JP2013244737A - 洗浄方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】バレル内壁の汚れを効果的に除去できる技術の提供。
【解決手段】バレル2の洗浄方法であって、該バレル内のスクリュが支持・駆動部5から取り外される工程と、該スクリュが取り外された後、洗浄棒10が該バレル内に挿入されて該支持・駆動部に取り付けられる工程と、前記洗浄棒に洗浄ブラシ11aが配置され、かつ、前記洗浄ブラシの位置を規制する為の位置規制部材12aが配置された後、前記洗浄棒が後退させられ、前記洗浄ブラシが該バレル内に進入させられる工程と、前記洗浄ブラシを該バレル内部に位置させたままの状態で、該洗浄棒が該支持・駆動部の作動により前進させられ、他の1個以上の洗浄ブラシ及び位置規制部材に関して、前記洗浄ブラシ進入工程と同様な工程が繰り返して行われる工程と、該バレル内に所定数の該洗浄ブラシが進入・配置された後、該洗浄棒が前進・後退・回転させられて、該バレル内が洗浄される工程とを具備する。
【選択図】図3

Description

本発明は洗浄方法に関する。例えば、成形装置のスクリュ駆動部の力を利用して、簡単に洗浄ブラシを成形装置のバレル内に配置できる技術に関する。その結果、例えば樹脂などの射出成形が行われたことによって起きたバレル内壁面に付着した汚れなどが効果的に除去される。
ポリエステル樹脂やポリカーボネート樹脂などの樹脂成形品においては、物性改良の為、各種加工助剤、変性用ポリマー、フィラーあるいは充填剤等を樹脂に混練することが行なわれている。そして、樹脂成形品を得るには、例えば射出成形機が用いられている。
ところで、ユーザの各種のニーズに対応する為、種々のグレードの成形品が成形されている。例えば、或る射出成形機において、一つのグレードのポリエステル樹脂あるいはポリカーボネート樹脂などによる成形品が成形された後、別のグレードあるいは別の品種の樹脂を用いての成形が行われている。すなわち、一つの成形機を用いて複数種の成形品が成形されている。しかも、このような変更は頻繁に行われている。
このような変更に際して、前の成形時に用いられた組成物が後の成形に際して悪影響を及ぼすことが無いように、成型機のバレル(樹脂を押し出す為のスクリュ内蔵の加熱筒:筒状体:管)の内壁の洗浄が行われる。
従来、バレル内壁の洗浄は、一般に、人手に頼っていた。すなわち、棒状部材の先端部にブラシを植立させた道具を使用し、これをスクリュ取外し後のバレル内に挿入し、人力によって、軸線方向に押動又は引動を繰り返し与え、これによりバレル内壁に付着している汚れを取り除いていた。
しかしながら、このような洗浄作業は非常に効率が悪い。
このようなことから、加熱筒の端部に固定される軸受装置と、前記軸受装置に回転自在に設けられ前記加熱筒内に回転自在に挿入されたブラシ支持軸と、前記ブラシ支持軸の外周に設けられ係合手段を介して前記ブラシ支持軸の回転により往復直動する清掃ブラシとを備え、前記清掃ブラシの移動により加熱筒内の清掃を行うようにしたことを特徴とする加熱筒内清掃装置、又、前記係合手段は、前記ブラシ支持軸に形成された螺旋状溝と、前記清掃ブラシに設けられ前記螺旋状溝と係合する凸部とよりなることを特徴とする加熱筒内清掃装置が提案(特開2000−117215号公報)されている。
又、架台に進退可能に設けられた移動台と、移動台に着脱可能に取付けられたシリンダバレルと、シリンダバレル内に回転・進退可能に装着されたスクリュと、スクリュの後端を着脱可能に連結して回転駆動するスクリュ駆動軸と、移動台に進退可能に設けられ、スクリュ駆動軸を回転可能に支持するスクリュ保持台とからなる射出装置を備えた食品用射出成形機であつて、シリンダバレルの分解・清掃時にシリンダバレルを高さを変えないで固定載置する作業台を移動台の前方に設け、作業台に固定する取付部をシリンダバレルに設けてなる分解・清掃機構を備えていることを特徴とする食品用射出成形機、又、分解・清掃機構は、シリンダバレルの分解・清掃時にスクリュに替えてスクリュ駆動軸に着脱可能に連結される清掃ブラシを備えている食品用射出成形機が提案(特開2000−354480号公報)されている。
又、加熱シリンダの先端に装着した射出ノズルから型閉された金型のキャビティに溶融樹脂を射出する射出成形機において、筒状の加熱シリンダと、該加熱シリンダ内に設けられたスクリューと、該スクリューを回転自在に支持する支持部材と、該支持部材に支持されたスクリューを溶融樹脂の計量工程のときに回転させる回転駆動手段と、前記計量工程を終えた後に射出工程として、前記射出ノズルから前記キャビティに前記溶融樹脂を射出するために前記スクリューを前進させる進退駆動手段とを備え、前記スクリューの代わりに外周に洗浄ブラシの装着された清掃棒を前記支持部材に取り付けたことを特徴とする射出成形機、又、前記清掃棒は、分割可能に構成されており、複数本を連結して一体化したものであることを特徴とする射出成形機、又、前記洗浄ブラシの装着された清掃棒は、前記計量工程のときと前記射出工程のときに前記スクリューを動作するときの回転動作と前進動作とにより動作されるようになっており、該回転動作、或いは、回転動作及び前進動作により、前記加熱シリンダの内面の清掃を行うことを特徴とする前記射出成形機における加熱シリンダの清掃方法、又、前記清掃棒は、前記計量工程を行うときの正回転方向と、それとは逆の逆回転方向とに回転されるようになっており、該清掃棒に装着された前記洗浄ブラシを正逆に回転させることで前記加熱シリンダの内面の清掃を行うことを特徴とする前記射出成形機における加熱シリンダの清掃方法、又、前記清掃棒により前記洗浄ブラシを正逆何れか一方に回転させている状態を維持しながら、前記清掃棒を介して前記洗浄ブラシを前進動作させ、前記洗浄ブラシの回転動作及び前進動作を並行して行う複合動作により、前記加熱シリンダの内面の清掃を行うことを特徴とする前記射出成形機における加熱シリンダの清掃方法が提案(特開2011−218635号公報)されている。
