JP2013250450A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トナー画像転写時の放電による感光体ドラム表面の劣化や、転写ローラーとの接触有無で生じる感光体ドラム表面の状態差に起因する帯電異常を防止する。
【課題を解決するための手段】画像形成装置1は、感光体ドラム21と、帯電部22と、露光部23と、感光体ドラム21の回転軸方向において記録紙Pの幅以上の幅で現像領域を有する現像部24と、転写ローラー25と、記録紙Pを転写ローラー25及び感光体ドラム21のニップ部に給紙する給紙部4とを備え、転写ローラー25は、その回転軸方向における幅が、感光体ドラム21表面上における現像部24による現像領域の幅よりも大きく、帯電部22による帯電領域の幅よりも小さく形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に、像担持体の表面状態を保護する技術に関する。
従来から、電子写真方式の画像形成装置は、下記特許文献1に示されるように、感光体ドラム表面上に形成されたトナー像を、転写バイアス印加により記録紙上に転写させている。この画像形成装置による記録紙へのトナー画像転写においては、記録紙の抵抗が高い場合、トナー画像の十分な転写作用を確保するために、転写ローラーの転写バイアスを大きくする(印加する電圧を高くする)必要がある。このとき、感光体ドラムの回転軸方向において記録紙端部より外側の領域では、感光体ドラムと転写ローラーの間に高電圧が印加される。
特開平11−349191号公報
ここで、感光体ドラムの回転軸方向における転写ローラーの幅を記録紙幅よりも大きく設定した場合、当該転写ローラーにより転写バイアスを印加すると、転写ローラーによる転写電流が帯電領域の外まで流れて異常放電が発生し、感光体ドラム表面を劣化させるおそれがある。
一方、転写ローラーの幅を、記録紙の紙幅よりも小さくすれば、感光体ドラム及び転写ローラー間の空隙における高電圧印加をなくすことが可能であるが、この場合は、感光体ドラムが長期間に亘って用いられると、転写ローラーが感光体ドラム表面に接触する領域では、感光体ドラム表面の削れ、感光体ドラム表面への紙粉の付着、転写ローラーによる付着物の掻き落とし等に起因して、感光体ドラムの回転軸方向において転写ローラーよりも外側の領域であって、記録紙幅の内側となる感光体ドラム表面の領域では、転写ローラーの接触領域と非接触領域とで感光体表面が異なる状態になる。このように、感光体表面に状態差が生じると、感光体ドラム表面における非接触領域では、感光体ドラム表面に帯電異常が発生して、所謂トナーかぶり等が生じることがある。すなわち、帯電条件は、感光体ドラムの表面を画像形成に適正な表面電位とするために、帯電ローラーの印加電圧等が設定されているが、この帯電条件が、上記接触領域が適正な表面電位になる帯電条件にされている場合、上記非接触領域が適正な表面電位状態にならず、かぶりなどが発生する懸念がある。この結果、当該非接触領域に位置する記録紙の端部にトナー汚れが生じたり、感光体クリーニング装置の感光体ドラム回転軸方向の端部に当該トナーが溜まって、トナー飛散や放電が発生するおそれがある。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、トナー画像転写時の放電による感光体ドラム表面の劣化や、転写ローラーとの接触有無で生じる感光体ドラム表面の状態差に起因する帯電異常を防止することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の発明は、表面に静電潜像が形成される像担持体と、
前記像担持体の表面に放電を行って帯電させる帯電部と、
前記帯電部によって帯電された前記像担持体の表面を光照射して前記静電潜像を形成する露光部と、
前記像担持体の回転軸方向において記録媒体の幅以上の幅で、前記像担持体の表面上にトナーを供給する現像領域を有し、電界によって前記静電潜像上にトナー像を形成する現像部と、
前記像担持体と同じ回転軸方向に回転軸を有し、弾性を有して前記像担持体に圧接され、当該像担持体とのニップ部において、前記記録媒体に、前記像担持体の表面上のトナー像を電界によって転写させる転写ローラーと、
前記記録媒体を前記転写ローラー及び前記像担持体のニップ部に給紙する給紙部とを備え、
前記転写ローラーは、その回転軸方向における幅が、前記像担持体の表面上における前記現像部による前記現像領域の幅よりも大きく、前記帯電部による帯電領域の幅よりも小さく形成されている画像形成装置である。
この発明では、転写ローラーは、その回転軸方向における幅が、像担持体の表面上における現像部による現像領域よりも大きいため、像担持体表面における現像領域の全領域で転写ローラーが接触する。これにより、像担持体表面の現像領域では、転写ローラーの接触領域及び非接触領域の存在による状態差が生じない。このため、従来、当該状態差に起因する帯電異常により生じていたトナーかぶりを抑制することができる。
