JP2013255973A - 対象物指示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロボットの視界と光学的ポインタの指示点の間に障害物がある場合においても、ロボットを自律的に指示点付近まで移動できる対象物指示装置を提供する。
【解決手段】本開示の対象物指示装置は、対象物を直接指示する直接光照射部105と、光軸の向きを変更可能であって、対象物を間接的に指示する補助光照射部104と、補助光照射部104が対象物の直上天井を指示するように補助光照射部104を制御する制御部112と、を備える、ことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本開示は、家庭用サービスに用いられるロボットに対する対象物指示装置に関する。
特許文献1は、光学的ポインタで搬送対象物及びロボットに実行させる作業(仕事)の種類も指定できるロボット制御システムを開示する。このロボット制御システムは、光学的ポインタによる指示点の移動軌跡の形状を検出し、検出した移動軌跡の形状に基づき、予め定められている複数種類の制御の中のいずれの制御の実行を光学的ポインタの操作者が指示しているかを判別し、操作者が指示していると判別した制御を実行するシステムを備える。これにより、搬送対象物の位置及び、ロボットに実行させる作業(仕事)の種類も提示可能となる。
特開2010−179435号公報
本開示は、ロボットの視界と光学的ポインタの指示点の間に障害物がある場合においても、補助光を指示点の直上天井に照射することによって、ロボットを自律的に補助光から鉛直真下方向の、指示点付近まで移動できる対象物指示装置を提供することを目的とする。
本開示にかかる対象物指示装置は、対象物を直接指示する第一の光学的指示手段と、光軸の向きを変更可能であって、対象物を間接的に指示する第二の光学的指示手段と、第二の光学的指示手段が対象物の直上天井を指示するように第二の光学的指示手段を制御する制御手段と、を備える、ことを特徴とする。
本開示にかかる対象物指示装置は、ロボットの視界と対象物指示装置の指示点の間に障害物がある場合、従来方法ではロボットを指示点、もしくは指示点付近まで自律的に移動させることが困難であったところ、上記のような場合においても、ロボットが高確率で認識可能な天井面に補助光を照射することで、天井面という平面の中で補助光による指示点の位置を示すことが可能となり、ロボットを自律的に補助光による指示点から垂直真下方向の、直接光による指示点付近まで移動させることが可能となる。
実施の形態の説明図 実施の形態にかかる光学的ポインタの外観図 実施の形態にかかる光学的ポインタを前面図 自走式ロボットハンドの外観図 自走式ロボットハンドに搭載されたステレオカメラの外観図 自走式ロボットハンドに搭載された全方位カメラの外観図 自走式ロボットハンドの背面図 実施の形態にかかる光学的ポインタのブロック図 自走式ロボットハンドのブロック図 直接光及び補助光の軌跡を示す図 補助光の光軸方向の決定にかかるフローチャート 補助光常時照射モードにおける自走式ロボットハンドの動作にかかる第一のフローチャート 補助光常時照射モードにおける自走式ロボットハンドの動作にかかる第二のフローチャート 補助光必要時照射モードにおける光学的ポインタと自走式ロボットハンドのシステム構成図 補助光必要時照射モードにおける光学的ポインタの動作にかかるフローチャート 補助光必要時照射モードにおける自走式ロボットハンドの動作にかかるフローチャート
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、出願人は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(実施の形態1)
以下、図1〜13を用いて、実施の形態1を説明する。
[1−1.構成]
[1−1−1.具体的な使用における一場面]
本開示における対象物指示装置の具体的な使用における一場面を、図面を用いて説明する。
図1は、実施の形態の説明図である。
近年、高齢化社会などの背景を受け、家庭環境において、自由に移動することが困難なユーザを対象に、ユーザが指示した対象物301に対し、指定された動作を行う自走式ロボットハンド200がいくつか報告されている。それらの自走式ロボットハンド200に対し、ユーザが対象物301の指示を行う場合いくつかの方法があるが、本開示では光学的ポインタ100を用いた対象物301の指示に関し、説明する。
