JP2013500964A - 静脈内イブプロフェンを用いた重篤な病気の患者の治療 - Google Patents

静脈内イブプロフェンを用いた重篤な病気の患者の治療 Download PDF

Info

Publication number
JP2013500964A
JP2013500964A JP2012522793A JP2012522793A JP2013500964A JP 2013500964 A JP2013500964 A JP 2013500964A JP 2012522793 A JP2012522793 A JP 2012522793A JP 2012522793 A JP2012522793 A JP 2012522793A JP 2013500964 A JP2013500964 A JP 2013500964A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ibuprofen
less
dosing
dose
ill patient
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012522793A
Other languages
English (en)
Inventor
パブリブ,レオ
ロック,エイミー,ディー.
Original Assignee
カンバーランド ファーマシューティカルズ,インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by カンバーランド ファーマシューティカルズ,インコーポレーテッド filed Critical カンバーランド ファーマシューティカルズ,インコーポレーテッド
Publication of JP2013500964A publication Critical patent/JP2013500964A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/185Acids; Anhydrides, halides or salts thereof, e.g. sulfur acids, imidic, hydrazonic or hydroximic acids
    • A61K31/19Carboxylic acids, e.g. valproic acid
    • A61K31/192Carboxylic acids, e.g. valproic acid having aromatic groups, e.g. sulindac, 2-aryl-propionic acids, ethacrynic acid 
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/185Acids; Anhydrides, halides or salts thereof, e.g. sulfur acids, imidic, hydrazonic or hydroximic acids
    • A61K31/19Carboxylic acids, e.g. valproic acid
    • A61K31/195Carboxylic acids, e.g. valproic acid having an amino group
    • A61K31/197Carboxylic acids, e.g. valproic acid having an amino group the amino and the carboxyl groups being attached to the same acyclic carbon chain, e.g. gamma-aminobutyric acid [GABA], beta-alanine, epsilon-aminocaproic acid or pantothenic acid
    • A61K31/198Alpha-amino acids, e.g. alanine or edetic acid [EDTA]
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/0012Galenical forms characterised by the site of application
    • A61K9/0019Injectable compositions; Intramuscular, intravenous, arterial, subcutaneous administration; Compositions to be administered through the skin in an invasive manner
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/08Solutions
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P1/00Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system
    • A61P1/04Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system for ulcers, gastritis or reflux esophagitis, e.g. antacids, inhibitors of acid secretion, mucosal protectants
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/04Centrally acting analgesics, e.g. opioids
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P29/00Non-central analgesic, antipyretic or antiinflammatory agents, e.g. antirheumatic agents; Non-steroidal antiinflammatory drugs [NSAID]

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Pain & Pain Management (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Neurosurgery (AREA)
  • Neurology (AREA)
  • Rheumatology (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)

Abstract

重篤な病気の患者に、第1の投薬計画を用いてイブプロフェンを含む静脈内医薬組成物を投与することを含み、ここで、第1の投薬計画によって、重篤な病気の患者において第1の薬物動態プロフィールが作られ、この第1の薬物動態プロフィールは、重篤ではない病気の患者に対してイブプロフェンの第2の投薬計画を用いて静脈内医薬組成物を投与することによって作られる第2の薬物動態プロフィールとほぼ同じであり、これによって、重篤な病気の患者の上述の少なくとも1つの状態が治療される、疼痛、炎症、発熱から選ばれる少なくとも1つの状態を治療することが必要な重篤な病気の患者において、これらの状態を治療する方法。
【選択図】図4

