JP2013241901A - 電動圧縮機 - Google Patents

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Yoshifumi Abe
喜文 阿部
Nobuaki Ogawa
信明 小川
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Abstract

【課題】鉄系のコンタミ混入に対するベアリング部の信頼性を向上することができる電動圧縮機を提供する。
【解決手段】密閉容器1内に、冷媒を圧縮して吐出する圧縮機構部4と、前記圧縮機構部を駆動させる電動モータ5とを収容し、かつ、前記密閉容器内の貯液部16に貯留されている潤滑油を前記圧縮機構部の主ベアリング22、偏心ベアリング24に供給する電動圧縮機であって、前記駆動軸の給油口の上流に当該給油口を覆う如くコンタミ捕捉部27aを設け、前記コンタミ捕捉部27aは多孔質の磁性体で形成した構成としてある。これにより鉄系のコンタミを捕捉部で確実に捕えることができ、ベアリング部へのコンタミ侵入を防止し、ベアリング部の信頼性を向上することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、圧縮機構部などに設置されたベアリング部へ潤滑油をポンプなどで給油する機構を備えた電動圧縮機に関するものである。
従来この種の電動圧縮機は、潤滑油に混在したコンタミのベアリング部への侵入を防止するため、給油経路上流側にコンタミを捕捉するフィルタ−が設置されている(例えば、特許文献1参照)。
図3は特許文献1に記載されているコンタミ捕捉構成を示し、油吸入ノズル56から汲み上げられた油の流通経路となるポンプカバー54にストレーナ57と磁石61を配設し、前記油に含まれるコンタミを捕獲する構成が開示してある。
特開平9−324781号公報
前記従来の構成では、鉄系の異物は磁石61によって捕獲するのであるが、この磁石61はポンプカバー54内の異物溜め55の外周部に設けてあるため、鉄系の異物の磁力による捕獲が十分でなく、そのまま通過して圧縮機構部側に流出し、圧縮機構部の、ベアリング内外輪の軌道面を損傷させて異音を発生させたり、寿命の著しい低下あるいは破損をさせてしまうという課題が残っていた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、ベアリング部の信頼性を向上させた電動圧縮機を提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するため、圧縮機構部へ潤滑油を供給する給油口の上流に当該給油口を覆う如くコンタミ捕捉部を設け、前記コンタミ捕捉部は多孔質の磁性体で形成した構成としてある。
これによって、鉄系のコンタミは必ず多孔質の磁性体からなる捕捉部を通過せざるを得なくなって当該補足部で確実に補足されることになり、ベアリング部へのコンタミ侵入を防止して、ベアリング部の信頼性を向上することができる。
本発明の電動圧縮機は、潤滑油に混在した鉄系のコンタミがベアリング部へ侵入することを抑制しベアリング部の信頼性を向上させることができる。
本発明の実施の形態1における電動圧縮機の断面図 同実施の形態2における電動圧縮機の要部断面図 従来の電動圧縮機のコンタミ補足構成を示す断面図
第1の発明は、密閉容器内に、冷媒を圧縮して吐出する圧縮機構部と、前記圧縮機構部を駆動させる電動モータを収容し、かつ、前記密閉容器内の貯液部に貯留されている潤滑油を前記圧縮機構部の主ベアリング、偏心ベアリングに供給する電動圧縮機であって、前記圧縮機構部への給油口の上流に当該給油口を覆う如くコンタミ捕捉部を設け、前記コンタミ捕捉部は多孔質の磁性体で形成した構成としてある。
これにより、鉄系のコンタミは必ず多孔質の磁性体からなる捕捉部を通過せざるを得なくなって当該補足部で確実に補足されることになり、ベアリング部へのコンタミ侵入を防止して、ベアリング部の信頼性を向上することができる。
第2の発明は、第1の発明において、給油口の上流に多孔質磁性体のコンタミ捕捉部とともに当該コンタミ捕捉部とは別にフィルターを設けた構成としてあり、鉄系のコンタミは多孔質磁性体からなるコンタミ補足部で補足し、それ以外のコンタミはフィルターで補足することによって、コンタミ補足部の目詰まり進行を遅くすることができ、長期間にわたって良好なコンタミ補足性を発揮させることができ、ベアリング部の信頼性を更に向上することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における電動圧縮機の断面図を示すものである。
この実施の形態においては、電動圧縮機の胴部の周りにある取付け脚2によって横向きに設置される横型の電動圧縮機を1つの例として示している。
