JP2013241012A - 使用済みインクカートリッジの液体インク再注入方法 - Google Patents

使用済みインクカートリッジの液体インク再注入方法 Download PDF

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藤巻伸吾
Yoshio Ishibashi
與志幸 石橋
Tatsuro Ishizawa
辰郎 石澤
Tetsuya Taguchi
哲也 田口
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Abstract

【課題】大気と連通し少なくとも液体残量センサー、差圧弁及び気泡トラップを備えるインクカートリッジへの液体インク再注入方法であって、液体残量センサーの誤認識なく、差圧弁を傷つけることなく、低コストで、液体インクを再注入する方法を提供する。
【解決手段】インクカートリッジ1の吐出口5を上方に配置しかつインク吐出口が設けられたカートリッジ面を水平にして大気開放口6を密封し、かつ大気と連通する液体インク収容室までの途中の流路に備える注入口7を負圧にして該注入口から液体インクを注入する第1の工程と、第1の工程に引き続いて第1の工程におけるインクカートリッジの配置状態から液体インク流路の屈曲を上方に向けるように該インクカートリッジを回転させた状態にして前記インク吐出口を吸引し、前記第1の工程で注入された液体インクを前記インク吐出口側へ移動させる第2の工程と、を含む。
【選択図】図1A

Description

本発明は、使用済みインクカートリッジへの液体インクを再注入するための方法及びそのためのスタンドに関する。さらに詳しくは、大気と連通する液体インク収容室を複数備えるインクカートリッジの液体インク収容室からインク吐出口へ向けて流出する液体インクの流路の途中に、少なくとも液体残量センサー、差圧弁及び気泡トラップを備えるインクカートリッジの使用済みインクカートリッジへの液体インクを再注入するための方法に関する。
従来、大気と連通する液体インク収容室を複数備えるインクカートリッジの液体インク収容室からインク吐出口へ向けて流出する液体インクの流路の途中に、少なくとも液体残量センサー、差圧弁及び気泡トラップを備えるインクカートリッジが提案されている。
この種のインクカートリッジは、製造時にインクを注入した後のインクの注入口を封止して製品として市販されユーザーによって使用されるが、インクがなくなり使用済みとなったインクカートリッジのその耐久性が良好であるため、インクを再度注入して再使用するという、資源の有効利用を図ることが試みされている。特に、この種のインクカートリッジは、差圧弁が作用してインクの流出方向を支配したり、またインク残量センサーを備えるなど高性能・複雑化している。そのためこれらの機能を損なわないようにインクを再注入する試みが提案されている。
例えば、差圧弁が作用しない方法でインクを再注入する方法が特許文献1に提案されている。即ち、インク吐出口から冶具を差圧弁室まで挿入し、差圧弁を構成する弁膜と便座の間を挿入した冶具によって強制的に開弁状態にしてインクの吐出口から再注入する方法が提案されている。
また、差圧弁の機能を作用させながらインクを再注入する方法も特許文献2に提案されている。即ち、大気と連通する液体インク収容室であって最も近く大気と連通するインク収容室の近傍に、インクカートリッジの外表面をフイルムで密閉封止している外表面のフイルムに孔を開けて、インク注入口を形成し、インク吐出口を減圧しながら形成したインク注入口からインクを再注入する方法が提案されている。
一方、液体インク収容室からインク吐出口へ向けて流出する液体インクの流路の途中に、液体残量センサー、差圧弁及び気泡トラップを備えていないインクカートリッジのインク室の空気を移動させてインクを再注入する方法も提案されている。
例えば、第1及び第2インク収容室を有し第1のインク収容室にインク吸収体を備えたインクカートリッジであって、注入口を上方に向けた状態でインクカートリッジ容器を傾斜状態に固定してインク注入口からインクの注入を開始する第1ステップ(第2インク収容室への注入)と、インクの注入を続けながら第2収容室内に充填されたインクが第1収容室側に供給される以前にインクカートリッジ容器を傾斜させる第2ステップと、微小連通部をインクが越えた瞬間にインク注入口が下方位置になるようにインクカートリッジを180度反転させる第3ステップと、を含むインク注入方法が特許文献3に提案されている。
また、インクを保持するための多孔質部材を内蔵する容器本体と、容器本体に設けられた第1の孔及び第2の孔とを含む使用済みインクカートリッジの再生方法であって、容器本体の内部に第1の孔及び第2の孔のいずれかの一方を通して多孔質部材に付着した固形のインク残留物を分散又は溶解可能であるインクを充填すること、また充填インクを50℃〜90℃に加熱したインクを充填することによってインクカートリッジを再生する方法が特許文献4に提案されている。
特開2008−44184号公報 特開2008−14198号公報 特開平8−90785号公報 特開2004−216748号公報
しかしながら、大気と連通しており複数の小室が連通した液体インク収容室からインク吐出口へ向けて流出する液体インクの流路の途中に、少なくとも液体残量センサー、差圧弁及び液体インク流路が屈曲している気泡トラップを備えたインクカートリッジの使用済みインクカートリッジへの液体インクの再注入方法においては以下の問題が発生した。たとえば、上述した特許文献1のインク再注入方法は、本発明者らの知見によると、インクを再注入することは出来るが、差圧弁を構成する弁膜と便座の間に冶具を挿入して強制的に開弁状態にするため差圧弁の弁膜に傷をつけることがあり、このことが使用時におけるインクカートリッジの差圧弁の作用・機能の不備につながるという問題があった。また、この種のインクカートリッジが備えている液体残量センサー内の気泡を完全に除去することが難しく、該センサー内に存在する気泡によってインクがなくなった状態であると、該センサーが誤認識し、再注入したインクカートリッジが使用できなくなる場合がある。
また同様に、上述した特許文献2のインク再注入方法は、本発明者らの知見によると、インクを再注入することは出来ても開口したインク注入口を再度密封封止する必要があり、製造時に強固に密閉封止されたインクカートリッジの外表面を再度フイルムで密閉封止することは容易ではなく工程が煩雑になるだけでなく、コストがかかるという問題があった。
またさらに、この種のインクカートリッジが備えている液体残量センサー内の気泡を完全に除去することが難しく、該センサー内に存在する気泡によってインクがなくなった状態である、と該センサーが誤認識し、再注入したインクカートリッジが使用できなくなる場合がある。
また同様に、上述した特許文献3のインク注入方法は、本発明者らの知見によると、本発明の前提となるインクカートリッジ、即ち、大気と連通する液体インク収容室を複数備えるインクカートリッジの液体インク収容室からインク吐出口へ向けて流出する液体インクの流路の途中に少なくとも液体残量センサー、差圧弁及び屈曲様式の気泡トラップを備えるインクカートリッジと、該文献3が提案するインクカートリッジとはその構造や構成さらに機能が全く異なる。即ち、該文献のインクカートリッジは、本発明のインクカートリッジのように液体残量センサー、差圧弁及び気泡トラップで構成されることによるインク流路の屈曲がない。そのために、インク注入開始時点からインクカートリッジを傾斜したり、また、180度反転するなどを開示する該文献3の技術は、屈曲様式の気泡トラップから気泡を除去し、インク残量検知器の誤動作を防止する課題に対しての技術的適応性を示唆したものではなく、気泡トラップ構造を考慮していない特許文献3はインクカートリッジ構造が異なるものには適用できるものではない。
