JP2013254149A - 表示装置およびその駆動方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用環境に応じて好適な輝度で画像表示を行うことのできるフィールドシーケンシャル方式の表示装置およびその駆動方法を提供する。
【解決手段】フィールドシーケンシャル方式の液晶表示装置において、バックライト制御回路は、各色のLEDの点灯開始タイミングをサブフレーム期間の開始タイミングから点灯開始遅延時間だけ遅延させ、各色のLEDの消灯開始タイミングをサブフレーム期間の終了タイミングから消灯開始遅延時間だけ遅延させる。各LEDの点灯期間は点灯開始遅延時間と消灯開始遅延時間とによって定まるところ、検出照度Zが大きくなるに従いLEDの点灯期間が長くなるように点灯開始遅延時間と消灯開始遅延時間とが決定される。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示装置に関し、特に、フィールドシーケンシャル方式でカラー表示を行う表示装置およびその駆動方法に関する。
カラー表示を行う液晶表示装置の多くは、1つの画素を3分割したサブ画素に対応してそれぞれ、赤色(R)、緑色(G)、および青色(B)の光を透過させるカラーフィルタを備えている。しかし、液晶表示パネルに照射されるバックライト光の約2/3がカラーフィルタで吸収されるために、カラーフィルタ方式の液晶表示装置は光利用効率が低いという問題を有する。そこで、カラーフィルタを用いずにカラー表示を行うフィールドシーケンシャル方式の液晶表示装置が注目されている。
フィールドシーケンシャル方式では、1画面の表示期間である1フレーム期間は3つのサブフレーム期間に分割される。第1のサブフレーム期間には、入力信号の赤色成分を入力しつつ赤色の光源を発光させることによって、赤色の画面が表示される。第2のサブフレーム期間には、入力信号の緑色成分を入力しつつ緑色の光源を発光させることによって、緑色の画面が表示される。第3のサブフレーム期間には、入力信号の青色成分を入力しつつ青色の光源を発光させることによって、青色の画面が表示される。このようにして、液晶パネルにカラー画像が表示される。このようにフィールドシーケンシャル方式の液晶表示装置では、カラーフィルタが不要になるので、カラーフィルタ方式の液晶表示装置に比べて光利用効率が約3倍になる。また、フィールドシーケンシャル方式の液晶表示装置では、カラーフィルタ方式の液晶表示装置に比べて画素数を例えば1/3にすることができるので、開口率を高めることができる。
ところで、液晶の光学応答速度は比較的遅い。このため、フィールドシーケンシャル方式の液晶表示装置では、サブフレーム期間が切り替わった後しばらくの間は、その直前のサブフレーム期間終了時の液晶の透過率(光透過率)がある程度継続している。本明細書では、切り替わり前のサブフレーム期間のことを「先行サブフレーム期間」といい、切り替わり後のサブフレーム期間、すなわち先行サブフレーム期間の直後のサブフレーム期間のことを「後続サブフレーム期間」という。後続サブフレーム期間の開始時に当該後続サブフレーム期間に対応する色の光源の点灯を開始すると、先行サブフレーム期間の透過率が継続しているので、所望の輝度が得られない。このような現象は一般に「混色」と呼ばれる。
そこで、例えば図15に示すように、各サブフレーム期間に対応した光源の消灯開始タイミングはそのままとし、点灯開始タイミングを、例えば液晶が十分に応答できる時間だけ遅延させる方法が知られている。この方法によれば、後続サブフレーム期間開始直後の、先行サブフレーム期間の透過率が継続している期間には、当該後続サブフレーム期間に対応する色の光源が点灯されない。このため、混色が抑制される。図15に示すような方法は、例えば特開2007−206698号公報や特開平10−63225号公報などに開示されている。
また、例えば図16に示すように、各サブフレーム期間に対応した光源の点灯開始タイミングおよび消灯開始タイミングの双方を、例えば液晶が十分に応答できる期間だけ遅延させる方法が知られている。この方法によれば、後続サブフレーム期間開始直後の、先行サブフレーム期間の透過率が継続している期間には、先行サブフレーム期間に対応する色の光源が引き続き点灯される。このため、得られる輝度を所望の値に近づけることができる。ここで輝度は、各色の光源の点灯期間と当該点灯期間における透過率との時間積分に相当する。図16に示すような方法は、例えば特開平10−63225号公報などに開示されている。
特開2007−206698号公報 特開平10−63225号公報
ところが、上述した従来の方法によると、装置の周囲の明るさとは無関係に表示輝度の制御が行われている。このため、例えば、明るい環境下で装置が使用されているときに、ユーザ(装置の使用者)にとって画面が眩しく感じられることがある。また、例えば、暗い環境下で装置が使用されているときに、ユーザにとって画面が暗く感じられることがある。このように、フィールドシーケンシャル方式の表示装置においては、必ずしもユーザの要求を満たすような輝度表示が行われていない。
そこで、本発明は、使用環境に応じて好適な輝度で画像表示を行うことのできるフィールドシーケンシャル方式の表示装置およびその駆動方法を提供することを目的とする。
第1の発明は、1フレーム期間を複数のサブフレーム期間に分割し、サブフレーム期間に応じて異なる色の画面を表示する表示装置であって、
マトリクス状に配置された複数の画素形成部を含む表示部と、
前記表示部に光を照射するための、色毎に点灯状態/消灯状態の制御が可能な複数色の光源を含む光源部と、