また、転写ローラーは、その回転軸方向における幅が、像担持体の表面上における帯電領域よりも小さい、すなわち、転写ローラーと像担持体表面との接触領域の幅は、帯電ローラーやスコロトロン等による像担持体表面への帯電領域の幅よりも狭い。このため、転写ローラーによる転写電流が帯電領域の外まで流れる事態の発生を防止でき、当該事態に起因する異常放電を防止することができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置であって、前記給紙部は、前記記録媒体を保持する保持部と、当該保持部に保持されている前記記録媒体を前記ニップ部に向けて給送する給紙ローラーと、当該給紙ローラーが回転して前記記録媒体を給紙する度に、当該給紙ローラーの回転駆動と同期して、前記保持部を前記像担持体の回転軸方向において異なる位置に移動させる移動部を備えるものである。
例えば、記録紙の厚みが厚い場合は、記録紙の端部と感光体ドラム表面との段差に、感光体ドラム表面に対して押圧される転写ローラーの弾性変形が追従できず、感光体ドラムと転写ローラーの間に空隙ができるため、当該空隙での高電圧印加により感光体ドラム表面への異常放電が発生することがある。この異常放電が感光体ドラム表面上の同じ位置で繰り返して発生すると、感光体ドラムの当該位置の部分が劣化し、現像後に点状の異常画像(黒点)を発生させる画像不良を引き起こすおそれがある。
しかしながら、この発明では、移動部が、給紙ローラーによる記録媒体の給紙の度に、給紙ローラーの回転駆動と同期して保持部を給紙ローラーの回転軸方向における異なる位置に移動させるので、像担持体と転写ローラーの間の空隙で、トナー像を転写するための高電圧印加による感光体ドラム表面への異常放電が発生した場合であっても、この異常放電は給紙毎に像担持体表面上の異なる位置で発生することになり、像担持体の劣化や、異常画像(黒点)の発生による画像不良をより効果的に防止できる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置であって、前記転写ローラーは、その回転軸方向における幅が218〜236mm、又は287〜317mmとされている。
トナー像の転写時に感光体ドラム表面と記録媒体厚さとにより形成される段差に対して、感光体ドラム表面に押圧される転写ローラーの弾性変形を追従させることにより、点状の異常画像(黒点)を効果的に抑制できるが、このとき、転写ローラーの幅を記録紙幅よりも大きくしすぎると、転写ローラーの弾性変形を上記段差に追従させられるものの、帯電領域を転写ローラー幅よりも大きくしなければならないため、装置の大型化を招くと共に、転写ローラー及び帯電ローラーコストを上昇させる。一方、転写ローラーと記録紙幅の差が小さすぎると、転写ローラーの弾性変形が上記段差に追従せずに空隙ができるため、トナー像を転写するための高電圧印加により感光体ドラム表面で異常放電が生じ、像担持体の劣化や、異常画像(黒点)の発生による画像不良を十分に抑制できない。このため、本発明では、装置の大型化及びコスト上昇を防止し、転写ローラーの弾性変形を上記段差に追従させる転写ローラーの幅は、仕様の記録紙サイズの最大紙幅に対して+8mm〜+20mm程度が好適であるとし、A4用紙(幅210mm)及び8.5inch幅用紙(215.9mm)あたりの大きさの記録紙に対応可能となるように転写ローラー幅を218〜236mmとし、又は、A3用紙(297mm)及び11inch幅用紙(279.4mm)あたりの大きさの記録紙に対応可能となるように転写ローラー幅を287〜317mmとしている。
本発明によれば、トナー画像転写時の放電による感光体ドラム表面の劣化や、転写ローラーとの接触有無で生じる感光体ドラム表面の状態差に起因する帯電異常を防止することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の機構的な概略構成を示す側面図である。 感光体ドラム、帯電ローラー、現像ローラー、及び転写ローラーの位置関係を示す図である。 給紙部の構成を示す斜視図である。 給紙部の構成を示す側面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る画像形成装置について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の機構的な概略構成を示す側面図である。
画像形成装置1は、画像形成部2と、用紙搬送機構3と、給紙部4と、定着部5と、用紙排出トレイ6とを備えている。本実施形態では、画像形成装置1がプリンターである場合を例にして説明する。
画像形成部2は、用紙搬送機構3により給紙部4から搬送されてくる記録紙P(記録媒体の一例)にトナー像を転写させる画像形成動作を行う。画像形成部2は、感光体ドラム21と、帯電部22と、露光部23と、現像部24と、転写ローラー25とを備えている。
感光体ドラム(像担持体)21は、その表面に感光層が設けられ、帯電部22による帯電でその表面電位が予め定められた値とされる。
