JP2013239978A - 情報処理端末装置、情報処理端末装置の制御方法、情報処理端末装置の制御プログラム、およびこれを記録した記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】発信元のユーザに判断や操作を要求することなく、適切な電話番号に対して発信することを可能とする。
【解決手段】位置情報処理部14は選択された登録名に対応する携帯電話番号の位置情報を外部から通信によって取得する。アドレス帳機能処理部13は、取得した携帯電話番号の位置情報と、選択された登録名に対応する固定電話番号の位置情報とを比較し、両者が一致する場合には該固定電話番号に発信し、両者が一致しない場合には該携帯電話番号に発信する制御を行う。
【選択図】図1
【解決手段】位置情報処理部14は選択された登録名に対応する携帯電話番号の位置情報を外部から通信によって取得する。アドレス帳機能処理部13は、取得した携帯電話番号の位置情報と、選択された登録名に対応する固定電話番号の位置情報とを比較し、両者が一致する場合には該固定電話番号に発信し、両者が一致しない場合には該携帯電話番号に発信する制御を行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、電話通話機能を有する情報処理端末装置に関するものである。
携帯電話機などの通話機能を有する端末装置の電話帳には、個人や特定の団体などの発信先情報として、複数の電話番号を登録することが可能となっている。例えば、或る個人の電話番号としては、自宅の固定電話機の電話番号と、会社の固定電話機の電話番号と、携帯電話機の電話番号と、が登録され得る。したがって、発信者には、上記発信先情報の中から目的とする発信先番号を適宜選択し発信するという、繁雑な操作が要求される場合がある。
特許文献1には、通信情報端末ユーザが、最も適切な発信先電話番号を自動的に選択して発信できる通信情報端末が開示されている。この通信情報端末には、複数の発信先名と、該発信先の各々に対して複数の発信先呼出番号と、が登録されている。或る発信先名が指定されると、該通信情報端末は、現在時刻と記憶手段RAMに予め登録された発信時間とを比較することによって、指定された上記発信先名に対応する複数の発信先電話番号の中から、現時刻において通信相手が居る可能性が高い発信先電話番号を自動的に選択する。
また、特許文献2には、通話する前に、着信端末の存在する場所や現地時刻を発信者側に通知する通信装置が開示されている。この通信装置は、携帯電話や自動車電話など、移動端末である着信端末の位置登録がなされた基地局の位置情報と、該位置登録のなされた現地時刻情報とを取得することが可能となっている。そして、該通信装置は、発信者側端末による発信が行われた時に、該着信端末が在る場所と現地時刻とを発信者側端末に対して通話前に通知する。
特許文献3には、通話する前に、通話相手先に対して発信位置を通知する移動体装置が開示されている。携帯電話機等の移動体装置は、移動位置を表す位置情報を取得し、通話相手先に対する発呼を契機とし、前記位置情報を前記通話相手先に通知する。通話相手先では、通知された位置情報がディスプレイ等に表示されることにより、移動情報を通知してきた移動体装置の位置を通話前に認識することができる。
また、特許文献4には、通信相手との現時点での距離を考慮し、記憶手段に記憶されている各ユーザ名や各通信アドレスの報知順序を決定する通信装置が開示されている。該通信装置は、記憶手段に通信アドレスが記憶されている各移動機の位置情報と、自装置の位置情報とを取得し、自装置と各移動機との距離を算出する。該通信装置は、記憶手段に記憶されている各ユーザ名、または各通信アドレスの報知順序を、上記算出した距離に従って決定し、アドレス帳に登録されている情報を並べ替えて報知する。
発信先の相手が自宅や勤務先等の場所にいる際には、携帯電話機に発信するよりも、自宅や勤務先の固定電話に発信する方が好ましい場合が考えられる。この理由としては、例えば以下のようなことが挙げられる。(1)携帯電話機をかばんなどに入れたままにしていたり、マナーモードのまま充電台で充電していたりして、発信先の相手が着信に気がつかない可能性がある。(2)自宅や勤務先では携帯電話の電波が弱くつながりにくい可能性がある。(3)携帯電話機の充電中である場合に、充電中の携帯電話機の使用は控えたいと発信先の相手が考えている場合がある。(4)自宅にいる場合には自宅の固定電話にかけてほしいと発信先の相手が考えている場合がある。(5)固定電話に発信した場合、その場にいる他の人が電話をとる可能性があって好ましいと発信先の相手が考えている場合がある。
しかしながら、特許文献1に記載の上記通信情報端末は、現在時刻と記憶手段に登録された発信時間とを比較することによって、発信先電話番号を選択しているのみであり、過去の発信時間と現在時刻とが離れている場合など、その選択が適切である可能性は低い。また、該特許文献1には、発信先の位置情報を利用して、最適な電話番号を選択するというような技術思想は一切開示されていない。
また、特許文献2に記載の上記通信装置は、取得された着信端末の時刻場所情報を、発信者の端末装置に通話前に通知することにより、発信者が、「呼び出しをする」、「メッセージを録音する」、「切断する」などの動作を選択することが可能となるのみである。また、特許文献3に記載の上記移動体装置は、取得された発信端末の位置情報を、発呼とともに着信側の端末装置に通知するのみである。すなわち、特許文献2および3には、発信端末装置のアドレス帳に登録されている複数の電話番号の中から適切な電話番号を選択するというような技術思想は一切開示されていない。
また、特許文献4に記載の上記通信装置は、発信装置と各移動機との距離から、アドレス帳に登録された複数の発信先電話番号や発信先アドレスの報知順序を決定し報知するが、自動で電話番号を選択して発信するものではない。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、発信先のユーザが位置していると予想される場所に応じて、発信元のユーザに判断や操作を要求することなく、自動的に適切な電話番号に対して発信することを可能とする情報処理端末装置、情報処理端末装置の制御方法、情報処理端末装置の制御プログラム、およびこれを記録した記録媒体を提供することにある。