前記複数色の光源の状態を制御する光源制御部と、
外部の照度を検出する照度検出部とを備え、
前記光源制御部は、
各色の光源の点灯状態を開始するタイミングを、前記照度検出部によって検出された照度である検出照度に基づいて、当該色に関する光の透過率の制御により画面を表示すべきサブフレーム期間の開始タイミングから第1の遅延時間だけ遅延させ、
各色の光源の消灯状態を開始するタイミングを、前記検出照度に基づいて、当該色に関する光の透過率の制御により画面を表示すべきサブフレーム期間の終了タイミングから第2の遅延時間だけ遅延させ、
前記検出照度が大きいほど前記第1の遅延時間および前記第2の遅延時間により決定される前記光源の点灯期間が長くなるよう前記第1の遅延時間と前記第2の遅延時間とを定めるように構成されていることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、
前記光源制御部は、前記第1の遅延時間を光源の色毎に異ならせること、および、前記第2の遅延時間を光源の色毎に異ならせることを可能とするように構成されていることを特徴とする。
第3の発明は、第1の発明において、
前記光源制御部は、全ての色の光源についての前記第1の遅延時間を等しくし、かつ、全ての色の光源についての前記第2の遅延時間を等しくするように構成されていることを特徴とする。
第4の発明は、第1の発明において、
前記光源制御部は、前記検出照度が予め定められた閾値以下の場合には前記検出照度に関わらず前記第1の遅延時間を一定の時間に定めるとともに前記第2の遅延時間を一定の時間に定めるように構成されていることを特徴とする。
第5の発明は、第1の発明において、
前記光源制御部は、各色の光源の消灯状態を開始するタイミングを遅延させるための第2の遅延時間を、当該色の光源が消灯状態となった後に点灯状態となるべき後続の色の光源の点灯状態を開始するタイミングを遅延させるための第1の遅延時間よりも短くするように構成されていることを特徴とする。
第6の発明は、マトリクス状に配置された複数の画素形成部を含む表示部と、前記表示部に光を照射するための色毎に点灯状態/消灯状態の制御が可能な複数色の光源からなる光源部とを備え、1フレーム期間を複数のサブフレーム期間に分割し、サブフレーム期間に応じて異なる色の画面を表示する表示装置の駆動方法であって、
前記複数色の光源の状態を制御する光源制御ステップと、
外部の照度を検出する照度検出ステップとを備え、
前記光源制御ステップは、
各色の光源の点灯状態を開始するタイミングを、前記照度検出ステップで検出された照度である検出照度に基づいて、当該色に関する光の透過率の制御により画面を表示すべきサブフレーム期間の開始タイミングから第1の遅延時間だけ遅延させるステップと、
各色の光源の消灯状態を開始するタイミングを、前記検出照度に基づいて、当該色に関する光の透過率の制御により画面を表示すべきサブフレーム期間の終了タイミングから第2の遅延時間だけ遅延させるステップとを含み、
前記光源制御ステップでは、前記検出照度が大きいほど前記第1の遅延時間および前記第2の遅延時間により決定される前記光源の点灯期間が長くなるよう前記第1の遅延時間と前記第2の遅延時間とが定められることを特徴とする。
上記第1の発明によれば、表示装置の外部の照度(検出照度)に基づいて、光源の点灯開始タイミングを決める第1の遅延時間と光源の消灯タイミングを決める第2の遅延時間が定められる。その際、検出照度が大きいほど光源の点灯期間が長くなるように、第1の遅延時間および第2の遅延時間が決定される。従って、暗い環境下においては点灯期間が短くなるよう第1の遅延時間および第2の遅延時間が定められ、かつ、明るい環境下においては点灯期間が長くなるよう第1の遅延時間および第2の遅延時間が定められる。これにより、暗い環境下において必要以上に輝度が高められることが抑制されるとともに、明るい環境下における輝度不足の発生が抑制される。このように、フィールドシーケンシャル方式の表示装置において、使用環境に応じて好適な輝度で画像表示を行うことが可能となる。
上記第2の発明によれば、複数色の光源で点灯期間を互いに異ならせることができるので、各色の輝度の強弱を調整できる。このため、例えば色バランスを改善できる。
上記第3の発明によれば、複数色の光源で同じ第1の遅延時間を用い、かつ、複数色の光源で同じ第2の遅延時間を用いることにより、比較的簡易な処理で上記第1の発明と同様の効果が得られる。
上記第4の発明によれば、検出照度が小さいときでも最低限定められた時間、光源を点灯させることが可能となる。このため、フィールドシーケンシャル方式の表示装置において、輝度不足を生ずることなく、使用環境に応じて好適な輝度で画像表示を行うことが可能となる。
上記第5の発明によれば、先行サブフレーム期間で消灯状態が開始される光源に関する第2の遅延時間が後続サブフレーム期間で点灯状態が開始される光源に関する第1の遅延時間よりも短く設定されるので、すべての色の光源が消灯状態である期間(全消灯期間)が設けられる。これにより、透過率が変化しているときに光源が点灯する期間が短くなる。言い換えると、透過率が変化しないとき、あるいは透過率の変化が小さいときに光源が点灯する期間の割合が大きくなる。このとき、サブフレーム期間の切れ目にとらわれることなく光源の点灯期間の設定が可能である。このようにして、透過率とは対応していない色の光源が点灯状態となる期間が短縮されるので、混色の発生が抑制される。
