JP2006121189A - 板状広帯域アンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な構造と給電方法により、板状広帯域アンテナを提供することを可能とする。
【解決手段】 給電部12と一対の金属導体部10,11から構成され、該金属導体部10,11とそれ以外の非導体部とが、該給電部12を通る少なくとも一つ以上の直線lに対して、該給電部12付近にて互いに補対の位置関係となるよう配置され、第1の金属導体部10がモノポール素子10mで形成され、第2の金属導体部11に、モノポール素子10mの幅と長さに略等しいスリット素子11sを形成したものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、板状のアンテナに係り、特に広い周波数帯域の電磁波を媒体とする無線通信に好適な板状広帯域アンテナに関するものである。
近年、種々の情報伝達、情報提供に関するサービスを、無線を利用して提供するマルチメディアサービスが盛んになりつつあり、多数の無線端末が開発され実用に供されている。提供される情報は、音声、データ、画像、動画と多様化しており、その容量は増加傾向にある。このため、無線通信における、通信の大容量化が求められている。
大容量化を実現する手段の一つとして、使用する周波数帯域を広げる方法、すなわち広帯域化がある。広帯域化することでチャネル数を増やすことができ、より多くの情報を伝送可能となる。このような背景から、アンテナの動作周波数帯域を広げること、すなわちアンテナの広帯域化が求められている。
従来技術の例として、例えば、特許文献1に開示された広帯域アンテナがある。このアンテナは、長さの異なる複数の放射素子から構成されている。各素子は、それぞれ少しずつ違う周波数で動作し、それらの重ね合わせにより、全体として広帯域アンテナとして機能する。
従来技術の別の例として、特許文献2に開示された広帯域アンテナがある。このアンテナは、放射素子とスイッチ回路から構成されている。スイッチを切り替えることで、アンテナ動作周波数を少し変化させることができ、アンテナの広帯域化が可能となる。
特開2003−124734号公報 特開2001−136019号公報
上述の広帯域アンテナでは、放射素子の構造が複雑になり、汎用性に乏しいという問題があった。また、スイッチ回路には外部制御が必要であり、構成が複雑になるという問題があった。
本発明の目的は、簡単な構造と給電方法により、板状広帯域アンテナを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、給電部と一対の金属導体部から構成され、該金属導体部とそれ以外の非導体部とが、該給電部を通る少なくとも一つ以上の直線に対して、該給電部付近にて互いに補対の位置関係となるよう配置され、第1の金属導体部がモノポール素子で形成され、第2の金属導体部に、モノポール素子の幅と長さに略等しいスリット素子が形成されることを特徴とする板状広帯域アンテナである。
請求項2の発明は、一対の金属導体部が板状であり、上記モノポール素子で形成される第1の金属導体部とスリット素子が形成された第2の金属導体部とが同一平面上又は同一曲面上に配置される請求項1に記載の板状広帯域アンテナである。
請求項3の発明は、給電部のグランド側が、第2の金属導体部のスリット素子の一端に接続され、給電部の信号側が、スリット素子部の対向する他端に接続されると共に、その他端とモノポール素子で形成される第1の金属導体部とが、導体で接続される請求項2に記載の板状広帯域アンテナである。
請求項4の発明は、給電部のグランド側が、第2の金属導体部のスリット素子の一端に接続され、給電部の信号側が、モノポール素子で形成される第1の金属導体部に接続され、その第1の金属導体部と第2の金属導体部のスリット素子の他端とが、導体で接続される請求項2に記載の板状広帯域アンテナである。
請求項5の発明は、給電部の信号側が、第2の金属導体部のスリット素子部の一端に接続され、給電部のグランド側が、第2の金属導体部のスリット素子の対向する他端に接続され、その他端とモノポール素子で形成される第1の金属導体部とが、導体で接続される請求項2に記載の板状広帯域アンテナである。