また、上述した特許文献4のインク注入方法は、本発明者らの知見によると、本発明の前提となるインクカートリッジと該文献が提案する技術のインクカートリッジとはその構造や構成さらに機能が全く異なるため、該文献3によるインクを予め50℃〜90℃に加熱することは、インクカートリッジ内に気泡を発生させる方向につながり、特に液体残量センサー内に気泡が滞留して該センサーが誤認識し、インクカートリッジが使用できないという問題がある。
そこで、大気と連通する液体インク収容室を複数備えるインクカートリッジの液体インク収容室からインク吐出口へ向けて流出する液体インクの流路の途中に、少なくとも液体残量センサー、差圧弁及び前記気泡トラップを備えるインクカートリッジの使用済みインクカートリッジへの液体インクを再注入するにあたって、差圧弁を傷つけることなく、また、製造時に強固に密閉封止されたインクカートリッジの外表面を再度フイルムで密閉封止するというコストがかかる煩雑な工程を行うことなくなく、且つ、液体残量センサー内に気泡が存在することがなく、液体残量センサーが誤認識することがない使用済みインクカートリッジへの液体インクを再注入する方法について、本発明者らが、鋭意研究した結果、本発明に用いるインクカートリッジの構成の一部である液体残量センサー、差圧弁及び気泡トラップの構成による複雑なインク流路構成、特に液体インク流路の屈曲構成が液体残量センサー内に気泡が残留する原因であることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、大気と連通する液体インク収容室を複数備えるインクカートリッジの液体インク収容室からインク吐出口へ向けて流出する液体インクの流路の途中に、少なくとも液体残量センサー、差圧弁及び気泡トラップを備えるインクカートリッジの使用済みインクカートリッジへの液体インクを再注入するに当たって、液体残量センサーが誤認識することがなく、また、差圧弁を傷つけることなく、さらに、コストがかかる煩雑な工程を行うことなく、使用済みインクカートリッジへの液体インクを再注入するための方法及びそのためのインク注入スタンドを提供することを課題とする。
本発明の第1は、矩形状の一つの面の端部寄りにインク吐出口が備えられ、前記インク吐出口を有する面の短辺部と直交する2つの面のうち前記インク吐出口に近接する面に回路基板と係合爪が備えられ、かつ、前記回路基板は前記吐出口を有する側の端部寄りに、前記係合爪は他方の端部寄りに備えられた矩形状のインクカートリッジであって、
前記インクカートリッジ内に収容される液体インクは、複数の液体インク収容室、気泡トラップ、液体残量センサー、インク収容室、差圧弁を順次経由して吐出口5に流出され、大気は大気開放口から気液分離フィルター、複数の室を順次経由して複数の前記液体インク収容室に流入される構成を備える前記インクカートリッジの使用済みインクカートリッジへの液体インクの再注入方法において、
前記インクカートリッジの前記インク吐出口を上方に配置しかつ前記インク吐出口が設けられた前記インクカートリッジ面を水平にして前記大気開放口を密封し、かつ大気と連通する前記液体インク収容室までの途中の流路に注入口を設け前記注入口を負圧にして前記注入口から注入液体インクを注入する第1の工程と、
前記第1の工程に引き続いて前記第1の工程における前記インクカートリッジの配置状態から液体インク流路の屈曲を上方に向けるように前記インクカートリッジを回転させた状態にして前記インク吐出口を吸引し、前記第1の工程で注入された前記注入液体インクを前記吐出口側へ移動させる第2の工程と、
を含むことを特徴とする使用済みインクカートリッジの液体インク再注入方法に関する。
本発明の第2は、前記気泡トラップが、前記注入液体インクが前記気泡トラップ内に流入する流入口と前記気泡トラップ外に流出する流出口を備え、かつ、前記流入口から流出口間の前記液体インクの流路が複数の屈曲部で方向偏移しながら移動する屈曲流路を有しており、前記屈曲流路の前記方向偏移角度が略90度であることを特徴とする本発明の第1に記載の使用済みインクカートリッジの液体インク再注入方法に関する。
本発明の第3は、前記第2の工程において、前記インクカートリッジを回転させる回転角が90度であることを特徴とする本発明の第1又は第2に記載の使用済みインクカートリッジの液体インク再注入方法に関する。
本発明の第4は、前記 第2の工程において、前記インク吐出口を負圧にしながら前記注入口から前記注入液体インクを注入することを特徴とする本発明の第1ないし第3のいずれかに記載の使用済みインクカートリッジの液体インク再注入方法に関する。
本発明の第5は、前記使用済みインクカートリッジに再充填される液体インクを30℃以上50℃未満の範囲であることを特徴とする本発明の第1ないし第4のいずれかに記載の使用済みインクカートリッジの液体インク再注入方法に関する。
本発明の第6は、前記第2の工程を繰り返し行うことを特徴とする本発明の第1ないし5のいずれかに記載の使用済みインクカートリッジの液体インク再注入方法に関する。
本発明の第7は、前記第1の工程において、液体インクを注入する前にインクカートリッジの内部を洗浄する前処理工程を含むことを特徴とする本発明の第1ないし第6のいずれかに記載の使用済みインクカートリッジの液体インク再注入方法に関する。
本発明の使用済みインクカートリッジの液体インク再注入方法は、インクカートリッジ内の液体インク流路の屈曲に合わせて該インクカートリッジを回転させて注入口から液体インクを注入しているので、液体インク再注入後のインクカートリッジの液体残量センサーが誤認識することがない水準まで気泡を除去できインク再充填ができるという優れた効果を有する。
また、本発明の使用済みインクカートリッジの液体インク再注入方法は、注入口から液体インクを注入しているので、差圧弁を物理的に傷つけて差圧弁の作用・機能を失うことなく、インクカートリッジへ液体インクを再注入することが出来るという優れた効果を有する。
また、本発明の使用済みインクカートリッジの液体インク再注入方法は、注入口から液体インクを注入しているので、インクカートリッジの外表面を再度フイルムで密閉封止するという工程を行う必要がないので、煩雑な後処理加工を必要とせず容易にかつ経済的にインクカートリッジへ液体インクを再注入することが出来るという優れた効果を有する。
また、本発明の使用済みインクカートリッジの液体インク再注入方法を実施するための液体インク注入スタンドは、使用済みインクカートリッジへ液体インクを再注入する際、使用済みインクカートリッジをスタンドに安定して確実に保持固定することができるので、インクカートリッジへ液体インクを容易に再注入することが出来るという優れた効果を有する。
また、本発明の使用済みインクカートリッジの液体インク再注入方法を実施するための液体インク注入スタンドは、インクカートリッジを安定して保持固定することが出来るので、使用済みインクカートリッジへの液体インクの再注入が安定して効率よく行うことができる。すなわち生産性が向上するという優れた効果を有する。
