JP2013241806A - トンネル防水工法における充填材及び覆工コンクリートの打設方法及びその打設装置 - Google Patents
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Abstract
【効果】型枠4を兼用して作業効率を向上させるとともに設備費を低減させる。
【選択図】図1
Description
請求項1の発明にかかるトンネル防水工法における充填材及び覆工コンクリートの打設方法(第一実施形態及び第二実施形態に対応)においては、トンネル(1)の周方向へ互いに並べた複数の分割枠(7,8,9,10)を互いに回動可能に連結したアーチ状の型枠(4)に防水シート(5)を巻き掛けた状態で、トンネル(1)の下面に吹き付けた一次覆工コンクリート(2)の下面に沿って、そのアーチ状の型枠(4)及び防水シート(5)をトンネル(1)の底部(1a)の幅方向(Y)の両側から天井部(1b)にわたり配設し、この一次覆工コンクリート(2)の下面と防水シート(5)の上面との間に設けた充填室(6)に充填材(14)を供給した後、前記アーチ状の型枠(4)を兼用すべく、分割枠(7,8,9)を回動させて幅方向(Y)の両側の分割枠(7,8,9)間の間隔を変更したアーチ状の型枠(4)を、前記防水シート(5)の下面に沿ってトンネル(1)の底部(1a)の幅方向(Y)の両側から天井部(1b)にわたり配設し、この防水シート(5)の下面と型枠(4)の上面との間に設けた打設室(15)に二次覆工コンクリートを供給する。
図1(a)に示すように、トンネル1の下面には一次覆工コンクリート2が吹き付けられ、その一次覆工コンクリート2の下面に沿って充填材打設装置3Aが設置されている。充填材打設装置3Aにおいて、アーチ状の型枠4はトンネル1の底部1aの幅方向Yの両側から天井部1bにわたり配設され、その型枠4の上面には防水シート5が一次覆工コンクリート2に沿って巻き掛けられ、一次覆工コンクリート2の下面と防水シート5の上面との間に充填室6が設けられている。アーチ状の型枠4においては、複数の分割枠7,8,9,10がトンネル1の周方向へ一次覆工コンクリート2の下面に沿って互いに並べられ、周方向で互いに隣接する一組の上下両側の分割枠7,8または8,9または9,10の端部間の各連結部(第一連結部11と第二連結部12と第三連結部13)で連結されている。第一連結部11は、トンネル1の底部1aの幅方向Yの両側に近い最下の第一分割枠7の端部と、その第一分割枠7より上方に配設された下から二番目の第二分割枠8の端部とを幅方向Yに沿って回動可能に連結している。第二連結部12は、前記第二分割枠8の端部と、その第二分割枠8より上方に配設された下から三番目の第三分割枠9の端部とを幅方向Yに沿って回動可能に連結している。第三連結部13は、前記第三分割枠9の端部と、その第三分割枠9より上方に配設されてトンネル1の天井部1bに近い最上の第四分割枠10の端部とを幅方向Yに沿って回動可能に連結している。
図1(a)に示すように充填材打設装置3Aの型枠4として利用する場合には、図3(a)(b)に示すように第二連結部12の軸支部16において支持孔19に支持ピン20を挿着し、図3(a)(c)に示すように第二連結部12の軸支部17において支持孔22や止め孔23は非挿着状態とする。従って、軸支部16は第二分割枠8と第三分割枠9との間の回動中心線19a,20aとして機能する。なお、第一連結部11と第三連結部13とはいずれも充填材打設装置3Aの型枠4と覆工コンクリート打設装置3Bの型枠4とで共用する。充填材打設装置3Aでは、充填室6を周方向でほぼ均一な半径方向幅にするように、型枠4の複数個所を保持して型枠4を適切なアーチ状に設定している。
第二連結部12においては、図5(a)に示すように、トンネル1の長手方向Xの両側でそれぞれ一つの軸支部28が設けられている。軸支部28は充填材打設装置3Aの型枠4で利用されるとともに覆工コンクリート打設装置3Bの型枠4でも利用される。軸支部28においては、図5(b)(d)に示すように、互いに噛み合う連結板29に支持孔30と止め孔31とが設けられ、支持孔30に対し支持ピン32を挿脱させることができるとともに、止め孔31に対し止めピン33を挿脱させることができる。軸支部28においては、支持孔30が長孔状をなし、その支持孔30に円形状の支持ピン32が遊嵌されて支持孔30に対する支持ピン32の隙間の範囲で分割枠8,9の回動中心線32aを互いにずらすことができる。従って、軸支部28は、充填材打設装置3Aの型枠4や覆工コンクリート打設装置3Bの型枠4としてそれぞれ利用される場合でも、支持ピン32が支持孔30の範囲内で移動して、第二分割枠8と第三分割枠9との間の回動中心線32aとして機能する。
(1) アーチ状の型枠4を充填材打設装置3Aとして利用する場合と覆工コンクリート打設装置3Bとして利用する場合とでは、型枠4の設置高さが変わってトンネル1の幅方向Yの両側の分割枠7,8,9間の間隔も変わるため、第二連結部12において、第三分割枠9の端部に対し第二分割枠8の端部をトンネル1の幅方向Yへ回動可能に支持することにより、その間隔を調節して充填材打設装置3Aの型枠4と覆工コンクリート打設装置3Bの型枠4とを兼用することができる。従って、作業効率を向上させるとともに設備費を低減させることができる。
・ 第一連結部11や第三連結部13も第二連結部12と同様に一対の軸支部16,17を設ける。
・ 軸支部16も軸支部17と同様に止め孔及び止めピンを設ける。
Claims (8)
