JP2013241873A - ガスタービン燃焼器及びガスタービン燃焼器の制御装置、ガスタービン燃焼器の異常検知方法 - Google Patents

ガスタービン燃焼器及びガスタービン燃焼器の制御装置、ガスタービン燃焼器の異常検知方法 Download PDF

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【課題】ガスタービン燃焼器に設けられた多数の燃料ノズルの一部や多数の燃料噴孔の一部、さらに1つの燃料系統の燃料流量調整弁の下流で複数の燃料噴孔等に別れる部分などに異常が発生した場合にも、簡便な手段で異常を検知し、燃焼器やガスタービンを保護する手段を提供する。
【解決手段】燃料系統に設けた燃料流量調整弁の下流の燃料圧力と燃焼室内の圧力の差圧を検出する手段を設け、また、当該燃料系統に流れる燃料流量を知る手段を設け、当該燃料系統の前記差圧信号と前記燃料流量信号の比を求める除算器を設け、前記除算器からの信号に基づいて燃焼器異常を判定する比較器を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ガスタービン燃焼器及びガスタービン燃焼器の制御装置、ガスタービン燃焼器の異常検知方法に関する。
ガスタービン燃焼器で発生するNOxは、窒素含有量の少ない燃料(天然ガスや灯油、軽油等)を用いる場合、空気中の窒素が酸化されて発生するサーマルNOxが大部分である。サーマルNOxの生成は温度依存性が高いため、これらの燃料を使用するガスタービンでは、一般に、火炎温度の低減が低NOx燃焼法の基本思想である。
火炎温度を低減する方策として、燃料と空気を予め混合した後に燃焼させる予混合燃焼が知られている。予混合燃焼においては、燃料と空気の混合比である燃空比が低NOx性能と燃焼安定性の指標となる。すなわち、燃空比が小さすぎるとNOx生成量は小さいが燃焼が不安定になって未燃物の生成量が多くなったり、火炎が消失したりする可能性がある。逆に燃空比が大きすぎると火炎温度が高くなって燃焼は安定化するがNOx生成量が増大したり高温部品の温度が上昇したりする。
そこで、ガスタービンの運転に伴う燃空比の変化に対応するため、複数の燃料系統を備えたガスタービンが知られている。これは、ガスタービンの負荷が小さく燃料流量が小さいときには、燃料を供給する燃料系統を少なくして局所的な燃空比を大きくし、逆にガスタービンの負荷が大きく燃料流量が大きいときには、燃料を供給する燃料系統を増加させて局所的な燃空比を小さくすることによって、予混合燃焼器の低NOx性能と燃焼安定性を両立させるものである。
このような燃焼器を用いたガスタービンの燃焼監視装置として、以下の監視装置が公開されている。
まず、〔特許文献1〕特開平9−256871号公報には、燃料流量制御指令値から求めたガスタービンの計画出力とそれに対する実出力を比較することによって燃焼器の異常を検知する手段が開示されている。また、〔特許文献2〕特開平6−123239号公報には、ガスタービンの負荷から計算される燃料流量計画値が実際の燃料流量指令値を下回ったことを検出して燃焼器の失火もしくは燃焼異常を検出する手段が開示されている。これらの2つは、燃料流量とガスタービン出力の間にある対応関係を利用しており、正常状態から推定される対応関係から逸脱した際に、燃焼異常と判定する原理に基づいている。
一方、上述したような複数の燃料系統を備えたガスタービンにおいて、それぞれの燃料系統の異常を検知するため、〔特許文献3〕特開2003−161168号公報には、各燃料系統に供給されるべき燃料流量の設定値から求められる燃料流量調整弁の開度指令値と実際の弁開度を比較することによって異常を検出する手段が開示されている。これは、流量調整弁の異常等によって実際の燃料流量が指令値と異なった際に燃焼異常と判定する原理に基づいている。
