JP2013245056A - 給紙装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型で簡単な構成にてリフト板を平行に移動させ給紙部に載置されたシート量の多寡にかかわらずに安定した給紙性能が得られる給紙装置及びそれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】給紙装置30は、手差しトレイ31に載置されたシート9の給紙端側を載置し、給紙ローラー32側に往復移動可能なリフト板33と、リフト板33を給紙ローラー32側に付勢するコイルスプリング37と、リフト板33を給紙ローラー32側に往復移動させる作動機構40と、を備える。作動機構40は、第1レバー部材41及び第2レバー部材42を有する。第1及び第2レバー部材41、42は、各一端部が手差しトレイ31に回動可能に取り付けられるとともに各他端部がリフト板33に回動可能に取り付けられる平行リンク機構を構成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、複写機、プリンター、ファクシミリ、それらの複合機等の画像形成装置に用いる給紙装置、並びに給送された原稿を読み取る画像読取装置に用いる給紙装置、及びそれらを備えた画像形成装置に関するものである。
画像形成装置においては、シートを画像形成部に搬送し、画像形成部において像担持体上に形成されたトナー像をシート上に転写した後、該トナー像をシートに定着するプロセスを経て画像が形成される。シートを画像形成部へ給送する方式として、複数枚のシートを給紙カセットに予め積載しておき、給紙カセットからシートを1枚ずつピックアップして画像形成部へ給送するカセット給紙方式と、手差しトレイにセットされたシートを画像形成部へ給送する手差し給紙方式とがある。画像形成装置は、給紙カセットと手差しトレイとの両方式を備え、頻繁に印刷するサイズのシートを給紙カセットに収容する一方、それ以外のサイズのシートや封筒、厚紙等の特殊シートは手差しトレイに載置し、シートの種類に応じて何れかの方式を選択して画像形成部に搬送している。
手差し給紙方式では、手差しトレイに載置したシートを給紙ローラーによって画像形成部に向かって給送している。その際にシートの給紙側先端部をリフト板によって持ち上げシートを給紙ローラーに圧接し、圧接した状態で給紙ローラーが回転してシートを給送している。シートの先端部を持ち上げるためにリフト板が手差しトレイ側を中心に回動しているが、手差しトレイに載置されたシートが少ない場合とシートが多い場合とで、リフト板の回動角度が異なるため、シートが給紙ローラーに圧接する角度が異なる。手差しトレイに載置されたシートが少ない場合はシートの給紙ローラーに当接する角度が大きくなる一方、シートが多い場合はシートの給紙ローラーへの当接角度が小さくなり、安定した給紙が行なえなかった。載置されたシート量の多寡による給紙ローラーへの当接角度の変動を小さくするためにリフト板の給紙方向の長さを大きくすればよいが、装置が大型化するという問題があった。また、画像読取装置の給紙装置において、原稿収納部に積載された原稿量の多寡による給紙ローラーへの当接角度の変動を小さくするには、装置が大型化するという問題があった。
そこで、リフト板を回動させるのではなく垂直方向に移動させる関連技術が知られている。例えば特許文献1記載の給紙装置は、リフト板とその下方の装置本体との間にリンク機構が取り付けられ、リンク機構がモーターによって駆動させられる。リンク機構の駆動によりリフト板が垂直方向にほぼ水平を保った状態で上昇し、リフト板に載置されたシートが上下動可能な給紙ローラーに圧接すると、その位置でモーターの駆動を停止させることで、載置されたシート量の多寡による給紙ローラーへの当接角度の変動を小さくしている。
特開2002−265072号公報(段落[0031]、[0032]、第1図、第2図)
