JP2013242705A - 表示システム、表示装置、情報機器およびコンピュータープログラム - Google Patents
表示システム、表示装置、情報機器およびコンピュータープログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】携帯型の表示装置を複数のユーザーが共用する際の使い勝手を向上させる。
【解決手段】携帯型の表示装置と表示装置に表示対象情報を与える情報機器とを有する表示システムにおいて、表示装置は、情報機器から与えられた表示対象情報を記憶するメモリと、当該表示装置の使用者を限定する使用制限用パスワードを設定するパスワード設定部と、メモリによって記憶されている表示対象情報を削除するメモリ管理部と、メモリ管理部によってメモリ内の表示対象情報が全て削除されたときに、使用制限用パスワードの設定を解除するパスワード解除部と、を備える。
【選択図】図4
【解決手段】携帯型の表示装置と表示装置に表示対象情報を与える情報機器とを有する表示システムにおいて、表示装置は、情報機器から与えられた表示対象情報を記憶するメモリと、当該表示装置の使用者を限定する使用制限用パスワードを設定するパスワード設定部と、メモリによって記憶されている表示対象情報を削除するメモリ管理部と、メモリ管理部によってメモリ内の表示対象情報が全て削除されたときに、使用制限用パスワードの設定を解除するパスワード解除部と、を備える。
【選択図】図4
Description
本発明は、携帯型の表示装置によってドキュメントを表示するための技術に関する。
電子ペーパーによってドキュメントを表示する携帯型の表示装置が知られている。電子ペーパーは、電力をほとんど消費せずに表示状態を保持することができ、かつ電気的に表示内容を書き換えることができる表示媒体である。電子ペーパーによる表示は、印刷物と同様に外光の反射を利用する方式であり、視野角が広くて見易いという特長を有する。このような電子ペーパーを備える表示装置を携帯するユーザーは、ドキュメントを表示装置に記憶させておくことにより、印刷物を見るときと似た感覚でドキュメントを閲覧することができる。
企業における業務のペーパーレス化の一態様として、電子ペーパーを備えた表示装置を会議資料の閲覧に用いることが考えられている。会議資料を記憶させた表示装置を会議の参加者に配付することにより、会議資料の印刷が不要になる。会議終了後に表示装置内の会議資料を消去し、以後に開催される別の会議に際して表示装置を再び使用することができる。特許文献1には、セキュリティ管理の観点で、閲覧が終了する都度に表示装置内のデータを消去する必要性のあることが記載されている。
一方、パーソナルコンピューターをはじめとする各種の情報機器の多くがソフトウェアによって実現されるパスワードロック機能を有している。この機能によってロック状態となった情報機器は、パスワードの入力およびシャットダウンといった特定の操作以外を受け付けない。操作者が所定のパスワードを入力すると、ロック状態が解除され、情報機器は実質的な使用のための操作を受け付ける通常の状態になる。パスワードを知っている情報機器のユーザーは、パスワードロック機能を利用することにより、パスワードを知らない第3者によって情報機器が使用されるのを防ぐことができる。
パスワードロック機能に関して特許文献2の開示がある。すなわち、ドキュメントの記憶が可能な情報機器として複数のユーザーに共用される画像形成装置の操作に関して、パスワード入力作業を軽減することが提案されている。特許文献2に記載された画像形成装置は、ユーザーを認証し、認証したユーザーがオーナーであるドキュメントについてはパスワードの入力要求を省略する。
会議資料の閲覧手段とする上述の例のように、携帯型の表示装置を複数のユーザーが共用することができる。すなわち、複数のユーザーのそれぞれは他のユーザーによって使用されていないときに表示装置を使用することが許される使用環境がある。このようないわゆる使い回しを想定した使用環境において、あるユーザーAが表示装置を使い終わったときに、パスワードロック機能を無効にする操作(例えばパスワードの消去)をし忘れるという状況が起こり得る。パスワードロック機能が有効とされたまま放置されてロック状態になると、使用に際してパスワードを入力しなければならない。そのため、次に使用しようとするユーザーBは、最後に使用したユーザーAまたは管理者にロック状態を解除してもらう必要がある。
本発明は、このような事情に鑑み、携帯型の表示装置を複数のユーザーがドキュメントの記憶媒体として共用する際の当該表示装置の使い勝手を向上させることを目的としている。
上記目的を達成するシステムは、携帯型の表示装置と、前記表示装置に表示対象情報を与える情報機器とを有する表示システムである。前記表示装置は、画面表示部と、操作デバイスと、前記情報機器から与えられた前記表示対象情報を記憶するメモリと、当該表示装置の使用者を限定する使用制限用パスワードを設定するパスワード設定部と、前記メモリによって記憶されている前記表示対象情報の表示が禁止される表示禁止状態において、前記使用制限用パスワードが前記操作デバイスによって入力されたときに、当該表示禁止状態を前記表示対象情報の表示が許可される表示許可状態へ切り替える認証部と、前記表示許可状態において、前記操作デバイスによる表示指示操作に従って、前記表示対象情報を前記画面表示部に表示させる表示制御部と、前記操作デバイスによる削除指示操作に従って、前記メモリによって記憶されている前記表示対象情報を削除するメモリ管理部と、
前記メモリ管理部によって前記メモリ内の表示対象情報が全て削除されたときに、前記使用制限用パスワードの設定を解除するパスワード解除部と、を備える。
前記メモリ管理部によって前記メモリ内の表示対象情報が全て削除されたときに、前記使用制限用パスワードの設定を解除するパスワード解除部と、を備える。