また、本発明の使用済みインクカートリッジの液体インク再注入方法及びそのためのスタンドは、煩雑な後処理加工を必要とせず、インクカートリッジを安定して保持固定して液体インクを再注入することができるので、エンドユーザーでも容易に行うことが出来るという優れた効果を有する。
またさらに、本発明の使用済みインクカートリッジの液体インク再注入方法及びそのスタンドは、インクカートリッジの再利用を可能としているので、資源の有効利用という環境の保護に貢献することが出来るという優れた効果を有する。
以下本発明について具体的に説明するが、これらの説明に限定されるものではない。
本発明の使用済みインクカートリッジについて図1A及び図1Bを参照して説明する。図1A及び図1Bは、本発明の実施の形態例を示す使用済みインクカートリッジの模式図である。
本発明に使用するインクカートリッジは、矩形状の一つの面の端部寄りにインク吐出口が備えられ、前記インク吐出口を有する面の短辺部と直交する2つの面のうち前記インク吐出口に近接する面に回路基板と係合爪が備えられ、かつ、前記回路基板は前記吐出口を有する側の端部寄りに、前記係合爪は他方の端部寄りに備えられた矩形状のインクカートリッジであって、前記インクカートリッジ内に収容される液体インクは、複数の液体インク収容室、気泡トラップ、液体残量センサー、インク収容室、差圧弁を順次経由して吐出口5に流出され、大気は大気開放口から気液分離フィルター、複数の室を順次経由して複数の前記液体インク収容室に流入される構成を備えるインクカートリッジである。
本発明の使用済みインクカートリッジの液体インク再注入方法について説明する。まず、使用済みインクカートリッジについて図1A及び図1Bを参照して説明する。図1A及び図1Bは、本発明の実施の形態例を示す使用済みインクカートリッジの模式図である。
本発明を実施するための使用済みインクカートリッジは、複数のインク収容室9、10及び11を備え、残量センサー2,差圧弁3及び流路屈曲形式の気泡トラップ15を少なくとも備えている。そして、複数のインク収容室9、10及び11は、大気開放口6を通じて大気と連通している。
また、図1A及び図1Bを参照して、本発明の使用済みインクカートリッジの大気の流路及び液体インクの流路について説明する。プリンターの稼動によってインク吐出口5からインクが使用されると、大気は大気開放口6から気液分離フィルター(図示せず)、室12、室13を順次経由してインク収容室9に流入される。
そして、同様にプリンターの稼動によってインク吐出口5からインクが使用されると、液体インクは、インク収容室9、インク収容室10、気泡トラップ15、液体残量センサー2、インク収容室11、及び差圧弁3を順次経由して吐出口5に流出されプリンターで印刷使用される。なお、室14は、インクが全く入らない空室である。
このようなインクカートリッジの構成において、液体インクの残量が少なくなって液体残量センサー内に大気が大気開放口を通じて流入してくると、液体残量センサー2が、液体インクと気体との間での残留振動の振幅、周波数を検出して液体インクの残量が少なくなったことを認識し、回路基板4からプリンター側に情報を発信し、液体インクカートリッジの液体インク残量が少なくなったことをエンドユーザーに知らせる構成がとられている。
そして、このような状態でのインクカートリッジは、液体インクがインク収容室11に残存している状態であって、インク収容室11内の液体インクが消費されるとインク収容室11内の計数的な液体インク残存量をもとに、液体インクカートリッジを新しいものに取り替えるようエンドユーザーに知らせる構成がとられている。
上述のようにしてインクカートリッジ内の液体インクがなくなった使用済みインクカートリッジは、本発明の実施によって再度液体インクが注入され再使用される。
ついで、本発明の実施の形態例について図1A、1B及び20を参照して説明する。本発明は、上述した大気と連通する液体インク収容室9、10、11を複数備えるインクカートリッジ1であって、液体インク収容室からインク吐出口5へ向けて流出する液体インクの流路の途中に、少なくとも液体残量センサー2,差圧弁3及び気泡トラップ15を備えるインクカートリッジの使用済みインクカートリッジ1へ液体インクを再注入するにおいて、まず、インクカートリッジ1の吐出口5を上方に配置しかつインク吐出口5が設けられたインクカートリッジ面を水平にして大気開放口6を密封しかつ大気と連通する液体インク収容室9、10、11までの途中の流路に備える注入口7を開口した後、注入口7を負圧にして注入口7から液体インクを注入する第1の工程を行い、第1の工程に引き続いて第1の工程におけるインクカートリッジの配置状態からインクカートリッジの液体インク流路の屈曲に合わせて該インクカートリッジを回転させてインク吐出口5を吸引して、室12、13及びインク収容室に注入された液体インクを移動させて液体残量センサー2室内の気泡を排出させることにより第2工程を行うことが出来、本発明の使用済みインクカートリッジの液体インク再注入方法が実施される。
ここで、第1の工程において、インクカートリッジ1の配置状態からインクカートリッジを単に傾斜させるだけでは液体残量センサー2室内の気泡を排出させることは容易ではなく、第1の工程に引き続いて第1の工程におけるインクカートリッジ1の配置状態からインクカートリッジの液体インク流路の屈曲に合わせて該インクカートリッジを回転させてインク吐出口5を吸引して室12、13及びインク収容室に注入された液体インクを移動させることが重要である。即ち、吐出口5を上方に配置しかつ吐出口5が設けられたインクカートリッジ面を水平にして液体インクを注入し、引き続いて第1の工程におけるインクカートリッジ1の配置状態からインクカートリッジ1の液体インク流路の屈曲に合わせて該インクカートリッジを回転させてインク吐出口5を吸引して室12、13及びインク収容室に注入された液体インクを移動させることが重要である。
インクカートリッジの液体インク流路の屈曲に合わせて該インクカートリッジを回転させる理由については、本発明者が見出した知見によると、本発明に用いるインクカートリッジの構成の一部である液体残量センサー2、差圧弁3及び気泡トラップ15が、複雑な液体インク流路である屈曲した流路の構成、即ち、液体インク流路の屈曲構成が液体残量センサー内に気泡が残留する原因であると判断している。この本発明で用いるインクカートリッジ1の液体インク流路の屈曲構成について、特に屈曲構成が著しい気泡トラップ15の例図2を参照して説明する。
気泡トラップ15は、注入液体インクが気泡トラップ15内に流入する流入口(矢印C)と気泡トラップ15外に流出する流出口(矢印D)を備え、かつ、流入口(矢印C)から流出口(矢印D)間の液体インクの流路が複数の屈曲部で方向偏移しながら移動する屈曲流路を有しており、屈曲流路の方向偏移角度が略90度である。

さらに詳細には、液体インク収容室10を出た液体インク16は、気泡トラップ15の入口(矢印C)に入り屈曲した流路を経由して気泡トラップ15の出口(矢印D)へと流出し、さらに液体残量センサー2へと流入する構成となっている。この場合、仕切り壁17に液体インク16が到達すると、該インクは、流路方向偏移口(図示せず)により液体インクの流路が方向偏移しながらやがて気泡トラップ15の出口(矢印D)へと流出していく構成になっている。
