JP2013252891A - オーバーキャップ - Google Patents
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Abstract
【課題】オーバーキャップ上から飲料用容器のシール蓋を破る際に液跳ねが生じたり、指が中味の飲料に付かないようにする。
【解決手段】飲料aが充填され開口部がシール蓋3で密封された飲料用容器2に、そのシール蓋の上から被せられるオーバーキャップ1である。飲料用容器の開口部に嵌合する嵌合部4が設けられ、シール蓋に対峙する天板5が嵌合部と一体的に形成され、シール蓋の切断具を案内するガイド溝9が天板の外周に沿ってその半周程度の長さで形成され、ガイド溝の両端に交わるように天板の略中央に罫線状のヒンジ10が形成され、切断具がガイド溝に沿って案内されることによりシール蓋が切断具によって切断された後、ガイド溝及びヒンジによって区画される押圧部5aがヒンジを支点にして押し下げられることにより上記シール蓋の切断部が拡開する。
【選択図】図6
【解決手段】飲料aが充填され開口部がシール蓋3で密封された飲料用容器2に、そのシール蓋の上から被せられるオーバーキャップ1である。飲料用容器の開口部に嵌合する嵌合部4が設けられ、シール蓋に対峙する天板5が嵌合部と一体的に形成され、シール蓋の切断具を案内するガイド溝9が天板の外周に沿ってその半周程度の長さで形成され、ガイド溝の両端に交わるように天板の略中央に罫線状のヒンジ10が形成され、切断具がガイド溝に沿って案内されることによりシール蓋が切断具によって切断された後、ガイド溝及びヒンジによって区画される押圧部5aがヒンジを支点にして押し下げられることにより上記シール蓋の切断部が拡開する。
【選択図】図6
Description
本発明は、飲料が充填されシール蓋で密封された飲料用容器に、そのシール蓋の上から被せられるオーバーキャップに関する。
従来、飲料が充填されシール蓋で開口部が密封された飲料用容器は、そのシール蓋の上からオーバーキャップが被せられた状態で消費者の手に渡る(例えば、特許文献1、2参照。)。
オーバーキャップには、その天板の外周に沿った一部に切刃部が略矩形に形成され、天板の外周側における切刃部の先端に切刃が下方に突出するように形成され、切刃の反対側にヒンジが形成されたものがある(特許文献1参照。)。ヒンジを支点にして切刃部を押し下げ、切刃でシール蓋を切り裂き、しかる後に唇をオーバーキャップの縁に当てて容器を傾けることにより、オーバーキャップを容器に被せたままで中味の飲料を喫することができる。
また、オーバーキャップには、上記切刃部の外周に鋸歯状の開封刃が形成されたものもある(特許文献2参照。)。シール蓋を切り裂き易くするため、上記オーバーキャップにおけるよりも刃が多く設けられている。
従来のオーバーキャップは、切刃部を指で押し下げてシール蓋を破るようになっているので、シール蓋を破る際の衝撃で中味の飲料がオーバーキャップ上に飛び散るという液跳ねが生じ易いという問題がある。また、シール蓋を破る際に切刃部を押さえる指が容器内の飲料に触れやすくなるという問題がある。
また、切刃等がオーバーキャップの天板の下方に突起物となって突出するので、オーバーキャップのスタッキング性が低下する。すなわち、オーバーキャップの運搬、保管等において多数のオーバーキャップを上下に積み重ねた際に嵩張るという問題がある。
したがって、本発明は、上記問題点を解消することができるオーバーキャップを提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するためのもので、次のような構成を採用する。
なお、図面の参照符号を括弧付きで付するが、本発明はこれに限定されるものではない。
