JP2013258667A - 信号送信装置及び信号送信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】
所定電圧にプルアップされた受信機器の電圧による影響を抑制しつつ当該受信機器に信号を送信することが可能となる信号送信装置及び信号送信方法の提供。
【解決手段】
本実施形態の送信装置は、受信装置とデジタル伝送線路を介してAC結合する信号送信装置であり、送信手段を備える。ここで送信手段は、エンコードされたビットシリアル入力信号の論理1と論理0の個数が5:5とは異なる比率を含み、当該ビットシリアル入力信号に基づいた差動信号を前記デジタル伝送線路に送出する場合、送出する前記差動信号の低周波成分が一定レベルを保つように送出する。
【選択図】図9
所定電圧にプルアップされた受信機器の電圧による影響を抑制しつつ当該受信機器に信号を送信することが可能となる信号送信装置及び信号送信方法の提供。
【解決手段】
本実施形態の送信装置は、受信装置とデジタル伝送線路を介してAC結合する信号送信装置であり、送信手段を備える。ここで送信手段は、エンコードされたビットシリアル入力信号の論理1と論理0の個数が5:5とは異なる比率を含み、当該ビットシリアル入力信号に基づいた差動信号を前記デジタル伝送線路に送出する場合、送出する前記差動信号の低周波成分が一定レベルを保つように送出する。
【選択図】図9
Description
本発明の実施形態は、差動信号を送信する信号ソース機器及び信号送信方法に関する。
DVD/STB等の映像ソース機器とTV等の映像シンク機器とをデジタル伝送線路で信号伝送するHDMIの仕様においては、映像信号の画像信号三色成分(R,G,B)の画素信号各8ビット及びその映像信号のブランキング期間中の制御信号各2ビットを夫々10ビットに変換(エンコード)し、3チャンネル伝送路にてシリアル伝送している。このエンコード方式はTMDS(Transition Minimized Differential Signal)と称される。
HDMI送信部の高速シリアル駆動回路のコストを抑制するためには、微細加工技術を採用した大規模集積回路を利用できることが好ましい。
しかしながら、HDMI仕様では、HDMIケーブルで結合されたHDMI送信部とHDMI受信部間をシリアル伝送する場合に、3.3Vにプルアップされた受信部の終端抵抗と送信部との間とがDC結合された方式が用いられており、送信部の高速シリアル駆動回路は、この電圧に対応する耐圧特性が求められる。
このため、HDMI送信部の高速シリアル駆動回路として耐圧特性の低い大規模集積回路を用いることは困難になっている。
そこで本発明の実施形態は、所定電圧にプルアップされた受信機器の電圧による影響を抑制しつつ当該受信機器に信号を送信することが可能となる信号送信装置及び信号送信方法の提供を目的とする。
上記の課題を解決するために、本実施形態の送信装置は、受信装置とデジタル伝送線路を介してAC結合する信号送信装置であり、送信手段を備える。ここで送信手段は、エンコードされたビットシリアル入力信号の論理1と論理0の個数が5:5とは異なる比率を含み、当該ビットシリアル入力信号に基づいた差動信号を前記デジタル伝送線路に送出する場合、送出する前記差動信号の低周波成分が一定レベルを保つように送出する。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
図1は本実施形態に係るHDMIシステムの構成概要例を示す。なお図1の構成概要は、従来のHDMIシステムと同様である。そして本実施形態においても、従来と同様のHDMIシステムが利用される。
図1のHDMIシステムにおいては、例えばDVDプレーヤ等のHDMIソース機器101と、例えばTV受像機等のHDMIシンク機器201とがHDMIケーブル301により接続されている。
HDMIソース機器101は、HDMI送信部102、HDMI端子103、TMDS送信部104、及びとマイコン105等を備える。HDMI端子103は複数端子を備えており、これら複数端子の夫々が、HDMIケーブル301の各伝送線と接続される。
マイコン105は、HDMIシンク機器201とHDMIケーブル301が接続されたことを、当該HDMIケーブル内のHDP信号線の電圧変化により検出する機能と、HDMIケーブル301のDDC線を利用してシンク機器201のEDIDメモリ207からデータを読み出す機能と、HDMIケーブル301のCEC線を利用して通信する機能等を有する。
HDMIシンク機器201は、HDMI受信部202、HDMI端子203、TMDS受信部204、マイコン205、及びHDMIシンク機器の表示特性能力をコード化して記録されたEDIDメモリ207等を備える。
マイコン205は、ソース機器101とHDMIケーブル301とが接続されソース機器が電源投入されアクティブになった状態をHDMIケーブル301の5V線を介して検出する機能と、HDMIケーブルのCEC線を利用して通信する機能がある。
図2はTMDS送信部104の構成例を示すブロック図である。
TMDS送信部104は、TMDS信号駆動部401乃至403、CK駆動部404、TMDSエンコーダ/並列直列変換器405乃至407、PLL408等を備える。TMDS送信部104は、特表2005−514873号公報の図1に記載のTMDS送信器1に対応し、TMDSエンコーダ/並列直列変換器405乃至407は、特表2005−514873号公報の図1のエンコーダ/並直列変換器2,4,6に対応する。本実施形態の図2ではその他に、TMDS信号駆動部401乃至403、及びPLL408とCK駆動部404を記載している(これらのブロックは特表2005−514873号公報の図1では省略されている)。本図2ではまた概要が解るようHDMIケーブルの一部分も記載している。
HDMI仕様においては、伝送する映像信号である画像信号の画素の三色成分(B[7:0],G[7:0],R[7:0])の各8ビットのデータが、TMDSエンコーダ/並列直列変換器405乃至407にて各10ビットに変換(TMDSエンコード)され、シリアルデータに変換される。このエンコード方式はTMDS(Transition Minimized Differential Signal)と称される。シリアルデータに変換された画像信号の画素の各三色成分(R,G,B)はTMDS−Ch0、TMDS−Ch1,TMDS−Ch2として各TMDS信号駆動部401乃至403に入力される。そしてTMDS信号駆動部401乃至403は、入力されたビットシリアルデータに基づいて差動信号を生成し、各チャンネルの伝送路に出力(各チャンネルの伝送路を駆動)している。
映像信号には、映像ブランキング信号(H−Sync(H同期信号)及びV−Sync(V同期信号))が各制御信号(CTL0、CTL1、CTL2及びCTL3)と共に挿入されている。映像信号が伝送される場合、当該映像ブランキング信号や各制御信号と画像信号(B[7:0],G[7:0],R[7:0])とは、DE(データエネーブル)信号により区別される。即ち、後述する図6(A)に示すように、映像ブランキング信号及び各種制御信号が伝送されている場合はDEが0となり、画像信号が伝送されている場合はDEが1となる。
