JP2013252969A - フォークリフト用撮像信号送信装置およびフォークリフト用撮像信号送信装置における電源電力の制御方法 - Google Patents

フォークリフト用撮像信号送信装置およびフォークリフト用撮像信号送信装置における電源電力の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】バッテリーから電源電力を供給されたカメラでフォークリフトの前方を撮像して無線で送信するフォークリフト用撮像信号送信装置において、バッテリーの消耗を抑えつつ前方の画像を提供する。
【解決手段】
撮像信号送信装置(1A)の傾斜検知部(12)は、マスト部の傾斜を検知する。前後進検知部(13)は、フォークリフトの前進および後進を検知する。撮像部(11)は、フォークリフトの前方の画像を撮像する。送信部(103)は、撮像部が撮像した画像を送信する。電力供給部(106)は、撮像部と送信部とに電源電力を供給する。制御部(105A)は、傾斜検知部がマストの後方への傾斜を検知し、前後進検知部が後進を検知したときは、電力供給部の電源電力の供給を停止させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、フォークリフトの前方を撮像して送信するフォークリフト用撮像信号送信装置およびフォークリフト用撮像信号送信装置における電源電力の制御方法に関する。
フォークリフトで荷物を運搬する際には、荷物を載せたパレットの開口部にフォークの先端を差し入れて持ち上げ、フォーク上に積載した荷物を所定の位置に移動し、荷物を下ろしてフォークを抜くという一連の作業を行うのが一般的である。このとき、フォーク上に荷物を積載するとフォークリフトの前方が荷物に遮られてしまうので、荷物を積み下ろしする場所の確認がしづらく作業効率が悪い。また、高い位置の棚への荷物の積み下ろしには、フォークを高く持ち上げた状態で作業を行う必要がある。この状態では荷物を積み下ろしする場所が運転者から離れているので、やはり荷物の積み下ろしする場所の確認がしづらく作業効率が悪い。そのため、フォークリフトのフォークの先端にカメラを設置して前方視野を確保するフォークリフト用カメラシステムが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
また、カメラの設置に適した位置は、荷物の運搬の具体的な作業や倉庫の状況などにより、異なっている。たとえば、パレットへのフォークの挿入の作業ではフォークの先端、荷物の積み下ろしの作業にはマストの上部、高所の棚の作業ではフォークの下部に、カメラを設置することが好ましい。しかし、一般にカメラには信号ケーブルや電源ケーブルを接続する。そのため、カメラの位置を変更するとこれらのケーブルの引き回しも変更する必要があり、位置の変更は容易ではない。カメラの位置を容易に変更できるようにするためには、カメラの撮像画像を無線で送信する送信機と、カメラと送信機とへ電源電力を供給するバッテリーとを設け、バッテリーから電源電力を供給されたカメラでフォークリフトの前方を撮像して無線で送信するよう構成すればよい。
特開2003−246597
バッテリーから電源電力を供給されたカメラでフォークリフトの前方を撮像して無線で送信するよう構成すれば、カメラを容易に移動させることができるので、種々の作業に適した位置にカメラを配置することができる。
しかしながら、このような構成では、常にバッテリーの電力を消費するので、バッテリーがすぐに消耗してしまう。このように従来の技術では、バッテリーがすぐに消耗してしまうという問題があった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、バッテリーから電源電力を供給されたカメラでフォークリフトの前方を撮像して無線で送信するフォークリフト用撮像信号送信装置の、バッテリーの消耗を抑えつつフォークリフトの前方の画像を提供することのできる技術を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本願発明は以下の装置、方法を提供するものである。
1)フォークリフト(3A)のマスト部(32)の傾斜を検知する傾斜検知部(12)と、フォークリフトの前進および後進を検知する前後進検知部(13)と、フォークリフトの前方の画像を撮像する撮像部(11)と、撮像部が撮像した画像を送信する送信部(103)と、撮像部と送信部とに電源電力を供給する電力供給部(106)と、傾斜検知部がマスト部の後方への傾斜を検知し、前後進検知部がフォークリフトの後進を検知したときは、電力供給部の電源電力の供給を停止させる制御部(105A)とを備えることを特徴とするフォークリフト用撮像信号送信装置。
72)フォークリフト(3C)のフォーク部(31)への荷物の積載を検知する荷物積載検知部(14)と、フォークリフトのマスト部(32)の傾斜を検知する傾斜検知部(12)と、フォークリフトの前進および後進を検知する前後進検知部(13)と、フォークリフトの前方の画像を撮像する撮像部(11)と、撮像部が撮像した画像を送信する送信部(103)と、撮像部と送信部とに電源電力を供給する電力供給部(106)と、荷物積載検知部が荷物の積載を検知し、傾斜検知部がマスト部の傾斜を検知しないときは、電力供給部の電源電力の供給を開始させる制御部(105C)とを備えることを特徴とするフォークリフト用撮像信号送信装置。
