JP2013255189A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、上述した問題点を解決するためのものであり、ホワイトバランス情報の誤検出が生じやすいシーンにおいても、適切なホワイトバランス制御を可能とする。
【解決手段】 前面撮像手段により得られた撮影画像からホワイトバランス補正値を算出し(S1001)、背面撮像手段により得られた撮影画像からホワイトバランス補正値を算出し(S1002)、前面撮像手段の撮影画像のホワイトバランス補正値と背面撮像手段の撮影画像のホワイトバランス補正値を合成することにより、前面撮像手段の撮影画像に適用するホワイトバランス補正値を算出する(S1004)。
【選択図】 図10

Description

本発明は画像処理装置及び画像処理方法に関し、特に撮影画像に対するホワイトバランス制御に関する。
デジタルカメラやデジタルビデオカメラなどの撮像機能を有する画像処理装置は、撮像によって得られた画像の色調を調整するホワイトバランス制御機能を備えている。ホワイトバランス制御には、撮像した画像から白色と思われる部分を自動検出し、検出された白色部分の評価値からホワイトバランス係数を求め、算出したホワイトバランス係数を画面全体に適用するオートホワイトバランス制御がある。また、特許文献1には、メイン電子撮像ユニットとは別に設けられた電子ファインダユニットが撮像機能を有し、メイン電子撮像ユニットで得られたホワイトバランス情報を利用するよう構成された撮像装置が開示されている。
特登録4665833号
しかしながら、従来のホワイトバランス制御では、撮影シーンによっては、白色の誤検出のため適切なホワイトバランス制御を行うことができないという問題がある。すなわち、従来のホワイトバランス制御では、あらゆる光源に対して白を検出する必要があるため、白検出の範囲を予め広めに設定している。そのために、光源の種類によっては有彩色の色評価値が白検出の範囲内に含まれる場合が存在し、有彩色を白と誤検出してしまう。例えば、蛍光灯下におけるフローリングやダンボールをズームして撮影する場合など、肌色系の被写体が画像データ内の大部分を占めるシーンにおいては、ホワイトバランスの白検出で肌色系有彩色を白と誤検出してしまうことがある。その結果、見た目の色味に対して寒色気味の画像が生成されてしまう。引用文献1に開示の撮像装置では、他の撮像ユニットのホワイトバランス情報を利用しているため誤検出による画質への影響を緩和させることも可能である。しかし、2つの撮像ユニットの間で撮影画角は重複しているため、両方の撮影ユニットがホワイトバランス制御において誤検出を招く被写体を撮影している場合は、上記問題は解決されない。
本発明は、上述した問題点を解決するためのものであり、ホワイトバランス情報の誤検出が生じやすいシーンにおいても、適切なホワイトバランス制御を可能とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、筐体に対して前面に位置する被写体を撮像する前面撮像手段と、筐体に対して背面に位置する被写体を撮像する背面撮像手段と、を有する画像処理装置であって、前記前面撮像手段により得られた撮影画像からホワイトバランス補正値を算出する第1の補正値算出手段と、前記背面撮像手段により得られた撮影画像からホワイトバランス補正値を算出する第2の補正値算出手段と、前記前面撮像手段の撮影画像のホワイトバランス補正値と前記背面撮像手段の撮影画像のホワイトバランス補正値を合成することにより、前記前面撮像手段の撮影画像に適用するホワイトバランス補正値を算出する第3の補正値算出手段と、を有する。
本発明によれば、ホワイトバランス情報の誤検出が生じやすいシーンにおいても、適切なホワイトバランス制御が可能となる。
本発明の実施形態に係るデジタルカメラの構成を示すブロック図 前面画像処理部及び背面画像処理部の詳細な構成を示すブロック図 本発明の実施形態におけるデジタルカメラの外観を示す図 第1のWB補正値を算出する処理を示すフローチャート 白検出のためのブロック分割を説明するための図 白検出範囲の一例を示す図 第1のWB補正値を算出する処理を示すフローチャート 色座標系における肌色領域及び肌色補正対象領域を示す図1 色座標系における肌色領域及び肌色補正対象領域を示す図2 最終的に適用されるWB制御について説明するためのフローチャート 第2の実施形態における白検出率とWB信頼度との関係を示すグラフ 第3の実施形態におけるズームポジションとWB信頼度との関係を示すグラフ 第5の実施形態における背面モニタの表示例を示す図
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施の形態におけるデジタルカメラの構成を示すブロック図である。
図1において、操作部101は、デジタルカメラの操作者がデジタルカメラに対して各種の指示を入力するために操作するスイッチやボタンなどにより構成されている。操作部101の中には、シャッタースイッチや、タッチセンサ(表示装置をタッチすることで操作が可能となるもの)も含む。制御部102は、同図に示す各部の動作を制御するものであり、操作部101からの指示に応じて各部を制御する。前面センサ部103は、レンズ108a、レンズ121a、メカ機構109aを介して入射される光を受け、その光量に応じた電荷を出力するものである。前面A/D変換部104は、前面センサ部103から出力されたアナログ画像信号に対して、サンプリング、ゲイン調整、A/D変換等を行い、ディジタル画像信号として出力する。前面画像処理部105は、前面A/D変換部104から出力されたディジタル画像信号に対して各種の画像処理を行い、処理済みのディジタル画像信号を出力する。前面画像処理部105の詳細については後述する。