まず、ユーザが意図する対象物301に対し、ユーザがもつ光学的ポインタ100で直接光150(レーザ光)を照射する。自走式ロボットハンド200はユーザが照射した直接光150を、自走式ロボットハンド200が有するカメラなどのセンサ部を通してセンシングし、対象物301を認識する。しかし、ユーザが指示した対象物301と自走式ロボットハンド200の間に、自走式ロボットハンド200のセンサ部によるセンシングを遮る障害物302があった場合、自走式ロボットハンド200はユーザが照射した直接光150をセンシングすることができず、ユーザが指示した対象物301、もしくは対象物301付近まで自律的に移動することが困難である。そこで、自走式ロボットハンド200が高確率でセンシング可能な天井面303に補助光151(レーザ光)を照射する。この補助光151は、ユーザが指示する対象物301の鉛直真上方向の天井面303に照射される。このことにより、比較的障害物が存在しない天井面303という平面の中で対象物301の鉛直真上方向の位置を示すことが可能となり、自走式ロボットハンド200を自律的に補助光151から鉛直真下方向の、対象物301付近まで移動させることが可能となる。対象物301付近まで移動した自走式ロボットハンド200は、指定された動作、例えば、アームによって対象物301を把持してユーザのところまで移動する動作を行う。
なお、図1において、対象物301はテレビなどの映像機器のリモコンであり、障害物302は複数の厚手の書籍であり、指定された動作はリモコンをユーザの手元まで運んでくることであった。もちろん、これは一例であって、例えば、対象物301は壁に設けられた照明のスイッチであり、指定された動作はそのスイッチを操作することであっても構わない。この場合、補助光151は天井面303における壁面付近に照射されることになる。また、図1においては、自由に移動することが困難なユーザを自走式ロボットハンド200が補助する場面を示したが、これも一例に過ぎない。例えば、自走式ロボットハンド200の競技大会などにおいて対象物301に対する動作の優劣を競うような場面においても使用されうる。
[1−1−2.光学的ポインタ100の構成(外観)]
本開示における実施の形態にかかる光学的ポインタ100を、外観図を用いて説明する。
図2は、実施の形態にかかる光学的ポインタの外観図である。
光学的ポインタ100は、本体101、回転フレーム102、距離センサ103、補助光照射部104、直接光照射部105、スイッチ106などから構成される。スイッチ106を押下することで、直接光照射部105からは直接光150を、また補助光照射部104からは補助光151を照射する。補助光照射部104は、本体101内蔵の重力センサなどにより、光学的ポインタ100の現在の姿勢をセンシングし、補助光151を照射すべき方向へ、回転フレーム102や補助光照射部104の回転軸によって、回転する。距離センサ103は、超音波センサである。距離センサ103も同様に天井面303との鉛直方向距離をセンシングすべき方向へ回転フレーム102や距離センサ103の回転軸によって、回転する。なお、距離センサ103によって計測する距離は、光学的ポインタ100と天井面303との鉛直方向距離である。
本開示における実施の形態にかかる光学的ポインタ100を、前面図を用いて説明する。
図3は、実施の形態にかかる光学的ポインタの前面図である。
光学的ポインタ100の直接光照射部105は、本体101の前面の中心である回転フレーム102の回転軸上に位置する。回転フレーム102は、光学的ポインタ100の本体101の、直接光150の光軸方向に対するロール方向の回転運動をキャンセルし、距離センサ103、補助光照射部104が天井面303方向を向くように、回転をする。補助光照射部104、モータ108は回転軸でつながり、補助光151を照射すべき天井面303における対象物301の鉛直真上方向に向け、回転をする。また、同様に距離センサ103とモータ107は回転軸でつながり、距離センサ103が超音波を発するべき天井面303における光学的ポインタ100の鉛直真上方向に向け、回転をする。
[1−1−3.自走式ロボットハンド200の構成(外観)]
本開示における自走式ロボットハンド200を、外観図を用いて説明する。
図4は、自走式ロボットハンドの外観図である。
自走式ロボットハンド200は、直接光150、補助光151による指示点(輝点)のセンシングや移動時の障害物302回避に必要となってくる全方位カメラ220、ステレオカメラ部210、対象物301までの移動をする車輪203、対象物301に対して指定された動作(作業)を行うアーム201などから構成される。本体202では、全方位カメラ220、ステレオカメラ部210から得られたセンシングデータを基に自走式ロボットハンド200が動くべき方向や行うべき動作(作業)を判断し、車輪203やアーム201に出力すべき信号を送信する。なお、全方位カメラ220は対象物301の大まかな位置を補助光151による指示点(輝点)に基づいてセンシングするために用いられ、ステレオカメラ部210は対象物301の詳細な位置を直接光150による指示点(輝点)に基づいてセンシングするために用いられる。
