JP2013257719A - 議事録作成支援装置及び議事録作成支援システム - Google Patents

議事録作成支援装置及び議事録作成支援システム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、議事録の作成中に、一般の辞書等には掲載されていない専門用語や略語等を自動的に議事録の作成者に通知することにより、議事録作成者が即時に議事録の誤記の有無を確認し、誤記があった場合は議事録の校正ができる議事録作成支援装置及び議事録作成支援システムの提供を課題とする。
【解決手段】議事録の作成を支援する議事録作成支援装置であって、特殊な単語である特殊単語を抽出する特殊単語抽出手段と、前記特殊単語抽出手段により作成中の議事録から抽出された前記特殊単語が、予め単語が登録されている特殊単語辞書の中に含まれているか否かを検索する未登録単語検索手段と、前記未登録単語検索手段による検索の結果、前記特殊単語が特殊単語辞書において未登録である場合、前記特殊単語を通知する未登録単語通知手段とを有する議事録作成支援装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、議事録作成支援装置及び議事録作成支援システムに関する。
会議議事録には、会議終了後できる限り速やかに作成する迅速性と、議事内容や語の正確性とが要求される。一方、議事録の作成には内容の推敲や文章の校正のため、一定の時間や手間がかかるのが実態である。
そこで従来、議事録作成の効率化を図る目的で、会議中に発話した音声を文字情報に変換し、かつ発話者を特定するとともに変換した文字情報と発話者とを対応付けて、議事録を作成するという技術が開示されている(引用文献1)。
また、ワープロソフトのMicrosoft Word(MS Word)(登録商標)にはスペルチェック機能及び文章校正機能が具備されており、入力したスペルが誤っていた場合や助詞の活用が誤っていたり、表記の揺らぎ(例えば、「プリンタ」と「プリンター」)があった場合は、該当する箇所がユーザに通知される。
しかしながら、引用文献1の技術では、議事録作成の効率化を図ることはできるが、音声から変換された文字情報が正しい語であるかは、人による確認作業が必要である。
また、ワープロソフトに具備されている機能では、一般に用いられる語、例えば一般の英語の辞典や国語辞典に記載されている語に関するスペルチェックや文章校正のチェックに限られる。すなわち、例えば、特定の技術分野において用いられる専門用語や略語の誤入力・誤変換についてはチェックすることができない。
そこで、本発明は上記問題に鑑みてなされたものであって、議事録の作成中に、一般の辞書等には掲載されていない専門用語や略語等を自動的に議事録の作成者に通知することにより、議事録作成者が即時に議事録の誤記の有無を確認し、誤記があった場合は議事録の校正ができる議事録作成支援装置及び議事録作成支援システムの提供を課題とする。
そこで上記課題を解決するため、本発明は、議事録の作成を支援する議事録作成支援装置であって、特殊な単語である特殊単語を抽出する特殊単語抽出手段と、前記特殊単語抽出手段により作成中の議事録から抽出された前記特殊単語が、予め単語が登録されている特殊単語辞書の中に含まれているか否かを検索する未登録単語検索手段と、前記未登録単語検索手段による検索の結果、前記特殊単語が特殊単語辞書において未登録である場合、前記特殊単語を通知する未登録単語通知手段とを有する。
本発明によれば、議事録の作成中に、一般の辞書等には掲載されていない専門用語や略語を自動的に議事録の作成者に通知するため、即時に議事録の誤記の有無を確認し、誤記があった場合は議事録の校正をすることができる。
本発明の実施の形態における議事録作成支援システムの構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における議事録作成支援装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における端末装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における議事録作成支援装置の機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における過去議事録記憶部の情報の構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における特殊単語辞書記憶部の情報の構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における特殊単語辞書を作成する動作手順の一例を示すシーケンス図である。 本発明の実施の形態における特殊単語を抽出する処理手順の一例を示すフローチャート図である。 本発明の実施の形態における使用頻度を考慮した単語抽出処理手順の一例を示すフローチャート図である。 本発明の実施の形態における作成中の議事録から未登録単語を検索する動作手順の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における作成中の議事録から発言者毎に抽出した特殊単語の構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における登録する特殊単語を選択するユーザインタフェース画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態の第一の変形例における特殊単語辞書記憶部の情報の構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態の第一の変形例における作成する辞書を選択するユーザインタフェース画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態の第一の変形例における使用する辞書を選択するユーザインタフェース画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態の第一の変形例における発言者情報の使用有無を選択するユーザインタフェース画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態の第一の変形例における作成中の議事録から未登録単語を検索する動作手順の一例を示す図である。 本発明の実施形態の第二の変形例における特殊単語を抽出する処理手順の一例を示すフローチャート図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