帯電部22は、感光体ドラム21の表面に対向する位置に設けられている。帯電部22は、図1に示す矢印の方向へ回転する感光体ドラム21の周面を予め定められた帯電能力で一様に帯電させる。帯電部22は、感光体ドラム21の回転軸方向と同一方向の回転軸を有する帯電ローラー221を備え、当該帯電ローラー221が感光体ドラム21表面に接触して、感光体ドラム21表面を帯電させる。
露光部23は、感光体ドラム21の表面に対向する位置であって、感光体ドラム21周面の上記回転方向において帯電部22よりも下流側に設けられている。露光部23は、当該画像形成装置1にネットワーク接続されたコンピューター(図略)等から入力された画像データ等に対応したレーザー光を、図1に矢印で示すように、帯電後の感光体ドラム21の周面に照射し、感光体ドラム21の周面に、当該画像データに対応する静電潜像を形成する。露光部23は、レーザー露光部であり、レーザービームを出力するレーザー光源(図略)と、当該レーザービームを感光体ドラム21表面に向けて反射させるポリゴンミラーと、ポリゴンミラー(図略)によって反射されたレーザー光を感光体ドラム21に導くためのレンズ(図略)やミラー(図略)等の光学部品を備えている。なお、露光部23は、LED(Light EmittingDiode)により感光体ドラム21表面を照射する方式のもの等、他の方式からなるものであってもよい。
現像部24は、感光体ドラム21表面に露光部23によって形成された静電潜像にトナー(図略)を供給する。現像部24は、感光体ドラム21の回転軸方向と同一方向の回転軸を有する現像ローラー241を、感光体ドラム21に対向する位置に備え、当該現像ローラー241により感光体ドラム21表面に現像部24内に貯留されているトナーを供給し、感光体ドラム21の表面上の露光部23によって露光された部分に上記静電潜像にトナーを付着させ、当該静電潜像に応じたトナー像を形成する。現像部24に対しては、図略のトナーコンテナーからトナーが供給される。
転写ローラー(転写部)25は、感光体ドラム21の回転軸方向と同一方向の回転軸を有し、感光体ドラム21に対向する位置であって、感光体ドラム21の回転方向において現像部24よりも下流側に設けられている。転写ローラー25は、感光体ドラム21表面に対して押圧された状態で設けられている。転写ローラー25には、図略の転写バイアス印加機構により、トナーの極性とは異なる極性の転写バイアスが印加され、転写ローラー25は、感光体ドラム21の表面に形成された上記トナー像を、感光体ドラム21及び当該転写ローラー25のニップ部に搬送されてくる記録紙Pに転写させる。
定着部5は、画像形成部2による記録紙Pへのトナー画像転写位置よりも記録紙Pの搬送方向の下流側に配置されており、画像形成部2を通過した記録紙Pに転写されたトナー像を熱ローラー51及び圧ローラー52により熱圧着して当該記録紙Pに定着させる。なお、熱ローラー51及び圧ローラー52は、r図略のメイン駆動モーターから供給される回転駆動力により回転駆動される。
用紙搬送機構(搬送部)3は、用紙搬送路31と、搬送ローラー32対と、レジストローラー対33と、スイッチバックローラー対341,342とを備えている。なお、搬送ローラー対32、レジストローラー対33、及びスイッチバックローラー対341,342は、メイン駆動モーターMから供給される回転駆動力により回転駆動される。
用紙搬送路31は、給紙部4から、画像形成部2及び定着部5を経て、用紙排出トレイ6まで記録紙Pが搬送させる搬送路である。用紙搬送路31の各所には、搬送ローラー対32が設けられており、当該搬送ローラー対32をなすローラー対の回転により、当該ローラー対によるニップにより、記録紙Pが用紙搬送路31内において、給紙部4から、画像形成部2、定着部5、用紙排出トレイ6へ搬送される。
また、用紙搬送路31は、主搬送路311と、反転搬送路312とを有している。主搬送路311は、給紙部4から、画像形成部2、定着部5、用紙排出トレイ6までを繋ぐ搬送路である。反転搬送路312は、画像形成部2において記録紙Pの片面に画像形成を終えた記録紙Pを、両面印刷のために画像形成部2に再度搬送するための搬送路である。反転搬送路312は、主搬送路311において定着部5よりも記録紙Pの搬送方向下流側において当該主搬送路311から分岐し、記録紙Pの用紙搬送方向において給紙部4よりも下流側であって、画像形成部2よりも上流側となる位置において、主搬送路311に合流する。
スイッチバックローラー対341,342は、主搬送路311において、定着部5よりも記録紙Pの搬送方向下流側から用紙排出トレイ6までの間に配設されている。スイッチバックローラー対341,342は、画像形成装置1の全体的な動作制御を司る制御部(図略)による制御の下、定着部5及び用紙排出トレイ6間において記録紙Pを搬送する。スイッチバックローラー対341,342は、画像形成部2及び定着部5を通過した記録紙Pを用紙排出トレイ6に排出する場合、記録紙Pの後端が記録紙Pの搬送方向下流側のスイッチバックローラー342を離れるまで、スイッチバックローラー対341,342により記録紙Pを用紙排出トレイ6に向けて搬送する。