すなわち、請求項1に係る発明は、飲料(a)が充填され開口部がシール蓋(3)で密封された飲料用容器(2)に、そのシール蓋(3)の上から被せられるオーバーキャップ(1)において、上記飲料用容器(2)の開口部に嵌合する嵌合部(4)が設けられ、上記シール蓋(3)に対峙する天板(5)が上記嵌合部(4)と一体的に形成され、上記シール蓋(3)の切断具(8)を案内するガイド溝(9)が上記天板(5)の外周に沿ってその半周程度の長さで形成され、上記ガイド溝(9)の両端に交わるように上記天板(5)の略中央に罫線状のヒンジ(10)が形成され、上記切断具(8)が上記ガイド溝(9)に沿って案内されることにより上記シール蓋(3)が上記切断具(8)によって切断された後、上記ガイド溝(9)及び上記ヒンジ(10)によって区画される押圧部(5a)が上記ヒンジ(10)を支点にして押し下げられることにより上記シール蓋(3)の切断部が拡開するようにした構成を採用する。
また、請求項2に係る発明は、飲料(a)が充填され開口部がシール蓋(3)で密封された飲料用容器(2)に、そのシール蓋(3)の上から被せられるオーバーキャップ(1)において、上記飲料用容器(2)の開口部に嵌合する嵌合部(4)が設けられ、上記シール蓋(3)に対峙する天板(5)が上記嵌合部(4)と一体的に形成され、上記シール蓋(3)の切断具(8)を案内するガイド溝(9)が上記天板(5)の外周に沿って所定の長さで形成され、上記ガイド溝(9)に対向するように上記天板(5)の略中央に罫線状のヒンジ(10)が形成され、上記ヒンジ(10)の両端と上記ガイド溝(9)の両端とが各々切り離し線(13)によって結ばれ、上記切断具(8)が上記ガイド溝(9)に沿って案内されることにより上記シール蓋(3)が上記切断具(8)によって切断された後、上記ガイド溝(9)、上記ヒンジ(10)及び上記切り離し線(13)によって区画される押圧部(5a)が上記ヒンジ(10)を支点にして押し下げられることにより上記シール蓋(3)の切断部が拡開するようにした構成を採用する。
請求項3に記載されるように、請求項1又は請求項2に記載のオーバーキャップ(1)において、ヒンジ(10)を支点にした押圧部(5a)の天板(5)下への押し下げに伴い天板(5)の上方へと浮上する浮上片(11)が上記ヒンジ(10)の中間部近傍に切り離し線(13)によって形成されたものとすることができる。
請求項4に記載されるように、請求項2に記載のオーバーキャップ(1)において、ヒンジ(10)を支点にした押圧部(5a)の天板(5)下への押し下げに伴い天板(5)の上方へと浮上する浮上片(5b)が上記ヒンジ(10)の両側近傍に切り離し線(13)によって各々形成されたものとすることも可能である。
請求項5に記載されるように、請求項4に記載のオーバーキャップにおいて、両浮上片(5b)からガイド溝(9)の両端へと各々伸びる切り離し線(13)が波形状に形成されたものとすることも可能である。
請求項6に記載されるように、請求項1又は請求項2に記載のオーバーキャップ(1)において、上記嵌合部(4)が上記飲料用容器(2)の開口部に水密的に嵌合しているものとすることも可能である。
請求項7に記載されるように、請求項1又は請求項2に記載のオーバーキャップ(1)において、ストロー挿入部(12)が所定箇所に形成されたものとすることも可能である。
本発明によれば、切断具(8)をガイド溝(9)で案内しつつシール蓋(3)を部分的に切断した上でこの切断部分を押圧部(5a)の押し下げによって拡開することができるので、開封時における飲料(a)の液跳ねを確実に防止することができる。また、シール蓋(3)を破る際に押圧部(5a)を押さえる指が飲料(a)に触れ難くなる。さらに、オーバーキャップ(1)の天板(5)から突起物をなくすることができるので、オーバーキャップ(1)のスタッキング性が向上し、オーバーキャップ(1)の運搬、保管等において多数のオーバーキャップ(1)を上下に積み重ねても嵩張らないという利点がある。
以下に本発明を実施するための形態について説明する。
<実施の形態1>
図1乃至図3に示すように、本発明に係るオーバーキャップ1が飲料用容器2の上に被せられている。