本発明によれば、表示装置においてドキュメントが削除されたときにパスワードの設定が解除されるので、ユーザーが使用終了時にパスワードの設定を解除する必要がない。
図1に例示される表示システム1は、少なくとも1台の電子ペーパー装置4と、電子ペーパー装置4にドキュメントデータを提供するMFP(Multi-functional Peripheral)2とを備える。電子ペーパー装置4は携帯型の表示装置であり、ドキュメントの閲覧に利用される。MFP2は、複写機、プリンター、スキャナー、ファクシミリ機などとして利用可能な多様な用途をもつ情報機器である。MFP2は、ネットワーク接続された外部機器へデータを送信する機能を有している。
表示システム1の利用に適した環境の例として企業のオフィスが挙げられる。想定されるオフィスでは、無線通信のアクセスポイント9を有するLAN(Local Area Network)8にMFP2が接続されており、MFP2と電子ペーパー装置4との間で無線LAN通信を行うことができる。そして、このオフィスには、電子ペーパー装置4を含む複数の電子ペーパー装置4,4b,4c,4dが備えられている。電子ペーパー装置4,4b,4c,4dのいずれもがMFP2から表示対象情報として与えられるドキュメントを表示することができる。
電子ペーパー装置4,4b,4c,4dは複数のユーザー3,3b,3c,3dによって共用される。複数のユーザー3,3b,3c,3dのそれぞれは、所定の置き場所に置かれている電子ペーパー装置4,4b,4c,4dを置き場所から持ち出して使用することができる。例えば、会議に際して会議資料の閲覧に用いたり、営業に際して各種資料を携行するのに用いたりする。各ユーザーは、置き場所から持ち出した電子ペーパー装置に表示対象情報である所望のドキュメントをMFP2によって記憶させる。そして、使用を終えて置き場所に戻すときに、各ユーザーは電子ペーパー装置内のドキュメントを削除する。図1では、電子ペーパー装置4がユーザー3によって持ち出されている状態が描かれている。
図2はMFP2のハードウェア構成を示している。MFP2の全体制御を担うメインコントローラー20は、制御プログラムや各種アプリケーションを実行するコンピューターとしてのCPU(central processing unit)21、制御プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)22、プログラム実行のワークエリアとされるS−RAM(Static Random Access Memory)23、および動作の設定値を記憶するバッテリバックアップされたNV−RAM(不揮発性メモリ)24を有する。
ADF(Auto Document Feeder)26は、原稿台を有しており、コピー、イメージ入力、またはファクシミリ送信において、原稿台にセットされた原稿シートをイメージスキャナー27の読取り位置へ搬送する。イメージスキャナー27は原稿シートに記録されている画像情報を光学的に読み取る。プリンターエンジン28は、多段式の用紙スタッカー29から供給される用紙の片面または両面に電子写真法によってモノクロまたはカラーの画像をプリントする。通信インタフェース30はMFP2をLAN8に接続する。ストレージ31はハードディスクドライブ(HDD)のような大容量記憶デバイスである。ストレージ31には、制御プログラムや操作パネル25による操作画面の表示のための画面データを含む制御用のデータを記憶する媒体としてのメモリ領域とともに、各種のドキュメントを保存するメモリ領域であるボックス32が設けられる。ストレージ31に格納されているデータやプログラムは必要に応じてワークエリアにロードされる。
MFP2に所望の処理を実行させたいユーザーはユーザー認証を受ける必要がある。MFP2では、ICカードから情報を非接触で読み取るカードリーダーが認証デバイス25Bとして操作パネル25の近傍に設けられている。MFP2を共用する複数のユーザー3,3b,3c,3dには、それぞれの識別情報を記憶するICカードが予め配布される。各ユーザーは、所持している自分用のICカードを認証デバイス25Bに近づけることによってユーザー認証を受けることができる。
図3は電子ペーパー装置4のハードウェア構成を示している。図1に示した他の電子ペーパー装置4b,4c,4dの構成は電子ペーパー装置4の構成と同様である。
電子ペーパー装置4は、画面表示部(ディスプレイデバイス)としての電子ペーパー40、操作デバイス41、通信インタフェース44、ドキュメントメモリ45、および制御回路46を備える。操作デバイス41は、電子ペーパー40の前面に重なるタッチ入力デバイス42と固定キーが配置されたキーパネル43とから構成される。通信インタフェース45は、無線または有線のLAN通信、Bluetooth(登録商標)通信、赤外線通信、およびUSB(Universal Serial Bus)による通信を可能にする。ドキュメントメモリ45は、フラッシュメモリまたは他の不揮発性メモリであり、MFP2から受信したドキュメントの記憶に用いられる。制御回路46は、コンピュータープログラムを実行するCPU47、プログラム実行のためのRAM48および制御の設定値を記憶する不揮発性メモリ49を有する。
図4は表示システム1の機能構成を示している。
図4のように、MFP2は、操作入力部201、認証部202、パスワード付加部203、および送信部204を備える。これらの要素は、メインコントローラー20のCPU21が所定のプログラムを実行することによって実現される機能要素である。
