JP2013245560A - 船外機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明の課題は、失火の判定精度を向上させることができる船外機を提供することにある。本発明の他の課題は、学習の信頼性を向上させることができる船外機を提供することにある。
【解決手段】角速度演算部は、センサの検出値と所定の演算パラメータとに基づいてクランクシャフトの角速度を演算する。失火検出部は、角速度演算部が演算した角速度に基づいてエンジンにおける失火の有無を判定し、失火有りの場合には、失火を報知するための報知信号を出力する失火検出制御を実行する。学習部は、エンジン回転速度が所定のアイドル回転数よりも大きい所定の第1範囲内である場合に、センサの検出値に基づいて演算パラメータの学習を行う。学習完了判定部は、学習部による学習が完了しているか否かを判定する。失火検出部は、学習が完了していることを条件として失火検出制御を行う。失火検出部は、学習が完了していない場合には失火検出制御を行わない。
【選択図】図4

Description

本発明は、船外機に関する。
一般的に、自動車の技術分野においては、エンジンでの失火判定を行うことが知られている。また、失火判定を行うためのパラメータの誤差を補正するために、パラメータの学習を行うことも知られている。例えば、特許文献1に開示されている制御装置は、パルス発生器の出力に基づいてクランクシャフトの角速度を演算する。そして角速度を示す速度パラメータの平均値に応じて、速度パラメータを補正するための学習補正係数を算出している。特許文献2は、所定周期毎に補正係数を更新する失火検出装置を開示している。特許文献3は、高負荷域と低負荷域との各領域について学習値を演算する失火診断装置を開示している。特許文献4は、第1の補正係数と第2の補正係数とを演算する失火診断装置を開示している。つまり、この失火診断装置は、2段階で学習を行うことによって、学習の精度を向上させている。特許文献5は、今回計測したクランク角度の区間が、前回計測したクランク角度の区間と異なる場合には失火判定を禁止する失火診断装置を開示している。これらの文献に開示されているように、自動車の技術分野においては、失火の判定精度を向上させるための様々な方法が提案されている。また、失火の誤判定を防止するための対策も開示されている。
しかし、船外機においては、これまで上記のような失火判定が行われていない。例えば、特許文献6は船外機におけるエンジンの故障診断システムを開示している。この故障診断システムでは、事後的に故障の有無を判断するために運転中のエンジンの状態に関する情報を履歴として記録しているが、失火判定を行うものではない。
特開2008−111354号公報 特開平07−259631号公報 特開平10−077898号公報 特開平07−63048号公報 特開平09−32626号公報 特開2004−36420号公報
一般的に、船外機は、メーカーから出荷された後、ユーザ或いはボートディーラーが選択した船に、取り付けられる。船外機が取り付けられる船の大きさは様々であるため、エンジン特性は、船外機が取り付けられる船の大きさに応じて変化する。また、船外機に取り付けられるプロペラは交換可能である。船外機に取り付けられるプロペラの仕様は様々であるため、エンジン特性はプロペラの仕様に応じて変化する。従って、船外機のエンジン特性は、メーカーからの出荷時とユーザーによる使用時とで同じではない。このため、エンジンの個体差によるエンジン特性のばらつきを補正するための学習は、船外機が船に取り付けられ、且つ、プロペラが船外機に取り付けられた状態で実際に航走しているときに行わなければならない。このため、船外機の出荷時に予め学習を実施することは不可能である。一方、船外機の出荷後に、ユーザーが学習を実施する場合には、学習の設定の仕方によっては学習を正確に実行できない可能性がある。また、ユーザーが学習を実施しない場合には、失火の誤判定が継続して発生する可能性がある。
本発明の課題は、失火の判定精度を向上させることができる船外機を提供することにある。本発明の他の課題は、学習の信頼性を向上させることができる船外機を提供することにある。