上述のように、本発明で用いるインクカートリッジ1は、複雑な屈曲した液体インクの流路を構成している。そのため、第1の工程におけるインクカートリッジ1の配置状態からインクカートリッジの液体インク流路の屈曲に合わせて該インクカートリッジを回転させてインク吐出口5を吸引して室12、13及びインク収容室に注入された液体インクを移動させることにより、液体残量センサー2内に気泡が存在しないという本発明の優れた効果が得られるのである。従って液体残量センサーの誤認識が全く起こらないという優れた効果を有する本発明の使用済みインクカートリッジの液体インク再注入方法が提供できるのである。
上述のようにして得られた再注入インクカートリッジをプリンターに装着し印字、印刷を行ったが、液体残量センサー2の誤認識は全く起こらなく良好であった。
また、この場合インクカートリッジ1を回転させる前にインク吐出口5を吸引して注入した液体インクを移動させてもよい。また、その後インクカートリッジを回転させて液体インクを注入又は移動させてもよくこれらも第2の工程に含まれる。
液体インクを注入した後の注入口7はゴム栓などで密封されるとともに、大気開放口もシールなどで封止され、エンドユーザーがインクカートリッジを交換するときには該シールを剥がして使用される。なお、上記注入口7は、製造段階ではインクカートリッジの減圧口として使用され製品出荷されるときは、密栓封止された箇所でもある。
上述したように、本発明の使用済みインクカートリッジの液体インク再注入方法を実施することにより、液体残量センサー2内への気泡の存在による液体残量センサー2の誤認識が起こらない液体インクが再注入されたインクカートリッジを提供することが出来る。
上述した第2の工程を実施するに当たって、第2の工程において、インクカートリッジ1を回転させる回転角が90度であることがさらに液体残量センサー2内への気泡の存在がなくなり液体残量センサーが誤認識することが起こらないので好ましい。
また、上述した第2の工程を実施するに当たって、インク吐出口5を負圧しながら注入口7から液体インクを注入することを行うことにより、さらに液体残量センサー2内への気泡の存在がなくなり液体残量センサーが誤認識することが起こらないので好ましい。
また、本発明の第2の工程を実施するに当たって、インクカートリッジに振動を加えながら液体インクを注入することを行うことにより、さらに液体残量センサー2内への気泡の存在がなくなり液体残量センサーが誤認識することが起こらないので好ましい。ここでインクカートリッジへ振動を加える場合、強力な振動を与える必要はなく、通常、市販の振動器具、例えばハンドマッサージ器で軽く振動を与えるだけでよく、液体インク流路内の気泡の排出がされやすくなり本発明の課題を達成することが出来る。
また、本発明の第2の工程を実施するに当たって、使用済みインクカートリッジへ再注入する液体インクを30℃〜50℃未満に加温することにより、さらに液体残量センサー2内への気泡の存在がなくなり液体残量センサーが誤認識することが起こらないので好ましい。ここで液体インクの加温温度は30℃から50℃未満の範囲であれば本発明の課題を達成することが出来る。液体インクの取り扱い上さらに好ましくは40℃から50℃未満の範囲である。
また、本発明の第2の工程を実施するに当たって、第2の工程を繰り返し行うことにより、さらに液体残量センサー2内への気泡の存在がなくなり液体残量センサーが誤認識することが起こらないので好ましい。第2の工程の繰り返しは生産効率を勘案すると数回行うことで十分であり、本発明の課題を達成することが出来る。しかしながら、使用済みインクカートリッジの保存状況によっては、液体残量センサー内の気泡を完全に排除するために第2の工程の繰り返し回数を制限されることはない。この場合、液体インク再注入におけるインクカートリッジの配置状態を回転して配置状態を変えながら行うことが好ましい。
また、本発明の第1の工程及び第2の工程を実施する際、インク注入デバイス100を使用することにより容易に液体インクを再注入することが出来るので好ましい。インク注入デバイス100を使用した使用済みインクカートリッジへの液体インク再注入方法について図3〜図9を参照して以下に説明する。
本発明のインク注入デバイス100は、キャップ101、インクボトル102、インクコネクター103及びキャップ101のノズル104とインクコネクター103のノズル105を連結する中空チューブ113によって構成されている。そして、キャップ101は、キャップ101Aのノズル107及びノズル108がそれぞれ対向するキャップ101Bの開口111及び112に装着された状態に構成されているものである。すなわち、キャップ101はキャップ101Aと102Bが取り外し自在の状態に装着されている。
また図5のノズル106は、インクカートリッジ1の開口した注入口7に取り外し自在の状態に装着して液体インクを注入するためのものである。
また、図8及び9のキャップ101Bは、開口111、112及びノズル109を備え、開口112は、ノズル109の末端部まで中空状態になっている。そして、インクボトル102内に充填された液体インクの案内筒でもある。また開口111は円筒状キャップ101Bを貫通する中空状態になっており、インクボトル102内を負圧にするための案内中空でもある。
また、図6及び7のキャップ101Aは、キャップ101Bに取り外し自在に装着されるものであるが、開口110、ノズル104、107、108を備え、中空チューブ113に装着されるノズル104からノズル108までの間が略L字状の中空状態であり、かつ開口110からノズル107までの間が開口110からノズル107に向かって小径となるテーパー状の中空状態になった構成となっている。なお、開口110は、インクボトル102及びインクカートリッジ1内を負圧にするための器具、例えば注射器を装着するための開口部でもある。
上述のように構成されるインク注入デバイス100を使用した本発明の使用済みインクカートリッジの液体インク再注入方法についての実施の形態例について図1A、1B、3、4、5及び20を参照して以下に説明する。
本発明を実施する使用済みインクカートリッジ1は、大気と連通する液体インク収容室9、10、11を複数備え液体インク収容室からインク吐出口5へ向けて流出する液体インクの流路の途中に、少なくとも液体残量センサー2及び差圧弁3を備える。まず、インクカートリッジ1のインク吐出口5を上方に配置しかつインク吐出口5が設けられたインクカートリッジ面を水平にして大気開放口6を密封しかつ大気と連通する液体インク収容室9、10、11までの途中の流路に備える注入口7を開口した後、インクコネクター103のノズル106を注入口7に装着する。ついでキャップ101の開口110にインクカートリッジ1内を負圧にするための器具、例えば注射器(図示せず)を装着し、注射器のピストンを引っ張ることにより液体インクが充填されたインクボトル102内を負圧にし、ピストンを離すことによりインクカートリッジへ液体インクを注入して第1の工程を行う。第1の工程に引き続いて第1の工程におけるインクカートリッジの配置状態からインクカートリッジ1の液体インク流路の屈曲に合わせて該インクカートリッジを回転させてインク吐出口5を注射器で吸引して、室12、13及びインク収容室に注入された液体インクを移動させて液体残量センサー2室内の気泡を排出させることにより第2の工程を行うことが出来、本発明の使用済みインクカートリッジの液体インク再注入方法が実施される。