一方、スイッチバックローラー対341,342は、画像形成部2及び定着部5を通過した記録紙Pを、両面印刷のために画像形成部2に再度搬送する場合には、定着部5を通過した記録紙Pを、スイッチバックローラー対341,342により用紙排出トレイ6に向けてまず搬送する。そして、搬送方向における記録紙Pの後端が、記録紙Pの搬送方向上流側のスイッチバックローラー341を離れ、かつ、記録紙Pが記録紙Pの搬送方向下流側のスイッチバックローラー対342に狭持されているときに、スイッチバックローラー対341,342は、上記制御部による制御で逆回転する。このとき、主搬送路311及び反転搬送路312の分岐点に設けられている図略の搬送路切換機構により記録紙Pを反転搬送路312に案内させる。このようにしてスイッチバックローラー対341,342により主搬送路311を逆送される記録紙Pは、反転搬送路312に案内されて画像形成部2よりも記録紙Pの搬送方向上流側となる主搬送路311の部分まで搬送され、ここから再び画像形成部2まで搬送される。この再搬送時には、当該スイッチバックローラー対341,342による反転動作と、反転搬送路312における記録紙Pの搬送動作とにより、当該記録紙Pは先に画像形成を行った面とは反対側の面が感光体ドラム21に対向するため、既に画像形成済の面とは異なる他方面に画像形成部2により画像形成が行われる。
レジストローラー対33は、主搬送路311における画像形成部2の記録紙Pの搬送方向上流側に設けられ、主搬送路311において搬送される記録紙Pを、感光体ドラム21と転写ローラー25とが対向する位置(すなわち、画像形成部2によるトナー画像の転写位置)に搬送するタイミングを調整する。
レジストセンサー75は、主搬送路311においてレジストローラー対33よりも記録紙Pの搬送方向上流側であり用紙検出センサー71よりも記録紙Pの搬送方向下流側に設けられている。
上記制御部は、用紙検出センサー71により記録紙Pの先端部の到達が検出されたタイミングを用いて、当該タイミングから予め定められた一定時間経過後に、上記画像形成部2によるトナー画像の転写位置に当該記録紙Pが搬送されるように、記録紙Pが画像形成部2の当該転写位置に到着するタイミングを調整する。すなわち、画像形成部2による当該記録紙Pへのトナー画像の転写タイミングと、当該記録紙Pが当該転写位置に到着するタイミングが合うように調整される。
給紙部4は、用紙搬送路31に記録紙Pを給送する機構であり、給紙カセット40と、給紙ローラー41とを備える。給紙カセット40は、複数枚の記録紙Pを積層された状態で重ねて収容する。給紙ローラー41は、感光体ドラム21の回転軸方向と同一方向に延びる回転軸を有し、メイン駆動モーターMから供給される回転駆動力で回転する。給紙ローラー41は、給紙カセット40に収容されている記録紙Pのうち最上部の記録紙Pの面に接触し、当該給紙ローラー41の回転により当該最上部から記録紙Pを1枚ずつピックアップして用紙搬送路31に給送する。
次に、感光体ドラム21、帯電ローラー221,現像ローラー241、及び転写ローラー25の構成を説明する。図2は感光体ドラム21、帯電ローラー221、現像ローラー241、及び転写ローラー25の位置関係を示す図である。
図2に示すように、感光体ドラム21、帯電ローラー221、現像ローラー241、及び転写ローラー25は、同一方向に延びる回転軸をそれぞれ有している。
上述したように、帯電部22の帯電ローラー221は、感光体ドラム21表面に接触させて配置され、感光体ドラム21の表面は、帯電ローラー221によって帯電される。本実施形態では、感光体ドラム21の回転軸方向における帯電ローラー221による帯電領域幅と、帯電ローラー221の長さが同一であるものとする。
また、感光体ドラム21表面の回転方向において、上記帯電ローラー221の配設位置よりも下流側には、現像ローラー241が、感光体ドラム21表面に近接させて配設されている。現像ローラー241は、上述したように、感光体ドラム21表面にトナーを供給するが、現像ローラー241によるトナー供給領域、すなわち、現像領域の幅は、感光体ドラム21の回転軸方向において、帯電ローラー221による帯電領域の幅よりも小さい幅、すなわち、帯電領域内に収まるように設定されている。また、現像ローラー241の当該現像領域は、感光体ドラム21表面と転写ローラー25のニップ部に搬送される記録紙Pの幅よりも大きい幅に設定されている。
転写ローラー25は、感光体ドラム21の回転軸方向における幅が、トナー像転写に用いられる記録紙Pの幅、及び現像ローラー241による現像領域の幅よりも大きく設定されている。但し、転写ローラー25の当該幅は、帯電ローラー221による帯電領域の幅よりも小さく設定されている。本実施形態では、感光体ドラム21の回転軸方向における転写ローラー25による転写領域幅と、転写ローラー25の長さが同一であるものとする。