本発明の第1の態様に係る船外機は、エンジンと、ドライブシャフトと、ピニオンギアと、プロペラシャフトと、前進用ベベルギアと、後進用ベベルギアと、ドッグクラッチと、シフト装置と、回転体と、センサと、角速度演算部と、失火検出部と、学習部と、学習完了判定部とを備える。エンジンは、クランクシャフトとシリンダとを含む。クランクシャフトは、上下方向を指向して配置される。シリンダは、水平方向を指向して配置される。ドライブシャフトは、クランクシャフトの下端に連結される上端を含む。ピニオンギアは、ドライブシャフトの下端に取り付けられる。プロペラシャフトは、ドライブシャフトに対して垂直に配置される。前進用ベベルギア及び後進用ベベルギアは、ピニオンギアと噛み合っている。ドッグクラッチは、プロペラシャフトと一体的に回転し、前進用ベベルギア及び後進用ベベルギアの一方と選択的に噛み合い状態になる。シフト装置は、ドッグクラッチの噛み合い状態を変化させる。回転体は、周方向に間隔を空けて配置される複数の検出点を含み、クランクシャフトに取り付けられる。センサは、回転体の回転に応じて検出点が通過することを検出する。角速度演算部は、センサの検出値と所定の演算パラメータとに基づいてクランクシャフトの角速度を演算する。失火検出部は、失火検出制御を実行する。失火検出部は、失火検出制御において、角速度演算部が演算した角速度に基づいてエンジンにおける失火の有無を判定し、失火有りの場合には、失火を報知するための報知信号を出力する。学習部は、エンジン回転速度が所定の第1範囲内である場合に、センサの検出値に基づいて演算パラメータの学習を行う。第1範囲は、所定のアイドル回転速度よりも大きい。学習完了判定部は、学習部による学習が完了しているか否かを判定する。失火検出部は、学習が完了していることを条件として失火検出制御を行う。失火検出部は、学習が完了していない場合には失火検出制御を行わない。
本発明の第2の態様に係る船外機は、エンジンと、ドライブシャフトと、ピニオンギアと、プロペラシャフトと、前進用ベベルギアと、後進用ベベルギアと、ドッグクラッチと、シフト装置と、失火検出部と、失火実行部とを備える。エンジンは、クランクシャフトとシリンダとを含む。クランクシャフトは、上下方向を指向して配置される。シリンダは、水平方向を指向して配置される。ドライブシャフトは、クランクシャフトの下端に連結される上端を含む。ピニオンギアは、ドライブシャフトの下端に取り付けられる。プロペラシャフトは、ドライブシャフトに対して垂直に配置される。前進用ベベルギア及び後進用ベベルギアは、ピニオンギアと噛み合っている。ドッグクラッチは、プロペラシャフトと一体的に回転し、前進用ベベルギア及び後進用ベベルギアの一方と選択的に噛み合い状態になる。シフト装置は、ドッグクラッチの噛み合い状態を変化させる。失火検出部は、失火検出制御を実行する。失火検出部は、失火検出制御において、角速度演算部が演算した角速度に基づいてエンジンにおける失火の有無を判定し、失火有りの場合には、失火を報知するための報知信号を出力する。失火実行部は、シフト装置によってドッグクラッチの噛み合い状態を変化させるときに、エンジン回転速度を低下させるために失火を発生させるシフトカット制御を実行する。失火検出部は、シフトカット制御の実行中には、失火検出制御を行わない。
本発明の第1の態様に係る船外機では、学習部は、エンジン回転速度が所定の第1範囲内である場合に、演算パラメータの学習を行う。第1範囲は、所定のアイドル回転速度よりも大きい。従って、船外機が実際に使用状態にあるときに、学習部は、学習を行うことができる。これにより、学習の信頼性を向上させることができる。また、学習が完了していないときには、失火検出部は、失火検出制御を行わない。このため、失火の判定精度を向上させることができる。
本発明の第2の態様に係る船外機では、失火検出部は、シフトカット制御の実行中には、失火検出制御を行わない。すなわち、エンジン回転数を低下させるために意図的に失火が行われているときには、失火検出制御が行われない。これにより、失火の判定精度を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る船外機を示す側面図。 船外機の制御系を示す模式図。 学習のための処理を示すフローチャート。 失火検出制御を実行するか否かを判定するための処理を示すフローチャート。 失火検出制御の処理を示すフローチャート。 他の実施形態に係る船外機の制御系を示す模式図。 仮学習の処理を示すフローチャート。
以下、本発明の実施形態に係る船外機について図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態に係る船外機1を示す側面図である。船外機1は、エンジンカバー2、上部ケーシング3、下部ケーシング4、エンジン5、ブラケット6、を含む。エンジンカバー2は、エンジン5を収容する。エンジンカバー2は、上部エンジンカバー2aと下部エンジンカバー2bとを含む。上部エンジンカバー2aは、下部エンジンカバー2bの上方に配置されている。上部ケーシング3は、下部エンジンカバー2bの下方に配置されている。下部ケーシング4は、上部ケーシング3の下方に配置されている。船外機1は、ブラケット6を介して図示しない船体に取り付けられる。
