JP2013239074A - 情報処理装置および情報処理方法、並びにプログラム - Google Patents

情報処理装置および情報処理方法、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】安定的に顔認証を行うための顔画像を容易に取得する。
【解決手段】顔向き検出部は、登録の対象となる登録対象者の顔が写された画像から、顔の向きを検出し、周辺方向判定処理部は、顔向き検出部により検出された顔の向きが、正面方向以外の所定の周辺方向の規定範囲内であるか否かを判定する。そして、周辺方向判定処理部は、周辺方向の規定範囲内であると判定した画像を周辺方向の登録候補とし、方向分散判定処理部は、登録候補とされた画像のうちの、顔の向きが互いに十分に分散していると判定された所定枚数の画像を、登録用の周辺方向の画像とする。本技術は、例えば、顔認証システムに用いられる顔データ登録処理装置に適用できる。
【選択図】図1

Description

本開示は、情報処理装置および情報処理方法、並びにプログラムに関し、特に、安定的に顔認証を行うための顔画像を容易に取得することができるようにした情報処理装置および情報処理方法、並びにプログラムに関する。
近年、安定的な顔認証を行うために、同一の顔に対して複数枚の顔画像を登録する顔認証システムが増加している。
例えば、従来の顔認証システムでは、一定時間において一定枚数の顔画像を撮像して登録する処理が行われていた。しかしながら、このような処理では、顔認証を行う際に最も重要となる正面の顔が撮像された顔画像が取得されていなかったり、顔の向きが分散せずに一定の方向を向いている複数枚の顔画像が登録されることがあった。
これに対し、顔が正面を向いた顔画像、および、顔の向きが分散した複数枚の顔画像を登録するには、登録対象者に対して、厳密に方向を指示する必要があった。しかしながら、登録対象者に対して顔の向きを指示するもの(登録指示者や、登録を行うためのアプリケーションなど)の熟練度によっては、所望の画像を登録することができないことがあったり、登録に長時間を要することがあった。
このように、従来の顔認証システムでは、安定的な顔認証を行うことのできる認証精度の良い顔画像を取得することができない場合があった。
これに対し、特許文献1では、例えば、登録画像を登録するための指示部を用意し、顔の向きを変えるように指示する構成が採用された顔画像登録装置が提案されている。
特開2009−258991号公報
しかしながら、特許文献1で開示されているような、顔の向きを変えるように指示する顔画像登録装置では、装置自体の熟練度などに影響する可能性がある。そのため、安定した顔認証を行うことができる顔画像を容易に取得することが求められている。
本開示は、このような状況に鑑みてなされたものであり、安定的に顔認証を行うための顔画像を容易に取得することができるようにするものである。
本開示の一側面の情報処理装置は、登録の対象となる登録対象者の顔が写された画像から、前記顔の向きを検出する顔向き検出部と、前記顔向き検出部により検出された前記顔の向きが、正面方向以外の所定の周辺方向の規定範囲内であると判定された前記画像を、周辺方向の登録候補とする周辺方向判定処理部と、前記周辺方向判定処理部により登録候補とされた前記画像のうちの、前記顔の向きが互いに十分に分散していると判定された所定枚数の前記画像を、登録用の周辺方向の画像とする方向分散判定処理部とを備える。
本開示の一側面の情報処理方法またはプログラムは、登録の対象となる登録対象者の顔が写された画像から、前記顔の向きを検出し、検出された前記顔の向きが、正面方向以外の所定の周辺方向の規定範囲内であると判定された前記画像を、周辺方向の登録候補とし、登録候補とされた前記画像のうちの、前記顔の向きが互いに十分に分散していると判定された所定枚数の前記画像を、登録用の周辺方向の画像とするステップを含む。
本開示の一側面においては、登録の対象となる登録対象者の顔が写された画像から、顔の向きが検出され、その顔の向きが、正面方向以外の所定の周辺方向の規定範囲内であると判定された画像が、周辺方向の登録候補とされる。そして、登録候補とされた画像のうちの、顔の向きが互いに十分に分散していると判定された所定枚数の前記画像が、登録用の周辺方向の画像とされる。
本開示の一側面によれば、安定的に顔認証を行うための顔画像を容易に取得する。
本技術を適用した情報処理装置の一実施の形態の構成例を示すブロック図である。 登録対象者の顔の向きを説明する図である。 正面方向判定処理を説明する図である。 周辺方向判定処理を説明する図である。 凸包を説明する図である。 凸包の更新について説明する図である。 凸包の面積について説明する図である。 顔データ登録処理を説明するフローチャートである。 正面方向判定処理を説明するフローチャートである。 正面方向判定処理の他の例を説明するフローチャートである。 周辺方向判定処理を説明するフローチャートである。 方向分散判定処理を説明するフローチャートである。 登録中の顔画像の顔向きの可視化について説明する図である。 本技術を適用したコンピュータの一実施の形態の構成例を示すブロック図である。
以下、本技術を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本技術を適用した情報処理装置の一実施の形態の構成例を示すブロック図である。
図1において、情報処理装置11は、撮像部12、記憶部13、表示部14、および顔データ登録処理部15を備えて構成され、顔認識処理において参照される顔データを登録する顔データ登録処理を行う。