また、これらの燃料流量に基づく異常検知とは別の手段として、〔特許文献4〕特開2001−82173号公報には、燃焼器入口出口での燃焼空気圧力差を検出するとともに、燃焼器高温部材の温度を検出することによって燃焼異常を検出する手段が開示されている。これは、「火炎戻り」や「火炎喪失」の際に燃焼空気の圧力差が変化することや燃焼器高温部材の温度が変化することを異常検知に利用したものである。
特開平9−256871号公報 特開平6−123239号公報 特開2003−161168号公報 特開2001−82173号公報
燃焼器で生成されるNOxを低減するためには、上述したような複数の燃料系統の系統数をできるだけ多くすることによって、ガスタービンの運転に伴う燃空比の変化にきめ細かく対応することで、局所的な燃空比を低NOxかつ安定な燃焼が可能な範囲内に限定して燃焼されることが望ましい。
しかしながらこの場合は、燃料ノズルの本数や燃料噴孔数、あるいは燃料系統数が増加するので、燃料ノズルや燃料系統の一部に異常が発生した場合には以下のような課題が考えられる。
まず、〔特許文献1〕や〔特許文献2〕に開示されているように、燃料流量とガスタービン出力の間にある対応関係を利用する場合、異常が発生した部位から流出した燃料がその周囲の正常な部位の火炎の熱によって反応し、燃料流量と出力の関係に正常な場合との差異が発生せず、燃焼異常の検知が困難となることが考えられる。
次に、〔特許文献3〕に開示されているような、流量調整弁の異常等によって実際の燃料流量が指令値と異なった際に燃焼異常と判定する技術では、多数の燃料ノズルの一部や多数の燃料噴孔の一部、さらに1つの燃料系統の燃料流量調整弁の下流で複数の燃料噴孔に別れる部分などに異常が発生した場合に、その燃料系統の燃料流量は正常な流量調整弁によってコントロールされているため、実際の燃料流量と指令値との間には差異が発生せず、燃焼異常の検知が困難となることが考えられる。
さらに、〔特許文献4〕に開示されているような、「火炎戻り」や「火炎喪失」の際に燃焼空気の圧力差が変化することを異常検知に利用する技術では、前述のように、異常が発生した部位から流出した燃料がその周囲の正常な部位の火炎の熱によって反応した場合には燃焼空気の圧力差は変化しないため、燃焼異常の検知が困難となることが考えられる。また、燃焼器高温部材の温度が変化することを異常検知に利用しようとすると、多数の燃料ノズルや燃料噴孔に対応する部分それぞれに温度検知器を設置する必要があり、センサコストが増加するほか、検知系統が複雑になるという課題がある。
そこで本発明は、ガスタービン燃焼器に設けられた多数の燃料ノズルの一部や多数の燃料噴孔の一部、さらに1つの燃料系統の燃料流量調整弁の下流で複数の燃料噴孔に別れる部分などに異常が発生した場合にも、簡便な手段で異常を検知し、燃焼器やガスタービンの保護を可能とすることを目的とする。
本発明は、燃料と空気とを燃焼させる燃焼室と、前記燃焼室に燃料を供給する燃料系統と、前記燃料系統に設けられた燃料流量調整弁と、前記燃料流量調整弁よりも下流側の燃料圧力と前記燃焼室内の圧力との差圧を検出する差圧検出手段と、前記燃料系統を流れる燃料流量を検出する燃料流量検出手段と、前記差圧検出手段からの差圧信号と前記燃料流量検出手段からの燃料流量信号との比を求める除算器と、前記除算器からの信号を用いて燃焼器異常を判定する比較器とを有することを特徴とする。