本発明に係る情報処理端末装置は、上記課題を解決するために、電話通話機能を有する情報処理端末装置であって、複数の登録名ごとに、携帯電話番号、固定電話番号、および、固定電話番号に対応する固定電話機が設置されている場所の位置情報を登録可能な電話番号データベースに基づいて、電話通話の発信先を選択する発信先選択処理部と、特定の携帯電話番号に対応する携帯電話機の現在の位置情報を、外部から通信によって取得する位置情報処理部とを備え、上記発信先選択処理部が、ユーザによる特定の登録名の選択指示を受け付けた場合に、上記電話番号データベースから、選択された登録名に対応する携帯電話番号を読み出し、上記位置情報処理部によって該携帯電話番号の位置情報を取得するとともに、上記携帯電話番号の位置情報と、選択された登録名に対応する固定電話番号の位置情報とを比較し、両者が一致する場合には、該固定電話番号に発信し、両者が一致しない場合には該携帯電話番号に発信する制御を行う構成である。
また、本発明に係る情報処理端末装置の制御方法は、上記課題を解決するために、電話通話機能を有する情報処理端末装置の制御方法であって、複数の登録名ごとに、携帯電話番号、固定電話番号、および、固定電話番号に対応する固定電話機が設置されている場所の位置情報を登録可能な電話番号データベースに基づいて、電話通話の発信先を選択する発信先選択処理ステップと、特定の携帯電話番号に対応する携帯電話機の現在の位置情報を、外部から通信によって取得する位置情報処理ステップとを含み、上記発信先選択処理ステップにおいて、ユーザによる特定の登録名の選択指示を受け付けた場合に、上記電話番号データベースから、選択された登録名に対応する携帯電話番号を読み出し、上記位置情報処理ステップによって該携帯電話番号の位置情報を取得するとともに、上記携帯電話番号の位置情報と、選択された登録名に対応する固定電話番号の位置情報とを比較し、両者が一致する場合には、該固定電話番号に発信し、両者が一致しない場合には該携帯電話番号に発信する制御を行う方法である。
上記の構成または方法では、まず、ユーザによって選択された登録名に対応する携帯電話番号の現在の位置情報が、外部から通信によって取得される。
ここで、取得した携帯電話番号の位置情報が、選択された登録名に対応する固定電話番号の位置情報と一致する場合には、該登録名のユーザは、該固定電話番号に対応する固定電話機が設置されている場所近傍にいる可能性が高いと判断することができる。ユーザが固定電話機が設置されている場所にいる場合、前記した[発明が解決しようとする課題]において記載したように、携帯電話機に発信するよりも、固定電話機に発信する方が好ましい場合が考えられる。これに基づき、上記の構成または方法では、取得した携帯電話番号の位置情報が、固定電話番号の位置情報と一致する場合には、その一致する固定電話番号に対して発信処理が行われる。
一方、取得した携帯電話番号の位置情報が、固定電話番号の位置情報と異なる場合、該登録名のユーザは、携帯電話機を携帯して、固定電話機が設置されている場所以外にいる可能性が高いと判断することができる。よって、この場合には、携帯電話番号に対して発信処理が行われる。
すなわち、上記の構成または方法によれば、発信先のユーザが位置していると予想される場所に応じて、発信元のユーザに判断や操作を要求することなく、自動的に適切な電話番号に対して発信することが可能となる。
本発明に係る情報処理端末装置は、上記の構成において、上記電話番号データベースが、複数の登録名ごとに、複数種類の固定電話番号、および、それぞれの固定電話番号に対応する位置情報を登録可能となっており、上記発信先選択処理部が、上記携帯電話番号の位置情報と一致する固定電話番号を検索し、該一致する固定電話番号に発信する制御を行う構成としてもよい。
上記の構成によれば、複数種類の固定電話番号の中から、携帯電話番号の位置情報と一致する固定電話番号が選択され、発信が行われることになる。これにより、例えば固定電話番号として、発信先ユーザの自宅の固定電話番号と勤務先の固定電話番号とが登録されている場合に、該発信先ユーザが自宅にいる場合には、自宅の固定電話機に発信し、勤務先にいる場合には、勤務先の固定電話機に発信することが可能となる。
本発明に係る情報処理端末装置は、上記の構成において、上記位置情報処理部が、上記携帯電話番号の位置情報を取得できない場合、上記発信先選択処理部が、上記携帯電話番号に対応する携帯電話機に電波が届いているか否かを確認し、電波が届いている場合には該携帯電話番号に発信し、電波が届いていない場合には上記固定電話番号に発信する構成としてもよい。
上記の構成によれば、携帯電話番号の位置情報を取得できない場合には、携帯電話機に電波が届いていれば該携帯電話番号に発信が行われ、携帯電話機に電波が届いていなければ固定電話番号に発信が行われる。ここで、位置情報を取得できない場合としては、該当携帯電話番号の携帯電話機が自機の位置情報取得機能を有していない場合、該当携帯電話番号の携帯電話機において、自機の位置情報を外部に提供することが許可されていない場合、および、該当携帯電話番号の携帯電話機が通信不可能な状態となっている場合、などが挙げられる。このような場合、上記のように、まずは携帯電話番号に発信し、電波が届いていればそのまま発信を継続する。一方、携帯電話機に電波が届いていないことが確認できた時点で、自動的に固定電話番号への発信に切り替えられる。よって、携帯電話番号の位置情報を取得できない場合においても、発信元のユーザに判断や操作を要求することなく、自動的に適切な電話番号に対して発信することが可能となる。
本発明に係る情報処理端末装置は、上記の構成において、上記電話番号データベースが、複数の登録名ごとに、複数種類の固定電話番号、および、それぞれの固定電話番号に対応する位置情報を登録可能となっており、かつ、複数種類の固定電話番号に対して優先順位が設定されているとともに、上記位置情報処理部が、上記携帯電話番号の位置情報を取得できない場合において、上記発信先選択処理部が、上記携帯電話番号に対応する携帯電話機に電波が届いていない場合に、上記優先順位に基づいて発信する固定電話番号を選択する構成としてもよい。