撮像部12は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)センサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサなどの撮像素子を有して構成される。撮像部12は、顔データを登録する対象となる登録対象者の顔を連続的に撮像して、登録対象者の顔が写された画像(以下、適宜、顔画像と称する)を顔データ登録処理部15に供給する。
記憶部13は、例えば、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ(例えば、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory))などを有して構成され、顔データ登録処理部15から供給される顔データを記憶する。
表示部14は、例えば、液晶パネルや有機EL(Electro Luminescence)パネルなどを有して構成され、顔データ登録処理部15により顔データ登録処理が行われる際に、登録対象者に対するメッセージや画像などを表示する。例えば、表示部14は、登録対象者に対して、顔の正面および任意方向を連続的に撮像する旨を示すメッセージを表示する。
顔データ登録処理部15は、CPU(Central Processing Unit)およびメモリを有して構成され、CPUがメモリに記憶されているプログラムを実行することによって、登録対象者の顔画像から得られる顔データを登録する顔データ登録処理を行う。例えば、顔データ登録処理部15は、顔データ登録処理において、撮像部12に対して正面を向いた状態の顔が写された顔画像と、撮像部12に対して周辺方向(正面以外の任意の方向)を向いた状態の顔が写された所定枚数の顔画像とを、登録用の顔画像とする。そして、顔データ登録処理部15は、それらの登録用の顔画像に写されている顔の特徴量からなる顔データ(テンプレートデータ)を登録する。
図1に示すように、顔データ登録処理部15は、画像保持部21、顔向き検出部22、正面方向判定処理部23、周辺方向判定処理部24、方向分散判定処理部25、登録処理部26、および表示処理部27を備えて構成される。
画像保持部21は、撮像部12から連続的に供給される顔画像を保持する。顔データ登録処理部15では、撮像部12から画像保持部21に新たな顔画像が供給されるたびに、その顔画像を判定対象として処理が行われる。
顔向き検出部22は、判定対象となる顔画像を画像保持部21から読み出して画像解析を行い、その顔画像に写されている登録対象者の顔の向きを検出する。
例えば、顔向き検出部22は、図2に示すように、ピッチ方向(pitch)の顔の角度を示すピッチ値p、ヨー方向(yaw)の顔の角度を示すヨー値y、および、ロール方向(roll)の顔の角度を示すロール値rを、登録対象者の顔の向きとして検出する。即ち、顔向き検出部22は、1枚の顔画像に対して、ピッチ値p、ヨー値y、およびロール値rのセットを求める。なお、図2の例では、登録対象者の顔の正面方向(x軸方向)に、情報処理装置11の撮像部12が配置されており、登録対象者が正確に正面を向いていて、顔が傾いていない場合には、ピッチ値p、ヨー値y、およびロール値rは、いずれもゼロとなる。ここで、本実施の形態では、ピッチ値pおよびヨー値yを用いて顔の方向を判定する処理について説明を行う。
そして、顔向き検出部22は、判定対象の顔画像から検出したピッチ値pおよびヨー値yの2乗和を演算して方向尺度D(D=p+y)を求め、正面方向判定処理部23および周辺方向判定処理部24に供給する。
正面方向判定処理部23は、顔向き検出部22から供給される方向尺度Dに基づいて、判定対象の顔画像における登録対象者の顔が正面方向を向いているか否かを判定する正面方向判定処理を行う。正面方向判定処理部23は、正面方向判定処理において登録対象者の顔が正面方向を向いていると判定した場合、その判定対象の顔画像を、正面方向の登録候補として画像保持部21に保存させる。なお、正面方向判定処理については、図3を参照して後述する。
周辺方向判定処理部24は、顔向き検出部22から供給される方向尺度Dに基づいて、判定対象の顔画像における登録対象者の顔の方向が、顔認識において認識精度が低下しない程度とされる適切な周辺方向の規定範囲内であるか否かを判定する周辺方向判定処理を行う。周辺方向判定処理部24は、周辺方向判定処理において登録対象者の顔の方向が適切な周辺方向の規定範囲内であると判定した場合、その判定対象の顔画像を周辺方向の登録候補とする。なお、周辺方向判定処理については、図4を参照して後述する。
方向分散判定処理部25は、周辺方向判定処理部24が、判定対象の顔画像を新たに周辺方向の登録候補とすると、その顔画像のピッチ値pおよびヨー値yを顔向き検出部22から読み出す。そして、方向分散判定処理部25は、他の周辺方向の登録候補とされた顔画像のピッチ値pおよびヨー値yと比較して、それらの顔画像における登録対象者の顔の向きが互いに十分に分散しているか否かを判定する方向分散判定処理を行う。なお、方向分散判定処理については、図5乃至図7を参照して後述する。
方向分散判定処理部25は、周辺方向の登録候補とされた顔画像のうちの、方向分散判定処理において登録対象者の顔の向きが互いに十分に分散していると判定された所定枚数の顔画像を、登録用の周辺方向の顔画像として決定して画像保持部21に保存させる。
登録処理部26には、方向分散判定処理部25が登録用の周辺方向の顔画像を決定すると、それらの顔画像と、その時点において正面方向の登録候補として保存されている顔画像とが画像保持部21から供給される。そして、登録処理部26は、画像保持部21から供給された顔画像から登録対象者の顔の特徴量を算出して、それらの特徴量からなる顔データを記憶部13に供給して記憶させる。
