JP2013243036A - 照明装置の製造方法、照明装置およびそれを備える液晶表示装置 - Google Patents

照明装置の製造方法、照明装置およびそれを備える液晶表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013243036A
JP2013243036A JP2012115427A JP2012115427A JP2013243036A JP 2013243036 A JP2013243036 A JP 2013243036A JP 2012115427 A JP2012115427 A JP 2012115427A JP 2012115427 A JP2012115427 A JP 2012115427A JP 2013243036 A JP2013243036 A JP 2013243036A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bottom plate
reflection
light
plate portion
light source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012115427A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5938270B2 (ja
Inventor
Tomohiko Okada
知彦 岡田
Hiromutsu Furuta
博睦 古田
Katsuaki Yamada
克明 山田
Masateru Nishizaka
政輝 西坂
Katsutoshi Nakamura
勝利 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2012115427A priority Critical patent/JP5938270B2/ja
Publication of JP2013243036A publication Critical patent/JP2013243036A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5938270B2 publication Critical patent/JP5938270B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Planar Illumination Modules (AREA)

Abstract

【課題】 光源から出射される光を反射するための反射シートが複数枚設置される照明装置において、装置稼動時の熱や部品精度などによる反射シートの端部の浮き上りを防止することができる照明装置の製造方法を提供する。
【解決手段】 バックライトユニット12は、複数の反射シート27のうちの一部の反射シート27を、光反射面31側が凸に湾曲するように曲げ加工する工程と、曲げ加工されていない反射シート27を、光反射面31が開口Aに臨むように、光源収容体23の底板部21aに敷設する敷設工程と、曲げ加工された反射シート27を、その縁部32が前記敷設工程によって敷設された反射シート27の縁部32上に重なり、かつ光反射面31が開口Aに臨むように、底板部21aに敷設する工程と、底板部21aに敷設された複数の反射シート27の各縁部32にリベット30を打設して、複数の反射シート27を底板部21aに固定する工程とを含んで製造される。
【選択図】 図5