図1乃至図3に示すように、本発明に係るオーバーキャップ1が飲料用容器2の上に被せられている。
飲料用容器2は、具体的にはカップ状容器であり、図3に示すように、底が円板形の底板2aで閉じられた倒円錐台形の胴部2bを有し、その上端の開口部の回りにリング状のフランジ2cを備える。この飲料用容器2は、樹脂、紙等によって形成される。
この飲料用容器2は、開口部から飲料が充填された後に、シール蓋3で密封される。
シール蓋3は、飲料用容器2の開口部を覆う大きさ及び形状のシート体として形成される。シール蓋3の内面には、ポリプロピレン樹脂層等の図示しない接着剤層が形成される。シール蓋3が飲料用容器2の開口部に被せられ、その周縁が飲料用容器2のフランジ2cに加熱プレスされることにより、上記接着剤層を介してシール蓋3がフランジ2cに接着される。シール蓋3がフランジ2cに接着される際は、すでに飲料aが飲料用容器2内に充填されており、シール蓋3がフランジ2cに貼着されることによって、飲料用容器2が密封され、飲料aが保護される。
オーバーキャップ1は、上記飲料用容器2の開口部に嵌合する嵌合部4と、上記シール蓋3に対峙する平板状の天板5とを具備する。
上記嵌合部4と天板5とは、例えばPET等のシートを真空圧空成形することによって一体的に形成される。
嵌合部4は、図3に示すように、オーバーキャップ1の外周を形成する環状垂下壁の下部に環状凹溝として形成され、飲料用容器2のフランジ2cの外周縁が嵌り込み可能に形成される。嵌合部4とフランジ2cの外周縁との嵌合により、オーバーキャップ1は、飲料用容器2から容易に脱落しないように飲料用容器2に固定される。また、嵌合部4とフランジ2cの外周縁とは水密的に嵌合し、これにより、後にシール蓋3を開封して飲料用容器2を傾けたとしても、飲料aが嵌合部4からオーバーキャップ1外へと漏れ出なくなる。
なお、図1及び図3に示すように、嵌合部4における環状凹溝の下側は、内方に突出する凸部6が所定の角度ピッチで間欠的に形成されたものとすることができる。これにより、オーバーキャップ1をフランジ2cに取り付けやすくし又はフランジ2cから取り外しやすくすることができる。あるいは、嵌合部4における環状凹溝の下側の凸部6は連続状に形成して、水密性を一層高めるようにしてもよい。この場合は、後述するように飲料用容器2を傾けて飲料aを飲む際に、嵌合部4からの飲料aの漏れ出しをより的確に防止することができる。
天板5はシート状態となって嵌合部4の環状垂下壁の上端に水平に配置され、環状垂下壁へは環状隆起部7を介して接続される。
なお、環状隆起部7は省略可能であり、天板5が環状垂下壁の上端に直結されるようにしてもよい。
天板5における環状隆起部7に接する箇所には、図1、図3及び図4に示すように、シール蓋3の切断具8を案内するガイド溝9が所定の長さで形成される。また、ガイド溝9に対向するように天板5の略中央には、ヒンジ10が罫線として形成される。
ガイド溝9は、図4のごとく切断具8が貫通し得る幅分を有し、天板5の回りを例えば半周程度の長さとなって伸びる。飲料用容器2内の飲料aを飲むにあたり、図4のごとく切断具8をガイド溝9内に挿入してシール蓋3に突き立て、さらにガイド溝9の縁に沿って切断具8を移動させると、シール蓋3にガイド溝9の縁に倣った切込が形成される。
なお、図示例ではガイド溝9の環状隆起部7側の縁で切断具8を案内しているが、反対側の縁で案内するようにしてもよい。また、ガイド溝9は連続した溝として示したが、不連続の例えばミシン線状の溝として形成し、不連続の箇所は切断具8で切断するようにしてもよい。
ヒンジ10は天板5の略中央において天板5の直径方向に伸び、その両端がガイド溝9の両端と各々交差する。このヒンジ10と上記ガイド溝9とによって天板5に押圧部5aが区画形成される。この押圧部5aは、図5及び図6に示すように、ヒンジ10を支点にして下方への押し下げが可能である。この押圧部5aの押し下げによって、図6に示すように、シール蓋3の切断箇所を下方に押して飲料aの流出口を拡開することができる。図5及び図6中、符号3aは、シール蓋3に流出口を形成するに際して飲料用容器2のフランジ2c側に残留したシール蓋3の断端を示す。