表示処理部27は、顔データ登録処理部15において顔データ登録処理が行われている間、例えば、顔の正面および任意方向を連続的に撮像する旨を示すメッセージを表示部14に表示させる。また、表示処理部27は、例えば、方向分散判定処理において互いに十分に分散していると判定された顔の向きを方向分散判定処理部25から読み出し、視覚化して表示する(後述する図13参照)。
次に、図3を参照して、正面方向判定処理部23により行われる正面方向判定処理について説明する。
正面方向判定処理部23は、顔向き検出部22から供給された方向尺度Dと、予め設定されている第1の方向尺度閾値D thr1と比較する。
そして、正面方向判定処理部23は、方向尺度Dが第1の方向尺度閾値D thr1未満である場合(D<D thr1)には、登録対象者の顔が正面方向を向いていると判定する。即ち、図3に示すように、顔向き検出部22が顔画像から検出したピッチ値pおよびヨー値yが示す点Pが、第1の方向尺度閾値D thr1の平方根(Dthr1)を半径とする円よりも内側にある場合、点Pにより表される顔の向きは正面方向であると判定される。
一方、正面方向判定処理部23は、方向尺度Dが第1の方向尺度閾値D thr1以上である場合(D≧D thr1)には、登録対象者の顔が正面方向を向いていないと判定する。即ち、図3に示すように、顔向き検出部22が顔画像から検出したピッチ値pおよびヨー値yが示す点Pが、第1の方向尺度閾値D thr1の平方根(Dthr1)を半径とする円の外側にある場合、点Pにより表される顔の向きは正面方向でないと判定される。
このように、正面方向判定処理部23は、正面方向判定処理において、第1の方向尺度閾値D thr1を半径とする円の内側に、顔画像から検出した顔の向き(ピッチ値およびヨー値が示す点P)が存在する場合、顔の向きは正面方向であると判定する。
なお、正面方向判定処理部23は、例えば、撮像部12により顔画像が撮像されるたびに正面方向判定処理を行うことができる。または、正面方向判定処理部23は、正面方向の登録候補を一度決定した後には、正面方向判定処理を省略することができる。
次に、図4を参照して、周辺方向判定処理部24により行われる周辺方向判定処理について説明する。
周辺方向判定処理部24は、顔向き検出部22から供給された方向尺度Dと、予め設定されている第1の方向尺度閾値D thr1および第2の方向尺度閾値D thr2と比較する。なお、第2の方向尺度閾値D thr2は、正面方向を決めるためのものではないことより、図4に示すように、上述の第1の方向尺度閾値D thr1よりも大きな値(D thr2>D thr1)に設定される。
そして、周辺方向判定処理部24は、方向尺度Dが第1の方向尺度閾値D thr1以上であって、かつ、第2の方向尺度閾値D thr2未満である場合(D thr1≦D<D thr2)には、登録対象者の顔の方向が、顔認識において認識精度が低下しない程度とされる適切な周辺方向の規定範囲内であると判定する。即ち、図4に示すように、顔向き検出部22が顔画像から検出したピッチ値pおよびヨー値yが示す点Pが、第1の方向尺度閾値D thr1の平方根(Dthr1)を半径とする円の外側にあり、かつ、第2の方向尺度閾値D thr2の平方根(Dthr2)を半径とする円よりも内側にある場合、点Pにより表される顔の向きは規定範囲内であると判定される。
一方、周辺方向判定処理部24は、方向尺度Dが第2の方向尺度閾値D thr2以上である場合(D≧D thr2)には、登録対象者の顔の方向が、顔認識において認識精度が低下しない程度とされる適切な周辺方向の規定範囲内ではないと判定する。即ち、図4に示すように、顔向き検出部22が顔画像から検出したピッチ値pおよびヨー値yが示す点Pが、第2の方向尺度閾値D thr2の平方根(Dthr2)を半径とする円の外側にある場合、点Pにより表される顔の向きは規定範囲内ではないと判定される。
このように、周辺方向判定処理部24は、撮像部12により撮像される顔画像から、方向尺度Dが第2の方向尺度閾値D thr2以上となるような顔の向きの顔画像、即ち、顔の正面から大きくズレた顔の向きの顔画像を除外する。
次に、図5乃至図7を参照して、方向分散判定処理部25により行われる方向分散判定処理について説明する。
方向分散判定処理部25は、周辺方向判定処理部24が登録対象者の顔の方向が適切な周辺方向の規定範囲内であると判定した顔画像から得られたピッチ値pおよびヨー値yを、顔向き検出部22から読み出す。そして、方向分散判定処理部25は、ピッチ値pおよびヨー値yにより表される座標点により形成される凸包を求める凸包計算を行う。
ここで、方向分散判定処理部25は、図5に示すように、複数の座標点がプロットされたXY平面において、座標点を直線で結んで全ての座標点を含むような凸形状を形成したときの多角形の頂点となる座標点の集合を凸包計算対象Cとする。つまり、図5において、バツ印(×)で示されている座標点は凸包計算対象Cには含まれず、黒丸印(●)で示されている座標点が凸包計算対象Cに含まれる。凸包計算対象Cは、ピッチ値pおよびヨー値yの座標点列により表される。
一般的に、凸包を計算するためには、少なくとも3点の座標点が必要となる。従って、方向分散判定処理部25は、周辺方向判定処理部24が3枚の顔画像を周辺方向の登録候補とするまでは凸包計算を行わずに、それらの顔画像から得られるピッチ値pおよびヨー値yを保持する。そして、方向分散判定処理部25は、周辺方向判定処理部24が4枚目の顔画像を周辺方向の登録候補とすると凸包計算を行い、凸包計算により新規に得られる凸包計算対象Cnewを保持する。その後、方向分散判定処理部25は、周辺方向判定処理部24が新たな周辺方向の登録候補を決定するたびに、新たな顔画像から得られるピッチ値pおよびヨー値yを用いて凸包計算を繰り返して行う。