上記第6の発明によれば、上記第1の発明と同様の効果を表示装置の駆動方法の発明において奏することができる。
本発明の第1の実施形態に係る液晶表示装置において、点灯開始遅延時間および消灯開始遅延時間がどのように決定されるかについて説明するための図である。 上記第1の実施形態に係る液晶表示装置の構成を示すブロック図である。 上記第1の実施形態において、明るさセンサについて説明するための図である。 上記第1の実施形態における液晶表示パネルおよびLEDユニットのそれぞれを3つの領域に分けた図である。 上記第1の実施形態に係る液晶表示装置の動作を説明するための図である。 上記第1の実施形態において、点灯期間について説明するための図である。 上記第1の実施形態において、点灯開始遅延時間および消灯開始遅延時間をテーブルを用いて決定する方法について説明するための図である。 上記第1の実施形態に係る液晶表示装置の動作を説明するための図である。 上記第1の実施形態において、点灯開始遅延時間および消灯開始遅延時間をテーブルを用いて決定する方法について説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係る液晶表示装置の動作を説明するための図である。 上記第2の実施形態に係る液晶表示装置の動作を説明するための図である。 上記第2の実施形態における各LEDの点灯期間について説明するための図である。 上記各実施形態の変形例における点灯開始遅延時間および消灯開始遅延時間の設定ついて説明するための図である。 上記各実施形態の変形例における点灯開始遅延時間および消灯開始遅延時間の設定ついて説明するための図である。 従来の方法を用いた場合の液晶表示装置の動作を説明するための図である。 従来の別の方法を用いた場合の液晶表示装置の動作を説明するための図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
<1.第1の実施形態>
<1.1 全体構成および動作概要>
図2は、本発明の第1の実施形態に係るフィールドシーケンシャル方式の液晶表示装置の構成を示すブロック図である。本実施形態に係る液晶表示装置は、1フレーム期間を3個のサブフレーム期間に分割するフィールドシーケンシャル方式によってカラー表示を行う。この液晶表示装置は、図2に示すように、液晶表示パネル10、タイミング制御回路20、サブフレーム映像信号生成回路30、ソースドライバ40、ゲートドライバ50、バックライトユニット60、および明るさセンサ70によって構成されている。
以下では、例えば1フレーム期間を1/60秒とし、各サブフレーム期間をそれぞれ1/180秒とする。また、外部から液晶表示装置に入力される入力画像信号DIAの赤色成分(R成分)、緑色成分(G成分)、および青色成分(B成分)はそれぞれ8ビットのデータであるとする。この場合、液晶表示装置は、赤色、緑色、および青色の各色をそれぞれ256階調で表現できるので、約1678万色(正確には256×256×256色)の色を液晶表示パネル10に表示することができる。
液晶表示パネル10には、表示部11が含まれている。表示部11には、複数本(m本)のソースラインSL1〜SLmと、複数本(n本)のゲートラインGL1〜GLnと、これらm本のソースラインSL1〜SLmとn本のゲートラインGL1〜GLnとの交差点に対応して設けられた複数個(m×n個)の画素形成部12が形成されている。以下、m本のソースラインSL1〜SLmを区別しない場合にはこれらを「ソースラインSL」という。同様に、n本のゲートラインGL1〜GLnを区別しない場合にはこれらを「ゲートラインGL」という。図2では、便宜上1つの画素形成部12のみを示している。各画素形成部12は、対応する交差点を通過するゲートラインGLにゲート端子が接続されると共に、当該交差点を通過するソースラインSLにソース端子が接続されたTFT(Thin Film Transistor)13と、そのTFT13のドレイン端子に接続された画素電極14と、複数個の画素形成部12に共通的に設けられた共通電極15と、複数個の画素形成部12に共通的に設けられ画素電極14と共通電極15との間に挟持された液晶層とによって構成される。そして、画素電極14および共通電極15により形成される液晶容量により、画素容量Cpが構成される。なお、典型的には、画素容量Cpに確実に電圧を保持すべく、液晶容量に並列に補助容量が設けられる。
明るさセンサ70は、典型的には、図3に示すように表示部11の近傍に設けられる。明るさセンサ70は、外部の照度を検出する照度検出部として機能する。すなわち、明るさセンサ70は、この液晶表示装置の周囲の明るさを検出し、その明るさの程度を検出照度Zとしてタイミング制御回路20内の後述のバックライト制御回路21に与える。
タイミング制御回路20は、外部から液晶表示装置に入力される入力タイミング信号DIBと明るさセンサ70から与えられる検出照度Zとに基づいて、液晶表示装置内の各種構成要素の制御を行う。タイミング制御回路20には、光源制御部としてのバックライト制御回路21が含まれている。なお、バックライト制御回路21については後述する。タイミング制御回路20は、サブフレーム映像信号生成回路30内の後述のサンプリング回路31および信号選択回路33の制御を行う。また、タイミング制御回路20は、ソースドライバ40、ゲートドライバ50、およびバックライトユニット60にそれぞれソース制御信号SCT、ゲート制御信号GCT、およびバックライト制御信号BCTを送信することによりこれらの制御を行う。