Description

本出願は、2009年7月31日に出願された米国仮特許出願第61/230,324号の優先権を主張し、この内容は、本明細書に参照により組み込まれる。
有効量の2−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸を含む静脈内医薬組成物を投与することによって重篤な病気の患者を治療する方法が提供される。
2−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸は、国際一般名(International Nonproprietary Name)はイブプロフェンであり、分子量が206.28であり、以下の化学構造を有する、よく知られている抗炎症薬である。
Figure 2013500964
(Merck Index 第12版、n4925、839ページ)。1960年代に最初に特許権が取得され、現在、イブプロフェンは、一般的に、疼痛、炎症、発熱を治療するものとしてMotrin(登録商標)、Advil(登録商標)、Nuprin(登録商標)の商品名で上市されている。米国食品医薬品局は、近年、Caldolor(登録商標)の商品名で上市される予定である、静脈内投与用の新規イブプロフェン製剤を承認した。
イブプロフェンは、(R)−イブプロフェンおよび(S)−イブプロフェンという2種類のエナンチオマーのラセミ混合物((RS)−イブプロフェン)として簡単に入手可能である。(S)エナンチオマーは、生体活性な形態であるが、(R)エナンチオマーは生体内で活性な(S)体に変換されるため、ほとんどの調製物は、ラセミ混合物を含んでいる。単純化するために、以下、用語「イブプロフェン」は、(R)エナンチオマー、(S)エナンチオマー、またはラセミ体のいずれかを示すのに用いられる。
イブプロフェンは、アスピリンやアセトアミノフェンのような他の鎮痛薬と比べて多くの利点を有しているが、水にはきわめて溶解しにくい。したがって、特定の投薬形態のイブプロフェン、特に、経口または注射可能な液体形態のイブプロフェンは、開発が困難である。何件かの米国特許が、この問題に取り組んでいる。
例えば、米国特許第4,309,421号は、非経口投与に適した、イブプロフェンとリン脂質の水溶性複合体について記載しているようである。米国特許第4,859,704号および第4,861,797号は、イブプロフェン液体製剤を調製するためのイブプロフェンアルカリ金属塩の合成について記載しているようである。
他の米国特許は、塩基性アミノ酸を活性医薬成分として用いてイブプロフェン塩を調製し、次いで、この塩を可溶化して液体投薬形態を製造することによって、上述の問題に取り組んでいるようである。
例えば、米国特許第5,200,558号は、アルギニンを含み、注射可能な溶液を含め、種々の投薬形態である、Lアミノ酸およびDアミノ酸の塩としてのS(+)イブプロフェンの鎮痛効果が高いことについて記載しているようである。米国特許第4,279,926号は、疼痛をやわらげ、炎症状態を治療するためのプロピオン酸塩基性アミノ酸塩の使用について記載しているようである。同様に、米国特許第5,463,117号は、塩基性アミノ酸を用いたイブプロフェン塩の調製について記載しているようである。最後に、米国特許第6,005,005号は、イブプロフェンおよびアルギニンを含む経口用途の液体組成物について記載しているようである。
中でも、米国特許第6,727,286 B2号は、アルギニンおよびイブプロフェンの水溶液を含み、アルギニンのイブプロフェンに対するモル比が1:1より小さい医薬組成物、ならびにこれを製造する方法について記載している。この特許は、アルギニンおよびイブプロフェンの水溶液を含み、アルギニンのイブプロフェンに対するモル比が1:1より小さい医薬組成物を投与することを含む、疼痛、炎症、発熱および/またはインブプロフェンによって緩和される他の状態から選ばれる状態を治療する方法も提供している。米国特許第6,727,286 B2号の全内容は、本明細書に参照により組み込まれる。