本開示における自走式ロボットハンド200に搭載されるステレオカメラ部210に関して、外観図を用いて説明する。
図5は、自走式ロボットハンドに搭載されたステレオカメラの外観図である。
ステレオカメラ部210は対象物301の正確な3次元位置を計測する撮像部211部と、撮像部211部をパン、チルト回転させる機構をもったカメラ可動部212で構成される。
本開示における自走式ロボットハンド200に搭載される全方位カメラ220に関して、外観図を用いて説明する。
図6は、自走式ロボットハンドに搭載された全方位カメラの外観図である。
全方位カメラ220は室内広範囲を映すための全方位ミラー221、全方位ミラー221で映された映像を入力するカメラ部223、全方位ミラー221とカメラ部223とを適切な距離で一体化させる透明円筒222、自走式ロボットハンド200の本体202内にある制御部232にセンシングしたデータを送る接続部224で構成される。なお、全方位ミラー221で映される映像は、全方位ミラー221の鉛直真上方向は一部死角になるものの、天井面303の大部分を映すことが可能である。
本開示における自走式ロボットハンド200を、背面図を用いて説明する。
図7は、自走式ロボットハンドの背面図である。
全方位カメラ220は室内広範囲を映すため、自走式ロボットハンド200の最上部に設置される。全方位カメラ220を最上部に固定するための軸及び、ステレオカメラ部210を可動させるためのカメラ可動部212は自走式ロボットハンド200の本体202に設置される。
[1−1−4.光学的ポインタ100の構成(ブロック)]
本開示における光学的ポインタ100の構成を、ブロック図を用いて説明する。
図8は、実施の形態にかかる光学的ポインタのブロック図である。
制御部112は、ユーザのスイッチ106押下を認識するキー入力部109、直接光照射部105と一体型に構成されているレーザレンジファインダ及び光学的ポインタ100の本体101から天井面303までの距離を計測する距離センサ103からなる測距部110、光学的ポインタ100の本体101姿勢を計測するセンサ部111からの入力を受け、直接光照射部105に直接光150を照射させる。また、制御部112は、補助光151を照射すべき適切な角度を計算し、駆動部113に信号を送信し、モータ108により補助光照射部104を適切な角度に駆動後、補助光照射部104により補助光151を照射させる。制御部112は、例えば、マイコンなどの半導体デバイスによって実現することができる。
[1−1−5.自走式ロボットハンド200の構成(ブロック)]
本開示における自走式ロボットハンド200の構成を、ブロック図を用いて説明する。
図9は、自走式ロボットハンドのブロック図である。
光学的ポインタ100からの輝点を全方位カメラ220などのカメラによりセンシングする画像入力部231、移動の際に障害物302回避に用いるためのセンサ入力部230などの入力を受け、制御部232で移動すべき方向や、実行するべき作業をするための数値を計算し、自走式ロボットハンド200の車輪203やアーム201などの駆動部233に信号を送信する。
[1−2.動作]
[1−2−1.補助光151の光軸方向の決定(計算)]
本開示における光学的ポインタ100が照射する直接光150、補助光151の軌跡を、光学的ポインタ100と対象物301を含み天井面303と垂直な平面をこれと垂直な方向から見た図を用いて説明する。
図10は、直接光及び補助光の軌跡を示す図である。
対象物301に対し、光学的ポインタ100より直接光150を照射する。この時の光学的ポインタ100から対象物301までの距離をA、光学的ポインタ100の先端部を基準として、鉛直真下方向と直接光150の光軸がなす角度をθ1とする。また、直接光150照射時の光学的ポインタ100から光学的ポインタ100の鉛直真上方向@300までの距離をBとする。また、θ2は光学的ポインタ100の先端部を基準として、補助光151の光軸と直接光150の光軸がなす角度である。これらの値(A、B、θ1)より、補助光151を照射すべき角度θ2は、式1のようになり、直接光150の光軸から天井面303方向にθ2傾けた光線を補助光151として照射する。なお、天井面303に設けられた照明器具などにより補助光151照射位置が正確に対象物301の鉛直方向真上でない場合も予想されるが、対象物301の大まかな位置は示すことができ、障害物302によって直接光150による輝点をセンシングできない場合であっても、補助光151による天井面303の輝点を基にした移動の間に、直接光150による輝点、すなわち対象物301を認識できる確率が高いと考えられる。
[1−2−2.補助光151の光軸方向の決定(動作)]
本開示における補助光151の光軸方向の決定にかかる動作の流れを、フローチャートを用いて説明する。