この場合、インクカートリッジを回転させる前にインク吐出口5を注射器で吸引して注入した液体インクを移動させてもよい。また、その後インクカートリッジ1を回転させて液体インクを注入又は移動させてもよくこれらも第2の工程に含まれる。
なお、液体インクを注射器で注入した後の注入口7はゴム栓などで密封されるとともに、大気開放口6もシールなどで封止され、エンドユーザーがインクカートリッジを交換するときには該シールを剥がして使用される。なお、上記注入口7は、製造段階ではインクカートリッジの減圧口として使用され製品出荷されるときは、密栓封止された箇所でもある。
上述のようにして得られた再注入インクカートリッジをプリンターに装着し印字、印刷を行ったが、液体残量センサーのご認識は全く起こらなく良好であった。
また、本発明の第2の工程を繰り返し行う場合は、さらに注射器でインク吐出口5を吸引しながらインクボトル102内の液体インクをインクカートリッジ1へ注入することにより実施される。この場合、液体インクを注入する間、インクカートリッジ1の液体インク流路の略90度屈曲に合わせて該インクカートリッジを回転させて実施することにより、液体残量センサー2内の気泡を完全に排除することが出来、液体残量センサー2が誤認識することがない使用済みインクカートリッジへ液体インクを再注入されたインクカートリッジを提供することが出来る。また、この場合、インクカートリッジ1を回転させる回転角を90度で行うことがさらに液体残量センサー2内への気泡の存在がなくなり液体残量センサーが誤認識することが起こらないので好ましい。
上述のように、本発明のインク注入デバイス100を使用することにより、液体インクの再注入が効率よく且つ容易に実施することが出来る。また、本発明のインク注入スタンド200を使用することによって、使用済みインクカートリッジへの液体インクを再注入する際、インクカートリッジを安定に載置することが出来るので、インクカートリッジが転倒することがなく、容易に実施することが出来る。
次に、本発明のインク注入スタンド200を使用した、使用済みインクカートリッジの液体インク再注入方法についての実施の形態例について図10から図19を参照して以下に説明する。
本発明のインク注入スタンド200は、図10に示すように矩形状のスタンドであって、通孔部201、L字状切欠部202、U字状切欠部203、溝部204、溝部205、溝部206及びリブ207を備えている。
図11は、図10インク注入スタンド200のA方向から見た模式図である。図12は、図10インク注入スタンド200のB方向から見た模式図である。図13は、図10インク注入スタンド200のC方向から見たである模式図。図14は、図10インク注入スタンド200のD方向から見たである模式図。図15は、図10インク注入スタンド200のE方向から見た模式図である。
本発明のインク注入スタンド200は、インクカートリッジ1を縦方向に載置する二つの大きさの異なる溝部204及び205を有し、溝部204及び205は互いに直行し、かつ、溝部205の一端にはインクカートリッジ1に形成された係合爪80が着脱自在に勘合される略L字状切欠部202を有し、他方の溝部204の一端にはインク再注入時のインク注入コネクター103が着脱自在に勘合される略U字状切欠部203を有し、かつ、略U字状切欠部203の対向部にはインクカートリッジの注入口を開口するための通孔部201を有し、かつ、インク注入デバイス100を載置する溝部206を有し、かつ、略L字状切欠部202の対向部近傍にインクカートリッジを水平方向に載置するための鉛直方向に延伸するリブ207を有し、かつ、該通孔部201が形成されたL字状リブ208を有する構成となっている。
また、溝部204及び205は、矩形状のインクカートリッジを載置固定するものであるが、溝部204には、矩形状インクカートリッジの短辺部を底辺として鉛直状に載置固定するものであり、以下、この載置をインクカートリッジの縦短載置と称す。また、溝部205は、矩形状インクカートリッジの長辺部を底辺として鉛直状に載置固定するものであり、以下、この載置をインクカートリッジの縦長載置と称す。また、L字状リブ208は、溝部204の近傍に位置して鉛直方向にL字状に延伸しており、矩形状インクカートリッジの平面部を水平状にして、該リブ208及びリブ207の間にインクカートリッジを載置固定する機能を有している。以下この載置をインクカートリッジの水平載置と称す。
上述のように構成されるインク注入スタンド200を使用した本発明の使用済みインクカートリッジの液体インク再注入方法について、インク注入デバイスを併用使用した場合の実施の形態例について図16から19を参照して以下に説明する。
本発明を実施する使用済みインクカートリッジ1は、大気と連通する液体インク収容室9、10、11を複数備え液体インク収容室からインク吐出口5へ向けて流出する液体インクの流路の途中に、少なくとも液体残量センサー2及び差圧弁3を備える。まず、インクカートリッジ1を図16のように水平載置する。ついで、大気と連通する液体インク収容室9、10、11までの途中の流路に備える注入口7を通孔部201を通じて開口する。なお、この注入口7は、製造段階ではインクカートリッジの減圧口として使用され製品出荷されるときは、密栓封止された箇所でもある。
ついで、当該インクカートリッジ1は、図17及び18に示すように、インク吐出口5を上位にしてインク注入スタンド200の溝部205に縦長載置する。このことにより、インクカートリッジ1のインク吐出口5を上方に配置し且つインク吐出口5が設けられたインクカートリッジ面が水平に配置された状態となる。この場合、係合爪8はL字状切欠部202に勘合され固定されている。また、溝部206にはインク注入デバイス100を載置しておく。そして、開口した注入口7にインク注入デバイス100のインクコネクター103のノズル106を装着する。そして、大気開放口6を密封しキャップ101の開口110にインクカートリッジ1内を負圧にするための器具、例えば注射器(図示せず)を装着し、注射器のピストンを引っ張ることにより液体インクが充填されたインクボトル102内を負圧にし、ピストンを離すことによりインクカートリッジ1へ液体インクを注入して第1の工程を行う。
ついで、第1の工程に引き続いて第1の工程におけるインクカートリッジ1の配置状態から、図19に見られるように、インクカートリッジ1を回転させて係合爪8を上位にしてインク注入スタンド200の溝部205に縦短載置する。この場合のインクカートリッジの回転角度は90度になる。そして、インク吐出口5を注射器で吸引して、室12、13及びインク収容室に注入された液体インクを移動させて液体残量センサー2室内の気泡を排出させることにより第2の工程を行うことが出来、本発明の使用済みインクカートリッジの液体インク再注入方法が実施される。この場合、インクコネクター103は、U字
状切欠部203によって該コネクター103が外れないように勘案された構造となっている。
また、インクカートリッジを回転させる前にインク吐出口5を注射器で吸引して注入した液体インクを移動させてもよい。また、その後インクカートリッジを回転させて液体インクを注入又は移動させてもよい。
上述のようにして得られた再注入インクカートリッジをプリンターに装着し印字、印刷を行ったが、液体残量センサーの誤認識は全く起こらなく良好であった。