ここで、H−Sync及びV−Syncの2ビットは、TMDSエンコーダ/並列直列変換器405にて各10ビットのシリアルデータに変換されTMDS信号駆動部401で差動信号とされCh0伝送路304を駆動している。また、CTL0及びCTL1の2ビットは、TMDSエンコーダ/並列直列変換器406にて各10ビットのシリアルデータに変換されTMDS信号駆動部402で差動信号とされCh1伝送路305を駆動している。また、CTL2及びCTL3の2ビットは、TMDSエンコーダ/並列直列変換器407にて各10ビットのシリアルデータに変換されTMDS信号駆動部403で差動信号とされる。そして当該差動信号によりCh2伝送路306が駆動されている。
図3は、従来のHDMI接続態様例を示す図である。なお、従来のHDMIシステムにおいては、TMDS送信部104aとTMDS受信部204とがHDMIケーブルを介してDC結合される。そしてTMDS送信部104aは、TMDS信号駆動部401aを有している。なお、TMDS送信部104aは、本実施形態に係るTMDS送信部104に対応し、TMDS信号駆動部401aはTMDS信号駆動部401に対応するモジュールである。しかし、TMDS送信部104aとTMDS送信部104とは構成の詳細が異なり、またTMDS信号駆動部401aとTMDS信号駆動部401とは構成の詳細が異なる。
TMDS送信部104aにあるTMDS信号駆動部401aは、HDMIケーブル301のCh0伝送線304を介して、図1で示されたTMDS受信部204にあるTMDS信号検知部501と結合されている。
なお、他の伝送線(Ch1伝送線305,Ch2伝送線306、CK伝送線307)と接続されるTMDS信号駆動部については、TMDS信号駆動部401aと同じ構成であるので記載を省略している。図3以降の図においても同様に、Ch0伝送線304及び当該Ch0伝送線304に係るモジュールを中心に説明するが、それらの説明は他の伝送線及び当該他の伝送線に係るモジュールにおいても同様である。
TMDS駆動部401aは、スイッチ502、スイッチ503、電流源504を備える。スイッチ502は、電流源504と伝送線304との接続を切り替え、スイッチ503は、電流源504と伝送線304との接続を切り替える。なおスイッチ502とスイッチ503とは逆相で動作する。そしてTMDS駆動部401aは、TMDSエンコーダ/並列直列変換器405から入力されるビットシリアルデータTMDS−Ch0信号の入力信号論理に応じて、スイッチ502及びスイッチ503のON/OFFを切り替える。シリアルデータTMDS−Ch0信号の入力論理に合わせて交互にON/OFFされた電流源電流I1は、HDMIケーブル301のCh0伝送線304を介して、HDMI受信部202のTMDS受信部204のTMDS信号検知部501に入力される。言い換えると、電流源504は、Ch0伝送線304を介して、抵抗506、抵抗507、及びアンプ508の差動入力に接続されている。
これによってTMDS送信部104のTMDS−Ch0のビットシリアルデータは、TMDS受信部204のTMDS検知部501のアンプ508により検出される。即ちTMDS信号駆動部401aに入力されたTMDS−Ch0信号のビットシリアルデータは、アンプ508から出力されるTMDS−Ch0信号のビットシリアルデータとしてTMDS受信部204に伝達される。
なお、図3のTMDS信号駆動部401aから出力される信号S1+及びS1−信号の端子には、HDMI受信部202の電源AVcc505が印加されている。このAVcc505の電圧は、インターフェイス規格により3.3Vとされている。TMDS送信部104aは集積回路にて実現されているが、この電圧に対応する耐圧特性が求められるため、従来のTMDS信号駆動部において、耐圧特性を満足しないような高速大規模集積回路は採用できなかった。
図4は、HDMIソース機器とHDMIシンク機器とをAC結合させた場合の態様例を示す図である。なお図4のHDMIシステムは、図3のHDMIシステムとは異なり、従来の構成ではない。そして図4のHDMIシステムにおいては、TMDS送信部104bとTMDS受信部204とがHDMIケーブルを介してAC結合される。そしてTMDS送信部104bは、TMDS信号駆動部401bを有している。なお、TMDS送信部104bは図1及び図2のTMDS送信部104に対応し、TMDS信号駆動部401bは図1及び図2のTMDS信号駆動部401に対応するモジュールである。しかし、TMDS送信部104bとTMDS送信部104とは構成の詳細が異なり、またTMDS信号駆動部401bとTMDS信号駆動部401とは構成の詳細が異なる。なお、図4において図3と同様の符号が付された構成は、図3での説明と同様の機能を有している。
図4のTMDS送信部104bは、図3のTMDS送信部104aの各構成に加えて、Ch0伝送線304とTMDS送信部104bとの接続経路にコンデンサ512及び513が挿入されたことにより、TMDS受信部204とAC結合する。なお図4においては、コンデンサ512及び513がTMDS送信部104bの外に設けられているが、コンデンサ512及び513の位置はこれに限らず、例えばTMDS送信部104b内やTMDS信号駆動部401b内に設けられても良い。即ち、コンデンサ512及び513は、TMDS信号検知部501とTMDS信号駆動部401bとがDC結合しない(AC結合する)位置に設けられれば良い。
また、図4のTMDS信号駆動部401bには、図3のTMDS信号駆動部401aの各構成に加えて、電源AVcc2 509、プルアップ抵抗510、プルアップ抵抗511、及びプルアップ抵抗510及び511を介して電源AVcc509に接続される回路が追加されている。この電源AVcc2 509の電圧は、AVcc505とは独立して決めることが出来るので、当該AVcc2 509の電圧を低電圧に設定すればより高速で大規模集積回路向けの微細加工技術をTMDS信号駆動部として利用できる。
しかしながら図4の構成では、TMDS−Ch0の信号のシリアルデータ10ビット中の論理1の個数と論理0の個数の比率が5:5でないために、コンデンサ409やコンデンサ410を通過した後の、HDMI受信部202側の差動伝送路では信号S2+とS2−間のDCアンバランスが発生し伝送特性劣化が発生する。なお、当該伝送特性劣化については、図5乃至図7を参照して説明する。
図5は、図3のDC結合時の、TMDS信号駆動部401、401a及び401bへのシリアル入力信号であるTMDS-Ch0データと、TMDS信号駆動部401a及び401bから出力される信号S1+及びS1−の、映像信号のブランキング期間のH−Sync信号が変化する前後の時間の波形例をタイムチャートとして示している。なおH−Sync信号が入力されている期間のDEはLレベルであるが記載は省略している。また、本実施例に係るTMDS信号駆動部401から出力される信号S1+及びS1−の波形例は図12及び図13にて説明する。