方向分散判定処理部25は、凸包計算を行った後、凸包により形成される多角形の面積である凸包面積Schを計算し、最大の面積となる凸包最大面積Sth maxを保持する。そして、方向分散判定処理部25は、新たに凸包計算を行うたびに、それまでの凸包最大面積Sth maxより大きい場合には凸包を更新することを繰り返して、登録対象者の顔の向きの分散を行う。
また、例えば、方向分散判定処理部25は、予め4つの領域(第1象限〜第4象限)を設定し、それぞれの領域において1つの周辺方向候補を選択して、4つの点により凸包計算を行う処理を採用することができる。このような処理では、方向分散判定処理部25は、ピッチ値pおよびヨー値yの符号判定を行って、いずれの領域に属するかを判定し、4つの領域ごとに登録候補となる1つの座標点Pを求める。そして、方向分散判定処理部25は、各領域において登録候補となる座標点Pが求められた後、4つの領域の座標点Pで形成される凸包の凸包面積Schを計算する。その後、方向分散判定処理部25は、周辺方向判定処理部24が新たな周辺方向の登録候補を決定するたびに、新たな座標点Pを含めた5点を用いて凸包計算を行い、凸包面積Schが大きな座標点Pを選択して、凸包の更新を繰り返す。
例えば、図6に示すように、凸包計算対象Cとして、第1象限の座標点P、第2象限の座標点P、第3象限の座標点P、および第4象限の座標点Pが保持されているとする。このとき、図6でハッチングが施されている領域の面積が、座標点P乃至Pからなる凸包計算対象Cの凸包面積Schであり、この時点での凸包最大面積Sth maxである。
ここに、周辺方向判定処理部24が新たな周辺方向の登録候補を決定すると、方向分散判定処理部25は、その顔画像から得られるピッチ値pおよびヨー値yの符号判定を行う。そして、図6に示すように、新たなピッチ値pおよびヨー値yにより表される座標点Pが第1象限にある場合、方向分散判定処理部25は、座標点Pと座標点P乃至Pとからなる新たな凸包計算対象Cnewの凸包面積Schを求める。そして、方向分散判定処理部25は、新たな凸包計算対象Cnewの凸包面積Schが、座標点P乃至Pからなる凸包計算対象Cの凸包面積Schよりも大きい場合、凸包を更新する。即ち、新たな凸包計算対象Cnewを凸包計算対象Cとし、新たな凸包計算対象Cnewの凸包面積Schを凸包最大面積Sth maxとする。
このように、周辺方向判定処理部24は、凸包面積Schが広がるように凸包計算対象Cを更新する処理を繰り返すことで、登録対象者の顔の向きを分散することができる。
ところで、方向分散判定処理部25が凸包を計算する過程で、第1象限から第4象限までのそれぞれに座標点P乃至Pが設定されたとしても、登録対象者の顔の向きが十分に分散されないことが懸念されることもある。
例えば、図7Aに示すように、登録対象者の顔がピッチ方向にのみ大きく変化し、ヨー方向には変化しない場合には、精度の良い顔認証をすることは困難となる。そこで、方向分散判定処理部25は、凸包面積Schに対して凸包面積閾値Sch thrを設定しておき、凸包面積閾値Sch thr以上となるまで凸包を更新する。これにより、図7Aに示すような凸包となるようなことが回避され、登録対象者の顔の向きが十分に分散された顔画像を取得することができる。
例えば、図7Bに示すように、第2の方向尺度閾値D thr2の平方根(Dthr2)を半径とする円に内接する四角形の頂点となるような座標点P乃至Pを取得することが最も理想的な凸包となる。
そして、方向分散判定処理部25は、凸包面積閾値Sch thr以上となった凸包面積Schの凸包計算対象Cに含まれる座標点P乃至Pを示すピッチ値pおよびヨー値yが求められた顔画像を、登録用の周辺方向の顔画像とする。
次に、図8のフローチャートを参照して、顔データ登録処理部15において行われる顔データ登録処理を説明する。
例えば、顔データ登録処理を実行するように登録対象者が情報処理装置11に対する操作を行うと、ステップS11において、顔データ登録処理部15では初期化が行われる。例えば、ステップS11において、方向分散判定処理部25は、方向分散判定処理において凸包計算に使用するパラメータである凸包計算対象カウント値nchおよび最大凸包面積Sch maxを初期化して、0に設定する。
ステップS12において、撮像部12は、顔画像を撮像して画像保持部21に供給する。
ステップS13において、顔向き検出部22は、判定対象となる顔画像を画像保持部21から読み出して顔向きを検出し、ピッチ値pおよびヨー値yを求める。
ステップS14において、顔向き検出部22は、ステップS13で検出したピッチ値pおよびヨー値yから方向尺度D(D=p+y)を算出し、正面方向判定処理部23および周辺方向判定処理部24に供給する。
ステップS15において、正面方向判定処理部23は、判定対象の顔画像における登録対象者の顔が正面方向を向いているか否かを判定する正面方向判定処理(図9または図10)を行う。
ステップS16において、周辺方向判定処理部24は、判定対象の顔画像における登録対象者の顔の方向が、顔認識において認識精度が低下しない程度とされる適切な周辺方向の規定範囲内であるか否かを判定する周辺方向判定処理(図11)を行う。
ステップS17において、周辺方向判定処理部24は、ステップS16の周辺方向判定処理の結果に基づいて、登録対象者の顔の方向は周辺方向の規定範囲内であるか否かを判定する。
ステップS17において、周辺方向判定処理部24が、登録対象者の顔の方向は周辺方向の規定範囲内でないと判定した場合、処理はステップS12に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。一方、ステップS17において、周辺方向判定処理部24が、登録対象者の顔の方向は周辺方向の規定範囲内であると判定した場合、処理はステップS18に進む。