- トンネルの周方向へ互いに並べた複数の分割枠を互いに回動可能に連結したアーチ状の型枠に防水シートを巻き掛けた状態で、トンネルの下面に吹き付けた一次覆工コンクリートの下面に沿って、そのアーチ状の型枠及び防水シートをトンネルの底部の幅方向両側から天井部にわたり配設し、この一次覆工コンクリートの下面と防水シートの上面との間に設けた充填室に充填材を供給した後、
前記アーチ状の型枠を兼用すべく、分割枠を回動させて幅方向両側の分割枠間の間隔を変更したアーチ状の型枠を、前記防水シートの下面に沿ってトンネルの底部の幅方向両側から天井部にわたり配設し、この防水シートの下面と型枠の上面との間に設けた打設室に二次覆工コンクリートを供給する
ことを特徴とするトンネル防水工法における充填材及び覆工コンクリートの打設方法。 - トンネルの下面に吹き付けた一次覆工コンクリートの下面に沿って、防水シートを巻き掛けたアーチ状の型枠をトンネルの底部の幅方向両側から天井部にわたり配設し、この一次覆工コンクリートの下面と防水シートの上面との間に設けた充填室に充填材を供給する充填材打設装置と、
前記防水シートの下面に沿ってアーチ状の型枠をトンネルの底部の幅方向両側から天井部にわたり配設し、この防水シートの下面と型枠の上面との間に設けた打設室に二次覆工コンクリートを供給する覆工コンクリート打設装置とを備えた
トンネル防水工法における打設装置において、
充填材打設装置の型枠と覆工コンクリート打設装置の型枠とを兼用すべく、トンネルの周方向へ互いに並べた複数の分割枠のうち幅方向両側において周方向で互いに隣接する少なくとも一組の上下両側の分割枠の端部間の連結部では、幅方向両側の分割枠間の間隔を変更して保持し得るように、上側の分割枠の端部に対し下側の分割枠の端部をトンネルの幅方向へ回動可能に支持した
ことを特徴とするトンネル防水工法における充填材及び覆工コンクリートの打設装置。 - トンネルの下面に吹き付けた一次覆工コンクリートの下面に沿って、防水シートを巻き掛けたアーチ状の型枠をトンネルの底部の幅方向両側から天井部にわたり配設し、この一次覆工コンクリートの下面と防水シートの上面との間に設けた充填室に充填材を供給する充填材打設装置と、
前記防水シートの下面に沿ってアーチ状の型枠をトンネルの底部の幅方向両側から天井部にわたり配設し、この防水シートの下面と型枠の上面との間に設けた打設室に二次覆工コンクリートを供給する覆工コンクリート打設装置とを備えた
トンネル防水工法における打設装置において、
充填材打設装置の型枠と覆工コンクリート打設装置の型枠とを兼用すべく、トンネルの周方向へ互いに並べた複数の分割枠において、トンネルの底部の幅方向両側に近い最下の第一分割枠の端部と、その第一分割枠より上方に配設された下から二番目の第二分割枠の端部との間の第一連結部と、前記第二分割枠の端部と、その第二分割枠より上方に配設された下から三番目の第三分割枠の端部との間の第二連結部とのうち、少なくとも第二連結部で、幅方向両側の第二分割枠間の間隔を変更して保持し得るように、第三分割枠に対し第二分割枠をトンネルの幅方向へ回動可能に支持した
ことを特徴とするトンネル防水工法における充填材及び覆工コンクリートの打設装置。 - 少なくとも前記第二連結部では、充填材打設装置の型枠として配設する場合と、覆工コンクリート打設装置の型枠として配設する場合とで、分割枠の回動中心線を互いにずらすことができることを特徴とする請求項3に記載のトンネル防水工法における充填材及び覆工コンクリートの打設装置。
- 少なくとも前記第二連結部は、充填材打設装置の型枠として配設する場合に利用されるように分割枠の回動中心線を有する軸支部と、覆工コンクリート打設装置の型枠として配設する場合に利用されるように分割枠の回動中心線を有する軸支部とをそれぞれ備えていることを特徴とする請求項4に記載のトンネル防水工法における充填材及び覆工コンクリートの打設装置。
- 少なくとも前記第二連結部の両軸支部は支持孔に対し支持し得る支持ピンを有し、両軸支部のうち一方の軸支部において支持ピンを支持孔に支持した状態で回動中心線として機能することを特徴とする請求項5に記載のトンネル防水工法における充填材及び覆工コンクリートの打設装置。
- 少なくとも前記第二連結部は、充填材打設装置の型枠として配設する場合に利用されるとともに覆工コンクリート打設装置の型枠として配設する場合に利用される共通の軸支部を備え、その軸支部は支持孔に対し遊嵌可能に支持し得る支持ピンを有し、支持孔に対する支持ピンの隙間の範囲で分割枠の回動中心線を互いにずらすことができることを特徴とする請求項4に記載のトンネル防水工法における充填材及び覆工コンクリートの打設装置。
- 少なくとも前記第二連結部の軸支部では止めピンを止め孔に支持し得ることを特徴とする請求項5から請求項7のうちいずれか一つの請求項に記載のトンネル防水工法における充填材及び覆工コンクリートの打設装置。
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CN108035737A (zh) * | 2017-12-07 | 2018-05-15 | 中国十九冶集团有限公司 | 隧道二次衬砌模板台车封脚结构及其安装方法 |
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JP2002021492A (ja) * | 2000-07-03 | 2002-01-23 | Maeda Corp | トンネルへの防水シートまたは隙間抑制材の展張方法およびその装置 |
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2012
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