表示部106は、液晶画面などにより構成され、画像合成部115から出力された画像信号を表示する。また、前述のように、操作部101の一部としてのタッチセンサとともにタッチパネルを構成している。外部接続部107は、画像合成部115から出力された画像信号を外部機器に対して出力する。例えば、パーソナルコンピュータに出力するためにUSBインタフェースの機能を有し、また、TVへ出力するためにHDMIインタフェースとしての機能も有する。
前面AF処理部108は前面画像処理部105によって得られた画像をもとにレンズ108aを制御し、ピントを合わせる。前面AE処理部109は前面画像処理部105によって作成された画像から適正輝度との差分を算出し、メカ機構109aを制御する。ズーム処理部121は、制御部102から受けたズームポジションの指示に応じて、レンズ121aを制御し、光学像の倍率を拡大させる。
背面センサ部118は、背面レンズ116a、背面メカ機構117aを介して入射される光を受け、その光量に応じた電荷を出力するものである。背面A/D変換部119は、背面センサ部118から出力されたアナログ画像信号に対して、サンプリング、ゲイン調整、A/D変換等を行い、ディジタル画像信号として出力する。背面画像処理部120は、背面A/D変換部119から出力されたディジタル画像信号に対して各種の画像処理を行い、処理済みのディジタル画像信号を出力する。前面画像処理部105の詳細については後述する。
背面AF処理部116は背面画像処理部120によって得られた画像をもとに背面レンズ116aを制御し、ピントを合わせる。背面AE処理部117は背面画像処理部120によって作成された画像から適正輝度との差分を算出し、背面メカ機構117aを制御する。
EF処理部110では、発光判断がされた場合に被写体が適正となりうる光量をフラッシュ部111に発光させる。画像合成部115は前面画像処理部105により処理された撮影画像および背面画像処理部120により処理された撮影画像を受け取り、画像合成を行う。エンコーダー部112は、出力されたディジタル画像信号(画像データ)のフォーマットをJPEGなどのフォーマットに変換し、画像記録部113に出力するものである。画像記録部113は、エンコーダー部112から受けたフォーマット変換済みの画像データを、デジタルカメラ内の不図示のメモリや、デジタルカメラに挿入されている外部メモリなどに記録する処理を行う。
図2は、前面画像処理部105及び背面画像処理部120の詳細な構成を示すブロック図である。これら2つの画像処理部の内部構成は、共通している。
メモリ201は、前面A/D変換部104又は背面A/D変換部119から出力された撮影画像の画像信号を一時的に保持する。ホワイトバランス(WB)制御部202は、メモリ201に記憶された画像信号からの情報に基づいてWB補正値を算出して保持するとともに、制御部102に対して出力する。また、WB制御部202は、制御部102の制御のもと、算出したWB補正値を用いて、メモリ201に記憶された画像信号に対してWB補正を行う。なお、このWB制御部202の詳細構成およびWB補正値の算出方法については、後述する。
色変換MTX(マトリックス)回路203はWB制御部202によりWB補正された画像信号が最適な色で再現されるように色ゲインをかけて色差信号R−Y、B−Yに変換する。ローパスフィルタ(LPF)回路204は色差信号R−Y、B−Yの帯域を制限する。CSUP(Chroma Supress)回路205はLPF回路204で帯域制限された画像信号の内、飽和部分の偽色信号を抑圧する。輝度信号(Y)生成回路206は、WB制御部202によりWB補正された画像信号から輝度信号Yを生成する。エッジ強調回路207は、生成された輝度信号Yに対してエッジ強調処理を行う。
RGB変換回路208は、CSUP回路205から出力される色差信号R−Y、B−Yと、エッジ強調回路207から出力される輝度信号Yとを、RGB信号に変換する。ガンマ補正回路209は、変換されたRGB信号に対して階調補正を施す。色輝度変換回路210は、RGB信号をYUV信号に変換して出力する。顔検出回路211は、メモリ201に格納された画像信号を用いて顔を検出する。
ここで、顔検出回路211における処理について説明する。顔検出回路211は、テキスチャー検出等の公知の方法で人顔を検出すると、顔部分の領域及び中心を表す座標値、左右の目の座標値、及び顔検出信頼度FaceRel等から成る顔情報を生成する。顔検出信頼度FaceRelとは、顔以外のものを顔であると誤検出していないことの信頼性を示す度合を示す。
ここで、顔検出信頼度FaceRelの求める方法について説明する。まず、顔部分を、画像信号から抽出する。具体的には、例えば以下のような方法で抽出する。まず、顔部分の抽出は、画面に、水平及び垂直方向のバッドパスフィルタをかけ、エッジを検出する。その後、エッジを2値化し、テキスチャー検出をする。検出されたテキスチャーを、顔部分のパーツである、顔の輪郭や目、鼻、口などのパターン認識回路にかけ、顔パーツ候補を絞り込む。次に、上記で抽出された顔パ−ツ候補を非顔フィルタで、パーツを絞り込む。具体的には、例えば、検出された顔パーツを、複数の非顔フィルタを通し、点数をつけ、予め設定した点数以上のパーツを顔パーツとする。例えば、1)検出された目の候補のパーツは、1組あるか否か、2)一組の目のパーツにおいて、目の大きさと、目の距離に不自然さはないか、3)目と目の中心から下に、鼻や口のパーツがあるか、4)目のまわりの色が肌色であるか、のようなフィルタ準備する。そして、各フィルタ毎に予め設定した閾値で点数をつける。そして、上記顔パーツである点数以上のものを顔として出力する。ここで、上記点数を信頼度に反映させ、例えば点数が何点以上ならば顔検出信頼度FaceRelを1.0、点数が何点以上ならば、0.5のようにする(FaceRel:最大1.0〜最低0)。