特開2000−117215号公報 特開2000−354480号公報 特開2011−218635号公報
特許文献1の技術では、ブラシの動作が、回転方向には無く、水平方向のみのものである為、付着物(汚れ)が効率よく除去できない。
特許文献2の技術では、スクリュ駆動軸の前進・後退・回転により、ブラシの動作が、前後方向のみならず、回転方向にも有り、汚れの除去は可能である。しかしながら、ブラシが先端側に取り付けられた軸をバレル後方から挿入するものであることから、装置が大型なものとなってしまう。すなわち、バレルの長さの2倍以上(バレルの長さ+ブラシ棒の長さ)の空間を必要とすることから、装置が大型なものとなってしまう。
特許文献3の技術は、ブラシが取り付けられる軸が幾つかに分割されていることが特徴である。しかしながら、分割状態の軸のまま、これをバレル内に配置して、回転シャフトに連結することは不可能である。なぜならば、分割状態の軸の長さはバレルの長さより短く、このままでは、バレル内に挿入して回転シャフトに連結することは出来ない。従って、バレルの長さに匹敵する長さに連結した軸をバレル内に挿入して回転シャフトに連結するしかない。さて、ブラシ外径はバレル内径よりも大きい。なぜならば、ブラシ外径がバレル内径よりも小さいと、清掃に際して、ブラシがバレル内壁を擦ることが無いからである。ところが、ブラシ外径がバレル内径よりも大きいと、幾つものブラシが取り付けられた軸をバレル内に挿入することは、人力では、大変である。この問題に対する工夫が、特許文献3には、全く、認められない。
従って、本発明が解決しようとする課題は、バレル内壁の汚れを、簡単、かつ、効果的に除去できる技術を提供することである。
前記課題は、
成形機のシリンダユニットのバレルの洗浄方法であって、
シリンダユニットのスクリュが支持・駆動部から取り外されるスクリュ取外工程と、
スクリュが取り外された後、洗浄棒がバレル内に挿入されて前記支持・駆動部に取り付けられる洗浄棒取付工程と、
前記洗浄棒に洗浄ブラシが配置される洗浄ブラシ配置工程と、
前記洗浄ブラシの位置を規制する為の位置規制部材が洗浄棒に配置される位置規制部材配置工程と、
前記位置規制部材の位置が規制される位置規制部材位置規制工程と、
前記位置規制部材の位置が規制された後、前記支持・駆動部の作動により、前記洗浄棒が後退させられ、前記洗浄ブラシがバレル内に進入させられる洗浄ブラシ進入工程と、
前記洗浄ブラシがバレル内に進入した後、必要に応じて、前記洗浄ブラシをバレル内部に位置させたままの状態で、前記洗浄棒が前記支持・駆動部の作動により前進させられ、他のN(Nは1以上の整数)個の洗浄ブラシ及び位置規制部材に関して、前記洗浄ブラシ配置工程、前記位置規制部材配置工程、前記位置規制部材位置規制工程、及び前記洗浄ブラシ進入工程と同様な工程が順に繰り返して行われる工程と、
バレル内に所定数の洗浄ブラシが進入・配置された後、前記支持・駆動部の作動により、前記洗浄棒が前進・後退・回転させられて、バレル内が洗浄される洗浄工程と、
バレル内が洗浄された後、前記洗浄棒と前記支持・駆動部との結合が取り外される工程と、
支持・駆動部から取り外された洗浄棒に後端側から押出用部材が配置される押出用部材配置工程と、
押出用部材が配置された後、支持・駆動部が配置され、該支持・駆動部の作動により、洗浄棒が前進させられる洗浄棒前進工程と、
洗浄棒の前進によってバレルから飛び出した洗浄ブラシが取り外される洗浄ブラシ取外工程と、
洗浄ブラシが取り外された後、必要に応じて、支持・駆動部が取り外される工程と、後端側から押出用部材が配置される押出用部材配置工程と、押出用部材が配置された後で支持・駆動部が配置されて該支持・駆動部の作動により洗浄棒が前進させられる洗浄棒前進工程と、洗浄棒の前進によってバレルから飛び出した洗浄ブラシが取り外される洗浄ブラシ取外工程とが順に繰り返して行われ洗浄棒に配置されている所定数の洗浄ブラシが取り外される工程と、
所定数の洗浄ブラシが取り外された後、洗浄棒が取り外される洗浄棒取外工程と、
洗浄棒が取り外された後、スクリュがバレル内に配置されて支持・駆動部に取り付けられるスクリュ取付工程
とを具備することを特徴とする洗浄方法によって解決される。
前記の課題は、
成形機のシリンダユニットのバレルの洗浄方法であって、
シリンダユニットのスクリュが支持・駆動部から取り外されるスクリュ取外工程と、
スクリュが取り外された後、洗浄棒がバレル内に挿入されて支持・駆動部に取り付けられる洗浄棒取付工程と、
前記洗浄棒に洗浄ブラシが配置され、かつ、前記洗浄ブラシの位置を規制する為の位置規制部材が配置され該位置規制部材の位置が規制された後、支持・駆動部の作動により、前記洗浄棒が後退させられ、前記洗浄ブラシがバレル内に進入させられる洗浄ブラシ進入工程と、
前記洗浄ブラシがバレル内に進入した後、前記洗浄ブラシをバレル内部に位置させたままの状態で、洗浄棒が支持・駆動部の作動により前進させられ、他のN(Nは1以上の整数)個の洗浄ブラシ及び位置規制部材に関して、前記洗浄ブラシ進入工程と同様な工程が繰り返して行われる工程と、