本発明によれば、ガスタービン燃焼器に設けられた多数の燃料ノズルの一部や多数の燃料噴孔の一部、さらに1つの燃料系統の燃料流量調整弁の下流で複数の燃料噴孔等に別れる部分などに異常が発生した場合にも、簡便な手段で異常を検知し、燃焼器やガスタービンを保護することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る制御装置を備えたガスタービンシステムの構成を表すシステムフロー図である。 本発明の実施の形態に係る低NOx燃焼器燃料ノズルの構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る低NOx燃焼器燃料ノズルの詳細を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係るガスタービンシステムの制御装置を表す図である。 本発明の第2の実施の形態に係るガスタービンシステムの制御装置を表す図である。 本発明の第3の実施の形態に係るガスタービンシステムの制御装置を表す図である。
NOx排出量がより小さくなるような燃焼を実現するために複数の燃料系統を備え、多数の燃料ノズル、燃料噴孔を備えた燃焼器においては、多数の燃料ノズルの一部や多数の燃料噴孔の一部、さらに1つの燃料系統の燃料流量調整弁の下流で複数の燃料噴孔に別れる部分などに異常が発生した場合に、簡便な方法で異常を検知し、燃焼器やガスタービンを保護する手段が求められる。
以下に本発明の実施例として、3つの具体的な実施形態を示す。以下に示す本発明の実施の形態では、複数の燃料系統にそれぞれ設けた燃料流量調整弁の下流の燃料圧力と燃焼室内の圧力の差圧を検出する手段と、それぞれの燃料系統に流れる燃料流量を知る手段とを各系統ごとに設けている。また、各燃料系統ごとの前記差圧信号と前記燃料流量信号の比を求める除算器を設け、前記除算器からの信号に基づいて燃焼器異常を判定する比較器を備える。
また、前記燃料流量信号を入力として正常参照値を出力する関数発生器を備え、前記正常参照値と前記除算器からの信号を比較して燃焼器異常を判定する比較器を備える。
あるいは、前記除算器からの信号の時間変化を求める微分器を備え、前記微分器からの信号に基づいて燃焼器異常を判定する比較器を備える。
さらには、前記複数の燃料系統ごとの除算器からの信号を比較して燃焼器異常を判定する比較器を備える。
(1)第1の実施の形態
以下、図面を用いて本発明をガスタービンシステムに適用した場合の実施の形態について説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態に係る制御装置400を備えたガスタービンシステムの全体構成を表すシステムフロー図である。
この図1に示すように、ガスタービンプラントは、主として、空気101を圧縮して高圧の圧縮空気102を生成する圧縮機1と、この圧縮機1から導入される圧縮空気102と燃料(201〜204)とを混合して燃焼ガス105を生成する燃焼器2と、この燃焼器2で生成された燃焼ガス105が導入されるガスタービン3とから構成されている。なお、圧縮機1とガスタービン3とは連結されており、ガスタービン3の回転によって圧縮機1が駆動されるとともに、圧縮機に連結された発電機4が駆動されて発電するようになっている。
上記燃焼器2は、燃料系統201A〜204Aを介して供給された燃料(201〜204)を噴射する多数の燃料ノズル5、各燃料ノズルに対向し燃焼用空気104が通過する空気孔6を多数備えた概略円盤状の空気孔プレート7、空気孔プレート7の下流かつ外周に配置され、空気孔6を出た燃料と空気の混合気を燃焼させる燃焼室8を形成する概略円筒状の燃焼器ライナ9、これらの構成部品を内部に収納する概略円筒状の燃焼器外筒10、燃焼器外筒の端部に配置され燃料ノズル5が取り付けられるとともに燃料の供給流路となっている概略円盤状の燃焼器カバー11から構成されている。