上述のように、本発明のインク注入スタンド200を使用することによって、使用済みインクカートリッジへの液体インクを再注入する際、インクカートリッジを安定に載置することが出来るので、インクカートリッジが転倒することがなく、容易に実施することが出来る。
また、本発明の第1の工程及び第2の工程を実施する前にインクカートリッジ1内をヘリウムガスで置換することが好ましい。この理由は、ヘリウムガスは、空気に比べて比重が小さくまた分子も小さいので、使用済みインクカートリッジ内に存在する空気よりも脱気しやすく、特に液体残量センサー2内への気泡が残りにくい。したがって、液体残量センサー2内への気泡の存在がなくなり液体残量センサーが誤認識することが起こらないので好ましい。
また、第1の工程において、液体インクを注入する前にインクカートリッジ1の内部を洗浄することが好ましい。使用済みインクカートリッジの保管状態によっては、インクカートリッジ1の内部に残存する液体インクが粘弾性状態又は半固体状になっている場合があり、この場合は液体インク注入の流通をよくするためとインク注入時の気泡が滞留するのを防止するためにも液体インクを注入する前にインクカートリッジ1の内部を洗浄することが好ましい。この場合の洗浄剤は特に限定されないがインクカートリッジを阻害する洗浄剤、例えばシールを溶かすなどの洗浄剤は避けなければならない。
さらに、本発明の使用済みインクカートリッジの液体インク再注入方法について、他の実施の形態例について図1〜19及び21を参照して説明する。本発明は、大気と連通する液体インク収容室9、10、11を複数備えるインクカートリッジ1であって、液体インク収容室からインク吐出口へ向けて流出する液体インクの流路の途中に、少なくとも液体残量センサー2及び差圧弁3を備えるインクカートリッジの使用済みインクカートリッジへの液体インクの再注入方法において、図16に示すように、インクカートリッジ1のインク吐出口5を有する面と直交する面を上方にしかつインクカートリッジ1の注入口7がインク注入スタンド200の通孔部201に位置するようにインクカートリッジ1を該スタンド200に載置する第1工程を行う。ついで、図10、11、16、17及び18に示すように、該スタンド200の通孔部201より注入口7を開口し、ついで、インクカートリッジ1のインク吐出口5を有する面を上方にして該スタンド200の溝部205にインクカートリッジ1を載置する第2工程を行う。
ついで、図1A、1B、3、17および18に示すように、液体インクが充填されたインク注入デバイス100のインクコネクター103のノズル106を該インクカートリッジ1の注入口7に装着した後、大気開放口6を密封し、ついで、インク注入デバイス100の開口110に注射器を装着する第3工程を行う。ついで、該注射器のピストンを引っ張って引き上げた後ピストンを離すことにより液体インクを該インクカートリッジ1に注入する第4工程を行う。ついで、該インク注入デバイス100に装着した注射器を脱着した後、インクカートリッジ1のインク吐出口5へ注射器を装着し、ついで、装着した注射器のピストンを引っ張って液体インクをインクカートリッジ1へ注入する第5工程を行う。ついで、図11、19に示すように、該インクカートリッジ1の係合爪8及び回路基板4を有する面を上方になるように、インクカートリッジ1を90度回転して該スタンド200の溝部204に載置し、ついで、インクカートリッジ1のインク吐出口5に注射器を装着しピストンを引っ張って液体インクをインクカートリッジ1へ注入する第6工程を順次実施することにより、本発明の使用済みインクカートリッジの液体インク再注入方法が実施される。
第6工程において、インクカートリッジ1を90度回転させる前にインク吐出口5を注射器で吸引して注入した液体インクを移動させてもよい。また、その後インクカートリッジ1を90度回転させて液体インクを注入又は移動させてもよくこれらも本発明に含まれる。
なお、液体インクを注射器で注入した後の注入口7はゴム栓などで密封されるとともに、大気開放口6もシールなどで封止され、エンドユーザーがインクカートリッジを交換するときには該シールを剥がして使用される。なお、上記注入口7は、製造段階ではインクカートリッジの減圧口として使用され製品出荷されるときは、密栓封止された箇所でもある。
上述のようにして得られた再注入インクカートリッジをプリンターに装着し印字、印刷を行ったが、液体残量センサーの誤認識は全く起こらなく良好であった。また、インクカートリッジへの液体インクを再注入する際、インクカートリッジが転倒することがなく、インクカートリッジを安定に載置でき、また、液体インクの注入が効率よく且つ容易に実施することができた。
上述のように、本発明の使用済みインクカートリッジの液体インク再注入方法は、インクカートリッジを90度回転させて注入口から液体インクを注入しているので、液体インク再注入後のインクカートリッジの液体残量センサーが誤認識することがないという優れた効果を有している。
ここで、第6工程において、インクカートリッジ1の配置状態からインクカートリッジを単に傾斜させるだけでは液体残量センサー2室内の気泡を排出させることは容易ではなく、第5工程におけるインクカートリッジ1の配置状態からインクカートリッジを90度回転させることが重要である。即ち、インクカートリッジ1の回路基板4を有する面を上方になるように、インクカートリッジ1を90度回転して該スタンド200の溝部204に載置し、ついで、インクカートリッジ1のインク吐出口5に注射器を装着しピストンを引っ張って液体インクをインクカートリッジ1へ注入することが重要である。
上述のように、インクカートリッジを回転させる理由については、本発明者が見出した知見によると、本発明に用いるインクカートリッジの構成の一部である液体残量センサー2、差圧弁3及び気泡トラップ15が、複雑な液体インク流路である屈曲した流路の構成、即ち、液体インク流路の屈曲構成が液体残量センサー内に気泡が残留する原因であると判断している。この本発明で用いるインクカートリッジ1の液体インク流路の屈曲構成について、特に屈曲構成が著しい気泡トラップ15の例を図2を参照して説明する。液体インク収容室10を出た液体インク16は、気泡トラップ15の入口(矢印C)に入り屈曲
した流路を経由して気泡トラップ15の出口(矢印D)へと流出し、さらに液体残量センサー2へと流入する構成となっている。この場合、仕切り壁17に液体インク16が到達すると、該インクは、流路方向偏移口(図示せず)により液体インクの流路が方向偏移しながらやがて気泡トラップ15の出口(矢印D)へと流出していく構成になっている。
上述のように、本発明で用いるインクカートリッジ1は、複雑な屈曲した液体インクの流路を構成している。そして、この屈曲した流路は90度にその方向が偏移していることが多い。そのため、第1の工程におけるインクカートリッジ1の配置状態から該インクカートリッジを90度回転させてインク吐出口5を吸引して室12、13及びインク収容室に注入された液体インクを移動させることにより、液体残量センサー2内に気泡が存在しないという本発明の優れた効果が得られるのである。従って液体残量センサーの誤認識が全く起こらないという優れた効果を有する本発明の使用済みインクカートリッジの液体インク再注入方法が提供できるのである。
また、本発明の第5工程及び第6工程を順次繰り返し行うことにより、さらに液体残量センサー2内への気泡の存在がなくなり液体残量センサーが誤認識することが起こらないので好ましい。第5工程及び第6工程の繰り返しは生産効率を勘案すると数回行うことで十分であり、本発明の課題を達成することが出来る。しかしながら、使用済みインクカートリッジの保存状況によっては、液体残量センサー内の気泡を完全に排除するために該工程の繰り返し回数を制限されることはない。