図5(1)に示されるV−Syncは映像信号のV(垂直)同期信号であり、(2)に示されるH−SyncはH(水平)同期信号である。これらはTMDS送信部104、104a、104bに入力される信号であり、TMDSエンコーダ/並列直列変換器405への入力である。
(3)はビットシリアルデータのTMDS−Ch0データ、10ビットコード単位の範囲と各ビットの論理値、及び1ビット波形を示している。TMDSエンコーダ/並列直列変換器405からの出力波形は、TMDS−Ch0データに応じた波形となる。そしてこのデータがTMDS信号駆動部401、401a、401bに入力される。なお、TMDS−Ch0データの各ビットの値は、後述する図6(B)のテーブルにより決定される。即ち図5の期間T1においては、V−Sync=HかつH−Sync=Hのため、図6(B)の状態3となり、10ビットコードは1101010101となる。同様に図5の期間T2においては、V−Sync=HかつH−Sync=Lのため、図6(B)の状態2となり、10ビットコードは0010101010となる。
(4)の波形P1は、TMDS信号駆動部401a及び401bから出力される信号S1+の波形を示し、波形P2は信号S1+のDC成分(低周波成分)の波形を示す。(5)の波形P3は、TMDS信号駆動部401a及び401bから出力される信号S1−の波形を示し、波形P4は、信号S1−のDC成分を示す。
TMDS−Ch0データが論理1のHレベルとなるのは図3のスイッチ502がOFFの時であり、その際の出力駆動データS1+のレベルは図3のTMDS信号検知部501にあるAVcc505の電位である。また、TMDS−Ch0データが論理0のLレベルとなるのはスイッチ502がONの時であり、その際の出力駆動データS1+のレベルは概略AVcc−R1*I1の電位となる。また、期間T1から期間T2の間に、10ビットあたりの論理1と0の個数の比率は6:4から4:6に変化しているので、この出力駆動データS1+の平均レベルは
(H−Sync=Hの時): AVcc−((AVcc−R1*I1)*6/10)
(H−Sync=Lの時): AVcc−((AVcc−R1*I1)*4/10)
となる。この平均レベルがDC成分として図5(4)P2に示されている。
(H−Sync=Hの時): AVcc−((AVcc−R1*I1)*6/10)
(H−Sync=Lの時): AVcc−((AVcc−R1*I1)*4/10)
となる。この平均レベルがDC成分として図5(4)P2に示されている。
図6(A)にCh0乃至Ch2の各伝送チャンネルとTMDSエンコーダ/並列直列変換器の入出力信号対応関係を示し、図6(B)に、Ch0乃至Ch2伝送路に関する信号と、当該信号をTMDSエンコーダ/並列直列変換器によりエンコードされた場合のエンコード値(TMDSエンコーダ/並列直列変換器からの出力信号(10ビットシリアル信号))との対応関係を示す。V−Sync=HかつH−Sync=Hの際のTMDS-Ch0データは、図6(B)の状態3の10ビットコードの1101010101である。また、V−Sync=H時かつH−Sync=Lの際のTMDS-Ch0データは図6(B)状態2の10ビットコードの0010101010となっている。これらからV−Sync=Hの場合における、H−Syncの値がHからL又はHからLに変化する場合のシリアルデータが分かるので、図5の様にTMDS-Ch0データや出力駆動データS1+、S1−を描くことが出来る。
図7(1)は、H−Sync信号のレベルを示す。なお図7(1)では、H−SyncがHの場合は図6(B)の状態3、H−SyncがLの場合は図6(B)の状態2である。図7(2)は、駆動端波形としてS1+信号の波形と、当該S1+信号のDC成分の波形と、S1−信号の波形と、当該S1−信号のDC成分の波形とを示す。なお、S1+の波形P5及びS1+のDC成分の波形P6は実線で、S1−の波形P7及びS1−のDC成分の波形P8は破線で示している。なおこれらの駆動端波形は、例えばTMDS信号駆動部401a及び401bにおける波形である。
駆動端のS1+信号波形のDC成分レベルとS1−信号波形のDC成分レベルは、送出されるS1+及びS1−信号の100%レベルに対して、10分の4(40%)又は10分の6(60%)である。すなわち差動信号のコモン電圧となる50%を中心として±10%である。
図7(3)は、送信側と受信側とがDC結合されている場合の受信端波形、即ち例えば図3におけるTMDS信号検知部501での受信端波形を示す。ここで図7(3)は、受信端波形としてS2+信号の波形と、当該S2+信号のDC成分の波形と、S2−信号の波形と、当該S2−信号のDC成分の波形とを示す。なお、S2+の波形P9及びS2+のDC成分の波形P10が実線で、2−の波形P11及びS2−のDC成分の波形P12が破線で示されている。
DC結合の場合の受信端の信号波形について説明する。受信端でのDC成分はケーブルの伝送特性が良い低周波帯の部分であるので送信端と同じ振幅である。一方、高周波数であるS2+信号及びS2−の成分はケーブルの伝送特性に応じて劣化して振幅が小さくなる。なお、ここでは論理1が3連続するレベルにおいて75%に低下したとしている。
図7(4)は、送信側と受信側とがAC結合されている場合の受信端波形、即ち例えば図4におけるTMDS信号検知部501での受信端波形を示す。ここで図7(4)は、受信端波形としてS2+信号の波形と、当該S2+信号のDC成分の波形と、S2−信号の波形と、当該S2−信号のDC成分の波形とを示す。なお、S2−の波形P13及びS2−のDC成分の波形P14が実線で、S2+の波形P15及びS2+のDC成分の波形P16が実線で示されている。
AC結合の場合の受信端の信号波形について説明する。AC結合の場合、S2+信号及びS2−信号のDC成分のレベルは、結合に利用されたコンデンサによって、図4のプルアップ電圧AVcc505の電圧レベルに収束する。なお図7(4)では、DC成分の収束レベルを50%レベルとして示している。図7(4)では、H−SyncがHの状態区間において収束レベルの状態が示されている。駆動端においてレベルが60%であったS1+のDC成分は、受信端においてS2+信号のDC成分として50%のレベルとなり、駆動端においてレベルが40%であったS1−DC成分は、受信端においてS2−信号のDC成分として50%のレベルになり、S2+及びS2−のDC成分は同じになる。
そして図7(4)においては、H−SyncがHの状態からL状態に変化した直後はDC成分も変化しており、S2−信号は50%レベルから変動量の20%分上昇し、S2+信号は50%レベルから変動量の20%分下降し、夫々70%、30%のレベルになる。この上昇分と下降分は、コンデンサの値やプルアップ抵抗値から収束時間が決まるが、やがてはプルアップ電圧AVcc505に(50%レベルとして)収束する。