ステップS18において、方向分散判定処理部25は、登録対象者の顔の向きが互いに十分に分散しているか否かを判定する方向分散判定処理(図12)を行う。
ステップS19において、方向分散判定処理部25は、ステップS18の方向分散判定処理の結果に基づいて、登録対象者の顔の向きが互いに十分に分散した顔画像が得られたか否かを判定する。
ステップS19において、方向分散判定処理部25が、登録対象者の顔の向きが互いに十分に分散した顔画像が得られていないと判定した場合、処理はステップS12に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。一方、ステップS19において、方向分散判定処理部25が、登録対象者の顔の向きが互いに十分に分散した顔画像が得られたと判定した場合、処理はステップS20に進む。
ステップS20において、登録処理部26は、正面方向判定処理部23が正面方向の登録候補とした顔画像、および、方向分散判定処理部25が決定した登録用の周辺方向の顔画像から特徴量を算出する。そして、登録処理部26は、それらの特徴量からなる顔データを記憶部13に供給して記憶させる登録処置を行い、顔データ登録処理は終了する。
次に、図9は、図8のステップS15における正面方向判定処理を説明するフローチャートである。
ステップS31において、正面方向判定処理部23は、図8のステップS14で算出された方向尺度Dは、第1の方向尺度閾値D thr1未満であるか否かを判定する。ステップS31において、正面方向判定処理部23が、方向尺度Dは第1の方向尺度閾値D thr1未満であると判定した場合、処理はステップS32に進む。
ステップS32において、正面方向判定処理部23は、方向尺度Dは最小方向尺度D min未満であるか否かを判定する。ここで、最小方向尺度D minは、正面方向判定処理が繰り返して行われるときに、それまでの正面方向判定処理で第1の方向尺度閾値D thr1未満であると判定された方向尺度Dのうちの最小値が設定される。なお、初回の正面方向判定処理では最小方向尺度D minは設定されていないため、初回のステップS32では方向尺度Dは最小方向尺度D min未満であると判定される。
ステップS32において、正面方向判定処理部23が、方向尺度Dは最小方向尺度D min未満であると判定した場合、処理はステップS33に進み、正面方向判定処理部23は、判定対象の方向尺度Dを最小方向尺度D minに設定して更新する。
ステップS34において、正面方向判定処理部23は、最小方向尺度D minに設定した判定対象の顔画像を、正面方向の登録候補として画像保持部21に保存させる。
ステップS34の処理後、ステップS31で方向尺度Dは第1の方向尺度閾値D thr1未満でないと判定された場合、または、ステップS32で方向尺度Dは最小方向尺度D min未満でないと判定された場合、正面方向判定処理は終了する。
このように、正面方向判定処理部23は、顔画像が撮像されるたびに正面方向判定処理を行って、方向尺度Dがより小さな顔画像となるように正面方向の登録候補を更新することにより、より正面を向いた顔の顔データを登録することができる。なお、正面方向判定処理部23は、処理を簡略化するために、正面方向の登録候補となる顔画像を一度決定した後には、正面方向の登録候補の更新を行わないように処理を行うことができる。
次に、図10は、図8のステップS15における正面方向判定処理の他の例を説明するフローチャートである。
ステップS41において、正面方向判定処理部23は、正面方向の登録候補となる顔画像が既に存在しているか否かを判定し、正面方向の登録候補となる顔画像が存在していないと判定された場合、処理はステップS42に進む。
ステップS42において、正面方向判定処理部23は、図9のステップS32と同様に、方向尺度Dは最小方向尺度D min未満であるか否かを判定し、方向尺度Dは最小方向尺度D min未満であると判定された場合、処理はステップS43に進む。
ステップS43において、正面方向判定処理部23は、最小方向尺度D min未満であると判定された方向尺度Dである判定対象の顔画像を、正面方向の登録候補として画像保持部21に保存させる。
ステップS43の処理後、ステップS41で正面方向の登録候補となる顔画像が既に存在していると判定された場合、または、ステップS42で方向尺度Dは最小方向尺度D min未満でないと判定された場合、正面方向判定処理は終了する。
このように、正面方向判定処理部23は、正面方向の登録候補となる顔画像を一度決定した後には、正面方向の登録候補の更新を行わないことで、処理を簡略化し、システムの負荷を低減させることができる。
次に、図11は、図8のステップS16における周辺方向判定処理を説明するフローチャートである。
ステップS51において、周辺方向判定処理部24は、図8のステップS14で算出された方向尺度Dが、第1の方向尺度閾値D thr1以上であり、かつ、第2の方向尺度閾値D thr2未満であるか否かを判定する。
ステップS51において、周辺方向判定処理部24が、方向尺度Dは第1の方向尺度閾値D thr1以上であり、かつ、第2の方向尺度閾値D thr2未満であると判定した場合、処理はステップS52に進む。ステップS52において、周辺方向判定処理部24は、判定処理の結果を、登録対象者の顔の方向は周辺方向の規定範囲内であるとし、判定対象の顔画像を周辺方向の登録候補とする。