サブフレーム映像信号生成回路30には、サンプリング回路31、R,G,B用のサブフレームメモリ32r,32g,32b、信号選択回路33、および信号出力回路34が含まれている。以下では、R,G,B用のサブフレームメモリ32r,32g,32bのことをそれぞれ「Rサブフレームメモリ」、「Gサブフレームメモリ」、および「Bサブフレームメモリ」という。また、R,G,B用のサブフレームメモリ32r,32g,32bを区別しない場合には、これらを単に「サブフレームメモリ32」という。サンプリング回路31は、タイミング制御回路20による制御に基づいて入力画像信号DIAをサンプリングし、入力画像信号DIAのR成分をRサブフレームメモリ32rに書き込み、入力画像信号DIAのG成分をGサブフレームメモリ32gに書き込み、入力画像信号DIAのB成分をBサブフレームメモリ32bに書き込む。各サブフレームメモリ32は、1サブフレーム期間分の色成分を保持する。信号選択回路33は、タイミング制御回路20による制御に基づいて、R,G,B用のサブフレームメモリ32r,32g,32bから順次に1サブフレーム期間分のデータを読み出し、それを信号出力回路34に与える。その際、R成分、G成分、B成分の順で信号出力回路34にデータが与えられる。信号出力回路34は、与えられた1サブフレーム期間分の色成分に対して、所定の処理(例えば、当該色成分を、液晶表示パネル10の光学特性に応じて増幅する処理など)を施し、映像信号DVとしてソースドライバ40に与える。なお、映像信号DVはデジタル信号およびアナログ信号のいずれであっても良い。このようにして、サブフレーム映像信号生成回路30により、サブフレーム単位で映像信号DVが生成される。
ソースドライバ40は、タイミング制御回路20から送られたソース制御信号SCTに基づいて、サブフレーム映像信号生成回路30の信号出力回路34から送られた映像信号DVより駆動用映像信号S1〜Smを生成し、これらをm本のソースラインSL1〜SLmにそれぞれ印加する。なお、ソースドライバ40は表示部11と一体的に形成されていても良い。
ゲートドライバ50は、タイミング制御回路20から送られたゲート制御信号GCTに基づいて、アクティブな走査信号G1〜Gnのm本のゲートラインGL1〜GLnへの印加を、例えば1サブフレーム期間を周期として繰り返す。なお、ゲートドライバ50は表示部11と一体的に形成されていても良い。
バックライトユニット60には、バックライト駆動回路61、および光源部としてのLED(Light Emitting Diode)ユニット62が含まれている。LEDユニット62は、光源としての赤色LED63r、緑色LED63g、および青色LED63b(以下、これらを区別しない場合には「LED63」という。)を2次元状に配置することにより構成されている。なお、LED63に代えて、CCFL(Cold Cathode Fluorescent Lamp)を使用しても良い。バックライト駆動回路61は、上述のバックライト制御回路21からバックライト制御信号BCTを受け取る。バックライト制御信号BCTには、例えば、各色のLED63の点灯開始遅延時間(第1の遅延時間)、各色のLED63の消灯開始遅延時間(第2の遅延時間)、および各色のLED63の発光輝度を制御するための駆動電流値などを示す信号が含まれている。点灯開始遅延時間および消灯開始遅延時間は、検出照度Zに応じて変化する。これについての詳しい説明は後述する。バックライト駆動回路61は、タイミング制御回路20から送られたバックライト制御信号BCTに基づいて、LED63を点灯または消灯させる。なお、LED63の電源電流は、図示しない電源回路から供給される。
以上のようにして、ソースラインSLに駆動用映像信号が印加され、ゲートラインGLに走査信号が印加され、バックライトユニット60から液晶表示パネル10への光照射が制御されることにより、入力画像信号DIAに応じた画面が液晶表示パネル10の表示部11に表示される。
<1.2 動作>
図4は、本実施形態における液晶表示パネル10およびLEDユニット62のそれぞれを例示的に3つの領域に分けた図である。なお、ここで示す領域数は単なる例示であり、本発明はこれに限定されるものではない。液晶表示パネル10は、3つの領域10A〜10Cに分けられる。LEDユニット62は、3つの領域63A,63B,63Cに分けられる。液晶表示パネル10の3つの領域10A〜10Cはそれぞれ、LEDユニット62の3つの領域63A〜63Cに対応している。以下、領域63Aに含まれるLEDを符号63rA,63gA,63bAで表し、領域63Bに含まれるLEDを符号63rB,63gB,63bCで表し、領域63Cに含まれるLEDを符号63rC,63gC,63bCで表す。なお、1フレーム期間において色はR、G、Bの順に切り替わるものとする。
例えば赤色の表示を行う場合について説明する。液晶表示パネル10の領域10Aに含まれるすべての画素形成部12にR成分の駆動用映像信号が与えられてから所定時間(液晶の光学応答に必要な時間)の経過後、LEDユニット62の領域63Aに含まれるすべての赤色LED63rAが点灯する。次に、液晶表示パネル10の領域10Bに含まれるすべての画素形成部12にR成分の駆動用映像信号が与えられてから所定時間の経過後、LEDユニット62の領域63Bに含まれるすべての赤色LED63rBが点灯する。次に、液晶表示パネル10の領域10Cに含まれるすべての画素形成部12にR成分の駆動用映像信号が与えられてから所定時間の経過後、LEDユニット62の領域63Cに含まれるすべての赤色LED63rCが点灯する。このように、赤色LED63rA〜63rCが液晶表示パネル10の駆動タイミングに合わせて順に点灯を開始する。その後、赤色LED63rA〜63rCの点灯開始から所定時間の経過後、赤色LED63rA〜63rCが順に消灯する。緑色の表示を行う場合および青色の表示を行う場合については赤色の表示を行う場合と同様であるので、その説明を省略する。なお、以下の説明において、液晶表示パネル10の領域10AおよびLEDユニット62の領域63Aのことをまとめて「第1の領域」といい、液晶表示パネル10の領域10BおよびLEDユニット62の領域63Bのことをまとめて「第2の領域」といい、液晶表示パネル10の領域10CおよびLEDユニット62の領域63Cのことをまとめて「第3の領域」という。