バレル内に所定数の洗浄ブラシが進入・配置された後、支持・駆動部の作動により、洗浄棒が前進・後退・回転させられて、バレル内が洗浄される洗浄工程
とを具備することを特徴とする洗浄方法によって解決される。
他にも、本発明は、
成形機のシリンダユニットのバレルの洗浄方法であって、
バレル内に所定数の洗浄ブラシが配置されて支持・駆動部に連結された洗浄棒の前進・後退・回転によって該洗浄ブラシによるバレル内の洗浄が行われる洗浄工程と、
バレル内が洗浄された後、支持・駆動部から取り外された洗浄棒に後端側から押出用部材が配置された後に支持・駆動部が再配置されて該支持・駆動部の作動により洗浄棒が前進させられる洗浄棒前進工程と、
洗浄棒の前進によってバレルから飛び出した洗浄ブラシが取り外される洗浄ブラシ取外工程と、
前記洗浄ブラシが取り外された後、支持・駆動部が取り外され、後端側から押出用部材が配置され、押出用部材が配置された後で支持・駆動部が再配置されて該支持・駆動部の作動により洗浄棒が前進させられ、洗浄棒の前進によってバレルから飛び出した洗浄ブラシが取り外される工程が順に繰り返して行われ洗浄棒に配置されている所定数の洗浄ブラシが取り外される工程と、
所定数の洗浄ブラシが取り外された後、洗浄棒が取り外される洗浄棒取外工程と、
洗浄棒が取り外された後、スクリュがバレル内に配置されて支持・駆動部に取り付けられるスクリュ取付工程
とを具備することを特徴とする洗浄方法を提案する。
他にも、本発明は、
成形機のシリンダユニットのバレルの洗浄方法であって、
バレル内に所定数の洗浄ブラシが配置されて支持・駆動部に連結された洗浄棒の前進・後退・回転によって該洗浄ブラシによるバレル内の洗浄が行われる洗浄工程と、
バレル内が洗浄された後、支持・駆動部から取り外された洗浄棒に後端側から押出用部材が配置された後に支持・駆動部が再配置されて該支持・駆動部の作動により洗浄棒が前進させられる洗浄棒前進工程と、
前記洗浄棒前進工程の後、支持・駆動部が取り外され、後端側から押出用部材が配置され、押出用部材が配置された後で支持・駆動部が再配置されて該支持・駆動部の作動による洗浄棒の前進が洗浄ブラシに応じて繰り返して行われる工程と、
所定数の洗浄ブラシに応じた洗浄棒前進工程が行われた後、洗浄棒が取り外される洗浄棒取外工程と、
洗浄棒が取り外された後、スクリュがバレル内に配置されて支持・駆動部に取り付けられるスクリュ取付工程
とを具備することを特徴とする洗浄方法を提案する。
この発明においては、洗浄ブラシの取り外しは適宜な時に行われる。例えば、洗浄棒が取り外された後に、行われても良い。洗浄ブラシ取外作業は、洗浄ブラシがバレルから出て来た後の適宜な時に行われる。
上記洗浄方法において、位置規制部材の長さは、好ましくは、洗浄工程における洗浄棒の前進・後退距離以下の寸法である。
上記洗浄方法において、洗浄ブラシの外径は、基本的には、バレルの内径より大きい。
上記洗浄方法において、洗浄棒取付工程または洗浄棒取外工程においては、バレルの向きが成形工程時とは異なる向きに在る。
バレル内壁の汚れが、簡単、かつ、効果的に除去される。
成形機の概略平面図 スクリュが取り外される状態での成形機の概略平面図 洗浄ブラシ取付工程図 洗浄ブラシ取外工程図
本発明は洗浄方法である。例えば、射出成形機のシリンダユニットのバレル内部の洗浄方法である。本射出成形機は、通常、一般の射出成形機が備える各部を備える。例えば、金型を有する。シリンダユニットを備える。スクリュを備える。スクリュを前進・後退・回転させる駆動部を備える。スクリュを支持する支持部を有する。尚、成形機のタイプによっては、これらを必須の要素としない場合も有る。しかしながら、これ等についての詳細な説明は省略される。本発明の成形機における洗浄方法が実施されるには、成形機の他に、洗浄棒が必要である。この洗浄棒の長さは、前記特許文献に開示の如く、シリンダユニットのバレルの長さ以上である。勿論、多少、短くても良い。すなわち、バレルの前端側(先端側)から洗浄棒を挿入し、洗浄棒の後端側をシリンダユニットの支持・駆動部に連結できる長さのものであれば良い。
第1の本発明はスクリュ取外工程を具備する。このスクリュ取外工程は、シリンダユニット内のスクリュを支持・駆動部から取り外す工程である。
第1の本発明は洗浄棒取付工程を具備する。この洗浄棒取付工程は、スクリュが取り外された後、洗浄棒をバレル内部に挿入し支持・駆動部に取り付ける工程である。
第1の本発明は、第1洗浄ブラシ配置工程と、第1位置規制部材配置工程と、第1位置規制部材位置規制工程と、第1洗浄ブラシ進入工程とを具備する。必要に応じて、第2洗浄ブラシ配置工程と、第2位置規制部材配置工程と、第2位置規制部材位置規制工程と、第2洗浄ブラシ進入工程とを具備する。更に、必要に応じて、第N洗浄ブラシ配置工程と、第N位置規制部材配置工程と、第N位置規制部材位置規制工程と、第N洗浄ブラシ進入工程とを具備する。或いは、第N洗浄ブラシ配置工程と、第N洗浄ブラシ位置規制工程と、第N洗浄ブラシ進入工程とを具備する。すなわち、最終番目の洗浄ブラシを取り付ける場合、この最終番目の洗浄ブラシに対応する位置規制部材を省略することも可能である。すなわち、最終番目の洗浄ブラシが動かないように位置が規制されれば良いので、例えばクランプで最終番目の洗浄ブラシを直接に位置決めすることも可能である。