エンジン5は、エンジンカバー2内に配置される。エンジン5は、エキゾーストガイド部7上に配置されている。エキゾーストガイド部7は、下部エンジンカバー2b内に配置されている。エンジン5は、多気筒エンジンであり、各シリンダは上下方向に並んで配置される。シリンダは、水平方向を指向して配置される。エンジン5は、クランクシャフト12を含む。クランクシャフト12は、上下方向を指向して配置されている。すなわち、クランクシャフト12は、鉛直方向に沿って延びている。
上部ケーシング3及び下部ケーシング4内には、ドライブシャフト11が配置される。ドライブシャフト11は、上部ケーシング3及び下部ケーシング4内において上下方向に沿って配置される。ドライブシャフト11の上端は、クランクシャフト12の下端に連結されており、エンジン5からの動力を伝達する。下部ケーシング4の下部には、プロペラ13が配置される。プロペラ13は、エンジン5の下方に配置されている。プロペラ13にはプロペラシャフト14が連結されている。プロペラシャフトは、ドライブシャフト11に対して垂直に配置されている。プロペラシャフト14は、前後方向に沿って配置されている。プロペラシャフト14は、ドライブシャフト11から伝達される動力によって回転駆動される。
船外機1は、シフト機構15とシフト装置20とを含む。プロペラシャフト14は、シフト機構15を介してドライブシャフト11の下部に連結されている。シフト機構15は、ドライブシャフト11からプロペラシャフト14へ伝達される動力の回転方向を切り換える。シフト機構15は、ピニオンギア16と前進用ベベルギア17と後進用ベベルギア18とドッグクラッチ19とを含む。ピニオンギア16は、ドライブシャフト11の下端に取り付けられている。ピニオンギア16は、前進用ベベルギア17及び後進用ベベルギア18と噛み合っている。前進用ベベルギア17と後進用ベベルギア18とは、プロペラシャフト14に対して相対回転可能に設けられている。ドッグクラッチ19は、プロペラシャフト14に対して相対回転不能に取り付けられている。従って、ドッグクラッチ19は、プロペラシャフト14と一体的に回転する。
ドッグクラッチ19は、前進用ベベルギア17及び後進用ベベルギア18の一方と選択的に噛み合い状態になる。ドッグクラッチ19は、プロペラシャフト14の軸線方向に沿って、前進位置と後進位置と中立位置とに移動可能に設けられている。ドッグクラッチ19は、シフト装置20によって、前進位置と後進位置と中立位置とに移動する。ドッグクラッチ19は、前進位置において、前進用ベベルギア17とプロペラシャフト14とを相対回転不能に固定する。この場合、ドライブシャフト11の回転は、前進用ベベルギア17を介してプロペラシャフト14に伝達される。これにより、船体を前進させる方向にプロペラ13が回転する。また、ドッグクラッチ19は、後進位置において、後進用ベベルギア18とプロペラシャフト14とを相対回転不能に固定する。この場合、ドライブシャフト11の回転が後進用ベベルギア18を介してプロペラシャフト14に伝達される。これにより、船体を後進させる方向にプロペラ13が回転する。ドッグクラッチ19が前進位置と後進位置との間の中立位置に位置する場合には、前進用ベベルギア17と後進用ベベルギア18とは、それぞれプロペラシャフト14に対して相対回転可能となる。すなわち、ドライブシャフト11からの回転は、プロペラシャフト14には伝達されず、プロペラシャフト14は空転可能となる。
シフト装置20は、ドッグクラッチ19の噛み合い状態を変化させる。シフト装置20は、シフトケーブル21と、リンク機構22と、シフトロッド23とを含む。シフトケーブル21は、船体に搭載されるシフトレバーに接続される。リンク機構22は、シフトケーブル21の動作をシフトロッド23に伝達する。シフトロッド23は、シフトケーブル21の動作に応じて、ドッグクラッチ19を移動させる。シフト装置20は、シフトレバーの動作を、シフトケーブル21とリンク機構22とシフトロッド23を介してドッグクラッチ19に伝達する。これにより、ドッグクラッチ19が、前進位置と後進位置と中立位置とに移動する。
図2は、船外機1が備えるエンジン5の制御系を示すブロック図である。エンジン5は、ECU31(Electric Control Unit)によって制御される。ECU31は、エンジン5の制御プログラムを記憶している。ECU31は、各種のセンサ(図示せず)が検出したエンジン5に関する情報に基づいて、燃料噴射装置32と、スロットル弁33と、点火装置34との動作を制御する。燃料噴射装置32は、エンジン5の燃焼室に供給する燃料を噴射する。スロットル弁33の開度が変更されることにより、燃焼室へ送られる混合気の量が調整される。点火装置34は、燃焼室内の燃料に点火する。なお、図2では図示されていないが、燃料噴射装置32とスロットル弁33と点火装置34とは、エンジン5の各シリンダに備えられている。