上記の構成によれば、携帯電話番号の位置情報を取得できず、かつ、携帯電話機に電波が届いていない場合に、優先順位に基づいて発信すべき固定電話番号が選択される。よって、優先順位が発信先のユーザに連絡がつきやすい順番で設定されていれば、固定電話番号の選択に関しても、発信元のユーザに判断や操作を要求することなく自動的に実行することが可能となる。
本発明に係る情報処理端末装置は、上記の構成において、上記位置情報処理部が、通信ネットワークを介して位置情報検索サーバにアクセスすることによって、特定の携帯電話番号に対応する携帯電話機の現在の位置情報を取得するとともに、上記位置情報検索サーバが、特定の携帯電話番号に対応する携帯電話機の位置情報検索要求を受けると、該携帯電話機にアクセスし、該携帯電話機が有するGPS機能によって得られる現在位置情報を取得するものである構成としてもよい。
上記の構成によれば、携帯電話番号の位置情報として、該携帯電話機が有するGPS機能によって得られる現在位置情報を取得することができる。よって、精度のよい位置情報を取得することができるので、固定電話機の位置との一致比較を精度良く行うことが可能となる。例えば、発信先のユーザが自宅の近所を散歩しているような場合でも、ユーザは自宅にいないと判定することが可能となる。
なお、上記情報処理端末装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記情報処理端末装置の各部として動作させることにより、上記情報処理端末装置をコンピュータにて実現させる制御プログラム、及びそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も本発明の範疇に入る。
以上のように、本発明に係る情報処理端末装置は、複数の登録名ごとに、携帯電話番号、固定電話番号、および、固定電話番号に対応する固定電話機が設置されている場所の位置情報を登録可能な電話番号データベースに基づいて、電話通話の発信先を選択する発信先選択処理部と、特定の携帯電話番号に対応する携帯電話機の現在の位置情報を、外部から通信によって取得する位置情報処理部とを備え、上記発信先選択処理部が、ユーザによる特定の登録名の選択指示を受け付けた場合に、上記電話番号データベースから、選択された登録名に対応する携帯電話番号を読み出し、上記位置情報処理部によって該携帯電話番号の位置情報を取得するとともに、上記携帯電話番号の位置情報と、選択された登録名に対応する固定電話番号の位置情報とを比較し、両者が一致する場合には、該固定電話番号に発信し、両者が一致しない場合には該携帯電話番号に発信する制御を行う構成である。これにより、発信先のユーザが位置していると予想される場所に応じて、発信元のユーザに判断や操作を要求することなく、自動的に適切な電話番号に対して発信することが可能となるという効果を奏する。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(ネットワーク構成)
図2は、本発明の実施形態に係る携帯電話機1を含むネットワーク構成を示すブロック図である。同図に示すように、携帯電話機1は、電話通信網70に接続しており、電話通話およびデータ通信を行うことが可能となっている。なお、携帯電話機1は、無線により近くに存在する基地局と通信し、これにより電話通信網70に接続する。
図2は、本発明の実施形態に係る携帯電話機1を含むネットワーク構成を示すブロック図である。同図に示すように、携帯電話機1は、電話通信網70に接続しており、電話通話およびデータ通信を行うことが可能となっている。なお、携帯電話機1は、無線により近くに存在する基地局と通信し、これにより電話通信網70に接続する。
電話通信網70は、各種電話会社が提供する電話通信網、および、インターネットなどの通信ネットワークを含んでいる。この電話通信網70に接続されている各種通信機器同士は、互いに電話通話またはデータ通信を行うことができる。
携帯電話機1は、電話通信網70を介して、発信先携帯電話機51、自宅固定電話機52、および勤務先固定電話機53との間で電話通話を行うことが可能となっている。ここで、発信先携帯電話機51とは、携帯電話機1のユーザが電話通話を行う通話相手が所有する携帯電話機を示しており、自宅固定電話機52とは、通話相手の自宅に設置されている固定電話機を示しており、勤務先固定電話機53とは、通話相手の勤務先に設置されている固定電話機を示している。
さらに、携帯電話機1は、電話通信網70を介して、位置情報検索サーバ60と通信を行うことが可能となっている。位置情報検索サーバ60は、指定された電話番号に対応する携帯電話機の位置情報を提供する位置情報検索サービスを行うサーバである。具体的には、位置情報検索サーバ60は、ある通信端末から特定の携帯電話機の位置情報検索要求を受けると、該携帯電話機にアクセスし、該携帯電話機が有するGPS(Global Positioning System)機能によって得られる現在位置情報を取得し、上記通信端末に送信する。なお、この位置情報検索サービスは、個人情報保護の観点により、「位置情報利用設定」をユーザが事前に許可している携帯電話機に対してのみ利用可能となっている。
(携帯電話機の構成)
図1は、本実施形態に係る携帯電話機1の概略構成を示すブロック図である。同図に示すように、携帯電話機1は、制御部2、記憶部3、表示部4、操作入力部5、無線通信部6、音声入力部7、および音声出力部8を備えている。
図1は、本実施形態に係る携帯電話機1の概略構成を示すブロック図である。同図に示すように、携帯電話機1は、制御部2、記憶部3、表示部4、操作入力部5、無線通信部6、音声入力部7、および音声出力部8を備えている。
制御部2は、携帯電話機1における各種動作を統括的に制御するブロックであり、電話通話制御部11、データ通信制御部12、アドレス帳機能処理部(発信先選択処理部)13、および、位置情報処理部14を備えている。制御部2の構成については後述する。