図11は、補助光の光軸方向の決定にかかるフローチャートである。
まず直接光150照射時の光学的ポインタ100から対象物301までの距離、及び直接光150照射時の光学的ポインタ100の傾きを計測する(S1101)。次に、計測された光学的ポインタ100の傾きを基に、光学的ポインタ100から天井面303までの鉛直方向距離が計測できるよう、距離センサ103と回転軸でつながったモータ107を回転させる(S1102)。そして、直接光150照射時の光学的ポインタ100から天井面303までの鉛直方向距離を計測する(S1103)。S1101、S1103で得られたセンシングデータ(光学的ポインタ100から対象物301までの距離(A)、光学的ポインタ100の傾き(θ1)、光学的ポインタ100から天井面303までの鉛直方向距離(B))を基に、補助光151を照射すべき角度(θ2)を算出する(S1104)。S1104で算出された算出値に合うよう、補助光照射部104と回転軸でつながったモータ108を回転させる(S1105)。そして、補助光151を障害物302の天井面303鉛直真上方向に向け、照射する(S1106)。
[1−2−3.補助光151の常時照射モードにおける自走式ロボットハンド200の動作の流れ]
本開示における補助光151の常時照射モードにおける自走式ロボットハンド200の動作の流れを、フローチャートを用いて説明する。ここで、補助光151の常時照射モードとは、自走式ロボットハンド200が直接光150による輝点をセンシングできるか否かに関わらず、直接光150を照射する間は常に補助光151をも照射するモードである。
図12は、補助光常時照射モードにおける自走式ロボットハンドの動作にかかる第一のフローチャートである。
まず、自走式ロボットハンド200の全方位カメラ220に直接光150による輝点の入力があったかどうかを判断する(S1201)。S1201で直接光150による輝点の入力があった場合(S1201でYes)、自走式ロボットハンド200はステレオカメラ部210で直接光150による輝点の正確な位置をセンシングし、移動を試みる直接光150確認動作モードを実行する(S1202)。一方、S1201で直接光150による輝点の入力がなかった場合(S1201でNo)、補助光151による輝点の入力が全方位カメラ220にあったかどうかを確認する(S1203)。S1203で補助光151による輝点の入力があった場合(S1203でYes)、自走式ロボットハンド200は全方位カメラ220のセンシングデータを基に、補助光151による輝点によってその鉛直方向真上が指示される対象物301方向に移動をし、直接光150による輝点を探索・移動を試みる補助光151確認動作モードを実行する(S1204)。一方、S1203で入力がなかった場合(S1203でNo)、ユーザに音声通知などの手段を用いて、直接光150による輝点及び補助光151による輝点が認識できない旨を通知する(S1205)。
本開示における補助光151の常時照射モードにおける、自走式ロボットハンド200の補助光151確認動作モード時の動作の流れを、フローチャートを用いて説明する。
図13は、補助光常時照射モードにおける自走式ロボットハンドの動作にかかる第二のフローチャートである。
まず、自走式ロボットハンド200は全方位カメラ220によりセンシングしている補助光151による輝点を基に対象物301を目指し、移動する(S1301)。移動中、自走式ロボットハンド200は常に全方位カメラ220により直接光150による輝点のセンシングを試み、入力があったかどうかを判断する(S1302)。S1302で入力があった場合(S1302でYes)、自走式ロボットハンド200は直接光150確認動作モードへ移行する(S1203)。一方、S1302で直接光150による輝点の入力がなかった場合(S1302でNo)、全方位カメラ220で直接光150による輝点がセンシングできるまで、補助光151による輝点を基に対象物301を目指し、移動を続ける。S1303で直接光150確認動作モードに移行した自走式ロボットハンド200は、ステレオカメラ部210で直接光150による輝点の正確な3次元位置をセンシングし、移動を試みる直接光150確認動作モードを実行する(S1304)。
[1−3.まとめ]
以上のように、本実施の形態において、直接光照射部105は第一の光学的指示手段に相当し、補助光照射部104は第二の光学的指示手段に相当する。制御部112は制御手段に相当する。光学的ポインタ100は対象物指示装置に相当する。
光学的ポインタ100は、対象物301を直接指示する直接光照射部105と、光軸の向きを変更可能であって、対象物301を間接的に指示する補助光照射部104と、補助光照射部104が対象物の直上天井を指示するように補助光照射部104を制御する制御部112と、を備える。
