JP2013253555A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】過給機を有する内燃機関の加速性能を向上させる、内燃機関の制御装置を提供する。
【解決手段】内燃機関10の制御装置12は、内燃機関10の充填効率が第2閾値Ecth2未満であるときには、内燃機関10のトルクが定常的な条件下で最大となるトルク最大点Rtmaxに圧縮噴射比率が一致するように、筒内インジェクタ42による吸気行程及び圧縮行程での燃料の噴射量を制御する第1制御モードを実行する。また、制御装置12は、内燃機関10の充填効率が第2閾値Ecth2以上であるときには、充填効率が定常的な条件下で最大となる充填効率最大点Recmaxに圧縮噴射比率が一致するように、筒内インジェクタ42による吸気行程及び圧縮行程での燃料の噴射量を制御する第2制御モードを実行する。
【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関の制御装置に関し、特に、筒内インジェクタを有する内燃機関に適用され、分割噴射を行うように構成された内燃機関の制御装置に関する。
火花点火式の内燃機関には、筒内に直接燃料を噴射する筒内噴射弁を有する直噴ガソリンエンジンがある。直噴ガソリンエンジンにおいて、吸気行程及び圧縮行程の両行程にて燃料を噴射させることが知られている。
例えば特許文献1が開示する火花点火式ガソリンエンジンでは、制御手段が、エンジン本体の運転領域が、低速域において少なくとも所定の中負荷運転領域からスロットル全開域を含む中高負荷運転領域の場合には、吸気行程から圧縮行程の所定期間内に燃料を複数回噴射する分割噴射を実行させる。
このような分割噴射によれば、吸気行程で噴射された燃料の気化霧化が促進し、燃焼室内に弱成層の混合気を形成することができるので、燃焼時間を短縮することができ、高い出力と燃費の向上を図ることが可能になるとされている。
そして、特許文献2が開示する火花点火式内燃機関の制御方法では、プレイグニッションを防止するために、要求トルクが大きいほど、吸気行程で噴射される前段燃料及び圧縮行程で噴射される後段燃料のトータル量に対する後段燃料の量の比率(圧縮噴射比率)が大きくされる。前段燃料は、後段燃料よりもかなり前に噴射されることから、燃焼室の壁からより多くの熱を受け取っており、プレイグニッションが生じ易い。そこで、この制御方法では、後段燃料の比率を大きくすることで、前段燃料の比率を小さくし、プレイグニッションを防止している。
特開2007−292050号公報(段落番号0027等) 特開2010−101312号公報(段落番号0011、0017等)
近年、燃費向上のために排気量のダウンサイジングを図りながら、十分なトルクを確保可能な内燃機関として、過給機を有する直噴ガソリンエンジン(直噴ターボエンジン)が普及し始めている。
直噴ターボエンジンにおいても、非過給の直噴ガソリンエンジンと同様に、分割噴射が用いられている。本願発明者の知るところでは、現在、直噴ターボエンジンを制御するにあたり、定常状態にてトルクが最大となる圧縮噴射比率の値(トルク最大点)が予め求められている。そして、直噴ターボエンジンの制御装置は、加速の際に、トルク最大点にて分割噴射を実行するように構成されている。
このような構成の直噴ターボエンジンはある程度の加速性能を有するが、更なる加速性能の向上が求められている。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、過給機を有する内燃機関の加速性能を向上させる、内燃機関の制御装置を提供することにある。
上記した目的を達成するために、本願発明者は種々検討を行った。検討の結果、本願発明者は、加速の際に、充填効率、体積効率又は負荷が所定値以上になると、定常的な条件下で求められたトルク最大点で分割噴射を行うよりも、充填効率最大点で分割噴射を行う方が、加速性能が向上することを見出した。
また、検討の結果、本願発明者は、過給域では、定常的な条件下で求められたトルク最大点で分割噴射を行うよりも、充填効率最大点で分割噴射を行う方が、加速性能が向上することを見出した。
そこで、本発明の一態様によれば、過給機と、燃料を燃焼室内に直接噴射する筒内燃料噴射手段とを有する内燃機関の加速の際に、内燃機関の吸気行程及び圧縮行程の両行程で筒内燃料噴射手段により燃焼室内に燃料を噴射する分割噴射を行うように構成された内燃機関の制御装置において、吸気行程及び圧縮行程で噴射する燃料の合計噴射量に対する圧縮行程で噴射する燃料の噴射量の比率を圧縮噴射比率としたとき、内燃機関の充填効率、体積効率又は負荷が所定の閾値未満であるときには、内燃機関のトルクが定常的な条件下で最大となるトルク最大点に圧縮噴射比率が一致するように、筒内燃料噴射手段による吸気行程及び圧縮行程での燃料の噴射量を制御する第1制御モードを実行する第1制御モード実行手段と、内燃機関の充填効率、体積効率又は負荷が閾値以上であるときには、充填効率が定常的な条件下で最大となる充填効率最大点に圧縮噴射比率が一致するように、筒内燃料噴射手段による吸気行程及び圧縮行程での燃料の噴射量を制御する第2制御モードを実行する第2制御モード実行手段とを有するように構成されたことを特徴とする内燃機関の制御装置が提供される。