記憶部3は、制御部2によって処理が行われる際に利用される各種データを記憶する。記憶部3に記憶されているデータの中に、アドレス帳データベース(電話番号データベース)31が含まれている。アドレス帳データベース31は、複数の登録名ごとに、複数種類の電話番号を登録可能なデータベースである。登録名としては、例えば個人名、団体名、企業名、および店舗名などが挙げられる。複数種類の電話番号としては、例えば複数種類の携帯電話番号、および複数種類の固定電話番号が挙げられる。また、複数種類の電話番号について、優先順位の情報が記録されていてもよい。また、電話番号に限らず、電子メールアドレス、自宅住所、およびその他各種情報が記録されるようになっていてもよい。
さらに、アドレス帳データベース31において、固定電話番号に関しては、対応する固定電話が設置されている場所の情報が位置情報として登録することが可能となっている。なお、固定電話番号に対して位置情報を登録する処理の詳細については後述する。
表示部4は、携帯電話機1における各種動作、処理内容を表示する。この表示部4は、例えば液晶表示パネルや有機ELパネルなどによって構成されるが、これらに限定されるものではなく、情報の表示を行うことが可能な表示装置であればどのような表示装置によって構成されていてもよい。
操作入力部5は、携帯電話機1のユーザによる操作入力を受け付ける。この操作入力部5は、例えば各種ボタン、キーボード、およびポインティングデバイスなどによって構成される。なお、表示部4および操作入力部5をタッチ入力が可能な表示装置によって構成してもよい。
無線通信部6は、無線によって近くに存在する基地局との間で通信を行う。この無線通信部6は、例えばRF(Radio Frequency)通信回路によって構成される。なお、無線通信部6が、例えば無線LAN(Local Area Network)による通信、Bluetooth(登録商標)による通信、などを含む近距離無線通信を行う機能をさらに有していても良い。
音声入力部7は、ユーザから発声された音声などを入力するマイクなどによって構成される。この音声入力部7は、電話通話時の音声入力として利用されるとともに、音声入力が必要とされるアプリケーションなどに用いられる。
音声出力部8は、音声を出力するスピーカーやイヤホン端子などによって構成される。この音声出力部8は、電話通話時の音声出力および着信時の音声出力として利用されるとともに、音声出力が必要とされるアプリケーションなどに用いられる。
(制御部の構成)
次に、制御部2の構成について説明する。
次に、制御部2の構成について説明する。
電話通話制御部11は、電話通話に関する各種処理を制御する。操作入力部5によってユーザからの発信指示入力が受け付けられると、電話通話制御部11は、無線通信部6に対して電話通話の発信処理を行わせる制御を行う。また、無線通信部6によって着信が検知された場合、電話通話制御部11は、音声出力部8に対して着信時の音声出力を行うように制御する。また、着信時に操作入力部5によってユーザからの受電指示入力が受け付けられると、電話通話制御部11は、無線通信部6に対して受電処理を行わせる制御を行うとともに、音声入力部7および音声出力部8に対して通話のための音声入出力制御を行う。また、電話通話制御部11は、着信時にユーザから受電指示入力がされなかった場合の自動応答制御などを行う。
データ通信制御部12は、データ通信に関する各種処理を制御する。データ通信としては、例えばインターネットを介したメール送受信およびHTTP(Hypertext Transfer Protocol)に基づくデータ通信などが挙げられる。
アドレス帳機能処理部13は、アドレス帳データベース31に基づいて、アドレス帳アプリケーションをユーザに提供する処理を行う。アドレス帳アプリケーションの機能としては、例えば以下のものが挙げられる。(1)アドレス帳データベース31に登録されている登録名のリストを表示部4に表示させる。(2)操作入力部5において受け付けられたユーザの指示入力によって特定の登録名が選択された場合に、該登録名に対応付けられて登録されている複数種類の電話番号を表示する。(3)特定の電話番号がユーザによって選択された場合、該電話番号への発信を行うように電話通話制御部11に指示する。(4)「自動発信」がユーザによって選択された場合、後述する自動発信処理を行う。(5)ユーザから新規に電話番号を登録する指示を受け付けると、該電話番号を登録名に対応づけてアドレス帳データベース31に記録する。(6)固定電話番号に関して、対応する固定電話が設置されている場所の情報を位置情報として登録する指示を受け付けた場合、その位置情報を登録名および固定電話番号に対応付けてアドレス帳データベース31に記録する。
位置情報処理部14は、データ通信制御部12を介して、位置情報検索サーバ60にアクセスし、位置情報検索サービスを受ける処理を行う。この位置情報処理部14は、アドレス帳機能処理部13からの指示に基づいて位置情報検索サービスを行うが、ユーザから直接指示されることによって位置情報検索サービスを受ける処理を行ってもよい。
(自動発信処理の概要)
次に、アドレス帳機能処理部13が行う自動発信処理の概要について説明する。
次に、アドレス帳機能処理部13が行う自動発信処理の概要について説明する。
上記のように、GPS機能を備えた携帯電話機に関しては、上記の位置情報検索サービスを利用することによって、該携帯電話機の現在地情報を取得することができる。すなわち、この位置情報提供サービスを利用すれば、電話通話を行う対象として特定の登録名がユーザによって選択された際に、該登録名に対応して登録されている携帯電話番号のその時点での位置情報を実際の発信前に確認することが可能となる。
アドレス帳機能処理部13は、この位置情報提供サービスを利用することにより、特定の登録名に対応する携帯電話番号の位置情報、および、該登録名に対応する固定電話の位置情報に基づいて、自動発信における発信先を決定する。
例えば、ユーザからの指示によって自動発信が選択された特定の登録名に対して、携帯電話番号、自宅固定電話番号、および勤務先固定電話番号とが登録されているとともに、自宅固定電話番号および勤務先固定電話番号に対して位置情報が登録されている場合を考える。ここで、携帯電話番号に対して、上記の位置情報提供サービスによって位置情報を取得したとする。