また、第4工程、第5工程及び第6工程の何れかの工程において、インクカートリッジに振動を加えながら液体インクを注入することを行うことにより、さらに液体残量センサー2内への気泡の存在がなくなり液体残量センサーが誤認識することが起こらないので好ましい。ここでインクカートリッジへ振動を加える場合、強力な振動を与える必要はなく、通常、市販の振動器具、例えばハンドマッサージ器で軽く振動を与えるだけで、液体インク流路内の気泡の排出がされやすく本発明の課題を達成することが出来る。
また、本発明の第3工程において、液体インクをインク注入デバイス100のインクボトル102に充填する前に該インクを30℃〜50℃未満の範囲に加温した後にインクカートリッジへ液体インクを注入することにより、さらに液体残量センサー2内への気泡の存在がなくなり液体残量センサー2が誤認識することが起こらないので好ましい。ここで液体インクの加温温度は30℃から50℃未満の範囲であれば本発明の課題を達成することが出来る。液体インクの取り扱い上さらに好ましくは40℃から50℃未満の範囲である。
また、本発明の第3工程を実施する前にインクカートリッジ1内をヘリウムガスで置換することが好ましい。この理由は、ヘリウムガスは、空気に比べて比重が小さくまた分子も小さいので、使用済みカートリッジ内に存在する空気よりも脱気しやすく、特に液体残量センサー2内への気泡が残りにくい。したがって、液体残量センサー2内への気泡の存在がなくなり液体残量センサー2が誤認識することが起こらないので好ましい。
また、本発明の第4工程より前の工程において、液体インクを注入する前にインクカートリッジ1の内部を洗浄することが好ましい。使用済みインクカートリッジの保管状態によっては、インクカートリッジ1の内部に残存する液体インクが粘弾性状態又は半固体状になっている場合があり、この場合は液体インク注入の流通をよくするためとインク注入時の気泡が滞留するのを防止するためにも液体インクを注入する前にインクカートリッジ1の内部を洗浄することが好ましい。この場合の洗浄剤は特に限定されないがインクカートリッジを阻害する洗浄剤、例えばシールを溶かすなどの洗浄剤は避けなければならない。
次に、本発明のインク注入スタンド200の実施の形態例について図10から図19を参照して以下に説明する。
本発明のインク注入スタンド200は、図10に示すように矩形状のスタンドであって、通孔部201、L字状切欠部202、U字状切欠部203、溝部204、溝部205、溝部206、リブ207及びL字状リブ208を備えている。
図11は、図10インク注入スタンド200のA方向から見た模式図である。図12は、図10インク注入スタンド200のB方向から見た模式図である。図13は、図10インク注入スタンド200のC方向から見たである模式図。図14は、図10インク注入スタンド200のD方向から見たである模式図。図15は、図10インク注入スタンド200のE方向から見た模式図である。
本発明のインク注入スタンド200は、インクカートリッジ1を縦方向に載置する二つの大きさの異なる溝部204及び205を有し、溝部204及び205は互いに直行し、かつ、溝部205の一端にはインクカートリッジ1に形成された係合爪80が着脱自在に勘合される略L字状切欠部202を有し、他方の溝部204の一端にはインク再注入時のインク注入コネクター103が着脱自在に勘合される略U字状切欠部203を有し、かつ、略U字状切欠部203の対向部にはインクカートリッジの注入口を開口するための通孔部201を有し、かつ、インク注入デバイス100を載置する溝部206を有し、かつ、略L字状切欠部202の対向部近傍にインクカートリッジを水平方向に載置するための鉛直方向に延伸するリブ207を有し、かつ、該通孔部201が形成されたL字状リブ208を有する構成となっている。
また、溝部204及び205は、矩形状のインクカートリッジを載置固定するものであるが、溝部204には、矩形状インクカートリッジの短辺部を底辺として鉛直状に載置固定するものであり、また、溝部205は、矩形状インクカートリッジの長辺部を底辺として鉛直状に載置固定するものである。また、L字状リブ208は、溝部204の近傍に位置して鉛直方向にL字状に延伸しており、矩形状インクカートリッジの平面部を水平状にして、該リブ208及びリブ207の間にインクカートリッジを載置固定する機能を有している。
本発明のインク注入スタンド200は、前記したように、本発明の使用済みインクカートリッジの液体インク再注入方法を実施するために使用されるものであり、インクカートリッジを安定して保持固定することが出来るので、使用済みインクカートリッジへの液体インクの再注入が安定して効率よく行うことができる。
上述したように、本発明の使用済みインクカートリッジの液体インク再注入方法及びそのインク中注入スタンドは、インクカートリッジ1内の液体インク流路の屈曲に合わせて該インクカートリッジを回転させて注入口7から液体インクを注入しているので、液体インク再注入後のインクカートリッジの液体残量センサーが誤認識することがないという優れた効果を有する。
また、本発明の使用済みインクカートリッジの液体インク再注入方法は、注入口から液体インクを注入しているので、差圧弁を傷つけて差圧弁の作用・機能を失うことなく、インクカートリッジへ液体インクを再注入することが出来るという優れた効果を有する。
また、本発明の使用済みインクカートリッジの液体インク再注入方法は、注入口から液体インクを注入しているので、インクカートリッジの外表面を再度フイルムで密閉封止するという工程を行う必要がないので、煩雑な後処理加工を必要とせず容易にかつ経済的にインクカートリッジへ液体インクを再注入することが出来るという優れた効果を有する。
また、本発明の使用済みインクカートリッジの液体インク注入スタンドは、使用済みインクカートリッジへ液体インクを再注入する際、使用済みインクカートリッジをスタンドに安定して確実に保持固定することができるので、インクカートリッジへ液体インクを容易に再注入することが出来るという優れた効果を有する。
また、本発明の使用済みインクカートリッジの液体インク注入入スタンドは、インクカートリッジを安定して保持固定することが出来るので、使用済みインクカートリッジへの液体インクの再注入が安定して効率よく行うことができる。すなわち生産性が向上するという優れた効果を有する。
また、本発明の使用済みインクカートリッジの液体インク再注入方法及びそのスタンドは、煩雑な後処理加工を必要とせず、インクカートリッジを安定して保持固定して液体インクを再注入することができるので、一般ユーザーでも容易に行うことが出来るという優れた効果を有する。
またさらに、本発明の使用済みインクカートリッジの液体インク再注入方法及びそのスタンドは、インクカートリッジの再利用を可能としているので、資源の有効利用という環境の保護に貢献することが出来るという優れた効果を有する。
