JP2013244237A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】不正の見逃しを防止できる簡易な構成の識別情報取付構造を備えた遊技機を提供すること。
【解決手段】識別ベース部材30の表面31a側は、係合部21と被係合部12の係合箇所および支持部材20に対して識別ベース部材30が係止された箇所が覆われ、識別ベース部材30の表面31a側からは支持部材20から識別ベース部材30を取り外し不能となるように構成されている一方、識別ベース部材30の裏面側である本体枠10側から、挿通孔13に挿通された突出部23を識別ベース部材30の表面31a側に押圧することで、係合部21と被係合部12が係合したまま係合部21あるいは被係合部12の一方が本体枠10あるいは支持部材20から外れることで、本体枠10から支持部材20が外れ、支持部材20に支持された状態にある識別ベース部材30が支持部材20から取り外し可能に構成した遊技機1とした。
【選択図】図10

Description

本発明は、各機を区別する識別情報が付される遊技機に関する。
パチンコ遊技機等の遊技機には、各機にメーカ名や製造番号等が付された証紙(識別情報)が取り付けられている。下記特許文献1には、証紙がプレートに貼り付けられ、その証紙付プレートが遊技機の本体枠に取り付けられる構成が開示されている。
特開2007−296092号公報
しかし、上記引用文献1の構成では、一端本体枠に取り付けられた証紙付プレートを痕跡を残さずに取り外すことが可能である。したがって、遊技機が市場に導入された後で証紙を交換する等の不正が行われても当該不正の事実を発見することができないおそれがあった。
本発明は、不正の見逃しを防止できる簡易な構成の識別情報取付構造を備えた遊技機を提供することにある。
上記課題を解決するためになされた請求項1の発明にかかる遊技機は、本体枠と、この本体枠に取り付けられる支持部材と、この支持部材に対し着脱可能に取り付けられる部材であって、表面に所定の識別情報が表示される識別ベース部材と、を備えた遊技機において、前記本体枠あるいは前記支持部材の一方には前記支持部材を前記本体枠に取り付けるための係合部が形成されるとともに、他方には前記係合部と係合される被係合部が形成され、前記本体枠には前記支持部材に設けられた突出部が挿通可能である挿通孔が形成されるとともに、前記支持部材を前記本体枠に取り付けた状態では前記突出部が前記挿通孔に挿通された状態にあり、前記本体枠に取り付けられた前記支持部材に前記識別ベース部材が取り付けられた状態では、前記識別ベース部材の表面側は、前記係合部と被係合部の係合箇所および前記支持部材に対して前記識別ベース部材が係止された箇所が覆われ、前記識別ベース部材の表面側からは前記支持部材から前記識別ベース部材を取り外し不能となるように構成されている一方、前記識別ベース部材の裏面側である前記本体枠側から、前記挿通孔に挿通された前記突出部を前記識別ベース部材の表面側に押圧することで、前記係合部と被係合部が係合したまま前記係合部あるいは被係合部の一方が前記本体枠あるいは支持部材から外れることで、前記本体枠から前記支持部材が外れ、前記支持部材に支持された状態にある前記識別ベース部材が前記支持部材から取り外し可能に構成したことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機において、前記本体枠あるいは前記支持部材の一方に形成された前記係合部は、その他の箇所よりも薄く形成された薄肉部分を有し、前記挿通孔に挿通された前記突出部を前記識別ベース部材の表面側に押圧することで、前記薄肉部分が破壊されて前記支持部材に支持された状態にある前記識別ベース部材が前記本体枠から取り外されるように構成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の遊技機において、前記支持部材は、前記係合部に係合される取付部材を介して前記本体枠に取り付けられ、前記挿通孔に挿通された前記突出部を前記識別ベース部材の表面側に押圧し前記薄肉部分が破壊されると、前記取付部材によって前記係合部が前記支持部材あるいは前記本体枠の他方に付いたままの状態となるように構成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記支持部材は、前記本体枠の後側から前記本体枠に対して取付可能に構成され、前記識別ベース部材は、前記本体枠の後側から前記支持部材に対して取付可能に構成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の発明において、前記本体枠には前記挿通孔が複数形成され、前記支持部材には前記挿通孔のそれぞれに挿通される前記突出部が複数形成されているところに特徴を有する。