取得した携帯電話番号の位置情報が、自宅固定電話番号の位置情報と一致する場合には、該登録名のユーザは、自宅にいる可能性が高いと判断することができる。同様に、取得した携帯電話番号の位置情報が、勤務先固定電話番号の位置情報と一致する場合には、該登録名のユーザは、勤務先にいる可能性が高いと判断することができる。ユーザが自宅や勤務先にいる場合、前記した[発明が解決しようとする課題]において記載したように、携帯電話機に発信するよりも、自宅や勤務先の固定電話機に発信する方が好ましい場合が考えられる。よって、本実施形態における「自動発信処理」では、取得した携帯電話番号の位置情報が、自宅固定電話番号または勤務先固定電話番号の位置情報と一致する場合には、その一致する固定電話番号に対して発信処理が行われる。
一方、取得した携帯電話番号の位置情報が、自宅固定電話番号および勤務先固定電話番号のいずれの位置情報とも異なる場合、該登録名のユーザは、携帯電話機を携帯して自宅でも勤務先でもない場所にいる可能性が高いと判断することができる。よって、この場合には、携帯電話番号に対して発信処理が行われる。
(自動発信処理の流れ)
次に、アドレス帳機能処理部13が行う自動発信処理の流れについて、図3に示すフローチャートおよび図4(a)〜図4(g)に示す画面図に基づいて説明する。
次に、アドレス帳機能処理部13が行う自動発信処理の流れについて、図3に示すフローチャートおよび図4(a)〜図4(g)に示す画面図に基づいて説明する。
まず、ステップ1(以降、S1のように称する)において、ユーザからのアドレス帳プログラムの起動指示入力が操作入力部5によって受け付けられることによって、アドレス帳機能処理部13による処理が開始される。アドレス帳プログラムの起動指示入力は、例えば図4(a)に示すように、表示画面上にアドレス帳プログラムのアイコン(「アドレス帳アプリ」)などが表示され、該アイコンが選択されることによって行われても良いし、携帯電話機1にアドレス帳プログラムを起動するボタンが設けられており、該ボタンが押されることによって行われてもよい。
アドレス帳プログラムが起動されると、アドレス帳機能処理部13は、記憶部3からアドレス帳データベース31を読み出し、図4(b)に示すように、登録名の一覧を表示部4に表示する制御を行う。なお、このときの登録名の表示順序については、あいうえお順や、データの登録順等、予め定められた表示順序となる。その後、ユーザによって、特定の登録名が発信先名として選択する指示入力が操作入力部5によって受け付けられると(S2)、アドレス帳機能処理部13は、選択された登録名に対応して記録されている電話番号情報をアドレス帳データベース31から読み出す。そして、図4(c)に示すように、アドレス帳機能処理部13は、「自動発信」を表示させるともに、選択された登録名に対応する電話番号情報の一覧を表示させる制御を行う。
例えば、図4(b)に示す画面表示例において「Aさん」が発信先名として選択されると、アドレス帳機能処理部13は、「Aさん」に対応して登録されている携帯電話番号「090-1234−5678」と、自宅の固定電話番号「012−345−6789」と、勤務先の固定電話番号「011−234−5678」とが、図4(c)に示す画面表示例に示すように、読み出されて表示部4に表示される。また、「自動発信」という文字列も表示され、「自動発信」、「携帯電話番号」、「自宅電話番号」、および「勤務先電話番号」のいずれかを選択可能な状態で表示が行われる。
また、図4(c)に示すように、「自宅電話番号」の表示部分に、登録されている自宅固定電話番号の位置情報が「自宅位置情報」として表示し、「勤務先電話番号」の表示部分に、登録されている勤務先固定電話番号の位置情報が「勤務先位置情報」として表示されるようになっていてもよい。この場合、自宅または勤務先の固定電話番号に対して位置情報が登録されているか否かをユーザが確認することができるので、固定電話番号に位置情報が登録されていない場合には、自動発信を用いずに手動で発信先を決定する、というような判断をユーザに行わせることが可能となる。
次に、S3において、アドレス帳機能処理部13は、ユーザによって自動発信が選択されたか否かを確認する。S3においてNO、すなわち、自動発信が選択されずに、特定の電話番号が選択された場合には、指示された電話番号に発信を行うように電話通話制御部11を制御する(S4)。ここで、携帯電話番号が選択された場合には、図4(e)に示すような画面が表示され、自宅固定電話番号が選択された場合には、図4(f)に示すような画面が表示され、勤務先固定電話番号が選択された場合には、図4(g)に示すような画面が表示されるようにしてもよい。
一方、S3においてYES、すなわち、自動発信が選択された場合には、アドレス帳機能処理部13は、選択されている登録名に対して、携帯電話番号が登録されているか否かを確認する(S5)。S5においてNO、すなわち、選択されている登録名に対して、携帯電話番号が登録されていない場合には、アドレス帳機能処理部13は、該登録名に対応して登録されている固定電話番号のうち、優先順位の高い固定電話番号を選択し、その固定電話番号に発信を行うように電話通話制御部11を制御する(S6)。なお、固定電話番号に対して優先順位が設定されていない場合には、電話番号一覧画面において上側に表示される固定電話番号に発信するように決めておいてもよいし、ユーザに固定電話番号を選択させる画面を表示させるようにしてもよい。ここで、自宅固定電話番号が選択された場合には、図4(f)に示すような画面が表示され、勤務先固定電話番号が選択された場合には、図4(g)に示すような画面が表示されるようにしてもよい。
一方、S5においてYES、すなわち、選択されている登録名に対して、携帯電話番号が登録されている場合、アドレス帳機能処理部13は、選択されている登録名に対して、固定電話番号が1つ以上登録されており、かつ、登録されている固定電話番号の少なくとも1つに位置情報が登録されているか否かを確認する(S7)。S7においてNO、すなわち、選択されている登録名に対して、固定電話番号が登録されていない、または、登録されている固定電話番号のいずれにも位置情報が登録されていない場合、アドレス帳機能処理部13は、該登録名に対応して登録されている携帯電話番号に発信を行うように電話通話制御部11を制御する(S8)。すなわち、固定電話番号が登録されていない場合には、携帯電話番号に発信するしかないことになる。また、登録されている固定電話番号のいずれにも位置情報が登録されていない場合には、位置情報の比較ができないので、携帯電話番号に発信することになる。