船外機1は、フライホイール35とセンサ36を備えている。フライホイール35は、クランクシャフト12に取り付けられている。フライホイール35は、周方向に間隔を空けて配置される2つの突起部(以下、「第1突起部351及び第2突起部352」と呼ぶ)を含む。センサ36は、磁気センサであり、図2に示すようにフライホイール35の各突起部351,352の通過を検出する。ECU31は、センサ36によって、各突起部351,352の検出の時間間隔を検出することができる。
図2に示すように、ECU31は、角速度演算部41を含む。角速度演算部41は、センサ36からの検出信号と、所定の演算パラメータとに基づいて、クランクシャフト12の角速度を演算する。所定の演算パラメータは、第1突起部351と第2突起部352との間の角度k1,k2である。すなわち、角速度演算部41は、各突起部351,352の検出の時間間隔と、第1突起部351と第2突起部352との間の角度k1,k2とに基づいて、クランクシャフト12の角速度を演算する。また、角速度演算部41は、クランクシャフト12の角速度に基づいて、クランクシャフト12の角加速度を演算する。具体的には、角速度演算部41は、以下の数1式からクランクシャフト12の角加速度を演算する。
Figure 2013245560
T(n)は、第1突起部351と第2突起部352との検出の時間間隔である。nが奇数の場合、T(n)は、第2突起部352の検出から第1突起部351の検出までの時間である。nが偶数の場合、T(n)は、第1突起部351の検出から第2突起部352の検出までの時間である。図2に示すように、k1及びk2は、第1突起部351と第2突起部352との間の角度である。設計上、第1突起部351と第2突起部352とは等間隔に配置されるため、k1及びk2のそれぞれは、理想的には、180度である。しかし、フライホイール35の個体差によって、k1及びk2には誤差が生じる。そこで、ECU31は、学習により適切なk1及びk2の値を取得する。図2に示すように、ECU31は、学習部42と、学習完了判定部43とを含む。図3は、学習のための処理を示すフローチャートである。
ステップS101において、学習部42は、エンジン回転速度が第1範囲内であるか否かを判定する。第1範囲は、エンジン5のアイドル回転速度よりも大きい範囲である。第1範囲は、例えば3000rpm以上、4500rpm以下の範囲である。第1範囲としては、学習を精度よく行うために適切な範囲が予め設定される。エンジン回転速度が第1範囲内ではないときには、学習部42は、学習を行わない。従って、例えば、ドッグクラッチ19が前進用ベベルギア17と噛み合い状態となっており、エンジン5にて発生する動力がクランクシャフト12とドライブシャフト11とプロペラシャフト14とを介してプロペラ13まで伝達可能な状態において、学習部42は学習を実行する。エンジン回転速度が第1範囲内であるときには、ステップS102に進む。
ステップS102において、学習部42は、学習完了フラグがオンであるか否かを判定する。学習完了フラグがオンであるとは、学習が既に完了していることを意味する。学習完了フラグがオンではないとは、学習が未だ完了していないことを意味する。学習完了フラグがオンであるときには、既に学習が完了しているため、学習部42は、学習を行わない。学習完了フラグがオンではないときには、ステップS103に進む。
ステップS103では、学習完了判定部43は、学習の実行回数NAが、回数閾値NAth以下であるか否かを判定する。学習の実行回数NAが、回数閾値NAth以下である場合には、ステップS104に進む。
ステップS104では、学習部42は、学習を実行する。すなわち、学習部42は、以下の数2式からk1,k2を演算する。
Figure 2013245560
学習部42は、今回までの学習によって得られたk1の値の平均値を演算し、その平均値をk1の学習値として取得する。また、学習部42は、今回までの学習によって得られたk2の値の平均値を演算し、その平均値をk2の学習値として取得する。
ステップS105では、学習完了判定部43は、学習の実行回数NAに1を加える。