これにより、自走式ロボットハンド200の視界と光学的ポインタ100の指示点の間に天井面303がある場合、従来方法では自走式ロボットハンド200を指示点、もしくは指示点付近まで自律的に移動させることが困難であったところ、本開示では上記のような場合においても、自走式ロボットハンド200が高確率で認識可能な天井面303に補助光151を照射することで、天井面303という平面の中で補助光151による指示点の位置を示すことが可能となり、自走式ロボットハンド200を自律的に補助光151による指示点から垂直真下方向の、直接光150による指示点付近まで移動させることが可能となる。
(実施の形態2)
以下、図14〜16を用いて、実施の形態2を説明する。
[2−1.構成]
本開示における補助光151必要時照射モードにおける、光学的ポインタ100と自走式ロボットハンド200の構成を、ブロック図を用いて説明する。ここで、補助光151必要時照射モードとは、自走式ロボットハンド200が直接光150による輝点をセンシングできない旨の通信を光学的ポインタ100が受信した時に補助光151を照射するモードである。
図14は、補助光必要時照射モードにおける光学的ポインタと自走式ロボットハンドのシステム構成図である。
図8における光学的ポインタ100は、常時補助光151を対象物301の鉛直方向真上の天井面303を目指し、照射していた。しかし、光学的ポインタ100及び自走式ロボットハンド200に通信機能を持たせることで、自走式ロボットハンド200の制御部232が光学的ポインタ100からの直接光150による輝点をセンシングできない旨を自走式ロボットハンド200の通信部234に渡し、通信部234はその旨を光学的ポインタ100の通信部114に送信する。それを光学的ポインタ100の通信部114が受け取り、制御部112で補助光151の照射が必要と判断して補助光151を照射すれば、自走式ロボットハンド200の移動について、補助光151常時照射モードと比べ、不都合はなく、光学的ポインタ100の省エネルギー化を図ることが可能となる。なお、自走式ロボットハンド200の通信部234と光学的ポインタ100の通信部114の通信方式は問わない。例えば、近距離無線通信の各種通信方式や無線LANなどの通信方式を適用することができる。
[2−2.動作]
本開示における補助光必要時照射モードにおける光学的ポインタ100の動作の流れを、フローチャートを用いて説明する。
図15は、補助光必要時照射モードにおける光学的ポインタの動作にかかるフローチャートである。
光学的ポインタ100はユーザからのスイッチ106押下を受け、直接光150を対象物301に向け、照射する(S1501)。光学的ポインタ100は直接光150を照射した旨を通信部114を通し、自走式ロボットハンド200に送信する(S1502)。そこで、直接光150による輝点をセンシングできたのか、できていないのかの旨を、自走式ロボットハンド200より通信部234を通して光学的ポインタ100に送信する(S1503)。S1503で自走式ロボットハンド200より直接光150による輝点がセンシングできた旨の通信を受信した場合(S1503でYes)、光学的ポインタ100は、直接光150のみを対象物301に向け、照射する直接光150確認動作モードを実行する(S1504)。一方、S1503で自走式ロボットハンド200より直接光150による輝点がセンシングできなかった旨の通信を受信した場合(S1503でNo)、光学的ポインタ100は、対象物301の鉛直方向真上の天井面303に補助光151を照射する(S1505)。光学的ポインタ100は補助光151を照射した旨を通信部114を通し、自走式ロボットハンド200に送信する。そこで、補助光151による輝点をセンシングできたのか、できていないのかの旨を、自走式ロボットハンド200より通信部234を通して光学的ポインタ100に送信する(S1506)。S1506で自走式ロボットハンド200より補助光151による輝点がセンシングできた旨の通信を受信した場合(S1506でYes)、光学的ポインタ100は、対象物301に向け照射する直接光150に加え、対象物301の鉛直方向真上の天井面303に向け、補助光151を照射する補助光151確認動作モードを実行する(S1507)。一方、S1506で自走式ロボットハンド200より補助光151による輝点がセンシングできなかった旨の通信を受信した場合(S1506でNo)、光学的ポインタ100は、ユーザに音声通知や光学的ポインタ100を振動させるなどの手段を用いて、自走式ロボットハンド200が直接光150による輝点及び補助光151による輝点を認識できない旨を通知する(S1508)。