しかしながら、特許文献1記載の給紙装置は、リフト板とその下方の装置本体との間にリンク機構を配置してリンク機構の下方端を昇降の支点とする構成であるために、リフト板を上下動させるのにリンク機構が垂直方向に昇降するとき、リンク機構の揺動角度が大きくなることがあり、リンク機構を設ける大きなスペースが必要となる。また、リフト板側のリンク機構は一方が回動可能に取り付けられ、他方が回動可能で且つ水平方向に移動可能であるように構成しなければならず、リンク機構及びリンク機構に係合するリフト板が複雑な構成になるという問題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、小型で簡単な構成にてリフト板を平行に移動させ給紙部に載置されたシート量の多寡にかかわらずに安定した給紙性能が得られる給紙装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために第1の発明の給紙装置は、シートを給送する給紙ローラーと、シートを載置可能な載置面を有する給紙部と、該給紙部に載置されたシートの給紙端側を載置し、前記給紙ローラー側に往復移動可能なリフト板と、該リフト板を前記給紙ローラー側に付勢する付勢部材と、前記リフト板を前記給紙ローラー側に往復移動させる作動機構と、を備え、前記作動機構は、一端部が前記給紙部に回動可能に取り付けられるとともに他端部が前記リフト板に回動可能に取り付けられる第1レバー部材と、一端部が前記給紙部に回動可能に取り付けられるとともに他端部が前記リフト板に回動可能に取り付けられる第2レバー部材とを有し、前記第1レバー部材及び前記第2レバー部材の夫々の前記一端部から前記他端部までの長さが同じで且つ前記第1レバー部材及び前記第2レバー部材の各一端部の間隔が各他端部の間隔と同じであるように構成されることを特徴としている。
また、第2の発明は、上記の給紙装置において、前記付勢部材はコイルスプリングからなることを特徴としている。
また、第3の発明は、上記の給紙装置において、前記第1レバー部材及び前記第2レバー部材のいずれかの部材を前記リフト板の往復移動方向に揺動させる駆動機構を備え、前記駆動機構は、外周縁部にカム形状を有して回転駆動させられるカム部材と、該カム部材の外周縁部に当接するカムフォロアーを有するとともに、回転中心に対して前記カムフォロアーの反対側に前記第1レバー部材及び前記第2レバー部材のいずれかの部材に当接する当接部を有する揺動部材と、を備えることを特徴としている。
また、第4の発明は、前記構成の給紙装置を備えた画像形成装置である。
第1の発明によれば、作動機構がリフト板を給紙ローラー側へ往復移動させるとき、給紙部側の各一端部を回動支点として第1レバー部材及び第2レバー部材が回動するために、各他端部を回動可能に支持したリフト板は常に平行に往復移動する。従って給紙部に載置されたシートの多寡にかかわらずシートの給紙ローラーへの当接角度が常に一定となる。その結果、安定した給紙性能を備えた小型で簡単な構成の給紙装置が得られる。
本発明の実施形態に係る給紙装置を備える画像形成装置を概略的に示す断面図 実施形態に係る給紙装置を概略的に示す斜視図 実施形態に係る手差し給紙部に載置されたシートが多い場合の作動機構と駆動機構の一部を概略的に示す斜視図 実施形態に係る手差し給紙部に載置されたシートが少ない場合の作動機構及び駆動機構の一部を概略的に示す斜視図 実施形態に係るリフト板が退避位置にある場合の駆動機構を示す平面図 実施形態に係るリフト板が給紙位置にある場合の駆動機構を示す平面図
以下に本発明の実施形態について図面を参照して説明するが、本発明は、この実施形態に限定されない。また発明の用途やここで示す用語等はこれに限定されるものではない。
図1は、本発明に係る給紙装置を備えた画像形成装置の概略構成を示す断面図である。画像形成装置1は、その下部に配設された給紙部2と、給紙部2の右側方に配設されたシート搬送部3と、給紙部2の上方に配設された画像形成部4と、画像形成部4のシート搬送側下流に配設された定着部5と、画像形成部4及び定着部5の上方に配設された画像読取部6とを備えている。
給紙部2は、シート9を収容する複数の給紙カセット7を備えており、給紙ローラー8により複数の給紙カセット7のうち選択された給紙カセット7からシート9を1枚ずつシート搬送部3に給送する。また、複数の給紙カセット7に積載されていないサイズの用紙や封筒、厚紙等のシート9は、手差し給紙部である手差しトレイ31に載置される。手差しトレイ31に載置されたシート9は給紙ローラー32によって手差しトレイ31からシート搬送部3に給送される。