請求項6の発明は、モノポール素子と該スリット素子の幅及び長さは、所望の周波数帯にて同時給電したときの入力インピーダンスZinは、角周波数ω、誘電率ε、導電率σ、虚数単位jを用いて
Figure 2006121189
で表される定インピーダンス性を得られるように決定される請求項3〜5に記載の板状広帯域アンテナである。
請求項7の発明は、第1の金属導体部を形成するモノポール素子が、折り曲げられて形成される請求項6に記載の板状広帯域アンテナである。
請求項8の発明は、第2の金属導体部のスリット素子が、折り曲げられて形成される請求項6又は7に記載の板状広帯域アンテナである。
請求項9の発明は、モノポール素子とスリット素子が、同一方向に折り曲げられて形成される請求項6に記載の板状広帯域アンテナである。
請求項10の発明は、モノポール素子で形成される第1の金属導体部と、スリット素子が形成された第2の金属導体部が一体金属板で形成される請求項6に記載の板状広帯域アンテナである。
請求項11の発明は、給電部に同軸ケーブルが使用される請求項6〜10いずれか記載の板状広帯域アンテナである。
請求項12の発明は、モノポール素子で形成される第1の金属導体部とスリット素子が形成された第2の金属導体部が、誘電体シートでラミネートされている請求項6〜11いずれか記載の板状広帯域アンテナである。
請求項13の発明は、モノポール素子で形成される第1の金属導体部とスリット素子が形成された第2の金属導体部が、誘電体基板上に形成されている請求項6〜11いずれか記載の板状広帯域アンテナである。
請求項14の発明は、モノポール素子で形成される第1の金属導体部とスリット素子が形成された第2の金属導体部が、誘電体樹脂内に形成されている請求項6〜11いずれか記載の板状広帯域アンテナである。
本発明によれば、簡単な構造と給電方法とで広帯域アンテナを実現することができる。
以下、本発明に係る板状広帯域アンテナの実施形態を添付図面により説明する。
図1に示すように、本発明の板状広帯域アンテナは、基本的には導体部と非導体部で構成される第1の金属導体部10と第2の金属導体部11とを給電部12付近にて、給電部12を通る少なくとも一つ以上の直線lに対して互いに補対の位置関係となるよう配置したものである。
すなわち、第1の金属導体部10は、導体部であるモノポール素子10mと第2の金属導体部11とで電磁界を発生させる非導体部となる空間で構成され、第2導体部11は、電磁界を発生させる非導体部であるスリット素子11sが形成され、そのスリット素子11sの長さと幅がモノポール素子10mと略同じに形成され、直線lに対して互いに補対の位置関係となるように配置される。
このアンテナの給電方法は、図2に示すように、給電部12のグランド側12gを第2の金属導体部11のスリット素子11sの一端13に接続し、信号側12sをスリット素子11sの対向する他端14に接続し、その他端14とモノポール素子10mを導体15で接続して給電を行うようになっている。
このように、導体部と非導体部とが互いに補対の位置関係にあり、且つそれらに同時給電したときの入力インピーダンスZinは、角周波数ω、誘電率ε、透磁率μ、導電率σ、虚数単位jを用いて虫明の論文(Yasuto Mushiake, "Self-Complementary Antennas",IEEE Antennas and Propagation Magazine,Vol.34,No.6,December 1992,p23-29)に示された関係式(1)で表され、周波数に関係なくおよそ一定の値となることが知られている。
数1から、真空中ではインピーダンスの実数値、すなわちレジスタンスは、約188オームとなり、インピーダンスの虚数値すなわちリアクタンスは約0オームとなる。
Figure 2006121189