なお、補助光151必要時照射モードにおいては、自走式ロボットハンド200が直接光150による輝点をセンシングできなかった旨を光学的ポインタ100に送信し、光学的ポインタ100はこの通信を受信して初めて対象物301の鉛直方向真上の天井面303に補助光151を照射する。したがって、これ以外の通信は必ずしも必須とは限らない。例えば、自走式ロボットハンド200が直接光150による輝点をセンシングできた場合、その旨を光学的ポインタ100に送信しなくてもよい。
本開示における補助光必要時照射モードにおける自走式ロボットハンド200の動作の流れを、フローチャートを用いて説明する。
図16は、補助光必要時照射モードにおける自走式ロボットハンドの動作にかかるフローチャートである。
自走式ロボットハンド200は光学的ポインタ100からの直接光150照射通知を通信部234より受け、まず、自走式ロボットハンド200の全方位カメラ220に直接光150による輝点の入力があったかどうかを判断する(S1601)。S1601で直接光150による輝点の入力があった場合(S1601でYes)、自走式ロボットハンド200はステレオカメラ部210で直接光150による輝点の正確な3次元位置をセンシングし、移動を試みる直接光150確認動作モードを実行する(S1602)。なお、S1602では、同時に光学的ポインタ100に対し、無事直接光150による輝点がセンシングできた旨を通信部234を通し、光学的ポインタ100に送信する。一方、S1601で直接光150による輝点の入力がなかった場合(S1601でNo)、自走式ロボットハンド200は直接光150がセンシングできなかった旨を通信部234を通して、光学的ポインタ100に送信する(S1603)。その後、補助光151による輝点の入力が全方位カメラ220にあったかどうかを判断する(S1604)。S1604で補助光151による輝点の入力があった場合(S1604でYes)、自走式ロボットハンド200は全方位カメラ220のセンシングデータを基に対象物301方向に移動をし、直接光150による輝点を探索・移動を試みる補助光151確認動作モードを実行する(S1605)。一方、S1604で補助光151による輝点の入力がなかった場合(S1604でNo)、自走式ロボットハンド200はユーザに音声通知や光学的ポインタ100を振動させるなどの手段を用いて、直接光150による輝点及び補助光151による輝点が認識できない旨を通知する(S1606)。
[2−3.まとめ]
以上のように、本実施の形態において、通信部114は通信手段に相当する。
光学的ポインタ100は、自走式ロボットハンド200と通信する通信部114、をさらに備え、制御部112は、通信部114によって自走式ロボットハンド200が対象物301を認識できない旨の通信を受けたときに補助光照射部104が対象物301の直上天井を指示するように補助光照射部104を制御する。
これにより、光学的ポインタ100の省エネルギー化を図ることが可能となる。
(他の実施の形態)
以上のように、本開示における実装の例示として、実施の形態1、2を説明した。しかしながら、本開示は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施の形態1、2で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
そこで、以下、他の実施の形態をまとめて説明する。
実施の形態1、2では、対象物指示装置(オブジェクト・ポインティング・デバイス)の一例としてレーザ光を用いた光学的ポインタ100を説明した。対象物指示装置としてレーザ光を用いた光学的ポインタ100を用いれば、直接光150及び補助光151による指示点(輝点)を対象物301及び天井面303上に鮮やかに表示することができるので、自走式ロボットハンド200において直接光150及び補助光151による指示点(輝点)を判断することが容易になる。しかし、対象物指示装置は、これに限定されない。例えば、一般的な可視光を用いた対象物指示装置であってもよい。一般的な可視光を用いた対象物指示装置は、レーザ光を用いた対象物指示装置よりも安価に製造することができる。また、直接光150はレーザ光とし、補助光151は赤外光のような不可視光としてもよい。これにより、ユーザは補助光151を意識することなく、自走式ロボットハンド200に指示をおくることができるようになる。要するに、対象物指示装置は、対象物を直接指示する第一の光学的指示手段と、光軸の向きを変更可能であって、対象物を間接的に指示する第二の光学的指示手段と、第二の光学的指示手段が対象物の直上天井を指示するように第二の光学的指示手段を制御する制御手段と、を備えていればよい。
また、実施の形態1、2では、第二の光学的指示手段に相当する補助光照射部104は、光学的ポインタ100の本体101前面に設けられた回転フレーム102上にあってモータ108によって角度の変更が可能であるとした。しかし、第二の光学的指示手段の構成は、これに限定されない。要するに、第二の光学的指示手段は、光学的ポインタ100の本体101の、直接光150の光軸方向に対してロール方向とピッチ方向に回転可能であればよい。