操作入力部201は、認証部202によってユーザーが認証されたログイン状態において、操作パネル25によるユーザーの操作を受け付ける。MFP2が有する多様な機能の中に、イメージスキャナー27によって原稿シートから読み取ったデータまたは予めストレージ31に記憶されているデータを外部装置へ送信する機能がある。ユーザーがこのデータ送信機能を選択し、送信先として電子ペーパー装置4,4b,4c,4dのいずれかを指定すると、操作入力部201はユーザーの指示をパスワード付加部203へ伝える。図示の例示では、イメージスキャナー27によって得られるドキュメントD1がパスワード付加部203へ与えられている。
パスワード付加部203は、ログイン中のユーザーに対応付けて記憶されているパスワードD2を認証部202から取得し、取得したパスワードD2をイメージスキャナー27から取得したドキュメントD1に付加する。そして、パスワード付加部203は、パスワードD2を付加したドキュメントD1を送信部204に引き渡す。
本例のMFP2ではログインに際してICカードからパスワードD2が入力されるので、ユーザーはログイン時にパスワードD2をキー入力する必要はない。しかし、ユーザーは表示システム1を利用するにあたってパスワードD2を覚えている必要がある。認証部202は、ログイン時にICカードから読み取ったパスワードD2をパスワード付加部203に通知する。
なお、本明細書において、パスワードとは、数字、アルファベット、記号などで構成される文字列を特定するデータを意味する。キャラクターコードそのもの、または暗号化したデータをパスワードD2とすることができる。
送信部204は、送信先として指定された電子ペーパー装置4へ通信インタフェース30を介してドキュメントD1を送信する。このドキュメントD1にはパスワードD2が付加されている。
一方、ドキュメントD1を受信する電子ペーパー装置4は、メモリ管理部401、パスワード設定部402、操作入力部403、認証部404、表示制御部405、およびパスワード解除部406を備えている。これらの要素は、制御回路46のCPU47が所定のプログラムを実行することによって実現される機能要素である。
メモリ管理部401は、通信インタフェース44を介してMFP2から受信したドキュメントD1をドキュメントメモリ45に格納する。これによりドキュメントD2は電子ペーパー装置4の内部で記憶される。また、メモリ管理部401は、表示制御部405からの要求に応えて、ドキュメントメモリ45によって記憶されているドキュメントを読み出して表示制御部405に与える。さらに、メモリ管理部401は、操作入力部403からのデータ消去指示に従って、ドキュメントメモリ45によって表示対象情報として記憶されている一つまたは複数のドキュメントを削除する。
パスワード設定部402は、ドキュメントD1に付加されているパスワードD2を取り込み、パスワードD2を電子ペーパー装置4の使用者を限定する使用制限用パスワードであるデバイスパスワードに設定する。デバイスパスワードの設定により、電子ペーパー装置4においてパスワードロック機能がアクティブとなり、電子ペーパー装置4は操作者にパスワード入力を要求するロック状態になる。
操作入力部403は、操作デバイス41による操作の内容をそれに関係する機能要素に伝える。ユーザーが認証されていないログアウト状態において、パスワードが入力されると、操作入力部403は入力されたパスワードを認証部404に送る。ユーザーが認証されたログイン状態において、操作入力部403はドキュメントの表示指示を表示制御部405に伝える。
認証部404は、ログアウト状態において入力されたパスワードを、パスワード設定部402によって設定されたデバイスパスワードと照合する。入力されたパスワードとデバイスパスワードとが一致すれば、認証部404は動作状態をログアウト状態からログイン状態へ切り替える。これに伴ってロック状態が解除される。ただし、その後に、図示しない電源管理部によって電源のシャットダウンまたは節電モードへの移行が行なわれるとき、電子ペーパー装置4は再びロック状態となる。ログイン状態でありかつロック状態が解除されている表示許可状態であるときのみ、ユーザーは電子ペーパー装置4によってドキュメントを閲覧することができる。ドキュメントの表示が禁止される表示禁止状態であるログアウト状態では、ユーザーは電子ペーパー装置4によってドキュメントを閲覧することができない。
表示制御部405は、電子ペーパー40による表示を制御する。表示制御部405は、ドキュメントの表示が許可されるログイン状態において、操作入力部403からの表示指示を受けて、ユーザーが表示対象として指定したドキュメントをドキュメントメモリ45から取り込んで電子ペーパー40に表示させる。表示指示操作のための操作画面の表示制御も表示制御部405が担う。
パスワード解除部406は、メモリ管理部401によってドキュメントメモリ45内の全てのドキュメントが削除されたときに、デバイスパスワードの設定を解除する。これによりパスワードロック機能がノンアクティブとなり、電子ペーパー装置4は改めてデバイスパスワードを設定することが可能な状態となる。
次に、このような電子ペーパー装置4を用いてドキュメントを閲覧するときのユーザーの作業手順および表示システム1の動作を説明する。
ここで、電子ペーパー装置4,4b,4c,4の共用の取り決めとして、各ユーザー3,3b,3c,3dが使用を終えたときにドキュメントメモリ45内の全てのドキュメントを削除する操作をすることが定められているものとする。この取り決めどおりに運用されている場合、上述の置き場所に置かれている電子ペーパー装置4は、表示対象情報であるドキュメントを記憶していない。そして、電子ペーパー装置4においてデバイスパスワードは設定されておらず、パスワードロック機能はノンアクティブである。
ユーザー3,3b,3c,3dのうちの例えばユーザー3が電子ペーパー装置4を使用するとき、ユーザー3は置き場所から電子ペーパー装置4を持ち出す。これにより、ユーザー3が電子ペーパー装置4を置き場所へ戻すまで、電子ペーパー装置4がユーザー3に専有されることになる。その後、ユーザー3はMFP2を用いて電子ペーパー装置4に所望のドキュメントを記憶させる。