[システム構成]
図1は、本発明の実施の形態における議事録作成支援システム1の構成例を示す図である。図1に示す議事録作成支援システム1は、議事録作成支援装置10とn台の端末装置20a、20b、・・・20n(以下、それぞれを区別しない場合「端末装置20」という。)とを有する。議事録作成支援装置10と端末装置20とは、LAN(Local Area Network)又はインターネット等のネットワーク99(有線又は無線の別は問わない)を介して、通信可能に接続されている。
議事録作成支援システム1とは、情報検索処理、情報記憶処理及び情報抽出処理等を実行するシステムである。議事録作成支援システム1は、次のように動作する。
(1)特定の分野における専門用語やある組織内で慣用的に使われている単語、略語といった特殊な単語(以下、「特殊単語」という。)から構成される辞書(以下、「特殊単語辞書」という。)を作成する。
(2)作成中の議事録に含まれる単語が、その特殊単語辞書の中に登録されているか否かを検索する。
(3)検索の結果、登録されていない場合は議事録作成者に単語が未登録であることを通知する。
以上より、作成中の議事録内の誤入力や誤変換と推測される単語を議事録作成支援システム1が自動的に議事録作成者に通知することにより、議事録作成者は正しい単語を確認し、誤記がある場合は単語を校正することができる。
議事録作成支援装置10は、情報検索機能、情報記憶機能及び通信機能等を有する機器である。本実施形態において、議事録作成支援装置10には、端末装置20により過去に作成された議事録及び作成中の議事録が保存されている。また、保存されている過去の議事録に含まれる特殊単語を抽出し、抽出した単語に基づき特殊単語辞書を作成し、記憶する。さらに、作成中の議事録に含まれる特殊単語を抽出し、抽出された特殊単語が特殊単語辞書に登録されているかを検索する。
端末装置20は、議事録等の文書データ作成・編集機能及び文書データ閲覧機能及び通信機能等を有する機器である。本実施形態において、端末装置20には、電子的な文書データを作成するための文書データ作成・編集用プログラム(ワープロソフト)がインストールされている。文書データ作成・編集用プログラムとは、例えばMicrosoft Word(MS Word)である。また、文書データの作成・編集には、表計算ソフト等が用いられてもよい。端末装置20は、議事録等の文書作成や議事録作成支援装置20に保存されている議事録ファイルの閲覧等のために用いられる。端末装置20の一例として、PC(Personal Computer)等が挙げられる。
[ハードウェア構成]
<議事録作成支援装置>
図2は、本発明の実施の形態における議事録作成支援装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。図2において、議事録作成支援装置10は、CPU101、ROM102、RAM103、HDD104、NVRAM105、ネットワークI/F106、表示部107、操作部108、メディアドライブ109、CD−ROMドライブ110、外部装置I/F111、バスライン112等を有する。
ROM102には、例えば議事録作成支援装置用プログラムやプログラムによって利用されるデータ等が記憶されている。RAM103は、プログラムをロードするための記憶領域やロードされたプログラムのワーク領域等として用いられる。CPU101は、RAM103にロードされた情報入力装置用プログラムを処理することにより、各種の機能を実現する。HDD(Hard Disk Drive)104は、CPU101の制御に従って、各種データが記憶されたHD(Hard Disk)104aに対するデータの読み出し又は書き込みを制御する。NVRAM105には、議事録作成支援装置10の各種の設定情報等が記憶される。
ネットワークI/F106は、LAN等のネットワーク99(有線又は無線の別は問わない。)に接続するためのハードウェアである。
表示部107は、ユーザに対して、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字又は画像等の各種情報の表示出力がされる液晶や有機EL等のユーザインタフェース画面である。
操作部108は、ユーザが設定や命令等の入力操作を行うためのハードキー、ボタン、マウス及びタッチパネル等によるソフトキーである。操作内容はCPU101に通知される。
なお、表示部107は、操作部108を一体にしたタッチパネルであってもよい。
メディアドライブ109は、フラッシュメモリ等の記録メディア109aに対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。
CD−ROMドライブ110は、着脱可能な記録媒体の一例としてのCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)110aに対するデータの読み出し又は書き込みを制御する。
外部装置I/F111は、外部の装置と情報を送受信する。
バスライン112は、上記各構成要素を図2に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
なお、プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア109aやCD−ROM110a等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、RAM103にロードされてもよい。
<端末装置>