一方、S7においてYES、すなわち、選択されている登録名に対して、固定電話番号が1つ以上登録されており、かつ、登録されている固定電話番号の少なくとも1つに位置情報が登録されている場合、アドレス帳機能処理部13は、位置情報処理部14に対して、選択されている登録名に対して登録されている携帯電話番号の位置情報を取得するように指示を行う。この位置情報の取得処理を行っている間は、図4(d)に示すように、「発信先携帯電話の位置検索中」というようなメッセージが表示部4に表示されるように制御がされてもよい。
位置情報処理部14は、位置情報検索サーバ60にアクセスし、指示された携帯電話番号の位置情報の取得要求を行う。そして、位置情報処理部14は、位置情報を取得できた場合には、その位置情報をアドレス帳機能処理部13に送り、位置情報を取得できなかった場合には、取得できなかった旨をアドレス帳機能処理部13に送る。なお、位置情報を取得できない場合としては、該当携帯電話番号の携帯電話機がGPS機能を有していない場合、該当携帯電話番号の携帯電話機において、自機の位置情報を位置情報検索サーバ60に提供することが許可されていない場合、および、該当携帯電話番号の携帯電話機が通信不可能な状態となっている場合、などが挙げられる。
アドレス帳機能処理部13は、選択されている登録名に対して登録されている携帯電話番号の位置情報が取得できない場合(S9においてNO)、該携帯電話番号に対して発信処理を行うように電話通話制御部11を制御する。そして、アドレス帳機能処理部13は、該携帯電話番号の携帯電話機に電波が届いているか否かを判定する(S11)。
S11においてYES、すなわち、該携帯電話番号の携帯電話機に電波が届いている場合には、そのまま該携帯電話番号に対する発信を継続する(S12)。この際に、図4(a)に示すように「携帯電話番号に発信します。」というようなメッセージが表示部4に表示されるように制御がされてもよい。
S11においてNO、すなわち、該携帯電話番号の携帯電話機に電波が届いていない場合には、アドレス帳機能処理部13は、該登録名に対応して登録されている固定電話番号のうち、優先順位の高い固定電話番号を選択し、その固定電話番号に発信を行うように電話通話制御部11を制御する(S13)。なお、上記したS6と同様に、固定電話番号に対して優先順位が設定されていない場合には、電話番号一覧画面において上側に表示される固定電話番号に発信するように決めておいてもよいし、ユーザに固定電話番号を選択させる画面を表示させるようにしてもよい。ここで、自宅固定電話番号が選択された場合には、図4(f)に示すような画面が表示され、勤務先固定電話番号が選択された場合には、図4(g)に示すような画面が表示されるようにしてもよい。
一方、アドレス帳機能処理部13は、選択されている登録名に対して登録されている携帯電話番号の位置情報が取得できた場合(S9においてYES)、該登録名に対応して登録されている固定電話番号の位置情報のうち、取得した携帯電話番号の位置情報と一致するものがあるか否かを判定する(S10)。
S10においてNO、すなわち、取得した携帯電話番号の位置情報と一致する固定電話番号がない場合には、該携帯電話番号に発信を行うように電話通話制御部11を制御する(S15)。一方、S10においてYES、すなわち、取得した携帯電話番号の位置情報と一致する固定電話番号がある場合には、アドレス帳機能処理部13は、その固定電話番号に発信を行うように電話通話制御部11を制御する(S14)。ここで、自宅固定電話番号が選択された場合には、図4(f)に示すような画面が表示され、勤務先固定電話番号が選択された場合には、図4(g)に示すような画面が表示されるようにしてもよい。
(固定電話番号の位置情報登録処理)
次に、アドレス帳データベース31において、固定電話番号の位置情報を登録する処理について説明する。固定電話番号に位置情報を登録する方法としては、該固定電話番号に対応する固定電話機が配置されている住所がユーザによって入力される方法が挙げられる。この場合、アドレス帳機能処理部13は、まず、図4(c)に示すような、選択された登録名に対応する電話番号情報の一覧表示画面を表示部4に表示するように制御する。そして、特定の固定電話番号がユーザによって選択され、かつ、位置情報入力メニューが選択された旨が操作入力部5によって受け付けられると、アドレス帳機能処理部13は、位置情報入力画面として、住所情報を入力する画面を表示部4に表示させる。ここで入力された住所情報が該固定電話番号の位置情報として登録される。
次に、アドレス帳データベース31において、固定電話番号の位置情報を登録する処理について説明する。固定電話番号に位置情報を登録する方法としては、該固定電話番号に対応する固定電話機が配置されている住所がユーザによって入力される方法が挙げられる。この場合、アドレス帳機能処理部13は、まず、図4(c)に示すような、選択された登録名に対応する電話番号情報の一覧表示画面を表示部4に表示するように制御する。そして、特定の固定電話番号がユーザによって選択され、かつ、位置情報入力メニューが選択された旨が操作入力部5によって受け付けられると、アドレス帳機能処理部13は、位置情報入力画面として、住所情報を入力する画面を表示部4に表示させる。ここで入力された住所情報が該固定電話番号の位置情報として登録される。
なお、住所情報が入力される代わりに、緯度・経度の情報が入力され、この情報が位置情報として登録されるようになっていてもよい。また、住所情報が入力されると、これを緯度・経度の情報に変換して位置情報として登録されるようになっていてもよい。この場合、住所情報と緯度・経度情報とを変換するデータベースが記憶部3に備えられていてもよいし、アドレス帳機能処理部13が、住所情報と緯度・経度情報とを変換するデータベースを備える外部のサーバに問い合わせることによって、緯度・経度の情報に変換するようにしてもよい。