顔検出回路211は、検出した顔部分についての情報(顔部分の領域及び中心を表す座標値、左右の目の座標値、及び顔検出信頼度FaceRel)を制御部102とWB制御部202に送る。一方、人顔を検出できなかった場合には、検出できなかったことを示す情報を送る。なお、“人顔が検出できない”とは、目や鼻などのパーツ自体が検出されない状態のみならず、これらパーツが検出されても顔検出信頼度FaceRelが所定値(例えば0.2)以下である状態も含んでいて良い。また、制御部102やWB制御部202が、顔情報を受け取った後に、制御部102やWB制御部202が、顔検出信頼度FaceRelが所定値(例えば0.2)以下であるか否かを調べ、“人顔が検出できない”と判断するようにしても良い。
図3は、本実施形態におけるデジタルカメラの外観を示す図である。本実施形態のカメラは、この背面カメラ301で撮影された画像を前面カメラ302で撮影された画像に合成し、背面モニタ303に表示する。ここで、前面カメラ302とは、レンズ108a、ズームレンズ121a、メカ機構109a、前面AF処理部108、ズーム処理部121、前面AE処理部109、前面センサ部103、及び前面A/D変換部104から構成された前面撮像を行うユニットに相当する。また、背面カメラ301とは、レンズ116a、メカ機構117a、背面AF処理部116、背面AE処理部117、背面センサ部118、及び背面A/D変換部119から構成された背面撮像を行うユニットに相当する。また、背面モニタ303は、図1における、表示部106と操作部101の一部に相当する。操作キー306は、図1における、操作部101の一部に相当する。
背面モニタ303に示されるように、メインウインドウ304の全体に前面カメラ302の撮影画像が配置され、サブウインドウ305に背面カメラ301の撮影画像が配置されるように合成及び表示される。この様な表示態様を採用することで、前面カメラのみでは伝えきれなかった周囲の状況、例えば、カメラのユーザの撮影時の表情を加味した撮影画像をユーザに提供することができる。前面カメラ302はデジタルカメラの筐体に対して前面に位置し、背面カメラ301はデジタルカメラの筐体に対して背面に位置している。前面カメラ302と背面カメラ301は、デジタルカメラの筐体に対して、互いに逆の光軸を向いているため、撮影画角は重複していない。
本実施形態では、静止画撮影の準備動作であるライブビュー表示の際に、既に図3の背面モニタに示される態様で合成画像が生成されており、ライブビュー動画の各フレームに対して後述のホワイトバランス制御が実行されている。また、操作キー306を操作することにより静止画撮影が行われるが、この際に記録される画像も図3の態様の合成画像であり、静止画フレームに対して後述のホワイトバランス制御が行われる。なお、ライブビュー動作時と同様に動画記録時において、同様の撮影画像の記録及びホワイトバランス制御が行われても良い。
次に、WB制御部202における補正値算出(第1の補正値算出、第2の補正値算出、第3の補正値算出)機能について具体的に説明する。まず、第1のWB補正値(第1のホワイトバランス補正値)を算出する処理について、図4に示すフローチャートを用いて詳細に述べる。
メモリ201に記憶された画像信号を読み出し、図5に示すように、その画面を任意のm個のブロックに分割する(S401)。そして、各ブロック(1〜m)毎に、画素値を各色に加算平均して色平均値(R[i]、G[i]、B[i])を算出し、式(1)を用いて色評価値(Cx[i]、Cy[i])を算出する(S402)。
Cx[i]=(R[i]−B[i])/Y[i]×1024
Cy[i]=(R[i]+B[i]−2G[i])/Y[i]×1024 ・・・(1)
ただし、Y[i]=(R[i]+2G[i]+B[i])/4
次に、図6に示す座標軸を持つグラフを用いて白検出を行う(S403)。x座標(Cx)の負方向が高色温度被写体の白を撮影したときの色評価値を表し、正方向が低色温度被写体の白を撮影したときの色評価値を表す。またy座標(Cy)は光源の緑成分の度合いを意味しており、負方向になるにつれGreen成分が大きくなり、つまり蛍光灯であることを示している。
ステップS403では、ステップS404で算出したi番目のブロックの色評価値(Cx[i]、Cy[i])が、図6に示す予め設定した白検出範囲601に含まれるかどうかを判断する。黒体放射軸に沿った白検出範囲601は、予め異なる光源下で白を撮影し、算出した色評価値をプロットしたものである。この白検出範囲は撮影モードによって別設定できるものとする。算出した色評価値(Cx[i]、Cy[i])がこの白検出範囲601に含まれる場合には(ステップS403でYES)そのブロックが白色であると判断して、そのブロックの色平均値(R[i]、G[i]、B[i])を積算していく(S404)。一方、白検出範囲601に含まれない場合には加算せずにステップS405に進む。このステップS403及びステップS404の処理は、式(2)により表すことができる。
