前記本体部を前記接地面に電気的に結合させる共振素子と、
    送信部から信号を受信するように構成される給電部と、
    前記縁に沿って配置された結合器とを含み、
    該結合器が、前記給電部に電気的に結合し、前記共振素子と電気的に絶縁し、
    前記結合器が、前記共振素子の前記本体部に容量結合し、かつ前記接地面に容量結合するように構成されていることを特徴とするアンテナシステム。
  2. スミスチャートにおけるアンテナシステムのインピーダンスのプロットは、第1の位置にアンテナシステムの共振周波数を表すカールが含まれていて、
    前記結合器が接地面の縁に沿って第1の距離を延伸し、
    前記第1の距離をより大きな第2の距離に変更することが、スミスチャートにおけるアンテナインピーダンスのプロットの位置を第2の位置まで時計回りに回転させる請求項1に記載のアンテナシステム。
  3. 前記結合器と前記共振素子との間の容量結合の、前記結合器と前記接地面との間の容量結合に対する比率を増加させることが、前記カールを第1のサイズから第2のサイズに増加させる請求項2に記載のアンテナシステム。
  4. 前記給電部に電気的に結合した所定整合ネットワークをさらに含み、該所定整合ネットワークが、スミスチャートにおけるカールの位置をシフトして前記カールの実質的な部分を3の定在波比(SWR)円の内に位置させるように構成されている請求項3に記載のアンテナシステム。
  5. 前記本体部と前記接地面との間に位置されている離散インダクターをさらに備える請求項4に記載のアンテナシステム。
  6. 前記インピーダンス整合ネットワークが前記給電部と直列のインダクター又はキャパシタの一方である請求項4に記載のアンテナシステム。
  7. アンテナシステムにおいて、
    スロットを有する回路基板にあって、前記スロットが、第1の長さを有し、かつ相対している第1と第2の縁を有し、前記スロットが当該スロットを横切る容量結合を提供するように構成される接地面と、
    前記第1の縁から前記第2の縁まで延伸し、送受信器から信号を受信するように構成されている給電部と、
    支持アームと本体部とを有し、前記支持アームが電気的に前記接地面に結合して、前記本体部が前記第2の縁に沿っている前記スロットの一側で前記接地面に容量結合するように位置していて、前記スロットは、動作中において前記給電部から送受信器に戻す信号電流経路が第1の方向に前記第2の縁に沿って移動し、第2の方向に前記第2の縁に沿って移動するように構成されている共振素子と、を含むことを特徴とするアンテナシステム。
  8. 前記接地面が前記回路基板の一部分であって、前記スロットが前記回路基板を貫いて延伸し、前記スロットが当該スロットの一側に前記回路基板の第1の部分を規定して、当該スロットの第2の側に第2の部分を規定する請求項7に記載のアンテナシステム。
  9. 前記共振素子が前記回路基板の前記第1の部分に支持されていて、前記共振素子が前記スロットを横切って延伸する請求項8に記載のアンテナシステム。
  10. 前記第1の部分が主要部分であり、前記第2の部分が指状部であり、前記共振素子が前記指状部に取り付けられていて、前記共振素子が前記接地面の前記指状部の上方で延伸する請求項8に記載のアンテナシステム。
  11. 前記スロットが概略U状である請求項7に記載のアンテナシステム。
  12. 前記接地面と前記共振素子の前記本体部との間に直列に接続されている離散インダクターをさらに備える請求項7に記載のアンテナシステム。
  13. 前記給電部と電気的に通信する整合ネットワークをさらに備え、該整合ネットワークが、動作中に周波数範囲で3以下の定在波比(SWR)を提供するために前記給電部のインピーダンスを対応する送受信器に整合させるように構成されている請求項7に記載のアンテナシステム。
  14. 前記整合ネットワークが前記給電部と直列に接続されているインダクターやキャパシタの一方で提供されている請求項13に記載のアンテナシステム。
  15. 前記回路基板の縁部が切り欠きを含み、前記共振素子が前記回路基板の主要部分に取り付けられていて、前記共振素子の一部が前記切り欠きに沿っている請求項8に記載のアンテナシステム。
  16. 前記共振素子が第1の共振素子であり、前記アンテナシステムは、
    前記接地面から離間した結合器と、
    前記回路基板と前記結合器から離間した第2の共振素子と、
    前記結合器に電気的に結合し、且つ前記送受信器から信号を受信するように構成された第2の給電部とをさらに含み、
    前記第2の共振素子が第1と第2の本体部を有し、前記第2の共振素子が支持部を介して前記接地面に電気的に結合し、前記結合器が前記接地面に容量結合してかつ前記共振素子にも容量結合するように構成され、前記共振素子が前記第1の共振素子に関連付けられた所望の共振周波数の波長の約半分(1/2)になるように構成される請求項7に記載のアンテナシステム。
  17. 前記第2の共振素子が概略L状である請求項16に記載のアンテナシステム。
  18. 前記第1の共振素子が少なくとも300MHzで3以下の定在波比(SWR)の周波数応答を有するように構成され、前記第2の共振素子が少なくとも100MHzで3以下のSWRを有するように構成される請求項16に記載のアンテナシステム。
  19. 前記第1の共振素子が1710MHzと2170MHzとの間に中心のある周波数応答を有するように構成される請求項18に記載のアンテナシステム。
  20. 前記第2の共振素子が820MHzと960MHzとの間に中心のある周波数応答を有するように構成される請求項19に記載のアンテナシステム。
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