洗浄にN(Nは2以上の整数)個の洗浄ブラシを要する場合、N個の洗浄ブラシとN個(場合によっては、(N−1)個)の位置規制部材とが用いられる。第1洗浄ブラシ配置工程は、バレルから飛び出している洗浄棒に対して第1洗浄ブラシを配置する工程である。第1位置規制部材配置工程は、第1洗浄ブラシの位置を規制する為の第1位置規制部材を洗浄棒に配置する工程である。第1位置規制部材位置規制工程は、第1位置規制部材の位置を規制する工程である。この規制工程は、例えばクランプを用いることによって、位置規制部材が動かないようにする工程である。第1洗浄ブラシ進入工程は、位置規制された洗浄ブラシが取り付けられている洗浄棒を後退させることによって、洗浄ブラシの外径がバレル内径より大きくても、洗浄ブラシがバレル内に引き込まれる工程である。洗浄棒の後退は、洗浄棒が取り付けられた支持・駆動部の作動によって可能である。N(Nは2以上の整数)個の洗浄ブラシが用いられる場合、第(N−1)番目の洗浄ブラシがバレル内に引き込まれた後、第(N−1)番目の洗浄ブラシをバレル内部に位置させたままの状態で、洗浄棒が前進させられる。洗浄棒の前進は、洗浄棒が取り付けられた支持・駆動部の作動によって可能である。そして、バレルから飛び出している洗浄棒の先端側(前端側)において第N番目の洗浄ブラシが配置される。第2洗浄ブラシ配置工程は、バレルから飛び出している洗浄棒に対して第2洗浄ブラシを配置する工程である。第2位置規制部材配置工程は、第2洗浄ブラシの位置を規制する為の第2位置規制部材を洗浄棒に配置する工程である。第2位置規制部材位置規制工程は、第2位置規制部材の位置を規制する工程である。この規制工程は、例えばクランプを用いることによって、位置規制部材が動かないようにする工程である。第N洗浄ブラシ配置工程は、バレルから飛び出している洗浄棒に対して第N洗浄ブラシを配置する工程である。第N位置規制部材配置工程は、第N洗浄ブラシの位置を規制する為の第N位置規制部材を洗浄棒に配置する工程である。第N位置規制部材位置規制工程は、第N位置規制部材の位置を規制する工程である。この規制工程は、例えばクランプを用いることによって、位置規制部材が動かないようにする工程である。
第1の本発明は洗浄工程を具備する。この洗浄工程は、バレル内部を洗浄する工程である。この洗浄は、バレル内部に所定数の洗浄ブラシが進入・配置された後、洗浄棒の動作(例えば、前進・後退・回転)により、行われる。
第1の本発明は、洗浄棒取外工程と、押出用部材配置工程と、洗浄棒前進工程と、洗浄ブラシ取外工程とを具備する。前記洗浄棒取外工程は、バレル内部が洗浄された後、洗浄棒と支持・駆動部との結合が取り外される工程である。前記押出用部材配置工程は、前記取り外された洗浄棒に後端側から押出用部材を配置する工程である。前記洗浄棒前進工程は、押出用部材が配置された後、押出用部材の背後から支持・駆動部を配置し、洗浄棒を前進させる工程である。洗浄ブラシ取外工程は、洗浄棒の前進によってバレルから飛び出した洗浄ブラシを取り外す工程である。洗浄にN個の洗浄ブラシが使用された場合、次のように行われる。バレル内部が洗浄された後、洗浄棒から支持・駆動部が取り外される。この後、洗浄棒の後端側に押出用部材が配置される。例えば、第1番目に配置された洗浄ブラシの背部側に押出用部材が配置される。押出用部材が配置された後、支持・駆動部が押出用部材の背部から配置され、洗浄棒が前進させられる。これにより、第N番目に配置された洗浄ブラシがバレルから飛び出したものとなり、バレル外に位置した第N番目に配置の洗浄ブラシを取り外すことが出来る。洗浄ブラシの取外後、支持・駆動部が取り外される。この後、押出用部材が配置される。この後、押出用部材の背部に支持・駆動部が配置される。そして、洗浄棒が前進させられる。洗浄棒の前進によってバレルから飛び出した第(N−1)番目に配置された洗浄ブラシが取り外される。以下、同様にして、最初(第1番目)に配置された第1番目の洗浄ブラシも取り外される。すなわち、全ての洗浄ブラシが取り外される。
第1の本発明は洗浄棒取外工程を具備する。この洗浄棒取外工程は、全ての洗浄ブラシがバレルから飛び出して来た後、洗浄棒が取り外される工程である。
第1の本発明はスクリュ取付工程を具備する。このスクリュ取付工程は、洗浄棒が取り外された後、スクリュがバレル内に配置され支持・駆動部に取り付けられる工程である。
第2の本発明はスクリュ取外工程を具備する。このスクリュ取外工程は、シリンダユニット内のスクリュが支持・駆動部から取り外される工程である。
第2の本発明は洗浄棒取付工程を具備する。この洗浄棒取付工程は、スクリュが取り外された後、洗浄棒がバレル内部に挿入され支持・駆動部に取り付けられる工程である。
第2の本発明は、第1洗浄ブラシ配置工程と、第1位置規制部材配置工程と、第1位置規制部材位置規制工程と、第1洗浄ブラシ進入工程とを具備する。必要に応じて、第2洗浄ブラシ配置工程と、第2位置規制部材配置工程と、第2位置規制部材位置規制工程と、第2洗浄ブラシ進入工程とを具備する。更に、必要に応じて、第N洗浄ブラシ配置工程と、第N位置規制部材配置工程と、第N位置規制部材位置規制工程と、第N洗浄ブラシ進入工程とを具備する。或いは、第N洗浄ブラシ配置工程と、第N洗浄ブラシ位置規制工程と、第N洗浄ブラシ進入工程とを具備する。すなわち、最終番目の洗浄ブラシを取り付ける場合、この最終番目の洗浄ブラシに対応する位置規制部材を省略することも可能である。すなわち、最終番目の洗浄ブラシが動かないように位置が規制されれば良いので、例えばクランプで最終番目の洗浄ブラシを直接に位置決めすることも可能である。