一態様の内燃機関の制御装置は、内燃機関の充填効率、体積効率又は負荷が所定の閾値以上であるときに、第2制御モードを実行する。第2制御モードでは、充填効率が最大となる充填効率最大点に圧縮噴射比率が一致するように、筒内燃料噴射手段による吸気行程及び圧縮行程の各々での燃料の噴射量が制御され、これにより加速性能が向上する。
また、本発明の一態様によれば、過給機と、燃料を燃焼室内に直接噴射する筒内燃料噴射手段とを有する内燃機関の加速の際に、内燃機関の吸気行程及び圧縮行程の両行程で筒内燃料噴射手段により燃焼室内に燃料を噴射する分割噴射を行うように構成された内燃機関の制御装置において、吸気行程及び圧縮行程で噴射する燃料の合計噴射量に対する圧縮行程で噴射する燃料の噴射量の比率を圧縮噴射比率としたとき、内燃機関の運転が非過給域であるときには、内燃機関のトルクが定常的な条件下で最大となるトルク最大点に圧縮噴射比率が一致するように、筒内燃料噴射手段による吸気行程及び圧縮行程での燃料の噴射量を制御する第1制御モードを実行する第1制御モード実行手段と、内燃機関の運転が過給域であるときには、充填効率が定常的な条件下で最大となる充填効率最大点に圧縮噴射比率が一致するように、筒内燃料噴射手段による吸気行程及び圧縮行程での燃料の噴射量を制御する第2制御モードを実行する第2制御モード実行手段とを有するように構成されたことを特徴とする内燃機関の制御装置が提供される。
一態様の内燃機関の制御装置は、内燃機関の運転が過給域であるときに、第2制御モードを実行する。第2制御モードでは、充填効率が最大となる充填効率最大点に圧縮噴射比率が一致するように、筒内燃料噴射手段による吸気行程及び圧縮行程の各々での燃料の噴射量が制御され、これにより加速性能が向上する。
一態様の内燃機関の制御装置は、第2制御モードを実行しているときに、吸気弁閉弁時期よりも後になるように、筒内燃料噴射手段により圧縮行程で燃料を噴射する圧縮噴射時期を遅角させてもよい。
圧縮噴射時期を吸気弁閉弁時期よりも遅角させることで、燃焼室内により多くの空気を押し込めることができる。このため、充填効率の低下が抑制され、加速性能をより効率的に向上させることができる。
一態様の内燃機関の制御装置は、第2制御モードを実行しているときに、筒内燃料噴射手段により圧縮行程で燃料を噴射する圧縮噴射時期よりも前になるように、吸気弁閉弁時期を進角させてもよい。
吸気弁閉弁時期を圧縮噴射時期よりも進角させることで、燃焼室内により多くの空気を押し込めることができる。このため、充填効率の低下が抑制され、加速性能をより効率的に向上させることができる。
本発明によれば、過給機を有する内燃機関の加速性能を向上させる、内燃機関の制御装置が提供される。
第1実施形態に係る内燃機関の制御装置の構成を説明するための図である。 図1の内燃機関における、圧縮噴射比率と、トルク及び充填効率の各々との間の定常状態での関係を示す概略的なグラフである。 図1の制御装置が実行する分割噴射制御方法の概略的な手順を示すフローチャートである。 図3の分割噴射制御方法を実行した場合の概略的なタイミングチャートであり、(a)はアクセル開度変化量、(b)は分割噴射のオン/オフ、(c)は圧縮噴射比率、(d)は充填効率、そして(e)はトルクについて、それぞれ時間変化を示している。 第2実施形態に係る内燃機関の制御装置の構成を説明するための図である。 第3実施形態に係る内燃機関の制御装置の構成を説明するための図である。 第4実施形態に係る内燃機関の制御装置の構成を説明するための図である。 第5実施形態に係る内燃機関の制御装置の構成を説明するための図である。 図8の内燃機関における、圧縮噴射時期と、トルク及び充填効率の各々との間の定常状態での関係を示す概略的なグラフである。 図8の制御装置が実行する分割噴射制御方法の概略的な手順を示すフローチャートである。 図10の分割噴射制御方法を実行した場合の概略的なタイミングチャートであり、(a)はアクセル開度変化量、(b)は分割噴射のオン・オフ、(c)は圧縮噴射比率、(d)は充填効率、(e)はトルク、そして(f)は分割噴射時期について、それぞれ時間変化を示している。 第6実施形態に係る内燃機関の制御装置の構成を説明するための図である。 図12の内燃機関における吸気弁のバルブリフトの時間変化と圧縮噴射時期を概略的に示しており、(a)は、第1制御モードにおけるバルブリフトの時間変化と圧縮噴射時期、(b)は、第2制御モードにおけるバルブリフトの時間変化と圧縮噴射時期を概略的に示している。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態を例示的に詳しく説明する。但しこの実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る内燃機関10、及び、内燃機関10の制御装置12の概略的な構成を示している。内燃機関10及び制御装置12は図示しない車両に搭載されている。