図3は、本発明の実施の形態における端末装置20のハードウェア構成の一例を示す図である。図3において、端末装置20は、CPU201、ROM202、RAM203、HDD204、NVRAM205、ネットワークI/F206、表示部207、操作部208、メディアドライブ209、CD−ROMドライブ210、外部装置I/F211、バスライン212等を有する。
ROM202には、例えば文書データ作成・編集用プログラムを含む各種の端末装置用プログラムやプログラムによって利用されるデータ等が記憶されている。CPU201は、RAM203にロードされた端末装置用プログラムを処理することにより、各種の機能を実現する。
また、上記以外のHDD204、NVRAM205、ネットワークI/F206、表示部207、操作部208、メディアドライブ209、CD−ROMドライブ210、外部装置I/F211、バスライン212は、図2のHDD104、NVRAM105、ネットワークI/F106、表示部107、操作部108、メディアドライブ109、CD−ROMドライブ110、外部装置I/F111、バスライン112に、それぞれ対応する。そのため説明は省略する。
<ハードウェアの動作概要>
本発明の実施の形態では、以下のようにハードウェアが動作する。
(1)議事録作成支援装置10のHD104aやメモリ内の特定のフォルダには、過去に作成された議事録ファイル(以下、「過去議事録」という。)が記憶されている。議事録ファイルは、例えばMS Word形式で作成され、保存されている。
(2)CPU101は、予め指定された時刻に起動する特殊単語辞書作成プログラムの指示に基づき、HD104aに記憶されている過去議事録に含まれる特殊単語を抽出し、RAM103又はNVRAM105等に一時記憶する。CPU101は、RAM103又はNVRAM105等に記憶されている特殊単語を、多数の特殊単語が集録され配列されている特殊単語辞書としてHD104aの特定のフォルダに記憶する。なお、特殊単語辞書は、通常の辞書と異なり、個々の語の意味・用法又はその示す内容に関する情報を含まなくてもよい。なお、特殊単語は一般の国語辞典・英語辞典等に記載された単語を排除した単語である。
以上、(1)、(2)により特殊単語辞書が作成される。
(3)端末装置20のユーザ(議事録作成者)は、操作部208であるキーボードやマウス等を用いて、議事録を作成するためのワープロソフトとしてMS Wordを起動する。操作部108からCPU101に入力内容が通知されると、CPU101は、予めHD104a又はメモリ等にインストールされているMS Wordを起動する。議事録作成者はキーボード等を操作し、MS Wordを用いて議事録を作成する。
(4)議事録作成者は、作成中の議事録ファイル(以下「作成中議事録」という。)を議事録作成支援装置10に保存する。ここで本実施形態では、作成中議事録の保存先には、議事録作成支援装置10のHD104aやメモリ内の特定のフォルダを指定する。端末装置20から議事録作成支援装置10へのデータの転送はFTP(File Transfer Protocol)等を利用する。
(5)議事録作成支援装置10のHD104aに作成中議事録が保存されることを契機に、CPU101は、作成中議事録に含まれる特殊単語を抽出し、NVRAM105に105に一時記憶する。なお、作成中議事録に含まれる特殊単語が抽出される契機は、議事録ファイルの保存時に限らず、例えば、議事録作成支援プログラムにおいて特殊単語の抽出処理を実行するボタン(ソフトキー)等を作成し、そのボタンの押下を契機としてもよい。続いて、CPU101は、作成中議事録から抽出された特殊単語が、HD104aに記憶されている特殊単語辞書の中に登録されているか検索する。CPU101は検索の結果、作成中議事録から抽出された特殊単語が未登録である場合、未登録である単語(以下、「未登録単語」という。)をRAM103又はNVRAM105等に一時記憶する。
(6)CPU101は、端末装置20に、未登録単語を通知する。本実施の形態において、未登録単語の通知は、MS Wordの編集機能が用いられ、例えば作成中議事録の未登録単語の箇所に下線部を引いたり、文字の色を変更する等により行われる。
以上、(3)〜(6)により、作成中議事録に含まれる特殊単語の特殊単語辞書における登録有無の確認及び未登録単語の議事録作成者への通知が行われる。
[機能構成]
図4は、本発明の実施の形態における議事録作成支援装置10の機能構成の一例を示す図である。各機能はCPU101がプログラムを実行し、ハードウェアと協働することで実現される。
議事録作成支援装置10は、議事録作成支援装置本体10a及びデータ記憶部120等を有する。
データ記憶部120には、作成中議事録記憶部121、過去議事録記憶部122、特殊単語辞書記憶部123及び一般辞書記憶部124等が含まれる。データ記憶部120には、図2のROM102やRAM103、HDD104及びNVRAM105が用いられる。
作成中議事録記憶部121には、端末装置20のユーザである議事録作成者が、例えばMS Wordを用いて作成した議事録ファイルが記憶される。特殊単語辞書において、作成中議事録記憶部121に記憶される議事録ファイル内の特殊単語と同一の単語が登録されているか否かが検索される。
過去議事録記憶部122に記憶される情報の構成の一例を図5に示す。過去議事録記憶部122には、議事録ファイルの名称を示す「議事録ファイル名」、過去議事録のデータ記憶部122内の保存先を示す「ファイル格納先アドレス」、議事録が作成された日時を示す「議事録作成日時」、議事録に対応する会議の名称又は種別を示す「会議名」、議事録に記載されている会議の出席者を示す「出席者名」及び過去議事録記憶部122に記憶されている議事録ファイルにアクセスし閲覧したユーザの履歴を示す「議事録閲覧者名」等が含まれる。なお、「出席者名」及び「閲覧者名」は、氏名であっても、個人を識別するIDであってもよい。
特殊単語辞書記憶部123に記憶される情報の構成の一例を図6に示す。本実施形態では、過去議事録記憶部122に記憶されている「出席者名」毎に、出席者が出席した会議に対応する過去議事録に含まれる特殊単語が「登録単語」欄に記載されている。
