JP2013242088A - 分流器および空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】複雑な加工を要せず、かつ高周波数の音を抑制することのできる分流器、およびその分流器を備える空気調和機を提供する。
【解決手段】分流器(60)は、第1冷媒配管と複数本の第2冷媒配管とを互いに連通する分流室(62)が設けられた分流器本体(61)と、ノズル部材(70)とを備えている。ノズル部材(70)は第1配管接続口(72)とノズル(74)とを有する。分流器本体(61)には、ノズル(74)に対向する飛散面(65)が形成され、飛散面(65)の周囲には第2配管接続口(64)が設けられている。第2配管接続口(64)の各軸は第1配管接続口(72)の軸上の一点で交叉する。飛散面(65)は、分流器本体(61)の母材を穿孔して複数本の第2配管接続口(64)に対向する孔を形成するときに分流器本体(61)の内部に形成される先端鋭角の突起を切削することにより、分流室(62)内に形成される面である。
【選択図】図5

Description

本発明は、冷媒を複数本の冷媒配管に分流する分流器およびその分流器を備えた空気調和機に関する。
複数台の室内熱交換器を備える空気調和機では、電子膨張弁から流出する冷媒を分流器により各室内熱交換器に分流する。このため、各室内熱交換器に接続される冷媒配管に冷媒を均等に分流する性能が分流器に求められる。
冷媒配管に流通させている液体冷媒に気体冷媒が存在する場合、単に冷媒配管を分岐させただけでは各冷媒配管に流れる気体冷媒と液体冷媒の比率が異なってしまい、各室内熱交換器の能力にばらつきが生じる。このため、分流器には気体冷媒と液体冷媒とを混合する機能が設けられている。
特開2000−105026号公報 特開平6−2990号公報
複数台の室内熱交換器に冷媒を分流する分流器に関連する技術として、熱交換器を構成する複数の冷媒配管に冷媒を分流する分流器の技術が特許文献1に開示されている。特許文献1の分流器では、電子膨張弁側(減圧側)の冷媒配管に螺旋溝を形成することにより、気体冷媒と液体冷媒とを混合する。しかし、このような構成の場合、複雑な加工を要する。
特許文献2には、分流室に設けた突起により冷媒を均等に分流する技術が示されている。具体的には、図6に示すように、分流器100の分流室110内には、ノズル120に向って突出する突起130が設けられている。そして、この突起130により冷媒を各冷媒配管140に分流する。しかし、このような構造の場合、冷媒噴出口から高速で噴出する気体および液体と突起との干渉により、高周波数の不快音が発生することがある。
本発明はこのような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複雑な加工を要せず、かつ高周波数の音を抑制することのできる分流器、およびその分流器を備える空気調和機を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、電子膨張弁から流出する冷媒を分流する分流器において、前記電子膨張弁に接続される第1冷媒配管と複数台の室内熱交換器に個別に接続される複数本の第2冷媒配管とを互いに連通する分流室が設けられた分流器本体と、前記分流器本体の一端に取り付けられるノズル部材とを備え、前記ノズル部材は、前記第1冷媒配管が取り付けられる第1配管接続口と、前記第1配管接続口に連通するノズルとを有し、前記分流器本体は、前記分流室内に前記ノズルに対向して形成されかつ前記ノズルから噴出する冷媒を飛散させかつ前記ノズルの開口面積よりも大きい面積を有する飛散面と、前記飛散面の周囲に配置されかつ各軸が前記第1配管接続口の軸上の一点で互いに交叉しかつ前記第2冷媒配管が取り付けられる第2配管接続口とを有し、前記飛散面は、前記分流器本体の母材を穿孔して複数本の前記第2配管接続口に対向する孔を形成するときに前記分流器本体の内部に形成される先端鋭角の突起を切削することにより、前記分流室内に形成される面であることを要旨とする。