Figure 2013255189
式(2)において、色評価値(Cx[i]、Cy[i])が白検出範囲(図6の601)に含まれる場合はSw[i]を1に、含まれない場合にはSw[i]を0とする。これにより、ステップS403の判断により色評価値(R[i]、G[i]、B[i])加算を行うか、行わないかの処理を実質的に行っている。
ステップS405では、すべてのブロックについて上記処理を行ったかどうかを判断し、未処理のブロックがあればステップS402に戻って上記処理を繰り返し、すべてのブロックの処理が終了していればステップS406に進む。
ステップS406では、全画素に対する白検出範囲に含まれる画素の割合を示す白検出率を算出する。そして、得られた色評価値の積分値(SumR1、SumG1、SumB1)から、以下の式(3)を用いて、第1のWB補正値(WBCol_R1、WBCol_G1、WBCol_B1)を算出する。
WBCol_R1=SumY1×1024/SumR1
WBCol_G1=SumY1×1024/SumG1 ・・・(3)
WBCol_B1=SumY1×1024/SumB1
ただし、SumY1=(SumR1+2×SumG1+SumB1)/4
次に、第2のWB補正値(第2のホワイトバランス補正値)を算出する処理について、図7を用いて詳細に述べる。第2のWB補正値とは、顔検出機能を有効にした場合に、顔検出の結果を利用して算出される補正値である。第1のWB補正値は、画面全体に含まれる白色の特性に基づき算出されるに過ぎないが、第2のWB補正値は、検出された顔領域の画素の色合い(肌色)も加味された補正値である。
まず、WB制御部202は、顔検出回路211から送られた情報に基づき、撮影画像から顔(顔領域)が検出されているかどうかを判断する。なお、ここでの顔領域の検出はホワイトバランス補正の対象の画像と同一の画像を用いることが適切であるが、それ以前に撮影された他のフレーム画像(例えば電子ビューファインダの画像)に基づき検出してもよい。顔が検出されていなければ(ステップS701でNO)、既に算出した第1のWB補正値を第2のWB補正値として決定し(S707)、処理を終了する。
一方、顔が検出されていれば(ステップS701でYES)、ステップS702に移行する。ステップS702において、WB制御部202は、図5に示したブロックの中で顔領域に対応するブロック(例えば顔領域に全体が含まれるブロック)の全てについての色平均値(FR、FG、FB)を取得する。なお、顔領域がブロック単位で検出されない場合には、顔領域に完全に含まれるブロックだけでなく、所定割合(例えば50%以上)が顔領域であるブロックを顔領域に対応するブロックに含めてよい。
次に、ステップS703でWB制御部202は、ステップS702で取得した色平均値(FR、FG、FB)に、第1のWB補正値(WBCol_R、WBCol_G、WBCol_B)をそれぞれ乗じ、肌色平均値を求める。肌色平均値は、顔領域の色平均値を第1のWB補正値により補正した値であり、肌色評価値の一例である。
すなわち、肌色平均値(SR,SG,SB)を、
SR=FR×WBCol_R
SG=FG×WBCol_G ・・・(4)
SB=FB×WBCol_B
として求める。次に、WB制御部202は、肌色平均値(SR,SG,SB)が、予め決められた肌色補正対象領域内にあるか否かを判別する(S704)。
図8は、肌色領域、肌色補正対象領域及び肌色補正対象外領域の例を示す図である。ここで、図8においては、所定の色空間座標系としてCx、Cy座標系が用いられているので、RGBデータを、算定式Cx=SR−SB、Cy=SR+SB−2SGにより、色差信号に変換してから、領域の判別を行う。
ここで、図8に示す肌色領域(A)及び肌色補正対象領域(B)は、例えば、太陽光(昼光)などの白色光下で予め肌色を複数撮影し、統計的な手法を用いて設定することができる。また、肌色領域(A)及び肌色補正対象領域(B)を特定する情報は、WB制御部202に予め登録しておいても、別の記憶装置に記憶しておき、必要な際にWB制御部202が参照しても良い。
算出された肌色平均値が図7の肌色領域(A)に入っている場合、第1のWB補正値により肌色が適正にWB補正されたと判別できるため、WB制御部202は、第1のWB補正値を第2のWB補正値に決定する(S707)。
また、肌色平均値が肌色補正対象外領域(C)にある場合は、WB制御部202は、肌色平均値が人の肌を表していないと判別し、やはり第1のWB補正値を最終的に使用する第2のWB補正値に決定する(S707)。
一方、肌色平均値が肌色補正対象領域(B)内にある場合、第1のWB補正値では、肌色が適正にWB補正されなかったと判別できる。従って、WB制御部202は、肌色平均値と肌色領域(A)との差分値を補正するWB補正量を算出する(S705)。
ここでは、図9に示すように、肌色平均値から肌色領域(A)への移動距離が最も小さくなるような補正量を算出するものとする。すなわち、肌色平均値の座標(Cx1,Cy1)、肌色領域内で、かつ肌色平均値に最も近い点(肌色目標値)の座標(Cx2,Cy2)を用いて、補正量は式(5)のように算出する。
ΔCx=Cx2−Cx1
ΔCy=Cy2−Cy1 ・・・(5)
そして、この補正量(ΔCx,ΔCy)を差分補正値ΔFWとする。
なお、ここで肌色目標値を肌色平均値から肌色領域(A)への移動距離が最も小さくなる座標にしているのは、第1のWB補正値による過補正があっても適正な肌色の範囲内に入るようにするためである。従って、この例に限らず、肌色目標値の座標(Cx2,Cy2)が肌色領域(A)の内部に設定されてもよい。