洗浄にN(Nは2以上の整数)個の洗浄ブラシを要する場合、N個の洗浄ブラシとN個(場合によっては、(N−1)個)の位置規制部材とが用いられる。第1洗浄ブラシ配置工程は、バレルから飛び出している洗浄棒に対して第1洗浄ブラシを配置する工程である。第1位置規制部材配置工程は、第1洗浄ブラシの位置を規制する為の第1位置規制部材を洗浄棒に配置する工程である。第1位置規制部材位置規制工程は、第1位置規制部材の位置を規制する工程である。この規制工程は、例えばクランプを用いることによって、位置規制部材が動かないようにする工程である。第1洗浄ブラシ進入工程は、位置規制された洗浄ブラシが取り付けられている洗浄棒を後退させることによって、洗浄ブラシの外径がバレル内径より大きくても、洗浄ブラシがバレル内に引き込まれる工程である。洗浄棒の後退は、洗浄棒が取り付けられた支持・駆動部の作動によって可能である。N(Nは2以上の整数)個の洗浄ブラシが用いられる場合、第(N−1)番目の洗浄ブラシがバレル内に引き込まれた後、第(N−1)番目の洗浄ブラシをバレル内部に位置させたままの状態で、洗浄棒が前進させられる。洗浄棒の前進は、洗浄棒が取り付けられた支持・駆動部の作動によって可能である。そして、バレルから飛び出している洗浄棒の先端側(前端側)において第N番目の洗浄ブラシが配置される。第2洗浄ブラシ配置工程は、バレルから飛び出している洗浄棒に対して第2洗浄ブラシを配置する工程である。第2位置規制部材配置工程は、第2洗浄ブラシの位置を規制する為の第2位置規制部材を洗浄棒に配置する工程である。第2位置規制部材位置規制工程は、第2位置規制部材の位置を規制する工程である。この規制工程は、例えばクランプを用いることによって、位置規制部材が動かないようにする工程である。第N洗浄ブラシ配置工程は、バレルから飛び出している洗浄棒に対して第N洗浄ブラシを配置する工程である。第N位置規制部材配置工程は、第N洗浄ブラシの位置を規制する為の第N位置規制部材を洗浄棒に配置する工程である。第N位置規制部材位置規制工程は、第N位置規制部材の位置を規制する工程である。この規制工程は、例えばクランプを用いることによって、位置規制部材が動かないようにする工程である。
第2の本発明は洗浄工程を具備する。この洗浄工程は、バレル内部を洗浄する工程である。この洗浄は、バレル内部に所定数の洗浄ブラシが進入・配置された後、洗浄棒の動作(例えば、前進・後退・回転)により、行われる。
第3の本発明は洗浄工程を具備する。この洗浄工程は、バレル内に所定数の洗浄ブラシが配置されて支持・駆動部に連結された洗浄棒の前進・後退・回転によって該洗浄ブラシによるバレル内の洗浄が行われる工程である。
第3の本発明は、洗浄棒取外工程と、押出用部材配置工程と、洗浄棒前進工程と、洗浄ブラシ取外工程とを具備する。前記洗浄棒取外工程は、バレル内が洗浄された後、洗浄棒と支持・駆動部との結合が取り外される工程である。前記押出用部材配置工程は、前記取り外された洗浄棒に後端側から押出用部材が配置される工程である。前記洗浄棒前進工程は、押出用部材が配置された後、押出用部材の背後から支持・駆動部が配置され、洗浄棒が前進させられる工程である。洗浄ブラシ取外工程は、洗浄棒の前進によってバレルから飛び出した洗浄ブラシが取り外される工程である。洗浄にN個の洗浄ブラシが使用された場合、次のように行われる。バレル内が洗浄された後、洗浄棒から支持・駆動部が取り外される。この後、洗浄棒の後端側に押出用部材が配置される。例えば、第1番目に配置された洗浄ブラシの背後に押出用部材が配置される。押出用部材が配置された後、支持・駆動部が押出用部材の背部から配置され、洗浄棒が前進させられる。これにより、第N番目に配置された洗浄ブラシがバレルから飛び出したものとなり、バレル外に位置した第N番目に配置の洗浄ブラシを取り外すことが出来る。洗浄ブラシの取外後、支持・駆動部が取り外される。この後、押出用部材が配置される。この後、押出用部材の背部に支持・駆動部が配置される。そして、洗浄棒が前進させられる。洗浄棒の前進によってバレルから飛び出した第(N−1)番目に配置された洗浄ブラシが取り外される。以下、同様にして、最初(第1番目)に配置された第1番目の洗浄ブラシも取り外される。すなわち、全ての洗浄ブラシが取り外される。尚、洗浄ブラシの取外作業は、洗浄ブラシがバレルから露出する度に行われても良く、或いは、露出後、2個ずつ、3個ずつと言った複数個がまとまって外されても良く、若しくは、一度に全てが外されても良い。又は、N個の洗浄ブラシがバレルから露出した後も、そのまま、洗浄棒に取り付けられたままであっても良い。
第3の本発明は洗浄棒取外工程を具備する。前記洗浄棒取外工程は、所定数の洗浄ブラシがバレルから露出した後(或いは、所定数の洗浄ブラシが取り外された後)、洗浄棒が取り外される工程である。
第3の本発明はスクリュ取付工程を具備する。前記スクリュ取付工程は、洗浄棒が取り外された後、スクリュがバレル内に配置されて支持・駆動部に取り付けられる工程である。
上記第1〜第3の発明の洗浄方法において、位置規制部材の長さは、好ましくは、洗浄工程における洗浄棒の前進・後退距離以下の寸法である。すなわち、洗浄ブラシ間の距離が洗浄工程における洗浄棒の前進・後退距離以下の寸法であると、未洗浄領域が少なくなる。洗浄ブラシの外径は、好ましくは、バレルの内径より大きい。これにより、洗浄ブラシの動作時に、洗浄ブラシがバレル内壁に摺接しており、汚れが効果的に擦り取られる。