この収束するまでの過渡状態期間では、DC結合時の場合に比べて、差動アンプ508への差動入力が小さくなり(アイパターン狭くなり)、信号が検出できなくなることがある。すなわちAC結合では、信号に含まれるDC成分が変化すると、DC結合に比べて正常に検出できなくなる。あるいはエラー率が多くなる。なお、ここでDC成分が変化する場合とは、例えば図6(B)の状態0又は1から状態2又は3に変化する場合、状態2又は3から状態0又は1に変化する場合、状態2から3に変化する場合、状態3から2に変化する場合等である。即ち言い換えると、TMDS信号駆動部に入力される10ビットコードが変化する場合であって、当該変化前及び後のうちどちらかの10ビットコードにおいて、論理1と0の個数の比率が5:5でない場合、DC成分が変化する。
そして、以上述べたように、TMDS信号駆動部に入力されるビットシリアル信号が、10ビット毎の論理1と論理0の個数が5:5とは異なる比率のビットシリアル信号を含む場合、当該ビットシリアル信号に基づいた差動信号をAC結合方法で伝送路に送出すると、受信側においては、差動信号自体が持つDC成分が変化した時点で、過渡的に差動信号の各中心レベルが変動する。これにより受信側のTMDS信号検知部501は、送信側と受信側とがDC結合される場合に比べ、差動信号を正常に検出できなくなる、あるいはエラー率が多くなる。
そこで、本実施形態のTMDS信号駆動部401は、エンコードされたビットシリアル入力信号の論理1と論理0の個数が5:5とは異なる比率を含む場合であって、当該ビットシリアル信号をデジタル伝送線路に差動信号として送出する際に、送出ビットシリアル差動信号のDC成分が一定のレベルとなるように、送出する信号波形を補正する。
図6(A),図6(B)で示したようにこのエンコードされた10ビットコード自体論理1の個数と論理0の個数の比率が確定的で、シリアルデータ信号の持つDC成分はその信号振幅に対して一定の比率となる。そこで、TMDS信号駆動部401においてこのシリアルデータ信号のDC成分の変化が発生しないように送出する信号のDCレベルを補正する。
図8は、TMDS信号駆動部401による補正のレベルを示す。TMDS信号駆動部401は、補正後のS1+及びS1−のDC成分のレベルが一定値の40%になるように、DC成分レベルが50%のときレベルを10%下げ、DC成分レベルが60%のときレベルを20%下げる補正をし、DC成分レベルが40%のときは補正しない(補正量は0%)。ここでDC成分レベル100%とは、10ビットシリアル出力信号の波形の波高値であり、図4での駆動回路の電流源1の値I1である。
図9に本実施形態のTMDS信号駆動部401の回路構成例を示す。なお、図3及び図4と同一の符号が付された構成の機能は、図3及び図4で説明したとおりである。
TMDS信号駆動部401は、図4のTMDS信号駆動部401が有する各構成に加えて、DC成分補正回路601を有している。ここでDC成分補正回路601には、TMDS送信部104に入力されるH−Sync,V−Sync,DEが入力される。そしてDC成分補正回路601は、入力された信号に基づき、補正する電流を切り替えている。なおTMDS駆動部402及び403にも同様に制御信号入力とDC成分補正回路が追加されるが記載は省略している。また図9においてはHDMIシンク機器201が記載されていないが、HDMIソース機器101は図9においてもHDMIシンク機器201に接続されている。
DC成分補正回路601は、論理回路602、電流源603、電流源604、電流源605、電流源606、これら電流源からの電流のON/OFFを切り替えるスイッチ607、スイッチ608、スイッチ609、スイッチ610等を有する。そして論理回路602は、入力制御信号H−Sync,V−Sync,DEの状態(状態0乃至状態3)に応じ、差動信号S1+及びS1−が図8の補正レベルになるようこれらの電流源電流を切り替える。
電流源603、電流源604、電流源605、電流源606、の夫々の電流値I2は電流源504の電流値I1の10%(10分の1)である。
スイッチ607、スイッチ608、にて切り替えられた電流値は組み合わされて、電流源504の電流をスイッチ502にてON/OFF切り替えられた量に加算され、抵抗510にて電圧に変換され、コンデンサ512を経てHDMIケーブルのCh0伝送線304の+端子を駆動する。また、スイッチ609及びスイッチ610にて切り替えられた電流値は組み合わされて、電流源504の電流をスイッチ503にてON/OFF切り替えられた量に加算され、抵抗511にて電圧に変換され、コンデンサ513を経てHDMIケーブルのCh0伝送線304の−端子を駆動する。
図10は、図9で説明したTMDS信号駆動部401でDC成分を補正した場合の、駆動端での信号波形及び受信端での信号波形を示す。ここで(1)は、H−syncのレベルを示す。(2)は、HDMIケーブルの駆動端でのS1+とS1−のビットシリアル信号波形と、これらS1+及びS1−のDC成分の波形とを示す。なおS1+の波形P17及びS1+のDC成分の波形P18を実線で、S1−の波形P19及びS1−のDC成分の波形P20を破線で示している。
DC成分補正回路601は、H−SyncがHの区間において、図7(1)ではDC成分レベルが60%を示していたS1+のレベルを20%下げ、S1+のレベルを40%にする。またDC成分補正回路601は、H−SyncがHの区間において、図7(1)ではDC成分レベルが40%を示していたS1−のレベルを補正せず、S1−のレベルを40%に維持させる。
そしてDC成分補正回路601は、H−SyncがLの区間になると、図7(1)ではDC成分レベルが40%を示していたS1+のレベルを補正せず、当該S1+のレベルを40%で維持する。またDC成分補正回路601は、H−SyncがLの区間になると、図7(1)ではDC成分レベルが60%を示していたS1−のレベルを20%減少させる補正を行い、S1−のレベルを40%にする。これによりDC成分補正回路601は、すべての区間でDC成分のレベルを40%のレベルにする。
図10(3)は、上記の補正を行った場合の受信端における信号波形例を示している。なおS2+の波形P21及びS1+のDC成分の波形P22を実線で、S2−の波形P23及びS1−のDC成分の波形P24を破線で示している。駆動端でのS1+、S1−のDC成分レベルが常に一定の為、受信端でのS2+及びS2−のビットシリアル信号は、変動することなく、図7(4)のようにAC結合においてDC成分の補正を行わない場合に比べると劣化度合いは小さい。
図11は図10で行った操作に加えて、全体のビットシリアル信号波形の振幅を大きくなるよう補正を行った場合のタイムチャート例を示す。図10においてAC成分の振幅は100%であるが、S1+信号のAC成分(高周波成分)に対して−20%のDCシフトを行ったため、S1+信号とS1−信号の差動信号振幅としては元の信号振幅(図7(2)に示した振幅)の80%になっている。これを100%の差動信号振幅とする為、TMDS信号駆動部401は、全体の振幅を125%広げる補正を行う。すなわち、TMDS信号駆動部401は、図7(2)のH−Sync=Hの区間で100%レベルを示すS1+信号のAC成分に対して−20%のDCシフトを施すことにより、図10の(2)のような80%の差動振幅を得る。そしてTMDS信号駆動部401は、この80%の差動振幅を100%に広げるために、S1+信号及びS1−信号の両方に対して、これら信号のAC成分が1.25倍となるように補正する。