各第2配管接続口の軸が第1配管接続口の軸上の一点で互いに交叉する分流器は、製造工程において内部に突起が形成される。すなわち、分流器本体の母材にドリルにより穿孔して第2配管接続口に対向する孔を形成するとき、分流器本体の母材の内部に先端鋭角の突起が形成される。このような突起は、冷媒の分流に障害とならないため、そのままの形態で残される。しかし、突起の先端がノズルの近くに配置される場合、高周波数の不快音(所謂、エッジトーン)が発生することがある。これは、高速で噴出する冷媒と突起との干渉によりカルマ渦が発生することに起因する。
本発明では、ノズルに対向するところに突起の先端が配置されないように、先端鋭角の突起を切削して飛散面を形成する。これにより、エッジトーンの発生を抑制することができる。
すなわち、第1冷媒配管から分流器に流入する冷媒はノズル部材により加速され、流速が増大するが、ノズルの近くに突起がないため、流体と障害物による干渉作用が抑制される。これにより、高周波数の不快音の発生が抑制される。
また、第1冷媒配管から分流器に流入する冷媒は気体冷媒と液体冷媒に分離することがあるが、冷媒がノズル部材により加速され、かつノズルから噴出し、更に飛散面に衝突して飛散するため、気体冷媒と液体冷媒との混合が促進される。これにより、ノズルに対向する飛散面が存在しない場合と比べて、各第2配管接続口に均等に冷媒を分流することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の分流器において、前記ノズルと前記飛散面との間の距離Xは4mm以上であることを要旨とする。
ノズルと飛散面との間の距離Xが小さいとき、不快音が発生しやすい。そこで、本発明では、ノズルと飛散面との間の距離Xを4mm以上とする。このような設定により、高周波数の不快音を低減する。
請求項3に記載の発明は、電子膨張弁から流出する冷媒を複数の室内熱交換器に分流する分流器として、請求項1または2に記載の分流器を備える空気調和機である。
この構成によれば、記構成の分流器を採用することにより、分流部で発生する高周波数の不快音を抑制することができるため、不快音が小さい空気調和機を提供することができる。
本発明によれば、複雑な加工を要せず、かつ高周波数の音を抑制することのできる分流器、およびその分流器を備える空気調和機を提供する。
実施形態の空気調和機について、その全体構成を示す模式図。 分流器と冷媒配管との接続構造を示す模式図。 分流器の断面図。 分流器の側面図。 分流器内の冷媒の流れを説明する模式図。 従来の分流器の模式図。
図1を参照して、本実施形態の空気調和機の構成を示す。
空気調和機1は、冷媒を圧縮する圧縮機10と、室外熱交換器20と、冷媒を膨張させる電子膨張弁30と、2台の室内熱交換器40と、四路切換弁50とを備えている。更に、空気調和機1は、電子膨張弁30から流出する冷媒を各室内熱交換器40に分流する分流器60と、各室内熱交換器40から流出する冷媒を合流する合流器80とを備えている。なお、圧縮機10、電子膨張弁30、四路切換弁50および室外熱交換器20は、室外に設置される室外ユニット2に設けられている。室内熱交換器40は、室内に設置される室内ユニット3に設けられている。
これらの各構成要素は、冷媒配管により接続されている。具体的には、圧縮機10と室外熱交換器20、室外熱交換器20と電子膨張弁30、電子膨張弁30と分流器60、分流器60と室内熱交換器40、室内熱交換器40と合流器80、合流器80と圧縮機10とは、それぞれ冷媒配管で接続されている。
なお、以降の説明では、電子膨張弁30と分流器60とを接続する冷媒配管を第1冷媒配管91といい、分流器60と室内熱交換器40とを接続する冷媒配管を第2冷媒配管92という。
図2を参照して、分流器60に接続されている冷媒配管の接続態様について説明する。
分流器60の一端には、第1冷媒配管91が接続されている。
分流器60の他端には、2本の第2冷媒配管92が接続されている。
第2冷媒配管92は、室内熱交換器40に接続される主冷媒管93と、主冷媒管93から分岐する3本の分岐管94と、3本の分岐管94と主冷媒管93とを接続する接続部95とを備えている。
分岐管94は分流器60に接続している。すなわち、分流器60の他端には、6本の分岐管94が接続されている。
分岐管94の一端部(分流器60に接続される端部とは反対側の端部)は、直角に曲げられて主冷媒管93に接続されている。すなわち、主冷媒管93の軸方向と分岐管94の軸方向とは互いに直行する。