3)フォークリフトのマスト部の傾斜を検知する傾斜検知ステップ(S607)と、フォークリフトの前進および後進を検知する前後進検知ステップ(S606)と、撮像部でフォークリフトの前方の画像を撮像する撮像ステップと、送信部で撮像ステップで撮像した画像を送信する送信ステップと、電力供給部から撮像部と送信部とに電源電力を供給する電力供給ステップ(S602)と、傾斜検知ステップでマスト部の後方への傾斜を検知し、前後進検知ステップでフォークリフトの後進を検知したときは、電力供給部の電源電力の供給を停止させる制御ステップと(S604)を含むことを特徴とするフォークリフト用撮像信号送信装置における電源電力の制御方法。
本発明によれば、バッテリーの消耗を抑えつつフォークリフトの前方の画像を提供することができる。
本発明の撮像信号送信装置の第1および第2実施例のブロック構成図である。 本発明の撮像信号送信装置で送信する画像を受信する撮像信号受信装置のブロック構成図の例である。 本発明の第1および第2実施例の撮像信号送信装置を登載したフォークリフトを示す側面図である。 フォークリフトの荷物の運搬時の作業を示す概念図である。 本発明の撮像信号送信装置の一実施形態における電源電力の制御の概要を示すフローチャートである。 本発明の第1実施例の撮像信号送信装置における電源電力の制御の詳細を示すフローチャートである。 本発明の第2実施例の撮像信号送信装置における電源電力の制御の詳細を示すフローチャートである。 本発明の第3実施例の撮像信号送信装置のブロック構成図である。 本発明の第3実施例の撮像信号送信装置を登載したフォークリフトを示す側面図である。 本発明の第3実施例の撮像信号送信装置における電源電力の制御の詳細を示すフローチャートである。 本発明の第4実施例の撮像信号送信装置のブロック構成図である。 本発明の第4実施例の撮像信号送信装置を登載したフォークリフトを示す側面図である。 本発明の第4実施例の撮像信号送信装置における電源電力の制御の詳細を示すフローチャートである。 本発明の第5実施例の撮像信号送信装置のブロック構成図である。 本発明の第5実施例の撮像信号送信装置を登載したフォークリフトのフォークおよびバックレストを示す斜視図である。 本発明の第5実施例の撮像信号送信装置における電源電力の制御の詳細を示すフローチャートである。
以下、本発明のフォークリフト用撮像信号送信装置の一実施形態である撮像信号送信装置について、実施例に基づき添付図面を参照して説明する。本実施形態の撮像信号送信装置は、撮像信号受信装置とともにフォークリフト用カメラシステムを構成する。
[第1実施例]
[撮像信号送信装置の構成]
図1は第1実施例の撮像信号送信装置1Aのシステム構成図である。送信ユニット10Aの電源部104はバッテリーであり、たとえばリチウムイオン充電池である。電力供給部106は、電源部104から供給された電力を、信号処理部102と送信部103とへ電源電力として供給するとともに、電力出力部107からカメラ11へも電源電力として供給する。送信ユニット10Aのその他の各部へは、電源部104から直接電源電力を供給するものとする。電力出力部107から電源電力を供給されたカメラ11は撮像を行う。カメラ11はさらに、たとえばシリアルデジタルインタフェースの規格であるITU−R(International Telecommunication Union Radiocommunications Sector) BT656で定められた形式で、撮像した画像データを出力する。カメラ11は出力した画像データを送信ユニット10Aの入力部101へ送る。入力部101は、カメラ11から送られた画像データを信号処理部102へ送る。信号処理部102は、電力供給部106から電源電力を供給されると、画像データをたとえばJPEG(Joint Picture Expert Group)やMPEG(Motion Picture Expert Group)−4などの方式で画像圧縮し、送信部103へ送る。送信部103は、電力供給部106から電源電力を供給されると、送信のタイミングに合わせて、圧縮された画像データをたとえばIEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.11gで定められた無線の方式で送信する。
制御部105AはCPU(Central Processing Unit)などで構成され、電力供給部106を制御する。制御部105Aの制御の詳細については後述する。
マスタースイッチ111は、「常時ON」、「常時OFF」、「自動」の3つのポジションを持つ。マスタースイッチ111は、カメラ11と、送信ユニット10Aの信号処理部102、送信部103とへの電源電力の供給を、フォークリフトの状態に応じて自動判別したり、常時ONとしたり、常時OFFとするためのものである。ONスイッチ112はモーメンタリのスイッチで、制御部105Aが自動判別を行っているときに、カメラ11と、送信ユニット10Aの信号処理部102、送信部103とへの電源電力の供給を開始させたい場合に押すものである。OFFスイッチ113はモーメンタリのスイッチで、制御部105Aが自動判別を行っているときに、カメラ11と、送信ユニット10Aの信号処理部102、送信部103とへの電源電力の供給を停止させたい場合に押すものである。マスタースイッチ111、ONスイッチ112、OFFスイッチ113の出力は、制御部105Aに接続されている。