米国食品医薬品局は、近年、Cumberland Pharmaceuticals,Inc.からCaldolor(登録商標)の商品名で上市される予定である、静脈内投与用の新規イブプロフェン製剤を承認した。Caldolor(登録商標)は、活性成分としてイブプロフェンを含んでいる。Caldolor(登録商標)に関するラベルに示されているように、「米国薬局方の注射用水の溶液には、1mLあたり、100mgのイブプロフェンが含まれている。また、この製品は、アルギニン:イブプロフェンのモル比0.92:1で、78mg/mL アルギニンも含んでいる。この溶液のpHは、約7.4である。」Caldolor(登録商標)は、滅菌されており、静脈内投与のみを対象としている。
Caldolor(登録商標)は、抗炎症活性、鎮痛活性、解熱活性を有している。このように、Caldolor(登録商標)は、成人では、軽度から中程度の疼痛の管理と対象としており、オピオイド鎮痛薬の添加物としては中程度から重度の疼痛の管理を対象としている。疼痛を治療することが必要な場合、400mg〜800mgのCaldolor(登録商標)を、6時間ごとに静脈投与する。また、Caldolor(登録商標)は、成人の解熱も対象としている。発熱を治療することが必要な場合、400mgのCaldolor(登録商標)を静脈投与した後、400mgを4〜6時間ごと、または100〜200mgを4時間ごとに静脈投与する。
米国特許第4,309,421号 米国特許第4,859,704号 米国特許第4,861,797号 米国特許第5,200,558号 米国特許第4,279,926号 米国特許第5,463,117号 米国特許第6,005,005号 米国特許第6,727,286 B2号
疼痛、炎症、発熱から選ばれる少なくとも1つの状態を治療することが必要な重篤な病気の患者において、その少なくとも1つの状態を治療する方法が提供される。この方法は、重篤な病気の患者に、第1の投薬計画を用いてイブプロフェンを含む静脈内医薬組成物を投与することを含み、ここで、第1の投薬計画によって、重篤な病気の患者において第1の薬物動態プロフィールが作られ、この第1の薬物動態プロフィールは、重篤ではない病気の患者に対してイブプロフェンの第2の投薬計画を用いて静脈内医薬組成物を投与することによって作られる第2の薬物動態プロフィールとほぼ同じであり、これによって、重篤な病気の患者の上述の少なくとも1つの状態が治療される。
ある実施形態では、第1の投薬計画は、第2の投薬計画で投与されるイブプロフェンの用量よりも多い、少なくとも1つの用量でイブプロフェンを投与することを含む。ある実施形態では、第1の投薬計画は、第2の投薬計画で使用される投薬間隔よりも短い投薬間隔を含む。ある実施形態では、重篤な病気の患者に対して第1の投薬計画でイブプロフェンを投与することによって作られる第1の薬物動態プロフィールは、重篤ではない病気の患者に対して第2の投薬計画でイブプロフェンを投与することによって作られる第2の薬物動態プロフィールのある一定期間にわたる薬物血漿濃度−時間曲線下面積(AUC)とほぼ同じAUCを含む。
ある実施形態では、第1の投薬計画は、重篤ではない病気の患者に対して第2の投薬計画で投与される用量よりも多い用量のイブプロフェンを投与することを含み、第1の投薬計画で投与される用量は、100〜1600mgである。ある実施形態では、第1の投薬計画で投与される用量は、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、400mg、450mg、500mg、550mg、600mg、650mg、700mg、800mg、1000mg、1200mg、1400mg、1600mg、2400mg、3200mgから選択される。ある実施形態では、第1の投薬計画で投与される用量は、100mg、200mg、400mg、800mgから選択される。
ある実施形態では、第1の投薬計画は、第2の投薬計画で使用される投薬間隔よりも短い投薬間隔を含む。ある実施形態では、少なくとも1つの状態は、疼痛である。ある実施形態では、少なくとも1つの状態は、炎症である。ある実施形態では、少なくとも1つの状態は、発熱である。