一般辞書記憶部124には、一般的に用いられる国語辞典・英語の辞典等の電子データが内蔵されている電子辞書(以下、「一般辞書」という。)が記憶されている。一般辞書は例えば市販されている電子辞書であってもよい。但し、一般辞書には語の意味、用法又は内容が掲載されていなくてもよい。
議事録作成支援装置本体10aは、特殊単語辞書作成・管理手段11、特殊単語抽出手段12、未登録単語検索手段13及び未登録単語通知・登録確認手段14等を有する。
特殊単語辞書作成・管理手段11は、予め時間指定により定期起動する特殊単語辞書作成プログラムからの特殊単語辞書作成指示に基づき、過去議事録に含まれる特殊単語に基づき、特殊単語辞書を作成する。具体的には、特殊単語辞書作成指示を受け付けると、特殊単語抽出手段12に、過去議事録に含まれる特殊単語の抽出を要求する。そして、その要求に対する応答には、特殊単語と会議出席者を識別する識別情報(例えば、会議出席者名)が含まれている。これらの特殊単語と会議出席者名に基づき特殊単語辞書を作成する。また、特殊単語辞書作成・管理手段11は、未登録単語検索手段13からの未登録単語検出要求を受け付けると、作成中議事録に含まれる特殊単語が特殊単語辞書に登録されているか否かを検索する。
特殊単語抽出手段12は、作成中議事録又は過去議事録に含まれる特殊単語を一定の基準に基づき抽出する。特殊単語辞書作成・管理手段11からの特殊単語辞書を作成するための特殊単語抽出要求に基づき、過去議事録記憶部122に記憶される過去議事録から特殊単語を抽出する。また、作成中議事録の保存処理を契機に、作成中議事録記憶部121に記憶される作成中議事録から特殊単語を抽出する。作成中議事録から抽出した特殊単語を未登録単語検索手段13に通知する。
未登録単語検索手段13は、作成中議事録に含まれる特殊単語が、特殊単語辞書に登録されているか否かを検索する。特殊単語抽出手段12からの未登録単語検索要求を受け付けると、特殊単語辞書作成・管理手段11に、未登録単語検索要求を通知する。続いて、未登録単語検索手段13は、特殊単語辞書作成・管理手段11からの未登録単語リストが指定された検索結果を受け付けると、議事録作成者に検索結果を通知するための未登録単語通知要求を、未登録単語通知・登録確認手段14に通知する。
未登録単語通知・登録確認手段14は、未登録単語検索手段13からの未登録単語通知要求を受け付けると、当該要求に含まれる未登録単語リストに基づき、作成中議事録内の特殊単語を編集し、例えば該当する特殊単語に下線部を引いたりする。また、未登録単語を特殊単語辞書に新たに登録するか否かを議事録作成者に問い合わせるためのユーザインタフェース画面を生成する。
議事録作成支援システム1は、上述したように、次の処理を行う。
(A)特殊単語辞書の作成。(B)作成中議事録内の未登録単語の検索。検索結果の議事録作成者への通知。以下において、(A)・(B)それぞれの動作手順について説明する。
〔(A)特殊単語辞書の作成〕
[動作手順]
図7は、本発明の実施の形態における特殊単語辞書を作成する動作手順の一例を示すシーケンス図である。本実施形態では、図6に示されるような会議の出席者名毎の特殊単語辞書を作成する。
特殊単語辞書の作成は、予め指定された時刻(例えば、午前0時)に起動する特殊単語辞書作成プログラムによる指示に基づき実行される。ここで、このプログラムの起動時刻を例えばCPU101等の処理負荷が小さい夜間に設定することで、大量の議事録ファイルから辞書作成をするのに要する十分な時間を確保し、また他の処理への影響を軽減することができる。Windows OS(登録商標)に備わっているタスクスケジューラやLinux OS(登録商標)におけるcrontabコマンドによりプログラムの時刻指定をする。
S101:特殊単語辞書作成・管理手段11は、指定時刻に起動された特殊単語辞書作成プログラムによる指示に基づき、過去議事録に含まれる特殊単語を抽出するため特殊単語抽出要求を特殊単語抽出手段12に通知する。
S102:特殊単語抽出手段12が、特殊単語抽出要求を受け付けると、過去議事録記憶部122に記憶されている出席者名(ユーザ名)と、この出席者名に対応する過去議事録に含まれる特殊単語とを抽出する。すなわち、あるユーザが複数の会議に出席した場合は、複数の会議の議事録が特殊単語の抽出対象として指定される。また、本実施の形態において、一定頻度以上使用されている特殊単語のみを抽出する。頻度は、議事録中に記載されている特殊単語の数である。特殊単語の抽出において使用頻度を考慮することにより、議事録に誤って記載されてしまった単語の抽出を除外することが可能となる。なお、特殊単語の抽出の詳細な処理手順は、図8及び図9を用いて後述する。
S103:特殊単語抽出手段12は、過去議事録記憶部122からユーザ名とそのユーザ名に対応付けられた特殊単語を、ユーザ名毎に取得する。
S104:特殊単語抽出手段12は、ユーザ名毎に対応付けられた特殊単語が含まれた特殊単語抽出要求の応答を、特殊単語辞書作成・管理手段11に通知する。
S105:特殊単語辞書作成・管理手段11は、ユーザ名毎に対応付けられた特殊単語を取得すると、ユーザ毎の特殊単語辞書を作成する。ここで、複数のユーザの情報を取得した場合、まずユーザAの辞書を作成する。特殊単語辞書作成・管理手段11は、特殊単語辞書の「出席者名」欄をユーザA、「登録単語」欄を取得した特殊単語を設定し、特殊単語辞書記憶部123に記憶する。
S106:ユーザAの特殊単語辞書の作成が完了する。
S107:ステップS105と同様な処理がユーザBに実行される。
S108:ユーザBの特殊単語辞書の作成が完了する。
以降、ステップS104において取得したユーザ数分、辞書作成処理(ステップS105・106)が実行される。
[単語抽出処理手順]
図8は、本発明の実施の形態における特殊単語抽出手段12が過去議事録に含まれる特殊単語を抽出する処理手順の一例を示すフローチャート図である。