本発明のアンテナは、給電部に対して導体部と非導体部とが完全な補対構造ではないものの、補対関係にある導体のモノポール素子10mと非導体のスリット素子11sに同時給電が施されており、虫明の関係式で表される定インピーダンス性を、一部の周波数帯にて得ることができる。
例えば、図3に示すように、第2の金属導体部11の幅をa、高さをb、スリット素子11sまでの幅をc、第1の金属導体10であるモノポール素子10mの幅をd、モノポール素子10mとスリット素子11sの長さをe、第1の金属導体10と第2の金属導体部11間の距離をfとし、a=80mm、b=65mm、c=38.75mm、d=2.5mm、e=35mm、f=1mmとして板状広帯域アンテナを構成したときの入力インピーダンスは、図5(a)、図5(b)のようになるが、この場合には1.5〜2.5GHz付近にて定インピーダンス性が得られる。
アンテナの放射効率は、入力インピーダンスが給電部のインピーダンスと複素共役の時に最大となる。給電部のリアクタンスは通常0オームであるため、広帯域アンテナを実現するには、その周波数帯における入力リアクタンスを0オームに近づけることが必要となる。
定インピーダンス性が得られている周波数帯では、上述の数1からリアクタンスは約0オームとなる。これより、上述の構造及び給電方法から数1の定インピーダンス性を得ることで、広帯域アンテナを実現することができる。
上述の定インピーダンス性が得られる周波数帯の幅は、モノポール素子とスリット素子の幅で調整される。
図4〜図6に、図3の構造(a=80mm、b=65mm、c=38.75mm、e=35mm、f=1mm)におけるモノポール素子とスリット素子の幅dを、d=0.5mm(図4(a),図4(b))、2.5mm(図5(a),図5(b))、4.0mm(図6(a),図6(b))と変化させたときのインピーダンス特性(レジスタンスとリアクタンス)を示すが、周波数帯の幅は素子の幅で変化する。
この例ではd=2.5mmが最適であるように、素子の幅を最適化することで、より広い周波数帯にて定インピーダンス性を得ることができる。
また、上述の定インピーダンス性が得られる周波数帯は、モノポール素子及びスリット素子の長さeで調整される。
図7〜図9に、図3の構造(a=100mm、b=80mm、c=48.75mm、d=2.5mm、f=1mm)におけるモノポール素子及びスリット素子の長さeを、e=35mm(図7(a),図7(b))、55mm(図8(a),図8(b))、75mm(図9(a),図9(b))と変化させたときのインピーダンス特性を示すが、周波数帯は長さeに応じて変化し、長くなると周波数帯は低周波側に移動する。これより、素子の長さを調整することで、所望の周波数帯にて動作するアンテナを設計することができる。
アンテナへの給電法は、図10に示すように、給電部12のグランド側12gを第2の金属導体部11のスリット素子11sの一端13に接続し、給電部12の信号側12sをモノポール素子10mに接続し、モノポール素子10mと第2の金属導体部11のスリット素子11sの対向する他端14とを導体15で接続しても良く、概ね定インピーダンス性を得ることができる。
また、上述の給電法は、図11に示すように、給電部12の信号側12sをスリット素子11sの一端16に接続し、給電部12のグランド側12gをスリット素子11の対向する他端17に接続し、その他端17とモノポール素子10mを導体18で接続しても良く、概ね定インピーダンス性が得られる。
本発明のアンテナは、板状であるため、ディスプレイや壁などの薄型で平面的なスペース又は曲面的なスペースへの設置が容易であり、実用性にも優れている。
以上のように、本発明により簡単な構造と給電方法とで広帯域アンテナを実現することができる。複雑な導体構造やスイッチ回路を用いることなく、アンテナの広帯域化に関して大きな効果を得ることができる。
次に本発明のより具体的な実施形態を説明する。
図12は、第1の実施の形態を示したものである。
本発明の板状広帯域アンテナA1は、モノポール素子10mを形成する第1の金属導体部10と、スリット素子11sが形成される第2の金属導体部11と、電力を供給する給電部12から構成され、第1の金属導体部10の側面下部と第2の金属導体部11のスリット素子11s近傍とが、導体路20で連結されるように、一体金属板をプレスで打ち抜くことで形成される。