は本発明の実施の形態例を示すインクカートリッジ1の模式図である。 は本発明の実施の形態例を示すインクカートリッジ1の模式図である。 本発明の実施の形態例を示す気泡トラップ15の模式図である。 本発明の実施の形態例を示すインク注入デバイス100の模式図である。 本発明の実施の形態例を示すインクコネクター103の平面図である。 本発明の実施の形態例を示すインクコネクター103の正面図である。 本発明の実施の形態例を示すキャップ101Aの正面図である。 本発明の実施の形態例を示すキャップ101Aの平面図である。 本発明の実施の形態例を示すキャップ101Bの平面図である。 本発明の実施の形態例を示すキャップ101Bの平面図である。 本発明の実施の形態例を示すインク注入スタンド200の模式図である 図10のA方向から見た模式図である。 図10のB方向から見た模式図である。 図10のC方向から見た模式図である。 図10のD方向から見た模式図である。 図10のE方向から見た模式図である。 本発明の実施の形態例を示すインク注入スタンドを使用した模式図である 本発明の実施の形態例を示すインク注入スタンドを使用した模式図である 本発明の実施の形態例を示すインク注入スタンドを使用した模式図である 本発明の実施の形態例を示すインク注入スタンドを使用した模式図である 本発明の使用済みインクカートリッジの液体インク再注入方法の実施の形 態例を説明するためのフローチャートである。 本発明の使用済みインクカートリッジの液体インク再注入方法の他の実施の形態例を説明するためのフローチャートである。
1 インクカートリッジ
2 液体残量センサー
3 差圧弁
4 回路基板
5 インク吐出口

大気開放口
7 注入口
8 係合爪
9 液体インク収容室
10 液体インク収容室
11 液体インク収容室
12 室
13 室
14 室
15 気泡トラップ
16 液体インク
17 仕切り壁
100 インク注入デバイス
101 キャップ
101A キャップ
101B キャップ
102 インクボトル
103 インクコネクター
104 ノズル
105 ノズル
106 ノズル
107 ノズル
108 ノズル
109 ノズル
110 開口
111 開口
112 開口
113 中空チューブ
200 インク注入スタンド
201 通孔部
202 L字状切欠部
203 U字状切欠部
204 溝部
205 溝部
206 溝部
207 リブ
208 L字状リブ



Claims (7)

  1. 矩形状の一つの面の端部寄りにインク吐出口が備えられ、前記インク吐出口を有する面の短辺部と直交する2つの面のうち前記インク吐出口に近接する面に回路基板と係合爪が備えられ、かつ、前記回路基板は前記吐出口を有する側の端部寄りに、前記係合爪は他方の端部寄りに備えられた矩形状のインクカートリッジであって、
    前記インクカートリッジ内に収容される液体インクは、複数の液体インク収容室、液体インク流路が略90度に屈曲している気泡トラップ、液体残量センサー、インク収容室、差圧弁を順次経由して吐出口5に流出され、大気は大気開放口から気液分離フィルター、複数の室を順次経由して複数の前記液体インク収容室に流入される構成を備える前記インクカートリッジの使用済みインクカートリッジへの液体インクの再注入方法において、
    前記インクカートリッジの前記インク吐出口を有する面と直交する面を上方にしかつ前記インクカートリッジの注入口がインク注入スタンドの通孔部に位置するように前記インクカートリッジを前記インク注入スタンドに載置する第1工程と、前記インク注入スタンドの前記通孔部より前記注入口を開口し、前記インクカートリッジの前記インク吐出口を有する面を上方にして前記インク注入スタンドの溝部に前記インクカートリッジを載置する第2工程と、注入液体インクが充填された前記インク注入デバイスのインクコネクターのノズルを前記インクカートリッジの開口された注入口に装着した後、前記大気開放口を密封し、前記インク注入デバイスの開口に前記注射器を装着する第3工程と、前記注射器のピストンを引っ張って引き上げた後前記ピストンを離すことにより前記注入液体インクを前記インクカートリッジに注入する第4工程と、前記インク注入デバイスに装着した前記注射器を脱着した後、前記インクカートリッジの前記インク吐出口へ前記注射器を装着し、装着した前記注射器の前記ピストンを引っ張って前記注入液体インクを前記インクカートリッジへ注入する第5工程と、前記インクカートリッジの前記係合爪及び前記回路基板を有する面を上方になるように、前記インクカートリッジを略90度回転して前記インク注入スタンドの前記溝部に載置し、前記インクカートリッジの前記インク吐出口に前記注射器を装着し前記ピストンを引っ張って前記注入液体インクを前記インクカートリッジへ注入する第6工程と、を順次実施すること、を特徴とする使用済みインクカートリッジの液体インク再注入方法。
  2. 前記第5工程及び前記第6工程を順次繰り返し行うことを特徴とする請求項1に記載の使用済みインクカートリッジの液体インク再注入方法。
  3. 前記第4工程、前記第5工程及び前記第6工程の何れかの工程において、前記インクカートリッジに振動を加えることを特徴とする請求項1又は2に記載の使用済みインクカートリッジの液体インク再注入方法。
  4. 前記使用済みインクカートリッジに再充填される前記注入液体インクを前記インク注入デバイスに充填する前に前記注入液体インクを30以上50℃未満の範囲に加温することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の使用済みインクカートリッジの液体インク再注入方法。
  5. 前記第4工程より前の工程において、前記インクカートリッジ内をヘリウムガスで置換する工程を含むことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の使用済みインクカートリッジの液体インク再注入方法。
  6. 前記第4工程より前の工程において、前記注入液体インクを注入する前に前記インクカートリッジの内部を洗浄する工程を含むことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の使用済みインクカートリッジの液体インク再注入方法。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の使用済みインクカートリッジへの液体インクを再注入方法に用いるスタンドであって、前記インクカートリッジを縦方向に載置する二つの大きさの異なる溝部を有し、前記溝部は互いに直交し、かつ、一方の溝部の一端には前記インクカートリッジに形成された係合爪が着脱自在に勘合される略L字状切欠部を有し、他方の溝部の一端にはインク再注入時のインク注入コネクターが着脱自在に勘合される略U字状切欠部を有し、かつ、前記略U字状切欠部の対向部には前記インクカートリッジの前記注入口を開口するための前記通孔部を有し、かつ、直交する前記溝部の隣接部に前記インク注入デバイスを載置するもう一つの溝部を有し、かつ、前記略L字状切欠部の対向部近傍に前記インクカートリッジを水平方向に載置するための鉛直方向に延伸するリブを有し、かつ、前記通孔部が形成されたL字状リブを有することを特徴とする使用済みインクカートリッジの液体インク再注入インク注入スタンド。

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JP2017105072A (ja) * 2015-12-10 2017-06-15 株式会社Tmipコンサルティング インク補充キットおよびインク補充方法
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