撮像信号送信装置1Aはまた、傾斜センサ12と、加速度センサ13と、荷重センサ14とを備えている。傾斜センサ12と、加速度センサ13と、荷重センサ14との出力は、それぞれ送信ユニット10Aの傾斜センサ接続部108と、加速度センサ接続部109と、荷物検知センサ接続部110とに接続されている。これらの接続部から入力されたセンサの出力は制御部105Aへ送られる。傾斜センサ12、加速度センサ13、荷重センサ14の詳細については後述する。
[撮像信号受信装置の構成]
本実施形態の撮像信号送信装置と対になって用いられる撮像信号受信装置は、以下の各実施例で共通である。図2は撮像信号受信装置2のブロック構成図の例であり、受信ユニット20の受信部201は、送信ユニット10Aの送信部103から無線通信で送られた画像データを受信する。信号処理部202は、受信部201が受信した画像データを復号し、出力部203へ送る。出力部203は、信号処理部202から送られた画像データを出力する。出力部203にはモニター21が接続されており、受信ユニット20から出力された画像データが、モニター21に表示される。これにより、モニター21には、カメラ11が撮像したフォークリフトの前方の画像が表示される。また、受信ユニット20とモニター21とは、図示しないがフォークリフト本体のバッテリーから電源電力の供給を受けている。
[フォークリフトの構成]
図3は、第1実施例のフォークリフト用撮像信号送信装置1Aを登載したフォークリフト3Aを示す側面図である。フォークリフト3Aは、荷物を搭載するためのフォーク31と、フォーク31を昇降させるマスト32と、運転者がフォークリフト3Aを運転するための運転席33とを備えている。
フォークリフト3Aのフォーク31は、荷物41を積載する。より正確には、荷物41が積載されているパレット(図示しない)の開口部にフォーク31を挿入して持ち上げることにより、荷物41を積載する。フォーク31はマスト32に昇降可能に支持されている。フォーク31は図示しないリフトシリンダにより、昇降可能となっている。マスト32はチルトシリンダ34により、前後に傾斜可能となっている。
フォークリフト3Aの運転席33には、フォークリフト3Aを前後進させるための前後進レバー35と、アクセルペダル36と、操舵を行うハンドル37が設けられている。前後進レバー35には図示しないが前後進レバー35の操作位置を検出して操作位置データを出力する前後進レバー位置検出器が設けられ、アクセルペダル36には図示しないがアクセルペダル36の角度を検出して角度データを出力するアクセルペダル角度検出器が設けられている。
前後進レバー位置検出器が出力する操作位置データと、アクセルペダル角度検出器が出力する角度データとは、図示しない駆動制御部に送られる。駆動制御部は、前後進レバー35の操作位置とアクセルペダル36の角度とに応じて、正転あるいは逆転の速度信号を図示しないモーターへ出力し、駆動輪を駆動してフォークリフト3Aを走行させる。
フォークリフト3Aにはフォークリフト3Aの前方を撮像するため、カメラ11が取り付けられている。カメラ11は、フォーク31の根元下部の位置のカメラ11aや、マスト32の上部の位置のカメラ11b、フォーク31の先端の位置のカメラ11cなどのように、作業の種類やフォークリフトを運転する倉庫の状況などに応じた位置に取り付けることができる。また、第1実施例のフォークリフト3Aには、カメラ11とともに送信ユニット10Aと傾斜センサ12と加速度センサ13とが取り付けられている。
フォークリフト3Aの運転席33の近傍にはまた、撮像信号受信装置2の受信ユニット20とモニター21とが取り付けられている。
傾斜センサ12と加速度センサ13とは、前述のようにカメラ11と送信ユニット10Aとともに取り付けられている。送信ユニット10Aとカメラ11と傾斜センサ12と加速度センサ13とを一体として構成してもよい。傾斜センサ12は、鉛直方向を基準として、マスト32の前後の傾斜方向を示すデータを出力する。加速度センサ13は、フォークリフト3Aの進行方向を示すデータを出力する。
また、第1実施例におけるフォークリフト3Aは、フォーク31に荷物41があることを検知する荷物検知センサとして、フォーク31の根元近傍に荷重センサ14を備えている。荷重センサ14は、フォーク31に荷物41が積載されていることを検知して、荷物の有無を示すデータを出力する。
[フォークリフトの作業]
ここで荷物を運搬するときのフォークリフトの一般的な作業について説明する。図4は荷物を運搬するときのフォークリフトの作業を示す概念図である。図4は、フォークリフト3Aで地面にある荷物41を運搬して棚42に収納する作業を示している。
フォークリフト3Aが荷物を積載していない状態を図4a)に示す。この状態から運転者はフォークリフト3Aを操作して、荷物41が積載されているパレットの開口部にフォーク31を差し入れ、図4b)に示すようにフォーク31に荷物41を積載する。理解を容易にするため、図4ではパレットを省略している。なお、運転者は、移動時に路面の接触による荷物41への衝撃を防ぐために、荷物41を積載したらフォーク31をある程度の高さに持ち上げる。
次に運転者は、フォーク31に荷物41を積載した状態でフォークリフト3Aを移動させる。荷物41を積載した後は、加速時やブレーキ時の慣性によって荷物41が前方へ転落したり、車両ごと転倒したりする恐れがある。そのため運転者は、図4c)に示すようにマスト32を後方、すなわち運転席33側にチルト(傾斜)させる。そして運転者は前後進レバー35とアクセルペダル36とを操作して、フォークリフト3Aを後退走行させ、目的地付近まで移動する。