Description

本発明は、照明装置の製造方法、照明装置およびそれを備える液晶表示装置に関する。
液晶表示装置は、液晶パネルと、液晶パネルの背面側に配置され、液晶パネルに対しその背面側から光を照射する照明装置としてのバックライトユニットとを備え、画像信号に応じて液晶パネルを駆動し、その背面側から光を照射することで、液晶パネルの前面に画像信号に応じた画面が表示される。
従来から、このバックライトユニットは、複数の冷陰極管あるいは複数のLED(
Light Emitting Diode)によって実現される光源と、有底筒状に形成され、一方に開口し、内部に光源が収容されるバックライトシャーシと、バックライトシャーシの内周面を覆うように設置され、光源から出射される光を開口側に向けて反射する反射シートとを含んで構成されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2005−347005号公報
特許文献1に記載される発光装置のように、従来から、バックライトユニットに設置される反射シートは、単一のシート体によって構成されている。したがって、従来の液晶表示装置では、画面のサイズが大きくなるにつれて、バックライトユニットに設置される反射シートのサイズも大きくなってしまう。このように反射シートのサイズが大きくなると、反射シートをバックライトシャーシに組み付ける際のハンドリング性が悪くなってしまうだけでなく、反射シートを原反から所定の形状およびサイズに加工するための加工装置も大型化してしまうという問題がある。
そこで、これらの問題を解決するための方法として、単一の反射シートを用いるのではなく、小さく分割した複数枚の反射シートをバックライトシャーシの内周面に設置する方法が提案されている。
図7は、複数枚の反射シート101が設置されるバックライトユニット100の構成を分解して示す断面図であり、図8は、複数枚の反射シート101が設置された状態のバックライトユニット100を示す断面図を示している。なお、図7および図8では、光源を省略して示している。
複数枚の矩形状の反射シート101をバックライトシャーシ102の底板部102aに設置する場合、従来から採用されている方法では、底板部102aの内表面102bが露出しないように、側縁部101aを互いに重複させて反射シート101を敷設し、白色または透光性を有する樹脂製のリベット103を、底板部102aに敷設された複数枚の反射シート101の各側縁部101aに打設することによって、バックライトシャーシ102の底板部102aに固定している。このとき、底板部102aの内表面102b全体にわたって平坦な反射面が形成されるように、反射シート101としては、平坦状に形成されたものが用いられている。
しかしながら、このように側縁部101aにリベット103を打設することによって反射シート101を底板部102aに固定した場合、側縁部101aが重なり合う反射シート101のうちバックライトシャーシ102の開口A側に配置される反射シート101において、側縁部101aが重なり合う部分へのリベット103の打設位置Pよりも面方向外方の端部101bが、装置を稼動したときに発生する熱や部品精度などによって、図8において仮想線で示すように、バックライトシャーシ102の底板部102aから離反する方向に浮き上ってしまうという問題が生じる。
このように、反射シート101の端部101bが装置稼動時に浮き上がってしまうと、浮き上ってしまった部分の裏側に、反射シート101よりも開口A側に設置される図示しない光源から出射された光が回り込んでしまうことにより、開口Aから出射される光に輝度むらが発生してしまう。したがって、このようなバックライトユニット100を液晶表示装置に用いると、装置稼動時の反射シート101の端部101bの浮き上りによって、液晶パネルに表示される画面に輝度むらが発生し、また画面の輝度が低下するという問題がある。
本発明の目的は、光源から出射される光を反射するための反射シートが複数枚設置される照明装置において、装置稼動時の熱や部品精度などによる反射シートの端部の浮き上りを防止することができる照明装置の製造方法、照明装置およびそれを備える液晶表示装置を提供することである。
本発明は、光源が設置される底板部を有し、かつ前記光源から出射される光の通過を許容する開口が形成される有底筒状の光源収容体の前記底板部に、該底板部よりも外形が小さく、かつ一方の表面部に光反射面が形成される複数の反射シートが設置されて構成される照明装置の製造方法であって、
前記複数の反射シートのうちの一部の反射シートを、光反射面側が凸に湾曲するように曲げ加工する加工工程と、
前記複数の反射シートのうち前記加工工程によって曲げ加工されていない反射シートを、光反射面が前記開口に臨むように、前記光源収容体の底板部に敷設する第1敷設工程と、
前記加工工程によって曲げ加工された反射シートを、その縁部が第1敷設工程によって底板部に敷設された反射シートの縁部上に重なり、かつ光反射面が前記開口に臨むように、前記光源収容体の底板部に敷設する第2敷設工程と、