圧縮機1で圧縮された圧縮空気102は、燃焼器2に流入し、ライナフロースリーブ12と燃焼器ライナ9の間を流れる。その圧縮空気102の一部は、燃焼器ライナ9の冷却空気103として燃焼室8に流入する。また、その空気の残りは燃焼用空気104として空気孔プレート7に設けられた空気孔6を通り燃焼室8に流入する。
本実施例では、燃料系統201A〜204Aは、それぞれ燃料遮断弁211〜214、および燃料流量調整弁221〜224を備えており、燃料流量を個別に制御することができる。
図1に示すように、本実施例の燃焼器では複数本の燃料ノズル5を備えており、その燃料ノズル5は、それぞれの燃料ノズルに燃料を分配する燃料ヘッダー231〜234に複数本ずつ接続されている。本実施例においては、燃料ヘッダー231は燃焼器軸中心に位置し概略円盤状の空間である。また、燃料ヘッダー232〜234は燃料ヘッダー231の周囲を囲むように順に位置し、いずれも概略環状の空間である。
この燃料ヘッダー231〜234には、それぞれ燃料系統201A〜204Aから燃料201〜204が個別に供給される。このような構成により複数の燃料ノズル5は、4系統の燃料系統(燃料ヘッダー231に接続するF1群(図3参照)、燃料ヘッダー232に接続するF2群、燃料ヘッダー233に接続するF3群、および燃料ヘッダー234に接続するF4群)に群分けすることができ、それぞれの系統ごとにまとめて燃料制御することができる。
図2に燃料ノズル5と空気孔6の詳細を示す。図2では燃料ヘッダー231に接続するF1群のうちの1本の燃料ノズルを例に説明するが、他のF2〜F4群でも同様である。
燃料ノズル5は概略円筒状であり、その一端は燃料ヘッダー231に接続しており、燃料ノズル5の内部には燃料201が流れる構造となっている。燃料ノズル5のもう一端は空気孔プレート7に設けられた空気孔6に対してほぼ同軸上に対向しており、燃料201は空気孔6を通過する燃焼用空気104に包み込まれて空気孔6を通過し、燃焼室8内へ噴出される。
図3は空気孔プレート7を燃焼器下流側から見た図である。本実施例においては、多数の空気孔(および、図示されていないが空気孔と対を成す燃料ノズル)は同心状に8列配置されている。また、中心から4列(第1列〜第4列)が第1群(F1)、第5列が第2群(F2)、その外側の2列(第6、7列)が第3群(F3)、最外周(第8列)が第4群(F4)と群分けされており、図1に示した様に、F1〜F4それぞれの群ごとに燃料ヘッダー231〜234に設けた燃料供給フランジ(41〜44)を通して燃料(201〜204)が供給できるようになっている。このような燃料系統の群分け構造により、ガスタービンの燃料流量変化に対し燃料供給する燃料ノズルの本数を段階的に変化させる燃料ステージングが可能となり、ガスタービン部分負荷運転時の燃焼安定性が高まるとともに低NOx化が可能となる。
さらに中央の4列(F1)の空気孔はピッチ円接線方向に角度(図3中のα°)を持った斜め穴にすることで、空気流全体に旋回をかけ、生じる循環流によって火炎を安定化させている。F1の周囲のF2〜F4は、中央のF1バーナの燃焼熱によって火炎が安定化される。
次に、この燃焼器の運転方法について説明する。まず、燃料流量が比較的少ない着火および昇速時は中央のF1のみで運転(すなわち燃料系統201Aのみに燃料を供給)し、定格回転数無負荷条件付近まで昇速させる。次にそれ以降の負荷上昇過程では、F1の外周のF2に燃料を投入して、F1+F2で運転する。すなわち、燃料系統201Aおよび202Aに燃料を供給し、燃料流量調整弁221および222により各燃料流量を制御する。
次に、さらに周囲の燃料系統203Aに燃料を供給し、F3に着火して運転する。この間の燃料流量増加は、ガスタービンの起動計画に定められた負荷上昇率に従ってガスタービン発電量が増加する様に、燃料流量調整弁221、222および223によって燃料流量が制御される。また、F1、F2、F3各系統の燃料流量配分は、燃焼が安定しかつ生成するNOxが最小となる様に定められた比率で供給される。
