JP2013239602A - リアクトルの放熱構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、製造やリサイクルが簡単で、放熱性能を高めたリアクトルの冷却構造を提供することを目的とする。
【解決手段】リアクトル12は、一面14と他面16とを有する取り付け板18、取り付け板18に固定されたコア20、およびコア20に巻き付けられた巻線22を備える。リアクトル12の放熱構造10は、取り付け板18に設けられた開口部24、取り付け板18の他面16側に配置された放熱器26、巻線22と放熱器26に密着された伝熱部材28を備える。巻線22から放熱器26に熱伝導される。
【選択図】図1

Description

本発明は、リアクトルを放熱するためのリアクトルの放熱構造に関するものである。
従来、空気調和機のインバータなどにおいて、力率改善や高調波電流抑制のために、リアクトルが用いられている。図6に示すリアクトル12は、取り付け板18、取り付け板18に溶接固定された磁性材料のコア20、およびコア20に電線を巻き付けて構成した巻線(コイル)22を備える。取り付け板18は放熱器26や筐体にネジ34などで固定される。
リアクトル12は、インバータの主回路に直列に接続される。リアクトル12に大電流が流れたとき、巻線22の損失(銅損)による発熱が大きく、温度上昇を抑えるために放熱対策を施す必要がある。(1)自然対流による空冷、(2)リアクトル12を樹脂封止して、樹脂から外部に伝熱させる放熱(下記特許文献1〜3)、(3)金属やヒートパイプなどの伝熱部材70を巻線22に接触させ、外部に伝熱させる放熱(下記特許文献4〜6)、(4)コア20を放熱器26に密着させる放熱(下記特許文献7)が挙げられる。
上記(1)は、リアクトル12の表面積を大きくする必要があり、リアクトル12が大型化する。リアクトル12の大型化によって、リアクトル12を含む製品の小型化の妨げとなる。
上記(2)は、樹脂封止に時間が掛かり、生産効率を悪化させる。また、リアクトル12をリサイクルする際に樹脂をはがす必要があり、リサイクルが難しくなる。
上記(3)は、巻線22は電線を巻き回しているため、巻線22の表面は凹凸になっており、巻線22と伝熱部材70との間に隙間が生じる。伝熱性能を高めるためには、隙間にグリスなどを充填する必要があり、生産工程が多くなる。図6に示すような断面L字型であり、かつ金属などの硬直な伝熱部材70は、撓む部分を作らなければ、2方向の部分を同時に密着させることは困難である。
上記(4)は、空気調和機では巻線22での損失が大きく、コア20から放熱するよりも巻線22から放熱することが求められる。
国際公開WO2006−016554号公報 特開2002−246239号公報 特開2005−210778号公報 特開2009−147041号公報 特開2009−212384号公報 特開平10−174371号公報 特開2009−283706号公報
本発明は、製造やリサイクルが簡単で、放熱性能を高めたリアクトルの放熱構造を提供することを目的とする。
リアクトルは、一面と他面とを有する取り付け板と、前記取り付け板の一面に固定された磁性体のコアと、前記コアに巻き付けられた巻線とを備える。リアクトルの放熱構造は、前記取り付け板における巻線の配置される位置に形成された開口部または切り欠きと、前記取り付け板の他面側に配置された放熱器と、前記開口部または切り欠きを通過し、巻線と放熱器とに密着された伝熱部材とを備える。リアクトルの巻線の下部と放熱器とに、伝熱部材が密着される。巻線から伝熱部材を介して放熱器に伝熱される。
前記伝熱部材の一部が取り付け板と放熱器との間に挟み込まれている。伝熱部材と放熱器との密着面積が大きくなる。
前記伝熱部材が、柔軟性の部材を含む。伝熱部材が柔軟性を有することによって、巻線の凹凸に入り込んで、密着する。
本発明は、巻線から放熱器まで伝熱部材によって伝熱している。伝熱部材が巻線の下部と放熱器に密着されており、巻線から放熱器までの熱抵抗が下げられている。したがって、巻線から放熱器に効率良く伝熱できる。樹脂封止をしないため、製造やリサイクルが簡単である。
本発明のリアクトルの放熱構造を示す図であり、(a)は側面図であり、(b)は下方から見た取り付け板と伝熱部材の位置関係を示す図である。 放熱器がヒートシンクである場合のリアクトルの放熱構造を示す図である。 伝熱部材を取り付け板と放熱器で挟み込んだリアクトルの冷却構造を示す図であり、(a)は側面図であり、(b)は下方から見た取り付け板と伝熱部材の位置関係を示す図である。 図3における伝熱部材の挟まれる部分を多くしたリアクトルの冷却構造を示す図であり、(a)は側面図であり、(b)は下方から見た取り付け板と伝熱部材の位置関係を示す図である。 取り付け板に切り欠きを設けた本発明のリアクトルの冷却構造を示す図であり、(a)は側面図であり、(b)は下方から見た取り付け板と伝熱部材の位置関係を示す図である。 従来のリアクトルの放熱構造を示す図であり、(a)は側面図であり、(b)は上面図である。
本発明のリアクトルの放熱構造について図面を用いて説明する。図面は模式的に示しており、実際の大きさとは異なる場合がある。
リアクトル12は、一面14と他面16とを有する取り付け板18、取り付け板18に固定されたコア20、およびコア20に巻き付けられた巻線22を備える(図1)。たとえば、リアクトル12は空気調和機のインバータに接続される。
取り付け板18は、鋼板などの金属製の板を使用することができる。磁性体のコア20は取り付け板18の一面14に溶接によって固定される。図1のコア20はEIコアであるが、コア20の種類は限定されない。巻線22は、電線をコア20に巻き回して構成され、巻線22の端部がインバータの主回路などの他の回路に接続される。巻線22の表面は、電線によって凹凸を有する。