なお、この実施形態における記録紙Pは、仕様の記録紙定形サイズの最大サイズ、又は画像形成装置1により画像形成が可能とされる記録紙定形サイズの最大サイズであることが好ましい。
このように、本実施形態では、帯電領域幅、現像領域幅、転写領域幅、及び記録紙幅の関係を、帯電領域幅>転写領域幅>現像領域幅>記録紙幅とすることで、図2に示すように、転写ローラー25は、その回転軸方向における幅が、感光体ドラム21表面上の現像領域よりも大きくなるため、感光体ドラム21表面における現像領域の全領域に転写ローラー25が接触する。これにより、感光体ドラム21表面の現像領域では、転写ローラー25の接触領域及び非接触領域の両方が存在することによる状態差が生じない。このため、従来、当該状態差に起因して生じていたトナーかぶりを抑制することができる。
また、転写ローラー25は、その回転軸方向における幅が、感光体ドラム表面上における帯電領域よりも小さい、すなわち、転写ローラー25と感光体ドラム21表面との接触領域の幅は、帯電ローラー221による感光体ドラム21表面への帯電領域の幅よりも狭い。このため、転写ローラー25による転写電流が当該帯電領域の外まで流れる事態の発生を防止でき、当該事態に起因する異常放電を防止することができる。
なお、上記実施形態では、帯電部22を帯電ローラー221による接触式のものとしているが、これに代えて、例えば、スコロトロン等による被接触による帯電方式の帯電部22であっても構わない。
次に、給紙部4の構成を説明する。図3は給紙部4の構成を示す斜視図である。図4は給紙部4の構成を示す側面図である。なお、図3は給紙部4から画像形成部2までの搬送路の一部を省略して、記録紙Pを給紙カセット40から感光体ドラム21及び転写ローラー25のニップ部に搬送する経路を示している。
給紙部4は、上述したように、給紙カセット40を備えている。給紙カセット40は、保持部401と、支持部402と、移動部400とを備えている。
保持部401は、記録紙Pを保持する機構である。保持部401は、給紙カセット40から主搬送路311に搬送される記録紙Pについて、感光体ドラム21及び転写ローラー25によるトナー像転写位置に対する感光体ドラム21の回転軸方向における位置を定める機能を有する。
保持部401は、底面部4011及び側板部4012を有している。底面部4011は、平板状の部材からなり、その上に記録紙Pが載置される。側板部4012は、底面部4011に対して直交する姿勢とされた平板状の部材からなり、底面部4011の両側端部にそれぞれ設けられている。側板部4012は、底面部4011上に載置された記録紙Pの両側部に当接して、用紙搬送方向に直交する方向、すなわち、感光体ドラム21及び転写ローラー25の回転軸方向(以下、当該方向を方向Aとする)における記録紙Pの移動を規制して、当該方向Aにおける記録紙Pの位置決めを行うものである。記録紙Pは、底面部4011及び側板部4012によって囲われた記録紙収容領域Bに収容される。
なお、側板部4012は、底面部4011に設けられたガイドレール4013に沿って方向Aに移動可能とされている。これにより、底面部4011に載置されている記録紙Pの両側に位置するそれぞれの側板部4012は、当該記録紙Pの幅に応じて上記方向Aに移動して記録紙Pの側部に当接することが可能である。
支持部402は、保持部401の下部に配置されている。保持部401は、支持部402上で上記方向Aにおける摺動移動が自在に載置されている。
また、保持部401の側方には、ウォームギア403と、固定部材404とが設けられている。
支持部402には、図4に示すように、その上に載置されている保持部401の両方の側端部の下方となる位置に、案内部4021が設けられている。この案内部4021は、支持部402の側部を切り欠いて溝状に形成され、上記方向Aに延びる。案内部4021は、用紙搬送方向における固定部材404の幅と同一又は若干大きい幅を有し、上記溝状に形成された内部に、固定部材404が内包される。これにより、案内部4021は、固定部材404が当該方向Aに移動自在となるように案内すると共に、用紙搬送方向への移動を規制する。
固定部材404は、底面部4011の側端部4011aに取り付けられている。固定部材404は、上記のように、用紙搬送方向における幅が案内部4021に対して同一又は若干小さい幅に形成され、案内部4021に填まり込んだ状態とされている。固定部材404は、図4に示すように、保持部401の底面部4011の側端部4011aに対向する側部に凹部4041が形成されている。凹部4041には、底面部4011の側端部4011aが填め込まれる。すなわち、固定部材404、凹部4041により側端部4011aを狭持した状態で、上記案内部4021により、上記方向Aに移動可能に構成されている。
上記のように底面部4011の側端部4011aに取り付けられている固定部材404に隣接する位置には、ウォームギア403が配設されている。このウォームギア403は、給紙ローラー41の回転軸411に取り付けられたピニオンギア406に噛合するラックとして機能する。ウォームギア403は、その外周縁部に、ピニオンギア406に設けられた溝部4061に噛合するギア歯4031を有する。