ステップS103において、学習の実行回数NAが、回数閾値NAth以下ではないときには、ステップS106に進む。ステップS106では、学習完了判定部43は、学習完了フラグをオンに設定する。すなわち、学習完了判定部43は、学習部42による学習が完了しているか否かを判定し、学習が完了している場合には学習完了フラグをオンに設定する。従って、回数閾値NAthとしては、学習によって精度のよい演算パラメータの値を得るために適切な学習の回数が予め設定される。
ステップS107では、学習完了判定部43は、学習の実行回数NAをゼロにリセットする。
次に、ECU31によって行われる失火検出制御について説明する。図2に示すように、ECU31は、失火検出部44を含む。また、船外機1は、報知部37を備える。失火検出部44は、失火検出制御を実行する。失火検出部44は、失火検出制御において、角速度演算部41が演算した角速度に基づいてエンジン5における失火の有無を判定する。そして、失火検出部44は、失火有りと判定した場合には、失火を報知するための報知信号を報知部37へ出力する。報知部37は、失火検出部44からの報知信号を受信したときに、失火が検出されたことを報知する。報知部37は、例えば、モニタであり、失火が検出されたことをメッセージやアイコンなどで表示する。図4は、失火検出制御を実行するか否かを判定するための処理を示すフローチャートである。
ステップS201では、失火検出部44は、エンジン5の始動後に時間T1が経過したか否かを判定する。時間T1は、エンジン5の始動直後の不安定な状態を脱したと見なせる程度の値が予め設定される。エンジン5の始動後に時間T1が経過していないときには、失火検出部44は、失火検出制御を実行しない。エンジン5の始動後に時間T1が経過しているときには、ステップS202に進む。
ステップS202では、失火検出部44は、シフトカット制御の実行中であるか否かを判定する。シフトカット制御は、所定の失火実行条件が満たされたときにECU31が失火を発生させる制御である。シフトカット制御は、エンジン回転速度を低下させるために実行される。図2に示すように、船外機1は、シフトカット操作部材38を備える。ECU31は、失火実行部45を含む。シフトカット操作部材38は、操船者によって操作されるように構成され、例えばスイッチである。失火実行部45は、所定の失火実行条件が満たされたときに、失火を発生させる。例えば、日本国特許公開公報、特開平2−216391号に開示されているように、シフトカット操作部材38がONに操作されたときに、シフトカット制御が行われてもよい。或いは、日本国特許公開公報、特開2007−309262号に開示されているように、シフトレバー位置が中立位置なのにドッグクラッチ19が中立位置ではないときに、シフトカット制御が行われてもよい。シフトカット制御の実行中であるときには、失火検出部44は、失火検出制御を行わない。すなわち、失火実行部45が失火を発生させた場合には、失火検出部44は、失火検出制御を行わない。シフトカット制御の実行中ではないときには、ステップS203に進む。
ステップS203では、失火検出部44は、シフトカット制御の終了後、時間T2が経過したか否かを判定する。時間T2は、シフトカット制御の終了直後の不安定な状態を脱したと見なせる程度の値が予め設定される。シフトカット制御の終了後、時間T2が経過していないときには、失火検出部44は、失火検出制御を実行しない。シフトカット制御の終了後、時間T2が経過しているときには、ステップS204に進む。
ステップS204では、失火検出部44は、エンジン回転速度が、所定の失火判定範囲であるか否かを判定する。失火判定範囲は、上述した第1範囲よりも広い。失火判定範囲は、例えば、2500以上6000rpm以下の範囲である。エンジン回転速度が失火判定範囲内ではないときには、失火検出部44は、失火検出制御を行わない。エンジン回転速度が、失火判定範囲であるときには、ステップS205に進む。
ステップS205では、失火検出部44は、学習完了フラグがオンであるか否かを判定する。学習完了フラグがオンではないときには、失火検出部44は、失火検出制御を行わない。従って、失火検出部44は、学習が完了していない場合には失火検出制御を行わない。すなわち、失火検出部44は、学習が完了していることを条件として失火検出制御を行う。学習完了フラグがオンであるときには、ステップS206に進む。
ステップS206では、失火検出部44は、失火検出制御を実行する。図5は、失火検出制御の処理を示すフローチャートである。
ステップS301において、失火検出部44は、点火回数NIのカウントを開始する。
ステップS302において、失火検出部44は、角加速度α(n)を演算する。失火検出部44は、上述した数1式、及び、学習により取得したk1、k2から角加速度α(n)を演算する。