ガスタービンの負荷がさらに大きくなった高負荷運転時においては、主として最外周のF4の燃料流量を増減させて対応する。このときF4燃料と空気の混合気は、F1〜F3までの燃焼ガスと混合して高温になるため、燃料の酸化反応が進行し、高い燃焼効率を得ることができる。また燃焼完結後の温度をNOx生成が顕著となる温度(おおよそ1600℃)以下になるよう空気配分が設定されているため、F4からのNOx発生をほとんど零とする燃焼が可能となる。また投入したF4燃料がごくわずかでも反応が完結するため、連続的な燃料切り換えが可能となり、運用性が向上する。
以上のような構造および運転方法を採用したガスタービンの燃焼器異常を検出するための計測系について、図1を用いて説明する。
まず、燃焼室8内の圧力を圧力検出導管300によって差圧計311から314に導く。また、各燃料系統201A〜204Aに設けた燃料流量調整弁221〜224の下流側の燃料圧力を圧力検出導管301〜304によって差圧計311から314に導く。そして、燃料圧力と燃焼器内圧の差圧を差圧計311〜314によって計測し、その差圧信号(321〜324)を制御装置400に入力する。
一方、制御装置400には負荷指令値401が入力され、それに基づいて各燃料系統の燃料流量指令値411〜414が算出され、各燃料流量調整弁221〜224に伝達されて、各流量調整弁が制御される。
ここで、制御装置400の詳細を図4に示して説明する。
制御装置400への入力は図1で説明したように、各燃料系統の差圧信号321〜324、および負荷指令値401である。負荷指令値に基づき演算器402から各燃料系統の燃料流量指令値411〜414が出力される。差圧信号321と燃料流量指令値411の比が除算器421で求められ、信号として出力される。また、関数発生器431では、燃料流量指令値411をもとに、燃焼器が正常な場合における差圧信号と燃料流量指令値411の比が正常参照値として求められ、信号として出力される。そして、比較器441において、除算器421からの信号と関数発生器431からの信号とが比較されて、あらかじめ決められた差異以上となった場合に燃焼器異常信号451が発信される。同様に燃料系統202Aから204Aについても比較器442から444において燃焼器異常の有無か判定され、異常の場合は燃焼器異常信号452〜454が発信される。
たとえば、燃料系統201Aに接続されている多数の燃料ノズル5の一部が何らかの原因によって欠損した場合、その燃料系統の流動抵抗が低下するため、上記差圧信号321の値が低下する。一方、燃料流量は燃料流量調整弁221によって、燃料流量指令値411となるように正確に制御されている。そのため、関数発生器431から出力される正常時の差圧信号と燃料流量指令値の比に対して、除算器421から出力される実際の差圧信号と燃料流量指令値の比が小さくなり、比較器441から燃焼器異常信号451が発信される。
逆に、多数の燃料ノズル5の一部が何らかの原因によって詰まって燃料が流れなくなった場合、その燃料系統の流動抵抗が増加するため、上記差圧信号321の値が増加することによって同様に燃焼器異常信号451が発信される。
そして、この燃焼器異常信号に基づいて、燃焼器やガスタービンの保護動作を作動されることができる。保護動作の例としては、ガスタービンの停止や、燃焼器異常状態から復帰させるための燃料流量調整などが考えられる。
かくして、差圧信号と燃料流量指令値との比を燃焼器異常の判定に用いることで、各々の燃料系統に多数の燃料ノズルが接続されている燃焼器において、一部の燃料ノズルに異常が発生した場合でも、簡便な方法で異常を検知することができ、燃焼器やガスタービンを保護することができる。