このようにして算出された差分補正値ΔFWと、第1のWB補正値の合計を、第2のWB補正値と決定する(S706)。第2のWB補正値は、顔の肌色を基準にもとめた補正値であるので、白色を基準に算出する第1のWB補正値と比較して、顔が存在した場合の補正値として精度の高いものである。
以上説明したように、WB制御部202は、画面全体の白色画像に基づく第1のWB補正値と、検出された顔領域の画像に基づく第2のWB補正値を算出する。本実施形態では、前面カメラのWB制御部202と背面カメラのWB制御部202が、それぞれの撮影画像について、第1のWB補正値と第2の補正値を算出することができる。なお、第2のWB補正値の算出処理における差分補正値ΔFWに関しては、前面カメラにおける差分補正値ΔFWよりも、背面カメラにおける差分補正値ΔFWを相対的に大きくしてもよい。これは、背面カメラに人物の顔が存在する確率が、前面カメラと比較して相対的に大きいためである。算出されたWB補正値は、WB制御部202が保持するとともに、制御部102に転送される。
次に、前面カメラ302により得られた撮影画像と背面カメラ301により得られた画像とに対して最終的に前面カメラ302に適用されるWB制御について、図10のフローチャートを用いて説明する。本フローチャートに基づく動作は、制御部102により実行される。
本実施形態で想定する撮影シーンは、図3に示されるように、前面カメラ302の主被写体が人物であり、背面カメラ301の主被写体も人物であるシーンである。このシーンにおいて、顔検出機能は、自動又は手動でオン設定されており、両撮影画像において、顔が検出されているものとする。
まず、ステップS1001において、前面カメラ302により得られた撮影画像を用いてWB補正値を取得する。顔が検出されているので、ここで取得されるWB補正値は第2のWB補正値である。次にステップS1002では、背面カメラ301により得られた撮影画像を用いて第2のWB補正値を算出する。
次に、ステップS1003において、前面カメラ302と背面カメラ301のWB補正値の合成比率を設定する。本実施形態では、合成比率の設定のために、前面カメラ302の第2のWB補正値におけるホワイトバランス(WB)信頼度WBRelの算出処理を行う。前面カメラ302の第2のWB補正値におけるWB信頼度WBRelは、顔検出における顔情報を基に算出する。前面カメラ302による撮影画像の顔検出により、顔が存在すると判定された場合には、前面カメラ302のWB補正値の信頼度が高いとし、WB信頼度WBRel=1.0とする。
一方、前面カメラ302による撮影画像において顔が存在しないと判定された場合には、図7のステップS707に示したように、前面カメラ302のWB補正値として、実質的に第1のWB補正値を使用する。さらに、背面カメラ301の撮影画像の顔検出情報を用いる。背面カメラ301による撮影画像の顔検出により、顔が存在すると判定された場合には、背面カメラ301のWB補正値における信頼度が高いとし、相対的に前面カメラ302のWB補正値における信頼度を下げて、WB信頼度WBRel=α(0<α<1)とする。
また、背面カメラ301の撮影画像の顔検出により、顔が存在しないと判定された場合、背面カメラ301の撮影画像に顔が存在すると判定された場合と比較し、相対的に前面カメラ302のWB補正値のWB信頼度を上げ、WBRel=β(α<β<=1)とする。α及びβの値としては、例えば、α=0.6,β=0.8というように、予め記憶しておいた固定値を設定することができる。また、背面カメラ301で顔が検出されている状態において、背面カメラ301の顔検出信頼度FaceRelが高い場合はαの値を低くする(例えばα=0.5)。また、顔検出信頼度FaceRelが低い場合はαの値を高くする(例えばα=0.7)、よう制御する。
ステップS104では、前面カメラ302のWB補正値(Cx_f,Cy_f)と背面カメラ301のWB補正値(Cx_r,Cy_r)を、ステップS103で算出した前面カメラ302のWB補正値のWB信頼度WBRelを用いて合成する。具体的には、式(6)を用いて、補正に用いる最終WB補正値(Cx,Cy)を算出する。
Cx=Cx_f×WBRel+Cx_r×(1−WBRel)
Cy=Cy_f×WBRel+Cy_r×(1−WBRel) ・・・(6)
制御部102は、得られた最終WB補正値を前面カメラ302及び背面カメラ301のWB制御部202に送る。それぞれのWB制御部202は、メモリ201に記憶されている画像信号を読み出して、取得した最終WB補正値を用いて読み出した画像信号を補正する。
以上説明した制御を行うことにより、誤検出の発生により前面カメラの単独でのホワイトバランス制御が困難なシーンであっても、背面カメラのホワイトバランス制御の情報を適度に反映させることができる。特に前面カメラと背面カメラの顔の有無の条件に着目し、顔が検出されていない場合よりも顔が検出されている場合のほうが、背面カメラにより得られた撮影画像に基づくWB補正値の反映の度合いを高くした。これにより、前面カメラにおいても顔の有無に応じた適切なホワイトバランス制御が可能となる。
(第2の実施形態)
本実施形態では、合成比率の設定に用いるホワイトバランス(WB)信頼度WBRelの算出処理について、別の処理例を説明する。本実施形態では、前面カメラのWB補正値における信頼度WBRelは、前面カメラの撮影画像における白検出率を基に算出する。
白検出率は、図5に示した全画面の分割領域に関して、図6の白検出領域の中に含まれる分割領域の数kを、全画面の分割領域の総数mで割った値である。WB制御部202は、この値を制御部102に対して送る。