本発明にかかる遊技機では、識別ベース部材の表面側からは識別ベース部材を取り外すことが不可能であるのに対し、識別ベース部材の裏面側からは、挿通孔に挿通された突出部を識別ベース部材の表面側に押圧することで、係合部と被係合部が係合したまま係合部あるいは被係合部の一方が本体枠あるいは支持部材から外れる。つまり、係合部あるいは被係合部の一方が他方に残ったまま、本体枠から支持部材が外れ、支持部材に支持された識別ベース部材を取り外すことができる状態となる。このように、識別ベース部材を取り外すと係合部あるいは被係合部の一方が他方に残ったままの状態となるため、痕跡を残さずに識別ベース部材を取り外すことが困難となる。また、識別ベース部材の裏面側から挿通孔に挿通された突出部を識別ベース部材の表面側に押圧するだけで本体枠から識別ベース部材を支持する支持部材を外すことができるため、識別ベース部材の取り外し作業が容易になる。さらに、識別ベース部材は本体枠に直接取り付けられているわけではなく、支持部材を介して取り付けられているため、一旦取り外した識別ベース部材を再利用することが可能である。
請求項2に記載の発明のように、突出部を識別ベース部材の表面側に押圧したときに破壊される薄肉部分が係合部に形成される構成とすれば、突出部を押圧することによって支持部材とともに識別ベース部材が取り外される構成を簡単に構築することが可能となる。
請求項3に記載の発明のように、支持部材を本体枠に取り付けるための取付部材を用いる場合、その取付部材によって係合部が支持部材あるいは本体枠の他方に付いたままの状態となるため、痕跡を残さずに支持部材とともに識別ベース部材を取り外すことが困難となる。
請求項4に記載の発明によれば、支持部材および識別ベース部材の両方が本体枠の後側から取付可能であるため、取り外し作業だけでなく識別ベース部材の取り付け作業も容易になる。
請求項5に記載の発明によれば、識別ベース部材(支持部材)の取り外し時に利用する突出部を、支持部材およびそれに支持される識別ベース部材の本体枠に対する位置決めとしても利用することが可能となる。
本発明の実施形態にかかる遊技機の正面図である。 本体枠と前面枠の組体の外観図である(前面枠が閉状態)。 本体枠と前面枠の組体の外観図である(前面枠が開状態)。 本体枠の正面図である。 本体枠の前側における識別ベース部材が取り付けられた部分を拡大して示した図である。 本体枠の背面図である(識別ベース部材(識別情報表示部材)が識別情報カバー部材で覆われた状態)。 本体枠の背面図である(識別ベース部材(識別情報表示部材)が識別情報カバー部材に覆われていない状態) 本体枠の後側における識別ベース部材が取り付けられた部分を拡大して示した図である。 本体枠の後側における識別ベース部材が取り付けられる部分とそれに取り付けられる各部材を分解して示した(各部材が取り付けられる前の状態を示した)図である。 図9に示した状態の本体枠に対し支持部材が取り付けられた状態を示した図である。 図10に示した状態の支持部材に対し識別ベース部材が取り付けられた状態を示した図である。 識別ベース部材を支持する支持部材が取り外され、破壊された支持部材の一部(係合部)が本体枠に残ったままの状態を示した図である。 支持部材の外観図である。 識別ベース部材(識別情報表示部材を含む)の外観図である。 支持部材とそれに取り付けられた識別ベース部材の組体の外観図である。
以下、本発明にかかる実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、特に明示した場合を除き、以下の説明において単に前側とは遊技機1の手前側(遊技時に遊技者が位置する側)のことであり、単に後(裏)側とは遊技機1の背面側のことをいう。また、単に幅方向とは、遊技機1を正面から見た場合の左右方向のことをいう。
(遊技機の全体構成)
遊技機1の全体構成について簡単に説明する。図1〜図3に示すように、遊技機1は、ベースとなる本体枠10を備える。この本体枠10には前面枠81が取り付けられている。前面枠81は、その左側縁が本体枠10に回動自在に支持され、前側に開閉可能である(図3参照)。また、前面枠81には、ガラス枠82が取り付けられている。ガラス枠82は、その左側縁が前面枠81に回動自在に支持され、前側に開閉可能である。