目的地付近まで移動したら、運転者は前後進レバー35とアクセルペダル36とハンドル37とを操作して、今度はフォークリフト3Aを前進走行させて、図4d)に示すように、棚42に近づける。このとき、マスト32は運転席33側にチルトさせた状態のままである。棚42に近づいたら、運転者は図4e)に示すようにマスト32を垂直に戻し、フォーク31を棚よりやや高い高さまで持ち上げる。そして細かな前後進や左右の操舵を行って、荷物41と棚42との位置合わせを行う。
位置あわせが終了したら、運転者は前後進レバー35とアクセルペダル36とを操作してフォークリフト3Aをさらに前進させ、図4f)に示すように棚42の上にフォーク31を差し入れる。最後に運転者はフォーク31を下げて荷物41を棚に置き、フォークリフト3Aを後進させることで荷おろしを完了する。
[電源電力の制御の手順]
図4に示す荷物を運搬するときの作業のうち、図4d)の状態では、フォークリフト3Aの運転者が棚42に向かって前進するために、前方の画像の表示が望まれる。また、図4c)の状態では、フォークリフト3Aの運転者は後ろを向いて運転を行っているので、前方の画像の表示は不要である。したがって第1実施例の送信ユニット10Aの制御部105Aは、フォークリフト3Aの状態に応じて、電力供給部106の制御を行うものである。
送信ユニット10の制御部105Aは、図5のフローチャートに従い電力供給部106を制御する。制御部105Aは、まずマスタースイッチ111の状態をみて(ステップS501)、マスタースイッチ111が「常時ON」の場合は、制御部105Aは電力供給部106から、カメラ11と、送信ユニット10Aの信号処理部102と、送信部103とへ電源電力を供給させる(ステップS502)。マスタースイッチ111が「常時OFF」の場合は、制御部105Aは電力供給部106からカメラ11と、送信ユニット10Aの信号処理部102と、送信部103とへの電源電力の供給を停止させる(ステップS503)。
マスタースイッチ111が「自動」のときは、制御部105Aはフォークリフト3Aの状態に応じて電源ONにするか電源OFFにするかを判別する。電源OFFとすると判断した場合は電力供給部106からの電源電力の供給を停止させる。電源ONとすると判別した場合は電力供給部106からの電源電力の供給を開始させる(ステップS503)。制御部105Aはこのような処理を繰り返す。
次にステップS503の電源ONまたは電源OFFを判別して電力供給部106を制御する例を、図6のフローチャートに従い詳細に説明する。送信ユニット10Aの制御部105Aは、図4c)に示す状態で、電力供給部106からのカメラ11と送信ユニット10Aの信号処理部102と送信部103への電源電力の供給を停止させ、図4d)に示す状態で電力供給部106からのカメラ11と送信ユニット10Aの信号処理部102と送信部103とへの電源電力の供給を開始させるものである。
マスタースイッチ111が自動となっているとき、制御部105Aは、まずONスイッチ112が押されたかどうかを確認する(ステップS601)。ONスイッチ112が押された場合は、制御部105Aは電力供給部106のカメラ11と信号処理部102と送信部103とへの電源電力の供給を開始させる(ステップS602)。これにより、必要なときに、カメラ11で撮像した前方の画像をモニター21に表示させることができる。
ONスイッチ112が押されていない場合、次に制御部105AはOFFスイッチ113が押されたかどうかを確認する(ステップS603)。OFFスイッチ113が押された場合は、制御部105Aは電力供給部106のカメラ11と信号処理部102と送信部103とへの電源電力の供給を停止させる(ステップS604)。これにより、カメラ11と信号処理部102と送信部103とで消費する電力が不要となるので、電源部104の消費電力を抑えることができる。
ステップS603でOFFスイッチ113が押されていない場合、次に制御部105Aはフォーク31に荷物41が積載されているかどうかを、荷重センサ14の出力データをみて判断する(ステップS605)。荷物41が積載されていない場合(ステップS605のA)、制御部105Aは処理を終了する。荷物41が積載されている場合は、次に制御部105Aはフォークリフト3Aの走行方向を、加速度センサ接続部109に入力された加速度センサ13の出力データをみて判断する(ステップS606)。フォークリフト3Aが前進走行している場合、ステップS602へ進み、先ほどと同様、制御部105Aは電力供給部106の電源電力の供給を開始させる。フォークリフト3Aが停止している場合(ステップS606のB)、制御部105Aは処理を終了する。
フォークリフト3Aが後退走行している場合、次に制御部105Aはマスト32が後ろ側、すなわち運転席33側に傾斜しているかどうかを、傾斜センサ12の出力データをみて判断する(ステップS607)。マスト32が運転席33側に傾斜していない場合(ステップS606のC)、制御部105Aは処理を終了する。マスト32が運転席33側に傾斜している場合は、制御部105AはステップS604へ進み、電力供給部106の電源電力の供給を停止させる。これにより、カメラ11と、送信ユニット10Aの信号処理部102と送信部103とで消費する電力が不要となるので、バッテリーの消耗を抑えることができる。
[第2実施例]
第2実施例の撮像信号送信装置は、構成は第1実施例と同様であり、電源OFFの判別の方法が異なるものである。以下、第1実施例と同様な点は説明を省略し、相違点について詳細に説明する。