なお、必要に応じて浮上片11が上記ヒンジ10の中間部近傍に形成される。すなわち、上記ヒンジ10は一直線であってもよいが、図1、図5及び図6に示すように、ヒンジ10の中途に非ヒンジ部を設け、この非ヒンジ部から上記押圧部5aと反対側に突出するように舌状の浮上片11を形成してもよい。符号11aは浮上片11を天板5に形成するための切り離し線を示す。このように浮上片11を設けておくと、上記押圧部5aを少しばかり押し下げたところで、天板5上に浮上した浮上片11を指で更に持ち上げるようにすれば、上記押圧部5a上の指等を飲料aに接触させることなく押圧部5aを更に下方に押し下げることが可能になる。
切断具8は、先端がやや尖った細く短い棒状のもので、例えば飲料用容器2の胴部2bの側面或いは天板5上に付属品として取り付けられる。切断具8はマドラー、スプーン等と兼用させるものであってもよい。
その他、図1及び図2に示すように、必要に応じてストロー挿入部12が上記天板5や押圧部5aの所定箇所に切り離し線によって形成される。
次に、上記オーバーキャップ1の作用について説明する。
オーバーキャップ1は、シート成形の一種である真空圧空成形により、樹脂シートから図2に示すごとく立体的に成形される。また、シート成形時又は成形後に、ヒンジ10がプレス成形され、ガイド溝9が刻設される。
一方、カップ状の飲料用容器2内に飲料aが定量充填され、シール蓋3がフランジ2cにヒートシール等によって接着される。これにより、飲料用容器2が密封される。
この飲料用容器2に、シール蓋3の上からオーバーキャップ1が被せられる。オーバーキャップ1はその嵌合部4が飲料用容器2の開口部におけるフランジ2cと嵌合することによって、飲料用容器2に強固に固定される。また、嵌合部4における水密性が確保される。
切断具8が、飲料用容器2の胴部2bの側面あるいはオーバーキャップ1の天板5に接着剤等によって取り付けられる。
このオーバーキャップ1が取り付けられた飲料用容器2を入手した者が中味の飲料aを喫する際は、図4のごとく切断具8をガイド溝9内に挿入してシール蓋3に突き立て、さらにガイド溝9の縁に沿って切断具8を移動させればよい。これにより、シール蓋3にガイド溝9の縁に倣った切込が形成される。
次に、押圧部5aに指を当てて、図5及び図6に示すように、ヒンジ10を支点にして天板5の位置よりも下方へ押し下げる。この押圧部5aの押し下げによって、図6に示すように、シール蓋3の切断箇所に飲料aの流出口が大きく形成される。
なお、押圧部5aを少しばかり押し下げたところで、押圧部5aから指を離し、天板5上に浮上した浮上片11を指で更に持ち上げるようにしてもよい。このようにすると指等を飲料aに接触させることなく押圧部5aを更に下方に押し下げることが可能になる。
図6に示すごとく開封された飲料用容器2を持って唇をガイド溝9側の環状隆起部7に付け、飲料用容器2を傾斜させることにより、飲料aを容易に喫することができる。その際、オーバーキャップ1の嵌合部4は飲料用容器2のフランジ2cに密着し、両者間の水密性が保持されているので、飲料aが嵌合部4とフランジ2cとの間から漏れ出るようなことはない。
<実施の形態2>
図7及び図8に示すように、この実施の形態2におけるオーバーキャップ1の天板5には、シール蓋3の切断具8(図4参照)を案内するガイド溝9が実施の形態1におけるよりもやや短く形成される。ガイド溝9も例えばミシン線状のごとく不連続に形成してもよい。
図7及び図8に示すように、この実施の形態2におけるオーバーキャップ1の天板5には、シール蓋3の切断具8(図4参照)を案内するガイド溝9が実施の形態1におけるよりもやや短く形成される。ガイド溝9も例えばミシン線状のごとく不連続に形成してもよい。