また、ウォームギア403は、その回転中心に、当該ウォームギア403と同軸で回転するカム部407を有している。カム部407は、図3及び図4に示すように側面視で楕円形の形状とされ、その周面部4071が固定部材404の側部404aに接触した状態で回転する。すなわち、ウォームギア403は、カム部407が固定部材404の側部404aに接触した状態で回転可能となる位置に配設されている。
図4に示すように、底面部4011の側端部4011aの他方側となる側端部4011bには、固定部材408が取り付けられている。固定部材408は、固定部材404と同様に、凹部4081を有し、この凹部4081に、側端部4011bが填まり込んだ状態とされている。固定部材408は、上記の案内部4021に、方向Aに移動自在に填め込まれている。固定部材408は、用紙搬送方向における幅が案内部4021に対して同一又は若干小さい幅に形成され、案内部4021に填まり込んだ状態とされている。
固定部材408は、側端部4011aに対向する側とは反対側の側面部に、例えば押しバネからなる弾性体4091の一端部が取り付けられている。この弾性体4091の他端部は、画像形成装置1の本体ケーシングの内側壁1aに取り付けられた支持部材4092に固定されている。支持部材4092は、当該弾性体4091の伸縮方向を方向Aに案内する。当該弾性体4091及び支持部材4092が付勢機構409を構成する。
当該押しバネからなる弾性体4091の付勢力により、固定部材408は、保持部401の底面部4011を、方向Aに上記ウォームギア403側に押圧する。この弾性体4091及び固定部材408による押圧により、側端部4011a側に設けられている固定部材404は、側端部4011aを狭持した状態で、カム部407を押圧しながら、カム部407の周面部4071に当接する。このため、カム部407がウォームギア403の回転により回転すると、カム部407のカム山の形状に応じた移動量で、カム部407が固定部材404を上記方向A(固定部材408側)に押圧して移動させることになる。このため、固定部材404の上記方向Aにおける位置は、カム部407による押圧量によって定まる。すなわち、保持部401の当該方向Aにおける位置は、カム部407の回転角度に応じて定まる。
給紙ローラー41は、その回転軸411に、回転軸411と供回りするようにピニオンギア406が取り付けられている。このピニオンギア406は、上記ウォームギア403の配設位置の上方となる位置に配置されている。ピニオンギア406の周面部に形成されている溝部4061に、ウォームギア403のギア歯4031が噛合した状態とされ、この状態で、ピニオンギア406が給紙ローラー41の回転軸411の回転に伴って回転すると、溝部4061及びギア歯4031の噛合により、ウォームギア403がカム部407と共に回転する。これにより、カム部407の周面に当接してカム部407による押圧を受ける固定部材404及び保持部401は、上記弾性体4091による押圧に抗して、カム部407の回転角度に応じた移動量だけ、上記方向Aに移動する。
すなわち、給紙ローラー41が、上記メイン駆動モーターMから供給される回転駆動力を得て、保持部401内に収容されている記録紙Pを主搬送路311に搬送するために回転すると、その回転量に応じた分だけ保持部401及び収容されている記録紙Pの上記方向Aにおける位置が変動する。
なお、給紙ローラー41は、記録紙Pと接触する周面部412と記録紙Pとの摩擦量が、記録紙束を構成する各記録紙同士の摩擦量よりも大きく設定されている。このため、給紙ローラー41により、保持部401に収容されている記録紙束の最上部の記録紙Pがピックアップされた状態では、当該ピックアップされた記録紙Pは給紙ローラー41の周面に貼り付いた状態となり、上記方向Aにおいては移動しない。その一方、当該ピックアップされている最上部の記録紙Pと、その下に積まれている次の記録紙は、摩擦量が小さいため、当該ピックアップされている記録紙Pとは離れて、上記ピックアップされている最上部の記録紙Pとは別個に、方向Aに移動することが可能である。すなわち、給紙ローラー41の回転に伴って保持部401が方向Aにおいて移動しても、給紙ローラー41によってピックアップされた記録紙Pは、ピックアップ後においては、当該保持部401の移動により方向Aにおける位置が変動しない。給紙ローラー41が最上部の記録紙Pの搬送を終えて回転停止すると、固定部材404及び保持部401は方向Aにおける移動が停止し、給紙ローラー41による次の記録紙Pの搬送は、当該停止位置から主搬送路311に向けて行われる。
なお、ピニオンギア406、カム部407を有するウォームギア403、固定部材404,408、案内部4021を有する支持部402、及び、弾性体4091が、保持部401を移動させる移動部400を構成する。