前記第1および第2敷設工程によって前記光源収容体の底板部に敷設された複数の反射シートの各縁部に締結具を打設して、前記複数の反射シートを前記底板部に固定する固定工程とを含むことを特徴とする照明装置の製造方法である。
また本発明は、光源が設置される底板部を有し、かつ前記光源から出射される光の通過を許容する開口が形成される有底筒状の光源収容体の前記底板部に、該底板部よりも外形が小さく、かつ一方の表面部に光反射面が形成される複数の反射シートが設置されて構成される照明装置の製造方法であって、
前記複数の反射シートのうちの一部の反射シートの縁部を、光反射面が形成される側とは反対側に屈曲させるように曲げ加工する加工工程と、
前記複数の反射シートのうち前記加工工程によって曲げ加工されていない反射シートを、光反射面が前記開口に臨むように、前記光源収容体の底板部に敷設する第1敷設工程と、
前記加工工程によって曲げ加工された反射シートを、その縁部が第1敷設工程によって底板部に敷設された反射シートの縁部上に重なり、かつ光反射面が前記開口に臨むように、前記光源収容体の底板部に敷設する第2敷設工程と、
前記第1および第2敷設工程によって前記光源収容体の底板部に敷設された複数の反射シートの各縁部に締結具を打設して、前記複数の反射シートを前記底板部に固定する固定工程とを含むことを特徴とする照明装置の製造方法である。
また本発明は、前記製造方法によって製造されることを特徴とする照明装置である。
また本発明は、光透過型液晶表示素子を備える液晶パネルと、
前記光透過型液晶表示素子に光を照射可能に前記液晶パネルが搭載される前記照明装置とを備えることを特徴とする液晶表示装置である。
本発明によれば、縁部同士が互いに重なり合うように光源収容体の底板部に敷設された複数枚の反射シートにおいて、縁部が互いに重なり合う一対の反射シートのうち、開口側に配置される反射シートは、光反射面側が凸に湾曲するように曲げ加工され、あるいは、その縁部を光反射面が形成される側とは反対側に屈曲させるように曲げ加工されている。したがって、照明装置を稼動したときに発生する熱や部品精度などによって、開口側に配置される反射シートの縁部が、光源収容体の底板部から離反する方向、すなわち開口側に浮き上ってしまうことを防止することができる。これにより、照明装置から出射される光の輝度の低下および輝度むらの発生を防止することができる。
本発明の一実施形態に係るバックライトユニット12を備える液晶表示装置10の正面図である。 図1における切断面線II−IIから見た液晶表示装置10の断面図である。 複数の反射シート27を用いた場合の配置の一例を示す図であり、開口A側から見た状態を示している。 図3における切断面線IV−IVから見た断面図である。 本発明の一実施形態に係るバックライトユニット12の製造方法を説明するための図であり、図3における反射シート27e,27fをバックライトシャーシ21に設置する工程を例に挙げて示している。 本発明の他の実施形態に係るバックライトユニット12の製造方法を説明するための図であり、図3における反射シート27e,27fをバックライトシャーシ21に設置する工程を例に挙げて示している。 複数枚の反射シート101が設置されるバックライトユニット100の構成を分解して示す断面図である。 複数枚の反射シート101が設置された状態のバックライトユニット100を示す断面図である。
図1は、本発明の一実施形態に係るバックライトユニット12を備える液晶表示装置10の正面図である。図2は、図1における切断面線II−IIから見た液晶表示装置10の断面図である。
本実施形態に係る液晶表示装置10は、大略的に、画像を表示可能な非発光型の表示素子である液晶パネル11と、液晶パネル11の背面11b側に配置され、光を出射可能な光源22を備えるバックライトユニット12と、枠状のベゼル13とを含んで構成される。
以下、本実施形態に係る液晶表示装置10の説明において、液晶パネル11の周縁辺のうち長辺が延びる方向を横方向Xと称し、短辺が延びる方向を縦方向Yと称し、横方向Xおよび縦方向Yのいずれにも垂直な方向を高さ方向Zと称することとする。
液晶パネル11は、アクティブマトリクス駆動方式の液晶パネルであり、横長な矩形状に形成された一対の透光性を有する絶縁性基板と、その一対の絶縁性基板間に、電界印加に伴って光学特性が変化する物質である液晶分子を封入することによって形成された液晶層とを備え、液晶層の厚さ分のギャップを維持した状態で、一対の絶縁性基板がシール剤によって貼り合わせられることによって構成され、全体として矩形平板状を成している。
一対の絶縁性基板のうち、一方の基板はCF(Color Filter)基板であり、他方の基板はTFT(Thin Film Transistor)基板である。TFT基板には、液晶層に臨む内面側に、複数の表示用配線として、互いに平行に延びる複数のゲートバスラインと、各ゲートバスラインに交差する方向に互いに平行に延びる複数のソースバスラインとが設けられ、各ゲートバスラインと各ソースバスラインとの交差部付近には、これら各ゲートバスラインおよび各ソースバスラインに接続されたスイッチング素子としての薄膜トランジスタ(