また、直接光150による輝点を探索・移動を試みる補助光151確認動作モードにおいて、全方位カメラ220の画角内に直接光150による輝点及び補助光151による輝点が共に現れる場合もあるが、例えば直接光150による輝点と補助光151による輝点の色を異なる色としておくことで、このような場合においても直接光150による輝点と補助光151による輝点の区別が容易になる。なお、色による違い以外にも輝点の形状や、輝点の数を異なるものとすることで、同様の効果が得られる。
以上のように、添付図面および詳細な説明によって、ベストモードと考える実施の形態と他の実施の形態とを提供した。これらは、特定の実施の形態を参照することにより、当業者に対して、特許請求の範囲に記載の主題を例証するために提供されるものである。したがって、特許請求の範囲またはその均等の範囲において、上述の実施の形態に対して、種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、ロボットなどに動作の対象物を指示する対象物指示装置に適用可能である。
100 光学的ポインタ
101 本体
102 回転フレーム
103 距離センサ
104 補助光照射部
105 直接光照射部
106 スイッチ
107 モータ
108 モータ
109 キー入力部
110 測距部
111 センサ部
112 制御部
113 駆動部
114 通信部
150 直接光
151 補助光
200 自走式ロボットハンド
201 アーム
202 本体
203 車輪
210 ステレオカメラ部
211 撮像部
212 カメラ可動部
220 全方位カメラ
221 全方位ミラー
222 透明円筒
223 カメラ部
224 接続部
230 センサ入力部
231 画像入力部
232 制御部
233 駆動部
234 通信部
301 対象物
302 障害物
303 天井面

Claims (6)

  1. 対象物を直接指示する第一の光学的指示手段と、
    光軸の向きを変更可能であって、前記対象物を間接的に指示する第二の光学的指示手段と、
    前記第二の光学的指示手段が前記対象物の直上天井を指示するように前記第二の光学的指示手段を制御する制御手段と、
    を備える、
    ことを特徴とする対象物指示装置。
  2. ロボットと通信する通信手段、
    をさらに備え、
    前記制御手段は、
    前記通信手段によって前記ロボットが前記対象物を認識できない旨の通信を受けたときに前記第二の光学的指示手段が前記対象物の直上天井を指示するように前記第二の光学的指示手段を制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の対象物指示装置。
  3. 前記対象物指示装置から前記対象物までの距離を測定する第一の距離測定手段と、
    前記対象物指示装置から前記対象物指示装置の直上天井までの距離を測定する第二の距離測定手段と、
    前記第一の光学的指示手段の光軸と鉛直方向とのなす角度を測定する角度測定手段と、
    をさらに備え、
    前記制御手段は、
    前記第一の測定手段によって測定された前記対象物指示装置から前記対象物までの距離と、前記第二の測定手段によって測定された前記対象物指示装置から前記対象物指示装置の直上天井までの距離と、前記角度測定手段によって測定された前記第一の光学的指示手段の光軸と鉛直方向とのなす角度に基づいて、前記第二の光学的指示手段の光軸の向きを決定する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の対象物指示装置。
  4. 前記第二の光学的指示手段は、
    前記第一の光学的指示手段の光軸に対して、ロール方向とピッチ方向に回転可能である、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の対象物指示装置。
  5. 前記第一の光学的指示手段による輝点と前記第二の光学的指示手段による輝点は、
    色、形状、数の少なくとも一つが互いに異なる、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の対象物指示装置。
  6. 前記第一の光学的指示手段による輝点は可視であり、
    前記第二の光学的指示手段による輝点は不可視である、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の対象物指示装置。
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