シート搬送部3に送られたシート9は、画像形成部4に向けてシート搬送経路10を搬送させられる。画像形成部4は、電子写真プロセスによって、シート9にトナー像を形成するものであり、図1の矢印方向に回転可能に支持された感光体11と、この感光体11の周囲にその回転方向に沿って、帯電部12、露光部13、現像装置14、転写部15、クリーニング部16、及び除電部17を備えている。
帯電部12は、高電圧を印加される帯電ワイヤを備えており、この帯電ワイヤからのコロナ放電によって感光体11表面に所定電位を与えると、感光体11表面が一様に帯電させられる。そして、画像読取部6によって読み取られた原稿の画像データに基づく光が、露光部13により感光体11に照射されると、感光体11の表面電位が選択的に減衰され、感光体11表面に静電潜像が形成される。
次いで、現像装置14が感光体11表面にトナーを供給し、感光体11表面の静電潜像がトナー像に現像される。感光体11表面のトナー像が転写部15によって感光体11と転写部15との間に搬送されたシート9に転写される。
トナー像が転写されたシート9は、画像形成部4のシート搬送方向の下流側に配置された定着部5に向けて搬送される。定着部5では、熱源によって加熱される加熱ローラー18及び加熱ローラー18に圧接する加圧ローラー19によってシート9が加熱加圧され、シート9上にトナー像が溶融定着される。次いで、トナー像が定着されたシート9は、排出ローラー対20によって排出トレイ21上に排出される。
転写部15によってトナー像がシート9に転写された後、感光体11表面に残留しているトナーは、クリーニング部16により除去され、また感光体11表面の残留電荷は除電部17により除去される。そして、感光体11は帯電部12によって再び帯電され、以下同様にして画像形成が行われる。
図2は、手差しトレイ31に載置されたシート9を給送する給紙装置30を概略的に示す斜視図である。尚、図2は画像形成装置1の装置内部から給紙装置30を見た図であり、図示しないが手差しトレイ31は図2の左上に配設される。
給紙装置30は、前述の手差しトレイ31及び給紙ローラー32の他に、リフト板33と、作動機構40と、作動機構40を駆動させる駆動機構50と、分離パッド35と、を備える。
給紙ローラー32は給紙コロ32aと、給紙コロ32aと一体に設けられシート幅方向に延びる回転軸32bとを有する。給紙コロ32aは、分離パッド35に対向してシート幅方向の中央部に配置され、分離パッド35とともに複数枚のシート9から最上面のシート9のみを分離してシート搬送路10(図1参照)へ給送する。
リフト板33は、手差しトレイ31(図1参照)のシート載置面に沿った形をなす板状部材からなり、手差しトレイ31の給紙端側に配置され手差しトレイ31に載置されたシート9の給紙端側を載置する。またリフト板33は、給紙コロ32a側に往復移動可能に設けられるとともに給紙コロ32a側に向かって付勢され、リフト板33上に載置されたシート束の最上位に位置するシート9が給紙コロ32aに当接する給紙位置に移動するように構成される。
リフト板33のシート幅方向の両端部には作動機構40(図2では片側の作動機構40のみを図示)が配設され、リフト板33のシート幅方向の一端部には駆動機構50が配設される。作動機構40はリフト板33を給紙コロ32a側に往復移動させる機構である。駆動機構50は一方の作動機構40をリフト板33の往復移動方向に駆動させるとともに、給紙ローラー32の回転軸32bを回転駆動させる機構である。
作動機構40及び駆動機構50の詳しい構成及び動作を図3、図4に示す。図3、図4は作動機構40と駆動機構50の一部とを概略的に示す斜視図であり、図3は載置されたシート9が多い場合(シート束の厚みS1)であり、図4は載置されたシート9が少ない場合(シート束の厚みS2)である。尚、本実施形態では手差しトレイ31及びリフト板33はシート幅方向に長く延びる構成であるが、図3、図4では作動機構40及び駆動機構50の構成を分かりやすくするめに手差しトレイ31及びリフト板33を短く示している。また作動機構40は、シート幅方向の両端部側に設けられる構成であるが、片側の作動機構40のみを示す。
図3に示すように、リフト板33は、シート9の給紙端側を載置するシート支持面33aと、シート支持面33aの下方に延設される腕部33bとを有する。シート支持面33aは手差しトレイ31のシート載置面に沿ってシート幅方向に延びる水平面で形成される。腕部33bはシート支持面33aのシート幅方向の両端部側に一対形成される。