ある実施形態では、重篤な病気の患者は、昇圧剤および人工呼吸器を用いる治療から選ばれる、少なくとも1つの治療形態を受けている患者である。
ある実施形態では、医薬組成物は、アルギニンおよびイブプロフェンの水溶液である。
ある実施形態では、アルギニンのイブプロフェンに対するモル比は、1:1以下、0.99:1以下、0.98:1以下、0.97:1以下、0.96:1以下、0.95:1以下、0.94:1以下、0.93:1以下、0.92:1以下、0.91:1以下、0.90:1以下、0.60:1以下から選択される。ある実施形態では、医薬組成物は、Caldolor(登録商標)である。
ある実施形態では、重篤な病気の患者に対して第1の投薬計画で投与すると、疼痛、炎症、発熱から選ばれる少なくとも1つの状態が、重篤ではない病気の患者に第2の投与計画で投与して達成される疼痛、炎症、発熱から選ばれる少なくとも1つの状態の低減とほぼ同程度まで低減する。
図1は、重篤な病気の患者と、重篤ではない病気の患者において、100mg IVibを投与した後の平均イブプロフェン血漿濃度を示す(0〜4時間後)。 図2は、重篤な病気の患者と、重篤ではない病気の患者において、200mg IVibを投与した後の平均イブプロフェン血漿濃度を示す(0〜4時間後)。 図3は、重篤な病気の患者と、重篤ではない病気の患者において、400mg IVibを投与した後の平均イブプロフェン血漿濃度を示す(0〜4時間後)。 図4は、400mg IVIb 対 プラセボの階層による体温の時間経過を示す。
本明細書では、疼痛、炎症、発熱から選ばれる少なくとも1つの状態を治療することが必要な重篤な病気の患者において、これらの状態を治療する方法が提供される。
本明細書で使用される場合、用語「治療する」、「治療すること」または「治療」は、イブプロフェンを投与することによって低減するか、やわらげることが可能な、すでに病気の兆候があらわれている個体、過去に病気の兆候があった個体、および/またはある疾患または状態の少なくとも1つの症状があらわれるリスクを有する個体にイブプロフェンを投与することを指す。このような疾患および状態の例としては、疼痛、炎症、発熱が挙げられる。
ある実施形態では、「重篤な病気」の患者は、昇圧剤のサポートおよび人工呼吸器のうち少なくとも1つの治療形態を受けている患者である。本明細書で使用される場合、「昇圧剤のサポート」を受けている患者とは、十分な血圧を維持することができず、そのため、患者の血圧を上げるために昇圧剤で治療される患者を指す。昇圧剤のサポートをする医薬の例としては、ノルエピネフリン(例えば、Levophed(登録商標)の商品名で上市されている)が挙げられる。
本明細書に記載される特定の方法は、重篤な病気の患者に対し、イブプロフェンを含む静脈内医薬組成物を投与することを含む。イブプロフェンの静脈内医薬組成物は、ボーラス法を含め、任意の静脈内法を介して患者に投与するのに適した任意の製剤を含む。ある実施形態では、点滴速度は、用量が約30分間で投与されるような速度である。ある実施形態では、点滴速度は、用量が約30分未満の間投与されるような速度である。ある実施形態では、点滴速度は、用量が約30分間より長い時間をかけて投与されるような速度である。
本明細書に記載される治療方法の代替的な実施形態では、イブプロフェンを含む医薬製剤が、注射方法を介して患者に投与される。このような実施形態では、イブプロフェンの医薬製剤は、注射方法を介して患者に投与するのに適した製剤である。適切な注射方法としては、静脈内注射に加え、動脈内注射、筋肉内注射、経皮注射、皮下注射が挙げられる。
静脈内投与に適したキャリアとしては、生理食塩水またはリン酸緩衝化食塩水(PBS)、グルコース、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールのような可溶化剤を含む溶液、およびこれらの混合物が挙げられる。