まず特殊単語抽出手段12は、過去議事録記憶部122に記憶されている議事録作成日時が、前回実行された特殊単語抽出処理の日時より新しいか否かを判定する(S11)。前回実行された単語抽出日時より新しい作成日時の過去議事録が存在しない場合(S11においてNO)、議事録から単語を抽出せず処理を終了する(S23)。一方、前回実行された単語抽出日時より新しい作成日時の過去議事録が存在する場合(S11においてYES)、特殊単語の抽出対象とする範囲を、前回の単語抽出日時以降の作成日時の過去議事録を指定する(S12)。なお、ステップS11において前回抽出日時が存在しない場合、すなわち初めて特殊単語辞書を作成する場合は、ステップS12において過去議事録記憶部122に記憶されている全ての議事録が抽出対象として指定される。続いて、最初に単語抽出を行う議事録として、作成日時が最も古い議事録を設定する(S13)。なお、最初に単語抽出を行う議事録の選択方法は、作成日時の昇順だけでなく、例えば作成日時の降順等、複数の議事録ファイルにおいて同一ファイルが複数回選択されない方法であればよい。続いて、単語抽出対象と設定された過去議事録の中から全ての単語を抽出する(S14)。全ての単語には、特殊単語及び一般的に用いられる単語が含まれる。単語の抽出処理は、過去議事録に含まれるテキストデータの中から例えばperl等の正規表現によるパターンマッチング処理を用いて実行される。続いて、ステップS14において抽出された単語が特殊単語であるか否かが判定される(S15)。抽出された単語が特殊単語である否かは、抽出された単語が、一般辞書記憶部124に記憶されている一般辞書に含まれるか否かにより判定する。すなわち、抽出された単語が一般辞書に含まれない場合、その単語を特殊単語とする。抽出された単語が特殊単語である場合(S15においてYES)、特殊単語から構成される抽出候補リストが作成される(S16)。続いて、抽出候補リストに載っている特殊単語が一定頻度以上使用されているか否かが判定される(S17)。ステップS17における詳細な処理手順は、図9を用いて後述する。ここで、一定頻度以上使用されている場合(S17においてYES)、議事録から抽出する特殊単語を、RAM103又はNVRAM105等の一時記憶領域に記憶する(S18)。一方、一定頻度以上使用されていない場合(S17においてNO)、又はステップS15において単語が特殊単語ではないと判定された場合(S15においてNO)、単語を抽出しない(S19)。続いて、ステップS18又はS19の処理終了後、過去議事録記憶部122の中に、前回抽出日時より新しい作成日時の議事録のうち、次に作成日時が古い議事録が存在するか否かが判定される(S20)。次に古い議事録が存在する場合(S20においてYES)、単語を抽出する対象の議事録として、作成日時が次に古い議事録を設定する(S21)。続いて、ステップS14以降の処理が繰り返される(S14〜S20)。ステップS20において、過去議事録記憶部122の中に、次に作成日時の古い議事録が存在しないと判定された場合(S20においてNO)、既に一時記憶領域に記憶されていた特殊単語を抽出する(S22)。
[使用頻度を考慮した単語抽出処理手順]
図9は、本発明の実施の形態における使用頻度を考慮した単語抽出処理手順の一例を示すフローチャート図である。ここで使用頻度とは、議事録内に記載されている単語の数である。例えば、議事録に「HTTP」という単語が2個記載されている場合、使用頻度は「2」となる。図9は、図8のステップS17の処理手順を詳細に説明したものである。
図9の初期状態は、議事録に含まれる特殊単語が、抽出候補リストに記憶されている状態である(S31)。以降、具体例を挙げて説明する。ここで、例えば、議事録には「HTTP、WWW、HTTP」の順に特殊単語が3個記載されている場合、すなわちこれらの単語が抽出候補リストに記憶されている場合の処理手順を説明する。
まず、抽出するか否かの検討対象とする抽出検討対象の単語を指定する。最初の抽出検討対象の単語は、抽出候補リストに含まれる単語を単語名の昇順に並べ替えた場合(「HTTP、HTTP、WWW」)の最初の単語(一つ目の「HTTP」)が指定される(S32)。なお、抽出候補リスト上の単語から抽出検討対象とする単語の指定方法は、単語名の昇順に限らず、例えば単語名の降順等、抽出対象リスト上の単語において一度抽出対象として指定された単語が複数回指定されない方法であればよい。続いて、例えばRAM103のような一時記憶領域に、昇順の最初の単語(一つ目の「HTTP」)と、その単語の使用頻度「1」とが記憶される(S33)。続いて、抽出候補リストに含まれる単語を単語名の昇順に並べ替えた場合(「HTTP、HTTP、WWW」)、次の単語が存在するか否かが判定される(S34)。この場合、抽出候補リストに次の単語(2つ目の「HTTP」)が存在する(S34においてYES)ため、次の抽出候補の単語は、単語を単語名の昇順に並べ替えた場合の次の単語(2つ目の「HTTP」)が指定される(S35)。続いて、一時記憶領域に、同一の単語が記憶されているか否かが判定される(S36)。今回の例では、ステップS33において記憶された一つ目の「HTTP」と、ステップS35において指定された2つ目の「HTTP」は同一の単語である(S36においてYES)。この場合、一時記憶領域に記憶されている「HTTP」の使用頻度は「1」加算され、使用頻度は「2」として記憶される(S37)。
続いて、ステップS34の処理が再度実行される。抽出候補リストの昇順(「HTTP、HTTP、WWW」)において、2つ目の「HTTP」の次の単語(「WWW」)が存在する(S34においてYES)ため、ステップS35の処理が上記同様に実行される。ここで、ステップS36において、一時記憶領域には「WWW」と同一の単語が記憶されていない(S36においてNO)ため、一時記憶領域に対象の単語(「WWW」)とその単語の使用頻度「1」とが記憶される(S38)。
続いて、ステップS34の処理が再度実行される。抽出候補リストの昇順(「HTTP、HTTP、WWW」)において、「WWW」の次の単語が存在しない(S34においてNO)。ここで、例えば、議事録から特殊単語を抽出する使用頻度の基準を2以上とする。すると一時記憶領域に記憶されている単語は、「HTTP」が使用頻度「2」、「WWW」が使用頻度「1」であるので、使用頻度が「2」以上である特殊単語「HTTP」が抽出される(S39)。