電動圧縮機はその主容器3内に圧縮機構部4およびこれを駆動する電動モータ5を内蔵し、主容器3の圧縮機構部側開口部3aおよび電動モータ側開口部3bには、それぞれ開口部と向かい合う形で吸入副容器6および吐出副容器7が装着され密閉容器1を形成している。吸入副容器6内には電動モータ5を駆動するインバータ8を内蔵し、吐出副容器7には、圧縮機構部4を含む各摺動部や主ベアリング22、副ベアリング23及び偏心ベアリング24の潤滑に供する液を供給する油溜め室27を備えている。
取り扱う冷媒はガス冷媒であり、各摺動部や各ベアリング22、23、24の潤滑や圧縮機構部4の摺動部のシールに供する液としては潤滑油17などの液を採用している。また、潤滑油17は冷媒に対して相溶性のあるものである。しかし、本発明はこれらに限られることはない。基本的には、液体の吸入、圧縮および吐出を行う圧縮機構部4と、この圧縮機構部4を駆動する電動モータ5と、圧縮機構部4を含む各摺動部や主ベアリング22、副ベアリング23及び偏心ベアリング24等の潤滑に供する液を供給する貯液部16を具備した電動圧縮機であればよく、以下の説明は特許請求の範囲の記載を限定するものではない。
本実施の形態の電動圧縮機の圧縮機構部4は、一つの例としてスクロール方式のものであって、図1に示すように固定スクロール10と旋回スクロール11を噛み合わせて形成した圧縮空間12が、旋回スクロール11を電動モータ5により駆動軸13を介して固定スクロール10に対し旋回運動をさせたときに、移動を伴い容積を変化させることにより外部サイクルから帰還する冷媒の吸入、圧縮および外部サイクルへの吐出を、吸入副容器6に設けた吸入口14および吐出副容器7に設けた吐出口15を通じて行う。
これに併せ、吐出副容器7の貯液部16に貯留されている潤滑油17が歯車ポンプ18
などを駆動軸13にて駆動するか主容器3内の差圧を利用するなどして、油溜め室27に導かれ、駆動軸13の給油口19a、給油路19を通じ旋回スクロール11の旋回駆動に伴い旋回スクロール11の背面の液溜り20に供給される。この液溜り20に供給された潤滑油17の一部は旋回スクロール11の外周部のラップ反対面の背圧室21に、旋回スクロール鏡板11aを通じ、絞り11bなどによる所定の制限の基に供給し、さらに旋回スクロール11のラップに設けた連通穴11cを通じ、固定スクロール10に設けた凹部10aに供給することにより背圧を所定量に調整し、旋回スクロール11を押圧しバックアップしながら、潤滑油17を固定スクロール10と旋回スクロール11の間に供給して、固定スクロール10と旋回スクロール11間のシールおよび潤滑を図る。また、液溜り20に供給した潤滑油17の別の一部は、偏心ベアリング24、主ベアリング22を経ながら潤滑した後、電動モータ5側に流出し、貯液部16へと回収される。
前記主容器3内にはその電動モータ側開口部3bの端部壁3c側から副ベアリング23、電動モータ5、主ベアリング22を持った主軸受部材25が位置している。端部壁3cの外面には歯車ポンプ18を収容してその後に図示しないボルトなどによって取り付けたポンプ板26との間に保持し、吐出副容器7の内側に貯液部16に通じる油溜め室27を形成して油吸入通路28を介して貯液部16に通じるようにしてある。副ベアリング23は端部壁3cにて支持し、駆動軸13の歯車ポンプ18に連結している側を軸受するようにしてある。
電動モータ5は固定子5aを主容器3の内周にボルトあるいは焼き嵌めなどして固定し、駆動軸13の途中まわりに固定した回転子5bとによって駆動軸13を回転駆動できるようにしている。主軸受部材25は主容器3に挿入あるいは圧入されており、駆動軸13の圧縮機構部4側を主ベアリング22により軸受している。主軸受部材25の外面には前記固定スクロール10を図示しないボルトなどによって取付け、これら主軸受部材25と固定スクロール10との間に前記旋回スクロール11を挟み込んでスクロール圧縮機を構成している。主軸受部材25と旋回スクロール11との間には、旋回スクロール11の自転を防止して旋回運動させるためのオルダムリング29が設けられている。駆動軸13の端面には偏心軸13aが一体形成されており、偏心軸13aにはブッシュ30が嵌合して支持されている。ブッシュ30には旋回スクロール11が固定スクロール10と対向するように偏心ベアリング24を介して旋回運動可能に支持されている。旋回スクロール11の旋回スクロール鏡板11aの背面には筒部11dが突設されており、偏心ベアリング24は筒部11d内に収容されている。偏心ベアリング24の内輪は、ブッシュ30に嵌合されており、偏心ベアリング24の外輪は、筒部11dに嵌合されている。
圧縮機構部4は、主容器3と開口どうしを突き合わせて図示しないボルトにて固定した吸入副容器6により覆われている。圧縮機構部4は吸入副容器6の吸入口14と吐出副容器7の吐出口15との間に位置し、自身の図示しない吸入孔が吸入副容器6の吸入口14と吸入通路を通じ接続され、自身の図示しない吐出孔がリード弁を介して吐出室に開口している。吐出室は固定スクロール10および主軸受部材25ないしはこれらと主容器3との間に形成した連絡通路を通じて圧縮機構部4と端部壁3cとの間の、電動モータ5側に通じている。