腕部33bには第1揺動支軸33c及び第2揺動支軸33dが形成される。第1揺動支軸33c及び第2揺動支軸33dは、互いに所定の間隔を隔ててシート支持面33aと垂直な方向(図3の上下方向)に並べて配置される。
手差しトレイ31の給紙側端には第1中心支軸31a及び第2中心支軸31bが形成される。第1中心支軸31a及び第2中心支軸31bは、手差しトレイ31のシート幅方向の両端部側に夫々一対形成される。また、第1中心支軸31a及び第2中心支軸31bは、第1揺動支軸33c及び第2揺動支軸33dと同じ間隔でシート支持面33aと垂直な方向(図3の上下方向)に並べて配置される。さらに第1中心支軸31aと第1揺動支軸33cとの距離は、第2中心支軸31bと第2揺動支軸33dとの距離に等しくなるように構成される。
作動機構40は、第1レバー部材41及び第2レバー部材42を有する。第1レバー部材41は、一端部である第1中心孔41aと他端部である第1揺動孔41bとを有する。第1中心孔41aは第1中心支軸31aの周りを回動可能に係合し、第1揺動孔41bは第1揺動支軸33cの周りを回動可能に係合する。また、第2レバー部材42は、一端部である第2中心孔42aと他端部である第2揺動孔42bとを有する。第2中心孔42aは第2中心支軸31bの周りを回動可能に係合し、第2揺動孔42bは第2揺動支軸33dの周りを回動可能に係合する。
第1レバー部材41が第1中心孔41a及び第1揺動孔41bを介して第1中心支軸31a及び第1揺動支軸33cに取り付けられ、また第2レバー部材42が第2中心孔42a及び第2揺動孔42bを介して第2中心支軸31b及び第2揺動支軸33dに取り付けると、第1レバー部材41及び第2レバー部材42は平行リンク機構を構成する。
具体的には、第1レバー部材41及び第2レバー部材42は、手差しトレイ31側の第1及び第2中心孔41a、42aを回動支点として、第1及び第2揺動孔41b、42bが図3の上下方向に揺動する。これによって、第1及び第2揺動孔41b、42bによって回動可能に支持されたリフト板33は、図3の上下方向に揺動(給紙ローラー32側に接近または離間する方向に往復移動)する。リフト板33が往復移動するとき、リフト板33のシート支持面33aは図3の上下方向に平行に移動する。尚、手差しトレイ31及びリフト板33が揺動の中心孔及び揺動孔を有し、第1レバー部材41及び第2レバー部材42が中心孔及び揺動孔に回動可能に嵌装する中心軸及び揺動軸を有する構成であってもよい。さらに中心軸及び揺動軸はシート幅方向に延びて、その両端側で1対の第1レバー部材41及び第2レバー部材42に取り付けられる構成であってもよい。
リフト板33の腕部33bと給紙装置30の本体との間には、付勢部材であるコイルスプリング37が取り付けられている。コイルスプリング37は圧縮バネでありリフト板33を給紙ローラー32側に付勢する。
手差しトレイ31に厚みS1のシート束が載置され、シート束の給紙端部側がリフト板33のシート支持面33aに載置されている場合、コイルスプリング37の付勢力によって、シート束の最上位に位置するシート9が給紙ローラー32(給紙コロ32a)に圧接する。リフト板33のシート支持面33aは水平に形成されているために、シート束の最上位のシート9は所定の角度(本実施形態では水平方向に対して0°)で給紙ローラー32に当接している。
給紙ローラー32が回転することでシート9が画像形成部4(図1参照)に給送され、手差しトレイ31及びリフト板33に載置されたシート9が減少していき、図4に示すように、リフト板33に載置されたシート束の厚みがS1からS2に減少した場合、コイルスプリング37の付勢力によって、リフト板33が給紙ローラー32側に押し上げられる。即ち、第1レバー部材41及び第2レバー部材42は、手差しトレイ31側の第1及び第2中心孔41a、42aを回動支点として、第1及び第2揺動孔41b、42bが給紙ローラー32側に回動し、リフト板33のシート支持面33aは給紙ローラー32側に平行に上側に移動する。シート支持面33aに載置されたシート束の最上位のシート9は給紙ローラー32に圧接されるが、リフト板33のシート支持面33aは水平を保持した状態で上昇するために、シート束の最上位のシート9は、シート束の厚みがS1(図3参照)の状態と同じ角度(本実施形態では水平方向に対して0°)で給紙ローラー32に当接する。