ステップS303において、失火検出部44は、角加速度偏差Δα(n)を演算する。失火検出部44は、以下の数3式により角加速度偏差Δα(n)を演算する。
Figure 2013245560
ステップS304において、失火検出部44は、角加速度α(n)が、所定の角加速度閾値αthより小さいか否かを判定する。角加速度α(n)が、所定の角加速度閾値αthより小さいときには、ステップS305に進む。
ステップS305において、失火検出部44は、角加速度偏差Δα(n)の絶対値が、所定の偏差閾値Δαthより大きいか否かを判定する。角加速度偏差Δα(n)の絶対値が、所定の偏差閾値Δαthより大きいときには、ステップS306に進む。
ステップS306において、失火検出部44は、失火回数のカウント値NLに1を加えてステップS307に進む。なお、ステップS304において、角加速度α(n)が、所定の角加速度閾値αthより小さくないときには、失火回数のカウント値NLを増大させずに、ステップS307に進む。また、ステップS305において、角加速度偏差Δα(n)の絶対値が、所定の偏差閾値Δαthより大きくないときにも、失火回数のカウント値NLを増大させずに、ステップS307に進む。ステップS301からステップS306までの処理は各シリンダに対して実行される。
ステップS307において、失火検出部44は、失火率Rを演算する。失火検出部44は、以下の数4式により失火率Rを演算する。
Figure 2013245560
すなわち、失火率は、失火検出制御の開始後の総点火回数に対する失火回数の割合である。失火率は、シリンダ毎の値であってもよい。或いは、失火率は、全てのシリンダにおける値であってもよい。
ステップS308において、失火検出部44は、失火率Rが所定の失火率閾値Rth以上であるか否かを判定する。失火率Rが所定の失火率閾値Rth以上であるときには、ステップS309に進む。
ステップS309において、失火検出部44は、異常フラグをオンに設定する。また、ステップS310において、報知信号を出力する。これにより、上述した報知部37は、失火が検出されたことを報知する。ステップS311において、点火回数NIが0にリセットされる。また、ステップS312において、失火回数NLが0にリセットされる。そして、ステップS301に戻り、ステップS301からステップS313の処理が繰り返される。ただし、図4のフローチャートに示される失火検出制御の開始条件が満たされなくなったときには、失火検出部44は、失火検出制御を実行しない。また、失火検出制御は、所定周期で更新される。例えば、クランクシャフト12の回転数が所定回転数に達すると、失火回数のカウント値NLが0にリセットされ、ステップS301からの処理が改めて開始される。
なお、ステップS308において、失火率Rが所定の失火率閾値Rth以上ではないときには、ステップS313に進む。ステップS313では、失火検出部44は、正常フラグをオンに設定し、その後、ステップS301に戻る。
本実施形態に係る船外機1では、学習部42は、エンジン回転速度が第1範囲内である場合に、演算パラメータk1,k2の学習を行う。第1範囲は、エンジン5のアイドル回転速度よりも大きい。このため、船外機1が実際に使用状態にあるときに学習を行うことができる。これにより、学習の信頼性を向上させることができる。また、学習完了判定部43が、学習部42による学習が完了していないと判定したときには、失火検出部44は、失火検出制御を行わない。このため、失火の判定精度を向上させることができる。
失火検出部44は、シフトカット制御の実行中には、失火検出制御を行わない。すなわち、操船者による操作、或いは、ECU31による制御によって、エンジン回転速度を低下させるために意図的に失火が行われているときには、失火検出制御が行われない。これにより、失火の判定精度を向上させることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
学習部42は、第1範囲内においてエンジン回転速度が異なる複数点で学習を実行してもよい。この場合、複数点での学習結果の平均値を演算し、その平均値をk1またはk2の学習値として取得してもよい。学習部42は、演算パラメータk1,k2の学習値を所定周期で更新してもよい。例えば、所定周期は、クランクシャフト12の所定回転数毎、或いは、所定の点火回数毎の周期であってもよい。
上記の実施形態の学習を本学習として、本学習に加えて、仮学習が行われてもよい。この場合、図6に示すように、ECU31は、仮学習部46と、仮学習完了判定部47とを含む。仮学習部46は、エンジン回転速度が、上述した第1範囲と異なる所定の第2範囲内である場合に、演算パラメータk1,k2を学習する。図7は、仮学習の処理を示すフローチャートである。