上記の1.25倍増幅を行うために、図9での電流源504の電流値I1を、DC結合時の1.25倍にする。これに伴い、電流源603、電流源604、電流源605、電流源606の電流値I2も、DC結合時の1.25倍に変わるが、電流値I2が電流値I1の10%(10分の1)に設定されていることは変わらない。
この増幅によって、図11(3)に示す受信端での入力差動振幅は75%となり、図7(3)でのDC結合の場合の受信端での入力差動振幅と同じ量が得られる。厳密に言えば上記例においてレベルは図7の(3)と同等になったが波形は異なる。より正確な補正量は、まず受信された信号レベルは伝送路としてのケーブルの特性に依存するので規格で定められた伝送特性の最小値を目標値として振幅を増幅補正し、次にDCシフトの量を振幅を増幅する代替手段で行うことで得られる。実際の機器ではシンク側で受信信号に対して色々な補正(例えば波形等価等)処理がなされているので、送信側での補正は本図11の(2)で十分である。
図12は、実施形態に係るHDMIソース機器101及びHDMIシンク機器201の利用形態例を示す図である。
ここで、HDMIソース機器101は、例えばセットトップボックスやDVDプレーヤ等の機器として実現される。また、HDMIシンク機器201は、例えばチューナを有するテレビやモニタとして実現される。
図13はHDMIソース機器101及びHDMIシンク機器201のシステム構成例を示す。
HDMIソース機器101は、読込部1001、受信部1002、記憶部1003、デコード部1004、HDMI送信部102等を備える。読込部101は光学ディスクに記憶された符号化映像データを読み込んでデコード部1004に出力する。また受信部1002は、例えば地上波デジタル放送波やBSデジタル放送波の符号化映像データを受信するチューナとしての機能や、インターネットを経由して配信されるIPTVの符号化映像データを受信する機能を有し、受信したデータをデコード部1004に出力する。記憶部1003は、例えば録画された符号化映像データを記憶し、記憶した符号化映像データをデコード部1004に出力する。そしてデコード部1004は、入力された符号化映像データを例えばRGB各8ビットの映像データにデコードする。そしてデコード部1004はRGB8ビットのベースバンドデータをHDMI送信部102に出力する。HDMI送信部102は、デコードされた映像データを所定の伝送フォーマットの信号に変換し、HDMIケーブル301を介してHDMIシンク機器201に出力する。
HDMIシンク機器201は、HDMI受信部202、表示処理部2001、表示部2002、チューナ2003、信号処理部2004等を備える。HDMI受信部202は、映像に関する信号を受信し、受信した信号を表示処理部2001が処理可能な形式(例えばRGB各8ビットのベースバンドのデータ)の映像データに変換する。そして表示処理部2001は、HDMI受信部202や信号処理部2004から入力される映像データを、表示部2002が表示可能な形式の映像信号に変換し、当該映像信号を表示部2002に出力する。表示部2002は入力された映像信号を用いて映像を表示する。
チューナ2003は、地上波デジタル放送波やBSデジタル放送波の符号化映像データを受信する。そして信号処理部2004は、受信された符号化映像データをデコードして映像データに変換し、表示処理部2001に出力する。
(第2実施形態)
次に第2実施形態を説明する。なお、第1実施形態においてHDMIソース機器101は、出力する差動信号のDC成分が一定値を保つように差動信号のレベルを補正していたが、本実施形態のHDMIソース機器101cは、出力する差動信号のDC成分が、図3で示した従来のHDMI構成において出力される差動信号のDC成分と類似する波形となるように、差動信号に対するレベル補正を行う。即ち言い換えると、本実施形態のHDMIソース機器101cは、差動信号線の+側から出力する信号のDC成分が図7(2)の波形P6と類似する波形となり、差動信号線の−側から出力する信号のDC成分が図7(2)の波形P8と類似する波形となるよう、差動信号のレベルを補正する。
次に第2実施形態を説明する。なお、第1実施形態においてHDMIソース機器101は、出力する差動信号のDC成分が一定値を保つように差動信号のレベルを補正していたが、本実施形態のHDMIソース機器101cは、出力する差動信号のDC成分が、図3で示した従来のHDMI構成において出力される差動信号のDC成分と類似する波形となるように、差動信号に対するレベル補正を行う。即ち言い換えると、本実施形態のHDMIソース機器101cは、差動信号線の+側から出力する信号のDC成分が図7(2)の波形P6と類似する波形となり、差動信号線の−側から出力する信号のDC成分が図7(2)の波形P8と類似する波形となるよう、差動信号のレベルを補正する。
図14は第2実施形態に掛かるHDMIソース機器101cの回路構成例を示す図である。なおHDMIソース機器101cは、第1実施形態で説明したHDMIソース機器101と対応するものである。このため図14においては、第1実施形態で説明した構成と同様の動作をする構成に対して同一の符号を付している。
TMDS信号駆動部401cは、第1実施形態の図9で説明したTMDS信号駆動部401が有する各構成に加えて、DC成分補正回路601と同様の構成を持つDC成分補正回路620を有している。DC成分補正回路620は、第1実施形態で説明したDC成分補正回路601と共に、Ch0伝送路304に出力される差動信号のシングルエンド信号(差動信号線の+側の信号と−側の信号)の夫々のDC成分を補正する機能を有する。
ここでDC成分補正回路601は、コンデンサ512及び513を境に見ると、コンデンサ512及び513よりもスイッチ502及び503側に接続され、電流源1、スイッチ502及び503によりHDMIソース機器102c内部の差動信号線(内部信号線)に供給される差動信号のシングルエンド信号(差動信号線の+側の信号と−側の信号)の夫々に対してレベル補正することにより、信号S1+とS1−を生成する。一方、DC成分補正回路620は、差動信号線(内部信号線)の、コンデンサ512及び513を境に見るとHDMIケーブル側に接続される。つまり言い換えると、DC成分補正回路601はコンデンサ512及び513の一端側に接続され、DC成分補正回路620はコンデンサ512及び513の他端側に接続される。そして、DC成分補正回路620は、信号S1+及びS1−がコンデンサ512及び513を介して通過した通過信号に対して所定の駆動電流を与えることにより、信号S1+A及び信号S1−Aを生成する。そしてこの信号S1+A及び信号S1−Aは、HDMIソース機器101c内部の差動信号線(内部信号線)と接続されるHDMIケーブルに出力される。