更に、関数発生器431から出力される正常参照値と除算器421から出力される信号とを比較して異常を判定する構成とすることにより、異常と判定するしきい値(両値の差異)を任意に設定することが可能となる。そのため、例えば燃料系統毎に誤差の大きさが異なるような場合等にも、燃料系統毎に好適なしきい値を設定することが可能なため、より高い異常検出精度を得ることができる。
また、本実施例では、各燃料系統の燃料流量信号として、燃料流量指令値411〜414を用いたが、これは、各燃料系統に流量計を設置してその計測値を用いてもよく、その場合は燃料指令値に比べて検知精度を向上させることができる。あるいは、流量計設置コストを節減するために、燃料の温度、圧力の計測値と流量調整弁の弁開度の計測値から燃料流量を推算することもできる。
(2)第2の実施の形態
次に、本発明の第2の実施の形態について、図5に示して説明する。
図4に示した第1の実施の形態との違いは、除算器421〜424の出力を比較する比較器441〜444の比較対象として、図4では関数発生器431〜434の出力を使用していたのに対して、図5では微分器461〜464の出力を使用している点にある。すなわち、除算器の出力の時間変化を検出することによって、差圧信号321〜324の急激な変化を捕らえることができるため、燃焼器異常に起因する差圧信号の変化が小さい場合でも検出精度が高くなる利点がある。
(3)第3の実施の形態
最後に、本発明の第3の実施の形態について、図6に示して説明する。
図4に示した第1の実施の形態との違いは、除算器421〜424の出力を比較する比較器441〜444の比較対象として、図4では関数発生器431〜434の出力を使用していたのに対して、図6では他の燃料系統を対象とした除算器の出力を使用している点にある。
除算器の出力が変化する要因として、本来検知したい燃焼器異常による差圧の変化のほかに、燃料圧力、温度、組成の変化や燃料器内圧の変化が考えられる。これらはすべての燃料系統で同等に変化するため、除算器の出力を他の系統の出力と比較することによって、これら共通な変化が相殺され、その系統のみの異常を検知することができて、異常検出精度が高くなる利点がある。
以上のような制御装置400の構成によっても、おのおのの燃料系統に多数の燃料ノズルが接続されている燃焼器において、一部の燃料ノズルに異常が発生した場合でも、より高い精度で異常を検知することができ、燃焼器やガスタービンを保護することができる。
1 圧縮機
2 燃焼器
3 タービン
4 発電機
5 燃料ノズル
6 空気孔
7 空気孔プレート
8 燃焼室
9 燃焼器ライナ
10 燃焼器外筒
11 燃焼器カバー
12 ライナフロースリーブ
41〜44 燃料供給フランジ(F1〜F4)
101 ガスタービン吸い込み空気(大気圧)
102 圧縮空気
103 冷却空気
104 燃焼用空気
105 燃焼ガス
106 タービン排ガス
201 F1燃料
202 F2燃料
203 F3燃料
204 F4燃料
211〜214 燃料遮断弁(F1〜F4)
221〜224 燃料流量調整弁(F1〜F4)
231〜234 燃料ヘッダー(F1〜F4)
300 燃焼器内圧力検出導管
301〜304 燃料流量制御弁下流燃料圧力検出導管(F1〜F4)
311〜314 差圧計(F1〜F4)
321〜324 差圧信号(F1〜F4)
400 制御装置
401 負荷指令値
402 演算器
411〜414 燃料流量指令値(F1〜F4)
421〜424 除算器(F1〜F4)
431〜434 関数発生器(F1〜F4)
441〜444 比較器(F1〜F4)
451〜454 燃焼器異常信号(F1〜F4)
461〜464 微分器(F1〜F4)

Claims (12)