一方、ステップS51において、周辺方向判定処理部24が、方向尺度Dは第1の方向尺度閾値D thr1以上でなく、第2の方向尺度閾値D thr2未満でないと判定した場合、処理はステップS53に進む。即ち、方向尺度Dが第1の方向尺度閾値D thr1未満である場合、または、方向尺度Dが第2の方向尺度閾値D thr2以上である場合には、処理はステップS53に進む。ステップS53において、周辺方向判定処理部24は、判定処理の結果を、登録対象者の顔の方向は周辺方向の規定範囲内でないとする。
ステップS52またはS53の処理後、周辺方向判定処理は終了する。
次に、図12は、図8のステップS18における方向分散判定処理を説明するフローチャートである。
ステップS61において、方向分散判定処理部25は、凸包計算対象Cに含まれる座標点の数をカウントする凸包計算対象カウント値nchをインクリメント(nch=nch+1)する。
ステップS62において、方向分散判定処理部25は、周辺方向判定処理部24により新たな周辺方向の登録候補として決定された顔画像から得られるピッチ値pおよびヨー値yを顔向き検出部22から取得する。そして、方向分散判定処理部25は、現在の凸包計算対象Cに、新たに取得したピッチ値pおよびヨー値yにより表される座標点を追加した凸包計算対象Cnewを保持する。
ステップS63において、方向分散判定処理部25は、現在の凸包計算対象カウント値nchが4以上であるか否かを判定し、現在の凸包計算対象カウント値nchが4以上であると判定した場合(nch≧4)、処理はステップS63に進む。
ステップS63において、方向分散判定処理部25は、凸包計算対象Cnewを用いて凸包計算を行い、ステップS64において、方向分散判定処理部25は、ステップS63で求めた凸包の凸包面積Schを算出する。
ステップS66において、方向分散判定処理部25は、ステップS65で算出した凸包面積Schが凸包最大面積Sth maxより大きいか否かを判定する。ステップS66において、方向分散判定処理部25が、ステップS65で算出した凸包面積Schは凸包最大面積Sth maxより大きいと判定した場合(Sch>Sth max)、処理はステップS67に進む。
ステップS67において、方向分散判定処理部25は凸包を更新し、ステップS63で求めた凸包計算対象Cnewを凸包計算対象Cとし、ステップS64で算出した凸包面積Schを凸包最大面積Sth maxとする。
ステップS68において、方向分散判定処理部25は、ステップS64で算出した凸包面積Schが凸包面積閾値Sch thr以上であるか否かを判定する。ステップS68において、方向分散判定処理部25が、ステップS64で算出した凸包面積Schは凸包面積閾値Sch thr以上であると判定した場合(Sch≧Sch thr)、処理はステップS69に進む。
ステップS69において、方向分散判定処理部25は、判定処理の結果を、登録対象者の顔の向きが互いに十分に分散した顔画像が得られたとする。
一方、ステップS63で現在の凸包計算対象カウント値nchが4以上でないと判定された場合、ステップS66で凸包面積Schが凸包最大面積Sth maxより大きくない(以下である)と判定された場合、また、ステップS68で凸包面積Schが凸包面積閾値Sch thr以上でない(未満である)と判定された場合、処理はステップS70に進む。ステップS70において、方向分散判定処理部25は、判定処理の結果を、登録対象者の顔の向きが互いに十分に分散した顔画像が得られていないとする。
ステップS69またはS70の処理後、方向分散判定処理は終了する。
以上のように、情報処理装置11では、例えば、登録対象者に対して、顔の正面および任意方向を連続的に撮像する旨を示すメッセージを表示するだけで、安定的に顔認証を行うための顔画像を容易に取得することができる。特に、情報処理装置11では、正面方向を向いている顔画像と、周辺方向を向いていて互いに方向が分散している所定枚数の顔画像を取得することができるので、顔認証処理の精度を向上させることができる。
従って、登録対象者が、顔を自由に動かすだけで顔データを登録することができ、情報処理装置11は、従来のように登録対象者に対して顔の向きを指示するものの熟練度などの影響を排除することができる。
ところで、登録対象者が自由に顔を動かしたとしても、理想的な凸包を取得することができないことも想定される。そこで、情報処理装置11では、例えば、図6に示したような凸包計算対象Cの凸包面積Schを表示部14に表示することで、理想的な凸包を取得することができるように顔を動かせることができる。
即ち、図13に示すように、登録対象者の正面に正対するように表示部14を配置させ、方向分散判定処理において登録候補とされた顔画像に対応する座標点がヨーおよびピッチ座標空間上に配置されて形成される四角形(凸包)を表示部14に表示することができる。そして、情報処理装置11では、登録対象者が顔の向きを変えるのに応じて、方向分散判定処理で凸包計算対象Cが更新され、表示部14に表示された座標点により形成される四角形が変形する過程が視覚化して表示される。
このとき、表示部14に、表示部14に表示された座標点により形成される四角形の面積が広がるように顔を動かすことを示唆するメッセージを表示するだけで、目的とする理想的な凸包を取得すること、即ち、方向が分散した顔画像を撮像することができる。
また、周辺方向判定処理部24は、顔認識において認識精度が低下しない程度とされる適切な周辺方向の規定範囲を象限または角度による制限を設けて、規定範囲の象限または角度ごとに周辺方向の登録候補とする画像を保存させてもよい。これにより、登録対象者に対して、より安定して顔の向きの分散を促すことができる。