図5はMFP2におけるドキュメントの送信に係る処理の流れを示している。
ユーザー3はログイン操作として自己のICカードをカード読取り面にかざす。認証デバイス25BがICカードから読み取った情報に基づいて、認証部202または認証部202と連携する外部の認証サーバーがユーザー3を認証する(S11)。認証されたユーザー3は、操作パネル25に機能選択画面を表示させてドキュメント送信機能を指定し(S12)、続いて送信先する(S13)。送信先として電子ペーパー装置4を指定するための操作画面の一例が図6に示されている。
図6に示される操作画面Q1は、送信先の選択を操作者に促すメッセージ60、および電子ペーパー装置4,4b,4c,4dにそれぞれ対応する選択ボタン61,62,63,64を有する。電子ペーパー装置4をドキュメントの送信先として指定するには、電子ペーパー装置4に対応する選択ボタン61にタッチして電子ペーパー装置4を選択し、OKボタン75にタッチして選択を確定させればよい。
なお、図6では、予め登録されている複数の送信先候補に対応する選択ボタン61,62,63,64が表示されるが、LAN8に接続されて通信可能な送信先候補に対応する選択ボタンのみを表示してもよい。グレーアウトといった手法で未接続を操作者に示すようにして全ての送信先候補に対応する選択ボタンを表示してもよい。
本実施形態の操作画面Q1は、電子ペーパー装置4,4b,4c,4dにおけるデバイスパスワードの指定に関るモード選択ボタン71,72を有する。一方のモード選択ボタン71に対応する“通常モード”は、現在のMFP2のログインユーザーに対応付けられているパスワードをデバイスパスワードとして指定するモードである。図6ではこの通常モードが指定されており、そのことを表すようにモード選択ボタン71が白黒反転によって強調表示されている。他方のモード選択ボタン72に対応する“代行モード”は、現在のMFP2のログインユーザーが他のユーザーに対応付けられているパスワードをデバイスパスワードとして指定するモードである。代行モードが設けられているので、表示システム1では、電子ペーパー装置4によってドキュメントを閲覧するユーザーとは異なる作業者が、電子ペーパー装置4にドキュメントを記憶させる作業を受け持つことができる。例えば、会議資料の閲覧に電子ペーパー装置4を用いる場合、会議に出席しない準備担当者が資料を電子ペーパー装置4に記憶させておくことができる。
代行モードが選択された状態でOKボタン75がタッチされると、図7に示される操作画面Q2が操作パネル25に表示される。操作画面Q2では、電子ペーパー装置4,4b,4c,4dをドキュメントの閲覧に用いる使用予定者として登録されているユーザーのユーザー名および所属部署を示すリストL1が表示される。MFP2を操作する作業者(ここでは電子ペーパー装置4を持ち出したユーザー3)は、使用予定者として指定したいユーザーのユーザー名が記載された行にタッチし、OKボタン76にタッチして指定を確定させる。
操作画面Q2で表示されるユーザー名には、図8に示される登録情報テーブルT1においてパスワードが対応付けられている。登録情報テーブルT1は、認証部202または認証部202と連携する外部の認証サーバーによって管理される。操作画面Q2において、ユーザー3がユーザー名を指定すると、指定されたユーザー名に対応付けられているパスワードが送信先の電子ペーパー装置4のデバイスパスワードとされる。ユーザー3がユーザー名を指定すればデバイスパスワードが自動的に決まるので、ユーザー3はデバイスパスワード自体を覚えておく必要も知る必要もない。操作画面Q2において、ユーザー3がユーザー名を指定する操作は、送信先で設定すべきデバイスパスワードを特定する操作に相当する。
一方、上述の通常モードでは、操作画面Q2によるユーザー名の指定操作は省略され、登録情報テーブルT1においてMFP2の現在のログインユーザーに対応づけられているパスワードが送信先のデバイスパスワードになる。本実施形態のMFP2ではICカードをカード読取り面にかざすことによって、ログインユーザーが特定されて送信先のデバイスパスワードが自動的に決まる。したがって、ICカードをかざす操作は、送信先でデバイスパスワードに設定すべきパスワードを特定する操作に相当する。
図5に戻って、ステップS13において送信先が指定されると、MFP2はパスワード指定モードをチェックする(S14)。パスワード指定モードが通常モードであれば、ステップS16へ進み、代行モードであれば、ステップS15の処理を実行した後にステップS16へ進む。ステップS15では、操作画面Q2を表示して送信先の使用者を指定する操作を受け付ける。
ステップS16では、送信するドキュメントに付加するパスワードをパスワード付加部203が認証部202から取得する。上述のとおり、通常モードではログインユーザーに対応付けられているパスワードを取得し、代行モードでは送信先の使用者として指定されたユーザーに対応付けられているパスワードを取得する。
続いて、パスワード付加部203は、送信すべきドキュメントD1を取得する(S17)。取得先はドキュメント送信機能の設定に依存する。原稿シートから読み取ったデータを送信する場合はイメージスキャナー27の出力をドキュメントD1として取り込み、以前から保存されているデータを送信する場合はストレージ31のボックス32からドキュメントD1を読み出す。そして、パスワード付加部203は、取得したドキュメントD1にステップS16で取得したパスワードD2を付加する(S18)。