給電部12の信号側12sは、モノポール素子10mとスリット素子11sを連結する導体路20の近傍の一端21に接続され、給電部12のグランド側12gはスリット素子11sの対向する他端22に接続されている。
図13に、図12に示した板状広帯域アンテナA1の寸法を、a=80mm、b=65mm、c=38.75mm、d=2.5mm、e=35mm、f=1mmとし、導体路20のスリット素子11s側の幅gをg=1mm、導体路20のモノポール素子10m側の幅hをh=1mmとし、給電部12のインピーダンスが75オームであるときの電圧定在波比を示した。
電圧定在波比とは、アンテナの放射効率を示す指標の一つであり、電圧定在波比が3以下であれば、一般の通信機器用アンテナとして、実用上問題なく使用できる。
本発明の板状広帯域アンテナA1は、およそ1.5〜4.0GHzの広い範囲にわたって電圧定在波比が3以下であり、上記周波数帯における広帯域アンテナとして機能する。
本実施形態によれば、簡単な導体構造と給電部にて広帯域アンテナを実現できる。加えて、アンテナを一体金属板で構成することで、打ち抜き加工等が利用でき、作製を容易にする効果がある。
打ち抜き工程は図14に示す工程で実施される。すなわち、始めs1に、プレス工程s2にてアンテナを打ち抜いた後、サビ止めなどの表面処理工程s3を行って終了s4し、広帯域アンテナを作製する。
図15は本発明の第2の実施形態を示したものである。
図15の板状広帯域アンテナA2は、図12に示したアンテナA1のモノポール素子10mを折り曲げて形成したものである。
本実施形態は、アンテナを小型化する効果がある。
図16は、本発明の第3の実施形態を示したものである
図16の板状広帯域アンテナA3は、図15に示したアンテナA2のスリット素子11sを折り曲げて形成したものである。
スリット素子11sの折り曲げる方向は、モノポール素子10m及びスリット素子11s共に、同じ方向であることが望ましい。
本実施形態は、図15のアンテナA2よりさらにアンテナを小型化する効果がある。
図17は本発明の第4の実施形態を示したものである。
図17のアンテナA4は、図12で説明したアンテナA1の給電部12に、同軸ケーブル25を使用したものである。
同軸ケーブル25の信号側である中心導体26は、モノポール素子10mとスリット素子11sとが導体路20で接続された近傍の一端に接続され、グランド側である外導体27はスリット素子11sの対向する他端に接続されている。
本実施形態は、給電部12に損失の小さい同軸ケーブル25を使用することで、本発明のアンテナA4を用いた無線システムの消費電力を低減する効果がある。
図18は本発明の第5の実施形態を示したものである。
図18のアンテナA5は、図17で示されるアンテナA4を、同軸ケーブル25の接続部を除いて、誘電体シート28によりラミネートしたものである。誘電体シート28としては、例えばポリイミド系の材料を用いる。
アンテナ作製は、図19に示す工程で実施される。すなわち、始めs10に、プレス工程s11にてエレメント作製を行い、そのエレメントに誘電体シートを仮ラミネートs12し、その誘電体シートに、同軸ケーブルの接続部に位置した部分にハンダ用窓開けs13を行った後、本ラミネートs14を行い、アンテナのエレメント形状に枠取りs15を行い、ハンダ用窓に予備ハンダ付けs16を行い、しかる後、ケーブルハンダ付けs17を行い、洗浄s18を行って工程を終了s19する。
本実施形態は、アンテナA5が電気機器内で他の電気部品と接触することを防ぐと共に、アンテナA5を構成する一体金属板の腐食、劣化等を防ぎ、アンテナ特性の経年変化を防ぐ効果がある。
図20は本発明の第6の実施形態を示したものである。
図20のアンテナA6は、図17で説明したアンテナA4を、誘電体基板30上に形成したものである。
誘電体基板30上への形成は、例えば金属張りの基板をエッチング処理する、または基板30上へのメッキ処理にて行う。