なお、上述した実施の形態では、ピッチ値pおよびヨー値yを用いて顔の方向を判定する処理について説明を行ったが、ロール値rを含めて顔の方向を判定する処理を行ってもよい。その場合には、3次元的に処理が行われ、2次元的な凸包による多角形ではなく、立体的な多面体を用いて計算が行われる。また、正面方向判定処理および周辺方向判定処理で用いられる方向尺度Dは、ロール値rを含めて、D=p+y+rにより求められる。
また、情報処理装置11では、撮像部12により撮像された画像の他、例えば、予め撮像されている画像を顔データ登録処理部15に供給して、その画像の中から、所望の向きの顔画像を取得することができる。従って、情報処理装置11は、顔認証用に画像を登録することを意識していない連続画像からも、可能な限り方向が分散した顔画像を取得することができる。
さらに、本技術は、顔認証システムに用いられる顔データ登録処理装置に用いることができる他、例えば、スマートフォンなどのようにユーザ認証の必要な個人的な機器に用いることができる。
なお、上述のフローチャートを参照して説明した各処理は、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)も含むものである。また、プログラムは、1のCPUにより処理されるものであっても良いし、複数のCPUによって分散処理されるものであっても良い。
また、上述した一連の処理(情報処理方法)は、ハードウエアにより実行することもできるし、ソフトウエアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラムが記録されたプログラム記録媒体からインストールされる。
図14は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウエアの構成例を示すブロック図である。
コンピュータにおいて、CPU(Central Processing Unit)101,ROM(Read Only Memory)102,RAM(Random Access Memory)103は、バス104により相互に接続されている。
バス104には、さらに、入出力インタフェース105が接続されている。入出力インタフェース105には、キーボード、マウス、マイクロホンなどよりなる入力部106、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部107、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる記憶部108、ネットワークインタフェースなどよりなる通信部109、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア111を駆動するドライブ110が接続されている。
以上のように構成されるコンピュータでは、CPU101が、例えば、記憶部108に記憶されているプログラムを、入出力インタフェース105及びバス104を介して、RAM103にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
コンピュータ(CPU101)が実行するプログラムは、例えば、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)等)、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリなどよりなるパッケージメディアであるリムーバブルメディア111に記録して、あるいは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供される。
そして、プログラムは、リムーバブルメディア111をドライブ110に装着することにより、入出力インタフェース105を介して、記憶部108にインストールすることができる。また、プログラムは、有線または無線の伝送媒体を介して、通信部109で受信し、記憶部108にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM102や記憶部108に、あらかじめインストールしておくことができる。
なお、本技術は以下のような構成も取ることができる。
(1)
登録の対象となる登録対象者の顔が写された画像から、前記顔の向きを検出する顔向き検出部と、
前記顔向き検出部により検出された前記顔の向きが、正面方向以外の所定の周辺方向の規定範囲内であると判定された前記画像を、周辺方向の登録候補とする周辺方向判定処理部と、
前記周辺方向判定処理部により登録候補とされた前記画像のうちの、前記顔の向きが互いに十分に分散していると判定された所定枚数の前記画像を、登録用の周辺方向の画像とする方向分散判定処理部と
を備える情報処理装置。
(2)
前記顔向き検出部により検出された顔の向きが正面方向であると判定された前記画像を、正面方向の登録候補とする正面方向判定処理部
をさらに備える上記(1)に記載の情報処理装置。
(3)
前記正面方向判定処理部は、前記顔向き検出部により検出された顔の向きを示すピッチ値およびヨー値の2乗和が、所定の第1の閾値未満である場合、前記画像の顔の向きが正面方向であると判定する
上記(1)または(2)に記載の情報処理装置。
(4)
前記周辺方向判定処理部は、前記顔向き検出部により検出された顔の向きを示すピッチ値およびヨー値の2乗和が、前記第1の閾値以上であり、かつ、前記第1の閾値より大きな第2の閾値未満である場合、前記画像の顔の向きが前記周辺方向の規定範囲内であると判定する
上記(1)から(3)までのいずれかに記載の情報処理装置。
(5)
前記方向分散判定処理部は、前記周辺方向判定処理部により登録候補とされた前記画像における顔の向きを示すピッチ値およびヨー値により示される座標点を含む凸包を計算し、前記凸包の面積が大きくなるように、前記周辺方向判定処理部により前記画像が登録候補とされるたびに前記凸包を更新する