上述したように、特殊単語の抽出時において使用頻度の基準を設定することによって、誤って議事録に記載された誤記を含む単語を特殊単語辞書に登録する可能性を低下することができる。
〔(B)作成中議事録内の未登録単語検索〕
[動作手順]
図10は、本発明の実施の形態における作成中の議事録から未登録単語を検索する動作手順の一例を示す図である。端末装置20のユーザである議事録作成者が、作成中の議事録に含まれる特殊単語に誤り等がないかを確認するため、特殊単語辞書の検索を実行する場面を一例として説明する。また、本実施の形態では、会議における発言者のコメント毎に単語を抽出し、発言者毎の特殊単語辞書に抽出された単語が登録されているか否かを検索する。
S111:端末装置20のユーザ(議事録作成者)が、端末装置20の操作部208であるキーボードやマウスを操作し、作成中議事録を保存する。保存先には、議事録作成支援装置10の作成中議事録記憶部121の作成中議事録保存用フォルダのアドレスを指定する。作成中議事録の保存処理を契機に、議事録作成支援装置10において、作成中議事録内の単語が、特殊単語辞書において登録されているか否かを検索する未登録単語検索処理が実行される。
S112:議事録作成支援装置10の特殊単語抽出手段12は、作成中議事録記憶部121において作成中議事録の保存処理が実行されると、保存された議事録内の特殊単語抽出処理を実行する。作成中議事録からの特殊単語抽出処理は、過去議事録から特殊単語を抽出する処理である図8のステップS14〜S16と同様の処理となる。具体的には、まず特殊単語の抽出対象である作成中議事録の中から全ての単語を抽出する。次に、抽出された単語が特殊単語であるか否かを判定する。特殊単語であるか否かは、抽出された単語が一般辞書記憶部124に記憶されている一般辞書に含まれるか否かにより判定する。抽出された単語が一般辞書に含まれない単語、すなわち特殊単語である場合は、その単語を特殊単語リストとして一時記憶領域であるRAM203等に記憶する。一方、抽出された単語が一般辞書に含まれる場合、すなわち一般的に用いられる単語である場合は、その単語について特殊単語の抽出処理は実行されない。
また、本実施の形態では、特殊単語抽出処理において作成中議事録に記載されている発言者とその発言者による発言内容に含まれる単語を対応付ける。図11は、作成中議事録に記載されているユーザA・B・Cと各ユーザにより発言された特殊単語とが対応付けられた特殊単語リストの一例を示す図である。
S113:特殊単語抽出手段12は、作成中議事録からの特殊単語抽出処理が終了すると、未登録単語検索手段13に、未登録単語検索要求を通知する。未登録単語検索要求には、特殊単語リストが記憶されている一時記憶領域のメモリアドレスが指定されている。
S114:未登録単語検索手段13が、未登録単語検索要求を受け付けると、特殊単語辞書作成・管理手段11に、未登録単語検索処理の実行を要求する。
S115:特殊単語辞書作成・管理手段11は、未登録単語検索手段13からの検索処理の実行要求を受け付けると、未登録単語検索要求に指定されているメモリアドレスを参照し、発言者毎の特殊単語を取得する。ここで、例えば図11に示されるように、作成中議事録には、発言者はユーザA・B・Cであり、各ユーザが発言した特殊単語が、「ユーザA:SIP、Java、SMTP」、「ユーザB:HTTP」、「ユーザC:IMAP、POP」である。この場合、特殊単語辞書作成・管理手段11は、特殊単語辞書記憶部123に記憶されているユーザAに対応付けられた特殊単語辞書に、「SIP、Java、SMTP」の単語が登録されているか検索する。例えば、ユーザAの特殊単語辞書には「SIP、Java」は登録されていたが、「SMTP」は未登録であったとすると、「SMTP」が未登録単語リストに記憶される。未登録単語リストは、RAM203等の一時記憶領域に記憶される。ユーザB・CについてもユーザAと同様に、ユーザB・Cそれぞれの特殊単語が、ユーザB・Cそれぞれの特殊単語辞書に登録されているか検索される。本事例において、未登録単語リストには「SMTP、IMAP、POP」が記憶された。なお、特殊単語辞書における作成中議事録の特殊単語の登録有無の検索方法として、例えば、公知のSQL(Structured Query Language)構文を用いる文字列検索を用いる。なお、検索方法は、一般に用いられている一致検出方法であればよい。
S116:特殊単語辞書作成・管理手段は、未登録単語検索処理が終了すると、未登録単語リストが記憶されているメモリアドレスが指定された未登録単語検索要求応答を、未登録単語検索手段13に通知する。
S117:未登録単語検索手段13が未登録単語検索要求応答を受け付けると、未登録単語通知・登録確認手段14に、議事録作成者に未登録単語を通知するための未登録単語通知要求を通知する。未登録単語通知要求には、未登録単語リストが記憶されているメモリアドレスが指定されている。
S118:未登録単語通知・登録確認手段14が、未登録単語通知要求を受け付けると、未登録単語リスト上の特殊単語に基づき、作成中議事録のファイル編集を行い、未登録であった特殊単語の文字列に下線を引く。なお、未登録単語の通知には、例えば、色を付けたり、マーカーを引いたりする等、議事録作成者が視認し易い方法が用いられればよい。また、未登録単語通知・登録確認手段14は、未登録である特殊単語の中から特殊単語辞書に登録するためのユーザインタフェース画面を生成する。図12は、未登録である特殊単語の中から特殊単語辞書に登録する単語を選択するための画面の一例を示す図である。ここで、本事例では、未登録単語は「SMTP、IMAP、POP」であり、図12に示すように、これらの単語と、登録対象を選択するためのチェックボックスと、登録を実行するための登録ボタンであるソフトキーとが表示される画面が生成される。
S119:端末装置20の表示部207には、未登録単語に下線が引かれた作成中議事録及び図12に示される未登録単語の登録選択画面が表示される。