図4a)の状態では、フォーク31に荷物41が積載されていないので、運転者はフォークリフト用カメラシステムを使わなくても前方を視認できる。また、フォークリフト3Aが長時間停止しているときは、運転者が別の作業を行ったり休憩したりするため、フォークリフト3Aから離れていることが想定される。このときは、荷物の積載やマストの傾斜にかかわらず、フォークリフト用撮像信号送信装置による前方の画像の表示は不要である。
そのため、フォーク31に荷物41が積載されていないときと、フォークリフトが所定の時間停止しているときは、電力供給部106のカメラ11と送信ユニット10Aの信号処理部102と送信部103とへの電源電力の供給を停止させることも好適であり、以下に第2実施例として説明する。なお、第2実施例における制御部105Aは、加速度センサ接続部109に入力された加速度センサ13の出力データの履歴を、所定の時間、たとえば5分以上記録しておくものとする。なお、この所定の時間は5分に限らず、フォークリフトの運用の形態やバッテリーの容量などにより適した時間とすればよい。
[電源電力の制御の手順]
第2実施例における制御部105Aが電源ONまたは電源OFFを判別して電力供給部106を制御する例を、図7のフローチャートに従い詳細に説明する。マスタースイッチ111が自動となっているとき、制御部105Aは、第1実施例と同様ONスイッチ112が押されたかどうかを確認し(ステップS601)、押された場合は、電力供給部106の電源電力の供給を開始させる(ステップS602)。ONスイッチ112が押されていない場合、OFFスイッチ113が押されたかどうかを確認し(ステップS603)、押された場合は、電力供給部106の電源電力の供給を停止させる(ステップS604)。ここまでは第1実施例と同様である。
第2実施例では、ステップS603でOFFスイッチ113が押されていない場合、制御部105Aはフォークリフト3Aが所定の時間以上停止しているかどうか、制御部105Aが記録している加速度センサ13の出力データの履歴をみて判断する(ステップS701)。フォークリフト3Aが所定の時間以上停止しているときはステップS604へ進み、制御部105Aは、電力供給部106の電源電力の供給を停止させる。
フォークリフト3Aが所定の時間以上停止していないときは、制御部105Aは、フォーク31に荷物41が積載されているかどうかを荷重センサ14の出力データをみて判断する(ステップS702)。荷物41が積載されていない場合ステップS604へ進み、制御部105は電力供給部106の電源電力の供給を停止させる。
ステップS702で荷物41が積載されている場合は、以下第1実施例のステップS606以降と同様の処理を行う。
このように、第2実施例のフォークリフト用撮像信号送信装置では、フォーク31に荷物41が積載されていない場合と、長時間停止している場合とに、カメラ11と、送信ユニット10Aの信号処理部102と送信部103とで消費する電力が不要となるので、バッテリーの消耗をさらに抑えることができる。
[第3実施例]
第1実施例では、フォーク31に荷物41があることを検知する荷物検知センサとしてフォーク31の根元近傍に荷重センサ14を設ける例を説明した。しかしながらフォークリフトで運搬する荷物には、大きくても軽い荷物もあれば小さくても重い荷物もあり、荷物の大きさと重さとは必ずしも比例しない。荷物によって運転者の視野が妨げられたときにフォークリフト用カメラシステムが必要となるので、運転者の視野に荷物があるかどうかを検知することが、より好ましい。そのため、第3実施例では、運転者の視野に荷物があるかどうかを検知する例を説明する。
第3実施例では、撮像信号送信装置の構成と、電源ONまたは電源OFFを判別して電力供給部106を制御するステップS503の詳細な手順が、第1実施例と異なる。以下、同様な点は説明を省略し、相違点について詳細に説明する。
[撮像信号送信装置の構成]
図8は第3実施例の撮像信号送信装置1Bのシステム構成図である。送信ユニット10Bは、制御部105Bの電源電力の制御の手順が第1実施例の制御部105Aと異なるのみであり、その他の構成は同じであるので説明を省略する。撮像信号送信装置1Bは、第1実施例の荷重センサ14に代え、運転者の視点の近傍に設けられた近接センサ84を備えている。近接センサ84の出力は、送信ユニット10Bの荷物検知センサ接続部110に接続されている。
第3実施例では、第1、第2実施例の荷重センサ14に代えて、運転者の視点の近傍に設けられた近接センサ84で荷物41を検出する。
[フォークリフトの構成]
図9は、第3実施例の撮像信号送信装置1Bを登載したフォークリフト3Bを示す側面図である。図3に示すフォークリフト3Aと同じ部分は説明を省略する。フォークリフト3Bには、カメラ11とともに送信ユニット10Bと傾斜センサ12と加速度センサ13とが取り付けられている。また、フォークリフト3Bには、第1実施例の荷重センサ14に代えて、近接センサ84がマスト32の上部に設けられている。近接センサ84は、運転席33に運転者が着座してフォークリフト3Bを運転するときの視点の位置の近傍となるような高さに設置されている。近接センサ84は、たとえば送波器により光や超音波を対象物に向け発信し、その反射波を受波器で受信して対象物との距離を測定するセンサである。本実施例の近接センサ84は、測定した対象物との距離が所定の距離以下、たとえば1m以下のときに、フォーク31上に対象物があると判別するものとする。近接センサ84の出力は、送信ユニット10Bの荷物検知センサ接続部110に接続される。また、近接センサ84として、撮像素子で撮像した画像から対象物を検出するエリアセンサを用いてもよい。