Thin Film Transistor;以下、「TFT」と略す)がそれぞれ設けられており、それら各TFTには各画素に対応して、マトリクス状に設けられた複数の画素電極がそれぞれ接続されている。画素電極は、ITO(Indium Tin Oxide)またはZnO(Zinc Oxide)といった透明電極からなる。
一方、CF基板には、液晶層に臨む内面側に、TFT基板の各画素電極に重なり合うように複数のカラーフィルタが設けられ、各カラーフィルタ間には、混色を防ぐための遮光層(ブラックマトリクス)が形成されている。カラーフィルタは、たとえばR(red),G(green),B(blue)の三色のサブピクセルが交互に並ぶように設けられる。そして、それら各カラーフィルタおよびブラックマトリクスを覆うように共通電極が設けられている。また、各基板の前記内面側には、液晶層に含まれる液晶分子を配向させるための配向膜がそれぞれ形成され、各基板の内面側とは反対側の外面側には、偏光板がそれぞれ貼り付けられている。
バックライトユニット12は、バックライトシャーシ21およびフレーム22によって構成される光源収容体23と、拡散板24と、複数の光学シート25と、光源26と、反射手段である複数の反射シート27と、締結具であるリベット30とを含んで構成されている。
バックライトシャーシ21は、一方に開口した略箱型に形成される金属製の部材であり、液晶パネル11と同様の横長な矩形平板状に形成された底板部21aと、底板部21aに一体的に連なり、底板部21aの周縁部に立設される側壁部21bとによって構成されている。バックライトシャーシ21は、金属製板材を板金加工することによって成形されている。底板部21aの厚み方向一方側の面である内表面21cには、拡散板24を支持するための複数の拡散板支持ピン28が立設されている。
側壁部21bは、底板部21aの周縁辺のうちの各長辺に連なり、かつ該長辺に沿ってそれぞれ延びる一対の長辺側立設部と、底板部21aの周縁辺のうちの各短辺に連なり、かつ該短辺に沿ってそれぞれ延びる一対の短辺側立設部とによって、全体的に角筒状を成している。バックライトシャーシ21は、この側壁部21bと底板部21aとによって、一方に開口した略箱形に形成されている。
フレーム22は、樹脂製であり、大略的に角筒状を成し、バックライトシャーシ21における側壁部21bの内周面を被覆可能な形状に形成されている。フレーム22は、側壁部21bに装着され、ビスなどの締結具29によって、側壁部21bに対して固定される。
本実施形態では、このようにバックライトシャーシ21にフレーム22を固定することによって、一方に開口Aが形成された有底筒状の光源収容体23が構成される。
ここで、フレーム22において、側壁部21bへの装着時に、底板部21aに近接して配置される側の部分を下部22cと称し、下部22cとは反対側の部分を上部22aと称する。この上部22aによって開口Aが形成される。フレーム22には、その上部22aに、液晶パネル11を支持するためのパネル支持部41が形成されるとともに、上部22aと下部22cとの間の中央部22bに、拡散板24を支持するための拡散板支持部42が形成される。
パネル支持部41は、液晶パネル11を支持するための矩形環状の平坦なパネル支持面を有する。このパネル支持面は、フレーム22を側壁部21bに装着したとき、バックライトシャーシ21における底板部21aに平行となるように形成されている。
液晶パネル11は、TFT基板がこのパネル支持面に臨むように、パネル支持部41に設置される。すなわち、液晶パネル11は、光源収容体23における開口Aを塞ぐように設置される。これにより、液晶パネル11は、底板部21aに対して平行な姿勢で、パネル支持部41によって支持される。このとき、パネル支持部41は、液晶パネル11の周縁部11cを支持している。
パネル支持部41によって支持された液晶パネル11は、その周縁部11cが、厚み方向の両側から、パネル支持部41とベゼル13とによって挟持されて固定される。これにより、液晶パネル11におけるCF基板側の表面である前面11aの周縁の領域が、ベゼル13によって被覆される。
拡散板支持部42は、拡散板24を支持するための矩形環状の平坦な拡散板支持面を有する。この拡散板支持面は、フレーム22を側壁部21bに装着したとき、バックライトシャーシ21における底板部21aに平行となるように形成されている。また、フレーム22の上部22aには、拡散板24の一部を挿入させるための挿入孔35が形成されている。
拡散板24は、透光性を有し、厚み方向一方側の表面に入射した光を面方向に拡散させる機能を有する板状部材であり、厚み方向に見て略矩形状に形成されている。詳細には、矩形板状に形成された板状部と、板状部の側面から外方へ突出する複数の突出部とから成っている。
拡散板24は、前記挿入孔35に前記突出部を挿し込んだ状態で、拡散板支持部42に設置される。これにより、拡散板24は、底板部21aに対して平行な姿勢で、フレーム22に形成された拡散板支持部42と、底板部21aから立設する複数の拡散板支持ピン28とによって支持される。このとき、拡散板支持部42は、拡散板24の周縁部を支持している。