誘電体基板30としては、例えばガラスエポキシ系の材料を用いる。
エッチング処理は、図21に示す工程で実施される。すなわち、始めs20に、金属張りの基板にレジストを塗布s21し、アンテナA6形成用のマスクで、マスキングs22を行い、紫外線露光s23を行って現像処理s24し、エッチングs25を行った後、レジスト膜を剥離s26してエッチング処理を終了s27する。
またメッキ処理は、図22に示す工程で実施される。すなわち、始めs30に誘電体基板の表面粗面化処理s31を行った後、触媒を塗布s32し、表面にメッキs33を行った後、レジストを塗布s34し、アンテナA6形成用のマスクで、マスキングs35を行い、紫外線露光s36を行って現像処理s37し、エッチングs38を行った後、レジスト膜を剥離s39してエッチング処理を終了s40する。
本実施形態は、誘電体材料の誘電率による波長短縮効果によりアンテナを小型化する効果があると共に、上記数1の誘電率εを調整することができ、アンテナの入力インピーダンス、特にレジスタンスを調整できる効果がある。
図23は本発明の第7の実施形態を示したものである。
図23のアンテナA7は、図17で説明したアンテナA4を、誘電体フレキシブル基板(以下誘電体フレキ基板という)31上に形成したものである。
誘電体フレキ基板31への形成は、例えば基板31上へのメッキ処理にて行う。メッキ処理は、上述した図22に示した工程で実施される。誘電体フレキ基板31としては、例えばポリイミド系の材料を用いる。
本実施形態は、誘電体フレキ基板31上に形成することでアンテナを屈曲可能として、曲面的なスペースの配慮を容易にする効果がある。
図24は本発明の第8の実施形態を示したものである。
図24のアンテナA8は、図17で説明したアンテナA4を、誘電体樹脂32内に形成したものである。
給電部にスルーホール33、34を設け、さらにメッキ処理を施すことで同軸ケーブル25と導通をとるようにする。
誘電体樹脂32としては、例えばPPE(ポリフェニレンエーテル)を用いる。
本実施形態は、誘電体材料の誘電率による波長短縮効果によりアンテナを小型化する効果があると共に、アンテナを構成する一体金属板の腐食、劣化等を防ぎ、アンテナ特性の経年変化を防ぐ効果がある。
図25は本発明の第9の実施形態を示したものである。
図25のアンテナA9は、図18で説明したアンテナA5が設置カバー37を用いて壁38に設置されている。同軸ケーブル25は、壁38の裏側へと配線されている。
本実施形態によれば、アンテナA9を壁などの平面的なスペースに容易に設置できる。
本発明に係るアンテナの概観を説明するための構造図である。 本発明に係るアンテナの給電方法を説明するための構造図である。 本発明に係る定インピーダンス性を有するアンテナの構造図である。 本発明に係るアンテナ(モノポール素子幅0.5mm)の特性を説明するための特性図である。 本発明に係るアンテナ(モノポール素子幅2.5mm)の特性を説明するための特性図である。 本発明に係るアンテナ(モノポール素子幅4.0mm)の特性を説明するための特性図である。 本発明に係るアンテナ(モノポール素子とスリット素子長さ35mm)の特性を説明するための特性図である。 本発明に係るアンテナ(モノポール素子とスリット素子長さ55mm)の特性を説明するための特性図である。 本発明に係るアンテナ(モノポール素子とスリット素子長さ75mm)の特性を説明するための特性図である。 本発明に係るアンテナの給電方法を説明するための構造図である。 本発明に係るアンテナの給電方法を説明するための構造図である。 本発明に係るアンテナの第1の実施形態を説明するための構造図である。 本発明に係るアンテナの第1の実施形態を説明するための特性図である。 本発明に係るアンテナ作製工程における打ち抜き処理の工程を示す図である。 本発明に係るアンテナの第2の実施形態を説明するための構造図である。 本発明に係るアンテナの第3の実施形態を説明するための構造図である。 本発明に係るアンテナの第4の実施形態を説明するための構造図である。 本発明に係るアンテナの第5の実施形態を説明するための構造図である。 本発明に係るアンテナの作製工程を示す図である。 本発明に係るアンテナの第6の実施形態を説明するための構造図である。 本発明に係るアンテナの作製工程におけるエッチング処理工程を示す図である。 本発明に係るアンテナの作製工程におけるメッキ処理工程を示す図である。 本発明に係るアンテナの第7の実施形態を説明するための構造図である。 本発明に係るアンテナの第8の実施形態を説明するための構造図である。 本発明に係るアンテナの第9の実施形態を説明するための構造図である。