ガラス枠82の中央の開口部にはガラス板またはプラスチック板等の透明な板が設けられており、遊技者はこの透明な板を通して前側から遊技盤90を視認できる。また、ガラス枠82の下部には、払い出された遊技球を発射装置に送るまで貯めておく上皿ユニット83が設けられている。上皿ユニット83には、貯留されている遊技球を下皿ユニット85に流下させる上皿スイッチや、貸し出し可能な貸し球を払い出す球貸しスイッチ等が設けられている。また、ガラス枠82の上部左右両側には、スピーカ84が設けられている。
前面枠81の下部には、払い出された遊技球が上皿ユニット83に入りきらない場合等に遊技球を貯めることができる下皿ユニット85や、遊技球を発射操作するためのタッチスイッチを備える発射ハンドル86等が設けられている。下皿ユニット85の左側には、表示装置92に表示される演出に応じて遊技者が操作を行う遊技スイッチ87が設けられている。
遊技盤90は、ほぼ正方形の合板により成形されており、前面枠81に着脱可能に取り付けられている。この遊技盤90には、発射装置から発射された遊技球をガイドする金属製の薄板からなる帯状のガイドレール91が略円弧形状となるように設けられており、このガイドレール91によって遊技領域の外郭の一部が形成されている。遊技盤90の遊技領域には、始動入賞口931、大入賞口932、アウト口933などが設けられている。
表示装置92は、例えば液晶表示装置が用いられ、表示装置92の表示領域において特別図柄や普通図柄等が表示される。かかる表示装置92の表示領域は、遊技盤90に形成された開口を通じて視認可能である。
遊技盤90の遊技領域には、流下する遊技球が衝突することにより遊技球の流下態様に変化を与える障害物としての図示しない遊技釘が複数設けられている。遊技領域を流下する遊技球は、遊技釘に衝突したときの条件に応じて様々な態様に変化する。
なお、図示しないが、遊技機1の背面側には、枠用外部端子基板、表示制御基板、主制御基板、音声制御基板、ランプ制御基板、払出制御基板、発射制御基板、電源基板等の各種基板、カードインターフェース接続部、球寄せ、球タンク、タンクレール、払出装置、発射装置等の各種の遊技機構成部材が設けられている。
このような遊技機1では、発射ハンドル86の操作により、発射装置から遊技領域に遊技球を発射し、遊技領域を流下する遊技球が、始動入賞口931や大入賞口932等の入賞口に入賞すると、所定の数の賞球が払出装置により払い出される。その他の遊技機の構造や、大当たりの抽選方法や演出等の遊技機の制御は、公知の遊技機と同様のものが適用できるため、説明は省略する。
(識別ベース部材の取り付け構造)
以下、本実施形態にかかる遊技機1が備える識別ベース部材の取り付け構造(以下、単に取り付け構造2と称することもある)について図3〜図15を参照して詳細に説明する。
図3〜図12等に示される取り付け構造2は、遊技機1のベースである本体枠10に対し、支持部材20を介して識別ベース部材30が取り付けられるように構成されたものである。識別ベース部材30(図14参照)は、その表面31aに所定の識別情報(例えば、個々の遊技機の区別するために、それぞれの遊技機に付された固有の文字や数字の組み合わせ)が表示されるものである。なお、詳細を後述するように、識別ベース部材30は本体枠10の裏側に取り付けられるものであるため、識別ベース部材30の表面31aは遊技機1全体で見ると後方に向く面となる。つまり、識別ベース部材30の表面31aに表示された識別情報は本体枠10の後方から視認可能である。本実施形態では、識別情報がプリントされたプレートやシート(いわゆる「証紙」のこと。以下、この部材を識別情報表示部材30aと称することもある)を別途用意し、識別ベース部材30の表面31aに貼り付けている。ただし、これはあくまで例示であり、識別ベース部材30の表面31aに直接識別情報をプリントしてもよい。
本体枠10には、以下のような構造の識別ベース部材取付部が設けられている。図9等に示すように、本体枠10の裏側には、後方から見て略長方形状である後方に向かって突出した壁部11が設けられている。この壁部11の内側の空間(略直方体形状の空間)に支持部材20およびそれに支持される識別ベース部材30が収容されることになる。壁部11で区画される部分の底面(すなわち本体枠10の裏面における壁部11の内側の部分)の略中央には、後方に向かって突出した被係合部12が設けられている。被係合部12は円筒状の突起であり、突起中央には後述する取付ねじ40(本発明における取付部材に相当する)が螺合可能なねじ穴121が形成されている。