内燃機関10は、クランクケース14及びシリンダブロック16を有し、シリンダブロック16の内部には一つ以上のシリンダ18が区画されている。クランクケース14内にはクランク軸20が回転可能に配置され、各シリンダ18内にはピストン22が往復動可能に配置されている。ピストン22は連接棒24を介してクランク軸20に連結されている。
シリンダブロック16には、シリンダヘッド26が取り付けられている。シリンダヘッドは、シリンダ18の開口端を閉塞するように配置され、ピストン22とシリンダヘッド26との間に燃焼室28が形成される。
シリンダヘッド26には、燃料室28に連通する吸気ポート30及び排気ポート32が設けられ、吸気ポート30及び排気ポート32には、吸気弁34及び排気弁36がそれぞれ設けられている。吸気弁34は吸気カム38によって往復動させられ、吸気ポート30を開閉する。排気弁36は排気カム40によって往復動させられ、排気ポート32を開閉する。
また、シリンダヘッド26には、各シリンダ18に対応して、筒内インジェクタ(筒内燃料噴射弁)42が取り付けられている。筒内インジェクタ42は、燃焼室28内に燃料を直接噴射する筒内燃料噴射手段を構成している。燃料はガソリンであり、筒内インジェクタ42には、図示しないけれども、高圧ポンプを介して燃料タンクから燃料が供給される。筒内インジェクタ42は、制御装置12からの指令に従って開閉作動し、所定の噴射量にて燃焼室28内に燃料を噴射する。
更に、シリンダヘッド26には、各シリンダ18に対応して点火プラグ44が取り付けられ、点火プラグ44は、燃焼室28内の燃料を含む混合気に点火して燃焼させる。
吸気ポート30には吸気通路46が接続されている。吸気通路46は、燃焼室28に空気を供給するための通路であり、配管等によって構成される。吸気通路46には、空気を浄化するためのエアフィルタ48、空気を圧縮するためのコンプレッサ50、圧縮された空気を冷却するためのインタークーラ52、及び、空気の流量を調整するためのスロットルバルブ54が設けられている。
スロットルバルブ54は、例えば、開度を電子的に制御可能な電子制御バルブ(ETV)であり、スロットルバルブ54はスロットルバルブアクチュエータ55によって駆動される。
排気ポート32には、排気通路56が接続されている。排気通路56は、燃焼室28から排気を排出させるための通路であり、配管等によって構成される。排気通路56には、排気によって駆動される排気タービン58、排気を浄化するための触媒60、及び、消音のためのマフラー62が設けられている。
排気タービン58はコンプレッサ50に連結されており、排気によって駆動された排気タービン58の動力は、コンプレッサ50が空気を圧縮するための動力として利用される。つまり、コンプレッサ50及び排気タービン58は、排気ターボチャージャからなる過給機64を構成しており、内燃機関10は、過給機64を有する直噴ガソリンエンジンである。
また、内燃機関10は、複数種類のセンサを有している。
具体的には、内燃機関10は、空気流量センサ66、スロットルバルブ開度センサ、クランク回転角センサ68、及び、アクセル開度センサ69を有している。
空気流量センサ66は、エアフィルタ48よりも下流の吸気通路46の部分に設けられ、吸気の流量を検出する。
スロットルバルブ開度センサは、スロットルバルブ54の開度を計測するためのセンサであり、本実施形態ではスロットルバルブアクチュエータ55が、スロットルバルブ開度センサを兼ねている。そこで以下では、スロットルバルブ開度センサ55ともいう。
クランク回転角センサ68は、クランク軸20の近傍に設けられ、クランク軸20の回転角を検出する。
アクセル開度センサ69は、アクセルペダルの近傍に設けられ、アクセル開度及びアクセル開度の単位時間当たりの変化量を検出することができる。
空気流量センサ66、スロットルバルブ開度センサ、クランク回転角センサ68、及び、アクセル開度センサ69によって連続的又は断続的に検出された、吸気流量、スロットルバルブ開度、クランク軸の回転角、アクセル開度、及びアクセル開度の変化量の検出値は、制御装置12に連続的又は断続的に入力される。