符号の説明
10 第1の金属導体部
10m モノポール素子
11 第2の金属導体部
11s スリット素子
12 給電部

Claims (14)

  1. 給電部と一対の金属導体部から構成され、該金属導体部とそれ以外の非導体部とが、該給電部を通る少なくとも一つ以上の直線に対して、該給電部付近にて互いに補対の位置関係となるよう配置され、第1の金属導体部がモノポール素子で形成され、第2の金属導体部に、モノポール素子の幅と長さに略等しいスリット素子が形成されることを特徴とする板状広帯域アンテナ。
  2. 一対の金属導体部が板状であり、上記モノポール素子で形成される第1の金属導体部とスリット素子が形成された第2の金属導体部とが同一平面上又は同一曲面上に配置される請求項1に記載の板状広帯域アンテナ。
  3. 給電部のグランド側が、第2の金属導体部のスリット素子の一端に接続され、給電部の信号側が、スリット素子部の対向する他端に接続されると共に、その他端とモノポール素子で形成される第1の金属導体部とが、導体で接続される請求項2に記載の板状広帯域アンテナ。
  4. 給電部のグランド側が、第2の金属導体部のスリット素子の一端に接続され、給電部の信号側が、モノポール素子で形成される第1の金属導体部に接続され、その第1の金属導体部と第2の金属導体部のスリット素子の他端とが、導体で接続される請求項2に記載の板状広帯域アンテナ。
  5. 給電部の信号側が、第2の金属導体部のスリット素子部の一端に接続され、給電部のグランド側が、第2の金属導体部のスリット素子の対向する他端に接続され、その他端とモノポール素子で形成される第1の金属導体部とが、導体で接続される請求項2に記載の板状広帯域アンテナ。
  6. モノポール素子と該スリット素子の幅及び長さは、所望の周波数帯にて同時給電したときの入力インピーダンスZinは、角周波数ω、誘電率ε、導電率σ、虚数単位jを用いて
    Figure 2006121189
    で表される定インピーダンス性を得られるように決定される請求項3〜5に記載の板状広帯域アンテナ。
  7. 第1の金属導体部を形成するモノポール素子が、折り曲げられて形成される請求項6に記載の板状広帯域アンテナ。
  8. 第2の金属導体部のスリット素子が、折り曲げられて形成される請求項6又は7に記載の板状広帯域アンテナ。
  9. モノポール素子とスリット素子が、同一方向に折り曲げられて形成される請求項6に記載の板状広帯域アンテナ。
  10. モノポール素子で形成される第1の金属導体部と、スリット素子が形成された第2の金属導体部が一体金属板で形成される請求項6に記載の板状広帯域アンテナ。
  11. 給電部に同軸ケーブルが使用される請求項6〜10いずれか記載の板状広帯域アンテナ。
  12. モノポール素子で形成される第1の金属導体部とスリット素子が形成された第2の金属導体部が、誘電体シートでラミネートされている請求項6〜11いずれか記載の板状広帯域アンテナ。
  13. モノポール素子で形成される第1の金属導体部とスリット素子が形成された第2の金属導体部が、誘電体基板上に形成されている請求項6〜11いずれか記載の板状広帯域アンテナ。
  14. モノポール素子で形成される第1の金属導体部とスリット素子が形成された第2の金属導体部が、誘電体樹脂内に形成されている請求項6〜11いずれか記載の板状広帯域アンテナ。
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