2本の第2冷媒配管92の配置は次のように構成されている。
2本の第2冷媒配管92のそれぞれの主冷媒管93は、同軸上に配置され、かつ互いに反対方向に延びる。一方、各分岐管94の軸方向は、第1冷媒配管91の軸方向に沿っている。
このような冷媒配管の接続構造における冷媒の流れを説明する。
第1冷媒配管91内を通過する冷媒は、分流器60で分流される。
このとき、冷媒は第1冷媒配管91の流れの方向に沿って6方向に分流し、各分岐管94に冷媒が分配される。各分岐管94に分配された冷媒は、接続部95で合流する。そして、冷媒の流れは、接続部95の直前の部分で、略直角方向に変えられる。すなわち、冷媒の流通方向は、分流器60内で変えられるのではなく、第2冷媒配管92において変えられる。
図3および図4を参照して、分流器60について説明する。
分流器60は、分流器本体61とノズル部材70とを備えている。
分流器本体61は、第1冷媒配管91と複数本の第2冷媒配管92とを連通する分流室62と、ノズル部材70が取り付けられる接続口63と、第2冷媒配管92の分岐管94が取り付けられる6個の第2配管接続口64とを有する。
ノズル部材70には、第1冷媒配管91が接続する第1配管接続口72と、第1配管接続口72から延びる円錐状の絞り部73と、絞り部73の先端に設けられたノズル74とが形成されている。第1配管接続口72は、ノズル部材70の端面71に設けられている。第1配管接続口72は円柱状の空間であり、絞り部73は円錐台形状の空間であり、ノズル74は第1配管接続口72よりも細い円柱状の空間である。第1配管接続口72と絞り部73とノズル74とはそれぞれ同一軸で連通している。ノズル74の軸は第1配管接続口72の軸と略一致する。
各第2配管接続口64は分流室62において接続口63の反対側に形成されている。分流室62において、ノズル74に対向する部分には、冷媒を跳ね返す飛散面65が形成されている。
図4に示すように、6個の第2配管接続口64は、接続口63の軸を中心軸として同一円周上に配置されている。すなわち、6個の第2配管接続口64は、飛散面65の周囲に設けられている。また、一方の第2冷媒配管92の分岐管94が接続する3個の第2配管接続口64と、他方の第2冷媒配管92の分岐管94が接続する3個の第2配管接続口64とは、円周方向に互いに交互に配置されている。なお、図4では、一方の第2冷媒配管92の分岐管94が接続する3個の第2配管接続口64を符号64Aで示し、他方の第2冷媒配管92の分岐管94が接続する3個の第2配管接続口64を符号64Bで示す。以降の説明において、両者を区別するときは、前者を第2配管接続口64Aとし、後者を第2配管接続口64Bとする。
ノズル74と飛散面65と第2配管接続口64との位置関係は次のように構成されている。
ノズル74と飛散面65との間の距離X(図3参照)は4mm以上に設定されている。これは、ノズル74と飛散面65との間の距離Xを4mm未満にすると、不快音が発生しやすくなるためである。
飛散面65は次のように形成されている。
飛散面65は平面円形に形成され、かつ接続口63の軸に対して垂直に形成されている。飛散面65の面積はノズル74の開口面積よりも大きい。これにより、ノズル74から噴出する冷媒が衝突しやすくする。
なお、飛散面65を平面以外の形状に形成してもよい。例えば、円錐面、凸曲面、凹曲面でもよい。この場合、飛散面65の面積は、第1配管接続口72の軸に垂直な面に投影される飛散面65の投影面の面積を示す。
飛散面65を突出形状にする場合、エッジトーンが発生する可能性が高まるため、その発生を抑制するべく、飛散面65の頂点とノズル74との間の距離Xをノズル74から噴出する冷媒の流速を考慮して設定する。例えば、エッジトーンの発生指標Seが0.5、1.0若しくは1.5、またはこれらの値の近似値(0.5±0.1,1.0±0.1,1.5±0.1)にならないように、飛散面65の頂点とノズル74との間の距離Xを設定する。エッジトーンの発生指標Seは、「Se=周波数fe×距離X/冷媒流速V」により与えられる。例えば、不快音の周波数は3000Hz〜6000Hzに設定される。冷媒流速Vは6000mm/sに設定される。そして、エッジトーンの発生指標Seの値が、0.5、1.0若しくは1.5とならない距離Xを求める。この場合、距離Xを4mm以上に設定すると、Se>1.5となるため、周波数3000Hz〜6000Hzの音(不快音)の発生が抑制される。