上述の製剤は、水系賦形剤を含んでいてもよい。水系賦形剤としては、限定されないが、一例として、塩化ナトリウム注射液、Ringers注射液、等張性デキストロース注射液、滅菌水注射液、デキストロースおよび乳酸を含むRingers注射液が挙げられる。非水系の非経口賦形剤としては、限定されないが、一例として、植物由来の油、綿実油、トウモロコシ油、ゴマ油、ピーナッツ油を混合した油が挙げられる。複数回の用量が容器に封入された非経口調製物には、フェノールまたはクレゾール、水銀剤、ベンジルアルコール、クロロブタノール、p−ヒドロキシ安息香酸のメチルエステルおよびプロピルエステル、チメロサール、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウムを含む抗菌薬を静菌性または静真菌性を有する濃度で加えなければならない。等張性剤としては、限定されないが、一例として、塩化ナトリウム、デキストロースが挙げられる。緩衝液としては、リン酸緩衝液およびクエン酸緩衝液が挙げられる。酸化防止剤としては、硫酸水素ナトリウムが挙げられる。局所麻酔薬としては、塩酸プロカインが挙げられる。懸濁剤および分散剤としては、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドンが挙げられる。乳化剤としては、Polysorbate 80(TWEEN(登録商標)80)が挙げられる。金属イオンの捕捉剤またはキレート化剤としては、EDTAが挙げられる。医薬キャリアとしては、限定されないが、一例として、エチルアルコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、水混和性の賦形剤、pH調整のための水酸化ナトリウム、塩酸、クエン酸または乳酸も挙げられる。
典型的には、治療に有効な調剤は、少なくとも約0.1%(w/w)〜約90%(w/w)まで、またはそれ以上、例えば、1%(w/w)より多い濃度のイブプロフェンを含むように配合される。
本明細書で使用される場合、「投薬計画」は、イブプロフェンを含む静脈内医薬製剤を患者に投与するのに用いられるプロトコルを指す。ある実施形態では、投薬計画は、投与量および投薬間隔を含む。ある実施形態では、投薬計画は、投薬期間をさらに含む。本明細書で使用される場合、「投薬期間」は、ある用量が投与される時間を指す。例えば、400mgのイブプロフェンを含む所定容積の医薬組成物が、投薬期間30分で投与され、ある用量の投与が6時間ごとに開始される場合、投薬計画は、400mg、6時間ごと、30分間投与されるというものである。ある実施形態では、投薬期間は、400mg、6時間ごとと簡単に定義される。
本明細書に記載される実施形態では、重篤な病気の患者のための投薬計画は、重篤な病気の患者において第1の薬物動態プロフィールが作られ、この第1の薬物動態プロフィールが、重篤ではない病気の患者に対してイブプロフェンの第2の投薬計画を用いて投与することによって作られる第2の薬物動態プロフィールとほぼ同じであるような投薬計画であると定義される。本明細書で使用される場合、2種類の薬物動態プロフィールは、少なくとも1つのパラメーターがこの2種類のプロフィールでほぼ同じであると定義される場合に、「ほぼ同じ」である。このようなパラメーターの非限定的な例としては、薬物血漿濃度−時間曲線下面積(AUC)、ある用量を投与した後に到達する最大血漿濃度(Cmax)が挙げられる。
ある実施形態では、2種類の薬物動態パラメーターは、低い方の値が、高い方の値の70%より大きい場合、75%より大きい場合、80%より大きい場合、85%より大きい場合、90%より大きい場合、95%より大きい場合、96%より大きい場合、97%より大きい場合、98%より大きい場合、または99%より大きい場合、ほぼ同じである。
第1の投薬計画を受けている患者群において平均薬物動態プロフィールを決定し、第2の投薬計画を受けている患者群において平均薬物動態プロフィールを決定し、次いで、これらの2種類の投薬計画群を比較することによって、2種類の投薬計画の薬物動態プロフィールを比較する。