ここでDC成分補正回路601及び620には、TMDS送信部104に入力されるH−Sync,V−Sync,DEが入力される。そしてDC成分補正回路601及び620は、S1+及びS1−と、S1+A及びS1−Aとに出力する駆動電流を、入力された信号に基づいたタイミングで切り替える。なおTMDS駆動部402及び403にも上記と同様の構成が追加されるが記載は省略している。また図14においてはHDMIシンク機器201が記載されていないが、HDMIソース機器101は図14においてもHDMIシンク機器201に接続されている。
DC成分補正回路601は、第1実施形態で説明したとおり、論理回路602、電流源603、電流源604、電流源605、電流源606、これら電流源からの電流のON/OFFを切り替えるスイッチ607、スイッチ608、スイッチ609、スイッチ610等を有する。そして論理回路602は、入力制御信号H−Sync,V−Sync,DEの状態(状態0乃至状態3)に応じて電流源電流を切り替え、電流源1、スイッチ502及び503から差動信号線に供給されるシングルエンド信号(差動信号線の+側の信号と−側の信号)の夫々のレベルに対して図15の第1補正レベル分の補正を行う。ここで、電流源603、電流源604、電流源605、電流源606、の夫々の電流値はI2である。
スイッチ607、スイッチ608、にて切り替えられた電流値は組み合わされて、電流源504の電流をスイッチ502にてON/OFF切り替えられた量に加算され、抵抗510にて電圧に変換され、コンデンサ512を経てHDMIケーブルのCh0伝送線304の+端子を駆動する。また、スイッチ609及びスイッチ610にて切り替えられた電流値は組み合わされて、電流源504の電流をスイッチ503にてON/OFF切り替えられた量に加算され、抵抗511にて電圧に変換され、コンデンサ513を経てHDMIケーブルのCh0伝送線304の−端子を駆動する。
DC成分補正回路620は、DC成分補正回路601と同様の構成を有する。論理回路622、電流源623、電流源624、電流源625、電流源626、これら電流源からの電流のON/OFFを切り替えるスイッチ627、スイッチ628、スイッチ629、スイッチ630等を有する。そして論理回路622は、入力制御信号H−Sync,V−Sync,DEの状態(状態0乃至状態3)に応じて電流源電流を切り替え、コンデンサ512及び513を通過してきた通過信号のレベルに対して図15の第2補正レベル分の補正を行う。ここで、電流源623、電流源624、電流源625、電流源626、の夫々の電流値はI3である。
スイッチ627、スイッチ628、にて切り替えられた電流値は組み合わされて、コンデンサ512を介して通過したS1+の通過信号に加算され、HDMIケーブルのCh0伝送線304の+端子を駆動する(S1+A)。また、スイッチ609及びスイッチ610にて切り替えられた電流値は組み合わされて、コンデンサ513を介して通過したS1−の通過信号に加算され、HDMIケーブルのCh0伝送線304の−端子を駆動する(S1−A)。
図15は、差動信号に対するDC成分補正回路601及び620による補正のレベルを示す。なお、第1補正レベルとはDC成分補正回路601による補正のレベルであり、第2補正レベルとはDC成分補正回路620による補正のレベルである。
ここで、TMDS信号駆動部401cに入力されるTMDS信号(ビットシリアルデータ)の10ビット中の論理1の個数と論理0の個数の比率が5:5である場合(状態1及び2)、DC成分補正回路601は、差動信号線に入力されたTMDS信号のDC成分のレベルに−5%のレベル補正を加え、S1+及びS1−を生成する。そしてこの時にDC成分補正回路620は、コンデンサ512や513を介して通過したS1+及びS1−の通過信号のDC成分のレベルに−5%のレベル補正を加えてS1+A及びS1−Aを生成する。
また、TMDS信号駆動部401cに入力されるTMDS信号の10ビット中の論理1の個数と論理0の個数の比率が4:6である場合(状態2)、DC成分補正回路601は、差動信号線に入力されたTMDS信号のDC成分のレベルを補正しない。即ちこの場合は差動信号線に入力されたTMDS信号がS1+及びS1−となる。そしてDC成分補正回路620は、コンデンサ512や513を介して通過したS1+及びS1−の通過信号のDC成分のレベルに−10%のレベル補正を加えS1+A及びS1−Aを生成する。
また、TMDS信号駆動部401cに入力されるTMDS信号の10ビット中の論理1の個数と論理0の個数の比率が6:4である場合(状態3)、DC成分補正回路601は、差動信号線に入力されたTMDS信号のDC成分のレベルに−10%のレベル補正を加えて、S1+及びS1−を生成する。そしてDC成分補正回路620はレベルを補正しない。
図16は、本実施形態の図14の基本動作概念を説明する回路図(A)とタイムチャート(B)(C)(D)である。
図16(A)に示す回路図においては、差動信号線の−側に関する回路の一部を記載しており、また、実際の構成においてスイッチ503からの信号をAVccにプルアップされた抵抗507(R2)は、図4においてAVcc505にプルアップされた抵抗507(R2)であり、また、AVcc2にプルアップされた抵抗R4は、図4においてAVcc2 509にプルアップされた抵抗511(R4)である。その抵抗507(R2)と511(R4)との間は、コンデンサ513(C2)で結合されている。抵抗507及び511の抵抗値は共に50オームである。なお、当回路は、実際の回路とは異なるが、考慮している信号帯域がDC成分の変化であるのでこのように単純化して説明出来る。しかしながら、図16で説明する動作はあくまで基本的な動作概念であり、HDMIソース機器101cの実際の動作とは異なる部分が含まれる。HDMIソース機器101cの動作については図17を参照して後述する。
図16(A)での電流源I2は、図14でのDC成分補正回路601内にある電流源2〜5の代表であり、また、電流源I3は、図14でのDC成分補正回路620内にある電流源I3の代表である。言い換えると、I2は、DC成分補正回路601から差動信号線の−側に出力される駆動電流を、I3は、DC成分補正回路620から差動信号線の−側に出力される駆動電流を示す。
図16(B)は、電流源I2とI3の波形を示す。時間0から時間t1までが状態2、時間t1から時間t2までが状態3の場合を示している。また、マイナスは引き込む電流を意味している。時間0〜t1〜t2において、時間0〜t1では、I2=−2mAであるが、I3に関してはI3=0の場合とI3=−2mAの場合がある。−2mAは、図15で示した第1補正レベルと第2補正レベルの−10%に相当し、図3、図4、図9での電流源1のI1の出力値20mAの10%である。時間t1〜t2では、I2=0、I3=0である。
図16(C)は、時間0からt1でI2=−2mAかつI3=0、時間t1からt2でI2=I3=0の場合の、S1−端とS1−A端の応答波形である。即ち、DC成分補正回路620が駆動せずにDC成分補正回路601が駆動した場合の波形を示している。別の見方をすれば、図16(C)は、信号振幅の大きさは異なるが、図4のようにDC成分を補正せずAC結合する場合のDC成分の波形を示している。つまりこの見方では、図16(C)のS1−Aの波形は図7(4)で示した受信端のDC成分波形P14に相当する。