また、ガイド溝9に対向するように天板5の略中央には、ヒンジ10が罫線として形成される。さらに、ヒンジ10の両端と各々ガイド溝9の両端とが各々切り離し線13によって結ばれる。これらガイド溝9、ヒンジ10及び両切り離し線13によって、押圧部5aが区画形成される。
ガイド溝9は、切断具8が貫通し得る幅分を有し、天板5の回りを例えば1/4周〜1/3程度の長さとなって伸びる。ヒンジ10は、天板5の直径線上においてガイド溝9に対向し得るように形成される。切り離し線13は、ヒンジ10に略直角であり、ガイド溝9の両端に向かって各々伸びる。
このオーバーキャップ1が取り付けられた飲料用容器2を入手した者が中味の飲料aを喫する際は、図4に示したように、切断具8をガイド溝9内に挿入してシール蓋3に突き立て、さらにガイド溝9の縁に沿って切断具8を移動させ、シール蓋3にガイド溝9の縁に倣った形状の切込を形成する。
次に、押圧部5aに指を当てて、図8に示すように、ヒンジ10を支点にして天板5の下方へと押し下げる。この押圧部5aの押圧によって、切り離し線13が破断し、押圧部5aが下方に傾斜し、その結果図6に示したと同様に、シール蓋3の切断箇所に飲料aの流出口が形成される。
このように開封された飲料用容器2を持って唇をガイド溝9側の環状隆起部7に付け、飲料用容器2を傾斜させるようにすれば、飲料aを容易に喫することができる。
その他、実施の形態2において実施の形態1におけるものと同じ部分には同一の符号を付して示すこととし、重複した説明を省略する。
<実施の形態3>
図9及び図10に示すように、この実施の形態3に係るオーバーキャップ1は、実施の形態2に係るオーバーキャップ1と異なり、ヒンジ10を支点にした押圧部5aの下方への押し下げに伴い天板5の上方へと浮上する浮上片5bが上記ヒンジ10の両側近傍に各々切り離し線13によって形成される。
図9及び図10に示すように、この実施の形態3に係るオーバーキャップ1は、実施の形態2に係るオーバーキャップ1と異なり、ヒンジ10を支点にした押圧部5aの下方への押し下げに伴い天板5の上方へと浮上する浮上片5bが上記ヒンジ10の両側近傍に各々切り離し線13によって形成される。
この切り離し線13は上記両浮上片5bとガイド溝9の両端とを各々結ぶように設けられる。
また、両浮上片5bからガイド溝9の両端へと各々伸びる切り離し線13は波形状に形成される。
このようなオーバーキャップ1が被せられた飲料用容器2内の飲料aを喫する場合は、押圧部5aに指を当てて、図10に示すように、ヒンジ10を支点にして天板5の下方へと押し下げる。この押圧部5aの押圧によって、切り離し線13が完全に破断し、押圧部5aが下方に傾斜し、その結果、図6に示したように、シール蓋3の切断箇所に飲料aの流出口が形成される。そして、押圧部5aの下方への傾斜に伴い、浮上片5bが天板5の上側へと浮上し、その結果、浮上片5bにおける波形状切り離し線13の破断後のジグザグ縁が天板5側における切り離し線13の破断後のジグザグ縁と噛み合い、押圧部5aにおける下方への傾斜状態が保持される。これにより、押圧部5aの上方への弾性復帰が防止されるので、飲料aが飲みやすくなる。
その他、実施の形態3において実施の形態1におけるものと同じ部分には同一の符号を付して示すこととし、重複した説明を省略する。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、例えば上記実施の形態では容器をカップ状のものとして説明したが、カップ以外の形状の容器についても本発明を適用可能である。
1…オーバーキャップ
2…飲料用容器
3…シール蓋
4…嵌合部
5…天板
5a…押圧部
5b…浮上片
8…切断具
9…ガイド溝
10…ヒンジ
11…浮上片
12…ストロー挿入部
13…切り離し線
a…飲料
2…飲料用容器
3…シール蓋