本体枠10における壁部11で区画される部分の底面中央に形成された被係合部12の幅方向両側には、前後方向に貫通する挿通孔13が形成されている。つまり、本実施形態では二つの挿通孔13が形成されている。両挿通孔13の中心と被係合部12の中心は一直線上に並び、一方の挿通孔13の中心と被係合部12の中心との距離は、他方の挿通孔13の中心と被係合部12の中心との距離と等しい。つまり、両挿通孔13の中心同士を結んだ直線の中央に被係合部12の中心が位置する。
また、幅方向における壁部11の一方側には、壁部11で区画される部分よりもやや大きい略長方形状であり、透明または半透明な材料で形成された識別情報カバー部材14が設けられている。本実施形態では、識別情報カバー部材14は、本体枠10の裏面と略平行になって壁部11で区画される部分を覆う位置から、本体枠10の裏面と略直交する位置まで回動自在に支持されている。
支持部材20は、識別ベース部材30を本体枠10に取り付けるために両部材の間に介在させる部材である。図13に詳細を示すように、支持部材20は、外縁が略直方体形状に形成される部材である。その大きさは上記壁部11の内側の空間よりも小さい。支持部材20の後側(本体枠10に取り付けられた状態での後側)中央には、支持部材20を本体枠10に取り付けるための係合部21が形成されている。係合部21には、ねじ挿通孔211と、このねじ挿通孔211の周囲に形成されるねじ頭係合部212と、このねじ頭係合部212の周囲に形成された薄肉部分213と、が設けられている。ねじ挿通孔211は、支持部材20の中央に形成された前後方向に貫通する孔であって、後述する取付ねじ40(取付部材)が挿通される。ねじ頭係合部212は、支持部材20の裏側において貫通孔の周囲に形成された、後方から前側に向かってテーパ状に窪んだ部分であって、取付ねじ40のねじ頭が係合する部分である。薄肉部分213は、その厚み(前後方向の長さ)が、支持部材20を構成するその他の箇所の厚みよりも薄く形成された部分である。つまり、当該薄肉部分213の機械的強度は、支持部材20を構成するその他の箇所に比して低い。
支持部材20における係合部21の幅方向両側には、識別ベース部材30を取り付けるための爪係止部22が設けられている。爪係止部22は、前後方向に貫通した部分(断面略四角形状に貫通した部分)の内壁面から突出した突起である。具体的には、支持部材20に二つ形成される前後方向に貫通した部分における幅方向外側の内壁面のそれぞれから、幅方向内側に向かって突出した突起である。
支持部材20における前側(本体枠10に取り付けられた状態での前側)には、前方に向かって突出した突起である突出部23が形成されている。本実施形態では二つの突出部23が形成されている。両突出部23の中心とねじ挿通孔211の中心は一直線上に並び、一方の突出部23の中心とねじ挿通孔211の中心との距離は、他方の突出部23の中心とねじ挿通孔211の中心との距離と等しい。つまり、両突出部23の中心同士を結んだ直線の中央にねじ挿通孔211の中心が位置する。また、両突出部23の中心間の距離は、本体枠10に形成された挿通孔13の中心間の距離と等しい。後述するように、支持部材20が本体枠10に対して所定位置に取り付けられる際には、各突出部23は本体枠10に形成された挿通孔13に挿通される。各突出部23が挿通孔13に挿通されると本体枠10に形成された被係合部12(ねじ穴121)の中心と、ねじ挿通孔211の中心とが一致する。
図14に詳細を示す識別ベース部材30は、識別情報表示部材30aが付着される面(表面31a)を有する部分(以下主壁31と称することもある)の周縁から延びる側壁32が形成され、表面31a側の反対側(裏面側)が開口した部材である。主壁31および側壁32で囲まれる空間は、支持部材20が入り込むことができる大きさである。また、識別ベース部材30には、主壁31における表面31aの反対側の面から前方(本体枠10に取り付けられた状態における前方)に向かって突出し、主壁31および側壁32で囲まれる空間に位置する二つの係止部33が形成されている。この係止部33同士の間隔は、上記支持部材20の爪係止部22とほぼ同じである。両係止部33の先端には幅方向外側に突出する爪331が形成されている。両爪331は、突出量が先端に向かって徐々に小さくなる断面略三角形状に形成されている。
(識別ベース部材の取り付けおよび取り外し)
以下、上記取り付け構造2を用いて本体枠10に支持部材20を介して識別ベース部材30を取り付ける方法および取り外す方法について、一部上記説明と重複するが詳細に説明する。