図10のステップS1003において、制御部102は、例えば、図11に示すような、白検出率に対するWB信頼度WBRelを表すグラフを用い、前面カメラ302の撮影画像のWB信頼度WBRelを算出する。ここで、“r1”は白色が全く存在しない場合のWB信頼度の値を示し、“Th”はWB信頼度を“1.0”とするときの白検出率の値を示す。これらの値は、各種シーンを統計的に撮影及び評価して適切な値に決め、予め記憶している。
その他のステップについては、第1の実施形態と同様の制御を行うので、ここでは説明を省略する。
以上説明した制御を行うことにより、誤検出の発生により前面カメラの単独でのホワイトバランス制御が困難なシーンであっても、背面カメラのホワイトバランス制御の情報を適度に反映させることができる。特に前面カメラの白検出率に着目し、撮影画像における白色の割合が低いほど、背面カメラのWB補正値の反映の度合いを高くするようにした。これにより、前面カメラにおいても白色被写体に応じた適切なホワイトバランス制御が可能となる。
(第3の実施形態)
本実施形態では、合成比率の設定に用いるホワイトバランス(WB)信頼度WBRelの算出処理について、別の処理例を説明する。本実施形態では、前面カメラのWB補正値における信頼度WBRelは、前面カメラの撮影時におけるズーム制御部121によるズームポジションを基に算出してもよい。
図10のステップS1003において、制御部102は、例えば、図12に示すような、ズームポジションに対するWB信頼度を表すグラフを用い、WB信頼度WBRelを算出する。ここで、“r1”はズームポジションが望遠側に至った場合の最少のWB信頼度の値を示し、“Th2”はWB信頼度を“r1”とするときのズームポジションの値を示す。“Th1”はWB信頼度を“1.0”として保持するズームポジション値を示す。これらの値は、各種シーンを統計的に撮影及び評価して適切な値に決め、予め記憶している。
その他のステップについては、第1の実施形態と同様の制御を行うので、ここでは説明を省略する。
以上説明した制御を行うことにより、誤検出の発生により前面カメラの単独でのホワイトバランス制御が困難なシーンであっても、背面カメラのホワイトバランス制御の情報を適度に反映させることができる。特に前面カメラのズームポジションに着目し、ズームポジションが望遠側であるほど、背面カメラのWB補正値の反映の度合いを高くするようにした。これにより、前面カメラにおいてもズームポジションに応じた適切なホワイトバランス制御が可能となる。
(第4の実施形態)
本実施形態では、合成比率の設定に用いるホワイトバランス(WB)信頼度WBRelの算出処理について、別の処理例を説明する。本実施形態では、前面カメラのWB補正値における信頼度WBRelは、前面カメラ及び背面カメラの撮影画像における顔検出信頼度を基に算出する。
図10のステップS1003において、制御部102は、例えば、下記の式(7)示すような算出式を用いて、WB信頼度WBRelを算出する。
WBRel=FaceRel_f/(FaceRel_f+FaceRel_r) ・・・(7)
ここで、FaceRel_fは前面カメラの撮影画像に関する顔検出信頼度、FaceRel_rは背面カメラの撮影画像に関する顔検出信頼度である。
その他のステップについては、第1の実施形態と同様の制御を行うので、ここでは説明を省略する。
以上説明した制御を行うことにより、特に第1の実施形態と同様な構成において、顔検出の信頼度が高いほど、背面カメラのWB補正値の反映の度合いを高くするようにした。これにより、前面カメラ及び背面カメラの両方に顔が検出されている場合において、顔の有無のみでなく顔の信頼度の高さに応じた細やかなホワイトバランス制御が可能となる。
(第5の実施形態)
本実施形態では、ホワイトバランス(WB)信頼度WBRelを用いない、別の合成比率の設定例を説明する。図3に示されるように、カメラの背面モニタ303には、前面カメラ302の撮影画像と背面カメラ301の撮影画像が合成されて表示される。第1〜第4の実施形態では、WB信頼度を自動的に算出することで、ユーザが現在のカメラのホワイトバランス制御の信頼性を判断する手間を省きかつ困難性を回避した。
しかし、ユーザ(撮影者)のホワイトバランスに関する知識や撮影技術が高い場合、また、比較的大画面の背面モニタを有するカメラの場合、ユーザは、現在のカメラのホワイトバランス制御が信頼性のおけるものか、ある程度判断できる。また、カメラにより自動制御されたとしても、ユーザは、自己の好みに応じて微調整を行いたい場合もある。
したがって、本実施形態では、図13に示すように、前面カメラ302のホワイトバランス補正値に対して背面カメラの301のホワイトバランス補正値を反映させる度合いをユーザの操作入力により設定可能とした。
図13において、モニタに表示されたスライダーバー1301は、前面カメラ302と背面カメラの301のホワイトバランス補正値の合成比率を表示する機能と、反映の度合い、ここでは合成比率を変更する機能を有する。すなわち、スライダーバー1301のツマミ1302が上端に位置しているときは、前面カメラ302の合成比率が1.0となり、背面カメラ301の合成比率は0となる。また、ツマミ1302が下端に位置しているときは、背面カメラ301の合成比率が1.0となり、背面カメラ301の合成比率は0となる。ツマミ1302が丁度中間に位置しているときは、前面カメラ302の合成比率が0.5となり、背面カメラ301の合成比率は0.5となる。この表示画面は、ライブビュー動作時に操作キー306を操作することにより表示され、ツマミ1302は所定の初期位置、例えば上端に表示される。ユーザは操作キー306を操作することにより、ツマミ1302を上下に動かすことにより、合成比率を変更することができる。