次に、図5を参照しつつ、各色に関する点灯開始タイミングおよび消灯開始タイミングについて詳細に説明する。図5は、本実施形態に係る液晶表示装置の動作を説明するための図である。図5において、横軸は時間を表し、縦軸は透過率を表している。ここで輝度は、各色の光源の点灯期間と当該点灯期間における透過率との時間積分に相当する。本明細書では、赤色、緑色、および青色に関する光の透過率の制御により画面を表示すべきサブフレーム期間のことをそれぞれ「Rサブフレーム期間」、「Gサブフレーム期間」、および「Bサブフレーム期間」という。図5に示す各色のサブフレーム期間の開始タイミングは、第1〜第3の領域のそれぞれにおいて、当該色成分の駆動用映像信号についての画素形成部12(より詳細には画素容量Cp)への供給が開始するタイミングである。また、各色のサブフレーム期間の終了タイミングは、第1〜第3の領域のそれぞれにおいて、当該色成分の駆動用映像信号についての画素形成部12への供給が終了するタイミングである。このように、サブフレーム期間の開始タイミングおよび終了タイミングは、第1〜第3の領域の間で厳密には異なる(すなわち、1フレーム期間の開始タイミングおよび終了タイミングも第1〜第3の領域の間で厳密には異なる。)。しかし、以下では説明の便宜上、第1〜第3の領域のいずれにおける液晶の光学応答に基づく説明であるかは特に区別しないものとする。
まず、赤色の表示について説明する。一般的に、液晶の応答速度は比較的遅いので、Rサブフレーム期間の開始から所望の透過率が得られるまでにはある程度の時間を要する。すなわち、Rサブフレーム期間開始後しばらくの間は、先行サブフレーム期間であるBサブフレーム期間終了時の透過率が継続している。このため、液晶の応答性を考慮して決められる点灯開始遅延時間だけ、赤色LED63rの点灯開始タイミングがRサブフレーム期間の開始タイミングから遅延させられる。以下では、赤色LED63rに関する点灯開始遅延時間のことを「R点灯開始遅延時間」といい、符号「DONr」で表す。その後、赤色LED63rは、Rサブフレーム期間の終了タイミングを超えて点灯状態を継続する。そして、赤色LED63rは、Rサブフレーム期間の後続サブフレーム期間であるGサブフレーム期間の開始タイミングから消灯開始遅延時間の経過後に消灯状態に切り替わる。このようにして、赤色の表示が行われる。以下では、赤色LED63rに関する消灯開始遅延時間のことを「R消灯開始遅延時間」といい、符号「DOFFr」で表す。
次に、緑色の表示について説明する。Gサブフレーム期間開始後しばらくの間は、先行サブフレーム期間であるRサブフレーム期間終了時の透過率が継続している。このため、液晶の応答性を考慮して決められる点灯開始遅延時間だけ、緑色LED63gの点灯開始タイミングがGサブフレーム期間の開始タイミングから遅延させられる。以下では、緑色LED63gに関する点灯開始遅延時間のことを「G点灯開始遅延時間」といい、符号「DONg」で表す。その後、緑色LED63gは、Gサブフレーム期間の終了タイミングを超えて点灯状態を継続する。そして、緑色LED63gは、Gサブフレーム期間の後続サブフレーム期間であるBサブフレーム期間の開始タイミングから消灯開始遅延時間の経過後に消灯状態に切り替わる。このようにして、緑色の表示が行われる。以下では、緑色LED63gに関する消灯開始遅延時間のことを「G消灯開始遅延時間」といい、符号「DOFFg」で表す。
続いて、青色の表示について説明する。Bサブフレーム期間開始後しばらくの間は、先行サブフレーム期間であるGサブフレーム期間終了時の透過率が継続している。このため、液晶の応答性を考慮して決められる点灯開始遅延時間だけ、青色LED63bの点灯開始タイミングがBサブフレーム期間の開始タイミングから遅延させられる。以下では、青色LED63bに関する点灯開始遅延時間のことを「B点灯開始遅延時間」といい、符号「DONb」で表す。その後、青色LED63bは、Bサブフレーム期間の終了タイミングを超えて点灯状態を継続する。そして、青色LED63bは、Bサブフレーム期間の後続サブフレーム期間であるRサブフレーム期間の開始タイミングから消灯開始遅延時間の経過後に消灯状態に切り替わる。このようにして、青色の表示が行われる。以下では、青色LED63bに関する消灯開始遅延時間のことを「B消灯開始遅延時間」といい、符号「DOFFb」で表す。
以上に示した赤色の表示、緑色の表示、青色の表示が順に行われることにより、1フレーム期間分のカラー表示が行われる。本実施形態では、各色の表示において、サブフレーム期間の終了タイミングから消灯開始遅延時間が経過するまで当該色の光源の点灯が継続する期間(以下「追加点灯期間」という。)が設けられる。この追加点灯期間では、後続サブフレーム期間の色成分の駆動用映像信号についての画素形成部12への供給が開始されているが、液晶の応答が遅いために、先行サブフレーム期間における透過率が継続している。すなわち、追加点灯期間が設けられることによって、所望の透過率に近い状態で表示が行われる期間をより長く確保することができる。言い換えると、各色に関して、所望の値により近い輝度が得られる。