本発明のリアクトル12の放熱構造10は、取り付け板18に設けられた開口部24、取り付け板18の他面16側に配置された放熱器26、巻線22と放熱器26に密着された伝熱部材28を備える。
開口部24は、取り付け板18における巻線22の配置される位置に形成されている。コア20の一部が巻線22の外側にある場合、そのコア20の一部が無い位置に開口部24が形成される。開口部24の形状は伝熱部材28の外形と同じか少し大きくして、伝熱部材28が開口部24を通過できるようにしている。図1では開口部24における伝熱部材28の形状が方形であるため、開口部24も方形になっている。
リアクトル12が空気調和機に用いられる場合、放熱器26は冷媒の通過する配管を取り付けた冷媒ジャケットが挙げられる。また放熱器26は、図2のように反対側の面32に放熱フィン33を設けたヒートシンクであっても良い。放熱器26の取り付け板18および放熱器26にネジ締結用の穴を設けて、放熱器26に取り付け板18をネジ34で取り付ける。
伝熱部材28は、絶縁性および高熱伝導性を有する部材である。そのために、絶縁性の部材に熱伝導性の高い粒子または粉体を均一に混合させて伝熱部材28を形成する。絶縁性の部材として、シリコーンゴム、ポリイソブチレンゴム、またはアクリルゴムよりなる部材が挙げられる。熱伝導性の粒子または粉体として、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、酸化亜鉛、シリカ、またはマイカなどの粒子または粉体が挙げられる。これらの材料よりなる伝熱部材28は、絶縁性および高熱伝導性に加えて、柔軟で弾力も有する。
伝熱部材28は直方体のブロックになっており、開口部24を通過する。伝熱部材28の高さは、取り付け板18の他面16から巻線22の下部36までの高さよりも高くする。したがって、伝熱部材28を巻線22の下部36から放熱器26までの間に配置して、取り付け板18を放熱器26に取り付けた際、伝熱部材28が巻線22の下部36と放熱器26のリアクトル12側の面30とで押圧されながら挟み込まれる。伝熱部材28は柔軟で弾力を有するため、巻線22の凹凸に合わせて密着させることができる。
伝熱部材28の高さによっては、取り付け板18の他面16と放熱器26の面30との間に隙間38が生じる。隙間38が生じないよりも隙間38が生じる方が、巻線の下部36と放熱器30とで伝熱部材28を押圧し易い。隙間38があることによって、伝熱部材28を巻線に密着させやすくなる。
以上のように、伝熱部材28が巻線22と放熱器26に密着し、巻線22から放熱器26に熱伝導される。従来に比べて巻線22から放熱器26までの熱抵抗を下げており、巻線22を直接冷却することが可能である。空気調和機に使用した場合に巻線22の損失による発熱が大きいが、放熱性能が高い。樹脂で封止していないため、リアクトル12のリサイクルも容易である。
伝熱部材28の放熱器26への接触面積を広くして、放熱性能を高めても良い。図3のリアクトル12の放熱構造40は、伝熱部材42がL字型に折れ曲がっている。巻線22の下部36と放熱器26とで伝熱部材42を挟み込みながら、取り付け板18の他面16と放熱器26とでも伝熱部材42の一部を挟み込んでいる。伝熱部材42と放熱器26との接触面積が広がり、放熱性能が高くなる。
また、図4のリアクトル12の放熱構造50のように、伝熱部材52の断面が逆T字型になるようにして、取り付け板18と放熱器26とで挟み込まれる部分を大きくしても良い。伝熱部材52と放熱器26との接触面積が広くなり、放熱性能が高くなる。
取り付け板18に開口部24を形成したが、開口部24を形成することに限定されない。図5のリアクトル12の放熱構造60のように、他の実施例に比べて取り付け板18が小さい場合に、取り付け板18の側部に切り欠き(凹部)62を設ける。伝熱部材28は切り欠き62を通過する。なお、取り付け板18の大きさによって開口部24と切り欠き62を使い分けても良いし、開口部24と切り欠き62を任意に選択しても良い。
その他、本発明は、その主旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づき種々の改良、修正、変更を加えた態様で実施できるものである。
10、40、50、60:リアクトルの放熱構造
12:リアクトル
14:一面
16:他面
18:取り付け板
20:コア
22:巻線
24:開口部
26:放熱器
28、42、52:伝熱部材
30:放熱器におけるリアクトル側の面
32:放熱器におけるリアクトルの反対側の面
33:放熱フィン
34:ネジ
36:巻線の下部
38:隙間
62:切り欠き(凹部)

Claims (3)

  1. 一面と他面とを有する取り付け板と、
    前記取り付け板の一面に固定された磁性体のコアと、
    前記コアに巻き付けられた巻線と、
    を備えたリアクトルの放熱構造であって、
    前記取り付け板における巻線の配置される位置に形成された開口部または切り欠きと、
    前記取り付け板の他面側に配置された放熱器と、
    前記開口部または切り欠きを通過し、巻線と放熱器とに密着された伝熱部材と、
    を備えたリアクトルの放熱構造。
  2. 前記伝熱部材の一部が取り付け板と放熱器との間に挟み込まれた請求項1のリアクトルの放熱構造。
  3. 前記伝熱部材が、柔軟性の部材を含む請求項1または2のリアクトルの放熱構造。
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