1)識別ベース部材の取り付け
以下、識別ベース部材30の本体枠10への取り付け手順を説明する。まず、図9に示した状態にある本体枠10に支持部材20を取り付ける。具体的には、図10に示すように、支持部材20の突出部23を本体枠10に挿通させた上で、取付ねじ40(取付部材)を支持部材20のねじ挿通孔211に挿通させた状態で本体枠10の被係合部12に形成されたねじ穴121に螺合させる。本実施形態では、支持部材20には二つの突出部23が形成されており、本体枠10にはそれに合わせて二つの挿通孔13が形成されているから、各突出部23を対応する挿通孔13に挿通させることによって、ねじ挿通孔211とねじ穴121の中心が略一致した状態となる。つまり、複数の突出部23およびその複数の突出部23のそれぞれに対応する挿通孔13が形成されているため、各突出部23を挿通孔13に挿通させれば、本体枠10に対する支持部材20の位置決めがなされる。ねじ挿通孔211に挿通された取付ねじ40をねじ穴121に螺合させると、取付ねじ40のねじ頭はねじ挿通孔211の周囲に形成されたねじ頭係合部212に係合した状態となる。これをもって本体枠10に対する支持部材20の取り付けが完了する。なお、挿通孔13は前後方向に貫通する孔であるため、本体枠10に対して支持部材20が取り付けられると、挿通孔13に挿通された突出部23の先端は本体枠10の前側で露出する(図5参照)。
続いて、図11に示すように、識別ベース部材30を支持部材20に支持させる。具体的には以下の通りである。識別ベース部材30の係止部33を支持部材20の前後方向に貫通した部分に挿入することにより、係止部33の先端に形成された爪331が支持部材20の爪係止部22に接触する。爪331は、突出量が先端に向かって徐々に小さくなる断面略三角形状であるため、係止部33を支持部材20の貫通した部分に押し込むにつれ、係止部33は爪係止部22の先端によって徐々に内側に弾性変形していく。係止部33の弾性変形量が一定量以上になると、係止部33の爪331が爪係止部22の先端を乗り越える。係止部33の爪331が爪係止部22の先端を乗り越えると、係止部33の弾性変形が解消され、係止部33の爪331が爪係止部22に係止された状態となる(図15参照)。このようにして支持部材20に識別ベース部材30が支持される。支持部材20は本体枠10に取り付けられた状態にあるから、識別ベース部材30が支持部材20を介して本体枠10に取り付けられた状態となる。このように、本実施形態では、支持部材20および識別ベース部材30の両方が本体枠10の後側から取付可能である。
かかる状態となると、後述する取り外し手順を経なければ識別ベース部材30を支持部材20(本体枠10)から取り外すことができない。識別ベース部材30と支持部材20の係合を解消するためには、識別ベース部材30の係止部33を弾性変形させ、係止部33の爪331が支持部材20の爪係止部22に係止された状態を解消しなければならないところ、上述したように識別ベース部材30の係止部33は主壁31および側壁32に囲まれる空間に位置している、すなわち識別ベース部材30の係止部33は主壁31および側壁32に覆われている(本実施形態ではさらに本体枠10の壁部11にも覆われている)ため、識別ベース部材30の表面31a側(遊技機1全体で言えば後方)から係止部33の爪331が支持部材20の爪係止部22に係止された状態を解消することは不可能である(図11参照)。
最後に、本体枠10に設けられた識別情報カバー部材14を本体枠10の裏面と略平行になるまで回動させる。これにより、識別ベース部材30の表面31a(識別情報表示部材30a)が透明または半透明である識別情報カバー部材14に覆われた状態(図8に示す状態)となる。
2)識別ベース部材の取り外し
上記1)の手順によって支持部材20を介して本体枠10に取り付けられた識別ベース部材30を取り外す手順を説明する。まず、識別情報カバー部材14を本体枠10の裏面と略直交する位置まで回動させ、図11に示す状態とする。
図5に示すように、本体枠10に取り付けられた支持部材20は、挿通孔13に挿通された突出部23の先端が本体枠10の前側で露出した状態にある。この挿通孔13に挿通された突出部23を本体枠10側(前方)から識別ベース部材30の表面31a側(後方)に押圧する。支持部材20は、取付ねじ40によって本体枠10に取り付けられた状態にあるから、この押圧力は支持部材20に作用する。具体的には、支持部材20における取付ねじ40のねじ頭が密着している周囲、すなわち支持部材20の係合部21に当該押圧力が作用する。係合部21のねじ頭係合部212の周囲には、厚みが支持部材20を構成するその他の箇所の厚みよりも薄く形成された薄肉部分213が形成されている。そのため、ある一定の力以上の押圧力が支持部材20に作用すると、図12に示すように当該薄肉部分213が破壊されて、係合部21が支持部材20を構成するその他の部分(係合部21を除く部分)と分離する。