パスワードD2の付加されたドキュメントD1を送信部204がステップS13で指定された送信先(ここでは電子ペーパー装置4)へ送信する(S19)。この送信が行なわれる以前に、MFP2を操作するユーザー3は、送信先である電子ペーパー装置4を通信可能な状態にしておく必要がある。電子ペーパー装置4の通信インタフェース44が電源投入時に自動的にLAN8に接続されるように設定されている場合は、適時に電源スイッチをオンにすればよい。自動接続設定がなされていない場合は、適時に無線LAN機能を手動で起動して電子ペーパー装置4をLAN8に接続しておけばよい。
ドキュメントD1を送信した後、MFP2は送信先の電子ペーパー装置4からの処理結果の通知を待ち(S20)、通知を受けて処理結果を操作パネル25によって表示する(S21)。MFP2を操作するユーザー3は、処理結果の表示によって、送信先の電子ペーパー装置4においてドキュメントD1が正常に記憶されたことを確認することができる。また、処理結果が、ドキュメントD1が記憶されないエラーの発生を示す場合、ユーザー3は直ちにエラーに対処することができる。例えば、電子ペーパー装置4がロック状態のままである旨が表示された場合、電子ペーパー装置4を前回使用したユーザーがドキュメントの削除をし忘れたことが原因として考えられる。この場合、後述のように強制的にドキュメントを削除すれば、ロック状態が解除される。その後にMFP2にドキュメントD1を再送信させればよい。
図9は電子ペーパー装置4のドキュメント送信動作のフローチャートである。
電子ペーパー装置4はMFP2から送信されるパスワードD2が付加されたドキュメントD1を受信する(S31)。デバイスパスワードの設定の有無をチェックし(S32)、デバイスパスワードが設定されていなければ、受信したドキュメントD1をメモリ管理部401がドキュメントメモリ45に格納し(S33)、ドキュメントD1に付加されているパスワードD2をパスワード設定部402がデバイスパスワードに設定する(S34)。そして、電子ペーパー装置4はドキュメントD1の保存処理が正常に完了したことを示す処理結果を送信元のMFP2に通知する(S38)。
ステップS32の状態チェックにおいてデバイスパスワードが設定されている場合、電子ペーパー装置4はその時点で設定されているデバイスパスワードと受信したドキュメントD1に付加されえているパスワードD2とを照合する(S35)。
デバイスパスワードと受信したパスワードD2とが一致すれば(S36でYES)、受信したドキュメントD1をメモリ管理部401がドキュメントメモリ45に格納する(S37)。パスワードD2がデバイスパスワードと一致するということは、今回受信したパスワードと同じパスワードが付加されたドキュメントを以前に受信して記憶していることを意味する。つまり、ユーザー3は電子ペーパー装置4を置き場所から持ち出している間、ドキュメントメモリ45に空きが有る限り、何回でもMFP2からドキュメントを送信して電子ペーパー装置4に記憶させることができる。
デバイスパスワードと受信したパスワードD2とが一致しなければ(S36でNO)、ドキュメントD1は保存されない。この場合、ステップS38において、電子ペーパー装置4がロック状態であるためにドキュメントD1が記憶されなかった旨を示す処理結果がMFP2に通知される。
図10は電子ペーパー装置4の使用時の動作のフローチャートである。電子ペーパー装置4をドキュメントの閲覧に使用するユーザー(ここではユーザー3)は、少なくとも一つのドキュメントD1を記憶している電子ペーパー装置4を持ち運んでドキュメントD1を閲覧する。上述のとおり、ドキュメントD1を記憶したときにパスワードロック機能がアクティブとなるので、電子ペーパー装置4にはデバイスパスワードが設定されている。ここでは、デバイスパスワードがユーザー3に対応するパスワードであるものとする。
ログアウト状態の電子ペーパー装置4は、ログイン操作を含むログアウト中の操作のための画面を表示する(S41)。その画面の例が図11に示される。図11の操作画面W1は、二つの選択ボタン91,92を有しており、電子ペーパー40の表示面の一部を占めるウインドウとして表示される。
操作画面W1の一方の選択ボタン91は、ログイン操作に対応する。ユーザー3が選択ボタン91にタッチすると、図示を省略するパスワード入力画面が表示される。パスワード入力画面は、入力の進行状態を示すモニター領域、ソフトウェアキーボード、および入力を確定させるエンターボタンを有する。ユーザー3が正しく自己のパスワードをキー入力すると、認証部403によってユーザー3が認証されて、電子ペーパー装置4はログアウト状態からログイン状態に切り替わる。
操作画面W1の他方の選択ボタン91は、ドキュメントの強制削除機能の選択に用いられる。本実施形態では、電子ペーパー装置4の使用を終えたユーザーがドキュメントの削除をし忘れる状況を想定し、次に使用しようとするユーザーがロック状態を解除する手立てとして、強制削除機能が設けられている。すなわち、強制削除機能は、設定されているデバイスパスワードを知らないユーザーによるドキュメントの削除指示を受け付ける機能である。電子ペーパー装置4が置き場所に置かれているときは誰にも使用されていないので、置き場所から持ち出した電子ペーパー装置4に残っているドキュメントを強制的に削除しても、運用上の支障は生じない。
ユーザー3が選択ボタン92にタッチすると、図12に示される操作画面W3が表示される。操作画面W3は、表示データとして記憶している全てのドキュメントが削除されることの確認を操作者に求めるメッセージ93、および二つの操作ボタン94,95を有する。ユーザー3が操作ボタン94にタッチすると、ドキュメントD1の削除(データ消去)が実行され、操作ボタン95にタッチすると、ドキュメントD1が削除されずに表示が操作画面W1に戻る。
図10に戻って、ステップS42において、ユーザー3が指定したログアウトの操作を判別する。
ログイン操作が指定された場合、パスワード入力画面を表示してパスワード入力を受け付ける(S43)。ユーザー3を認証した後のログイン状態において、電子ペーパー装置4はユーザー3による操作に応じた処理を実行する(S44〜S50)。詳しくは次のとおりである。