[電源電力の制御の手順]
第3実施例の撮像信号送信装置1Bの電源電力の制御の手順は、図6に示す第1実施例の電源電力の制御の手順に対し、ステップS605以降が異なる。第3実施例における制御部105Bが電源ONまたは電源OFFを判別して電力供給部106を制御する例を、図10のフローチャートに従い詳細に説明する。ステップS603でOFFスイッチ113が押されていない場合、次に制御部105Bは、フォーク31の上の荷物41により運転者の視野が妨げられているかを、近接センサ84の出力データをみて判断する(ステップS1001)。運転者の視野が妨げられていない場合(ステップS1001のD)、制御部105Bは処理を終了する。運転者の視野が妨げられている場合(ステップS1001のYES)は、以下第1実施例のステップS606以降と同様の処理を行う。
このように、第3実施例の撮像信号送信装置1Bは、運転者の視点の近傍に設けられた近接センサ84で荷物41を検出することにより、フォーク31の荷物を検出する。視野が妨げられていて前進している場合は、電力供給部106からカメラ11と信号処理部102と送信部103とへの電源電力の供給を開始する。また、重い荷物でも視野が妨げられない場合は、電源電力の供給を開始しない。これにより、第3実施例の撮像信号送信装置1Bは、より的確に電源電力の供給の制御を行って、さらにバッテリーの消耗を抑えることができる。
[第4実施例]
第1実施例の撮像信号送信装置1Aは、荷物41がフォーク31に積載されていて、フォークリフト3Aが前進走行している場合、カメラ11等への電源電力の供給を開始する。一方、第3実施例の撮像信号送信装置1Bは、荷物41がフォーク31に積載されていて、フォークリフト3Bが前進走行している場合でも、運転者の視野が妨げられていない場合、カメラ11等への電源電力の供給を開始しない。
しかし荷物を棚に収納する場合、運転者の視野が妨げられていなくても、棚の位置が高い場合など、目視による正確な位置決めが困難な場合がある。そのため、荷物を棚に収納する直前には、視野がさえぎられていなくてもカメラ11等への電源電力の供給を開始することも好適である。そこで第4実施例として、運転者の視野がさえぎられていない場合でも、荷物を積載していて、図4e)に示すような荷物を棚に収納する状態では、電源電力の供給を開始する例を説明する。これにより、より的確に、カメラ11で撮像した前方の画像をモニター21に表示させることができる。
第4実施例の撮像信号送信装置は、フォーク31の荷物を検出するセンサとして、第1実施例と同様のフォーク31に荷物が積載されたことを検出するセンサと、第3実施例と同様の運転者の視野が妨げられたことを検出するセンサとの2つのセンサを使用する。第4実施例は、撮像信号送信装置の構成と、電源ONを判別して電力供給部106を制御するステップS503の詳細な手順とが、第1実施例と異なる。以下、同様な点は説明を省略し、相違点について詳細に説明する。
[撮像信号送信装置の構成]
図11は第4実施例の撮像信号送信装置1Cのシステム構成図である。撮像信号送信装置1Cは、第1実施例と同様の荷重センサ14に加え、第3実施例と同様の近接センサ84を備えている。荷重センサ14の出力は、送信ユニット10Cの第1荷物検知センサ接続部10C1に接続され、近接センサ84の出力は、送信ユニット10Cの第2荷物検知センサ接続部10C2に接続されている。
[フォークリフトの構成]
図12は、第4実施例の撮像信号送信装置1Cを登載したフォークリフト3Cを示す側面図である。図3に示すフォークリフト3Aと同じ部分は説明を省略する。フォークリフト3Cには、カメラ11とともに送信ユニット10Cと傾斜センサ12と加速度センサ13とが取り付けられている。またフォークリフト3Cには、第1実施例と同様の荷重センサ14がフォーク31の根元近傍に設けられ、第3実施例と同様の近接センサ84がマスト32の上部に設けられている。
[電源電力の制御の手順]
第4実施例の撮像信号送信装置の電源電力の制御の手順は、図10に示す第3実施例の電源電力の制御の手順に対し、ステップS1001以降が異なる。
第4実施例における制御部105Cが電源ONまたは電源OFFを判別して電力供給部106を制御する例を、図13のフローチャートに従い詳細に説明する。ステップS603でOFFスイッチ113が押されていない場合、次に制御部105Cは、フォーク31の上の荷物41により運転者の視野が妨げられているかを、近接センサ84の出力データをみて判断する(ステップS1001)。
運転者の視野が妨げられている場合は、以下第1実施例のステップS606以降と同様の処理を行う。
ステップS1001で運転者の視野が妨げられていない場合、第3実施例では制御部105Bは処理を終了したが、第4実施例の制御部105Cは異なる処理を行う。第4実施例では制御部105Cは、フォーク31に荷物41が積載されているか、荷重センサ14の出力データをみて判断する(ステップS1301)。フォーク31に荷物41が積載されていない場合は(ステップS1301のE)、制御部105Cは処理を終了する。
一方、フォーク31に荷物41が積載されている場合は、制御部105Cはマスト32が運転席側に傾斜しているかを、傾斜センサ12の出力データをみて判断する(ステップS1302)。マスト32が運転席側に傾斜している場合はステップS604へ進み、制御部105Cは電力供給部106の電源電力の供給を停止させる。マスト32が運転席側に傾斜していない場合はステップS602へ進み、制御部105Cは電力供給部106の電源電力の供給を開始させる。