また、例えば固定電話番号と住所とが関連付けられているデータベースを有する電話帳情報サーバから固定電話番号の住所情報を取得してもよい。具体的には、アドレス帳機能処理部13は、まず、図4(c)に示すような、選択された登録名に対応する電話番号情報の一覧表示画面を表示部4に表示するように制御する。そして、特定の固定電話番号がユーザによって選択され、かつ、位置情報取得メニューが選択された旨が操作入力部5によって受け付けられると、アドレス帳機能処理部13は、上記電話帳情報サーバにアクセスし、対応する住所情報を取得する。ここで取得された住所情報が該固定電話番号の位置情報として登録される。
(位置情報の一致確認処理の詳細)
次に、アドレス帳機能処理部13における携帯電話番号と固定電話番号の位置情報一致確認処理について説明する。上記のように、アドレス帳機能処理部13は、位置情報検索サーバ60にアクセスし、携帯電話番号の位置情報を取得する。ここで取得される位置情報は基本的にGPSによる位置情報であるので、緯度・経度の情報として位置情報が取得されることになる。
次に、アドレス帳機能処理部13における携帯電話番号と固定電話番号の位置情報一致確認処理について説明する。上記のように、アドレス帳機能処理部13は、位置情報検索サーバ60にアクセスし、携帯電話番号の位置情報を取得する。ここで取得される位置情報は基本的にGPSによる位置情報であるので、緯度・経度の情報として位置情報が取得されることになる。
ここで、固定電話番号の位置情報が、緯度・経度の情報としてアドレス帳データベース31に登録されている場合、取得した携帯電話番号の位置情報と、固定電話番号の位置情報とが所定の誤差範囲内であれば、アドレス帳機能処理部13は、両者の位置が一致したと判断することになる。
一方、固定電話番号の位置情報が、住所情報としてアドレス帳データベース31に登録されている場合、次の2つの方法で位置一致確認を行うことができる。
第1の方法としては、アドレス帳機能処理部13が、携帯電話番号の位置情報としての緯度・経度の情報を、住所情報に変換して比較を行う方法である。この場合、緯度・経度情報と住所情報とを変換するデータベースが記憶部3に備えられていてもよいし、アドレス帳機能処理部13が、緯度・経度情報と住所情報とを変換するデータベースを備える外部のサーバに問い合わせることによって、緯度・経度の情報に変換するようにしてもよい。その後、アドレス帳機能処理部13が、両者の住所情報を比較し、例えば番地まで一致すれば両者の位置が一致していると判断するようにしてもよい。
第2の方法としては、アドレス帳機能処理部13が、固定電話番号の位置情報としての住所情報を、緯度・経度の情報に変換して比較を行う方法である。この場合、住所情報と緯度・経度情報とを変換するデータベースが記憶部3に備えられていてもよいし、アドレス帳機能処理部13が、住所情報と緯度・経度情報とを変換するデータベースを備える外部のサーバに問い合わせることによって、緯度・経度の情報に変換するようにしてもよい。その後、アドレス帳機能処理部13が、両者の緯度・経度情報を比較し、所定の誤差範囲内であれば両者の位置が一致していると判断するようにしてもよい。
(別の構成例)
上記の実施形態では、本発明に係る情報処理端末装置の構成例として携帯電話機1の例を挙げたが、これに限定されるものではなく、電話通話機能を有する情報処理端末装置であればどのような構成であってもよい。例えば、携帯電話機1の代わりに、固定電話機によって本発明に係る情報処理端末装置を実現してもよい。また、電話通話制御部11による電話通話が有線を介して行われる形態であってもよいし、データ通信制御部12によるデータ通信が有線を介して行われる形態であってもよい。
上記の実施形態では、本発明に係る情報処理端末装置の構成例として携帯電話機1の例を挙げたが、これに限定されるものではなく、電話通話機能を有する情報処理端末装置であればどのような構成であってもよい。例えば、携帯電話機1の代わりに、固定電話機によって本発明に係る情報処理端末装置を実現してもよい。また、電話通話制御部11による電話通話が有線を介して行われる形態であってもよいし、データ通信制御部12によるデータ通信が有線を介して行われる形態であってもよい。
また、上記の実施形態では、アドレス帳データベース31が、携帯電話機1が備える記憶部3に記録されている構成となっているが、記録される場所は限定されるものではない。例えば、アドレス帳データベース31が外部のサーバなどに記録されており、アドレス帳機能処理部13が、通信ネットワークを介して適宜情報を読み出すような構成であってもよい。
〔補足〕
最後に、携帯電話機1が備える制御部2の各部は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
最後に、携帯電話機1が備える制御部2の各部は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、携帯電話機1は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムを格納したROM、上記プログラムを展開するRAM、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)/記憶部3などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである携帯電話機1の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、携帯電話機1に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM(登録商標)/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、携帯電話機1を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、スマートフォンなどを含む携帯電話機、電話通話機能を有するタブレット型情報端末装置、固定電話機、および電話通話機能を有するFAX機などに利用することができる。
1 携帯電話機
2 制御部
3 記憶部
4 表示部
5 操作入力部