複数の光学シート25は、図2に示すように、液晶パネル11と拡散板24との間に配置される。複数の光学シート25には、表示画質を向上させるための種々の機能が付与された複数の機能性樹脂シートが含まれる。この機能性樹脂シートとしては、たとえば拡散シート、レンズシートおよび偏光反射シートなどが挙げられる。
光源26は、バックライトシャーシ21の底板部21aにおいて、液晶パネル11に臨む側、すなわち開口Aに臨む側の表面である内表面21cに設置され、電力が供給されることによって、光を出射し液晶パネル11を背面側から照射する。光源26から出射され液晶パネル11に照射された光が、液晶パネル11を透過することによって、液晶パネル11の前面11aにおける表示領域に画像が可視状態に表示される。
本実施形態では、光源26は、複数のLED(Light Emitting Diode)26aによって実現されている。複数のLED26aは、レンズをそれぞれ被覆され、LED基板26b(図3参照)に搭載された状態で、底板部21aの内表面21cに、たとえば横方向Xおよび縦方向Yに沿ってマトリクス状に配列するように設置される。光源26は、本実施形態では、複数のLED26aによって実現されているが、他の実施形態では、複数のCCFL(Cold Cathode Fluorescent Lamp)によって実現されてもよい。
反射手段を構成する各反射シート27は、光の反射性に優れた白色を呈するPET(ポリエチレンテレフタレート)などの合成樹脂製のシート状部材から成り、少なくとも厚み方向の一方の表面に高い反射率を有する光反射面31が形成される。
本実施形態に係るバックライトユニット12では、反射シート27をバックライトシャーシ21に組み付ける際のハンドリング性を向上させるとともに、反射シート27を所望の大きさに裁断したり、レンズによって被覆されたLED26aを開口A側に露出させるための孔を含む複数の貫通孔を穿孔したりするための加工装置を小型化させるために、反射手段として、単一の反射シートを用いるのではなく、バックライトシャーシ21の底板部21aをその厚み方向に見たときの平面サイズに比べて外形寸法の小さな矩形状に形成された複数枚の反射シート27が用いられている。
そして、これら複数の反射シート27は、それぞれ光反射面31が開口A側に臨むような姿勢で、バックライトシャーシ21の底板部21aの内表面21cが全体的に被覆されるように、その縁部32を互いに重なり合わせて敷設され、白色または透光性を有する樹脂製のリベット30を、複数の反射シート27の各縁部32に打設することによって、バックライトシャーシ21の底板部21aに固定される。
図3は、複数の反射シート27を用いた場合の配置の一例を示す図であり、開口A側から見た状態を示している。図4は、図3における切断面線IV−IVから見た断面図である。
図3では、6枚の反射シート27a〜27fが用いられた例を示している。図3において左上および右上に配置されている反射シート27a,27eは、高さ方向Zにおいて最も底板部21aに近接する側に設置されている。また、左下および右下に配置されている反射シート27b,27fは、反射シート27a,27eよりも開口A側であって、それらの長辺側の一側縁部32b,32fが、反射シート27a,27eの長辺側の一側縁部32a,32eにそれぞれ重なり合うように設置されている。
また、中央下に配置されている反射シート27dは、反射シート27b,27fよりも開口A側であって、その短辺側の各側縁部32dが、反射シート27b,27fの短辺側の一側縁部32b,32fにそれぞれ重なり合うように設置されている。そして、中央上に配置されている反射シート27cは、反射シート27dよりも開口A側であって、その短辺側の各側縁部32cが、反射シート27a,27eの短辺側の一側縁部32a,32eにそれぞれ重なり合い、かつその長辺側の一側縁部32cが、反射シート27dの長辺側の一側縁部32dに重なり合うように設置されている。
図5は、本発明の一実施形態に係るバックライトユニット12の製造方法を説明するための図であり、図5では、図3における反射シート27e,27fをバックライトシャーシ21に設置する工程を例に挙げて示している。
本実施形態に係る製造方法では、図5に示すように、長辺側の側縁部32e,32fが互いに重なり合う2枚の反射シート27e,27fのうちの開口A側に配置される反射シート27fに対して、光反射面31側が凸に湾曲するように曲げ加工されている。詳細には、長辺側の各側縁部32fに対して面方向の中央部が、光反射面31側に凸に湾曲するように曲げ加工されている。
湾曲の程度は、反射シート27fの材質、厚み、平面サイズ、およびリベット30の打設位置などによって異なるが、一例を挙げると、厚さが0.188mm、平面サイズが450mm角、縁辺Qからリベット30の打設位置Pまでの距離Lが10mmの場合、カール量Cは5mm以上に選択される。
ここで、カール量Cとは、曲げ加工された反射シート27を、光反射面31側を下方にして測定用の平坦な台上に載置したときに、縁辺Qが測定用の台から浮き上っている距離によって規定される値である。反射シート27に対するこのような曲げ加工は、LED26aなどを挿通させるための貫通孔が加工装置によって穿孔された後に行われ、たとえば、R状治具を使用したプレス加工や、ローラに巻き付けることによって行われる。