また、先行サブフレーム期間で消灯状態が開始されるLED63に関する消灯開始遅延時間は、後続サブフレーム期間で点灯状態が開始されるLED63に関する点灯開始遅延時間よりも短くされる又は等しくされる。但し、先行サブフレーム期間で消灯状態が開始されるLED63に関する消灯開始遅延時間は、後続サブフレーム期間で点灯状態が開始されるLED63に関する点灯開始遅延時間よりも短くされることが好ましい。具体的には、R消灯開始遅延時間DOFFrはG点灯開始遅延時間DONgよりも短くされ、かつ、G消灯開始遅延期間DOFFgはB点灯開始遅延時間DONbよりも短くされ、かつ、B消灯開始遅延時間DOFFbはR点灯開始遅延時間DONrよりも短くされることが好ましい。このようにすることによって、赤色LED63rが点灯状態である期間(以下「R点灯期間」という。)と緑色LED63gが点灯状態である期間(以下「G点灯期間」という。)との間に、すべての色のLED63が消灯状態である期間(以下「全消灯期間」という。)が設けられ、G点灯期間と青色LED63bが点灯状態である期間(以下「B点灯期間」という。)との間に全消灯期間が設けられ、B点灯期間とR点灯期間との間に全消灯期間が設けられる。これにより、透過率が変化しているときにLED63が点灯する期間が短くなる。言い換えると、透過率が変化しないとき、あるいは透過率の変化が小さいときにLED63が点灯する期間の割合が大きくなる。このとき、サブフレーム期間の切れ目にとらわれることなくLED63の点灯期間の設定が可能である。このようにして、透過率とは対応していない色のLED63が点灯状態となる期間が短縮されるので、混色が抑制される。なお、R点灯期間の長さは、R点灯開始遅延時間DONrおよびR消灯開始遅延時間DOFFrにより決定され、G点灯期間の長さは、G点灯開始遅延時間DONgおよびG消灯開始遅延時間DOFFgにより決定され、B点灯期間の長さは、B点灯開始遅延時間DONbおよびB消灯開始遅延時間DOFFbにより決定される。
<1.3 点灯開始遅延時間および消灯開始遅延時間の決定方法>
次に、点灯開始遅延時間および消灯開始遅延時間がどのように決定されるかについて説明する。任意の連続する2つのサブフレーム期間(先行サブフレーム期間および後続サブフレーム期間)に着目すると、先行サブフレーム期間に対応する色のLED(光源)の点灯期間は、図6において符号Pで示す期間(以下、「期間P」という。)と符号Qで示す期間(以下、「期間Q」という。)とからなる。期間Pの長さは、1サブフレーム期間の長さと点灯開始遅延時間の長さとの差に相当する。期間Qの長さは、消灯開始遅延時間の長さに相当する。
点灯開始遅延時間および消灯開始遅延時間は、検出照度Zに応じて決定される。詳しくは、各LEDの点灯期間は点灯開始遅延時間と消灯開始遅延時間とによって定まるところ、検出照度Zが大きくなるに従いLEDの点灯期間が長くなるように点灯開始遅延時間と消灯開始遅延時間とが決定される。本実施形態においては、図1に示すように、検出照度Zが所定の閾値Kよりも大きい場合に検出照度Zが大きくなるに従い期間Pおよび期間Qの双方が長くなるように、点灯開始遅延時間と消灯開始遅延時間とが決定される。
また、本実施形態においては、R点灯開始遅延時間とG点灯開始遅延時間とB点灯開始遅延時間とが同じ長さになっており、かつ、R消灯開始遅延時間とG消灯開始遅延時間とB消灯開始遅延時間とが同じ長さになっている。すなわち、全ての色についての点灯開始遅延時間が等しく、かつ、全ての色についての消灯開始遅延時間が等しくなっている。
以下、点灯開始遅延時間および消灯開始遅延時間の具体的な決定方法について説明する。ここでは、テーブルを用いた方法と数式を用いた方法とを説明するが、これ以外の方法で点灯開始遅延時間および消灯開始遅延時間が決定されても良い。
<1.3.1 テーブルを用いた方法>
まず、テーブル(以下、「点灯期間決定用テーブル」という。)を用いた方法について、最も簡単な例を説明する。図7は、点灯期間決定用テーブルの一例を模式的に示す図である。この点灯期間決定用テーブルでは、検出照度Zと期間Pおよび期間Qとが対応付けられている。図7に示す例では、検出照度ZがK(予め設定される閾値)以下であれば、期間Pの長さはTpかつ期間Qの長さはTqと決定され、検出照度ZがKよりも大きければ、期間Pの長さはTp+Taかつ期間Qの長さはTq+Tbと決定される。なお、Tpは期間Pとして最低限必要な時間であり、Tqは期間Qとして最低限必要な時間である。また、TaおよびTbは予め設定される正の値である。期間Pおよび期間Qの長さが決定されると、1サブフレーム期間の長さと期間Pの長さに基づいて点灯開始遅延時間が決定され、期間Qの長さに基づいて消灯開始遅延時間が決定される。詳しくは、1サブフレーム期間の長さと期間Pの長さとの差が点灯開始遅延時間となり、期間Qの長さが消灯開始遅延時間となる。以上のようにして、比較的暗い環境下では各LED63の点灯開始タイミングおよび消灯開始タイミングが図5に示すようなものとなり、比較的明るい環境下では各LED63の点灯開始タイミングおよび消灯開始タイミングが図8に示すようなものとなる。
ところで、図7に示した例では、検出照度Zと比較するための閾値が1つだけ設けられているが、図9に示すようにK以外の閾値(K1,K2,K3,・・・)を設けることによって、装置の周囲の明るさに応じてより細かくLED63の点灯期間の長さを調整することが可能となる。