分流器本体61の形成方法について説明する。
分流器本体61の母材において、母材の軸に対して同一円周上に各第2配管接続口64に対向する孔66を形成する。次に、母材の軸に対して同一円周上に各第2配管接続口64を形成する。孔66および第2配管接続口64はドリルによる穿孔により形成する。このとき、第2配管接続口64の軸および第2配管接続口64に対向する孔66の軸を第1配管接続口72の軸上の1点で交叉させる。すなわち、各孔66の軸および各第2配管接続口64の軸を第1配管接続口72の軸に対して斜めにする。このため、母材の内部には、先端鋭角の突起67(図3の参照)が形成される。
次に、分流器本体61の母材において、接続口63の形成側からドリルを挿入し、分流室62を形成する。分流室62の形成とともに先端鋭角の突起67を切削し、飛散面65を形成する。次に、接続口63を形成する。
図1および図5を参照して、分流器60において冷媒が分流するときの作用について説明する。
室内熱交換器40が蒸発器として機能するとき、冷媒は電子膨張弁30を通過して膨張する。この膨張により、冷媒の一部が気化し、一部が液体の状態のまま維持される。すなわち、冷媒は気体冷媒と液体冷媒との混合状態となっている。このような冷媒は第1冷媒配管91を通過後、分流器60に入る。分流器60では、冷媒を第2冷媒配管92に略均等に分配される。以下、その詳細を説明する。
分流器60に入った冷媒がノズル74を通過するとき、冷媒の流速が増大し、液体冷媒と気体冷媒との混合が促進される。そして、冷媒がノズル74から所定角度で噴出する。ノズル74から噴出する殆どの液体冷媒は、図5に示すように飛散面65に衝突し、飛散する。ノズル74から噴出する一部の液体冷媒は、第2配管接続口64に入る。
ノズル74から噴出する冷媒は、円錐状に広がるため、各第2配管接続口64に直接入る液体冷媒の量は略等しい。また、飛散面65に衝突する冷媒は不規則に飛散するため、飛散面65に衝突した後各第2配管接続口64に入る液体冷媒の量も略等しい。また、ノズル74から噴出する気体冷媒は、気泡となって液体冷媒ともに各第2配管接続口64に流れこむため、各第2配管接続口64に入る気体冷媒の量も略等しい。したがって、冷媒は、各第2配管接続口64に略均等に分配される。
また、各第2配管接続口64は、図4に示すように円周方向に、一方の第2冷媒配管92に対応する第2配管接続口64Aと、他方の第2冷媒配管92に対応する第2配管接続口64Bとが交互に配置されているため、冷媒は2本の第2冷媒配管92に略均等に分配される。
また、ノズル74の近くには、障害物(例えば、従来技術の突起)が存在しない。すなわち、ノズル74に対向するように突起が配置されている従来の分流室62に比べて、ノズル74から噴出する冷媒の流通通路は広いため、高周波数の音波が形成されない。これにより、不快な高周波数の音の発生が抑制される。
以下、本実施形態の効果を説明する。
(1)本実施形態では、分流器本体61の母材をドリルにより穿孔して複数本の第2配管接続口64を形成するとき分流器本体61の内部に形成される先端鋭角の突起67を切削する。そしてこの突起67を切削することにより飛散面65を形成する。すなわち、ノズル74に対向するところに突起67が存在しないように分流器60を構成する。
第1冷媒配管91から分流器60に流入する冷媒はノズル部材70により加速され、流速が増大するが、ノズル74の近くには突起67がないため、流体と障害物による干渉作用が抑制され、高周波数の不快音の発生が抑制される。
また、第1冷媒配管91から分流器60に流入する冷媒は気体冷媒と液体冷媒に分離していることがあるが、冷媒がノズル部材70により加速され、かつノズル74から空間に噴出し、更に飛散面65に衝突して飛散するため、気体冷媒と液体冷媒の混合が促進される。これにより、ノズル74に対向する飛散面65が存在しない場合と比べて、各第2配管接続口64に均等に冷媒を分流することができる。