操作入力部403が、ユーザー3による指示を受け付け(S44)、指定された処理を判別する(S45)。ドキュメントD1の表示が指示された場合、表示制御部405がドキュメントD1を画面表示部である電子ペーパー40に表示させる(S46)。その後、ロック状態でなければ(S47でNO)、ステップS44に戻ってユーザー3の指示を受ける。表示に関する指示には、ページ送りやズーミングといった表示状態の変更指示が含まれる。ログアウト操作が行なわれたり無操作時間が続いて自動ロック機能が働いたりすると、電子ペーパー装置4はロック状態になる。
ステップS45において、ドキュメントメモリ45内のドキュメントの全部または一部の削除が指示された場合、メモリ管理部401が指定されたドキュメントを削除する(S48)。1以上のドキュメントの削除が行なわれると、パスワード解除部406がメモリ管理部401の管理する情報に基づいてドキュメントメモリ45内のドキュメントの有無をチェックする(S49)。そして、ドキュメントメモリ45内にドキュメントが無ければ(S49でYES)、パスワード解除部402はデバイスパスワードの設定を解除する(S50)。これにより、パスワードロック機能はノンアクティブとなり、電子ペーパー装置4は共用の取決めの上で置き場所に戻すときにあるべき状態になる。ユーザー3は、電子ペーパー装置4を置き場所に戻してもよいし、改めてMFP2を操作してドキュメントを電子ペーパー装置4に記憶させてもよい。
一方、ステップS42で判別したユーザーによる指示が強制削除であった場合、メモリ管理部401はドキュメントメモリ45内の全てのドキュメントを削除する(S51)。そして、パスワード解除部406がデバイスパスワードの設定を解除する(S50)。これにより、電子ペーパー装置4は置き場所に戻すときにあるべき状態になる。電子ペーパー装置4を閲覧に使用したいユーザー3は、MFP2を操作してドキュメントを電子ペーパー装置4に記憶させることができる。
図13は電子ペーパー装置4のドキュメント自動削除処理のフローチャートである。電子ペーパー装置4には、ドキュメントの削除が行なわれないまま置き場所に戻された場合における、次に使用しようとするユーザーの作業負担を軽減する手立てとして、ドキュメント自動削除機能が設けられている。図13のように、電子ペーパー装置4は、電源のオンオフを含む何らの操作が行なわれずに放置され続けている時間を計時する(S61)。そして、放置時間が例えば24時間といった設定時間以上になったときに(S62でYES)、メモリ管理部401がドキュメントメモリ45内の全てのドキュメントを削除し(S63)、パスワード解除部406がデバイスパスワードの設定を解除する(S64)。
これにより、設定時間以上にわたって置き場所に置かれると、前回のユーザーがドキュメントの削除をし忘れたとしても、電子ペーパー装置4は新たにドキュメントを記憶させることが可能な状態になる。すなわち、次に使用しようとするユーザーが電子ペーパー装置4に強制削除を実行させる手間を省くことができる。
これにより、設定時間以上にわたって置き場所に置かれると、前回のユーザーがドキュメントの削除をし忘れたとしても、電子ペーパー装置4は新たにドキュメントを記憶させることが可能な状態になる。すなわち、次に使用しようとするユーザーが電子ペーパー装置4に強制削除を実行させる手間を省くことができる。
以上の実施形態によれば、ユーザー3が電子ペーパー装置4の使用を終えたときに、ドキュメントD1を削除することによって自動的にデバイスパスワードの設定が解除されるので、次に使用するユーザーの便宜のためにパスワードを解除する作業が不要になる。
また、電子ペーパー装置のような携帯型表示装置の共用において、各ユーザーが使用の開始に際してパスワードロック機能を有効にするという取り決めをしておくことが考えられる。しかし、パスワードロック機能を有効にする操作(例えばパスワードの設定)をし忘れるという状況が起こり得る。加えて、現在のユーザーがパスワードロック機能を有効にすると、その後にこのユーザーが例えばドキュメントを記憶させようと外部装置から表示装置にアクセスするときに、ユーザーは外部装置において表示装置に対するパスワードを入力しなければならない。表示装置へのアクセスを頻繁に行う場合、毎回のパスワードの入力はユーザーにとって面倒である。このため、面倒な作業を敬遠するユーザーがパスワードロック機能を有効にせずに表示装置を使用することも起こり得る。このような問題が上述の実施形態によって解決される。すなわち、上述の実施形態によれば、ドキュメントD1を記憶したときに自動的にデバイスパスワードが設定されるので、「手動のパスワード設定をし忘れたためにドキュメントD1が第三者に閲覧されてしまう」という情報セキュリティの上で好ましくない状況が発生しない。
上述の実施形態によれば、電子ペーパー装置4,4b,4c,4dが強制削除モードを有しているので、使用しようとするユーザーが知らないデバイスパスワードが設定されたままである場合に、前回のユーザーまたは管理者に依頼しなくても、使用しようとするユーザー自身がロック状態を解除することができる。
上述の実施形態において、MFP2および電子ペーパー装置4,4b,4c,4dの構成および動作を適宜変更することができる。例えば、代行モードにおいて、複数の送信先の一括指定、および各送信先のデバイスパスワードとする複数のパスワードの一括指定を行い、ドキュメントの同報送信を行うようにすることができる。その場合、例えば送信先の選択順序とパスワードの選択に相当するユーザーの選択の順序とを対応づければ、各送信先において設定されるデバイスパスワードがどのユーザーのパスワードかを判別することができる。