なお、図7や図9に示した点灯期間決定用テーブルでは、サブフレーム期間の長さと点灯開始遅延時間の長さとの差である期間Pが検出照度Zと対応付けられているが、点灯開始遅延時間が直接に検出照度Zと対応付けられるようにしても良い。
<1.3.2 数式を用いた方法>
次に、数式を用いて点灯開始遅延時間および消灯開始遅延時間を決定する方法について説明する。この方法では、点灯開始遅延時間は、検出照度Zが予め定められた閾値K以下であるか否かによって、異なる2つの式で求められる。消灯開始遅延時間についても同様である。
検出照度ZがK以下であれば、期間Pの長さおよび期間Qの長さはそれぞれ以下の式(1),(2)で求められ、検出照度ZがKよりも大きければ、期間Pの長さおよび期間Qの長さはそれぞれ以下の式(3),(4)で求められる。
P=Tp ・・・(1)
Q=Tq ・・・(2)
P=Tp+Fa(Z) ・・・(3)
Q=Tq+Fb(Z) ・・・(4)
ここで、Tpは期間Pとして最低限必要な時間であり、Tqは期間Qとして最低限必要な時間である。また、Fa(Z)およびFb(Z)は、引数をZとする予め定められた関数である。
上式(1)〜(4)に基づいて期間Pおよび期間Qの長さが求められると、テーブルを用いた方法と同様に、点灯開始遅延時間および消灯開始遅延時間が決定される。なお、上式(3),(4)において、Fa(Z),Fb(Z)は、検出照度Zが大きくなるに従い点灯期間(P+Q)が長くなるように定められる。
<1.4 効果>
本実施形態によれば、フィールドシーケンシャル方式の液晶表示装置において、各色の表示に関して点灯開始遅延時間および消灯開始遅延時間が設定される。各色のLED63の点灯期間の長さは点灯開始遅延時間と消灯開始遅延時間とに基づいて定まるところ、点灯開始遅延時間と消灯開始遅延時間とは、明るさセンサ70が検出した照度(検出照度)Zに基づいて決定される。その際、検出照度Zが大きくなるに従い点灯期間も長くなるように、点灯開始遅延時間および消灯開始遅延時間が決定される。このため、暗い環境下において必要以上に輝度が高められることが抑制されるとともに、明るい環境下における輝度不足の発生が抑制される。以上のように、本実施形態によれば、使用環境に応じて好適な輝度で画像表示を行うことのできるフィールドシーケンシャル方式の液晶表示装置が実現される。
また、本実施形態によれば、R点灯期間、G点灯期間、およびB点灯期間は互いに同じ長さとなる。すなわち、各フレーム期間に関し、点灯開始遅延時間と消灯開始遅延時間とをそれぞれ1つずつ求めれば足りる。このため、処理を複雑化させることなく、使用環境に応じた好適な輝度で画像表示が行われる。
<2.第2の実施形態>
<2.1 動作>
図10は、本発明の第2の実施形態に係る液晶表示装置の動作を説明するための図である。なお、本実施形態は、点灯期間の長さの設定を除き、上記第1の実施形態と同様であるので、共通する部分については説明を省略する。上記第1の実施形態においては、R点灯期間、G点灯期間、およびB点灯期間は、互いに同じ長さになるように一律に設定されていた。これに対して、本実施形態においては、R点灯期間、G点灯期間、およびB点灯期間の長さを互いに異ならせることが可能となっている。詳しくは、R点灯開始遅延時間DONr,G点灯開始遅延時間DONg,およびB点灯開始遅延時間DONbを互いに異なる長さに設定することができ、かつ、R消灯開始遅延時間DOFFr,G消灯開始遅延時間DOFFg,およびB消灯開始遅延時間DOFFbを互いに異なる長さに設定することができる。
例えば、或る大きさの検出照度Zが得られたときに、各LED63の点灯開始タイミングおよび消灯開始タイミングを例えば図11に示すようなものにすることができる。このとき、3色のLEDの点灯期間を比較すると、図12に示すように、B点灯期間が最も長く、G点灯期間が最も短くなっている。このように、本実施形態においては、R点灯期間、G点灯期間、およびB点灯期間の長さは、互いに異なる長さに設定され得る。
点灯開始遅延時間および消灯開始遅延時間については、色毎に、上記第1の実施形態と同様にして決定される。すなわち、点灯開始遅延時間および消灯開始遅延時間の決定方法としてテーブルを用いた方法が採用される場合には、図7や図9に示したような点灯期間決定用テーブルが色毎に用意され、検出照度Zに基づいて色毎に点灯開始遅延時間と消灯開始遅延時間とが定められる。また、点灯開始遅延時間および消灯開始遅延時間の決定方法として数式を用いた方法が採用される場合には、上式(1)〜(4)に示したような数式が色毎に用意され、検出照度Zに基づいて色毎に点灯開始遅延時間と消灯開始遅延時間とが定められる。
<2.2 効果>
本実施形態によれば、R点灯期間、G点灯期間、およびB点灯期間を互いに異ならせることが可能となるので、RGB各色の輝度の強弱を調整できる。このため、使用環境に応じて好適な輝度で画像表示を行うことが可能となるのみならず、例えば色バランスをも改善することが可能となる。
<3.変形例>
上記各実施形態では、検出照度Zが大きくなると点灯期間のうちの期間Pおよび期間Qの双方が長くなるが、本発明はこれに限定されない。図13に示すように、期間Qを一定の長さにして、検出照度Zが大きくなるに従い期間Pが長くなるように点灯開始遅延時間が設定されるようにしても良い。また、図14に示すように、期間Pを一定の長さにして、検出照度Zが大きくなるに従い期間Qが長くなるように消灯開始遅延時間が設定されるようにしても良い。