(2)本実施形態では、ノズル部材70において絞り部73の先端に設けられたノズル74とこのノズル74に対向するところに設けられた飛散面65との間の距離Xを4mm以上とする。このような設定により、高周波数の不快音を低減する。
(3)本実施形態では、冷媒が分流器60を通過した後に、冷媒の流れを直角方向に変える。従来、冷媒の流れを直角方向に変える分流器として、第1配管接続口72の軸と第2配管接続口64との間の角度を90°にした分流器60がある。この分流器60では、第1配管接続口72から流出する冷媒を壁に当てて冷媒の流れを変える。この場合、第1冷媒配管91の取り付け等により第1配管接続口72から流出する冷媒の流れが一方向に偏ると、一方の第2冷媒配管92に流れる冷媒流量が他方の第2冷媒配管に流れる冷媒流量よりも大きいという状態が常時維持される。この点、分流器60内において冷媒の流れを大きく変えない本構成によれば、各第2冷媒配管92に流れる冷媒流量の偏りが少なくなる。
(4)本実施形態の空気調和機1は、複数の室内熱交換器40を備え、電子膨張弁30から流出する冷媒を各室内熱交換器40に分流する分流器60として、上記構成の分流器60を用いている。この構成によれば、上記構成の分流器60を採用することにより、分流器60で発生する高周波数の不快音を抑制することができるため、不快音が小さい空気調和機1を提供することができる。
(その他の実施形態)
なお、本発明の実施態様は上記実施形態にて示した態様に限られるものではなく、これを例えば以下に示すように変更して実施することもできる。また以下の各変形例は、異なる変形例同士を互いに組み合わせて実施することもできる。
・本実施形態では、2台の室内熱交換器40を備える空気調和機1に発明に係る分流器60を採用するが、本発明の分流器60を適用することができる空気調和機1は、室内熱交換器40の台数に限定されない。
1…空気調和機、2…室外ユニット、3…室内ユニット、10…圧縮機、20…室外熱交換器、30…電子膨張弁、40…室内熱交換器、50…四路切換弁、60…分流器、61…分流器本体、62…分流室、63…接続口、64,64A,64B…第2配管接続口、65…飛散面、66…孔、67…突起、70…ノズル部材、71…端面、72…第1配管接続口、73…絞り部、74…ノズル、80…合流器、91…第1冷媒配管、92…第2冷媒配管、93…主冷媒管、94…分岐管、95…接続部、100…分流器、110…分流室、120…ノズル、130…突起、140…冷媒配管。

Claims (3)

  1. 電子膨張弁(30)から流出する冷媒を分流する分流器(60)において、
    前記電子膨張弁(30)に接続される第1冷媒配管(91)と複数台の室内熱交換器(40)に個別に接続される複数本の第2冷媒配管(92)とを互いに連通する分流室(62)が設けられた分流器本体(61)と、前記分流器本体(61)の一端に取り付けられるノズル部材(70)とを備え、
    前記ノズル部材(70)は、前記第1冷媒配管(91)が取り付けられる第1配管接続口(72)と、前記第1配管接続口(72)に連通するノズル(74)とを有し、
    前記分流器本体(61)は、前記分流室(62)内に前記ノズル(74)に対向して形成されかつ前記ノズル(74)から噴出する冷媒を飛散させかつ前記ノズル(74)の開口面積よりも大きい面積を有する飛散面(65)と、前記飛散面(65)の周囲に配置されかつ各軸が前記第1配管接続口(72)の軸上の一点で互いに交叉しかつ前記第2冷媒配管(92)が取り付けられる第2配管接続口(64)とを有し、
    前記飛散面(65)は、前記分流器本体(61)の母材を穿孔して複数本の前記第2配管接続口(64)に対向する孔(66)を形成するときに前記分流器本体(61)の内部に形成される先端鋭角の突起を切削することにより、前記分流室(62)内に形成される面である
    ことを特徴とする分流器。
  2. 請求項1に記載の分流器において、
    前記ノズル(74)と前記飛散面(65)との間の距離Xは4mm以上である
    ことを特徴とする分流器。
  3. 電子膨張弁(30)から流出する冷媒を複数の室内熱交換器(40)に分流する分流器として、請求項1または2に記載の分流器を備える空気調和機。
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