このように、手差しトレイ31に載置されたシート束の多寡にかかわらずシート9の給紙ローラー32への当接する角度が一定となり、安定してシート9を給送することができる。またリフト板33の往復移動に対して第1及び第2レバー部材41、42の揺動角が小さくてすみ、小型で簡単な構成の給紙装置30が得られる。
尚、上記実施形態では、給紙ローラー32への水平方向に対する当接角度は0°、つまりリフト板33のシート支持面33aを水平状態に設定したが、分離パッド35(図2参照)等のリフト板33周辺の部材の構成、配置に応じてリフト板33のシート支持面33aを傾斜させて給紙ローラー32への当接角度を適宜設定してもよい。
図3に戻り、第1レバー部材41には突出片41cが形成される。突出片41cは、駆動機構50を構成する揺動部材51の当接部51aに当接する。駆動機構50は、この揺動部材51及びカム部材52を有し、前述の作動機構40を介して、リフト板33上のシート9が給紙ローラー32に当接する給紙位置と、リフト板33上のシート9が給紙ローラー32に当接しない退避位置との間を往復移動させるものである。
駆動機構50の更に詳しい構成を図5、図6に示す。図5、図6は駆動機構50を示す平面図であり、図3の裏面側から見たものである。図5はリフト板33が退避位置にある場合であり、図6はリフト板33が給紙位置にある場合である。
図5に示すように、揺動部材51は、第1レバー部材41の突出片41cに当接する当接部51aと、回転軸孔51cに対して当接部51aの略反対側に位置するカムフォロアー51bと、図示しない回転軸に回転可能に支持される回転軸孔51cを有する。
カム部材52は、図示しない回転軸に回転可能に支持される回転軸孔52aと、所定のカム形状を全周に形成され揺動部材51のカムフォロアー51bに当接する外周縁部52bとを有し、図示しないモーター等の駆動源によって回転させられる。カム部材52が回転軸孔52aを中心に回転すると、外周縁部52bに当接するカムフォロアー51bがカム形状に応じて作動し、カムフォロアー51bの作動によって揺動部材51は回転軸孔51cの回りを回動する。これによって、揺動部材51の当接部51aが回転軸孔51cを中心に揺動する。コイルスプリング37の付勢力によって、揺動部材51の当接部51a及び第1レバー部材41の突出片41cは当接し、揺動部材51の当接部51aが揺動すると、第1レバー部材41は第1中心孔41a(図3参照)周りを回動し、第1レバー部材41の回動にともなって、第2レバー部材42は第2中心孔42a(図3参照)周りを回動し、この結果、リフト板33は図5の上下方向に移動する。
リフト板33の退避状態(図5の状態)において、カム部材52が矢印方向(時計回り方向)に回転させられると、カム部材52のカム形状による変位量が減少し、カムフォロアー51bを介して揺動部材51が回転軸孔51cの回りを反時計回り方向に回動する。揺動部材51の回動によって、第1レバー部材41がコイルスプリング37の付勢力によって第1中心孔41a(図3参照)周りを反時計回り方向に回動し、リフト板33上に載置したシート束の最上位のシート9が給紙ローラー32に当接するまでリフト板33が上方向に移動して、給紙状態(図6の状態)となる。この給紙状態では、コイルスプリング37の付勢力によって、リフト板33上のシート束の最上位のシート9には圧接力が作用し、リフト板33上のシート束の量に応じて、第1レバー部材41の突出片41cと揺動部材51の当接部51aが当接しないことがある。
図6に示す給紙状態において、カム部材52がさらに時計回り方向に回転させられると、カム部材52のカム形状による変位量が増加し、カムフォロアー51bを介して揺動部材51が回転軸孔51cの回りを時計回り方向に回動して、揺動部材51の当接部51aがコイルスプリング37の付勢力に抗して第1レバー部材41の突出片41cを押し下げ、第1レバー部材41は第1中心孔41a(図3参照)周りを時計回り方向に回動し、リフト板33は下方向に移動して、退避位置(図5の状態)に戻る。
このようにカム部材52が1回転する間に、リフト板33は退避位置から給紙位置に移動し、そして退避位置に戻る。また、給紙ローラー32は、カム部材52とともに図示しないモーター等の駆動源に接続され、モーターによって回転させられる。即ち、モーターが駆動すると、リフト板33が上昇し給紙位置に移動した後、給紙ローラー32が1回転し、給紙ローラー32の回転によってシート9が給紙ローラー32から給送される。シート9の給送後、給紙ローラー32が回転停止し、リフト板33が下降し退避位置に戻る。