上記第1〜4の実施形態による自動調整を実行後であれば、その実行により設定された合成比率の位置、すなわち、WB信頼度WBRelの値に相当する位置をツマミ1302の初期位置としても良い。これにより、ユーザは、その位置を基準とした反映の度合いの変更が可能となり、自己の好みに応じた、自動調整後の微調整が可能となる。
(第6の実施形態)
上記第1〜第5の実施形態では、図3に示されるような、一般的なカメラの形状を有した撮像装置に、本発明を適用した場合について説明した。しかし、本発明は、この形状の撮像装置に限るものではない。
例えば、前面カメラと背面カメラを有する撮像装置として、タブレット、スマートフォン、及び携帯電話等が存在し、これらの装置においても、上記第1〜第5の実施形態に表わされた発明を実施することができる。これらの装置は、図3に示されるような、操作キー306を有さず背面モニタがタッチパネルが操作手段としてとして機能する。
したがって、第5の実施形態を適用するにしても、スライダーバー1301をパネル上で直接接触することにより、位置変更を行えるように構成する。なお、合成比率の変更はスライダーバーを操作する場合に限らず、例えば各カメラの主被写体領域(例えば顔領域)を長く接触するほどそのカメラの合成比率を上げる等、ユーザの直感的な操作性を意識した、様々な態様を適用してもよい。
(他の実施形態)
本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インターフェイス機器、カメラヘッドなど)から構成されるシステムを適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラなど)に適用してもよい。
また、本発明の目的は、以下のようにして達成することも可能である。まず、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、以下のようにして達成することも可能である。即ち、読み出したプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合である。ここでプログラムコードを記憶する記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、ROM、RAM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、CD−ROM、CD−R、DVD、光ディスク、光磁気ディスク、MOなどが考えられる。また、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)やWAN(ワイド・エリア・ネットワーク)などのコンピュータネットワークを、プログラムコードを供給するために用いることができる。
102 制御部
105 前面画像処理部
120 背面画像処理部
301 背面カメラ
302 前面カメラ

Claims (16)

  1. 筐体に対して前面に位置する被写体を撮像する前面撮像手段と、筐体に対して背面に位置する被写体を撮像する背面撮像手段と、を有する画像処理装置であって、
    前記前面撮像手段により得られた撮影画像からホワイトバランス補正値を算出する第1の補正値算出手段と、
    前記背面撮像手段により得られた撮影画像からホワイトバランス補正値を算出する第2の補正値算出手段と、
    前記前面撮像手段の撮影画像のホワイトバランス補正値と前記背面撮像手段の撮影画像のホワイトバランス補正値を合成することにより、前記前面撮像手段の撮影画像に適用するホワイトバランス補正値を算出する第3の補正値算出手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記前面撮像手段の撮影画像のホワイトバランス補正値の信頼度に基づき、前記前面撮像手段の撮影画像のホワイトバランス補正値と前記背面撮像手段の撮影画像のホワイトバランス補正値の合成比率を設定する第1の設定手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記背面撮像手段により得られた撮影画像から顔を検出する顔検出手段をさらに有し、
    前記第1の設定手段は、前記顔検出手段により顔が検出されたか否かの情報に基づき前記ホワイトバランス補正値の信頼度を決めることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第1の設定手段は、前記第1の補正値算出手段によるホワイトバランス補正値の算出における白検出率に応じて、前記ホワイトバランス補正値の信頼度を決めることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記前面撮像手段は、前記前面に位置する被写体を撮像するに際して倍率を変更するズーム手段をさらに有し、
    前記第1の設定手段は、前記ズーム手段によるズームポジションに応じて、前記ホワイトバランス補正値の信頼度を決めることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  6. 前記前面撮像手段により得られた撮影画像から顔を検出する第1の顔検出手段と、前記背面撮像手段により得られた撮影画像から顔を検出する第2の顔検出手段と、をさらに有し、