本明細書および特許請求の範囲で使用される成分、反応条件などの量をあらわすすべての数は、すべての場合に用語「約」で修正されているものと理解されるべきである。したがって、矛盾することが示されていない限り、本明細書および添付の特許請求の範囲で記載されている数値パラメーターは、本発明によって得られると考えられる望ましい性質によってさまざまに変わるであろう概算値である。最低限でも、特許請求の範囲に対して均等論の原則を適用することを限定するつもりはなく、それぞれの数値パラメーターは、有効桁数および通常の丸め方の観点で解釈すべきである。
以下の実施例は、上の発見に関する特定の実施形態をあらわし、本発明の範囲全体を代表するものではない。
病気の重篤度について分類しておいた入院患者に、本試験を行った(重篤な病気 対 重篤ではない病気)。重篤な病気の患者は、昇圧剤のサポートおよび/または人工呼吸器を施されていると定義した。患者には、所定の用量で静脈内イブプロフェン(Caldolor(登録商標))を投与した。
重篤ではない病気の入院患者および重篤な病気の入院患者における発熱の治療に対する静脈内イブプロフェン(IVIb)の効能を評価するデータ群の分析から、薬物動態、解熱に関する治療効果の差がわかった。IVIbのすべての用量について、CmaxおよびAUCは、重篤ではない病気の患者と比較すると、重篤な病気の患者で有意に低下しており、一方、薬物動態は、両患者群において最初の状態を維持していた。表1は、この試験を行った患者から、IVIbの投薬濃度と各階層によって決定された薬物動態パラメーターのまとめを示している。
表1 IVIbの投薬濃度と各階層による、薬物動態パラメーターのまとめ
Figure 2013500964
図1、図2、図3は、各階層による治療群について、Cmaxをグラフによってあらわしたものである。
この試験で示される薬物動態の差の臨床的関連性をよりよく理解するために、重篤ではない病気の患者および重篤な病気の患者において、発熱の治療に関するIVIbの効能を調べた。図4は、重篤ではない病気の入院患者および重篤な病気の入院患者において、体温に対するプラセボの効果と、用量400mgのIVIbの効果を比較する。これらのデータは、病気が重篤なものだと、治療効果を制限してしまうようなIVIbのCmaxおよびAUCの低下がみられることを示唆している。
400mgは、解熱効果を示すような有効な用量として提案されているが、この低い用量で熱を十分に下げられない場合、発熱の治療のために用量を800mgまで上げるように調節することが妥当であろう。表2は、重篤な病気の各階層と、重篤ではない病気の各階層について、AUC0−4およびCmax0−4の薬物動態パラメーターの差の割合(%)をあらわす。
表2 用量400mg IVIbにおける薬物動態パラメーターの差
Figure 2013500964
重篤な病気の患者の薬物動態パラメーターAUCおよびCmaxの値は、重篤ではない病気の患者の薬物動態パラメーターと比較して、約50%であった。この差は、治療する患者の病気の重篤度によっては、発熱を治療するために用量を400mgから800mgまで上げる必要があることを示唆している。
以前の試験では、薬物動態サンプルが得られず、Caldolor(登録商標)の用量を、6時間ごと、イブプロフェン800mg IVまで上げた。その投薬計画では、48時間の投薬期間の間ずっと、顕著で持続的に解熱されていた。この試験において、患者の大部分は、この実施例で報告した試験の定義によれば重篤な病気であると考えられるため、以前の試験の結果は、必要な場合に800mgまで用量を上げることを支持している。
本明細書に記載される方法および適用に対し、他の適切な修正および応用は、適切であり、本発明の範囲またはその任意の実施形態の範囲から逸脱することなくなされるであろうことは、関連技術の当業者には容易に明らかであろう。本発明を特定の実施形態と組み合わせて記載してきたが、記載された特定の形態に本発明を限定することを意図しておらず、むしろこれとは対照的に、以下の特許請求の範囲によって定義されるような本発明の精神および範囲の中に含まれる、このような代替例、修正、均等物を包含することを意図している。