制御装置12は、例えばECU(電子中央制御装置)によって構成され、CPU(中央演算処理装置)、メモリ、外部記憶装置、及び、入出力装置等によって構成される。
制御装置12は、内燃機関10を含め、車両全体の制御を統括するコントロールユニットである。
制御装置12は、入力されたアクセル開度及びアクセル開度の変化量の検出値に応じて、筒内インジェクタ42によって燃焼室28内に供給される燃料の量、及び、スロットルバルブ54を通じて燃焼室28内に供給される吸気の量を調整する。また、制御装置12は、入力されたクランク軸20の回転角の検出値に基づいて、燃料の供給時期(噴射時期)、及び、点火プラグ44の点火時期も制御している。
ここで、図1は、本実施形態の制御装置12の機能的な構成を概略的に示している。制御装置12は、分割噴射制御部70を有し、分割噴射制御部70は、加速要求判定部71、充填効率判定部72、圧縮噴射比率設定部(圧縮噴射比率変更部)73、第1制御モード実行部(第1制御モード実行手段)74、第2制御モード実行部(第2制御モード実行手段)75、及び、加速終了判定部76を有する。
加速要求判定部71は、入力された直近のアクセル開度の単位時間当たりの変化量の検出値ΔAPSと、所定の加速要求判定用閾値ΔAPSthとを比較する。そして、加速要求判定部71は、検出値ΔAPSが加速要求判定用閾値ΔAPSth以上になると、運転者が加速を要求していると判定し、検出値ΔAPSが所定の加速要求判定用閾値ΔAPSth未満であれば、運転者が加速を要求していないと判定する。
充填効率判定部72は、入力された空気流量の検出値AFに基づいて、充填効率を演算する。そして、充填効率判定部72は、演算により求められた充填効率の演算値Ecが、所定の第1閾値Ecth1以上であるか否かを判定する。また、充填効率判定部72は、演算により求められた充填効率の演算値Ecが、所定の第2閾値Ecth2以上であるか否かを判定する。第2閾値Ecth2は、第1閾値Ecth1よりも大である(Ecth2>Ecth1)。
本実施形態では、一例として、第1閾値Ecth1は、0.6〜0.9の範囲内にあり、第2閾値Ecth2は、0.8〜1.1の範囲内にある。
分割噴射制御部70は、運転者が加速を要求しているときに、演算値Ecが第1閾値Ecth1未満であると判定した場合、筒内インジェクタ42に吸気噴射を実行させ、演算値Ecが第1閾値Ecth1以上であると判定した場合、筒内インジェクタ42に分割噴射を実行させる。
ここで、吸気噴射とは、吸気行程中に燃焼室28内に燃料を噴射することである。
そして分割噴射とは、吸気行程で吸気噴射を行った後、更に、当該吸気行程に続く圧縮行程で燃焼室内28内に燃料を噴射(圧縮噴射)することである。つまり分割噴射は、吸気噴射と圧縮噴射の組合せである。
なお、内燃機関10では、吸気行程、圧縮行程、燃焼行程及び排気行程の4つの行程が繰り返されており、ピストン22の位置についていえば、吸気行程では、ピストン22は上死点から下死点までの位置にあり、圧縮行程では、ピストン22は下死点から上死点までの位置にある。
圧縮噴射比率設定部73は、分割噴射制御部70が筒内インジェクタ42に分割噴射を実行させる場合に、充填効率の演算値Ecに応じて圧縮噴射比率を設定する。分割噴射制御部70は、圧縮噴射比率設定部73によって設定された圧縮噴射比率に従って、分割噴射を実行させる。
ここで、圧縮噴射比率とは、筒内インジェクタ42が分割噴射の吸気行程及び圧縮行程で噴射する燃料の合計噴射量(A)に対する、圧縮行程で噴射する燃料の噴射量(圧縮噴射量)(B)の比率(B/A)である。
圧縮噴射比率設定部73には、予め、定常状態で内燃機関10のトルクが最大値Tmaxになる圧縮噴射比率の値(トルク最大点Rtmax)が登録されている。トルク最大点Rtmaxは、例えば内燃機関10のベンチテストで求めることができる。圧縮噴射比率設定部73は、演算値Ecが第1閾値Ecth1以上第2閾値Ecth2未満である場合、圧縮噴射比率をトルク最大点Rtmaxに設定する。
また、圧縮噴射比率設定部73には、予め、定常状態で内燃機関10の充填効率が最大値Ecmaxになる圧縮噴射比率の値(充填効率最大点Recmax)が登録されている。充填効率最大点Recmaxmは、例えば内燃機関10のベンチテストで求めることができる。圧縮噴射比率設定部73は、演算値Ecが第2閾値Ecth1以上である場合、圧縮噴射比率を充填効率最大点Recmaxに設定する。
第1制御モード実行部74は、充填効率の演算値Ecが第1閾値Ecth1以上第2閾値Ecth2未満である場合、第1制御モードにて、筒内インジェクタ42に分割噴射を実行させる。第1制御モードでは、圧縮噴射比率設定部73によって設定されたトルク最大点Rtmaxに圧縮噴射比率が一致するように、吸気行程及び圧縮行程の各々での燃料の噴射量が制御される。