ステップS401において、仮学習部46は、本学習完了フラグがオンであるか否かを判定する。本学習完了フラグは、上述した学習完了フラグを意味する。本学習完了フラグがオンであるときには、すでに本学習が完了しているため、仮学習部46は、仮学習を行わない。本学習完了フラグがオンではないときには、ステップS402に進む。
ステップS402において、仮学習部46は、エンジン回転速度が第2範囲内であるか否かを判定する。第2範囲は、エンジン5のアイドル回転速度よりも大きい範囲である。第2範囲の下限値は、本学習における第1範囲の下限値より小さい。第2範囲は、例えば1000rpm以下の範囲である。第2範囲は、演算パラメータk1,k2の学習を精度よく行うために適切な範囲であるが、本学習よりも精度が低くなる範囲が許容される。エンジン回転速度が第2範囲囲内ではないときには、仮学習部46は、仮学習を行わない。エンジン回転速度が第2範囲内であるときには、ステップS403に進む。
ステップS403において、仮学習部46は、仮学習完了フラグがオンであるか否かを判定する。仮学習完了フラグがオンであるときには、すでに仮学習が完了しているため、仮学習部46は、仮学習を行わない。仮学習完了フラグがオンではないときには、ステップS404に進む。
ステップS404では、仮学習完了判定部47は、仮学習の実行回数NBが、回数閾値NBth以下であるか否かを判定する。仮学習の回数閾値NBthは、本学習の回数閾値NAthと同じであってもよい。或いは、仮学習の回数閾値NBthは、本学習の回数閾値NAthと異なる値であってもよい。仮学習の実行回数NBが、回数閾値NBth以下である場合には、ステップS405に進む。
ステップS405では、仮学習部46は、仮学習を実行する。仮学習部46は、上述した本学習と同様にして、演算パラメータk1,k2を演算する。
ステップS406では、仮学習完了判定部47は、仮学習の実行回数NBに1を加える。
ステップS404において、仮学習の実行回数NBが、回数閾値NBth以下ではないときには、ステップS407に進む。ステップS407では、仮学習完了判定部47は、仮学習完了フラグをオンに設定する。すなわち、仮学習完了判定部47は、仮学習部46による仮学習が完了しているか否かを判定し、仮学習が完了している場合には仮学習完了フラグをオンに設定する。回数閾値NBthとしては、仮学習によって精度のよい演算パラメータk1,k2の値を得るために適切な回数が予め設定される。
ステップS408では、仮学習完了判定部47は、仮学習の実行回数NBをゼロにリセットする。
本学習が行われていないときには、上記のように仮学習で得た演算パラメータk1,k2の値が使用されてもよい。例えば、本学習が完了していなくても、仮学習が完了しているときには、失火検出部44は、失火検出制御を実行するように構成されてもよい。ただし、仮学習が完了していても、本学習が完了していないときには、失火検出制御を実行しないように構成されてもよい。なお、仮学習が完了していなくても、本学習を行うことができる。
上記の実施形態では、センサ36は、検出点として、フライホイール35の突起部351,352を検出している。しかし、検出点は、突起部ではなく、突起部が設けられていない欠落部であってもよい。すなわち、複数の突起部がフライホイール35の外周部に規則的に配列されているが、一部に欠落部が存在することにより、センサ36が欠落部の通過を検出することができる。突起部、或いは、欠落部の数は、2つに限らず、3つ以上であってもよい。突起部、或いは、欠落部が設けられる回転体は、フライホイール35に限らず、クランクシャフト12に取り付けられた、或いは、クランクシャフト12に一体的に形成された部材であってもよい。
報知部37はモニタに限らず、警報ブザー、スピーカー、警告ランプなどの他の装置であってもよい。失火判定範囲、第1範囲、第2範囲は、上述した範囲に限られない。
失火検出部44は、図4に示す失火検出制御の開始条件が満たされないときに、失火の発生の判定を行うが、報知信号を出力しないように構成されてもよい。上記の実施形態では、演算パラメータは、突起部の間の角度であるが、角度以外のパラメータが用いられてもよい。失火検出制御では、角加速度及び角加速度偏差に基づいて失火の発生が判定されているが、他のパラメータに基づいて判定が行われてもよい。例えば、失火検出制御において、角速度及び角速度偏差に基づいて失火の判定が行われてもよい。
本発明によれば、失火の判定精度を向上させることができる船外機を提供することができる。
5 エンジン
11 ドライブシャフト
14 プロペラシャフト
16 ピニオンギア
17 前進用ベベルギア