このように取付ねじ40が係合されていた係合部21が支持部材20を構成するその他の部分から分離すると、支持部材20(係合部21を除く)とそれに支持された状態にある識別ベース部材30が本体枠10から外れる。この「支持部材20と識別ベース部材30の組体」が本体枠10から外れると、支持部材20における前後方向に貫通した部分(断面略四角形状に貫通した部分)の前側(識別ベース部材30が取り付けられている側の反対側)の開口24(図15参照)を通じて、識別ベース部材30の係止部33の爪331と、支持部材20の爪係止部22の係止を解除することができるようになる。つまり、支持部材20に取り付けられた状態にあった識別ベース部材30を取り外すことができる。上記のように支持部材20はその一部が破壊されるが、支持部材20以外の部材(特に識別ベース部材30)は破壊されないため、新しい支持部材20を用いれば、再度識別情報が表示された識別ベース部材30を取り付けること(交換等すること)ができる。
一方、支持部材20を構成するその他の部分から分離した係合部21は、ねじ頭係合部212を含むものであるから、そのまま取付ねじ40によって本体枠10の被係合部12に付いたままの状態となる(図12参照)。つまり、不正行為等によって識別ベース部材30が取り外されたとしも支持部材20の一部が本体枠10に付いたままの状態であるから、識別ベース部材30が取り外されたことを容易に発見することができる。また、不正行為者が別の識別情報に交換しようとしても、支持部材20を破壊しなければ識別ベース部材30を取り外すことが不可能であるから、新しい支持部材20を用意しない限り再度別の識別ベース部材30を取り付けることができない。つまり、別の識別情報に交換することは困難な構成である。
(本実施形態の効果)
以上説明した本実施形態にかかる遊技機1によれば次のような効果が奏される。
本実施形態にかかる遊技機1では、識別ベース部材30の表面31a側からは爪係止部22に係止された係止部33(爪331)が主壁31および側壁32に覆われるため、識別ベース部材30を取り外すことが不可能である。一方、識別ベース部材30の裏面側からは、挿通孔13に挿通された突出部23を識別ベース部材30の表面31a側に押圧することで、支持部材20の薄肉部分213が破壊されて係合部21が支持部材20から外れる。つまり、係合部21が本体枠10に付いたまま、本体枠10から支持部材20が外れ、支持部材20に支持された識別ベース部材30を取り外すことができる状態となる。このように、識別ベース部材30を取り外すと係合部21が本体枠10に付いたままの状態となるため、痕跡を残さずに識別ベース部材30を取り外すことが困難となる。
また、識別ベース部材30の裏面側から挿通孔13に挿通された突出部23を識別ベース部材30の表面31a側に押圧するだけで本体枠10から識別ベース部材30を支持する支持部材20を外すことができるため、識別ベース部材30の取り外し作業が容易になる。さらに、識別ベース部材30は本体枠10に直接取り付けられているわけではなく、支持部材20を介して取り付けられているため、一旦取り外した識別ベース部材30(識別情報表示部材30a)を再利用することが可能である。すなわち、仮に遊技機の出荷前に本体枠10に故障などの不具合があったとしても、新たな本体枠10に対して識別ベース部材30(識別情報表示部材30a)を再利用することが可能である。
このように、本実施形態にかかる遊技機1は、識別ベース部材30の再利用を可能とする支持部材20を、不正な取り外しを防止する部材、および取り外し作業を容易にする部材として巧みに利用したものである。
また、本実施形態にかかる遊技機1は、支持部材20および識別ベース部材30の両方が本体枠10の後側から取付可能であるため、取り外し作業だけでなく識別ベース部材30の取り付け作業も容易になる。
また、本実施形態にかかる遊技機1は、識別ベース部材30(支持部材20)の取り外し時に利用する突出部23を、支持部材20およびそれに支持される識別ベース部材30の本体枠10に対する位置決めとしても利用することが可能である。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で以下のような種々の改変が可能である。