上記第1〜第3の発明の洗浄方法において、成形機は、洗浄棒取付工程または洗浄棒取外工程においては、バレルの向きが成形工程時とは異なる向きに在るよう構成されている。これにより、洗浄棒の取付や取外に際して、大きな空間を必要としなくなる。すなわち、成形機の小型化が図れる。
以下、本発明の洗浄方法が具体的に説明される。但し、以下の説明は、本発明の一実施形態に過ぎず、これに限定されるものでは無い。すなわち、本発明の特長が大きく損なわれない変形・応用例も本発明に含まれる。
図1〜図4は本発明になる洗浄方法の説明図であり、図1は成形機の概略平面図(一部横断面図)、図2はスクリュが取り外される状態での成形機の概略平面図(一部横断面図)、図3は洗浄ブラシ取付工程図(ブラシとバレルとの関係を示す概略横断面図)、図4は洗浄ブラシ取外工程図(ブラシとバレルとの関係を示す概略横断面図)である。
各図中、1は射出成形機である。射出成形機1は、シリンダユニット1aと、金型1bとを具備する。シリンダユニット1aは、バレル(シリンダ:加熱筒)2を具備する。バレル2内には、樹脂押出用のスクリュ3が設けられている。このスクリュ3は、カップラ4を介して、支持・駆動部5に取り付けられている。6はホッパである。このような射出成形機による射出成形は次のように行われる。ホッパ6から所定量の樹脂がバレル2内に投入される。バレル2が前進し、バレル先端のノズル7が金型1bに当接する。この後、支持・駆動部5の作動によって、スクリュが所定長さだけ前進する。これにより、溶融樹脂がノズル7から金型1b内に射出される。所定時間だけ保圧された後、バレル2が後退する。又、スクリュ3も後退する。金型が開き、成形品が取り出される。
さて、射出成形によって、バレル内壁面が汚れることもある。或いは、着色樹脂を用いた射出成形後に、無色・透明な樹脂を用いた射出成形が行われる時もある。このような場合、バレル内壁面に付着した汚れが綺麗に除去される必要がある。しかしながら、この洗浄が、従来では、厄介なものであった。しかしながら、以下に説明される本発明によれば、バレル内壁面の洗浄が、効果的、かつ、簡単に行われる。
成形後(バレルおよびスクリュ後退後)の射出成形機は、図1に示される状態である。そこで、先ず、シリンダユニット1aのバレル2の向きが変えられる(図2参照)。バレル2の向きが変更されたことによって、スクリュ3の取外・取出が容易になる。この時、スクリュ3の取出に、大空間でなくても済む。図2に示される状態で、ノズル7が外される。スクリュ3と支持・駆動部5との結合が外される。この後、バレル2の先端開口からスクリュ3が抜き取られる。
スクリュ3がバレル2から取り外された後、断面外形が角形の洗浄棒10がバレル2の先端開口から差し込まれる。そして、洗浄棒10の後端が支持・駆動部5に連結される。この状態においては、洗浄棒10の先端側がバレル2よりも飛び出している。すなわち、洗浄棒10の長さはバレル2の長さよりも長い。この状態において、先ず、バレル2から飛び出している位置の洗浄棒10に、外形が円形で金属製の洗浄ブラシ11aが挿入される。洗浄ブラシ11aの中心部には、洗浄棒10の外形と相似形で多少大き目の孔が形成されている。従って、この孔に洗浄棒を挿入することで、洗浄ブラシ11aが洗浄棒10に配置される。そして、洗浄ブラシ11aの孔内壁と洗浄棒10の外形との間には、多少のクリアランスが有り、かつ、洗浄ブラシ11aの外径はバレル2内径より大きいことから、洗浄棒10をバレル2内に引き込んでも、洗浄ブラシ11aはバレル2の先端開口に当接するのみで、洗浄ブラシ11aはバレル2内に引き込まれることが無い。そこで、洗浄ブラシ11aが洗浄棒10に挿通後、スリーブ(セパレータ:洗浄ブラシと洗浄ブラシとの間の距離を規制するものであるから、セパレータと言うことも出来る。)12aが洗浄棒10に挿通される。スリーブ(セパレータ)12aの一端は洗浄ブラシ11aに当接している。このスリーブ12aの内径は洗浄棒10の外径より大きいことから、そのままでは、スリーブ12aの位置は固定されてない。そこで、固定具、例えばクランプ13によって、スリーブ12aが洗浄棒10に固定される。すなわち、スリーブ12aが、図3中、少なくとも左方向には動かないように固定される(図3(a)参照)。これにより、洗浄ブラシ11aも、図3中、少なくとも左方向には動かないように固定される。
この後、支持・駆動部5の作動(1ストローク分の後退)により、洗浄棒10が後退させられる。この後退動作により、洗浄ブラシ11aがバレル2内部に引き込まれる(図3(b)参照)。洗浄ブラシ11aの外径がバレル2内径より大きいことから、洗浄ブラシ11aをバレル2内部に、人力で、引き込む(押し込む)のは大変なものの、機械(支持・駆動部5)の力によれば、簡単に行われる。しかも、支持・駆動部5は、射出成形に際して、所定長さだけ前進・後退するように構成されているから、この前進・後退動作を利用することが出来る。
図3(b)の状態では、洗浄棒10は、バレル2先端開口から、それ程、飛び出していない。従って、新しい洗浄ブラシ11bを洗浄棒10に配置することが出来ない。そこで、支持・駆動部5の作動により、洗浄棒10が1ストローク分だけ前進させられる(図3(c)参照)。この前進動作によって、洗浄棒10がバレル2先端開口から長く飛び出す。しかしながら、洗浄ブラシ11aとバレル2内壁との間には大きな摩擦抵抗力が作用しており、かつ、洗浄ブラシ11aと洗浄棒10との間には大きな摩擦抵抗力が無いから、洗浄ブラシ11aはバレル2内部に止まったままである。