保持部401の移動について説明する。
給紙カセット40から画像形成部2への記録紙Pの搬送時、図略の駆動源からの回転駆動力を受けて給紙ローラー41が回転すると、給紙ローラー41の表面と記録紙P表面との間で発生する摩擦力により給紙カセット40から記録紙束の最上部の記録紙Pがピックアップされて主搬送路311に搬送される。
このとき、給紙ローラー41の回転軸411に取り付けられているピニオンギア406も給紙ローラー41及び回転軸411と共に回転する。
ピニオンギア406が回転すると、これにギア歯4031が噛合しているウォームギア403も回転する。このウォームギア403の回転によりカム部407が回転すると、カム部407の周面部4071に当接している固定部材404は、カム部407の回転角度に応じた量だけ上記方向Aに移動する。この固定部材404の凹部4041には、保持部401の底面部4011の側端部4011aが嵌まり込んでいるため、保持部401も記録紙Pを収容した状態で方向Aに移動する。
この構成により、給紙のために、給紙ローラー41が記録紙Pを1枚搬送するために必要な回転量で回転すると、当該回転量に応じた分だけ、保持部401及び記録紙Pの位置が上記方向Aにおいて移動する。このため、給紙ローラー41が記録紙Pを主搬送路311に1枚給紙する度に、給紙ローラー41の回転駆動と同期して、保持部401及びこれに保持されている記録紙Pが上記方向A、すなわち、感光体ドラム21の回転軸方向において異なる位置に移動する。
このため、例えば、上記トナー像の転写位置に搬送された記録紙Pの厚みが厚く、当該記録紙Pの厚みと感光体ドラム21表面とで生じた段差に転写ローラー25の弾性が追従せずに感光体ドラム21表面及び転写ローラー25間で空隙が生じ、当該空隙での転写ローラー25からのトナー像転写のための高電圧印加により異常放電が発生した場合であっても、この異常放電は、給紙毎に、感光体ドラム21の回転軸方向において、感光体ドラム21表面上の異なる位置で発生することになるため、感光体ドラム21の劣化や、異常画像(黒点)の発生による画像不良をより効果的に防止できる。
次に、移動部400による保持部401の移動量を説明する。
例えば、記録紙1枚を搬送するための給紙ローラー41の回転量に対して、ウォームギア403は、1/ギア歯4031の歯数、すなわち、ギア歯4031の1つ分に対応する回転角度だけ回転するものとする。さらに、ウォームギア403のギア歯4031の歯数が30であり、カム部407は、そのリフト量(カム山)が1.5mmであるものとする。
この場合において、ウォームギア403が1回転すると、保持部401が上記方向Aにおいて片道1.5mmを往復移動する。このため、保持部401は、ウォームギア403が1回転すると3mm移動する。保持部401の上記方向Aにおける位置は、給紙ローラー41による記録紙Pの搬送1枚ごとに約0.1mm移動する。保持部401は、上記方向Aにおいて、記録紙Pの搬送15枚毎に、上記方向Aにおいて元の位置に戻る。
このように、保持部401の上記方向Aにおける移動量は、給紙ローラー41による記録紙Pの搬送1枚ごとに約0.1mmとなるように、ピニオンギア406の溝部4061、ウォームギア403のギア歯4031の歯数、及びカム部407のリフト量(カム山)を構成することが好ましい。
ここで、保持部401の移動距離が大きくなりすぎると(上記好適な例1.5mmに対して言えば、5mm等)、構成によっては、上記方向Aにおいて、現像ローラー241による現像領域、すなわち、画像形成部2による画像形成領域に対して、その外側に、保持部401から給紙ローラー41によって給紙される記録紙Pがはみ出て外れることになり、転写されるトナー像による画像が記録紙Pの外に出てしまう事態が生じ得る。
他方、移動距離が小さすぎても(上記好適な例1.5mmに対して言えば、0.5mm等。感光体ドラム21表面の劣化により発生する異常画像(黒点)の一般的な径と同程度)、上述した異常放電によるダメージが分散されず、耐久時の感光体ドラム21表面の劣化を抑制できない。
このため、上記のように、保持部401の上記方向Aにおける移動量は、給紙ローラー41による記録紙Pの搬送1枚ごとに約0.1mmとすることが好ましい。
次に、感光体ドラム21の回転軸方向における転写ローラー25の幅と、記録紙Pの幅との関係を説明する。
例えば、上記方向A、すなわち、感光体ドラム21の回転軸方向において、例えば記録紙Pの幅が210mmである場合は、転写ローラー25による転写領域幅を224mm、帯電ローラー221による帯電領域幅を228mm、現像ローラー241による現像領域幅を220mmとすることが好ましい。
上記方向Aにおいて、転写ローラー25が感光体ドラム21表面に接触する幅が小さすぎると、十分に黒点の抑制ができない。仮に当該接触幅を214mm(すなわち、記録紙Pの幅に対して+4mm)とすると、記録紙Pの側方では、片側2mmしか記録紙Pの外で転写ローラー25及び感光体ドラム21表面が接触せず、記録紙Pの厚みが厚い場合には、上述した転写ローラー25及び感光体ドラム21表面間に空隙が生じるおそれがあるためである。