Claims (16)

  1. 疼痛、炎症、発熱から選ばれる少なくとも1つの状態を治療することが必要な重篤な病気の患者においてその少なくとも1つの状態を治療する方法であって、重篤な病気の患者に、第1の投薬計画を用いてイブプロフェンを含む静脈内医薬組成物を投与することを含み、ここで、第1の投薬計画によって、重篤な病気の患者において第1の薬物動態プロフィールが作られ、この第1の薬物動態プロフィールは、重篤ではない病気の患者に対してイブプロフェンの第2の投薬計画を用いて静脈内医薬組成物を投与することによって作られる第2の薬物動態プロフィールとほぼ同じであり、これによって、重篤な病気の患者の上述の少なくとも1つの状態が治療される方法。
  2. 前記第1の投薬計画が、前記第2の投薬計画で投与されるイブプロフェンの用量よりも多い、少なくとも1つの用量でイブプロフェンを投与することを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1の投薬計画が、前記第2の投薬計画で使用される投薬間隔よりも短い投薬間隔を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 重篤な病気の患者に対して第1の投薬計画でイブプロフェンを投与することによって作られる第1の薬物動態プロフィールは、重篤ではない病気の患者に対して第2の投薬計画でイブプロフェンを投与することによって作られる第2の薬物動態プロフィールのある一定期間にわたる薬物血漿濃度−時間曲線下面積(AUC)とほぼ同じAUCを含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記第1の投薬計画が、重篤ではない病気の患者に対して前記第2の投薬計画で投与される用量よりも多い用量のイブプロフェンを投与することを含み、前記第1の投薬計画で投与される用量が100〜1600mgである、請求項1に記載の方法。
  6. 前記第1の投薬計画で投与されるイブプロフェンの用量が、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、400mg、450mg、500mg、550mg、600mg、650mg、700mg、800mg、1000mg、1200mg、1400mg、1600mg、2400mg、3200mgから選択される、請求項5に記載の方法。
  7. 前記第1の投薬計画で投与されるイブプロフェンの用量が、100mg、200mg、400mg、800mgから選択される、請求項6に記載の方法。
  8. 前記第1の投薬計画が、前記第2の投薬計画で使用される投薬間隔よりも短い投薬間隔を含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記第1の投薬計画の投薬間隔が、4時間よりも長い投薬間隔、6時間よりも長い投薬間隔から選択される、請求項8に記載の方法。
  10. 前記少なくとも1つの状態が疼痛である、請求項1に記載の方法。
  11. 前記少なくとも1つの状態が炎症である、請求項1に記載の方法。
  12. 前記少なくとも1つの状態が発熱である、請求項1に記載の方法。
  13. 前記重篤な病気の患者が、昇圧剤のサポートおよび人工呼吸器のうち少なくとも1つを受けている患者である、請求項1に記載の方法。
  14. 前記医薬組成物が、アルギニンおよびイブプロフェンの水溶液である、請求項1に記載の方法。
  15. アルギニンのイブプロフェンに対するモル比が、1:1以下、0.99:1以下、0.98:1以下、0.97:1以下、0.96:1以下、0.95:1以下、0.94:1以下、0.93:1以下、0.92:1以下、0.91:1以下、0.90:1以下、0.60:1以下から選択される、請求項14に記載の方法。
  16. 重篤な病気の患者に対して前記第1の投薬計画で投与すると、疼痛、炎症、発熱から選ばれる少なくとも1つの状態が、重篤ではない病気の患者に前記第2の投与計画で投与して達成される疼痛、炎症、発熱から選ばれる少なくとも1つの状態の低減とほぼ同程度まで低減する、請求項1に記載の方法。
JP2012522793A 2009-07-31 2009-09-30 静脈内イブプロフェンを用いた重篤な病気の患者の治療 Pending JP2013500964A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US23032409P 2009-07-31 2009-07-31
US61/230,324 2009-07-31
PCT/US2009/059023 WO2011014208A1 (en) 2009-07-31 2009-09-30 Treating critically ill patients with intravenous ibuprofen