この後、クランプ13を外し、スリーブ12aの外側(図3中、左側)に、洗浄ブラシ11bを配置する。洗浄ブラシ11aと洗浄ブラシ11bとは同等なものである。洗浄ブラシ11bの外側(図3中、左側)にスリーブ12bが配置される。スリーブ12aとスリーブ12bとは同等なものである。そして、スリーブ12bがクランプ13で前記と同様に固定される(図3(d)参照)。
この後、支持・駆動部5の作動により、洗浄棒10が後退させられる。この後退動作により、上記と同様に、洗浄ブラシ11bがバレル2内部に引き込まれる(図3(e)参照)。
以下、上記と同様な動作が繰り返され、洗浄ブラシが洗浄棒10に配され、そしてバレル2の内部に引き込まれる。すなわち、複数個(本例では5個)の洗浄ブラシが洗浄棒10に取り付けられた。勿論、全て(本例では5個)の洗浄ブラシがバレル2内に在る。
この後、支持・駆動部5の作動(前進・後退・回転)により洗浄棒10が作動し、洗浄棒10に取り付けられた複数個の洗浄ブラシの作動(前進・後退・回転)によりバレル2内壁面が擦られた。この結果、洗浄が綺麗になされた。尚、洗浄ブラシの孔は洗浄棒10の外形と同じ角形であるから、洗浄棒10の回転によって洗浄ブラシも回転する。
洗浄後には、射出成形に備えて、洗浄棒10に替えてスクリュ3が、再度、取り付けられる必要がある。その動作が次に説明される。
図4(a)は洗浄直後における洗浄ブラシ11a,11b,11c,11d,11eとバレル2との関係を示す概略横断面図である。
先ず、洗浄棒10と支持・駆動部5との結合が解除される。そして、押出用スリーブ14aがバレル2内に挿入され、洗浄棒10の後端部に連結される(図4(b)参照)。この押出用スリーブ14aは、図3の工程で説明されたスリーブが用いられても良い。すなわち、スリーブの構造を、洗浄ブラシの取付工程と取外工程において共用できる構造としておくことも可能である。このような場合には、洗浄ブラシの取付工程で用いられたスリーブを用いることも出来る。
この後、支持・駆動部5が押出用スリーブ14aの後端側に取り付けられる。支持・駆動部5の前進動作により、押出用スリーブ14aが前進させられる。押出用スリーブ14aの前進に伴って、洗浄棒10も前進する。この結果、最後に取り付けられた洗浄ブラシ11eがバレル2の先端開口から飛び出す(図4(c)参照)。これにより、簡単に、洗浄ブラシ11eが洗浄棒10から取り外せる。勿論、スリーブ12eも取り外せる。
スリーブ12e及び洗浄ブラシ11eが洗浄棒10から取り外された後、若しくは取り外される前、又は同時に、支持・駆動部5が、再度、取り外される。そして、押出用スリーブ14bがバレル2内に挿入され、押出用スリーブ14bが押出用スリーブ14aの後端側に連結される(図4(d)(e)参照)。
この後、支持・駆動部5が押出用スリーブ14bの後端側に取り付けられる。支持・駆動部5の前進動作により、押出用スリーブ14a,14bが前進させられる。押出用スリーブ14a,14bの前進に伴って、洗浄棒10も前進する。この結果、洗浄ブラシ11dがバレル2の先端開口から飛び出す。これにより、簡単に、洗浄ブラシ11dが洗浄棒10から取り外せる。勿論、スリーブ12dも取り外せる。
上記と同様にして、支持・駆動部5が、再度、取り外される。そして、押出用スリーブ14cがバレル2内に挿入され、押出用スリーブ14cが押出用スリーブ14bの後端側に連結される(図4(f)参照)。
この後、支持・駆動部5が押出用スリーブ14cの後端側に取り付けられる。支持・駆動部5の前進動作により、押出用スリーブ14a,14b,14cが前進させられる。押出用スリーブ14a,14b,14cの前進に伴って、洗浄棒10も前進する。この結果、洗浄ブラシ11cがバレル2の先端開口から飛び出す(図4(g)参照)。これにより、簡単に、洗浄ブラシ11cが洗浄棒10から取り外せる。勿論、スリーブ12cも取り外せる。
以下、同様な繰り返しが行われる。そして、全ての洗浄ブラシ11e,11d,11c,11b,11aの取り外しが行われる。洗浄棒10から全ての洗浄ブラシが取り外しが行われた後では、支持・駆動部5が、再度、取り外されたならば、洗浄棒10及び押出用スリーブ14a,14b,14c,14d,14eを、バレル2の先端開口から抜き取ることは簡単である。
上記実施形態においては、洗浄ブラシのバレル内への進入や、洗浄ブラシのバレル外への退出は、スクリュを駆動する駆動部の力(1ストローク分の後退・前進)によって、洗浄ブラシ一個ずつ行われる。この際、バレルと洗浄ブラシとの間には大きな摩擦抵抗力が有るので、人力で行おうとすると、非常に、大変なものの、スクリュを駆動する駆動部の力が上手く利用されているので、非常に好都合・簡単である。言い換えるならば、スクリュ駆動部の力を上手く利用して洗浄ブラシのバレル内への挿脱が行われる。
上記では、射出成形機の場合で説明されたが、押出成形機の場合でも同様である。
1 射出成形機
1a シリンダユニット
1b 金型
2 バレル
3 スクリュ
4 カップラ
5 支持・駆動部
6 ホッパ
7 ノズル
10 洗浄棒
11a,11b,11c,11d,11e 洗浄ブラシ
12a,12b,12c,12d,12e スリーブ(位置規制部材)
13 クランプ
14a,14b,14c,14d,14e スリーブ(押出用部材)

Claims (6)

  1. 成形機のシリンダユニットのバレルの洗浄方法であって、
    シリンダユニットのスクリュが支持・駆動部から取り外されるスクリュ取外工程と、