t=0で状態3から状態2に切り替わったとすると、I2はT=0で0mAから−2mAになるので、T=0でのS1−A端波形(実線)は、AVcc−2mA×(R2とR4の並列値)=3.3V−2mA×25オーム=3.3V−0.05V=3.25Vとなる。そしてS1−A端波形(実線)は、時間とともにAVcc=3.3Vに漸近していく。S1−端波形(点線)は、t=0でAVcc−2mA×(R2とR4の並列値)=3.25Vとなり、時間とともにAVcc2−2mA×50オーム=3.3V−100mV=3.2Vに漸近していく。
図16(C)での時間t1からt2では、t=t1で、I2=−2mAからI2=0mAとなるので、S1−A端波形及びS1−端波形は、時間とともにAVcc及びAVcc2の電圧3.3Vに漸近する。
なお、時間0からt1でI2=0mAかつI3=−2mA、時間t1〜t2でI2=I3=0の場合、波形は図16(C)でのS1−Aの波形をS1−とし、S1−の波形をS1−Aとして入れ替えた波形となる。これはR2とR4が同じ値、I2とI3が同じ値であるためである。
図16(D)は、時間0からt1においてI2=−2mAかつI3=−2mAで、時間t1からt2においてI2=I3=0の場合の、S1−端とS1−A端の応答波形である。この場合、S1−端及びS1−A端の波形は、共に、図16(C)でのS1−Aの波形電圧とS1−の波形電圧とを加えた波形となる。すなわち、同じ電流値で同じ波形を同時に加えるので、結合コンデンサの両端電圧は常に同じ電圧となる。
このように、図16(D)に示すS1−の波形は、図5のTMDS信号駆動部のタイムチャート(5)のS1−端のDC結合時のDC成分(過渡現象が現れない)と、オフセットレベルを除いて同じDC成分の目的の波形となる。
図17は、図14で示した本実施形態におけるHDMIソース機器101cの動作例を示す実施例説明回路図(A)と実施例説明タイムチャート(B)(C)である。
図17(A)は、図14に示した構成のうち、差動信号のシングルエンド信号線の−側に関する回路構成の一部を示す。ここで、図14に無い電流源I0が追加されているが、この電流源I0は、差動信号のシングルエンド信号線に入力されるTDMS信号の電流のDC成分を出力すると仮定した電流源である。つまり、図7(2)のS1−の波形のDC成分P8を等価的に電流源として示している。
図17(B)は、実施例でのDC成分補正回路601及び620の動作を示すタイムチャートである。なお、ここでのタイムチャートは、時間0から時間t1までが状態3、時間t1から時間t2までが状態2の場合を示している。
I0は、差動信号線の−側に入力されるTMDS信号に含まれるDC成分の波形であり、その変化レベルは図7(2)にも示されるように20%である。なお、マイナスは引き込む電流を意味している。ここで、TMDS波形の波高値(PP値)を500mVppとすると、その変化量の20%は100mVppに相当する。また、抵抗507(R2)及び511(R4)の並列値25Ωを駆動する電流値に換算すると、電流源I0の駆動電流のレベルの絶対値は100mVpp/25Ω=4mAとなる。なお、電流源I0は、駆動電流値を−2mA及び2mAのうちどちらかに切り替えて駆動し、その切り替えタイミングは図7からも分かるように例えばH−Syncの変化時である。
I2は、DC成分補正回路601が差動信号線の−側(シングルエンド)に出力する駆動電流の波形を示す。つまり、図15の第1補正レベルが示すように、状態3においてはDC成分レベルに対して補正を加えず、状態2においてはDC成分に対して−10%(50mVpp)の補正を加える。即ちIDC成分補正回路601は、0からt1までは0mAの駆動電流を、t1からt2までは−2mAの駆動電流を差動信号線の−側に供給する。
I0+I2は、図14でのS1−のDC成分を示す電流波形であり、−2mAから0mAまでの合計2mAppの変化量となる。
I3は、DC成分補正回路620が差動信号線の−側(シングルエンド)に出力する駆動電流の波形を示す。つまり、図15の第2補正レベルが示すように、状態3においてはDC成分に対して−10%(50mVpp)の補正を加え、状態2においてはDC成分レベルに対して補正を加えない。即ちIDC成分補正回路620は、0からt1までは−2mAの駆動電流を、t1からt2までは0mAの駆動電流を差動信号線の−側に供給する。
図17(C)のタイムチャートは、時間0からt1で、I0+I2=−2mA、I3=−2mAであり、t1からt2でI0+I2=I3=0の場合の、S1−端とS1−A端の応答波形である。この場合、コンデンサの両端に対して同じ電流値で同じ波形が同時に加えられるので、結合コンデンサの両端電圧は常に同じ電圧となる。
そして、図17(C)のタイムチャートは、図5で示したTMDS信号駆動部のタイムチャート(5)のS1−端のDC結合時のDC成分(AC結合時の過渡現象が現れない場合のDC成分)とオフセットレベルを除いて同じDC成分の目的波形となる。
すなわち、本実施形態のHDMIソース機器101cにおいては、第1補正により得られるDC成分の電流波形(I0+I2)と、この電流波形と同じDC成分の波形を示す第2補正の電流波形(I3)とを、結合コンデンサの前後に加えることにより、AC結合であるにもかかわらず、DC結合時と同じようなDC成分の有する差動信号を外部機器に出力することができる。
言い換えると、HDMIソース機器101cは、もともとTMDS信号に含まれていたDC成分のレベルを、DC成分補正回路601にて半分のレベルに抑圧し、抑圧したDC成分に対し、DC成分補正回路620にて、もともとTMDS信号に含まれていたDC成分のレベルの半分のレベル分伸張する。
この結果、端子S1+AとS1−Aには、図7(4)で見られたDC成分の変動のトランゼントは抑制され、図7の(3)で見られたDC結合時のDC成分の波形が得られる。このように図14の構成では、AC結合にもかかわらず、S1+A及びS1−AのDC成分レベルがDC結合の場合のDC成分レベルと同等である。このため、DC成分の補正を行わない場合(図4、図7(4))や一部補正した場合(図9、図10)に比べると、従来のDC結合仕様で設計されたシンク機器に対しても劣化のない伝送が出来る。
なお図17においては差動信号線の−側について説明したが、HDMIソース機器101cは、+側においても同様の補正を行う。つまり、差動信号線の+側にI0が入力されているとすると、DC成分補正回路601及びDC成分補正回路620は差動信号線の+側にI2、I3を供給する。