このような曲げ加工は、図3に示す配置例の場合、反射シート27fに限らず、反射シート27b,27c,27dに対しても行われる。詳細には、反射シート27bは、反射シート27fと同様に、長辺側の各側縁部32bに対して面方向の中央部が光反射面31側に凸に湾曲するように曲げ加工され、反射シート27c,27dは、短辺側の各側縁部32c,32dに対して面方向の中央部が光反射面31側に凸に湾曲するようにそれぞれ曲げ加工されている。
本実施形態によれば、側縁部32が重なり合う反射シート27のうちの開口A側に配置される反射シート27は、このような巻き癖を付された状態で敷設され、リベット30を打設することによって、図4に示すように、平坦な状態でバックライトシャーシ21の底板部21aに固定される。このように予め巻き癖を付しておくことにより、液晶表示装置10を稼動させたときに発生する熱や部品精度などによって、反射シート27の端部が浮き上がってしまうことを防止することができる。
したがって、かかる製造方法を採用して製造されたバックライトユニット12を液晶表示装置10に用いた場合であっても、液晶パネル11に表示される画面に輝度むらが発生し、また画面の輝度が低下するという不具合の発生を防止することができる。
上記の実施形態では、開口A側に配置される反射シート27が、光反射面31側に凸に湾曲するように曲げ加工されていたが、他の実施形態では、その側縁部32が、光反射面31が形成される側とは反対側に屈曲するように曲げ加工されてもよい。
図6は、本発明の他の実施形態に係るバックライトユニット12の製造方法を説明するための図であり、図6では、図3における反射シート27e,27fをバックライトシャーシ21に設置する工程を例に挙げて示している。
本実施形態に係る製造方法では、図6に示すように、長辺側の側縁部32e,32fが互いに重なり合う2枚の反射シート27e,27fのうちの開口A側に配置される反射シート27fの側縁部32fに対して、光反射面31が形成される側とは反対側に屈曲するように曲げ加工されている。
屈曲の程度は、一例を挙げると、材質がPETベースの発泡タイプであって、厚さが0.188mm、縁辺Qからリベット30の打設位置Pまでの距離Lが15mmの場合、縁辺Qからの距離αが10mmの位置を屈曲部33とし、屈曲量βは5mmに選択される。
ここで、屈曲量βとは、屈曲部33と縁辺Qとの反射シート27の厚み方向における距離によって規定される値である。反射シート27に対するこのような曲げ加工は、LED26aなどを挿通させるための貫通孔が加工装置によって穿孔された後に行われ、たとえば、プレス加工によって行われる。
このような湾曲加工は、図3に示す配置例の場合、反射シート27fに限らず、反射シート27b,27c,27dに対しても行われる。詳細には、反射シート27bは、反射シート27fと同様に、反射シート27aの長辺側の一側縁部32aに積重される長辺側の一側縁部32bに対して、屈曲部33が該長辺に沿って延びるように曲げ加工されている。また、反射シート27dは、短辺側の各側縁部32dに対して、屈曲部33が該短辺に沿って延びるようにそれぞれ曲げ加工されている。
そして、反射シート27cは、短辺側の各側縁部32cに対して、屈曲部33が該短辺に沿って延びるようにそれぞれ曲げ加工されるとともに、反射シート27dの長辺側の一側縁部32dに積重される長辺側の一側縁部32cに対して、屈曲部33が該長辺に沿って延びるように曲げ加工されている。
本実施形態によれば、側縁部32が重なり合う反射シート27のうちの開口A側に配置される反射シート27は、その側縁部32が光反射面31が形成される側とは反対側に屈曲された状態で敷設され、リベット30を打設することによって、図4に示すように、平坦な状態でバックライトシャーシ21の底板部21aに固定される。このように側縁部32を予め屈曲した状態としておくことにより、液晶表示装置10を稼動させたときに発生する熱や部品精度などによって、反射シート27の端部が浮き上がってしまうことを防止することができる。
したがって、かかる製造方法を採用して製造されたバックライトユニット12を液晶表示装置10に用いた場合であっても、液晶パネル11に表示される画面に輝度むらが発生し、また画面の輝度が低下するという不具合の発生を防止することができる。
また本実施形態では、1枚の反射シート27に対し、側縁部32ごとに、曲げ加工することができる。すなわち、長辺側の側縁部32および短辺側の側縁部32のそれぞれを曲げ加工することができる。したがって、液晶表示装置10を稼動させたときに発生する熱や部品精度などによって、反射シート27の端部が浮き上がってしまうことを確実に防止することができる。
10 液晶表示装置
11 液晶パネル
12 バックライトユニット
13 ベゼル
21 バックライトシャーシ
21a 底板部
22 フレーム
23 光源収容体
26 光源
27 反射シート
30 リベット
A 開口