    スクリュが取り外された後、洗浄棒がバレル内に挿入されて前記支持・駆動部に取り付けられる洗浄棒取付工程と、
    前記洗浄棒に洗浄ブラシが配置される洗浄ブラシ配置工程と、
    前記洗浄ブラシの位置を規制する為の位置規制部材が洗浄棒に配置される位置規制部材配置工程と、
    前記位置規制部材の位置が規制される位置規制部材位置規制工程と、
    前記位置規制部材の位置が規制された後、前記支持・駆動部の作動により、前記洗浄棒が後退させられ、前記洗浄ブラシがバレル内に進入させられる洗浄ブラシ進入工程と、
    前記洗浄ブラシがバレル内に進入した後、必要に応じて、前記洗浄ブラシをバレル内部に位置させたままの状態で、前記洗浄棒が前記支持・駆動部の作動により前進させられ、他のN(Nは1以上の整数)個の洗浄ブラシ及び位置規制部材に関して、前記洗浄ブラシ配置工程、前記位置規制部材配置工程、前記位置規制部材位置規制工程、及び前記洗浄ブラシ進入工程と同様な工程が順に繰り返して行われる工程と、
    バレル内に所定数の洗浄ブラシが進入・配置された後、前記支持・駆動部の作動により、前記洗浄棒が前進・後退・回転させられて、バレル内が洗浄される洗浄工程と、
    バレル内が洗浄された後、前記洗浄棒と前記支持・駆動部との結合が取り外される工程と、
    支持・駆動部から取り外された洗浄棒に後端側から押出用部材が配置される押出用部材配置工程と、
    押出用部材が配置された後、支持・駆動部が配置され、該支持・駆動部の作動により、洗浄棒が前進させられる洗浄棒前進工程と、
    洗浄棒の前進によってバレルから飛び出した洗浄ブラシが取り外される洗浄ブラシ取外工程と、
    洗浄ブラシが取り外された後、必要に応じて、支持・駆動部が取り外される工程と、後端側から押出用部材が配置される押出用部材配置工程と、押出用部材が配置された後で支持・駆動部が配置されて該支持・駆動部の作動により洗浄棒が前進させられる洗浄棒前進工程と、洗浄棒の前進によってバレルから飛び出した洗浄ブラシが取り外される洗浄ブラシ取外工程とが順に繰り返して行われ洗浄棒に配置されている所定数の洗浄ブラシが取り外される工程と、
    所定数の洗浄ブラシが取り外された後、洗浄棒が取り外される洗浄棒取外工程と、
    洗浄棒が取り外された後、スクリュがバレル内に配置されて支持・駆動部に取り付けられるスクリュ取付工程
    とを具備することを特徴とする洗浄方法。
  2. 成形機のシリンダユニットのバレルの洗浄方法であって、
    シリンダユニットのスクリュが支持・駆動部から取り外されるスクリュ取外工程と、
    スクリュが取り外された後、洗浄棒がバレル内に挿入されて支持・駆動部に取り付けられる洗浄棒取付工程と、
    前記洗浄棒に洗浄ブラシが配置され、かつ、前記洗浄ブラシの位置を規制する為の位置規制部材が配置され該位置規制部材の位置が規制された後、支持・駆動部の作動により、前記洗浄棒が後退させられ、前記洗浄ブラシがバレル内に進入させられる洗浄ブラシ進入工程と、
    前記洗浄ブラシがバレル内に進入した後、前記洗浄ブラシをバレル内部に位置させたままの状態で、洗浄棒が支持・駆動部の作動により前進させられ、他のN(Nは1以上の整数)個の洗浄ブラシ及び位置規制部材に関して、前記洗浄ブラシ進入工程と同様な工程が繰り返して行われる工程と、
    バレル内に所定数の洗浄ブラシが進入・配置された後、支持・駆動部の作動により、洗浄棒が前進・後退・回転させられて、バレル内が洗浄される洗浄工程
    とを具備することを特徴とする洗浄方法。
  3. 成形機のシリンダユニットのバレルの洗浄方法であって、
    バレル内に所定数の洗浄ブラシが配置されて支持・駆動部に連結された洗浄棒の前進・後退・回転によって該洗浄ブラシによるバレル内の洗浄が行われる洗浄工程と、
    バレル内が洗浄された後、支持・駆動部から取り外された洗浄棒に後端側から押出用部材が配置された後に支持・駆動部が再配置されて該支持・駆動部の作動により洗浄棒が前進させられる洗浄棒前進工程と、
    前記洗浄棒前進工程の後、支持・駆動部が取り外され、後端側から押出用部材が配置され、押出用部材が配置された後で支持・駆動部が再配置されて該支持・駆動部の作動による洗浄棒の前進が洗浄ブラシに応じて繰り返して行われる工程と、
    所定数の洗浄ブラシに応じた洗浄棒前進工程が行われた後、洗浄棒が取り外される洗浄棒取外工程と、
    洗浄棒が取り外された後、スクリュがバレル内に配置されて支持・駆動部に取り付けられるスクリュ取付工程
    とを具備することを特徴とする洗浄方法。
  4. 位置規制部材の長さは洗浄工程における洗浄棒の前進・後退距離以下の寸法である
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2の洗浄方法。
  5. 洗浄ブラシの外径がバレルの内径より大きい
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4いずれかの洗浄方法。
  6. 洗浄棒取付工程および/または洗浄棒取外工程においては、バレルの向きが成形工程時とは異なる向きに在る
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5いずれかの洗浄方法。

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