S120:議事録作成者は、未登録単語の登録選択画面により特殊単語辞書に登録する単語を選択すると、端末装置20から議事録作成支援装置20に、未登録単語の登録要求が送信される。
S121:特殊単語辞書作成・管理手段11が、未登録単語の登録要求を受け付けると、特殊単語辞書記憶部123に記憶されている発言者及び議事録作成者の特殊単語辞書に選択された単語が追加される。
上述した処理により、議事録作成支援システム1は、議事録の作成中において、一般の辞書等には掲載されていない専門用語や略語を自動的に議事録の作成者に通知するため、即時に議事録の誤記の有無を確認し、誤記があった場合は議事録の校正をすることができる。したがって、議事録作成者は、議事録作成支援システム1を利用することにより、これまで語が正しいか否かを確認するのに手間がかかった専門用語・略語等の正確性を自動的に確認することができ、議事録作成の効率化を図ることができる。
〔第一の変形例〕
本発明の実施形態の第一の変形例では、数種類の特殊単語辞書を作成し、未登録単語の検索時にこれらの特殊単語辞書を使用することができる。
[作成される特殊単語辞書の種類と構成]
図13は、本発明の実施形態の変形例における特殊単語辞書記憶部の情報の構成の一例を示す図である。なお、特殊単語辞書を作成するための特殊単語抽出対象である過去議事録は、図5に示される情報の構成である。
図13(a)は、図5の全ての議事録ファイルに含まれる特殊単語を抽出した場合の特殊単語辞書の構成例である。
図13(b)は、図5の議事録閲覧者名毎に、閲覧した議事録ファイルに含まれる特殊単語を抽出した場合の特殊単語辞書の構成例である。
図13(c)は、図5の会議名毎に、各会議名に対応する議事録ファイルに含まれる特殊単語辞書を抽出した場合の特殊単語辞書の構成例である。異なる種別の会議、例えば営業等に関する会議と技術・開発等に関する会議とでは、同一の単語が異なる意味・用法・内容である場合がある。会議毎に特殊単語辞書を作成することにより、単語の使われ方が考慮され、議事録作成者の意図に適合した検索をすることが可能となる。
図13(d)は、図5の議事録の作成日時に基づき対象期間を指定し、対象期間内の議事録に含まれる特殊単語辞書を抽出した場合の特殊単語辞書の構成例である。対象期間を指定することにより、例えば流行の用語にフォーカスしたり、現在使用されていない単語を排除することができる。
以上のように、議事録作成者は、それぞれの用途に応じて作成された特殊単語辞書を使用することができる。また本発明の実施形態の変形例においては、図6に示される出席者毎の特殊単語辞書及び図13(a)〜(d)の特殊単語辞書がそれぞれ作成され、全ての辞書が特殊単語辞書記憶部123に記憶される。但し、HD104aやメモリの記憶容量が小さい場合等は、特定の特殊単語辞書のみを作成し、記憶するようにしてもよい。
[作成辞書選択UI]
図14は、本発明の実施形態の第一の変形例における作成する特殊単語辞書の種類を選択するユーザインタフェース(UI)画面の一例を示す図である。特殊単語辞書記憶部123には、複数の種類の辞書が記憶されているが、特殊単語辞書を作成するための処理時間を短縮したい場合等に特定の特殊単語辞書のみを作成することができる。図14の画面は、議事録作成支援装置10又は端末装置20のいずれの表示部に表示されてもよい。また、主として議事録作成支援システム1の管理者により操作される。図14の作成したい辞書に対応するチェックボックスを選択しOKボタンを押下することにより、選択した辞書が作成される。
[使用辞書選択UI]
図15は、本発明の実施形態の第一の変形例において作成中の議事録に含まれる未登録単語を検索するときに使用される特殊単語辞書を選択するユーザインタフェース画面の一例を示す図である。図15に示されるように、使用する辞書とその辞書に対応するチェックボックスが表示される。図15に示される「最近よく使われる専門用語・略語の辞書」とは例えば、現時点から遡って1年間のように予め設定する。なお、設定される期間は、任意の期間を設定することができる。議事録作成者がチェックボックスを選択すると、選択したチェックボックスに対応する辞書が、未登録単語の検索において使用される辞書となる。
[発言者情報の使用有無選択UI]
図16は、議事録作成者が作成中の議事録の特殊単語が未登録単語であるか否かを検索するときに、議事録に記載されている発言者毎の特殊単語に基づき特殊単語辞書を検索するか否かを選択するユーザインタフェース画面の一例を示す図である。発言者毎に特殊単語が、特殊単語辞書に登録されているか検索したい場合は、図16の「YES」ボタンを押下する。
[未登録単語検索の動作概要]
図17は、本発明の実施形態の第一の変形例における作成中の議事録から未登録単語を検索する動作手順の一例を示す図である。図10と同様に、端末装置20のユーザである議事録作成者が、作成中の議事録に含まれる特殊単語に誤り等がないかを確認するため、特殊単語辞書の検索を実行する場面を一例として説明する。図17において、図10と同じ処理については図10のステップと同一ステップを付与しており、説明は省略する。
S109:議事録作成者は、端末装置20において、作成中の議事録に含まれる特殊単語の登録有無を確認するために用いる特殊単語辞書を選択する。特殊単語辞書は、図15に示される画面により選択される。選択した辞書の情報は端末装置20のRAM203等のメモリに一時記憶される。
S110:議事録作成者は、端末装置20において、作成中の議事録に記載されている発言者毎に特殊単語を抽出し、発言者情報に基づき特殊単語辞書の検索を実行するか選択する。発言者情報の使用有無は、図16に示される画面により選択される。選択した結果は端末装置20のRAM203等のメモリに一時記憶される。
S111〜S112:図10と同じ処理である。
S113a:議事録作成支援装置10の特殊単語抽出手段12は、ステップS109において選択された使用辞書の情報及び作成中の議事録に含まれる特殊単語が記憶されているメモリアドレスを、未登録単語検索手段13に通知する。なお、ステップS110において発言者情報を使用すると選択した場合は、発言者と対応付けられた特殊単語が、未登録単語検索手段13に通知される。