電動モータ5はそのリード線5cを、固定スクロール10および主軸受部材25ないしはこれらと主容器3との間に形成した連絡通路31を通じて吸入副容器6側へ引出し、リード線5c端に接続したクラスタブロック42を、吸入副容器6に貫装されたターミナル40の金属端子41に接続してある。さらにこのターミナル40は吸入副容器6内のインバータ8と接続されている。
以上によって、電動モータ5はインバータ8によって駆動され、駆動軸13を介して圧
縮機構部4を旋回運動させるとともに、歯車ポンプ18を駆動する。このとき圧縮機構部4は歯車ポンプ18により貯液部16の潤滑油17を供給されて潤滑、シールおよび押圧作用を受けながら、吸入副容器6の吸入口14さらに自身の固定スクロール10に設けた図示しない吸入孔を通じ冷凍サイクルからの帰還冷媒を吸入して、圧縮し、自身の図示しない吐出孔から吐出室に吐出する。このときインバータ8は帰還冷媒により冷却される。さらに吐出室に吐出された冷媒は図示しない連絡通路を通じて電動モータ5側に入り、電動モータ5を冷却しながら、さらに衝突、絞りなどの気液分離を図って潤滑油17の分離を受けながら吐出副容器7の吐出口15から吐出される。
ここで、本実施の形態では、図1の27aで示すように、特に、駆動軸13の給油口19aを覆う如く油溜め室27内にコンタミ捕捉部27aを設けてある。このコンタミ捕捉部27aは多孔質、例えば網状、多孔板等の多孔質の磁性体で構成してある。
以上のように構成された電動圧縮機について、以下その作用を説明する。
上記のように構成された電動圧縮機において、貯液部16に貯留される潤滑油17に鉄系のコンタミが混在する場合がある。このとき、給油口19aはその上流を多孔質磁性体で形成したコンタミ捕捉部27aで覆っているので、鉄系のコンタミは必ずこのコンタミ捕捉部27aを通過せざるを得ず、確実に捕捉することができる。したがって、鉄系のコンタミがベアリング部へ侵入するのを防止し、ベアリング部の信頼性を向上することができる。
加えて、コンタミの補足性能を向上させるためには、多孔質磁性体の設置面積の拡大や開孔率を下げることが有効ではあるものの、その場合には大型化や通路抵抗の増大を招くが、この実施の形態によればそのようなこともなく良好にコンタミ補足ができるようになる。
(実施の形態2)
図2は実施の形態2を示し、この実施の形態では、駆動軸13の給油口19aの上流に、多孔質磁性体のコンタミ捕捉部27aとともに、当該コンタミ捕捉部27aとは別に通常のフィルター27bを設けた構成としてある。
これにより、鉄系のコンタミは多孔質磁性体からなるコンタミ捕捉部27aで補足し、それ以外のコンタミはフィルター27bで補足することができ、コンタミ捕捉部27aの目詰まり進行を遅くすることができて、長期間にわたって良好なコンタミ補足性を発揮させることができ、ベアリング部の信頼性を更に向上することができる。
以上のように、本発明にかかる電動圧縮機は、鉄系のコンタミの混在に対してベアリングなどの信頼性を向上させることができ、作動流体を冷媒、潤滑油と限ることなく、民生用、産業用など各種の流体機械の用途にも適用できる。
1 密閉容器
3 主容器
4 圧縮機構部
5 電動モータ
6 吸入副容器
7 吐出副容器
8 インバータ
10 固定スクロール
11 旋回スクロール
12 圧縮空間
13 駆動軸
14 吸入口
15 吐出口
16 貯液部
17 潤滑油
18 歯車ポンプ
19 給油路
19a 給油口
22 主ベアリング
23 副ベアリング
24 偏心ベアリング
25 主軸受部材
27 油溜め室
27a コンタミ捕捉部
27b フィルター

Claims (2)

  1. 密閉容器内に、冷媒を圧縮して吐出する圧縮機構部と、前記圧縮機構部を駆動させる電動モータを収容し、かつ、前記密閉容器内の貯液部に貯留されている潤滑油を前記圧縮機構部の主ベアリング、偏心ベアリングに供給する電動圧縮機であって、前記圧縮機構部への給油口の上流に当該給油口を覆う如くコンタミ捕捉部を設け、前記コンタミ捕捉部は多孔質の磁性体で形成した電動圧縮機。
  2. 給油口の上流に多孔質磁性体のコンタミ捕捉部とともに当該コンタミ捕捉部とは別にフィルターを設けた請求項1に記載の電動圧縮機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107035694A (zh) * 2017-05-19 2017-08-11 珠海凌达压缩机有限公司 一种降低冷媒含油量的压缩机

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