第2制御モード実行部75は、充填効率の演算値Ecが第2閾値Ecth2以上である場合、第2制御モードにて筒内インジェクタ42に分割噴射を実行させる。第2制御モードでは、圧縮噴射比率設定部73によって設定された充填効率最大点Recmaxに圧縮噴射比率が一致するように、吸気行程及び圧縮行程の各々での燃料の噴射量が制御される。
ここで図2は、定常状態における、圧縮噴射比率と、トルク及び充填効率の各々との関係を概略的に示している。図2に示したように、トルクが最大値Tmaxになるトルク最大点Rtmaxと、充填効率Ecが最大値Ecmaxになる充填効率最大点Recmaxとは異なっている。圧縮噴射比率の高低でいえば、トルク最大点Rtmaxよりも充填効率最大点Recmaxの方が高い。本実施形態では、一例として、トルク最大点Rtmaxは0.1〜0.4の範囲内にあり、充填効率最大点Recmaxは0.4〜0.7の範囲内にある。
加速終了判定部76は、入力された直近のアクセル開度の検出値APSが所定の加速終了判定用閾値APSth未満になると、運転者による加速の要求が終了したと判定する。そして、運転者による加速の要求が終了したと判定されると、分割噴射制御部70は、分割噴射を終了し、制御装置12は吸気噴射のみを実行する。
次に、内燃機関10の制御装置12が実行する分割噴射制御方法について図3を参照して説明する。図3は、分割噴射制御方法の概略的な手順を示すフローチャートである。
分割噴射制御方法では、まず、加速要求判定工程S10が行われる。加速要求判定工程S10では、入力された直近のアクセル開度の変化量の検出値ΔAPSが、予め設定された加速要求判定用閾値ΔAPSthと比較される。
加速要求判定工程S10での比較の結果、検出値ΔAPSが加速要求判定用閾値ΔAPSthよりも小さければ、加速要求判定工程S10が繰り返され、検出値ΔAPSが加速要求判定用閾値ΔAPSth以上であれば、充填効率演算工程S12が実行される。
充填効率演算工程S12では、入力された直近の吸気流量の検出値AFに基づいて、充填効率の演算値Ecが演算される。
それから、第1充填効率判定工程S14が実行される。第1充填効率判定工程S14では、演算値Ecが、第1閾値Ecth1以上であるか否かが判定される。判定の結果、演算値Ecが第1閾値Ecth1以上であれば、第2充填効率判定工程S16が実行される。
なお、本実施形態では、第1充填効率判定工程S14と第2充填効率判定工程S16とを区別しているが、第1充填効率判定工程S14と第2充填効率判定工程S16を同時に行ってもよい。
第2充填効率判定工程S16では、演算値Ecが、第2閾値Ecth2以上であるか否かが判定される。判定の結果、演算値Ecが第2閾値Ecth2未満であれば、圧縮噴射比率がトルク最大点Rtmaxに設定される(S18)。そして、分割噴射オン工程S20が実行されて、ステップS18で設定されたトルク最大点Rtmaxにて分割噴射が開始される。つまり、第1制御モードにて分割噴射が実行され、圧縮噴射比率がトルク最大点Rtmaxに一致するように、吸気行程で噴射される燃料の噴射量、及び、圧縮行程で噴射される燃料の噴射量が制御装置12によって制御される。
一方、第2充填効率判定工程S16の判定の結果、演算値Ecが第2閾値Ecth2以上であれば、圧縮噴射比率が充填効率最大点Recmaxに設定される(S22)。そして、分割噴射オン工程S20が実行されて、ステップS22で設定された充填効率最大点Recmaxにて分割噴射が開始される(S20)。
つまり、第2制御モードにて分割噴射が実行され、圧縮噴射比率が圧縮効率最大点Recmaxに一致するように、吸気行程で噴射される燃料の噴射量、及び、圧縮行程で噴射される燃料の噴射量が制御装置12によって制御される。
なお、第1制御モード及び第2制御モードのそれぞれにおいて、吸気行程及び圧縮行程で噴射される燃料の合計噴射量は、吸気噴射のみの場合と同様に、アクセル開度の検出値APS、及び、車両の走行状態に基づいて、制御装置10によって決定される。
分割噴射オン工程S20の後、加速終了判定工程S24が実行される。また、第1充填効率判定工程S14の判定の結果、充填効率の演算値Ecが第1閾値Ecth1未満である場合も、加速終了判定工程S24が実行される。
加速終了判定工程S24では、入力された直近のアクセル開度の検出値APSが、加速終了判定用閾値APSth以上であるか否かが判定される。判定の結果、検出値APSが加速終了判定用閾値APSth未満であれば、分割噴射オフ工程S26が実行され、分割噴射が終了させられる。分割噴射オフ工程S26の後、再び加速要求判定工程S10が実行される。なお、分割噴射の終了後は、通常の吸気噴射のみが行われる。