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013500964A true JP2013500964A (ja) 2013-01-10

Family

ID=43527610

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012522793A Pending JP2013500964A (ja) 2009-07-31 2009-09-30 静脈内イブプロフェンを用いた重篤な病気の患者の治療

Country Status (10)

Country Link
US (1) US20110028556A1 (ja)
EP (1) EP2458988A4 (ja)
JP (1) JP2013500964A (ja)
KR (1) KR20120089444A (ja)
CN (1) CN102625656A (ja)
AU (1) AU2009350474A1 (ja)
BR (1) BRPI0925034A2 (ja)
CA (1) CA2766367A1 (ja)
MY (1) MY174442A (ja)
WO (1) WO2011014208A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2694506T3 (es) * 2009-03-12 2018-12-21 Cumberland Pharmaceuticals Inc. Administración de ibuprofeno por vía intravenosa
US9072710B2 (en) 2012-03-16 2015-07-07 Cumberland Pharmaceuticals Inc. Injectable ibuprofen formulation
US9072661B2 (en) 2012-03-16 2015-07-07 Cumberland Pharmaceuticals Inc. Injectable ibuprofen formulation

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005510510A (ja) * 2001-11-02 2005-04-21 カンバーランド ファーマシューティカルズ,インコーポレーテッド 2−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸の医薬組成物

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1497044A (en) * 1974-03-07 1978-01-05 Prodotti Antibiotici Spa Salts of phenyl-alkanoic acids
DE2914788A1 (de) * 1979-04-11 1980-10-16 Nattermann A & Cie Parenteral applizierbare, stabile arzneimittelloesungen mit entzuendungshemmender wirkung
US4859704A (en) * 1987-10-15 1989-08-22 Oratech Pharmaceutical Development Corporation Water soluble ibuprofen compositions and methods of making them
US4861797A (en) * 1987-10-15 1989-08-29 Oratech Pharmaceutical Development Corporation Liquid ibuprofen compositions and methods of making them
US5200558A (en) * 1989-10-17 1993-04-06 Merck & Co., Inc. S(+)-ibuprofen-L-amino acid and S(+)-ibuprofen-D-amino acid as onset-hastened enhanced analgesics
IT1264857B1 (it) * 1993-06-21 1996-10-17 Zambon Spa Composizione farmaceutica liquida per uso orale contenente acido 2-(4-isobutilfenil) propionico
IT1266583B1 (it) * 1993-07-30 1997-01-09 Zambon Spa Processo per la preparazione di sali dell'acido 2-(4-isobutilfenil)- propionico
US6423746B1 (en) * 1999-07-03 2002-07-23 The William M. Yarbrough Foundation Urushiol induced contact dermatitis and method of use
US6342530B1 (en) * 2000-11-14 2002-01-29 Farmacon-Il, Llc Composition and method for parenteral administration of ibuprofen d,l- or l-lysine salt
US20040132823A1 (en) * 2001-11-02 2004-07-08 Leo Pavliv Pharmaceutical composition of 2-(4-isobutylphenyl) propionic acid
US6727286B2 (en) * 2001-11-02 2004-04-27 Cumberland Pharmaceuticals Inc. Pharmaceutical composition of 2-(4-isobutylphenyl) propionic acid
US20040186180A1 (en) * 2003-03-21 2004-09-23 Gelotte Cathy K. Non-steroidal anti-inflammatory drug dosing regimen
US8067451B2 (en) * 2006-07-18 2011-11-29 Horizon Pharma Usa, Inc. Methods and medicaments for administration of ibuprofen
JP5345620B2 (ja) * 2007-08-15 2013-11-20 マクニール−ピーピーシー・インコーポレーテツド 即時放出及び徐放型イブプロフェンの投与法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005510510A (ja) * 2001-11-02 2005-04-21 カンバーランド ファーマシューティカルズ,インコーポレーテッド 2−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸の医薬組成物

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6013060041; SCCM: IV Ibuprofen Controls Fever in Critically Ill Patients *
JPN6013060042; Pharmacotherapy,1999,Vol.19,No.3,p.340-345 *

Also Published As

Publication number Publication date
CN102625656A (zh) 2012-08-01
AU2009350474A1 (en) 2012-03-01
KR20120089444A (ko) 2012-08-10
CA2766367A1 (en) 2011-02-03
MY174442A (en) 2020-04-18
WO2011014208A1 (en) 2011-02-03
EP2458988A1 (en) 2012-06-06
EP2458988A4 (en) 2013-03-20
US20110028556A1 (en) 2011-02-03
BRPI0925034A2 (pt) 2015-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6353577B2 (ja) 組み合わせ組成物
US9931311B2 (en) Treating critically ill patients with intravenous ibuprofen
US9114068B2 (en) Treating patients with intravenous ibuprofen
JP2023061957A (ja) 抑うつ障害の処置
KR101864559B1 (ko) 정맥 내 투여용 이부프로펜의 투여
JP2013500964A (ja) 静脈内イブプロフェンを用いた重篤な病気の患者の治療
AU4322200A (en) Management of pain after joint surgery
WO2022178018A1 (en) Liquid unit dosage forms for treatment of pain
JPWO2020041658A5 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120926

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120926

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131210

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20140304

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20140311

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140805