上記(1)から(4)までのいずれかに記載の情報処理装置。
(6)
前記方向分散判定処理部は、前記凸包の面積が所定の閾値以上となった場合、前記顔の向きが互いに十分に分散していると判定する
上記(1)から(5)までのいずれかに記載の情報処理装置。
(7)
前記方向分散判定処理部が前記凸包の計算対象としている前記座標点により形成される多角形を座標空間上に配置して表示する表示部
をさらに備える上記(1)から(6)までのいずれかに記載の情報処理装置。
(8)
前記方向分散判定処理部により登録用とされた周辺方向の前記画像に写されている前記顔から特徴量を算出して登録する登録処理部
をさらに備える上記(1)から(7)までのいずれかに記載の情報処理装置。
(9)
前記周辺方向判定処理部は、前記規定範囲を象限または角度による制限を設けて、前記規定範囲の象限または角度ごとに周辺方向の登録候補とする前記画像を設定する
上記(1)から(8)までのいずれかに記載の情報処理装置。
なお、本実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
11 情報処理装置, 12 撮像部, 13 記憶部, 14 表示部, 15 顔データ登録処理部, 21 画像保持部, 22 顔向き検出部, 23 正面方向判定処理部, 24 周辺方向判定処理部, 25 方向分散判定処理部, 26 登録処理部, 27 表示処理部

Claims (11)

  1. 登録の対象となる登録対象者の顔が写された画像から、前記顔の向きを検出する顔向き検出部と、
    前記顔向き検出部により検出された前記顔の向きが、正面方向以外の所定の周辺方向の規定範囲内であると判定された前記画像を、周辺方向の登録候補とする周辺方向判定処理部と、
    前記周辺方向判定処理部により登録候補とされた前記画像のうちの、前記顔の向きが互いに十分に分散していると判定された所定枚数の前記画像を、登録用の周辺方向の画像とする方向分散判定処理部と
    を備える情報処理装置。
  2. 前記顔向き検出部により検出された顔の向きが正面方向であると判定された前記画像を、正面方向の登録候補とする正面方向判定処理部
    をさらに備える請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記正面方向判定処理部は、前記顔向き検出部により検出された顔の向きを示すピッチ値およびヨー値の2乗和が、所定の第1の閾値未満である場合、前記画像の顔の向きが正面方向であると判定する
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記周辺方向判定処理部は、前記顔向き検出部により検出された顔の向きを示すピッチ値およびヨー値の2乗和が、前記第1の閾値以上であり、かつ、前記第1の閾値より大きな第2の閾値未満である場合、前記画像の顔の向きが前記周辺方向の規定範囲内であると判定する
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記方向分散判定処理部は、前記周辺方向判定処理部により登録候補とされた前記画像における顔の向きを示すピッチ値およびヨー値により示される座標点を含む凸包を計算し、前記凸包の面積が大きくなるように、前記周辺方向判定処理部により前記画像が登録候補とされるたびに前記凸包を更新する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記方向分散判定処理部は、前記凸包の面積が所定の閾値以上となった場合、前記顔の向きが互いに十分に分散していると判定する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記方向分散判定処理部が前記凸包の計算対象としている前記座標点により形成される多角形を座標空間上に配置して表示する表示部
    をさらに備える請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 前記方向分散判定処理部により登録用とされた周辺方向の前記画像に写されている前記顔から特徴量を算出して登録する登録処理部
    をさらに備える請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 前記周辺方向判定処理部は、前記規定範囲を象限または角度による制限を設けて、前記規定範囲の象限または角度ごとに周辺方向の登録候補とする前記画像を設定する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  10. 登録の対象となる登録対象者の顔が写された画像から、前記顔の向きを検出し、
    検出された前記顔の向きが、正面方向以外の所定の周辺方向の規定範囲内であると判定された前記画像を、周辺方向の登録候補とし、
    登録候補とされた前記画像のうちの、前記顔の向きが互いに十分に分散していると判定された所定枚数の前記画像を、登録用の周辺方向の画像とする
    ステップを含む情報処理方法。
  11. 登録の対象となる登録対象者の顔が写された画像から、前記顔の向きを検出し、
    検出された前記顔の向きが、正面方向以外の所定の周辺方向の規定範囲内であると判定された前記画像を、周辺方向の登録候補とし、
    登録候補とされた前記画像のうちの、前記顔の向きが互いに十分に分散していると判定された所定枚数の前記画像を、登録用の周辺方向の画像とする
    ステップを含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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