また、加速終了判定工程S24の判定の結果、検出値APSが加速終了判定用閾値APSth以上であれば、再び充填効率演算工程S12が実行される。なお、すでに分割噴射が行われている状態では、分割噴射オン工程S20にて分割噴射がオン状態に維持される。
図4は、制御装置12が分割噴射を実行する場合のタイミングチャートの一例である。
図4(a)に示したように、アクセル開度の変化量の検出値ΔAPSが加速要求判定用閾値ΔAPSth以上になり、且つ、図4(d)に示したように、充填効率の演算値Ecが第1閾値Ecth1以上になると、図4(b)に示したように分割噴射がオン状態にされ、分割噴射が開始される。
このとき、図4(c)に示したように、圧縮噴射比率は、演算値Ecが第1閾値Ecth1以上第2閾値未Ecth2未満であるため、トルク最大点Rtmaxに設定されている。
加速が進み、充填効率の演算値Ecが第2閾値Ecth2以上になると、圧縮噴射比率が充填効率最大点Recmaxに設定される。
上述した第1実施形態の制御装置12によれば、内燃機関10の充填効率の演算値Ecが第2閾値Ecth2以上になると、第2制御モードが実行される。第2制御モードでは、充填効率が最大となる充填効率最大点Recmaxに一致するように、筒内インジェクタ42による吸気行程及び圧縮行程の各々での燃料の噴射量が制御される。
これにより、図4(d)に実線で示したように圧縮噴射比率を変更して充填効率最大点Recmaxで分割噴射を行った場合、一点鎖線で示したようにトルク最大点Rtmaxのまま分割噴射を行った場合に比べて、充填効率がΔEcだけ上昇する。
そして、図4(e)に実線で示したように圧縮噴射比率を変更して充填効率最大点Recmaxで分割噴射を行った場合、一点鎖線で示したようにトルク最大点Rtmaxのまま分割噴射を行った場合に比べて、トルクがΔTだけ上昇する。
このように、充填効率最大点Recmaxで分割噴射を行うことによって充填効率が上昇してトルクが上昇する結果、この制御装置12によれば加速性能が向上する。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態について説明する。なお、後述の実施形態の説明において、先行する実施形態と同一又は類似の構成については、同一の名称又は符号を付して説明を省略又は簡略化する。
第2実施形態の制御装置80は、充填効率の演算値Ecに代えて、体積効率の演算値Evを判定する点において、第1実施形態と異なっている。図5に示すように、第2実施形態では、体積効率を演算するために、内燃機関10に外気の温度及び圧力をそれぞれ測定するための温度センサ82及び圧力センサ84が設けられている。温度センサ82及び圧力センサ84は、例えば、吸入通路46の入口近傍に配置され、温度センサ82及び圧力センサ84によって連続的又は断続的に測定された外気温度及び圧力の検出値が、制御装置80に連続的又は断続的に入力される。
制御装置80は体積効率判定部86を有し、体積効率判定部86は、入力された直近の吸気流量、外気温度及び圧力の検出値に基づいて、体積効率の演算値Evを演算する。そして、体積効率判定部86は、第1閾値Ecth1に対応する第1閾値Evth1、及び、第2閾値Ecth2に対応する第2閾値Evth2と、演算値Evとを比較し、比較結果に応じて、第1制御モード又は第2制御モードが実行される。
上述した第2実施形態の制御装置80によれば、内燃機関10の体積効率の演算値Evが第2閾値Evth2以上になると、第2制御モードが実行される。第2制御モードでは、充填効率が最大となる充填効率最大点Recmaxに一致するように、筒内インジェクタ42による吸気行程及び圧縮行程の各々での燃料の噴射量が制御される。このため、この制御装置80によれば、加速性能が向上する。
(第3実施形態)
以下、第3実施形態について説明する。
第3実施形態の制御装置90は、充填効率の演算値Ecに代えて、負荷を判定する点において、第1実施形態と異なっている。より具体的には、負荷として、筒内インジェクタ42が噴射する燃料の噴射量を用いることができ、本実施形態では、制御装置90が筒内インジェクタ42に燃料を噴射させる燃料噴射時間(開弁時間)の指令値Tinを用いる。
図6に示したように、制御装置90は負荷判定部92を有し、負荷判定部92は、第1閾値Ecth1に対応する第1閾値Tinth1、及び、第2閾値Ecth2に対応する第2閾値Tinth2と、指令値Tinとを比較し、比較結果に応じて、第1制御モード又は第2制御モードが実行される。
なお、燃料噴射時間の指令値Tinは、入力されたアクセル開度の検出値APSと、車両の走行状態とに基づいて、予め登録されたマップデータを参照して決定することができる。