4…嵌合部
5…天板
5a…押圧部
5b…浮上片
8…切断具
9…ガイド溝
10…ヒンジ
11…浮上片
12…ストロー挿入部
13…切り離し線
a…飲料
Claims (7)
- 飲料が充填され開口部がシール蓋で密封された飲料用容器に、そのシール蓋の上から被せられるオーバーキャップにおいて、上記飲料用容器の開口部に嵌合する嵌合部が設けられ、上記シール蓋に対峙する天板が上記嵌合部と一体的に形成され、上記シール蓋の切断具を案内するガイド溝が上記天板の外周に沿ってその半周程度の長さで形成され、上記ガイド溝の両端に交わるように上記天板の略中央に罫線状のヒンジが形成され、上記切断具が上記ガイド溝に沿って案内されることにより上記シール蓋が上記切断具によって切断された後、上記ガイド溝及び上記ヒンジによって区画される押圧部が上記ヒンジを支点にして押し下げられることにより上記シール蓋の切断部が拡開するようにしたことを特徴とするオーバーキャップ。
- 飲料が充填され開口部がシール蓋で密封された飲料用容器に、そのシール蓋の上から被せられるオーバーキャップにおいて、上記飲料用容器の開口部に嵌合する嵌合部が設けられ、上記シール蓋に対峙する天板が上記嵌合部と一体的に形成され、上記シール蓋の切断具を案内するガイド溝が上記天板の外周に沿って所定の長さで形成され、上記ガイド溝に対向するように上記天板の略中央に罫線状のヒンジが形成され、上記ヒンジの両端と上記ガイド溝の両端とが各々切り離し線によって結ばれ、上記切断具が上記ガイド溝に沿って案内されることにより上記シール蓋が上記切断具によって切断された後、上記ガイド溝、上記ヒンジ及び上記切り離し線によって区画される押圧部が上記ヒンジを支点にして押し下げられることにより上記シール蓋の切断部が拡開するようにしたことを特徴とするオーバーキャップ。
- 請求項1又は請求項2に記載のオーバーキャップにおいて、ヒンジを支点にした押圧部の天板下への押し下げに伴い天板の上方へと浮上する浮上片が上記ヒンジの中間部近傍に切り離し線によって形成されたことを特徴とするオーバーキャップ。
- 請求項2に記載のオーバーキャップにおいて、ヒンジを支点にした押圧部の天板下への押し下げに伴い天板の上方へと浮上する浮上片が上記ヒンジの両側近傍に切り離し線によって各々形成されたことを特徴とするオーバーキャップ。
- 請求項4に記載のオーバーキャップにおいて、両浮上片からガイド溝の両端へと各々伸びる切り離し線が波形状に形成されたことを特徴とするオーバーキャップ。
- 請求項1又は請求項2に記載のオーバーキャップにおいて、上記嵌合部が上記飲料用容器の開口部に水密的に嵌合していることを特徴とするオーバーキャップ。
- 請求項1又は請求項2に記載のオーバーキャップにおいて、ストロー挿入部が所定箇所に形成されたことを特徴とするオーバーキャップ。
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Cited By (1)
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---|---|---|---|---|
JP2016141404A (ja) * | 2015-01-30 | 2016-08-08 | 株式会社吉野工業所 | 開封刃付き容器 |
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2012
- 2012-06-08 JP JP2012130941A patent/JP2013252891A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016141404A (ja) * | 2015-01-30 | 2016-08-08 | 株式会社吉野工業所 | 開封刃付き容器 |
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