Claims (4)

  1. 光源が設置される底板部を有し、かつ前記光源から出射される光の通過を許容する開口が形成される有底筒状の光源収容体の前記底板部に、該底板部よりも外形が小さく、かつ一方の表面部に光反射面が形成される複数の反射シートが設置されて構成される照明装置の製造方法であって、
    前記複数の反射シートのうちの一部の反射シートを、光反射面側が凸に湾曲するように曲げ加工する加工工程と、
    前記複数の反射シートのうち前記加工工程によって曲げ加工されていない反射シートを、光反射面が前記開口に臨むように、前記光源収容体の底板部に敷設する第1敷設工程と、
    前記加工工程によって曲げ加工された反射シートを、その縁部が第1敷設工程によって底板部に敷設された反射シートの縁部上に重なり、かつ光反射面が前記開口に臨むように、前記光源収容体の底板部に敷設する第2敷設工程と、
    前記第1および第2敷設工程によって前記光源収容体の底板部に敷設された複数の反射シートの各縁部に締結具を打設して、前記複数の反射シートを前記底板部に固定する固定工程とを含むことを特徴とする照明装置の製造方法。
  2. 光源が設置される底板部を有し、かつ前記光源から出射される光の通過を許容する開口が形成される有底筒状の光源収容体の前記底板部に、該底板部よりも外形が小さく、かつ一方の表面部に光反射面が形成される複数の反射シートが設置されて構成される照明装置の製造方法であって、
    前記複数の反射シートのうちの一部の反射シートの縁部を、光反射面が形成される側とは反対側に屈曲させるように曲げ加工する加工工程と、
    前記複数の反射シートのうち前記加工工程によって曲げ加工されていない反射シートを、光反射面が前記開口に臨むように、前記光源収容体の底板部に敷設する第1敷設工程と、
    前記加工工程によって曲げ加工された反射シートを、その縁部が第1敷設工程によって底板部に敷設された反射シートの縁部上に重なり、かつ光反射面が前記開口に臨むように、前記光源収容体の底板部に敷設する第2敷設工程と、
    前記第1および第2敷設工程によって前記光源収容体の底板部に敷設された複数の反射シートの各縁部に締結具を打設して、前記複数の反射シートを前記底板部に固定する固定工程とを含むことを特徴とする照明装置の製造方法。
  3. 請求項1または2記載の製造方法によって製造されることを特徴とする照明装置。
  4. 光透過型液晶表示素子を備える液晶パネルと、
    前記光透過型液晶表示素子に光を照射可能に前記液晶パネルが搭載される請求項3記載の照明装置とを備えることを特徴とする液晶表示装置。
JP2012115427A 2012-05-21 2012-05-21 照明装置の製造方法、照明装置およびそれを備える液晶表示装置 Active JP5938270B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012115427A JP5938270B2 (ja) 2012-05-21 2012-05-21 照明装置の製造方法、照明装置およびそれを備える液晶表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012115427A JP5938270B2 (ja) 2012-05-21 2012-05-21 照明装置の製造方法、照明装置およびそれを備える液晶表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013243036A true JP2013243036A (ja) 2013-12-05
JP5938270B2 JP5938270B2 (ja) 2016-06-22