上述した第3実施形態の制御装置90によれば、内燃機関10の負荷に対応する燃料噴射時間の指令値Tinが第2閾値Tinth2以上になると、第2制御モードが実行される。第2制御モードでは、充填効率が最大となる充填効率最大点Recmaxに一致するように、筒内インジェクタ42による吸気行程及び圧縮行程の各々での燃料の噴射量が制御される。このため、この制御装置90によれば、加速性能が向上する。
(第4実施形態)
以下、第4実施形態について説明する。
第4実施形態の制御装置100は、充填効率の演算値Ecに代えて、内燃機関10の運転が過給域(過給状態)にあるか非過給域(非過給状態)にあるかを判定する点において、第1実施形態と異なっている。図7に示すように、第4実施形態では、過給/非過給の判定を行うために、吸気通路46のサージタンク102に圧力センサ104が取り付けられている。圧力センサ104は、サージタンク102内における吸気圧力を連続的又は断続的に測定し、得られた吸気圧力の検出値Pinが制御装置100に連続的又は断続的に入力される。
制御装置100は過給/非過給判定部106を有し、過給/非過給判定部106は、入力された直近の吸気圧力の検出値Pinと、第1閾値Ecth1に対応する第1閾値Pith1、及び、第2閾値Ecth2に対応する第2閾値Pinth2とを比較し、比較結果に応じて、第1制御モード又は第2制御モードが実行される。
上述した第4実施形態の制御装置100によれば、内燃機関10が過給状態にあるとき、即ち、吸気圧力の検出値Pinが第2閾値Pinth2以上であると、第2制御モードが実行される。第2制御モードでは、充填効率が最大となる充填効率最大点Recmaxに一致するように、筒内インジェクタ42による吸気行程及び圧縮行程の各々での燃料の噴射量が制御される。このため、この制御装置100によれば、加速性能が向上する。
なお、本実施形態では、一例として、第1閾値Pinth1は、ゲージ圧にて−30〜20kPaの範囲内にあり、第2閾値Pinth2は、ゲージ圧にて0〜50kPaの範囲内にある。第2閾値Pinth2は、第1閾値Pinth1よりも大きい値に設定される。
(第5実施形態)
以下、第5実施形態について説明する。
図8に示したように、第5実施形態の制御装置110は、圧縮噴射時期設定部112を更に有する点において、第1実施形態の制御装置10と異なっている。
具体的には、圧縮噴射時期設定部112は、第2制御モードを実行するときに、圧縮噴射時期を変更する機能を有する。
ここで、図9は、定常状態における、圧縮噴射時期と、トルク及び充填効率の各々との関係を概略的に示しており、図10は、制御装置110が実行する分割噴射制御方法の概略的な手順を示すフローチャートであり、図11は、該分割噴射制御方法を実行した場合の概略的なタイミングチャートを示している。
これら図9、10及び図11に示したように、第5実施形態の制御装置110によれば、第1制御モードでは、トルクが最大となる圧縮噴射時期の値(トルク最大点Ttmax)に圧縮噴射時期が設定され(S28)、第2制御モードでは、充填効率が最大となる圧縮噴射時期の値(充填効率最大点Tecmax)に圧縮噴射時期が設定される(S30)。
なお、トルク最大点Ttmaxは、下死点(BDC)と吸気弁34の閉弁時期(IC)との間に位置し、充填効率最大点Tecmaxは、吸気弁34の閉弁直後に位置している。
第5実施形態の制御装置110によれば、第2制御モードにおいて、圧縮噴射時期を吸気弁34の閉弁時期よりも遅角させることで、燃焼室28内により多くの空気を押し込めることができる。このため、充填効率の低下が抑制され、加速性能をより効率的に向上させることができる。
(第6実施形態)
以下、第6実施形態について説明する。
第6実施形態の制御装置120は、第2制御モードにおいて、圧縮噴射時期を吸気弁34の閉弁時期よりも後にするために、圧縮噴射時期を遅角させるのではなく、吸気弁34の閉弁時期を進角させる点において、第5実施形態の制御装置110と異なっている。
そのために、図12に示したように、内燃機関10には、吸気VVT(可変バルブタイミング)機構122が設けられ、制御装置120は、吸気弁閉弁時期設定部124を有する。吸気VVT機構122は、例えば、吸気カム38を回転させるカムシャフトの位相をクランク軸20の位相に対して変化させることによって、吸気弁34の閉弁時期を調整することができる。
ここで、図13(a)は、第1制御モードにおける、吸気弁34のバルブリフトの時間変化を圧縮噴射時期とともに概略的に示しており、図13(b)は、第2制御モードにおける、吸気弁34のバルブリフトの時間変化を圧縮噴射時期とともに概略的に示している。
吸気弁閉弁時期設定部124は、第1制御モードの場合、吸気弁34の閉弁時期が下死点よりも後になるように吸気VVT機構122を制御しており、圧縮噴射時期が吸気弁34の閉弁時期よりも前に位置している。