また、図17においては、コンデンサの両端に対して同じ電流値で同じ波形を同時に加えるとして説明したが、シンク機器側抵抗R2、ソース機器側抵抗R4、電流値I0、I2、I3は、各々ばらついているので、コンデンサ両端の電流値や波形は必ずしも全く同一にはならない。しかし、コンデンサ両端の電流値や波形の一致の度合いは、HDMIソース機器101cから出力された差動信号に対し、従来のDC結合仕様で設計されたシンク機器がエラーなく差動検出できる程度であれば良い。より具体的には、R4、I1、I2、I3は同一LSI内部のバラツキで相対的に5%位のバラツキがあり、R2は規格で35%のバラツキが許容されているので、コンデンサ両端の電流値としては例えば最大で40%程度の誤差が発生する。なお、誤差の影響を波形で説明すると、図16(D)に示した矩形波成分の波高値100mVppに対して、上記の40%の誤差の影響がある場合は60mVppの矩形波成分となる。つまり、図16(C)に示したトランゼント成分の変化値50mVppに対して、40%の影響がある場合には20mVppの矩形トランゼント成分となるが、これは実用上問題とならない程度である。つまり、想定される最大の誤差がある場合に、DC成分補正回路601及びDC成分補正回路620が、図15や図17(B)に示した駆動電圧の量で補正を行ったとしても、実用上は問題にならないと考えられる。
またHDMIソース機器101cの出力端であるS1+A又はS1−Aの端子のDC成分を自動計測するようにしてバラツキ誤差の大きいシンク側のプルアップ抵抗R1,R2のバラツキによる補正量をDC成分補正回路620の電流源I3(623〜626)の電流値を自動調整するようなしくみを組み込んでもよい。即ちHDMIソース機器101cは、シンク機器と接続された際のS1+A又はS1−Aの端子のDC成分を検出する回路と、検出されたDC成分に応じ、コンデンサ両端の電圧差が小さくなるようにDC成分補正回路620の電流源I3の電流値を制御する回路を有していても良い。あるいは、DC成分補正回路620がDC成分を検出する回路を有していても良い。
以上に本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形、複数実施形態の組み合わせは、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
101…HDMIソース機器、102…HDMI送信部、103…HDMI端子103、104…TMDS送信部、105…マイコン、201…HDMIシンク機器、202…HDMI受信部、203…HDMI端子、204…TMDS受信部、205…マイコン、207…EDID、301…HDMIケーブル、302…端子、303…端子、304…Ch0伝送路、305…Ch1伝送路、306…Ch2伝送路、307…CK伝送路、401〜403…TMDS信号駆動部、404…CK駆動部、405〜407…TMDSエンコーダ/並列直列変換器、408…PLL、501…TMDS信号検知部、502…スイッチ、503…スイッチ、504…電流源、505…AVcc、506…抵抗、507…抵抗、508…アンプ、509…AVcc、510…プルアップ抵抗、511…プルアップ抵抗、512…コンデンサ、513…コンデンサ、601…DC成分補正回路、602…論理回路、603〜606…電流源、607〜610…スイッチ、620…DC成分補正回路、622…論理回路、623〜630…スイッチ、1001…読込部、1002…受信部、1003…記憶部、1004…デコード部、2001…表示処理部、2002…表示部、2003…チューナ、2004…信号処理部
Claims (14)
- 受信装置とデジタル伝送線路を介してAC結合する信号送信装置であって、
エンコードされたビットシリアル入力信号の論理1と論理0の個数が5:5とは異なる比率を含み、当該ビットシリアル入力信号に基づいた差動信号を前記デジタル伝送線路に送出する場合、送出する前記差動信号の低周波成分が一定レベルを保つように送出する送信手段を備える信号送信装置。 - 前記送信手段は、前記差動信号の低周波成分が一定レベルを保つように当該差動信号の信号波形を補正して送出する、請求項1記載の信号送信装置。
- 前記送信手段は、前記補正の補正量に対応する倍率で前記差動信号に含まれる信号の各振幅を増大させ、前記差動信号を送出する、請求項2記載の信号送信装置。
- 前記送信手段は、前記ビットシリアル入力信号の論理1と論理0の個数の比率が変化する場合、当該変化の前後において前記低周波成分が前記一定レベルを保つように前記差動信号を送出する、請求項1乃至3の何れかに記載の信号送信装置。
- 受信装置とデジタル伝送線路を介してAC結合する信号送信装置における信号送信方法であって、
エンコードされたビットシリアル入力信号の論理1と論理0の個数が5:5とは異なる比率を含み、当該ビットシリアル入力信号に基づいた差動信号を前記デジタル伝送線路に送出する場合、送出する前記差動信号の低周波成分が一定レベルを保つように送出する信号送信方法。 - 前記差動信号の低周波成分が一定レベルを保つように信号波形を補正して送出する、請求項5記載の信号送信方法。
- 前記補正の補正量に対応する倍率で前記差動信号に含まれる信号の各振幅を増大させ、前記差動信号を送出する、請求項6記載の信号送信方法。
- 前記送信手段は、前記ビットシリアル入力信号の論理1と論理0の個数の比率が変化する場合、当該変化の前後において前記低周波成分が前記一定レベルを保つように前記差動信号を送出する、請求項5乃至7の何れかに記載の信号送信方法。
- 前記ビットシリアル入力信号は、TMDSエンコードされており、
前記デジタル伝送線路は、HDMI規格に基づいた線路である、
請求項5乃至8の何れかに記載の信号送信方法。 - エンコードされたビットシリアル入力信号に基づいた差動信号を、デジタル伝送線路と接続される内部信号線に出力する供給回路と、
前記内部信号線に設けられたコンデンサと、
前記コンデンサの一端の内部信号線に接続され、前記ビットシリアル入力信号の論理1と論理0の個数が5:5とは異なる比率を含む場合、前記内部信号線に第1の駆動量を供給する第1の補正回路と、
前記コンデンサの他端の内部信号線に接続され、前記ビットシリアル入力信号の論理1と論理0の個数が5:5とは異なる比率を含む場合、前記内部信号線に第2の駆動量を供給する第2の補正回路と
を備える信号送信装置。 - 前記ビットシリアル入力信号の論理1と論理0の個数が6:4の場合の前記第1の駆動量と、前記ビットシリアル入力信号の論理1と論理0の個数が4:6の場合の前記第2の駆動量とが略等しい、請求項10記載の信号送信装置。
- 前記内部信号線に対して出力された前記差動信号の各々のシングルエンド信号に含まれるDC成分量と前記第1の駆動量のDC成分とを合わせた量の時間波形と、前記第2の駆動量のDC成分量の時間波形とが略等しい、請求項10記載の信号送信装置。
- 前記コンデンサの前記他端側の内部信号線における差動信号のシングルエンド信号に含まれるDC成分量を検出する検出回路を更に備え、
前記第2の補正回路は、前記検出回路により検出されたDC成分量に応じて前記第2の駆動量を調整する、請求項10記載の信号送信装置。 - 前記ビットシリアル入力信号は、TMDSエンコードされており、
前記デジタル伝送線路は、HDMI規格に基づいた線路である、
請求項1乃至4、10乃至13の何れかに記載の信号送信装置。
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