Family

ID=49843730

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012115427A Active JP5938270B2 (ja) 2012-05-21 2012-05-21 照明装置の製造方法、照明装置およびそれを備える液晶表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5938270B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111562701A (zh) * 2020-05-27 2020-08-21 深圳创维-Rgb电子有限公司 一种反射片、背光模组及显示装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004053759A (ja) * 2002-07-17 2004-02-19 Cosmo Tec:Kk Tft液晶表示装置直下型バックライト用反射シート及びそれを用いた直下型バックライト方式tft液晶表示装置
JP2004139871A (ja) * 2002-10-18 2004-05-13 Sharp Corp 照明装置、バックライト装置及び液晶表示装置
JP2009061769A (ja) * 2007-07-13 2009-03-26 Dainippon Printing Co Ltd 面光源用光学シート及びその製造方法
JP2010521776A (ja) * 2007-03-16 2010-06-24 クリー インコーポレイテッド 固体照明デバイス用の適合性のある拡散反射体のための装置及び方法
JP2012104232A (ja) * 2010-11-05 2012-05-31 Sharp Corp 光源装置、画像表示装置、及び、テレビジョン受像機

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004053759A (ja) * 2002-07-17 2004-02-19 Cosmo Tec:Kk Tft液晶表示装置直下型バックライト用反射シート及びそれを用いた直下型バックライト方式tft液晶表示装置
JP2004139871A (ja) * 2002-10-18 2004-05-13 Sharp Corp 照明装置、バックライト装置及び液晶表示装置
JP2010521776A (ja) * 2007-03-16 2010-06-24 クリー インコーポレイテッド 固体照明デバイス用の適合性のある拡散反射体のための装置及び方法
JP2009061769A (ja) * 2007-07-13 2009-03-26 Dainippon Printing Co Ltd 面光源用光学シート及びその製造方法
JP2012104232A (ja) * 2010-11-05 2012-05-31 Sharp Corp 光源装置、画像表示装置、及び、テレビジョン受像機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111562701A (zh) * 2020-05-27 2020-08-21 深圳创维-Rgb电子有限公司 一种反射片、背光模组及显示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5938270B2 (ja) 2016-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108333822B (zh) 液晶显示装置
KR101693655B1 (ko) 백라이트 유닛 및 이를 포함하는 액정표시장치
JP4896120B2 (ja) バックライトユニット及びこれを用いた液晶表示装置
KR101395572B1 (ko) 액정표시장치모듈
US10228589B2 (en) Backlight unit and liquid crystal display device including the same
WO2011010492A1 (ja) 照明装置、及び表示装置
US8550688B2 (en) Backlight assembly with optical member coupling means and display appartus having the same
KR20070002612A (ko) 백라이트유닛
JP2010135204A (ja) 面状光源及び液晶表示装置
KR101836484B1 (ko) 백라이트 유닛 및 이를 구비한 액정표시장치
KR102621126B1 (ko) 액정 표시 장치
KR102032753B1 (ko) 베젤이 최소화된 액정표시소자
GB2544895A (en) Backlight unit and liquid crystal display device including the same
WO2009090786A1 (ja) 照明装置、表示装置、及びテレビ受信装置
KR20100094158A (ko) 백라이트 유닛 및 이를 구비한 액정표시장치
JP2009037946A (ja) バックライトユニット及び表示装置
JP5938270B2 (ja) 照明装置の製造方法、照明装置およびそれを備える液晶表示装置
CN104061488A (zh) 背光模块及显示装置
WO2019184412A1 (zh) 背光模组及液晶显示装置
JP2013118055A (ja) 照明装置、表示装置、及びテレビ受信装置
KR20090053087A (ko) 광학 시트 및 이를 이용한 백라이트 모듈
KR101296456B1 (ko) 백라이트 유닛과 이를 이용한 액정표시장치
KR20100072652A (ko) 액정표시장치
WO2012035840A1 (ja) 照明装置およびこれを備えた液晶表示装置
KR20090053631A (ko) 백라이트 유닛, 이를 구비한 액정표시장치 및 그 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150318

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160126

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160318

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160426

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160516

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5938270

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150