18 後進用ベベルギア
19 ドッグクラッチ
20 シフト装置
35 フライホイール
36 センサ
37 報知部
38 シフトカット操作部材
41 角速度演算部
42 学習部
43 学習完了判定部
45 失火実行部
44 失火検出部
46 仮学習部

Claims (13)

  1. 上下方向を指向して配置されるクランクシャフトと、水平方向を指向して配置されるシリンダとを含むエンジンと、
    前記クランクシャフトの下端に連結される上端を含むドライブシャフトと、
    前記ドライブシャフトの下端に取り付けられるピニオンギアと、
    前記ドライブシャフトに対して垂直に配置されるプロペラシャフトと、
    前記ピニオンギアと噛み合っている前進用ベベルギア及び後進用ベベルギアと、
    前記プロペラシャフトと一体的に回転し、前記前進用ベベルギア及び前記後進用ベベルギアの一方と選択的に噛み合い状態になるドッグクラッチと、
    前記ドッグクラッチの噛み合い状態を変化させるシフト装置と、
    周方向に間隔を空けて配置される複数の検出点を含み、前記クランクシャフトに取り付けられる回転体と、
    前記回転体の回転に応じて前記検出点が通過することを検出するセンサと、
    前記センサの検出値と所定の演算パラメータとに基づいて前記クランクシャフトの角速度を演算する角速度演算部と、
    前記角速度演算部が演算した前記角速度に基づいて前記エンジンにおける失火の有無を判定し、失火有りの場合には、失火を報知するための報知信号を出力する失火検出制御を実行する失火検出部と、
    エンジン回転速度が所定のアイドル回転速度よりも大きい所定の第1範囲内である場合に、前記センサの検出値に基づいて前記演算パラメータの学習を行う学習部と、
    前記学習部による学習が完了しているか否かを判定する学習完了判定部と、
    を備え、
    前記失火検出部は、前記学習が完了していることを条件として前記失火検出制御を行い、前記学習が完了していない場合には前記失火検出制御を行わない、
    船外機。
  2. 前記学習完了判定部は、前記学習が完了している場合には学習完了フラグを立て、
    前記失火検出部は、前記学習完了フラグを前記失火検出制御の実行条件とする、
    請求項1に記載の船外機。
  3. 前記失火検出部からの前記報知信号を受信したときに、前記失火が検出されたことを報知する報知部をさらに備える、
    請求項1に記載の船外機。
  4. 前記学習部は、前記所定の第1範囲内においてエンジン回転速度が異なる複数点で前記学習を実行する、
    請求項1に記載の船外機。
  5. 前記学習部は、前記演算パラメータの学習値を所定周期で更新する、
    請求項1に記載の船外機。
  6. 前記学習部は、複数回の学習によって得られる学習値の平均によって前記演算パラメータを学習する、
    請求項1に記載の船外機。
  7. 前記失火検出部は、前記エンジン回転速度が所定の失火判定範囲内であるときに前記失火検出制御を行い、
    前記失火判定範囲は、前記所定の第1範囲よりも広い、
    請求項1に記載の船外機。
  8. エンジン回転速度が所定の第2範囲内である場合に、前記センサの検出値に基づいて前記演算パラメータを学習する仮学習を行う仮学習部をさらに備え、
    前記所定の第2範囲の下限値は、前記所定の第1範囲の下限値より小さい、
    請求項1に記載の船外機。
  9. 所定の失火実行条件が満たされたときに前記エンジン回転速度を低下させるために失火を発生させる失火実行部をさらに備え、
    前記失火検出部は、前記失火実行部が失火を発生させた場合には、前記失火検出制御を行わない、
    請求項1に記載の船外機。
  10. 操船者によって操作されるように構成されたシフトカット操作部材をさらに備え、
    前記所定の失火実行条件は、シフトカット操作部材がONに操作されたことを含む、
    請求項9に記載の船外機。
  11. 前記ドッグクラッチが前記前進用ベベルギアと噛み合い状態となっており、前記エンジンにて発生する動力が前記クランクシャフトと前記ドライブシャフトと前記プロペラシャフトとを介して前記プロペラまで伝達可能な状態において、前記学習部は前記学習を実行する、
    請求項1に記載の船外機。
  12. 前記演算パラメータは、前記検出点間の角度である、
    請求項1に記載の船外機。
  13. 前記センサの検出値は、前記検出点の検出の時間間隔である、
    請求項1に記載の船外機。
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