    前記第1の設定手段は、前記第1の顔検出手段及び前記第2の顔検出手段による顔検出の信頼度に基づき前記ホワイトバランス補正値の信頼度を決めることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  7. ユーザからの操作入力を受け付ける操作入力手段と、前記操作入力に基づき、前記背面撮像手段の撮影画像のホワイトバランス補正値の反映の度合いを設定する第2の設定手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  8. 前記第1の補正値算出手段及び前記第2の補正値算出手段は、前記ホワイトバランス補正値として、黒体放射軸を用いた白検出に基づく第1のホワイトバランス補正値を算出することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  9. 前記前面撮像手段により得られた撮影画像から顔を検出する第1の顔検出手段と、前記背面撮像手段により得られた撮影画像から顔を検出する第2の顔検出手段と、をさらに有し、
    前記第1の補正値算出手段及び前記第2の補正値算出手段は、
    前記顔検出手段から検出された顔領域に対して前記第1のホワイトバランス補正値を適用し、肌色評価値を取得し、前記肌色評価値が予め定めた肌色補正対象領域に含まれる場合、前記肌色評価値と予め定めた肌色目標値との差分値を補正する差分補正値を算出し、前記肌色評価値が前記予め定めた肌色補正対象領域に含まれる場合、前記ホワイトバランス補正値として、前記第1のホワイトバランス補正値と前記差分補正値に基づいた第2のホワイトバランス補正値を算出することを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 筐体に対して前面に位置する被写体を撮像する前面撮像手段と、筐体に対して背面に位置する被写体を撮像する背面撮像手段と、を有する画像処理装置であって、
    前記前面撮像手段の撮影画像に適用するホワイトバランス補正のために、前記背面撮像手段により得られた撮影画像に基づき算出されたホワイトバランス補正値を反映させる制御手段を有することを特徴とする画像処理装置。
  11. 前記背面撮像手段により得られた撮影画像から顔を検出する顔検出手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記顔検出手段により顔が検出されていない場合よりも前記顔検出手段により顔が検出されている場合のほうが、前記背面撮像手段により得られた撮影画像に基づき算出されたホワイトバランス補正値の反映の度合いを高くすることを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 前記制御手段は、前記前面撮像手段により得られた撮影画像における白色の割合が低いほど、前記背面撮像手段により得られた撮影画像に基づき算出されたホワイトバランス補正値の反映の度合いを高くすることを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  13. 前記前面撮像手段は、前記前面に位置する被写体を撮像するに際して倍率を変更するズーム手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記ズーム手段によるズームポジションが望遠側であるほど、前記背面撮像手段により得られた撮影画像に基づき算出されたホワイトバランス補正値の反映の度合いを高くすることを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  14. 前記背面撮像手段により得られた撮影画像から顔を検出する顔検出手段をさらに有し、前記制御手段は、前記顔検出手段による顔検出の信頼度が高いほど、前記背面撮像手段により得られた撮影画像に基づき算出されたホワイトバランス補正値の反映の度合いを高くすることを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  15. 筐体に対して前面に位置する被写体を撮像する前面撮像手段と、筐体に対して背面に位置する被写体を撮像する背面撮像手段と、を有する画像処理装置の画像処理方法であって、
    前記前面撮像手段により得られた撮影画像からホワイトバランス補正値を算出する第1の補正値算出ステップと、
    前記背面撮像手段により得られた撮影画像からホワイトバランス補正値を算出する第2の補正値算出ステップと、
    前記前面撮像手段の撮影画像のホワイトバランス補正値と前記背面撮像手段の撮影画像のホワイトバランス補正値を所定の比率で合成することにより、前記前面撮像手段の撮影画像に適用するホワイトバランス補正値を算出する第3の補正値算出ステップと、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  16. 筐体に対して前面に位置する被写体を撮像する前面撮像手段と、筐体に対して背面に位置する被写体を撮像する背面撮像手段と、を有する画像処理装置の画像処理方法であって、
    前記前面撮像手段の撮影画像に適用するホワイトバランス補正のために、前記背面撮像手段により得られた撮影画像に基づき算出されたホワイトバランス補正値を反映させる制御ステップを有することを特徴とする画像処理方法。
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