上記実施形態では、識別ベース部材30を取り外す際、支持部材20の押圧によって支持部材20の薄肉部分213が破壊されて、支持部材20の係合部21が本体枠10の被係合部12に付いたままの状態となることを説明したが、その逆であってもよい。すなわち、本体枠に形成される被係合部(係合部)に薄肉部分を設け、支持部材の押圧によって当該薄肉部分が破壊されて本体枠に形成される被係合部(係合部)が本体枠から外れる構成としてもよい。この場合に識別ベース部材の不正な取り外しが行われると、本体枠の一部が破壊された状態となる。つまり、この場合も痕跡を残さずに識別ベース部材を取り外すことは困難な構成である。また、上記実施形態と同様に、仮に遊技機の出荷前に本体枠に故障などの不具合があったとしても、新たな本体枠に対して識別ベース部材(識別情報表示部材)を再利用することが可能である。
1 遊技機
10 本体枠
12 被係合部
121 ねじ穴
13 挿通孔
20 支持部材
21 係合部
211 ねじ挿通孔
213 薄肉部分
22 爪係止部
23 突出部
30 識別ベース部材
31a 表面
31 主壁
32 側壁
33 係止部
331 爪
30a 識別情報表示部材
40 取付ねじ

Claims (5)

  1. 本体枠と、
    この本体枠に取り付けられる支持部材と、
    この支持部材に対し着脱可能に取り付けられる部材であって、表面に所定の識別情報が表示される識別ベース部材と、
    を備えた遊技機において、
    前記本体枠あるいは前記支持部材の一方には前記支持部材を前記本体枠に取り付けるための係合部が形成されるとともに、他方には前記係合部と係合される被係合部が形成され、
    前記本体枠には前記支持部材に設けられた突出部が挿通可能である挿通孔が形成されるとともに、前記支持部材を前記本体枠に取り付けた状態では前記突出部が前記挿通孔に挿通された状態にあり、
    前記本体枠に取り付けられた前記支持部材に前記識別ベース部材が取り付けられた状態では、
    前記識別ベース部材の表面側は、前記係合部と被係合部の係合箇所および前記支持部材に対して前記識別ベース部材が係止された箇所が覆われ、前記識別ベース部材の表面側からは前記支持部材から前記識別ベース部材を取り外し不能となるように構成されている一方、
    前記識別ベース部材の裏面側である前記本体枠側から、前記挿通孔に挿通された前記突出部を前記識別ベース部材の表面側に押圧することで、前記係合部と被係合部が係合したまま前記係合部あるいは被係合部の一方が前記本体枠あるいは支持部材から外れることで、前記本体枠から前記支持部材が外れ、前記支持部材に支持された状態にある前記識別ベース部材が前記支持部材から取り外し可能に構成したことを特徴とする遊技機。
  2. 前記本体枠あるいは前記支持部材の一方に形成された前記係合部は、その他の箇所よりも薄く形成された薄肉部分を有し、
    前記挿通孔に挿通された前記突出部を前記識別ベース部材の表面側に押圧することで、前記薄肉部分が破壊されて前記支持部材に支持された状態にある前記識別ベース部材が前記本体枠から取り外されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記支持部材は、前記係合部に係合される取付部材を介して前記本体枠に取り付けられ、
    前記挿通孔に挿通された前記突出部を前記識別ベース部材の表面側に押圧し前記薄肉部分が破壊されると、前記取付部材によって前記係合部が前記支持部材あるいは前記本体枠の他方に付いたままの状態となるように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記支持部材は、前記本体枠の後側から前記本体枠に対して取付可能に構成され、
    前記識別ベース部材は、前記本体枠の後側から前記支持部材に対して取付可能に構成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の遊技機。
  5. 前記本体枠には前記挿通孔が複数形成され、
    前記支持部材には前記挿通孔のそれぞれに挿通される前記突出部が複数形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の遊技機。
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