S114a:未登録単語検索手段13は、特殊単語辞書作成・管理手段11に、使用辞書及び特殊単語が指定されている未登録単語検索要求を通知する。
S115a:特殊単語辞書作成・管理手段11は、未登録単語検索手段13からの検索処理の実行要求を受け付けると、選択された使用辞書の中に、作成中議事録に含まれる特殊単語が登録されているか否かを検索する
S116〜S121:図10と同じ処理である。
上述したように、本発明の実施形態の第一の変形例では、複数の種類の辞書を作成し、作成した複数の辞書の中から特殊単語辞書の登録有無を確認するための辞書を選択することができる。これにより、議事録作成者の目的や用途に合った未登録単語の検索方法を柔軟に選択することができる。
〔第二の変形例〕
本発明の実施形態の第二の変形例では、特殊単語辞書の作成にあたり過去議事録から特殊単語を抽出する場合、議事録に含まれる特殊単語の使用頻度を考慮せず特殊単語を抽出する抽出処理である。
図18は、本発明の実施形態の第二の変形例における特殊単語を抽出する処理手順の一例を示すフローチャート図である。図18では、図8のステップS16〜S17の処理を実行しない。その他ステップは図8と同様であり、説明は省略する。
特殊単語の抽出にあたり、過去議事録に含まれる特殊単語の使用頻度を考慮しないため、議事録作成支援装置10の特殊単語抽出処理の負荷を軽減することができる。
〔その他の変形例〕
本発明の実施の形態において、特殊辞書を作成する際に、過去の議事録に含まれる単語のうち一般辞書に登録されていない単語を特殊単語として抽出した。しかし、特殊辞書の作成において、議事録内に記載されている一般辞書に登録されている単語を含む全ての単語に基づき、特殊辞書を作成してもよい。この場合、作成中の議事録に含まれる単語の抽出においても、特殊単語だけでなく、一般辞書に登録されている単語を合わせて抽出することにより、特殊単語の確認のみならず、一般的な用語等の確認をすることができる。
本発明の実施の形態において、議事録作成支援システム1は、一例としてMS Word形式の文書ファイルへの適用を挙げたが、例えば、画像ファイルに適用してもよい。画像ファイルとは、例えば、Bitmap、JPEG(Joint Photographic Experts Group)、JPEG2000等である。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
1 議事録作成支援システム
10 議事録作成支援装置
11 特殊単語辞書作成・管理手段
12 特殊単語抽出手段
13 未登録単語検索手段
14 未登録単語通知・登録確認手段
20 端末装置
121 作成中議事録記憶部
122 過去議事録記憶部
123 特殊単語辞書記憶部
124 一般辞書記憶部
特開2009−069172号公報

Claims (10)

  1. 議事録の作成を支援する議事録作成支援装置であって、
    特殊な単語である特殊単語を抽出する特殊単語抽出手段と、
    前記特殊単語抽出手段により作成中の議事録から抽出された前記特殊単語が、予め単語が登録されている特殊単語辞書の中に含まれているか否かを検索する未登録単語検索手段と、
    前記未登録単語検索手段による検索の結果、前記特殊単語が特殊単語辞書において未登録である場合、前記特殊単語を通知する未登録単語通知手段とを有する議事録作成支援装置。
  2. 前記特殊単語抽出手段により抽出された過去に作成された議事録に含まれる前記特殊単語に基づき前記特殊単語辞書を作成する特殊単語辞書作成手段を有する請求項1の議事録作成支援装置。
  3. 前記特殊単語抽出手段は、特殊単語の抽出対象である議事録において一定数以上記載されている特殊単語を抽出する請求項2記載の議事録作成支援装置。
  4. 前記特殊単語抽出手段は、議事録に対応する会議の出席者を識別する識別情報と、該出席者が出席した会議の議事録に含まれる特殊単語とを抽出し、
    前記特殊単語辞書作成手段は、前記特殊単語抽出手段により抽出された前記出席者の識別情報毎に特殊単語辞書を作成する請求項2又は3記載の議事録作成支援装置。
  5. 前記特殊単語抽出手段は、議事録の閲覧者を識別する識別情報と、該閲覧者が閲覧した議事録に含まれる特殊単語とを抽出し、
    前記特殊単語辞書作成手段は、前記特殊単語抽出手段により抽出された前記閲覧者の識別情報毎に特殊単語辞書を作成する請求項2又は3記載の議事録作成支援装置。
  6. 前記特殊単語抽出手段は、作成中の議事録に記載されている発言者の識別情報と、該作成中の議事録に含まれる該発言者により発言された特殊単語とを抽出し、
    前記未登録単語検索手段は、前記特殊単語抽出手段により抽出された特殊単語が、前記発言者の識別情報に対応した特殊単語辞書の中に含まれているかを検索する請求項4又は5記載の議事録作成支援装置。
  7. 前記未登録単語検索手段は、前記特殊単語抽出手段により抽出された作成中の議事録に含まれる特殊単語が、議事録に対応する会議の全ての出席者の識別情報に対応した特殊単語辞書の中に含まれているかを検索する請求項4又は5記載の議事録作成支援装置。
  8. 前記特殊単語抽出手段は、議事録に対応する会議の会議名と、該会議名と対応付けられた議事録に含まれる特殊単語とを抽出し、
    前記特殊単語辞書作成手段は、前記特殊単語抽出手段により抽出された前記会議名と前記特殊単語とが対応付けられた前記会議名毎の特殊単語辞書を作成する請求項2又は3記載の議事録作成支援装置。
  9. 前記特殊単語抽出手段は、一定の期間内に作成された議事録に含まれる特殊単語を抽出する請求項3記載の議事録作成支援装置。
  10. 前記未登録単語通知手段は、未登録単語の通知とともに、該未登録単語を前記特殊単語辞書に登録するか否かを議事録作成者に問い合わせる請求項1乃至9のいずれか一項の議事録作成支援装置。
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