図4e)に示すような、細かな前後進や左右の操舵を行って荷物41と棚42との位置合わせを行っている状態では、カメラ11を使用することが望ましい。したがって、第4実施例の撮像信号送信装置は、フォーク31に荷物41が積載されており、マスト32が運転席側に傾斜していない場合は、カメラ11と信号処理部102と送信部103とへの電源電力の供給を開始させる。これにより、第4実施例の撮像信号送信装置は、より的確に電源電力の供給の制御を行うことができる。
なお、第1実施例に対しても同様に、フォーク31に荷物41が積載されており、マスト32が運転席側に傾斜していない場合に、電源電力の供給を開始させることも好適である。
[第5実施例]
第3実施例で運転者の視野に荷物があるかどうかを近接センサで検知する例を説明したが、その変形例として、荷物の後方で上部を支えるバックレスト部に接触式のスイッチを設けた例を第5実施例として説明する。
[撮像信号送信装置の構成]
図14は第5実施例の撮像信号送信装置1Dのシステム構成図である。送信ユニット10Dは、第3実施例における送信ユニット1Bの近接センサ84が接触式の検出スイッチ1401に変わったのみであり、その他の構成は同じであるので説明を省略する。検出スイッチ1401の出力は、送信ユニット10Dの荷物検知センサ接続部110に接続されている。
第5実施例では、第3実施例の近接センサ84に代えて、検出スイッチ1401で荷物41を検出する。
[フォークリフトの構成]
図15は、第5実施例のフォークリフト用撮像信号送信装置1Dを登載したフォークリフトのフォークの斜視図である。第5実施例では、図3に示すフォーク31にバックレスト1501が取り付けられている。バックレスト1501は、フォーク31に積載した荷物41が運転者やマスト32の方向に落下することを防ぐためものである。バックレスト1501は、フォーク31の後方で鉛直方向に延在する枠状の部材である。バックレスト1501は、枠状の下部でフォーク31と連結する連結部1501Bと、連結部1501Bで支持される左右の横枠部1501L、1501Rと、左右の横枠部1501L、1501Rを上部で接続する上枠部1501Tとで構成される。バックレスト1501の前面は、フォーク31の後方の鉛直部分と略同一平面となっており、荷物41の上部を後方から支持するよう構成されている。また、バックレスト1501の上枠部1501Tには、荷物41の上部が接触したことを検知する検出スイッチ1401が設けられている。フォークリフトのその他の構成はフォークリフト3Aと同様であり、説明を省略する。
[電源電力の制御の手順]
図16に示す第5実施例の撮像信号送信装置1Dの電源電力の制御の手順は、図10に示す第3実施例の電源電力の制御の手順に対し、ステップS1001が異なるのみである。第5実施例では、ステップS603でOFFスイッチ113が押されていない場合、次に制御部105Dは、フォーク31の上の荷物41がバックレスト1501の上枠部1501Tに接しているかどうかを、検出スイッチ1401の出力データをみて判断する(ステップS1601)。
検出スイッチ1401が押されていない場合、すなわち荷物41がバックレスト1501の上枠部1501Tに接していない場合(ステップS1601のD)、制御部105Dは処理を終了する。検出スイッチ1401が押された場合、すなわち荷物41がバックレスト1501の上枠部1501Tに接している場合は、次に制御部105Dはフォークリフト3Dの走行方向を、加速度センサ接続部109に入力された加速度センサ14の出力データをみて判断する(ステップS606)。その他の処理は第3実施例と同じである。
このように、第5実施例の撮像信号送信装置1Dは、検出スイッチ1401で、荷物41がバックレスト1501の上枠部1501Tに接していることを検出することにより、フォーク31の荷物を検出する。
フォークリフトのフォークに荷物を積載するときは、走行中に荷物が傾いたり振動したりすることを防止するために、荷物をバックレストに触れるようにして積載することが一般に行われている。したがって、大きな荷物がフォークに積載されている場合は、バックレストの上枠部に接することとなる。荷物がバックレストの高さよりも小さい場合は、バックレストの上枠部に接しないが、その場合は運転手の視野の妨げにならないので、カメラを使用する必要がない。
荷物41がバックレスト1501の上枠部1501Tに接していてフォークリフトが前進している場合は、電力供給部106からカメラ11と信号処理部102と送信部103とへの電源電力の供給を開始する。また、荷物41がバックレスト1501の上枠部1501Tに接していない場合は、電力供給部106から電源電力の供給を開始しない。これにより、第5実施例の撮像信号送信装置は、高価な近接センサではなく安価な検出スイッチを用いて、的確に電源電力の供給の制御を行って、さらにバッテリーの消耗を抑えることができる。
なお、各実施例では、フォークに荷物が積載されたことを検知するセンサとして荷重センサを用いる例を説明したが、これにこだわらず他のセンサであってもよい。例えば、フォークに近接センサを設けたり、フォークの下部に接触式のマイクロスイッチ等を設けて、荷物が積載されたことを検知してもよい。また、バックレストの下部やフォークの後方の鉛直部の下部に接触式の検出スイッチを設けて荷物が後方に接することを検知して、荷物が積載されたことを検知してもよい。