6 無線通信部
7 音声入力部
8 音声出力部
11 電話通話制御部
12 データ通信制御部
13 アドレス帳機能処理部(発信先選択処理部)
14 位置情報処理部
31 アドレス帳データベース(電話番号データベース)
51 発信先携帯電話機
52 自宅固定電話機
53 勤務先固定電話機
60 位置情報検索サーバ
70 電話通信網
2 制御部
3 記憶部
4 表示部
5 操作入力部
6 無線通信部
7 音声入力部
8 音声出力部
11 電話通話制御部
12 データ通信制御部
13 アドレス帳機能処理部(発信先選択処理部)
14 位置情報処理部
31 アドレス帳データベース(電話番号データベース)
51 発信先携帯電話機
52 自宅固定電話機
53 勤務先固定電話機
60 位置情報検索サーバ
70 電話通信網
Claims (8)
- 電話通話機能を有する情報処理端末装置であって、
複数の登録名ごとに、携帯電話番号、固定電話番号、および、固定電話番号に対応する固定電話機が設置されている場所の位置情報を登録可能な電話番号データベースに基づいて、電話通話の発信先を選択する発信先選択処理部と、
特定の携帯電話番号に対応する携帯電話機の現在の位置情報を、外部から通信によって取得する位置情報処理部とを備え、
上記発信先選択処理部が、
ユーザによる特定の登録名の選択指示を受け付けた場合に、上記電話番号データベースから、選択された登録名に対応する携帯電話番号を読み出し、上記位置情報処理部によって該携帯電話番号の位置情報を取得するとともに、
上記携帯電話番号の位置情報と、選択された登録名に対応する固定電話番号の位置情報とを比較し、両者が一致する場合には、該固定電話番号に発信し、両者が一致しない場合には該携帯電話番号に発信する制御を行うことを特徴とする情報処理端末装置。 - 上記電話番号データベースが、複数の登録名ごとに、複数種類の固定電話番号、および、それぞれの固定電話番号に対応する位置情報を登録可能となっており、
上記発信先選択処理部が、上記携帯電話番号の位置情報と一致する固定電話番号を検索し、該一致する固定電話番号に発信する制御を行うことを特徴とする請求項1記載の情報処理端末装置。 - 上記位置情報処理部が、上記携帯電話番号の位置情報を取得できない場合、上記発信先選択処理部が、上記携帯電話番号に対応する携帯電話機に電波が届いているか否かを確認し、電波が届いている場合には該携帯電話番号に発信し、電波が届いていない場合には上記固定電話番号に発信することを特徴とする請求項1記載の情報処理端末装置。
- 上記電話番号データベースが、複数の登録名ごとに、複数種類の固定電話番号、および、それぞれの固定電話番号に対応する位置情報を登録可能となっており、かつ、複数種類の固定電話番号に対して優先順位が設定されているとともに、
上記位置情報処理部が、上記携帯電話番号の位置情報を取得できない場合において、上記発信先選択処理部が、上記携帯電話番号に対応する携帯電話機に電波が届いていない場合に、上記優先順位に基づいて発信する固定電話番号を選択することを特徴とする請求項3記載の情報処理端末装置。 - 上記位置情報処理部が、通信ネットワークを介して位置情報検索サーバにアクセスすることによって、特定の携帯電話番号に対応する携帯電話機の現在の位置情報を取得するとともに、
上記位置情報検索サーバが、特定の携帯電話番号に対応する携帯電話機の位置情報検索要求を受けると、該携帯電話機にアクセスし、該携帯電話機が有するGPS(Global Positioning System)機能によって得られる現在位置情報を取得するものであることを特徴とする請求項1記載の情報処理端末装置。 - 電話通話機能を有する情報処理端末装置の制御方法であって、
複数の登録名ごとに、携帯電話番号、固定電話番号、および、固定電話番号に対応する固定電話機が設置されている場所の位置情報を登録可能な電話番号データベースに基づいて、電話通話の発信先を選択する発信先選択処理ステップと、
特定の携帯電話番号に対応する携帯電話機の現在の位置情報を、外部から通信によって取得する位置情報処理ステップとを含み、
上記発信先選択処理ステップにおいて、
ユーザによる特定の登録名の選択指示を受け付けた場合に、上記電話番号データベースから、選択された登録名に対応する携帯電話番号を読み出し、上記位置情報処理ステップによって該携帯電話番号の位置情報を取得するとともに、
上記携帯電話番号の位置情報と、選択された登録名に対応する固定電話番号の位置情報とを比較し、両者が一致する場合には、該固定電話番号に発信し、両者が一致しない場合には該携帯電話番号に発信する制御を行うことを特徴とする情報処理端末装置の制御方法。 - 請求項1〜5の何れか1項に記載の情報処理端末装置を動作させるための制御プログラムであって、コンピュータを上記各部として機能させるための制御プログラム。
- 請求項7に記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012112791A JP2013239978A (ja) | 2012-05-16 | 2012-05-16 | 情報処理端末装置、情報処理端末装置の制御方法、情報処理端末装置の制御プログラム、およびこれを記録した記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2012112791A JP2013239978A (ja) | 2012-05-16 | 2012-05-16 | 情報処理端末装置、情報処理端末装置の制御方法、情報処理端末装置の制御プログラム、およびこれを記録した記録媒体 |
Publications (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018201171A (ja) * | 2017-05-29 | 2018-12-20 | 京セラ株式会社 | 電子機器、通信システム、および情報処理方法 |
-
2012
- 2012-05-16 JP JP2012112791A patent/JP2013239978A/ja active Pending
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