MFP2へのログインに必要なパスワードと電子ペーパー装置4へ送るパスワードとが異なっていてもよい。例えば、MFP2への使用制限用パスワードのうちの上位桁部分を電子ペーパー装置4へ送るドキュメントに付加することができる。
MFP2と電子ペーパー装置4,4b,4c,4dとの間の通信方法は、無線LANによる方法に限らず、Bluetooth(登録商標)、赤外線、またはUSBケーブルを用いる方法であってもよい。MFP2へのログインにおいて、ユーザーがユーザーコードとパスワードとをキー入力するようにしてもよいし、生体認証を行うようにすることもできる。
ドキュメントを送信する情報機器はMFPに限らず任意であり、パーソナルコンピューターやサーバー機といった情報処理装置であってもよい。携帯型の表示装置は電子ペーパー装置に限らず、液晶パネル、有機エレクトロルミネッセンス、または他のデバイスを画面表示部として備える装置であってもよい。
1 表示システム
2 MFP(情報機器)
3,3b,3c,3d ユーザー
4,4b,4c,4d 電子ペーパー装置(携帯型の表示装置)
D1 ドキュメント(表示対象情報)
D2 パスワード
40 電子ペーパー(画面表示部)
41 操作デバイス
45 ドキュメントメモリ
47 CPU(コンピューター)
401 メモリ管理部
402 パスワード設定部
404 認証部
405 表示制御部
21 CPU(コンピューター)
202 送信部
203 パスワード付加部
2 MFP(情報機器)
3,3b,3c,3d ユーザー
4,4b,4c,4d 電子ペーパー装置(携帯型の表示装置)
D1 ドキュメント(表示対象情報)
D2 パスワード
40 電子ペーパー(画面表示部)
41 操作デバイス
45 ドキュメントメモリ
47 CPU(コンピューター)
401 メモリ管理部
402 パスワード設定部
404 認証部
405 表示制御部
21 CPU(コンピューター)
202 送信部
203 パスワード付加部
Claims (12)
- 携帯型の表示装置と、前記表示装置に表示対象情報を与える情報機器とを有する表示システムであって、
前記表示装置は、
画面表示部と、
操作デバイスと、
前記情報機器から与えられた前記表示対象情報を記憶するメモリと、
当該表示装置の使用者を限定する使用制限用パスワードを設定するパスワード設定部と、
前記メモリによって記憶されている前記表示対象情報の表示が禁止される表示禁止状態において、前記使用制限用パスワードが前記操作デバイスによって入力されたときに、当該表示禁止状態を前記表示対象情報の表示が許可される表示許可状態へ切り替える認証部と、
前記表示許可状態において、前記操作デバイスによる表示指示操作に従って、前記表示対象情報を前記画面表示部に表示させる表示制御部と、
前記操作デバイスによる削除指示操作に従って、前記メモリによって記憶されている前記表示対象情報を削除するメモリ管理部と、
前記メモリ管理部によって前記メモリ内の表示対象情報が全て削除されたときに、前記使用制限用パスワードの設定を解除するパスワード解除部と、を備える
ことを特徴とする表示システム。 - 前記情報機器は、
ユーザーによる指示に従って前記表示装置へ前記表示対象情報を送信する送信部と、
前記送信部によって送信される前記表示対象情報に、前記ユーザーが行う操作によって特定されるパスワードを付加するパスワード付加部と、を備え、
前記表示装置の前記パスワード設定部は、前記送信部によって送信される前記表示対象情報に付加されている前記パスワードを、前記使用制限用パスワードに設定する
請求項1記載の表示システム。 - 前記表示装置は、前記表示禁止状態において前記削除指示操作を受け付けて前記メモリ内の表示対象情報を全て削除する強制削除モードを有する
請求項2記載の表示システム。 - 前記表示装置の前記メモリ管理部は、無操作状態が設定時間にわたって続いたときに、前記メモリ内の表示対象情報を全て削除する
請求項2または3記載の表示システム。 - 前記表示装置の前記メモリ管理部は、前記使用制限用パスワードが設定されている状態において、前記送信部によって前記表示対象情報として送信されるドキュメントに付加されているパスワードと設定されている前記使用制限用パスワードとが一致した場合に、前記ドキュメントを前記メモリに記憶させる
請求項2ないし4のいずれかに記載の表示システム。 - 前記情報機器の前記パスワード付加部が付加する前記パスワードは、予め前記ユーザーに対応づけて登録されているパスワードである
請求項2ないし5のいずれかに記載の表示システム。 - 前記情報機器の前記パスワード付加部が付加する前記パスワードは、予め定められた複数の使用予定者のそれぞれに対応づけて登録されているパスワードうちの前記ユーザーによって選択された使用予定者に対応づけられているパスワードである
請求項2ないし5のいずれかに記載の表示システム。 - 外部の情報機器から与えられる表示対象情報を表示する携帯型の表示装置であって、
画面表示部と、
操作デバイスと、
前記情報機器から受信した前記表示対象情報を記憶するメモリと、
当該表示装置の使用者を限定する使用制限用パスワードを設定するパスワード設定部と、
前記メモリによって記憶されている前記表示対象情報の表示が禁止される表示禁止状態において、前記使用制限用パスワードが前記操作デバイスによって入力されたときに、当該表示禁止状態を前記表示対象情報の表示が許可されるログイン状態へ切り替える認証部と、
前記表示許可状態において、前記操作デバイスによる表示指示操作に従って、前記表示対象情報を前記画面表示部に表示させる表示制御部と、
前記操作デバイスによる削除指示操作に従って、前記メモリによって記憶されている前記表示対象情報を削除するメモリ管理部と、
前記メモリ管理部によって前記メモリ内の表示対象情報が全て削除されたときに、前記使用制限用パスワードの設定を解除するパスワード解除部と、を備える
ことを特徴とする表示装置。 - 前記パスワード設定部は、前記情報機器から受信した前記表示対象情報に付加されている前記パスワードを、前記使用制限用パスワードに設定する