  1. 燃料と空気とを燃焼させる燃焼室と、前記燃焼室に供給される燃料が流れる燃料系統と、前記燃料系統に設けられた燃料流量調整弁と、前記燃料流量調整弁よりも下流側の燃料圧力と前記燃焼室内の圧力との差圧を検出する差圧検出手段と、前記燃料系統を流れる燃料流量を検出する燃料流量検出手段とを備えたガスタービン燃焼器の制御装置であって、
    前記差圧検出手段からの差圧信号と前記燃料流量検出手段からの燃料流量信号との比を求める除算器と、前記除算器からの信号を用いて燃焼器異常を判定する比較器とを有することを特徴とするガスタービン燃焼器の制御装置。
  2. 請求項1に記載の制御装置であって、
    前記燃料流量信号を入力として、ガスタービン燃焼器が正常な場合に得られる正常時の差圧信号と前記燃料流量信号との比である正常参照値を出力する関数発生器と、
    前記正常参照値と前記除算器からの信号を比較して燃焼器異常を判定する比較器とを有することを特徴とするガスタービン燃焼器の制御装置。
  3. 請求項1に記載の制御装置であって、
    前記除算器からの信号を入力として、前記除算器からの信号の時間変化を求める微分器と、
    前記微分器で求めた前記除算器からの信号の時間変化に基づいて燃焼器異常を判定する比較器を有することを特徴とするガスタービン燃焼器の制御装置。
  4. 請求項1に記載の制御装置であって、
    前記燃料系統を複数有し、複数の前記燃料系統のうちの任意の1系統である第一の燃料系統と、前記第一の燃料系統に設けられた第一の燃料流量調整弁と、前記第一の燃料流量調整弁よりも下流側の燃料圧力と前記燃焼室内の圧力との差圧を検出する第一の差圧検出手段と、前記第一の燃料系統に流れる燃料流量を検出する第一の燃料流量検出手段と、
    複数の前記燃料系統のうち前記第一の燃料系統とは別の1系統である第二の燃料系統と、前記第二の燃料系統に設けられた第二の燃料流量調整弁と、前記第二の燃料流量調整弁よりも下流側の燃料圧力と前記燃焼室内の圧力の差圧を検出する第二の差圧検出手段と、前記第二の燃料系統に流れる燃料流量を検出する第二の燃料流量検出手段とを備えたガスタービン燃焼器の制御装置であって、
    前記第一の差圧検出手段からの差圧信号と前記第一の燃料流量検出手段からの燃料流量信号の比を求める第一の除算器と、前記第二の差圧検出手段からの差圧信号と前記第二の燃料流量検出手段からの燃料流量信号の比を求める第二の除算器と、前記第一の除算器からの信号と前記第二の除算器からの信号とを比較して燃焼器異常を判定する比較器とを有することを特徴とするガスタービン燃焼器の制御装置。
  5. 燃料と空気とを燃焼させる燃焼室と、前記燃焼室に燃料を供給する複数の燃料噴孔と、前記複数の燃料噴孔に燃料を分配して供給する複数の燃料ヘッダーと、複数の前記燃料ヘッダーの夫々に燃料を供給する複数の燃料系統と、前記燃料系統に設けられた燃料流量調整弁とを備えたガスタービン燃焼器であって、
    前記燃料流量調整弁よりも下流側の燃料圧力と前記燃焼室内の圧力との差圧を検出する差圧検出手段と、前記燃料系統を流れる燃料流量を検出する燃料流量検出手段とを備えると共に、前記差圧検出手段からの差圧信号と前記燃料流量検出手段からの燃料流量信号との比を求める除算器と、前記除算器からの信号を用いて燃焼器異常を判定する比較器とを有する制御装置を備えたことを特徴とするガスタービン燃焼器。
  6. 請求項5に記載のガスタービン燃焼器であって、
    前記制御装置に、前記燃料流量信号を入力としてガスタービン燃焼器が正常な場合に得られる正常時の差圧信号と前記燃料流量信号との比である正常参照値を出力する関数発生器と、前記正常参照値と前記除算器からの信号を比較して燃焼器異常を判定する比較器を有することを特徴とするガスタービン燃焼器。