このように、駆動機構50をカム部材52と、カム部材52に追随して作動する揺動部材51で構成することで、作動機構40を介してリフト板33を往復移動させることができ、また給紙ローラー32によってシート9の給紙が可能となる。
また、リフト板33を付勢するのにコイルスプリング37を用いることで、リフト板33への付勢力が安定するため、給紙ローラー32への給紙圧も安定し、シートを1枚ずつ確実に給送することができる。
尚、上記実施形態では、駆動機構50の揺動部材51(当接部51a)が第1レバー部材41(突出片41c)に当接し、第1レバー部材41を作動させる構成を示したが、本発明はこれに限らず、揺動部材51が第2レバー部材42に係合し、第2レバー部材42を作動させることでリフト板33が往復移動する構成であってもよい。また駆動機構50は、第1レバー部材41の第1中心孔41a近傍を回転させる構成であってもよく、或いは第2レバー部材42の第2中心孔42a近傍を回転させる構成であってもよい。これらの場合も上記実施形態と同様の効果を奏する。
本発明は、複写機、プリンター、ファクシミリ、それらの複合機等の画像形成装置に用いる給紙装置、並びに給送された原稿を読み取る画像読取装置に用いる給紙装置、及びそれらを備えた画像形成装置に利用することができる。
1 画像形成装置
30 給紙装置
31 手差しトレイ(給紙部)
31a 第1中心支軸
31b 第2中心支軸
32 給紙ローラー
32a 給紙コロ
32b 回転軸
33 リフト板
33a シート支持面
33b 腕部
33c 第1揺動支軸
33d 第2揺動支軸
35 分離パッド
37 コイルスプリング(付勢部材)
40 作動機構
41 第1レバー部材
41a 第1中心孔(一端部)
41b 第1揺動孔(他端部)
41c 突出片
42 第2レバー部材
42a 第2中心孔(一端部)
42b 第2揺動孔(他端部)
50 駆動機構
51 揺動部材
51a 当接部
51b カムフォロアー
51c 回転軸孔
52 カム部材
52a 回転軸孔
52b 外周縁部

Claims (4)

  1. シートを給送する給紙ローラーと、
    シートを載置可能な載置面を有する給紙部と、
    該給紙部に載置されたシートの給紙端側を載置し、前記給紙ローラー側に往復移動可能なリフト板と、
    該リフト板を前記給紙ローラー側に付勢する付勢部材と、
    前記リフト板を前記給紙ローラー側に往復移動させる作動機構と、を備え、
    前記作動機構は、一端部が前記給紙部に回動可能に取り付けられるとともに他端部が前記リフト板に回動可能に取り付けられる第1レバー部材と、一端部が前記給紙部に回動可能に取り付けられるとともに他端部が前記リフト板に回動可能に取り付けられる第2レバー部材とを有し、前記第1レバー部材及び前記第2レバー部材の夫々の前記一端部から前記他端部までの長さが同じで且つ前記第1レバー部材及び前記第2レバー部材の各一端部の間隔が各他端部の間隔と同じであるように構成されることを特徴とする給紙装置。
  2. 前記付勢部材はコイルスプリングからなることを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。

  3. 前記第1レバー部材及び前記第2レバー部材のいずれかの部材を前記リフト板の往復移動方向に揺動させる駆動機構を備え、
    前記駆動機構は、外周縁部にカム形状を有して回転駆動させられるカム部材と、該カム部材の外周縁部に当接するカムフォロアーを有するとともに、回転中心に対して前記カムフォロアーの反対側に前記第1レバー部材及び前記第2レバー部材のいずれかの部材に当接する当接部を有する揺動部材と、を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の給紙装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の給紙装置を備えた画像形成装置。
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