請求項8記載の表示装置。 - 携帯型の表示装置に表示対象情報を与える情報機器であって、
ユーザーを認証する認証部と、
前記認証部によって認証された前記ユーザーによる指示に従って前記表示装置へ前記表示対象情報を送信する送信部と、
予め前記ユーザーに対応づけて登録されているパスワード、または予め定められた複数の使用予定者のそれぞれに対応づけて登録されているパスワードうちの前記ユーザーによって選択された使用予定者に対応づけられているパスワードを、前記表示装置の使用者を限定する使用制限用パスワードとして、前記送信部によって送信される前記表示対象情報に付加するパスワード付加部と、を備える
ことを特徴とする情報機器。 - 外部の情報機器から与えられる表示対象情報を表示する携帯型の表示装置において実行されるコンピュータープログラムであって、
前記表示装置が有するコンピューターに、
前記表示装置の使用者を限定する使用制限用パスワードを設定するパスワード設定処理と、
前記表示対象情報の表示が禁止される表示禁止状態において、前記使用制限用パスワードが入力されたときに、当該表示禁止状態を前記表示対象情報の表示が許可される表示許可状態へ切り替える認証処理と、
前記表示許可状態において、表示指示操作に従って前記表示対象情報を画面表示部に表示させる表示制御処理と、
削除指示操作に従って前記表示装置内のメモリによって記憶されている前記表示対象情報を削除するメモリ管理処理と、
前記メモリ管理処理によって前記メモリ内の表示対象情報が全て削除されたときに、前記使用制限用パスワードの設定を解除するパスワード解除処理と、を実行させる
ことを特徴とするコンピュータープログラム。 - 携帯型の表示装置に表示対象情報を与える情報機器において実行されるコンピュータープログラムであって、
前記情報機器が有するコンピューターに、
ユーザーを認証する認証処理と、
前記認証処理によって認証された前記ユーザーによる指示に従って前記表示装置へ前記表示対象情報を送信する送信処理と、
予め前記ユーザーに対応づけて登録されているパスワード、または予め定められた複数の使用予定者のそれぞれに対応づけて登録されているパスワードうちの前記ユーザーによって選択された使用予定者に対応づけられているパスワードを、前記表示装置の使用者を限定する使用制限用パスワードとして、前記送信処理によって送信される前記表示対象情報に付加するパスワード付加処理と、を実行させる
ことを特徴とするコンピュータープログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012115577A JP2013242705A (ja) | 2012-05-21 | 2012-05-21 | 表示システム、表示装置、情報機器およびコンピュータープログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012115577A JP2013242705A (ja) | 2012-05-21 | 2012-05-21 | 表示システム、表示装置、情報機器およびコンピュータープログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013242705A true JP2013242705A (ja) | 2013-12-05 |
Family
ID=49843536
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012115577A Pending JP2013242705A (ja) | 2012-05-21 | 2012-05-21 | 表示システム、表示装置、情報機器およびコンピュータープログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013242705A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018102008A (ja) * | 2018-03-14 | 2018-06-28 | シャープ株式会社 | 画像形成装置、管理サーバ及び制御方法 |
WO2019058696A1 (ja) * | 2017-09-20 | 2019-03-28 | 富士ゼロックス株式会社 | 情報処理装置、保護処理装置及び利用端末 |
-
2012
- 2012-05-21 JP JP2012115577A patent/JP2013242705A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2019058696A1 (ja) * | 2017-09-20 | 2019-03-28 | 富士ゼロックス株式会社 | 情報処理装置、保護処理装置及び利用端末 |
JP2019057040A (ja) * | 2017-09-20 | 2019-04-11 | 富士ゼロックス株式会社 | 情報処理装置、保護処理装置及び利用端末 |
US11178292B2 (en) | 2017-09-20 | 2021-11-16 | Fujifilm Business Innovation Corp. | Information processing apparatus, protection processing apparatus and terminal device for limiting access to a document |
JP2018102008A (ja) * | 2018-03-14 | 2018-06-28 | シャープ株式会社 | 画像形成装置、管理サーバ及び制御方法 |
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