  7. 請求項5に記載のガスタービン燃焼器であって、
    前記制御装置に、前記除算器からの信号を入力として前記除算器からの信号の時間変化を求める微分器と、前記微分器で求めた前記除算器からの信号の時間変化に基づいて燃焼器異常を判定する比較器を有することを特徴とするガスタービン燃焼器。
  8. 請求項5に記載のガスタービン燃焼器であって、
    複数の前記燃料系統のうちの任意の1系統である第一の燃料系統と、前記第一の燃料系統に設けられた第一の燃料流量調整弁と、前記第一の燃料流量調整弁よりも下流側の燃料圧力と前記燃焼室内の圧力との差圧を検出する第一の差圧検出手段と、前記第一の燃料系統に流れる燃料流量を検出する第一の燃料流量検出手段とを備え、
    複数の前記燃料系統のうち前記第一の燃料系統とは別の1系統である第二の燃料系統と、前記第二の燃料系統に設けられた第二の燃料流量調整弁と、前記第二の燃料流量調整弁よりも下流側の燃料圧力と前記燃焼室内の圧力の差圧を検出する第二の差圧検出手段と、前記第二の燃料系統に流れる燃料流量を検出する第二の燃料流量検出手段とを備え、
    前記制御装置に、前記第一の差圧検出手段からの差圧信号と前記第一の燃料流量検出手段からの燃料流量信号の比を求める第一の除算器と、前記第二の差圧検出手段からの差圧信号と前記第二の燃料流量検出手段からの燃料流量信号の比を求める第二の除算器と、前記第一の除算器からの信号と前記第二の除算器からの信号とを比較して燃焼器異常を判定する比較器を有することを特徴とするガスタービン燃焼器。
  9. 燃料と空気とを燃焼させる燃焼室と、前記燃焼室に供給される燃料が流れる複数の燃料系統と、前記燃料系統に設けられた燃料流量調整弁とを備えたガスタービン燃焼器の異常検知方法であって、
    前記燃料流量調整弁よりも下流側の燃料圧力と前記燃焼室内の圧力との差圧と、前記燃料系統を流れる燃料流量とを検出し、前記検出した差圧と前記検出した燃料流量との比を用いて燃焼器異常を判定することを特徴とするガスタービン燃焼器の異常検知方法。
  10. 請求項9に記載のガスタービン燃焼器の異常検知方法であって、
    前記検出した前記燃料流量においてガスタービン燃焼器が正常な場合に得られる正常時の前記燃料流量調整弁よりも下流側の燃料圧力と前記燃焼室内の圧力との差圧と、前記検出した前記燃料流量との比である正常参照値を求め、
    前記検出した差圧と前記検出した燃料流量との比と、前記正常参照値とを比較して、燃焼器異常を判定することを特徴とするガスタービン燃焼器の異常検知方法。
  11. 請求項9に記載のガスタービン燃焼器の異常検知方法において、
    前記検出した差圧と前記検出した燃料流量との比の時間変化に基づいて燃焼器異常を判定することを特徴とするガスタービン燃焼器の異常検知方法。
  12. 請求項9に記載のガスタービン燃焼器の異常検知方法において、
    複数の前記燃料系統のうちの任意の1系統である第一の燃料系統と、前記第一の燃料系統に設けられた第一の燃料流量調整弁と、複数の前記燃料系統のうち前記第一の燃料系統とは別の1系統である第二の燃料系統と、前記第二の燃料系統に設けられた第二の燃料流量調整弁とを備えたガスタービン燃焼器の異常検知方法であって、
    前記第一の燃料流量調整弁よりも下流側の燃料圧力と前記燃焼室内の圧力との差圧と、前記第一の燃料系統を流れる燃料流量との比と、
    前記第二の燃料流量調整弁よりも下流側の燃料圧力と前記燃焼室内の圧力との差圧と、前記第二の燃料系統を流れる燃料流量との比とを比較して燃焼器異常を判定することを特徴とするガスタービン燃焼器の異常検知方法。
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