一方、吸気弁閉弁時期設定部124は、第2制御モードの場合、吸気弁34の閉弁時期が圧縮噴射時期よりも前になるように吸気VVT機構122を制御しており、第1制御モードに比べて、吸気弁34の閉弁時期が進角されている。
第6実施形態の制御装置120によれば、第2制御モードにおいて、吸気弁34の閉弁時期が進角させることで、燃焼室28内により多くの空気を押し込めることができる。このため、充填効率の低下が抑制され、加速性能をより効率的に向上させることができる。
本発明は上述した第1乃至第6実施形態に限定されることなく、第1乃至第6実施形態の各々に変形を加えた形態や、これら形態を組み合わせた形態も含む。
例えば、第2乃至第4実施形態において、第5実施形態又は第6実施形態のように、第2制御モードでの圧縮噴射時期を吸気弁34の閉弁時期の後に設定してもよい。
10 内燃機関
12 制御装置
14 クランクケース
16 シリンダブロック
18 シリンダ
22 ピストン
26 シリンダヘッド
28 燃焼室
34 吸気弁
36 排気弁
42 筒内インジェクタ
44 点火プラグ
64 過給機
66 空気流量センサ
68 クランク回転角センサ
69 アクセル開度センサ
70 分割噴射制御部
71 加速要求判定部
72 充填効率判定部
73 圧縮噴射比率設定部
74 第1制御モード実行部(第1制御モード実行手段)
75 第2制御モード実行部(第2制御モード実行手段)
76 加速終了判定部

Claims (4)

  1. 過給機と、燃料を燃焼室内に直接噴射する筒内燃料噴射手段とを有する内燃機関の加速の際に、前記内燃機関の吸気行程及び圧縮行程の両行程で前記筒内燃料噴射手段により前記燃焼室内に燃料を噴射する分割噴射を行うように構成された内燃機関の制御装置において、
    前記吸気行程及び前記圧縮行程で噴射する前記燃料の合計噴射量に対する前記圧縮行程で噴射する前記燃料の噴射量の比率を圧縮噴射比率としたとき、
    前記内燃機関の充填効率、体積効率又は負荷が所定の閾値未満であるときには、前記内燃機関のトルクが定常的な条件下で最大となるトルク最大点に前記圧縮噴射比率が一致するように、前記筒内燃料噴射手段による前記吸気行程及び前記圧縮行程での前記燃料の噴射量を制御する第1制御モードを実行する第1制御モード実行手段と、
    前記内燃機関の充填効率、体積効率又は負荷が前記閾値以上であるときには、前記充填効率が定常的な条件下で最大となる充填効率最大点に前記圧縮噴射比率が一致するように、前記筒内燃料噴射手段による前記吸気行程及び前記圧縮行程での前記燃料の噴射量を制御する第2制御モードを実行する第2制御モード実行手段とを有する
    ように構成されたことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 過給機と、燃料を燃焼室内に直接噴射する筒内燃料噴射手段とを有する内燃機関の加速の際に、前記内燃機関の吸気行程及び圧縮行程の両行程で前記筒内燃料噴射手段により前記燃焼室内に燃料を噴射する分割噴射を行うように構成された内燃機関の制御装置において、
    前記吸気行程及び前記圧縮行程で噴射する前記燃料の合計噴射量に対する前記圧縮行程で噴射する前記燃料の噴射量の比率を圧縮噴射比率としたとき、
    前記内燃機関の運転が非過給域であるときには、前記内燃機関のトルクが定常的な条件下で最大となるトルク最大点に前記圧縮噴射比率が一致するように、前記筒内燃料噴射手段による前記吸気行程及び前記圧縮行程での前記燃料の噴射量を制御する第1制御モードを実行する第1制御モード手段と、
    前記内燃機関の運転が過給域であるときには、前記充填効率が定常的な条件下で最大となる充填効率最大点に前記圧縮噴射比率が一致するように、前記筒内燃料噴射手段による前記吸気行程及び前記圧縮行程での前記燃料の噴射量を制御する第2制御モードを実行する第2制御モード実行手段とを有する
    ように構成されたことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  3. 前記第2制御モードを実行しているときに、吸気弁閉弁時期よりも後になるように、前記筒内燃料噴射手段により前記圧縮行程で燃料を噴射する圧縮噴射時期を遅角させるように構成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 前記第2制御モードを実行しているときに、前記筒内燃料噴射手段により前記圧縮行程で燃料を噴射する圧縮噴射時期よりも前になるように、吸気弁閉弁時期を進角させるように構成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の制御装置。
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