また、上記方向Aにおいて、転写ローラー25の幅が広すぎても、転写ローラー25及び帯電ローラー221のコスト上昇を招く。そのため、転写ローラー25の幅は、市場で流通する記録紙の最大紙幅の+8mm〜+20mm程度が望ましい。
さらに、上記方向Aにおける転写ローラー25の幅は、A4サイズ用紙(幅210mm)を想定するならば218〜230mm、8.5inch用紙(215.9mm)を想定するならば224〜236mm、A3サイズ用紙(297mm)を想定するならば305〜317mm、11inch用紙(279.4mm)を想定するならば287〜300mm、13inch(330.2mm)用紙を想定するならば338〜350mm程度が望ましい。このため、画像形成装置1では、A4用紙(幅210mm)及び8.5inch幅用紙(215.9mm)あたりの大きさの記録紙に対応可能となる構成を採る場合は、転写ローラー25の幅を218〜236mmとすることが好ましい。また、A3用紙(297mm)及び11inch幅用紙(279.4mm)あたりの大きさの記録紙に対応可能となる構成を画像形成装置1に採用する場合は、転写ローラー幅を287〜317mmとすることが好ましい。
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、移動部400が、ピニオンギア406、カム部407を有するウォームギア403、固定部材404,408、案内部4021を有する支持部402、及び弾性体4091を備えるとしているが、これは単に移動部400の一例であり、他の構成からなるものであっても構わない。例えば、固定部材404,408を用いることなく、保持部401の底面部4011の側端部4011aが直接にカム部407に摺接するものとし、底面部4011の側端部4011bに弾性体4091が取り付けられた構成を採ること等も可能である。
また、上記各実施形態では、本発明に係る画像形成装置の実施形態として、プリンターを用いて説明しているが、これは一例に過ぎず、本発明に係る画像形成装置は、プリンター以外のコピー機、ファクシミリ装置、或いは、コピー機能、ファクシミリ機能、スキャナー機能、及びプリンター機能等の複数機能を備えた複合機等の他の画像形成装置でもよい。
また、図1乃至図4を用いて上記各実施形態により示した構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。
1 画像形成装置
2 画像形成部
21 感光体ドラム
22 帯電部
221 帯電ローラー
23 露光部
24 現像部
241 現像ローラー
25 転写ローラー
4 給紙部
40 給紙カセット
41 給紙ローラー
411 回転軸
400 移動部
401 保持部
4011 底面部
4012 側板部
4013 ガイドレール
402 支持部
4021 案内部
4031 ギア歯
403 保持部
404,408 固定部材
406 ピニオンギア
407 カム部
409 付勢機構
4091 弾性体
4092 支持部材
M メイン駆動モーター

Claims (3)

  1. 表面に静電潜像が形成される像担持体と、
    前記像担持体の表面に放電を行って帯電させる帯電部と、
    前記帯電部によって帯電された前記像担持体の表面を光照射して前記静電潜像を形成する露光部と、
    前記像担持体の回転軸方向において記録媒体の幅以上の幅で、前記像担持体の表面上にトナーを供給する現像領域を有し、電界によって前記静電潜像上にトナー像を形成する現像部と、
    前記像担持体と同じ回転軸方向に回転軸を有し、弾性を有して前記像担持体に圧接され、当該像担持体とのニップ部において、前記記録媒体に、前記像担持体の表面上のトナー像を電界によって転写させる転写ローラーと、
    前記記録媒体を前記転写ローラー及び前記像担持体のニップ部に給紙する給紙部とを備え、
    前記転写ローラーは、その回転軸方向における幅が、前記像担持体の表面上における前記現像部による前記現像領域の幅よりも大きく、前記帯電部による帯電領域の幅よりも小さく形成されている画像形成装置。
  2. 前記給紙部は、前記記録媒体を保持する保持部と、当該保持部に保持されている前記記録媒体を前記ニップ部に向けて給送する給紙ローラーと、当該給紙ローラーが回転して前記記録媒体を給紙する度に、当該給紙ローラーの回転駆動と同期して、前記保持部を前記像担持体の回転軸方向において異なる位置に移動させる移動部を備える請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記転写ローラーは、その回転軸方向における幅が218〜236mm、又は287〜317mmとされている請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
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