一般に、カメラに電源ケーブルや信号ケーブルを接続すると、カメラの設置場所を変更する際にケーブルを引き直す必要があり、カメラの設置場所を変更することが困難である。また、ケーブルの引き回しによっては、ケーブルがノイズを拾う恐れがある。これに対し本発明のフォークリフト用撮像信号送信装置は、バッテリーから電源電力を供給されたカメラでフォークリフトの前方を撮像して無線で送信し、その画像を出力するものとしたので、カメラの設置場所を変更するのが容易である。さらに、フォークリフトの前方の画像が必要な場合はカメラと信号処理部と送信部とへ電源電力を供給し、フォークリフトの前方の画像が不要な場合はカメラと信号処理部と送信部とへの電源電力の供給を停止することとしたので、バッテリーの消耗を抑えつつフォークリフトの前方の画像を提供することができる。
1 撮像信号送信装置
10A 送信ユニット
101 入力部
102 信号処理部
103 送信部
104 電源部
105A 制御部
106 電力供給部
107 電力出力部
108 傾斜センサ接続部
109 加速度センサ接続部
110 荷物検知センサ接続部
111 マスタースイッチ
112 ONスイッチ
113 OFFスイッチ
11 カメラ
12 傾斜センサ
13 加速度センサ
14 荷重センサ

Claims (9)

  1. フォークリフトのマスト部の傾斜を検知する傾斜検知部と、
    フォークリフトの前進および後進を検知する前後進検知部と、
    フォークリフトの前方の画像を撮像する撮像部と、
    前記撮像部が撮像した画像を送信する送信部と、
    前記撮像部と前記送信部とに電源電力を供給する電力供給部と、
    前記傾斜検知部がマスト部の後方への傾斜を検知し、前記前後進検知部がフォークリフトの後進を検知したときは、前記電力供給部の電源電力の供給を停止させる制御部と
    を備えることを特徴とするフォークリフト用撮像信号送信装置。
  2. 前記フォークリフト用撮像信号送信装置はさらに
    フォークリフトのフォーク部の荷物を検知する荷物検知部を備え、
    前記制御部は
    前記荷物検知部が荷物を検知し、前記前後進検知部が前方への移動を検知したときは、前記電力供給部に電源電力の供給を開始させる指示を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載のフォークリフト用撮像信号送信装置。
  3. 前記制御部はさらに
    前記荷物検知部が荷物を検知しないときは前記電力供給部の電源電力の供給を停止させる
    ことを特徴とする請求項2に記載のフォークリフト用撮像信号送信装置。
  4. 前記制御部はさらに
    前記前後進検知部が所定の時間前進または後進のいずれをも検知しないときは前記電力供給部に電源電力の供給を停止させる
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のフォークリフト用撮像信号送信装置。
  5. 前記荷物検知部は、
    前記フォーク部への荷物の積載を検知することにより荷物を検知することを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載のフォークリフト用撮像信号送信装置。
  6. 前記荷物検知部は、
    前記荷物により運転者の視野が妨げられたことを検知することにより荷物を検知することを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載のフォークリフト用撮像信号送信装置。
  7. 前記荷物検知部は、
    前記マスト部に取り付けられたバックレスト部の上部に設けられ、前記荷物が前記バックレスト部に接することを検知する接触検知部であることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載のフォークリフト用撮像信号送信装置。
  8. フォークリフトのフォーク部への荷物の積載を検知する荷物積載検知部と、

    フォークリフトのマスト部の傾斜を検知する傾斜検知部と、
    フォークリフトの前進および後進を検知する前後進検知部と、
    フォークリフトの前方の画像を撮像する撮像部と、
    前記撮像部が撮像した画像を送信する送信部と、
    前記撮像部と前記送信部とに電源電力を供給する電力供給部と、
    前記荷物積載検知部が荷物の積載を検知し、前記傾斜検知部がマスト部の傾斜を検知しないときは、前記電力供給部の電源電力の供給を開始させる制御部と
    を備えることを特徴とするフォークリフト用撮像信号送信装置。

  9. フォークリフトのマスト部の傾斜を検知する傾斜検知ステップと、
    フォークリフトの前進および後進を検知する前後進検知ステップと、
    撮像部でフォークリフトの前方の画像を撮像する撮像ステップと、
    送信部で前記撮像ステップで撮像した画像を送信する送信ステップと、
    電力供給部から前記撮像部と前記送信部とに電源電力を供給する電力供給ステップと、
    前記傾斜検知ステップでマスト部の後方への傾斜を検知し、前記前後進検知ステップでフォークリフトの後進を検知したときは、前記電力供給部の電源電力の供給を停止させる制御ステップと
    を含むことを特徴とするフォークリフト用撮像信号送信装置における電源電力の制御方法。
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