<4.その他>
上記各実施形態では、3色のLED63がLEDユニット62に採用された例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、4色以上のLED63がLEDユニット62に採用されていても良い。
また、上記各実施形態では、液晶表示装置を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。複数の光源を含む光源部を有し、点灯状態となる光源の色をサブフレーム期間に応じて切り替える方式を採用するものであれば、液晶表示装置以外の表示装置にも本発明を適用することができる。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で上記各実施形態を種々変形して実施することができる。
以上により、本発明によれば、使用環境に応じて好適な輝度で画像表示を行うことのできるフィールドシーケンシャル方式の表示装置およびその駆動方法を提供することができる。
10…液晶表示パネル
11…表示部
12…画素形成部
20…タイミング制御回路
21…バックライト制御回路(光源制御部)
30…サブフレーム映像信号生成回路
40…ソースドライバ
50…ゲートドライバ
60…バックライトユニット(光源部)
61…バックライト駆動回路
62…LEDユニット
63…LED(光源)
70…明るさセンサ
DON…点灯開始遅延時間(第1の遅延時間)
DOFF…消灯開始遅延時間(第2の遅延時間)
SL…ソースライン
GL…ゲートライン

Claims (6)

  1. 1フレーム期間を複数のサブフレーム期間に分割し、サブフレーム期間に応じて異なる色の画面を表示する表示装置であって、
    マトリクス状に配置された複数の画素形成部を含む表示部と、
    前記表示部に光を照射するための、色毎に点灯状態/消灯状態の制御が可能な複数色の光源を含む光源部と、
    前記複数色の光源の状態を制御する光源制御部と、
    外部の照度を検出する照度検出部とを備え、
    前記光源制御部は、
    各色の光源の点灯状態を開始するタイミングを、前記照度検出部によって検出された照度である検出照度に基づいて、当該色に関する光の透過率の制御により画面を表示すべきサブフレーム期間の開始タイミングから第1の遅延時間だけ遅延させ、
    各色の光源の消灯状態を開始するタイミングを、前記検出照度に基づいて、当該色に関する光の透過率の制御により画面を表示すべきサブフレーム期間の終了タイミングから第2の遅延時間だけ遅延させ、
    前記検出照度が大きいほど前記第1の遅延時間および前記第2の遅延時間により決定される前記光源の点灯期間が長くなるよう前記第1の遅延時間と前記第2の遅延時間とを定めるように構成されていることを特徴とする、表示装置。
  2. 前記光源制御部は、前記第1の遅延時間を光源の色毎に異ならせること、および、前記第2の遅延時間を光源の色毎に異ならせることを可能とするように構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記光源制御部は、全ての色の光源についての前記第1の遅延時間を等しくし、かつ、全ての色の光源についての前記第2の遅延時間を等しくするように構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。
  4. 前記光源制御部は、前記検出照度が予め定められた閾値以下の場合には前記検出照度に関わらず前記第1の遅延時間を一定の時間に定めるとともに前記第2の遅延時間を一定の時間に定めるように構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。
  5. 前記光源制御部は、各色の光源の消灯状態を開始するタイミングを遅延させるための第2の遅延時間を、当該色の光源が消灯状態となった後に点灯状態となるべき後続の色の光源の点灯状態を開始するタイミングを遅延させるための第1の遅延時間よりも短くするように構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。
  6. マトリクス状に配置された複数の画素形成部を含む表示部と、前記表示部に光を照射するための色毎に点灯状態/消灯状態の制御が可能な複数色の光源からなる光源部とを備え、1フレーム期間を複数のサブフレーム期間に分割し、サブフレーム期間に応じて異なる色の画面を表示する表示装置の駆動方法であって、
    前記複数色の光源の状態を制御する光源制御ステップと、
    外部の照度を検出する照度検出ステップとを備え、
    前記光源制御ステップは、
    各色の光源の点灯状態を開始するタイミングを、前記照度検出ステップで検出された照度である検出照度に基づいて、当該色に関する光の透過率の制御により画面を表示すべきサブフレーム期間の開始タイミングから第1の遅延時間だけ遅延させるステップと、
    各色の光源の消灯状態を開始するタイミングを、前記検出照度に基づいて、当該色に関する光の透過率の制御により画面を表示すべきサブフレーム期間の終了タイミングから第2の遅延時間だけ遅延させるステップとを含み、
    前記光源制御ステップでは、前記検出照度が大きいほど前記第1の遅延時間および前記第2の遅延時間により決定される前記光源の点灯期間が長くなるよう前記第1の遅延時間と前記第2の遅延時間とが定められることを特徴とする、駆動方法。
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